JP2006235656A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各スキャナユニット17を本体ケーシング2に固定し、各プロセスユニット16を各スキャナユニット17と交互に配置することにより、各スキャナユニット17の精度のよい露光を確保することができる。各プロセスユニット16は、トップカバー7を開くことにより形成される本体ケーシング2の上部開口部から、各スキャナユニット17に干渉することなく、本体ケーシング2に対して円滑に着脱させることができる。また、本体ケーシング2から取り外された各プロセスユニット16は、第1当接部48aを載置面に当接させることにより縦置きの状態で安定して載置でき、第2当接部48bおよび39を載置面に当接させることにより横置きの状態で安定して載置することができる。
【選択図】図1
Description
このようなタンデム方式のカラーレーザプリンタでは、各プロセスユニットにおいて、現像剤ホッパに収容される各色のトナーが現像ローラによって感光体ドラムに供給され、各色のトナー像が感光体ドラムにほぼ同時に形成されるので、モノクロレーザプリンタとほぼ同じ速度でカラー像を形成することができる。
本発明の目的は、像担持体に対する精度のよい露光を確保しつつ、プロセスユニットを円滑に着脱することのできる、タンデム方式の画像形成装置を提供することにある。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記現像剤収容室における前記プロセスユニットの着脱方向の投影面内に、前記像担持体および前記現像剤担持体が配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、供給手段が、現像剤収容室におけるプロセスユニットの着脱方向の投影面内に配置されているので、プロセスユニットを、プロセスユニットの着脱方向と直交する方向において、薄く形成することができる。よって、プロセスユニットを、画像形成装置本体に固定されている露光手段と干渉することなく、画像形成装置本体に対して、より円滑に着脱させることができる。
このような構成によると、プロセスユニットが画像形成装置本体に装着された状態において、像担持体の上方に現像剤担持体が配置され、現像剤担持体の上方に現像剤収容室が配置されているので、現像剤収容室の現像剤の搬送に、重力を利用することができる。そのため、現像剤収容室内の現像剤搬送手段を減らすことができ、構成の簡略化を図ることができる。
このような構成によると、供給手段が現像剤担持体と現像剤収容室との間に設けられているので、画像形成装置を、水平方向に各プロセスユニットが並列される横置きタイプとして構成しつつ、水平方向の設置面積の省スペース化を、より図ることができる。
このような構成によると、像担持部を画像形成装置本体に装着したままの状態で、その像担持部に対して現像部を着脱させることができるので、現像剤がエンプティとなったときなどにおいて、像担持部を着脱させずに現像部のみを交換することができる。そのため、現像部の交換作業の容易化を図ることができる。
このような構成によると、像担持部に設けられた係合部と、現像部に設けられた被係合部との係脱により、像担持部に対する現像部の着脱を図ることができる。
このような構成によると、像担持部に設けられた係合部と現像部に設けられた被係合部との係脱を、現像部の操作部において操作することができる。すなわち、像担持部に対する現像部の着脱操作を現像部側から操作することができる。そのため、着脱作業の容易化および操作性の向上を図ることができる。
このような構成によると、像担持部に設けられる第1案内部によって現像部に設けられる第1被案内部が案内されることにより、現像剤担持体が像担持体に対向するように案内される。そのため、現像剤担持体の像担持体に対する位置精度がよく、良好なカラー像の形成を達成することができる。
このような構成によると、画像形成装置本体に設けられる第2案内部によって、画像形成装置本体に対する現像部の着脱動作を確保することができる。
このような構成によると、第2案内部によって、現像部が第1案内部の案内開始位置まで案内され、次いで、第1案内部によって、現像剤担持体が像担持体と対向する位置まで案内される。これによって、像担持体が画像形成装置本体に装着されていても、像担持体に対して現像剤担持体を位置精度よく配置することができる。
このような構成によると、画像形成装置本体に設けられる第3案内部によって、画像形成装置本体に対する像担持部の着脱動作を確保することができる。
このような構成によると、第2案内部および第3案内部が、露光手段の筐体表面に略平行に設けられているので、現像部単独、または、現像部および像担持部の両方を、各露光手段の間から、着脱させることができる。
