JPH09197789A - 現像剤補給容器 - Google Patents

現像剤補給容器

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JPH09197789A
JPH09197789A JP8009054A JP905496A JPH09197789A JP H09197789 A JPH09197789 A JP H09197789A JP 8009054 A JP8009054 A JP 8009054A JP 905496 A JP905496 A JP 905496A JP H09197789 A JPH09197789 A JP H09197789A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤補給操作時の噴煙状の現像剤漏れを防
ぐことができる現像剤補給容器を提供すること。 【構成】 開口部1aを有する容器本体1と、該容器本
体1の前記開口部1aを閉鎖するためのシャッター3
と、該シャッター3を支持するキャップ部材(シャッタ
ー支持手段)2と、該キャップ部材2に形成された凹状
のシャッターガイド部2aと、前記シャッター3の前記
開口部1a側の面に開口部1aとシャッターガイド部2
aに亘って取り付けられたシール部材4と、を有する現
像剤補給容器において、前記シャッター3の移動方向と
略平行の両側面と前記シャッターガイド部2aの間に形
成される空間に、該空間の一部を封止するためのフレキ
シブルシート(弾性部)7を設ける。本発明によれば、
前記空間がフレレキシブルシート7によって確実に封止
されるため、現像剤補給操作時の噴煙状の現像剤漏れを
防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、プ
リンタ等の画像形成装置の現像装置に現像剤を補給する
ために用いられる現像剤補給容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機、プリンタ等の画像
形成装置には現像剤として粉末トナーが使用されている
が、装置本体のトナーが消費された場合には、トナー補
給容器を用いて現像装置のホッパーへトナーを補給する
ことが行われている。トナー補給容器は一般に合成樹脂
等で作られた円筒状若しくは直方体状の容器本体と、該
容器本体からトナーを現像装置のホッパーに供給するた
めの開口部と、該開口部を封止するシール部材によって
構成されている。
【0003】ところで、斯かるトナー補給容器として、
スライド式シャッターを有するものが種々考案されてい
るが、このトナー補給容器は、往復運動(スライド)す
るシャッターと、開口部に取り付けられたシャッターを
ガイドするキャップ部材と、当該容器の密閉性を保つた
めにシャッターとキャップ部材の間に配設されたシール
部材とで構成されている。この種のトナー補給容器で
は、シャッターが移動することによって開口部が開放さ
れ、容器内のトナーが現像装置のホッパーへ補給され
る。そして、現像装置のホッパーにトナーを補給した後
にシャッターを閉めることによって容器の密閉性が保た
れ、容器内にトナーが多少残っていてもトナーの飛散が
防がれる。
【0004】而して、近年、画質向上を目的としてトナ
ーの粒径が極小化する傾向にあり、従来に比べてトナー
がより飛散し易くなっているため、開口部に高いシール
性が要求されている。
【0005】一方、エコロジーの観点からトナー補給に
要するトナー補給容器の数を減らすため、又、トナー補
給回数を減らして操作性を向上させるため、更にはコス
トダウンを図るためにトナー補給容器の容量が増大する
傾向にある。このトナー補給容器の容量の増大に伴い、
トナーの補給性能を維持するためには容器の開口部を拡
大する必要がある。しかし、開口部の口径が大きくなれ
ばなる程、トナー補給時や物流時、特に落下時のトナー
漏れやトナー飛散が発生し易くなるため、開口部に更な
る高いシール性が要求されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】而して、現在までに提
案されたスライド式シャッターを備えるトナー補給容器
においては、トナー補給時や物流時、特に落下時のトナ
ー漏れやトナー飛散は発生しにくくなっており、同時に
操作性の向上も図られている。
【0007】一般にトナー補給を行う場合には、補給前
にトナー補給容器を振る等してトナーをほぐし、十分に
トナーの流動性が高くなった状態でトナー補給を行うこ
とが好ましい。
【0008】しかし、状況によっては、トナーの流動性
が十分でない状態で補給作業が行われ、トナーが現像ホ
ッパーに落ちる速度が遅くなり、途中でトナーが閉塞し
てしまうケースが考えられる。万一、トナーが補給容器
内で閉塞してしまった場合においても、容器を数回叩く
等して容器に軽い衝撃を与えれば補給は継続されるが、
操作者によっては容器を押し込むことによってこれを排
出しようとすることが考えられる。このような状況で、
現在までに提案されたスライド式シャッターを備えるト
ナー補給容器を用いてトナー補給中に意図的に容器を押
し込んだところ、極微量の噴煙状のトナーが漏れたが、
その漏れは周囲を汚染するに至るレベルではない。
【0009】噴煙状のトナーはシャッターとシャッター
ガイド凹部の間の隙間から漏れており、現状において
は、この隙間が大きくならないよう生産工程において管
理されている。
【0010】しかし、生産工程における必要以上の管理
は製造コストの上昇を招くため、隙間が大きくなった場
合でもトナー噴煙漏れを確実に防止する方策が望まれ
る。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、現像剤補給操作時の噴煙状の
現像剤漏れを防ぐとともに、生産工程における管理を最
小限に抑えてコストダウンを図ることができる現像剤補
給容器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、開口部を有する容器本体
と、該容器本体の前記開口部を閉鎖するためのシャッタ
ーと、同開口部を閉鎖する閉鎖位置と該閉鎖位置から退
避して前記開口部を開放する開放位置とを取り得るよう
に前記シャッターを支持するシャッター支持手段と、該
シャッター支持手段に形成された凹状のシャッターガイ
ド部と、前記シャッターの前記開口部側の面に前記開口
部と前記シャッターガイド部とに亘って取り付けられた
シール部材と、を有する現像剤補給容器において、前記
シャッターの移動方向と略平行の両側面と前記シャッタ
ーガイド部の間に形成される空間に、該空間の一部を封
