JP2002147553A - 車両用ベルト式変速装置 - Google Patents

車両用ベルト式変速装置

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JP2002147553A
JP2002147553A JP2000347054A JP2000347054A JP2002147553A JP 2002147553 A JP2002147553 A JP 2002147553A JP 2000347054 A JP2000347054 A JP 2000347054A JP 2000347054 A JP2000347054 A JP 2000347054A JP 2002147553 A JP2002147553 A JP 2002147553A
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pulley
vehicle
type transmission
resin
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Yoshiharu Isaka
義治 井坂
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/166V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの耐久性を向上させると共に、発熱を
抑制できる車両用ベルト式変速装置を提供する。 【解決手段】 エンジン13のクランク軸17からの駆
動力をプライマリ側プーリ22とセカンダリ側プーリ2
3とに架け渡されたベルト24を介して後輪14に変速
して伝達する車両用ベルト式変速装置15において、前
記プライマリ側プーリ22はアルミ材で形成される一
方、前記ベルト24は、ポリアミド樹脂からなる多数の
樹脂ブロック33が連結されて構成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小排気量の自動
二輪車等に使用するベルト式変速装置、特に樹脂ブロッ
クのベルトを使用した変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から小排気量の自動二輪車等には、
ベルト式の無断変速装置が装備されたものがある。これ
は、ゴム製の環状に連続したベルトが、エンジンのクラ
ンク軸の駆動力が伝達されるプライマリ側プーリと、後
輪に連結されたセカンダリ側プーリとの間に架け渡さ
れ、クランク軸の駆動力をベルトを介して後輪に伝達す
ると共に、各プーリのベルトを挟持する一対のプレート
の間隔を変化させることにより、クランク軸側からの回
転速度を変速して後輪に伝達するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ベルトがゴム製であるた
め、摩耗し易く耐久性が低いと共に、変形による発熱に
より劣化し易いという問題があった。
【0004】そこで、この発明は、ベルトの耐久性を向
上させると共に、発熱を抑制できる車両用ベルト式変速
装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、エンジンのクランク軸
からの駆動力をプライマリ側プーリとセカンダリ側プー
リとに架け渡されたベルトを介して後輪に変速して伝達
する車両用ベルト式変速装置において、前記プライマリ
側プーリはアルミ材で形成される一方、前記ベルトは、
ポリアミド樹脂からなる多数の樹脂ブロックが連結され
て構成された車両用ベルト式変速装置としたことを特徴
とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、前記プライマリ側プーリの、前記ベルト
を挟持する一対のプーリプレートには、耐摩耗性を有す
る表面処理が施されたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0008】図1乃至図5には、この発明の実施の形態
を示す。
【0009】まず構成を説明すると、図1中符号11は
小排気量のスクータ型車両で、このスクータ型車両11
には、車体フレーム12が設けられ、この車体フレーム
12にユニットスイング式エンジン13が上下に揺動自
在に配設され、このエンジン13は後輪14を懸架する
懸架装置の一構成要素として機能している。そして、こ
のエンジン13と一体に、この発明にかかるベルト式変
速装置15が設けられている。
【0010】詳しくは、そのユニットスイング式エンジ
ン13は、図2に示すように、ピストン16がクランク
軸17に連結され、このピストン16の往復運動がクラ
ンク軸17で回転運動に変換され、このクランク軸17
からの駆動力がベルト式変速装置15、遠心クラッチ2
0等を介して後輪側プーリ軸19に伝達され、更に、こ
の後輪側プーリ軸19から減速機構30を介して後輪軸
18に伝達されるように構成されている。
【0011】そのベルト式変速装置15は、伝動ケース
