JPS6213856A - Vベルト式無段変速機 - Google Patents

Vベルト式無段変速機

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JPS6213856A
JPS6213856A JP15313485A JP15313485A JPS6213856A JP S6213856 A JPS6213856 A JP S6213856A JP 15313485 A JP15313485 A JP 15313485A JP 15313485 A JP15313485 A JP 15313485A JP S6213856 A JPS6213856 A JP S6213856A
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belt
continuously variable
variable transmission
pressure regulating
screw
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Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、Vベルト式無段変速機、特に、自動車に搭載
されて好適なVベル)・式無段変速機に係り、詳しくは
該無段変速機の変速操作用アクチュエータに関する。
(ロ)従来の技術 一般に、乙のmVベルト式無段変速機(CVT)は、そ
れぞれ可動シーブ及び固定シーブからなるプライマリ及
びセカンダリプーリを備え、これら両プーリに■ベルト
を巻掛けて構成されており、かつ可動シーブを油圧ピス
トンにより移動することにより、適宜変速操作している
従って、該無段変速機は、油圧を用いるため、オイルポ
ンプ及び油圧回路を必要とし、大変複雑な構成になって
大型の装置になっていると共に、必要以上のベルト挾圧
力を作用し、伝達効率及びベルト耐久性の面でも不利に
なっており、更に、油圧が何等かの原因で低下した場合
、ベルト挟圧力が不足して伝達不能になってしまう。
そこで、本出願人により、プライマリ及びセカンダリの
両プーリの少なくとも一方のシーブに伝達トルクに対応
した軸力を付与する調圧カム機構を配置すると共に、両
プーリの可動シーブを軸方向に移動するネジ機構を設置
して、これらプライマリ及びセカンダリ側の両ネジ機構
を同量移動することにより、両プーリの可動シーブを移
動して変速操作するVベル1一式無段変速機が提案され
ている。
し→ 発明が解決しようとする問題点 ところで、上記無段変速機は、簡単な構成でありながら
、伝達トルクに応じた軸力を発生して必要以上のベルト
挾圧力を作用しない点では優れているが、変速操作に際
して両プーリの可動シーブが同量移動するため、可動シ
ーブがベルトにより規定される可動シーブ本来の移動量
と相違してしまう。即ち、第16図に示すように、各ト
ルク比(0/D−U/D)における、ベルトにて規定さ
れるプライマリ側可動シーブ及びセカンダリ側可動シー
ブ本来の移動量の関係Aは上述ネジ機構による両回動シ
ーブの同量移動に基づく直線Bと比較して各トルク比に
て相違しており、その相違量dはトルク比1部分におい
て最大となり、増速位置0/D及び減速位置U/Dに向
って漸減している。
このため、上述無段変速機では、上記相違量dを調圧カ
ム機構がストロークすることにより吸収しているが、こ
の種車載用無段変速機は、エンジンからの正トルク伝達
のみではなく、エンジンブレーキ時等の負トルク伝達も
生じ、正負トルク伝達の切換え時に、調圧カム機構が大
きくストロークし、調圧カム機構における相対回転の急
激な変化によるトルク変動を生じ、調圧カム機構等の耐
久性及び性能を低下する虞れがある。
そこで、本発明は、可動シーブを軸方向に移動するネジ
機構を、可動シーブがその本来の移動量に整合するよう
に構成することにより、調圧カム機構のストロークを小
さくし、信頼性及び性能を向上することを目的とするも
のである。
(ロ)間層を解決するための手段。
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図に示すように、プーリ5,6の少なくとも一方
に伝達トルクに対応した軸力FppFsを付与する調圧
カム機構等の調圧機構11゜43と、両プーリ5,6の
可動シーブ7.33を軸方向に移動するネジ機構等のア
クチュエータ機構21.50とを備えている。更に、こ
れらプライマリ及びセカンダリ側の両アクチュエータ機
構21.50を動力伝達装置27,61,49.63を
介して変速操作駆動手段(67)に連動して、これら両
アクチュエータ機構の相対回転し得ろ雌ネジ部及び雄ネ
ジ部等の両部材のいずれか一方、例えば雄ネジ部22.