このような構成によると、露光手段の筐体表面が、像担持部の案内部材を兼ねているので、部品点数の低減化および装置構成の簡略化を図りつつ、装置の小型化を図ることができる。
このような構成によると、第2案内部および第3案内部が、現像部と、現像剤担持体の軸方向両側において対向するように設けられているので、簡易な構成によって、画像形成装置本体に対する現像部および像担持部の着脱を案内することができる。
このような構成によると、画像形成装置を、現像部または像担持部の装着時に、現像部の第2被案内部または像担持部の被案内部と、第2案内部の最深部または第3案内部の最深部との衝突を緩和することができる。そのため、現像部の現像剤担持体や像担持部の像担持体の損傷を防止することができる。
このような構成によると、画像形成装置を、水平方向に各プロセスユニットが並列される横置きタイプとして構成した場合において、現像剤収容室から重力方向に移動する現像剤を、良好に攪拌しつつ現像剤担持体側に供給することができる。
プロセスユニットと露光手段とが交互に配置され、かつ、装置を小型化すると、プロセスユニットを着脱するときに、プロセスユニットの筐体を把持するための空間が設けられないので、このような把持部を設ければ、把持部を把持して、プロセスユニットを画像形成装置本体に対して円滑に着脱させることができる。そのため、操作性の向上を図ることができる。
このような構成によると、使用者は、操作パネル側と反対側に設けられている引掛部に、その手を引っ掛けて把持部を把持することができる。そのため、把持部をしっかりと把持することができる。
このような構成によると、帯電手段が第1当接部を兼ねているので、部品点数の低減化および装置構成の簡略化を図ることができる。
また、請求項26に記載の発明は、請求項1ないし25のいずれかに記載の発明において、前記現像剤収容部における前記現像剤担持体の長手方向両側に配置されている壁の一方には、前記現像剤担持体から遠い側に、現像剤を充填するための充填口が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、現像剤像が転写媒体に転写された後に、像担持体上に残存する現像剤が現像剤担持体によって回収されるので、像担持体上に残存する現像剤を回収するための貯留手段を設ける必要がなく、装置構成の簡易化および装置の小型化を図ることができる。そのため、露光手段を移動させることなく、プロセスユニットを着脱させる構成を容易に実現することができる。また、このような貯留手段を像担持部に一体に設けた場合には、貯留手段の容量で像担持部の寿命が決まってしまい、像担持部の長寿命化と装置の小型化のいずれかが達成できなくなるが、本発明の構成では、その両立が可能である。
このような構成によると、現像剤が略球形のトナーであるので、流動性がよく、良好な画像を形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、プロセスユニットを、プロセスユニットの着脱方向と直交する方向において、薄く形成することができる。よって、プロセスユニットを、画像形成装置本体に固定されている露光手段と干渉することなく、画像形成装置本体に対して、より円滑に着脱させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、現像剤収容室内の現像剤搬送手段を減らすことができ、構成の簡略化を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、ランニングコストの低減化および産業廃棄物の削減を図ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、現像部の交換作業の容易化を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、着脱作業の容易化および操作性の向上を図ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、現像剤担持体の像担持体に対する位置精度がよく、良好なカラー像の形成を達成することができる。
請求項14に記載の発明によれば、像担持体が画像形成装置本体に装着されていても、像担持体に対して現像剤担持体を位置精度よく配置することができる。
請求項15に記載の発明によれば、像担持部の着脱動作を確保することができる。
請求項16に記載の発明によれば、現像部単独、または、現像部および像担持部の両方を、各露光手段の間から、着脱させることができる。
請求項18に記載の発明によれば、簡易な構成によって、画像形成装置本体に対する現像部および像担持部の着脱を案内することができる。
