JP5022726B2 - 検知窓のトナー付着防止装置、トナー補給装置および画像形成装置 - Google Patents

検知窓のトナー付着防止装置、トナー補給装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置におけるトナーの有無を検知するための検知窓のトナー付着防止装置に関するものである。
特開2003−233248号公報 特開2000−310901号公報
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体上に形成した静電潜像に現像装置よりトナーを付与して可視化している。トナーは現像により消費されるので、トナー補給装置により消費分のトナーを補給するようになっている。トナー補給装置にはトナーボトルあるいはトナーカートリッジなどと呼ばれるトナー収納容器が着脱自在に装着され、トナー収納容が空になると、あらかじめ用意されているトナー充填済みの新しいトナー収納容器と交換される。
特許文献1には、ボトル内部に螺旋状の溝が形成され、該ボトルを回転させることにより口部からトナーを流出できるようにしたトナーボトル及び上記トナーボトルが着脱自在に装着されるトナー補給装置が記載されている。そのトナー補給装置では、トナーボトルが空になると、上記トナーボトルのみをユーザが交換する形態である。
特許文献2には、ボトル内部に螺旋状の溝が形成されたトナーボトル先端の口部に、トナー補給口を有するキャップを備えたトナーカートリッジ及び上記トナーカートリッジが着脱自在に装着されるトナー補給装置が開示されている。そのトナー補給装置では、トナーボトルが空になると、上記トナーカートリッジをユーザが交換する形態であるが、ボトル口部にキャップを備えることにより、ユーザが直接ボトル開口に触れるのを防ぐことができる。
ところで、トナー収納容器から現像装置へとトナーを供給するトナー供給装置として、モーノポンプ(粉体ポンプ)を用いるものは周知である。モーノポンプを用いたトナー供給装置では、トナーボトルあるいはトナーカートリッジをセット部にセットすると、ボトルあるいはカートリッジ側の補給口に本体側に設けられたノズルが勘合し、本体側にトナーを供給することができる状態になる。そして、上記ノズル勘合後に、モーノポンプによりトナーを吸引して現像装置へとトナーを搬送する。
モーノポンプを用いたトナー供給装置(補給装置)では、ノズル本体に、あるいはノズルとモーノポンプとの間に、トナーの有無を判断するための透明な検知窓を設け、そこに光透過型センサーを配置して検知窓内のトナーの有無を検知するように構成したものがある。
しかしながら、従来のトナー補給装置では、トナーの有無を判断するための検知窓の内壁にトナーが大量に付着してしまうとセンサ光が遮られてしまい、本来はトナーが無いのにトナー有りと判断してしまう誤検知が発生するという問題があった。
本発明は、上述の問題を解決し、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することのできるトナー付着防止装置及びこれを備えたトナー補給装置ならびに画像形成装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、トナー収納容器と現像装置の間のトナー補給路に配置されてトナーの有無を検出するための検知窓へのトナー付着を防止するトナー付着防止装置において、前記検知窓と、前記トナー補給路の垂直部に配置された前記検知窓の内面を清掃する清掃手段を備え、前記検知窓は、トナー搬送路側におけるトナー搬送方向両側端部が曲面形状に形成されていることにより解決される。
また、前記清掃手段は、トナーが搬送される方向を軸として回転可能に支持された清掃部材を有し、該清掃部材を回転させることにより前記検知窓を清掃すると好ましい。
また、前記清掃部材は前記検知窓部に位置する清掃部を有し、該清掃部が平板状に形成されていると好ましい。
また、前記清掃部材は前記平板状清掃部に、光学式センサのセンサ光を通過させるための開口部を有すると好ましい。
また、前記清掃手段は、トナーが搬送される方向に沿って移動可能に支持された清掃部材を有し、該清掃部材を移動させることにより前記検知窓を清掃すると好ましい。
また、前記清掃部材は前記検知窓の内面に摺接する清掃部を有すると好ましい。
また、前記清掃部がリング状に形成されていると好ましい。
また、前記清掃手段は、前記清掃部材の前記清掃部を前記検知窓の検知領域外をホームポジションとして位置させると好ましい。
また、前記清掃部材がトナーが搬送される方向と平行に設置されていると好ましい。
また、前記清掃手段は、前記清掃部材の少なくとも前記検知窓を清掃する清掃部が弾性部材により形成されると好ましい。
また、前記清掃手段は、前記清掃部材の少なくとも前記検知窓を清掃する清掃部が透明部材により形成されると好ましい。
また、前記検知窓は、トナー搬送方向の前後両側の端面に圧接される弾性シール部材によりシールされていると好ましい。
また、前記検知窓は、トナー搬送路側の前記端面において前記弾性シール部材と検知窓との接触開始点よりも外側で前記曲面形状が開始されていると好ましい。
また、前記検知窓は、前記曲面形状に形成された端部以外の前記端面が平面状に形成されていると好ましい。
また、前記検知窓がガラス材料により形成されていると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、トナー収納容器と、トナー移送手段を備え、前記トナー収納容器内のトナーを前記トナー移送手段により現像装置へ補給するトナー補給装置であって、請求項1〜16のいずれか1項に記載のトナー付着防止装置を有するトナー補給装置により解決される。
また、光学式センサによりトナーの有無を検出すると好ましい。
また、前記光学式センサが透過型光センサであると好ましい。
また、前記トナー移送手段がモーノポンプであると好ましい。
