JPH057781Y2 - - Google Patents

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JPH057781Y2
JPH057781Y2 JP1987042833U JP4283387U JPH057781Y2 JP H057781 Y2 JPH057781 Y2 JP H057781Y2 JP 1987042833 U JP1987042833 U JP 1987042833U JP 4283387 U JP4283387 U JP 4283387U JP H057781 Y2 JPH057781 Y2 JP H057781Y2
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tclk
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、入力信号を積分してその後既知の値
に戻す量によつてアナログ・デイジタル変換をす
る装置(ADC:analog digital converter)に係
り、特に二つのランプ信号を用いた場合の高精度
化に関する。
(従来の技術) 第3図は、例えば本出願人の提案にかかる実開
昭58−88448号公報などで公知のマルチスロープ
型ADCの構成ブロツク図である。図において、
スイツチSW1が所定の時間とじられて入力信号
をコンデンサCに積分して、入力電圧Vinをノー
マルモードノイズに影響されずに入力する。次に
スイツイSW2をとじてコンデンサCの電圧が所
定のしきい値Vthになるまで電流I1で放電す
る。このスイツチSW2に閉じられた時間(T1)
に対応するパルス数(n1)を係数する。続いて、
スイツチSW3をとじてコンデンサCの電圧が零
になるまで電流I2で放電する。このスイツチ
SW3の閉じられた時間(T2)に対応しするパル
ス数(n2)を係数する。なお、I1=α・I2
で、αは例えば10とする。
第4図は、コンデンサCに蓄えられた電圧Va
の波形図である。最初入力信号Vinによつて電圧
が変動し、その後しきい値電圧Vthまでは電流I
1で急速に放電し、その後電流I2で緩慢に放電
して正確な電圧値を求める。
このようにして、コンデンサCに蓄えられた電
圧Vinを短時間で高精度に測定する。この場合、
次の関係式が成立している。
Vin∝α・n1+n2 (1) (考案が解決しようとする問題点) しかし従来装置では、次の問題点がある。
電流I1の放電時間をクロツクサイクル
(Tc)の整数倍にする必要があるので、スイツ
チSW2,SW3の制御回路の構成が複雑にな
る。
電流I1の放電時間を定めるため、コンパレ
ータU3としきい値電圧発生回路が必要にな
る。
本考案はこのような問題点を解決したもので、
低分解能のA/D変換器を用いて高精度の積分型
アナログ・デイジタル変換装置を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) このような目的を達成する本考案は、入力信号
を抵抗(R1)を介してコンデンサ(C1)に所定
の時間(T1)積分する入力信号部、この積分さ
れた信号(VA)を第1の定放電電流(I1)で放
電する第1の定放電回路、当該第1の定放電回路
により低下した積分信号を前記第1の定放電電流
を所定の比(α-1)で小さくした第2の放電電流
(I2)で放電する第2の定放電回路、この第1の
放電時間(T3)及び第2の放電時間(T4)を所
定のクロツク周期(Tclk)のクロツク信号に従
つて計数するカウンタ50、このカウンタの計数
値に基づいて前記入力信号の電圧を定める演算部
60とを備えたアナログ・デイジタル変換装置に
おいて、次の構成としたものである。
即ち、前記入力信号部で積分した電圧を低精度
でアナログ・デイジタル変換する低精度A/D変
換部10と、前記第1の放電時間を、この低精度
A/D変換部で変換された電圧(Vconv)に基づ
いて前記カウンタの計数値(n1)として次式の値 n1=β・Vconv・C1/(I1・Tclk) (但しβは量子化誤差を考慮した係数)とする
カウンタ制御手段20と、このカウンタ制御手段
で定めた時間(n1・Tclk)だけ前記第1の定放
電電流で放電して、その後第2の放電電流で零電
圧まで放電させるスイツチ制御手段30とを具備
している。
そして、前記演算部はこの第2の放電時間
(T4)に対応する前記カウンタの係数値(n2)を
