JPH10115961A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10115961A
JPH10115961A JP8267560A JP26756096A JPH10115961A JP H10115961 A JPH10115961 A JP H10115961A JP 8267560 A JP8267560 A JP 8267560A JP 26756096 A JP26756096 A JP 26756096A JP H10115961 A JPH10115961 A JP H10115961A
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JP8267560A
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English (en)
Inventor
Tahei Ishiwatari
太平 石渡
Akira Kubota
晃 窪田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体や現像手段や記録材収納手段等の着
脱が容易で、小型かつ多色画像の形成が可能な画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 潜像形成手段3を装置本体の背面側に配
置し、像担持体1、現像手段4,5,6,7、記録材収
納手段80等を像担持体1の軸方向とは直交する略同一
方向かつ装置本体の前面側から着脱可能であるように配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を用い
た、複写機、プリンタ、ファクシミリ、その他の画像形
成装置に関する。特に、多色画像を形成可能な画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体上に各色成分に応じた潜像を形
成し、この潜像を各色成分に対応したトナーにより現像
し、このトナー像を順次重ね合わせることにより多色画
像を得る画像形成装置としては、従来、各種構成が提案
されている。
【0003】このような電子写真法を用いた画像形成装
置は、構成が複雑で、装置が大型で、さらに、装置の保
守性が悪いという問題がある。
【0004】そこで、装置の保守性を向上させるため
に、消耗品の補給や交換を容易にした画像形成装置とし
て、例えば、特開平3−249765号公報や特開平7
−199768号公報が提案されている。
【0005】特開平3−249765号公報は、像担持
体や複数の現像手段等を一体的にユニット化し、これを
着脱する構成を開示している。
【0006】しかしながら、多色画像を形成する画像形
成装置においては、単色(例えば黒のみ)画像を形成す
る画像形成装置とは異なり、複数の現像手段を有するた
め、また、像担持体が比較的大型であるため、これらを
一体的にユニット化すると、そのユニットはかなり大型
かつ重いものとなってしまう。多色画像を形成する画像
形成装置において、このようなユニットを交換しようと
することは実使用上、非常に困難である。
【0007】また、複数の現像手段のトナー消費量はそ
れぞれ異なるため、これらを一体的にユニット化する
と、何れかの現像手段のトナーが全て消費された時点
で、他の現像手段をも交換しなければならず、無駄であ
る。
【0008】そこで、像担持体や複数の現像手段等はそ
れぞれ別々に交換できること必要である。
【0009】また、潜像形成手段としては、一般的に、
レーザ光により像担持体上を走査するいわゆるレーザ走
査光学系等が用いられており、これは振動や衝撃に非常
に敏感であるため、レーザ走査光学系を構成する光学部
品にずれが発生した場合、それが単色画像を形成する画
像形成装置では問題にならない程度のずれであったとし
ても、多色画像を形成する画像形成装置では色ずれとし
て発生する。そこで、潜像形成手段を移動させずに、像
担持体や現像手段等を交換できることが必要である。
【0010】さらに、像担持体や現像手段等を交換する
際に、それらを誤って装置本体上に落下させる事故等に
より潜像形成手段へ衝撃が与えられる場合があるが、そ
の衝撃が最小となるように、像担持体や現像手段等の着
脱時の軌跡が、潜像形成手段の上方を通過することがな
いように、潜像形成手段を配置することが必要である。
【0011】特開平7−199768号公報は、像担持
体や現像手段等をそれぞれ像担持体の軸方向に着脱する
構成を開示している。
【0012】しかしながら、像担持体や現像手段等は、
像担持体の軸方向に長尺な形状を有するため、これらの
一端のみを保持しながら他端を装置本体の着脱口に挿入
するのが困難である。一般的に像担持体や現像手段の駆
動部あるいは電極部は、像担持体や現像手段を着脱する
際に保持される側とは反対側に配置され、装置本体の着
脱口に挿入する際に先頭となるため、挿入時に着脱口に
衝突させたりして損傷させると、新品の像担持体や現像
手段が使用不能になってしまう場合もある。
【0013】また、単色画像を形成する画像形成装置に
おいては、記録材の大きさとしてA4が主流であった
が、多色画像を形成する画像形成装置においては、近
年、多色印刷の需要の高まりから、A4以上の大きな記
録材、例えば、A3あるいはA3を超える大きさの紙等
への対応性が求められており、このため、特にA4より
も大きな記録材に対応する画像形成装置では、像担持体
や現像手段等が像担持体の軸方向にさらに長尺な形状を
有するため、像担持体の軸方向にこれらを着脱するのが
さらに困難となる。
【0014】また、像担持体の軸方向に長尺な形状を有
する像担持体や現像手段等の装置本体への着脱を補助す
るための手段として、例えば軸方向に像担持体や現像手
段等を移動させるための案内溝や像担持体や現像手段等
を載せて移動させる可動台等を、装置本体側に設ける構
成やさらにそれら補助手段を装置本体から引き出し可能
に構成する等が従来から提案されている。しかし、軸方
向への着脱は、像担持体や現像手段等を着脱口から装置
本体内の装着位置までに移動させる距離が、軸方向に直
交する方向に着脱する場合と比較して長いため、案内溝
の直線性が不充分な場合には着脱が困難となる。また、
案内溝が長いために、案内溝に異物が挟まり易く、やは
り着脱が困難となり易い。
【0015】また、像担持体の軸方向に長尺な形状を有
する像担持体や現像手段等を装置本体への軸方向に着脱
する際に、これらの一端のみを保持しながら他端を装置
本体の着脱口に挿入することとなるため、片持ち支持さ
れた像担持体や現像手段等が撓みや歪みが生じ易い。
【0016】特に、多色画像を形成する画像形成装置に
用いられる現像手段は、装置本体内で像担持体と離接移
動を繰り返すために、現像手段を装置本体内に装着した
時にその一部分、例えば側面や両端等だけを支持し移動
させたり、現像手段の下部にコロ等の可動部材を当接さ
せ支持し移動させたりする構成では、現像手段に撓みや
歪みが生じ易く、安定して良好な画像を得ることができ
ない。
【0017】このため、像担持体や現像手段等に軸方向
に撓みが生じないように充分な強度を与えるようにする
必要があるが、これはこれらの交換部材の費用が高くな
る要因の一つとなっている。
【0018】また、像担持体の軸方向に長尺な形状を有
する像担持体や現像手段等を装置本体への軸方向に着脱
する構成では、紙の搬送方向と直交する方向に像担持体
等を着脱することとなるため、紙が装置本体内で詰まっ
ている状態で誤って像担持体等を着脱しようとすると、
詰まった紙により像担持体等が損傷したり、あるいは紙
が破け、その破片が装置本体の中(特に手の届きにくい
着脱口とは反対側奥)に移動し、装置全体を損傷してし
まう場合がある。また、このような構成では、像担持体
や現像手段等の着脱口とは別に、装置本体内に詰まった
紙を排除するための手段を別途設ける必要がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】請求項1乃至4記載の
発明は、像担持体の軸方向に長尺な形状を有する像担持
体や現像手段をその軸方向に着脱させると像担持体や現
像手段あるいは装置本体を破損し易いという課題、及
び、像担持体や現像手段や記録材収納手段の着脱時に潜
像形成手段を破損し易いという課題を解決しようとする
ものである。
【0020】請求項5乃至7記載の発明は、請求項1乃
至請求項4記載の発明の目的に加えて、装置本体内に記
録材が詰まった状態で像担持体等を着脱させると像担持
体等や装置本体を破損し易いという課題、及び、装置本
体内に詰まった記録材を除去するための装置開放口を像
担持体や現像手段等の着脱口とは別に設置しなければな
らないという課題、及び、装置本体の設置面積が大きい
という課題を解決しようとするものである。
【0021】請求項8乃至13記載の発明は、請求項1
乃至請求項4記載の発明の目的に加えて、像担持体の軸
方向に長尺な形状を有する現像手段は撓みを生じ易く、
装置本体に装着された状態で撓みを生ずると良好な画像
を形成することができないという課題を解決しようとす
るものである。
【0022】請求項14記載の発明は、請求項1乃至請
求項4記載の発明の目的に加えて、装置本体の設置面積
