JP5891417B2 - 電圧計測器 - Google Patents

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Description

本発明は所定数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリセルアレイにおける各バッテリセルの電圧を計測するための電圧計測器に関する。
ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(EV)に搭載されるバッテリには、出力電圧およびエネルギー密度が一般的な2次電池より高く高効率なリチウムイオンバッテリが多く用いられている。リチウムイオンバッテリは、充放電の制御が難しく、破裂や発火の危険性があるため、車載バッテリとしてリチウムイオンバッテリを用いる場合には、特にバッテリの電圧管理が重要となる。
このようなバッテリの電圧を計測するための電圧計測器の構成として、直列接続されたバッテリセルの両端の電圧を順次計測する構成が知られている(例えば特許文献1,2参照)。図9は従来の電圧計測器の概略構成を示す回路図である。図9に示すように、従来の電圧計測器110は、複数(n個)のバッテリセルCj(j=1,…,n)が直列接続されたバッテリセルアレイ101の各バッテリセルCjの電圧を計測するために、複数のバッテリセルCjの各接続端の電圧VCi(i=0,1,…,n)が入力され、そのうちの1つの電圧を出力するマルチプレクサ102と、マルチプレクサ102の出力に基づいて各バッテリセルCjの電圧を演算処理する信号処理部103とを備えている。マルチプレクサ102は、複数のバッテリセルCjの各接続端の電圧が入力される複数の第1入力端子Ti(i=0,…,n)ごとに設けられる2つで一対のスイッチSWAi,SWBiを備えている。一方のスイッチSWAiをオンすることにより、対応するバッテリセルCjの一端の電圧が一対の出力端子TO1,TO2の一方(正相側の出力端子TO1)に接続され、他方のスイッチSWBiをオンすることにより、対応するバッテリセルCjの一端の電圧が一対の出力端子TO1,TO2の他方(逆相側の出力端子TO2)に接続される。信号処理部103は、一端がマルチプレクサ102の一対の出力端子TO1,TO2のそれぞれに接続され、当該出力端子TO1,TO2から出力される電圧に応じて充電される一対のキャパシタ131A,131Bと、一対の入力端子が一対のキャパシタ131A,131Bの他端にそれぞれ接続された差動増幅器130と、差動増幅器130の入出力端子間に接続された一対のキャパシタ132A,132Bと、一対のキャパシタ132A,132Bと並列に接続された一対のスイッチ133A,133Bとを備えている。すなわち、信号処理部103はいわゆるレベルシフタ回路として構成されている。このように、マルチプレクサ102によってバッテリセルCjの両端のノードが各ノードに対応するスイッチSWAi,SWBiにより選択的に信号処理部103に接続されることにより、当該バッテリセルCjの電圧が計測される。これをすべてのバッテリセルCjに対して順次行うことにより、各バッテリセルCjの電圧データを収集し、これに基づいてバッテリの制御を行う。
特開2009−174961号公報 特開2010−60435号公報
ここで、このような電圧計測器においては複数(例えば10個)のバッテリセルCjが直列に接続されているため、仮に1つのバッテリセルCjあたりの最大電圧が5Vととすると、最上位のバッテリセルC10の上側の電圧VC10は50V程度となるため、マルチプレクサ102(特にスイッチ)は、当該50V以上の電圧を許容し得る高耐圧回路で構成する必要がある。
また、このような電圧計測器においては、温度検出や各種センサの動作確認等の管理電圧計測用の少なくとも1つの電源VAがバッテリセルアレイ101とは別に設けられる場合がある。従来の電圧計測器においては、このような管理電圧計測用の電源VAについても1つのマルチプレクサ102を用いて1つの信号処理部103に接続する構成となっている。すなわち、マルチプレクサ102は、バッテリセルCjの各接続端の電圧VCiが入力される複数の入力端子Tiに加えて、管理電圧計測用の少なくとも1つの電源VAの接続端の電圧VAA,VABが入力される複数の入力端子TA,TBと、当該入力端子TA,TBに接続されたスイッチSWAA,SWABとを備えている。近年、電圧計測器におけるシステムの多様化に伴い、このような管理電圧計測用の電源VAは増加傾向にある。
しかしながら、従来構成においては、電圧計測対象のすべてを1つのマルチプレクサに入力してスイッチングする構成となっているため、管理電圧計測用の電源VAを計測する経路においても高耐圧回路で構成しなければならない。すなわち、例えば最上位のバッテリセルC10の上側の電圧VC10に対応するスイッチSWA10またはSWB10がオンした場合、管理電圧計測用の電源VAに対応するスイッチSWAA,SWBBがオフしていても、当該スイッチSWAA,SWABの出力端子TO1,TO2に接続されている側の端部には、バッテリセルC10の上側の電圧VC10が印加されることとなる。したがって、スイッチSWAA,SWABについても高耐圧のスイッチで構成しないと、当該スイッチSWAA,SWABが破壊されるおそれが生じてしまう。
高耐圧スイッチは、通常の(5V程度の耐圧を有する)スイッチに比べて回路面積が大きいため、マルチプレクサ102のすべてのスイッチを高耐圧スイッチで構成すると、マルチプレクサ102が大型化してしまう。特に、前述したように、管理電圧計測用の電源VAが増加傾向にあるため、今後、この問題はより顕著になることが考えられる。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、管理電圧計測用の電源が増加しても回路面積の増大を抑制することができる電圧計測器を提供することを目的とする。
本発明のある形態に係る電圧計測器は、複数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリセルアレイの各バッテリセルの電圧を計測するために、前記複数のバッテリセルの各接続端における電圧が入力されるとともに、前記複数のバッテリセルとは別の少なくとも1つの管理電圧計測用電源の電圧が入力され、そのうちの1つの電圧を出力するスイッチング部と、前記スイッチング部から出力される前記複数のバッテリセル間の電圧に基づいて各バッテリセルの電圧を演算処理する信号処理部とを備え、前記スイッチング部は、複数の入力端子と、前記複数の入力端子から入力される電圧のうちのいずれか1つを出力する出力端子と、前記複数の入力端子と前記出力端子との間において各入力端子ごとに設けられ、前記入力端子のいずれか1つと前記出力端子とを選択的に接続する複数の第1スイッチとをそれぞれ備える複数のマルチプレクサを含み、前記信号処理部は、前記複数のマルチプレクサの出力端子ごとに設けられ、一端が前記マルチプレクサの各出力端子に接続され、当該出力端子から出力される電圧に応じて充電される複数の第1キャパシタと、当該第1キャパシタの他端が反転入力端子および非反転入力端子のうちの一方の入力端子に接続された差動増幅器と、当該差動増幅器の一方の入力端子と出力端子との間に接続された第2キャパシタと、当該第2キャパシタと並列に接続された第2スイッチとを備え、前記複数のマルチプレクサのうち少なくとも1つのマルチプレクサを構成する前記第1スイッチが、その他のマルチプレクサを構成する前記第1スイッチより高い電圧での動作を許容する高耐圧スイッチであるよう構成される。
