JP5030492B2 - ベルト式無段変速機および鞍乗型車両 - Google Patents

ベルト式無段変速機および鞍乗型車両 Download PDF

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Description

本発明は、ベルト式無段変速機、および、このベルト式無段変速機を備えた鞍乗型車両に関するものである。
従来より、ベルト式無段変速機を備えた鞍乗型車両が知られている。ベルト式無段変速機は、エンジンからの駆動力が伝達されるプライマリシーブと、当該プライマリシーブからVベルトを介して駆動力が伝達されるセカンダリシーブとを備えている。ベルト式無段変速機では、プライマリシーブにおけるベルトの巻き掛け径と、セカンダリシーブにおけるVベルトの巻き掛け径との比が変化することにより、減速比が変化する。
ところで、Vベルトがゴム製であると、Vベルトの摩耗が生じやすく、耐久性が低くなる。また、Vベルトの変形に伴う発熱により、劣化しやすいという問題もある。そこで、ベルト式無段変速機のVベルトとして、複数の樹脂ブロックを連結してなる樹脂ブロックベルトを用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、樹脂ブロックベルトを備えたベルト式無段変速機では、ベルト自体は摩耗しにくくなるが、その反面、シーブの表面が摩耗しやすくなるという課題があった。そこで、特許文献1(第2頁右欄第34行〜第38行参照)には、プライマリシーブおよびセカンダリシーブの表面にクロムメッキを施すことが提案されている。
特開2002−147553号公報
ところが、樹脂ブロックベルトはある程度の強度を有しているが、プライマリシーブおよびセカンダリシーブの両シーブの表面にクロムメッキを施すと、樹脂ブロックベルトの摩耗量が大きくなることが分かった。このように、従来の技術では、Vベルトの摩耗の抑制とシーブの摩耗の抑制とを高度に両立させることが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ベルト式無段変速機において、Vベルトの摩耗の抑制とシーブの磨耗の抑制とを高度に両立させることにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意研究を行い、プライマリシーブとセカンダリシーブとにおけるシーブ表面の面圧(シーブ推力/接触面積)の違いに着目した。
すなわち、まずプライマリシーブについて考えると、図10(a)に示すように、エンジン回転数が低い場合(言い換えると、プライマリシーブ71の回転数が低い場合)には、ベルト式無段変速機の減速比が大きくなり、プライマリシーブ71におけるVベルト73の巻き掛け径r1は比較的小さくなる。したがって、プライマリシーブ71とVベルト73との接触面積S1も比較的小さくなる。一方、エンジン回転数が低い場合には、プライマリシーブ71からVベルト73に伝達される駆動力(=シーブ推力)は比較的小さい。そのため、プライマリシーブ71のシーブ表面の面圧はそれ程大きくはならない。
一方、エンジン回転数が高い場合には、プライマリシーブ71からVベルト73に伝達される駆動力は比較的大きくなる。しかし、図10(b)に示すように、エンジン回転数が高い場合には、減速比が小さくなり、プライマリシーブ71におけるVベルト73の巻き掛け径r1は比較的大きくなる。したがって、プライマリシーブ71とVベルト73との接触面積S1も比較的大きくなる。そのため、エンジン回転数が高い場合であっても、プライマリシーブ71のシーブ表面の面圧はそれ程大きくはならない。
これに対し、セカンダリシーブについては、以下のようになる。すなわち、図10(a)に示すように、エンジン回転数が低い場合には、減速比が大きくなり、セカンダリシーブ72におけるVベルト73の巻き掛け径r2は比較的大きくなる。したがって、セカンダリシーブ72とVベルト73との接触面積S2も比較的大きくなる。また、エンジン回転数が小さい場合には、Vベルト73からセカンダリシーブ72に伝達される駆動力は比較的小さくなる。そのため、エンジン回転数が低い場合には、セカンダリシーブ72のシーブ表面の面圧は比較的小さくなる。
一方、図10(b)に示すように、エンジン回転数が高い場合には、減速比が小さくなり、セカンダリシーブ72におけるVベルト73の巻き掛け径r2は比較的小さくなる。したがって、セカンダリシーブ72とVベルト73との接触面積S2も比較的小さくなる。一方、エンジン回転数が高い場合には、Vベルト73からセカンダリシーブ72に伝達される駆動力は比較的大きくなる。そのため、エンジン回転数が高い場合には、セカンダリシーブ72のシーブ表面の面圧は比較的大きくなる。
すなわち、プライマリシーブでは、エンジン回転数が変わっても面圧がそれほど大きくなることがないのに対し、セカンダリシーブでは、エンジン回転数が大きい場合(いわゆるトップ時)に面圧がかなり大きくなると考えられる。このような分析から、本発明者は、トップ時のセカンダリシーブにおけるベルトの摩耗を抑制することが重要であることに思い至った。
また、本発明者は、プライマリシーブとセカンダリシーブとの相違点として、以下の事項にも思い至った。すなわち、プライマリシーブは、エンジンからの駆動力をVベルトに伝達するので、エンジン回転数の変動の影響を受けやすい。これに対し、セカンダリシーブには、エンジンからの駆動力がVベルトを介して伝達される。そのため、セカンダリシーブは、プライマリシーブに比べると、エンジン回転数の変動の影響を受けにくい。
