JPS5815982B2 - アナログ↓−デジタル変換回路 - Google Patents

アナログ↓−デジタル変換回路

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JPS5815982B2
JPS5815982B2 JP53079498A JP7949878A JPS5815982B2 JP S5815982 B2 JPS5815982 B2 JP S5815982B2 JP 53079498 A JP53079498 A JP 53079498A JP 7949878 A JP7949878 A JP 7949878A JP S5815982 B2 JPS5815982 B2 JP S5815982B2
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circuit
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analog
time
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JP53079498A
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増田英司
鈴木八十二
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS5815982B2 publication Critical patent/JPS5815982B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0602Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of deviations from the desired transfer characteristic
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/50Analogue/digital converters with intermediate conversion to time interval
    • H03M1/52Input signal integrated with linear return to datum

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は積分型アナログ−デジタル変換回路に係り、
特に積分回路を構成する演算増幅器の入力オフセット電
圧に起因する誤差を低減せしめるようなアナログ−デジ
タル変換回路に関する。
第1図は従来よく用いられている二重積分型アナログー
デジタル変換回路のブロック構成図で、第2図はその動
作を説明するための波形図である。
第1図において1はデジタル量に変換しようとするアナ
ログ入力電圧VINと、基準電圧−■Rを制御回路2の
制御のもとで切り換えるスイッチ回路である。
このスイッチ回路1により切り換え選択される上記いず
れか一方の電圧は積分回路盈によって積分されるように
なっている。
この積分回路3は積分抵抗4、積分コンデンサ5および
演算増幅器6から構成されていて、この積分回路Jの積
分出力は比較器7でしきい電圧V。
と比較されるようになっている。
この比較器7は積分出力としきい電圧vcとの大小関係
に応じて論理レベル!1 HIIまたは゛Ln信号を出
力し、この信号は前記制御回路2に供給されるようにな
っている。
制御回路2はスタートパルスSP、比較器7の出力およ
びカウンタ回路8の出力を各々受けて、前記スイッチ回
路1の切り換え制御信号と、上記カウンタ回路8のカウ
ント制御信号と、アナログ−デジタル変換終了信号EP
各々を出力するようになつ。
ている。
カウンタ回路8は制御回路2から出力されるカウント制
御信号を受けて、供給されるタロツクパルスCPを順次
カウントし、このカウント内容を表わす信号を制御回路
2に出力するとともに、最終的にデジタル変換されたデ
ジタル量を出、力するようになっている。
上記従来のアナログ−デジタル変換回路において、予め
定められたT1の期間、スイッチ回路1でアナログ入力
電圧vINを選択しその後積分回路ジで積分する。
次にT1の期間終了後スイッチ。回路1で今度は基準電
圧−°へを選択しその後積分回路)で再び積分する。
そして積分回路Jの積分出力が比較器7のしきい電圧V
に到達するタイミングまでの期間T2をクロックパルス
CPをカウントすることによって計測する。
このときア。ナログ入力電圧■□、と基準電圧−■□と
の関係は前記予め定められた期間T1と上記計測された
期間T2とで、 2 ■ −一・■R6,110818、(1)IN T。
という式で表わされることは周知である。
しかしながら、実際上は積分回路)の演算増幅器6には
オフセット電圧が存在しているので、上記(1)式で表
わされるデジタル量に変換されたアナログ入力電圧VI
Nには誤差が含まれていることも周知である。
たとえば演算増幅器6のオフセット電圧をVO8とする
と上記(1)式の変換式は次の(2)式で書き直すこと
ができる。
T2 T2 VIN””凰■R−凰VO8VO8”’“−(2)すな
わち、上記(2)式の第項目および第3項目が演算増幅
器6のオフセット電圧VO8に依存する誤差項となる。
そこで従来ではさらにこのオフセット電圧VO8を補償
する手段が講じられていた。
たとえばコンデンサを別に用意し、このコンデンサの両
端に予め上記オフセット電圧VO8を蓄積し、このコン
デンサの電圧をアナログ入力電圧VINおよび基準電圧
−■Rに各々重畳して実効的にオフセット電圧による悪
影響を取り除くものである。
しかし上記オフセット補償用のコンデンサの容量は約0
.1(μF)程度必要となるため、このアナログ−デジ
タル変換回路を1チツプにIC化する場合、上記コンデ
ンサは外付けしなければならない。
