JP2007256663A - 現像カートリッジ、像担持体ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

現像カートリッジ、像担持体ユニットおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成にて像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができる現像カートリッジと、その現像カートリッジが着脱可能な像担持体ユニットと、それらの現像カートリッジおよび像担持体ユニットが着脱可能な画像形成装置とを提供すること。
【解決手段】ドラムサブユニット23に案内側壁166を備える。入力ギヤ120は、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23への装着途中において、案内側壁166の上側傾斜部169では右側へ退避し、下側傾斜部170では左側へ進出し、現像カートリッジ22の装着が完了すると、進出位置まで進出して駆動ギヤ110と連結可能になる。装着完了状態において、現像カートリッジ22を離脱する方向へ動かそうとすると、入力ギヤ120が下側傾斜部170に干渉されることにより現像カートリッジ22の移動が規制され、現像カートリッジ22はドラムサブユニット23に保持される。
【選択図】図17

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、ならびにその画像形成装置に着脱可能な像担持体ユニットおよび像担持体ユニットに着脱可能な現像カートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置において、たとえば、感光体カートリッジの感光ドラムの表面にトナーを付与するための現像カートリッジが着脱自在に複数並んで配置されるカラー画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のカラー画像形成装置において、感光体カートリッジのフレームの両側板の内側上部には、各色の感光ドラムに対応した一定位置に現像カートリッジを受け入れるためのガイド溝が配置され、そのガイド溝に沿って受け入れられた各現像カートリッジを保持するために旋回可能に取付けられた固定レバーが設けられている。
また、各現像カートリッジの両側面には、上述した各ガイド溝の上部開放端からガイド溝に挿入されるガイド突起が取付けられている。
このようなカラー画像形成装置において、各感光ドラムに対して対応する現像カートリッジを取付けるには、ガイド突起を対応するガイド溝に上から挿入し、その後固定レバーを旋回させて現像カートリッジを感光体カートリッジで保持する。一方、各現像カートリッジを交換のために感光体カートリッジから取り外すには、取り外す現像カートリッジに対応する固定レバーを、取付けのときとは逆の方向に旋回させて外し、その現像カートリッジをガイド溝に沿って上へ抜き出す。
特開2003−015378号公報
特許文献1に記載のカラー画像形成装置では、現像カートリッジを感光体カートリッジに対して取り付ける作業、および取り外す作業毎に固定レバーを旋回させる必要がある。また、固定レバーなどの、現像カートリッジを感光体カートリッジで保持するための専用の部品を設けるため、装置の機構が比較的複雑になる虞がある。
そこで、本発明の目的は、簡素な構成にて像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができ、操作性に優れる現像カートリッジと、その現像カートリッジが着脱可能な像担持体ユニットと、それらの現像カートリッジおよび像担持体ユニットが着脱可能な画像形成装置とを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、画像形成装置本体に着脱可能な像担持体ユニットの筐体に着脱可能な現像カートリッジであって、現像ローラと、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記画像形成装置本体に設けられた駆動回転体に連結して、その駆動力が付与されることにより、前記現像ローラを回転させる従動回転体とを備え、前記従動回転体は、前記筐体に対する前記現像カートリッジの着脱方向に沿って延設される前記筐体の側壁に対して進退自在に設けられ、常には前記側壁へ進出する進出方向へ付勢されており、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部が、前記側壁の前記進出方向における上流側端縁よりも前記進出方向下流側に配置されることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジの従動回転体は、筐体に対する現像カートリッジの着脱方向に沿って延設される側壁へ進出する進出方向へ常に付勢されており、現像カートリッジの筐体に対する装着状態において、従動回転体の進出方向における下流側端縁部は、側壁の進出方向における上流側端縁よりも進出方向下流側に配置される。
そのため、現像カートリッジの筐体に対する装着が完了すると、従動回転体の進出方向における下流側端縁部は、従動回転体を付勢する付勢力によって、側壁の、従動回転体の進出方向における上流側端縁よりも進出方向下流側に配置される。このような状態において、現像カートリッジを筐体から離脱する方向に動かそうとすると、従動回転体が筐体の側壁に干渉されることにより現像カートリッジの移動が規制され、現像カートリッジは像担持体ユニットに保持される。
