JPH10328234A - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

使い捨て紙おむつ

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JPH10328234A
JPH10328234A JP9138282A JP13828297A JPH10328234A JP H10328234 A JPH10328234 A JP H10328234A JP 9138282 A JP9138282 A JP 9138282A JP 13828297 A JP13828297 A JP 13828297A JP H10328234 A JPH10328234 A JP H10328234A
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product
barrier
barrier cuff
liquid
sheet
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Yasushi Otani
靖 大谷
Kazumichi Ogawa
量道 小川
Keiko Nunokawa
圭子 布川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】前後れ防止効果を高める。 【構成】透液性トップシート1と不透液性バックシート
2との間に吸収体3を有し、さらに側部バリヤーカフス
10,20を有する紙おむつにおいて、製品の前後にお
ける少なくとも一方の端部において、腰周りを締め付け
る腰バンド部53を有し、かつ使用面側に端部バリヤー
カフス50を備え、この端部バリヤーカフス50は、製
品の中央側が透液性トップシート1と固定されておら
ず、この非固定部分において製品の幅方向に沿う弾性伸
縮部材52が設けられ、使用時において、その弾性伸縮
部材52の収縮により、非固定部分が透液性トップシー
ト1と離間するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使い捨て紙おむつ、た
とえばいわゆるトレーニングパンツなどのパンツタイプ
あるいは結合テープを用いて装着を図る使い捨て紙おむ
つに関する。
【0002】
【従来の技術】使い捨て紙おむつ、特にトレーニングパ
ンツは、乳児から幼児に移行する過程で、紙おむつ離れ
を促進するために使用されている。
【0003】この種のパンツタイプの紙おむつについて
は、あるいは結合テープを用いた紙おむつについては種
々の提案がなされている。
【0004】いずれの紙おむつにおいても、腰周りから
の体液の漏れを防止することは製品に必要な特性であ
り、軟便の横漏れを防止するために、近年では、側部バ
リヤーカフスを形成すること汎用技術とされている。
【0005】現在市販の多くの製品においては、側部バ
リヤーカフスは各両側部に一つであるが、特開昭63−
21901号公報および実用新案登録第2523726
号公報においては、各両サイド2つの側部バリヤーカフ
スを設けることが提案されている。
【0006】他方、前記の横漏れのほか、特に着用者が
寝ているときに生じる前後漏れに対して、特開平3−1
36653号公報に記載のように、端部バリヤーカフス
を備えたものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前後漏
れに対して、特開平3−136653号公報に記載の端
部バリヤーカフスを設けたとしても、その端部バリヤー
カフスが反り返ったり、あるいは着用者の肌と離間した
りするために、腰バンドのみで前後漏れを完全に防止し
ようとすることには限界があった。
【0008】また、単に各両サイド2つの側部バリヤー
カフスを設けたとしても、1つのバリヤーカフスを形成
する場合より横漏れ防止効果があるものの、必ずしも、
その効果は顕著でないことが判った。
【0009】したがって、本発明の課題は、前後漏れ防
止効果が顕著にあらわれる紙おむつを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項1記載の発明は、透液性トップシートと不透
液性バックシートとの間に吸収体を有し、さらに製品の
両側に側部バリヤーカフスを有する紙おむつにおいて、
製品の前後における少なくとも一方の端部において、腰
周りを締め付ける腰バンド部を有し、かつ使用面側に端