このためIC化されたチップに上記コンデンサ外付は用
の専用の外部端子を設けなければならずシステムの価格
上昇はまぬがれない。
また第1図に示す従来のアナログ−デジタル変換回路に
は別の重大な欠点がある。
それは第1図に示す回路において接地電圧から正の基準
電圧■Rまでのアナログ入力電圧VINを変換しようと
する場合には、負の基準電圧−■Rが必要であるという
ことである。
負の基準電圧−■Rを供給することは、アナログ−デジ
タル変換システム上困難であるばかりか、比例変換とい
うアナログ−デジタル変換システム上有用な変換ができ
ない。
特に一つの基準電圧■Rに対し、接地電圧からこの基準
電圧■Rまでのアナログ入力電圧VINをアナログ−デ
ジタル変換でき、さらにこの基準電圧■Rはこのアナロ
グ−デジタル変換回路の電源電圧と同じ値で、しかも積
分回路のオフセット電圧に影響されることなく、IC化
するのに適したアナログ−デジタル変換回路は従来満足
いくものが実現されていないのが実状である。
この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
、その目的は積分回路のオフセット電圧を補償すること
により高精度にアナログ−デジタル変換できるアナログ
−デジタル変換回路を提供することにあり、この発明の
他の目的はコンデンサによらないで上記積分回路のオフ
セット電圧を補償することにより半導体集積回路化する
のに最適なアナログ−デジタル変換回路方式を提供する
ことにあり、この発明のさらに他の目的はアナログ入力
電圧の極性と基準電圧の極性が同一のアナログ−デジタ
ル変換回路を提供することにあり、この発明のもう一つ
他の目的はアナログ入力電圧の変換可能範囲が接地電圧
から基準電圧までのアナログ−デジタル変換回路を提供
することにあり、この発明のさらにもう一つ他の目的は
基準電圧を電源電圧と同じ電圧とすることができるアナ
ログ−デジタル変換回路を提供することにある。
以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第3図はこの発明のアナログ−デジタル(以下A−Dと
略称する)変換回路の一実施例による回路構成図である
スイッチ回路11はデジタル量に変換しようとするアナ
ログ入力電圧VINと、正の基準電圧■Rおよびアナロ
グ接地電圧VGAを制御回路12の制御のもとで切り換
えるためのもので、このスイッチ回路11により切り換
え選択される上記三つのうちのいずれか一つの電圧は、
積分回路すによって積分されるようになっている。
この積分回路すは積分抵抗14、積分コンデンサ15お
よび演算増幅器16とから構成されて、上記抵抗14の
一端は前記スイッチ回路11の出力端に、他端は上記演
算増幅器16の反転入力端に各々接続されている。
また上記コンデンサ15は上記演算増幅器16の反転入
力端と出力端との間に接続されている。
上記積分回路Uの積分出力は比較器17でしきい電圧V
cと比較されるようになっている。
この比較器17は積分出力としきい電圧vcとの大小関
係に応じて論理レベ/l/″HtlまたはLtlの比較
信号COを出力し、この比較信号COは前記制御回路1
2に供給されるようになっている。
制御回路12はイニシャルリセット信号IR,スタート
信号SP、比較信号COおよびカウンタ回路18の出力
を各々受けて、前記スイッチ回路11を切り換え制御す
るための切り換え制御信号φ1〜φ3と、上記カウンタ
回路18を制御するための信号と、A−D変換終了信号
EPと、もう一つのスイッチ回路19を切り切え制御す
るための切り換え制御信号φ1o〜φ17各各を出力す
るようになっている。
カウンタ回路18は制御回路12から出力される信号を
受けて、供給されるクロックパルスCPを順次カウント
し、このカウント内容を表わす信号を制御回路12に出
力するとともに、最終的にデジタル変換されたデジタル
量を出力するようになっている。
また第3図においてυは前記基準電圧■Rとアナログ接
地電圧VGAとのほぼ中間の電圧で、値が各々■ 74 fl 77’、:@駆°通1’)) (7)−1
″翳1轄・11δ・・1 1VR+■δ2.・・・・・・百VR+■δ7.因■□
+■δ8を発生するための中間電圧発生回路で、この中
間電圧発生回路υは基準電圧vR印加点とアナログ接地
電圧VGA印加点との間に直列接続された比較的抵抗値
の大きな抵抗21aと、比較的抵抗値の小さな7個の抵
抗21b〜21hと、比較的抵抗値の大きな抵抗21i
とから構成されている。
そして上記中間電圧発生回路υで発生する8通りの中間
電圧のうちの一つが前記スイッチ回路19によって切り
換え選択されるようになっている。
そしてスイッチ回路19で切り換え選択された任意の電
圧値の中間電圧は、前記積分回路Uの演算増幅器16の
非反転入力端に供給さ°れるようになっている。
第4図は前記第3図に示すスイッチ回路11の詳細図で
あり、スイッチ素子25a〜25c各々の一端には基準
電圧■R1アナログ接地電圧■GA1アナログ入力電圧
VIN各々が供給されている。
さらに上記スイッチ素子25a〜25cの他端どおしは
共通接続されていて、この共通接続点は前記積分回路り
の抵抗14の一端に接続されている。
そしてまた上記スイッチ素子25a〜25c夫々には、
前記制御回路12から出力される切り換え制御信号φ1
〜φ3各々が供給されていて、この切り換え制御信号φ
1〜φ3各々が論理゛H11レベルのときにその信号に
対応したスイッチ素子が閉じ、論理゛°L′ルベルのと
きにその信号に対応したスイッチ素子が開くようになっ
ている。
第5図は前記第3図に示すスイッチ回路19の詳細図で
あり、スイッチ素子26a〜26h各々の一端には前記
中間電圧発生回路υで発生する1 8通りの中間電圧−vR+■δ8.フ■R+■δ7゜1
21 ・・・・・・−■R+Vδ2.Σ■R+Vδ1各々が供
給されている。
さらに上記スイッチ素子26a〜26hの他端とおしは
共通接続されていて、この共通接読点は前記積分回路1
3の演算増幅器16の非反転入力端に接続されている。