上記構成によれば、電圧を計測する対象を複数グループに分け、各グループごとにマルチプレクサが設けられる。その上で、複数のマルチプレクサのうち少なくとも1つのマルチプレクサの第1スイッチを高耐圧スイッチとし、他のマルチプレクサの第1スイッチを通常のスイッチとして構成している。これにより、バッテリセル電圧の計測を含まないグループについては通常のスイッチのみで構成されるマルチプレクサを適用することができる。したがって、管理電圧計測用の電源が増加しても回路面積の増大を抑制することができる。
前記第1スイッチと前記第1キャパシタとの間に設けられ、一のマルチプレクサの出力を前記差動増幅回路に入力させる際にその他のマルチプレクサの出力を遮断する電圧遮断部を備えてもよい。これにより、一のマルチプレクサに含まれる入力端子に印加された電圧を信号処理部に伝達する際に、他のマルチプレクサと信号処理部との接続が遮断されるため、誤動作を防止して高精度な電圧計測を行うことができる。
さらに、前記電圧遮断部は、前記第1スイッチと前記第1キャパシタとの間の電圧を所定の基準電圧にするための第3スイッチを含んでもよい。これにより、一のマルチプレクサに含まれる入力端子に印加された電圧を信号処理部に伝達する際に、他のマルチプレクサの出力端子およびこれに対応する第1キャパシタに印加される電圧は基準電圧となるため、ノイズ等によってすべての第1スイッチがオフしている他のマルチプレクサに対応する第1キャパシタの電圧が変動することが防止される。したがって、当該第1キャパシタの一端に接続される一のマルチプレクサに対応する第1キャパシタの電圧が変動することが防止される。これにより、高精度な電圧計測を行うことができる。
前記複数のマルチプレクサは、前記バッテリセルアレイの前記複数のバッテリセルのすべての接続端における電圧が入力される複数の第1入力端子を含む第1マルチプレクサと、前記管理電圧計測用電源の電圧が入力される少なくとも1つの第2入力端子を含む第2マルチプレクサとを含み、前記第1マルチプレクサを構成する前記第1スイッチは、前記第2マルチプレクサを構成する前記第1スイッチより高い電圧での動作を許容する高耐圧スイッチであるよう構成されてもよい。これにより、バッテリセル電圧の計測を含まない第2マルチプレクサについては通常のスイッチのみで構成されるマルチプレクサが適用される。したがって、管理電圧計測用の電源が増加しても回路面積の増大を抑制することができる。しかも、バッテリセル電圧の計測を行うための第1マルチプレクサについては1つのマルチプレクサが適用されるため、複数のバッテリセルの各接続端の電圧を計測する際に接続される信号処理部の第1キャパシタが共通化される。したがって、複数のバッテリセルの各接続端の電圧を計測する際に、第1キャパシタが異なることによる電圧誤差が生じないため、高精度な電圧計測を行うことができる。
前記出力端子は、2つで一対の出力端子で構成されており、前記第1スイッチは、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの一方の出力端子とを接続または遮断する正相側スイッチと、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの他方の出力端子とを接続または遮断する逆相側スイッチとを含んでもよい。これにより、選択された入力端子間の電圧を極性を入れ替えて測定することができるため、より高精度な電圧計測を行うことができる。
前記高耐圧スイッチは、少なくとも1つの高耐圧MOSトランジスタを含み、その他の前記第1スイッチは、少なくとも1つの低耐圧MOSトランジスタを含み、前記高耐圧MOSトランジスタ1つあたりの面積は、前記低耐圧MOSトランジスタ1つあたりの面積の5倍以上であってもよい。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明は以上に説明したように構成され、管理電圧計測用の電源が増加しても回路面積の増大を抑制することができるという効果を奏する。
図1は本発明の第1実施形態に係る電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。 図2は図1に示す電圧計測器の各スイッチの動作状態およびそれに伴う出力電圧の時間変化を示すグラフである。 図3は図1に示す電圧計測器における高耐圧スイッチを示す回路図である。 図4は図1に示す電圧計測器における低耐圧スイッチを示す回路図である。 図5は本発明の第1実施形態の変形例における高耐圧スイッチの他の例を示す回路図である。 図6は本発明の第1実施形態の変形例における低耐圧スイッチの他の例を示す回路図である。 図7は本発明の第2実施形態に係る電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。 図8は図7に示す電圧計測器の各スイッチの動作状態およびそれに伴う出力電圧の時間変化を示すグラフである。 図9は従来の電圧計測器の概略構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る電圧計測器について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。
図1に示すように、本実施形態の電圧計測器10は、複数(n個)のバッテリセルCj(j=1,…,n)が直列に接続されたバッテリセルアレイ1の各バッテリセルCjの電圧を計測するために、複数のバッテリセルCjの各接続端における電圧が入力され、そのうちの1つの電圧を出力するスイッチング部2と、スイッチング部2の出力に基づいて各バッテリセルCjの電圧を演算処理する信号処理部3とを備えている。スイッチング部2には、複数のバッテリセルCjとは別の少なくとも1つ以上の管理電圧計測用電源PSp(p=1,…,m)の各接続端の電圧VAq(q=0,1,…,m)も入力される。管理電圧計測用電源PSpは、例えば、温度検出に用いられる電源(例えばサーミスタに電流を流すための電源等)、各種センサの動作確認用の電源、バッテリセルアレイ1に流れる電流を検出するために用いられる電源等が挙げられるが、これに限られず、バッテリセルアレイ1以外における電圧源のすべてが含まれる。また、温度検出などにおいて複数箇所の温度検出を行う場合等においても、複数の電源が用いられる。