部バリヤーカフスを備え、前記端部バリヤーカフスは、
製品の中央側が前記透液性トップシートと固定されてお
らず、この非固定部分において製品の幅方向に沿う弾性
伸縮部材が設けられ、使用時において、その弾性伸縮部
材の収縮により、前記非固定部分が前記透液性トップシ
ートと離間し、前記バリヤーカフスの端縁側は製品の本
体と一体化され、体液の前後方向漏れが図られている、
ことを特徴とする使い捨て紙おむつである。
【0011】請求項2記載の発明は、透液性トップシー
トと不透液性バックシートとの間に吸収体を有し、さら
に製品の両側に側部バリヤーカフスを有する紙おむつに
おいて、製品の前後における少なくとも一方の端部にお
いて、使用面側に端部バリヤーカフスを備え、前記端部
バリヤーカフスは、バリヤーシートと、製品の端縁側位
置に前記バリヤーシートと一体に設けられた腰用弾性伸
縮部材と、製品の中央側位置に前記バリヤーシートと一
体に設けられた起立用弾性伸縮部材とを備え、前記バリ
ヤーカフスの製品の中央側が前記透液性トップシートと
固定されておらず、この非固定部分において前記起立用
弾性伸縮部材があり、使用時において、その起立用弾性
伸縮部材の収縮により、前記非固定部分が前記透液性ト
ップシートと離間し、前記バリヤーカフスの腰用弾性伸
縮部材がある部分は製品の本体と一体化されて腰周りを
締め付けるようになし、かつ体液の前後方向漏れが図ら
れている、ことを特徴とする使い捨て紙おむつである。
【0012】請求項3記載の発明は、透液性トップシー
トと不透液性バックシートとの間に吸収体を有し、さら
に製品の両側に側部バリヤーカフスを有する紙おむつに
おいて、(1)少なくとも股間部相当域において長手方
向に沿って;先端付近に弾性伸縮部材を有し、その収縮
力により装着時において着用者側に起立する第2バリヤ
ーカフスと、前記第2バリヤーカフスより製品幅方向中
央側に先端付近に弾性伸縮部材を有し、その収縮力によ
り装着時において着用者側に起立する第1バリヤーカフ
スとを有し、(2)製品の前後における少なくとも一方
の端部において、腰周りを締め付ける腰バンド部を有
し、かつ使用面側に端部バリヤーカフスを備え、前記端
部バリヤーカフスは、製品の中央側が前記透液性トップ
シートと固定されておらず、この非固定部分において製
品の幅方向に沿う弾性伸縮部材が設けられ、使用時にお
いて、その弾性伸縮部材の収縮により、前記非固定部分
が前記透液性トップシートと離間し、前記バリヤーカフ
スの端縁側は製品の本体と一体化され、体液の前後方向
漏れが図られており、さらに、前記端部バリヤーカフス
の前記非固定部分の製品幅方向の両端部は、前記第1バ
リヤーカフスの下に位置する ことを特徴とする使い捨
て紙おむつである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施の形
態を参照しながらさらに詳説する。 (第1の実施の形態:請求項1,2および3に関係す
る)図1〜図6は本発明の結合テープを用いて装着を図
る使い捨て紙おむつの第1の実施の形態例を示したもの
で、全体構造としては、図1および図2に示すように、
不織布などからなる透液性トップシート1とポリエチレ
ンシートなどからなる最終製品の外面全体に及んで全体
形状を規定する不透液性バックシート2とにより吸収体
3を包んだ構造をなしている。
【0014】透液性トップシート1の側部は吸収体3が
存在しない部分において不透液性バックシート2にホッ
トメルト接着剤などにより固定されている。
【0015】さらに、透液性トップシート1に、換言す
ればこれを介して不透液性バックシート2に対して、製
品幅方向中央側に第1バリヤーカフス10が、外側に第
2バリヤーカフス20が固定されている。
【0016】これらの本発明の側部バリヤーカフスを構
成する第1および第2バリヤーカフス10,20は、好
ましくは不透液性または撥水性を示す第1および第2バ
リヤーシート11,21を要素とする。第1バリヤーシ
ート11の起立線は、吸収体3の側縁部にあり、第2バ
リヤーシート21の起立線は、吸収体3の側縁より外方
の(すなわち吸収体3が存在しない)易変形領域にあ
り、不透液性バックシート2に対してそれぞれの外方
(以下内外方向は断りのない限り幅方向についていう)
部分がホットメルト接着剤などにより固定されている。
【0017】さらに、第1および第2バリヤーシート1
1,21は、その内側部分が着用者側に起立するよう
に、糸ゴムなどからなる側部バリヤーカフス用弾性伸縮
部材12,22がその伸張下でホットメルト接着剤など