そしてまた上記スイッチ素子26a〜26h夫々には、
前記制御回路12から出力される切り換え制御信号φ1
o〜φ1□各々が供給されていて、この切り換え制御信
号φ1o〜φ1.各々が論理?+H1ルベルのときにそ
の信号に対応したスイッチ素子が閉じ、論理++ L
1ルベルのときにその信号に対応したスイッチ素子が開
くようになっている。
第6図は前記第3図に示す制御回路12およびカウンタ
回路18の詳細図である。
第6図において31はいわゆるリップルキャリー形の1
0ビツトバイナリカウンタで、クロック入力端CPには
クロックパルスCPが供給されていて、Qo−Q9のカ
ウント出力を有している。
さらにリセット端Rには遅延素子32によって所定時間
遅延された前記比較器17からの比較信号COと、イニ
シャルリセット信号IRが並列的に供給されるオアゲー
ト33の出力が供給されている。
上記バイナリカウンタ31では、リセット端Hの論理入
力レベルが゛H″レベルのときカウント内容が零、すな
わちカウント出力Q。
−Q9が全て゛L″レベルとなる。さらにカウント出力
Q。
−Q9が全て゛L′ルベルの状態からクロックパルスC
Pのカウントを開始したとすると、クロックパルスCP
の1パルス分の周期の512倍の周期に相当する時間の
後にカウント出力Q、が°゛L′L′L′L′ルベル゛
H″H″レベルイナリカウンタ31のカウント出力Q2
〜Q9は並列的にラッチ回路34に供給されるとともに
、オアゲート35に供給される。
上記う。ツチ回路34はクロック入力端CPに供給され
る信号が゛H″レベルのときに、前記バイナリカウンタ
31から出力されるカウント出力Q2〜Q9を読み込み
、゛Llルベルのときに読み込んだデータを保持すると
ともにデータB。
−B9として出力する。。一方上記オアゲート35の出
力は比較信号COをクロック入力信号とするラッチ回路
36に供給されている。
上記ラッチ回路36の出力は遅延素子37によって所定
時間遅延された後、このラッチ回路36のリセット端R
に帰還されるとともに、アンドゲート38に供給されて
いる。
さらにこのアントゲ゛−ト38の出力は3ビツトのバイ
ナリカウンタ39のクロック入力端CPに供給されてい
る。
このバイナリカウンタ39はそのリセット端Rに入力さ
れるイニシャルリセット信号IRが゛H1+レベルのと
きに、そのカウント出力Q2 o −Q2□が全て論理
!1L”ルベルとなり、信号IRが゛L″レベルの期間
に前記アンドゲート38の出力パルスを順次カウントす
るようになっている。
上記バイナリカウンタ39のカウント出力Q2oは、直
接アントゲ−t−41,43,45各々に並列的に供給
されるとともに、インバータ48を介してアンドゲート
40,42,44各々に並列的に供給されている。
また上記バイナリカウンタ39の上位ビットのカウント
出力Q21は、直接アンドゲート42゜43.46,4
7各々に並列的に供給されるとともに、インバータ49
を介してアンドゲート40゜41.44,45各々に並
列的に供給されている。
さらにバイナリカウンタ39の最上位ビットのカウント
出力Q2□は、直接アンドゲート44,45゜46.4
7各々に並列的に供給されるとともに、インバータ50
を介してアンドゲート40,41゜42.43各々に並
列的に供給されている。
そして上記バイナリカウンタ39、アンドゲート40〜
47、インバータ48〜50全体としての回路機能は、
信号IRが゛L″レベルのときアンドゲート40〜47
の出力信号φ1o〜φ17のうちいずれか一つが順次論
理?1 HDレベルになり残りは全て論理u L 9ル
ベルとなっている。
そして上記アンドゲート40〜47各々の出力信号は切
り換え制御信号として前記スイッチ回路19に供給され
る。
さらに第6図においてアンドゲート51には比較信号C
Oと後述の信号Q30が供給されていて、このアンドゲ
ート51の出力は信号IRとともにオアゲート52に供
給される。
このオアゲート52の出力は前記ラッチ回路34のクロ
ック入力端CPに供給されるとともに、フリップフロッ
プ53のリセット端Hに供給される。
このフリップフロップ53のセット端Sにはスタート信
号SPが供給され、さらにその回出力はA−D変換終了
信号EPとなり、この信号EPは遅延素子54によって
所定時間遅延された後前記アンドゲート51に帰還され
る。
さらに上記信号EPは直接アンドゲート55.56に並
列的に供給される。
一方前記フリップフロップ53の回出力はアントゲ゛−
ト57に供給されている。
また第6図において立上り検出回路58.59は各々入
力端に供給される論理信号が°゛L″L″L″L″レベ
ルH″レベルイミングを検出し、検出後一定期間u H
IIレベルの信号を出力端に出力する機能を有し、立上
り検出回路58の入力端には後述の信号Q30が、立上
り検出回路59の入力端には前記バイナリカウンタ31
の最上位ビットのカウント出力Q9が各々供給される。
また上記立上り検出回路58の出力PQ30はインバー
タ60を介して前記アンドゲート55に、直接オアゲー
ト61および前記アンドゲート56に各各供給される。
立上り検出回路59の出力PQ9は直接前記アンドゲー
ト55、オアゲート62および前記アンドゲート57に
各々供給される。
オアゲート63には比較信号COとイニシャルリセット
信号IRが並列的に供給され、さらにこのオアゲ゛−ト
ロ3の出力はフリップフロップ64のセット端に供給さ
れる。
上記フリップフロップ64のリセット端にはまた前記ア
ンドゲート55の出力が供給される。
さらに前記アンドゲート55の出力はフリップフロップ
65のセット端に入力される。
前記オアゲート61の他方入力端には信号IRが供給さ
れ、さらにこのオアゲート61の出力は上記フリップフ
ロップ65のリセット端Hに供給される。
前記オアゲート62の他方入力端には信号IRが供給さ
れ、このオアゲート62の出力はフリップフロップ66
のリセット端Rに供給される。
またこのフリップフロップ66のセット端Sには比較信