45を回転する。そして、これらアクチュエータ機構の
少なくとも一方例えばプライマリ側ネジ機構21におけ
る前記変速操作駆動手段67に連動しない方の部材即ち
雌ネジ部23に、その軸方向移動に伴って所定量回転す
るカム機構25を配設し、両ネジ機構21.50の雌ネ
ジ部23.46と雄ネジ部22.45との相対回転によ
る軸方向ストロークを相違して、両プーリ5,6の可動
シーブ7.33の移動量をベルト4にて規定される可動
シーブ本来の移動量に整合することを特徴とするもので
ある。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、プライマリシャフト2の回転は調圧
機構11を介してプライマリプーリ5に伝達され、更に
ベルト4を介してセカンダリプーリ6に伝達され、そし
て調圧機構43を介してセカンダリプーリ)・31こ伝
達される(調圧機構はプライマリ又はセカンダリのいず
れか一方のみでも可)。この際、調圧機構11.43は
伝達トルクに対応した軸力Fp、Fsを両プーリ5,6
に付与して、ベルト4を挾持する。また、走行信号に基
づき制御されるモーフ等の変速操作駆動手段の駆動によ
り、動力伝達装置61,27,63,49を介して両ネ
ジ機構21.50の雄ネジ部22゜45が回転すると、
セカンダリ側のネジ機構50はその雌ネジ部46が軸方
向に案内されて等ス1−ロークで移動するが、プライマ
リ側のネジ機構21はその雌ネジ部23がカム機構25
に案内されて補正回転し、不等スト四−りにて移動して
前記第16図に示す相違量dを吸収する。これにより、
ベルト4にて規定される両回動シーブ本来の移動位置に
両回動シーブ7.33が調整されて、所定変速比にベル
ト有効径を設定する。
(へ)実施例 息下、図面に治って、本発明の実施例について説明する
(へ−1)第1実施例 本第1実施例によるベルト式無段変速機1は、第1図に
示すように、エンジン側に連動しているプライマリシャ
フト2及び車輪側に連動しているセカンダリシャフト3
を有しており、プライマリシャフト2にはプライマリプ
ーリ5が装着され、またセカンダリシャフト3にはセカ
ンダリプーリ6が装着されており、かつこれら両プーリ
5,6の間に無端ベルト4が巻掛けられている。そして
、プライマリプーリ5は軸方向に相対移動する可動シー
ブ7及び固定シーブ9からなり、固定シーブ9のボス部
9aばンヤフト2に回転及び摺動自在に嵌合されている
と共に、可動シーブ7のボス部7aをボールスプライン
10を介して摺動のみ自在に嵌合している。また、該固
定シーブ9の他方ボス部9C端とシャフト2の段付膨径
部2aとの間にはスラストベアリング14が介在してい
ると共に、該ボス部9Cばベアリング16によりケース
に回転自在に支持されている。また、シャフト2の先端
部分には調圧カム機構11がナツト17により抜止め支
持されており、該カム機構11はボス部9aに摺動のみ
自在に係合している可動レース12、シャツ1−2にス
プライン係合しかつベアリング20にて支持されている
固定レース13及び複数のテーパコロ15からなる。更
に、両レース12,13の対向する端面ば波状に凹凸形
成されており、該端面間にテーパコロ15が挾持され、
従って両レース12.13間の伝達トルクに基づき、シ
ーブ7に作用する軸力Fpを発生する。
また、該カム機構11と可動シーブ7のフランジ部7b
背面との間にはプライマリ側の変速操作用アクチュエ゛
−夕を構成するネジ機HIt21が介在しており、該ネ
ジ機構21はボス部7aに被嵌している円筒状の雄ネジ
部22及び該雄ネジ部22に螺合している同じく円筒状
の雌ネジ部23からなる。更に、雄ネジ部22にはギヤ
27が一体に形成されており、該ギヤ27と調圧カム機
構11の可動レース12との間にスラストベアリング2
6が介在していると共に、雌ネジ部23の端と可動シー
ブ7背面との間にスラストベアリング28が介在してい