により固定され、着用状態において前記内側部分を自由
部分(起立部分)として起立するようにしてある。第1
および第2バリヤーシート11,21は、製品の前後端
まで達しているが、バリヤーカフス用弾性伸縮部材1
2,22は少なくとも股間部を占めている(製品の前後
端に達していてもよい)。この例から判るように、第1
および第2バリヤーカフス10,20は、横漏れ防止の
ために、少なくとも股間部相当域において長手方向に沿
っていれば足りる。
【0018】一方、図2に詳細が示されているように、
不透液性バックシート2と第2バリヤーシート21との
間に、ガスケットカフス用弾性伸縮部材6が、図示例に
おいては、着用者の肌に対する当たりを柔らかくするた
めに、幅方向に間隔を置いて複数本、具体的には4本そ
れらの一方または両方にホットメルト接着剤などによ
り、伸長下で固定されている。
【0019】第1バリヤーシート11は、その外側部分
が吸収体3の側縁から、ガスケットカフス用弾性伸縮部
材6,6…群の最も製品幅方向中央側位置するガスケッ
トカフス用弾性伸縮部材6A近傍にわたって延在し、透
液性トップシート1および不透液性バックシート2にホ
ットメルト接着剤などにより固定されている。第2バリ
ヤーシート21は、第1バリヤーシート11の外側縁部
を一部覆い、その覆い部分においてホットメルト接着剤
などにより固定されており、その固定の境界線が第2バ
リヤーカフス20の起立線とされ、その起立線の位置
は、製品幅方向中央側位置するガスケットカフス用弾性
伸縮部材6A近傍とされている。好適には、ガスケット
カフス用弾性伸縮部材6Aの左右に10mm以内の位置と
される。
【0020】他方、製品の前後における少なくとも一方
の端部において、腰周りを締め付ける腰バンド部が設け
られ、かつ使用面側に端部バリヤーカフス50を備えて
いる。
【0021】図示例においては、予め結合テープ70を
設けた背側に、端部バリヤーカフス50が設けられてい
る。
【0022】前記端部バリヤーカフス50は、バリヤー
シート51を有し、製品の中央側が前記透液性トップシ
ート1と固定されておらず、この非固定部分において製
品の幅方向に沿う起立用弾性伸縮部材52が設けられ、
使用時において、その起立用弾性伸縮部材52の収縮に
より、前記非固定部分が前記透液性トップシート1と離
間するように構成され、バリヤーカフス50の製品の端
縁側は製品の本体(図示例においては図3に示すよう
に、相互に透液性トップシート1と不透液性バックシー
ト2とホットメルト接着剤により一体化されたフラップ
部分)に一体化され、体液の前後方向漏れが図られてい
る。
【0023】ここで、図示例においては、特に図2およ
び図4に示されているように、バリヤーシート51は2
枚の不透液性または撥水性を示すシートとされ、これら
両シート51,51間に前記の起立用弾性伸縮部材52
とともに、締め付け用の腰用弾性伸縮部材53が伸長状
態で介在され、適宜の位置または全面においてホットメ
ルト接着剤により一体化された腰用シート部材として予
め用意され、これが製造過程において前記の製品の本体
にホットメルト接着剤などにより固定される。
【0024】したがって、腰用弾性伸縮部材53はバリ
ヤーシート51,51とともに腰バンド部を構成してい
る。
【0025】前記腰用シート部材は、図6の斜線で示す
ように固定されている。すなわち、製造過程において端
部バリヤーカフス50を、透液性トップシート1に符号
Z1で示す領域においてホットメルト接着剤などにより
固定し、この固定された端部バリヤーカフス50の上か
ら、第1バリヤーカフス10を符号Z2で示す領域にお
いてホットメルト接着剤により固定され、さらにその上
から第2バリヤーカフス20の内側部分が符号Z3で示
す領域においてホットメルト接着剤により固定されてい
る。
【0026】したがって、前記腰用シート部材は、図6
の符号Z1およびZ2の除く部分(斜線が描かれていな
い部分)は前述の非固定部分とされている。しかし、前
記腰用シート部材(または弾性伸縮部材52,53を有
して一体となったバリヤーシート51:端部バリヤーカ
フス50)は、透液性トップシート1および第1バリヤ
ーカフス10に固定されているので、製品の着用時にお
いて、起立用弾性伸縮部材52の収縮により図5に示す
ように透液性トップシート1と離間した状態で、同図矢
印で示すように、体液が移動したとしても、前記固定部
分で阻止され、バリヤーカフス50が体液のバリヤーと
して機能する。