以上の分析から、本発明者は、セカンダリシーブの表面硬度をプライマリシーブの表面硬度よりも低くすることにより、ベルトの摩耗の抑制とシーブの摩耗の抑制とを高度に両立できることに思い至り、以下の発明をなすに至った。
すなわち、本発明に係るベルト式無段変速機は、一対のシーブ半体を有し、それら両シーブ半体の間にベルト溝が形成され、エンジンからの駆動力が伝達されるプライマリシーブと、一対のシーブ半体を有し、それら両シーブ半体の間にベルト溝が形成されたセカンダリシーブと、前記プライマリシーブの両シーブ半体と前記セカンダリシーブの両シーブ半体とに巻き掛けられ、前記プライマリシーブの両シーブ半体および前記セカンダリシーブの両シーブ半体と接触する接触部分の少なくとも一部が樹脂からなるVベルトと、を備え、前記セカンダリシーブの両シーブ半体における前記Vベルトとの接触部分の表面硬度は、前記プライマリシーブの両シーブ半体における前記Vベルトとの接触部分の表面硬度よりも低く、前記セカンダリシーブの両シーブ半体の材料は、ステンレスである。
上記ベルト式無段変速機によれば、セカンダリシーブの接触部分の表面硬度が比較的低いので、面圧が高くなるトップ時であっても、セカンダリシーブにおけるVベルトの摩耗を抑制することができる。一方、セカンダリシーブはプライマリシーブに比べるとエンジン回転数の変動の影響を受けにくいので、セカンダリシーブの接触部分の表面硬度が比較的低くても、プライマリシーブに比べてセカンダリシーブが著しく摩耗するおそれはない。したがって、Vベルトの摩耗の抑制とシーブの摩耗の抑制とを高度に両立させることができる。
以上のように、本発明によれば、ベルト式無段変速機において、Vベルトの摩耗の抑制とシーブの摩耗の抑制とを高度に両立させることが可能となる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る鞍乗型車両は自動二輪車10である。自動二輪車10は、骨格をなす車体フレーム11と、乗員が着座するシート16とを備えている。この自動二輪車10は、いわゆるモペット型の自動二輪車である。ただし、本発明に係る鞍乗型車両は、モペット型以外の自動二輪車(例えば、モータサイクル型、スクータ型の自動二輪車等)であってもよく、自動二輪車以外の鞍乗型車両(例えば、ATV等)であってもよい。
以下の説明では、前後左右の方向は、シート16に着座した乗員から見た方向を言うものとする。車体フレーム11は、ステアリングヘッドパイプ12と、ステアリングヘッドパイプ12から後方斜め下向きに延びる一本のメインフレーム13と、メインフレーム13の中途部から後方斜め上向きに延びる左右のシートレール14L(図2参照),14Rと、メインフレーム13の後端部とシートレール14L,14Rの中途部とに接続された左右のシートピラーチューブ15L,15Rとを備えている。
車体フレーム11の上方および左右の側方は、車体カバー21によって覆われている。車体カバー21の上側かつシート16の前方には、下方に窪んだ側面視凹状空間17が区画されている。また、車体カバー21の下側には、メインフレーム13の通り道となるセンタートンネル11aが区画されている。
ステアリングヘッドパイプ12には、フロントフォーク18を介して前輪19が支持されている。シートレール14L,14Rの上には、燃料タンク20およびシート16が支持されている。シート16は、燃料タンク20の上方からシートレール14L,14Rの後端部に向かって延びている。燃料タンク20は、シートレール14L,14Rの前半部の上方に配置され、車体カバー21およびシート16によって覆われている。
メインフレーム13の中途部には、下向きに突出した左右一対の第1エンジンブラケット22L,22R(図3および図4参照)が設けられている。メインフレーム13の後端部には、それぞれ左右一対の第2エンジンブラケット23L,23R(図5参照)およびリヤアームブラケット24L,24R(図3および図4参照)が設けられている。
リヤアームブラケット24L,24Rは、メインフレーム13の後端部から下向きに突出している。これらリヤアームブラケット24L,24Rにはピボット軸38が設けられ、図1に示すように、ピボット軸38には、リヤアーム25の前端部が揺動自在に支持されている。リヤアーム25の後端部には後輪26が支持されている。リヤアーム25の後半部は、クッションユニット27を介して車体フレーム11に懸架されている。
図5に示すように、第2エンジンブラケット23L,23Rは、メインフレーム13の後端部から下向きに突出している。これら左右の第2エンジンブラケット23L,23Rは、車幅方向に間隔を空けて向かい合っている。
図1に示すように、車体フレーム11には、後輪26を駆動するエンジンユニット28が支持されている。具体的には、図4に示すように、エンジンユニット28はクランクケース35とシリンダ43とシリンダヘッド44とを備えている。クランクケース35は第1および第2のエンジンマウント部36,37を有している。第1エンジンマウント部36は、クランクケース35の前端部の上側から上向きに突出し、第1エンジンブラケット22L,22Rに支持されている。第2エンジンマウント部37は、クランクケース35の後端部の上側から後方斜め上向きに突出し、第2エンジンブラケット23L,23Rに支持されている(図5も参照)。このため、クランクケース35は、メインフレーム13に吊り下げられた状態で支持されている。
