JP5022925B2 - 電池電圧検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電池電圧検出回路に関する。
充電式電池を用いるノートPC等の機器においては、直列に接続された電池の充電/放電を管理するために、各電池の電圧を精度良く検出する必要がある。図7は、電池電圧検出回路の一般的な構成を示す図である(特許文献1参照)。電池電圧検出回路100は、直列に接続された4つの電池BV1〜BV4の電圧を検出するためのものであり、オペアンプ110、抵抗R1〜R4、スイッチSW0M〜SW4M,SW0P〜SW3P、及び基準電圧VREFを出力する電源115を含んで構成されている。このような電池電圧検出回路100において、電池BV4の電圧VBV4を検出する場合、スイッチSW4M,SW3Pがオンとされ、その他のスイッチはオフとされる。これにより、電池BV4のプラス側の端子の電圧V4とマイナス側の端子の電圧V3との差に応じた電圧VOUTがオペアンプ110からADコンバータ(ADC)120に出力される。そして、ADC120で電圧VOUTをデジタル値に変化することにより、電池BV4の電圧VBV4を検出することができる。同様に、スイッチSW3M,SW2Pがオンとされ、その他のスイッチがオフとされることにより、電池BV3の電圧VBV3を検出することができる。また、スイッチSW2M,SW1Pがオンとされ、その他のスイッチがオフとされることにより、電池BV2の電圧VBV2を検出することができる。さらに、スイッチSW1M,SW0Pがオンとされ、その他のスイッチがオフとされることにより、電池BV1の電圧VBV1を検出することができる。
特開2002−243771号公報
電池BV1〜BV4にリチウムイオン電池を用いる場合、満充電時における各電池BV1〜BV4の両端の電圧VBV1〜VBV4は4.5V近くに達する。設計上の余裕を考慮して各電池BV1〜BV4の電圧VBV1〜VBV4を5Vとすると、直列に接続された電池BV1〜BV4全体では20Vの電圧を発生することとなり、電池電圧検出回路100は高耐圧とする必要がある。一方、ADC120を含む制御系の回路は3.3V程度の電源電圧を用いることが一般的であり、電池電圧検出回路100から出力される電圧VOUTを3.3V以下とする必要がある。
ここで、抵抗R3,R4の抵抗値をそれぞれR3,R4とすると、オペアンプ110のゲインGAMPはR4/R3となる。したがって、電池BV4の電圧VBV4を検出する際に出力される電圧VOUTは、VOUT=VBV4AMP+VREF=(V4−V3)R4/R3+VREFとなる。そして、VBV4を5V、VREFを0.2Vとすると、VOUT≦3.3Vとするためのオペアンプ110のゲインGAMPの条件は、GAMP≦(VOUT−VREF)/VBV4=(3.3−0.2)/5≒0.6となる。これより、オペアンプ110のゲインGAMPが0.6程度となるように抵抗R3,R4の抵抗値を選択することにより、ADC120に出力される電圧VOUTの電圧を3.3V以下とすることができる。ただし、この場合、オペアンプ110を高耐圧とする必要があり、電池電圧検出回路100のコスト上昇を招くこととなる。
そこで、オペアンプ110を高耐圧不要とするためには、オペアンプ110に印加される電圧を3.3V以下とする必要がある。つまり、オペアンプ110の+入力端子に印加される電圧Vを3.3V以下とするためには、(V3−VREF)R4/(R3+R4)+VREF≦3.3を満たす必要がある。これより、R4/(R3+R4)≦(3.3−VREF)/(V3−VREF)=(3.3−0.2)/(15−0.2)=3.1/14.8≒0.21となる。したがって、オペアンプ110のゲインGAMPは、GAMP=R4/R3≦0.21/(1−0.21)≒0.26となる。したがって、オペアンプ110のゲインGAMPが0.26程度となるように抵抗R3,R4の抵抗値を選択することにより、オペアンプ110を高耐圧不要とすることができる。ただし、この場合、オペアンプ110のゲインGAMPが小さいため、ADC120に入力される電圧VOUTが低くなる。そのため、電池電圧を精度良く検出するためには、ADC120を高精度にする必要が生じ、コスト上昇を招くこととなる。
また、電池電圧検出回路100では、電池BV1〜BV4の電圧を検出する際にオペアンプの入力端子に接続された抵抗R1,R3に電流が流れる。したがって、この電流による電池BV1〜BV4の放電を抑制するためには、抵抗R1,R3の抵抗は数メガオーム程度の大きなものを用いる必要がある。また、電池BV1〜BV4の電圧を精度良く検出するためには、抵抗R1〜R4を、抵抗値の電圧依存性が少ないものとする必要がある。このように抵抗値が大きく電圧依存性が少ない抵抗を用いた集積回路を製造する場合、特別な工程を設ける必要が生じ、コスト上昇を招くこととなる。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、低コストで高精度に電池の電圧を検出可能な電池電圧検出回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1キャパシタと、一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方の入力端子に前記第1キャパシタの一端が接続されるオペアンプと、一端が前記オペアンプの出力端子と接続され、他端が前記オペアンプの他方の入力端子と接続される第2キャパシタと、電池の一方の端子の電圧及び他方の端子の電圧を順に前記第1キャパシタの他端に印加する電圧印加回路と、前記電池の他方の端子の電圧が前記第1キャパシタの他端に印加される前に前記第2キャパシタを放電させる放電回路と、前記第1キャパシタの他端に電圧が印加された後に入力される放電開始信号に応じて、前記第2キャパシタに蓄積された電荷を所定速度で放電する定電流を出力する定電流回路と、一方の入力端子に前記基準電圧が印加され、他方の入力端子が前記オペアンプの前記出力端子と接続されるコンパレータと、前記放電開始信号が入力されてから前記コンパレータの出力信号が一方の論理レベルに変化するまでの時間を、前記電池の電圧に応じた時間として計測する計測回路と、を備え、前記オペアンプの前記他方の入力端子に印加される電圧が前記基準電圧より低い所定レベルの電圧になると前記コンパレータの前記出力信号が前記一方の論理レベルに変化するよう、前記オペアンプまたは前記コンパレータの少なくとも一方にオフセットが設けられてなる。