また、前記モーノポンプが前記トナー付着防止装置の下流側に配置された吸引型モーノポンプであると好ましい。
また、前記トナー収納容器に収容されたトナーが小粒径重合トナーであると好ましい。
また、前記トナー収納容器に収容されたトナーは、あらかじめキャリアが混合されたプレミックス剤であると好ましい。
また、前記トナー収納容器のトナー供給口に係合されるノズル部材を有し、前記トナー付着防止装置の前記検知窓が前記ノズル部材に設けられていると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、請求項17〜24のいずれか1項に記載のトナー補給装置を備える画像形成装置により解決される。
また、前記清掃手段を、前記トナー移送手段の駆動に同期させて作動させると好ましい。
また、前記トナー移送手段を駆動する場合、その駆動開始よりも所定時間早く前記清掃手段を作動させると好ましい。
また、前記トナー移送手段を所定回数駆動するごとに前記清掃手段を作動させると好ましい。
また、現像装置内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を有し、該トナー濃度検知手段の検知結果に基づいて前記清掃手段を作動させると好ましい。
請求項1のトナー付着防止装置によれば、検知窓の内面を清掃する清掃手段を備えるので、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することができる。またその結果、誤検知によって生じる現像装置のトナー濃度低下を防ぎ、低濃度画像の出力が防止され、用紙やトナーを無駄にすることが無く、資源の無駄を防ぐことができる。
また、検知窓はトナー搬送路側の端部を曲面形状に形成されているので、トナー付着の起点となる角部を無くし、検知窓へのトナー付着を防止することができる。したがって、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することができる。またその結果、誤検知によって生じる現像装置のトナー濃度低下を防ぎ、低濃度画像の出力が防止され、用紙やトナーを無駄にすることが無く、資源の無駄を防ぐことができる。
またトナー搬送方向の前後両側でのトナー付着を防止することができる。
請求項2の構成により、清掃部材を回転させることで検知窓を効率良く清掃してトナー付着を防止することができる。
請求項3の構成により、清掃部を平板状とすることでトナー搬送性への影響を最小限に抑制することができる。
請求項4の構成により、平板状清掃部に開口部を設けることでセンサ光を遮ることが無い。
請求項5の構成により、清掃部材をトナー搬送方向に沿って移動させることで検知窓を効率良く清掃してトナー付着を防止することができる。
請求項6の構成により、検知窓の内面に摺接する清掃部により確実に検知窓を清掃することができる。
請求項7の構成により、清掃部をリング状とすることによりトナー搬送性への影響を最小限に抑制することができる。
請求項8の構成により、清掃部材の清掃部のホームポジションを検知窓の検知領域外とすることで、検知の邪魔をすることが無い。
請求項9の構成により、清掃部材がトナー搬送方向と平行に設置されるので、トナー搬送性に影響することなくトナー付着を防止することができる。
請求項10の構成により、少なくとも清掃部を弾性部材により形成することで効果的に清掃を行なえるので、トナー付着防止が効率良く行なわれる。
請求項11の構成により、少なくとも清掃部を透明部材で形成することにより、センサ光路を遮ることなく検知窓部を清掃してトナー付着を防止することが可能となる。
請求項12の構成により、トナー搬送方向の前後両側を弾性シール部材により機密性を確保してトナー漏れを防止できる。
請求項13の構成により、トナー補給路内において検知窓の角部が存在しなくなり、トナー付着が効果的に防止される。
請求項14の構成により、シール部材との接触面積を維持することができ、機密性の低下防止とトナー付着防止の両立を図ることができる。
請求項15の構成により、トナー汚染に強い材料であるガラスを用いることでトナーが付着しにくくなり、検知窓の汚れを防止することができる。
請求項16のトナー補給装置によれば、トナー収納容器と現像装置の間に設けた検知窓部におけるトナー付着を防止できるので、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することができる。またその結果、誤検知によって生じる現像装置のトナー濃度低下を防ぎ、低濃度画像の出力が防止され、用紙やトナーを無駄にすることが無く、資源の無駄を防ぐことができる。
請求項17の構成により、光学式センサを用いることで低コストに精度良くトナーの有無を検出することができる。
請求項18の構成により、透過型光センサを用いることで、簡単な検知部の構成で精度良く確実にトナーの有無を検出することができる。
請求項19の構成により、モーノポンプを用いることで確実なトナー補給を行なうことができる。
請求項20の構成により、トナー付着防止装置の下流側からモーノポンプでトナーを吸引するので、検知窓部でのトナー詰まりを抑制し、確実な検出が期待できる。
請求項21の構成により、小粒径重合トナーを用いる場合でも、トナーの有無を確実に検出することができる。
請求項22の構成により、トナーとしてプレミックス剤を用いる場合でも、トナーの有無を確実に検出することができる。
請求項23の構成により、ノズル部材に設けた検知窓におけるトナー付着を防止することができ、誤検知を防止することができる。
請求項24の画像形成装置によれば、トナー収納容器と現像装置の間に設けた検知窓部におけるトナー付着を防止できるので、確実なトナー補給が行なえるとともに、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することができる。またその結果、誤検知によって生じる現像装置のトナー濃度低下を防ぎ、低濃度画像の出力が防止され、用紙やトナーを無駄にすることが無く、資源の無駄を防ぐことができる。
