JP4939459B2 - Vベルト式無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの回転動力を出力する回転軸に固定される固定プーリ半体とともにドライブプーリを構成する可動プーリ半体が、出力軸に装着されるドリブンプーリ側に動力を伝達する無端状のVベルトを巻き掛けるベルト溝を前記固定プーリ半体との間に形成するフランジ部と、該フランジ部に同軸に連なるとともに前記ベルト溝の幅を変化させるべく相対回転不能としつつ軸方向に移動可能として前記回転軸に支持される支持円筒部とを有し、電動モータから減速ギヤ機構を介して回転動力が伝達される軸方向固定側筒部材が軸方向移動を不能として前記回転軸に同軸にかつ相対回転自在に支承され、前記軸方向固定側筒部材と同軸に配置される軸方向可動側筒部材がその軸線まわりの回転を不能として前記可動プーリ半体に保持され、前記軸方向固定側筒部材および前記軸方向可動側筒部材間にねじ送り機構が設けられるVベルト式無段変速機に関する。
このようなVベルト式無段変速機は、たとえば特許文献1等で既に知られている。
特開2007−64393号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたVベルト式無段変速機では、ドライブプーリの可動プーリ半体に設けられて回転軸を囲繞する支持円筒部と、軸方向固定側筒部材に挿入された軸方向可動側筒部材との間にベアリングが介装され、前記可動プーリ半体のフランジ部側で前記軸方向可動側筒部材の端部に固定された回り止め部材が、回転軸の軸線と平行に延びるようにして変速ケースに設けられたガイドレールに係合されている。しかるに、このような特許文献1で開示された構成では、軸方向可動側筒部材は軸方向固定側筒部材に挿入されているので、回り止め部材をガイドレールに係合させるにあたって軸方向固定側筒部材を跨いで径方向に延出させる必要があるため、可動プーリ半体を回転軸の軸方向に駆動して変速比を可変とするための機構が回転軸の半径方向で比較的大型化し、ひいてはエンジンの大型化を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、可動プーリ半体を回転軸の軸方向に駆動して変速比を可変とするための機構を回転軸の半径方向で小型化し、エンジンのコンパクト化を図るようにしたVベルト式無段変速機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンジンの回転動力を出力する回転軸に固定される固定プーリ半体とともにドライブプーリを構成する可動プーリ半体が、出力軸に装着されるドリブンプーリ側に動力を伝達する無端状のVベルトを巻き掛けるベルト溝を前記固定プーリ半体との間に形成するフランジ部と、該フランジ部に同軸に連なるとともに前記ベルト溝の幅を変化させるべく相対回転不能としつつ軸方向に移動可能として前記回転軸に支持される支持円筒部とを有し、電動モータから減速ギヤ機構を介して回転動力が伝達される軸方向固定側筒部材が軸方向移動を不能として前記回転軸に同軸にかつ相対回転自在に支承され、前記軸方向固定側筒部材同軸に挿入させる軸方向可動側筒部材がその軸線まわりの回転を不能として前記可動プーリ半体に保持され、前記軸方向固定側筒部材の外周および前記軸方向可動側筒部材の内周間に送りねじ機構が設けられるVベルト式無段変速機であって、前記軸方向可動側筒部材と前記可動プーリ半体間にベアリングが設けられるものにおいて、前記フランジ部の、前記ベルト溝とは反対側の面に、前記軸方向可動側筒部材の外周を同心状に囲繞する軸受保持部を設けて、この軸受保持部の内周と前記軸方向可動側筒部材の外周との対向面間に前記ベアリングを介装し、前記変速機ケースに設けられるストッパ、前記軸方向可動側筒部材の軸方向移動は許容するものの前記回転軸の軸線まわりの回転を阻止するようにして該軸方向可動側筒部材の外周に係合させたことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記軸方向固定側筒部材の、軸方向で前記フランジ部から遠い側の端部および前記回転軸間に前記ベアリングとは異なる他のベアリングが介装され、前記ベルト溝の幅が最大となったときの前記軸方向可動側筒部材の、軸方向で前記フランジ部から遠い側の端部が、前記回転軸の軸線に沿って少なくとも前記他のベアリングに対応する位置まで達するように設定されることