JPH055514Y2 - - Google Patents

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JPH055514Y2
JPH055514Y2 JP1986105195U JP10519586U JPH055514Y2 JP H055514 Y2 JPH055514 Y2 JP H055514Y2 JP 1986105195 U JP1986105195 U JP 1986105195U JP 10519586 U JP10519586 U JP 10519586U JP H055514 Y2 JPH055514 Y2 JP H055514Y2
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  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 「考案の目的」 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スタート端数時間とストツプ端数時
間に応じて電圧を変化させ、プロセツサにてこの
電圧に基づくデジタル信号に演算を加えることで
被測定時間を計測する装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、時間を高精度で測定するには、次のよ
うな原理が採用されている。被測定時間幅TA
期間で開放となるようなゲートに、周期tpのクロ
ツク信号を通し、そのクロツクの通過個数Nをカ
ウントする。そして、Ntpを時間幅とするもので
ある。
この方法は厳密に言うと、TA=Ntpとはなら
ず、TANtpである。これは通常、TAがtpで割切
れず、小さい端数の時間が存在するからである。
これを第3図に示す。第3図において、cのtx
TAの立上がりエツジから、その直後に発生する
クロツクCpまでのスタート端数時間であり、dの
tyはTAの立下りエツジから、その直後に発生す
るクロツクCoまでのストツプ端数時間である。
そして、クロツク信号CpとCoの間の期間ゲート
を開放[第3図のe参照]して、通過するクロツ
クの数をカウントする。その期間におけるクロツ
クの数をNとすると[第3図のf]時間幅TA
(1)式で表わされる。
TA=Ntp+tx−ty (1) 従つて、端数の時間txとtyを測定すれば、クロ
ツクの周期tp以上の分解能で時間幅TAの測定が可
能となることが(1)式から分る。
この端数時間tx,tyを測定することができる手
段として、本出願人は特願昭60−286287号「時間
計測装置」の出願(以下、この特願昭60−286287
号を『先願』と記す)をした。この出願の装置
は、端数時間のパルス幅を持つ信号に応じて電圧
を変化させる時間・電圧変換器(例えば、積分
器)と、これの出力電圧をデジタル信号に変換す
るAD変換器とを備え、このデジタル信号に演算
を加えることで被測定時間TAを計測する装置で
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような手段は、時間・電圧変換器
やAD変換器でのバイアス電流やオフセツト電圧
及び回路素子の変動による測定誤差を防ぐため、
端数時間を測定した後にパルス幅が既知の信号を
入力し、この測定値を用いて補正処理を行なつて
いる。従つて、従来の手段は既知パルスを測定す
る工程が必要であり、この点において、時間計測
のスピードアツプに改善の余地がある。
本考案の目的は、パルス幅が既知の信号を測定
して補正処理を行なつても、この工程が時間計測
装置のスピードアツプの妨げとならない手段を提
供することである。
ロ 「考案の構成」 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、上記問題点を解決するために 被測定時間幅信号Saとクロツク信号を導入し、
この信号Saの前縁とその後のクロツク信号まで
の幅を持つスタート端数パルスtxと、前記信号
Saの後縁とその後のクロツク信号までの幅を持
つストツプ端数パルスtyを出力する端数パルス発
生器と、 パルス幅が既知で、且つパルス幅が異なる2つ
の信号to,2toを出力する既知パルス発生器と、 前記4つの信号tx,ty,to,2toのうちの1つ
を選択する第1と第2のスイツチ手段3a,3b
と、 第1と第2のスイツチ手段にそれぞれ接続さ
れ、スイツチ手段を経て導入した信号のパルス幅
に応じて電圧が変化する信号を出力する2つの端
数時間測定回路と、 第1スイツチ手段がスタート端数パルスtxを待
機した状態の期間、第2スイツチ手段が既知パル
スを選択するようにし、スタート端数パルスの発
生後、第2スイツチ手段がストツプ端数パルスty
を待機する状態とし、この状態の期間第1スイツ
チ手段が既知パルスを選択するように前記2つの
スイツチ手段を制御する制御回路と、 の手段を備えたものである。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を詳しく説明する。
第1図は本考案に係る時間計測装置の要部の構
成例を示した図、第2図は第1図のタイムチヤー
トである。
第1図において、1は端数パルス発生器であ
り、被測定時間幅信号saとクロツク信号とを導入
し、スタート端数パルスtxとストツプ端数パルス
tyを出力する。この端数パルス発生器1は公知の
手段を用いることができる。本願では、この端数
パルス発生器1自身の構成を特徴とするわけでな
