JP2015023999A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】深い折れ皺やヨレが発生し難く、フィット性、漏れ防止性、着用感に優れている吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性物品1における吸収体4は、吸収性シートの積層体からなり、排泄部対向部Bに、縦方向Xに沿う縦スリット43,44が複数、分散した状態に形成された排泄部スリット領域Sを有し、排泄部対向部における吸収体4の中央部に、縦スリット43が特定の配置で形成された中央スリット領域S1が形成されている。また、吸収体4は、後方部Cに、横方向Yへ長手方向を有するように延びる後方スリット45を有し、該後方スリットは、スリットの長手方向の中央部が該長手方向の両端部の位置より前方部側に位置する形状を有し、縦方向Xに間隔を開けて複数本形成されている。後方スリット45で形成される後方スリット領域S3の横方向Yの長さが、排泄部スリット領域Sの同方向Yの長さより短い。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキンやパンティライナー等の吸収性物品に用いられる吸収体として、バインダーなどの接着手段を用いて薄く形成した吸収性シートを2層以上積層して構成した吸収体が知られている。
また、吸収体にスリットや開口を形成する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、吸収体における、周辺を除く部分に所定の長さを有する4列以上のスリットを所定間隔で形成することが記載されている(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、吸収体に、剛性の異なる3つの領域を形成し、そのうちの一つの領域の形成方法として、該吸収体に、複数本の細長い孔を、該吸収体の材料を取り除くことによって形成することが記載されている。
特開昭63−18122号公報 特表2008−529721号公報
吸収性シートを用いた吸収体は、パルプ繊維を積繊した嵩高な吸収体とは異なり、繊維間が結合して繊維が自由に動けない状態となっているために、吸収性物品に組み込まれて使用されたときに、着用者の大腿部から加わる圧力によって圧縮されると、深い折れ皺が生じ易い。深い折れ皺は、着用者に違和感を与えたり、皺に沿って液が流れることによって漏れを誘発することもある。また、吸収性シートを用いた吸収体は、排泄部対向部より後方にヨレを生じやすい。ヨレは、フィット性等の性能向上の目的で発生させる変形ではなく、意図しない変形である。
特許文献1には、吸収体に形成するスリットに関し、吸収体の長手方向に沿ってスリットを形成したものと幅方向に沿ってスリットを形成したものが、それぞれ別個に開示されているが、長手方向に沿うスリットについては、吸収体の略全長に亘って連続的に形成されている。吸収体に、その長手方向に沿うようにスリットを設けたとしても、吸収性物品の長手方向に延びる皺が生じ易く、その皺によって、着用者が違和感を覚えたり、漏れが誘発される恐れがある。
他方、特許文献2に記載の吸収体のように、吸収体の材料を無くして開口を形成した場合には、表面シートに液が残りやすくなることがある。
従って本発明は、従来技術が有する解決課題を解決し得る吸収性物品に関する。
本発明は、液保持性の吸収体並びに該吸収体の肌対向面側に配置された表面シート及び該吸収体の非肌対向面側に配置された裏面シートを具備し、着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部と、該排泄部対向部より着用者の腹側に配される前方部と、該排泄部対向部より着用者の背側に配される後方部とを有する吸収性本体を備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有する吸収性物品であって、前記吸収体は、吸収性シートの積層体からなり、前記排泄部対向部に、前記縦方向に沿う縦スリットが複数、分散した状態に形成された排泄部スリット領域を有しており、前記排泄部対向部における前記吸収体の前記横方向の中央部に、前記縦スリットが特定の配置で形成された中央スリット領域が形成されており、該特定の配置は、前記横方向に離間した複数本の縦スリットからなるスリット列が前記縦方向に複数列形成され、該縦方向に隣り合うスリット列間に間隔を有さず、且つ該縦方向に隣り合うスリット列のスリットの位置が前記横方向にずれている配置であり、前記吸収体は、前記後方部に、前記横方向へ長手方向を有するように延びる後方スリットを有しており、該後方スリットは、前記スリットの長手方向の中央部が該長手方向の両端部の位置より前方部側に位置する平面視形状を有し、前記縦方向に間隔を開けて複数本形成されており、前記後方スリットで形成される後方スリット領域の前記横方向の長さが、前記排泄部スリット領域の同方向の長さと同じか短い吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、深い折れ皺やヨレが発生し難く、フィット性、漏れ防止性、着用感に優れている。
図1(a)は、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンの肌対向面側(表面シート側)を示す平面図であり、図1(b)は、その生理用ナプキンの吸収体のみを示す抽出平面図である。 図2は、図1のII−II線模式的断面図である。 図3は、中央スリット領域における縦スリットの好ましい配置を示す吸収体の部分拡大平面図である。 図4は、本発明の範囲外の縦スリットの配置を示す吸収体の部分拡大平面図である。 図5は、図1のIV−IV線模式的断面図である。 図6(a)は、図1に示す生理用ナプキンにおける後方スリット領域の一部拡大平面図であり、図6(b)は、別の実施形態における図6(a)相当図である。 図7は、本発明の他の実施形態における吸収体を示す図〔図1(b)相当図〕である。 図8(a)〜図8(d)は、吸収性シートの折り畳み方の別の例を示す補助吸収体の模式断面図である。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である生理用ナプキンに基づき図面を参照して説明する。本実施形態のナプキン1は、図1及び図2に示すように、液保持性の吸収体4並びに該吸収体4の肌対向面側に配置された表面シート2及び該吸収体4の非肌対向面側に配置された裏面シート3を具備する吸収性本体5を備え、着用者の前後方向に相当する縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有する。
尚、本明細書において、肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収性本体5)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面である。また、縦方向Xは、吸収性物品(吸収性本体)の長手方向に一致し、横方向Yは、吸収性物品(吸収性本体)の幅方向(長手方向に直交する方向)に一致する。