止するための弾性部を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記空間に突起を設けたことを特徴とす
る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記弾性部を前記シャッターの移動
方向と略平行の両側面に設けたことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記弾性部を前記シャッターガイド
部の両側部に設けたことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記弾性部の高さを前記空間の
幅と同等〜2倍程度に設定したことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記弾性部を前記シャッターと
一体的に形成したことを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1,2又は
4記載の発明において、前記弾性部を前記シャッターガ
イド部と一体的に形成したことを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項1〜4又は
5記載の発明において、前記弾性部をフレキシブルシー
トで構成したことを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記フレキシブルシートをポリエステル、
ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、フッ素樹脂
の単層又はこれらの複合層で構成したことを特徴とす
る。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1〜6又
は7記載の発明において、前記弾性部をシリコン、ウレ
タン等のゴム、発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン、
エラストマー或はスポンジで構成したことを特徴とす
る。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項1,2又
は3記載の発明において、前記弾性部を前記シャッター
と2色一体成形したことを特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項1,2又
は4記載の発明において、前記弾性部を前記シャッター
ガイド部と2色一体成形したことを特徴とする。
【0024】従って、請求項1記載の発明によれば、現
像剤補給を行う操作者が誤って現像剤補給容器を押し込
んでしまっても、シャッター支持手段のシャッターガイ
ド部とシャッターの間の空間が弾性部によって確実に封
止されるため、空間からの噴煙状の現像剤漏れが防がれ
るとともに、生産工程における管理を最小限に抑えてコ
ストダウンを図ることができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、シャッター
の開閉時に該シャッターが移動方向と直角方向に大きく
ずれるのが突起によって防がれる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、噴煙状の現
像剤漏れが防がれるとともに、現像剤補給後にシャッタ
ーガイド部に滞留する現像剤を弾性部によって掻き出し
てこれを現像ホッパーに落とし込むことができる。
【0027】請求項4記載の発明によれば、噴煙状の現
像剤漏れをより確実に防ぐことができる。
【0028】請求項5記載の発明によれば、シャッター
が空間内で極端に片寄った場合であっても、噴煙状の現
像剤漏れを防ぐことができる。
【0029】請求項6又は7記載の発明によれば、噴煙
状の現像剤漏れを防ぐことができるとともに、部品点数
と工程の削減によってコストダウンを図ることができ
る。
【0030】請求項8記載の発明によれば、フレキシブ
ルシートによって構成される弾性部によって噴煙状の現
像剤漏れを防ぐことができる。
【0031】請求項9又は10記載の発明によれば、適
切な材質によって構成されるフレキシブルシートを含む
弾性部の封止効果によって噴煙状の現像剤漏れを防ぐこ
とができる。
【0032】請求項11又は12記載の発明によれば、
噴煙状の現像剤漏れを防ぐことができるとともに、部品
点数と工程の削減によってコストダウンを図ることがで
きる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0034】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るスライド式シャッターを備える現像剤補給容
器の断面図、図2は同現像剤補給容器要部の拡大断面
図、図3は同現像剤補給容器の斜視図、図4は同現像剤
補給容器のシャッターの平面図、図5及び図6は同現像
剤補給容器においてシャッターをキャップ部材に組み込
んだ状態を示す断面図、図7は図6の矢視B方向の図、
図8は本実施の形態に係る現像剤補給容器を用いて複写
機本体の現像ホッパーに現像剤を補給している状態を示
す断面図である。
【0035】図1乃至図3に示すように、本実施の形態
に係る現像剤補給容器Yは、内部に現像剤5を収容した
容器本体1と、該容器本体1の下端に開口して複写機本
体Pに設けられた現像ホッパー6に現像剤を補給する開
口部1aと、該開口部1aを閉鎖するためのシャッター
3及び該シャッター3を支持するキャップ部材2を含ん
で構成されており、シャッター3の開口部1a側の面3
aにはシール部材4が貼着されている。
【0036】ところで、上記キャップ部材2は、シャッ
ター3が開口部1aを閉鎖する閉鎖位置と該閉鎖位置か
ら退避して開口部1aを開放する開放位置とを取り得る
ようにシャッター3を支持するものであって、該キャッ
プ部材2のシャッター3の移動方向(図3の矢印A及び
A’方向)両側面には、シャッター3の移動をガイドす
るためのガイド部2aが形成されており、前記シール部
材4は開口部1aとガイド部2aに亘って設けられてい
る。
【0037】ここで、シール部材4として柔らかい弾性
体を用いた場合、該シール部材4には、キャップ部材2
とシャッター3との間で圧縮変形することによって開口
部1aのシール性を維持し、落下等の衝撃で容器本体1
の内部に収納されている現像剤5がキャップ部材2とシ
ャッター3との間から漏れ出るのを防止することが要求
される。又、シール部材4の表面はキャップ部材2の現
像剤補給用の開口2bを有するフランジ2cのフランジ
