JP4712533B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
しかし、この吸収性物品によれば、バックシートの全面に亘って固定手段を設けたので、バックシートの全面において剛性が上昇するから、可撓性が大きく損なわれる。
この吸収性物品によれば、バックシートに感圧性接着剤層を設けたので、吸収性物品が着衣に固定されるから、着衣の動きに対して追従できる。しかも、感圧性接着剤層を短手方向の中央部には設けなかったので、中央部の剛性が上昇しないから、着用者の股間から負荷される圧力に対して柔軟に変形できる(換言すれば、可撓性に優れる)。
第2番目の吸収性物品100は、バックシート120に固定手段としての複数のズレ止め帯121を有する。これらズレ止め帯121の各々は、矩形状であり、この長辺が吸収性物品100の短手方向に平行し、且つ、長辺の中心が吸収性物品100の長手方向に延びる中心線上となるように配置されている。また、ズレ止め帯121の各々は、長辺の長さが、吸収性物品100の短手方向の両側縁部102、103から中央部に向けて、順次減少するように設計されている(特許文献2参照)。
この吸収性物品100によれば、吸収性物品100の短手方向の両側縁部から中央部に向けて、長辺の長さが順次減少するようにズレ止め帯121を設計した。このため、吸収性物品100の短手方向の両側縁部には充分な長さのズレ止め帯121が形成され、吸収性物品100が着衣に固定されるから、着衣の動きに対して追従できる。しかも、吸収性物品100の短手方向中央部では、ズレ止め帯121の長さが短く、ズレ止め帯121とバックシート側縁部102、103との間に剛性の小さい非ズレ止め帯部が形成されるから、着用者の股間から負荷される圧力に対して柔軟に変形できる(換言すれば、可撓性に優れる)。
前述した特許文献2に示される吸収性物品100によれば、吸収性物品100の短手方向中央部では、ズレ止め帯121とバックシート側縁部102、103との間に非ズレ止め帯部が形成されるから、非ズレ止め帯部にヨレが発生するという問題があった。
しかも、この吸収性物品100では、各ズレ止め帯121同士の間隔が全く考慮されていない。このため、ズレ止め帯121aが着衣から一旦離脱すると(図7B参照)、離脱したズレ止め帯121aが隣接するズレ止め帯121bに接着され、ヨレが生じた状態で吸収性物品100を固定して、ヨレを維持してしまう場合があった(図7C参照)。
前記バックシートは、所定距離の間隔をあけて配置された、前記吸収性物品を前記着衣に固定する複数の固定手段を有し、
前記間隔は、前記所定距離を挟む二点を結ぶ直線方向における前記固定手段の寸法よりも大きく、
前記固定手段は、前記バックシートの周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けられており、
前記固定手段が設けられている部位の面積は、前記バックシートの面積に対して、20%以上40%以下であることを特徴とする吸収性物品。
また、固定手段を所定距離の間隔をあけて配置し、この間隔を、所定距離を挟む二点を結ぶ直線方向における固定手段の寸法よりも大きくした。これにより、ヨレが発生しても、折れ曲がったバックシートによって固定手段が包摂されて、固定手段同士の接着が妨げられるから、ヨレの維持を抑制できる。
一方、固定手段が設けられている部位の面積が、バックシートの面積に対して小さすぎると、着衣への固定が充分にはなされないから、着衣の動きに充分には追従できない。(1)の発明によれば、固定手段が設けられている部位の面積を、バックシートの面積に対して20%以上としたので、着衣への固定が充分になされ、着衣の動きに充分に追従できる。
前記バックシートは、前記長手方向又は前記短手方向に沿って延びるように設けられ間隔をあけて配置された、前記吸収性物品を前記着衣に固定する複数の固定手段を有し、
前記間隔は、前記固定手段の各々の幅よりも大きく、
前記固定手段は、前記バックシートの周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けられており、
前記固定手段が設けられている部位の面積は、前記バックシートの面積に対して、20%以上40%以下であることを特徴とする吸収性物品。