請求項25の構成により、清掃手段をトナー移送手段の駆動に同期させて作動させるので、清掃部材の駆動時間を抑制し、清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができる。したがって、清掃性能の維持及び耐久性の点で有利である。
請求項26の構成により、粉体ポンプの動作開始に先がけて清掃部材を駆動開始させるので、検知精度を向上させることができる。また、清掃部材の駆動時間を抑制して清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができる。
請求項27の構成により、トナー移送手段を所定回数駆動するごとに清掃手段を作動させるので、清掃部材の駆動時間が最小限で済み、清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができる。したがって、清掃性能の維持及び耐久性の点で有利である。
請求項28の構成により、トナー濃度検知手段の検知結果に基づいて清掃手段を作動させるので、清掃部材の駆動時間が最小限で済み、清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができる。したがって、清掃性能の維持及び耐久性の点で有利である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るトナー付着防止装置を有するトナー補給装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー複写機を示す断面構成図である。このカラー複写機は、中央に複写機本体100、その下部にテーブル状に構成された給紙部200が配置され、複写機本体100の上方にスキャナ300、スキャナ300の上方に自動原稿搬送装置(ADF)400を配置した構成となっている。
複写機本体100には、複数のローラ14、15、16に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成された像担持体としての中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、複数のローラ14,15,16のうち1つのローラが図示していない駆動装置によって回転駆動され、これにより中間転写ベルト10が矢印で示す図中時計回りに走行駆動され、他のローラが従動回転する。このように走行する中間転写ベルト10の上部走行辺には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各作像ユニット18が横に並んで配置されている。すなわち、ローラ14とローラ15間のベルト走行辺上に、4つの画像形成手段18を配置してタンデム作像部20を構成している。
4個の作像ユニット18は、中間転写ベルト10に接する潜像担持体としての感光体ドラム40を具備している。この感光体ドラム40の周りには、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、除電装置等が配置され、さらに感光体ドラム40が中間転写ベルト10に接する位置における中間転写ベルト10の内側には転写装置62が設けられている。本実施形態の場合、4個の作像ユニット18は同一構造に構成されているが、現像装置のトナーの色がブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色に異なっている。また、各作像ユニット18の上方には光変調されたレーザ光を各感光体ドラム表面に照射する露光装置21が配置され、このレーザ光は帯電装置と現像装置の間で感光体ドラムに照射する。露光装置21は、各作像ユニット18毎に設けてもよいが、共通の露光装置21を用いればコストの点で有利である。
中間転写ベルト10を挟んでタンデム作像部20と反対の側には、2次転写装置22が設けられている。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を巻き掛け、該ベルトが中間転写ベルト10を介してローラ16に押し当てられるように配置されている。
図1において、2次転写装置22の左横には、シート上に担持された転写画像を定着するための定着装置25が設けられている。本実施形態の定着装置25は、加圧ローラ27と、該加圧ローラ27に押し当てた無端ベルトである定着ベルト26とを具備している。
上述した2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えている。もちろん、2次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、転写後のシートを定着装置25まで搬送するシート搬送装置を、別途設ける必要が生ずる。
なお、図示例では、このような2次転写装置22及び定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備えている。
さて、上記のように構成されたカラー複写機を用いてコピーをとる場合について説明する。まず、自動原稿搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、自動原稿搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、自動原稿搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、図示していないスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動した後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33及び第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、図示していないスタートスイッチを押すと、中間転写ベルト10が回転走行し、同時に、個々の作像ユニット18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の走行とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
