JP2007089819A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体に移行した体液がこの吸収体の周縁部から漏れること、及び、吸収体がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止でき、且つ、使用者膣口部の形状変化に対する追従能が高い吸収性物品を提供する。
【解決手段】生理用ナプキン1は、液透過性のトップシート10と液不透過性のバックシート20との間に吸収体30を備える。この吸収体30の周縁部は、トップシート10の上面から圧着されてなる圧着部40を介して、トップシート10と一体化されており、この圧着部40は、使用時に使用者の膣口に対向する膣口対向部位の周囲を除いて設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、経血やおりもの等の体液を吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来から、液透過性トップシートと液不透過性バックシートとの間に吸収体を備える吸収性物品(例えば、経血やおりもの等を吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド)として、以下のような構成が知られている。
第1番目の吸収性物品は、吸収体の周縁部が、トップシートの上面から圧着されてなる圧着部を介して、前記トップシートと一体化されている。この圧着部に囲まれる形で、縦方向に長く延びる隆起部が形成されている。また、この吸収性物品は、前記隆起部における後方部分において、トップシートと吸収体との間にクッション層を備えている(特許文献1参照)。
この吸収性物品によれば、吸収体の周縁部を、圧着部を介してトップシートと一体化したので、吸収体に移行した体液がこの吸収体の周縁部から漏れること、及び、吸収体がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止できる。
また、隆起部後方にクッション層を設けたので、このクッション層が設けられた部位がより大きく隆起する。このため、このクッション層の部位が使用者の臀裂部に密着するので、吸収性物品後縁部からの体液漏れを緩和できる。
第2番目の吸収性物品は、この幅方向両端に、使用時に使用者の肌側に起立するギャザーカフスを備える。このギャザーカフスは、使用時に使用者の膣口に対向する膣口対向部位を跨ぐように設けられている。また、吸収体の周縁部は、前記トップシートの上面から圧着されてなる圧着部を介して、前記トップシートと一体化されている。この圧着部は、膣口対向部位の周囲において、この膣口対向部位の前後領域におけるよりも、吸収性物品の幅方向外側に膨出して形成されている(特許文献2参照)。
この吸収性物品によれば、吸収体の周縁部を、圧着部を介してトップシートと一体化したので、吸収体に移行した体液がこの吸収体の周縁部から漏れること、及び、吸収体がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止できる。
また、使用者の肌側に起立するギャザーカフスを、膣口対向部位を跨ぐように設けた。ここで、膣口対向部位の周囲において吸収性物品の幅方向外側に膨出するように圧着部を形成したので、ギャザーカフスに引っ張られる形で、膣口対向部位の近傍が使用者の膣口側に膨らむ。このため、膣口対向部位が膣口に密着するから、吸収性物品からの体液漏れを緩和できる。
第3番目の吸収性物品は、トップシートと吸収体との間に、トップシート側に頂点が配された略三角形状の横断面を有するサブ吸収体が設けられている(特許文献3参照)。
この吸収性物品によれば、トップシートと吸収体との間にサブ吸収体を設けたので、サブ吸収体の形状に応じて、トップシートが使用者の肌側に起立する。このため、膣口対向部位が膣口に密着するから、吸収性物品からの体液漏れを緩和できる。
特開2003−24372号公報 特開2001−95842号公報 特表平11−500940号公報
しかしながら、前述した特許文献1記載の吸収性物品によれば、吸収体に加えてクッション層を設けたので、圧着部において嵩を減少された吸収体及びクッション層の反発力により、トップシートが張力の大きい状態で固定される。ここで、膣口対向部位の周囲においても圧着部を設けたから、トップシートは膣口対向部位においても張りのある状態で固定される。このため、この吸収性物品は、使用者の動きにより膣口の陰唇等の形状が変化すると、膣口との間に細かな隙間を生じやすかった。
また、前述した特許文献2記載の吸収性物品によれば、膣口対向部位の周囲においても圧着部を設けたから、トップシートは膣口対向部位においても張力の大きい状態で固定される。このため、この吸収性物品は、使用者の動きにより膣口の陰唇等の形状が変化すると、膣口との間に細かな隙間を生じやすかった。