【0027】これに対して、製品の腹側においては、図
1に示されているように、腹部腰バンド60が取付けら
れている。この腹部腰バンド60は、前後方向の幅が狭
い2枚の不透液性または撥水性を示すシート61,61
間に締め付け用の腰用弾性伸縮部材62,62…が介在
され、ホットメルト接着剤などにより一体化されたもの
であり、全面においてホットメルト接着剤により前記腰
用シート部材と同様の態様で透液性トップシート1およ
び第1バリヤーカフス10に固定されて固定されてい
る。したがって、腹部側においては、バリヤーカフスと
しての機能は有していない。しかし、当然のことなが
ら、この製品の腹側においても、背側と同様のバリヤー
カフスを構成することができる(この態様は図示してな
い)。
【0028】かかる構成の紙おむつは、着用者に装着し
た後、結合テープ70,70を引き出して腹側に回し、
固定するものである。結合テープ70,70を除いた前
記構成の紙おむつをそのままパンツタイプとすることも
でき、この場合には、図1の水平中央線を境にして前後
に折り畳まれ、前後両側部が、相互にヒートシールなど
により固定されることにより製品化される。
【0029】いずれにしても、装着する場合、図2の下
方に示すように、バリヤーカフス用弾性伸縮部材12,
22の収縮力によって、それぞれ第1バリヤーカフス1
0および第2バリヤーカフス20の自由部分が起立す
る。また、ガスケットカフス用弾性伸縮部材6,6…
(6Aも含めて)の収縮力が作用するので、ガスケット
カフス用弾性伸縮部材6Aの左方部分が、吸収体3が存
在せず、易変形領域を構成しているので、着用者の肌に
より密着するように着用者側に持ち上がるようになる。
【0030】その結果、仮に、第1バリヤーカフス10
および第2バリヤーカフス20の自由部分の長さが同一
であったとしても、図2の下方に示すように、ガスケッ
トカフス用弾性伸縮部材6,6…(6Aも含めて)の収
縮力によって第2バリヤーカフス20の自由部分はより
大きく起立するようになり、起立縁の透液性トップシー
ト1からの起立高さh2 は、第1バリヤーカフス10の
起立高さh1 より高くなる。
【0031】<側部構造の作用効果>かかる側部構造を
示す態様においては、次記のとおりの利点をもたらす。 (1)第1バリヤーカフス10のほか、第2バリヤーカ
フス20があるために、第1バリヤーカフス10によっ
て阻止できなった体液(軟便も含む)を、第2バリヤー
カフス20で阻止できる。
【0032】(2)ガスケットカフス用弾性伸縮部材
6,6…(6Aも含めて)の収縮力によって第2バリヤ
ーカフス20の自由部分はより大きく起立するので、た
とえば図2のh2 >h1 にあるときには、第1バリヤー
カフス10によって阻止できなった体液(軟便も含む)
を第2バリヤーカフス20で阻止する機能がより顕著に
あらわれる。
【0033】(3)第2バリヤーカフス20の自由部分
はより鉛直(図2基準)方向に起立するので、第1バリ
ヤーカフス10の自由部分と第2バリヤーカフス20の
自由部分との間隔または空間が(展開状態より)大きく
なり、第1バリヤーカフス10によって阻止できなくこ
れを越えた体液をその間において保持できるようにな
り、第2バリヤーカフス20で阻止する機能が顕著にあ
らわれる。
【0034】(4)前記(2)および(3)の結果、第
2バリヤーカフス20のバリヤーカフス用弾性伸縮部材
22の収縮力を弱めても差し支えなくなるので、着用者
に対する過度の圧迫から解放できる。
【0035】(5)ガスケットカフス用弾性伸縮部材
6,6…(6Aも含めて)は、第2バリヤーカフス20
の起立効果を高めるほか、それ自体で、製品の脚周り部
分を着用者にフィットさせ、また、仮に第2バリヤーカ
フス20を体液が越えたとしても、そこで阻止できると
ともに、第2バリヤーカフス20が液分で湿潤したと
き、それ以上の外方への湿潤を阻止し、防湿性を高め
る。
【0036】さらに、ガスケットカフス用弾性伸縮部材
6,6…の収縮力作用領域が着用者の脚周り部分にフィ
ットするので、第1バリヤーカフス10の自由部分と第
2バリヤーカフス20の自由部分が、それ以上に外側に
折り返されてはみ出ることがなく、かつ、常に内側に向
いて起立し、本来のバリヤーカフスの機能を良好に発揮
する。
【0037】(6)ガスケットカフス用弾性伸縮部材
6,6…を付加することで、上記の機能が十全に発揮さ
れるため、第1バリヤーカフス10の自由部分より第2
バリヤーカフス20の自由部分の幅方向は小さくでき、