低コストで高精度に電池の電圧を検出可能な電池電圧検出回路を提供することができる。
<<第1実施形態>>
==回路構成==
図1は、本発明の第1実施形態である電池電圧検出回路の構成を示す図である。電池電圧検出回路10Aは、直列に接続された4つの電池BV1〜BV4の電圧を検出するためのものであり、オペアンプ20、コンパレータ25、キャパシタC1,C2、スイッチSW0〜SW6、電源30,31、スイッチ制御回路35、PチャネルMOSFET41〜45、電流源47、及びカウンタ50を備えている。
オペアンプ20は、+入力端子に電源30から出力される基準電圧VREF1が印加され、−入力端子はキャパシタC1の一端と接続されている。このように、オペアンプ20の−入力端子にはキャパシタC1が接続されており直流電圧が印加されないため、オペアンプ20を高耐圧とする必要がない。なお、オペアンプ20は、オフセットを無くすように設計された一般的なオペアンプとは異なり、+入力端子の電圧に対して−入力端子の電圧が例えば0.1V程度高くなるようにオフセットが設けられている。図2は、オペアンプ20の等価回路を示す図である。オペアンプ20は、オフセットの無い理想のオペアンプ52の+入力端子に例えば0.1Vのオフセット電圧VOFFが付加された形で表現することができる。結果として、オペアンプ52の+入力端子には基準電圧VREF1にオフセット電圧VOFFが加算された電圧VREF1+VOFFが印加されることになり、オペアンプ52は電圧VREF1+VOFFを基準電圧として動作する。一般的なオペアンプでは、同サイズのトランジスタを用いること等によって差動トランジスタ対等の対称性を高めることが行われる。これに対し、オペアンプ20では、例えば、制御電極が+入力端子及び−入力端子となる差動トランジスタ対を構成する2つのトランジスタのサイズを故意に不均衡とすることにより積極的にオフセットを持たせることができる。なお、オフセットを設ける方法はこれに限られず、本来であれば同サイズとすべき抵抗のサイズを変更したり、電流の流れが不均衡となるように電流源を追加したり、様々な方法を用いることができる。
コンパレータ25は、+入力端子に印加されるオペアンプ20の出力電圧VOUTと、−入力端子に印加される電源30からの基準電圧VREF1との比較結果を示す信号CMPを出力する。なお、コンパレータ25は、オフセットを無くすように設計された一般的なコンパレータとは異なり、−入力端子の電圧に対して+入力端子の電圧が例えば0.1V程度低くなると信号CMPの論理レベルが変化するようにオフセットが設けられている。図3は、コンパレータ25の等価回路を示す図である。コンパレータ25は、オフセットの無い理想のコンパレータ53の−入力端子に例えば0.1Vのオフセット電圧VOFFが付加された形で表現することができる。結果として、コンパレータ53の−入力端子には基準電圧VREF1からオフセット電圧VOFFが減算された電圧VREF1−VOFFが印加されることになり、コンパレータ53は電圧VREF1−VOFFを基準電圧として動作する。コンパレータ25においてオフセットを設ける方法は、例えば、制御電極が+入力端子及び−入力端子となる差動トランジスタ対を構成する2つのトランジスタのサイズを故意に不均衡とする等、オペアンプ20と同様に、様々な方法を用いることができる。
キャパシタC1(第1キャパシタ)は、一端がオペアンプ20の−入力端子と接続され、他端がスイッチSW0〜SW5の一端と接続されている。キャパシタC2(第2キャパシタ)は、一端がオペアンプ20の出力端子と接続され、他端がオペアンプ20の−入力端子と接続されている。ここで、電池BV1〜BV4にリチウムイオン電池を用いる場合を想定すると、満充電時における各電池BV1〜BV4の両端の電圧VBV1〜VBV4は4.5V近くに達する。設計上の余裕を考慮して各電池BV1〜BV4の電圧VBV1〜VBV4を5Vとすると、直列に接続された電池BV1〜BV4全体では20Vの電圧を発生することとなり、キャパシタC1は高耐圧とする必要がある。そこで、本実施形態では、一般的に電圧依存性の少ない配線容量によりキャパシタC1,C2を構成している。
スイッチSW0は、一端がキャパシタC1の他端と接続され、他端が端子VSSを介して電池BV1のマイナス端子と接続されている。スイッチSW1は、一端がキャパシタC1の他端と接続され、他端が端子V1を介して電池BV1のプラス端子及び電池BV2のマイナス端子と接続されている。スイッチSW2は、一端がキャパシタC1の他端と接続され、他端が端子V2を介して電池BV2のプラス端子及び電池BV3のマイナス端子と接続されている。スイッチSW3は、一端がキャパシタC1の他端と接続され、他端が端子V3を介して電池BV3のプラス端子及び電池BV4のマイナス端子と接続されている。スイッチSW4は、一端がキャパシタC1の他端と接続され、他端が端子V4を介して電池BV4のプラス端子と接続されている。スイッチSW5は、一端がオペアンプ20の出力端子と接続され、他端がオペアンプ20の−入力端子と接続されている。スイッチSW5は、一端がキャパシタC1の他端と接続され、他端に電源31から出力される基準電圧VREF2が印加されている。スイッチSW6は、キャパシタC2の両端間に接続されている。なお、スイッチSW0〜SW5が本発明の電圧印加回路に相当し、スイッチSW6が本発明の放電回路に相当する。