る。また、雌ネジ部23を覆うようにして、断面円弧状
のカイト部材30がケース29に固定されて設置されて
おり、該ガイド部材30と雌ネジ部23とはカム機構2
5を介して係自している。カム機構25は、第2図及び
第3図に詳示するように、酸ネジ部23の外周に配置さ
れているカムローラ31及びガイド部材30の内周面に
形成されている山形のカムFj32からなり、カムロー
ラ31がカム溝32に係合することにより、酸ネジ部2
3を軸方向に移動することに基づき該酸ネジ部23を所
定量回動する。
一方、セカンダリプーリ6も2個のシーブ33゜35か
らなり、固定シーブ35のボス部35aはシャツ1−3
に回転及び摺動自在に嵌合されていると共に、可動シー
ブ33のボス部33aをボールスプライン36を介して
摺動のみ自在に嵌合している。そして、固定シーブ35
のフランジ部35b背面と、シャフト3先端にナツト3
8で固定されている固定レース39との間には、可動レ
ース40及びテーパコロ41からなる調圧カム機yI4
3が介在している。また同様に、可動シーブ33のフラ
ンゴ部33b背面と、ンヤフト3にナツト44にて固定
されている段付膨径部材3aとの間には、セカンダリ側
のアクチュエータを構成するネジ機fil¥50が介在
している。該ネジ機構50はボス部33aを被嵌してい
る円筒状の酸ネジ部45及び該雄ネジ部45に螺合して
いる同じく円筒状の雄ネジ部46からなり、雄ネジ部4
5には前記ギヤ27と同歯数のギヤ49が一体に形成さ
れており、また酸ネジ部46にはボールスプライン48
を介して摺動のみ自在に円筒状のガイド部材51が係合
している。更に、該ガイド部材51は一体に形成されて
いるラグ51a先端がケース29に形成されたセレーシ
ョン29aに係合して回転を阻止されていると共に、そ
のボス部端と酸ネジ部46に固定されたスナップリング
との間にスプリング52が縮設されている。また、酸ネ
ジ部46と可動シーブ33背面との間にスラスI・ベア
リング53が介在し、かつ雄ネジ部45のギヤ49と膨
径部材3aとの間にスラストベアリング55が介在し、
更に該ギヤ49とガイド部材51との間にスラストベア
リング56が介在している。
なお、図中57,59はシャフト3を支持するべ−どリ
ングである。
そして、プライマリ及び七カングリシャフト2゜3の間
にはカウンタシャフト60が配置されており、かつカウ
ンタシャフト60の両端部分にはそれぞれ同歯数からな
るギヤ61.63が固設されている。また、これらギヤ
61.63はそれぞれプライマリ側及びセカンダリ側ネ
ジ機構21,50のギヤ27,49に噛合していると共
に、ギヤ61は車速、スロットル開度、エンジン回転数
等の各走行信号により制御されるモータ67の出力軸に
固定されているギヤ67aに噛合している。
なお、図中69,70はカウンタシャフト60を回転自
在に支持するベアリングである。
本実施例は、以上のような構成からなるので、エンジン
出力に基づくプライマリシャフト2の回転は、調圧カム
機構11の固定レース13に伝達され、更にテーパコロ
15及び可動レース12を介してプライマリプーリ5の
固定シーブ9に伝達される。この際、調圧カム機構11
の固定レース13と可動レース12との間の伝達トルク
、すなわちシャフト2に作用する入力トルクに対応した
軸力Fpが変速比に対応して所定長さに設定されている
ネジ機構21を介して可動シーブ7の背面に作用し、一
方、固定シーブ9はスラス)・ベアリング14を介して
膨径部2aにて軸方向の動きは阻止され、従って固定シ
ーブ9の背面に同等の反力Fpが作用し、これにより、
プライマリプーリ5は入力トルクに対応した挾持力Fp
にてベルト4を挾持する。そして、ボールスプライン1
0を介して一体に回転するプーリ5のトルクばベル1−
4を介してセカンダリプーリ6に伝達され、更に、調圧
カム機構43を介してセカンダリシャツ!−3に伝達さ
