JPH0743015B2 - Vベルト式無段変速機 - Google Patents
Vベルト式無段変速機Info
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- JPH0743015B2 JPH0743015B2 JP15313485A JP15313485A JPH0743015B2 JP H0743015 B2 JPH0743015 B2 JP H0743015B2 JP 15313485 A JP15313485 A JP 15313485A JP 15313485 A JP15313485 A JP 15313485A JP H0743015 B2 JPH0743015 B2 JP H0743015B2
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- Japan
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- continuously variable
- variable transmission
- primary
- type continuously
- belt type
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、Vベルト式無段変速機、特に、自動車に搭載
されて好適なVベルト式無段変速機に係り、詳しくは該
無段変速機の変速操作用アクチュエータ機構の構造に関
する。
されて好適なVベルト式無段変速機に係り、詳しくは該
無段変速機の変速操作用アクチュエータ機構の構造に関
する。
(ロ) 従来の技術 一般に、この種Vベルト式無段変速機(CVT)は、それ
ぞれ可動シーブ及び固定シーブからなるプライマリ及び
セカンダリプーリを備え、これら両プーリにVベルトを
巻掛けて構成されており、かつ可動シーブを油圧ピスト
ンにより移動することにより、適宜変速操作している。
ぞれ可動シーブ及び固定シーブからなるプライマリ及び
セカンダリプーリを備え、これら両プーリにVベルトを
巻掛けて構成されており、かつ可動シーブを油圧ピスト
ンにより移動することにより、適宜変速操作している。
従って、該無段変速機は、油圧を用いるため、オイルポ
ンプ及び油圧回路を必要とし、大変複雑な構成になって
大型の装置になっていると共に、必要以上のベルト挾圧
力を作用し、伝達効率及びベルト耐久性の面でも不利に
なっており、更に、油圧が何等かの原因で低下した場
合、ベルト挾圧力が不足して伝達不能になってしまう。
ンプ及び油圧回路を必要とし、大変複雑な構成になって
大型の装置になっていると共に、必要以上のベルト挾圧
力を作用し、伝達効率及びベルト耐久性の面でも不利に
なっており、更に、油圧が何等かの原因で低下した場
合、ベルト挾圧力が不足して伝達不能になってしまう。
そこで、本出願人により、プライマリ及びセカンダリの
両プーリの少なくとも一方のシーブに伝達トルクに対応
した軸力を付与する調圧カム機構を配置すると共に、両
プーリの可動シーブを軸方向に移動するネジ機構を設置
して、これらプライマリ及びセカンダリ側の両ネジ機構
を同量移動することにより、両プーリの可動シーブを移
動して変速操作するVベルト式無段変速機が提案されて
いる。(特開昭62−13853号公報参照;出願時未公開) (ハ) 発明が解決しようとする問題点 ところで、上記無段変速機は、簡単な構成でありなが
ら、伝達トルクに応じた軸力を発生して必要以上のベル
ト挾圧力を作用しない点では優れているが、変速操作に
際して両プーリの可動シーブが同量移動するため、可動
シーブがベルトにより規定される可動シーブ本来の移動
量と相違してしまう。詳述すると、回転比が1:1の場合
は両プーリにおけるピッチ円半径は同じであるから、こ
れをr0とし、軸間距離をlとすれば、このときのベルト
の長さL0はL0=2l+2πr0であるが、一方のプーリにお
けるシーブ間を広げ、他方で狭くすると、ピッチ円半径
は一方で、r0+a、他方ではr0−aとなり、このときの
所要Vベルトの長さLは、 L=2l+π(r0+a+r0−a)+ (r0+a−r0+a)2/l =2l+2πr0+(4a2/l) となるから、回転比が1:1の場合に比較して、4a2/lだけ
長いことが必要である。しかし、ベルトの長さは一定で
あるので、可動シーブが上述したように線形に移動する
と、プーリがベルトに接触する本来の移動量からズレて
しまう。即ち、第16図に示すように、各トルク比(O/D
〜U/D)における、ベルトにて規定されるプライマリ側
可動シーブ及びセカンダリ側可動シーブ本来の移動量の
関係Aは上述ネジ機構による両可動シーブの同量移動に
基づく直線Bと比較して各トルク比にて相違しており、
その相違量dはトルク比1部分において最大となり、増
速位置O/D及び減速位置U/Dに向って漸減している。
両プーリの少なくとも一方のシーブに伝達トルクに対応
した軸力を付与する調圧カム機構を配置すると共に、両
プーリの可動シーブを軸方向に移動するネジ機構を設置
して、これらプライマリ及びセカンダリ側の両ネジ機構
を同量移動することにより、両プーリの可動シーブを移
動して変速操作するVベルト式無段変速機が提案されて
いる。(特開昭62−13853号公報参照;出願時未公開) (ハ) 発明が解決しようとする問題点 ところで、上記無段変速機は、簡単な構成でありなが
ら、伝達トルクに応じた軸力を発生して必要以上のベル
ト挾圧力を作用しない点では優れているが、変速操作に
際して両プーリの可動シーブが同量移動するため、可動
シーブがベルトにより規定される可動シーブ本来の移動
量と相違してしまう。詳述すると、回転比が1:1の場合
は両プーリにおけるピッチ円半径は同じであるから、こ
れをr0とし、軸間距離をlとすれば、このときのベルト
の長さL0はL0=2l+2πr0であるが、一方のプーリにお
けるシーブ間を広げ、他方で狭くすると、ピッチ円半径
は一方で、r0+a、他方ではr0−aとなり、このときの
所要Vベルトの長さLは、 L=2l+π(r0+a+r0−a)+ (r0+a−r0+a)2/l =2l+2πr0+(4a2/l) となるから、回転比が1:1の場合に比較して、4a2/lだけ
長いことが必要である。しかし、ベルトの長さは一定で
あるので、可動シーブが上述したように線形に移動する
と、プーリがベルトに接触する本来の移動量からズレて
しまう。即ち、第16図に示すように、各トルク比(O/D
〜U/D)における、ベルトにて規定されるプライマリ側
可動シーブ及びセカンダリ側可動シーブ本来の移動量の
関係Aは上述ネジ機構による両可動シーブの同量移動に
基づく直線Bと比較して各トルク比にて相違しており、
その相違量dはトルク比1部分において最大となり、増
速位置O/D及び減速位置U/Dに向って漸減している。
このため、上述無段変速機では、上記相違量dを調圧カ
ム機構がストロークすることにより吸収しているが、こ
の種車載用無段変速機は、エンジンからの正トルク伝達
のみではなく、エンジンブレーキ時等の負トルク伝達も
生じ、正負トルク伝達の切換え時に、調圧カム機構が大