が大きいという課題を解決しようとするものである。
【0023】上記のように、本発明は、像担持体、中間
転写体、潜像形成手段、現像手段、転写手段、定着手
段、記録材収納手段、及び記録材搬送経路の構成及び配
置を総合的に検討し、簡単な構造で、消耗部材の補給を
要する現像手段や記録材収納手段や寿命により交換を要
する像担持体の交換を容易とした、小型かつ多色画像の
形成が可能な画像形成装置を提供することを目的とする
ものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像形成装置は、像担持体上に各色
成分に応じた潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担
持体上の潜像を各色成分に対応するトナーにより現像す
る複数の現像手段と、前記像担持体上のトナー像を中間
転写体上に順次転写する一次転写手段と、記録材収納手
段から搬送された記録材上に前記中間転写体上に形成さ
れた多色画像を一括して転写する二次転写手段と、前記
多色画像を前記記録材に定着する定着手段と、前記記録
材収納手段の記録材を前記二次転写手段から前記定着手
段に搬送する第一の記録材搬送路と、前記定着手段から
搬送された前記記録材を装置本体から排紙する第二の記
録材搬送路と、を有する画像形成装置において、前記潜
像形成手段が装置本体の背面側に配置されており、か
つ、前記像担持体、前記現像手段、前記記録材収納手段
が装置本体の前面側の略同一方向から着脱可能であり、
かつ、前記方向が前記像担持体の軸と略直交する方向で
あることを特徴とする。
【0025】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記像担持体が、ドラム
状であることを特徴とする。
【0026】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記現像手段が、前記像
担持体よりも装置本体の前面側に配置されていることを
特徴とする。
【0027】請求項4記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記装置の上面及び前面
は、開閉可能なカバーであることを特徴とする。
【0028】請求項5記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記第二の記録材搬送路
が、装置本体の前面側で、前記記録材を略垂直方向に搬
送し、装置本体の上面に排紙することを特徴とする。
【0029】請求項6記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記定着手段が、前記記
録材を前記第一の記録材搬送路から前記第二の記録材搬
送路に前記記録材の搬送方向を変更して案内することを
特徴とする。
【0030】請求項7記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記第二の記録材搬送路
及び/または定着手段が、前記前面のカバーの開閉動作
に連動して移動することを特徴とする。
【0031】請求項8記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記現像手段を着脱可能
に支持する支持手段と、前記現像手段を前記支持手段に
連結する連結手段と、前記支持手段に連結された前記現
像手段を現像位置または非現像位置に移動させるために
前記支持手段を移動させる移動手段を有することを特徴
とする。
【0032】請求項9記載の画像形成装置は、請求項8
記載の画像形成装置において、複数の前記現像手段に応
じた複数の前記支持手段を支持するフレーム構造体と、
前記フレーム構造体に前記支持手段を介して固定された
前記現像手段を前記像担持体に付勢させる第一の位置と
前記像担持体から開放する第二の位置とに移動させるた
めに前記フレーム構造体を回転移動させることを特徴と
する。
【0033】請求項10記載の画像形成装置は、請求項
9記載の画像形成装置において、前記フレーム構造体を
前記第一の位置と前記第二の位置の二安定状態になす二
安定手段を有することを特徴とする。
【0034】請求項11記載の画像形成装置は、請求項
10記載の画像形成装置において、前記フレーム構造体
を前記第二の位置に開放し、前記現像手段のトナー収容
部が下方に位置した姿勢で、前記現像手段が着脱可能で
あることを特徴とする。
【0035】請求項12記載の画像形成装置は、請求項
8記載の画像形成装置において、前記連結手段が、前記
現像手段または前記支持手段の一方に設けられ他方と係
合するためのピンと、前記現像手段または前記支持手段
の一方に設けられ他方の前記ピンが挿入される被挿入部
と、前記被挿入部に挿入された前記ピンを所定方向に付
勢するためのカムからなることを特徴とする。
【0036】請求項13記載の画像形成装置は、請求項
12記載の画像形成装置において、前記所定方向が、前
記現像手段を前記像担持体に付勢する方向及び前記現像
手段を前記支持手段に付勢する方向であることを特徴と
する。
【0037】請求項14記載の画像形成装置は、請求項
1記載の画像形成装置において、前記中間転写体が、中
間転写ベルトであって、少なくとも前記中間転写ベルト
は、装置本体の背面側に位置し前記中間転写ベルトを駆
動する駆動ローラと、装置本体の下面側に位置し前記二
次転写手段に対向する位置に設けられたバックアップロ
ーラと、装置本体の前面側に位置し前記中間転写ベルト
に張力を与えるテンションローラによって掛け渡されて
いることを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、カラー画像を形成する装置を例にとって図面を参照
して説明する。
【0039】図1は本発明の画像形成装置を示す装置断
面図であり、ベルト状の中間転写体を用いたカラー画像
形成装置である。
【0040】図1を用いて、本装置の全体構成と作用を
説明する。
【0041】図1において、ドラム状の感光体1(像担
持体)は、図示しないモータ等の駆動源により矢印D方
向に回転駆動される。感光体1の外周には帯電ローラ等
の帯電手段2が配置され、感光体1に当接回転しながら
感光体1の表面が一様に帯電される。
【0042】表面が一様に帯電された感光体1は、レー
ザー走査光学系等の潜像形成手段3によって第一色目と
して例えばイエローの画像情報に応じて選択的に走査露
光され、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0043】静電潜像が記録された感光体1の回転方向
下流側には、現像剤としてそれぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのトナーを貯蔵し、感光体1に対
して離接自在な現像手段4、5、6、7が配置され、形
成されたイエロー用の静電潜像はイエロー現像手段4の
みが感光体1と当接して現像することでイエローのトナ
ー像が形成される。
【0044】トナー像が形成された感光体1の回転方向
下流側には、感光体1に隣接して中間転写ベルト8が配
置される。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9、バック
アップローラ10、テンションローラ11、皺取りロー
ラ12に掛け回されており、感光体1の周速度と同一速
度で駆動されている。また、感光体1の駆動力を駆動ロ
ーラ9に伝達することにより、感光体1と中間転写ベル
ト8とを同期駆動させている。
【0045】また、一次転写ローラ13は中間転写ベル
ト8を介して感光体1側に付勢されており、中間転写ベ
ルト8が感光体1と一次転写ローラ13によって挟持さ
れる一次転写位置において、図示しない高圧電源から一
次転写ローラ13へ電圧が供給されることで前述の手順
で形成されたイエローのトナー像が中間転写ベルト8の
表面に転写される。
【0046】中間転写ベルト8にイエローのトナー像を
転写した感光体1は更に矢印D方向へ回転し、クリーナ
ーブレード等で構成された感光体クリーナ14によって
感光体1の表面に残留するトナーが掻き取られ、再び画
像形成が可能となる。
【0047】同様の手順を第二色目から第4色目の画像
(マゼンタ、シアン、ブラック)に対して繰り返し行う
ことで中間転写ベルト8上に4色のトナー像が順次重ね
合わせて記録される。
【0048】中間転写ベルト8へ4色のトナー像の重ね
合わせが終了すると、給紙ローラ20、紙搬送ローラ対
15および16によって紙カセット80(記録材収納手
段)から記録材17が給送され、これと同期して図示し
ないクラッチ機構とカム機構によって二次転写ローラ1
8が二次転写支点軸19を中心として矢印E方向に回転
して中間転写ベルト8を介してバックアップローラ10
と当接し、記録材17及び中間転写ベルト8がバックア
ップローラ10と二次転写ローラ18によって挟持され
る二次転写位置において、図示しない高圧電源から電圧
が二次転写ローラ18へ印加されることで中間転写ベル
ト8上の4色のトナー像が記録材17へ一括して転写さ
れる。二次転写を終えた中間転写ベルト8にはクリーナ
ーブレード等で構成された中間転写体クリーナ21が図
示しないクラッチ機構とカム機構によって矢印F方向へ