スイッチング部2は、複数(本実施形態においては2つ)のマルチプレクサ21,22を含んでいる。より詳しくは、複数のマルチプレクサ21,22は、バッテリセルアレイ1の複数のバッテリセルCjのすべての接続端における電圧VCi(i=0,1,…,n)が入力される複数の第1入力端子Tiを含む第1マルチプレクサ21と、管理電圧計測用電源PSpの電圧VAqが入力される少なくとも1つ(本実施形態においてはm+1個)の第2入力端子TAqを含む第2マルチプレクサ22とを含んでいる。
第1マルチプレクサ21は、各バッテリセルCjの各接続端の電圧VCi(i=0,1,…,n)が入力される複数の第1入力端子Tiと、複数の第1入力端子Tiから入力される電圧のうちのいずれか1つを出力する出力端子TO1とを備えている。複数の第1入力端子Tiには、第1スイッチ(後述する高耐圧第1スイッチ)SAiが設けられており、第1入力端子Tiと出力端子TO1とを接続または遮断するよう構成されている。出力端子TO1には、信号処理部3が接続されている。このため、複数の高耐圧第1スイッチSAiと1つの出力端子TO1とを選択的に接続するために、当該複数の高耐圧第1スイッチSAiと1つの出力端子TO1との間で複数の経路が1つに集約されている。
また、第2マルチプレクサ22は、管理電圧計測用電源PSpの各接続端の電圧VAqが入力される少なくとも1つの第2入力端子TAqと、第2入力端子TAqから入力される電圧のうちいずれか1つを出力する出力端子TO2とを備えている。少なくとも1つの第2入力端子TAqには、第1スイッチ(後述する低耐圧第1スイッチ)SAAqが設けられており、第2入力端子TAqと出力端子TO2とを接続または遮断するよう構成されている。出力端子TO2には、信号処理部3が接続されている。このため、低耐圧第1スイッチSAAqが複数ある場合には、当該複数の低耐圧第1スイッチSAAqと1つの出力端子TO2とを選択的に接続するために、当該複数の低耐圧第1スイッチSAAqと1つの出力端子TO2との間で複数の経路が1つに集約されている。
信号処理部3は、複数のマルチプレクサ21,22の出力端子TO1,TO2ごとに設けられ、一端がマルチプレクサ21,22の各出力端子TO1,TO2に接続され、当該出力端子TO1,TO2から出力される電圧に応じて充電される複数の第1キャパシタC11,C12と、当該第1キャパシタC11,C12の他端が反転入力端子および非反転入力端子のうちの一方の入力端子に接続された差動増幅器30と、当該差動増幅器30の一方の入力端子と出力端子との間に接続された第2キャパシタC21と、当該第2キャパシタC21と並列に接続された第2スイッチS21とを備えている。差動増幅器30は、非反転入力端子が基準電圧に接続され、反転入力端子が第2キャパシタC21と接続されている。
また、本実施形態において、電圧計測器10は、第1スイッチSAi,SAAqと第1キャパシタC11,C12との間に設けられ、一のマルチプレクサ21,22の出力を差動増幅回路30に入力させる際にその他のマルチプレクサ22,21の出力を遮断する電圧遮断部4を備えている。具体的には、電圧遮断部4は、第1スイッチSAi,SAAqと第1キャパシタC11,C12との間の電圧を所定の基準電圧(グランド電圧)にするための第3スイッチS31,S32を含んでいる。高耐圧第1スイッチSAiのいずれか1つがオンしている場合には、低耐圧第1スイッチSAAq側の第3スイッチS32はオフし、低耐圧第1スイッチSAAqのいずれか1つがオンしている場合には、高耐圧第1スイッチSAi側の第3スイッチS31はオフするように構成されている。
第1スイッチSAi,SAAq、第2スイッチS21および第3スイッチS31,S32は、外部または内部に設けられたマイクロコントローラなどの制御部(図示せず)によりオンまたはオフが制御される。
このような構成を有する電圧計測器10の動作について説明する。図2は図1に示す電圧計測器10の各スイッチの動作状態およびそれに伴う出力電圧VOの時間変化を示すグラフである。図2において、各スイッチには、第1の電圧レベルLとそれより高い第2の電圧レベルHとのいずれかの電圧信号が印加される。第1の電圧レベルLのとき対応するスイッチはオフ(遮断)し、第2の電圧レベルHのとき対応するスイッチはオン(接続)する。
時刻t1〜t5の期間は、バッテリセルCnを計測する期間を示している。初期状態において、すべてのスイッチはオフしている。まず、時刻t1において、第2スイッチS21をオン(接続)することにより、第1キャパシタC11,C12および第2キャパシタC21の電荷を放電し、差動増幅器30の出力電圧VOを0にする。その後、時刻t2において第2マルチプレクサ22側の第3スイッチS32をオンするとともにバッテリセルCnの上側の電圧VCnが入力される第1入力端子Tnに対応する第1マルチプレクサ21の第1スイッチSAnをオンする。これにより、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが第1入力端子TnおよびスイッチSAnを介して出力端子TO1に出力される。第1キャパシタC11は、出力端子TO1から出力された上側の電圧VCnに応じて充電される。このとき、第2マルチプレクサ22の出力およびこれに対応する第1キャパシタC12は第3スイッチS32がオンすることにより、基準電圧(グランド電圧)となっている。このため、ノイズ等によって第1キャパシタC12の電圧が変動することが防止され、第1キャパシタC12の一端に接続されている第1キャパシタC11の電圧が変動することが防止される。なお、第3スイッチS32は、複数のバッテリセルCjの電圧VCiを計測している間(第1マルチプレクサ21におけるスイッチング動作継続の間)、オン状態が継続される。
その後、時刻t3において第2スイッチS21および第1スイッチSAnをオフした後、時刻t4においてバッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が入力される第1入力端子Tn−1に対応する第1スイッチSAn−1をオンする。これにより、バッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が第1入力端子Tn−1およびスイッチSAn−1を介して出力端子TO1に出力される。これに伴い、第1キャパシタC11には、下側の電圧VCn−1に応じた電荷が蓄積されるように、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1に降下した電圧分の電荷が放電される。この際、第2スイッチS21がオフしているため、降下した電圧分の電荷は、第1キャパシタ11から第2キャパシタC21に移動する。
