JP2009086219A - トナー補給装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナーを収容するケース101と、トナーを搬送するトナー流路t1と、ケース101の側面に設けられた差し込み口109に入り込みトナー流路t1を閉塞する位置と開放する位置との間で移動可能なシャッタ105と、トナー流路t1でのトナー搬送方向における差し込み口109の内壁とシャッタ105との隙間を塞ぐシール106とを備えたトナー補給装置100において、シャッタ105は差し込み口109に入り込んだ状態での上記トナー搬送方向とシャッタ移動方向とに直交する方向に弾性を有しており、且つ、シャッタ105が差し込み口109に入り込んでいない状態でのシャッタ105の上記直交する方向の幅は差し込み口109の上記直交する方向の幅よりも大きい。
【選択図】図1
Description
また、請求項2の発明は、請求項1のトナー補給装置において、上記シャッタ部材の上記直交する方向の側面部を板ばねとすることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のトナー補給装置において、上記シャッタ部材の上記直交する方向にある側面に凸部を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3のトナー補給装置において、上記シール部材は弾性を有しており、該シール部材は上記シャッタ部材の上記トナー搬送方向の上流側と下流側とにある面の少なくとも一方に設けられることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4のトナー補給装置において、上記シール部材を覆うフィルム部材を有しており、該フィルム部材の上記直交する方向の中央部に切り欠きを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5のトナー補給装置において、上記シャッタ部材の上記直交する方向にある側面に溝部を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段と、該現像手段にトナーを補給するトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、該トナー補給手段として、請求項1、2、3、4、5または6のトナー補給装置を用いることを特徴とするものである。
図2は、本実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機はプリンタ部10、これを載せる給紙装置11、プリンタ部10の上に固定されたスキャナ12などを備えている。また、このスキャナ12の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
帯電手段たる帯電器によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置200Yによって現像されてYトナー像となる。
Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト4に一次転写される。一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。
Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
中間転写ユニット17は、中間転写ベルト4やベルトクリーニング装置90などを有している。また、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト4は、張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト4の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト4をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体と一次転写バイアスローラとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト4上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト4上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト4上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト4の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置90によってクリーニングされる。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方のローラは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト4及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト4と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、この一方の張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト4上の4色トナー像をベルト側からこの一方の張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト4上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。なお、このように一方の張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
図4は本発明の実施例であるシャッタ105の斜視図である。シャッタ105は、板バネ部105が水平方向にたわむことによってシャッタの先端をm2のように変形可能としている。本実施例においては、シャッタ105は図示しないコイルばねによって片側から付勢されており、上下方向に変形しない剛性が必要なため板バネを用いることによって水平方向の弾性と上下方向の剛性を得ている。