回動して当接し、中間転写ベルト8の表面に残留したト
ナーが掻き取られ、掻き取りが終了すると中間転写体ク
リーナ21は矢印Fとは逆方向に回動して退避する。
【0049】4色のトナー像が転写された記録材17
は、二次転写位置から記録材17を装置本体と略平行に
搬送する第一の記録材搬送路を経て定着手段22へ至
り、定着手段22で加熱加圧しながら挟持搬送されてト
ナー像が定着される。トナー像が定着された記録材17
は、定着手段22により装置本体の上面方向へとその搬
送方向を変えられ、定着手段22から記録材17を装置
本体と略垂直に搬送し装置上面へ至る第二の記録材搬送
路に設置された排紙ローラ対23および24によって装
置上面へと排出され、カラー画像記録が完了する。
【0050】さらに、図1における、本装置の幾つかの
構成について補足して説明する。
【0051】画像形成装置を制御するための指示や画像
形成装置の状態を表示するための制御パネル31が装置
本体の前面カバーに設置されている。制御パネル31が
設置された面が本装置における使用者の通常使用状態面
として使用される。また、制御パネル31は上面カバー
に設置されていてもよいが、この場合は制御パネル31
の視認性や操作性が良好となるように使用者が制御パネ
ル31に対面する面が本装置における使用者の通常使用
状態面であり前面として使用される。本装置において
は、装置本体の前面は、像担持体の軸に略平行な面であ
る。
【0052】感光体1は、外径が90mmφ以下、さら
に好ましくは80mmφ以下のドラム状のものを用い
る。感光体1の曲率半径が大きくなる(感光体が平面に
近づく)程、感光体と各現像手段とが対向する各現像位
置において、その現像電界は現像位置の前後でなだらか
に変化するため、感光体の回転方向から見て現像位置の
下流側(潜像の後端部)にトナーが過剰に付着し易く、
画像が太くあるいは濃くなるという問題があるが、本装
置のように所定の曲率以下のドラム状感光体を用いた構
成することにより、感光体と各現像手段とが対向する各
現像位置における現像電界を現像位置の前後で急峻に変
化させることができ、良好な画像を得ることが出来る。
【0053】現像手段4、5、6、7は、感光体1の周
囲に並置されており、感光体1の中心に対して最上流の
現像手段4から最下流の現像手段7までがなす角度は、
140°以下、さらに好ましくは125°以下となるよ
うに構成し、かつ、現像手段4を感光体の略直上位置に
配置することにより、感光体1の下部の、すなわち、一
次転写位置のための空間をより広く確保することができ
る。したがって、中間転写体として中間転写ベルトを用
いる場合において、中間転写ベルト8を感光体1に広い
領域で巻きかけたり、あるいは、一次転写位置近傍に複
数のローラを配置することができる。
【0054】現像手段4、5、6、7は、フレーム25
に着脱可能に支持されており、さらに、フレーム25は
フレーム支点軸26を中心に回転可能に支持される構成
となっている。フレーム25は、装置本体の前面側に、
例えば装置本体に略平行方向に引き出し可能な構成とし
てもよいが、このような構成では、フレーム25を感光
体1側に移動させる毎にその位置をフレーム25の上部
及び下部の両端の4点について位置決めしなければ、感
光体1に対する現像手段4、5、6、7の位置が安定し
ないので、本装置のように、フレーム25はフレーム支
点軸26を中心に回転可能に支持される構成とした方が
好ましい。このような構成とすることにより、フレーム
25の下部についてはフレーム支点軸26により位置が
安定しているために、フレーム25の上部両端の2点の
みを精度よく位置決めすることにより、感光体1に対す
る現像手段4、5、6、7の位置をより高い位置決めの
精度で安定させることができる。
【0055】また、本装置では現像手段4を感光体の略
直上位置に配置する構成としているが、フレーム25を
装置本体と略平行に移動させた場合、現像装置4と感光
体1が互いに接触し損傷する場合がある。したがって、
本装置のように、フレーム25を回転移動する構成と
し、フレーム支点軸26の位置を適当な位置に配置させ
ることにより、現像手段4を感光体の略直上位置に配置
する構成としてもフレーム25の移動による現像手段4
と感光体1の接触を防止することが出来る。
【0056】中間転写ベルト8を駆動する駆動ローラ9
は装置本体の背面側に配置されており、このため、感光
体1や中間転写ベルト8を駆動する駆動源や駆動伝達手
段を装置本体の背面側に集約して配置することができ、
装置本体を小型化することができる。
【0057】バックアップローラ10は装置本体の下面
側に配置されており、二次転写位置が装置本体の下面側
に配置されるため、二次転写位置において転写後の記録
材17に対し重力を記録材17の中間転写ベルト8から
の剥離方向に作用させることが出来るので、記録材17
を中間転写ベルト8から剥離させるための剥離手段を設
ける必要がない。したがって、装置の構成を簡単にし、
装置本体を小型化することができる。
【0058】テンションローラ11は装置本体の前面側
に配置されており、さらに、具体的な構成は後述するが
本装置では現像手段等の交換や記録材搬送路に詰まった
紙の除去等は装置本体の前面側から行う構成となってい
るため、その処理中に交換部材や手等が中間転写ベルト
8に誤って触れたとしても、その接触位置がテンション
ローラ10の周辺位置となるため、中間転写ベルト8へ
の衝撃をテンションローラ10の変位により速やかに吸
収することができ、中間転写ベルト8の損傷を防ぐこと
が出来る。
【0059】本装置では、中間転写ベルト8は、装置本
体と略平行に掛け渡されされている。さらに、中間転写
ベルト8のバックアップローラ10からテンションロー
ラ11へ至る部分は、第二の記録材搬送路と略平行とな
るように構成される。このため、中間転写ベルト8、第
一の記録材搬送路、記録材収納手段80を互いに略水平
方向に重なり合うように配置し、かつ、中間転写ベルト
8の一部を第二の記録材搬送路と略垂直方向に重なり合
うように設置することができ、装置本体の設置面積を記
録材収容手段と略同等の大きさとした小型の画像形成装
置とすることが出来る。
【0060】定着手段22は、ハロゲンランプ等の加熱
手段を内蔵したヒートローラ27、第一の加圧ローラ2
8、第二の加圧ローラ29と、ヒートローラ27にシリ
コーンオイル等の離型剤を塗布するためのあるいはヒー
トローラ27の表面を清掃するためのパッド状のあるい
はローラ状の離型剤塗布手段30と、からなる。
【0061】本装置においては、定着手段22の下流に
紙の搬送方向を大幅に変更するための紙搬送方向変更手
段を配置せず、定着手段22が紙搬送方向変更手段を兼
ねる構成としている。ここで紙搬送方向変更手段とは、
爪やガイド板等により紙の搬送方向を少なくとも45°
以上変更させる手段であって、例えば紙を装置本体内に
おいて略平行方向から略垂直方向に搬送方向を変更させ
るための手段である。
【0062】紙搬送方向変更手段を定着手段22の下流
側に配置し、記録材17の搬送方向を変更する構成を用
いることも可能であるが、このように紙搬送方向変更手
段を用いる構成とすると、例えば紙搬送方向変更手段が
曲面に形成された板状部材であると、紙搬送方向変更手
段に紙が突入した位置で紙に負荷が生じ紙詰まりが発生
し易い問題がある。しかし、本装置では、定着手段22
が紙搬送方向変更手段を兼ね記録材17の搬送方向を変
更し、かつ、定着手段22の前後の記録材搬送路におい
ては、紙は装置本体と略平行方向もしくは略垂直方向の
一定方向に搬送されるため、紙詰まりの発生を防止でき
る。
【0063】また、本装置においては、ヒートローラ2
7の中心に対して第一の加圧ローラ28から第二の加圧
ローラ29までがなす角度が、45°以上かつ90°以
下の範囲となるように、さらに好ましくは60°以上8
0°以下となるように構成される。このように、第一の
加圧ローラ28から第二の加圧ローラ29までがなす角
度を45°以上さらに好ましくは60°以上とすること
により、第一の記録材搬送路により装置本体と略平行に
搬送される記録材を、定着手段の下流側に紙搬送方向変
更手段を別途設けなくとも、記録材の搬送方向を変更し
略垂直方向に案内することができ、さらにヒートローラ
27に記録材を充分に巻き付けることができるので、特
に基材が透明な記録材上に光透過性を有する多色画像を
形成する場合であっても充分にトナーを溶融させ発色性
及び光透過性に優れた画像を形成する事が出来る。ま
た、第一の加圧ローラ28から第二の加圧ローラ29ま
でがなす角度を90°さらに好ましくは80°以下とす
ることにより、封筒等の複数の紙の積層体からなる記録
材を搬送する場合であってもヒートローラ27に接する
記録材面と第一の加圧ローラ28及び第二の加圧ローラ
29に接する記録材面の搬送速度差に基づく両面のずれ
や皺を低減することができ、また、透過画像を形成する
ためのプラスティックフィルム等の腰の強い記録材を用
いる場合でも定着手段22内で記録材が詰まることを防
止することが出来る。
【0064】また、本装置においては、第二の記録材搬
送路を、装置本体の前面側で記録材を略垂直方向に搬送
し装置本体の上面に排紙するように構成している。使用
者が装置動作中に誤って装置に衝撃を与えてしまうよう