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記ストッパが、前記変速機ケースに、前記回転軸と平行な軸線を有するボルトで固定されることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記電動モータから減速ギヤ機構を介して伝達される回転動力を受ける被動ギヤが前記軸方向固定側筒部材の、軸方向で前記フランジ部から遠い側の端部に取付けられ、前記ベルト溝の幅が最大となったときに前記軸方向可動側筒部材の、軸方向で前記フランジ部から遠い側の端部が、前記被動ギヤの、前記軸方向可動側筒部材側の側面に近接した位置にあることを特徴とする。
さらに請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記ストッパは、前記ベルト溝の幅が最小となったときに前記軸方向可動側筒部材の、軸方向で前記フランジ部から遠い側の端部外周に係合することを特徴とする。
なお実施例のクランクシャフト46が本発明の回転軸に対応し、実施例のボールベアリング122が本発明のベアリングに対応し、また実施例のボールベアリング114が本発明の他のベアリングに対応し、さらに実施例のボールねじ120が本発明の送りねじ機構に対応する。
請求項1記載の発明によれば、軸方向固定側筒部材を同軸に挿入せしめた軸方向可動側筒部材がドライブプーリのフランジ部にベアリングを介して保持され、変速機ケースに設けられるストッパが軸方向可動側筒部材の外周に係合されて、軸方向可動側筒部材の回転を阻止するようにしているので、軸方向可動側筒部材を径方向に延出させる必要がなく、ドライブプーリの可動プーリ半体を回転軸の軸方向に駆動して変速比を可変とするための機構を回転軸の半径方向で小型化することが可能となり、ひいてはエンジンのコンパクト化が可能となる。
また請求項2記載の発明によれば、軸方向可動側筒部材の移動範囲すなわちドライブプーリにおける可動プーリ半体の移動範囲を回転軸の軸線に沿うエンジンの中心側に寄せることができ、可動プーリ半体を回転軸の軸方向に駆動して変速比を可変とするための機構を回転軸の軸線に沿ってエンジンの中心側に寄せて配設するようにして回転軸の軸長を短くすることが可能であり、エンジンのコンパクト化に寄与することができる。
さらに請求項3記載の発明によれば、変速機ケースに施すべき加工工数を低減し、軸方向可動側筒部材の回転を阻止するための構造を簡単に構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の側面図、図2は車体フレームの一部およびユニットスイングエンジンの拡大側面図、図3はドライブプーリがLOW状態にあるときの図2の3−3線断面図、図4は図3の4矢示部拡大図、図5は図4の5−5線断面図、図6はドライブプーリがTOP状態にあるときの図4に対応した断面図である。
先ず図1において、スクータ型自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連結される操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13を前端に備えるものであり、後輪WRを後端で支持するユニットスイングエンジンUEが車体フレームFの前後方向中間部で上下揺動可能に支承され、ユニットスイングエンジンUEよりも前方で車体フレームFには、側面視で上下に長く形成される燃料タンク14が搭載される。また車体フレームFには、前記ユニットスイングエンジンUEを上方から覆うようにして収納ボックス16が取付けられており、この収納ボックス16上に、前部シート17および後部シート18を有してタンデム型に構成される乗車用シート19が配置される。さらに車体フレームF、前記ユニットスイングエンジンUEの前部、燃料タンク14および収納ボックス16を覆う合成樹脂製の車体カバー20が車体フレームFに取付けられる。
図2を併せて参照して、車体フレームFは、前記ヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13に連設されて後ろ下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム21…と、それらの上ダウンフレーム21…よりも下方でヘッドパイプ13に連設されて後ろ下がりに延びる傾斜部22a…の後端に水平部22b…が一体に連設されて成るとともに前記上ダウンフレーム21…の後端部に後端が溶接される左右一対の下ダウンフレーム22…と、前記両上ダウンフレーム21…の中間部から後ろ上がりに延びる左右一対のシートレール23…と、上ダウンフレーム21…の後部およびシートレール23…の後部間を連結する左右一対のリヤフレーム24…とを備える。