面2c−1と低摩擦抵抗で摺動し、シャッター3の開閉
に要する力、即ちシャッター3の開閉強度を小さく抑え
ることが要求される。
【0038】又、シャッター3とシール部材4はシャッ
ター3の開閉時に剥れたり、ずれたりしない程度の接着
強度が必要で、シャッター3とシール部材4は出来れば
二色成形により一体成形することが望ましい。
【0039】更に、シャッター3には落下等の衝撃で折
れたり、捩れたりしないだけの剛性を有することと、キ
ャップ部材2との摺動摩擦抵抗が小さいことが要求され
る。尚、シャッター3の具体的な材質としては、ポリス
チレン、ポリプロピレン、ABS等のプラスチック樹
脂、これらのプラスチック樹脂にガラス繊維を混合した
混合材料、ステンレス等の金属が挙げられる。
【0040】又、図1乃至図3に示すように、キャップ
部材2は容器本体1に取り付けられており、該キャップ
部材2は容器本体1から複写機本体Pに設けられた現像
ホッパー6に現像剤5を供給するための開口部1aとシ
ャッター3の開閉移動をガイドするためのコの字状のシ
ャッターガイド部2aを有している。尚、キャップ部材
2の材質としてはシャッター3と同様のものが考えられ
る。
【0041】而して、本実施の形態においては、シャッ
ター3の移動方向(図3の矢印A,A’方向)の両側面
に、図4に示すようなフレキシブルシート7が配設され
ている。因に、このフレキシブルシート7をシャッター
3の移動方向と略平行の両側面に対して片側だけに配設
すると、本実施の形態で得られる噴煙状のトナー漏れを
防止する効果が十分に得られない。又、現像剤補給時の
シャッター3の開閉の際に、フレキシブルシート7が配
設されていないシャッター3の側面とシャッターガイド
部2aが直接摺擦することによって、現像剤5の粗粒発
生の原因となったり、シャッター3の摺動強度が上昇す
ることによって操作性悪化の原因となるため、フレキシ
ブルシート7はシャッター3の移動方向と略平行の両側
面に配設することが望ましい。
【0042】上記フレキシブルシート7の材質として
は、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエ
チレン、フッ素樹脂の単層又はこれらの複合層が挙げら
れる。又、フレキシブルシート7の厚さは50μm〜1
mm程度が望ましい。フレキシブルシート7の厚みが薄
過ぎると、これをキャップ部材2に組み込んだ際に捩れ
てしまい、本実施の形態で述べる効果が得られない。
又、逆にフレキシブルシート7の厚みが厚すぎると、該
フレキシブルシート7とシャッターガイド部2bとの摩
擦抵抗が大きくなるためにシャッター3の開閉強度が大
きくなってしまい、操作性が損なわれてしまう。
【0043】又、フレキシブルシート7を配設する位置
は、図7に示すように、シャッター3を図7の矢印A方
向に移動させ、現像剤補給容器Yを完全に開封した状態
で該フレキシブルシート7がキャップ部材2からはみ出
ないようにシャッター3の把手3bと反対側の先端部付
近が好ましい。
【0044】図4に示すように、フレキシブルシート7
のシャッター3の移動方向(図4の矢印A,A’方向)
と直角方向の高さH1は、図5に示すキャップ部材2の
シャッターガイド部2aとシャッター3の間に形成され
る空間の幅W1と同等〜2倍程度(H1=W1〜2W
1)の大きさが望ましい。因に、高さH1が小さ過ぎる
と、本実施の形態で述べる噴煙状のトナー漏れを防止す
る効果が十分に得られない。又、逆に高さH1が大き過
ぎると、現像剤補給時にシャッター3を開閉する際にフ
レキシブルシート7が捩れてしまう等の不具合が発生す
る可能性がある。
【0045】ここで、図6に図4に示すフレキシブルシ
ート7を配設したシャッター3をキャップ部材2に組み
込んだ状態を示す。又、図7にシャッター3を図7の矢
印A方向に移動させて開封した状態を示す(図6の矢視
B方向の図)。フレキシブルシート7は僅かに撓むこと
でキャップ部材2のシャッターガイド部2aとシャッタ
ー3の間で形成される空間を確実に封止し、該空間から
現像剤5が漏れ出るのを確実に防ぐ。
【0046】本実施の形態に係る現像剤補給容器Yを用
いて、複写機本体Pに設けられた現像ホッパー6に現像
剤5を補給する状態を図8に示す。図8に示すように、
操作者がシャッター3の把手3bを掴んで矢印A方向へ
シャッター3を開くと、容器本体1内部の現像剤5が開
放された開口部1aを通過して落下し、現像ホッパー6
に補給される。
【0047】尚、本実施の形態に係る現像剤補給容器Y
には、図4に示すフレキシブルシート7が配設されたシ
ャッター3が組み込まれている。そして、本実施の形態
では、キャップ部材2とシャッター3の材質としてはポ
リプロピレンを選定し、シール材4には発泡ウレタン
(商品名:ポロン:イノアック社製)を用いた。又、フ
レキシブルシート7には厚さ300μmのポリプロピレ
ンを用いた。
【0048】而して、シャッター3とキャップ部材2の
シャッターガイド部2aで形成される空間はフレキシブ
ルシート7で確実に封止され、現像剤5の補給中に容器
本体1を意図的に押し込んでも、前記空間から現像剤5
が漏れ出すことがなく、現像剤補給容器Y内の現像剤5
は殆ど残らず現像ホッパー6に補給できた。又、通常に
シャッター3を開封した際の開封強度を測定した結果、
フレキシブルシート7を配設したことによる影響は観察
されなかった。但し、シャッター3の開閉動作時に該シ
ャッター3をその移動方向と直角方向に大きく片寄せら
れた際に開封強度が若干上昇する現象が観察されたが、
操作性が悪化するレベルではなかった。開封強度の僅か
な上昇は、フレキシブルシート7の過度の変形による影
響であると推測された。しかし、このような場合におい
てもフレキシブルシート7のシャッター3からの脱落は
観察されなかった。
【0049】又、容器本体1を現像ホッパー6から外す
際に現像剤5の飛散等は見られなかった。
【0050】更に、現像ホッパー6に現像剤5を補給し
た後、シャッター3を閉じる際に、キャップ部材2のシ
ャッターガイド部2aに滞留していた現像剤5はフレキ
シブルシート7によって掻き出されることで現像ホッパ
ー6に落とし込まれ、無駄なく現像剤5を現像ホッパー
6に補給することができた。
【0051】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図9及び図10に基づいて説明する。尚、図9は
本実施の形態に係る現像剤補給容器のシャッターの平面
図、図10は同シャッターを引き出した状態を示す平面
図である。
【0052】本実施の形態では、図9に示すように、シ