また、前述した特許文献3記載の吸収性物品によれば、サブ吸収体によって誘導された、使用者の肌側に頂点が配された略三角形状である横断面形状は、個人差の大きい陰唇の形状に対応しきれない。このため、この吸収性物品は、使用者の動きにより膣口の陰唇等の形状が変化すると、膣口との間に細かな隙間を生じやすかった。
このように、従来の吸収性物品においては、使用者の動きにより膣口の陰唇等の形状が変化すると、膣口との間に細かな隙間を生じやすいため、使用中における体液漏れが起こりやすいという問題があった。
このため、吸収体に移行した体液がこの吸収体の周縁部から漏れること、及び、吸収体がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止できる吸収性物品において、使用者膣口部の形状変化に対する追従能の更なる向上が求められていた。
そこで、本発明は、吸収体に移行した体液がこの吸収体の周縁部から漏れること、及び、吸収体がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止でき、且つ、使用者膣口部の形状変化に対する追従能が高い吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明は、具体的には、以下のようなものを提供する。
(1) 液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収体を備える吸収性物品であって、前記吸収体の周縁部は、前記トップシートの上面から圧着されてなる圧着部を介して、前記トップシートと一体化されており、前記圧着部は、使用時に使用者の膣口に対向する膣口対向部位の周囲を除いて設けられている吸収性物品。
(1)の発明によれば、吸収体の周縁部を、圧着部を介してトップシートと一体化したので、吸収体に移行した体液がこの吸収体の周縁部から漏れること、及び、吸収体がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止できる。
ここで、この圧着部を膣口対向部位の周囲には設けなかったので、膣口対向部位近傍におけるトップシートが張力の小さい状態に保たれる。このため、膣口対向部位近傍におけるトップシートの自由度は高いので、使用者膣口部の形状変化に対して追従できる。
また、膣口対向部位近傍における吸収体は圧縮されずに柔軟性の高い状態に保たれるから、使用者膣口部の嵩方向における形状変化に対して追従できる。
(2) 前記吸収体は、前記周縁部のうちの前記圧着部が除かれている部位に、前記トップシートを伴わずに圧縮して形成されるエンボス部が設けられている(1)記載の吸収性物品。
(2)の発明によれば、吸収体周縁部のうちの圧着部が除かれている部位に、エンボス部を形成したので、使用者から吸収性物品幅方向中心側に力が付加された場合、吸収体がこのエンボス部において屈曲することにより、シワや不規則な座屈等の発生は抑制される。このため、シワや不規則な座屈等に起因する吸収体と膣口との隙間の発生を妨げることができ、換言すれば、使用者の膣口との密着性を維持できる。
なお、このエンボス部はトップシートを伴わずに形成したので、膣口対向部位近傍におけるトップシートは張力の小さい状態に保たれる。このため、膣口対向部位近傍におけるトップシートの自由度は高いので、使用者膣口部の形状変化に対して追従できる。
このように、(2)の発明によれば、(1)の発明により得られる効果に加えて、使用者から吸収性物品幅方向中心側に力が付加された場合においても、使用者の膣口との密着性を維持できる。
(3) 前記吸収性物品の長手方向において、前記膣口対向部位を跨ぐように、弾性伸縮部材が設けられている(1)記載の吸収性物品。
吸収体の周縁部には圧縮部を設けたので長手方向の曲げ剛性が高いが、膣口対向部位の周辺には圧縮部を設けなかったので長手方向の曲げ剛性が低い。
ここで、(3)の発明によれば、吸収性物品の長手方向において、膣口対向部位を跨ぐように弾性伸縮部材を設けたので、弾性伸縮部材の収縮に伴って、膣口対向部位中心側に長手方向の力が付加される。このため、長手方向の曲げ剛性の差異によって、圧縮部を設けていない膣口対向部位近傍におけるトップシートが使用者の膣口側に隆起する。弾性伸縮部材が伸縮することで、この隆起が膣口の陰唇等の形状の変化に応じて調節されるので、使用者膣口部の形状変化に対してより追従できる。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