さらに、スタートスイッチを押すことで、給紙部200の給紙ローラ42の1つを選択的に回転駆動し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、手差し給紙を選択した場合には給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上に一括してフルカラー画像を記録する。
画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム作像部20による再度の画像形成に備える。
図2は、作像ユニット18の現像装置にトナーを補給するトナー補給機構を示す斜視図である。この図において、符号60は各色作像ユニット18毎に設けられる現像装置であり、その各現像装置60毎に粉体ポンプ70が備えられる。ここでは図2で一番手前に位置するブラック用の機器で説明する。粉体ポンプ70にはトナー補給チューブ91を介してノズル90が接続されている。ノズル90は図示していない機枠に支持されており、後述するトナーボトル180をセット部にセットすることで、ノズル先端がボトル内に挿入される。
上記粉体ポンプ70は、駆動モータ71により回転駆動される駆動シャフト72に装着された駆動シャフトギヤ73から連絡ギヤ74を介して駆動される。粉体ポンプ70としては周知の構成のモーノポンプを採用することが可能である。粉体ポンプ70により移送されたトナーは、一旦サブホッパ75に収納され、サブホッパ下部のトナー補給口76より現像装置60へトナーが供給される。トナーとしては各種トナーを使用できるが、例えば平均粒径7μm以下の小粒径重合トナーが好適に用いられる。また、トナーにあらかじめキャリアを混合したプレミックス剤を用いることもできる。
図3は、トナーボトル及びトナーボトルが装着される画像形成装置本体側のノズル部材を示す斜視図である。また、図4は、トナーボトルのトナー供給口付近の断面図である。これらの図に示すように、トナーボトル180は、円筒状のボトル本体181と、そのボトル本体と相対的に回転可能なキャップ183及びホルダ184を有している。ボトル本体181には、その周面にボトルが回転することによって収納したトナーをキャップ183側へ搬送する螺旋182が形成されている。
上記キャップ183は、ホルダ184を介してボトル本体181に装着される。図4に示すように、ホルダ184のボトル本体側端部には爪部184aが設けられ、この爪部184aがボトル本体181に形成された円周溝187に係止されることにより、キャップ183及びホルダ184がボトル本体181に相対的に回転可能に構成されている。なお、ボトル本体181とキャップ183の接合部にはシール188を介在させて当該部からのトナー漏れを防いでいる。また、ボトル本体181のキャップ183を取り付ける近傍には、ボトル本体を回転させるための入力部として用いるボトルギヤ189がボトル本体181と一体に設けられている。
キャップ183の下部に位置して、排出用部材としての出口部材201が設けられている。その出口部材201には、図3に示すように、ノズル部材190の位置決めピン192,192が挿入される位置決め孔186,186が設けられ、ボトル先端側端面に開口している。また、位置決め孔186,186の間には、ノズル部材190のノズル191が挿入されるノズル孔202(図4)の開口203が開口している。
図4に示すように、出口部材201の内部には円筒形状の空間として構成されるノズル孔202が形成されている。ノズル孔202の上側には連通口204が形成され、キャップ183に設けられた開口185に対向している。これにより、ボトル本体181内に収納されたトナーは開口185及び連通口204を通ってノズル孔202に導かれる。ノズル孔202は内部に円筒形状の弁体205が配置される弁室であり、この弁体205を軸方向(図4において左右方向)に動かすことでトナー供給路を開閉できるようになっている。
図4では弁体205が右側に移動して連通口204から開口203に至るトナー供給路が開かれた状態で図示しているが、弁体205は図示しない圧縮バネにより図4の左方向に付勢されており、トナーボトル180が装置本体にセットされていないとき、すなわち、ノズル部材190のノズル191がノズル孔202に挿入されていないときには、弁体205が連通口204を塞いでトナー供給路を閉鎖する位置に移動する。なお、弁体205がノズル孔202から抜けてしまわないように、図示しない抜け止めが設けられている。また、弁室であるノズル孔202には、連通口204の両側にOリング206,206が配置されている。弁体205が両側のOリング206,206にまたがるように位置したときに、各Oリング206が弁体205の外周に密着することでトナー供給路が確実に閉鎖される。
図5は、ノズル部材190の断面図である。
この図に示すように、ノズル部材190のノズル191の内部には円筒状空間であるトナー通路(水平路)192が形成されており、ノズル191の先端には受口193が開口している。また、ノズル部材190には垂直部194が設けられている。その垂直部194の内部には円筒状空間であるトナー通路(垂直路)195が形成され、水平路192と接続されている。垂直部194には、粉体ポンプ70につながるトナー補給チューブ91が接続される(図2参照)。また、その垂直部194の両側の側壁には、検知窓(検知用開口)198a,198bが対向するように設けられている(図10参照、図5には一方側の検知窓198aのみを示す)。該検知窓198a,198bが設けられている垂直部194のトナー通路内には円柱状透明部材215(図10,図13参照)が嵌装され、その円柱状透明部材215の上下に弾性体からなるOリング216,216(図10,図13参照)が配置されてトナー漏れが防止される。