電源30は、基準電圧VREF1を出力する電源回路であり、電源31は、基準電圧VREF2を出力する電源回路である。また、ノイズによる電源30の変動を抑制するため、ノイズカット用のキャパシタCnが端子NCを介して電源30に接続されている。なお、本実施形態では、ノイズカットのためにキャパシタCnを用いることとしたが、ノイズカットの方法はこれに限られず、例えば、電源30の配線をシールドする等、あらゆる手法を用いることができる。また、本実施形態では、VREF1=0.8V、VREF2=2.4Vであることとする。
スイッチ制御回路35は、端子SWを介してマイコン55から入力される信号に基づいて、スイッチSW0〜SW6のオンオフを制御する。なお、スイッチ制御回路35と同等の機能をソフトウェアにより実現することも可能である。
PチャネルMOSFET41は、ソースに電源電圧VDDが印加され、ドレインがPチャネルMOSFET43のソースと接続され、ゲートとドレインとが接続されている。PチャネルMOSFET42は、ソースに電源電圧VDDが印加され、ドレインがPチャネルMOSFET44のソースと接続され、ゲートがPチャネルMOSFET41のゲートと接続されている。PチャネルMOSFET43は、ソースがPチャネルMOFSET41のドレインと接続され、ドレインが電流源47と接続され、ゲートとドレインとが接続されている。PチャネルMOSFET44は、ソースがPチャネルMOSFET42のドレインと接続され、ドレインがキャパシタC2の他端(オペアンプ20の−入力端子側)と接続され、ゲートがPチャネルMOSFET43のゲートと接続されている。PチャネルMOSFET45は、ソースに電源電圧VDDが印加され、ドレインが電流源47と接続され、ゲートに信号CHGが入力されている。つまり、PチャネルMOSFET41〜44は電流ミラー回路を構成しており、信号CHGがHレベルの場合にPチャネルMOSFET45がオフとなり、電流源47から出力される定電流に応じた定電流がキャパシタC2に向かって流れることとなる。
カウンタ50(計測回路)には、スイッチ制御回路35から出力される信号CHG、コンパレータ25から出力される信号CMP、例えばRC発振回路等により生成される所定周波数のクロック信号CLKが入力されている。そして、カウンタ50は、信号CHGがLレベルからHレベルに変化するとクロック信号CLKのカウントを開始し、信号CMPがHレベルからLレベルに変化するとカウントを停止する。
==動作==
次に、電池電圧検出回路10Aの動作について説明する。図4は、電池電圧検出回路10Aの動作の一例を示すタイミングチャートである。なお、端子V1〜V4に印加される電圧を、それぞれV1〜V4と表すこととする。また、電池BV1〜BV4の電圧を、それぞれVBV1〜VBV4、キャパシタC1,C2の容量をC1,C2と表すこととする。また、スイッチSW0〜SW6は、Hレベルがオン状態、Lレベルがオフ状態であることとする。また、オペアンプ20及びコンパレータ25のオフセット電圧をVOFF=0.1Vであることとする。
まず、時刻T1に、スイッチSW0,SW6がオン、スイッチSW1〜SW5がオフとなる。このとき、スイッチSW6がオンであるため、キャパシタC2は放電され、キャパシタC2の両端間の電圧VC2は0Vとなる。また、スイッチSW6がオンであるため、オペアンプ20はゲイン1のアンプとなる。そして、オペアンプ20のオフセットが0.1Vであるため、+入力端子に印加される基準電圧VREF1にオフセット電圧VOFFを加えた0.9Vが出力電圧VOUTとして出力される。また、コンパレータ25のオフセットが0.1Vであるため、コンパレータ25の閾値電圧が基準電圧VREF1よりオフセット電圧VOFFだけ低い0.7Vとなっており、出力信号CMPはHレベルのままである。また、スイッチSW0がオンとなっているため、キャパシタC1の一端には接地電圧VSS(=0V)が印加されている。
その後、時刻T2にスイッチSW0,SW6がオフとなり、続いて時刻T3にスイッチSW0が再びオンとなる。このとき、キャパシタC1の一端に印加される電圧は時刻T1〜T2の間と同じ接地電圧であるため、キャパシタC1の電荷は変化しない。したがって、キャパシタC2の電荷も変化せず、出力電圧VOUTも0.9Vのまま変化しない。
そして、時刻T4にスイッチSW0がオフとなり、信号CHGがHレベルになる。信号CHGがHレベルになることにより、PチャネルMOSFET45がオフとなり、電流源47が生成する電流に応じた定電流がPチャネルMOSFET44からキャパシタC2、オペアンプ20の出力端子に向かって流れることとなる。この定電流によってキャパシタC2が定速度で放電され、出力電圧VOUTが定速度で降下していく。また、信号CHGがHレベルになることにより、カウンタ50はクロック信号CLKに基づいてカウント値CNTのカウントアップを開始する。
その後、時刻T5に出力電圧VOUTがコンパレータ25の閾値電圧である0.7Vより低くなると、出力信号CMPがLレベルに変化し、カウンタ50がカウントを停止する。これにより、マイコン55では、時刻T4からT5までの時間T0Vを計測することができる。この計測された時間T0Vが、接地電圧VSS(=0V)に応じた時間となる。そして、時刻T6に、信号CHGがLレベルに変化すると、PチャネルMOSFET45がオンとなり、定電流によるキャパシタC2の放電が停止される。