用いて前記入力信号の電圧(Vin)を次式、 Vin={α・n1+n2}・R1・C1/(T1・fclk) (但しfclkはクロツク周波数で、クロツク周期
Tclkの逆数になつている)により演算すること
を特徴としている。
(作用) 本考案において、低精度A/D変換部は入力信
号の電圧を大まかに識別する。カウンタ制御手段
は低精度A/D変換部の変換結果をもとに第1の
放電電流による放電時間を定める係数値n1を演算
する。スイツチ制御手段は最初入力信号部に信号
を入力し、次にカウンタ制御手段で定められた時
間だけ第1の定放電回路による放電をし、最後に
第2の定放電回路による放電を行う。この第2の
定放電回路の放電時間はカウンタにより計時され
ているので、演算部では所定の式により入力信号
の電圧を正確に演算する。
(実施例) 以下図面を用いて、本考案を説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す構成ブロツ
ク図である。尚第1図において、前記第3図と同
一作用をするものには同一符号をつけ説明を省略
する。
図において、Vinは測定用の入力電圧である。
U1は積分器用のオペアンプで、抵抗R1を介
して入力電圧Vinに比例した電流でコンデンサC
1に充電する。定電流源I1,I2はコンデンサ
C1に蓄えられた電流を放電するもので、次のし
きが成立している。
I1=α・I2 (2) SW1は充電コントロールスイツチ、SW2及
びSW3は放電コントロールスイツイ、SW4は
コンデンサC1のリセツトスイツチで図面では省
略してある。
U2は零電位と積分器U1の出力を比較するコ
ンパレータである。
10は積分器U1の出力電圧を低精度でアナロ
グ・デイジタル変換するA/D変換器で、この精
度は例えば4〜8ビツトとする。20は低精度
A/D変換部10の結果をもとに第1の電流によ
る放電時間を演算するカウンタ制御手段で、併せ
てこの放電がされる直前でカウンタリセツト信号
を発生する。30はカウンタ制御手段20の指令
を入力してSW1〜4を制御するスイツチ制御手
段で、カウンタ制御手段20で定めた時間だけ
SW2をオンにして第1の電流による放電をし、
その後SW3をオンにして第2の電流による放電
をする。40は所定のクロツク周期(Tclk)の
パルス信号を出力するクロツク回路、50はクロ
ツク回路40の信号を入力してコンパレータU2
がオンになつている時間を測定するカウンタ回路
である。60はカウンタ制御手段20の設定時間
及びカウンタ回路50の計数値を入力して高精度
のアナログ・デイジタル変換結果を求めるA/D
変換演算回路である。なお、A/D変換演算回路
60はマイクロプロセツサ(MPU)を用いると
よく、低精度A/D変換部10及びカウンタ回路
40を内蔵したものを選択すると安価である。
このように構成された装置の動作を次に説明す
る。第2図は、第1図の装置の動作を説明する波
形図である。以下、第2図に準拠して場合を分け
て説明する。
入力信号の積分時 スイツチ制御手段30はSW1を操作して入力
電圧Vinを所定の時間T1積分する。このT1は
例えば20msecとし、例えばタイマ回路を用いて
測定する。
低精度A/D変換時 スイツイ制御手段30はSW1をオフし、低精
度A/D変換部10は積分器U1の出力電圧V0
の電圧の大雑把な値Vconvを求める。低精度A/
D変換部10は通常逐次比較式なので、変換時間
が例えば10μsecと短くて済む。
カウンタ制御手段20は第1の電流による放電
時間をクロツク数(n1)として次式で求める。
n1=V0・C1/(I1・Tclk) (3) 実際には、積分器U1の電圧V0でなく低精度
A/D変換部10の電圧Vconvを演算に使用して
いるので、真値は電圧Vconvに対して1ビツトの
範囲内(図中VconvmaxとVconvminで示す領
域)にある。そこで、この量子化誤差を考慮した
次式を用いて算出している。
n1=β・Vconv・C1/(I1・Tclk) (4) ここでは、βは例えば0.8〜0.9とする。
第1の電流の放電時 (4)式で定めたクロツク数n1に対応する時間T
1(=n1・Tclk)スイツチ制御手段30はSW2
をオンする。なお、カウンタ回路50の内容は直
前でリセツトされる。また、この放電後、リセツ
トするようにしてもよい。
第2の電流の放電時 スイツチ制御手段30は、SW2をオフして
SW3をオンする。すると、第2の電流(I2)で
積分器U1から放電して、コンパレータU2が零
