JP2020098277A - 収納容器、収納容器の取付構造、画像形成ユニット、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。さらに、画像形成装置10には、各部材が内部に配置されている装置本体12が備えられている。
収容部14には、画像形成装置10の装置本体12から装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
搬送部16には、予め定められた搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32と、シート部材Pの表裏を反転させるためにシート部材Pが通過する反転経路54に沿ってシート部材Pを搬送する搬送ロール34とが備えられている。
装置本体12には、装置本体12の内部を外部へ開放する開閉ドア56が備えられている。開閉ドア56は、装置奥行方向から見てL字状とされており、画像形成ユニット18を上方から覆う天板56aと、画像形成ユニット18を装置幅方向の一方側(図中左側)から覆う側板56bとを備えている。さらに、開閉ドア56は、側板56bの下方に配置されると共に装置奥行方向に延びる回転軸56cを備えている。
画像形成部20には、黒色の画像を形成する画像形成ユニット18と、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電させる帯電ロール38と、帯電した像保持体36に露光光を照射する露光装置42とが備えられている。
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
次に、画像形成ユニット18について説明する。
現像装置40は、図3に示されるように、粉体であるトナーを像保持体36に形成された静電潜像に受け渡す現像ロール46と、現像ロール46にトナーを供給する供給オーガ48aと、トナーを撹拌する撹拌オーガ48bとを備えている。
収納容器60は、図3に示されるように、現像装置40に備えられた撹拌オーガ48bの上方側に配置されている。この収納容器60は、図12、図13に示されるように、装置奥行方向(一方向の一例)に延びている。さらに、収納容器60は、トナーが内部に収納されている収納部62と、収納部62の装置奥行方向の手前側(一方側の一例)の部分に取り付けられている蓋部68とを備えている。そして、収納部62と蓋部68とが、容器本体58の一部を構成している。なお、図12、図13には、容器取付部82の仮置き位置に配置された姿勢の収納容器60が示されている。
収納部62は、樹脂材料を用いて一体的に成形されており、図12、図13に示されるように、装置奥行方向に延びるボトル状で、装置奥行方向の手前側の端部に口部62aが形成されている。収納部62の長手方向に直交する断面は、収納容器60の中心線CL01を中心とする円形状とされており、収納部62の外周面62bには、螺旋状の溝部64が形成されている。この溝部64によって、収納部62の内周面62cには、内周面62cから収納部62の内部へ突出する螺旋状の突起66が形成されている。
蓋部68は、樹脂材料を用いて一体的に成形されており、図12、図13に示されるように、収納部62において装置奥行方向の手前側の部分に、収納部62に対して容器周方向に相対移動可能に取り付けられている。蓋部68は、中心線CL01を軸線とする円筒状の第一円筒部70と、中心線CL01を軸線とする円筒状の第二円筒部72と、ユーザが把持する把持部74と、先端部76とを有している。そして、第一円筒部70、第二円筒部72及び先端部76は、装置奥行方向で並んでおり、把持部74は、第一円筒部70及び第二円筒部72から突出している。
第一円筒部70及び第二円筒部72は、図8、図10に示されるように、この順番で装置奥行方向の奥側から手前側に並んでいる。また、第一円筒部70は、第二円筒部72と比して大径化されており、第一円筒部70の内部に、収納部62の装置奥行方向の手前側の部分が挿入されている。
把持部74は、図8、図10に示されるように、板面が容器周方向を向いた板状とされ、第一円筒部70及び第二円筒部72から容器径方向の外側へ突出している。具体的には、把持部74は、装置奥行方向から見て、第一円筒部70及び第二円筒部72を間に置いて、開口72cの反対側から容器径方向の外側へ突出している。