ャッター3の移動方向(図9の矢印A,A’方向)の両
側面に弾性部材8を配設した。これ以外のキャップ部材
2、シャッター3、シール材4等の構成は実施の形態1
と同様である。
【0053】上記弾性部材8の材質としては、シリコ
ン、ウレタン等のゴム、発泡ポリウレタン、発泡ポリエ
チレン、エラストマー或はスポンジ等が挙げられる。本
実施の形態においては、実施の形態1で述べた理由と同
様の理由で、弾性部材8をシャッター3の両側面に配設
し、該弾性部材8を配設する位置とその高さH2を設定
した。
【0054】而して、弾性部材8は半円状の中空形状を
有しており、該弾性部材8が中空形状を有することによ
って、シャッター3とキャップ部材2のシャッターガイ
ド部2aで形成される空間を確実に封止する効果が得ら
れるとともに、キャップ部材2に組み込まれた状態のシ
ャッター3にその移動方向(図9の矢印A,A’方向)
と直角方向(図9の矢印C方向)の動きに対する柔軟性
を持たせて補給操作時の該シャッター3のガタ付きを防
ぐという効果が得られる。
【0055】又、中空形状の弾性部材8を用いることに
よって、シャッター3をキャップ部材2に組み込んだ
際、シャッター3に図9の矢印C方向に力を加えた場合
の反発強度は、実施の形態1で用いたようなフレキシブ
ルシート7と比較して小さくなる。その結果として、シ
ャッター3とキャップ部材2のシャッターガイド部2a
の間に形成される空間に対するラチチュードを拡げるこ
とができるという効果も得られる。
【0056】キャップ部材2及びシャッター3をプラス
チック樹脂で成形した場合、成形精度による寸法のバラ
ツキは避けられない。寸法のバラツキにより、シャッタ
ー3とキャップ部材2のシャッターガイド部2aの間で
形成される空間の大きさもバラ付く。本実施の形態のよ
うに反発強度が小さい形状を有する弾性部材8を用いれ
ば、キャップ部材2に組み込まれた状態のシャッター3
が移動方向と直角方向の力を加えられても該シャッター
3の摺動抵抗を増加させないで前記空間を封止すること
ができ、結果として操作性を損なうことなく、成形によ
る寸法のバラツキを効率良く吸収することができるよう
になる。
【0057】図10に図9に示す弾性部材8を配設した
シャッター3をキャップ部材2に組み込み、シャッター
3を図10の矢印A方向に移動させて開封した状態を示
すが、弾性部材8は僅かに変形することによってキャッ
プ部材2のシャッターガイド部2aとシャッター3の間
に形成される空間を確実に封止し、該空間から現像剤5
が漏れ出すのを確実に防ぐ。
【0058】図9に示す構成を有するシャッター3を現
像剤補給容器Yに組み込んで補給実験を行った。尚、キ
ャップ部材2、シャッター3、シール部材4の材質とし
ては実施の形態1と同様のものを使用した。又、弾性部
材8の材質としてはポリプロピレンのエラストマーを用
いた。
【0059】補給実験の結果、シャッター3とキャップ
部材2のシャッターガイド部2aで形成される空間は弾
性部材8で確実に封止され、現像剤補給中に容器本体1
を意図的に押し込んでも、前記空間から現像剤5が漏れ
出すことがなく、現像剤補給容器Y内の現像剤5は殆ど
残らず現像ホッパー6に補給できた。又、通常にシャッ
ター3を開封した際の開封強度を測定した結果、弾性部
材8を配設したことによる影響は観察されなかった。但
し、シャッター3の開閉動作時に該シャッター3をその
移動方向と直角方向に大きく片寄せられた際に開封強度
が若干上昇する現象が観察されたが、操作性が悪化する
レベルではなかった。開封強度の僅かな上昇は、弾性部
材8の過度の変形による影響であると推測された。しか
し、このような場合においても、弾性部材8のシャッタ
ー3からの脱落は観察されなかった。
【0060】又、容器本体1を現像ホッパー6から外す
際にも現像剤5の飛散等は見られなかった。
【0061】更に、現像ホッパー6に現像剤5を補給し
た後、シャッター3を閉じる際に、キャップ部材2のシ
ャッターガイド部2aに滞留していた現像剤5は弾性部
材8によって掻き出されることによって現像ホッパー6
に落とし込まれ、無駄なく現像剤5を現像ホッパー6に
補給することができた。
【0062】尚、図11に示すような中空の三角形状の
弾性部材9を使用すれば、図9に示す半円形状の弾性部
材8を使用した場合と同様の効果が期待される。ここ
で、中空の三角形状の弾性部材9の高さH3の条件は高
さH2と同様に設定される。
【0063】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0064】本実施の形態では、実施の形態2における
図9に示した弾性部材8を一体2色成形したシャッター
3を用いた。それ以外の点は実施の形態2と同じであ
る。
【0065】本実施の形態では、シャッター3と弾性部
材8が同時に成形されるため、現像剤補給容器Yの製造
に当たっての部品点数が減り、工程削減によるコストダ
ウンを図ることができる。
【0066】そして、本実施の形態でも実施の形態2と
同様の現像剤補給実験を行ったが、現像剤5の漏れ出し
等の問題は発生しなかった。又、現像剤補給容器Yにお
いて通常にシャッター3を開封した際の開封強度への影
響も見られなかった。但し、シャッター3の開閉動作時
に該シャッター3をその移動方向と直角方向に大きく片
寄せられた際に開封強度が若干上昇する現象が観察され
たが、操作性が悪化するレベルではなかった。開封強度
の僅かな上昇は、弾性部材8の過度の変形による影響で
あると推測された。しかし、このような場合において
も、弾性部材8のシャッター3からの脱落は観察されな
かった。
【0067】本実施の形態において、図11に示すよう
な中空の三角形状の弾性部材9をシャッター3と一体2
色成形をすることが考えられ、実施の形態2で述べた効
果の他に、部品点数と工程の削減によるコストダウンの
効果が期待される。
【0068】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図12及び図13に基づいて説明する。尚、図1
2は本実施の形態に係る現像剤補給容器のシャッターの
平面図、図13は同シャッターをキャップ部材に組み込
んだ状態を示す平面図である。
【0069】本実施の形態では、図12に示すように、
突起10とフレキシブルシート7をシャッター3の両側
面に設けている。これ以外のキャップ部材2、シール部
材4等の構成は実施の形態1と同様である。
【0070】実施の形態1で述べたような突起10を有
さないシャッター3を用いた場合、シャッター3の開閉
動作時に該シャッター3をその移動方向(図13の矢印