な場合、通常使用面である装置本体の前面側に衝撃が加
えられる場合が多いが、本装置が多色画像を形成してい
る時に使用者が誤って衝撃を与えた場合、このような衝
撃は単色画像では問題にならない程度の微少なものであ
っても、複数の色画像を重ね合わせる多色画像では数1
0μm以上のずれが画像の色ずれとして生ずるために、
その衝撃を低減し画像の色ずれを防止することが必要と
なる。本装置のように第二の記録材搬送路を配置するこ
とにより、装置本体の前面側からの衝撃は記録材搬送路
の空洞により緩和されるため、装置本体への衝撃や振動
を低減することができる。第二の記録材搬送路を搬送中
の記録材には振動が伝播されたとしても、ここを搬送さ
れる記録材はすでに定着手段22により画像が記録材に
定着されているので画像の乱れは生じない。
【0065】また、本装置においては、定着手段22の
略上方に第二の記録材搬送路が配置された構成であっ
て、定着手段22とその上方に配置される現像手段4、
5、6、7は垂直方向に重ならないように配置された構
成のため、装置本体内の排気を行うための図示しない排
気ファンが装置の電源遮断と同時に停止した場合でも、
定着手段22の熱は第二の記録材搬送路を経由して上方
に自然排気されるため、定着手段に近接して配置される
現像手段や中間転写体への熱による影響を最小限とする
ことができる。
【0066】また、定着手段22の略上方に略垂直に第
二の記録材搬送路が配置された構成であるため、装置の
設置面積を小さくすることが出来る。
【0067】図2は本発明の画像形成装置のカバーを開
放した状態を示す装置断面図である。尚、図1と同一の
部材には同一の番号を付し、説明を省略する。
【0068】図2を用いて、現像手段4、5、6、7、
及び記録材収納手段80の着脱動作について簡単に説明
する。
【0069】装置本体の前面カバー81と、上面カバー
82は、それぞれ図示しない支点により開放可能に構成
される。
【0070】前面カバー81を装置本体の前面側に倒す
ことにより開放方向に移動させると、それに連動して一
体的に定着手段22も移動し、前面カバー81とともに
装置本体の前面側に開放される。
【0071】前面カバー81を開放させることにより、
二次転写位置から定着手段22までの第一の記録材搬送
路、及び、定着手段22から装置上面に記録材17を排
紙する排紙ローラ対23、24が配置された第二の記録
材搬送路が、装置外部に露出される。したがって、第一
の記録材搬送路及び第二の記録材搬送路の何れに記録材
17が詰まった場合でも、前面カバー81を開放するだ
けで、詰まった記録材を、装置本体の前面側から除去す
ることができる。
【0072】また、中間転写体クリーナ21の一端に設
置され中間転写体クリーナ21により捕集された廃トナ
ーを収納する廃トナー収納容器(図示せず)を、前面カ
バー81を開放することにより、装置本体の前面側から
交換することもできる。
【0073】また、定着手段22を構成する離型剤塗布
手段30も、前面カバー81を開放するだけで、図中矢
印で示すように、装置本体の前面側から交換することが
できる。本装置では、離型剤塗布手段30のみを交換す
る例を示したが、定着手段22を一体的に交換すること
もできる。
【0074】本装置においては、前面カバー81ととも
に定着手段22が移動する構成としたが、前面カバー8
1が移動しても定着手段22は移動しない構成としても
よい。このような構成としても、前述のように、本装置
においては、定着手段22の下流に紙搬送方向変更手段
を配置する必要がなく、定着手段22を装置本体の前面
側に近接して配置することができるので、離型剤塗布手
段30あるいは定着手段22を装置本体の前面側から交
換することが出来る。さらに、紙詰まり時に定着手段2
2を装置外部に露出させることがないので、紙詰まり時
に定着手段22の温度が下がりにくいので、紙詰まりを
除去した後に再度画像形成を行う場合により早く定着手
段22の温度を復帰させ画像形成を開始することが出来
る。
【0075】あるいは、さらに必要に応じて、前面カバ
ー81とは別に、離型剤塗布手段30あるいは定着手段
22を装置本体の前面側から交換するためのカバーを装
置本体の前面に設置してもよく、このような構成とすれ
ば、紙詰まり時に前面カバー81を解放しても定着手段
22の温度が下がりにくく、また、前面カバー81が移
動しても定着手段22は移動しない構成としても、離型
剤塗布手段30あるいは定着手段22を装置本体の前面
側からさらに容易に交換することができる。
【0076】尚、本装置のように、前面カバー81とと
もに定着手段22が移動する構成とした方が、前面カバ
ー81が移動しても定着手段22は移動しない構成とす
るよりも、第二の記録材搬送路をより広く開放すること
ができ、詰まった紙の除去や、定着手段に近接して配置
される中間転写体クリーナ21あるいはその廃トナーを
収納する廃トナー収納容器の交換が容易であり、より好
適な構成である。
【0077】また、上面カバー82を開放しなくとも、
前面カバー81を開放することにより、現像手段7をフ
レーム25から図中矢印で示すように着脱することがで
きる。したがって、使用頻度が高く、交換頻度が高い黒
色の現像手段を現像手段7とすることにより、黒色の現
像手段の交換がさらに容易となる。
【0078】前面カバー81を開放した後に、上面カバ
ー82を装置本体の上面側へ持ち上げ、さらに一部を背
面側へ倒すことにより開放方向へ移動させると、フレー
ム25に支持された全ての現像手段4、5、6、7が装
置外部に露出される。
【0079】前面カバー81とともに上面カバー82を
開放することにより、装置本体の前面側の開口部が前面
カバー81のみを開放した時よりもさらに大きく開放さ
れるため、第一の記録材搬送路、第二の記録材搬送路で
の紙詰まりの除去や、定着手段22や離型剤塗布手段3
0等の交換がさらに容易となる。装置本体の略前面側が
大きく開放されるため、視認性も良好であって、交換す
べき部材の着脱容易となる。
【0080】前面カバー81とともに上面カバー82を
開放することにより、フレーム25に支持された現像手
段4、5、6、7が装置外部に露出されるため、それぞ
れの現像手段を装置本体の前面側から着脱し交換するこ
とができる。現像手段4、5、6、7は感光体1よりも
装置本体の前面側に配置されているため、現像手段4、
5、6、7の後部(現像剤収容部)側を持って着脱する
ことができるため、現像手段4、5、6、7の前部(感
光体1へトナーを付着させるための現像開口部)側に誤
って触れてしまい、現像手段の現像開口部に設置される
現像ローラ等を損傷したり、または、現像開口部に露出
されるトナーにより手を汚すことがない。
【0081】紙カセット80は、前面カバー81や上面
カバー82の開放とは無関係に、装置本体の前面側から
図中矢印方向に着脱し、記録材17を補給することがで
きる。本装置では、記録材収納手段として紙カセット8
0を用いたが、紙カセットではなく紙トレイであっても
よい。さらに、記録材収納手段と給紙ローラ20や紙搬
送ローラ対15、16が一体的に構成され、装置本体の
前面側に引き出し可能に構成されていてもよく、このよ
うな構成にすることにより、記録材収納手段から二次転
写位置までの記録材搬送路において記録材が詰まった場
合でも、装置本体の前面側からさらに容易に記録材を除
去することができる。
【0082】また、本装置においては、制御パネル31
が前面カバー81とともに移動する構成としたが、第二
の記録材搬送路の外側となる位置の前面カバー上に制御
パネル31を設置し、第二の記録材搬送路に相当する部
分の前面カバーのみを開放可能に構成し、制御パネル3
1は前面カバーの開放に関わらず移動しない構成として
もよい。
【0083】図3は本発明の画像形成装置の複数の現像
手段を一体的に支持するフレーム構造体を開放した状態
を示す装置断面図である。尚、図1と同一の部材には同
一の番号を付し、説明を省略する。
【0084】図3を用いて、像担持体1等の着脱動作に
ついて簡単に説明する。
【0085】現像手段4、5、6、7は、前述のように
フレーム25に着脱可能に支持されるとともに、フレー
ム25はフレーム支点軸26を中心として回転移動可能
に構成されている。
【0086】装置本体の前面カバー81と上面カバー8
2を開放した後に、フレーム25を装置本体の前面側に
倒すことにより開放方向に移動させると、感光体1が装
置外部に露出される。
【0087】このようにフレーム25を開放することに
より、感光体1を装置本体の前面側から図中矢印方向に
着脱することができる。
【0088】また、フレーム25を開放し、次いで感光
体1を装置外へ移動させることにより、感光体クリーナ
14を露出させることができ、この状態で、感光体クリ
ーナ14の一端に設置され感光体クリーナ14により捕
集された廃トナーを収納する廃トナー収納容器(図示せ
ず)を、装置本体の前面側から交換することができる。
また、廃トナー収納容器のみを交換する例を示したが、
感光体クリーナ14と廃トナー収納容器を一体的に交換
することもでき、さらに廃トナー収納容器あるいは感光
体クリーナ14を感光体1と一体的なユニットとして構
成し、感光体ユニットとして交換することもできる。
【0089】また、本装置においては、像担持体として