先端部76は、図8、図9、図10、図11に示されるように、第二円筒部72に対して装置奥行方向の手前側(第一円筒部70とは反対側)に形成されており、先端部76の装置奥行方向の手前側は、開放された枠状とされている。なお、図11には、容器取付部82の仮置き位置に配置された姿勢の収納容器60が示されている。
開閉部材78は、蓋部68に対して容器周方向へ移動可能に取り付けられており、蓋部68に形成された開口72cを開放する開放位置(図9参照)と、開口72cを閉塞する閉塞位置(図10参照)とに、蓋部68に対して相対移動するようになっている。
側板130の先端側の部分には、図14(B)に示されるように、側板134側に突出して、容器周方向に延びる突出部130aが形成されている。この突出部130aが、図8に示すガイド溝90a、90bに挿入されるようになっている。また、側板130の外側面130bは、図8に示すガイド突起94に接触するようになっている。
側板134の先端側の部分には、図14(B)に示されるように、側板130側に突出して、容器周方向に延びる突出部134aが形成されている。この突出部134aが、図8に示すガイド溝92に挿入されるようになっている。
湾曲板120の内周面120aには、図14(B)に示されるように、第二円筒部72に形成された制限部98の凹部98a(図8参照)と噛合う凸部140と、湾曲板120を貫通する貫通孔142とが形成されている。さらに、湾曲板120には、内周面120aから突出する板状のリブ144と、内周面120aから突出すると共に粉体であるトナーの移動を抑制する抑制板150を有する突出部146が形成されている。換言すれば、突出部146は、突出部146に対して容器周方向の他方側の空間と、容器周方向の一方側の空間とを遮っている。具体的には、抑制板150は、内周面120aに載ったトナーの容器周方向の移動を抑制するようになっている。このように、抑制板150(突出部146)は、容器周方向にトナーが移動するのを抑制する移動抑制手段として機能している。
図8に示されるように、蓋部68の先端部76は、前述したように、装置奥行の手前側に開放されている。この先端部76の内部には、収納容器60の収納部62を容器周方向へ回転させる回転力を、収納部62へ伝達するための伝達部88が配置されている。なお、蓋部68には、伝達部88と先端部76との隙間からトナーが外部に漏れるのを防止するための図示せぬシール部材が設けられている。
容器取付部82は、図7に示されるように、画像形成ユニット18のユニット本体80に形成されている。容器取付部82は、装置奥行方向に延びており、上方か開放されたU字状とされている。そして、容器取付部82には、収納容器60の蓋部68(図6参照)を下方から支持する第一支持部84と、長手方向に直交する断面が円弧状で、収納容器60の収納部62を下方から支持する第二支持部86とが形成されている。この第一支持部84と第二支持部86は、この順番で装置奥行方向の手前側から奥側へ並んでいる。
防止部160は、図17に示されるように、円弧面84aから上方へ突出しており、装置奥行方向から見て、台形状とされている。
解除突起162は、図17に示されるように、円弧面84aから上方へ突出しており、防止部160に対して、装置奥行方向の手前側に配置されている。この解除突起162は、装置奥行方向から見て、三角形状とされている。
凹部166は、図15に示されるように、容器周方向において、円弧面84aと円弧面86bとの間に形成されており、装置奥行方向に延びている。この凹部166は、上方が開放された断面U字状とされている。さらに、凹部166を構成すると共に容器周方向の他方側を向いた壁面166aには、図20に示されるように、板状のスポンジ材168が貼り付けられている。収納容器60が仮置き位置に配置された状態で、スポンジ材168は、開閉部材78に形成された規制突起152と容器周方向で離間している。なお、スポンジ材168については、図面への記載を省略することがある。
位置決め機構170は、図16に示されるように、装置奥行方向において、円弧面84aと奥側面84cとの間に配置され、装置奥行方向に対して交差する方向(装置上下方向)に延びる交差面180を有している。蓋部68の案内面108(図11参照)をこの交差面180に接触させることで、収納容器60が仮置き位置に配置されるようになっている。また、位置決め機構170は、装置奥行方向において、円弧面84aと奥側面84cとの間に配置され、収納容器60が取付位置に配置された状態で、蓋部68の接触面104(図9参照)と接触する接触面182を有している。