A,A’方向)と直角方向(図13の矢印C)に大きく
片寄らせた場合、操作性に影響はないものの、開封強度
に若干の上昇が見られた。このような不具合を解消する
ため、本実施の形態では、前述のようにシャッター3の
両側面に突起10を設けた。
【0071】本実施の形態において、実施の形態1で述
べた理由と同様の理由で、フレキシブルシート7をシャ
ッター3の両側面に配設し、該フレキシブルシート7の
厚さ、配設する位置及び高さH1を設定した。この際、
フレキシブルシート7の高さH1と突起10の高さH4
との関係は、図12に示すようにH1>H4となるよう
に設定した。
【0072】而して、本実施の形態では、図13に示す
ように、シャッター3をキャップ部材2に組み込んだ
際、フレキシブルシート7を僅かに撓ませることによっ
てキャップ部材2のシャッターガイド部2aとシャッタ
ー3の間に形成される空間を確実に封止し、該空間から
現像剤5が漏れ出るのを防ぐとともに、シャッター3の
突起10によって該シャッター3の移動方向(図13の
矢印A,A’方向)と直角方向(図13の矢印C方向)
の動きを規制し、開封強度の上昇を防止することができ
る。
【0073】図12に示すフレキシブルシート7が配設
された突起10を有するシャッター3を現像剤補給容器
Yに組み込んで補給実験を行った。キャップ部材2、シ
ャッター3、シール部材4の材質としては実施の形態1
と同様のものを使用した。又、フレキシブルシート7と
しては厚さ300μmのポリプロピレンを用いた。その
結果、シャッター3とキャップ部材2のシャッターガイ
ド部2aで形成される空間はフレキシブルシート7で確
実に封止され、補給中に容器本体1を意図的に押し込ん
でも、前記空間から現像剤5が漏れ出すことがなく、現
像剤5を殆ど残らず現像ホッパー6に補給できた。
【0074】又、通常にシャッター3を開封した際の開
封強度に突起10及びフレキシブルシート7による影響
は観察されなかった。更に、現像剤補給容器Yの開閉動
作中にシャッター3を移動方向と直角方向にずらして
も、実施の形態1で見られたような開封強度の上昇は観
察されなかった。これは、突起10によってシャッター
3の移動方向と直角方向の動きが規制され、フレキシブ
ルシート7の過度の変形を防止しているためである。
又、シャッター3からのフレキシブルシート7の脱落等
の弊害は確認されなかった。
【0075】更に、現像ホッパー6へ現像剤5を補給し
た後、シャッター3を閉じる際に、キャップ部材2のシ
ャッターガイド部2aに滞留していた現像剤5はフレキ
シブルシート7によって効率的に掻き出され、無駄なく
現像剤5を現像ホッパー6に補給することができた。
【0076】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5を図14及び図15に基づいて説明する。図14は
本実施の形態に係る現像剤補給容器のシャッターの平面
図、図15は同シャッターをキャップ部材に組み込んだ
状態を示す平面図である。
【0077】本実施の形態では、図14に示すように、
突起10と弾性部材8をシャッター3の両側面に設けて
いる。これ以外のキャップ部材2、シール部材4等の構
成は実施の形態1と同様である。
【0078】本実施の形態においては、実施の形態1で
述べた理由と同様の理由で、弾性部材8をシャッター3
の両側面に配設し、該弾性部材8の配設位置と高さH2
を設定した。このとき、弾性部材8の高さH2と突起1
0の高さH4との関係は、図14に示すようにH2>H
4となるように設定した。又、本実施の形態では、キャ
ップ部材2、シャッター3及びシール部材4の材質とし
ては実施の形態1と同様のものを使用した。又、弾性部
材8の材質としてはポリプロピレンのエラストマーを用
いた。
【0079】図15に示すように、図14に示すシャッ
ター3をキャップ部材2に組み込んだ際、弾性部材8が
僅かに変形することによってキャップ部材2のシャッタ
ーガイド部2aとシャッター3の間に形成される空間を
確実に封止し、該空間から現像剤5が漏れ出すことを防
止するとともに、シャッター3の突起10によって該シ
ャッター3の移動方向(図15の矢印A,A’方向)と
直角方向(図15の矢印C方向)の動きを規制し、該シ
ャッター3が図15の矢印C方向に大きくずれた場合、
弾性部材8の過度の変形による開封強度の上昇が防がれ
る。
【0080】図14に示す弾性部材8が配設された突起
10を有するシャッター3を現像剤補給容器Yに組み込
んで補給実験を行ったところ、シャッター3とキャップ
部材2のシャッターガイド部2aで形成される空間は弾
性部材8で確実に封止され、補給中に容器本体1を意図
的に押し込んでも、前記空間から現像剤5が漏れ出るこ
とがなく、現像剤5を殆ど残らず現像ホッパー6に補給
することができた。
【0081】又、通常にシャッター3を開封した際の開
封強度に突起10及び弾性部材8による影響は観察され
なかった。更に、現像剤補給容器Yの開閉動作中にシャ
ッター3を移動方向と直角方向にずらしても、実施の形
態2で見られたような開封強度の上昇は観察されなかっ
た。これは、突起10によってシャッター3の移動方向
と直角方向の動きが規制され、弾性部材8の過度の変形
が防がれるためである。又、シャッター3からの弾性部
材8の脱落等の弊害は確認されなかった。
【0082】更に、現像ホッパー6に現像剤を補給した
後、シャッター3を閉じる際に、キャップ部材2のシャ
ッターガイド部2aに滞留していた現像剤5は弾性部材
8によって効率的に掻き出され、無駄なく現像剤5を現
像ホッパー6に補給することができた。
【0083】図16に示すような中空の三角形状の弾性
部材9と突起10をシャッター3の両側面に設ければ、
本実施の形態において説明した図14に示した半円形状
の弾性部材8を使用した場合と同様の効果が得られるこ
とが期待される。ここで、中空の三角形状の弾性部材8
の高さH3の条件は、弾性部材8の高さH2と同様に設
定される。
【0084】<実施の形態6>次に、本発明の実施の形
態6について説明する。
【0085】本実施の形態では、実施の形態5において
述べた図14に示した弾性部材8を一体2色成形したシ
ャッター3を用いた。それ以外の点は実施の形態5と同
じである。
【0086】而して、本実施の形態では、シャッター3
と弾性部材8が同時に成形されるため、現像剤補給容器
Yの製造に当たっての部品点数が減り、工程削減による
コストダウンを図ることができる。
【0087】そして、本実施の形態でも実施の形態5と
同様の現像剤補給実験を行ったが、補給中の現像剤5の
漏れ出し等の問題、弾性部材8のシャッター3からの脱