ベルト状の感光体を用いることも出来るが、ドラム状の
感光体を用いた方が好ましい。
【0090】一般に、ベルト状の感光体は、ベルトを駆
動するためやベルトに張力を付すための複数のローラ及
びそれらのローラを所定位置に支持する支持部材等と一
体的に構成されたベルト感光体ユニットとして交換され
る。さらに、一般に、ベルト状の感光体は、複数の現像
手段を並置するために、感光体の回転方向に平行に長い
平面部が現像手段との対向面として形成される。ベルト
状の感光体を簡単に着脱するためには、その平面部と略
平行方向に着脱することが好ましいが、その平面部が長
尺であるために、ベルト状の感光体の着脱に要する移動
距離が長くなる。
【0091】一方、ドラム状の感光体は、ベルト状の感
光体よりも、構造が単純、安価、軽量であり、さらに交
換時の移動距離を短くすることができるため、交換が容
易であり、交換を要する消耗部材として用いるのに適し
た構成である。
【0092】また、本装置においては、前述のようにフ
レーム25を感光体1側に付勢した状態で現像手段4、
5、6、7を着脱することが可能であるが、さらにフレ
ーム25を開放した状態でも、現像手段4、5、6、7
をそれぞれ着脱することができる。フレーム25を開放
した状態では、現像手段4、5、6、7は、それぞれ現
像開口部が上方を、現像剤収容部は下方を向いた姿勢と
なる。したがって、現像手段4、5、6、7を着脱する
際に、現像手段に収納されるトナーはほぼ現像剤収容部
側に移動しているため、現像開口部からトナーが飛散す
ることを防止できる。
【0093】また、フレーム25を開放した状態では、
現像手段4、5、6、7がさらに装置本体の前面側に引
き出されるため、装置本体の前面側からの現像手段の着
脱がさらに容易となり、特に感光体1の略直上に配置さ
れる現像手段4の着脱を容易に行うことが出来る。
【0094】以上のように、図1、図2、図3を用い
て、本装置における像担持体、現像手段、記録材収納手
段等の配置ならびに着脱方法について説明したが、本装
置の構成によれば、像担持体、現像手段、記録材収納手
段等を装置本体の前面側から、像担持体の軸と略直交す
る方向に着脱することにより、像担持体の軸方向に長尺
な形状を有する部材を使用者が簡単に、交換すべき部材
や装置本体を破損することなく、また、潜像形成手段へ
の衝撃を与えることなく交換できる。
【0095】図4は本発明の画像形成装置の複数の現像
手段を一体的に支持するフレーム構造体の回転移動を示
す動作概略図である。尚、図1と同一の部材には同一の
番号を付し、説明を省略する。
【0096】図4を用いて、フレーム25を感光体へ付
勢する第一の位置と感光体から開放する第二の位置とに
回転移動させ、かつ、それぞれの位置においてフレーム
25を安定状態とする機構について簡単に説明する。
【0097】フレーム25は、フレーム支点軸26を中
心として、感光体へ付勢される第一の位置(図中実線)
と感光体から開放される第二の位置(図中二点鎖線)と
の間を回転移動可能に構成されている。
【0098】フレーム25には、感光体へ付勢される第
一の位置と感光体から開放される第二の位置においてフ
レーム25をそれぞれの位置で安定状態にするためのバ
ネ33の一端が固定されており、また、バネ33の他端
は、腕34に固定される。
【0099】腕34は、図示しない装置本体の側板に腕
支点軸32を介して取り付けられており、この腕支点軸
32を中心として回転移動可能に支持される。
【0100】まず、フレーム25が第一の位置にあるも
のとして説明する。
【0101】フレーム25を移動させようとすると、そ
れに伴いバネ33が引っ張られる。このバネ33の伸び
により生じた力により、フレーム25はフレーム25を
第一の位置に戻す方向に付勢される。そこでさらに、フ
レーム25を矢印G方向に回転させ第一の位置から第二
の位置へ移動させると、バネ33の伸びにより生じた力
により、腕34が矢印H方向に移動し、バネ33の伸び
が解消される。
【0102】次いで、フレーム25を第二の位置から移
動させようとすると、それに伴いバネ33が引っ張られ
る。このバネ33の伸びにより生じた力により、フレー
ム25はフレーム25を第二の位置に戻す方向に付勢さ
れる。そこでさらに、フレーム25を矢印G方向とは逆
方向に回転させ第二の位置から第一の位置へ移動させる
と、バネ33の伸びにより生じた力により、腕34が矢
印H方向とは逆方向に移動し、バネ33の伸びが解消さ
れる。
【0103】したがって、フレーム25は、第一の位置
及び第二の位置のそれぞれの位置にある時はそれぞれの
位置において安定となる方向にバネ33により付勢され
る。
【0104】図4に示される構成とすることにより、フ
レーム25は二位置安定状態となすことができるため、
画像形成時においては、フレーム25に支持された現像
手段4、5、6、7を感光体や中間転写体の駆動等に伴
う振動や現像手段の感光体に対する離接動作に伴う振動
等に関わらず安定して感光体に近接または当接させるこ
とができる。また、感光体交換時においては、解放位置
にあるフレーム25に誤って触れてフレーム25を閉じ
てしまい、感光体等を損傷したりする等の事故を防止す
ることが出来る。
【0105】図5は本発明の画像形成装置の複数の現像
手段を一体的に支持するフレーム構造体の側断面図であ
る。尚、図1と同一の部材には同一の番号を付し、説明
を省略する。
【0106】図5を用いて、フレーム25に着脱可能に
支持された現像手段4、5、6、7の動作について簡単
に説明する。
【0107】フレーム25には、現像手段4、5、6、
7をそれぞれ着脱可能に支持するための支持手段55、
56、57、58が設置される。
【0108】支持手段55、56、57、58は、現像
手段4、5、6、7を載置するための底板と底板の両端
に一体的に上方に折り曲げ成形された側板からなる形状
を有する。
【0109】支持手段55、56、57、58は、それ
ぞれフレーム25に離接用支点軸39、40、41、4
2を介して取り付けられており、この離接用支点軸3
9、40、41、42を中心として回転移動可能に支持
される。
【0110】さらに、支持手段55、56、57、58
の側板には、支持手段55、56、57、58を離接用
支点軸39、40、41、42を中心として回転移動さ
せるための駆動力を支持手段55、56、57、58に
伝達するための離接用ピン47、48、49、50がそ
れぞれ設置される。
【0111】また、フレーム25には、支持手段55、
56、57、58を離接用支点軸39、40、41、4
2を中心として回転移動させるための駆動力を離接用ピ
ン47、48、49、50に伝達するための離接用カム
43、44、45、46が回転可能に設置される。離接
用カム43、44、45、46は偏心カムである。
【0112】さらに、フレーム25と支持手段55、5
6、57、58との間には、離接用ピン47、48、4
9、50と離接用カム43、44、45、46が常時当
接しているように付勢するためのバネ等の図示しない付
勢部材が設置される。
【0113】現像手段4、5、6、7には、それぞれそ
の現像開口部に現像ローラ35、36、37、38が設
置される。
【0114】現像手段4、5、6、7を選択的に感光体
に対し離間位置(非現像位置)、あるいは、近接または
接触位置(現像位置)に移動させるには、図示しない駆
動源により離接用カム43、44、45、46を選択的
に回転させ、その離接用カム43、44、45、46の
外周面に当接する離接用ピン47、48、49、50を
介して支持手段55、56、57、58を、すなわち、
支持手段55、56、57、58に支持された現像手段
4、5、6、7を選択的に移動させることにより行うこ
とができる。
【0115】支持手段55、56、57、58の側板に
は、現像手段4、5、6、7の側面に配置された固定用
ピン63、64、65、66が挿入されるための切り欠
き溝が形成される。
【0116】また、支持手段55、56、57、58の
側板には、その切り欠き溝に挿入された固定用ピン6
3、64、65、66を切り欠き溝に固定するための固
定用カム59、60、61、62が回転可能に支持され
る。固定用カム59、60、61、62は、固定用ピン
63、64、65、66を案内するための溝を有する溝
付きカムであって、その溝は固定用カム59、60、6
1、62の回転中心に対し偏心するように形成される。
さらに、固定用カム59、60、61、62は、固定用
カムを手動で回転させるために指を掛けるための突起を
有する。
【0117】支持手段56、57、58の底板には、現
像手段5、6、7と係合し、支持手段56、57、58
に対し現像手段5、6、7を位置決めするための位置決
め用ピン52、53、54が配置される。
【0118】現像手段5、6、7は、支持手段56、5
7、58の位置決め用ピン52、53、54に係合する
ための図示しない係合溝を有する。
【0119】例えば、現像手段7は、その側面に現像手
段7の下面と略平行に設けられた係合部67を有し、そ
の係合部67には、支持手段58の位置決め用ピン54
に係合するための係合溝が形成されている。
【0120】現像手段7は、支持手段58に対し、図中
矢印方向に着脱される。図5では現像手段7はフレーム