このように、電池電圧検出回路10Aでは、オペアンプ20及びコンパレータ25にオフセットを持たせているため、0Vを計測することができる。すなわち、仮に、オペアンプ20及びコンパレータ25のオフセットがゼロであるとすると、時刻T1〜T4の間、出力電圧VOUT=基準電圧VREF1となり、0Vに応じた時間をカウントすることができなくなる。そこで、オペアンプ20及びコンパレータ25のオフセットがゼロの場合、例えば、電源30とは別に、基準電圧VREF1より低い電圧(例えば0.7V)を出力する電源を設け、この低い電圧をコンパレータ25の−入力端子に印加することによって、0Vを検出可能とすることもできるが、検出精度を高めるためには別途設けた電源についてもノイズカットの対策を施す必要が生じ、コスト上昇を招く恐れがある。一方、本実施形態の電池電圧検出回路10Aでは、オペアンプ20及びコンパレータ25にオフセットを設けることによって電源30のみを用いて0Vを検出可能となっており、コストを抑制することができる。
また、時刻T6には、スイッチSW5,SW6がオンとなる。スイッチSW6がオンとなることにより、キャパシタC2の両端間の電圧VC2が0Vになるとともに、出力電圧VOUTが0.9Vとなり、コンパレータ25の出力信号CMPがHレベルとなる。そして、スイッチSW5がオンとなることにより、キャパシタC1の一端には電源31から出力される基準電圧VREF2が印加され、キャパシタC1の両端間の電圧VC1はVC1=VREF2−VREF1−VOFFとなる。
その後、時刻T7にスイッチSW5,SW6がオフとなり、続いて時刻T8にスイッチSW0がオンとなる。これにより、キャパシタC1の一端に接地電圧VSSが印加され、オペアンプ20の出力端子からキャパシタC2、キャパシタC1、スイッチSW0、端子VSSに向かって電流が流れ、キャパシタC2に基準電圧VREF2に応じた電荷が蓄積されて出力電圧VOUTが上昇する。
キャパシタC1の電荷が安定した状態においては、VC1=VSS−VREF1−VOFFとなっている。したがって、キャパシタC1の電荷QC1の変化量ΔQC1は、ΔQC1=(VREF2−VREF1−VOFF)・C1−(VSS−VREF1−VOFF)・C1=VREF2・C1となる。そして、キャパシタC2にも、ΔQC1と同量の電荷が蓄積されるため、キャパシタC2の電荷QC2は、QC2=VREF2・C1となる。そのため、キャパシタC2の両端間の電圧VC2は、VC2=VREF2・C1/C2となり、出力電圧VOUTは、VOUT=VREF1+VOFF+VC2=VREF1+VOFF+VREF2・C1/C2となる。
続いて、時刻T9に、スイッチSW0がオフとなり、信号CHGがHレベルになる。信号CHGがHレベルになることにより、PチャネルMOSFET45がオフとなり、電流源47が生成する電流に応じた定電流がPチャネルMOSFET44からキャパシタC2、オペアンプ20の出力端子に向かって流れることとなる。この定電流によってキャパシタC2に蓄積された電荷が定速度で放電され、出力電圧VOUTが定速度で降下していく。また、信号CHGがHレベルになることにより、カウンタ50はクロック信号CLKに基づいてカウント値CNTのカウントアップを開始する。
その後、時刻T10に出力電圧VOUTがコンパレータ25の閾値電圧0.7V(=VREF1−VOFF)より低くなると、コンパレータ25の出力信号CMPがLレベルに変化し、カウンタ50がカウントを停止する。これにより、マイコン55では、時刻T9から時刻T10までの時間TREF2を計測することができる。そして、時刻T11に、信号CHGがLレベルに変化すると、PチャネルMOSFET45がオンとなり、定電流によるキャパシタC2の放電が停止される。
さらに、時刻T11にスイッチSW4,SW6がオンとなる。そして、スイッチSW6がオンとなることにより、出力電圧VOUTが0.9V(=VREF1+VOFF)となり、コンパレータ25の出力信号CMPがHレベルとなる。このとき、コンパレータ25の閾値電圧0.7V(=VREF1−VOFF)に対して、出力電圧VOUTが0.9V(=VREF1+VOFF)であり、コンパレータ25の+入力端子と−入力端子との間に2×VOFFの電圧差が生じることとなる。したがって、スイッチSW6をオンとした際にコンパレータ25の出力信号VCMPにチャタリングが発生することを抑制することができる。また、スイッチSW6がオンであるため、キャパシタC2の両端間の電圧VC2はVC2=0Vとなる。そして、スイッチSW4がオンであるため、キャパシタC1の両端間の電圧VC1はVC1=V4−VREF1−VOFFとなる。
その後、時刻T12にスイッチSW4,SW6がオフとなり、続いて時刻T13にスイッチSW3がオンとなる。これにより、キャパシタC1の一端に電圧V3が印加され、オペアンプ20の出力端子からキャパシタC2、キャパシタC1、スイッチSW0、端子VSSに向かって電流が流れ、キャパシタC2にVBV4(=V4−V3)に応じた電荷が蓄積されて出力電圧VOUTが上昇する。
キャパシタC1の電荷が安定した状態においては、VC1=V3−VREF1−VOFFとなっている。したがって、キャパシタC1の電荷QC1の変化量ΔQC1は、ΔQC1=(V4−VREF1−VOFF)・C1−(V3−VREF1−VOFF)・C1=VBV4・C1となる。そして、キャパシタC2にも、ΔQC1と同量の電荷が蓄積されるため、キャパシタC2の電荷QC2は、QC2=VBV4・C1となる。そのため、キャパシタC2の両端間の電圧VC2は、VC2=VBV4・C1/C2となり、出力電圧VOUTは、VOUT=VREF1+VOFF+VC2=VREF1+VOFF+VBV4・C1/C2となる。