かつ、コストの上昇は殆どなく、しかも、全体の機能と
のバランスからして、コスト的には極めて優れたものと
なる。具体的には、第1バリヤーカフス10の自由部分
が30〜50mmとしたとき、第1バリヤーカフス10の
起立線と第2バリヤーカフス20の起立線との間の易変
形領域が第2バリヤーカフス20の自由部分と連動する
ので、第2バリヤーカフス20の自由部分は第1バリヤ
ーカフス10の自由部分より20〜40mm小さくでき
る。
【0038】(7)第1バリヤーカフス10の起立線と
第2バリヤーカフス20の起立線との間を離すことで、
ガスケットカフス用弾性伸縮部材6,6…の収縮力によ
って、第1バリヤーカフス10と第2バリヤーカフス2
0との間にポケット(各バリヤーカフスの自由部分間の
空間)ができ、第1バリヤーカフス10で阻止できなか
った体液(軟便も含む)を第2バリヤーカフス20で阻
止する機能が顕著にあらわれる。具体的には、第1バリ
ヤーカフス10の起立線と第2バリヤーカフス20の起
立線とは10〜40mm離間させることが望ましい。
【0039】<端部バリヤーカフスの作用効果>本発明
においては、前記の実施の態様により次記の作用効果を
奏する。 (ア:請求項1〜3に関係する)製品の前後における少
なくとも一方の端部において、腰周りを締め付ける腰バ
ンド部が設けられ、かつ、好適には少なくとも背側の使
用面側に端部バリヤーカフス50が設けられている。し
かも、この端部バリヤーカフス50には、その非固定部
分において製品の幅方向に沿う起立用弾性伸縮部材52
が設けられいるので、製品の使用時において、起立用弾
性伸縮部材52の収縮力によりその非固定部分が収縮
し、透液性トップシート1と確実に離間する。すなわ
ち、起立用弾性伸縮部材52の収縮力によりその非固定
部分が反り返ったり(従来例)することなく、着用者の
肌に確実に接触し、体液のバリヤー機能が十分に発揮さ
れる。
【0040】(イ:請求項2に関係する)端部バリヤー
カフス50を形成する場合において、腰バンドと別に単
独で形成することも考えられるが、これらが別である
と、一般的には、製造過程においてそれらの位置決めが
煩雑となり、かつ製品の見栄えも悪い。しかるに、バリ
ヤーシート51に対して起立用弾性伸縮部材52ととも
に、締め付け用の腰用弾性伸縮部材53が伸長状態で介
在し、適宜の位置または全面においてホットメルト接着
剤により一体化された腰用シート部材として予め用意さ
れ、これが製造過程において前記の製品の本体にホット
メルト接着剤などにより固定するようにすると、端部バ
リヤーカフス50の位置決めが容易となり、製品の見栄
えに優れたものとなる。
【0041】(第2の実施の形態:請求項1および2に
関係する)図7は、第2の実施の形態例を示したもの
で、前記腰用シート部材は、図7の斜線で示すように固
定されている。すなわち、製造過程において第1バリヤ
ーカフス10の内側部分の前後方向両端部は符号Z4で
示す領域において透液性トップシート1にホットメルト
接着剤などにより固定され、この固定された第1バリヤ
ーカフス10の上から端部バリヤーカフス50が符号Z
5で示す領域においてホットメルト接着剤により固定さ
れ、その後、その上から第2バリヤーカフス20の内側
部分が符号Z6で示す領域においてホットメルト接着剤
により固定されて、前記腰用シート部材と一体化され
る。
【0042】したがって、前記腰用シート部材は、図6
の符号Z4およびZ5の除く部分(斜線が描かれていな
い部分)は前述の非固定部分とされている。しかし、前
記腰用シート部材(または弾性伸縮部材52,53を有
して一体となったバリヤーシート51:バリヤーカフス
50)は、透液性トップシート1および第1バリヤーカ
フス10に固定されているので、製品の着用時におい
て、起立用弾性伸縮部材52の収縮により図5に示すよ
うに透液性トップシート1と離間した状態で、同図矢印
で示すように、体液が移動したとしても、前記固定部分
で阻止され、バリヤーカフス50が体液のバリヤーとし
て機能する。
【0043】さらに、端部バリヤーカフス50は第2バ
リヤーカフス20の下にある。このために見栄えに優れ
るとともに、図7に示されているように、端部バリヤー
カフス50と第2バリヤーカフス20との重なり部分が
第1バリヤーカフス10に対してフリー(非固定)であ
ると、起立用弾性伸縮部材52の収縮力の作用する長さ
区間が長くなり、前後漏れ防止効果に優れる。また、第
1バリヤーカフス10を越えて第2バリヤーカフス20
