JP2003339764A - 吸収性物品の包装構造 - Google Patents

吸収性物品の包装構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収性物品の後部フラップに設けた粘着部
が、該後部フラップが折り畳まれる際の折り線の両側に
位置する部分同士で貼り付きにくく、しかも粘着部の総
面積を充分に確保でき、吸収性物品の使用中に後部フラ
ップのめくれやヨレが生じにくい吸収性物品の包装構造
を提供すること。 【解決手段】 後部フラップ5を備えた吸収性物品1
を、包装材14上に載置し、粘着部52,53を剥離シ
ート12で被覆した状態で、少なくとも後部フラップ5
が長手方向に折り畳まれるように長手方向に折り畳み、
該包装材14の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包
装構造であり、前記粘着部52,53は、後部フラップ
5が長手方向に折り畳まれる際の折り線L1と重ならな
いように、該後部フラップ5の長手方向における該折り
線の両側に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収性物品の後部
フラップに設けた粘着部が、該後部フラップが折り畳ま
れる際の折り線の両側に位置する部分同士で貼り付きに
くく、しかも該粘着部の総面積を充分に確保でき、吸収
性物品の使用中に後部フラップのめくれやヨレが生じに
くい吸収性物品の包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生理用ナプキンとして、液透過性
の表面層、液不透過性の裏面層及びこれら両層間に介在
された液保持性の吸収層を具備し、着用時に、着用者の
背中寄りの位置に配される後方部の両側部に、粘着部を
介してショーツ等の着衣の内表面上に固定される後部フ
ラップを備えたものが知られている。この後部フラップ
は、着用中に経血等が液排泄部よりも背中側に移動して
漏れ出す、いわゆる後ろ漏れの発生を防止するものであ
る。
【0003】従来、斯かる生理用ナプキンを個別包装し
た包装構造においては、後部フラップ固定用の粘着部を
剥離シートで被覆して保護した状態で、生理用ナプキン
を長手方向に二つ折り又は三つ折り等に折り畳んで包装
していたが、生理用ナプキンの包装構造をよりコンパク
トしようとする場合、特にナプキンの長手方向の折り曲
げ回数を3回以上とするような場合等には、前記粘着部
が、後部フラップを長手方向に折り畳む際の折り線の両
側に跨ることが多くなり、そのような場合には、後部フ
ラップに付いた折りグセにより、その折り線の両側に位
置する粘着部の部分同士が貼り付いて、それを引き剥が
すのに手間が掛かったり、場合によってはナプキンが使
用不能となることが判った。斯かる問題を解決するに
は、前記粘着部を、前記折り線から離れた場所に設ける
ことも考えられるが、その場合には、粘着部の総面積が
減少し、ナプキンの使用中に、後部フラップにめくれや
ヨレが生じ易くなり、装着感が悪化したり、後部フラッ
プの漏れ防止機能が充分に発現されなくなる恐れがあ
る。
【0004】従って、本発明の目的は、吸収性物品の後
部フラップに設けた粘着部が、該後部フラップが折り畳
まれる際の折り線の両側に位置する部分同士で貼り付き
にくく、しかも粘着部の総面積を充分に確保でき、吸収
性物品の使用中に後部フラップのめくれやヨレが生じに
くい吸収性物品の包装構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面層、液不透過性の裏面層及びこれら両層間に介在され
た液保持性の吸収層を具備し、着用時に着用者の背中寄
りの位置に配される後方部の両側部に、粘着部を介して
ショーツ等の着衣の内表面上に固定される後部フラップ
を備えた吸収性物品を、包装材上に載置し、該包装材と
共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止し
てなる吸収性物品の包装構造において、前記吸収性物品
は、前記包装材と共に折り畳まれる際に、少なくとも前
記後部フラップ内で長手方向に折り畳まれて該後部フラ
ップに折り線が形成されており、前記粘着部は、前記折
り線上に重ならないように、前記後部フラップの長手方
向における該折り線の両側に設けられており、前記後部
フラップは、前記粘着部を剥離シートで被覆された状態