号COが供給される。
前記アンドゲート56.57の出力は並列的にオアゲー
ト67に供給される。
さらにこのオアゲート67のもう一つの入力端には信号
IRが供給される。
そしてこのオアゲート67の出力はフリップフロップ6
8のセット端Sに供給され、さらにこのフリップフロッ
プ68のリセット端Hには信号COが供給される。
前記フリップフロップ64の出力はアンドゲート69に
供給される。
このアンドゲート69の他方入力端には前記バイナリカ
ウンタ31の最上位ビットのカウント出力Q9が供給さ
れる。
さらに上記アンドゲート69の出力は1ビツトのバイナ
リカウンタ70のクロック入力端CPに供給される。
このバイナリカウンタ70のリセット端Hには前記オア
ゲート33の出力が供給され、さらにこのバイナリカウ
ンタ70の出力Qaoは直接前記アンドゲート51およ
び立上り検出回路58に供給されるとともに、インバー
タ71を介して前記アンドゲート38の他方入力端に供
給される。
そして前記フリップフロップ66゜68.65各々の出
力φ1〜φ3は、切り換え信号として前記スイッチ回路
11に供給される。
この発明のアナログ−デジタル変換回路において、積分
回路lの積分実行期間は二つの大きな期間に分類される
その一つはアナログ−デジタル変換を行なうための期間
であり、もう一つはアナログ−デジタル変換を行なわな
いいわゆるスタンバイ状態の期間である。
この発明の重要な目的の一つである積分回路L3のオフ
セット電圧を補償する動作は上記スタンバイの期間で行
なわれる。
したがってアナログ−デジタル変換実行中は、オフセッ
ト電圧による変換誤差は所定の精度水準以下に較正され
た状態にあると考えてよいので、説明の便宜上先ずオフ
セット電圧の補償を行なう場合における動作を第7図に
示す波形図を併用して説明する。
第7図において基本的にはT1の期間は、積分回路lで
基準電圧■Rを、予め定められたクロックパルスCPの
パルス数に相当する期間積分する期間であり、T2a
l T2 t) + T 2CI T2 d各々の期間
は、アナログ接地電圧VGAを積分回路lで積分した場
合の積分出力がしきい電圧■cを切るまでの期間である
ただしこのとき積分回路1Jの演算増幅器16の非反転
入力端には、スイッチ回路19で切り換え選択される中
間電圧発生回路20の中間電圧のうちのいずれか一つが
供給されているとする。
いまスイッチ回路19において中間電圧発生回路υの抵
抗21dと21eとの間で発生する中間電圧2 ■R+
V B 、が選択され、この中間電圧が演算増幅器1
6の非反転入力端に供給されているとする。
またこのとき演算増幅器16にはオフセット電圧VO8
が存在しているとする。
この後−回のオフセット電圧補償動作を実行する。
すなわち最初積分回路lの積分出力電圧がしきい電圧■
cに位置している状態において、予め定められた期間T
1の量基準電圧■Rを積分する。
上記積分時積分出力電圧は基準電圧■Rが正の極性をも
つ場合には第7図に示すように下降する。
以下基準電圧■Rは正の極性をもつと仮定する。
そして上記期間T1の終了後からアナログ接地電圧VG
Aを積分する。
上記積分時積分出力電圧は上昇する。
そしてこの積分出力電圧がしきい電圧■cを切るタイミ
ングまでの期間をT2とすると次式が成立する。
ここでCは積分回路すのコンデンサー5の容量、Rは抵
抗14の抵抗値である。
上記(3)式において■R2R2■δ5.■os各々は
期間T1.T2内では変化しないので、上記(3)式を
簡単化すると次の(4)式が得られる。
TVRVδ=、+ V□ B T = T1 ・・・・・・(
4)2 麦■□+■δ5 vos 上記(4)式から明らかなようにT2の値は、■δ5
vosが零と異なる値に応じてわずかにT。
からずれた値となる。
たとえばT1がクロックパルスCPの1パルスの周期の
512倍の周期に相当する時間とすると、T2は1パル
スの周期の516倍の周期に相当する時間になる如くで
ある。
ここでオフセット電圧VO8は個々の演算増幅器16各
々によって異なり、外界の条件たとえば温度によっても
その値はドリフトするので前もって正確な値を見つける
ことができない。
一方中間電圧発生回路塑で得られる中間電圧の値も正確
に設定することは極めて困難である。
しかしながら中間電圧を一■R+■δ1〜−!−v1+
vδ8のように尤■□2 2
2の値に近い各々異なったいくつかの電圧を
用意しておくことは可能であり、特にA−D変換システ
ムを集積回路化しようとする際には上記の電圧を一つの
シリコンチップ上に製造することは比較的容易である。
上記中間電圧と基準電圧■Rのちようど半分の電圧Σv
Rとの差電圧δi (i −= 1〜8)を後述する本
発明による変換方式で自動的に選択することによってオ
フセット電圧VO8の効果ヲ次式で表わすようにキャン
セルすることが可能である。
Vδ1−vO8二〇 ・・・・・・・・・(5)(
いずれか特定のiに対して) この条件が成立すると前記(4)式は T2ごT1 となる。
逆に言えばT2−=T、となるように上記中間型圧Σ■
R+δ1(i−1〜8)のうちから特定のiを選らべば
オフセット電圧VO8に影響されない、積分器の動作状
態が得られることになる。
このことかこの発明の重要な目的の一つであるオフセッ
ト電圧を補償する理論的背景になっている。
次にオフセット電圧を補償する動作をより具体的に説明
する。
先ず最初に積分回路1−3はアナログ接地電圧VGAを
積分しているものとする。
すなわち、このとき第4図に示すスイッチ素子25a。
25b 、25cは開、閉、開各状態であり、第6図に
示すフリップフロップ66.68.65各々から出力さ
れる切り換え制御信号φ1.φ2.φ3は各々°゛L”
l 、 flH++ 、 l“Ll+レベルになってい
る。
さらにこのときスイッチ回路19は中間電圧発生回路2
0の抵抗21dと21eとの間の中間電圧因vR+■δ
5を切り換え選択しているものとする。
したがってこのとき積分回路1−3の演算増幅器16の