また、固定手段を、吸収性物品の長手方向又は短手方向に沿って延びるように設け、間隔をあけて配置し、この間隔を、固定手段の各々の幅よりも大きくした。これにより、ヨレが発生しても、折れ曲がったバックシートによって固定手段が包摂されて、固定手段同士の接着が妨げられるから、ヨレの維持を抑制できる。
また、固定手段同士の間隔を略一定とすれば、後述する剛性の高低の偏りを抑えられる点で好ましい。
一方、固定手段が設けられている部位の面積が、バックシートの面積に対して小さすぎると、着衣への固定が充分にはなされないから、着衣の動きに充分には追従できない。(1)の発明によれば、固定手段が設けられている部位の面積を、バックシートの面積に対して20%以上としたので、着衣への固定が充分になされ、着衣の動きに充分に追従できる。
一方、固定手段の各々の幅が小さすぎると、固定手段の設置が技術的に困難となる場合がある。(4)の発明によれば、固定手段の各々の幅を1.0mm以上としたので、容易に固定手段を設置できる。
なお、剛軟度の下限は特に限定されないが、通常、0.01mN/25mm程度であると考えられる。
バックシートに固定手段を設けたので、吸収性物品が着用者の着衣に固定されるから、着衣の動きに追従できる。また、間隔をあけて固定手段を配置し、この間隔を固定手段の所定の寸法又は幅よりも大きくした。これにより、ヨレが発生しても、折れ曲がったバックシートによって固定手段が包摂されて、固定手段同士の接着が妨げられるから、ヨレの維持を抑制できる。
固定手段をバックシートの周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けたので、ヨレの発生を抑制できる。また、結果的に、着用者に与える不快感を予防できる。
固定手段が設けられている部位の面積を、バックシートの面積に対して40%以下としたので、吸収性物品の剛性の過度の上昇が抑えられるので、可撓性に優れる。一方、固定手段が設けられている部位の面積を、バックシートの面積に対して20%以上としたので、着衣への固定が充分になされ、着衣の動きに充分に追従できる。
従って、本発明によれば、着衣の動きに対して追従でき、可撓性に優れ、且つ、ヨレの発生及び維持を抑制できる。
[製造装置の全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態のパンティーライナー1をバックシート20側から見た平面図である。図2は、図1における固定手段21の配置を示す一部拡大図である。図3A〜図3Dは、パンティーライナー1の変形時における図1のII−II線矢視断面図である。
パンティーライナー1を構成するトップシート10及びバックシート20は、曲線形状の前縁部2と、同様に曲線形状の後縁部3と、を有す略矩形状である。例えば、長さ寸法は中央部の最長部位で140mm、長手方向両側縁部の最短部位で120mmであり、幅寸法は中央部の最短部位で44.0mm、短手方向両側縁部付近の最長部位で54.5mmである。
なお、本実施形態においては、9本の固定手段21が設けられているが、特に限定されず、通常、3本以上であればよい。
即ち、固定手段21は、バックシート20の周縁からの距離が少なくとも3.0mmの範囲には設けられておらず、且つ、バックシート20の周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けられている。
トップシート10は、液透過性であり、一般的に液親水性である。また、着用者の肌に当接するので、柔軟性に富み、風合いのよい素材が好ましく用いられる。具体的には、化学繊維、合成繊維、天然繊維等の素材がスルーエア法、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロン法、ニードルパンチ法の適宜の方法によって加工された不織布、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる液透過性のフィルムを、トップシート10として使用できる。また、感触及び嵩高性を向上させる点から、トップシート10は、これらの不織布等が複数枚重ねられて構成されていることが好ましい。トップシート10の嵩高化は、熱処理を施す又は坪量を増加させることにより行うことができる。
そして、トップシート10の坪量は、第1層が7g/m2以上93g/m2以下(例えば、20g/m2)であり、第2層が7g/m2以上93g/m2以下(例えば、15g/m2)であり、全体として14g/m2以上100g/m2以下(例えば、35g/m2)である。