で、前記折り線により粘着部形成側を内側にして折り畳
まれていることを特徴とする吸収性物品の包装構造を提
供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基いて説明する。本実施形態の包装構造における
吸収性物品は、図1及び図2に示すように、液透過性の
表面層としての表面シート2、液不透過性の裏面層とし
ての裏面シート3及びこれら両層間に介在された液保持
性の吸収層としての吸収体4を具備し、実質的に縦長に
形成された生理用ナプキン1である。生理用ナプキン1
は、長手方向の一端部から他端部に向かって順に、着用
時に着用者の腹側寄りの位置に配される前方部A、着用
者の液排液部に対向配置される股下部B及び着用者の背
側寄りの位置に配される後方部Cを有している。
【0007】吸収体4並びにその両面(肌当接面及び非
肌当接面)を被覆する表面シート2及び裏面シート3
は、図2に示すように積層されて、ナプキン1の幅方向
中央部に、ナプキン1の長手方向に亘って延びる本体部
分10を形成している。そして、生理用ナプキン1は、
後方部Cの両側部に、本体部分10の長手方向の両側縁
から延出し、着用時にショーツ等の着衣の内表面上に粘
着固定される後部フラップ5を備えている。
【0008】後方部Cにおける裏面シート3は、図2に
示すように、吸収体4の長手方向の両側縁41,41よ
りも幅方向外方に延出した延出部31,31を有してお
り、各延出部31の肌当接面側には、フラップ形成用の
不織布51が積層されている。後部フラップ5は、この
ように、裏面シート3の延出部31とフラップ形成用の
不織布51との積層体からなる。不織布51は、ナプキ
ン1の幅方向中央線L寄りの一側縁部51aが、吸収体
4の両側部と裏面シート3との間に固定されており、該
一側縁部51aを除く縁部51bが、ナプキン1の周縁
部において裏面シート3と接合されて周縁シール部8を
形成している。尚、吸収体4及び延出部31の肌当接面
とは、それぞれにおける、着用時に着用者の肌側に向け
られる面をいう。
【0009】尚、裏面シート3は、ナプキン1の前方部
A及び股下部Bにおいても、吸収体4の長手方向の両側
縁41,41よりも幅方向外方に延出する部分を有して
おり、その延出部分にも不織布51が積層されて、ナプ
キン1の前方部A及び股下部Bに、前部フラップ6及び
ウイング部7がそれぞれ形成されている。ウイング部7
には、その片面に粘着剤が塗布されてウイング部粘着部
71が形成されており、ナプキンを装着する際には、該
ウイング部7を、その付け根部分から折り曲げ、折り曲
げたウイング部7を、ショーツ等の衣類の外表面側にウ
イング部粘着層71を介して固定する。生理用ナプキン
1は、その長手方向における、後部フラップ5とウイン
グ部7の境界部付近が凹状に括れている。
【0010】後部フラップ5には、粘着剤が塗布されて
粘着部52,53が形成されており、該粘着部52,5
3は、図1(b)及び図3に示すように、後部フラップ
5が長手方向に折り畳まれる際の折り線L1と重ならな
いように、該後部フラップ5の長手方向における該折り
線L1の両側それぞれに設けられている。より具体的に
は、折り線L1よりもナプキン1の前方側に第1の粘着
部52が設けられ、折り線L1よりもナプキン1の後方
側に第2の粘着部53が設けられており、何れの粘着部
52,53も折り線L1に重なっていない(跨っていな
い)。本実施形態における折り線L1は、後部フラップ
5を長手方向に2等分する中央位置よりもナプキン1の
後方側に若干偏倚した位置にある。
【0011】第1及び第2粘着部52,53は、粘着部
同士の貼り付きを防止する観点及び後部フラップ5のめ
くれやヨレを防止する観点から、それぞれ折り線L1か
らの離隔距離L4,L5(図3参照)が5mm以上、特
に10〜30mmであることが好ましい。また、第1及び
第2粘着部52,53は、粘着部同士の貼り付きを防止
する観点及び後部フラップ5のめくれやヨレを防止する
観点から、それぞれ長手方向に沿う方向の長さが20〜
40mm、特に25〜35mmであることが好ましく、そ
れぞれの面積が10〜80cm2、特に30〜60cm2
であることが好ましい。また、同様の観点から、各後部
フラップにおいて、その長手方向に沿う方向の両粘着部
52,53の合計長さが40〜80mm、特に50〜7
0mmであることが好ましく、両粘着部52,53の合計