非反転入力端には上記中間電圧図■。
+■δ5が入力している。
この結集積分回路す■ は上記選択入力された中間電圧フVR+■δ5とアナロ
グ接地電圧VGAとの差電圧を積分することになる。
積分回路1Jの積分出力電圧は第7図に示すようにその
後しきい電圧Voを切るので、このしきい電圧vcを切
った後比較器17の比較信号COは゛H″レベルに立上
る。
比較信号COが゛H″レベルに立上ると、この後第6図
に示すフリップフロップ66がセットされるとともにフ
リップフロップ68がリセットされる。
フリップフロップ66セツト後およびフリップフロップ
68リセツト後、これら両フリップフロップ66.68
の出力である切り換え制御信号φ1.φ2は第7図に示
すように各々+lH”レベル、L”レベルに変化スる。
この結果いままで閉状態であったスイッチ素子25bが
開状態となり、さらにいままで開状態であったスイッチ
素子25aが閉状態となる。
したかってスイッチ回路11の出力電圧はアナログ接地
電圧VGAから基準電圧■Rに切り換わり、積分目路1
象は前記中間電圧iVR+vδ、とこの基準電圧■Rと
の差電圧を積分することになる。
この後積分回路1Jの積分出力電圧は第7図に示すよう
に下降して順次しきい電圧■cから離れていく。
したがって比較器17の比較信号COは第7図に示すよ
うにパルス状の信号となり、この比較信号COはラッチ
回路36のクロック入力端CPに入力する。
パルス状の比較信号COがラッチ回路36に入力すると
き、バイナリカウンタ31のカウント出力Q2〜Q9の
オア論理をとるオアゲート35の出力が゛Haレベルで
あると仮定すると、信号CO入力後このラッチ回路36
の出力は゛H″レベルとなる。
ラッチ回路36の出力は遅延素子37によって所定期間
遅延される。
またこの遅延素子37の出力は上記ラッチ回路36のリ
セット入力信号となっているので、上記遅延素子37の
出力も゛H91レベルを持つパルス状信号となる。
遅延素子37のパルス状の出力はアンドゲート38を介
してバイナリカウンタ39のクロック入力となる。
すなわち上記バイナリカウンタ39は上記パルスを順次
カウントすることにより、そのカウント出力Q2o−Q
22の状態を一つ進めることになる。
つまりスイッチ回路19で中間電圧↓■R+Vδ、が選
択されているとき、バイナリカウンタ39が遅延素子3
1の出力パルスをカウントするとそのカウント出力Q2
o t O21、O22は各々u L 9Mn I、
11 、 I+ )(11,ilりレベルとなり、今度
はアンドゲート44の出力すなわち切り換え制御信号φ
14が゛′H″レベルになる。
したがってこの後いままで演算増幅器16の非反転入力
端に入力していた中間電圧1 ■vR+vδ、の替わりに、今度は中間電圧万vR。
+Vδ4が入力することになる。
この中間電圧の切り換え動作は積分出力電圧の上昇状態
と下降状態の屈曲点で行なわれる。
一方バイナリカウンタ31のカウント内容に対し、前記
パルス状の比較信号COは遅延素子32、オアゲート3
3を直列に介した後リセット動作を施こす。
したがってその後このバイナリカウンタ31のカウント
出力Q。
−Q、は全で゛L″レベルとなる。
上記動作が行なわれるタイミングは第7図■点で示めさ
れる。
0点のタイミング後積分回路13の積分出力電圧は 一、vR+vδ4 vos −C なる傾きで下降することになる。
さらに0点のタイミング後バイナリカウンタ31は再び
供給されるクロックパルスCPのカウントを行なう。
そしてバイナリカウンタ31がクロックパルスCPを5
12パルスカウントして、予め定められた期間T1に相
当する時間を計測すると、最上位ビットのカウント出力
Q9が°゛L”レベルからH”レベルに変化する。
このカウント出力Q9のレベル変化を受けて、次に立上
り検出回路59の出力PQ9は第7図に示すように゛H
″レベルのパルス状信号となる。
このときスタート信号SPはまだ入力されていないので
、フリップフロップ53はリセットされたままであり、
その出力Qは゛H″レベルとなっている。
したがって上記立上り検出回路59の出力PQ9が゛H
′ルベルになった後にアンドゲート57の論理が成立し
、さらにこの後オアゲート67の出力が゛H″レベルと
なってフリップフロップ68がセットされる。
さらに立上り検出回路59の出力PQ9が゛H″レベル
になると、この後オアゲ゛−トロ2の出力も゛H″レベ
ルとなってフリップフロップ66がリセットされる。
したがって・切り換え制御信号φ2は゛L″レベルから
41 Hjlレベルになり、切り換え制御信号φ、は゛
H″レベルから゛L″レベルになる。
これにより積分回路L3が基準電圧■Rを積分する期間
T0が終了し、次に積分回路づはアナログ接地電圧VG
Aの積分を開始する。
上記動作が行なわれるタイミングは第7図■点で示めさ
れ、0点のタイミング後積分出力電圧は 歓・式δ・−石アおい、□オ、。
より。C なる。
積分出力電圧が上昇する期間T2aにおける上記傾きの
絶対値と、下降する期間T1における前記傾きの絶対値
とは、(■δ4 ”O8)の値が零と異なる程度に応
じて異なる。
すなわち、このことは期間T1後積分出力電圧が上昇し
再びしきい電圧■cを切るまでの期間をT2aとすると
、T1とT2aが異なることを意味する。
いいかえれば期間T2aが予め定められた期間T1に比
較してわずかに長くなっているかあるいは短かくなって
いるかということができる。
さらにいいかえればこのT2aの期間に相当する時間を
制御回路12で計測し、この時間がT1に相当する時間
に比較して所定の精度以内で等しいか否かを判定し、等
しくなければオフセット電圧VO8が補償されていない
と判定し、中間電圧7■R+■δ4をさらに異なつま た中間電圧7■R+■δ3に切り換えるようにする。
以下上記動作を具体的に説明すると、第7図■点では積
分出力電圧は再びしきい電圧Voを切るので、比較器1
7の比較信号COはその後TI Hnレベルとなる。
さらに比較信号COが゛H″レベルと1なるタイミング