続いて、時刻T14に、スイッチSW3がオフとなり、信号CHGがHレベルになる。信号CHGがHレベルになることにより、PチャネルMOSFET45がオフとなり、電流源47が生成する電流に応じた定電流がPチャネルMOSFET44からキャパシタC2、オペアンプ20の出力端子に向かって流れることとなる。この定電流によってキャパシタC2に蓄積された電荷が定速度で放電され、出力電圧VOUTが定速度で降下していく。また、信号CHGがHレベルになることにより、カウンタ50はクロック信号CLKに基づいてカウント値CNTのカウントアップを開始する。
その後、時刻T15に出力電圧VOUTがコンパレータ25の閾値電圧0.7V(=VREF1−VOFF)より低くなると、コンパレータ25の出力信号CMPがLレベルに変化し、カウンタ50がカウントを停止する。これにより、マイコン55では、時刻T14から時刻T15までの時間TBV4を計測することができる。そして、時刻T16に、信号CHGがLレベルに変化すると、PチャネルMOSFET45がオンとなり、定電流によるキャパシタC2の放電が停止される。
そして、マイコン55は、カウンタ50により計測されたT0V,TREF2,TBV4に基づいて、電池BV4の電圧VBV4を求めることができる。具体的には、TREF2からT0Vを差し引いた時間が、電圧VREF2に応じた時間であり、TBV4からT0Vを差し引いた時間が、電圧VBV4に応じた時間となっている。したがって、VBV4/VREF2=(TBV4−T0V)/(TREF2−T0V)の関係が成立し、VBV4={(TBV4−T0V)/(TREF2−T0V)}VREF2となる。
このように、基準電圧VREF2の場合のカウント値TREF2と電池BV4の電圧VBV4の場合のカウント値TBV4との対比により電圧VBV4を求めることにより、電池電圧の検出精度を高めることができる。例えば、クロック信号CLKがRC発振回路等の精度の低い回路により生成される場合、カウンタ50で計測されたTBV4のみに基づいて電池BV4の電圧VBV4を求めることとすると、温度変化等によるクロック周波数の変化の影響により電圧VBV4の検出精度が低下してしまう。そこで、本実施形態に示すように、所定の基準電圧VREF2の場合のカウント値TREF2と対比させることにより、クロック周波数の変化による影響を打ち消し、電池の電圧を高精度に検出することが可能となる。
さらに、時刻T16にスイッチSW3,SW6がオンとなる。そして、スイッチSW6がオンとなることにより、出力電圧VOUTが0.9V(=VREF1+VOFF)となり、コンパレータ25の出力信号CMPがHレベルとなる。また、スイッチSW6がオンであるため、キャパシタC2の両端間の電圧VC2はVC2=0Vとなる。そして、スイッチSW3がオンであるため、キャパシタC1の両端間の電圧VC1はVC1=V3−VREF1−VOFFとなる。
その後、時刻T17にスイッチSW3,SW6がオフとなり、続いて時刻T18にスイッチSW2がオンとなる。これにより、キャパシタC1の一端に電圧V2が印加され、オペアンプ20の出力端子からキャパシタC2、キャパシタC1、スイッチSW0、端子VSSに向かって電流が流れ、キャパシタC2にVBV3(=V3−V2)に応じた電荷が蓄積され、電圧VBV3が検出されることとなる。以後同様の処理により、電圧VBV2,電圧VBV1が検出される。
<<第2実施形態>>
==回路構成==
図5は、本発明の第2実施形態である電池電圧検出回路の構成を示す図である。電池電圧検出回路10Bは、第1実施形態の電池電圧検出回路10Aを差動構成にしたものである。具体的には、電池電圧検出回路10Bは、電池電圧検出回路10AのスイッチSW0〜SW6に代えて、スイッチSW0P〜SW3P,SW6P,SW7P,SW0M〜SW7M,SW8、及び、オペアンプ70を備えている。また、電池電圧検出回路10Bは、第1実施形態の電池電圧検出回路10AのキャパシタC1,C2に加えて、キャパシタC3,C4を備えている。なお、スイッチSW0P〜SW3P,SW7P,SW0M〜SW5M,SW7M,SW8が本発明の電圧印加回路に相当し、スイッチSW6P,SW6Mが本発明の放電回路に相当する。
==動作==
電池電圧検出回路10Bの動作について説明する。図6は、電池電圧検出回路10Bの動作の一例を示すタイミングチャートである。ここで、キャパシタC1〜C4の容量をC1〜C4と表すこととし、C1/C2=C3/C4の関係が成り立っていることとする。また、スイッチSW0P〜SW3P,SW6P,SW7P,SW0M〜SW7M,SW8は、スイッチ制御回路35によって制御され、Hレベルがオン状態、Lレベルがオフ状態であることとする。なお、図6に示す期間においては、スイッチSW2P,SW3M,SW3P,SW4Mはオフとなっている。
まず、時刻T21に、スイッチSW0M,SW0P,SW6M,SW6P,SW7M,SW7Pがオン、スイッチSW1P〜SW3P,SW1M〜SW5M,SW8がオフとなる。
このとき、スイッチSW6M,SW6Pがオンであるため、オペアンプ20はゲイン1のアンプとなり、バッファアンプであるオペアンプ70を介して+入力端子に印加される基準電圧VREF1にオフセット電圧VOFFを加えた0.9Vが出力電圧VOUTとして出力される。また、コンパレータ25の閾値電圧が基準電圧VREF1よりオフセット電圧VOFFだけ低い0.7Vであるため、出力信号CMPはHレベルのままである。また、スイッチSW6M,SW6Pがオンとなることにより、キャパシタC2,C4は放電される。そして、スイッチ0M,SW0P,SW7M,SW7Pがオンであるため、キャパシタC1,C3の他端には接地電圧VSS(=0V)が印加されている。
その後、時刻T22にスイッチSW6M,SW6P,SW7Mがオフとなり、時刻T23にスイッチSW8がオンとなる。このとき、キャパシタC1に印加される電圧は変化しないため、キャパシタC1,C2の両端間の電圧及び出力電圧VOUTは変化しない。