21内にプライマリ側プーリ22及びセカンダリ側プー
リ23が配設されると共に、これらプーリ22,23に
ベルト24が架け渡されている。
【0012】それらプーリ22,23は、それぞれクラ
ンク軸17及びカラー25に固定された固定プーリプレ
ート22a,23aと、この固定プーリプレート22
a,23aに対向して軸線方向に進退自在な可動プーリ
プレート22b,23bとを有している。これら固定プ
ーリプレート22a,23aと可動プーリプレート22
b,23bとの間にベルト24が挟持されるようになっ
ている。
【0013】また、それら各プーリ22,23の固定プ
ーリプレート22a,23a及び可動プーリプレート2
2b,23bは、アルミダイキャスト製のものが用いら
れていると共に、表面にはクロームメッキなどの耐摩耗
性のある表面処理が施されている。
【0014】そして、プライマリ側プーリプレート22
の可動プーリプレート22bの背面側には、傘形状のカ
ム部材27がクランク軸17に固定されて配設され、そ
の可動プーリプレート22bとカム部材27との間に、
図2では一つとしか現れていないが、複数の断面円形の
ウェイト26が径方向に摺動かつ転動自在に挟持されて
いる。このウェイト26はクランク軸17の回転により
発生する遠心力により、図2中二点鎖線に示すように、
移動することにより、可動側プーリプレート22bを二
点鎖線に示すように軸方向に移動させるようになってい
る。これで、ベルト24の巻掛け半径を変化させること
により、クランク軸17から回転速度が変速されるよう
に構成されている。
【0015】また、セカンダリ側プーリ23の可動プー
リプレート23bは、スプリング28により固定プーリ
プレート23a側に付勢され、この可動プーリプレート
23bと固定プーリプレート23aとの間に、ベルト2
4が挟持されるようになっている。
【0016】さらに、ベルト24は、図3乃至図5に示
すように、横H形状の樹脂ブロック33が多数並べられ
て配設され、これら樹脂ブロック33に超耐熱ゴム製の
環状の一対の連結部材34が左右から嵌合されることに
より、多数の樹脂ブロック33が連結されている。
【0017】詳しくは、その樹脂ブロック33は、母材
としてポリアミド樹脂が用いられ、これに補強材として
のカーボン繊維及び又はアラミド繊維が混入されて成形
されている。
【0018】そのポリアミド樹脂は、高い耐熱性を有
し、繰り返し衝撃荷重にも強く、長期に渡って安定した
性質を維持できる樹脂であり、又、カーボン繊維やアラ
ミド繊維は、高い強度と耐熱性を有している。
【0019】これにより、樹脂ブロック33は、耐熱
性,耐摩耗性及び耐疲労性に優れたものとなっている。
【0020】また、その樹脂ブロック33は、図4に示
すように、一方の面の中央部に位置決め凸部33aが、
又、他方の面の中央部に位置決め凹部33bが形成され
ており、これら樹脂ブロック33を並べて配設するとき
に、互いに隣接する一方の樹脂ブロック33の位置決め
凹部33bに、他方の樹脂ブロック33の位置決め凸部
33aが嵌合されることにより、ベルト24延長方向と
略直交する方向の位置ズレが規制されるようになってい
る。
【0021】この樹脂ブロック33は、図3及び図5に
示すように、左右に一対の切欠き凹部33cが形成され
ることにより、横H形状を呈し、その切欠き凹部33c
に連結部材34が嵌合されている。
【0022】この連結部材34は、超耐熱ゴム製で、こ
のゴム材中に引張り強度等の高い複数本の心線35が埋
設されて構成され、図5に示すように、各樹脂ブロック
33に対応して上下に嵌合溝部34aが形成され、この
嵌合溝部34aに樹脂ブロック33の嵌合突起33dが
嵌合されるようになっている。
【0023】かかる構成のベルト24が固定プーリプレ
ート22a,23aと可動プーリプレート22b,23
bとの間に挟持された状態で、そのベルト24の両側部
に形成された傾斜面24aが、固定プーリプレート22
a,23aと可動プーリプレート22b,23bとに面
接触されるようになっている。
【0024】そして、セカンダリ側プーリ23からカラ
ー25に伝達された駆動力は、遠心クラッチ20を介し
て後輪側プーリ軸19に伝達され、この後輪側プーリ軸
19から、複数の歯車を有する減速機構30を介して減
速されて後輪軸18に伝達されるように構成されてい
る。
【0025】また、それらベルト24やプーリ22,2
3等が収納された伝動ケース21内には、図2に示すよ
うに、内面に沿ってグラスウール又はウレタン等から成
る吸音材38が配設されている。この吸音材38は、ネ
ジ39止めされた押えプレート40により、セカンダリ
側プーリ22とプライマリ側プーリ23との間に配設さ
れている。
【0026】さらに、その伝動ケース21の外側には、
この伝動ケース21の外側を覆うカバー43がネジ45
により固定されて配設され、このカバー43と伝動ケー
ス21との間には、グラスウール又はウレタン等からな
る吸音材44が充填されて配設されている。