吸収性本体5は、着用時に着用者の液排泄部(膣口等)に対向配置される排泄部対向部Bと、着用時に排泄部対向部Bよりも着用者の腹側(前側)に配される前方部Aと、着用時に排泄部対向部Bよりも着用者の背側(後側)に配される後方部Cとを縦方向Xに有している。
ナプキン1は、吸収性本体5に加えて更に、吸収性本体5における排泄部対向部Bの縦方向Xに沿う両側部それぞれから横方向Yの外方に延出する一対のウイング部7,7を有している。
尚、本発明の吸収性物品において、排泄部対向部は、本実施形態のナプキン1のようにウイング部を有する場合には、吸収性物品の縦方向(吸収性物品の長手方向、図中のX方向)においてウイング部を有する領域(ウイング部の縦方向一方側の付け根と他方側の付け根とに挟まれた領域)である。ウイング部を有しない吸収性物品における排泄部対向部は、吸収性物品が3つ折りの個装形態に折り畳まれた際に生じる、該吸収性物品を横方向(吸収性物品の幅方向、図中のY方向)に横断する2本の折曲線(図示せず)について、該吸収性物品の縦方向の前端から数えて第1折曲線と第2折曲線とに囲まれた領域である。
図2に示すように、表面シート2は、吸収体4の肌対向面の全域を被覆し、更に吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出している。一方、裏面シート3は、吸収体4の非肌対向面の全域を被覆し、更に吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出して、後述するサイドシート10と共にサイドフラップ部6を形成している。裏面シート3とサイドシート10とは、吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁からの延出部において、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。表面シート2及び裏面シート3それぞれと吸収体4との間は接着剤によって接合されていても良い。
本実施形態における吸収体4は、図2に示すように、吸収性シート401〜403の積層体からなり、図1及び図2に示すように、排泄部対向部Bに多層部42を有している。多層部42は、図2に示すように、吸収体4を構成する吸収性シートの積層枚数が、その周囲に位置する部分より多い部分である。本実施形態における多層部42は、その周囲に位置する部分よりも厚みも厚く、排泄部対向部Bに、表面シート2側(ナプキン1の肌対向面側)に突出した隆起部を形成している。また、吸収体4は、吸収体4の外形を形成する主吸収体40と、主吸収体40の一部に重ねて配された主吸収体40より小型の補助吸収体41とを有している。主吸収体40は、平面視において角が丸みを帯びた略矩形形状で且つ前方部Aから排泄部対向部Bを経て後方部Cに亘って延びる2枚の同形同大の吸収性シート401,402からなり、補助吸収体41は、平面視において略矩形形状であり、排泄部対向部Bからその近傍の後方部Cに亘って配されている。補助吸収体41は、1枚の吸収性シート403を折り畳んで2層構造としたものであり、主吸収体40を構成する2枚の吸収性シート401,402間に配されている。主吸収体40の一部に補助吸収体41を配することで、吸収体4の一部の吸収容量を容易且つ効率的に増大させることができる。補助吸収体41は、主吸収体40を構成する2枚の吸収性シート401,402間に配置するのに代えて、主吸収体40を構成する上側の吸収性シート401の肌対向面側に積層しても良いし、主吸収体40を構成する下側の吸収性シート402の非肌対向面側に積層しても良い。また、吸収性シート間は、接合されていなくても良いし、まばらに散布した接着剤等によって接着されていても良い。
吸収性本体5の肌対向面(表面シート2の肌対向面)における縦方向Xに沿う両側部には、図1及び図2に示すように、平面視において吸収体4の縦方向Xに沿う左右両側部に重なるように、一対のサイドシート10,10が吸収性本体5の縦方向Xの略全長に亘って配されている。一対のサイドシート10,10は、それぞれ、排泄部対向部Bに位置する線状の第1接合線11と、該第1接合線11の縦方向Xの前後(前方部A及び後方部C)に位置する線状の第2接合線12とで吸収性本体5(表面シート2)に接合されている。第1接合線11は、平面視において横方向Yの外方に向けて凸の曲線状であり、第2接合線12は、平面視において縦方向に交差するように延びる線状(ジグザグ線状)である。サイドシート10は、撥水性の不織布からなる。このように、サイドシート10が接合線11,12にて吸収性本体5の肌対向面(表面シート2)に接合されていると、図2に示すように、接合線11,12よりも横方向Yの内方に、サイドシート10と表面シート2とで画成される空間部Pが形成される。この空間部Pは、吸収性本体5の横方向Yの中央に向けて開口しているので、横方向Yの中央から外方へ流れる経血等の排泄液は空間部Pに収容されるようになり、結果として排泄液の漏れが効果的に防止される。
サイドフラップ部6は、図1に示すように、排泄部対向部Bにおいて横方向Yの外方に向かって大きく張り出しており、これにより吸収性本体5の縦方向Xに沿う左右両側に、一対のウイング部7,7が延設されている。また、表面シート2及び裏面シート3は、図1に示すように、吸収体4の縦方向Xの前端及び後端それぞれから縦方向Xの外方に延出し、それらの延出部において、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって、互いに接合されてエンドシール部を形成している。
ウイング部7は、ショーツ等の着衣のクロッチ部の非肌対向面側に折り返されて用いられるものである。ウイング部7は、図1に示すように、平面視において、下底(上底よりも長い辺)が吸収性本体5の側部側に位置する略台形形状を有している。ウイング部7の非肌対向面には、該ウイング部7(ナプキン1)をショーツ等の着衣(図示せず)に固定するウイング部粘着部(図示せず)が形成されており、このウイング部粘着部によって、使用時に、着衣のクロッチ部の非肌対向面(外面)側に折り返されたウイング部7を、該クロッチ部に粘着固定できるようになされている。また、吸収性本体5の非肌対向面にも、吸収性本体5を、ショーツ等の着衣に固定するための本体粘着部(図示せず)が形成されている。なお、ナプキン1においては、吸収性本体5とウイング部7との境界線は、ウイング部7の縦方向Xの両付け根を結ぶ直線(図示せず)である。
図1及び図2に示すように、吸収性本体5の肌対向面(表面シート2の肌対向面)には、表面シート2及び吸収体4が裏面シート3側に向かって一体的に凹陥してなる線状溝が形成されており、該線状溝は、排泄部対向部Bにおいて縦方向Xに延びる縦溝51と、前方部A及び後方部Cにおいて、それぞれ横方向Yに延びるように形成された第1及び第2の横溝52,53とを含む。線状溝は、熱を伴うか又は伴わない圧搾加工(いわゆるエンボス加工)、あるいは超音波エンボス等のエンボス加工により常法に従って形成することができる。線状溝においては、表面シート2及び吸収体4との間が、図示しないが、接着剤を介して圧着されるか、あるいは熱融着等により一体化(結合)している。表面シート2と吸収体4との間が結合しているという表現には、表面シート2と吸収体4との間にセカンドシート等の他のシートが介在し、その表面シートと当該他のシートとが接合され、更に当該他のシートと吸収体4とが接合(結合)している場合も含まれる。