面積が20〜160cm2、特に60〜120cm2であ
ることが好ましい。
【0012】第1及び第2粘着部52,53は、図1
(b)及び図3に示すように、後部フラップ5が、前記
折り線L1に沿って折り畳まれた際に互いに重ならない
位置に設けられている。より具体的には、後部フラップ
5が、前記折り線L1に沿って折り畳まれた際に互いに
重ならないように、後部フラップ5の幅方向における異
なる位置に設けられている。そのため、粘着部同士の貼
り付きを一層確実に防止することができ、特に幅方向に
おける異なる位置に設けることによって重ならないよう
にしてあるため、装着前に、剥離シートを剥がした後
に、折り線によって後部フラップが重なってしまった場
合でも、直接粘着剤同士が接触しないため、引き剥がし
が困難になることを防止できる。また、このように粘着
剤を部分的に複数設けることで、後部フラップの幅方向
と長手方向の広い領域が着衣に固定されることにより、
後部フラップの固定性が向上する。
【0013】後部フラップ5が折り線L1に沿って折り
畳まれた際に両粘着部52,53同士が互いに重ならな
いようにするには、本実施形態の方法に代えて、折り線
L1からの離間距離を両粘着部52,53で大きく異な
らせる方法を用いることもできる。例えば、第1粘着部
52を、図3中の52aで示す位置〔第1粘着部の折り
線L1からの離隔距離(L4)>第2粘着部の折り線L
1からの離隔距離(L5)+第2粘着部の長手方向長さ
(L6)となる位置〕に設ける。
【0014】本実施形態の生理用ナプキン1の包装構造
においては、図4及び図5に示すように、ウイング部7
及び後部フラップ5が、ナプキン1の本体部分10の両
側縁に沿って折り曲げられて、それぞれ本体部分10の
表面シート2上に位置している。そして、その折り曲げ
られたウイング部7のウイング部粘着部71並びに後部
フラップ5の第1及び第2粘着部52,53は、一枚の
矩形状の剥離シート12により被覆されて保護されてい
る。また、ナプキン1の本体部分10の裏面シート3側
には、包装構造止着用の公知のタブテープ13を有する
一枚の矩形状の包装材14が配されている。ナプキン1
の本体部分10の裏面シート3側の面には、縦長矩形状
に粘着剤が塗布されて、ナプキンをショーツ等の衣類に
固定するための本体部分粘着部(図示せず)が形成され
ており、本体部分10は、該本体部分粘着部を介して、
包装材14の剥離処理が施された内面に剥離可能に固定
されている。尚、包装材14の剥離処理は、ナプキン載
置面の全域に施されていても良いし、本体部分粘着部に
対応する一部にのみ施されていても良い。
【0015】本実施形態の包装構造における生理用ナプ
キン1は、包装材14と共に長手方向に3回折り曲げら
れて折り畳まれており、このナプキン1を折り畳む際に
は、後部フラップ5が長手方向に1回折り畳まれてい
る。後部フラップ5が折り畳まれる際の折り線L1が、
図1及び図3〜図5の各図に符号L1で示す折り線であ
る。
【0016】本実施形態の生理用ナプキン1の包装構造
は、例えば以下のようにして得られる。先ず、図4
(a)に示すように、包装材14上に、生理用ナプキン
1を載置する。図4(a)に示す状態においては、ウイ
ング部7及び後部フラップ5が、本体部分10の両側縁
に沿って本体部分10の表面シート2側に折り返されて
いる。ウイング部7及び後部フラップ5の折り返す工
程、及びウイング部粘着部71又は粘着部52,53を
形成するための粘着剤の塗工工程は、それぞれ、ナプキ
ン1を包装材14上に載置する前又は後に行うことがで
きる。
【0017】また、ウイング部粘着部71並びに第1及
び第2粘着部52,53上に剥離シート12を配置し、
各粘着部を剥離シート12に剥離可能に粘着させる。こ
れにより、各粘着部はナプキンの使用時まで保護され
る。尚、図4(a)には、剥離シート12の配置箇所を
二点鎖線で示してある。
【0018】そして、生理用ナプキン1を、後部フラッ
プ5を長手方向に2等分する中央位置よりも若干ナプキ
ン1の後端部寄りに偏倚した位置において、幅方向に延
びる折り線L1に沿って長手方向に折り曲げる。この1
回目の折り曲げにより、第2粘着部53を有する、ナプ
キン1の後端部近傍の図中符号Dで示す部分が、長手方
向に折り返されて、その部分よりもナプキン前方部寄り
に位置する部分上に積層される。この折り曲げの際に
は、後部フラップ5が、剥離シート12及び包装材14