詳細は後述するように、エンジンユニット28は、エンジン29とベルト式無段変速機(以下、CVTという)30とを備えている(図6参照)。エンジン29の形式は何ら限定されないが、本実施形態では、エンジン29は4サイクル単気筒エンジンによって構成されている。
図1に示すように、自動二輪車10は、前輪19の上方および後方を覆うフロントフェンダー31と、後輪26の後方斜め上側を覆うリヤフェンダー32とを備えている。また、自動二輪車10は、前述の車体カバー21に加えて、フロントカウル33と、左右のレッグシールド34L,34R(図2参照)とを備えている。
図2に示すように、エンジンユニット28の左側および右側には、ゴム等からなるフットレスト85L,85Rが配置されている。左右のフットレスト85L,85Rは、金属製の連結棒87と、この連結棒87に固定された取り付け板88(図3および図4参照)とを介して、エンジンユニット28のクランクケース35に支持されている。
図1および図2に示すように、右側のフットレスト85Rの前方には、ブレーキペダル84が設けられている。ブレーキペダル84は、変速機ケース53の下方を通って右斜め前方に突出し、変速機ケース53の右側方において前方斜め上向きに延びている。図2に示すように、自動二輪車10の走行の際には、運転者の右足62aは、変速機ケース53と車幅方向に隣り合うことになる。
次に、エンジンユニット28の内部構成を説明する。図6に示すように、エンジンユニット28は、エンジン29と、CVT30と、遠心式クラッチ41と、減速機構42とを備えている。
エンジン29は、クランクケース35と、クランクケース35に接続されたシリンダ43と、シリンダ43に接続されたシリンダヘッド44とを備えている。クランクケース35は、分割された2つのケースブロック、すなわち、左側に位置する第1のケースブロック35aと、右側に位置する第2のケースブロック35bとを有している。第1ケースブロック35aと第2ケースブロック35bとは、車幅方向に互いに突き合わされている。
クランクケース35内には、クランク軸46が収容されている。クランク軸46は、車幅方向に延びており、水平に配置されている。クランク軸46は、軸受47を介して第1ケースブロック35aに支持され、軸受48を介して第2ケースブロック35bに支持されている。
シリンダ43内には、ピストン50が摺動可能に挿入されている。このピストン50には、コンロッド51の一端部が連結されている。クランク軸46の左側クランクアーム46aと右側クランクアーム46bとの間には、クランクピン59が設けられている。コンロッド51の他端部は、クランクピン59に連結されている。
シリンダヘッド44には、凹部44aと、凹部44aに連通する図示しない吸気ポートおよび排気ポートとが形成されている。シリンダヘッド44の凹部44aの内部には、点火プラグ55が挿入されている。図3に示すように、上記吸気ポートには吸気管52aが接続され、上記排気ポートには排気管52が接続されている。図1および図2に示すように、排気管52はシリンダヘッド44から後方かつ右斜め下向きに延びた後、エンジンユニット28の変速機ケース53の下方を通ってさらに後方に延び、後輪26の右側方に配置されたマフラ54に接続されている。
図6に示すように、シリンダ43内の左側部には、クランクケース35の内部とシリンダヘッド44の内部とをつなぐカムチェーン室56が形成されている。このカムチェーン室56には、タイミングチェーン57が配設されている。タイミングチェーン57は、クランク軸46とカム軸58とに巻き掛けられている。カム軸58は、クランク軸46の回転に従って回転し、図示しない吸気バルブおよび排気バルブを開閉させる。
第1ケースブロック35aの前半部の左側には、発電機63を収容する発電機ケース66が着脱自在に取り付けられている。第2ケースブロック35bの右側には、CVT30を収容する変速機ケース53が取り付けられている。
第2ケースブロック35bの後半部の右側には開口が形成され、この開口はクラッチカバー60によって塞がれている。クラッチカバー60は、ボルト61により、第2ケースブロック35bに対して着脱可能に固定されている。
変速機ケース53は、クランクケース35から独立して形成されており、CVT30の車幅方向内側(左側)を覆う内側ケース53aと、CVT30の車幅方向外側(右側)を覆う外側ケース53bとから構成されている。内側ケース53aはクランクケース35の右側に取り付けられ、外側ケース53bは内側ケース53aの右側に取り付けられている。これら内側ケース53aと外側ケース53bとの内部には、CVT30を収容するベルト室67が形成されている。
図6に示すように、クランク軸46の右側端部は、第2ケースブロック35bおよび内側ケース53aを貫通し、ベルト室67にまで延びている。このクランク軸46の右側端部には、CVT30のプライマリシーブ71が嵌め込まれている。そのため、プライマリシーブ71は、クランク軸46の回転に従って回転する。このクランク軸46の右側部分(厳密には、軸受48よりも右側の部分)は、プライマリシーブ軸46cを形成している。
一方、クランク軸46の左側端部は、第1ケースブロック35aを貫通し、発電機ケース66内に延びている。このクランク軸46の左側端部には、発電機63が取り付けられている。発電機63は、ステータ64と、ステータ64に対向するロータ65とを備えている。ロータ65は、クランク軸46と共に回転するスリーブ74に固定されている。ステータ64は、発電機ケース66に固定されている。