このような線状溝は、吸収体4の平面方向の液の拡散を抑制して、ナプキン1の周囲から液漏れを効果的に防止することができる。線状溝の幅(長さ方向と直交する方向の長さ)及び深さは、この種の吸収性物品における線状溝と同様に設定すれば良い。また、線状溝における「線状」とは、溝(凹陥部)の形状が平面視において直線に限られず、曲線を含み、各線は、連続線でも破線でも良い。例えば、線状溝は、不連続な多数の点エンボスのなす列から構成されていても良い。なお、本実施形態のナプキン1は、図1に示すように、吸収性本体5を横方向Yに二分する中心線(図示せず)に対して左右対称に形成されている。
本実施形態のナプキン1の一つの特徴として、図1及び図3に示すように、吸収体4が、排泄部対向部Bに、縦方向Xに沿う縦スリット43,44が複数、分散した状態に形成された排泄部スリット領域Sを有しており、該排泄部対向部Bにおける吸収体4の、前記横方向Yの中央部に、前記縦スリット43が下記の特定の配置で形成された中央スリット領域S1が形成されている点が挙げられる。より具体的には、本実施形態のナプキン1では、排泄部スリット領域Sの縦方向X及び横方向Yの中央部に、中央スリット領域S1が配されている。排泄部スリット領域Sにおける縦スリット43,44は、縦方向X及び横方向Yの両方向に分散した状態に形成されている。
縦スリット43,44は、図2に示すように、吸収体4を構成する吸収性シートの積層体を貫通していることが好ましい。縦スリット43,44は、吸収体4の上下に配される表面シート2及び裏面シート3には、形成されておらず、表面シート2と吸収体4との間に配されることのある不織布からなる中間シートにも形成されていないことが好ましい。
中央スリット領域S1における縦スリット43の前記特定の配置は、下記条件1〜3の総てを満たす配置である。
(条件1)吸収性物品の横方向Yに離間した複数本の縦スリット43からなるスリット列R1,R2が、吸収性物品の縦方向Xに複数列形成されている。図3(a)及び図3(b)には、横方向Yに離間した2本の縦スリット43からなるスリット列R1と、横方向Yに離間した3本の縦スリット43からなるスリット列R2とが、縦方向Xに交互に形成されている例を示したが、本発明における中央スリット領域には、最低、横方向Yに離間した2本の縦スリットからなるスリット列が縦方向Xに2列形成されていれば良い。但し、スリット列は、縦方向Xに3列以上形成されていることが好ましく、4列以上がより好ましく、5列以上が更に好ましい。また、個々のスリット列に含まれる横方向Xに離間した縦スリットの本数は、好ましくは2本以上であり、より好ましくは3本以上、更に好ましくは4本以上である。
(条件2)吸収性物品の縦方向Xに隣り合うスリット列間に間隔Pを有しない。即ち、縦方向Xに隣り合う2つのスリット列R1,R2間には、図4(a)に示すような間隔Pは設けない。隣り合うスリット列間に間隔Pを有しないという表現には、図3(a)に示すように、隣り合うスリット列のスリット43の端部どうしの位置が一致している場合と、図3(b)に示すように、隣り合うスリット列が、縦方向Xにおいて一部重複している場合とが含まれる。図3(b)に示すように、2本のスリット列を互いの一部を重複させた状態で縦方向Xに配置する場合、その重複させる長さL1は、スリット列を構成する縦スリットの同方向Xの長さL2の20%以下であることが好ましく、10%以下であることが好ましい。
(条件3)吸収性物品の縦方向Xに隣り合うスリット列のスリットの位置が、吸収性物品の横方向Yにずれている。図3(a)及び図3(b)に示すように、縦方向Xに隣り合う2つのスリット列R1,R2における縦スリット43は、一方のスリット列R1のスリット43が、他方のスリット列R2のスリット43間の中央部に位置することが好ましいが、一方のスリット列R1のスリット43が、他方のスリット列R2のスリット43間における何れか一方の側に偏倚させて形成されていても良い。図4(b)は、縦方向Xに隣り合うスリット列R1,R2のスリットの位置が、横方向Yにずれていない例を示す図である。
本実施形態のナプキン1の他の特徴として、図1に示すように、吸収体4が、排泄部対向部Bより後方に位置する後方部Cに、吸収性物品の横方向Yへ長手方向を有するように延びる複数本の後方スリット45を有する点が挙げられる。この後方スリット45は、図1(b)及び図5に示すように、スリット45の長手方向の中央部45aの位置が、該長手方向の両端部45b,45bの位置よりも前方部A側に位置する平面視形状を有しており、より好ましくは、前方部A側に向かって凸に湾曲した平面視形状を有している。また、後方スリット45は、吸収性物品の縦方向Xに間隔を開けて複数本形成されている。
また、図1(b)に示すように、後方スリット45で形成される後方スリット領域S3の前記横方向Yの長さL3が、排泄部スリット領域Sの同方向Yの長さL4より短い。
図1(b)には、排泄部スリット領域Sを、縦方向X及び横方向Yにいずれについても、見易さの観点から便宜的に、縦スリット43,44が分布する範囲よりやや広い範囲として示してある。しかし、本発明における排泄部スリット領域Sは、縦スリット43,44が分布する範囲であり、その横方向Yの長さL4は、図1(b)に示す通り、横方向Yの両端に位置する縦スリット44の外縁間の距離である。
また、後方スリット45で形成される後方スリット領域S3は、縦方向Xに沿う2辺及び横方向Yに沿う2辺を有する長方形であって、後方スリット43の全体(複数本ある場合にはその全部)を囲む長方形のうち最小のものの内側の領域である。後方スリット領域S3についても、図1(b)には、見易さ等の観点から便宜的に、やや広い範囲として示されている。図6(b)に示すように、後方スリット45が、横方向Yの位置をずらして縦方向Xに複数形成されている場合、後方スリット領域S3の横方向Yの長さL3は、最も外側に位置する端部どうし間の距離とする。
本実施形態のナプキン1では、図6(a)に示すように、吸収体4の横方向長さを二等分する中心位置4cと後方スリット45の長手方向長さを二等分する中心位置45cとがほぼ一致するように配されている。ここで「ほぼ一致」とは、吸収体4の横方向長さの10%の長さ分、吸収体4の中心位置4cと後方スリットの中心位置45cがずれていても良いことを意味する。
また、複数の後方スリット45,45各々について、長手方向の長さはほぼ同じである。ここで「略同じ」とは、その長さの差が、後方スリット領域S3の横方向Yの長さL3の5%以内に収まっていることを意味する。
さらに、複数の後方スリット45,45各々は、中心位置45cがほぼ一致している。ここで「ほぼ一致」とは、吸収体4の横方向長さの5%の長さ分、ずれていても良いことを意味する。
