JPH0541527U - 生理用ナプキン - Google Patents

生理用ナプキン

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JPH0541527U
JPH0541527U JP9125191U JP9125191U JPH0541527U JP H0541527 U JPH0541527 U JP H0541527U JP 9125191 U JP9125191 U JP 9125191U JP 9125191 U JP9125191 U JP 9125191U JP H0541527 U JPH0541527 U JP H0541527U
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JP
Japan
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sanitary napkin
adhesive
underwear
concave portion
present
Prior art date
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Application number
JP9125191U
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English (en)
Inventor
哲行 木賀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】生理用ナプキン10の下着に接触する側の面1
1に、凹部12とこの凹部12内に位置させた粘着部1
3とから成るズレ止め部14を複数の設け、上記各粘着
部13の表面が上記各凹部12の周囲の凸面部11Aよ
り低い位置にそれぞれ形成されて成っている。 【効果】剥離紙を必要とせず、使用時の利便性に優れて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、下着と接する面に設けられたズレ止め部に剥離紙を必要としない生 理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の生理用ナプキンに関する技術としては、例えば、特開昭57−1178 54号公報、特開昭57−52451号公報及び特開昭51−124092号公 報にそれぞれ記載されたものがある。
【0003】 特開昭57−117854号公報には生理用ナプキンが記載され、この生理用 ナプキンは吸収母材と非浸透性バッフルとからなり、ナプキンの下着に面する側 面に接着剤が配置され、上記接着剤が上記バッフルの下着に接する側面の50〜 90%を被う複数の独立した要素から成る模様をなして存在するようにしたもの である。
【0004】 また、特開昭57−52451号公報には生理用ナプキンが記載され、この生 理用ナプキンは吸収母材と非浸透性バッフルとから成り、下着に面する側面に感 圧接着手段が取り付けられていて、上記感圧接着手段は、相互に等間隔で配置さ れ上記バッフルの下着に接する側面を横断して延び、且つ、上記バッフルの縦縁 から1/4〜1インチのところで終わっている、少なくとも3個の接着剤からな っていて、上記接着剤片が常に上記吸収母材の下に配置されて成るものである。
【0005】 また、特開昭51−124092号公報にはズレない生理用ナプキンの製造方 法が記載され、この製造方法は、片面を離型処理した連続せる剥離紙の該離型処 理面上に熱溶融性粘着剤を溶融塗布し、これを所定形状に切断した後、生理用ナ プキン本体の裏側非使用面上に該粘着剤が接するように重ねて熱圧着する方法で ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各公報に記載されたいずれの生理用ナプキンも下着からの ズレを防止する粘着剤、接着剤の配置に工夫が施されたものであるが、これらの 生理用ナプキンは、非使用時には、いずれもズレ止め部を形成する粘着剤、接着 剤に剥離紙を取り付けておく必要があり、使用時には、剥離紙を取り外さなくて ならず、しかも、剥離紙に費用も掛かり、コスト的にも不経済なものであった。
【0007】 従って、本考案の目的は、剥離紙を必要とせず、使用時の利便性に優れた生理 用ナプキンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、下着に接触する側の面に、凹部とこの凹部内に形成された粘着部と から成るズレ止め部を複数設け、上記各粘着部の表面が上記各凹部の周囲の凸面 部より低い位置にそれぞれ形成されて成ることを特徴とする生理用ナプキンを提 供することにより上記目的を達成したものである。