吸収体の周縁部を、圧着部を介してトップシートと一体化したので、吸収体に移行した体液がこの吸収体の周縁部から漏れること、及び、吸収体がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止できる。
ここで、この圧着部を膣口対向部位の周囲には設けなかったので、膣口対向部位近傍におけるトップシートが張力の小さい状態に保たれる。このため、膣口対向部位近傍におけるトップシートの自由度は高いので、使用者膣口部の形状変化に対して追従できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、第1実施形態以外の各実施形態の説明において、第1実施形態と共通するものについては、同一符号を付し、その説明を省略若しくは簡略化する。
<第1実施形態>
[吸収性物品の全体構成]
図1は本発明の第1実施形態の生理用ナプキン1を示すものであり、外力が作用していない自由状態を示す斜視図である。図2は、この生理用ナプキン1を平坦な状態に展開した状態を肌側表面から見た平面図である。図3は、図2のIII−III線の斜視断面図である。図4は、図2のX1線の斜視断面図である。図5は、生理用ナプキン1が身体に装着された状態を示す説明図である。図19は、従来技術に係る生理用ナプキンが身体に装着された状態を示す参考図である。
以下においては、生理用ナプキン1を構成する各要素の2つの表面のうち、身体に向く表面を「肌側表面」と呼び、反対側の表面を「着衣側表面」と呼ぶ。また、生理用ナプキンの長手方向を「縦方向」と呼び、前記縦方向と直交する方向を「横方向」と呼ぶ。各要素の寸法は、特に明記しない限り、縦方向に測定した寸法を「長さ寸法」とし、前記横方向に測定した寸法を「幅寸法」と呼ぶ。
生理用ナプキン1(吸収性物品の一例)は、液透過性のトップシート10と液不透過性のバックシート20との間に吸収体30を備える。これら各部材は、ゴム系ホットメルト型接着剤やヒートシールにより、互いに接着されている。例えば、ゴム系ホットメルト型接着剤を用いる場合、トップシート10と吸収体30との接着は塗布量25g/mとし、バックシート20と吸収体30との接着は塗布量7g/mとすることができる。
この吸収体30の周縁部は、トップシート10の上面から圧着されてなる圧着部40を介して、トップシート10と一体化されている。ただし、この圧着部40は、使用時に使用者の膣口に対向する膣口対向部位(後述する)の周囲(図中では便宜上、斜線領域で表示している)を除いて設けられている。
生理用ナプキン1の両側部には、前方において、吸収体30の両側端部30cよりも左右両側に突出した前方フラップ部4と、前方フラップ部4よりも後方において左右両側に突出した折り返しフラップ部5と、折り返しフラップ部5よりもさらに後方において、左右両側に突出した後方フラップ部6と、が設けられている。バックシート20及びサイドシート60は、前方フラップ部4、折り返しフラップ部5、後方フラップ部6において重ねられ、ゴム系ホットメルト型接着剤及びヒートシールにより、互いに接着されている。
生理用ナプキン1は、曲線形状の前縁部2と、同様に曲線形状の後縁部3とを有する縦長形状である。例えば、長手方向略中心線Oyでの長さ寸法が280〜450mm(例えば、350mm)であり、幅方向の寸法が折り返しフラップ部5が設けられている領域において100〜220mm(例えば、170mm)、その他の領域において75〜140mm(例えば、100mm)である。
吸収体30も縦長形状であり、前縁部2よりもやや後方に位置する曲線形状の前端部30a、及び、後縁部3よりもやや前方に位置する曲線形状の後端部30bを有している。吸収体30の左右両側端部30cは、長手方向略中心線Oyと平行な略直線形状である。
吸収体30は、例えば、長さ方向の寸法が240〜420mm(例えば、315mm)で、幅方向の寸法が60〜110mm(例えば、75mm)であり、生理用ナプキン1の略中央部に設けられている。
生理用ナプキン1の横方向の両側部に位置するサイドシート60の対向縁部60aは、吸収体30の両側端部30cよりも内側(長手方向略中心線Oy側)に位置している。吸収体30の両側部分は、その肌側表面がトップシート10で覆われ、さらにその表面がサイドシート60で覆われている。サイドシート60の対向縁部60a同士で挟まれた領域には、液透過性のトップシート10が現れており、この領域で且つ吸収体30が設けられている部分が主な体液吸収領域となっている。
膣対向基準線X1は、生理用ナプキン1の前縁部2から後方へ100〜200mmの範囲で、好ましくは前縁部2から後方へ100〜140mmの範囲に位置しており、例えば前縁部2から後方へ約120mm離れて位置している。
膣口対向部位とは、膣対向基準線X1と長手方向略中心線Oyとの交点を略中心としたその近傍であって、使用者の膣口中心部に対向する部位を意味する。