本実施形態のナプキン1によれば、図1(b)に示すように、吸収性シートの積層体からなる吸収体4が、排泄部対向部Bに、縦スリット43,44が複数、分散した状態に形成された排泄部スリット領域Sを有し、且つ排泄部対向部Bにおける吸収体4の幅方向中央部に、縦スリット43が上記の特定の配置で形成された中央スリット領域S1を有するため、ナプキン1の着用時に、着用者の大腿部により、吸収体4を横方向Xに圧縮する力が加えられても、吸収体4が、排泄部スリット領域の多様な部位で細かく変形するため、吸収体4やナプキン1に、深さの深い折れ皺が生じにくい。そのため、深い折れ皺によって、着用者が違和感を覚えたり、折れ皺に沿って液が流れて漏れにつながること等も防止される。特に、本実施形態のナプキン1は、中央スリット領域S1における隣り合うスリット列R1,R2間に間隔Pを有しないため、図4(a)に示すようにスリット列R1,R2間に間隔Pを有する場合に比較して、大腿部からの圧力によっておこる製品のヨレが生じにくい。図4(a)のように間隔Pを設けた場合には、スリット列R1、R2の部位では、動きや体の形状に沿って変形し、深い折り皺もできにくいが、装着時にスリット列間の部位に生じた折り皺が、スリット列内のスリットのない部分に伝わりヨレが生じ易くなる。また、スリット列を有する部位とスリット列間の間隔Pの部位との間に、剛性差が生じ、その境界での折れも生じやすく体へのフィット性の低下を招きやすい。
しかも、本実施形態のナプキン1は、後方部Cに、吸収性物品の縦方向Xと交差する方向に延びるとともに前方部A側に向かって凸に湾曲した平面視形状の後方スリット45が複数本形成されているため、排泄部対向部Bの後端部付近から後方部Cにかけての、大腿部からの力を受けつつ身体の形状に合わせて前後方向に湾曲させなければならない部位においても、吸収体4及びナプキン1が、着用者の動きや身体形状に沿って容易に変形する。そのため、吸収性シートの積層体からなる吸収体4を用いているにも拘わらずに、優れたフィット性、漏れ防止性、着用感が得られる。
また、後方スリット領域S3の前記長さL3が、排泄部スリット領域Sの前記長さL4と同じか短いこと(L3≦L4)により、後方部Cにおける、臀裂への極端な食い込みやヨレを防止できるという有利な効果が奏される。排泄領域は、大腿部からの圧力を最も高く受ける領域であり、身体の複雑な形状と動きにフィットさせるためにもできるだけ吸収体全福にわたってスリットが形成されていることが好ましいが、後方は大腿部からの圧力をほとんど受けず、むしろ体の前後方向に沿うようにフィットさせることが重要である。排泄部で大腿部の圧力により生じた製品前後方向に沿うヨレや皺の後部への伝達は、排泄部と交差する方向にスリットを形成することで防止され、排泄部のスリット領域の幅と同じかより幅を狭くしておくことで後部が柔軟になりすぎず体に沿って、臀部を包み込むような変形をすることが可能になる。後方スリット領域S3の長さL3と排泄部スリット領域Sの長さL4を同じ長さで設計しておくとことで、排泄部で生じた製品前後方向に沿うヨレや皺の後部への伝達を防止する効果をより高めることができる。また、個々の後方スリット45の長手方向の長さは、ナプキンの後方に行くにしたがって徐々に短くなっていってもよいし、最後方のスリットだけが、前方のスリットより短くなっていってもよい。なお、複数本の後方スリットの長さが異なっている場合であって、それらの長手方向の中心位置が、揃っている場合には、後方スリット領域S3の前記長さL3と、最も長い後方スリットの長手方向の両端部間の直線距離とが一致する。後方に行くにしたがって徐々に後方スリットの長さが短くなって行く場合には、前後の身体湾曲形状にある程度沿いながら、臀裂への食い込みを効果的に防止できる。更に、最後方のスリット長さを短く設計しておくと、後方スリットより後方のスリットのない部位で、スリット領域の剛性とスリットのない領域の剛性差に起因してできる皺、折れにより生じる違和感を防止できる。特に最後方のスリットと吸収体の端部が比較的近い位置にある場合はより効果的である。
後方スリット領域45の前記長さL3は、排泄部スリット領域Sの前記長さ4の50%以上100%以下であることが、より好ましい。
また、ナプキン(吸収性物品)の製造工程が、吸収体又はその連続体を、それらの長手方向に搬送しつつ、該搬送方向に直交する方向に延びる後方スリットを形成する工程を有する場合、スリット形成後の吸収体等を、搬送方向に引っ張ると該吸収体等がちぎれやすくなる。これに対して、後方スリット45を、スリットの長手方向の中央部45aが長手方向の両端部45b,45bの位置より前方部側に位置するような形状とすることによって、後方スリット45と、搬送方向と直交する方向に延びる直線との重なり長さを少なくすることにより、吸収体等にちぎれが生じることを確実に防止することができる。
後方スリット45は、吸収体等の搬送時のちぎれ防止、後述する隙間の形成性、加工性等の観点から、前方部側に向かって凸に湾曲した平面視形状、例えば、円弧状、放物線状、U字状等であることが好ましい。
上述した効果が一層確実に得る観点等から、吸収体は、以下の一又は二以上の構成を有することが好ましい。
中央スリット領域S1における縦スリット43の長さL2(図3参照)は、好ましくは10mm以上、更に好ましくは15mm以上であり、また、好ましくは35mm以下、更に好ましくは25mm以下であり、また、好ましくは10mm以上、35mm以下、更に好ましくは15mm以上、25mm以下である。
中央スリット領域S1における同一スリット列内における縦スリット43の間隔L5(図3参照)は、好ましくは3mm以上、更に好ましくは7mm以上、また、好ましくは20mm以下、更に好ましくは15mm以下であり、また、好ましくは3mm以上20mm以下、更に好ましくは7mm以上15mm以下である。
排泄部スリット領域Sの横方向Yの長さL4は、排泄部対向部Bにおける吸収体4の同方向Yの長さの、好ましくは30%以上、更に好ましくは40%以上であり、また好ましくは85%以下、更に好ましくは75%以下である。排泄部スリット領域Sの横方向Yの長さL4は、好ましくは30mm以上、更に好ましくは40mm以上であり、また、好ましくは55mm以下、更に好ましくは45mm以下である。
また、後方スリット45で形成される後方スリット領域の前記横方向Yの長さL3は、その後方スリット45を有する部位における吸収体4の同方向Yの長さの、好ましくは30%以上、更に好ましくは40%以上であり、また好ましくは65%以下、更に好ましくは55%以下である。
また、後方スリット45で形成される後方スリット領域の横方向Yの長さL3の、排泄部スリット領域Sの横方向Yの長さL4に対する比は、好ましくは1以下、更に好ましくは5/6以下であり、また、好ましくは2/5以上であり、更に好ましくは1/2以上である。