クランクケース35内の後半部には、クランク軸46と平行にセカンダリシーブ軸62が配置されている。図7に示すように、セカンダリシーブ軸62の中央部は、軸受75を介してクラッチカバー60に支持されている。また、セカンダリシーブ軸62の左側部分は、軸受76を介して第2ケースブロック35bの左端部に支持されている。
セカンダリシーブ軸62の右側端部は、第2ケースブロック35bおよびクラッチカバー60を貫通し、ベルト室67にまで延びている。このセカンダリシーブ軸62の右側端部には、CVT30のセカンダリシーブ72が連結されている。
図6に示すように、CVT30は、プライマリシーブ71と、セカンダリシーブ72と、これらプライマリシーブ71とセカンダリシーブ72とに巻き掛けられたVベルト73とを備えている。前述したように、プライマリシーブ71はクランク軸46の右側部に取り付けられている。セカンダリシーブ72はセカンダリシーブ軸62の右側部に連結されている。
プライマリシーブ71は、車幅方向の外側に位置する固定シーブ半体71aと、車幅方向の内側に位置し、固定シーブ半体71aに対向する可動シーブ半体71bとを備えている。固定シーブ半体71aは、プライマリシーブ軸46cの右端部に固定されており、プライマリシーブ軸46cと共に回転する。可動シーブ半体71bは、固定シーブ半体71aの左側に配置されており、プライマリシーブ軸46cにスライド自在に取り付けられている。したがって、可動シーブ半体71bは、プライマリシーブ軸46cと共に回転し、かつ、プライマリシーブ軸46cの軸方向にスライド自在である。固定シーブ半体71aと可動シーブ半体71bとの間には、ベルト溝が形成されている。
固定シーブ半体71aの外側面(図6の右側面)には、冷却用のファン95が設けられている。可動シーブ半体71bの左側部分にはカム面111が形成され、カム面111の左側にはカムプレート112が配設されている。可動シーブ本体71bのカム面111とカムプレート112との間には、ローラウエイト113が配設されている。
セカンダリシーブ72は、車幅方向の内側に位置する固定シーブ半体72aと、車幅方向の外側に位置し、固定シーブ半体72aに対向する可動シーブ半体72bとを備えている。可動シーブ半体72bは、セカンダリシーブ軸62の右端部に取り付けられている。可動シーブ半体72bは、セカンダリシーブ軸62と共に回転し、かつ、セカンダリシーブ軸62の軸方向にスライド自在である。セカンダリシーブ軸62の右端には圧縮コイルスプリング114が設けられており、可動シーブ半体72bは圧縮コイルスプリング114から左向きの付勢力を受けている。固定シーブ半体72aの軸心部は円筒状のスライドカラーとなっており、セカンダリシーブ軸62にスプライン嵌合されている。
CVT30では、ローラウエイト113がプライマリシーブ71の可動シーブ半体71bを右向きに押す力と、圧縮コイルスプリング114がセカンダリシーブ72の可動シーブ半体72bを左向きに押す力との大小関係によって、減速比が決定される。
すなわち、プライマリシーブ軸46cの回転数が上昇すると、ローラウエイト113が遠心力を受けて径方向外側に移動し、可動シーブ半体71bを右向きに押す。すると、可動シーブ半体71bは右側に移動し、プライマリシーブ71のベルト巻き掛け径が大きくなる。これに伴い、セカンダリシーブ72のベルト巻き掛け径が小さくなり、セカンダリシーブ72の可動シーブ半体72bは、圧縮コイルスプリング114の付勢力に対抗して右側に移動する。この結果、プライマリシーブ71におけるVベルト73の巻き掛け径が大きくなる一方、セカンダリシーブ72における巻き掛け径が小さくなり、減速比は小さくなる。
一方、プライマリシーブ軸46cの回転数が低下すると、ローラウエイト113の遠心力が小さくなるので、ローラウエイト113は可動シーブ半体71bのカム面111およびカムプレート112に沿って径方向内側に移動する。そのため、ローラウエイト113が可動シーブ半体71bを右向きに押す力が小さくなる。すると、圧縮コイルスプリング114の付勢力が相対的に上記力を上回り、セカンダリシーブ72の可動シーブ半体72bは左側に移動し、それに応じてプライマリシーブ71の可動シーブ半体71bも左側に移動する。その結果、プライマリシーブ71におけるベルト巻き掛け径が小さくなる一方、セカンダリシーブ72におけるベルト巻き掛け径が大きくなり、減速比は大きくなる。
プライマリシーブ71の固定シーブ半体71aおよび可動シーブ半体71bは、アルミニウムまたはアルミニウムを一部に含む合金によって形成されている。プライマリシーブ71の固定シーブ半体71aおよび可動シーブ半体71bのシーブ表面(Vベルト73と接触する面)には、クロムメッキが施されている。その結果、固定シーブ半体71aおよび可動シーブ半体71bのシーブ表面硬度は、約1000Hv程度になっている。ただし、シーブ表面にコーティングするメッキ材は、耐摩耗性を向上させるものであればよく、クロムに限定される訳ではない。
セカンダリシーブ72の固定シーブ半体72aおよび可動シーブ半体72bは、ステンレス(SUS304)によって形成されている。なお、セカンダリシーブ72の固定シーブ半体a72aおよび可動シーブ半体72bのシーブ表面には、クロムメッキは施されていない。その結果、固定シーブ半体72aおよび可動シーブ半体72bのシーブ表面の表面硬度は、約400Hv程度になっている。