きくストロークする。即ち、例えば正トルク伝達時、調
圧カム機構は、上述したように上記差を吸収するために
固定レースと可動レースとが大きく相対回転をした状態
にあるが、この状態でトルク伝達が切換えられると、固
定レースと可動レースとが逆方向に相対回転して、調圧
カム機構は大きくストロークする。これにより、調圧カ
ム機構における相対回転の急激な変化によるトルク変動
を生じ、調圧カム機構等の耐久性及び性能を低下する虞
れがある。
ム機構がストロークすることにより吸収しているが、こ
の種車載用無段変速機は、エンジンからの正トルク伝達
のみではなく、エンジンブレーキ時等の負トルク伝達も
生じ、正負トルク伝達の切換え時に、調圧カム機構が大
きくストロークする。即ち、例えば正トルク伝達時、調
圧カム機構は、上述したように上記差を吸収するために
固定レースと可動レースとが大きく相対回転をした状態
にあるが、この状態でトルク伝達が切換えられると、固
定レースと可動レースとが逆方向に相対回転して、調圧
カム機構は大きくストロークする。これにより、調圧カ
ム機構における相対回転の急激な変化によるトルク変動
を生じ、調圧カム機構等の耐久性及び性能を低下する虞
れがある。
そこで、本発明は、可動シーブを軸方向に移動するアク
チュエータ機構を、可動シーブがその本来の移動量に整
合するように構成することにより、調圧カム機構のスト
ロークを小さくし、信頼性及び性能を向上することを目
的とするものである。
チュエータ機構を、可動シーブがその本来の移動量に整
合するように構成することにより、調圧カム機構のスト
ロークを小さくし、信頼性及び性能を向上することを目
的とするものである。
(ニ) 問題を解決するための手段。
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図に示すように、プーリ5,6の少なくとも一方に
伝達トルクに対応した軸力Fp,Fsを付与する調圧カム機
構等の調圧機構11,43と、2個の相対回転し得る部材例
えば雄ネジ部22及び雌ネジ部23からなり、これら部材の
相対回転に基づき前記プライマリプーリ5の可動シーブ
7を軸方向に移動するプライマリ側アクチュエータ機構
21と、2個の相対回転し得る部材例えば雄ネジ部45及び
雌ネジ部46からなり、これら部材の相対回転に基づき前
記セカンダリプーリ6の可動シーブ33を軸方向に移動す
るセカンダリ側アクチュエータ機構50と、を備えてい
る。更に、これらプライマリ及びセカンダリ側の両アク
チュエータ機構21,50を動力伝達装置27,61,49,63を介し
て変速操作駆動手段(67)に連動して、これら両アクチ
ュエータ機構の相対回転し得る雌ネジ部及び雄ネジ部等
の両部材のいずれか一方、例えば雄ネジ部22,45を回転
する。そして、これらアクチュエータ機構の少なくとも
一方例えばプライマリ側ネジ機構21における前記変速操
作駆動手段67に連動しない方の部材即ち雌ネジ部23に、
その軸方向移動に伴って所定量回転するカム機構25を配
設し、両ネジ機構21,50の雌ネジ部23,46と雄ネジ部22,4
5との相対回転による軸方向ストロークを相違して、両
プーリ5,6の可動シーブ7,33の移動量をベルト4にて規
定される可動シーブ本来の移動量に整合することを特徴
とするものである。
ば第1図に示すように、プーリ5,6の少なくとも一方に
伝達トルクに対応した軸力Fp,Fsを付与する調圧カム機
構等の調圧機構11,43と、2個の相対回転し得る部材例
えば雄ネジ部22及び雌ネジ部23からなり、これら部材の
相対回転に基づき前記プライマリプーリ5の可動シーブ
7を軸方向に移動するプライマリ側アクチュエータ機構
21と、2個の相対回転し得る部材例えば雄ネジ部45及び
雌ネジ部46からなり、これら部材の相対回転に基づき前
記セカンダリプーリ6の可動シーブ33を軸方向に移動す
るセカンダリ側アクチュエータ機構50と、を備えてい
る。更に、これらプライマリ及びセカンダリ側の両アク
チュエータ機構21,50を動力伝達装置27,61,49,63を介し
て変速操作駆動手段(67)に連動して、これら両アクチ
ュエータ機構の相対回転し得る雌ネジ部及び雄ネジ部等
の両部材のいずれか一方、例えば雄ネジ部22,45を回転
する。そして、これらアクチュエータ機構の少なくとも
一方例えばプライマリ側ネジ機構21における前記変速操
作駆動手段67に連動しない方の部材即ち雌ネジ部23に、
その軸方向移動に伴って所定量回転するカム機構25を配
設し、両ネジ機構21,50の雌ネジ部23,46と雄ネジ部22,4
5との相対回転による軸方向ストロークを相違して、両
プーリ5,6の可動シーブ7,33の移動量をベルト4にて規
定される可動シーブ本来の移動量に整合することを特徴
とするものである。
(ホ) 作用 上記構成に基づき、プライマリシャフト2の回転は調圧
機構11を介してプライマリプーリ5に伝達され、更にベ
ルト4を介してセカンダリプーリ6に伝達され、そして
調圧機構43を介してセカンダリシャフト3に伝達される
(調圧機構はプライマリ又はセカンダリのいずれか一方
のみでも可)。この際、調圧機構11,43は伝達トルクに
対応した軸力Fp,Fsを両プーリ5,6に付与して、ベルト4
を挾持する。また、走行信号に基づき制御されるモータ
等の変速操作駆動手段の駆動により、動力伝達装置61,2
7,63,49を介して両ネジ機構21,50の雄ネジ部22,45が回
転すると、セカンダリ側のネジ機構50はその雌ネジ部46
が軸方向に案内されて等ストロークで移動するが、プラ
イマリ側のネジ機構21はその雌ネジ部23がカム機構25に
案内されて補正回転し、不等ストロークにて移動して前
記第16図に示す相違量dを吸収する。これにより、ベル
ト4にて規定される両可動シーブ本来の移動位置に両可
動シーブ7,33が調整されて、所定変速比にベルト有効径
を設定する。
機構11を介してプライマリプーリ5に伝達され、更にベ
ルト4を介してセカンダリプーリ6に伝達され、そして
調圧機構43を介してセカンダリシャフト3に伝達される
(調圧機構はプライマリ又はセカンダリのいずれか一方
のみでも可)。この際、調圧機構11,43は伝達トルクに
対応した軸力Fp,Fsを両プーリ5,6に付与して、ベルト4
を挾持する。また、走行信号に基づき制御されるモータ
等の変速操作駆動手段の駆動により、動力伝達装置61,2
7,63,49を介して両ネジ機構21,50の雄ネジ部22,45が回
転すると、セカンダリ側のネジ機構50はその雌ネジ部46
が軸方向に案内されて等ストロークで移動するが、プラ
イマリ側のネジ機構21はその雌ネジ部23がカム機構25に
案内されて補正回転し、不等ストロークにて移動して前
記第16図に示す相違量dを吸収する。これにより、ベル
ト4にて規定される両可動シーブ本来の移動位置に両可
動シーブ7,33が調整されて、所定変速比にベルト有効径
を設定する。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。
る。
(ヘ−1)第1実施例 本第1実施例によるベルト式無段変速機1は、第1図に
示すように、エンジン側に連動しているプライマリシャ