また、後方スリット45で形成される後方スリット領域の前記横方向Yの長さL3は、好ましくは20mm以上、更に好ましくは25mm以上であり、また、好ましくは50mm以下、更に好ましくは45mm以下である。また、後方スリット45は、前記縦方向Xの長さL6が、前記横方向Yの長さL3の、好ましくは2.5%以上、更に好ましくは7.5%以上であり、また、好ましくは17.5%以下、更に好ましくは15%以下である。
本実施形態のナプキン1の吸収体4は、図1(a)及び図2に示すように、排泄部対向部Bに、その周囲に位置する部分よりも吸収性シートの積層枚数が多い多層部42を有し、中央スリット領域S1は、その多層部42に形成されている一方、後方スリット45は、該多層部42の後方に位置する、該多層部42よりも吸収性シートの積層枚数が少ない部位に形成されている。言い換えると、本実施形態のナプキン1では、中央スリット領域S1は多層部42と重なる領域である。
そのため、排泄部対向部Bに形成される中央スリット領域には、大腿部からの圧力と身体の複雑な形状と動きが加わるため、多層にすることにより剛性を高め、ヨレを防止できる。後方スリット領域は、臀部に当たる部位に形成されるため、中央領域ほど複雑な変形は起こらない。また、特に着座時の違和感を防ぐことができる。
また、ナプキン(吸収性物品)の製造工程が、吸収体又はその連続体を、それらの長手方向に搬送しつつ、該搬送方向に直交する方向に延びる後方スリットを形成する工程を有する場合、スリット形成後の吸収体等を、搬送方向に引っ張り、その状態で上下のシート等に挟んで固定することで、図6に示すように、後方スリット45の長手方向の中央部45aに、該スリットが開いた隙間46を形成させることができる。
本発明における後方スリット45は、中央部45aが両端部45b,45bの位置より前方部側に位置しており、その中央部45aに、該スリットが開いた隙間46を有することにより、身体形状に沿った形状への変形性が一層向上する。しかし、中央部45a以外の部分も大きく開口すると、後方スリット45と重なる部位の吸収阻害が生じることがあるため、後方スリット45は、長手方向の両端部45b付近に、それぞれ、スリットの非開口領域を有することが好ましい。
多層部42の後方に位置する該多層部よりも剛性の低い部位に、後方スリット45を形成することにより、スリット形成後の吸収体等を搬送方向に引っ張ることで、吸収体等を適度にネックインさせることができ、中央部45aに隙間を有する一方、両端部45b,45bに、スリットの非開口領域を有する後方スリット45を容易に形成させることができる。
後方スリット45による変形性の向上を図りつつ、該スリットの全長に亘る開口の形成による吸収阻害を防止する観点から、中央部45aに隙間46を有する後方スリット45は、その中央部45aにおける幅L7(図6参照)が、後方スリット45で形成される後方スリット領域S3の前記横方向Yの長さL3に対して、好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.075%以上であり、また好ましくは10%以下、更に好ましくは8%以下である。また、同様の観点から、中央部45aにおけるスリット45の幅L7(図6参照)は、後方スリット45の前記縦方向Xの長さL6に対して、好ましくは0.3%以上、更に好ましくは0.5%以上であり、また好ましくは50%以下、更に好ましくは35%以下である。後方スリット45の中央部45aの隙間46は、ナプキン1の使用中に吸収体4が身体形状に沿って曲げられたときに消失する幅であることが吸収阻害の防止の観点から好ましい。
また、本実施形態における吸収体4の後方スリット45は、図1(b)に示すように、ナプキンの縦方向Xに隣り合う後方スリットのうちの前方に位置する後方スリットの後端位置P1が、後方に位置する後方スリットの前端位置P2より前方に位置するように形成されている。
このように配置することによって、縦方向Xにおいて、後方スリット45どうし間に、スリットのない領域を形成することができる。これにより、製品加工時の吸収体をスリットする際に吸収体幅方向のスリット刃の圧力の分散を防ぐことができ、頂部から両端部にかけてきれいにスリットすることができる。また、後方スリットが臀部にそって装着されるとき、開口した頂部が閉じるか、わずかに重なるようにして曲がるが、この身体形状に沿うための変形のしやすさの点でも有利になる。
このよう観点から、縦方向Xにおいて隣り合う前方の後方スリットの後端位置P1と後方の前端位置P2との間の距離L8〔図1(b)〕は、好ましくは2mm以上、更に好ましくは4mm以上であり、また、臀部へのフィット性の観点から、好ましくは10mm以下、更に好ましくは7mm以下である。
また、同様の観点から、前記距離L8は、後方スリット45で形成される後方スリット領域S3の前記長さL3に対して、好ましくは3%以上、更に好ましくは5%以上であり、また好ましくは30%以下、更に好ましくは40%以下である。
なお、本実施形態における吸収体4は、図1(b)に示すように、吸収体4の周縁部に、スリットが存在しない環状の非スリット領域を有している。
本発明における吸収体4は、例えば、図7に示す吸収体のように、排泄部スリット領域Sには、同一の長さの縦スリット43が、全域に亘って同様のパターンで配置されていても良いが、本実施形態のナプキン1における排泄部スリット領域Sは、図1に示すように、中央スリット領域S1の両側に、中央スリット領域S1の縦スリット43よりも長さの短い縦スリット44が形成された側部スリット領域S2,S2を有している。また、側部スリット領域S2,S2には、それぞれ、縦方向Xに複数の縦スリット44が配置されているとともに、該縦方向Xに隣り合う縦スリット44,44どうしは、横方向Yに位置をずらし且つ縦方向Xに重複部を有するように配置されている。「縦方向Xに重複部を有する」とは、縦方向Xに隣り合う縦スリット44,44のうちの前方に位置する縦スリット44の後端位置が、後方に位置する縦スリット44の前端位置より後方に位置することを意味する。図7に示す吸収体4における排泄部スリット領域Sは、その全域が中央スリット領域S1である。
側部スリット領域S2の縦スリット44は、前記縦方向Xの長さが、中央スリット領域の縦スリット43の同方向の長さに対して、好ましくは85%以下、より好ましくは75%以下であり、また、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上である。
排泄部対向部Bにおける吸収体4の両側部は、ナプキンの着用中に大腿部によって圧縮されやすいため、側部スリット領域S2,S2を設けて、その部分の変形性を高めることにより、深い折れ皺やヨレが一層発生しにくくなり、フィット性、漏れ防止性、着用感が一層向上する。
ナプキン1における各部の形成材料について説明すると、表面シート2及び裏面シート3としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。表面シート2としては、例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。また、裏面シート3としては、液不透過性の材料や撥水性の材料を用いることができる。液不透過性の材料としては、樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができ、撥水性の材料としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド等からなる多層構造の複合不織布、スパンボンド不織布、ヒートボンド不織布、エアスルー不織布等を用いることができる。