【0027】このようにベルト24を複数の樹脂ブロッ
ク33を連結することにより構成されているため、従来
のゴム製のベルトより、摩耗し難く耐久性が向上すると
共に、プーリ22,23の推力による変形にて発生する
発熱を抑制できる。しかも、この樹脂ブロック33は、
ポリアミド樹脂で形成されているため、高い耐熱性を有
し、繰り返し衝撃荷重にも強く、長期に渡って安定した
性質を維持することができる。
【0028】また、金属材料がインサートされていない
樹脂ブロック33を有するベルト24は、軽量であるた
め高回転においても遠心力による推力の増大が少なくて
済むので、油圧でなくてもウェイト26で十分な荷重が
得られる。
【0029】さらに、ウェイト26をクランク軸17の
周囲に配設したので回転数の変化が直接ウェイト26に
作用するため、低速における静かな走行においては推力
を抑えて効率の良い伝達ができ、一方、加速時などでは
ウェイト26の推力が大きくなり滑りのない伝達ができ
る。
【0030】このように樹脂ブロック33を有するベル
ト24に対してウェイト26による推力を掛けるように
したので、自動二輪車のように低速トルクよりも高回転
での使用が重視されるものにおいて、エンジン特性との
マッチングが良好となる。
【0031】反面、ベルト24を樹脂製とすることによ
り、ゴム製に比べて騒音が発生し易いが、伝動ケース2
1の内面に沿って吸音材38を配設したことにより、こ
の吸音材38で、その騒音を吸収することができ、騒音
の発生を抑制できる。
【0032】また、この吸音材38は、セカンダリ側プ
ーリ23とプライマリ側プーリ22との間に配置するこ
とにより、両プーリ22,23の間の空間を有効に利用
して配置を行うことができると共に、その比較的余裕の
ある空間を利用することで厚さHの大きな吸音材38を
配設することができ、吸音性能を向上させることができ
る。
【0033】一方、伝動ケース21には、プライマリ側
プーリ22の近傍に、吸気側チャンバ49が略上下方向
に沿う延長管49aを介して接続され、この吸気側チャ
ンバ49は、所定の容積を有し、伝動ケース21の上側
に配置され、車内側の側面に吸気口49bが形成されて
いる。
【0034】また、伝動ケース21のセカンダリ側プー
リ23の近傍の底面部には、図2に示すように、連通口
21aが形成され、この連通口21aに図1に示すよう
に延長管50aを介して排気側チャンバ50が接続され
ている。この排気側チャンバ50は、所定の容積を有
し、伝動ケース21の上側に配置され、車内側の側面に
排気口50bが形成されている。
【0035】これにより、エンジン13が駆動されてプ
ライマリ側プーリ22の固定プーリプレート22aが回
転されると、この固定プーリプレート22aの羽根22
dの回転にて、吸気口49bから吸気側チャンバ49内
に外気が吸入され、この吸気側チャンバ49内から延長
管49a、フィルタ49cを介して伝動ケース21内に
外気が吸入されるようになっている。
【0036】一方、伝動ケース21内の空気は、延長管
50aを介して排気側チャンバ50に排気され、この排
気側チャンバ50の排気口50bから車外に排出される
こととなる。
【0037】このように、車外の空気を伝動ケース21
内に導入し、伝動ケース21内の空気を車外に排出する
ことにより、伝動ケース21内の冷却を行うことができ
る。
【0038】また、この際には、ベルト24を多数の樹
脂ブロック33から構成することにより、耐久性の向上
が得られるが、ゴムのような連続体でないため、騒音が
大きくなるという問題があった。これは、ベルト張側の
セカンダリ側プーリ23からベルト24が脱出するとき
に音が発生し、且つ、ベルト推力を増加すると大きくな
ることが確認されている。しかし、ここで発生した音は
伝動ケース21内から吸気口49b又は排気口50bを
介して直接外部に漏れることなく、途中のチャンバ4
9,50で減衰された後、吸気口49b又は排気口50
bから外部に漏れるため、騒音を低減することができ
る。
【0039】さらに、各チャンバ49,50を伝動ケー
ス21の上側に配設することにより、配設スペースの少
ない自動二輪車においては車幅を拡げることなく、伝動
ケース21の上側スペースを効果的に利用してチャンバ
49,50を配設できる。
【0040】しかも、このようにチャンバ49,50を
設けると共に、吸気口49b及び排気口50bを伝動ケ
ース21の上側に配置することにより、特に小径タイヤ
の車両で水溜まりを走行する時等における吸気口49b
及び排気口50bから伝動ケース21内への水の浸入を
抑制できる。
【0041】さらにまた、樹脂ブロック33が軽量であ
ると共に、ゴムに比べて摩擦係数が低下するため、ベル
ト24の推力を増加する必要があり、面圧の増加に対し
て各プーリ22,23の各プレート22a,23a,2
2b,23bの摩耗対策が必要となる。
【0042】そこで、各プレート22a,23a,22
b,23b、特にプライマリ側プーリ22の各プレート
22a,22bを、アルミ材などの軽合金以外の摩耗に