フト2及び車輪側に連動しているセカンダリシャフト3
を有しており、プライマリシャフト2にはプライマリプ
ーリ5が装着され、またセカンダリシャフト3にはセカ
ンダリプーリ6が装着されており、かつこれら両プーリ
5,6の間に無端ベルト4が巻掛けられている。そして、
プライマリプーリ5は軸方向に相対移動する可動シーブ
7及び固定シーブ9からなり、固定シーブ9のボス部9a
はシャフト2に回転及び摺動自在に嵌合されていると共
に、可動シーブ7のボス部7aをボールスプライン10を介
して摺動のみ自在に嵌合している。また、該固定シーブ
9の他方ボス部9c端とシャフト2の段付膨径部2aとの間
にはスラストベアリング14が介在していると共に、該ボ
ス部9cはベアリング16によりケースに回転自在に支持さ
れている。また、シャフト2の先端部分には調圧カム機
構11がナット17により抜止め支持されており、該カム機
構11はボス部9aに摺動のみ自在に係合している可動レー
ス12、シャフト2にスプライン係合しかつベアリング20
にて支持されている固定レース13及び複数のテーパコロ
15からなる。更に、両レース12,13の対向する端面は波
状に凹凸形成されており、該端面間にテーパコロ15が挾
持され、従って両レース12,13間の伝達トルクに基づ
き、シーブ7に作用する軸力Fpを発生する。
示すように、エンジン側に連動しているプライマリシャ
フト2及び車輪側に連動しているセカンダリシャフト3
を有しており、プライマリシャフト2にはプライマリプ
ーリ5が装着され、またセカンダリシャフト3にはセカ
ンダリプーリ6が装着されており、かつこれら両プーリ
5,6の間に無端ベルト4が巻掛けられている。そして、
プライマリプーリ5は軸方向に相対移動する可動シーブ
7及び固定シーブ9からなり、固定シーブ9のボス部9a
はシャフト2に回転及び摺動自在に嵌合されていると共
に、可動シーブ7のボス部7aをボールスプライン10を介
して摺動のみ自在に嵌合している。また、該固定シーブ
9の他方ボス部9c端とシャフト2の段付膨径部2aとの間
にはスラストベアリング14が介在していると共に、該ボ
ス部9cはベアリング16によりケースに回転自在に支持さ
れている。また、シャフト2の先端部分には調圧カム機
構11がナット17により抜止め支持されており、該カム機
構11はボス部9aに摺動のみ自在に係合している可動レー
ス12、シャフト2にスプライン係合しかつベアリング20
にて支持されている固定レース13及び複数のテーパコロ
15からなる。更に、両レース12,13の対向する端面は波
状に凹凸形成されており、該端面間にテーパコロ15が挾
持され、従って両レース12,13間の伝達トルクに基づ
き、シーブ7に作用する軸力Fpを発生する。
また、該カム機構11と可動シーブ7のフランジ部7b背面
との間にはプライマリ側の変速操作用アクチュエータを
構成するネジ機構21が介在しており、該ネジ機構21はボ
ス部7aに被嵌している円筒状の雄ネジ部22及び該雄ネジ
部22に螺合している同じく円筒状の雌ネジ部23からな
る。更に、雄ネジ部22にはギヤ27が一体に形成されてお
り、該ギヤ27と調圧カム機構11の可動レース12との間に
スラストベアリング26が介在していると共に、雌ネジ部
23の端と可動シーブ7背面との間にスラストベアリング
28が介在している。また、雌ネジ部23を覆うようにし
て、断面円弧状のカイド部材30がケース29に固定されて
設置されており、該ガイド部材30と雌ネジ部23とはカム
機構25を介して係合しており、これにより、ネジ機構21
の雌ネジ部23に、その軸方向移動に伴い限定した回転移
動を生起させる規制手段を構成する。カム機構25は、第
2図及び第3図に詳示するように、雌ネジ部23の外周に
配置されているカムローラ31及びガイド部材30の内周面
に形成されている山形のカム溝32からなり、カムローラ
31がカム溝32に係合することにより、雌ネジ部23を軸方
向に移動することに基づき該雌ネジ部23を所定量回動す
る。
との間にはプライマリ側の変速操作用アクチュエータを
構成するネジ機構21が介在しており、該ネジ機構21はボ
ス部7aに被嵌している円筒状の雄ネジ部22及び該雄ネジ
部22に螺合している同じく円筒状の雌ネジ部23からな
る。更に、雄ネジ部22にはギヤ27が一体に形成されてお
り、該ギヤ27と調圧カム機構11の可動レース12との間に
スラストベアリング26が介在していると共に、雌ネジ部
23の端と可動シーブ7背面との間にスラストベアリング
28が介在している。また、雌ネジ部23を覆うようにし
て、断面円弧状のカイド部材30がケース29に固定されて
設置されており、該ガイド部材30と雌ネジ部23とはカム
機構25を介して係合しており、これにより、ネジ機構21
の雌ネジ部23に、その軸方向移動に伴い限定した回転移
動を生起させる規制手段を構成する。カム機構25は、第
2図及び第3図に詳示するように、雌ネジ部23の外周に
配置されているカムローラ31及びガイド部材30の内周面
に形成されている山形のカム溝32からなり、カムローラ
31がカム溝32に係合することにより、雌ネジ部23を軸方
向に移動することに基づき該雌ネジ部23を所定量回動す
る。
一方、セカンダリプーリ6も2個のシーブ33,35からな
り、固定シーブ35のボス部35aはシャフト3に回転及び
摺動自在に嵌合されていると共に、可動シーブ33のボス
部33aをボールスプライン36を介して摺動のみ自在に嵌
合している。そして、固定シーブ35のフランジ部35b背
面と、シャフト3先端にナット38で固定されている固定
レース39との間には、可動レース40及びテーパコロ41か
らなる調圧カム機構43が介在している。また同様に、可
動シーブ33のフランジ部33b背面と、シャフト3にナッ
ト44にて固定されている段付膨径部材3aとの間には、セ
カンダリ側のアクチュエータを構成するネジ機構50が介
在している。該ネジ機構50はボス部33aを被嵌している
円筒状の雌ネジ部45及び該雄ネジ部45に螺合している同
じく円筒状の雌ネジ部46からなり、雄ネジ部45には前記
ギヤ27と同歯数のギヤ49が一体に形成されており、また
雌ネジ部46にはボールスプライン48を介して摺動のみ自
在に円筒状のガイド部材51が係合しており、これによ
り、ネジ機構50の雌ネジ部46を、軸方向移動を許容する
と共に回転を阻止する規制手段を構成する。更に、該ガ
イド部材51は一体に形成されているラグ51a先端がケー
ス29に形成されたセレーション29aに係合して回転を阻
止されていると共に、そのボス部端と雌ネジ部46に固定
されたスナップリングとの間にスプリング52が縮設され
ている。また、雌ネジ部46と可動シーブ33背面との間に
スラストベアリング53が介在し、かつ雄ネジ部45のギヤ
49と膨径部材3aとの間にスラストベアリング55が介在
し、更に該ギヤ49とガイド部材51との間にスラストベア
リング56が介在している。なお、図中57,59はシャフト
3を支持するベアリングである。
り、固定シーブ35のボス部35aはシャフト3に回転及び
摺動自在に嵌合されていると共に、可動シーブ33のボス