請求項19に記載の発明によれば、現像部の現像剤担持体や像担持部の像担持体の損傷を防止することができる。
請求項21に記載の発明によれば、現像剤収容室から重力方向に移動する現像剤を、良好に攪拌しつつ現像剤担持体側に供給することができる。
請求項22に記載の発明によれば、操作性の向上を図ることができる。
請求項24に記載の発明によれば、着脱時において、帯電手段が露光手段と干渉することなく、プロセスユニットを着脱させることができる。また、装着時において、帯電手段を、露光手段とプロセスユニットの着脱方向において重なるように配置することができる。
請求項26に記載の発明によれば、トナー充填時の作業性の向上を図ることができる。
請求項27に記載の発明によれば、露光手段を移動させることなく、プロセスユニットを着脱させる構成を容易に実現することができる。像担持部の長寿命化と装置の小型化とを両立させることができる。
図1において、このカラーレーザプリンタ1は、後述する4つのプロセス部14が、水平方向において並列して配置される、いわゆる横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタであって、画像形成装置本体としての本体ケーシング2に、転写媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6を備えている。
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部において、本体ケーシング2に対して前側から水平方向に着脱可能に装着される給紙トレイ11と、その給紙トレイ11の一端部上方(前側上方)に設けられる給紙ローラ12と、給紙ローラ12の上方であって、給紙ローラ12に対して用紙3の搬送方向下流側(以下、用紙3の搬送方向下流側または用紙3の搬送方向上流側を、搬送方向下流側または搬送方向上流側と省略する場合がある。)に設けられる搬送ローラ13とを備えている。
なお、給紙ローラ12と搬送ローラ13との間には、上下方向に配置されるガイド部材13aが設けられており、給紙ローラ12によって給紙された用紙3は、ガイド部材13aによって搬送ローラ13に案内され、搬送ローラ13から、その後方に配置される搬送ベルト56と各感光ドラム44との間(転写位置)に順次送られる。
プロセス部14は、複数色のトナーの各色毎に設けられている。すなわち、プロセス部14は、イエロープロセス部14Y、マゼンタプロセス部14M、シアンプロセス部14Cおよびブラックプロセス部14Kの4つからなる。これらプロセス部14は、前側から後側に向かって互いに所定間隔を隔てて、水平方向において重なる並列状に順次配置されている。
スキャナユニット17は、鉛直方向において搬送ベルト56と所定間隔を隔てて配置され、各スキャナユニット17毎に本体ケーシング2に固定されている。図2(a)に示すように、スキャナユニット17は、筐体としてのスキャナケーシング20内に、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー21、2つのレンズ22および23、3つの反射鏡24、25および26を備えている。
また、図2(a)に示すように、スキャナケーシング20の前壁は、平面状に形成されており、その下端部近傍には、レーザ光が射出される射出窓30が形成されている。
現像ユニット18は、図2(a)に示すように、現像ケーシング31内に、現像剤収容部としてのトナーホッパ32、供給手段としての供給ローラ33、現像剤担持体としての現像ローラ34および層厚規制ブレード35を備えている。
現像ケーシング31は、下側が開口される細長ボックス状に形成されており、その上壁には、この現像ケーシング31を把持するための把持部36が設けられている。把持部36は、現像ケーシング31の上壁から、上方に向かって側面視三角形状に突出するように形成されている。また、この把持部36の上端部には、鉤状の引掛部36aが一体的に設けられている。この引掛部36aは、前側からトップカバー7を開いたときに、使用者が、アクセスする側と反対側に延びるように、つまり、操作パネル90側とは反対側である後方に向かって延びるように形成されている。
また、現像ケーシング31の前壁は、鉛直方向に配置され、その上端部の角部が、上壁と連続する側面視湾曲状に形成され、下部がトナーホッパ23内に設けられるアジテータ38の回動軌跡に沿うように、側面視において後側に向かって湾曲状に形成されている。さらに、前壁の下端部は、供給ローラ33および現像ローラ34を覆う被覆部とされている。また、この前壁におけるアジテータ38に対応する位置の近傍には、前方に向かって突出する第2当接部39が設けられている。この第2当接部39は、現像ケーシング31の幅方向に延びる突状として形成されている。