25の支持手段58から離脱している状態を示してい
る。
【0121】現像手段7を支持手段58に装着するため
には、現像手段7を支持手段58と略平行に挿入する。
現像手段7の後部の現像剤収容部を手で持ち、現像手段
7をその現像開口部を先頭にして、支持手段58に挿入
していくと、現像手段7の固定用ピン66が支持手段5
8の側板の後部に形成された切り欠き溝に挿入される。
支持手段58の固定用カム62を手動で所定方向に回転
させると、支持手段7の側板の切り欠き溝に挿入された
現像手段7の固定用ピン66が、固定用カム62に形成
された溝により、現像手段7が感光体側に進む方向に案
内される。固定用カム62を回転させることにより現像
手段7を感光体側にさらに移動させると、現像手段7の
係合部67の係合溝と支持手段58の位置決め用ピン5
4が係合し、現像手段7が位置決めされる。現像手段7
の係合部67と支持手段58の位置決めピン用54が係
合すると、さらなる現像手段7の移動及び固定用カム6
2の回転は不可能となり、現像手段7が支持手段58へ
固定される。
【0122】現像手段5、6も、現像手段7と同様に、
支持手段56、57の側板の切り欠き溝に現像手段5、
6の固定用ピン64、65が連結し、現像手段5、6の
係合部の係合溝と支持手段56、57の位置決め用ピン
52、53が連結し、さらにそれぞれのピンと溝との連
結が固定されるように支持手段56、57の固定用カム
60、61が現像手段5、6の固定用ピン64、65を
付勢することにより、現像手段5、6が支持手段56、
57に固定される。
【0123】現像手段4も、現像手段7と同様に、支持
手段55に固定される。ただし、現像手段4は、現像手
段7の係合溝が形成された係合部67に代わり、それに
相当する係合部として、現像手段4の下面に一体的に形
成されたピン状の位置決め用突起51を有し、一方、現
像手段4を支持する支持手段55は、支持手段58の位
置決め用ピン54に代わり、それに相当するものとし
て、支持手段55の底板に、現像手段4の位置決め用突
起51に係合するための図示しない位置決め用孔を有す
る。そこで、現像手段4は、支持手段55の側板の切り
欠き溝に現像手段4の固定用ピン63が連結し、現像手
段4の位置決め用突起51と支持手段55の位置決め用
孔が連結し、さらにそれぞれの連結が固定されるように
支持手段55の固定用カム59が現像手段4の固定用ピ
ン63を付勢することにより、現像手段4が支持手段5
5に固定される。
【0124】本装置のような構成とすることにより、現
像手段を感光体に対し離接移動させるための手段をフレ
ーム25に設け、感光体側には設けない構成とすること
により、感光体の装置本体からの着脱を容易にし、か
つ、感光体ユニットのコストを低減することができる。
【0125】本装置においては、現像手段4、5、6、
7の下面が支持手段55、56、57、58の底板の上
面にほぼ全面が面接触する状態で支持される構成とした
が、現像手段の下面あるいは支持手段の底板の面精度が
不充分な場合には、現像手段と支持手段との間にガタつ
きを生ずる場合があるため、現像手段の下面あるいは支
持手段の底板の少なくとも一方にゴム等の被膜を形成し
現像手段と支持手段とのガタつきを防止することもでき
る。
【0126】また、本装置においては、支持手段の底板
は現像手段を載置しても撓まない程度に充分な強度を有
するように構成される。したがって、像担持体の軸方向
に長尺な形状を有する現像手段であっても、現像手段が
撓みや歪みを生ずることが無く、安定して画像を形成す
ることが出来る。
【0127】また、支持手段の底板と側板を別体とする
こともできるが、底板と側板を一体的に折り曲げて成形
すると支持手段の剛性が向上するので好ましい。
【0128】また、本装置においては、現像手段の下面
のほぼ全面が支持手段の底板に接触する構成としている
が、現像手段の下面あるいは支持手段の底板に複数の凸
部を形成し現像手段の下面と支持手段の底板の一部のみ
が互いに接触する構成としてもよい。このような構成の
場合、現像手段の下面あるいは支持手段の底板に形成さ
れた複数の凸部は、現像手段の撓みを防止にするため
に、軸方向に連続した形状であることが好ましい。ある
いは現像手段の下面あるいは支持手段の底板に形成され
た複数の凸部は、軸方向に連続した形状でなくともよい
が、軸方向から見て現像手段の概ね端部及び中央部をそ
れぞれ支持するように、軸方向から見て位置の異なる少
なくとも3箇所に凸部が形成されることが好ましい。
【0129】また、支持手段55、56、57、58の
固定用カム59、60、61、62が現像手段4、5、
6、7の固定用ピン63、64、65、66を現像手段
4、5、6、7を支持手段55、56、57、58に固
定される方向に付勢している状態で、固定用カム4、
5、6、7が現像手段を固定する方向とは逆方向に回転
し、現像手段4、5、6、7と支持手段55、56、5
7、58の固定が弛むことがないように、固定用カム5
9、60、61、62の回転を禁止するためのカム回転
禁止手段を設けてもよい。
【0130】また、本装置においては、現像手段4は支
持手段55に連結する手段の一部として位置決め用突起
51を、さらに支持手段55はそれに対応する位置決め
用孔を有する構成とし、一方、現像手段5、6、7は支
持手段56、57、58に連結する手段の一部として位
置決め用溝を、さらに支持手段56、57、58はそれ
に対応する位置決めピン52、53、54を有する構成
としたが、全ての現像手段に現像手段4と同様な位置決
め用突起を、また、全ての支持手段に支持手段55と同
様な位置決め用孔を設ける構成としてもよい。また、逆
に、全ての現像手段に現像手段7と同様な位置決め用溝
を、また、全ての支持手段に支持手段58と同様な位置
決め用ピンを設ける構成としてもよい。
【0131】また、現像手段の位置決め用突起あるいは
位置決め用溝とそれに対応する支持手段の位置決め用孔
あるいは位置決め用ピンの種類や配置や数を現像手段と
それに対応する支持手段毎に異なるものとすると、現像
手段の誤挿入を防止することが出来る。
【0132】図6は本発明の画像形成装置の現像手段を
支持する支持手段の概略図である。尚、図5と同一の部
材には同一の番号を付し、説明を省略する。
【0133】図6を用いて、フレーム構造体に回転可能
に支持され、かつ、現像手段を支持するための支持手段
について、支持手段58を例に簡単に説明する。図6
(A)は支持手段58の上面概略図であり、図6(B)
は支持手段58の側面概略図である。
【0134】支持手段58は、現像手段を載置するため
の底板と底板の両端に一体的に上方に折り曲げ成形され
た側板からなる形状を有する。
【0135】支持手段58は、支持手段58の側板に形
成された離接用支点軸42を介してフレームに取り付け
られており、この離接用支点軸42を中心として回転移
動可能に支持される。
【0136】さらに、支持手段58の側板には、支持手
段58を離接用支点軸42を中心として回転移動させる
ための駆動力を支持手段58に伝達するための離接用ピ
ン50がそれぞれ設置される。
【0137】離接用ピン50は、フレームに回転可能に
支持される離接用カムにより駆動力を受ける。尚、離接
用ピン50の離接用カムとの当接部には潤滑性樹脂によ
る被膜を形成してもよい。
【0138】支持手段58の側板には、現像手段の側面
に配置された固定用ピンが挿入されるための切り欠き溝
が形成される。
【0139】また、支持手段58の側板には、その切り
欠き溝に挿入された現像手段の固定用ピンを切り欠き溝
に固定するための固定用カム62が、固定用カム回転支
軸68により回転可能に支持される。
【0140】固定用カム62は、固定用ピンを案内する
ための溝を有する溝付きカムであって、その溝は固定用
カム62の回転中心、すなわち、固定用カム回転支軸6
8に対し偏心するように形成される。
【0141】支持手段58の底板には、現像手段と係合
し、支持手段58に対し現像手段を位置決めするための
位置決め用ピン54が配置される。
【0142】図7は本発明の画像形成装置の現像手段の
概略図である。尚、図5と同一の部材には同一の番号を
付し、説明を省略する。
【0143】図7を用いて、現像手段について、現像手
段7を例に簡単に説明する。図7(A)は現像手段7の
上断面概略図であり、図7(B)は現像手段7の側面概
略図である。
【0144】現像手段7には、その現像開口部に現像ロ
ーラ38が設置される。現像ローラ38はその両端にシ
ャフト69を有し、シャフト69は現像手段7の側面に
回転可能に支持され、図示しない駆動源及び駆動伝達手
段により駆動される。
【0145】現像手段7の側面には、支持手段の側板の
切り欠き溝に挿入される固定用ピン66が形成される。
【0146】また、現像手段7の側面には、支持手段の
底板に形成される位置決め用ピンに係合するための係合
溝を有する係合部が形成される。
【0147】図8は本発明の画像形成装置の支持手段の
現像手段の着脱動作を示す動作概略図である。尚、図5
及び図6と同一の部材には同一の番号を付し、説明を省
略する。
【0148】図8を用いて、現像手段を着脱可能に支持
する支持手段が現像手段を着脱する動作について、支持
手段58及び現像手段7を例に簡単に説明する。図8