【0009】
【作用】
本考案によれば、生理用ナプキンを使用する場合には、包装袋から生理用ナプ キンを取り出し、取り出した生理用ナプキンをそのまま下着の所定位置に配し、 下着からの軽い押圧だけで、下着内面がズレ止め部の凹部の粘着部表面に粘着し 、生理用ナプキンをその位置に固定することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図1〜図7に示す実施例の基づいて本考案を説明する。尚、各図中、図 1は本考案の生理用ナプキンの一実施例の下着に接する側の裏面を示す部分平面 図、図2は図1に示す生理用ナプキンのI−I方向の断面図、図3は本考案の生 理用ナプキンの他の実施例を示す図2相当図、図3〜図7はそれぞれ本考案の生 理用ナプキンの更に他の実施例を示す図1相当図である。
【0011】 本実施例の生理用ナプキン10では、図1、図2に示すように、下着に接触す る側の裏面シート11の面には、凹部12とこの凹部12内に位置させた粘着部 13とから成るズレ止め部14が複数形成されている。これらのズレ止め部14 は、それぞれ上記裏面シート11の長手方向に沿った細長形状に形成され、上記 裏面シート11を縦断する方向に沿って形成されている。そして、上記各粘着部 13の表面が上記各凹部12の周囲の凸面部11Aよりも低い位置に形成されて いる。従って、生理用ナプキン10の非使用時には、上記粘着部13の表面が上 記凹部12の周囲の凸面部11Aから退没し、包装袋、下着等の他の面には上記 凹部12以外の凸面部11Aで接触し、上記粘着部13の表面は他の面に粘着し ないように構成されている。
【0012】 而して、上記ズレ止め部14は、図2に示すように、生理用ナプキン10の本 体の裏面全面に塗布された粘着剤層13Aに、図1に示す凹部12に対応する細 長形状の透孔を複数有する裏面シート11を積層して粘着部13を凹部12内に 露呈させることによって形成されている。以下、このズレ止め部14について詳 述する。
【0013】 上記ズレ止め部14の粘着部13はその幅wが1〜2mmに形成されている。 この幅wが1mm未満になると下着に対する粘着力が十分でなく好ましくなく、 逆に、2mmを超えると粘着面の露出度が大きくなって非加圧時でも粘着する虞 があって好ましくない。また、各ズレ止め部14の離隔距離l1 は、2mm以上 に形成されている。この離間距離l1 は、非押圧時の粘着性を抑制する上で、4 〜6mmに形成することがより好ましい。
【0014】 上記裏面シート11は、上記粘着部13が上記凹部12から弾力的に露呈し易 くする上で、弾性に富む材料によって形成されており、その弾性率は1. 0×1 09 Pa以下が好ましく、より好ましくは1.0×106 〜1.0×109 Pa である。 また、この裏面シート11の厚さt1 は、0. 2mm以上が好ましく、より好 ましくは0. 3〜0. 5mmである。また、上記接着剤層13Aの厚さt2 は、 0. 3mm以下が好ましく、より好ましくは0. 01〜0. 2mmである。
【0015】 上記構成を有する本実施例の生理用ナプキン10によれば、粘着部13の表面 は上記各凹部12の周囲の凸面部11Aより低い位置にそれぞれ形成されている ために、生理用ナプキン10の裏面シート11を他の面に押し付けない限り、粘 着部13が他の面に粘着しないため、従来のような剥離紙が不要で、その分だけ 低コストで製造することができる。また、ナプキン10の使用時には、包装袋か ら生理用ナプキン10を取り出した後、裏面シート11を下着にそのまま押し付 ければ、裏面シート11が圧縮変形して凹部12内の粘着部13が表面に露出、 又は下着がよれて、粘着部13と下着内面とが接して粘着し、生理用ナプキン1 0が下着9に固定される。従って、本実施例の生理用ナプキン10は、使用時に 剥離紙を剥す手間が不要で、下着に簡単に着用することができ、使用上の利便性 に優れたものである。
【0016】 また、図3は本考案の他の実施例を示す図で、本実施例の生理用ナプキン10 は、同図に示すように、上記実施例と同様の細長形状の透孔を有する裏面シート 11を用い、粘着剤層13Aを各透孔内に形成した以外は全て上記実施例に準じ て構成されている。そして、本実施例では、裏面シート11の厚さt1 が、0. 2mm以上が好ましく、より好ましくは0. 3〜0. 4mmであり、また、上記 接着剤層13Aの厚さt2 は、0. 3mm以下が好ましく、より好ましくは0. 01〜0. 2mmで、良好な粘着性を得るためには、t2 =t1 −0. 1(mm )になるように構成されていることが好ましい。本実施例の生理用ナプキン10 においても上記実施例と同様の作用効果を期することができる。