図6は、トナーボトルにノズル部材のノズルが挿入された様子を示す部分断面図である。
トナーボトル180を装置本体のセット部にセットすると、ノズル部材190のノズル191が出口部材201のノズル孔202に挿入される。これにより、トナー供給路を閉鎖する位置にあった弁体205がノズル孔202の奥に押し込まれ、トナー供給路が開かれる。そして、ノズル191の受口193が連通口204に対向し、トナーボトル180内に収納されたトナーがノズル部材のトナー通路192,195(図5)を通り、トナー補給チューブ91を介して現像装置60(図2)に供給される。トナーボトル180内にトナーが有る時には、検知窓198部にはトナーが充満している。
図7は、ノズル部材190が画像形成装置本体のハウジングに保持される様子を示す部分正面図である。この図に示すように、ノズル部材190は水平部196を有しており、その水平部196の両側にネジ挿入部197,197が形成されている。ネジ挿入部197,197よりネジ155,155でノズル部材190をハウジング150に装着する。ノズル部材190の垂直部194には上述したように検知窓198a,198b(図5,6参照)が対向して設けられており、その検知窓198a,198bに対してトナーエンドセンサ80の発光部80a及び受光部80bがそれぞれ配置されている。図8に、ノズル部材190にトナーエンドセンサ80が取り付けられた様子を斜視図にて示す。
トナーエンドセンサ80は、発光部80aから出射させた光を受光部80bで受光することにより、トナーの有無を検知する。すなわち、本例では、検知窓198部にトナーが充満して発光部80aからの光が遮られて受光部80bからのセンサ出力が無いときに「トナー有り」と判定し、検知窓198部にトナーが無く、発光部80aからの光を受光部80bで受光したセンサ出力有りの時に「トナー無し」と判定する。なお、本例では、トナー有無の判断は画像形成装置本体の制御部で行なっている。
ところで、検知窓198部に設けられた円柱状透明部材215の内側にトナーが大量に付着してしまうとセンサ光が遮られてしまい、本来はトナーが無いのにトナー有りと判断してしまう誤検知が発生する可能性がある。そこで、ノズル部材190には、以下に説明するようなトナー付着防止手段が設けられている。
図9は、ノズル部材190内部に配置されるトナー付着防止手段の一例を示す斜視図である。この図に示す清掃部材210は、軸部211の先端部に平板部212が設けられている。この平板部212には開口(貫通穴)213が形成されている。
図10は、清掃部材210を配置したノズル部材190の内部構成を示す断面図である。この図に示すように、ノズル部材190の検知窓198a,198bが設けられている垂直部194(図5)のトナー通路内には円柱状透明部材215が嵌装され、その円柱状透明部材215の上下にOリング216,216が配置されて検知窓からのトナー漏れが防止されている。清掃部材210は、軸部211の上端部にギヤ214が固着され、ノズル部材190本体に軸受199を介して回動可能に支持され、その先端平板部212を検知窓198部に位置させている。ギヤ214には図示しない駆動ギヤが噛み合わされており、ギヤ214が回転することによって清掃部材210が回転し、平板部212により検知窓の内壁(円柱状透明部材215の内周面)が清掃される。平板部212(少なくとも平板部212)は弾性体で構成されても良い。
上記のように平板部212には開口(貫通穴)213が形成されているので、トナーが消費されて検知窓198部にトナーが無くなってくると、センサ発光部80aからの光は平板部212の開口213を通過して受光部80bに到達し、トナー無しが検知される。なお、平板部212に開口(貫通穴)を設けるのではなく、透明な部材により清掃部材210(少なくとも平板部212)を形成しても良い。
このように、本例ではトナー供給路の中途に設けられた検知窓部にトナーが付着するのを防止するトナー付着防止手段としての清掃部材210をノズル部材190の内部に設けたので、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することができる。またその結果、誤検知によって生じる現像装置のトナー濃度低下を防ぎ、低濃度画像の出力が防止され、用紙やトナーを無駄にすることが無く、資源の無駄を防ぐことができる。
また、清掃部材210はトナー搬送方向と平行に配置されるので、トナー搬送性に影響することなくトナー付着を防止することができる。また、清掃部である平板部212を薄板状とすることにより、トナー搬送性への影響を最小限に抑制することができる。また、清掃部材210(少なくとも平板部212)を弾性体で構成した場合には効果的に清掃を行なえるので、トナー付着防止が効率良く行なわれる。また、円柱状透明部材215に傷を付けることもなく、長期間に渡って良好な検知性を維持することができる。もちろん、清掃部である平板部212に開口(貫通穴)を設けるか透明な部材により清掃部材210(少なくとも平板部212)を形成することにより、センサ光路を遮ることなく検知窓部を清掃してトナー付着を防止することが可能となる。
次に、トナー付着防止手段の別例について説明する。
図11は、ノズル部材190内部に配置されるトナー付着防止手段の別例を示す斜視図である。この図に示す清掃部材220は、軸部221の先端部にリング状清掃部222が設けられている。
図12は、清掃部材220を配置したノズル部材190の内部構成を示す断面図である。図10と同一部分には同じ符合を付して重複する説明を省略する。図12に示すように、清掃部材220は、軸部221の上端部にキャップ部材224が固着され、ノズル部材190本体に軸受199を介して軸方向に移動可能に支持され、その先端のリング状清掃部222を円柱状透明部材215部分に位置させている。リング状清掃部222は、その外周が円柱状透明部材215の内周面を摺動するような直径に設けられている。清掃部材220(少なくともリング状清掃部222)を弾性部材で構成すると好適である。また、清掃部材220を透明部材で形成しても良い。