そして、膣口対向部位の周囲とは、膣口対向部位を横方向に跨ぐ領域を少なくとも含む部位を意味する。特に限定されないが、例えば、膣口対向部位から前方30mmの地点から、後方に50mmの範囲とすることができる。
膣口対向部位は、この生理用ナプキン1を下着に固着させて、使用者の股間部に装着するときに、ほぼ膣口の中心に一致させる目安にもなる。この目安は、生理用ナプキンを肌側表面から見たときの全体形状や、肌側表面に形成されている圧着部40の形状等の全体デザインによって、適宜決定できる。左右両側に突出する折り返しフラップ部5の縦方向寸法の中心を通る膣対向基準線X1は、膣口の中心部に対向させる目安とすることができる。
生理用ナプキン1は、バックシート20の着衣側表面に、生理用ナプキン1を下着に固着させるためのセンター感圧接着剤層80が設けられている(塗布量は、例えば50g/m)。そして、このセンター感圧接着剤層80は、縦方向中心線Oyの左右両側において長手方向略中心線Oyと略平行に形成されている。例えば、長さ方向の寸法が290mm、幅方向の寸法が15mmのセンター感圧接着剤層の2本が、生理用ナプキン1の略中央部において、長手方向略中心線Oyを対称軸として、幅方向に15mmの間隔をもって設けられている。
また、折り返しフラップ部5が形成されている領域には、バックシート20の着衣側表面にフラップ用感圧接着剤層82が設けられている。例えば、長さ方向の寸法が30mm、幅方向の寸法が15mmのフラップ用感圧接着剤層が、各々のフラップの略中央部に設けられている。
更に、図示はしないが、後方の領域には、バックシート20の着衣側表面に後方領域用感圧接着剤層が設けられている。例えば、長さ方向の寸法が15mm以上20mm以下、幅方向の寸法が10mmの後方領域用感圧接着剤層が、生理用ナプキン1の前縁部2から後方へ約230mm以上300mm以下離れた位置に、長手方向略中心線Oyに沿って設けられている。
[物性]
生理用ナプキン1は、使用者の膣口部形状変化への追従性を向上させる点で、柔軟性に優れることが好ましい。生理用ナプキン1は、下記の方法による圧縮特性試験において、40g/cm荷重時の圧縮位相差が3mm以上である(好ましくは5mm以上)。また、KES圧縮特性試験機によるWC(圧縮エネルギー)値は6.0以上であり(好ましくは、8.0以上)、LC(圧縮固さ)値は0.65以下である(好ましくは0.5以下)。
〔圧縮特性試験〕
生理用ナプキン1の圧縮位相差、WC、LCは、KESシステムによる測定方法に準拠して、カトーテック社製の「KES圧縮特性」測定機器(「KES−5 HANDY−TYPE COMPRESSION TESTER」)を用い、圧縮端子面積が2cm(円形)、端子速度が0.1cm/秒の条件下で測定できる。生理用ナプキン1のサイズは、圧縮端子が収まる範囲のものであれば測定可能であり、特に限定されない。
なお、KESの圧縮特性を一般的に現した図が図20であり、縦軸は圧力(g/cm)を表し、横軸はサンプルに圧力を加えたときのサンプルの厚み(mm)を表している。この図20において、曲線dは、サンプルに圧力を加えていく過程における圧力とサンプルの厚みとの関係をプロットしたものであり、曲線eは、サンプルに加えた圧力を徐々に開放していく過程における圧力とサンプルの厚みとの関係をプロットしたものである。このプロット図において、曲線dと曲線eで囲まれた領域Dの面積と、曲線eと直線AC及びBCで囲まれた領域Eの面積との和がWCに相当し、このWCを三角形ABCの面積で割った値がLCに相当する。また、点Bにおける横軸値から、点Cにおける横軸値を引いた値が圧縮位相差に相当する。
[トップシート]
トップシート10は、液透過性であり、一般的に液親水性である。また、使用者の肌に当接するので、柔軟性に富み、風合いのよい素材が好ましく用いられる。具体的には、ポリプロピレン及びポリエチレンからなる液透過性の不織布、フィルム、多孔性プラスティックフィルム、多孔性フォーム等の化学繊維、綿等の天然繊維を挙げることができ、これらは単独で若しくは複合して、用いることができる。
例えば、芯部がポリエチレン樹脂(2.2dtex、繊維長44mm)で鞘部がポリプロピレン樹脂(2.6dtex、繊維長51mm)の芯鞘型の複合合成繊維で形成されたスルーエア不織布であり、その目付けは30g/mである。
〔開孔部〕
トップシート10には、膣口対向部位の周辺において、複数の開孔部12が設けられている。この開孔部12を設けることは、体液の透過を迅速化できる点、トップシート10のうち肌に当接する部分の面積が減少するために体液によるべたつき等の不快感を使用者に与えにくくなる点、高度な吸収力を備えることを使用者に対して視覚的に伝えることができる点で、好ましい。また、開孔部12の位置を膣口対向部位の目安とすることができる点でも好ましい。