れる。この際、調圧カム機構43に基づき、セカンダリ
ンヤフト3へ伝達する出力トルクに対応した軸力Fsが
シーブ35に作用し、一方、・他方のシーブ33の背面
33bにも固定状態にあるネジ機構50から反力Fsが
作用し、これにより、セカンダリプーリ6も出力トルク
に対応した挾持力Fsにてベルト4を挾持する。
そして、本Vベルト式無段変速機1を変速操作するには
、各走行信号等により制御されるモータ67を回転する
。例えば、該ギヤ67aを図面右方向からみて(以下同
様)時計方向即ちアップシフト方向に回転すると、ギヤ
61は反時計方向に回転し、かつカウンタシャフト60
を介してギヤ63も同方向に回転する。すると、プライ
マリ側ネジ機構21のギヤ27は時計方向に回転すると
共に、セカンダリ側ネジ機構50のギヤ49も同方向に
回転する。そして、セカンダリ側ネジ8!構50(よ、
ギヤ49と一体に雄ネジ部45が回転し、かつ酸ネジ部
46がガイド部材51及びボールスプライン48により
回転が阻止されているので、酸ネジ部46はそのリード
に従って回転角に対し直線的に収縮し、従って可動シー
ブ33はベルト有効径が小径になるように移動する。こ
れに対し、プライマリ側ネジ機構21は、ギヤ27と一
体の雄ネジ部22が回転して、酸ネジ部23を軸方向に
伸張するが、該酸ネジ部23の伸長に伴ってローラ31
がガイド部材30のカム溝32に沿って移動し、該酸ネ
ジ部23を回転する。これにより、該プライマリ側の酸
ネジ部23は雄ネジ部22と酸ネジ部23との相対回転
に基づき、不等ストロークにて呻長し、前記所定変速比
における相違量d(第16図)を吸収して、ベルト4に
より規定される本来の可動シーブ移動位置に、両回動シ
ーブ7.33が移動・調整される。
なおこの際、酸ネジ部23の軸方向移動位置即ち、各変
速比位置(U/D〜0/D)におけるカム溝32による
酸ネジ部22の軸線Cまゎりの補正回転角度aを第4図
に示す座標系のように規定すると、第5図に示すように
、酸ネジ部30の補正回転角aは変速比1部分でピーク
になり、かつ最大減速位置及び最大増速位置に向かって
漸減する。その回転方向が逆になる。
また、モータ67を反時計方向即ちグランシフト方向に
回転すると、上述アップシフト時とは逆方向に回転し、
プライマリ側ネジ機構21が所定不等スI・ローラにて
左方向に縮小し、かっセカンダリ側ネジ機vt50が等
ストロークにて左方向に伸張し、両プーリ5,6の可動
シーブ7.33は、ベルト4にて規定される移動位置に
調整されて、ベルト4を減速方向に変更移動する。
なお、上述説明は、エンジンから車輪方向へトルクを伝
達する正トルク伝達時について説明したが、水車両用■
ベルト式無段変速機1は、エンジンブレーキ時の車輪か
らエンジン方向へトルクを伝達する負トルク伝達状態も
発生する。そして、正トルク伝達時から負トルク伝達時
へ又はその逆に切換わる際に、調圧カム機構11,43
が逆転するが、両プーリ5,6の可動シーブ7,33は
ベルl−4にて規定される本来の位置にあり、従って両
調圧カム機構11,43はそのテーパコロ15.41が
行位置近傍に位置して、その移動ストロークは極めて僅
かである。更に、該極めて僅かなストロークも、皿バネ
75.76の存在により吸収され、正負トルク伝達切換
え時にもベルト挾圧力を維持する。また、負トルク伝達
時においては、セカンダリ側が入力側となりかつプライ
マリ側が出力側となって、正1−ルク伝達時と同様に、
伝達トルクに対応した軸力にてベルトを挟圧して、動力
伝達を行う。
(へ−2)第2実施例 ついで、第6図ないし第8図に基づき、本発明の第2実
施例について説明する。なお、第1実施例と同様な部分
は同一符号を付して説明を省略する。
本実施例のVベルト式無段変速811は、プライマリ側
ネジ機構21が直線移動特性を有し、がっセカンダリ側
ネジ機構50がカム機構25により補正回転する。即ち