落等の弊害は確認されなかった。又、弾性部材8及び突
起10による現像剤補給容器Yの開封強度への影響も見
られなかった。尚、本実施の形態においても、図16に
示したような中空の三角形状の弾性部材9とシャッター
3とを一体2色成形をすることが考えられ、実施の形態
5において述べたと同様の効果の他、部品点数と工程削
減によるコストダウンの効果が期待される。
【0088】<実施の形態7>次に、本発明の実施の形
態7を図17及び図18に基づいて説明する。尚、図1
7は本実施の形態に係る現像剤補給容器のキャップ部材
の平面図、図18は同キャップ部材にシャッターを組み
込んだ状態を示す平面図である。
【0089】本実施の形態では、図17に示すフレキシ
ブルシート7をキャップ部材2のシャッターガイド部2
aの両側に配設した。フレキシブルシート7をキャップ
部材2のシャッターガイド部2aの両側に対して片側だ
けに配設すると、本実施の形態で述べる噴煙状のトナー
漏れを防止する効果が十分に得られない。又、現像剤補
給時のシャッター3の開閉の際に、フレキシブルシート
7が配設されていないシャッターガイド部2aとシャッ
ター3の側面が直接摺擦することによって、現像剤5の
粗粒発生の原因となったり、シャッター3の摺動強度が
上昇することによって操作性悪化の原因となるため、フ
レキシブルシート7はキャップ部材2のシャッターガイ
ド部2aの両側に配設することが望ましい。
【0090】本実施の形態においては、実施の形態1で
述べた理由と同様の理由で、フレキシブルシート7を配
設する位置と枚数及び図17に示す高さH5を設定し
た。
【0091】本実施の形態では、キャップ部材2、シャ
ッター3及びシール部材4の材質としては実施の形態1
と同様のものを使用した。又、フレキシブルシート7の
材質としては300μmのポリプロピレンを用いた。
【0092】図18に図17のフレキシブルシート7を
シャッターガイド部2aに配設したキャップ部材2にシ
ャッター3を組み込んだ状態を示す。フレキシブルシー
ト7は僅かに撓むことによってキャップ部材2のシャッ
ターガイド部2aとシャッター3の間に形成される空間
を確実に封止し、該空間から現像剤5が漏れ出ることを
防ぐ。
【0093】図17に示したフレキシブルシート7をシ
ャッターガイド部2aに配設したキャップ部材2を現像
剤補給容器Yに組み込んで補給実験を行ったところ、シ
ャッター3とキャップ部材2のシャッターガイド部2a
で形成される空間はフレキシブルシート7で確実に封止
され、補給中に容器本体1を意図的に押し込んでも、前
記空間から現像剤5が漏れ出ることがなく、現像剤5を
殆ど残らず現像ホッパー6に補給することができた。
又、開封強度を測定した結果、フレキシブルシート7を
配設したことによる影響は観察されず、容器本体1を現
像ホッパー6から外す際に現像剤5の飛散等は見られな
かった。
【0094】<実施の形態8>次に、本発明の実施の形
態8を図19及び図20に基づいて説明する。尚、図1
9は本実施の形態に係る現像剤補給容器のキャップ部材
の平面図、図20は同キャップ部材にシャッターを組み
込んだ状態を示す平面図である。
【0095】本実施の形態では、図19に示すような弾
性部材8をキャップ部材2のシャッターガイド部2aに
配設した。本実施の形態においては、実施の形態7で述
べた理由と同様の理由で、弾性部材8をシャッターガイ
ド部2aの両側面に配設した。又、実施の形態1で述べ
た理由と同様の理由で、弾性部材8を配設する位置とそ
の高さH6(図19参照)を設定した。
【0096】図20に図19に示す弾性部材8をシャッ
ターガイド部2aに配設したキャップ部材2にシャッタ
ー3を組み込んだ状態を示す。弾性部材8は僅かに撓む
ことによってキャップ部材2のシャッターガイド部2a
とシャッター3の間で形成される空間を確実に封止し、
該空間から現像剤5が漏れ出ること防止ぐ。
【0097】本実施の形態においては、キャップ部材
2、シャッター3及びシール部材4の材質としては実施
の形態1と同様のものを使用した。又、弾性部材8の材
質としてポリプロピレンのエラストマーを用いた。
【0098】図19に示す弾性部材8をシャッターガイ
ド部2aに配設したキャップ部材2を現像剤補給容器Y
に組み込んで補給実験を行ったところ、シャッター3と
キャップ部材2のシャッターガイド部2aで形成される
空間は弾性部材8で確実に封止され、補給中に容器本体
1を意図的に押し込んでも、前記空間から現像剤5が漏
れ出ることがなく、現像剤5を殆ど残らず現像ホッパー
6に補給することができた。又、開封強度を測定した結
果、弾性部材8を配設したことによる影響は観察され
ず、容器本体1を現像ホッパー6から外す際に現像剤5
の飛散等は見られなかった。
【0099】図21に示すような中空の三角形状の弾性
部材9を使用することによって、図19に示した半円形
状の弾性部材8を使用した場合と同様の効果が期待され
る。ここで、中空の三角形状の弾性部材9の高さH7の
条件は弾性部材8の高さH6と同様に設定される。
【0100】<実施の形態9>次に、本発明の実施の形
態9について説明する。
【0101】本実施の形態では、実施の形態8において
述べた図19に示した弾性部材8を一体2色成形したキ
ャップ部材2を用いた。それ以外の点は実施の形態8と
同じである。
【0102】而して、本実施の形態では、キャップ部材
2と弾性部材8が同時に成形されるため、現像剤補給容
器Yの製造に当たっての部品点数が減り、工程削減によ
るコストダウンを図ることができる。
【0103】そして、本実施の形態でも実施の形態8と
同様に現像剤補給実験を行ったが、補給中の現像剤5の
漏れ出し等の問題は確認されなかった。又、一体2色成
形した弾性部材8による開封強度への影響も見られなか
った。
【0104】又、本実施の形態においても、図21に示
したような中空の三角形状の弾性部材9とキャップ部材
2と一体2色成形をすることが考えられ、実施の形態8
において述べた効果の他、部品点数と工程の削減による
コストダウンの効果が期待される。
【0105】<実施の形態10>次に、本発明の実施の
形態10を図22に基づいて説明する。尚、図22は本
実施の形態に係る現像剤補給容器のシャッターの平面図
である。
【0106】本実施の形態では、図22に示すような形
状の弾性部11をシャッター3の両側面に一体的に形成
した。実施の形態1で述べた理由と同様の理由で、弾性
部11をシャッター3の両側面に配設し、その厚さと配
設する位置及び高さH8を設定した。これ以外の現像剤
補給容器Yの構成は実施の形態1と同様である。又、キ