と共に折り線L1に沿って長手方向に折り畳まれる。
【0019】次いで、図4(b)に示すように、この生
理用ナプキン1を、その股下部Bと後方部Cとの境界部
付近において、幅方向に延びる折り線L2に沿って長手
方向に折り曲げる。この2回目の折り曲げにより、図中
符号Eで示す部分が、符号Dで示す部分が積層された状
態で折り返されて、図中符号Fで示す部分上に積層され
る。そして、更に、生理用ナプキン1を、その前方部A
と股下部Bとの境界部付近において、幅方向に延びる折
り線L3に沿って長手方向に折り曲げる。この3回目の
折り曲げにより、図中符号Gで示す部分が折り返され
て、図中符号Fで示す部分上に積層された図中符号Eで
示す部分上に積層される。
【0020】このようにして、生理用ナプキン1は、そ
の長手方向に3回折り曲げられて、コンパクトな形態に
折り畳まれる。そして、このように折り畳まれた状態の
生理用ナプキン1の両側縁から幅方向外方に延出する包
装材14の両側部をエンボス加工等の公知方法により封
止すると共に、包装材14のタブテープ13を所定箇所
に止着することにより、図4(c)及び図5に示す、生
理用ナプキン1の包装構造が得られる。
【0021】本実施形態の生理用ナプキンの包装構造に
よれば、後部フラップ5の粘着部52,53が、後部フ
ラップ5が長手方向に折り畳まれる際の折り線L1と重
ならないように、該後部フラップ5の長手方向における
該折り線L1の両側に設けられているため、ナプキンを
包装材から取り出した際、後部フラップ5に折りグセが
付いていても、その折り線の両側に位置する粘着部同士
が貼り付く恐れがない。そのため、貼り付いた粘着部同
士を引き剥がすのに手間が掛かったり、ナプキンが使用
困難ないし使用不能になるといった不都合が生じない。
しかも、折り線L1の両側にそれぞれ粘着部52,53
を設けてあるため、粘着部の合計面積を充分に確保する
ことが可能である。そのため、衣類に装着した際、後部
フラップ5にめくれやヨレが生じて、装着感が悪化した
り、後部フラップの漏れ防止機能が充分に発現されなく
なるといった不都合も生じない。
【0022】本実施形態の包装構造の各部の形成材料と
しては、生理用ナプキンの包装構造に、従来用いられて
いるものを特に制限なく用いることができる。例えば、
剥離シートとしては、公知の剥離処理が施された紙や樹
脂フィルム、これらの積層体等を用いることができる。
【0023】尚、本発明の吸収性物品の包装構造は、上
記の実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲において種々変形可能である。例え
ば、上記実施形態における生理用ナプキン1の第1及び
第2粘着部52,53は、いずれも矩形状の同一形状で
あるが、両粘着部で長さや幅、形状等が異なっていても
良い。また、生理用ナプキン1の第1粘着部52は、例
えば図3中に符号52bで示す位置に設けることもでき
る。
【0024】上記実施形態における生理用ナプキン1に
おける後部フラップ5は、裏面シートの延出部31とフ
ラップ形成用の不織布51との積層体から構成されてい
るが、表面シート2及び裏面シート3が、それぞれ吸収
体4の両側縁から幅方向外方に延出して、延出した両シ
ート2,3により後部フラップ5が形成されていても良
い。また、本体部分10の両側部に、弾性部材を有する
立体ギャザー形成用のシート材を配して立体ギャザーを
設けると共に、そのシート材を、吸収体4の両側縁から
幅方向外方に延出させ、その延出部分と裏面シート3の
延出部とを積層して後部フラップを形成することもでき
る。
【0025】また、上記実施形態の包装構造において
は、生理用ナプキン1を、その長手方向に3回折り曲げ
て折り畳んでいるが、後部フラップ5が長手方向に一回
以上折り畳まれる限り、ナプキンの折り曲げ回数は特に
制限されず、例えば2回(三つ折り)又は4回以上折り
曲げられていても良い。また、生理用ナプキン1は、前
部フラップ6及びウイング部7を有するものに代えて、
前部フラップ6及び/又はウイング部7を有しないもの
であっても良い。また、包装材14は、剥離処理されて
おらず、剥離シートが接合されていてもよい。また、剥
離シート12の一部を包装材14に固定し、吸収性物品
の包装構造から吸収性物品を取り出す際に、包装材14
と吸収性物品の別離のみで剥離シート12が自動的に粘
着部から剥がれるようにして取出を容易にした形態、包