このようにして第2キャパシタC21には、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1の差分電圧、すなわち、バッテリセルCnの電圧が印加され、これが差動増幅器30の出力電圧VOとなって出力される。時刻t5において、第1スイッチSAn−1をオフし、第2スイッチS21をオンすることにより、第1キャパシタC11および第2キャパシタC21の電荷を放電し、初期状態にリセットする。以降、同様にして、他のバッテリセルCj(例えば時刻t6〜t10においてバッテリセルC1)の電圧を順次計測する。
続いて、時刻t10〜t14の期間は、管理電圧計測用電源PSmを計測する期間を示している。時刻t10において、第2スイッチS21をオンして、第1キャパシタC11,C12および第2キャパシタC21の電荷を放電し、初期状態にリセットするとともに、第2マルチプレクサ22に対応する第3スイッチS32をオフする。その後、時刻t11において、第1マルチプレクサ21に対応する第3スイッチS31をオンするとともに管理電圧計測用電源PSmの上側の電圧VAmが入力される第2入力端子TAmに対応する第1スイッチSAAmをオンする。これにより、管理電圧計測用電源PSmの上側の電圧VAmが入力端子TmおよびスイッチSAAmを介して出力端子TO2に出力される。第1キャパシタC12は、出力端子TO2から出力された上側の電圧VAmに応じて充電される。このとき、第1マルチプレクサ21の出力およびこれに対応する第1キャパシタC11は第3スイッチS31がオンすることにより、基準電圧(グランド電圧)となっている。このため、ノイズ等によって第1キャパシタC11の電圧が変動することが防止され、第1キャパシタC11の一端に接続されている第1キャパシタC12の電圧が変動することが防止される。なお、第3スイッチS31は、複数の管理電圧計測用電源PSpの電圧VAqを計測している間(第2マルチプレクサ22におけるスイッチング動作継続の間)、オン状態が継続される。
以下、時刻t3〜t5と同様に、時刻t12〜t14において、管理電圧計測用電源PSmの下側の電圧VAm−1が第1キャパシタC12に印加されることにより、第2キャパシタC21に、上側の電圧VAmから下側の電圧VAm−1の差分電圧が印加され、これが差動増幅器30の出力電圧VOとなって出力される。以降、同様にして、他の管理電圧計測用電源PSp(例えば時刻t15〜t20において管理電圧計測用電源PS1)の電圧を順次計測する。
ここで、本実施形態においては、複数のマルチプレクサ21,22のうち少なくとも1つの(第1)マルチプレクサ21を構成する第1スイッチSAiが、その他の(第2)マルチプレクサ22を構成する第1スイッチSAAqより高い電圧での動作を許容する高耐圧スイッチであるよう構成される。これに対応して、第1マルチプレクサ21が接続される第1キャパシタC11が、第2マルチプレクサ22が接続される第2キャパシタC12より高い容量を有している。具体的には、低耐圧第1スイッチSAAqは、一般的な5V系の耐圧性能を有しており、高耐圧第1スイッチSAiは、この低耐圧第1スイッチSAAqより大きいものを含んでいる。一般的には、高耐圧第1スイッチSAiは、約20V以上の耐圧を有する。
上記構成によれば、電圧を計測する対象を複数グループに分け、各グループごとにマルチプレクサ21,22が設けられる。その上で、複数のマルチプレクサ21,22のうち少なくとも1つのマルチプレクサ21の第1スイッチSAiを高耐圧スイッチとし、他のマルチプレクサ22の第1スイッチSAAqを通常のスイッチとして構成している。これにより、バッテリセルCjの電圧の計測を含まないグループについては通常のスイッチのみで構成されるマルチプレクサ22を適用することができる。したがって、管理電圧計測用の電源PSpが増加しても回路面積の増大を抑制することができる。
特に、本実施形態においては、バッテリセルCjの接続を切り替える第1マルチプレクサ21とバッテリセル電圧の計測を含まない第2マルチプレクサ22とで分け、第2マルチプレクサ22については通常のスイッチのみで構成されるマルチプレクサが適用される。管理電圧計測用の電源は、複数であっても互いに直列接続する必要がないため、高電圧は不要である。したがって、管理電圧計測用の電源PSpが増加してもすべて低耐圧のスイッチおよびキャパシタで構成することができるため、回路面積の増大を抑制することができる。しかも、バッテリセル電圧の計測を行うための第1マルチプレクサ21については1つのマルチプレクサが適用されるため、複数のバッテリセルCjの各接続端の電圧VCiを計測する際に接続される信号処理部3の第1キャパシタC11が共通化される。したがって、複数のバッテリセルCjの各接続端の電圧VCiを計測する際に、第1キャパシタが異なることによる電圧誤差が生じないため、高精度な電圧計測を行うことができる。
さらに、一のマルチプレクサ21,22の出力を差動増幅回路30に入力させる際にその他のマルチプレクサ22,21の出力を遮断する電圧遮断部4を備えているため、一のマルチプレクサ21,22に含まれる入力端子に印加された電圧を信号処理部3に伝達する際に、他のマルチプレクサ22,21と信号処理部3との接続が遮断される(他のマルチプレクサ22,21の出力端子に印加される電圧が基準電圧となる)ため、誤動作を有効に防止して高精度な電圧計測を行うことができる。
高耐圧のスイッチは、低耐圧のスイッチと同じ形状でサイズの大きい(許容電圧の大きい)スイッチ素子を適用することとしてもよいし、高耐圧スイッチとして低耐圧スイッチとは異なる構造(回路構成)のスイッチを用いてもよい。図3は図1に示す電圧計測器における高耐圧スイッチを示す回路図であり、図4は図1に示す電圧計測器における低耐圧スイッチを示す回路図である。なお、図3の高耐圧スイッチは、特許文献2の図3(A)に示す回路と同様の回路である。
図3に示すように、高耐圧第1スイッチSAiは、2つのPチャンネルMOSトランジスタ(高耐圧MOSトランジスタ)41,42を備えている。高耐圧MOSトランジスタ41,42は、例えばPチャンネル横拡散(LD:Laterally Diffused)MOSトランジスタ等で構成され、それ自体高耐圧構造を有している。高耐圧MOSトランジスタ41,42はソースが互いに接続されており、高耐圧MOSトランジスタ41のドレインに入力電圧Vinが印加され、高耐圧MOSトランジスタ42のドレインの電圧が出力電圧Voutとして出力される。また、高耐圧MOSトランジスタ41,42のソース−ゲート間には、定電圧素子43および抵抗素子44が接続されている。定電圧素子43は例えばツェナーダイオードなどにより構成される。さらに、高耐圧MOSトランジスタ41,42のゲートには、共通の駆動電流(各ゲートからグランド電圧に引き込む電流)を供給する電流源45が接続されている。制御部(図示せず)からの制御信号Contによって電流源45の電流供給が制御される。