内側ケース53aの周縁部の左側にはシール溝68aが形成され、このシール溝68aに第2ケースブロック35bの右側の周縁部が嵌め込まれている。なお、シール溝68a内における内側ケース53aと第2ケースブロック35bとの間には、Oリング68が挿入されている。また、内側ケース53aの周縁部の右側にもシール溝69aが形成され、このシール溝69aには外側ケース53bの周縁部が嵌め込まれている。シール溝69a内における内側ケース53aと外側ケース53bとの間には、Oリング69が挿入されている。外側ケース53bと第2ケースブロック35bとは、それらの間に内側ケース53aを挟み込んだ状態でボルト70によって締結されている。
図7に示すように、遠心式クラッチ41は、セカンダリシーブ軸62の左側部分に取り付けられている。遠心式クラッチ41は、湿式多板式のクラッチであり、略円筒状のクラッチハウジング78とクラッチボス77とを備えている。クラッチハウジング78はセカンダリシーブ軸62にスプライン嵌合され、セカンダリシーブ軸62と一体となって回転する。クラッチハウジング78には、リング状の複数のクラッチ板79が取り付けられている。これらクラッチ板79は、セカンダリシーブ軸62の軸方向に間隔を空けて並んでいる。
セカンダリシーブ軸62の左側部分の周囲には、2つの軸受81a,81bを介して円筒状の歯車80が回転自在に嵌め込まれている。クラッチボス77は、クラッチ板79の径方向内側かつ歯車80の径方向外側に配置され、歯車80と噛み合っている。そのため、歯車80はクラッチボス77と共に回転する。クラッチボス77の径方向外側には、リング状の複数のフリクションプレート82が取り付けられている。このフリクションプレート82は、セカンダリシーブ軸62の軸方向に沿って間隔を空けて並んでおり、各フリクションプレート82は隣り合うクラッチ板79,79の間に配置されている。
クラッチハウジング78の左側には、複数のカム面83aが形成されている。カム面83aと、このカム面83aに対向する最も右側のクラッチ板79との間には、ローラウエイト84aが配置されている。
この遠心式クラッチ41では、ローラウエイト84aに作用する遠心力の大小によって、クラッチインの状態(接続状態)とクラッチオフの状態(遮断状態)とが自動的に切り替えられる。
すなわち、クラッチハウジング78の回転速度が所定速度以上になると、ローラウエイト84aが遠心力を受けて径方向外側に移動し、クラッチ板79はローラウエイト84aによって左方向に押される。その結果、クラッチ板79とフリクションプレート82とが圧着し、セカンダリシーブ軸62の駆動力が、歯車80および減速機構42を介して出力軸85に伝達されるクラッチイン状態となる。
一方、クラッチハウジング78の回転速度が所定速度未満になると、ローラウエイト84aに作用する遠心力が小さくなり、ローラウエイト84aは径方向内側に移動する。その結果、クラッチ板79とフリクションプレート82との圧着が解除され、セカンダリシーブ軸62の駆動力が、歯車80および減速機構42を介して出力軸85に伝達されないクラッチオフ状態となる。なお、図7において、遠心式クラッチ41における前側(図7における上側)の部分はクラッチオフ状態を表し、後側(図7における下側)の部分はクラッチイン状態を表している。
減速機構42は、遠心式クラッチ41と出力軸85との間に介在している。減速機構42は、セカンダリシーブ軸62および出力軸85と平行に配置された変速軸100を有している。変速軸100は、軸受101を介して第1ケースブロック35aに回転自在に支持されるとともに、軸受102を介して第2ケースブロック35bに回転自在に支持されている。変速軸100の右端部には、歯車80と噛み合う第1変速歯車103が設けられている。
変速軸100の中央部には、第1変速歯車103よりも小径の第2変速歯車104が設けられている。出力軸85の右端部の外周側には、第2変速歯車104と噛み合う第3変速歯車105が形成されている。出力軸85の右端部の内周側は、軸受106を介してセカンダリシーブ軸62の左端部に支持されている。したがって、出力軸85は、軸受106を介してセカンダリシーブ軸62に回転自在に支持されている。また、出力軸85の中央部は、軸受107を介して第1ケースブロック35aの左端部に回転自在に支持されている。
このような構成により、クラッチボス77と出力軸85とは、歯車80、第1変速歯車103、変速軸100、第2変速歯車104、および第3変速歯車105を介して連結されている。そのため、出力軸85はクラッチボス77の回転に従って回転する。
出力軸85の左端部は第1ケースブロック35aを貫通し、クランクケース35の外側に突出している。出力軸85の左端部には、ドライブスプロケット108が固定されている。ドライブスプロケット108には、出力軸85の駆動力を後輪26に伝達するチェーン109が巻き掛けられている。なお、出力軸85の駆動力を後輪26に伝達する機構としては、このチェーン109に限られず、伝動ベルト、複数の歯車を組み合わせてなる歯車機構、ドライブシャフト等、その他の部材であってもよい。
次に、Vベルト73の構成について説明する。図8および図9に示すように、Vベルト73は、一方向に配列された複数の樹脂ブロック73aと、これら樹脂ブロック73aを連結する一対の連結体73bとを備えている。図9に示すように、樹脂ブロック73aは、プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72の両ベルト溝に沿うように略台形に形成されている。樹脂ブロック73aの左右両側面には、内側に向かって凹んだ凹部73cが形成されている。