また、トップシート10の液透過性、柔軟性、肌触りを向上させる点で、各々、賦形処理(例えば、噛みこみエンボス部の設置)、嵩の増加処理(例えば、加熱ロールによる)、柔軟化処理(例えば、揉み加工による)を行うことが好ましい。
[バックシート]
バックシート20は、一般的に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアセテート等を単独で若しくは複合して得られる液不透過性の樹脂フィルム、防漏性の不織布、樹脂フィルムが貼り合わされた不織布、樹脂と紙とのラミネート材、樹脂フィルムにフィラー等を添加して延伸することで透湿性をもたせたもの、等の素材が好ましく用いられる。例えば、目付けが23g/mであるポリエチレンフィルムを挙げることができる。
[吸収体]
吸収体30は、粉砕パルプ(例えば、木材パルプ)がラップ材31(例えば、目付け15g/mのティッシュ)で被覆されている。吸収体30としては、特に限定はされないが、例えば、エアレイドパルプ、親水性繊維を使用したスパンレース不織布やメルトブロン不織布、吸水紙、又はこれらが組み合わされたもの、デンプン重合体、アクリル酸系重合体、セルロース系等を挙げることができる。
吸収体30は、例えば、高吸収性高分子(アクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物)を3%含む針葉樹クラフトパルプである。また、吸収体30の形状としては、特に限定されず、粒状、シート状、繊維状等を挙げることができる。
[圧着部]
圧着部40は、吸収体30の周縁部のうち、前述した膣口対向部位の周囲を除いて設けられている。圧着部40は、例えば、吸収体の目付けが、膣口対向部位の周辺の領域において800g/m、その他の領域において400g/mとなるように形成できる。
ここで、圧着部40は、圧着部の周辺部位に高密度領域を形成できる限りにおいて特に限定されないが、例えば、熱エンボス、超音波溶着により形成できる。
[サイドシート]
サイドシート60は、芯部がポリエチレン樹脂で鞘部がポリプロピレン樹脂の芯鞘型の複合合成繊維で形成された(混合率1:1)スパンボンド不織布であり、例えば目付けが22g/mである。
[感圧接着剤層]
センター感圧接着剤層80、フラップ用感圧接着剤層82、後方領域感圧接着剤層は、いずれも、ゴム系ホットメルト型接着剤、オレフィン系ホットメルト型接着剤、メカニカルファスナー、スチレンゴム系の滑り止め材等で構成できる。例えば、ゴム系ホットメルト型接着剤(塗布量は、25g/m)である。
本実施形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
(A)吸収体30の周縁部を、圧着部40を介してトップシート10と一体化したので、吸収体30に移行した体液がこの吸収体30の周縁部から漏れること、及び、吸収体30がよれることにより使用者に不快感を与えることを防止できる。
(B)圧着部40を膣口対向部位の周囲には設けなかったので、膣口対向部位近傍におけるトップシート10が張力の小さい状態に保たれる。このため、膣口対向部位近傍におけるトップシート10の自由度が高いので、使用者膣口部の形状変化に対して追従できる。
(C)圧着部40を膣口対向部位の周囲には設けなかったので、膣口対向部位近傍における吸収体30は圧縮されずに柔軟性の高い状態に保たれる。このため、使用者膣口部の嵩方向における形状変化に対して追従できる。
(D)生理用ナプキン1を、前述の圧縮特性試験における40g/cm荷重時の圧縮位相差が3mm以上、KES圧縮特性試験機によるWC値が6.0以上、LC値が0.65以下とした。このため、生理用ナプキン1は柔軟性に優れるから、使用者の膣口部1000に密着しやすいので、体液の漏れを充分に防止できる。
なお、従来技術に係る生理用ナプキン100によれば、柔軟性に劣るから、使用者の膣口部1000に密着しにくいので、体液の漏れを充分には防止できない。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態の生理用ナプキン1Aを示すものであり、膣口対向部位の周辺における斜視断面図である。図7は、本発明の第2実施形態の生理用ナプキン1Aの吸収体30Aを平面状に展開した状態を肌側表面から示す平面図である。
本実施形態では、吸収体30Aの構造が第1実施形態と異なる。
即ち、吸収体30Aには、この周縁部のうちの圧着部40が除かれている部位に、トップシート10Aを伴わずに圧縮して形成される熱エンボス部32(エンボス部の一例)が設けられている。