現像ローラ34は、供給ローラ33の下方において、供給ローラ33と互いに圧縮されるような状態で配置されている。現像ローラ34は、第1被案内部としての金属製のローラ軸67に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。より具体的には、現像ローラ34のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ部と、そのローラ部の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層構造によって形成されている。
感光ドラムユニット19は、各感光ドラムユニット19毎に本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されており、ドラムケーシング43内に、像担持体としての感光ドラム44および帯電手段としてのスコロトロン型帯電器45を備えている。
ドラム収容部46の後壁は、現像ケーシング31の後壁とほぼ面一となる平面板状に形成されている。また、前壁は、感光ドラム44の外周面に沿って側面視円弧状に形成されており、その前壁の上端部および下端部には、前方に向かって突出する第2当接部48bがそれぞれ設けられている。第2当接部48bは、ドラム収容部46の幅方向両端部に形成されている。つまり、ドラム収容部46の前壁には、第2当接部48bが4個設けられている。
側板49には、後側の上端部が水平方向に延び、前側の上端部が後側の上端部よりも上方に延びるようなL字状に形成されており、後側と前側との間の前後方向途中において、下方に向かって細長U字状に窪む第1案内部としてのドラム側案内溝51が形成されている。また、ドラム側案内溝51の上下方向途中には、前方に向かって窪む切欠状の係合部としての係止溝52が形成されている。また、側板49の上側端部前方には、後述する本体ケーシング2の本体側第3案内溝65(図5参照)にスライド自在に係合される被案内部としてのドラム側案内突起53が、幅方向両外側に向かって突出している。
図2に示すように、感光ドラム44は、アルミニウムなどの円筒形状の金属素管からなり、その表面には、ポリカーボネートを主成分とする有機感光体からなる感光層が被覆されている。この感光ドラム44は、現像ローラ34の下方において、現像ローラ34と対向接触するように配置され、搬送ベルト56と対向接触するニップ部分において、搬送ベルト56と同方向に回転するように、ドラム収容部46の両側壁において、被案内部としての回転軸63を介して時計方向に回転可能に支持されている。
また、スコロトロン型帯電器45は、感光ドラム44の後方において、感光ドラム44と所定間隔を隔てて配置されている。このスコロトロン型帯電器45は、ドラム収容部46の後壁に固定されている。このスコロトロン型帯電器45は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、図示しない電源からの電圧の印加により、感光ドラム44の表面を一様に正極性に帯電できるように設けられている。
より具体的には、各感光ドラムユニット19および各現像ユニット18が本体ケーシング2に装着された状態においては、感光ドラム44の上方に現像ローラ34が配置され、現像ローラ34の上方に供給ローラ33が配置され、供給ローラ33の上方にトナーホッパ32が配置される。また、これら感光ドラム44、現像ローラ34、供給ローラ33およびトナーホッパ32が、感光ドラムユニット19および現像ユニット18の着脱方向である鉛直方向において重なるように設けられている。また、トナーホッパ32における鉛直方向の投影面内に感光ドラム44およびスコロトロン型帯電器45が配置され、感光ドラム44における鉛直方向の投影面内に、現像ローラ34のローラ部分および供給ローラ33のローラ部分が配置されている。
駆動ローラ54は、イエロープロセス部14Yの感光ドラム44よりも前方であって、給紙ローラ12の上方後側に配置されている。従動ローラ55は、ブラックプロセス部14Kの感光ドラム44よりも後方であって、定着部60よりも下方斜め前側に配置されている。
そして、駆動ローラ54の駆動により、従動ローラ55が従動され、搬送ベルト56が、これら駆動ローラ54および従動ローラ55の間を、各プロセス部14の感光ドラム44と対向接触する接触面において、感光ドラム44と同方向に回転するように、反時計方向に周回移動される。