で、オアゲ゛−ト35の出力がラッチ回路36でラッチ
される。
上記オアゲート35にはバイナリカウンタ31のカウン
ト出力Q2〜Q9が入力されており、もしT2aがT1
と所定の精度以内で等しければ、このカウント出力Q2
〜Q9は全て゛L″レベルとなる。
しかしT2aがT1と等しくなければ、バイナリカウン
タ31のカウント出力Q2〜Q9のうちいずれか一つが
”H1jレベルとなるので、この後遅延素子37は+
Ht″レベルパルスを出力する。
この結果バイナリカウンタ39のカウント出力Q2o−
Q22の状態が一つ進むことになる。
すなわちカウント出力Q2o−Q22が°l L I+
。l L 91 、 u Hn各しベルからH11、u
L 51 、 u H”′各しベルとなり、アンドゲ
ート45の出力すなわち切り換え制御信号φ15が゛H
″レベルとなる。
したかつてこの後スイッチ回路19では中間電圧iVR
+■δ4の替わりに別な中間電圧7■□+■δ3が切り
換え選択される。
したがって次の期間T1+T2bにおける積分出力電圧
の傾きは、前の期間T1゜T2aにおける傾きと比較し
て■δ4と■δ3の電圧きざみの違い分だけ異なる。
具体的には期間T1における傾きは 薯σR−1−vδs ’O8 8、であり、期間T2bにおけ 一7■R+■δ3−■O8 る傾きは−RC−一一一一 である。
そして上記期間T2bの終了タイミングすなわち第7図
■点において、前記と同様にT2bとT1が所定の精度
以内で等しいか否かが判定され、等しくない場合には遅
延素子37から゛°H″レベルのパルス信号が出力する
ので、引き続く次の期間T1.T2oでは異なった中間
電圧Σ■R+■δ2がスイッチ回路19において切り換
え選択されることになる。
一方T2bとT1が等しい場合には遅延素子37の出力
は゛°L″レベルのままなので、引き続く次の期間T1
.T2oでは前の期間T1. T21)と同じ中間型■ 圧Σ■□+■δ3がスイッチ回路19において選択され
ることになる。
本実施例ではT2bとT1とはまだ等しくなく、中間電
圧lVR+■δ2を選択したのち次の上記補正のサイク
ルでT1とT2oが等しくなる場合について書かれてい
る。
このタイミングは第7図■点のタイミングである。
上記T1とT2Cが等しい場合とはいいかえれば所定の
精度内で■δ2=VO8が成立することであり、このと
き積分出力電圧が上昇する際の傾きと下降する査■ 際の傾き各々の絶対値が等しくなり1賃丁となる。
このようにして積分回路1−3のオフセット電圧VO8
はキャンセルされると同時に、このときスイッチ回路1
9で切り換え選択され、演算増幅器16の非反転入力端
に入力する中間電圧はあたかも基準電圧■Rの半分の値
となる。
このことはこの発明の目的の一つである同極性変換を可
能にするための条件が達成されることになる。
また前記中間電圧を半導体集積回路内で拡散抵抗によっ
て分割形成する場合、わずかに異なる種々の中間電圧を
生成することは、極めて精度の良く基準電圧vRの半分
の値の電圧を形成するよりもたやすいので、半導体集積
回路化する場合の容易性は極めて高い。
このようにアナログ−デジタル変換を行なわないいわゆ
るスタンバイ状態の期間に、先ず予め定められたT1の
期間基準電圧■Rを積分し、次にアナログ接地電圧VG
Aを積分してこの積分期間T2を計測し、このT2を前
記T1と比較し所定の精度以内で両者が等しいか否かを
判定し、一致していない場合にはスイッチ回路19にお
いて中間電圧を切り換えて再び同様の積分を行なう。
そし・てT1とT2が一致したらその時の中間電圧を、
A−り変換を行なうためのスタート信号SPが入力され
るまで保持するようにしたことによって、常に演算増幅
器16のオフセット電圧が補償された状態とすることが
できる。
さらに外界の温度変化等の環境条件が変化した場合にも
、上記した動作によりオフセット電圧が補償されるので
、ドリフトに対する補償も自動的になされる。
なお上記説明中、期間T1とT2との一致を判定する際
の所定の精度とはA−D変換回路に仕様的・に要求され
る変換精度が達成できる程度という意味であり、実施の
方法によって各々異なる。
しかし時間の測定はクロックパルスCPのパルス数をカ
ウントすることによってなされているから、多くのパル
スをカウントさえすれば原理的にいくらでも高い精度を
出すことができる。
第6図に示すバイナリカウンタ31ではそのカウント出
力Q。
。Qlがオアゲ゛−ト35に入力されていないので、こ
の場合にはクロックパルスCPの4パルス分以内の精度
で期間T、と期間T2が比較できることに;なる。
次にオフセット電圧の補償が行なわれた後にA−D変換
を行なう場合における動作を、第8図に示す波形図を併
用して説明する。
先ずイニシャルリセット信号IRを解除する。
すなわち、信号IRが”H91レベルから゛L″レベル
に変化する。
このとき第6図に示すフリップフロップ64,65,6
6゜68.53各々はイニシャル状態を保持している。
すなわちフリップフロップ64.68は各々セット状態
となっていて、フリップフロップ65,66゜53はリ
セット状態となっている。
またバイナリカウンタ31のカウント出力Q。
−Q9は全てL”レベルとなっているものとする。
この状態からスタート信号SPが入力されるまでの期間
では、前記したオフセット電圧を補償する動作が実行さ
れ、オフセット電圧が補償された状態が維持される。
次に第8図に示すように積分回路暮で基準電圧■Rが積
分される期間T3内でスタート信号SPの”H9ルベル
祖号が入力されたものとする。
スタート信号SPが入力することによりこの後フリップ
フロップ53がセットされ、このフリップフロップ53
のQ出力であるA−D変換終了信号EPが?l Hty
レベルになることを検知すれば、現在A−り変換中であ
ることが確認できる。
フリップフロップ53がセットされることによりこの後
アンドゲート55にN Ht+レベル信号が入力し、一
方アンドゲート57には゛L″レベル信号が入力する。