また、膣口対向部位の周辺において、トップシート10Aと吸収体30Aとの間にセカンドシート42が設けられている。トップシート10Aとセカンドシート42とは、熱エンボス部32を介して一体化されている。
[エンボス部]
吸収体30Aに設けられた熱エンボス部32の各々は、吸収体30Aの中心方向に向けて膨らむ略円弧状である。そして、熱エンボス部32の各々が最も近接する点同士の間には膣口対向部位が介在し、この最近接距離(図中のLe)は55mmである。
[セカンドシート]
セカンドシート42は、液透過性があり、フィット性向上の点からクッション性及び嵩維持性に優れ、且つ、熱融着成分を含んでいることが好ましい。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレン又はこれらの複合繊維からなる不織布(例えば、スルーエア不織布)、フィルム、多孔性プラスティックフィルム、多孔性フォーム等の化学繊維等を挙げることができる。嵩高性及び柔軟性の点からは、高デニールの中空繊維等が好ましい。また、熱融着成分としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリビニリデン、アクリル樹脂、ナイロン樹脂等が挙げられる。
セカンドシート42は、例えば、芯部がポリエチレン樹脂で、鞘部がポリプロピレン樹脂の芯鞘型の複合合成繊維で形成されたスルーエア不織布(5.5dtex、繊維長51μm)であり、その目付けは20g/mである。セカンドシート42としては、その他、レーヨン繊維(3.3dtex、繊維長51mm)が開繊されたスライパー、ポリエチレン/ポリプロピレン繊維(3.3dtex)からなる連続繊維(TOW)が平坦シート上に配置されたもの、交絡や熱融着等を施していない繊維シート等を使用できる。
また、セカンドシート42は、体液のトップシート10からの移行の誘導性を向上させるために、親水性の高い素材で構成することが好ましく、スパンレース又はパルプ混スパンレース等を用いたり、油剤等で親水処理したりすればよい。
セカンドシート42の厚みは、小さすぎるとフィット性が悪化する一方、大きすぎるとセカンドシート42内での体液の移行速度が低下する結果、吸収速度が低下する。そこで、セカンドシート42の厚みは、3g/cm荷重下において0.1mm以上3mm以下であることが好ましい。より好ましくは、0.3mm以上2mm以下である。
セカンドシート42の厚みは、セカンドシート42を重ねる、折り返す、エンボスによる賦形を行う、折り返したセカンドシート40の間に伸縮材を貼り付けてセカンドシート42の上層を持ち上げる等の手法で、増加させてもよい。
セカンドシート42の密度は、小さすぎるとトップシート10Aからの経血の移行性が低下する一方、大きすぎるとセカンドシート40内での体液の移行速度が低下する結果、吸収速度が低下する。そこで、セカンドシート40の密度は、0.03g/cm以上0.24g/cm以下であることが好ましい。より好ましくは、0.08g/cm以上0.2g/cm以下である。
ただし、トップシート10Aの密度が0.24g/cmを超える場合には、充分な密度勾配を形成する点から、セカンドシート42の密度をトップシート10Aの密度以上とすることが好ましい。
なお、セカンドシート42として着色(例えば、青色)されたものを用いると、使用者はこのセカンドシート42を透視できるので、膣口対向部位の概略的位置を把握できる。
本実施形態によれば、前述した(A)、(B)、(D)に加えて、以下のような作用効果が得られる。
(E)吸収体30Aの周縁部のうちの圧着部40が除かれている部位に、熱エンボス部32を形成したので、使用者から生理用ナプキン1Aの幅方向中心側に力が付加された場合、吸収体30Aが熱エンボス部32において屈曲することにより、シワや不規則な座屈等の発生は抑制される。このため、シワや不規則な座屈等に起因する吸収体30Aと膣口との隙間の発生を妨げることができ、換言すれば、使用者の膣口との密着性を維持できる。
(F)トップシート10Aを伴わずに熱エンボス部32を形成したので、膣口対向部位近傍におけるトップシート10Aは張力の小さい状態に保たれる。このため、膣口対向部位近傍におけるトップシート10Aの自由度は高いので、使用者膣口部の形状変化に対して追従できる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態の生理用ナプキン1Bを示すものであり、外力が作用していない自由状態を示す斜視図である。図9は、この生理用ナプキン1Bを平坦な状態に展開した状態を肌側表面から見た平面図である。図10は、図9のV−V線の横断面図である。図11は、図9のX1線の横断面図である。
本実施形態では、吸収体30Bの構造が第1〜第2実施形態と異なる。