連結体73bは、無端状に形成されている。図8に示すように、連結体73bは、樹脂ブロック73aの配列方向に延び、各樹脂ブロック73aの凹部73cに嵌め込まれている。このように連結体73bが樹脂ブロック73aの凹部73cに嵌め込まれることにより、複数の樹脂ブロック73a同士が連結体73bを介して連結されている。連結体73bは、ゴムによって形成されている。図9に示すように、ゴムの内部には、補強用の複数の芯線73dが埋め込まれている。このVベルト73では、樹脂ブロック73aおよび連結体73bの左右の側面が、プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72のシーブ面と接触する接触面となる。
なお、本発明に係るVベルトは、シーブ表面と接触する接触部分の少なくとも一部が樹脂からなるものであれば足り、複数の樹脂ブロック73aを連結体73bで連結した上記Vベルト73に限定される訳ではない。
以上のように、本実施形態に係るCVT30によれば、セカンダリシーブ72のシーブ表面硬度は、プライマリシーブ71のシーブ表面硬度よりも低くなっている。そのため、シーブ表面の面圧が高くなるトップ時であっても、セカンダリシーブ72におけるVベルト73の摩耗を抑制することができる。一方、セカンダリシーブ72はプライマリシーブ71に比べるとエンジン回転数の変動の影響を受けにくいので、セカンダリシーブ72のシーブ表面硬度が比較的低くても、セカンダリシーブ72がプライマリシーブ71に比べて著しく摩耗するおそれはない。したがって、Vベルト73の摩耗の抑制と、シーブ(プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72)の摩耗の抑制とを高度に両立させることができる。
本実施形態では、プライマリシーブ71のシーブ本体(固定シーブ半体71aおよび可動シーブ半体71b)はアルミニウム製であり、シーブ本体のシーブ表面にクロムメッキがコーティングされている。そのため、シーブ本体を軽量化しつつ、シーブ表面の表面硬度を高めることができる。また、アルミニウムは冷却性に優れているので、プライマリシーブ71の冷却性能を高めることができ、ひいてはCVT30の高性能化を図ることができる。一方、セカンダリシーブ72の固定シーブ半体72aおよび可動シーブ半体72bはステンレス製であり、シーブ表面にクロムメッキは施されていない。したがって、セカンダリシーブ72に対するメッキ処理が不要な分だけ、CVT30のコストの低減を図ることができる。また、本実施形態によれば、メッキ処理という比較的簡単な方法によって、プライマリシーブ71のシーブ表面の表面硬度をセカンダリシーブ72のシーブ表面の表面硬度よりも高くすることができる。
なお、ステンレスは耐腐食性に優れているので、セカンダリシーブ72のシーブ表面にメッキを施さなくても、セカンダリシーブ72の耐腐食性を良好に保つことができる。錆等が発生しにくいので、特別な対策を施さなくても、外気による空気冷却が可能となる。
本実施形態では、セカンダリシーブ72はステンレス製であるので、セカンダリシーブ72のシーブ表面硬度は、約400Hv程度である。ただし、セカンダリシーブ72のシーブ表面硬度は、シーブ表面の摩耗を抑制する観点から100Hv以上であればよく、400Hv程度に限定される訳ではない。
本実施形態に係るCVT30では、減速比が最大値となる状態(Low)から最小値となる状態(Top)に達するまでに、Vベルト73がセカンダリシーブ72の径方向に移動する距離は、Vベルト73がプライマリシーブ71の径方向に移動する距離よりも短くなっている。具体的には、Vベルト73のシーブの径方向の移動距離は、Top時のベルト巻き掛け径とLow時のベルト巻き掛け径との差で表される。本実施形態では、プライマリシーブ71におけるTop時のベルト巻き掛け径とLow時のベルト巻き掛け径との差は約36.5mmであり、セカンダリシーブ72におけるTop時のベルト巻き掛け径とLow時のベルト巻き掛け径との差は約32.5mm(<36.5mm)である。
このように、Vベルト73の径方向の移動量は、セカンダリシーブ72の方がプライマリシーブ71よりも短い。そのため、セカンダリシーブ72の方がプライマリシーブ71よりもシーブ表面硬度が低いにも拘わらず、セカンダリシーブ72の摩耗を抑制することができる。
図10(a)に示すように、本実施形態に係るCVT30では、プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72の大きさに比べて、プライマリシーブ71とセカンダリシーブ72との距離が短い。具体的には、本実施形態では、プライマリシーブ71の軸心とセカンダリシーブ72の軸心との距離Lは、セカンダリシーブ72の直径D2の2倍以下である。また、プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72の両方が、前輪19の軸心と後輪26の軸心との間に配置されている(図1参照)。そのため、本実施形態では、Vベルト73の全体のうち、プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72のシーブ表面と接触する部分の割合が大きい。したがって、本CVT30は、シーブ溝に対するVベルト73の出入りが多いので、本来的にVベルト73の摩耗が生じやすい構成を有している。ところが、本実施形態では、上述したようにVベルト73の摩耗を抑制することができるので、プライマリシーブ71とセカンダリシーブ72との距離が短くても特に問題はない。