その結果、現像カートリッジを像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができる。また、現像カートリッジの像担持体ユニットの筐体への装着に加えて、現像カートリッジを像担持体ユニットで保持することができるので、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の操作性を向上させることができる。また、駆動回転体に連結して現像ローラを回転させる従動回転体に、上述した現像カートリッジを像担持体ユニットで保持する機能を付加することができるので、現像カートリッジを像担持体ユニットで保持するための専用の部品を設ける必要がなく、装置の構成の簡素化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記従動回転体の前記進出方向の移動を規制する規制部材と、前記規制部材に対して、前記従動回転体を前記進出方向に付勢する付勢部材とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、規制部材により従動回転体の進出方向への移動を規制できるので、簡素な機構で、現像カートリッジを像担持体ユニットで保持するのに必要であり、かつ駆動回転体と連結するのに必要な従動回転体の進出量を、従動回転体に対して設定することができる。
また、従動回転体は、付勢部材により進出方向へ常に付勢されるので、現像カートリッジの筐体への装着が完了すると、従動回転体の進出方向における下流側端縁部が、付勢手段の付勢力によって、側壁の、従動回転体の進出方向における上流側端縁よりも進出方向下流側に確実に配置され、簡素な機構にて、現像カートリッジを像担持体ユニットで確実かつ容易に保持することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記従動回転体の進退方向の移動を案内する案内部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、従動回転体は、現像カートリッジの筐体に対する装着時において、案内部材によって従動回転体の進退方向へ正確に案内されるので、現像カートリッジの筐体への装着が完了すると、現像カートリッジの像担持体ユニットでの確実な保持、および従動回転体と駆動回転体との確実な連結が可能となる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記案内部が、前記従動回転体を支持する軸であることを特徴としている。
このような構成によると、従動回転体を支持する軸が案内部を兼ねるので、部品点数の削減を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記付勢部材は、前記軸に沿うように設けられるコイルばねであることを特徴としている。
このような構成によると、コイルばねを軸に沿うように設けるので、現像カートリッジの筐体への装着状態において、従動回転体は、従動回転体の進出方向における下流側端縁部が側壁の進出方向における上流側端縁よりも進出方向下流側に確実に配置されるように、かつ、駆動回転体へ向けて安定して進出するように付勢される。
そのため、現像カートリッジの像担持体ユニットでの一層確実な保持、および従動回転体と駆動回転体との一層確実な連結が可能となる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の発明において、前記従動回転体に噛合され、前記従動回転体に付与された前記駆動力を前記現像ローラに伝達する伝達回転体を備え、前記規制部材は、前記伝達回転体を保護するカバー部材であることを特徴としている。
このような構成によると、伝達回転体を保護するカバーが、従動回転体の進出量を規制する規制部材を兼ねるので、格別に規制部材を設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記規制部材には、前記従動回転体の進退を許容する孔が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、従動回転体は孔を介して進退する。また、規制部材の孔以外の部分は、伝達回転体を保護する。そのため、この規制部材では、従動回転体の進退を許容しつつ、伝達回転体を保護することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の発明において、前記従動回転体は、前記従動回転体が進退する範囲において、前記伝達回転体と常に噛合可能であることを特徴としている。
このような構成によると、従動回転体は、従動回転体が進退する範囲において、伝達回転体と常に噛合可能であるので、駆動回転体との連結時には、駆動回転体の駆動力を確実に伝達回転体に伝達することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項2ないし8のいずれかに記載の発明において、前記従動回転体は、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記進出方向の最下流側まで進出して、前記駆動回転体と連結可能であり、かつ、前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部が、前記側壁の前記進出方向における上流側端縁よりも前記進出方向下流側に配置される進出位置と、前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部のみが、前記規制部材から前記進出方向に露出するように、前記進出位置から前記進出方向の上流側へ退避された退避位置とに移動可能に進退することを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジの筐体に対する装着状態において、従動回転体を進出位置へ移動させることで、現像カートリッジを像担持体ユニットで確実に保持することができ、その一方で、従動回転体を退避位置へ移動させることで、その保持を確実に解除することができる。