即ち、吸収体30Bには、この周縁部のうちの圧着部40が除かれている部位に、仮止めエンボス部34が設けられている。この仮止めエンボス部34を介して、トップシート10Aと吸収体30Bとは、所定の剥離強度で互いに係止されている。
ここで、トップシート10Bと吸収体30Bとを仮止めするとは、極めて弱い係止力で、トップシート10Bと吸収体30Bとを一体に賦形することを指し、圧着部40のように融着等された構造とは明確に異なる。
[仮止めエンボス部]
吸収体30Bに設けられた仮止めエンボス部34の各々は、吸収体30Bの中心方向に向けて膨らむ略円弧状である。そして、仮止めエンボス部32の各々が、最も近接する点同士の間には膣口対向部位があり、この最近接距離(図中のLf)は55mmである。
〔剥離強度〕
前述した所定の剥離強度は、小さすぎると使用前にトップシート10Bと吸収体30Bとが剥離するおそれがあるので好ましくない。一方、大きすぎると使用中にトップシート10Bと吸収体30Bとが剥離しないため、事実上、周縁部全域に亘って圧着部を設けた従来技術(特許文献1参照)に等しく、膣口の陰唇等の形状変化に対する追従性が悪化するので、好ましくない。
ここで、仮止めエンボス部34により係止されたトップシート10Bと吸収体30Bとの剥離強度は、10mN/25mm以上200mN/25mm以下である(好ましくは、15mN/25mm以上150mN/25mm以下)。
なお、トップシート10Bと吸収体30Bとの間にラップ材が介在する場合においては、トップシート10Bと吸収体30Bとが剥離することは、トップシート10B及び/又は吸収体30Bがラップ材から剥離することを意味する。
本実施形態によれば、前述した(A)〜(D)に加えて、以下のような作用効果が得られる。
(G)トップシート10Bと吸収体30Bとの剥離強度が、10mN/25mm以上200mN/25mm以下となるように仮止めエンボス部34を設けた。このため、トップシート10Bと吸収体30Bとは、使用前に剥離するおそれが小さく、且つ、使用中に生理用ナプキン1B幅方向中心側に力が付加された場合には容易に剥離するため、トップシート10Bの自由度が回復するので、膣口部の形状変化に対してより追従できる。
(H)使用者は、仮止めエンボス部34の形状から膣口対向部位の概略的位置を把握でき、適切に生理用ナプキン1Bを使用できる。
<第4実施形態>
図12は、本発明の第4実施形態の生理用ナプキン1Cを示すものであり、外力が作用していない自由状態を示す斜視図である。図13は、この生理用ナプキン1Cを平坦な状態に展開した状態を肌側表面から見た平面図である。図14は、図13のX1線の横断面図である。図15は、図13のVII−VII線の横断面図である。図16は、図12のOy線の縦端面図である。
本実施形態では、ギャザーカフス50が更に設けられている点で、第1〜第3実施形態と異なる。
即ち、生理用ナプキン1Cは、この肌側表面における幅方向の両側縁部にギャザーカフス50を備える。このギャザーカフス50は、生理用ナプキン1Cの縦方向に、膣口対向部位を跨ぐように設けられている。また、ギャザーカフス50には弾性伸縮部材52が設けられ、ギャザーカフス50が使用者の肌側に起立するように構成されている。
[ギャザーカフス]
ギャザーカフス50は、例えば、疎水性又は撥水性の不織布材料、液不透過性のプラスチックシートで構成できる。ギャザーカフス50は、例えばホットメルト型接着剤により、生理用ナプキン1Cに固定できる(例えば、塗布量は5g/m)。
[弾性伸縮部材]
弾性伸縮部材52は、例えば、繊維度420dtexのポリウレタン弾性糸で構成できる。また、弾性伸縮部材52は、特に限定されないが、膣口対向部位を基準として、前方10mm以上80mm以下(例えば、60mm)の地点から、後方側に40mm以上200mm以下(例えば、180mm)の長さに亘って設け、弾性伸縮部材52の各々の弾性応力の合計が0.05N以上2N以下(例えば、0.5N)とすることができる。弾性伸縮部材52の各々の弾性応力の合計が小さすぎると、トップシート10Cを膣口側に隆起しない。一方、大きすぎると、生理用ナプキン1C全体が屈曲しすぎるため、使用しがたくなる。
本実施形態によれば、前述した(A)〜(D)に加えて、以下のような作用効果が得られる。
(I)生理用ナプキン1Cの長手方向において、膣口対向部位を跨ぐように弾性伸縮部材52を設けたので、膣口対向部位方向に長手方向の力が付加される。このため、長手方向の曲げ剛性の差異によって、圧縮部40を設けていない膣口対向部位近傍(図16において破線で囲んだ領域α)におけるトップシート10Cが使用者の膣口側に隆起する。弾性伸縮部材52が伸縮することで、この隆起が膣口の陰唇等の形状の変化に応じて調節されるので、使用者膣口部の形状変化に対してより追従できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、以下の変形例を挙げることができる。