交差面180と接触面182とは、図16に示されるように、中心線CL01に対して装置幅方向の他方側に配置されており、この順番で上方から下方へ並んで隣接している。
接触面186は、図17に示されるように、中心線CL01に対して装置幅方向の一方側に配置されている。接触面186は、装置奥行方向から見て、中心線CL01を中心とした円弧状とされ、容器径方向の内側を向いている。
接触面196は、円弧面84bにおいて装置奥行方向の手前側の部分に形成され、図15に示されるように、容器周方向において、接触面186に対して一方側で、かつ、接触面182に対して他方側に配置されている。この接触面196は、装置奥行方向から見て、中心線CL01を中心とした円弧状とされ、容器径方向の外側を向いている。
この構成において、図22に示されるように、収納容器60が仮置き位置に配置された状態で、蓋部68の接触面106と、容器取付部82の接触面196とは、容器周方向で離間している。また、仮置き位置に配置された収納容器60を容器周方向の一方側へ回転させて取付位置に配置することで、図24に示されるように、蓋部68の接触面106が、後述するガイド溝204(図15参照)に挿入される。そして、蓋部68の接触面106は、容器取付部82の接触面196と接触するようになっている。具体的には、蓋部68の接触面106は、接触面196に対して容器径方向の外側から接触面196に面で接触(面接触)するようになっている。
奥側面84cには、図15に示されるように、中心線CL01を中心とする円孔210が形成されている。そして、容器取付部82は、この円孔210から、取付位置に配置された収納容器60側へ突出し、収納容器60の伝達部88(図8参照)へ回転力を伝達する伝達部212を備えている。
開閉部材174は、円弧面84bに取り付けられており、図15に示されるように、円弧面84bに形成された開口202を開放する開放位置と、開口202を閉塞する閉塞位置(図16参照)とに移動するようになっている。この開閉部材174は、円弧面84bに沿った円弧状の板材であって、容器径方向の内側から見て、装置周方向に延びる矩形状とされている。
次に、要部構成の作用について説明する。先ず、比較形態に係る収納容器560、及び比較形態に係る収納容器の取付構造552について、本実施形態に係る収納容器60、及び収納容器の取付構造52と異なる部分を主に説明する。また、収納容器560、及び収納容器の取付構造552の作用についても、本実施形態に係る収納容器60、及び収納容器の取付構造52と異なる部分を主に説明する。
収納容器560に備えられ開閉部材578には、図31に示されるように、貫通孔142の装置奥行方向の奥側に突出部は形成されていない。さらに、開閉部材578には、貫通孔142の装置奥行方向の奥側の縁部から突出する板状のリブは形成されていない。つまり、開閉部材78において突出部146及びリブ144が形成されていた部分の内周面120aは、開閉部材578では、凹凸が形成されていない湾曲面とされている。
収納容器60を、ユニット本体80に形成された容器取付部82に取り付ける場合には、図6に示させるように、収納容器60の把持部74の先端が上方側を向くようにする。なお、収納容器60が容器取付部82から取り外されている状態で、開閉部材78、174は、閉塞位置に配置されている(図10、図16参照)。また、開閉部材78に形成された凸部140と制限部98の凹部98aとが噛合っている(図21の二点鎖線参照)。
以上説明したように、収納容器60では、突出部146が舞い上がったトナーTの側板138側への移動を抑制することで、開閉部材78の側板138と蓋部68の外周面72aとの間から開閉部材78の外部にトナーTが漏れるのが抑制される。これにより、収納容器560を用いる場合と比して、開放された開口72cを開閉部材78によって閉塞させるときに、トナーTが開閉部材78の側板138と蓋部68の外周面72aとの間から開閉部材78の外部に漏れるのが抑制される。換言すれば、開閉部材において容器本体側を向いた内周面が、凹凸が形成されていない湾曲面である場合と比して、開放された開口72cを開閉部材78によって閉塞させるときに、トナーTが開閉部材78の側板138と蓋部68の外周面72aとの間から開閉部材78の外部に漏れるのが抑制される。