キャップ部材224とノズル部材190の本体との間には、圧縮スプリング225が配設されている。キャップ部材224の上部には、図示しない偏心カムが配置されており、図示しない駆動手段によりその偏心カムを所定量だけ回転させることで、キャップ部材224を図の下方に押し下げることができるように構成されている。そして、上記の図示しない偏心カムにより図13に示すように、キャップ部材224を圧縮スプリング225の付勢力に抗して図の下方に押し下げると、清掃部材220が下方に移動し、リング状清掃部222が円柱状透明部材215の内周面を摺動しながら清掃する。上記の図示しない偏心カムをキャップ部材224の押圧を解除する位置まで回転させることにより、圧縮スプリング225がキャップ部材224を図12に示す位置まで上昇させ、清掃部材220を図12に示すホームポジションまで上昇させながらリング状清掃部222が円柱状透明部材215の内周面を摺動して清掃する。なお、清掃部材220を移動させる手段は偏心カムに限らず、例えば電磁ソレノイドなどを用いた構成を採用することができる。
本構成例においても、トナー供給路の中途に設けられた検知窓部にトナーが付着するのを防止するトナー付着防止手段としての清掃部材220をノズル部材190の内部に設けたので、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することができる。またその結果、誤検知によって生じる現像装置のトナー濃度低下を防ぎ、低濃度画像の出力が防止され、用紙やトナーを無駄にすることが無く、資源の無駄を防ぐことができる。
また、清掃部材220はトナー搬送方向と平行に配置されるので、トナー搬送性に影響することなくトナー付着を防止することができる。また、清掃部222をリング状とすることにより、トナー搬送性への影響を最小限に抑制することができる。また、清掃部材220(少なくともリング状清掃部222)を弾性体で構成した場合には効果的に清掃を行なえるので、トナー付着防止が効率良く行なわれる。また、円柱状透明部材215に傷を付けることもなく、長期間に渡って良好な検知性を維持することができる。清掃部材220を透明な部材により形成することで、清掃部材220が検知窓198部に停止した場合でもセンサ光が透過でき、誤検知を防止することができる。
さらに、清掃部材220のホームポジションをセンサ光を遮らない位置(図12の位置)とすることで、清掃部材220が検知の邪魔にならず、確実なトナー有無の検知を行なうことができる。
図14は、検知窓198部に設けられる円柱状透明部材215の構成を示す断面図である。この図に示すように、円柱状透明部材215は円柱形状をしており、その上下両端部の内側(トナー供給路側)部分は、曲面状の断面形状を有する「R形状」に形成されている。そして、ノズル部材190の検知窓198が設けられている垂直部194(図5)のトナー通路内に円柱状透明部材215が嵌装され(図10,12,13)、その円柱状透明部材215の上下両端面に弾性体からなるOリング216,216が圧接されて検知窓部からのエアーが漏れないように気密性が保たれ、トナー漏れが防止される。円柱状透明部材215としては、例えば、トナー汚染に強い材料であるガラスを用いることができる。
ノズル部材190の下流側に配置された粉体ポンプ70(図2)により吸引されたトナーは、ノズル内部を上方から下方に流れていく。ここで、円柱状透明部材215の内周側(トナー供給路側)の端部を「R形状」としたことにより、トナー付着の起点となる角部を無くし、円柱状透明部材215に対するトナー付着を防止することができる。したがって、検知窓の汚れによる誤検知を未然に防止することができる。またその結果、誤検知によって生じる現像装置のトナー濃度低下を防ぎ、低濃度画像の出力が防止され、用紙やトナーを無駄にすることが無く、資源の無駄を防ぐことができる。
なお、上記「R形状」は、図15に示すように、円柱状透明部材215の端面が内周側でOリング216と接触を開始する位置(接触開始点)よりも外周側(トナー供給路と反対側)で「R形状」が開始するように設けられている。これにより、トナー供給路内において円柱状透明部材215の角部が存在しなくなり、トナー付着が効果的に防止される。なお、図15では円柱状透明部材215の上端部のみを示したが、下端部でも同様に接触開始点の外周側に「R形状」開始点が位置するように構成されている。
また、本例では円柱状透明部材215の外周側の端部は角形状とし、内周側にのみ「R形状」を設けている。すなわち、円柱状透明部材215の端面は、内周側の「R形状」部位外は直線(平面)状に設けられている。外周側にも「R形状」を設けると円柱状透明部材215とOリング216の接触面積が少なくなり機密性の低下が懸念されるが、本例のように内周側にのみ「R形状」を設け他の部分を平面状とすることで、機密性の維持とトナー付着防止効果の両立を図ることができる。
次に、清掃部材の駆動制御について、4つの実施例を挙げて説明する。なお、以下に説明する清掃部材駆動制御は、図9,10で説明した清掃部材210を用いる場合、および、図11〜13で説明した清掃部材220を用いる場合、のいずれにも適用可能である。
図16は、清掃部材駆動制御の第1実施例を示すタイミングチャートである。本第1実施例では、清掃部材の駆動開始を粉体ポンプ70(図2)の動作開始に同期させている。すなわち、画像形成装置本体において、トナー補給信号により粉体ポンプ70がオンすると同時に清掃部材もオンされる。ノズル部材190におけるトナー有無検知(トナーエンドセンサ80による)は、粉体ポンプが駆動されているときのみ検知すればよいので、粉体ポンプ70がオンしているときのみ清掃部材を駆動する制御により、必要最小限の駆動時間で済み、清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができる。したがって、清掃性能の維持及び耐久性の点で有利である。