このような高耐圧第1スイッチSAiにおいては、制御信号Contによって電流源45から駆動電流が生じると、抵抗素子44に電流が流れて高耐圧MOSトランジスタ41,42のゲート−ソース間に電位差が生じる。この電位差によって2つの高耐圧MOSトランジスタ41,42はともにオンし、高耐圧第1スイッチSAiはオンする。このときのゲート−ソース間電圧は、定電圧素子43(ツェナーダイオードの順方向電圧)により最大値が設定される。
また、図4に示すように、低耐圧第1スイッチSAAqは、1つのPチャンネルMOSトランジスタ(低耐圧MOSトランジスタ)46を備えている。一般的な半導体プロセスを用いて形成された高耐圧MOSトランジスタ41,42の1つあたりの面積は、低耐圧MOSトランジスタ46の1つあたりの面積の約5倍以上である。低耐圧MOSトランジスタ46のソースに入力電圧Vinが印加し、ドレインに印加された出力電圧Voutが出力される。低耐圧MOSトランジスタ46のゲートには、制御信号Contを反転するインバータ47が接続されている。
このような低耐圧第1スイッチSAAqにおいては、制御信号Contの電圧レベルが低耐圧第1スイッチSAAqのオフを示すLレベルのときに、低耐圧MOSトランジスタ46のゲートにはインバータ47によってLレベルより高いHレベルの電圧が印加される。これにより、低耐圧MOSトランジスタ46はオフし、低耐圧第1スイッチSAAqはオフする。一方、制御信号Contの電圧レベルが低耐圧第1スイッチSAAqのオンを示すHレベル(>Lレベル)となると、低耐圧MOSトランジスタ46のゲートにはインバータ47によってLレベルの電圧が印加される。これにより、低耐圧MOSトランジスタ46はオンし、低耐圧第1スイッチSAAqがオンする。
このように、高耐圧第1スイッチSAiを図3に示すような回路構成とし、低耐圧第1スイッチSAAqを図4に示すような回路構成とすることにより、高耐圧第1スイッチSAiの制御部を含む回路面積は、低耐圧第1スイッチSAAqの制御部を含む回路面積の約10倍以上となる。したがって、上述したように、高耐圧第1スイッチSAiの数をできるだけ少なくすることにより、電圧計測器10全体の回路面積を小さくすることができる。
<第1実施形態の変形例>
次に、本発明の第1実施形態の変形例について説明する。本変形例では、第1実施形態において適用された高耐圧第1スイッチSAiの代わりに、2つのNチャンネルMOSトランジスタ(高耐圧MOSトランジスタ)を備える高耐圧第1スイッチSAi−2とし、第1実施形態において適用された低耐圧第1スイッチSAAqの代わりに、1つのNチャンネルMOSトランジスタ(低耐圧MOSトランジスタ)を備える低耐圧第1スイッチSAAq−2としている。
図5は本発明の第1実施形態の変形例における高耐圧スイッチの他の例を示す回路図であり、図6は本発明の第1実施形態の変形例における低耐圧スイッチの他の例を示す回路図である。なお、図5の高耐圧スイッチは、特許文献2の図2(A)に示す回路と同様の回路である。
図5に示すように、高耐圧第1スイッチSAi−2は、2つのNチャンネルMOSトランジスタ(高耐圧MOSトランジスタ)51,52を備えている。高耐圧MOSトランジスタ51,52は、例えばNチャンネル横拡散(LD:Laterally Diffused)MOSトランジスタ等で構成され、それ自体高耐圧構造を有している。高耐圧MOSトランジスタ51,52はソースが互いに接続されており、高耐圧MOSトランジスタ51のドレインに入力電圧Vinが印加され、高耐圧MOSトランジスタ52のドレインの電圧が出力電圧Voutとして出力される。また、高耐圧MOSトランジスタ51,52のソース−ゲート間には、定電圧素子53および抵抗素子54が接続されている。定電圧素子53は例えばツェナーダイオードなどにより構成される。さらに、高耐圧MOSトランジスタ51,52のゲートには、共通の駆動電流(所定の電源電圧からゲートに流す電流)を供給する電流源55が接続されている。制御部(図示せず)からの制御信号Contによって電流源55の電流供給が制御される。
このような高耐圧第1スイッチSAi−2においては、制御信号Contによって電流源55から駆動電流が生じると、抵抗素子54に電流が流れて高耐圧MOSトランジスタ51,52のゲート−ソース間に電位差が生じる。この電位差によって2つの高耐圧MOSトランジスタ51,52はともにオンし、高耐圧第1スイッチSAi−2はオンする。このときのゲート−ソース間電圧は、定電圧素子53(ツェナーダイオードの順方向電圧)により最大値が設定される。
また、低耐圧第1スイッチSAAq−2は、1つのNチャンネルMOSトランジスタ(低耐圧MOSトランジスタ)56を備えている。一般的な半導体プロセスを用いて形成された高耐圧MOSトランジス51,52の1つあたりの面積は、低耐圧MOSトランジスタ56の1つあたりの面積の約5倍以上である。低耐圧MOSトランジスタ56のソースに入力電圧Vinが印加し、ドレインに印加された出力電圧Voutが出力される。低耐圧MOSトランジスタ56のゲートには、バッファ57を介して制御信号Contが入力されるよう構成されている。
このような低耐圧第1スイッチSAAq−2においては、制御信号Contの電圧レベルが低耐圧第1スイッチSAAq−2のオフを示すLレベルのときに、低耐圧MOSトランジスタ56のゲートにはバッファ57によってLレベルの電圧が印加される。これにより、低耐圧MOSトランジスタ56はオフし、低耐圧第1スイッチSAAq−2はオフする。一方、制御信号Contの電圧レベルが低耐圧第1スイッチSAAq−2のオンを示すHレベル(>Lレベル)となると、低耐圧MOSトランジスタ56のゲートにはバッファ57を介してHレベルの電圧が印加される。これにより、低耐圧MOSトランジスタ56はオンし、低耐圧第1スイッチSAAq−2がオンする。
このように、高耐圧第1スイッチSAiを図5に示すような回路構成(高耐圧第1スイッチSAi−2)とし、低耐圧第1スイッチSAAqを図6に示すような回路構成(低耐圧第1スイッチSAAq−2)とすることによっても、高耐圧第1スイッチSAiの制御部を含む回路面積は、低耐圧第1スイッチSAAqの制御部を含む回路面積の約10倍以上となる。したがって、上述したように、高耐圧第1スイッチSAiの数をできるだけ少なくすることにより、電圧計測器10全体の回路面積を小さくすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る電圧計測器について説明する。図7は本発明の第2実施形態に係る電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。本実施形態において第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施形態の電圧計測器10bが第1実施形態の電圧計測器10と異なる点は、図7に示すように、1つの第1入力端子Tiを正相および逆相にそれぞれ接続可能に構成されていることである。