車体カバー20は、ヘッドパイプ13の前部および前輪WFの上部を覆うフロントカバー26と、該フロントカバー26の左右両側に接合される左右一対のフロントサイドカバー27…と、前部シート17に座乗したライダーの脚部前方を覆うとともにヘッドパイプ13を後方側から覆うようにして前記両フロントサイドカバー27…に接合されるレッグシールド28…と、レッグシールド28…に連なって後方に延びるとともにその下端部でステップフロア29…を形成する左右一対のフロアセンターカバー30…と、前記ステップフロア29…の外縁から下方にそれぞれ垂下される左右一対のフロアサイドカバー31…と、前記ステップフロア29…の後部にそれぞれ設けられる左右一対のパッセンジャーステップ32…と、乗車用シート19の両側下方に配置されるとともに前記フロアサイドカバー31…に連設されて後方に延びる左右一対のボディサイドカバー33…と、ボディサイドカバー33…の後ろ側下部に連設されるリヤロアカバー34と、後部シート18のまわりに配置されるグラブレール35の後部および収納ボックス16の後部間に配置されるリヤアッパーカバー36と、左右一対のテールライトユニット37…間に配置されるとともに収納ボックス16の後部を後方から覆うようにしてリヤアッパーカバー36に連なるリヤセンターカバー38とを備える。
図2および図3を併せて参照して、ユニットスイングエンジンUEは、シリンダ軸線Cをほぼ水平となるまで前傾させたエンジンEと、該エンジンEの出力を無段階に変速して後輪WRに伝達するベルト式無段変速機Mとで構成され、該ユニットスイングエンジンUEの後部右側に配置される後輪WRがユニットスイングエンジンUEの後部に軸支される。
エンジンEのエンジン本体41は、エンジンEの回転動力を出力する回転軸であるクランクシャフト46を、後輪WRの回転軸線と平行な軸線まわりに回転自在に支承するクランクケース42と、クランクケース42に結合されるシリンダブロック43と、クランクケース42と反対側でシリンダブロック43に結合されるシリンダヘッド44と、シリンダブロック43と反対側でシリンダヘッド44に結合されるヘッドカバー45とを備える。
シリンダブロック43は、該シリンダブロック43に設けられるシリンダボア47の軸線すなわち前記シリンダ軸線Cが自動二輪車の前後方向に沿ってわずかに前上がりとして略水平となるように配置される。シリンダボア47に摺動自在に嵌合されるピストン48はコネクティングロッド49を介してクランクシャフト46に連結される。
車体フレームFにおけるシートレール23…およびリヤフレーム24…の中間部間にはブラケット51…が設けられ、エンジンEにおけるクランクケース44の上面側面には、左右に分かれて一対のピボット部52…が突設される。而して両ピボット部52…は、ほぼ上下に延びるリンク部材53を介して前記ブラケット51…に揺動可能に支承される。而してリンク部材53の下部がボルト54で両ピボット部52…に連結され、リンク部材53の上部が前記ボルト54と平行である支軸55…を介して前記ブラケット51…に回動可能に支承される。すなわちユニットスイングエンジンUEは、前記両支軸55…の軸線まわりに揺動可能として車体フレームFに支承される。
また車体フレームFにおける両シートレール23…の後端には下方に垂下する支持板56…が固着されており、両支持板56…間に架設される支持パイプ57に設けられたブラケット58にリヤクッション59の上端部が連結され、リヤクッション59の下端部は、ユニットスイングエンジンUEの後端部に連結される。
前記シリンダブロック43および前記シリンダヘッド44間には前記ピストン48の頂部を臨ませる燃焼室60が形成され、この燃焼室60への吸気を制御する吸気弁(図示せず)ならびに前記燃焼室60からの排気を制御する排気弁(図示せず)がシリンダヘッド44に配設される。
図2に特に注目して、エンジン本体41におけるシリンダヘッド44の上側面には、後方に延出される吸気系61の下流端部が接続されており、この吸気系61は、前記シリンダヘッド44の上側面に接続される吸気管62と、該吸気管62の上流端部に接続されるスロットルボディ63と、スロットルボディ63の上流端に接続される接続管64と、該接続管64の上流端に接続されるエアクリーナ65とで構成され、吸気管62には燃料噴射弁66が取付けられる。