また、従動回転体を進出位置へ移動させることで、従動回転体と駆動回転体とは連結可能となり、その一方で、従動回転体を退避位置へ移動させることで、その連結を確実に解除することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記現像ローラは、前記従動回転体に対して、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着方向の下流側に配置され、前記装着方向から投影したときに、前記現像ローラと前記従動回転体とは、それらの少なくとも一部が重なって配置され、前記退避位置における、前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部は、前記現像ローラの前記進出方向における下流側端縁部に対して、面一になる位置または前記進出方向下流側に配置されることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジを筐体に装着するとき、従動回転体よりも先に、現像ローラを側壁に近づけることができ、現像カートリッジの筐体に対する大まかな位置合わせを予め行なうことができる。
これにより、現像ローラに続き、現像カートリッジの筐体に対する装着方向下流側へ移動する従動回転体を、側壁に対して精度良く対向させることができ、現像カートリッジの筐体への装着状態において、現像カートリッジを像担持体ユニットで確実に保持することができる。
また、退避位置における、従動回転体の進出方向における下流側端縁部は、現像ローラの、従動回転体の進出方向の下流側端縁部に対して、面一となる位置または進出方向下流側に配置されているので、現像ローラが側壁に干渉することなく、現像カートリッジを円滑に筐体に装着することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載の発明において、前記従動回転体に噛合され、前記従動回転体に付与された前記駆動力を前記現像ローラに伝達する伝達回転体を含む噛合部材を備え、前記従動回転体と前記噛合部材との噛合面積は、前記従動回転体が前記退避位置に位置するときよりも、前記進出位置に位置するときの方が大きいことを特徴としている。
このような構成によると、従動回転体と噛合部材との噛合面積は、従動回転体が退避位置に位置して駆動回転体に連結されていないときよりも、従動回転体が進出位置に位置して駆動回転体に連結されているときの方が大きいので、駆動回転体の駆動力を安定して噛合部材に伝達することができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記従動回転体に噛合され、前記従動回転体に付与された前記駆動力を前記現像ローラに伝達する伝達回転体を備え、前記従動回転体は、前記駆動回転体と連結される連結部と、前記伝達回転体と噛合する噛合部とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、伝達回転体では、連結部において駆動回転体と連結されるとともに、噛合部において伝達回転体と噛合される。そのため、駆動回転体から従動回転体を介して伝達回転体へ確実かつ効率的に駆動力を伝達することができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記連結部には、前記進出方向における側端面を面取りして、前記従動回転体の進退方向の移動を案内する傾斜面が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、連結部の、従動回転体の進出方向における端部の側端面が面取りされているので、現像カートリッジを像担持体ユニットの筐体に対して着脱するときには、連結部の、上述した端部と像担持体ユニットの側壁との接触により生じる摩擦力を低減することができ、現像カートリッジの像担持体ユニットでの保持およびその保持の解除を円滑に行うことができる。また、現像カートリッジを画像形成装置本体に対して着脱するときには、連結部の、上述した端部と画像形成装置本体との接触により生じる摩擦力を低減することができ、従動回転体と駆動回転体との連結およびその連結の解除を円滑に行うことができる。
請求項14に記載の発明は、像担持体ユニットであって、請求項1ないし13のいずれかに記載の現像カートリッジが着脱可能な筐体を備え、前記筐体は、前記現像カートリッジの前記筐体に対する着脱時において前記従動回転体と前記進出方向に対向する側壁を備え、前記側壁は、前記現像カートリッジの前記筐体への装着方向のおける上流側端部と下流側端部との間の部分が前記上流側端部および前記下流側端部よりも前記進出方向上流側へ突出するように形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、像担持体ユニットの筐体の側壁は、筐体への現像カートリッジの装着方向における上流側端部と下流側端部との間において、上流側端部および下流側端部よりも進出方向上流側へ突出している。
そのため、進出方向へ常に付勢されている従動回転体は、側壁の上流側端部と対向している状態では進出しており、現像カートリッジの筐体に対する装着を開始して従動回転体が側壁の上流側端部と下流側端部との間の部分と対向している状態では退避する。そして、従動回転体は、現像カートリッジの筐体に対する装着が完了した状態、すなわち従動回転体が側壁の下流側端部に対向している状態では、従動回転体が側壁の上流側端部と下流側端部との間の部分と対向している状態よりも、進出方向下流側へ突出する。現像カートリッジの筐体に対する装着が完了した状態において、現像カートリッジを筐体から離脱する方向に動かそうとすると、従動回転体が側壁の上流側端部と下流側端部との間の部分に干渉されることにより現像カートリッジの移動が規制され、現像カートリッジは像担持体ユニットに保持される。