具体的には、スイッチング部2bにおける第1マルチプレクサ21bの出力端子は、2つで一対の出力端子TO1A,TO1Bで構成されている。第1マルチプレクサ21bの第1スイッチおよび対応する電圧遮断部4bの第3スイッチは、それぞれ、複数の第1入力端子Tiのうちのいずれか1つと一対の出力端子TO1A,TO1Bのうちの一方の出力端子TO1Aとを接続または遮断する正相側スイッチと、複数の第1入力端子Tiのうちのいずれか1つと一対の出力端子TO1A,TO1Bのうちの他方の出力端子TO1Bとを接続または遮断する逆相側スイッチとを含んでいる。すなわち、第1スイッチは、正相側第1スイッチSAnと逆相側第1スイッチSBnとを含み、第3スイッチは、正相側第3スイッチS31Aと逆相側第3スイッチS31Bとを含む。
同様に、スイッチング部2bにおける第2マルチプレクサ22bの出力端子は、2つで一対の出力端子TO2A,TO2Bで構成されている。第2マルチプレクサ22bの第1スイッチおよび対応する電圧遮断部4bの第3スイッチは、それぞれ、複数の第2入力端子TAqのうちのいずれか1つと一対の出力端子TO2A,TO2Bのうちの一方の出力端子TO2Aとを接続または遮断する正相側スイッチと、複数の第2入力端子TAqのうちのいずれか1つと一対の出力端子TO2A,TO2Bのうちの他方の出力端子TO2Bとを接続または遮断する逆相側スイッチとを含んでいる。すなわち、第1スイッチは、正相側第1スイッチSAnと逆相側第1スイッチSBnとを含み、第3スイッチは、正相側第3スイッチS31Aと逆相側第3スイッチS31Bとを含む。
これに合わせて、信号処理部3bの第1キャパシタは、第1マルチプレクサ21bにおける一対の出力端子TO1A,TO1Bに対応する正相側第1キャパシタC11Aおよび逆相側第1キャパシタC11Bと第2マルチプレクサ22bにおける一対の出力端子TO2A,TO2Bに対応する正相側第1キャパシタC12Aおよび逆相側第1キャパシタC12Bとを含んでいる。さらに、信号処理部3bの第2スイッチは正相側第2スイッチS21と逆相側第2スイッチS22とを含み、第2キャパシタは正相側第2キャパシタC21と逆相側第2キャパシタC22とを含む。差動増幅器30bの反転入力端子に正相側の経路が接続され、非反転入力端子に逆相側の経路が接続される。反転入力端子と非反転出力端子との間に正相側第2キャパシタC21および正相側第2スイッチS21が接続され、非反転入力端子と反転出力端子との間に逆相側第2キャパシタC22および逆相側第2スイッチS22が接続される。このように、信号処理部3bは、いわゆるレベルシフタ回路として構成されている。
このような構成を有する電圧計測器10bの動作について説明する。図8は図7に示す電圧計測器10bの各スイッチの動作状態およびそれに伴う出力電圧VOの時間変化を示すグラフである。図8において、各スイッチには、第1の電圧レベルLとそれより高い第2の電圧レベルHとのいずれかの電圧信号が印加される。第1の電圧レベルLのとき対応するスイッチはオフ(遮断)し、第2の電圧レベルHのとき対応するスイッチはオン(接続)する。
時刻t1〜t5の期間は、バッテリセルCnを計測する期間を示している。初期状態において、すべてのスイッチはオフしている。まず、時刻t1において、第2スイッチS21,S22をオン(接続)することにより、第1キャパシタC11A,C11B,C12A,C12Bおよび第2キャパシタC21,C22の電荷を放電し、差動増幅器30bの出力電圧VO(正相側出力電圧VOAおよび逆相側出力電圧VOB)を0にする。その後、時刻t2において第2マルチプレクサ22b側の第3スイッチS32A,S32Bをオンする。さらに、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが入力される第1入力端子Tnに対応する第1マルチプレクサ21bの正相側第1スイッチSAnおよびバッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が入力される第1入力端子Tn−1に対応する第1マルチプレクサ21bの逆相側第1スイッチSBn−1をオンする。
これにより、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが第1入力端子TnおよびスイッチSAnを介して出力端子TO1Aに出力され、バッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が第1入力端子Tn−1およびスイッチSBn−1を介して出力端子TO1Bに出力される。第1キャパシタC11A,C11Bは、それぞれ出力端子TO1A,TO1Bから出力された電圧VCn,VCn−1に応じて充電される。このとき、第2マルチプレクサ22bの出力およびこれに対応する第1キャパシタC12A,C12Bは第3スイッチS32A,S32Bがオンすることにより、基準電圧(グランド電圧)となっている。このため、ノイズ等によって第1キャパシタC12A,C12Bの電圧が変動することが防止され、第1キャパシタC12A,C12Bの一端に接続されている第1キャパシタC11A,C11Bの電圧が変動することが防止される。なお、第3スイッチS32A,S32Bは、複数のバッテリセルCjの電圧VCiを計測している間(第1マルチプレクサ21bにおけるスイッチング動作継続の間)、オン状態が継続される。
その後、時刻t3において第2スイッチS21,S22および第1スイッチSAn,Sbn−1をオフした後、時刻t4においてバッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が入力される第1入力端子Tn−1に対応する正相側第1スイッチSAn−1をオンし、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが入力される第1入力端子Tnに対応する逆相側第1スイッチSBnをオンする。これにより、バッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が第1入力端子Tn−1およびスイッチSAn−1を介して出力端子TO1Aに出力され、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが第1入力端子TnおよびスイッチSBnを介して出力端子TO1Bに出力される。