前記シリンダヘッド44の下側面には排気系68が接続されており、この排気系68は、シリンダヘッド44の下側面から後方側に延出される排気管69と、後輪WRの右側に配置されて排気管69に接続される排気マフラー70とを備える。
図3において、シリンダヘッド44およびヘッドカバー45間には、クランクシャフト46の軸線と平行な軸線を有してシリンダヘッド44に回転自在に支承されるとともにカムシャフト71を含む動弁機構72が前記吸気弁および排気弁を開閉駆動するようにして収容される。クランクシャフト46およびカムシャフト71間には、無端状のカムチェーン73を含む調時伝動機構74が設けられており、この調時伝動機構74により前記カムシャフト71はクランクシャフト46の回転数の1/2の回転数で回転駆動される。
自動二輪車の進行方向前方を向いた状態でシリンダヘッド44の右側面にはウォータポンプ75が取付けられており、このウォータポンプ75のポンプ軸76が前記カムシャフト71に同軸にかつ相対回転不能に連結される。またウォータポンプ75にはサーモスタット67が付設される。
自動二輪車の進行方向前方を向いた状態でのクランクシャフト46の右端部は、クランクケース43の右側面に取付けられる取付けベース77を液密にかつ回転自在に貫通するものであり、取付けベース77からの突出部でクランクシャフト46にはアウターロータ78が固定され、このアウターロータ78と協働してACGスタータモータ80を構成するインナーステータ79が、アウターロータ78で囲繞されるようにして取付けベース77に固定される。
またACGスタータモータ80よりも外方でクランクシャフト46には冷却ファン81が固定されており、この冷却ファン81をACGスタータモータ80との間に挟む位置にラジエータ82が配置される。一方、前記クランクケース42には、前記ACGスタータモータ80を側方から囲繞する延長筒部42aが設けられ、この延長筒部42aに前記冷却ファン81を覆うシュラウド83が結合され、該シュラウド83に前記ラジエータ82が設けられる。さらにラジエータ82を覆うラジエータカバー84がシュラウド83に結合されており、ラジエータカバー84には、冷却ファン81によって外部から冷却空気を導入するためのグリル85…がラジエータ82に対向して形成される。
ベルト式無段変速機Mは変速機ケース86の変速機収容室90に収容されるものであり、この変速機ケース86は、自動二輪車の進行方向前方を向いた状態でエンジン本体41の一部を左側方から覆ってエンジン本体41に連設されるとともに後輪WRの左側まで延設される。
該変速機ケース86は、クランクケース42に一体に連なる内側ケース87と、該内側ケース87を外側から覆う外側ケース88と、外側ケース88とは反対側で前記内側ケース87の後部に締結される歯車ケース89とから成り、歯車ケース89の後部に設けられた連結突部89aにリヤクッションユニット59の下端部が連結され、内側ケース87および外側ケース88間に変速機収容室90が形成され、内側ケース89および歯車ケース89間に、変速機収容室90とは隔絶されたギヤ室91が形成される。
ベルト式無段変速機Mは、クランクケース42から変速機収容室90内に突入するクランクシャフト46の端部に装着されるドライブプーリ94と、クランクシャフト46と平行な軸線を有して内側ケース87および歯車ケース89で回転自在に支承される出力軸97に装着されるドリブンプーリ95と、ドライブプーリ94からドリブンプーリ95に動力を伝達する無端状のVベルト96と、ドライブプーリ94への前記Vベルト96の巻き掛け半径を変化させる動力を発揮する電動モータ98とを備えるものであり、ベルト式無段変速機Mの構成要素のうち前記電動モータ98を除く構成要素が変速機収容室90に収容される。
ドライブプーリ94は、クランクシャフト46に固定された固定プーリ半体99と、固定プーリ半体99に対して接近・離間可能な可動プーリ半体100とを備え、Vベルト96を巻きかけるようにして固定プーリ半体99および可動プーリ半体100間に形成されるベルト溝101の幅すなわち巻き掛け半径が、前記可動プーリ半体100の前記固定プーリ半体99への接近・離間によって変化する。