(A)は支持手段58から現像手段7を解放する動作を
示す支持手段58の側面概略図であり、図8(B)は支
持手段58に現像手段7を固定する動作を示す支持手段
58の側面概略図である。
【0149】図8(A)において、現像手段7、現像手
段7の側面に形成される固定用ピン66、支持手段58
の側面に回転可能に支持される固定用カム66は、それ
ぞれ二点鎖線で示される位置において、現像手段7が支
持手段58に固定されている状態を示す。
【0150】固定用カム66を固定用カム回転支軸68
を中心として矢印Mの方向に回転移動させると、現像手
段7の側面に形成される固定用ピン66は、固定用カム
62の偏心溝により、支持手段58の側板に形成された
図示しない切り欠き溝に沿って、支持手段58からその
後方へ図中矢印方向へ押し出されるように案内される。
固定用ピン66の移動により、感光体と現像手段7との
距離が遠ざかる方向に、すなわち、現像手段7は支持手
段58の後方へ移動し、支持手段58の底板に形成され
た図示しない位置決め用ピンと現像手段7の図示しない
係合部の係合溝との係合が解除され、現像手段7は支持
手段58から解放される。
【0151】現像手段7、現像手段7の側面に形成され
る固定用ピン66、支持手段58の側面に回転可能に支
持される固定用カム66は、それぞれ実線で示される位
置において、現像手段7が支持手段58から解放されて
いる状態を示す。
【0152】現像手段7が支持手段58から解放される
方向に移動すると、現像手段7の現像剤収容部、すなわ
ち、現像手段7の後部は少なくともその一部が支持手段
58の後部から突出した状態となる。
【0153】本装置の構成とすることにより、現像手段
7を固定する固定用カム66を現像手段7を解放するよ
うに回転させた時に、現像手段7は必ず感光体1から離
間する方向に移動するので、解放時に現像手段7が感光
体1に接触し、現像手段7あるいは感光体1が損傷する
ことを防止できる。また、現像手段7を解放した時に現
像手段7の後部が支持手段58の後部から突出した状態
となるため、現像手段7を容易に支持手段58から手で
持って取り出すことができる。
【0154】図8(B)において、現像手段7、現像手
段7の側面に形成される固定用ピン66、支持手段58
の側面に回転可能に支持される固定用カム66は、それ
ぞれ二点鎖線で示される位置において、現像手段7が支
持手段58に固定されていない状態を示す。
【0155】支持手段58の底板に対し略平行方向に現
像手段7を支持手段58に押し込んでいくと、現像手段
7の側面に形成された固定用ピン66が支持手段58の
側面に形成された図示しない切り欠き溝に挿入される。
【0156】さらに現像手段7を押し込でいくと、固定
用ピン66が支持手段58の側面に形成された図示しな
い切り欠き溝に案内されながらさらに移動し、感光体と
現像手段7との距離が近づく方向に、すなわち、現像手
段7は支持手段58の前方へ移動する。
【0157】現像手段7を押し込んでいくと、現像手段
7の固定用ピン66は支持手段58の側面に形成された
図示しない切り欠き溝に沿って移動し、支持手段の側面
に回転可能に支持される固定用カム66の偏心溝に挿入
される。
【0158】現像手段7の固定用ピン66が支持手段の
固定用カム66に当接すると、その位置からはさらに現
像手段7を押し込むことができず、現像手段7の移動は
一旦停止される。
【0159】現像手段7の固定用ピン66が支持手段の
固定用カム66に当接した位置まで移動したところで、
固定用カム62を固定用カム回転支軸68を中心として
矢印Nの方向に回転移動させると、現像手段7の側面に
形成される固定用ピン66は、固定用カム62の偏心溝
により、支持手段58の側板に形成された図示しない切
り欠き溝に沿って、支持手段58からその前方及び下方
へ図中矢印方向へ押し込まれるように案内される。
【0160】固定用ピン66の移動により現像手段7は
支持手段58の前方及び下方へ移動し、支持手段58の
底板に形成された図示しない位置決め用ピンと現像手段
7の図示しない係合部の係合溝とが係合するとともに、
現像手段7の下面が支持手段58の底板の上面に付勢さ
れながら密着することにより、現像手段7は支持手段5
8に固定される。
【0161】現像手段7、現像手段7の側面に形成され
る固定用ピン66、支持手段58の側面に回転可能に支
持される固定用カム66は、それぞれ実線で示される位
置において、現像手段7が支持手段58に固定されてい
る状態を示す。
【0162】本装置の構成とすることにより、現像手段
7を支持手段58に挿入した時に、現像手段7は支持手
段58に固定される位置よりも手前側、すなわち、現像
手段7が感光体から充分に離間している位置で一旦停止
されるので、現像手段7を使用者が誤って過度の力で支
持手段58に挿入したとしても、現像手段7が感光体1
に衝突し現像手段7あるいは感光体1が損傷することは
ない。
【0163】また、現像手段7を支持手段58に固定す
る固定用カム66を現像手段7を固定するように回転さ
せた時に、現像手段7は、支持手段58の底板に形成さ
れた図示しない位置決め用ピンと現像手段7の図示しな
い係合部の係合溝とが係合する方向(すなわち支持手段
58の前方向)と、現像手段7の下面が支持手段58の
底板の上面に密着する方向(すなわち支持手段58の下
面方向)の2方向に同時に付勢されるので、現像手段7
は支持手段58にガタつきがなく、確実に固定されるの
で、長期の使用においても安定して画像を形成すること
ができる。
【0164】図9は本発明の画像形成装置の現像手段の
感光体に対する離接動作を示す動作概略図である。尚、
図5と同一の部材には同一の番号を付し、説明を省略す
る。
【0165】図9を用いて、現像手段が感光体に対し接
触または近接する現像位置と感光体から離間した非現像
位置に移動する動作について、現像手段7及び支持手段
58を例に簡単に説明する。
【0166】図9において、現像手段7は、支持手段5
8の側面に形成された切り欠き溝に挿入された現像手段
7の側面に形成された固定用ピン66を支持手段62の
側面に回転可能に支持される固定用カム62を現像手段
7を支持手段58に固定する方向に回転させることによ
り、支持手段58の底板に形成される位置決め用ピン5
4と現像手段7の図示しない係合部の係合溝が係合し、
支持手段58に固定されている。
【0167】現像手段7を選択的に非現像位置あるいは
現像位置に移動させる動作は、図示しないフレームに回
転可能に支持された離接用カム46を図中矢印方向に図
示しない駆動源により選択的に所定角度回転させること
により行われる。
【0168】支持手段58の側板に形成された離接用ピ
ン50が離接用カム46の外周面に当接しており、離接
用カム46を離接用カム回転支軸70を中心として所定
角度回転させると、離接用カム46が偏心カムであるた
めに、離接用ピン50が所定距離移動する。
【0169】支持手段58の側面には離接用支点軸42
が形成されており、離接用支点軸42を介して支持手段
58はフレームに回転可能に支持されている。
【0170】したがって、離接用カム46が所定角度回
転し、離接用ピン50が移動させられると、支持手段5
8は、すなわち、支持手段58に固定された現像手段7
は、離接用支点軸42を中心として図中矢印で示される
ように回転移動し、位置Vあるいは位置Wの何れかの位
置に移動する。このように、離接用カム46の回転に応
じて現像手段7の現像開口部は位置Vあるいは位置Wの
何れかの位置を往復可能に移動することにより、現像手
段7は感光体に対し現像位置あるいは非現像位置に選択
的に移動することができる。
【0171】本装置においては、支持手段58が現像手
段7の現像開口部を位置Vに向けた位置が現像位置とな
るように、また、支持手段58が現像手段7の現像開口
部を位置Wに向けた位置が非現像位置となるように、離
接用カム46の形状及び回転角度を設定している。
【0172】現像手段4、5、6、7はそれぞれ感光体
に対する位置が異なるため、現像手段7以外の現像手段
4、5、6においては、それぞれの現像手段における現
像位置と非現像位置は、現像手段7と必ずしも同一であ
る必要はなく、適宜選択すればよい。すなわち、それぞ
れの現像手段の位置に応じて、離接用カムの回転による
現像手段の往復移動の位置Vあるいは位置Wの一方の位
置を現像位置に、他方の位置を非現像位置に設定すれば
よい。
【0173】以上、実施例は複数の現像手段が像担持体
の外周面に並置された形式の画像形成装置を用いて説明
したが、回転可能なフレーム構造体に複数の現像手段を
支持し、フレーム構造体の回転により選択的に現像手段
を順次、像担持体に対向する略同一の現像位置に移動さ
せることにより現像を行う形式の画像形成装置にも適用
される。
【0174】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の画像形成装
置によれば、請求項1の構成により、像担持体や現像手
段や記録材収納手段等を、その着脱時にそれらの部材あ
るいは装置本体を破損することなく、装置本体の通常使
用面側から簡単に着脱することができる。
【0175】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項2記載の構成により、像担持体をさらに簡単に着脱