図17は、清掃部材駆動制御の第2実施例を示すタイミングチャートである。本第2実施例では、粉体ポンプ70の動作開始に先がけて清掃部材を駆動開始させるように制御する。すなわち、画像形成装置本体において、トナー補給信号により、まず清掃部材をオンさせ、所定時間だけ遅らせ(ディレイさせ)て粉体ポンプをオンさせる。本実施例では、粉体ポンプが動作するより早く清掃部材がオンされて検知窓198の清掃が行なわれるので、検知精度を向上させることができる。また、清掃部材の駆動時間を抑制して清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができ、清掃性能の維持及び耐久性の点でも有利である。
図18は、清掃部材駆動制御の第3実施例を示す模式図である。
粉体ポンプの駆動回数によりトナーボトル(トナーカートリッジ)内のトナー残量はあらかじめ予測できるので、トナーがある程度少なくなってから清掃部材を駆動しても問題はない。そこで本第3実施例では、粉体ポンプを所定回数(ここではn回とする)駆動するごとに清掃部材を1回(所定時間)駆動するように制御する。すなわち、粉体ポンプ70の駆動回数を記憶させておき、その駆動回数がn回に達したら、次回の粉体ポンプ駆動時に清掃部材をオンさせる。粉体ポンプの駆動回数がn回に達したら回数情報をリセットし、再度カウントする。本実施例においては、粉体ポンプを所定回数駆動するごとに(粉体ポンプの駆動回数が所定回数以上となったら)清掃部材を駆動するので、清掃部材の駆動時間が最小限で済み、清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができる。したがって、清掃性能の維持及び耐久性の点で有利である。
図19は、清掃部材駆動制御の第4実施例を示す模式図である。本第4実施例では、現像装置60(図2)に設けられているトナー濃度センサ(図示せず)の出力値に基づいて清掃部材の駆動制御を行なうものである。すなわち、現像装置内のトナー濃度をトナー濃度センサで検知し、その出力値が所定値(閾値)以下となった場合に清掃部材をオンさせるよう制御している。現像装置内のトナー濃度が低下してトナー濃度センサ出力が閾値以下となった場合というのはトナーボトル内にトナーが少ないということなので、これを検知してそこから清掃部材を駆動させるようにすることで、清掃部材の駆動時間が最小限で済み、清掃部材の磨耗や劣化を抑制することができる。したがって、清掃性能の維持及び耐久性の点で有利である。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
トナーの有無を検出する検知窓の位置は、図示例で示したようなノズル部材に限らず、トナー容器から現像装置までのトナー搬送路の適宜な位置に配置できるものである。また、検出に用いるセンサは光透過型に限らず、反射型光センサ等を採用することもできる。トナー付着防止手段としての清掃部材の形状や素材も、適宜なものを採用可能である。また、検知窓部に設ける透明部材の「R形状」も円弧に限らず任意な曲線形状を採用可能であるし、その曲率等も適宜に設定することができる。
トナー容器の形状や構成も任意であり、トナー移送手段としての粉体ポンプも任意な構成のモーノポンプを使用可能である。また、ノズル部材の構成なども適宜な構成を採用可能である。さらには、粉体ポンプを用いないトナー搬送装置にも本発明を適用することができる。例えば、現像装置にトナーホッパが付設されているような構成において、ホッパと現像装置本体との間に検知窓部を設けたような構成で本発明によるトナー付着防止装置を適用することができる。
清掃部材の駆動制御においては、1回の駆動時間等は任意に設定可能である。また、粉体ポンプの駆動開始をディレイさせる場合の遅延時間も適宜設定可能であるし、粉体ポンプの所定回数ごとに清掃部材を駆動させる場合の回数も適宜設定可能である。また、現像装置内のトナー濃度に基づいて清掃部材を駆動する場合のトナー濃度センサの構成や、センサ出力の閾値も任意である。
また、画像形成装置各部の構成も任意であり、図示例の中間転写方式に限らず直接転写方式も採用し得る。画像形成装置としては複写機に限らず、プリンタやファクシミリ、あるいは複数の機能を有する複合機でも構わない。
本発明に係るトナー付着防止装置を有するトナー補給装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー複写機を示す断面構成図である。 その画像形成装置の現像装置にトナーを補給するトナー補給機構を示す斜視図である。 トナーボトル及びトナーボトルが装着される画像形成装置本体側のノズル部材を示す斜視図である。 トナーボトルのトナー供給口付近の断面図である。 ノズル部材の断面図である。 トナーボトルにノズル部材のノズルが挿入された様子を示す部分断面図である。 ノズル部材が装置本体のハウジングに保持される様子を示す部分正面図である。 ノズル部材にトナーエンドセンサが取り付けられた様子を示す斜視図である。 ノズル部材内部に配置されるトナー付着防止手段の一例を示す斜視図である。 清掃部材を配置したノズル部材の内部構成を示す断面図である。 ノズル部材内部に配置されるトナー付着防止手段の別例を示す斜視図である。 その清掃部材を配置したノズル部材の内部構成を示す断面図である。 その清掃部材が移動した状態のノズル部材の内部構成を示す断面図である。 検知窓部に設けられる円柱状透明部材の構成を示す断面図である。 その円柱状透明部材とOリングの当接部を拡大した部分断面図である。 清掃部材駆動制御の第1実施例を示すタイミングチャートである。 清掃部材駆動制御の第2実施例を示すタイミングチャートである。 清掃部材駆動制御の第3実施例を示す模式図である。 清掃部材駆動制御の第4実施例を示す模式図である。
符号の説明
60 現像装置
70 粉体ポンプ(モーノポンプ)
80 トナーエンドセンサ