これに伴い、正相側第1キャパシタC11Aに、下側の電圧VCn−1に応じた電荷が蓄積されるように、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1に降下した電圧分の電荷が放電される。この際、第2スイッチS21がオフしているため、降下した電圧分の電荷は、正相側第1キャパシタC11Aから正相側第2キャパシタC21に移動する。一方、逆相側第1キャパシタC11Bに、上側の電圧VCnに応じた電荷が蓄積されるように、下側の電圧VCn−1から上側の電圧VCnに上昇した電圧分の電荷が充電される。この際、第2スイッチS22がオフしているため、上昇した電圧分の電荷は、逆相側第2キャパシタC22から逆相側第1キャパシタC11Bに移動する。
このようにして正相側第2キャパシタC21には、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1の差分電圧、すなわち、バッテリセルCnの正相電圧が印加され、これが差動増幅器30bの正相側出力電圧VOAとなって出力される。また、逆相側第2キャパシタC22には、下側の電圧VCn−1から上側の電圧VCnの差分電圧、すなわち、バッテリセルCnの逆相電圧が印加され、これが差動増幅器30bの逆相側出力電圧VOBとなって出力される。このように、一対の第2キャパシタC21,C22には、正負が逆で同じ量の電荷が蓄積されるため、正相側出力電圧VOAと逆相側出力電圧VOBの差分(VOA−VOB)を出力電圧VOとして出力することにより得られる出力電圧VOのゲインを2倍にすることができる。この後、時刻t5において、第1スイッチSAn−1,SBnをオフし、第2スイッチS21,S22をオンすることにより、第1キャパシタC11A,C11Bおよび第2キャパシタC21,C22の電荷を放電し、初期状態にリセットする。以降、同様にして、他のバッテリセルCj(例えば時刻t6〜t10においてバッテリセルC1)の電圧を順次計測する。
続いて、時刻t10〜t14の期間は、管理電圧計測用電源PSmを計測する期間を示している。時刻t10において、第2スイッチS21,S22をオンして、第1キャパシタC11A,C11B,C12A,C12Bおよび第2キャパシタC21,C22の電荷を放電し、初期状態にリセットするとともに、第2マルチプレクサ22bに対応する第3スイッチS32A,S32Bをオフする。その後、時刻t11において、第1マルチプレクサ21bに対応する第3スイッチS31A,S31Bをオンするとともに管理電圧計測用電源PSmの上側の電圧VAmが入力される第2入力端子TAmに対応する正相側第1スイッチSAAmおよび管理電圧計測用電源PSmの下側の電圧VAm−1が入力される第2入力端子TAm−1に対応する逆相側第1スイッチSABm−1をオンする。
これにより、管理電圧計測用電源PSmの上側の電圧VAmが入力端子TmおよびスイッチSAAmを介して出力端子TO2Aに出力され、管理電圧計測用電源PSmの下側の電圧VAm−1が入力端子Tm−1およびスイッチSABm−1を介して出力端子TO2Bに出力される。第1キャパシタC12A,C12Bは、それぞれ出力端子TO2A,TO2Bから出力された電圧VAm,VAm−1に応じて充電される。このとき、第1マルチプレクサ21bの出力およびこれに対応する第1キャパシタC11A,C11Bは第3スイッチS31A,S31Bがオンすることにより、基準電圧(グランド電圧)となっている。このため、ノイズ等によって第1キャパシタC11A,C11Bの電圧が変動することが防止され、第1キャパシタC11A,C11Bの一端に接続されている第1キャパシタC12A,C12Bの電圧が変動することが防止される。なお、第3スイッチS31A,S31Bは、複数の管理電圧計測用電源PSpの電圧VAqを計測している間(第2マルチプレクサ22bにおけるスイッチング動作継続の間)、オン状態が継続される。
以下、時刻t3〜t5と同様に、時刻t12〜t14において、管理電圧計測用電源PSmの下側の電圧VAm−1が第1キャパシタC12Aに印加されることにより、第2キャパシタC21Aに、上側の電圧VAmから下側の電圧VAm−1の差分電圧が印加され、これが差動増幅器30bの出力電圧VOAとなって出力される。また、管理電圧計測用電源PSmの上側の電圧VAmが第1キャパシタC12Bに印加されることにより、第2キャパシタC21Bに、上側の電圧VAmから下側の電圧VAm−1の差分電圧が印加され、これが差動増幅器30bの出力電圧VOBとなって出力される。最終的に、正相側出力電圧VOAと逆相側出力電圧VOBの差分(VOA−VOB)が出力電圧VOとして出力される。以降、同様にして、他の管理電圧計測用電源PSp(例えば時刻t15〜t20において管理電圧計測用電源PS1)の電圧を順次計測する。
このように、上記構成によれば、選択された入力端子間の電圧(すなわちバッテリセルCjまたは各官吏電圧計測用電源PSpの電圧)を極性を入れ替えて測定することができるため、より高精度な電圧計測を行うことができる。
ここで、本実施形態においても、第1マルチプレクサ21bを構成する第1スイッチSAi,SBiが、第2マルチプレクサ22bを構成する第1スイッチSAAq,SABqより高い電圧での動作を許容する高耐圧スイッチであるよう構成される。これに対応して、第1マルチプレクサ21bが接続される第1キャパシタC11A,C11Bが、第2マルチプレクサ22bが接続される第2キャパシタC12A,C12Bより高い容量を有している。具体的には、低耐圧第1スイッチSAAq,SABqは、一般的な5V系の耐圧性能を有しており、高耐圧第1スイッチSAi,SBiは、これらの低耐圧第1スイッチSAAq,SABqより大きいものを含んでいる。一般的には、高耐圧第1スイッチSAi,SBiは、約20V以上の耐圧を有する。
本実施形態においても、正相側の高耐圧第1スイッチSAiは、図3に示すような第1実施形態において説明した構成と同様の構成を適用可能である。この際、正相側の低耐圧第1スイッチSAAqは、図4に示すような第1実施形態において説明した構成と同様の構成を適用可能である。同様に、逆相側の高耐圧SBiも図3に示すような構成と同様の構成を適用可能であり、逆相側の低耐圧第1スイッチSABqも図4に示すような構成と同様の構成を適用可能である。さらに、これに代えて、正相側および逆相側の高耐圧第1スイッチSAi,SBiとして図5に示す高耐圧第1スイッチSAi−2を適用してもよいし、この際、正相側および逆相側の低耐圧第1スイッチSAAq,SABqとして図6に示す低耐圧第1スイッチSAAq−2を適用してもよい。また、正相側の高耐圧第1スイッチSAiとして図3および図5に示す構成のうちの一方を適用し、逆相側の高耐圧第1スイッチSBiとして図3および図5に示す構成のうちの他方を適用してもよい。この際、正相側の低耐圧第1スイッチSAAqとして図4および図6に示す構成のうちの一方を適用し、逆相側の低耐圧第1スイッチSABqとして図4および図6に示す構成のうちの他方を適用することとしてもよい。