定着部60は、プロセス部14および転写部15の後方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。この定着部60は、加熱ローラ59および押圧ローラ58を備えている。加熱ローラ59は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。そして、ハロゲンランプにより、加熱ローラ59の表面が定着温度に加熱される。また、押圧ローラ58は、加熱ローラ59を押圧するように設けられている。
排紙部6は、上記した排紙ローラ8、排紙口9および排紙トレイ10を備えている。熱定着された用紙3は、排紙ローラ8によって、排紙口9から本体ケーシング2の外側に排紙され、排紙トレイ10上にスタックされる。
また、このカラーレーザプリンタ1では、トナーとして、流動性の良好な略球形の重合トナーを用いているので、良好な画像を形成しつつ、クリーナレス現像方式による転写残トナーの効率的な回収を達成している。
また、このような着脱において、爪部42と係止溝52との係脱を、現像ケーシング31の係合レバー40の操作部41において操作することができる。すなわち、感光ドラムユニット19に対する現像ユニット18の着脱操作を上側から操作することができる。そのため、着脱作業の容易化および操作性の向上を図ることができる。
押圧レバー69は、図示しないモータの駆動により、仮想線で示す退避位置と、実線で示す押圧位置とに移動される。感光ドラム44が回転するときには、押圧位置に移動され、感光ドラム44の回転が停止すると、退避位置に移動される。これにより、感光ドラム44に対して現像ローラ34を確実に接触させるように位置決めすることができる。なお、押圧レバー69は、モータではなく、トップカバー7の開閉に連動させてもよい。
感光ドラムユニット19を本体ケーシング2に装着したままの状態でその感光ドラムユニット19から現像ユニット18を脱離する場合には、上記したように、互いに装着状態にある感光ドラムユニット19および現像ユニット18が本体ケーシング2に装着されている状態において、まず、トップカバー7を開状態とし、その開状態とされたトップカバー7によって形成された本体ケーシング2の上部開口部から、図4(a)に示すように、現像ケーシング31の係合レバー40の操作部41を前方に移動させ、爪部42の係止溝52に対する係合を解除する。その後、把持部36を把持して、現像ユニット18を上方に向かってスライドさせる。
また、このカラーレーザプリンタ1では、本体ケーシング2に対して、現像ユニット18および感光ドラムユニット19を一体として着脱することができ、また、感光ドラムユニット19を本体ケーシング2に装着したままの状態で、その感光ドラムユニット19に対して現像ユニット18を着脱させることもできる。
しかるに、このようにして、感光ドラムユニット19を本体ケーシング2に装着したままの状態で、その感光ドラムユニット19に対して現像ユニット18を交換すれば、感光ドラム44を着脱させずに現像ユニット18のみを交換することができる。そのため、各感光ドラム44の位置ずれを防止して、色ずれの少ない高画質のカラー像を形成することができる。
しかも、これら本体側第1案内溝62、本体側第2案内溝64および本体側第3案内溝65は、現像ユニット18の幅方向両側(現像ローラ34の軸方向両側)において対向するサイドプレート66において、対向状に設けられているので、簡易な構成によって、本体ケーシング2に対する現像ユニット18および感光ドラムユニット19の着脱を案内することができる。
なお、このカラーレーザプリンタ1では、各現像ユニット18において、トナーホッパ32内のトナーが、自重によって、重力方向下方に配置されている供給ローラ33に供給されるので、トナーホッパ32の上側に、別途、アジテータ38を設ける必要がない。つまり、現像ローラ34に近い側に1つのアジテータ38を設けるのみで、トナーホッパ32内のトナーを循環させつつ供給ローラ33に供給することができる。
すなわち、図10においては、ドラム収容部46の後壁が開放されており、その後壁が開放されたドラム収容部46に、スコロトロン型帯電器45を固定する回動可能な帯電カバー73が設けられている。
また、各カバー側板74には、着脱位置において、ドラム収容部46の下端部と当接する脚部77が設けられている。
これによって、たとえば、プロセスユニット16の装着時においては、図10のブラックプロセス部14Kのプロセスユニット16が参照されるように、まず、スコロトロン型帯電器45を着脱位置に位置させた状態で、プロセスユニット16を、プロセスユニット16の本体ケーシング2に対する装着位置において、本体側第2案内溝64にガイドピン76および感光ドラム44の回転軸63を順次係合させて、上記と同様の方法により、下方に向けてスライドさせる。そうすると、シアンプロセス部14Cのプロセスユニット16が参照されるように、ガイドピン76が本体側第2案内溝64の下端部の湾曲部分に至ると、帯電カバー73が、カイドピン76の案内によって、回転軸63を中心としてほぼ90°後方に回動(時計方向に回動)される。そして、プロセスユニット16の本体ケーシング2に対する装着が完了すると、マゼンタプロセス部14Mおよびイエロープロセス部14Yのプロセスユニット16が参照されるように、帯電カバー73が水平方向に向き、スコロトロン型帯電器45が、感光ドラム44と水平方向において重なる装着位置に配置される。