、第6図に示すように、プライマリ側ネジ機構21は、
第1実施例のセカンダリ側ネジ機構と同様に、その酸ネ
ジ部23がケース29に回転不能に係止されているガイ
ド部材51にボールスプライン48を介して摺動のみ自
在に支持されており、またセカンダリ側ネジ機構50は
、第1実施例のプライマリ側ネジ機構と同様に、その酸
ネジ部46がカム機構25を介してガイド部材30′に
支持されている。なお、ガイド部材30′は、第7図に
示すようにその内周面に第1実施例とは逆方向の谷状の
カム機構32aが形成されており、従って座標系を第4
図鎖線で示すように規定すると、酸ネジ部46の各変速
比における補正回転角度aは第8図に示すように、第1
実施例と逆の関係、即ち変速比1部分で最小となり、最
大減速位置(U/D)及び最大増速位置(0/D)に向
って漸増する。
本実施例は、以上のような構成からなるので、モータ6
7の回転に基づくカウンタシャフト60の回転により、
ギヤ61,27及び63,49を介してプライマリ側及
びセカンダリ側の両ネジ機構21.50におけろ雄ネジ
部22,45が同量回転すると、プライマリ側ネジ機[
21はそのリードに従って直線的に移動するのに対し、
セカンダリ側ネジ機構50がその酸ネジ部46がカム溝
32aに沿って移動する乙とに基づき、不等ストローク
にて移動する。これにより、両プーリ5゜6の可動シー
ブ7.33はベルト4にて規定される本来の可動シーブ
移動位置に調整される。
(へ−3)第3実施例 ついで、第9図ないし第11図に沿って、本発明の第3
実施例について説明する。なお、本実施例でも、前述実
施例と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。
本実施例のVベルト式無段変速機1は、プライマリ側及
びセカンダリ側の両ネジ機構21,50にそれぞれカム
機構25.25を設置している。
即ち、第9図に示すように、プライマリ側及びセカンダ
リ側の両ネジ機構21,50は共に、その酸ネジ部23
.46がそれぞれカム機構25,25を介してガイド部
材30,30’に支持されており、かつプライマリ側の
ガイド部材30は第10図(a)に示すように、上部に
水平部を有するカギ上のカム溝32bを有し、またセカ
ンダリ側のガイド部材30′は第10図(b)に示すよ
うに、下部に水平部を有するL字状のカム溝32cを有
する。従って、第11図(a)、(b)に示すように、
最大減速位置から最大のずれが生じる変速比1部分まで
は、プライマリ側照ネジ部23は回転することなく等ス
トロークで移動し、この部分は専ら、セカンダリ側照ネ
ジ部46が補正回転することにより相違量d(第16図
)を吸収し、また変速比1部分からは最大増速位置まで
は、セカンダリ側照ネジ部46は等ストロークで移動し
、かつプライマリ側照ネジ部23が補正回転して相違量
dを吸収する。
本実施例は、以上のような構成からなるので、最大減速
位置からアップシフトする場合、まず変速比1部分まで
は、プライマリ側ネジ機構21の酸ネジ部23が直線状
に伸長するのに対し、セカンダリ側ネジ機構50ζよ酸
ネジ部46が相対回転して相違fidを吸収し、更に変
速比1部分から最大増速位置までは、セカンダリ側ネジ
機構50の酸ネジ部46が直線状に収縮するのに対し、
プラ、イマリ側ネジ機構21は酸ネジ部23が相対回転
して相違量dを吸収する。また反対に、最大増速位置か
らグランシフトする場さ、始めにプライマリ側がそして
変速比1からはセカンダリ側が補正回転する。これによ
り、両ネジ機構21.50が分担して、変速域すべてに
亘り、両プーリ5,6の可動シーブ7.33がベルト4
にて規定される本来の可動シーブ移動位置に整合する。
(へ−4) 第4実施例 更に、第12図及び第13図に沿って、本発明の第4実
施例について説明する。
本実施例は、プライマリ側とセカンダリ側のカム溝を、
第3実施例と逆にしたものである。即ち、プライマリ側