いため、この具体的構成の説明は省略する。
2は既知パルス発生器であり、クロツク信号を
導入し、後述する制御回路の指令により、パルス
幅が既知であり、そのパルス幅が整数倍の関係に
ある2種類の信号(例えば、tp,2tp)を出力す
る。この既知パルス発生器2は、端数時間測定に
おけるバイアス電流、オフセツト電圧などの影響
を除去するためのものであり、ここではクロツク
信号のパルス幅tpを既知のパルス幅としている。
この既知パルス発生器2は公知の手段を用いるこ
とができる。本願では、この既知パルス発生器2
自身の構成を特徴とするわけでないため、この具
体的構成の説明は省略する。
3a,3bはマルチプレクサであり、前記4つ
の信号tx,ty,tp,2tpの中から1つを選択して、
次段へ転送するものである。このマルチプレクサ
3a,3bは後述する制御回路により、どの信号
を選択するかを制御される。このマルチプレクサ
は、例えばアナログ・マルチプレクサやリレー等
で構成される。
4a,4bは端数時間測定回路であり、マルチ
プレクサ3a,3bを介して導入した各信号のパ
ルス幅にしたがつて、電圧が変化するものであ
る。そして、このアナログ(電圧)信号をデジタ
ル信号に変換して次段に出力する。この端数時間
測定回路は公知の手段を用いることができる。ま
た、測定精度が良く、応答の速い端数時間測定回
路としては、例えば、本出願人がした昭和61年6
月6日の特許出願「時間計測装置」の明細書に記
載した回路を用いることができる。本願では、こ
の端数時間測定回路の構成を特徴とするわけでな
いため、この具体的構成の説明は省略する。
5はプロセツサであり、導入した端数時間測定
回路4a,4bの出力信号に演算を加えて被測定
時間幅TAを算出するものである。
6は制御回路であり、プロセツサ5からの信号
と被測定時間幅信号saとを導入し、既知パルス発
生器2から出力する既知パルスのタイミングと、
マルチプレクサ3a,3bにおける選択信号を制
御するものである。
以上のように構成された第1図の時間計測装置
の動作を第2図を参照しながら説明する。端数パ
ルス発生器1にクロツク信号scと、第2図aのよ
うな被測定時間幅信号saが加えられると、端数パ
ルス発生器1は、第3図のところで説明したよう
に、被測定時間幅信号saの立上がりエツジに同期
してスタート端数パルスtxを出力し、更に被測定
時間幅信号saの立下りエツジに同期して、ストツ
プ端数パルスを出力する。なお、スタート端数パ
ルスとストツプ端数パルスのパルス幅は、それぞ
れtx,tyとする。
一方、既知パルス発生器2は、一定の時間間隔
で第2図d,eに示すようにパルス幅tpと2tpの2
種類の信号を出力する。
マルチプレクサ3a,3bでは、導入した4つ
の信号tx,ty,tp,2tpの選択を次のように行なつ
ている。制御回路6からの信号s1,s2が、例
えば、“00”の場合は、第1図に示したようにマ
ルチプレクサの接点“00”の信号を選択する。そ
してマルチプレクサ3a,3bは、第2図f〜i
で示すように交互に端数パルスtx,tyと既知パル
スtp,2tpを選択する。
即ち、p1時点では、信号s1は“10”であ
り、信号s2は“00”である。従つて、マルチプ
レクサ3aは既知パルスtpの入力を待ち、マルチ
プレクサ3bはスタート端数パルスtxの入力を待
つている。そして、マルチプレクサ3aが既知パ
ルスtpを受けると、この既知パルスtpは端数時間
測定回路4aに読込まれ、このパルス幅tpにより
端数時間測定回路4a内の電圧が変化して、更に
これをAD変換したデジタル出力信号の値も変化
する。以下、このデジタル信号はプロセツサ5に
読込まれ、所定の演算が施される。これらの動作
は、迅速に行なわれ、既知パルスtpを読込んだの
で、プロセツサ5から制御回路6へ、マルチプレ
クサ3aの接点を“11”とする旨の命令を出す
(p2時点)。一方、マルチプレクサ3bはスター
ト端数パルスtxが未だ入力しないので、依然とし
て接点“00”を維持している。
このような状態で、マルチプレクサ3aには既
知パルス2tpが入力し、マルチプレクサ3bには
スタート端数パルスtxが入力する。これらのパル
スtx,2tpによる電圧は、上述と同様にしてプロセ
ツサ5に読込まれ、p3時点では、マルチプレク
サ3aは接点“01”となつてストツプ端数パルス
tyを待ち、マルチプレクサ3bは接点“10”とな
り、既知パルスtpを待つ。
以下、同様な動作を繰返す。
このように本願では、2つの端数時間測定回路
備え、この2つの端数時間測定回路の一方を端数
パルス測定用に、他方のそれを既知パルス測定用
に交互に切替えて使用している。
従つて、被測定時間幅信号saがどのようなタイ
ミングで印加されても、必ずどちらか一方の端数
時間測定回路が待機状態となつているので、確実
に端数パルスを測定することができる。
なお、上述では端数パルスや既知パルスをマル
チプレクサ3a,3bが入力し、端数時間測定回
路4a,4bで測定完了してから、マルチプレク
サ3a,3bの切替を行なうと説明したが、これ
に限定せず、例えば、これらのパルスがマルチプ
レクサ3a,3bを通過したら直ちに次の接点に
切替えるようにしても良い。
また、端数パルスtx,tyの入力間隔が広い場合
は、既知パルスtp,2tpを何回も繰返して測定する
ことになるが、補正演算を行なうために使用する
データは、例えば端数パルスが入力する直前の既
知パルスのデータを用いることができる。また、
これに限定せず、直前のデータだけでなく、ソフ
トウエア的にフイルタ等をかける処理を行なつた