吸収体4を構成する吸収性シート401〜403としては、湿潤状態の吸水性ポリマーに生じる粘着力や別に添加した接着剤や接着性繊維等のバインダーを介して、構成繊維間や構成繊維と吸水性ポリマーとの間を結合させてシート状としたもの等を好ましく用いることができる。また、吸収性シートとしては、特開平8−246395号公報記載の方法にて製造された吸収性シート、気流に乗せて供給した粉砕パルプ及び吸水性ポリマーを堆積させた後、接着剤(例えば酢酸ビニル系の接着剤、PVA等)で固めた乾式シート、紙や不織布の間にホットメルト接着剤等を塗布した後高吸水性ポリマーを散布して得られた吸収性シート、スパンボンド又はメルトブロー不織布製造工程中に高吸水性ポリマーを配合して得られた吸収性シート等を用いることができる。これらの吸収性シートは、一枚を所定形状に裁断してシート状吸収体として用いることができる。吸収性シート1枚あたりの厚みとしては、好ましくは0.1mm以上、特に0.3mm以上であり、また、好ましくは2mm以下、特に1.5mm以下であることが好ましい。より具体的には、0.1mm以上2mm以下、特に0.3mm以上1.5mm以下であることが好ましい。
本発明における吸収性シートの積層体は、枚葉の吸収性シートを複数枚貼り合わせて積層したものでも良いし、一枚の吸収性シートを折り畳むと共にそれらの層間を接着して積層体としたものでも良い。また、そのような積層体を、2枚の吸収性シート間や折り畳んで2層以上とした積層体の層間に挟んだり、他の吸収性シートの肌対向面側又は非肌対向面側に積層したものであっても良い。また、吸収性シートの折り畳み方も多様な折り畳み方を採用でき、例えば、上記実施形態における補助吸収体は、吸収性シート403を、図8(a)〜図8(d)に示すような折り畳み方で折り畳んだものであっても良い。
吸収体4は、多層部42における厚みが、好ましくは0.7mm以上、更に好ましくは1mm以上であり、また、好ましくは5mm以下、更に好ましくは4mm以下であり、より具体的には、好ましくは0.7mm以上5mm以下、更に好ましくは1mm以上4mm以下である。多層部42の厚みをこのような範囲とすることで、多層部42が形成されている排泄部対向部Bにおける良好な装着感と高い吸収性能を両立することが容易となる。また、本実施形態のナプキン1のように吸収性物品がウイング部を備えている場合には、装着時に排泄部対向部での吸収体のヨレを抑制しやすくなる。また、吸収体は、多層部42以外の部分における厚みが、好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは0.5mm以上であり、また、好ましくは3mm以下、更に好ましくは2.5mm以下であり、より具体的には、好ましくは0.3mm以上3mm以下、更に好ましくは0.5mm以上2.5mm以下である。この範囲であることが、高い吸収性能と着用者の動きへの追従性を高める観点から好ましい。
また、吸収体4において、中高部42とその周辺部との境界又はその近傍における両者の厚み差(段差)は2mm以下であることが好ましく、更に1.5mm以下であることが好ましい。この目的は、排泄部対向部Bにおいて、中高部42とその周辺部分の主吸収体40のみが存在する領域との境界付近におけるヨレの発生を抑制することである。この段差が大きいと、着用中にナプキン1が着用者の動きに追従した際、段差による隙間を埋めようとするため、結果として段差の影響でヨレが生じ易くなることがあるが、該段差を前記範囲内に設定とすることで、排泄部対向部Bにおけるヨレの発生を抑える効果が高まる。前述した吸収体4の各部の厚みは下記方法により測定される。
<吸収体の厚みの測定方法>
測定対象物である吸収体を水平な場所にシワや折れ曲がりがないように静置し、5cN/cm2の荷重下での厚みを測定する。本発明における厚みの測定には、厚み計 PEACOCK DIAL UPRIGHT GAUGES R5-C(OZAKI MFG.CO.LTD.製)を用いた。このとき、厚み計の先端部と測定対象物における測定部分との間に、平面視円形状又は正方形状のプレート(厚さ5mm程度のアクリル板)を配置して、荷重が5cN/cm2となるようにプレートの大きさを調整する。
また、吸収体4にスリットを形成するには、吸収性シートの積層体を、公知の切断手段により部分的に切断すれば良く、例えば、ロールの周面に、周方向に延びる切断刃が、ロールの周方向及び軸長方向に分散させて多数形成されたカッターロールと、該カッターロールの刃を受けるアンビルロールとを備えた切断装置を用いることができる。
なお、吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。また、吸収体4を構成する吸収性シートは、そのいずれもが吸水性ポリマーを含有する吸水性シートであることが好ましいが、吸水性ポリマーを含有する吸水性シートと、吸水性ポリマーを含有しない吸水性シートを組み合わせて、吸収体を構成する吸水性シートの積層体としても良い。
サイドシート10としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体等を用いることができる。その他の材料としては、例えば、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)とが複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMS等)、ヒートロール不織布、エアスルー不織布等の撥水性(疎水性)不織布が挙げられる。特に撥水性のエアスルー不織布を用いることが、肌触りのよさと横モレ防止の点から好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば、ナプキン1は、ウイング部7を有しないものであっても良い。また、吸収性本体5の後方部における両側に、ショーツの内面に広げて固定する後方フラップ部を有するものであっても良い。また、排泄部スリット領域Sは、排泄部対向部Bのみに形成されていても良いし、排泄部対向部Bから後方部Cの一部に延在していても良いし、排泄部対向部Bから、前方部Aの一部及び後方部Cの一部に延在していても良い。また、多層部42における吸収性シートの積層数は、4枚に代えて、2枚又は3枚でも良く、5枚以上であっても良い。また、多層部42とそれ以外の部分との吸収性シートの積層枚数の差も1枚又は3枚以上であっても良い。また、後方スリット45は、本数が2本、3本又は5本以上であっても良く、また、中央部45aに、スリットが開口した隙間46を有する後方スリットと、そのような隙間のない後方スリットとが混在していても良い。また、後方スリット45は、2本の直線がスリットの中央部で角度を持って結合した形状であっても良い。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナ(おりものシート)、失禁パッド等であっても良い。