バックシート20は、一般的に、非通気性又は通気液不透過性である。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレン、セロファン等を単独で若しくは複合して得られるプラスチックフィルム、樹脂フィルムが貼り合わされた不織布、プラスチックフィルムに不織布が積層されたラミネート材、ポリプロピレンを主原料としたSMS(スパンボンド、メルトブロン、スパンボンド)不織布、SMS/MB(メルトブロン)/SMS不織布等の高耐水性の不織布等で構成できる。このうち、ポリプロピレンを主原料としたSMS/MB/SMS不織布は、非常に高い透湿性を有して体液の滲みを抑制できる点、使用時における熱や湿気の滞留によるムレ感を抑制できる点で好ましい。
固定手段21としては、下着に対して固定できるものであれば特に限定されず、例えば、粘着材層、粘着テープ、面ファスナーが挙げられる。このうち、ホットメルト粘着材により形成される粘着材層は、塗工が容易であり配置を任意に行うことができる点で、好ましい。ホットメルト粘着剤は、ABA型又はABブロック共重合体(Aは熱可塑性ブロック、Bはラバーブロック)を主体とするゴム系感圧性接着剤であればよく、具体的には、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体が挙げられる。
吸収体30は、一般的に、液吸収性、液保持性に優れていることが好ましい。吸収体30は、粉砕パルプを液透過性の紙やセルロースシートで包んだもの、高吸収性ポリマーを混合したもの等で構成できる。具体的には、化学繊維、合成繊維、天然繊維等がスパンレース法、スパンボンド法、ニードルパンチ法等の適宜の方法によって加工された不織布、ポリエチレン等の合成樹脂からなるフィルムが挙げられる。また、吸収体30は、これらの不織布等が複数枚重ねられた構成でもよい。
パンティーライナー1の剛軟度は、「JIS−L1096」に基づくガーレー剛軟度試験に準拠して測定される。剛軟度測定に使用する機器は、特に限定されないが、例えば、ガーレー式柔軟度試験機(安田精機製作所社製)が挙げられる。
このように測定されるパンティーライナー1の短手方向における剛軟度は、3N/25mm以下(例えば、0.35mN/25mm)である。
(A)バックシート20に固定手段21を設けたので、パンティーライナー1が着用者の着衣に固定されるから、着衣の動きに追従できる。
また、固定手段21を、パンティーライナー1の長手方向に沿って延びるように設け、間隔をあけて配置し、この間隔を、固定手段21の各々の幅よりも大きくした。これにより、ヨレが発生しても(図3B参照)、折れ曲がったバックシート20によって固定手段21が包摂されて(図3C参照)、固定手段21同士の接着が妨げられるから、ヨレの維持を抑制できる(図3D参照)。また、特に、パンティーライナー1の短手方向の動きによるヨレの維持を抑制できる。固定手段21同士の間隔を略一定としたので、剛性の高低の偏りを抑えられる。
固定手段21をバックシート20の周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けたので、ヨレの発生を抑制できる。また、結果的に、着用者に与える不快感を予防できる。
固定手段21が設けられている部位の面積を、バックシート20の面積に対して40%以下としたので、パンティーライナー1の剛性の過度の上昇が抑えられるので、可撓性に優れる。一方、固定手段21が設けられている部位の面積を、バックシート20の面積に対して20%以上としたので、着衣への固定が充分になされ、着衣の動きに充分に追従できる。
従って、パンティーライナー1は、着衣の動きに対して追従でき、可撓性に優れ、且つ、ヨレの発生及び維持を抑制できる。
図4は、本発明の第2実施形態に係るパンティーライナー1Aをバックシート20A側から見た平面図である。図5は、図4における固定手段21Aの配置を示す一部拡大図である。
即ち、バックシート20Aは、パンティーライナー1Aの短手方向に沿って延びるように設けられ間隔をあけて配置された、複数の固定手段21Aを有する。
なお、本実施形態における、固定手段21Aの数は特に限定されないが、通常、3本以上である。