との間に横漏れした体液が前後端部に移動した場合であ
っても、前記の重なり部分においてそれを阻止でき、前
後漏れを防止できる。
【0044】この例においても、バリヤーシート51は
2枚の不透液性または撥水性を示すシートとされ、これ
ら両シート51,51間に前記の起立用弾性伸縮部材5
2とともに、締め付け用の腰用弾性伸縮部材53が伸長
状態で介在され、適宜の位置または全面においてホット
メルト接着剤により一体化された腰用シート部材として
予め用意され、これが製造過程において前記の製品の本
体にホットメルト接着剤などにより固定される。したが
って、腰用弾性伸縮部材53はバリヤーシート51,5
1とともに腰バンド部を構成している。
【0045】(第3の実施の形態:請求項1,2および
3に関係する)図8および図9は第3の実施の形態例を
示したものである。この例においては、主にパンツタイ
プの紙おむつとして好適に使用されるものであり、前述
の実施の形態と主に異なるところは、本体バックシート
を設けた点である。
【0046】すなわち、不織布などからなる透液性トッ
プシート1とポリエチレンシートなどからなる不透液性
バックシート2とにより吸収体3を包んだ構造の吸収体
要素4が、本体バックシート30に設けられている。
【0047】本体バックシート30は、最終製品の外面
全体に及んで全体形状を規定する連続シートであり、た
とえば、前後方向および幅方向の少なくとも一方向にお
いて弾性伸縮性を示す材料からなり、その弾性伸縮度は
150%以上である。実施例での本体バックシート30
は砂時計形状に成形されている。この本体バックシート
は、ムレ防止などの点から、通気性および防水性(撥水
性)の少なくとも一方、より好ましくは両者の特性を有
するのが望まれる。その素材は適宜選択できるが、その
例としては、ポリプロピレン主体の熱融着繊維とレーヨ
ン繊維を混綿したレーヨンスパンレース不織布と、ウレ
タンやイソプレンゴム系の材料を主体とするメルトブロ
ー不織布を熱融着、超音波接合、ホットメルト接着剤に
よる接合などにより一体化し、前者の不織布を着用者の
肌側に使用するものを挙げることができる。
【0048】前記本体バックシート30に対して、第1
および第2の実施の形態と同様に、製品幅方向中央側に
第1バリヤーカフス10が、外側に第2バリヤーカフス
20が固定されている。
【0049】これらの第1および第2バリヤーカフス1
0,20は好ましくは不透液性または撥水性を示す第1
および第2バリヤーシート11,21を有する。第1バ
リヤーシート11の起立線は吸収体3の側縁部にあり、
第2バリヤーシート21の起立線は、吸収体3の側縁よ
り外方の易変形領域にあり、本体バックシート30に対
してそれぞれの外方部分がホットメルト接着剤などによ
り固定されている。
【0050】製品の前後において、前後バリヤーカフス
50,50が設けられている。
【0051】図9に詳細が示されているように、本体バ
ックシート30と第2バリヤーシート21との間に、ガ
スケットカフス用弾性伸縮部材6が、図示例において
は、着用者の肌に対する当たりを柔らかくするために、
幅方向に間隔を置いて複数本、具体的には4本それらの
一方または両方にホットメルト接着剤などにより、伸長
下で固定されている。
【0052】第1バリヤーシート11は、その外側部分
が吸収体3の側縁から、ガスケットカフス用弾性伸縮部
材6,6…群の最も製品幅方向中央側位置するガスケッ
トカフス用弾性伸縮部材6A近傍にわたって延在し、透
液性トップシート1および本体バックシート30にホッ
トメルト接着剤などにより固定されている。第2バリヤ
ーシート21は、第1バリヤーシート11の外側縁部を
一部覆い、その覆い部分においてホットメルト接着剤な
どにより固定されており、その固定の境界線が第2バリ
ヤーカフス20の起立線とされ、その起立線の位置は、
製品幅方向中央側位置するガスケットカフス用弾性伸縮
部材6A近傍とされている。
【0053】かかる構成の紙おむつは、パンツタイプの
場合において、図8の水平中央線を境にして前後に折り
畳まれ、本体バックシート30の前後両側部が、相互に
ヒートシールなどにより固定されることにより製品化さ
れる。
【0054】(変形例:これらの各例は各請求項記載の
実施の態様の範囲内である)図10は、第1バリヤーカ
フス10と第2バリヤーカフス20とを構成するバリヤ
ーシート40を幅方向に連続する一枚のシートで形成し
た例である。第2バリヤーカフス20においては、バリ