前述した本発明の実施態様に関し、更に以下の付記(吸収性物品等)を開示する。
<1> 液保持性の吸収体並びに該吸収体の肌対向面側に配置された表面シート及び該吸収体の非肌対向面側に配置された裏面シートを具備し、着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部と、該排泄部対向部より着用者の腹側に配される前方部と、該排泄部対向部より着用者の背側に配される後方部とを有する吸収性本体を備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有する吸収性物品であって、前記吸収体は、吸収性シートの積層体からなり、前記排泄部対向部に、前記縦方向に沿う縦スリットが複数、分散した状態に形成された排泄部スリット領域を有しており、前記排泄部対向部における前記吸収体の前記横方向の中央部に、前記縦スリットが特定の配置で形成された中央スリット領域が形成されており、該特定の配置は、前記横方向に離間した複数本の縦スリットからなるスリット列が前記縦方向に複数列形成され、該縦方向に隣り合うスリット列間に間隔を有さず、且つ該縦方向に隣り合うスリット列のスリットの位置が前記横方向にずれている配置であり、前記吸収体は、前記後方部に、前記横方向へ長手方向を有するように延びる後方スリットを有しており、該後方スリットは、該後方スリットの長手方向の中央部が該長手方向の両端部の位置より前方部側に位置する平面視形状を有し、前記縦方向に間隔を開けて複数本形成されており、前記後方スリットで形成される後方スリット領域の前記横方向の長さが、前記排泄部スリット領域の同方向の長さと同じか短い吸収性物品。
<2> 前記吸収体は、前記排泄部対向部に多層部を有し、該多層部は、その周囲に位置する部分よりも吸収性シートの積層枚数が多い部分であり、前記中央スリット領域は、該多層部に形成され、前記後方スリットは、該多層部より後方に位置する、該多層部より吸収性シートの積層枚数が少ない部位に形成されている、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3> 前記後方スリットは、前記縦方向に隣り合う後方スリットのうちの前方に位置する後方スリットの後端位置が、後方に位置する後方スリットの前端位置より前方に位置するように形成されている前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4> 前記後方スリットは、その長手方向の中央部に、該スリットが開いた隙間を有する、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5> 前記後方スリットは、前記前方部側に向かって凸に湾曲した平面視形状を有する、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6> 前記排泄部スリット領域は、前記中央スリット領域の両側に、該中央スリット領域の縦スリットと長さが同じか短い縦スリットが形成された側部スリット領域を有しており、該側部スリット領域には、前記縦方向に複数の縦スリットが配置されているとともに、該縦方向に隣り合う縦スリットどうしは、前記横方向に位置をずらし且つ前記縦方向に重複部を有するように配置されている、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7> 前記複数の後方スリット各々の長さがほぼ同じである、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8> 前記複数の後方スリットが、前方側よりも後方側の方が短い、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9> 前記吸収体は、該吸収体の外形を形成する主吸収体と、主吸収体の一部に重ねて配された主吸収体より小型の補助吸収体とを有している、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10> 前記吸収体は、前記補助吸収体を構成する1枚の吸収性シートを折り畳んだ構造のものを、主吸収体を構成する2枚の吸収性シート間に配したものである、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11> 1枚の吸収性シートを折り畳んで、前記主吸収体を構成する2枚の吸収性シートとした前記<10>記載の吸収性物品。
<12> 前記吸収性物品が左右一対のウィング部を有しており、該一対のウィング部間が前記排泄部対向部である、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13> 前記吸収性物品がウィング部を有しておらず、個包装された状態では、前記縦方向に3つ折りされており、前記排泄部対向部が該吸収性物品を横方向に横断する2本の折曲線について、該吸収性物品の縦方向の前端から数えて第1折曲線と第2折曲線とに囲まれた領域である、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14> 中央スリット領域における縦スリットの長さは、好ましくは10mm以上35mm以下である、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15> 中央スリット領域における同一スリット列内における縦スリットの間隔は、3mm以上20mm以下である、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16> 排泄部スリット領域の横方向の長さは、排泄部対向部における吸収体の同方向の長さの、30%以上85%以下である、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17> 排泄部スリット領域の横方向の長さは、30mm以上55mm以下である、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18> 後方スリットで形成される後方スリット領域の横方向の長さの、排泄部スリット領域の横方向の長さに対する比は1/2以上1以下である、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19> 後方スリットで形成される後方スリット領域の前記横方向の長さは、20mm以上50mm以下である、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
<20> 前記後方スリットは、前記縦方向の長さが、前記後方スリット領域の前記横方向の長さの2.5%以上17.5%以下である、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の吸収性物品。