その結果、現像カートリッジを像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができる。また、現像カートリッジの像担持体ユニットの筐体に対する装着に加えて、現像カートリッジを像担持体ユニットで保持することができるので、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の操作性を向上させることができる。また、駆動回転体に連結して現像ローラを回転させる従動回転体に、上述した現像カートリッジを像担持体ユニットで保持する機能を付加することができるので、現像カートリッジを像担持体ユニットで保持するための専用の部品を設ける必要がなく、装置の構成の簡素化を図ることができる。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記側壁は、前記下流側端部に対して、前記装着方向の上流側および前記進出方向の上流側に配置される第1壁部と、前記第1壁部に対して、前記装着方向の上流側に配置され、かつ、前記上流側端部に対して、前記装着方向の下流側および前記進出方向の上流側に配置され、前記装着方向の下流側から上流側へ向かうにつれて前記進出方向の下流側へ傾斜する第2壁部とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジが筐体に装着されるに伴って、上流側端部にて進出している従動回転体は、まず第2壁部に当接されて退避し、第1壁部を通過した後に下流側端部にて進出する。
そのため、現像カートリッジの筐体に対する装着が完了した状態において、現像カートリッジを筐体から離脱する方向に動かそうとすると、従動回転体が第1壁部に干渉されることにより現像カートリッジの移動が規制され、現像カートリッジは像担持体ユニットに確実に保持される。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記第1壁部は、前記装着方向の下流側から上流側へ向かうにつれて前記進出方向の上流側へ傾斜することを特徴としている。
このような構成によると、第1壁部は、装着方向の下流側から上流側へ向かうにつれて前記進出方向の上流側へ傾斜しているので、現像カートリッジを筐体から離脱させるときには、従動回転体が第1壁部にて円滑に退避することができ、現像カートリッジの像担持体ユニットでの保持を円滑に解除することができる。
請求項17に記載の発明は、請求項14ないし16のいずれかに記載の発明において、前記側壁には、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において前記従動回転体および前記駆動回転体と前記進出方向に対向する位置に開口部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジの筐体に対する装着状態において、側壁に形成された開口部を介して、従動回転体と駆動回転体との連結が可能となる。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記開口部は、前記駆動回転体を挿通可能な大きさであり、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記従動回転体は前記側壁に対して非接触であることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジの筐体に対する装着状態において、従動回転体は、側壁と非接触の状態を保ちつつ、開口部を介して駆動回転体と連結可能となるので、駆動回転体からの駆動力を無駄なく従動回転体に伝達することができる。
請求項19に記載の発明は、請求項14ないし18のいずれかに記載の発明において、前記筐体は、前記現像カートリッジの前記筐体に対する着脱時に前記従動回転体を案内する案内溝が形成される案内壁を備え、前記側壁は、前記案内溝に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジの、現像カートリッジの筐体に対する装着状態における現像カートリッジの像担持体ユニットでの保持に加えて、像担持体ユニットの筐体に対する着脱時における従動回転体の案内も行うことができるので、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
請求項20に記載の発明は、画像形成装置であって、画像形成装置本体と、請求項14ないし19のいずれかに記載の像担持体ユニットと、前記像担持体ユニットにおいて静電潜像を形成するためのスキャナ部と、前記像担持体ユニットで前記静電潜像を現像することで形成された現像剤像を記録媒体に定着させるための定着手段とを備えることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジを像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができつつ、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の簡素化および操作性の向上を図ることができる。
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、前記像担持体ユニットを、各色に対応して複数備え、複数の前記像担持体ユニットが、一体的に、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱されることを特徴としている。