ヤーシート40が2重である。
【0055】図11は、第1バリヤーカフス10の第1
バリヤーシート11を延在し、その上に第2バリヤーカ
フス20の第2バリヤーシート11を固定したものであ
る。
【0056】図12は、第1バリヤーカフス10と第2
バリヤーカフス20とを構成するバリヤーシート41を
幅方向に連続する一枚のシートで形成した例である。た
だし、透液性トップシート1が製品の外方延在し、これ
にバリヤーシート41が固定されている。
【0057】一方、図2に戻ると、この例においては、
第2バリヤーカフス20の起立線がガスケットカフス用
弾性伸縮部材6Aに対応する位置にあるが、ガスケット
カフス用弾性伸縮部材6,6,6,6Aの収縮力作用領
域の幅方向中間より製品幅方向中央側にある限り、基本
的に前述の機能を発揮して第2バリヤーカフス20が起
立する。
【0058】他方、前記の各例においては、側部バリヤ
ーカフスとして、第1バリヤーカフス10と第2バリヤ
ーカフス20との2つを設けたものであるが、請求項3
記載の発明を除いて、請求項1および請求項2記載の発
明においては、一つの側部バリヤーカフスであってもよ
い。
【0059】前記各弾性伸縮部材の本数は適宜の本数と
することができるとともに、その部材としては糸ゴムの
ほか、帯状の伸縮性バンドなどでもよい。
【0060】端部バリヤーカフス50のバリヤーシート
51としては、好ましくは伸縮性を有する材質からなる
ものであるが、伸縮性を有しなくともよい。
【0061】(第4の実施の形態)図13は第4の実施
の形態を示したもので、端部バリヤーカフス50におけ
る締め付け用の腰用弾性伸縮部材53を無くし、その代
わりに別のたとえばウレタン発泡体などからなる腰バン
ド80を別体で設けたものである。腰バンド80はたと
えば透液性トップシート1と不透液性バックシート2と
の間に伸長下で設けることができる。この実施の形態は
請求項1に記載の発明の範囲内である。
【0062】(第5の実施の形態)図14は請求項1、
請求項2および請求項3に記載の包含される実施の形態
であり、側部バリヤーカフス100を一つのものとした
例である。すなわち、側部バリヤーカフス100は、好
ましくは不透液性または撥水性を示すバリヤーシート1
01を有し、これが不透液性バックシート2にホットメ
ルト接着剤などにより固定されており、その内側部分が
着用者側に起立するように、糸ゴムなどからなる側部バ
リヤーカフス用弾性伸縮部材102がその伸張下でホッ
トメルト接着剤などにより固定されたものである。
【0063】(第6の実施の形態)図15は請求項1に
記載の発明に包含される実施の形態であり、一つの側部
バリヤーカフス100を有する形態の下で、端部バリヤ
ーカフス50は締め付け用の腰用弾性伸縮部材53を有
しておらず、その代わりに別のたとえばウレタン発泡体
などからなる腰バンド80が別体で設けられたものであ
る。図15の斜線部分は、透液性トップシート1および
不透液性バックシート2に対してのホットメルト接着剤
による固定領域例を示している。
【0064】(その他)上記の各実施の形態の組み合わ
せ変形例が多々あることは明らかであろう。また、請求
項1および請求項2に記載の発明の下では、端部バリヤ
ーカフス50は第2バリヤーカフス20の上、端部バリ
ヤーカフス100の上に位置させることも可能である。
各弾性伸縮部材の伸縮力は適宜選択でき、かつ相違して
いてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、前後漏
れ防止効果に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に従う紙おむつの展
開状態の平面図である。
【図2】その部分横断面図である。
【図3】その3−3線矢視図である。
【図4】4−4線矢視図である。
【図5】使用状態における4−4線矢視図である。
【図6】図1の部分拡大図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に従う紙おむつの展
開状態の平面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に従う紙おむつの展
開状態の平面図である。
【図9】その部分横断面図である。
【図10】変形例の側部バリヤーカフス構造例の横断面
図である。
【図11】他の変形例の側部バリヤーカフス構造例の横
断面図である。
【図12】別の変形例の側部バリヤーカフス構造例の横