したがって次に立上り検出回路59の出力PQ9が″′
H″レベルとなっても、上記アンドゲート57の論理は
成立しないので、フリップフロップ68はセットされな
いことになる。
A−D変換を実行するための最初の期間は基準電圧■R
を予め定められた期間T3の間積分する期間であるので
、このT3の期間が前記T1の期間と等しくなるように
制御回路12およびカウンタ回路18を構成することが
でき、この実施例ではそのような構成になっている。
したがってT3の期間は実質的にT1の期間と同一であ
り、前記オフセット電圧の補償を行なう動作のところで
説明したように、クロックパルスCPの1パルスの周期
の512倍の周期に相当する時間をバイナリカウンタ3
1で計測すると、この後このバイナリカウンタ31のカ
ウント出力Q9は゛Ljjレベルから゛H″レベルに変
化する。
この後立上り検出回路59は上記カウント出力Q9の立
上りを検出してPQ9なる゛H″レベルのパルス信号を
出力する。
ここで前記したようにフリップフロップ68はセット状
態となることがアンドゲート57で禁止されているので
、このフリップフロップ68はセットされない。
また信号PQ9の出力タイミングでは信号Q30は常に
゛L″レベルになっているので、この後フリップフロッ
プ65がセットされる。
したがって切り換え制御信号φ3がH”レベル、その他
のφ1.φ2は共にL”レベルとなり、この後スイッチ
回路11においてアナログ入力電圧■□、が切り換え選
択される。
そして積分回路1−3はこのアナログ入力電圧vINを
積分することになる。
このときの積分出力電圧の2■1% ’IN 傾きは □、 となり、アナログ入力電圧■□、
の大小にしたがって上記積分出力電圧は下降または上昇
する。
このアナログ入力電圧■□、を積分する期T4はT3の
期間すなわちT1の期間と同一である。
したがってT4の期間の開始時点からクロックパルスC
PIパルスの周期の512倍の周期に相当する時間が経
過すると、バイナリカウンタ31のカウント出力Q9が
゛H″レベルからu L nレベルに変化する。
バイナリカウンタ31のカウント出力Q9がL nレベ
ルに変化するタイミングではフリップフロップ64の出
力はH”レベルであるので、アントゲ−ドロ9の出力は
゛H″レベルから゛L″レベルに変化する。
したがってこの後バイナリカウンタ70の出力Q30が
゛°L″レベルからH”ルベルに立上る。
この後立上り検出回路58において上記信号Q30の立
上りが検出され、IT HI+レベルのパルス信号PQ
3oが出力される。
さらに上記立上り検出回路58の出力PQ3oのタイミ
ングでフリップフロップ68がセットされ、フリップフ
ロップ65がリセットされる。
この結果切り換え制御信号φ2が゛H″レベルとなり、
さらに切り換え制御信号φ3が゛Lllレベルとなる。
したがってアナログ入力電圧VINを積分する期間T4
が終了し、スイッチ回路11においてアナログ接地電圧
VGAが切り換え選択され、期間T5が開始する。
さらにこの期間の切り替わりタイミングではバイナリカ
ウンタ31のカウント出力Q。
〜Q9は全て1°L”レベルになっている。
上記期間表■ T5における積分出力電圧の傾きは 8.であるので積
分出力電圧は上昇する。
そしてこの積分出力電圧がしきい電圧Voを切り、比較
信号COが″′H″レベルとなるまでの時間をバイナリ
カウンタ31で計測すれば、この値がアナログ入力電圧
■□Nのデジタル変換された出力となる。
上記動作を具体的に説明すると、比較信号COが°゛H
″H″H″H″レベルト51の論理が成立する。
アントゲニド51の論理が成立してその出力がH”′・
レベルになると、この゛°H″レベル信号はオアゲート
52を介してラッチ回路34のクロック入力となる。
したがってこの後ラッチ回路34はオアゲート52の゛
Haレベル信号出力のタイミングで、バイナリカウンタ
31のカウント出力Q2〜Q9を読み込む。
さらにオアゲ゛−ト52の出力が”H”レベルになると
フリップフロップ53がリセットされる。
フリップフロップ53がリセットされることにより、い
ままでH”レベルであったA−D変換終了信号EPが゛
L″レベルに立下り、これを検知することによりA−D
変換が終了したことが確認できる。
また比較信号COがN HIIレベルになると、フリッ
プフロップ68がリセットされさらにフリップフロップ
66がセットされるので、この後積分回路L3は基準電
圧■Rを積分することになる。
さらにこの後は前記オフセット電圧の補償を行なう動作
が実行される。
また比較信号COが”L′ルベルに立下ると、ラッチ回
路34は前記読み込んだバイナリカウンタ31のカウン
ト出力Q2〜Q9を出力することになる。
ここでアナログ入力電圧VINと上記ラッチ回路34か
ら出力される期間T5に相当する時間との関係は次式で
表わすことができる。
T5 T5 v −−v −v□・・・・・・(6)IN
T3+T42 T3 このように基準電圧vRの極性はアナログ入力電圧VI
Nの極性と同じで良く、さらにアナログ接地電圧VGA
から基準電圧■Rまでの電圧範囲のアナログ入力電圧V
INをA−D変換することができる。
さらにアナログ接地電圧VGAをこのシステムの接地電
圧と、基準電圧VRをこのシステムの電圧と各々同じ値
の電圧としてもA−D変換するこきができる。
これを前記第3図に示す回路を用いて説明すると、積分
回路づの演算増幅器16が単一の電源電圧VDDで駆動
されているときA −り変換における積分が正常に行な
われるための条件としては次の二つがある。
■演算増幅器16の非反転入力端に電源電圧VDDの半
分程度の値の電圧が入力してもこの演算増幅器16の増
幅度が低下しないこと。
■ 演算増幅器16の出力電圧の変動範囲が電源電圧V
DDあるいは接地電圧まで飽和しないこと。
この発明のA−D変換回路によれば上記の■の条件につ
いては、基準電圧■Rとアナログ接地電圧VGAのほぼ
中間の電圧が演算増幅器16の非反転入力端に入力して
も、演算増幅器16は正常に作動する。