またドリブンプーリ95は、相対回転を可能として出力軸97を同軸に囲繞する内筒102と、軸線まわりの相対回動ならびに軸線方向の相対移動を可能として内筒102を摺動可能に嵌合せしめる外筒103と、内筒102に固定される固定プーリ半体104と、該固定プーリ半体104に対向して外筒103に固定される可動プーリ半体105と、該可動プーリ半体105および固定プーリ半体104間の相対回転位相差に応じて両プーリ半体104,105間に軸方向の分力を作用せしめるようにして内筒102および外筒103間に設けられるトルクカム機構106と、可動プーリ半体105を固定プーリ半体104との間に挟む位置で内筒102に固定されるばね受け部材107と、外筒103を囲繞して可動プーリ半体105およびばね受け部材107間に縮設されるコイルスプリング108と、エンジン回転数が設定回転数を超えるのに伴って動力伝達状態となるようにして内筒102および出力軸97間に設けられる遠心クラッチ109とを備え、ドリブンプーリ95における固定プーリ半体104および可動プーリ半体105間に形成されるベルト溝110にVベルト96が巻き掛けられる。
而してドリブンプーリ95における固定プーリ半体104および可動プーリ半体105間の間隔は、前記トルクカム機構106によって生じる軸方向の力と、コイルスプリング108によって生じる軸方向の弾性力と、固定プーリ半体104および可動プーリ半体105間の間隔をあける方向に作用するVベルト96からの力とのバランスにより決定され、ドライブプーリ94において可動プーリ半体100を固定プーリ半体99に近接させることによりVベルト96のドライブプーリ94への巻き掛け半径が大きくなると、Vベルト96のドリブンプーリ95への巻き掛け半径が小さくなる。
変速機ケース86において、内側ケース87および歯車ケース89には、後輪WRの車軸111が回転自在に支承されており、ギヤ室91内には、出力軸97および車軸111間に設けられる減速ギヤ列112が収容される。
図4において、変速機ケース86内の変速機収容室90に臨む部分でクランクシャフト46には、外方に臨む環状段部46aが設けられており、該クランクシャフト46との軸線まわりの回転を不能としてクランクシャフト46を同軸に囲繞する円筒状のスリーブ113の内端および前記環状段部46a間にシール付きのボールベアリング114の内輪が挟まれる。またクランクシャフト46の外端部にはナット115が螺合されており、ドライブプーリ94の固定プーリ半体99は、クランクシャフト46に相対回転不能に装着されるとともに、ナット115に当接するワッシャ116およびスリーブ113の外端間に挟まれており、ナット115を締めつけることにより固定プーリ半体99がクランクシャフト46に固定される。
ドライブプーリ94の可動プーリ半体100は、前記ベルト溝101の一側面を形成するフランジ部100aと、前記クランクシャフト46および前記スリーブ113を同軸に囲繞してフランジ部100aに同軸に連なるとともに前記スリーブ113にスプライン係合される支持円筒部100bとを、たとえば一体に有する。すなわち可動プーリ半体100は、スリーブ113すなわちクランクシャフト46に、軸線まわりの相対回転を不能とするとともに軸線方向の移動を可能として装着されることになる。また前記フランジ部100aの内周部およびスリーブ113間には環状のシール部材117が介装される。
ドライブプーリ94の可動プーリ半体100を軸方向に駆動するために、前記クランクシャフト46には軸方向固定側筒部材118が軸方向移動を不能として同軸にかつ相対回転自在に支承され、軸方向固定側筒部材118と同軸に配置される軸方向可動側筒部材119がその軸線まわりの回転を不能として可動プーリ半体100に保持され、前記軸方向固定側筒部材118の前記フランジ部100a側の部分および前記軸方向可動側筒部材119間に送りねじ機構であるボールねじ120が設けられ、前記軸方向固定側筒部材118には、変速機ケース86に取付けられる電動モータ98から減速ギヤ機構121を介して回転動力が伝達される。
前記軸方向固定側筒部材118は、それのフランジ部100aから遠い側の端部に半径方向内方に張り出す内向き鍔部118aを有して可動プーリ半体100の支持円筒部100bを同軸に囲繞するものであり、前記内向き鍔部118aの内周およびクランクシャフト46間に前記ボールベアリング114が介装され、これにより軸方向固定側筒部材118が軸方向移動を不能としてクランクシャフト46に相対回転自在に支承されることになる。