また、ドラム収容部46には、各カバー側板74における回転軸63と相対回転可能に連結される一端部に向けて付勢する回転止めばね78(図11にのみ示される)が設けられており、各カバー側板74の一端部には、回転止めばね78を受ける受け溝79(図11にのみ示される)が形成されている。そして、プロセスユニット16を縦置きの状態で載置した状態では、回転止めばね78が受け溝79に受けられることによって、各カバー側板74の回転軸63を中心とする回動が規制されている。
なお、以上の説明においては、本発明の画像形成装置を、いわゆる横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタ1として説明したが、本発明の画像形成装置は、図12に示すように、4つのプロセス部14が鉛直方向において並列して配置される、いわゆる縦置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタ1として構成してもよい。
図12において、このカラーレーザプリンタ1は、トップカバー7の代わりに本体ケーシング2の前側に設けられるフロントカバー81を備えている。このフロントカバー81は、感光ドラム44における転写部15の搬送ベルト56と接触する転写位置の反対側に配置され、本体ケーシング2の前側に設けられるヒンジ7aを介して回動可能に支持されて、仮想線で示すように、本体ケーシング2に対して開閉自在に設けられている。
プロセス部14は、イエロープロセス部14Y、マゼンタプロセス部14M、シアンプロセス部14Cおよびブラックプロセス部14Kが、下側から上側に向かって互いに所定間隔を隔てて、鉛直方向において重なる並列状に順次配置されている。プロセス部14は、スキャナユニット17とプロセスユニット16とを備え、それらは、鉛直方向において重なるように交互に配置されている。
また、転写部15は、鉛直方向に配置される各感光ドラム44における各現像ユニット18の反対側において、各感光ドラム44と対向するように設けられている。
また、定着部60は、転写部15の上方に設けられている。
なお、上記の説明では、露光手段として、レーザスキャナとして構成されるスキャナユニット17を設けたが、たとえば、スキャナユニット17の代わりにLEDアレイを設けてもよい。
また、上記の説明では、各感光ドラム44から、直接、用紙3に転写する直接転写タイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタ1を例示したが、本発明の画像形成装置はこれに限定されるものではなく、たとえば、各色毎のトナー像を、各感光体から一旦中間転写体に転写し、その後、用紙に一括転写する中間転写タイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタとして構成してもよい。
2 本体ケーシング
3 用紙
7 トップカバー
16 プロセスユニット
17 スキャナユニット
18 現像ユニット
19 感光ドラムユニット
20 スキャナケーシング
32 トナーホッパ
32a 充填口
33 供給ローラ
34 現像ローラ
36 把持部
36a 引掛部
37 現像側案内突起
38 アジテータ
39 第2当接部
41 操作部
42 爪部
44 感光ドラム
45 スコロトロン型帯電器
48a 第1当接部
48b 第2当接部
51 ドラム側案内溝
52 係止溝
53 ドラム側案内突起
62 本体側第1案内溝
63 回転軸
64 本体側第2案内溝
65 本体側第3案内溝
67 ローラ軸
68 押圧ばね
72 ばね
Claims (28)
- 現像剤を収容する現像剤収容室、現像剤を担持する現像剤担持体および前記現像剤担持体に担持される現像剤によって静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像を担持する像担持体を有し、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスユニットと、画像形成装置本体に対して固定され、前記像担持体に静電潜像を形成するためにレーザ光を前記像担持体に対して走査する露光手段とを複数色の現像剤の各色毎に備え、
前記プロセスユニットと前記露光手段とが交互に配置され、