部33aをボールスプライン36を介して摺動のみ自在に嵌
合している。そして、固定シーブ35のフランジ部35b背
面と、シャフト3先端にナット38で固定されている固定
レース39との間には、可動レース40及びテーパコロ41か
らなる調圧カム機構43が介在している。また同様に、可
動シーブ33のフランジ部33b背面と、シャフト3にナッ
ト44にて固定されている段付膨径部材3aとの間には、セ
カンダリ側のアクチュエータを構成するネジ機構50が介
在している。該ネジ機構50はボス部33aを被嵌している
円筒状の雌ネジ部45及び該雄ネジ部45に螺合している同
じく円筒状の雌ネジ部46からなり、雄ネジ部45には前記
ギヤ27と同歯数のギヤ49が一体に形成されており、また
雌ネジ部46にはボールスプライン48を介して摺動のみ自
在に円筒状のガイド部材51が係合しており、これによ
り、ネジ機構50の雌ネジ部46を、軸方向移動を許容する
と共に回転を阻止する規制手段を構成する。更に、該ガ
イド部材51は一体に形成されているラグ51a先端がケー
ス29に形成されたセレーション29aに係合して回転を阻
止されていると共に、そのボス部端と雌ネジ部46に固定
されたスナップリングとの間にスプリング52が縮設され
ている。また、雌ネジ部46と可動シーブ33背面との間に
スラストベアリング53が介在し、かつ雄ネジ部45のギヤ
49と膨径部材3aとの間にスラストベアリング55が介在
し、更に該ギヤ49とガイド部材51との間にスラストベア
リング56が介在している。なお、図中57,59はシャフト
3を支持するベアリングである。
そして、プライマリ及びセカンダリシャフト2,3の間に
はカウンタシャフト60が配置されており、かつカウンタ
シャフト60の両端部分にはそれぞれ同歯数からなるギヤ
61,63が固設されている。また、これらギヤ61,63はそれ
ぞれプライマリ側及びセカンダリ側ネジ機構21,50のギ
ヤ27,49に噛合していると共に、ギヤ61は車速、スロッ
トル開度、エンジン回転数等の各走行信号により制御さ
れるモータ67の出力軸に固定されているギヤ67aに噛合
している。なお、図中69,70はカウンタシャフト60を回
転自在に支持するベアリングである。
はカウンタシャフト60が配置されており、かつカウンタ
シャフト60の両端部分にはそれぞれ同歯数からなるギヤ
61,63が固設されている。また、これらギヤ61,63はそれ
ぞれプライマリ側及びセカンダリ側ネジ機構21,50のギ
ヤ27,49に噛合していると共に、ギヤ61は車速、スロッ
トル開度、エンジン回転数等の各走行信号により制御さ
れるモータ67の出力軸に固定されているギヤ67aに噛合
している。なお、図中69,70はカウンタシャフト60を回
転自在に支持するベアリングである。
本実施例は、以上のような構成からなるので、エンジン
出力に基づくプライマリシャフト2の回転は、調圧カム
機構11の固定レース13に伝達され、更にテーパコロ15及
び可動レース12を介してプライマリプーリ5の固定シー
ブ9に伝達される。この際、調圧カム機構11の固定レー
ス13と可動レース12との間の伝達トルク、すなわちシャ
フト2に作用する入力トルクに対応した軸力Fpが変速比
に対応して所定長さに設定されているネジ機構21を介し
て可動シーブ7の背面に作用し、一方、固定シーブ9は
スラストベアリング14を介して膨径部2aにて軸方向の動
きは阻止され、従って固定シーブ9の背面に同等の反力
Fpが作用し、これにより、プライマリプーリ5は入力ト
ルクに対応した挾持力Fpにてベルト4を挾持する。そし
て、ボールスプライン10を介して一体に回転するプーリ
5のトルクはベルト4を介してセカンダリプーリ6に伝
達され、更に、調圧カム機構43を介してセカンダリシャ
フト3に伝達される。この際、調圧カム機構43に基づ
き、セカンダリシャフト3へ伝達する出力トルクに対応
した軸力Fsがシーブ35に作用し、一方、他方のシーブ33
の背面33bにも固定状態にあるネジ機構50から反力Fsが
作用し、これにより、セカンダリプーリ6も出力トルク
に対応した挾持力Fsにてベルト4を挾持する。
出力に基づくプライマリシャフト2の回転は、調圧カム
機構11の固定レース13に伝達され、更にテーパコロ15及
び可動レース12を介してプライマリプーリ5の固定シー
ブ9に伝達される。この際、調圧カム機構11の固定レー
ス13と可動レース12との間の伝達トルク、すなわちシャ
フト2に作用する入力トルクに対応した軸力Fpが変速比
に対応して所定長さに設定されているネジ機構21を介し
て可動シーブ7の背面に作用し、一方、固定シーブ9は
スラストベアリング14を介して膨径部2aにて軸方向の動
きは阻止され、従って固定シーブ9の背面に同等の反力
Fpが作用し、これにより、プライマリプーリ5は入力ト
ルクに対応した挾持力Fpにてベルト4を挾持する。そし
て、ボールスプライン10を介して一体に回転するプーリ
5のトルクはベルト4を介してセカンダリプーリ6に伝
達され、更に、調圧カム機構43を介してセカンダリシャ
フト3に伝達される。この際、調圧カム機構43に基づ
き、セカンダリシャフト3へ伝達する出力トルクに対応
した軸力Fsがシーブ35に作用し、一方、他方のシーブ33
の背面33bにも固定状態にあるネジ機構50から反力Fsが
作用し、これにより、セカンダリプーリ6も出力トルク
に対応した挾持力Fsにてベルト4を挾持する。
そして、本Vベルト式無段変速機1を変速操作するに
は、各走行信号等により制御されるモータ67を回転す
る。例えば、該ギヤ67aを図面右方向からみて(以下同
様)時計方向即ちアップシフト方向に回転すると、ギヤ
61は反時計方向に回転し、かつカウンタシャフト60を介
してギヤ63も同方向に回転する。すると、プライマリ側
ネジ機構21のギヤ27は時計方向に回転すると共に、セカ
ンダリ側ネジ機構50のギヤ49も同方向に回転する。そし
て、セカンダリ側ネジ機構50は、ギヤ49と一体に雄ネジ
部45が回転し、かつ雌ネジ部46がガイド部材51及びボー
ルスプライン48により回転が阻止されているので、雌ネ
ジ部46はそのリードに従って回転角に対し直線的に収縮
し、従って可動シーブ33はベルト有効径が小径になるよ
うに移動する。これに対し、プライマリ側ネジ機構21
は、ギヤ27と一体の雄ネジ部22が回転して、雌ネジ部23
を軸方向に伸張するが、該雌ネジ部23の伸長に伴ってロ
ーラ31がガイド部材30のカム溝32に沿って移動し、該雌
ネジ部23を回転する。これにより、該プライマリ側の雌
ネジ部23は雄ネジ部22と雌ネジ部23との相対回転に基づ
き、不等ストロークにて伸長し、前記所定変速比におけ
る相違量d(第16図)を吸収して、ベルト4により規定
される本来の可動シーブ移動位置に、両可動シーブ7,33
が移動・調整される。
は、各走行信号等により制御されるモータ67を回転す
る。例えば、該ギヤ67aを図面右方向からみて(以下同
様)時計方向即ちアップシフト方向に回転すると、ギヤ
61は反時計方向に回転し、かつカウンタシャフト60を介
してギヤ63も同方向に回転する。すると、プライマリ側