図14は実施例1のシャッタの凸部に溝115cを設けたシャッタ部材115を示す。この溝115cはシャッタ115と摺動する壁面との間にはさまれる粉体、主にトナーを逃がす役割を果たしている。図15は溝がないシャッタ105と摺動する壁面の拡大図である。シャッタ105は差し込み口内でたわんでいるためシャッタ凸部105bはわずかに壁面に対して斜めになっている。このため、シャッタが閉じる際、つまり図中の左に進む際には粉体300がこの斜めの隙間に詰りシャッタの動作不良を引き起こす恐れがある。これに対して、図16に示すように溝を設けたシャッタでは粉体を溝部に逃がすことによって詰りを防ぐことが可能となる。
また、本実施形態においては、シャッタ105の上記直交する方向の側面部を板ばねとすることで、上記直交する方向(シャッタ105の幅方向)の弾性と上記トナー搬送方向(シャッタ105の厚み方向)の剛性を得ることができる。
また、本実施形態においては、シャッタ105の上記直交する方向(シャッタ105の幅方向)にある側面に凸部105bを設けることで、シャッタ105の上記側面と差し込み口109の内壁との接触面積を減らすことができる。これにより、シャッタ105を上記閉塞位置と上記開放位置との間で移動させたときに上記側面と上記内壁との間で生じる摩擦力の影響を抑えることができるので、シャッタ105の摺動性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、シール106は弾性を有しており、シール106はシャッタ105の上記トナー搬送方向の上流側と下流側とにある面の少なくとも一方に設けられる。これにより、シール106を差し込み口109などの装置本体側に設けるよりも作業性が向上する。
また、本実施形態によれば、シール106を覆うフィルム部材106bを有しており、フィルム部材106bの上記直交する方向の中央部に切り欠きを設けることで、シャッタ105の上記直交する方向(シャッタ105の幅方向)のたわみによってフィルム部材106bに波打ちが起こるのを抑制することができる。これにより、フィルム部材106bに波打ちが起こることでフィルム部材106bに覆われたシール106と差し込み口109の内壁との間に隙間が生じてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、シャッタ105の上記直交する方向(シャッタ105の幅方向)にある側面に溝部115cを設けることで、上記側面と差し込み口109の内壁との間に入り込んだトナーを溝部115cに退避させることができる。これにより、上記側面と上記内壁との間でトナーが詰まるのを抑え、シャッタ105の摺動性が悪化するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、潜像を担持する潜像担持体である感光体1と、感光体1上の潜像を現像する現像手段である現像装置200と、現像装置200にトナーを補給するトナー補給手段とを備えた画像形成装置である複写機において、上記トナー補給手段として、本発明のトナー補給装置100を用いることで、複写機本体に対してトナー補給装置を着脱するときに確実なシャッタの開閉を行え、また差し込み口109からのトナー飛散が抑えられ、複写機本体やその周辺にトナー汚れが生じるのを抑制することができる。
4 中間転写ベルト
10 プリンタ部
14 張架ローラ
15 駆動ローラ
16 二次転写バックアップローラ
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
90 ベルトクリーニング装置
100 トナー補給装置
101 ケース
102 アジテーター
103 アジテーター
104 アジテーター
105 シャッタ
105a シャッタ板ばね部
105b シャッタ凸部
105c シャッタ凸部後端
106 シール
106a スポンジ部材
106b フィルム部材
106c 切り欠き
106d フィルム部材のたわみによる隙間
107 シール
108 トナー補給口
109 差し込み口
115 溝付きシャッタ
115a 溝付きシャッタバネ部
115b 溝付きシャッタ凸部
115c シャッタ側面の溝
125 シャッタ
200 現像装置
201 ケース
202 補給口勘合部シール
203 トナー受入口
300 トナーまたは現像剤
401 シャッタ側面の隙間
402 シャッタ上下面の隙間
403 シャッタ側面の摺動部
404 シャッタ上下面の摺動部
Claims (7)
- トナーを収容するトナー収容部と、
該トナー収容部のトナーを外部へ搬送するための搬送路を形成する搬送路形成部材と、
該搬送路形成部材の側壁に設けられた穴と、
該穴に入り込み該搬送路を閉塞する閉塞位置と該搬送路を開放する開放位置との間で移動可能なシャッタ部材と、
該搬送路でのトナー搬送方向における該穴の内壁と該シャッタ部材との隙間を塞ぐシール部材とを備えたトナー補給装置において、
該シャッタ部材は該穴に入り込んだ状態での該トナー搬送方向と該シャッタ部材の移動方向とに直交する方向に弾性を有しており、且つ、該シャッタ部材が該穴に入り込んでいない状態での該シャッタ部材の該直交する方向の幅は該穴の該直交する方向の幅よりも大きいことを特徴とするトナー補給装置。 - 請求項1のトナー補給装置において、
上記シャッタ部材の上記直交する方向の側面部を板ばねとすることを特徴とするトナー補給装置。 - 請求項1または2のトナー補給装置において、
上記シャッタ部材の上記直交する方向にある側面に凸部を設けたことを特徴とするトナー補給装置。 - 請求項1、2または3のトナー補給装置において、
上記シール部材は弾性を有しており、該シール部材は上記シャッタ部材の上記トナー搬送方向の上流側と下流側とにある面の少なくとも一方に設けられることを特徴とするトナー補給装置。 - 請求項4のトナー補給装置において、
上記シール部材を覆うフィルム部材を有しており、該フィルム部材の上記直交する方向の中央部に切り欠きを設けたことを特徴とするトナー補給装置。 - 請求項1、2、3、4または5のトナー補給装置において、
上記シャッタ部材の上記直交する方向にある側面に溝部を設けたことを特徴とするトナー補給装置。 - 潜像を担持する潜像担持体と、
該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段と、
該現像手段にトナーを補給するトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、
該トナー補給手段として、請求項1、2、3、4、5または6のトナー補給装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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