ャップ部材2、シャッター3及びシール材4の材質とし
ては実施の形態1と同様のものを使用した。
【0107】図22に示す弾性部11を有するシャッタ
ー3を現像剤補給容器Yに組み込んで補給実験を行った
ところ、シャッター3とキャップ部材2のシャッターガ
イド部2aで形成される空間は弾性部11で確実に封止
され、補給中に容器本体1を意図的に押し込んでも、前
記空間から現像剤5が漏れ出ることがなく、現像剤5を
殆ど残らず現像ホッパー6に補給することができた。
【0108】又、現像ホッパー6に現像剤5を補給した
後、シャッター3を閉じる際に、キャップ部材2のシャ
ッターガイド部2aに滞留していた現像剤5は弾性部1
1によって効率的に掻き出され、無駄なく現像剤5を現
像ホッパー6に補給することができた。
【0109】更に、本実施の形態では、シャッター3と
弾性部11が同時に形成されるため、現像剤補給容器Y
の製造に当たっての部品点数が減り、工程削減によるコ
ストダウンを図ることができる。
【0110】<実施の形態11>次に、本発明の実施の
形態11を図23及び図24に基づいて説明する。尚、
図23及び図24は本実施の形態に係る現像剤補給容器
のシャッターの平面図である。
【0111】本実施の形態では、図23に示すような形
状の弾性部12をシャッター3の両側面に一体的に形成
した。実施の形態1で述べた理由と同様の理由で、弾性
部12をシャッター3の両側面に配設し、その配設位置
及び高さH9を設定した。これ以外の現像剤補給容器Y
の構成は実施の形態1と同様である。又、キャップ部材
2、シャッター3及びシール部材4の材質としては実施
の形態1と同様のものを使用した。
【0112】図23に示す弾性部12を有するシャッタ
ー3を現像剤補給容器Yに組み込んで補給実験を行った
ところ、シャッター3とキャップ部材2のシャッターガ
イド部2aで形成される空間は弾性部12で確実に封止
され、補給中に容器本体1を意図的に押し込んでも、前
記空間から現像剤5が漏れ出ることがなく、現像剤5を
殆ど残らず現像ホッパー6に補給することができた。
【0113】又、現像ホッパー6に現像剤5を補給した
後、シャッター3を閉じる際に、キャップ部材2のシャ
ッターガイド部2aに滞留していた現像剤5は弾性部1
2によって効率的に掻き出され、無駄なく現像剤5を現
像ホッパー6に補給することができた。
【0114】更に、本実施の形態では、シャッター3と
弾性部12が同時に形成されるため、現像剤補給容器Y
の製造に当たっての部品点数が減り、工程削減によるコ
ストダウンを図ることができる。
【0115】尚、図24に示すような中空の三角形状の
弾性部13をシャッター3の両側面に一体的に形成する
ことによって、図23に示した半円形状の弾性部12を
一体的に形成した場合と同様の効果が得られることが期
待される。ここで、中空の三角形状の弾性部13の高さ
H10の条件は弾性部12の高さH9と同様に設定され
る。
【0116】<従来例>次に、従来例を図25に基づい
て説明する。尚、図25は従来のシャッターをキャップ
部材に組み込んだ状態を示す平面図である。
【0117】従来例では、シャッター3の移動方向と略
平行の両側面或はキャップ部材2に弾性部を設けていな
い点を除いて前記実施の形態と同じである。又、キャッ
プ部材2、シャッター3及びシール部材4の材質として
は実施の形態1と同様のものを使用した。
【0118】而して、従来の現像補給容器Yを用いて、
前記実施の形態と同様に、複写機本体Pに設けられた現
像ホッパー6に現像剤5の補給を行った。その結果、現
像剤補給容器Y内の現像剤5を殆ど残らず現像ホッパー
6に補給することができた。又、補給中に容器本体1を
意図的に押し込んだ際、シャッター3とキャップ部材2
のシャッターガイド部2aで形成される空間から現像剤
5が僅かに漏れ出すのが確認された。しかし、極微量の
噴煙状の現像剤5が漏れる程度であり、周囲を汚染する
に至るレベルではなかった。
【0119】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、現像剤補給を行う操作者が誤って
現像剤補給容器を押し込んでしまっても、シャッター支
持手段のシャッターガイド部とシャッターの間の空間が
弾性部によって確実に封止されるため、空間からの噴煙
状の現像剤漏れが防がれるとともに、生産工程における
管理を最小限に抑えてコストダウンを図ることができる
という効果が得られる。
【0120】請求項2記載の発明によれば、シャッター
の開閉時に該シャッターが移動方向直角方向に大きくず
れるのが突起によって防がれる。
【0121】請求項3記載の発明によれば、噴煙状の現
像剤漏れが防がれるとともに、現像剤補給後にシャッタ
ーガイド部に滞留する現像剤を弾性部によって掻き出し
てこれを現像ホッパーに落とし込むことができるという
効果が得られる。
【0122】請求項4記載の発明によれば、噴煙状の現
像剤漏れをより確実に防ぐことができるという効果が得
られる。
【0123】請求項5記載の発明によれば、シャッター
が空間内で極端に片寄った場合であっても、噴煙状の現
像剤漏れを防ぐことができるという効果が得られる。
【0124】請求項6又は7記載の発明によれば、噴煙
状の現像剤漏れを防ぐことができるとともに、部品点数
と工程の削減によってコストダウンを図ることができる
という効果が得られる。
【0125】請求項8記載の発明によれば、フレキシブ
ルシートによって構成される弾性部によって噴煙状の現
像剤漏れを防ぐことができるという効果が得られる。
【0126】請求項9又は10記載の発明によれば、適
切な材質によって構成されるフレキシブルシートを含む
弾性部の封止効果によって噴煙状の現像剤漏れを防ぐこ
とができるという効果が得られる。
【0127】請求項11又は12記載の発明によれば、
噴煙状の現像剤漏れを防ぐことができるとともに、部品
点数と工程の削減によってコストダウンを図ることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器の
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器要
部の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器の
斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器の
シャッターの平面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器に
おいてシャッターをキャップ部材に組み込んだ状態を示