ネジ機構21のギヤ27は時計方向に回転すると共に、セカ
ンダリ側ネジ機構50のギヤ49も同方向に回転する。そし
て、セカンダリ側ネジ機構50は、ギヤ49と一体に雄ネジ
部45が回転し、かつ雌ネジ部46がガイド部材51及びボー
ルスプライン48により回転が阻止されているので、雌ネ
ジ部46はそのリードに従って回転角に対し直線的に収縮
し、従って可動シーブ33はベルト有効径が小径になるよ
うに移動する。これに対し、プライマリ側ネジ機構21
は、ギヤ27と一体の雄ネジ部22が回転して、雌ネジ部23
を軸方向に伸張するが、該雌ネジ部23の伸長に伴ってロ
ーラ31がガイド部材30のカム溝32に沿って移動し、該雌
ネジ部23を回転する。これにより、該プライマリ側の雌
ネジ部23は雄ネジ部22と雌ネジ部23との相対回転に基づ
き、不等ストロークにて伸長し、前記所定変速比におけ
る相違量d(第16図)を吸収して、ベルト4により規定
される本来の可動シーブ移動位置に、両可動シーブ7,33
が移動・調整される。
なおこの際、雌ネジ部23の軸方向移動位置即ち、各変速
比位置(U/D〜O/D)におけるカム溝32による雌ネジ部22
の軸線Cまわりの補正回転角度aを第4図に示す座標系
のように規定すると、第5図に示すように、雌ネジ部30
の補正回転角aは変速比1部分でピークになり、かつ最
大減速位置及び最大増速位置に向かって漸減する。
比位置(U/D〜O/D)におけるカム溝32による雌ネジ部22
の軸線Cまわりの補正回転角度aを第4図に示す座標系
のように規定すると、第5図に示すように、雌ネジ部30
の補正回転角aは変速比1部分でピークになり、かつ最
大減速位置及び最大増速位置に向かって漸減する。
また、モータ67を反時計方向即ちダウンシフト方向に回
転すると、上述アップシフト時とは逆方向に回転し、プ
ライマリ側ネジ機構21が所定不等ストロークにて左方向
に縮小し、かつセカンダリ側ネジ機構50が等ストローク
にて左方向に伸張し、両プーリ5,6の可動シーブ7,33
は、ベルト4にて規定される移動位置に調整されて、ベ
ルト4を減速方向に変更移動する。
転すると、上述アップシフト時とは逆方向に回転し、プ
ライマリ側ネジ機構21が所定不等ストロークにて左方向
に縮小し、かつセカンダリ側ネジ機構50が等ストローク
にて左方向に伸張し、両プーリ5,6の可動シーブ7,33
は、ベルト4にて規定される移動位置に調整されて、ベ
ルト4を減速方向に変更移動する。
なお、上述説明は、エンジンから車輪方向へトルクを伝
達する正トルク伝達時について説明したが、本車両用V
ベルト式無段変速機1は、エンジンブレーキ時の車輪か
らエンジン方向へトルクを伝達する負トルク伝達状態も
発生する。そして、正トルク伝達時から負トルク伝達時
へ又はその逆に切換わる際に、調圧カム機構11,43に逆
方向の相対回転が発生するが、両プーリ5,6の可動シー
ブ7,33はベルト4にて規定される本来の位置にあり、従
って両調圧カム機構11,43はそのテーパコロ15,41が谷位
置近傍に位置して、その移動ストロークは極めて僅かで
ある。更に、該極めて僅かなストロークも、皿バネ75,7
6の存在により吸収され、正負トルク伝達切換え時にも
ベルト挾圧力を維持する。また、負トルク伝達時におい
ては、セカンダリ側が入力側となりかつプライマリ側が
出力側となって、正トルク伝達時と同様に、伝達トルク
に対応した軸力にてベルトを挾圧して、動力伝達を行
う。
達する正トルク伝達時について説明したが、本車両用V
ベルト式無段変速機1は、エンジンブレーキ時の車輪か
らエンジン方向へトルクを伝達する負トルク伝達状態も
発生する。そして、正トルク伝達時から負トルク伝達時
へ又はその逆に切換わる際に、調圧カム機構11,43に逆
方向の相対回転が発生するが、両プーリ5,6の可動シー
ブ7,33はベルト4にて規定される本来の位置にあり、従
って両調圧カム機構11,43はそのテーパコロ15,41が谷位
置近傍に位置して、その移動ストロークは極めて僅かで
ある。更に、該極めて僅かなストロークも、皿バネ75,7
6の存在により吸収され、正負トルク伝達切換え時にも
ベルト挾圧力を維持する。また、負トルク伝達時におい
ては、セカンダリ側が入力側となりかつプライマリ側が
出力側となって、正トルク伝達時と同様に、伝達トルク
に対応した軸力にてベルトを挾圧して、動力伝達を行
う。
(ヘ−2)第2実施例 ついで、第6図ないし第8図に基づき、本発明の第2実
施例について説明する。なお、第1実施例と同様な部分
は同一符号を付して説明を省略する。
施例について説明する。なお、第1実施例と同様な部分
は同一符号を付して説明を省略する。
本実施例のVベルト式無段変速機1は、プライマリ側ネ
ジ機構21が直線移動特性を有し、かつセカンダリ側ネジ
機構50がカム機構25により補正回転する。即ち、第6図
に示すように、プライマリ側ネジ機構21は、第1実施例
のセカンダリ側ネジ機構と同様に、その雌ネジ部23がケ
ース29に回転不能に係止されているガイド部材51にボー
ルスプライン48を介して摺動のみ自在に支持されてお
り、またセカンダリ側ネジ機構50は、第1実施例のプラ
イマリ側ネジ機構と同様に、その雌ネジ部46がカム機構
25を介してガイド部材30′に支持されている。なお、ガ
イド部材30′は、第7図に示すようにその内周面に第1
実施例とは逆方向の谷状のカム機構32aが形成されてお
り、従って座標系を第4図鎖線で示すように規定する
と、雌ネジ部46の各変速比における補正回転角度aは第
8図に示すように、第1実施例と逆の関係、即ち変速比
1部分で最小となり、最大減速位置(U/D)及び最大増
速位置(O/D)に向って漸増する。
ジ機構21が直線移動特性を有し、かつセカンダリ側ネジ
機構50がカム機構25により補正回転する。即ち、第6図
に示すように、プライマリ側ネジ機構21は、第1実施例
のセカンダリ側ネジ機構と同様に、その雌ネジ部23がケ
ース29に回転不能に係止されているガイド部材51にボー
ルスプライン48を介して摺動のみ自在に支持されてお
り、またセカンダリ側ネジ機構50は、第1実施例のプラ
イマリ側ネジ機構と同様に、その雌ネジ部46がカム機構
25を介してガイド部材30′に支持されている。なお、ガ
イド部材30′は、第7図に示すようにその内周面に第1
実施例とは逆方向の谷状のカム機構32aが形成されてお
り、従って座標系を第4図鎖線で示すように規定する
と、雌ネジ部46の各変速比における補正回転角度aは第
8図に示すように、第1実施例と逆の関係、即ち変速比
1部分で最小となり、最大減速位置(U/D)及び最大増
速位置(O/D)に向って漸増する。
本実施例は、以上のような構成からなるので、モータ67
の回転に基づくカウンタシャフト60の回転により、ギヤ
61,27及び63,49を介してプライマリ側及びセカンダリ側
の両ネジ機構21,50における雄ネジ部22,45が同量回転す
ると、プライマリ側ネジ機構21はそのリードに従って直
線的に移動するのに対し、セカンダリ側ネジ機構50がそ
の雌ネジ部46がカム溝32aに沿って移動することに基づ
き、不等ストロークにて移動する。これにより、両プー