ガイド板30は第12図(a)で示すように、上部に水
平部を有する逆カギ状のカム溝32dを有し、またセカ
ンダリ側ガイド板30′は第12図(b)に示すように
、下部に水平部を有する逆り字状のカム溝32eを有す
る。
従って、第13図に示すように、減速位置からずれが最
大となる変速比1部分までは、プライマリ側ネジ機構2
1の酸ネジ部23が補正回転し、かつセカンダリ側ネジ
機構50の酸ネジ部46が直線的に移動するのに対し、
変速比1部分から最大増速位置までは、プライマリ側ネ
ジ機構21の酸ネジ部23が直線的に移動し、かつセカ
ンダリ側ネジ機構50の酸ネジ部46が補正回転する。
(へ−5) 第5実施例 ついで、第14図及び第15図に沿って、本発明の他の
実施例について説明する。
本実施例は、プライマリ側及びセカンダリ側の両ネジ機
構が変速比全域に亘って回転補正するものである。即ち
、プライマリ側のガイド板30に、第1実施例の山形に
比してなだらかな山形形状のカムJ32fを形成し、か
つセカンダリ側のガイド板30′に、第2実施例の行形
に比してなだらかな行形形状のカム溝32gを形成する
従って、第15図に示すように、プライマリ側ネジ機構
21の雌ネジ部23は、その変速比全域に亘って第5図
に示す補正回転角度の略々半分の角度で回転されると共
に、セカンダリ側ネジ機構50の雌ネジ部46は、その
変速比全域に亘って第8図に示す補正回転角度の略々半
分の角度で回転される。これにより、両ネジ機構21,
50の補正回転が相俟って、すべての変速比域において
両プーリの可動シーブ7.33がベルト4にて規定され
る可動シーブ本来の移動位置に調整されろ。
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によると、両プーリ5,6の
可動シーブ7.33を移動・調整するのにアクチュエー
タ機構21.50を用いて、変速操作を確実かつ容易に
行い得ろものでありながら、カム機構25によりアクチ
ュエータ機構を補正回転するので、無段変速機のどの変
速比においても、両プーリ5,6の可動シーブ7.33
はベルト4にて規定される本来の変速位置に設定され、
従って正トルク伝達の状態から負トルク伝達又はその逆
に切換った際、調圧機構11.43の動きは極めて僅か
であると共に、調圧機構に大きな衝撃力を与えることを
防止して、無段変速機の耐久性及び性能を向上すること
ができる。
また、カム機構25をプライマリ側及びセカンダリ側の
両ネジ機構21,50に配設すると、カム溝32b〜3
2gの変曲点近傍のカーブを滑らかにすることができ、
ネジ機構の補正回転を正確かつ滑らかに行うことができ
ると共に、該変曲点部分のカム溝を形成するカーブ部分
e (第2図及び第7図参照)を厚くでき、耐久性を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す正面断面図、第2図
はそのカム機構のカム溝を示す斜視図、第3図はその雌
ネジ部を示す斜視図、第4図はカム機構による補正回転
角度の座標系を示す斜視図、第5図は酸ネジ部材の補正
回転角度と軸方向位置の関係を示す図である。また、第
6図は本発明の第2実施例を示す正面断面図、第7図は
そのカム溝を示す斜視図、第8図はその第5図と同様な
図°である。更に、第9図は本発明の第3実施例を示す
正面断面図、第10図(a)、(b)はそのプライマリ
側(a)およびセカンダリ側(b)のカム溝を示す斜視
図、第11図(a)、(b)はその両ネジ機構の動きを
示す第5図と同様な図である。また、第12図(a)、
(b)は本発明の第4実施例を示すプライマリ側(a)
及びセカンダリ側(b)のカム溝を示す斜視図、第13
図(a)。 (b)(よその第5図と同様な図である。更に、第14
図(a)、(b)は本発明の第5実施例を示すプライマ
リ側(a)及びセカンダリ側のカム溝を示す斜視図、第