また上記■の条件については、たとえば比較器17のし
きい電圧Voとして電源電圧VDDの80飴程度の電圧
を入力し、適当な時定数を設定すれば演算増幅器16の
出力電圧は電源電圧VDDあるいは接地電圧に各々飽和
することはない。
したがって上記したようにこの発明のA−D変換回路に
おいて単一の電源電圧で駆動した場合でも、基準電圧■
□を電源電圧VDDとし、さらにアナログ接地電圧V。
Aをシステムの接地電圧としても、アナログ接地電圧V
GAから基準電圧■Rまでの電圧範囲のアナログ入力電
圧をA−D変換することができる。
以上説明したようにこの発明によれば、積分回路のオフ
セット電圧を補償することにより高糖にアナログ−デジ
タル変換ができ、さらに上記オフセット電圧の補償をコ
ンデンサによらないで行なうようにしたことにより半導
体集積化するのに最適な構成となり、かつアナログ入力
電圧の極性と基準電圧の極性が同一でもアナログ−デジ
タル変換でき、さらにアナログ入力電圧の変換可能範囲
が接地電圧から基準電圧までもアナログ−デジタル変換
ができ、さらにまた基準電圧を電源電圧とν同じ電圧と
することができるアナログ−デジタル変換回路を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアナログ−デジタル変換回路の構成図、
第2図は上記従来回路の動作を説明する;ために用いる
波形図、第3図はこの発明の一実施例の構成図、第4図
は上記実施例回路の一部分の詳細図、第5図は上記実施
例回路の一部分の詳細図、第6図は上記実施例回路の一
部分の詳細図、第7図は上記実施例の動作を説明するた
めに用いンる波形図、第8図は上記実施例の動作を説明
するための波形図である。 11・・・・・・スイッチ回路、12・・・・・・制御
回路、13・・・・・・積分回路、14・・・・・・積
分抵抗、15・・・・・・積分コンデンサ、16・・・
・・・演算増幅器、17・・・・・・比較器、18・・
・・・・カウンク回路、19・・・・・・スイッチ回路
、υ・・・・・・中間電圧発生回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基準電圧とアナログ接地電圧とのほぼ中間値二の電
    圧で値が各々異なった複数の中間電圧を順次出力する中
    間電圧発生回路と、前記中間電圧と前記基準電圧、前記
    中間電圧とアナログ接地電圧および前記中間電圧とアナ
    ログ入力電圧各々の差電圧を積分する積分回路と、前記
    積分回路の積分比シカ電圧と所定のしきい電圧とを比較
    する比較回路と、供給されるクロックパルスを所定数計
    数して所定時間を計時するとともに前記比較回路の出力
    に応じた任意期間内の時間を計時しこの計時時間をデジ
    タル的に出力するカウンタ回路と、前記力、ウンタ回路
    における計時時間とおしを比較しこの比較結果に応じて
    前記中間電圧発生回路の中間電圧出力動作および前記カ
    ウンタ回路の前記計時動作を制御する制御回路とを具備
    し、スタンバイ期間とアナログ−デジタル変換期間の二
    つの期間が。 設定され、一方のスタンバイ期間では、前記積分回路に
    おいて前記中間電圧発生回路から出力される任意の中間
    電圧と前記基準電圧との差電圧を第1の傾きで所定時間
    積分するとともにこの後上記中間電圧と前記アナログ接
    地電圧との差電圧を上記第1の傾きとは極性が異なる第
    2の傾きで積分し、前記比較回路で前記第2の傾きで積
    分される積分電圧としきい電圧との一致比較を行ない、
    前記カウンタ回路で前記積分回路が中間電圧とアナログ
    接地電圧との差電圧の積分を開始してから後前記比較回
    路が積分電圧としきい電圧との一致検出を行なうまでの
    時間を計時し、前記制御回路で前記積分回路が中間電圧
    と基準電圧との差電圧を積分する期間内の時間と前記カ
    ウンタ回路における計時時間とを比較し、置時間が所定
    の精度内で一致したときの中間電圧を中間電圧発生回路
    で保持せしめ、他方のアナログ−デジタル変換期間では
    、前記積分回路で、前記保持された中間電圧と前記基準
    電圧との差電圧を第3の傾きで所定時間積分し、この後
    さらに積分回路で、前記保持された中間電圧と前記アナ
    ログ入力電圧との差電圧をこのアナログ入力電圧の極性
    および電圧値に応じた第4の傾きで所定時間積分し、さ
    らに積分回路で、前記保持された中間電圧と前記アナロ
    グ接地電圧との差電圧を第5の傾きで積分し、前記比較
    回路で、前記第5の傾きで積分される積分電圧としきい
    電圧との一致比較を行ない、前記カウンタ回路で前記積
    分回路が前記保持された中間電圧とアナログ接地電圧と
    の差電圧の積分を開始してから後、前記比較回路が積分
    電圧としきい電圧との一致検出を行なうまでの時間を計
    時しその計時時間に応じたデジタル量を出力させるよう
    にしたことを特徴とするアナログ−デジタル変換回路。
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US3872466A (en) * 1973-07-19 1975-03-18 Analog Devices Inc Integrating analog-to-digital converter having digitally-derived offset error compensation and bipolar operation without zero discontinuity

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JPS556971A (en) 1980-01-18
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