【0017】 また、本考案の生理用ナプキンは図4〜図7に示す凹部12及び粘着部13の 形態であっても上記各実施例と同様の作用効果を期することができる。これらの 実施例における凹部12及び粘着部13の断面構造は図2、図3に示すいずれの 構造にしてもよいことはいうまでもない。
【0018】 図4に示す生理用ナプキン10は、同図に示すように、図1、図2に示す生理 用ナプキン10における凹部12と粘着部13とから成るズレ止め部14を90 °回転させたもので、これらが面11に対して横断している以外は全て上記実施 例と同様に構成されている。
【0019】 また、図5に示す生理用ナプキン10は、同図に示すように、図1、図2に示 す生理用ナプキン10における凹部12と粘着部13とから成るズレ止め部14 を45°回転させたもので、これらが面11に対して斜行している以外は全て上 記実施例と同様に構成されている。
【0020】 また、図6に示す生理用ナプキン10は、同図に示すように、図1、図2に示 す生理用ナプキン10における凹部12と粘着部13とから成るズレ止め部14 を上記各実施例における幅寸法の正方形に形成したもので、これらを縦横等間隔 に散在させた以外は全て上記実施例と同様に構成されている。
【0021】 また、図7に示す生理用ナプキン10は、同図に示すように、図1、図2に示 す生理用ナプキン10における凹部12と粘着部13とから成るズレ止め部14 を上記各実施例における幅寸法の直径を有する円形に形成したもので、これらを 縦横等間隔に散在させた以外は全て上記実施例と同様に構成されている。
【0022】 上記各実施例において、上記凹部12と粘着部13とから成る細長形状のズレ 止め部14両端とナプキンの裏面11の長手方向の両端とのそれぞれの距離は、 それぞれ2mm以上に形成され、より好ましくは30〜40mmに形成されてい る。また、上記裏面シート11Aの両端に位置する両ズレ止め部14の外側端と 上記裏面11の幅方向両端とのそれぞれの距離は、それぞれ2mm以上に形成さ れ、より好ましくは20〜25mmに形成されている。そして、上記ズレ止め部 14は裏面11の全体に設けてもよく、また部分的に設けてもよい。
【0023】 尚、本考案の生理用ナプキンは、上記各実施例に何等制限されるものではなく 、要は、下着に接触する側の面に凹部とこの凹部内に形成された粘着部とから成 るズレ止め部を複数設け、上記各粘着部の表面が上記凹部の周囲の凸面部より低 い位置にそれぞれ形成された生理用ナプキンであれば全て本考案に包含される。
【0024】
【考案の効果】
本考案の生理用ナプキンは、剥離紙を必要とせず、使用時の利便性に優れたも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の生理用ナプキンの一実施例の下着に接
する側の裏面を示す部分平面図である。
【図2】図1に示す生理用ナプキンのI−I方向の断面
図である。
【図3】本考案の生理用ナプキンの他の実施例を示す図
2相当図である。
【図4】本考案の生理用ナプキンの更に他の実施例を示
す図1相当図である。
【図5】本考案の生理用ナプキンの更に他の実施例を示
す図1相当図である。
【図6】本考案の生理用ナプキンの更に他の実施例を示
す図1相当図である。
【図7】本考案の生理用ナプキンの更に他の実施例を示
す図1相当図である。
【符号の説明】
10 生理用ナプキン 11 裏面シート(肌に接触する側の面) 12 凹部 13 粘着部 13A 粘着剤層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下着に接触する側の面に、凹部とこの凹
    部内に形成された粘着部とから成るズレ止め部を複数設
    け、上記各粘着部の表面が上記各凹部の周囲の凸面部よ
    り低い位置にそれぞれ形成されて成ることを特徴とする
    生理用ナプキン。
  2. 【請求項2】 上記下着に接触する側のシートが、弾性
    に富む材料によって形成されており、その弾性率が1.
    0×109 Pa以下で、且つ厚みが0.2mm以上であ
    る請求項1記載の生理用ナプキン。
  3. 【請求項3】 上記各ズレ止め部は、それんぞれ1〜2
    mm幅の細長形状に形成され、且つそれぞれが2mm以
    上離隔して形成されて成る、請求項1又は2記載の生理
    用ナプキン。
  4. 【請求項4】 上記ズレ止め部が剥離紙を有しない、請
    求項1乃至3記載の生理用ナプキン。
JP9125191U 1991-11-07 1991-11-07 生理用ナプキン Pending JPH0541527U (ja)

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