<実施形態2>
図11および図12に示すように、実施形態2に係るCVT30は、実施形態1において、プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72のシーブ表面に、渦巻状の溝を形成したものである。
CVT30においては、駆動力を良好に伝達するために、シーブ71,72とVベルト73との間にある程度の摩擦力が必要となる。しかし、その一方で、Vベルト73はプライマリシーブ71とセカンダリシーブ72との間を走行しているので、局所的に見ると、Vベルト73の各部分は絶えずシーブ溝に入ったり、シーブ溝から出たりしている。そのため、Vベルト73と各シーブ71,72との間には、ある程度の滑りやすさ(以下、潤滑性という)が必要となる。潤滑性がないと、Vベルト73とシーブ71,72との摩擦により熱が発生し、CVT30が過熱した状態になりやすいからである。
ところで、CVT30は、通常、油や水分等が入り込まない環境下(以下、ドライ環境下という)で使用される。Vベルト73とシーブ71,72との間に潤滑剤を介在させることはできず、シーブ71,72とVベルト73との間の潤滑性は、主にVベルト73から生じる粉(磨耗粉)によってもたらされると考えられる。すなわち、Vベルト73から発生する磨耗粉がシーブ表面に保持されることにより、シーブ71,72とVベルト73とは、ある程度の摩擦力を保持しながら滑るようになると考えられる。
しかし、シーブ表面が平滑であると、Vベルト73との接触部に上記磨耗粉を好適に保持させることが難しい。そうすると、シーブ71,72とVベルト73との潤滑性を良好に保つことが困難となる。したがって、シーブ表面(少なくとも、Vベルト73との接触部)に、上記磨耗粉を保持させるための凹凸を設けることが好ましい。
図11(a)および(b)に示すように、本実施形態では、プライマリシーブ71の固定シーブ半体71aおよび可動シーブ半体71bのシーブ表面に、旋削加工によって溝91が形成されている。また、図12(a)および(b)に示すように、セカンダリシーブ72の固定シーブ半体72aおよび可動シーブ半体72bのシーブ表面にも、旋削加工によって同様の溝91が形成されている。
本実施形態の溝91は、シーブ半体71a,71b,72a,72bの軸心92を中心とした渦巻状に形成されている。図11(b)および図12(b)に示すように、上記溝91によって、シーブ半体71a,71b,72a,72bの径方向の断面は凹凸状に形成されている。なお、図11(b)における符号93は、クロムメッキ層を表している。
溝91の加工ピッチpは、例えば0.10mm以下が好ましい。シーブ表面の面粗度は、例えば0.5z以上が好ましい。
ただし、シーブ表面の溝は、渦巻状の溝91に限定される訳ではない。例えば、図13に示すように、シーブ表面に同心円状の複数の溝91aが形成されていてもよい。摩耗粉を好適に保持する観点から、シーブ表面の溝は、シーブ半体71a,71b,72a,72bの径方向の断面が凹凸状に形成されていることが好ましい。しかし、摩耗粉を好適に保持できる限り、シーブ表面の溝の形状は特に限定される訳ではない。
図14および図15は、セカンダリシーブ72のシーブ表面硬度によるベルト摩耗の違いを表す試験結果である。図14および図15では、横軸は自動二輪車の走行距離を表し、縦軸はVベルト73の幅方向の摩耗量を表している。図14および図15の両試験とも、プライマリシーブ71のシーブ表面にはクロムメッキが施されている。実施例では、セカンダリシーブ72はSUS304で形成されており、シーブ表面にはメッキ剤がコーティングされていない。そのため、セカンダリシーブ72のシーブ表面硬度は、プライマリシーブ71のシーブ表面硬度よりも低くなっている。これに対し、比較例では、セカンダリシーブ72のシーブ表面にクロムメッキが施されている。そのため、セカンダリシーブ72のシーブ表面硬度とプライマリシーブ71のシーブ表面硬度とは等しくなっている。
図14は、セカンダリシーブ72の溝91の加工ピッチpが0.05mmの場合を示し、図15は上記ピッチpが0.10mmの場合を示している。これらの図から分かるように、比較例よりも実施例の方が、Vベルト73の摩耗量が少ない。
本実施形態によれば、プライマリシーブ71およびセカンダリシーブ72のシーブ表面に渦巻状の溝91が形成されているので、Vベルト73の摩耗粉をシーブ表面に好適に保持することができる。したがって、シーブ71,72とVベルト73との間に、ある程度の摩擦力を保持しつつ良好な潤滑性を確保することが可能となる。その結果、Vベルト73の発熱を抑制することができ、この点においても、Vベルト73の摩耗の抑制とシーブ71,72の摩耗の抑制とを高度に両立させることができる。
また、本実施形態によれば、シーブ71,72の摩耗が抑制されるので、シーブ表面の凹凸形状も経年劣化しにくい。したがって、Vベルト73の潤滑性を長期間にわたって維持することが可能となる。
セカンダリシーブ72のシーブ表面にクロムメッキが施されている場合、最高速運転時(トップ時)に面圧の高いセカンダリシーブ72のクロムメッキがプライマリシーブ71よりも先に摩耗し、セカンダリシーブ72から過剰な摩耗粉が生じる場合がある。ところが、本実施形態によれば、セカンダリシーブ72にはクロムメッキが施されていないので、セカンダリシーブ72から発生した摩耗粉がプライマリシーブ71に損傷を与えることはない。また、クロムメッキの摩耗粉は、面圧の低いプライマリシーブ71からしか発生しない。そのため、シーブ全体の摩耗量を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、各シーブ71,72のシーブ表面を旋削加工することによって上記溝91を形成している。そのため、上記溝91を簡易かつ安価に実現することができる。