<21> 縦方向において隣り合う前方の後方スリットの後端位置と後方の前端位置との間の距離は、2mm以上10mm以下である、前記<1>〜<20>の何れか1に記載の吸収性物品。
<22> 側部スリット領域の縦スリットは、前記縦方向の長さが、中央スリット領域の縦スリットの同方向の長さに対して50%以上85%以下である、前記<1>〜<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<23> 前記吸収性シートは、構成繊維同士が接着した構造のものである、前記<1>〜<22>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24> 前記吸収性シートは、湿潤状態の吸水性ポリマーに生じる粘着力や別に添加した接着剤や接着性繊維等のバインダーを介して、構成繊維間や構成繊維と吸水性ポリマーとの間を結合させてシート状としたものである、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
<25> 吸収性本体の肌対向面における縦方向Xに沿う両側部には、平面視において吸収体の縦方向Xに沿う左右両側部に重なるように、一対のサイドシートが吸収性本体の縦方向Xの略全長に亘って配され、一対のサイドシートは、それぞれ、排泄部対向部に位置する線状の第1接合線と、該第1接合線の縦方向Xの前後に位置する線状の第2接合線とで吸収性本体に接合されており、該第1接合線及び第2接合線よりも横方向の内方に、サイドシートと表面シートとで画成される空間部が形成されている、前記<1>〜<24>の何れか1に記載の吸収性物品。
<26> 吸収性本体の肌対向面には、表面シート及び吸収体が裏面シート側に向かって一体的に凹陥してなる線状溝が形成されており、該線状溝は、排泄部対向部を縦方向に延びる縦溝1と、前方部及び後方部に、それぞれ横方向に延びるように形成された第1及び第2の横溝が形成されている、前記<1>〜<25>の何れか1に記載の吸収性物品。
<27> 前記スリットが、前記サイドシートよりも横方向内側にのみ存在している、前記<1>〜<26>の何れか1に記載の吸収性物品。
<28> 前記線状溝が、前記サイドシートよりも横方向内側のみに存在している、前記<1>〜<27>の何れか1に記載の吸収性物品。
<29> 前記排泄部スリット領域は、前記中央スリット領域の両側に、該中央スリット領域の縦スリットと長さが同じか短い縦スリットが形成された側部スリット領域を有しており、該側部スリット領域には、前記縦方向に複数の縦スリットが配置されているとともに、該縦方向に隣り合う縦スリットどうしは、前記横方向に位置をずらし且つ前記縦方向に重複部を有しないように配置されている、前記<1>〜<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
<30> 前記吸収性物品が生理用ナプキンである前記<1>〜<29>の何れか1に記載の吸収性物品。
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
401〜403 吸収性シート
S 排泄部スリット領域
S1 中央スリット領域
S2 側部スリット領域
R1,R2 スリット列
42 多層部
43,44 縦スリット
S3 後方スリット領域
45 後方スリット
45a 中央部
45b,45b 両端部
46 隙間
5 吸収性本体
51 縦溝(線状溝)
52,53 横溝
7 ウイング部
10 サイドシート
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部
X 縦方向
Y 横方向

Claims (6)

  1. 液保持性の吸収体並びに該吸収体の肌対向面側に配置された表面シート及び該吸収体の非肌対向面側に配置された裏面シートを具備し、着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部と、該排泄部対向部より着用者の腹側に配される前方部と、該排泄部対向部より着用者の背側に配される後方部とを有する吸収性本体を備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有する吸収性物品であって、
    前記吸収体は、吸収性シートの積層体からなり、前記排泄部対向部に、前記縦方向に沿う縦スリットが複数、分散した状態に形成された排泄部スリット領域を有しており、
    前記排泄部対向部における前記吸収体の前記横方向の中央部に、前記縦スリットが特定の配置で形成された中央スリット領域が形成されており、該特定の配置は、前記横方向に離間した複数本の縦スリットからなるスリット列が前記縦方向に複数列形成され、該縦方向に隣り合うスリット列間に間隔を有さず、且つ該縦方向に隣り合うスリット列のスリットの位置が前記横方向にずれている配置であり、
    前記吸収体は、前記後方部に、前記横方向へ長手方向を有するように延びる後方スリットを有しており、該後方スリットは、該後方スリットの長手方向の中央部が該長手方向の両端部の位置より前方部側に位置する平面視形状を有し、前記縦方向に間隔を開けて複数本形成されており、
    前記後方スリットで形成される後方スリット領域の前記横方向の長さが、前記排泄部スリット領域の同方向の長さと同じか短い吸収性物品。
  2. 前記吸収体は、前記排泄部対向部に多層部を有し、該多層部は、その周囲に位置する部分よりも吸収性シートの積層枚数が多い部分であり、前記中央スリット領域は、該多層部に形成され、前記後方スリットは、該多層部より後方に位置する、該多層部より吸収性シートの積層枚数が少ない部位に形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記後方スリットは、前記縦方向に隣り合う後方スリットのうちの前方に位置する後方スリットの後端位置が、後方に位置する後方スリットの前端位置より前方に位置するように形成されている請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記後方スリットは、その長手方向の中央部に、該スリットが開いた隙間を有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記後方スリットは、前記前方部側に向かって凸に湾曲した平面視形状を有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記排泄部スリット領域は、前記中央スリット領域の両側に、該中央スリット領域の縦スリットと長さが同じか短い縦スリットが形成された側部スリット領域を有しており、該側部スリット領域には、前記縦方向に複数の縦スリットが配置されているとともに、該縦方向に隣り合う縦スリットどうしは、前記横方向に位置をずらし且つ前記縦方向に重複部を有するように配置されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
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