す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器に
おいてシャッターをキャップ部材に組み込んだ状態を示
す断面図である。
【図7】図6の矢視B方向の図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器を
用いて複写機本体の現像ホッパーに現像剤を補給してい
る状態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る現像剤補給容器の
シャッターの平面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る現像剤補給容器
のシャッターを引き出した状態を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態2の変形例に係る現像剤
補給容器のシャッターの平面図である。
【図12】本発明の実施の形態4に係る現像剤補給容器
のシャッターの平面図である。
【図13】本発明の本実施の形態4に係る現像剤補給容
器のシャッターをキャップ部材に組み込んだ状態を示す
平面図である。
【図14】本発明の実施の形態5に係る現像剤補給容器
のシャッターの平面図である。
【図15】本発明の実施の形態5に係る現像剤補給容器
のシャッターをキャップ部材に組み込んだ状態を示す平
面図である。
【図16】本発明の実施の形態5の変形例に係る現像剤
補給容器のシャッターの平面図である。
【図17】本発明の実施の形態7に係る現像剤補給容器
のキャップ部材の平面図である。
【図18】本発明の実施の形態7に係る現像剤補給容器
のキャップ部材にシャッターを組み込んだ状態を示す平
面図である。
【図19】本発明の実施の形態8に係る現像剤補給容器
のキャップ部材の平面図である。
【図20】本発明の実施の形態8に係る現像剤補給容器
のキャップ部材にシャッターを組み込んだ状態を示す平
面図である。
【図21】本発明の実施の形態8の変形例に係る現像剤
補給容器のキャップ部材の平面図である。
【図22】本発明の実施の形態10に係る現像剤補給容
器のシャッターの平面図である。
【図23】本発明の実施の形態11に係る現像剤補給容
器のシャッターの平面図である。
【図24】本発明の実施の形態11に係る現像剤補給容
器のシャッターの平面図である。
【図25】従来の現像剤補給容器のシャッターをキャッ
プ部材に組み込んだ状態を示す平面図である。
【符号の説明】
Y 現像剤補給容器 1 容器本体 1a 開口部 2 キャップ部材(シャッター支持手段) 2a シャッターガイド部 3 シャッター 4 シール部材 5 現像剤 6 現像ホッパー 7 フレキシブルシート(弾性部) 8,9 弾性部材(弾性部) 10 突起 11〜13 弾性部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する容器本体と、該容器本体
    の前記開口部を閉鎖するためのシャッターと、同開口部
    を閉鎖する閉鎖位置と該閉鎖位置から退避して前記開口
    部を開放する開放位置とを取り得るように前記シャッタ
    ーを支持するシャッター支持手段と、該シャッター支持
    手段に形成された凹状のシャッターガイド部と、前記シ
    ャッターの前記開口部側の面に前記開口部と前記シャッ
    ターガイド部とに亘って取り付けられたシール部材と、
    を有する現像剤補給容器において、 前記シャッターの移動方向と略平行の両側面と前記シャ
    ッターガイド部の間に形成される空間に、該空間の一部
    を封止するための弾性部を設けたことを特徴とする現像
    剤補給容器。
  2. 【請求項2】 前記空間に突起を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の現像剤補給容器。
  3. 【請求項3】 前記弾性部を前記シャッターの移動方向
    と略平行の両側面に設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の現像剤補給容器。
  4. 【請求項4】 前記弾性部を前記シャッターガイド部の
    両側部に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    現像剤補給容器。
  5. 【請求項5】 前記弾性部の高さを前記空間の幅と同等
    〜2倍程度に設定したことを特徴とする請求項1〜3又
    は4記載の現像剤補給容器。
  6. 【請求項6】 前記弾性部を前記シャッターと一体的に
    形成したことを特徴とする請求項1,2又は3記載の現
    像剤補給容器。
  7. 【請求項7】 前記弾性部を前記シャッターガイド部と
    一体的に形成したことを特徴とする請求項1,2又は4
    記載の現像剤補給容器。
  8. 【請求項8】 前記弾性部をフレキシブルシートで構成
    したことを特徴とする請求項1〜4又は5記載の現像剤
    補給容器。
  9. 【請求項9】 前記フレキシブルシートをポリエステ
    ル、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、フッ素
    樹脂の単層又はこれらの複合層で構成したことを特徴と
    する請求項8記載の現像剤補給容器。
  10. 【請求項10】 前記弾性部をシリコン、ウレタン等の
    ゴム、発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン、エラスト
    マー或はスポンジで構成したことを特徴とする請求項1
    〜6又は7記載の現像剤補給容器。
  11. 【請求項11】 前記弾性部を前記シャッターと2色一
    体成形したことを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    現像剤補給容器。
  12. 【請求項12】 前記弾性部を前記シャッターガイド部
    と2色一体成形したことを特徴とする請求項1,2又は
    4記載の現像剤補給容器。
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JP2009086220A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Ricoh Co Ltd トナー補給装置、画像形成装置
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