断面図である。
【図13】第4の実施の形態を示す展開状態平面図であ
る。
【図14】第5の実施の形態を示す展開状態平面図であ
る。
【図15】第6の実施の形態を示す展開状態平面図であ
る。
【符号の説明】
1…透液性トップシート、2…不透液性バックシート、
3…吸収体、4…吸収体要素、6,6A…ガスケットカ
フス用弾性伸縮部材、10…第1バリヤーカフス、11
…第1バリヤーシート、12…第1バリヤーカフス用弾
性伸縮部材、20…第2バリヤーカフス、21…第2バ
リヤーシート、22…第2バリヤーカフス用弾性伸縮部
材、30…本体バックシート、50…端部バリヤーカフ
ス、51…バリヤーシー、52…起立用弾性伸縮部材、
53…締め付け用の腰用弾性伸縮部材、60…腰バン
ド、80…腰バンド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透液性トップシートと不透液性バックシー
    トとの間に吸収体を有し、さらに製品の両側に側部バリ
    ヤーカフスを有する紙おむつにおいて、 製品の前後における少なくとも一方の端部において、腰
    周りを締め付ける腰バンド部を有し、かつ使用面側に端
    部バリヤーカフスを備え、 前記端部バリヤーカフスは、製品の中央側が前記透液性
    トップシートと固定されておらず、この非固定部分にお
    いて製品の幅方向に沿う弾性伸縮部材が設けられ、使用
    時において、その弾性伸縮部材の収縮により、前記非固
    定部分が前記透液性トップシートと離間し、 前記バリヤーカフスの端縁側は製品の本体と一体化さ
    れ、体液の前後方向漏れが図られている、 ことを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  2. 【請求項2】透液性トップシートと不透液性バックシー
    トとの間に吸収体を有し、さらに製品の両側に側部バリ
    ヤーカフスを有する紙おむつにおいて、 製品の前後における少なくとも一方の端部において、使
    用面側に端部バリヤーカフスを備え、 前記端部バリヤーカフスは、バリヤーシートと、製品の
    端縁側位置に前記バリヤーシートと一体に設けられた腰
    用弾性伸縮部材と、製品の中央側位置に前記バリヤーシ
    ートと一体に設けられた起立用弾性伸縮部材とを備え、 前記バリヤーカフスの製品の中央側が前記透液性トップ
    シートと固定されておらず、この非固定部分において前
    記起立用弾性伸縮部材があり、使用時において、その起
    立用弾性伸縮部材の収縮により、前記非固定部分が前記
    透液性トップシートと離間し、 前記バリヤーカフスの腰用弾性伸縮部材がある部分は製
    品の本体と一体化されて腰周りを締め付けるようにな
    し、かつ体液の前後方向漏れが図られている、 ことを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  3. 【請求項3】透液性トップシートと不透液性バックシー
    トとの間に吸収体を有し、さらに製品の両側に側部バリ
    ヤーカフスを有する紙おむつにおいて、 (1)少なくとも股間部相当域において長手方向に沿っ
    て;先端付近に弾性伸縮部材を有し、その収縮力により
    装着時において着用者側に起立する第2バリヤーカフス
    と、前記第2バリヤーカフスより製品幅方向中央側に先
    端付近に弾性伸縮部材を有し、その収縮力により装着時
    において着用者側に起立する第1バリヤーカフスとを有
    し、 (2)製品の前後における少なくとも一方の端部におい
    て、腰周りを締め付ける腰バンド部を有し、かつ使用面
    側に端部バリヤーカフスを備え、 前記端部バリヤーカフスは、製品の中央側が前記透液性
    トップシートと固定されておらず、この非固定部分にお
    いて製品の幅方向に沿う弾性伸縮部材が設けられ、使用
    時において、その弾性伸縮部材の収縮により、前記非固
    定部分が前記透液性トップシートと離間し、 前記バリヤーカフスの端縁側は製品の本体と一体化さ
    れ、体液の前後方向漏れが図られており、 さらに、前記端部バリヤーカフスの前記非固定部分の製
    品幅方向の両端部は、前記第1バリヤーカフスの下に位
    置することを特徴とする使い捨て紙おむつ。
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