リ5,6の可動シーブ7,33はベルト4にて規定される本来
の可動シーブ移動位置に調整される。
の回転に基づくカウンタシャフト60の回転により、ギヤ
61,27及び63,49を介してプライマリ側及びセカンダリ側
の両ネジ機構21,50における雄ネジ部22,45が同量回転す
ると、プライマリ側ネジ機構21はそのリードに従って直
線的に移動するのに対し、セカンダリ側ネジ機構50がそ
の雌ネジ部46がカム溝32aに沿って移動することに基づ
き、不等ストロークにて移動する。これにより、両プー
リ5,6の可動シーブ7,33はベルト4にて規定される本来
の可動シーブ移動位置に調整される。
(ヘ−3)第3実施例 ついで、第9図ないし第11図に沿って、本発明の第3実
施例について説明する。なお、本実施例でも、前述実施
例と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。
施例について説明する。なお、本実施例でも、前述実施
例と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。
本実施例のVベルト式無段変速機1は、プライマリ側及
びセカンダリ側の両ネジ機構21,50にそれぞれカム機構2
5,25を設置している。即ち、第9図に示すように、プラ
イマリ側及びセカンダリ側の両ネジ機構21,50は共に、
その雌ネジ部23,46がそれぞれカム機構25,25を介してガ
イド部材30,30′に支持されており、かつプライマリ側
のガイド部材30は第10図(a)に示すように、上部に水
平部を有するカギ上のカム溝32bを有し、またセカンダ
リ側のガイド部材30′は第10図(b)に示すように、下
部に水平部を有するL字状のカム溝32cを有する。従っ
て、第11図(a),(b)に示すように、最大減速位置
から最大のずれが生じる変速比1部分までは、プライマ
リ側雌ネジ部23は回転することなく等ストロークで移動
し、この部分は専ら、セカンダリ側雌ネジ部46が補正回
転することにより相違量d(第16図)を吸収し、また変
速比1部分からは最大増速位置までは、セカンダリ側雌
ネジ部46は等ストロークで移動し、かつプライマリ側雌
ネジ部23が補正回転して相違量dを吸収する。
びセカンダリ側の両ネジ機構21,50にそれぞれカム機構2
5,25を設置している。即ち、第9図に示すように、プラ
イマリ側及びセカンダリ側の両ネジ機構21,50は共に、
その雌ネジ部23,46がそれぞれカム機構25,25を介してガ
イド部材30,30′に支持されており、かつプライマリ側
のガイド部材30は第10図(a)に示すように、上部に水
平部を有するカギ上のカム溝32bを有し、またセカンダ
リ側のガイド部材30′は第10図(b)に示すように、下
部に水平部を有するL字状のカム溝32cを有する。従っ
て、第11図(a),(b)に示すように、最大減速位置
から最大のずれが生じる変速比1部分までは、プライマ
リ側雌ネジ部23は回転することなく等ストロークで移動
し、この部分は専ら、セカンダリ側雌ネジ部46が補正回
転することにより相違量d(第16図)を吸収し、また変
速比1部分からは最大増速位置までは、セカンダリ側雌
ネジ部46は等ストロークで移動し、かつプライマリ側雌
ネジ部23が補正回転して相違量dを吸収する。
本実施例は、以上のような構成からなるので、最大減速
位置からアップシフトする場合、まず変速比1部分まで
は、プライマリ側ネジ機構21の雌ネジ部23が直線状に伸
長するのに対し、セカンダリ側ネジ機構50は雌ネジ部46
が相対回転して相違量dを吸収し、更に変速比1部分か
ら最大増速位置までは、セカンダリ側ネジ機構50の雌ネ
ジ部46が直線状に収縮するのに対し、プライマリ側ネジ
機構21は雌ネジ部23が相対回転して相違量dを吸収す
る。また反対に、最大増速位置からダウンシフトする場
合、始めにプライマリ側がそして変速比1からはセカン
ダリ側が補正回転する。これにより、両ネジ機構21,50
が分担して、変速域すべてに亘り、両プーリ5,6の可動
シーブ7,33がベルト4にて規定される本来の可動シーブ
移動位置に整合する。
位置からアップシフトする場合、まず変速比1部分まで
は、プライマリ側ネジ機構21の雌ネジ部23が直線状に伸
長するのに対し、セカンダリ側ネジ機構50は雌ネジ部46
が相対回転して相違量dを吸収し、更に変速比1部分か
ら最大増速位置までは、セカンダリ側ネジ機構50の雌ネ
ジ部46が直線状に収縮するのに対し、プライマリ側ネジ
機構21は雌ネジ部23が相対回転して相違量dを吸収す
る。また反対に、最大増速位置からダウンシフトする場
合、始めにプライマリ側がそして変速比1からはセカン
ダリ側が補正回転する。これにより、両ネジ機構21,50
が分担して、変速域すべてに亘り、両プーリ5,6の可動
シーブ7,33がベルト4にて規定される本来の可動シーブ
移動位置に整合する。
(ヘ−4) 第4実施例 更に、第12図及び第13図に沿って、本発明の第4実施例
について説明する。
について説明する。
本実施例は、プライマリ側とセカンダリ側のカム溝を、
第3実施例と逆にしたものである。即ち、プライマリ側
ガイド板30は第12図(a)で示すように、上部に水平部
を有する逆カギ状のカム溝32dを有し、またセカンダリ
側ガイド板30′は第12図(b)に示すように、下部に水
平部を有する逆L字状のカム溝32eを有する。
第3実施例と逆にしたものである。即ち、プライマリ側
ガイド板30は第12図(a)で示すように、上部に水平部
を有する逆カギ状のカム溝32dを有し、またセカンダリ
側ガイド板30′は第12図(b)に示すように、下部に水
平部を有する逆L字状のカム溝32eを有する。
従って、第13図に示すように、減速位置からずれが最大
となる変速比1部分までは、プライマリ側ネジ機構21の
雌ネジ部23が補正回転し、かつセカンダリ側ネジ機構50
の雌ネジ部46が直線的に移動するのに対し、変速比1部
分から最大増速位置までは、プライマリ側ネジ機構21の
雌ネジ部23が直線的に移動し、かつセカンダリ側ネジ機
構50の雌ネジ部46が補正回転する。
となる変速比1部分までは、プライマリ側ネジ機構21の
雌ネジ部23が補正回転し、かつセカンダリ側ネジ機構50
の雌ネジ部46が直線的に移動するのに対し、変速比1部
分から最大増速位置までは、プライマリ側ネジ機構21の
雌ネジ部23が直線的に移動し、かつセカンダリ側ネジ機
構50の雌ネジ部46が補正回転する。
(ヘ−5) 第5実施例 ついで、第14図及び第15図に沿って、本発明の他の実施
例について説明する。
例について説明する。
本実施例は、プライマリ側及びセカンダリ側の両ネジ機
構が変速比全域に亘って回転補正するものである。即
ち、プライマリ側のガイド板30に、第1実施例の山形に
比してなだらかな山形形状のカム溝32fを形成し、かつ
セカンダリ側のガイド板30′に、第2実施例の谷形に比
してなだらかな谷形形状のカム溝32gを形成する。
構が変速比全域に亘って回転補正するものである。即
ち、プライマリ側のガイド板30に、第1実施例の山形に
比してなだらかな山形形状のカム溝32fを形成し、かつ