そして、時刻T24に、スイッチSW0M,SW0P,SW8がオフとなり、信号CHGがHレベルになる。信号CHGがHレベルになることにより、キャパシタC2が定速度で放電され、出力電圧VOUTが定速度で降下していく。また、信号CHGがHレベルになることにより、カウンタ50はクロック信号CLKに基づいてカウント値CNTのカウントアップを開始する。
その後、時刻T25に出力電圧VOUTがコンパレータ25の閾値電圧である0.7Vより低くなると、出力信号CMPがLレベルに変化し、カウンタ50がカウントを停止する。これにより、マイコン55では、時刻T24からT25までの時間T0Vを計測することができる。この計測された時間T0Vが、接地電圧VSS(=0V)に応じた時間となる。そして、時刻T26に、信号CHGがLレベルに変化すると、PチャネルMOSFET45がオンとなり、定電流によるキャパシタC2の放電が停止される。
また、時刻T26には、SW0P,SW5,SW6M,SW6P,SW7Mがオンとなる。そして、スイッチSW6M,SW6Pがオンとなることにより、キャパシタC2,C4の両端間の電圧VC2,VC4が0Vになるとともに、出力電圧VOUTが0.9Vとなり、コンパレータ25の出力信号CMPがHレベルとなる。そして、スイッチSW5Mがオンとなることにより、キャパシタC1の一端には電源31から出力される基準電圧VREF2が印加され、キャパシタC1の両端間の電圧VC1はVC1=VREF2−VREF1−VOFFとなる。
その後、時刻T27にスイッチSW6M,SW6P,SW7Mがオフとなり、時刻T28にスイッチSW8がオンとなる。これにより、キャパシタC1の他端に接地電圧VSS(0V)が印加され、オペアンプ20の出力端子からキャパシタC2、キャパシタC1、スイッチSW8、スイッチSW0P、端子VSSに向かって電流が流れ、キャパシタC2に基準電圧VREF2に応じた電荷が蓄積されて出力電圧VOUTが上昇する。
キャパシタC1の電荷が安定した状態においては、VC1=VSS−VREF1−VOFFとなっている。したがって、キャパシタC1の電荷QC1の変化量ΔQC1は、ΔQC1=(VREF2−VREF1−VOFF)・C1−(VSS−VREF1−VOFF)・C1=VREF2・C1となる。そして、キャパシタC2にも、ΔQC1と同量の電荷がキャパシタC2に蓄積されるため、キャパシタC2の電荷QC2は、QC2=VREF2・C1となる。そのため、キャパシタC2の両端間の電圧VC2は、VC2=VREF2・C1/C2となり、出力電圧VOUTは、VOUT=VREF1+VOFF+VC2=VREF1+VOFF+VREF2・C1/C2となる。
続いて、時刻T29に、スイッチSW0P,SW5M,SW8がオフとなり、信号CHGがHレベルになる。信号CHGがHレベルになることにより、キャパシタC2が定速度で放電され、出力電圧VOUTが定速度で降下していく。また、信号CHGがHレベルになることにより、カウンタ50はクロック信号CLKに基づいてカウント値CNTのカウントアップを開始する。
その後、時刻T30に出力電圧VOUTがコンパレータ25の閾値電圧である0.7Vより低くなると、出力信号CMPがLレベルに変化し、カウンタ50がカウントを停止する。これにより、マイコン55では、時刻T29から時刻T30までの時間TREF2を計測することができる。そして、時刻T31に、信号CHGがLレベルに変化すると、PチャネルMOSFET45がオンとなり、定電流によるキャパシタC2の放電が停止される。
そして、時刻T31にスイッチSW0P,SW1M,SW6M,SW6P,SW7Mがオンとなる。そして、スイッチSW6M,SW6Pがオンとなることにより、キャパシタC2,C4の両端間の電圧VC2,VC4が0Vになるとともに、出力電圧VOUTが0.9Vとなり、コンパレータ25の出力信号CMPがHレベルとなる。そして、スイッチSW1M,SW7Mがオンであるため、キャパシタC1の両端間の電圧VC1はVC1=V1−VREF1−VOFFとなる。
その後、時刻T32にスイッチSW6M,SW6P,SW7Mがオフとなり、時刻T33にスイッチSW8がオンとなる。これにより、キャパシタC1の他端に接地電圧VSS(0V)が印加され、オペアンプ20の出力端子からキャパシタC2、キャパシタC1、スイッチSW8、スイッチSW0P、端子VSSに向かって電流が流れ、電圧VBV1に応じた電荷がキャパシタC2に蓄積される。
そして、時刻T34にSW0P,SW1M,SW8がオフとなり、信号CHGがHレベルになる。信号CHGがHレベルになることにより、キャパシタC2が定速度で放電され、出力電圧VOUTが定速度で降下していく。そして、時刻T35に、出力電圧VOUTがコンパレータ25の閾値電圧0.7Vより低くなると、出力信号CMPがLレベルに変化し、カウンタ50がカウントを停止する。これにより、マイコン55では、時刻T34からT35までの時間TBV1を計測することができる。そして、時刻T36に、信号CHGがLレベルに変化すると、PチャネルMOSFET45がオンとなり、定電流によるキャパシタC2の放電が停止される。
そして、マイコン55は、カウンタ50により計測されたT0V,TREF2,TBV1に基づいて、電池BV1の電圧VBV1を求めることができる。
さらに、時刻T36にスイッチSW1P,SW2M,SW6M,SW6P,SW7Mがオンとなる。そして、スイッチSW6M,SW6Pがオンとなることにより、キャパシタC2,C4の両端間の電圧VC2,VC4が0Vになるとともに、出力電圧VOUTが0.9Vとなり、コンパレータ25の出力信号CMPがHレベルとなる。そして、スイッチSW2M,SW7Mがオンであるため、キャパシタC1の両端間の電圧VC1はVC1=V2−VREF1−VOFFとなる。