装材14と剥離シート12とを接合せずに廃棄の容易性
を向上させた形態としても良い。本発明の吸収性物品と
しては、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッ
ド等が挙げられる。
【0026】
【発明の効果】本発明の吸収性物品の包装構造は、吸収
性物品の後部フラップに設けた粘着部が、該後部フラッ
プが折り畳まれる際の折り線の両側に位置する部分同士
で貼り付きにくく、しかも粘着部の総面積を充分に確保
でき、吸収性物品の使用中に後部フラップのめくれやヨ
レが生じにくいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、吸収性物品の一例としての生理用ナプ
キンを示す概略図で、図1(a)は平面図、図1(b)
は底面図である。
【図2】図2は、図1のX−X断面を模式的に示す断面
図である。
【図3】図3は、図1(b)中の円Pで囲んだ部分を拡
大して示す要部拡大図である。
【図4】図4は、生理用ナプキンの包装構造の製造工程
を示す概略工程図であり、図4(a)は包装材上に生理
用ナプキンを載置した状態、図4(b)は包装材と共に
生理用ナプキンを長手方向に折り畳む状態、図4(c)
は生理用ナプキンの包装構造が完成した状態を示す図で
ある。
【図5】図5は、本発明の一実施形態としての生理用ナ
プキンの包装構造を示す図で、図4(c)のY−Y断面
を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 生理用ナプキン(吸収性物品) 2 表面シート(表面層) 3 裏面シート(裏面層) 4 吸収体(吸収層) 5 後部フラップ 52 第1粘着部 53 第2粘着部 L1 後部フラップが折り曲げられる際の折り線 A 前方部 B 股下部 C 後方部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 淳 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 濱島 美次 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C003 EA03 FA01 GA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面層、液不透過性の裏面層
    及びこれら両層間に介在された液保持性の吸収層を具備
    し、着用時に着用者の背中寄りの位置に配される後方部
    の両側部に、粘着部を介してショーツ等の着衣の内表面
    上に固定される後部フラップを備えた吸収性物品を、包
    装材上に載置し、該包装材と共に長手方向に折り畳み、
    該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包装構
    造において、 前記吸収性物品は、前記包装材と共に折り畳まれる際
    に、少なくとも前記後部フラップ内で長手方向に折り畳
    まれて該後部フラップに折り線が形成されており、 前記粘着部は、前記折り線上に重ならないように、前記
    後部フラップの長手方向における該折り線の両側に設け
    られており、 前記後部フラップは、前記粘着部を剥離シートで被覆さ
    れた状態で、前記折り線により粘着部形成側を内側にし
    て折り畳まれていることを特徴とする吸収性物品の包装
    構造。
  2. 【請求項2】 前記折り線の両側に設けられた両粘着部
    は、前記後部フラップが、該折り線に沿って折り畳まれ
    た際に互いに重ならない位置に設けられている請求項1
    記載の吸収性物品の包装構造。
  3. 【請求項3】 前記折り線の両側に設けられた両粘着部
    は、前記後部フラップの幅方向における異なる位置に設
    けられている請求項2記載の吸収性物品の包装構造。
  4. 【請求項4】 前記吸収性物品は、長手方向に3回以上
    折り曲げられて、折り畳まれている請求項1〜3の何れ
    か記載の吸収性物品の包装構造。
  5. 【請求項5】 前記後部フラップは、前記表面層側又は
    前記裏面層側に折り畳まれた状態で、前記剥離シートで
    被覆されている請求項1〜4の何れか記載の吸収性物品
    の包装構造。
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