セカンダリ側のガイド板30′に、第2実施例の谷形に比
してなだらかな谷形形状のカム溝32gを形成する。
従って、第15図に示すように、プライマリ側ネジ機構21
の雌ネジ部23は、その変速比全域に亘って第5図に示す
補正回転角度の略々半分の角度で回転されると共に、セ
カンダリ側ネジ機構50の雌ネジ部46は、その変速比全域
に亘って第8図に示す補正回転角度の略々半分の角度で
回転される。これにより、両ネジ機構21,50の補正回転
が相俟って、すべての変速比域において両プーリの可動
シーブ7,33がベルト4にて規定される可動シーブ本来の
移動位置に調整される。
の雌ネジ部23は、その変速比全域に亘って第5図に示す
補正回転角度の略々半分の角度で回転されると共に、セ
カンダリ側ネジ機構50の雌ネジ部46は、その変速比全域
に亘って第8図に示す補正回転角度の略々半分の角度で
回転される。これにより、両ネジ機構21,50の補正回転
が相俟って、すべての変速比域において両プーリの可動
シーブ7,33がベルト4にて規定される可動シーブ本来の
移動位置に調整される。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、両プーリ5,6の
可動シーブ7,33を移動・調整するのにアクチュエータ機
構21,50を用いて、変速操作を確実かつ容易に行い得る
ものでありながら、カム機構25によりアクチュエータ機
構による可動シーブの移動量を互いに相違させるので、
無段変速機のどの変速比においても、両プーリ5,6の可
動シーブ7,33はベルト4にて規定される本来の変速位置
に設定され、従って正トルク伝達の状態から負トルク伝
達又はその逆に切換った際、調圧機構11,43の動きは極
めて僅かであると共に、調圧機構に大きな衝撃力を与え
ることを防止して、無段変速機の耐久性及び性能を向上
することができる。
可動シーブ7,33を移動・調整するのにアクチュエータ機
構21,50を用いて、変速操作を確実かつ容易に行い得る
ものでありながら、カム機構25によりアクチュエータ機
構による可動シーブの移動量を互いに相違させるので、
無段変速機のどの変速比においても、両プーリ5,6の可
動シーブ7,33はベルト4にて規定される本来の変速位置
に設定され、従って正トルク伝達の状態から負トルク伝
達又はその逆に切換った際、調圧機構11,43の動きは極
めて僅かであると共に、調圧機構に大きな衝撃力を与え
ることを防止して、無段変速機の耐久性及び性能を向上
することができる。
また、カム機構25をプライマリ側及びセカンダリ側の両
ネジ機構21,50に配設すると、カム溝32b〜32gの変曲点
近傍のカーブを滑らかにすることができ、ネジ機構の補
正回転を正確かつ滑らかに行うことができると共に、該
変曲点部分のカム溝を形成するカーブ部分e(第2図及
び第7図参照)を厚くでき、耐久性を向上できる。
ネジ機構21,50に配設すると、カム溝32b〜32gの変曲点
近傍のカーブを滑らかにすることができ、ネジ機構の補
正回転を正確かつ滑らかに行うことができると共に、該
変曲点部分のカム溝を形成するカーブ部分e(第2図及
び第7図参照)を厚くでき、耐久性を向上できる。
第1図は本発明の第1実施例を示す正面断面図、第2図
はそのカム機構のカム溝を示す斜視図、第3図はその雌
ネジ部を示す斜視図、第4図はカム機構による補正回転
角度の座標系を示す斜視図、第5図は雌ネジ部材の補正
回転角度と軸方向位置の関係を示す図である。また、第
6図は本発明の第2実施例を示す正面断面図、第7図は
そのカム溝を示す斜視図、第8図はその第5図と同様な
図である。更に、第9図は本発明の第3実施例を示す正
面断面図、第10図(a),(b)はそのプライマリ側
(a)およびセカンダリ側(b)のカム溝を示す斜視
図、第11図(a),(b)はその両ネジ機構の動きを示
す第5図と同様な図である。また、第12図(a),
(b)は本発明の第4実施例を示すプライマリ側(a)
及びセカンダリ側(b)のカム溝を示す斜視図、第13図
(a),(b)はその第5図と同様な図である。更に、
第14図(a),(b)は本発明の第5実施例を示すプラ
イマリ側(a)及びセカンダリ側のカム溝を示す斜視
図、第15図(a),(b)はその第5図と同様な図であ
る。そして、第16図は各変速比におけるプライマリ及び
セカンダリの両可動シーブ移動量を示す図である。 1……Vベルト式無段変速機、2……プライマリシャフ
ト、3……セカンダリシャフト、4……ベルト、5……
プライマリプーリ、6……セカンダリプーリ、7,33……
可動シーブ、9,35……固定シーブ、11,43……調圧機構
(調圧カム機構)、21……プライマリ側アクチュエータ
(ネジ)機構、22……部材(雄ネジ部)、23……部材
(雌ネジ部)、25(一方の)規制手段(カム機構)、2
7,49,60,61,63……動力伝達装置(ギヤ、カウンタシャ
フト)、29……ケース、30,30′……ガイド部材、31…
…カムローラ、32,32a〜32g……カム溝、50……セカン
ダリ側アクチュエータ(ネジ)機構、45……部材(雄ネ
ジ部)、46……部材(雌ネジ部)、48……規制手段(ボ
ールスプライン)、51……ガイド部材、67……変速操作
駆動手段(モータ)。
はそのカム機構のカム溝を示す斜視図、第3図はその雌
ネジ部を示す斜視図、第4図はカム機構による補正回転
角度の座標系を示す斜視図、第5図は雌ネジ部材の補正
回転角度と軸方向位置の関係を示す図である。また、第
6図は本発明の第2実施例を示す正面断面図、第7図は
そのカム溝を示す斜視図、第8図はその第5図と同様な
図である。更に、第9図は本発明の第3実施例を示す正
面断面図、第10図(a),(b)はそのプライマリ側
(a)およびセカンダリ側(b)のカム溝を示す斜視
図、第11図(a),(b)はその両ネジ機構の動きを示
す第5図と同様な図である。また、第12図(a),
(b)は本発明の第4実施例を示すプライマリ側(a)
及びセカンダリ側(b)のカム溝を示す斜視図、第13図
(a),(b)はその第5図と同様な図である。更に、
第14図(a),(b)は本発明の第5実施例を示すプラ
イマリ側(a)及びセカンダリ側のカム溝を示す斜視
図、第15図(a),(b)はその第5図と同様な図であ
る。そして、第16図は各変速比におけるプライマリ及び
セカンダリの両可動シーブ移動量を示す図である。 1……Vベルト式無段変速機、2……プライマリシャフ
ト、3……セカンダリシャフト、4……ベルト、5……
プライマリプーリ、6……セカンダリプーリ、7,33……
可動シーブ、9,35……固定シーブ、11,43……調圧機構
(調圧カム機構)、21……プライマリ側アクチュエータ
(ネジ)機構、22……部材(雄ネジ部)、23……部材
(雌ネジ部)、25(一方の)規制手段(カム機構)、2
7,49,60,61,63……動力伝達装置(ギヤ、カウンタシャ
フト)、29……ケース、30,30′……ガイド部材、31…
…カムローラ、32,32a〜32g……カム溝、50……セカン
ダリ側アクチュエータ(ネジ)機構、45……部材(雄ネ
ジ部)、46……部材(雌ネジ部)、48……規制手段(ボ