その後、時刻T37にスイッチSW6M,SW6P,SW7Mがオフとなり、時刻T38にスイッチSW8がオンとなる。これにより、キャパシタC1の他端に電圧V1が印加され、オペアンプ20の出力端子からキャパシタC2、キャパシタC1、スイッチSW8、スイッチSW1P、端子V1に向かって電流が流れ、電圧VBV2(=V2−V1)に応じた電荷がキャパシタC2に蓄積され、電圧VBV2が検出されることとなる。以後同様の処理により、電圧VBV3,電圧VBV4が検出される。
ここで、電池BV1〜BV4を例えばノートPCの駆動電源として用いる場合、処理負荷の増大時等に電圧V1〜V4が同時に同程度降下することがある。例えば、時刻T33にキャパシタC2の充電が開始されて出力電圧VOUTが安定した後に、電圧V1がV1'に降下する現象が生じたとする。これにより、キャパシタC1の他端に印加される電圧がV1からV1'に降下するため、オペアンプ20の出力端子からキャパシタC2、キャパシタC1、スイッチSW8、スイッチSW1P、端子V1に向かって電流がさらに流れる。また、キャパシタC3の他端に印加される電圧もV1からV1'に降下するため、オペアンプ70の出力端子からキャパシタC4、キャパシタC3、スイッチSW7P、スイッチSW1P、端子V1に向かって電流が流れる。
このとき、キャパシタC3の電荷QC3の変化量ΔQC3は、ΔQC3=(V1−V1')・C3となる。そして、ΔQC3と同量の電荷がキャパシタC4に蓄積されるため、キャパシタC4の電荷QC4は、QC4=(V1−V1')・C3となる。そのため、キャパシタC4の両端間の電圧VC4は、VC4=(V1−V1')・C3/C4となり、オペアンプ20の+入力端子に印加される電圧V+は、VREF1−VC4となる。また、キャパシタC1の電荷QC1の変化量ΔQC1は、ΔQC1=(V1−V1')・C1となる。そして、ΔQC1と同量の電荷がキャパシタC2にさらに蓄積されるため、キャパシタC2の電荷QC2は、QC2=(V2−V1)・C1+(V1−V1')・C1=(V2−V1')・C1となる。そのため、キャパシタC2の両端間の電圧VC2は、VC2=(V2−V1')・C1/C2となる。また、オペアンプ20の−入力端子に印加される電圧V-は、V-=V++VOFF=VREF1−VC4+VOFF=VREF1−(V1−V1')・C3/C4+VOFFとなる。したがって、オペアンプ20の出力電圧VOUTは、VOUT=VREF1−(V1−V1')・C3/C4+VOFF+(V2−V1')・C1/C2=VREF1+(V2−V1)・C1/C2+VOFF=VREF1+VBV2・C1/C2+VOFFとなり、電圧V1の降下の影響を受けていないことがわかる。
つまり、電圧V1〜V4が同時に同程度降下したとしても、スイッチSW8がオンとなっていることにより、オペアンプ20の±入力端子の電圧の変化量が同程度となり、出力電圧VOUTは変化せず、タイミングによらず高精度に電池の電圧を検出することが可能となる。なお、オペアンプ70は、電池電圧検出回路10Bにおいて、オペアンプ20との対称性を持たせて検出精度を高めるために設けられている。
以上、本実施形態の電池電圧検出回路10A,10Bについて説明した。前述したように電池電圧検出回路10A,10Bでは、オペアンプ20を用いて差動増幅するために、抵抗ではなくキャパシタC1,C2またはキャパシタC1〜C4を用いている。したがって、オペアンプ20に電池BV1〜BV4の直流電圧が印加されず、オペアンプ20を高耐圧とする必要がない。そして、キャパシタC1〜C4の容量比を調整することで出力電圧VOUTの電圧レベルを高くすることもできるため、高精度のADコンバータを用いる必要もない。したがって、低コストで高精度に電池電圧を検出することが可能となる。
そして、電池電圧検出回路10A,10Bでは、オペアンプ20及びコンパレータ25に対する基準電圧を生成する電源回路を電源30の1つとしたうえで、負の電圧を検出することが可能である。したがって、オペアンプ20及びコンパレータ25に対して夫々別の電源回路を設ける場合と比較して、電池電圧の検出精度を高くするために電源回路に対するノイズカットの対策を施す際のコストを抑制することが可能となる。なお、負の電圧は、例えば、端子V4が短絡した場合に端子V4と端子V3との間で発生することとなる。つまり、負の電圧が検出することにより、異常状態の検知が可能となる。
さらに、電池電圧検出回路10A,10Bでは、オペアンプ20及びコンパレータ25に対する基準電圧を生成する電源回路を電源30の1つとしたうえで、0Vに応じた時間T0Vを計測可能である。したがって、時間T0Vを用いることにより、オペアンプ20及びコンパレータ25のオフセット電圧VOFFによる計測時間への影響を考慮した上で、電池電圧を高精度に検出することが可能となる。
また、電池電圧検出回路10A,10Bでは、スイッチSW6またはスイッチSW6M,SW6Pがオンとなった際に、コンパレータ25の+入力端子に印加される電圧と−入力端子に印加される電圧との間にオペアンプ20及びコンパレータ25のオフセット電圧VOFFに応じた差が生じるため、コンパレータ25の出力信号CMPにチャタリングが発生することを防ぐことができる。
また、電池電圧検出回路10A,10Bでは、例えば、オペアンプ20において差動トランジスタ対を構成する2つのトランジスタのサイズを異ならせることにより、オペアンプ20にオフセットを設けることができる。つまり、新たな回路を追加することなく、トランジスタのサイズを変更するのみで良いため、コストの増加を抑制した上で、オペアンプ20及びコンパレータ25に対する基準電圧を生成する電源を1つにすることができる。