このような構成によると、複数色での画像形成が可能となる。また、画像形成装置本体に対する複数の像担持体ユニットの着脱を一度に行うことができ、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、現像カートリッジを像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができる。また、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の操作性を向上させることができる。そして、装置の構成の簡素化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、簡素な機構で、現像カートリッジを像担持体ユニットで保持するのに必要であり、かつ駆動回転体と連結するのに必要な従動回転体の進出量を、従動回転体に対して設定することができる。また、簡素な機構にて、現像カートリッジを像担持体ユニットで確実かつ容易に保持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、現像カートリッジの筐体への装着が完了すると、現像カートリッジの像担持体ユニットでの確実な保持、および従動回転体と駆動回転体との確実な連結が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、部品点数の削減を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、現像カートリッジの像担持体ユニットでの一層確実な保持、および従動回転体と駆動回転体との一層確実な連結が可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、部品点数の削減を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、従動回転体の進退を許容しつつ、伝達回転体を保護することができる。
請求項8に記載の発明によれば、駆動回転体との連結時には、駆動回転体の駆動力を確実に伝達回転体に伝達することができる。
請求項9に記載の発明によれば、現像カートリッジの筐体に対する装着状態において、現像カートリッジを像担持体ユニットで確実に保持することができ、その一方で、その保持を確実に解除することができる。また、従動回転体と駆動回転体とは連結可能となり、その一方で、その連結を確実に解除することができる。
請求項10に記載の発明によれば、現像カートリッジの筐体への装着状態において、現像カートリッジを像担持体ユニットで確実に保持することができる。また、現像カートリッジを円滑に筐体に装着することができる。
請求項11に記載の発明によれば、駆動回転体の駆動力を安定して噛合部材に伝達することができる。
請求項12に記載の発明によれば、駆動回転体から従動回転体を介して伝達回転体へ確実かつ効率的に駆動力を伝達することができる。
請求項13に記載の発明によれば、現像カートリッジの像担持体ユニットでの保持およびその保持の解除を円滑に行うことができる。また、従動回転体と駆動回転体との連結およびその連結の解除を円滑に行うことができる。
請求項14に記載の発明によれば、現像カートリッジを像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができる。また、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の操作性を向上させることができる。そして、装置の構成の簡素化を図ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、現像カートリッジは像担持体ユニットに確実に保持される。
請求項16に記載の発明によれば、現像カートリッジの像担持体ユニットでの保持を円滑に解除することができる。
請求項17に記載の発明によれば、現像カートリッジの筐体に対する装着状態において、従動回転体と駆動回転体との連結が可能となる。
請求項18に記載の発明によれば、駆動回転体からの駆動力を無駄なく従動回転体に伝達することができる。
請求項19に記載の発明によれば、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
請求項20に記載の発明によれば、現像カートリッジを像担持体ユニットで容易かつ確実に保持することができつつ、現像カートリッジおよび像担持体ユニットを含め、画像形成装置の簡素化および操作性の向上を図ることができる。
請求項21に記載の発明によれば、複数色での画像形成が可能となる。また、画像形成装置本体に対する複数の像担持体ユニットの着脱を一度に行うことができ、画像形成装置の操作性の向上を図ることができる。
1.カラーレーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図、図2は、図1に示すカラーレーザプリンタの、現像カートリッジが装着されたドラムサブユニットの要部側断面図、図3は、図2に示す現像カートリッジの要部側断面図である。
図1において、このカラーレーザプリンタ1は、像担持体ユニットとしての複数のドラムサブユニット23(後述する)が水平方向において並列的に配置される、横置きタイプのタンデム型カラーレーザプリンタであって、画像形成装置本体としての本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6とを備えている。
なお、以下の説明において、図1の紙面右側(本体ケーシング2におけるドラム着脱口162が形成されている側)を前側とし、図1の紙面左側を後側とする。また、図1の紙厚方向手前側を左側とし、図1の紙厚方向手奥側を右側とする。なお、左右方向を幅方向と呼ぶことがある。