軸方向可動側筒部材119は、前記軸方向固定側筒部材118を同軸に挿入せしめて円筒状に形成されるものであり、前記ボールねじ120は、軸方向固定側筒部材118の外周および軸方向可動側筒部材119の内周間に設けられる。しかも軸方向可動側筒部材119は、可動プーリ半体100におけるフランジ部100aのベルト溝101とは反対側の面に一体に突設された筒状の軸受保持部100cにシール付きのボールベアリング122を介して保持される。また軸方向可動側筒部材119の、軸方向で前記フランジ部100aから遠い側の端部内周には、軸方向固定側筒部材118の外周に摺接する環状のシール部材123が装着される。
図5を併せて参照して、前記軸方向可動側筒部材119の外周には、軸方向に延びる1条の係止溝125が設けられており、ストッパ127の先端部に設けられる係合片128が前記係止溝125に係合される。前記ストッパ127の基端部は、変速機ケース86の内側ケース87に、クランクシャフト46の軸線と平行な軸線を有するたとえば一対のボルト126,126で固定される。したがって軸方向可動側筒部材119は、クランクシャフト46の軸線方向に移動することは許容されるもののクランクシャフト46の軸線まわりに回動することは阻止される。而して、図6に示されるように、ストッパ127は、ベルト溝101の幅が最小となったときに、軸方向可動側筒部材119の、軸方向でフランジ部100aから遠い側の端部外周に係合する。
ところで可動プーリ半体100、スリーブ113、軸方向固定側筒部材118および軸方向可動側筒部材119で囲まれる環状室129には、ボールねじ120を潤滑するためのグリースが充填されるのであるが、クランクシャフト46および軸方向固定側筒部材118間に介装されるボールベアリング114がシール付きであり、軸方向可動側筒部材119および可動プーリ半体100間に設けられるボールベアリング122がシール付きであり、可動プーリ半体100およびスリーブ113間に環状のシール部材117が介装され、軸方向固定側筒部材118および軸方向可動側筒部材119間に環状のシール部材123が介装されているので、前記環状室129からグリースが漏出することはない。
変速機ケース86の一部を構成する内側ケース87および外側ケース88は、その一部がクランクケース42よりもシリンダヘッド44すなわち前方側に突出するように形成されており、外側ケース88のうちクランクケース42よりも前方に突出した部分の上部には、クランクシャフト46と平行な軸線を有する貫通孔130が設けられる。
また外側ケース88の外面には、前記貫通孔130に気密に嵌入される円筒部131aを有する取付け板131が複数のボルト132…で締結されており、クランクシャフト46と平行な軸線のモータ軸133を有する電動モータ98が前記取付け板131に固定され、前記モータ軸133は前記円筒部131aを貫通して変速機ケース86内に突入される。
減速ギヤ機構121は、前記電動モータ98のモータ軸133に固定される駆動ギヤ134と、該駆動ギヤ134に噛合する大ギヤ136および小ギヤ137がアイドル回転軸139に固定されて成るアイドルギヤ135と、前記小ギヤ137に噛合する被動ギヤ138とで構成され、被動ギヤ138は、軸方向固定側筒部材118の内向き鍔部118aに、ピン140およびボルト141で固定される。
変速機ケース86の外側ケース88には、前記アイドル回転軸139の一端側を突入させるようにした円筒部142が一体に設けられており、アイドル回転軸139の中間部はボールベアリング143を介して前記円筒部142に回転自在に支承され、アイドル回転軸139の他端部は内側ケース87にボールベアリング144を介して回転自在に支承される。
前記電動モータ98から減速ギヤ機構121を介して軸方向固定側筒部材118に回転動力が伝達されることにより、可動プーリ半体100は、図4で示すようにドライブプーリ94におけるベルト溝101の幅を大きくしてVベルト96の巻き掛け半径を小としたLOWと、図6で示すようにベルト溝101の幅を小さくしてVベルト96の巻き掛け半径を大としたTOP位置との間で軸方向に移動することになる。しかも前記軸方向固定側筒部材118の、軸方向でフランジ部100aから遠い側の端部およびクランクシャフト46間にはベアリング114が介装されているのであるが、ドライブプーリ94のベルト溝101の幅が最大となったときの軸方向可動側筒部材119の、軸方向で前記フランジ部100aから遠い側の端部が、図4に示されるようにクランクシャフト46軸線に沿って少なくとも前記ベアリング114に対応する位置であって且つ被動ギヤ133の、軸方向可動側筒部材119側の側面に近接した位置まで達するように設定される。