15図(a)、(b)はその第5図と同様な図である。 そして、第16図は各変速比におけるプライマリ及びセ
カンダリの両回動シーブ移動量を示す図である。 1・・・Vベルト式無段変速機 、 2・プライマリシ
ャフト 、  3・・・セカンダリシャフト 、4・・
・ベルト 、  5・・プライマリプーリ 、6・・・
セカンダリプーリ 、  7,33・・可動シーブ 、
 9,35・・・固定シーブ 、 11゜43・・・調
圧機構(調圧カム機構) 、 21 ・プライマリ側ア
クチュエータ (ネジ)機構 、22・・部材(雄ネジ
部) 、  23・・部材(雌ネジ部) 、 25・・
・カム機構 、 29 ケース 、  30,30’ 
 ・ガイド部材 、  31・・・カムローラ 、  
32.32a〜32g・−・カム溝 、  50・・セ
カンダリ側アクチュエータ(ネジ) ?!構 、 45
・・部材(雄ネジ部)、46−・・部材(雌ネジ部) 
、  51・・ガイド部材 、 67・・・変速操作駆
動手段(モーフ)。 第2図    第3図 第4図    第5図 第7図 第8図 1ヘシ、fI倉リすi;1 第10図 第11図 (a)        Cb) プライマリII        ゼカンタ)考弓第12
図 第13図 (a)       (b) アライマフ凋1     セカン5′74則第14図 第15図 (a)    (b)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)それぞれ軸方向に相対移動し得る2個のシーブか
    らなるプライマリ及びセカンダリプーリを有し、これら
    両プーリにベルトを巻掛けてなるVベルト式無段変速機
    において、 前記プーリの少なくとも一方に伝達トルクに対応した軸
    力を付与する調圧機構を配置すると共に、前記両プーリ
    の可動シーブを軸方向に移動するアクチュエータ機構を
    配設し、かつこれらアクチュエータ機構が相対回転する
    2個の部材からなり、更にこれら部材のいずれか一方を
    変速操作駆動手段に連動して該駆動手段に基づき回転す
    るように構成し、かつ前記両アクチュエータ機構の少な
    くとも一方における両部材の内の前記変速操作駆動手段
    に連動していない方の部材に、その軸方向移動に伴って
    所定量回転するカム機構を配設し、前記両アクチュエー
    タ機構の両部材の相対回転による軸方向ストロークを相
    違して、両プーリの可動シーブの移動量をベルトにて規
    定される可動シーブ本来の移動量に整合するように構成
    したVベルト式無段変速機。
  2. (2)前記調圧機構が調圧カム機構からなる特許請求の
    範囲第1項記載のVベルト式無段変速機。
  3. (3)前記アクチュエータ機構がネジ機構であり、かつ
    前記2個の部材が雌ネジ部及び雄ネジ部からなる特許請
    求の範囲第1項記載のVベルト式無段変速機。
  4. (4)前記カム機構を配設した部材を有するネジ機構が
    プライマリ側のネジ機構であり、かつセカンダリ側ネジ
    機構の変速操作駆動手段に連動していない方の部材が軸
    方向に摺動自在に案内されている特許請求の範囲第3項
    記載のVベルト式無段変速機。
  5. (5)前記カム機構を配設した部材を有するネジ機構が
    セカンダリ側のネジ機構であり、かつプライマリ側ネジ
    機構の変速操作駆動手段に連動していない方の部材が軸
    方向に摺動自在に案内されている特許請求の範囲第3項
    記載のVベルト式無段変速機。
  6. (6)前記プライマリ側及びセカンダリ側の両ネジ機構
    が共にカム機構を配設した部材を有するネジ機構からな
    る特許請求の範囲第3項記載のVベルト式無段変速機。
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