また、以下に示す方向は、特に言及がない限り、後述するドラムユニット21および現像カートリッジ22が本体ケーシング2に装着されている状態での方向である。
(1)給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部において、本体ケーシング2の後述するトレイ収容部171に対して、前側から前後方向にスライド自在に着脱され、用紙3を収容する給紙トレイ7と、その給紙トレイ7の前端部上方に設けられ、互いに対向配置される分離ローラ8および分離パッド9と、分離ローラ8の後側に設けられる給紙ローラ10とを備えている。
また、給紙部4において、用紙3の給紙側搬送経路11は、その上流側端部が、下方において分離ローラ8に隣接し、その下流側端部が、上方において後述する搬送ベルト53に隣接しており、用紙3が前側に向かって給紙され、反転後、後側に向かって排紙される、側面視略U字形状に形成されている。
給紙側搬送経路11の途中には、分離ローラ8の前側上方に設けられ、互いに対向配置される紙粉取りローラ12およびピンチローラ13と、それらの上方に設けられる1対のレジストローラ14とが設けられている。
給紙トレイ7の内部には、用紙3が積層状に載置される用紙押圧板15が設けられている。この用紙押圧板15は、後端部において揺動自在に支持されることによって、前端部が下方に配置され、給紙トレイ7の底板に沿う載置位置と、前端部が上方に配置され、傾斜する給紙位置との間で移動自在とされている。
また、給紙トレイ7の前端部下方には、用紙押圧板15の前端部を上方に持ち上げるレバー16が設けられている。このレバー16は、用紙押圧板15の前端部下方において、上下方向に揺動自在に支持されている。
そして、レバー16の揺動により、用紙押圧板15の前端部が、レバー16によって持ち上げられ、用紙押圧板15が給紙位置に位置される。
用紙押圧板15が給紙位置に位置されると、用紙押圧板15上の最上位の用紙3は、給紙ローラ10に押圧され、給紙ローラ10の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に向けて給紙される。
なお、給紙トレイ7を本体ケーシング2から離脱させると、用紙押圧板15が載置位置に位置される。用紙押圧板15が載置位置に位置されると、用紙押圧板15上に用紙3を積層状に載置することができる。
給紙された用紙3は、分離ローラ8の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に挟まれ、1枚ごとに捌かれて搬送される。搬送された用紙3は、紙粉取りローラ12とピンチローラ13との間を通過し、紙粉が除去された後、給紙側搬送経路11に沿ってレジストローラ14に向けて搬送される。
レジストローラ14は、用紙3を、レジスト後に、搬送ベルト53に搬送する。
(2)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部17、プロセス部18、転写部19、および定着手段としての定着部20を備えている。
(2−1)スキャナ部
スキャナ部17は、本体ケーシング2の上部に1つ設けられており、図示しないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部17では、レーザ発光部から発光される各色に対応する画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラーで走査して、複数のレンズおよび反射鏡を通過または反射させた後、各感光ドラム24に対応して、各色に対応して、それぞれ出射している。
(2−2)プロセス部
プロセス部18は、スキャナ部17の下方であって、給紙部4の上方に配置されており、後で詳述するが、1つのドラムユニット21と、各色に対応して、4つの現像カートリッジ22とを備えている。
(2−2−1)ドラムユニット
ドラムユニット21は、後で詳述するが、本体ケーシング2の後述するドラム収容部161に対して、前側から前後方向に着脱自在に装着される。このドラムユニット21は、各色に対応して、4つのドラムサブユニット23を備えている。すなわち、ドラムサブユニット23は、イエロードラムサブユニット23Y、マゼンタドラムサブユニット23M、シアンドラムサブユニット23Cおよびブラックドラムサブユニット23Kの4つからなる。
各ドラムサブユニット23は、互いに前後方向に間隔を隔てて並列的に配置されており、より具体的には、前側から後側に向かって、ブラックドラムサブユニット23K、イエロードラムサブユニット23Y、マゼンタドラムサブユニット23Mおよびシアンドラムサブユニット23Cが、順次配置されている。
各ドラムサブユニット23は、後述するように、左サイドフレーム70および右サイドフレーム71と、センターフレーム72とを筐体として備えている(図8参照)。
各ドラムサブユニット23は、図2に示すように、感光ドラム24、スコロトロン型帯電器25およびクリーニングブラシ68を保持している。
感光ドラム24は、幅方向に沿って配置され、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体26と、このドラム本体26の軸線方向に沿って配置されるドラム軸27とを備えている。
ドラム本体26の軸方向両端部には、回動支持部材30(図9参照)が相対回転不能に嵌入されており、その回動支持部材30が、ドラム軸27の周りにおいて、相対回転可能に支持されている。これによって、ドラム本体26がドラム軸27に対して回転自在に支持される。画像形成時において、感光ドラム24には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が伝達され、感光ドラム24が回転される。