前記アイドル軸139のうち前記円筒部142内に収容される一端部外周にはギヤ145が刻設されており、図5で示すように、前記ギヤ145に噛合するウォーム148が設けられた検出軸147を有するセンサ146が変速機ケース86における外側ケース88の外面に取付けられる。而してドライブプーリ94における可動プーリ半体100の軸方向ストロークが、減速ギヤ機構121の一部を構成するアイドルギヤ135およアイドル軸139の回転部分で検出されることになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、電動モータ98から減速ギヤ機構121を介して回転動力が伝達される軸方向固定側筒部材118が軸方向移動を不能としてクランクシャフト46に同軸にかつ相対回転自在に支承され、軸方向固定側筒部材118を同軸に挿入せしめる軸方向可動側筒部材119がその軸線まわりの回転を不能としてドライブプーリ94の可動プーリ半体100に保持され、軸方向固定側筒部材118および軸方向可動側筒部材119間にボールねじ120が設けられるのであるが、可動プーリ半体100は、ベルト溝101の一側面を形成するフランジ部100aと、クランクシャフト46を同軸に囲繞してフランジ部100aに同軸に連なる支持円筒部100bとを有し、軸方向可動側筒部材119がフランジ部100aにボールベアリング122を介して保持され、変速機ケース86の内側ケース87に固定されるストッパ127の先端部の係合片128が、軸方向可動側筒部材119の軸方向移動は許容するもののクランクシャフト46の軸線まわりの回転を阻止するようにして該軸方向可動側筒部材119の外周の係止溝125に係合されている。
したがってドライブプーリ94の可動プーリ半体100をクランクシャフト46の軸方向に駆動してVベルト式無段変速機Mの変速比を可変とするための機構を,クランクシャフト46の半径方向で小型化することが可能となり、ひいてはエンジンEのコンパクト化が可能となる。
た軸方向固定側筒部材118の、軸方向でフランジ部100aから遠い側の端部およびクランクシャフト46間にボールベアリング114が介装されており、ベルト溝101の幅が最大となったとき、すなわち可動プーリ半体100がLOW位置となったときの軸方向可動側筒部材119のフランジ部100aとは反対側の端部は、クランクシャフト46の軸線に沿って少なくとも前記ボールベアリング114に対応する位置まで達するので、軸方向可動側筒部材119の移動範囲すなわちドライブプーリ94における可動プーリ半体100の移動範囲をクランクシャフト46軸線に沿うエンジンEの中心側に寄せることができ、前記可動プーリ半体100をクランクシャフト46の軸方向に駆動して変速比を可変とするための機構をクランクシャフト46の軸線に沿ってエンジンEの中心側に寄せて配設するようにしてクランクシャフト46の軸長を短くすることが可能であり、エンジンEのコンパクト化により一層寄与することができる。
さらに軸方向可動側筒部材119の外周に設けられて軸方向に延びる係止溝125に係合する係合片128がストッパ127の先端部に設けられ、該ストッパ127の基端部が、変速機ケース86の内側ケース87に、クランクシャフト46の軸線と平行な軸線を有するたとえば一対のボルト126,126で固定されるので、変速機ケース86に施すべき加工工数を低減し、軸方向可動側筒部材119の回転を阻止するための構造を簡単に構成することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例ではスクータ型自動二輪車のユニットスイングエンジンEに適用した場合について説明したが、本発明は、スクータ型自動二輪車以外の他の車両のVベルト式無段変速機について広く実施することができる。
スクータ型自動二輪車の側面図である。 車体フレームの一部およびユニットスイングエンジンの拡大側面図である。 ドライブプーリがLOW状態にあるときの図2の3−3線断面図である。 図3の4矢示部拡大図である。 図4の5−5線断面図である。 ドライブプーリがTOP状態にあるときの図4に対応した断面図である。
46・・・回転軸であるクランクシャフト
86・・・変速機ケース