即ち、固定手段21Aは、バックシート20Aの周縁から内側に3.0mm未満の範囲には設けられておらず、且つ、バックシート20Aの周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けられている。
(A’)バックシート20Aに固定手段21Aを設けたので、パンティーライナー1Aが着用者の着衣に固定されるから、着衣の動きに追従できる。
また、固定手段21Aを、パンティーライナー1Aの短手方向に沿って延びるように設け、間隔をあけて配置し、この間隔を、固定手段21Aの各々の幅よりも大きくした。これにより、ヨレが発生しても、折れ曲がったバックシート20Aによって固定手段21Aが包摂されて、固定手段21A同士の接着が妨げられるから、ヨレの維持を抑制できる。また、特に、パンティーライナー1Aの長手方向の動きによるヨレの維持を抑制できる。固定手段21A同士の間隔を略一定としたので、剛性の高低の偏りを抑えられる。
固定手段21Aをバックシート20Aの周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けたので、ヨレの発生を抑制できる。また、結果的に、着用者に与える不快感を予防できる。
固定手段21Aが設けられている部位の面積を、バックシート20Aの面積に対して40%以下としたので、パンティーライナー1Aの剛性の過度の上昇が抑えられるので、可撓性に優れる。一方、固定手段21Aが設けられている部位の面積を、バックシート20Aの面積に対して20%以上としたので、着衣への固定が充分になされ、着衣の動きに充分に追従できる。
従って、パンティーライナー1Aは、着衣の動きに対して追従でき、可撓性に優れ、且つ、ヨレの発生及び維持を抑制できる。
[トップシート]
芯部がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂で鞘部がポリエチレン(PE)樹脂の芯鞘型複合合成繊維(繊維径2.2dtex、繊維長45mm)からなる第1層と、芯部がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂で鞘部がポリエチレン(PE)樹脂の芯鞘型複合合成繊維(繊維径2.2dtex、繊維長45mm)及びポリエチレン(PE)樹脂で鞘部がポリプロピレン(PP)樹脂の芯鞘型複合合成繊維(繊維径2.2dtex、繊維長45mm)からなる第2層と、をカードにて解繊し、ウェブした状態で重ね、熱風処理を施すことで、複層構造を形成した。
そして、トップシートの坪量は、第1層が20g/m2であり、第2層が15g/m2であり、全体として35g/m2であった。
ポリエチレンからなる非通気性プラスチックフィルムであり、その坪量が23g/m2であるフィルムを、バックシートとして適用した。
スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を主成分とするゴム系感圧性接着剤を、塗布量が35g/m2となるようにバックシートに塗布し、複数の固定手段を形成した。
レーヨン繊維及びポリエチレンテレフタレート繊維を、レーヨン:ポリエチレンテレフタレート=9:1の比率で混合し、スパンレース法により作製した、坪量が25g/m2である不織布を吸収体として適用した。
上述した各部材を、肌側から、トップシート、吸収体の順に配置し、熱融着粘着剤によって部分的に接合した。次に、高さ3mmの矩形状のピンが千鳥状に設けられたエンボス板で押圧することにより、深さ1.00mmのエンボス圧縮部を複数設けた。
そして、吸収体のトップシートが接合されていない側の面に、バックシートを配置し、熱融着粘着剤によって部分的に接合した。この積層体を瓢箪形に切断することで、パンティーライナーを作製した。このパンティーライナーは、長さ寸法が中央部の最長部位で140mm、長手方向両側縁部の最短部位で120mmであり、幅寸法が中央部の最短部位で44.0mm、短手方向両側縁部付近の最長部位で54.5mmであった。
バックシートに設ける固定手段の配置が異なる他は、上述した実施例と同様の条件で、パンティーライナーを作製した。
即ち、固定手段の各々を矩形状に形成し、この長辺寸法を120mm、短辺寸法を3.0mmとした。そして、8本の固定手段を、互いに、吸収性物品の短手方向に2.0mmの間隔をもって設けた。
固定手段が設けられている部位の総面積は、バックシートの面積に対して、42%であった。