12 装置本体
16 搬送部
18 画像形成ユニット
36 像保持体
40 現像装置(現像部の一例)
52 収納容器の取付構造
58 容器本体
60 収納容器
62 収納部
68 蓋部
72c 開口
78 開閉部材
82 容器取付部
96 規制突起(規制部の一例)
98 制限部
120a 内周面
122 対向部分
138 側板(縁部の一例)
142 貫通孔
144 リブ(抑制璧の一例)
146 突出部
F01 容器周方向の一方側
F02 容器周方向の他方側
Claims (11)
- 一方向に延び、収納された粉体を外部へ排出する開口が周面に形成されている容器本体と、
前記容器本体に取り付けられ、前記容器本体を相対的に前記容器本体の周方向の一方側に回転させると前記開口を閉塞する閉塞位置から前記開口を開放する開放位置へ移動し、前記容器本体を相対的に前記周方向の他方側に回転させると前記開放位置から前記閉塞位置へ移動する開閉部材と、
前記開閉部材の前記容器本体側を向いた内周面において、前記開閉部材が前記閉塞位置に配置された状態で前記開口と対向する対向部分に対して前記周方向の他方側で、かつ、前記開閉部材における前記周方向の他方側の縁部に対して前記周方向の一方側に凹凸状に形成され、前記開閉部材から外部に粉体が漏れるのを抑制する抑制部と、
を備える収納容器。 - 前記抑制部は、前記内周面から突出する突出部である請求項1に記載の収納容器。
- 前記容器本体には、前記開閉部材が前記閉塞位置に配置された状態で、前記周方向で前記突出部と接触し、前記容器本体の前記周方向の他方側への回転を規制する規制部が形成されている請求項2に記載の収納容器。
- 前記容器本体には、前記開閉部材における前記周方向の移動を制限すると共に、操作されることで前記開閉部材の移動を許容する制限部が形成されており、
前記開閉部材には、外部からの前記制限部の操作を可能とする貫通孔が形成されており、
前記突出部と前記貫通孔とは、前記一方向に離間し、かつ、前記周方向において、前記突出部の少なくとも一部は、前記貫通孔に対して前記周方向の一方側に配置されている請求項2又は3に記載の収納容器。 - 前記貫通孔に対して前記突出部側には、前記突出部側から粉体が前記貫通孔側へ移動するのを抑制する抑制壁が形成されている請求項4に記載の収納容器。
- 前記容器本体は、
粉体を内部に収納する収納部と、
前記収納部の前記一方向の一方側の部分に取り付けられ、前記開口が形成され、前記開閉部材が取り付けられている蓋部と、を備え、
前記突出部及び前記貫通孔は、前記一方向において、前記収納部と異なる位置に配置され、
前記突出部は、前記一方向において、前記貫通孔に対して前記収納部側に配置されている請求項4又は5に記載の収納容器。 - 粉体を収納する請求項1〜6の何れか1項に記載の収納容器と、
仮置き位置に配置された前記収納容器を前記収納容器の周方向の一方側に回転させることで前記収納容器が取り付けられる容器取付部と、
を備えた収納容器の取付構造。 - 前記収納容器の前記抑制部は、前記周方向において、前記対向部分と前記縁部との間の部分の前記内周面に形成された突出部であり、
前記開閉部材の外周面において前記突出部と対応する部分には、凹部が形成されており、
前記容器取付部には、前記収納容器が仮置き位置に配置された状態で、前記凹部に入り込み、前記開閉部材の前記周方向への移動を防止する防止部が形成されている請求項7に記載の収納容器の取付構造。 - 像保持体に形成された静電潜像を、粉体であるトナーによって現像してトナー画像とする現像部と、
請求項7又は8に記載の収納容器の取付構造によって、前記現像部へ供給される粉体を収納する収納容器が取り付けられる容器取付部と、
を備え、装置本体に対して着脱可能に取り付けられている画像形成ユニット。 - 請求項9に記載の画像形成ユニットと、
前記画像形成ユニットによって像保持体に形成されたトナー画像が転写される記録媒体を搬送する搬送部と、
を備える画像形成装置。 - 静電潜像を保持する像保持体と、
前記像保持体に形成された静電潜像を、粉体であるトナーによって現像してトナー画像とする現像部と、
前記現像部へ供給される粉体を収納する請求項1〜7の何れか1項に記載の収納容器と、
を備える画像形成装置。
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