94・・・ドライブプーリ
95・・・ドリブンプーリ
96・・・Vベルト
97・・・出力軸
98・・・電動モータ
99・・・固定プーリ半体
100・・・可動プーリ半体
100a・・・フランジ部
100b・・・支持円筒部
101・・・ベルト溝
114,122・・・ボールベアリング
118・・・軸方向固定側筒部材
119・・・軸方向可動側筒部材
120・・・送りねじ機構であるボールねじ
121・・・減速ギヤ機構
127・・・ストッパ
E・・・エンジン
M・・・Vベルト式無段変速機

Claims (5)

  1. エンジン(E)の回転動力を出力する回転軸(46)に固定される固定プーリ半体(99)とともにドライブプーリ(94)を構成する可動プーリ半体(100)が、出力軸(97)に装着されるドリブンプーリ(95)側に動力を伝達する無端状のVベルト(96)を巻き掛けるベルト溝(101)を前記固定プーリ半体(99)との間に形成するフランジ部(100a)と、該フランジ部(100a)に同軸に連なるとともに前記ベルト溝(101)の幅を変化させるべく相対回転不能としつつ軸方向に移動可能として前記回転軸(46)に支持される支持円筒部(100b)とを有し、電動モータ(98)から減速ギヤ機構(121)を介して回転動力が伝達される軸方向固定側筒部材(118)が軸方向移動を不能として前記回転軸(46)に同軸にかつ相対回転自在に支承され、前記軸方向固定側筒部材(118)同軸に挿入させる軸方向可動側筒部材(119)がその軸線まわりの回転を不能として前記可動プーリ半体(100)に保持され、前記軸方向固定側筒部材(118)の外周および前記軸方向可動側筒部材(119)の内周間に送りねじ機構(120)が設けられるVベルト式無段変速機であって、
    前記軸方向可動側筒部材(119)と前記可動プーリ半体(100)間にベアリング(122)が設けられるものにおいて、
    前記フランジ部(100a)の、前記ベルト溝(101)とは反対側の面に、前記軸方向可動側筒部材(119)の外周を同心状に囲繞する軸受保持部(100c)を設けて、この軸受保持部(100c)の内周と前記軸方向可動側筒部材(119)の外周との対向面間に前記ベアリング(122)を介装し、
    前記変速機ケース(86)に設けられるストッパ(127)、前記軸方向可動側筒部材(119)の軸方向移動は許容するものの前記回転軸(46)の軸線まわりの回転を阻止するようにして該軸方向可動側筒部材(119)の外周に係合させたことを特徴とするVベルト式無段変速機。
  2. 前記軸方向固定側筒部材(118)の、軸方向で前記フランジ部(100a)から遠い側の端部および前記回転軸(46)間に前記ベアリング(122)とは異なる他のベアリング(114)が介装され、前記ベルト溝(101)の幅が最大となったときの前記軸方向可動側筒部材(119)の、軸方向で前記フランジ部(100a)から遠い側の端部が、前記回転軸(46)の軸線に沿って少なくとも前記他のベアリング(114)に対応する位置まで達するように設定されることを特徴とする請求項1記載のVベルト式無段変速機。
  3. 前記ストッパ(127)が、前記変速機ケース(86)に、前記回転軸(46)と平行な軸線を有するボルト(126)で固定されることを特徴とする請求項1または2記載のVベルト式無段変速機。
  4. 前記電動モータ(98)から減速ギヤ機構(121)を介して伝達される回転動力を受ける被動ギヤ(138)が前記軸方向固定側筒部材(118)の、軸方向で前記フランジ部(100a)から遠い側の端部に取付けられ、前記ベルト溝(101)の幅が最大となったときに前記軸方向可動側筒部材(119)の、軸方向で前記フランジ部(100a)から遠い側の端部が、前記被動ギヤ(138)の、前記軸方向可動側筒部材(119)側の側面に近接した位置にあることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のVベルト式無段変速機。
  5. 前記ストッパ(127)は、前記ベルト溝(101)の幅が最小となったときに前記軸方向可動側筒部材(119)の、軸方向で前記フランジ部(100a)から遠い側の端部外周に係合することを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載のVベルト式無段変速機。
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