実施例及び比較例で得られたパンティーライナーの中心部を長さ38mm、幅25mmでカットして、試験片を短手方向(CD方向)で作製した。これらの試験片を、「JIS−L1096」に基づくガーレー剛軟度試験に準拠して、ガーレー式柔軟度試験機(安田精機製作所社製)を用いて測定を行うことで、短手方向における剛軟度を測定した。この結果を表1に示す。
表1に示されるように、実施例で得られたパンティーライナーの方が、比較例で得られたパンティーライナーよりも、剛軟度が低かった。よって、実施例で得られたパンティーライナーは、可撓性に優れることが分かった。
実施例及び比較例で得られたパンティーライナーの各々を、120名の女性に使用してもらい、よりヨレにくいと感じたパンティーライナーについて、回答を求めた。各々のパンティーライナーについて、よりヨレにくいと感じたと回答したモニターの割合を表1に示す。
表1に示されるように、実施例で得られたパンティーライナーの方が、比較例で得られたパンティーライナーよりも多くのモニターに、ヨレにくいと評価された。よって、実施例で得られたパンティーライナーは、ヨレの発生及び維持を抑制できることが分かった。
例えば、固定手段は、前述した実施形態においては、略矩形状とし、パンティーライナーの長手方向又は短手方向のほぼ全長に亘る寸法としたが、これに限られない。即ち、固定手段の形状は、正方形、円形、楕円形、ひし形等の任意の形状でよく、寸法も短くしてよい。そして、このような固定手段は、バックシートの全面に散在するように配置してよい。ただし、固定手段同士を所定距離の間隔をあけて配置し、この間隔が、所定距離を挟む二点を結ぶ直線方向における固定手段の寸法よりも大きくなるように配置する必要がある。
10 トップシート
20 バックシート
21 固定手段
30 吸収体
Claims (5)
- 着用者の肌側に配置される液透過性のトップシートと、着用者の着衣側に配置される液不透過性のバックシートと、これらトップシートとバックシートとの間に介在する液吸収保持性の吸収体とを備え、長手方向及び短手方向を有する吸収性物品であって、
前記バックシートは、前記長手方向の一端側から他端側に亘って該長手方向に沿って延びるように設けられ前記短手方向に間隔をあけて配置された、前記吸収性物品を前記着衣に固定する3本以上の固定手段を有し、
前記間隔は、前記固定手段の各々の幅よりも大きく、
前記固定手段は、前記バックシートの周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けられると共に、前記バックシートの周縁から内側に3.0mm未満の範囲には設けられておらず、
前記固定手段が設けられている部位の面積は、前記バックシートの面積に対して、20%以上40%以下であることを特徴とする吸収性物品。 - 着用者の肌側に配置される液透過性のトップシートと、着用者の着衣側に配置される液不透過性のバックシートと、これらトップシートとバックシートとの間に介在する液吸収保持性の吸収体とを備え、長手方向及び短手方向を有する吸収性物品であって、
前記バックシートは、前記短手方向の一端側から他端側に亘って該短手方向に沿って延びるように設けられ前記長手方向に間隔をあけて配置された、前記吸収性物品を前記着衣に固定する3本以上の固定手段を有し、
前記間隔は、前記固定手段の各々の幅よりも大きく、
前記固定手段は、前記バックシートの周縁から内側に3.0mm以上5.0mm未満の範囲には少なくとも設けられると共に、前記バックシートの周縁から内側に3.0mm未満の範囲には設けられておらず、
前記固定手段が設けられている部位の面積は、前記バックシートの面積に対して、20%以上40%以下であることを特徴とする吸収性物品。 - 前記固定手段の各々の幅は、1.0mm以上3.0mm以下である請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記短手方向又は前記長手方向におけるガーレー試験機による剛軟度が、3N/25mm以下である請求項1から3いずれか記載の吸収性物品。
- 前記固定手段は、粘着材層、粘着テープ、面ファスナーからなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項1から4いずれか記載の吸収性物品。
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