80a 発光部
80b 受光部
180 トナーボトル
190 ノズル部材
194 垂直部
198 検知窓(検知用開口)
215 円柱状透明部材
216 Oリング
210,220 清掃部材
212 平板部(清掃部)
214 ギヤ
222 リング状清掃部
224 キャップ部材
225 圧縮スプリング

Claims (28)

  1. トナー収納容器と現像装置の間のトナー補給路に配置されてトナーの有無を検出するための検知窓へのトナー付着を防止するトナー付着防止装置において、
    前記検知窓と、前記トナー補給路の垂直部に配置された前記検知窓の内面を清掃する清掃手段を備え、
    前記検知窓は、トナー搬送路側におけるトナー搬送方向両側端部が曲面形状に形成されていることを特徴とするトナー付着防止装置。
  2. 前記清掃手段は、トナーが搬送される方向を軸として回転可能に支持された清掃部材を有し、該清掃部材を回転させることにより前記検知窓を清掃することを特徴とする、請求項1に記載のトナー付着防止装置。
  3. 前記清掃部材は前記検知窓部に位置する清掃部を有し、該清掃部が平板状に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載のトナー付着防止装置。
  4. 前記清掃部材は前記平板状清掃部に、光学式センサのセンサ光を通過させるための開口部を有することを特徴とする、請求項3に記載のトナー付着防止装置。
  5. 前記清掃手段は、トナーが搬送される方向に沿って移動可能に支持された清掃部材を有し、該清掃部材を移動させることにより前記検知窓を清掃することを特徴とする、請求項1に記載のトナー付着防止装置。
  6. 前記清掃部材は前記検知窓の内面に摺接する清掃部を有することを特徴とする、請求項5に記載のトナー付着防止装置。
  7. 前記清掃部がリング状に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載のトナー付着防止装置。
  8. 前記清掃手段は、前記清掃部材の前記清掃部を前記検知窓の検知領域外をホームポジションとして位置させることを特徴とする、請求項6又は7に記載のトナー付着防止装置。
  9. 前記清掃部材がトナーが搬送される方向と平行に設置されていることを特徴とする、請求項2又は5に記載のトナー付着防止装置。
  10. 前記清掃手段は、前記清掃部材の少なくとも前記検知窓を清掃する清掃部が弾性部材により形成されることを特徴とする、請求項2〜9のいずれか1項に記載のトナー付着防止装置。
  11. 前記清掃手段は、前記清掃部材の少なくとも前記検知窓を清掃する清掃部が透明部材により形成されることを特徴とする、請求項2〜10のいずれか1項に記載のトナー付着防止装置。
  12. 前記検知窓は、トナー搬送方向の前後両側の端面に圧接される弾性シール部材によりシールされていることを特徴とする、請求項1に記載のトナー付着防止装置。
  13. 前記検知窓は、トナー搬送路側の前記端面において前記弾性シール部材と検知窓との接触開始点よりも外側で前記曲面形状が開始されていることを特徴とする、請求項12に記載のトナー付着防止装置。
  14. 前記検知窓は、前記曲面形状に形成された端部以外の前記端面が平面状に形成されていることを特徴とする、請求項12に記載のトナー付着防止装置。
  15. 前記検知窓がガラス材料により形成されていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のトナー付着防止装置。
  16. トナー収納容器と、トナー移送手段を備え、前記トナー収納容器内のトナーを前記トナー移送手段により現像装置へ補給するトナー補給装置であって、
    請求項1〜15のいずれか1項に記載のトナー付着防止装置を有することを特徴とするトナー補給装置。
  17. 光学式センサによりトナーの有無を検出することを特徴とする、請求項16に記載のトナー補給装置。
  18. 前記光学式センサが透過型光センサであることを特徴とする、請求項17に記載のトナー補給装置。
  19. 前記トナー移送手段がモーノポンプであることを特徴とする、請求項16に記載のトナー補給装置。
  20. 前記モーノポンプが前記トナー付着防止装置の下流側に配置された吸引型モーノポンプであることを特徴とする、請求項19に記載のトナー補給装置。
  21. 前記トナー収納容器に収容されたトナーが小粒径重合トナーであることを特徴とする、請求項16に記載のトナー補給装置。
  22. 前記トナー収納容器に収容されたトナーは、あらかじめキャリアが混合されたプレミックス剤であることを特徴とする、請求項16に記載のトナー補給装置。
  23. 前記トナー収納容器のトナー供給口に係合されるノズル部材を有し、前記トナー付着防止装置の前記検知窓が前記ノズル部材に設けられていることを特徴とする、請求項16に記載のトナー補給装置。
  24. 請求項16〜23のいずれか1項に記載のトナー補給装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  25. 前記清掃手段を、前記トナー移送手段の駆動に同期させて作動させることを特徴とする、請求項24に記載の画像形成装置。
  26. 前記トナー移送手段を駆動する場合、その駆動開始よりも所定時間早く前記清掃手段を作動させることを特徴とする、請求項24に記載の画像形成装置。
  27. 前記トナー移送手段を所定回数駆動するごとに前記清掃手段を作動させることを特徴とする、請求項24に記載の画像形成装置。
  28. 現像装置内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を有し、該トナー濃度検知手段の検知結果に基づいて前記清掃手段を作動させることを特徴とする、請求項24に記載の画像形成装置。
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