ールスプライン)、51……ガイド部材、67……変速操作
駆動手段(モータ)。
Claims (6)
- 【請求項1】それぞれシャフトに支持されかつ軸方向に
相対移動し得る2個のシーブからなるプライマリ及びセ
カンダリプーリを有し、これら両プーリにベルトを巻掛
けてなるVベルト式無段変速機において、 前記両プーリの少なくとも一方におけるシャフトとシー
ブとの間に介在され、伝達トルクに対応した軸力を直接
的に付与する調圧機構と、 2個の相対回転し得る部材からなり、これら部材の相対
回転に基づき前記プライマリプーリの可動シーブを軸方
向に移動するプライマリ側アクチュエータ機構と、 2個の相対回転し得る部材からなり、これら部材の相対
回転に基づき前記セカンダリプーリの可動シーブを軸方
向に移動するセカンダリ側アクチュエータ機構と、 前記プライマリ側及びセカンダリ側の両アクチュエータ
機構における2個の部材の1個同士を連動し、これら両
アクチュエータ機構を、前記2個の部材がそれぞれ対応
する相対回転にて回転するように連動する動力伝達装置
と、 前記両アクチュエータ機構における2個の部材の他の1
個を、軸方向移動を許容すると共に回転方向移動を規制
する規制手段と、 前記動力伝達装置に連動する変速操作駆動手段と、を備
え、 前記両規制手段の少なくとも一方が、前記他の1個の部
材に、その軸方向移動に伴い限定した回転移動を生起さ
せるカム機構からなり、 前記変速操作駆動手段の回転に基づく前記両アクチュエ
ータ機構における前記2個の部材の相対回転に際して、
前記カム機構に基づく前記他の1個の部材の限定した回
転移動により、前記両アクチュエータ機構による前記可
動シーブの移動量を互いに相違するように構成した、 Vベルト式無段変速機。 - 【請求項2】前記調圧機構が調圧カム機構からなる特許
請求の範囲第1項記載のVベルト式無段変速機。 - 【請求項3】前記アクチュエータ機構がネジ機構であ
り、かつ前記2個の部材が雌ネジ部及び雄ネジ部からな
る特許請求の範囲第1項記載のVベルト式無段変速機。 - 【請求項4】前記カム機構からなる規制手段に連結した
ネジ機構がプライマリ側のネジ機構であり、かつセカン
ダリ側ネジ機構の前記他の1個の部材が前記規制手段に
て軸方向に摺動自在に案内されてなる特許請求の範囲第
3項記載のVベルト式無段変速機。 - 【請求項5】前記カム機構からなる規制手段に連結した
ネジ機構がセカンダリ側のネジ機構であり、かつプライ
マリ側ネジ機構の前記他の1個の部材が前記規制手段に
て軸方向に摺動自在に案内されてなる特許請求の範囲第
3項記載のVベルト式無段変速機。 - 【請求項6】前記プライマリ側及びセカンダリ側の両ネ
ジ機構が共にカム機構からなる規制手段に連結してなる
特許請求の範囲第3項記載のVベルト式無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15313485A JPH0743015B2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | Vベルト式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15313485A JPH0743015B2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | Vベルト式無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213856A JPS6213856A (ja) | 1987-01-22 |
JPH0743015B2 true JPH0743015B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=15555740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15313485A Expired - Lifetime JPH0743015B2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | Vベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743015B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006003904A1 (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-12 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 小型車両用のvベルト式無段変速機、及び鞍乗型車両 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4909776A (en) * | 1987-08-28 | 1990-03-20 | Aisin Aw Co., Ltd. | Continuously variable transmission |
JP2558522B2 (ja) * | 1989-05-25 | 1996-11-27 | 愛知機械工業株式会社 | Vベルト式無段変速機 |
KR100428291B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2004-04-30 | 현대자동차주식회사 | 무단 변속기용 풀리 |
JP4698339B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2011-06-08 | 本田技研工業株式会社 | Vベルト式無段変速機 |
JP4939459B2 (ja) * | 2008-02-26 | 2012-05-23 | 本田技研工業株式会社 | Vベルト式無段変速機 |
JP5252755B2 (ja) * | 2012-03-03 | 2013-07-31 | 東京自動機工株式会社 | 可変伝動装置 |
-
1985
- 1985-07-10 JP JP15313485A patent/JPH0743015B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006003904A1 (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-12 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 小型車両用のvベルト式無段変速機、及び鞍乗型車両 |
JPWO2006003904A1 (ja) * | 2004-07-02 | 2008-04-17 | ヤマハ発動機株式会社 | 小型車両用のvベルト式無段変速機、及び鞍乗型車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6213856A (ja) | 1987-01-22 |
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