電位を検出するまで、カウンタ回路50は係数を
続ける。この加算された係数値をn2とすれば、
カウンタ回路50の読みは(n1+n2)となつて
いる。
演算時 上記の処理で求めた値から、次式で高精度のア
ナログ・デイジタル変換値を求めている。
Vin={(α)・n1+n2+δ} ・R1・I2/(T1・clk) (5) ここで、T1は積分器U1の入力電圧Vinを積
分する時間、clkはクロツク回路40のクロツク
周波数である。δは量子化に伴なう誤差で、クロ
ツク周波数clkで定まる。
αは回路定数で定めることができる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、低精度
A/D変換部により入力信号の電圧を大まかに識
部し、(3)式若しくは(4)式を実質的に用いたカウン
タ制御手段で電流I1の放電時間をクロツクサイク
ルの整数倍にしているので、スイツチ制御回路の
構成が簡単になるという特有の効果がある。ま
た、従来のコンパレータとしきい値電圧発生回路
で行つていた電流I1の放電時間を定める機能を低
精度A/D変換部とカウンタ制御手段で行つてい
るので、特に低精度A/D変換部とカウンタを内
蔵したマイクロプロセツサを用いる場合には、高
精度で比較的変換時間の早いアナログ・デイジタ
ル変換装置を低廉な製造コストで実現できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す構成ブロツ
ク図、第2図は、第1図の装置の動作を説明する
波形図である。第3図は、従来公知のマルチスロ
ープ型ADCの構成ブロツク図、第4図は、コン
デンサCに蓄えられた電圧Vaの波形図である。 10……低精度A/D変換部、20……カウン
タ制御手段、30……スイツチ制御手段、40…
…クロツク回路、50……カウンタ回路、60…
…A/D変換演算回路、I1,I2……放電電
流、Vin……入力電圧。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力信号を抵抗(R1)を介してコンデンサ
    (C1)に所定の時間(T1)積分する入力信号部、 この積分された信号(VA)を第1の定放電電
    流(I1)で放電する第1の定放電回路、 当該第1の定放電回路により低下した積分信号
    を前記第1の定放電電流を所定の比(α-1)で小
    さくした第2の放電電流(I2)で放電する第2の
    定放電回路、 この第1の放電時間(T3)及び第2の放電時
    間(T4)を所定のクロツク周期(Tclk)のクロ
    ツク信号に従つて計数するカウンタ50、 このカウンタの計数値に基づいて前記入力信号
    の電圧を定める演算部60、 とを備えたアナログ・デイジタル変換装置におい
    て、 前記入力信号部で積分した電圧を低精度でアナ
    ログ・デイジタル変換する低精度A/D変換部1
    0と、 前記第1の放電時間を、この低精度A/D変換
    部で変換された電圧(Vconv)に基づいて前記カ
    ウンタの計数値(n1)として次式の値 n1=β・Vconv・C1/(I1・Tclk) (但しβは量子化誤差を考慮した係数) とするカウンタ制御手段20と、 このカウンタ制御手段で定めた時間(n1
    Tclk)だけ前記第1の定放電電流で放電して、
    その後第2の放電電流で零電圧まで放電させるス
    イツチ制御手段30と、 を具備し、前記演算部はこの第2の放電時間
    (T4)に対応する前記カウンタの計数値(n2)を
    用いて前記入力信号の電圧(Vin)を次式、 Vin={α・n1+n2}・R1・C1/(T1・fclk) (但しfclkはクロツク周波数で、クロツク周期
    Tclkの逆数になつている) により演算することを特徴とするアナログ・デイ
    ジタル変換装置。
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JPS61177024A (ja) * 1985-02-01 1986-08-08 Hitachi Ltd A/d変換回路
JPS61177625A (ja) * 1985-01-31 1986-08-09 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 磁気記録媒体

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