以上説明したように、本発明は、ベルト式無段変速機およびそれを備えた鞍乗型車両について有用である。
実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 車体フレーム、レッグシールド、およびエンジンユニット等の位置関係を示す平面図である。 エンジンユニットの右側面図である。 エンジンユニットの左側面図である。 エンジンユニットの取付状態を示す断面図である。 エンジンユニットの内部構造を示す断面図である。 エンジンユニットの内部構造の一部を示す断面図である。 Vベルトの側面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 Vベルトの巻き掛け状態を示す図であり、(a)はLow時、(b)はTop時を示している。 実施形態2に係るプライマリシーブのシーブ表面を表す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図である。 実施形態2に係るセカンダリシーブのシーブ表面を表す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図である。 変形例に係るシーブ表面の正面図である。 試験データを表すグラフである。 他の試験データを表すグラフである。
符号の説明
10 自動二輪車(鞍乗型車両)
28 エンジンユニット
29 エンジン
30 ベルト式無段変速機
71 プライマリシーブ
71a 固定シーブ半体(シーブ本体)
71b 可動シーブ半体(シーブ本体)
72 セカンダリシーブ
72a 固定シーブ半体(シーブ本体)
72b 可動シーブ半体(シーブ本体)
73 Vベルト
91 溝
93 クロムメッキ層

Claims (12)

  1. 一対のシーブ半体を有し、それら両シーブ半体の間にベルト溝が形成され、エンジンからの駆動力が伝達されるプライマリシーブと、
    一対のシーブ半体を有し、それら両シーブ半体の間にベルト溝が形成されたセカンダリシーブと、
    前記プライマリシーブの両シーブ半体と前記セカンダリシーブの両シーブ半体とに巻き掛けられ、前記プライマリシーブの両シーブ半体および前記セカンダリシーブの両シーブ半体と接触する接触部分の少なくとも一部が樹脂からなるVベルトと、を備え、
    前記セカンダリシーブの両シーブ半体における前記Vベルトとの接触部分の表面硬度は、前記プライマリシーブの両シーブ半体における前記Vベルトとの接触部分の表面硬度よりも低く、
    前記セカンダリシーブの両シーブ半体の材料は、ステンレスである、ベルト式無段変速機。
  2. 前記プライマリシーブの両シーブ半体における少なくとも前記Vベルトと接触する部分の表面には、当該シーブ半体よりも硬度の高い材料からなるメッキ材がコーティングされ、
    前記セカンダリシーブの両シーブ半体における前記Vベルトと接触する部分の表面には、前記メッキ材がコーティングされていない、請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  3. 前記メッキ材は、少なくとも一部にクロムを含むメッキ材である、請求項2に記載のベルト式無段変速機。
  4. 前記プライマリシーブの両シーブ半体の材料は、アルミニウムまたはアルミニウムを含む合金である、請求項3に記載のベルト式無段変速機。
  5. 前記セカンダリシーブの前記接触部分の表面硬度は100Hv以上である、請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  6. 減速比が最大値となる状態から最小値となる状態に達するまでに、前記Vベルトが前記セカンダリシーブの径方向に移動する距離は、前記Vベルトが前記プライマリシーブの径方向に移動する距離よりも短い、請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  7. 前記プライマリシーブの軸心と前記セカンダリシーブの軸心との距離は、前記セカンダリシーブの直径の2倍以下である、請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  8. 少なくとも前記セカンダリシーブの接触部分は、旋削加工されている、請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  9. 少なくとも前記セカンダリシーブの接触部分には、渦巻状の溝または同心円状の複数の溝が形成されている、請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  10. 前記溝のピッチが0.1mm以下である、請求項に記載のベルト式無段変速機。
  11. 請求項1に記載のベルト式無段変速機を備えた鞍乗型車両。
  12. 前輪と後輪とを備え、
    車両の前後方向に関して、前記プライマリシーブおよび前記セカンダリシーブの両方が前記前輪の軸心と前記後輪の軸心との間に配置されている、請求項11に記載の鞍乗型車両。
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