前記像担持体における前記像担持体に担持される現像剤像が転写される転写位置の反対側において、画像形成装置本体に対して開閉する開閉部材を備え、
前記プロセスユニットは、前記開閉部材が開くことにより形成される開口部から画像形成装置本体に対して着脱されるように設けられ、画像形成装置本体から取り外された状態において、前記像担持体と前記現像剤担持体とが鉛直方向に並ぶ縦置きの状態、および、前記像担持体と前記現像剤担持体とが水平方向に並ぶ横置きの状態のいずれの載置状態においても、載置可能に設けられており、前記縦置きの状態において載置面に当接する第1当接部と、前記横置きの状態において載置面に当接する第2当接部とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。 - 現像剤を収容する現像剤収容室、現像剤を担持する現像剤担持体および前記現像剤担持体に担持される現像剤によって静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像を担持する像担持体を有し、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスユニットと、画像形成装置本体に対して固定され、前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段とを複数色の現像剤の各色毎に備え、
前記像担持体における前記像担持体に担持される現像剤像が転写される転写位置の反対側において、画像形成装置本体に対して開閉する開閉部材を備え、
前記プロセスユニットは、前記開閉部材が開くことにより形成される開口部から画像形成装置本体に対して着脱されるように設けられ、画像形成装置本体から取り外された状態において、前記像担持体と前記現像剤担持体とが鉛直方向に並ぶ縦置きの状態、および、前記像担持体と前記現像剤担持体とが水平方向に並ぶ横置きの状態のいずれの載置状態においても、載置可能に設けられており、前記縦置きの状態において載置面に当接する第1当接部と、前記横置きの状態において載置面に当接する第2当接部とを備えており、
前記像担持体、前記現像剤担持体および前記現像剤収容室は、前記プロセスユニットの着脱方向において重なるように設けられていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記プロセスユニットには、前記現像剤収容室に収容されている現像剤を前記現像剤担持体に供給するための供給手段が設けられ、
前記供給手段は、前記像担持体、前記現像剤担持体および前記現像剤収容室と、前記プロセスユニットの着脱方向において重なるように設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤収容室における前記プロセスユニットの着脱方向の投影面内に、前記像担持体および前記現像剤担持体が配置されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤収容室における前記プロセスユニットの着脱方向の投影面内に、前記供給手段が配置されていることを特徴とする、請求項3または4に記載の画像形成装置。
- 前記プロセスユニットが画像形成装置本体に装着された状態において、前記像担持体の上方に前記現像剤担持体が配置され、前記現像剤担持体の上方に前記現像剤収容室が配置されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記現像剤担持体と前記現像剤収容室との間に、前記供給手段が設けられていることを特徴とする、請求項3ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記プロセスユニットは、前記現像剤収容室および前記現像剤担持体を有する現像部と、前記像担持体を有する像担持部とを備え、
前記現像部および前記像担持部は、画像形成装置本体に対してこれらが一体で着脱可能であり、前記現像部は前記像担持部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記現像部は、画像形成装置本体に装着された前記像担持部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記像担持部に設けられた係合部と、前記係合部に係合可能に前記現像部に設けられた被係合部とを備えていることを特徴とする、請求項8または9に記載の画像形成装置。
- 前記現像部に設けられ、前記係合部と前記被係合部との係合を解除させるための操作部を備えていることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記像担持部に設けられ、前記像担持体に前記現像剤担持体が対向するように前記現像部を案内するための第1案内部と、前記現像部に設けられ、前記第1案内部に案内される第1被案内部とを備えていることを特徴とする、請求項8ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