することができる。
【0176】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項3記載の構成により、現像手段を損傷することなく
簡単に着脱することができる。
【0177】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項4記載の構成により、像担持体や現像手段等をさら
に簡単に着脱することができる。
【0178】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項5記載の構成により、像担持体や現像手段等を簡単
に着脱することができ、装置本体内に詰まった記録材を
除去するための装置開放口と像担持体や現像手段等の着
脱口が装置本体の通常使用面側に配置されるため、装置
本体内に詰まった記録材も簡単に除去することができ
る。また、装置本体の設置面積を小さくすることができ
る。
【0179】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項6記載の構成により、装置本体の設置面積をさらに
小さくすることができる。
【0180】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項7記載の構成により、装置本体内に詰まった記録材
をさらに簡単に除去することができる。
【0181】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項8記載の構成により、像担持体の軸方向に長尺な形
状を有する現像手段を装置本体内において撓みや歪みを
生じることなく支持及び移動させることができる。
【0182】さらに、本発明の画像形成装置によれば、
請求項9記載の構成により、現像手段を簡単な構成で像
担持体に対し精度よく位置決めすることができる。
【0183】さらに、本発明の画像形成装置によれば、
請求項10記載の構成により、現像手段を支持するフレ
ーム構造体を簡単な構成で所定位置に安定させることで
きる。
【0184】さらに、本発明の画像形成装置によれば、
請求項11記載の構成により、現像手段の着脱によるト
ナーの飛散を防止することができる。
【0185】さらに、本発明の画像形成装置によれば、
請求項12記載の構成により、現像手段を簡単な構成で
フレーム構造体に着脱することができる。
【0186】さらに、本発明の画像形成装置によれば、
請求項13記載の構成により、現像手段を簡単な構成で
確実にフレーム構造体に固定することができる。
【0187】また、本発明の画像形成装置によれば、請
求項14記載の構成により、装置本体の設置面積をさら
に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の全体構成を示す装置断
面図である。
【図2】本発明の画像形成装置のカバーを開放した状態
を示す装置断面図である。
【図3】本発明の画像形成装置のフレーム構造体を開放
した状態を示す装置断面図である。
【図4】本発明の画像形成装置のフレーム構造体の回転
移動を示す動作概略図である。
【図5】本発明の画像形成装置のフレーム構造体の側断
面図である。
【図6】本発明の画像形成装置の現像手段を支持する支
持手段の概略図である。
【図7】本発明の画像形成装置の現像手段の概略図であ
る。
【図8】本発明の画像形成装置の支持手段の現像手段の
着脱動作を示す動作概略図である。
【図9】本発明の画像形成装置の現像手段の像担持体に
対する離接動作を示す動作概略図である。
【符号の説明】
1…感光体 3…潜像形成手段 4、5、6、7…現像手段 22…定着手段 25…フレーム 80…記録材収納手段 81…前面カバー 82…上面カバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に各色成分に応じた潜像を形
    成する潜像形成手段と、前記像担持体上の潜像を各色成
    分に対応するトナーにより現像する複数の現像手段と、
    前記像担持体上のトナー像を中間転写体上に順次転写す
    る一次転写手段と、記録材収納手段から搬送された記録
    材上に前記中間転写体上に形成された多色画像を一括し
    て転写する二次転写手段と、前記多色画像を前記記録材
    に定着する定着手段と、前記記録材収納手段の記録材を
    前記二次転写手段から前記定着手段に搬送する第一の記
    録材搬送路と、前記定着手段から搬送された前記記録材
    を装置本体から排紙する第二の記録材搬送路と、を有す
    る画像形成装置において、前記潜像形成手段が装置本体
    の背面側に配置されており、かつ、前記像担持体、前記
    現像手段、前記記録材収納手段が装置本体の前面側の略
    同一方向から着脱可能であり、かつ、前記方向が前記像
    担持体の軸と略直交する方向であることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体が、ドラム状であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像手段が、前記像担持体よりも装
    置本体の前面側に配置されていることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記装置の上面及び前面は、開閉可能な
    カバーであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の記録材搬送路が、装置本体の
    前面側で、前記記録材を略垂直方向に搬送し、装置本体
    の上面に排紙することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着手段が、前記記録材を前記第一
    の記録材搬送路から前記第二の記録材搬送路に前記記録
    材の搬送方向を変更して案内することを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の記録材搬送路及び/または定
    着手段が、前記前面のカバーの開閉動作に連動して移動
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記現像手段を着脱可能に支持する支持
    手段と、前記現像手段を前記支持手段に連結する連結手
    段と、前記支持手段に連結された前記現像手段を現像位
    置または非現像位置に移動させるために前記支持手段を
    移動させる移動手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 複数の前記現像手段に応じた複数の前記
    支持手段を支持するフレーム構造体と、前記フレーム構
    造体に前記支持手段を介して固定された前記現像手段を
    前記像担持体に付勢させる第一の位置と前記像担持体か
    ら開放する第二の位置とに移動させるために前記フレー
    ム構造体を回転移動させることを特徴とする請求項8記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記フレーム構造体を前記第一の位置
    と前記第二の位置の二安定状態になす二安定手段を有す
    ることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記フレーム構造体を前記第二の位置
    に開放し、前記現像手段のトナー収容部が下方に位置し
    た姿勢で、前記現像手段が着脱可能であることを特徴と
    する請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記連結手段は、前記現像手段または
    前記支持手段の一方に設けられ他方と係合するためのピ
    ンと、前記現像手段または前記支持手段の一方に設けら
    れ他方の前記ピンが挿入される被挿入部と、前記被挿入
    部に挿入された前記ピンを所定方向に付勢するためのカ
    ムからなることを特徴とする請求項8記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記所定方向とは、前記現像手段を前
    記像担持体に付勢する方向及び前記現像手段を前記支持
    手段に付勢する方向であることを特徴とする請求項12
    記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記中間転写体が、中間転写ベルトで
    あって、少なくとも前記中間転写ベルトは、装置本体の
    背面側に位置し前記中間転写ベルトを駆動する駆動ロー
    ラと、装置本体の下面側に位置し前記二次転写手段に対
    向する位置に設けられたバックアップローラと、装置本
    体の前面側に位置し前記中間転写ベルトに張力を与える
    テンションローラによって掛け渡されていることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
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