強い鉄材などにした場合には、プライマリ側プーリ22
がクランク軸17に直結されているが、使用する回転数
が高くなることから、慣性マスが増加してエンジン13
側の回転数の変動に対する追従性が悪く、運転の軽快感
が損なわれる。これに対して、各プレート22a,22
bをアルミ製とすることで、軽量化を図ることができ、
追従性を向上させることができる。
【0043】また、各プレート22a,23a,22
b,23bをアルミ製とすると、摩耗し易いが、これら
に表面処理を施すことにより、耐摩耗性を向上させるこ
とができる。
【0044】さらに、樹脂ブロック33は熱伝導が小さ
く、条件によっては温度が上がって期待した程の寿命が
得られなくなることがある。しかし、各プレート22
a,23a,22b,23bをアルミ材で形成すること
により、ベルト24の熱を各プレート22a,23a,
22b,23bに素早く逃がすことができる。各プレー
ト22a,23a,22b,23bは剛性を持たせるた
めに熱容量も大きくなっているので、冷却に対して好条
件となる。従って、連結部材34はゴムで構成されてい
るが、ベルト24そのものの発熱が抑えられることと、
更に、放熱による冷却の改善でベルト24の寿命を大幅
に向上させることができる。
【0045】ちなみに、プーリ22,23の摩耗に対し
て、一般的に知られている表面処理を施すことで耐摩耗
性が得られるが、薄い表面処理のために、各プレート2
2a,23a,22b,23bの熱伝導に影響すること
はない。また、樹脂ブロック33はそれ程硬くないた
め、表面処理程度の改良で十分、耐摩耗性を確保するこ
とができる。
【0046】なお、上記実施の形態では、プライマリ側
プーリ22側に吸気口49bを、セカンダリ側プーリ2
3側に排気口50bを接続するようにしているが、この
逆で、プライマリ側プーリ側に排気口を、セカンダリ側
プーリ側に吸気口を接続するようにすることもできる。
また、プライマリ側プーリ22をアルミ材として冷却空
気をプライマリ側から導入すると効率良く冷却できるの
で、セカンダリ側を鉄材の板金として量産性を向上する
ことも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ベルトを多数の樹脂ブロックを連結して
構成することにより、変形による発熱を抑制でき、ゴム
製のものと比べ耐久性を向上させることができる。
【0048】また、ベルトの樹脂ブロックをポリアミド
樹脂とすることで、高い耐熱性を有し、繰り返し衝撃荷
重にも強く、長期に渡って安定した性質を維持できる。
【0049】さらに、プライマリ側プーリの一対のプー
リプレートをアルミ材とすることで軽量にできるため、
速い加減速ができ、小型エンジンとしての運転性が向上
できる。また、アルミ材は熱伝導が良いので、樹脂ブロ
ックの接触面からプーリプレートに熱を逃がすことがで
きるため、ベルトからの放熱性が良くなり、樹脂ブロッ
クの冷却性を向上させることができる。従って、ベルト
の耐久性を向上させることができる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、前記プーリプレートの表面に耐摩耗性を有する
表面処理を施すことにより、プーリプレートの摩耗を低
減でき、長期間の使用を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動二輪車の側
面図である。
【図2】同実施の形態にかかるユニットスイング式エン
ジン及びベルト式変速装置の断面図である。
【図3】同実施の形態にかかるベルト式変速装置のベル
トの断面図である。
【図4】同実施の形態にかかる図3のA−A線に沿う断
面図である。
【図5】同実施の形態にかかるベルト式変速装置のベル
トを示す側面図である。
【符号の説明】
11 スクータ型車両 13 ユニットスイング式エンジン 15 ベルト式変速装置 21 伝動ケース 22 プライマリ側プーリ 23 セカンダリ側プーリ 22a,23a 固定プーリプレート 22b,23b 可動プーリプレート 24 ベルト 33 樹脂ブロック 33c 切欠き凹部 34 連結部材 35 心線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸からの駆動力をプ
    ライマリ側プーリとセカンダリ側プーリとに架け渡され
    たベルトを介して後輪に変速して伝達する車両用ベルト
    式変速装置において、 前記プライマリ側プーリはアルミ材で形成される一方、
    前記ベルトは、ポリアミド樹脂からなる多数の樹脂ブロ
    ックが連結されて構成されたことを特徴とする車両用ベ
    ルト式変速装置。
  2. 【請求項2】 前記プライマリ側プーリの、前記ベルト
    を挟持する一対のプーリプレートには、耐摩耗性を有す
    る表面処理が施されたことを特徴とする請求項1に記載
    の車両用ベルト式変速装置。
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