- 画像形成装置本体に設けられ、画像形成装置本体に対する前記現像部の着脱を案内するための第2案内部を備えていることを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記第2案内部は、前記現像部の第1被案内部が画像形成装置本体に装着された前記像担持部の前記第1案内部の案内開始位置に案内されるように、前記現像部の第2被案内部を案内することを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
- 画像形成装置本体に設けられ、前記画像形成装置本体に対する前記像担持部の着脱を案内するための第3案内部を備えていることを特徴とする、請求項13または14に記載の画像形成装置。
- 前記第2案内部および前記第3案内部は、前記露光手段の筐体表面に略平行に設けられていることを特徴とする、請求項15に記載の画像形成装置。
- 前記露光手段の筐体表面が、前記像担持部の案内部材を兼ねていることを特徴とする、請求項15または16に記載の画像形成装置。
- 前記第2案内部および前記第3案内部は、前記現像部と、前記現像剤担持体の軸方向両側において対向するように設けられていることを特徴とする、請求項15ないし17のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第2案内部の最深部または前記第3案内部の最深部の少なくとも一方には、前記現像部の第2被案内部または前記像担持部の被案内部を受ける緩衝部材が設けられていることを特徴とする、請求項15ないし18のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記現像剤収容部における前記プロセスユニットの着脱方向に沿う壁は、前記プロセスユニットが画像形成装置本体に装着されている状態において、略鉛直方向に配置されるか、または、上方に向かって前記現像剤収容部の内側方向に傾斜するように配置されていることを特徴とする、請求項6ないし19のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記現像剤収容室における前記現像剤担持体に近い側に設けられ、現像剤を攪拌するための攪拌部材を備えていることを特徴とする、請求項6ないし20のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記プロセスユニットに設けられ、前記プロセスユニットを把持するための把持部を備えていることを特徴とする、請求項1ないし21のいずれかに記載の画像形成装置。
- 使用者に操作される操作パネルを備え、前記把持部は、前記操作パネル側と反対側に延びる引掛部を備えていることを特徴とする、請求項22に記載の画像形成装置。
- 前記プロセスユニットは、前記像担持体に対向配置され、前記像担持体を帯電させるための帯電手段を備え、
前記帯電手段は、前記像担持体と前記プロセスユニットの着脱方向において重なるように配置される着脱位置と、前記像担持体と前記プロセスユニットの着脱方向と交差する方向において重なるように配置される装着位置とに、移動可能に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし23のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記帯電手段は、着脱位置において、前記第1当接部を兼ねることを特徴とする、請求項24に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤収容部における前記現像剤担持体の長手方向両側に配置されている壁の一方には、前記現像剤担持体から遠い側に、現像剤を充填するための充填口が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし25のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体に担持される現像剤像が転写媒体に転写された後に前記像担持体上に残存する現像剤を、前記現像剤担持体によって回収することを特徴とする、請求項1ないし26のいずれかに記載の画像形成装置。
- 現像剤が、略球形のトナーであることを特徴とする、請求項1ないし27のいずれかに記載の画像形成装置。
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