[変形例1]
図17は、本発明の第4実施形態の変形例1に係る生理用ナプキン1Dを示すものであり、膣口対向部位の周辺における横断面図である。
本変形例では、弾性伸縮部材56の設置位置において、第4実施形態と異なる。
即ち、生理用ナプキン1Dは、吸収体30Dとバックシート20との間に弾性伸縮部材56を備える。この弾性伸縮部材56は、固定シート54に包摂されることで、固定されている。そして、この弾性伸縮部材56は、生理用ナプキン1Dの縦方向に、膣口対向部位を跨ぐように設けられている。
固定シート54は、特に限定されないが、ポリプロピレン樹脂で形成されたスパンボンド不織布であり、その目付けは22g/mである。
[変形例2]
図18は、本発明の第4実施形態の変形例2の生理用ナプキン1Eを示すものであり、膣口対向部位の周辺における横断面図である。
本変形例では、弾性伸縮部材58の設置位置において、第4実施形態と異なる。
即ち、トップシート10Eは、この幅方向の両側縁部において吸収体30E側に折り返されている。そして、弾性伸縮部材58は、折り返されたトップシート10Eに包摂されることで、固定されている。この弾性伸縮部材58は、生理用ナプキン1Eの縦方向に、膣口対向部位を跨ぐように設けられている。
上記の変形例1又は2によれば、膣口対向部位を跨ぐように弾性伸縮部材56、58を各々設けたので、第4実施形態と同様の作用効果を奏する。
本発明の第1実施形態の吸収性物品の自由状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る吸収性物品を平面状に展開した状態を肌側表面から示す平面図である。 図2のIII−III線の斜視断面図である。 図2のX1線の斜視断面図である。 本発明の第1実施形態の吸収性物品が身体に装着された状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の吸収性物品の膣口対向部位周辺における斜視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る吸収性物品を平面状に展開した状態を肌側表面から示す平面図である。 本発明の第3実施形態の吸収性物品の自由状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る吸収性物品を平面状に展開した状態を肌側表面から示す平面図である。 図9のV−V線の横断面図である。 図9のX1線の横断面図である。 本発明の第4実施形態の吸収性物品の自由状態を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る吸収性物品を平面状に展開した状態を肌側表面から示す平面図である。 図13のX1線の横断面図である。 図13のVII−VII線の横断面図である。 図12のOy線の縦端面図である。 本発明の第4実施形態の変形例1に係る吸収性物品を示すものであり、膣口対向部位の周辺における横断面図である。 本発明の第4実施形態の変形例2に係る吸収性物品を示すものであり、膣口対向部位の周辺における横断面図である。 従来技術に係る生理用ナプキンが身体に装着された状態を示す参考図である。 KESの一般的圧縮特性を示す図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
10 トップシート
20 バックシート
30 吸収体
32 熱エンボス部(エンボス部)
40 圧着部
52、56、58 弾性伸縮部材
Oy 長手方向中心線
X1 膣対向基準線

Claims (3)

  1. 液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収体を備える吸収性物品であって、
    前記吸収体の周縁部は、前記トップシートの上面から圧着されてなる圧着部を介して、前記トップシートと一体化されており、
    前記圧着部は、使用時に使用者の膣口に対向する膣口対向部位の周囲を除いて設けられている吸収性物品。
  2. 前記吸収体は、前記周縁部のうちの前記圧着部が除かれている部位に、前記トップシートを伴わずに圧縮して形成されるエンボス部が設けられている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収性物品の長手方向において、前記膣口対向部位を跨ぐように、弾性伸縮部材が設けられている請求項1記載の吸収性物品。
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