値で補正演算をしても良い。
また、プロセツサ5における被測定時間の算出
と、補正演算の例は、『先願』の明細書に詳しく
記載されているので、ここでは簡単な説明にとど
める。
スタート端数パルスの期間tx、端数時間測定回
路で或る電流Iを積分するとこの積分電圧υ1は(2)
式で表わされる。
υ1=1/C∫tx p(I−iB)dt+Δυ0 =1/C(I−iB)・tx+Δυ0 (2) iB:バイアス電流 Δυ0:オフセツト電圧 C:積分コンデンサの容量 また、ストツプ端数パルスの期間ty、端数時間
測定回路で電流Iを積分した時の積分電圧をυ2
し、このυ2と前記υ1の差の電圧をυDとすると、υD
は、(3)式で表わされる。
υD=υ1−υ2 =1/C(I−iB)(tx−ty) (3) また、同様に2つの既知パルスtp,2tpをそれぞ
れ端数時間測定回路に導入して積分電圧を得て、
上述と同様な演算を行ない、2つの積分電圧の差
の電圧をυEとすれば、このυEは(4)式表わされる。
υE=1/C(I−iB)(2tp−tp) =1/C(I−iB)tp (4) υD/υE=tx−ty/tp ゆえに、プロセツサ5で(5)式の演算をすれば、
バイアス電流iBとオフセツト電圧Δυ0の影響を取
除くことができる。
tx−ty=tp・υD/υE (5) このように(1)式における(tx−ty)の項を求め
ることができ、更に、プロセツサ5では、カウン
タ(図示せず)を介して導入したゲーテイングク
ロツク信号N{第3図のf}を用いて、(1)式の演
算を行ない被測定時間幅TAを求めることができ
る。
ハ 「本考案の効果」 本考案によれば、定期的に既知パルスの測定を
行なつているので、端数パルスの測定後に必要と
していた既知パルスの測定が本願では不要とな
り、その分、高速処理が可能となつた。
また、既知パルスの測定を2つの端数時間測定
回路で交互に行なうようにしたことで、既知パル
スを測定するため、端数パルスを測定することが
できないと言う事態は生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る時間計測装置の要部の構
成例を示した図、第2図は本考案に係る装置のタ
イムチヤート、第3図は時間計測の原理を示す図
である。 1……端数パルス発生器、2……既知パルス発
生器、3a,3b……マルチプレクサ、4a,4
b……端数時間測定回路、5……プロセツサ、6
……制御回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被測定時間幅信号Saとクロツク信号を導入し、
    この信号Saの前縁とその後のクロツク信号まで
    の幅を持つスタート端数パルスtxと、前記信号
    Saの後縁とその後のクロツク信号までの幅を持
    つストツプ端数パルスtyを出力する端数パルス発
    生器と、 パルス幅が既知で、且つパルス幅が異なる2つ
    の信号to,2toを出力する既知パルス発生器と、 前記4つの信号tx,ty,to,2toのうちの1つ
    を選択する第1と第2のスイツチ手段3a,3b
    と、 第1と第2のスイツチ手段にそれぞれ接続さ
    れ、スイツチ手段を経て導入した信号のパルス幅
    に応じて電圧が変化する信号を出力する2つの端
    数時間測定回路と、 第1スイツチ手段がスタート端数パルスtxを待
    機した状態の期間、第2スイツチ手段が既知パル
    スを選択するようにし、スタート端数パルスの発
    生後、第2スイツチ手段がストツプ端数パルスty
    を待機する状態とし、この状態の期間第1スイツ
    チ手段が既知パルスを選択するように前記2つの
    スイツチ手段を制御する制御回路と、 を備えたことを特徴とする時間計測装置。
JP1986105195U 1986-07-09 1986-07-09 Expired - Lifetime JPH055514Y2 (ja)

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JP1986105195U JPH055514Y2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09

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JPS6310489U JPS6310489U (ja) 1988-01-23
JPH055514Y2 true JPH055514Y2 (ja) 1993-02-12

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5488165A (en) * 1977-12-26 1979-07-13 Takeda Riken Ind Co Ltd Time measuring device
JPS5630830A (en) * 1979-08-22 1981-03-28 Katashi Aoki Extensive blow molding of bottole of synthetic resin with base cup

Patent Citations (2)

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JPS6310489U (ja) 1988-01-23

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