同様に、電池電圧検出回路10A,10Bでは、例えば、コンパレータ25において差動トランジスタ対を構成する2つのトランジスタのサイズを異ならせることにより、コンパレータ25にオフセットを設けることができる。つまり、新たな回路を追加することなく、トランジスタのサイズを変更するのみで良いため、コストの増加を抑制した上で、オペアンプ20及びコンパレータ25に対する基準電圧を生成する電源を1つにすることができる。
なお、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態では、オペアンプ20及びコンパレータ25の双方にオフセットを設けることとしたが、オペアンプ20の−入力端子に印加される電圧が基準電圧VREF1より低い所定レベルの電圧になるとコンパレータ25の出力信号CMPの論理レベルが変化するように、オペアンプ20またはコンパレータ25の何れか一方のみにオフセットをもうけることとしてもよい。
本発明の第1実施形態である電池電圧検出回路の構成を示す図である。 オペアンプの等価回路を示す図である。 コンパレータの等価回路を示す図である。 第1実施形態の電池電圧検出回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態である電池電圧検出回路の構成を示す図である。 第2実施形態の電池電圧検出回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 電池電圧検出回路の一般的な構成を示す図である。
符号の説明
10A,10B 電池電圧検出回路
20,70 オペアンプ
25 コンパレータ
C1〜C4 キャパシタ
30,31 電源
35 スイッチ制御回路
55 マイコン
41〜45 PチャネルMOSFET
47 電流源
50 カウンタ

Claims (5)

  1. 第1キャパシタと、
    一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方の入力端子に前記第1キャパシタの一端が接続されるオペアンプと、
    一端が前記オペアンプの出力端子と接続され、他端が前記オペアンプの他方の入力端子と接続される第2キャパシタと、
    電池の一方の端子の電圧及び他方の端子の電圧を順に前記第1キャパシタの他端に印加する電圧印加回路と、
    前記電池の他方の端子の電圧が前記第1キャパシタの他端に印加される前に前記第2キャパシタを放電させる放電回路と、
    前記第1キャパシタの他端に電圧が印加された後に入力される放電開始信号に応じて、前記第2キャパシタに蓄積された電荷を所定速度で放電する定電流を出力する定電流回路と、
    一方の入力端子に前記基準電圧が印加され、他方の入力端子が前記オペアンプの前記出力端子と接続されるコンパレータと、
    前記放電開始信号が入力されてから前記コンパレータの出力信号が一方の論理レベルに変化するまでの時間を、前記電池の電圧に応じた時間として計測する計測回路と、
    を備え、
    前記オペアンプの前記他方の入力端子に印加される電圧が前記基準電圧より低い所定レベルの電圧になると前記コンパレータの前記出力信号が前記一方の論理レベルに変化するよう、前記オペアンプまたは前記コンパレータの少なくとも一方にオフセットが設けられてなること、
    を特徴とする電池電圧検出回路。
  2. 請求項1に記載の電池電圧検出回路であって、
    前記電圧印加回路は、前記第1キャパシタの他端に接地電圧を印加可能であり、
    前記放電回路は、前記接地電圧が前記第1キャパシタの他端に印加される前に前記第2キャパシタを放電し、
    前記計測回路は、前記第1キャパシタの他端に前記接地電圧が印加されると、前記放電開始信号が入力されてから前記コンパレータの出力信号の論理レベルが変化するまでの時間を、前記接地電圧に応じた時間として計測すること、
    を特徴とする電池電圧検出回路。
  3. 請求項1又は2に記載の電池電圧検出回路であって、
    前記放電回路は、前記コンパレータの前記出力信号が前記一方の論理レベルになると前記オペアンプの前記他方の入力端子と前記出力端子との間を接続するスイッチ回路であること、
    を特徴とする電池電圧検出回路。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の電池電圧検出回路であって、
    前記オペアンプは、一方のトランジスタの制御電極が前記一方の入力端子となり、他方のトランジスタの制御電極が前記他方の入力端子となる差動トランジスタ対を含んで構成され、
    前記オペアンプの前記他方の入力端子に印加される電圧が前記基準電圧より低い所定レベルの電圧になると前記コンパレータの前記出力信号が前記一方の論理レベルに変化するよう、前記オペアンプにおける前記一方のトランジスタ及び前記他方のトランジスタのサイズを異ならせてなること、
    を特徴とする電池電圧検出回路。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の電池電圧検出回路であって、
    前記コンパレータは、一方のトランジスタの制御電極が前記一方の入力端子となり、他方のトランジスタの制御電極が前記他方の入力端子となる差動トランジスタ対を含んで構成され、
    前記オペアンプの前記他方の入力端子に印加される電圧が前記基準電圧より低い所定レベルの電圧になると前記コンパレータの前記出力信号が前記一方の論理レベルに変化するよう、前記コンパレータにおける前記一方のトランジスタ及び前記他方のトランジスタのサイズを異ならせてなること、
    を特徴とする電池電圧検出回路。
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