このように、本実施形態においても高耐圧第1スイッチSAi,SBiを図3または図5に示すような回路構成とし、低耐圧第1スイッチSAAq,SABqを図4または図6に示すような回路構成とすることにより、高耐圧第1スイッチSAi,SBiの制御部を含む回路面積は、低耐圧第1スイッチSAAq,SABqの制御部を含む回路面積の約10倍以上となる。したがって、上述したように、高耐圧第1スイッチSAi,SBiの数をできるだけ少なくすることにより、電圧計測器10b全体の回路面積を小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。例えば、複数の上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせることとしてもよい。また、上記実施形態において、スイッチング部を構成する複数のマルチプレクサとして2つのマルチプレクサ21,22または21b,22bを含む構成について説明したが、3つ以上のマルチプレクサでスイッチング部を構成することとしてもよい。また、第1スイッチとして用いられる高耐圧スイッチおよび低耐圧スイッチの構成は、図3、図4、図7および図8に示される構成に限られず、計測するバッテリセルアレイ1の電圧や仕様に応じて種々の構成が適用可能である。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の電圧計測器は、管理電圧計測用の電源が増加しても回路面積の増大を抑制するために有用である。
1 バッテリセルアレイ
2,2b スイッチング部
21,21b 第1マルチプレクサ
22,22b 第2マルチプレクサ
3,3b 信号処理部
4,4b 電圧遮断部
10,10b 電圧計測器
30,30b 差動増幅器
41,42 PチャンネルMOSトランジスタ(高耐圧MOSトランジスタ)
43,53 定電圧素子
44,54 抵抗素子
45,55 電流源
46 PチャンネルMOSトランジスタ(低耐圧MOSトランジスタ)
47 インバータ
51,52 NチャンネルMOSトランジスタ(高耐圧MOSトランジスタ)
56 NチャンネルMOSトランジスタ(低耐圧MOSトランジスタ)
57 バッファ
C11,C11A,C11B,C12,C12A,C12B 第1キャパシタ
C21,C22 第2キャパシタ
Cj(j=1,…,n) バッテリセル
PSp(p=1,…,m) 管理電圧計測用電源
SAi,SAi−2,SBi(i=0,1,…,n),SAAq,SAAq−2,SABq(q=0,1,…,m) 第1スイッチ
S21,S22 第2スイッチ
S31、S32,S31A,S31B,S32A,S32B 第3スイッチ
Ti,TAq 入力端子
TO1,TO1A,TO1B,TO2,TO2A,TO2B 出力端子

Claims (5)

  1. 複数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリセルアレイの各バッテリセルの電圧を計測するために、前記複数のバッテリセルの各接続端における電圧が入力されるとともに、前記複数のバッテリセルとは別の少なくとも1つの管理電圧計測用電源の電圧が入力され、そのうちの1つの電圧を出力するスイッチング部と、
    前記スイッチング部から出力される前記複数のバッテリセル間の電圧に基づいて各バッテリセルの電圧を演算処理する信号処理部とを備え、
    前記スイッチング部は、
    複数の入力端子と、
    前記複数の入力端子から入力される電圧のうちのいずれか1つを出力する出力端子と、
    前記複数の入力端子と前記出力端子との間において各入力端子ごとに設けられ、前記入力端子のいずれか1つと前記出力端子とを選択的に接続する複数の第1スイッチとをそれぞれ備える複数のマルチプレクサを含み、
    前記信号処理部は、
    前記複数のマルチプレクサの出力端子ごとに設けられ、一端が前記マルチプレクサの各出力端子に接続され、当該出力端子から出力される電圧に応じて充電される複数の第1キャパシタと、
    当該第1キャパシタの他端が反転入力端子および非反転入力端子のうちの一方の入力端子に接続された差動増幅器と、当該差動増幅器の一方の入力端子と出力端子との間に接続された第2キャパシタと、
    当該第2キャパシタと並列に接続された第2スイッチとを備え、
    前記複数のマルチプレクサのうち少なくとも1つのマルチプレクサを構成する前記第1スイッチが、その他のマルチプレクサを構成する前記第1スイッチより高い電圧での動作を許容する高耐圧スイッチであり、
    前記複数のマルチプレクサは、前記バッテリセルアレイの前記複数のバッテリセルのすべての接続端における電圧が入力される複数の第1入力端子を含む第1マルチプレクサと、前記管理電圧計測用電源の電圧が入力される少なくとも1つの第2入力端子を含む第2マルチプレクサとを含み、
    前記第1マルチプレクサを構成する前記第1スイッチは、前記第2マルチプレクサを構成する前記第1スイッチより高い電圧での動作を許容する高耐圧スイッチであるよう構成される、電圧計測器。
  2. 前記第1スイッチと前記第1キャパシタとの間に設けられ、一のマルチプレクサの出力を前記差動増幅回路に入力させる際にその他のマルチプレクサの出力を遮断する電圧遮断部を備えた、請求項1に記載の電圧計測器。
  3. 前記電圧遮断部は、前記第1スイッチと前記第1キャパシタとの間の電圧を所定の基準電圧にするための第3スイッチを含む、請求項2に記載の電圧計測器。
  4. 前記出力端子は、2つで一対の出力端子で構成されており、
    前記第1スイッチは、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの一方の出力端子とを接続または遮断する正相側スイッチと、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの他方の出力端子とを接続または遮断する逆相側スイッチとを含む、請求項1に記載の電圧計測器。
  5. 前記高耐圧スイッチは、少なくとも1つの高耐圧MOSトランジスタを含み、その他の前記第1スイッチは、少なくとも1つの低耐圧MOSトランジスタを含み、前記高耐圧MOSトランジスタ1つあたりの面積は、前記低耐圧MOSトランジスタ1つあたりの面積の5倍以上である、請求項1に記載の電圧計測器。
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