スコロトロン型帯電器25は、感光ドラム24の斜め上側後方に、感光ドラム24と間隔を隔てて対向配置され、後述するセンターフレーム72に保持されている。このスコロトロン型帯電器25は、感光ドラム24と間隔を隔てて対向配置された放電ワイヤ28と、放電ワイヤ28と感光ドラム24との間に設けられるグリッド29とを備えている。
放電ワイヤ28には、後述するワイヤ電極80(図8参照)が接続されており、グリッド29には、後述するグリッド電極81(図8参照)が接続されている。
スコロトロン型帯電器25では、画像形成時において、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からワイヤ電極80を介して放電ワイヤ28に高電圧を印加して、放電ワイヤ28をコロナ放電させるとともに、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からグリッド電極81を介してグリッド29を印加して、感光ドラム24に供給される電荷量を制御しつつ、感光ドラム24の表面を一様に正極性に帯電させる。
クリーニングブラシ68は、感光ドラム24の後方において、感光ドラム24と対向して接触するように配置され、後述するセンターフレーム72に保持されている。クリーニングブラシ68には、画像形成時において、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板から後述するクリーニング電極83(図8参照)を介してクリーニングバイアスが印加される。
(2−2−2)現像カートリッジ
現像カートリッジ22は、図1に示すように、各色に対応するドラムサブユニット23に対応して、それぞれ着脱自在に設けられている。すなわち、現像カートリッジ22は、イエロードラムサブユニット23Yに着脱自在に装着されるイエロー現像カートリッジ22Y、マゼンタドラムサブユニット23Mに着脱自在に装着されるマゼンタ現像カートリッジ22M、シアンドラムサブユニット23Cに着脱自在に装着されるシアン現像カートリッジ22C、および、ブラックドラムサブユニット23Kに着脱自在に装着されるブラック現像カートリッジ22Kの4つからなる。
各現像カートリッジ22は、図3に示すように、現像フレーム31と、その現像フレーム31内に設けられる、アジテータ32、供給ローラ33、現像ローラ34および層厚規制ブレード35とを備えている。
現像フレーム31は、下端部に現像開口部36が開口されるボックス形状に形成されており(図5参照)、上下方向途中に形成される隔壁39によって、トナー収容室37と現像室38とに区画されている。また、隔壁39には、トナー収容室37と現像室38とを連通する連通口40が形成されている。
トナー収容室37には、各色に対応するトナーが収容されている。より具体的には、各現像カートリッジ22に対応して、イエロー現像カートリッジ22Yにはイエロー、マゼンタ現像カートリッジ22Mにはマゼンタ、シアン現像カートリッジ22Cにはシアン、ブラック現像カートリッジ22Kにはブラックのトナーが、それぞれ収容されている。
各色に対応するトナーは、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが用いられる。重合トナーは、略球形であり、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる、結着樹脂を主成分とし、これに、各色に対応する着色剤や、荷電制御剤、ワックスなどが配合されることによりトナー母粒子が形成され、さらに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなる。
着色剤としては、上記した、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が、各色に対応して配合されている。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得られる荷電制御樹脂が配合されている。また、外添剤としては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金属塩の粉末などの無機粉末が配合されている。
また、トナー収容室37には、トナー収容室37内に収容されているトナーの残量を検出するための窓142が設けられている。窓142は、現像フレーム31の両側壁141に埋設され、トナー収容室37を挟んで対向配置されている。
アジテータ32は、トナー収容室37内に設けられている。アジテータ32は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持されるアジテータ回転軸41と、そのアジテータ回転軸41の軸方向にわたって設けられ、回転軸から径方向外側へ延びる攪拌部材42とを備えている。画像形成時において、アジテータ回転軸41には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が、従動回転体としての入力ギヤ120(図5参照)を介して伝達され、攪拌部材42がトナー収容室37内を周回移動する。
供給ローラ33は、現像室38内において、連通口40の下方に設けられている。この供給ローラ33は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持される金属製の供給ローラ軸43と、その供給ローラ軸43の周りを被覆する導電性のスポンジからなるスポンジローラ44とを備えている。画像形成時において、供給ローラ軸43には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が、入力ギヤ120(図5参照)を介して伝達され、供給ローラ33が回転される。
現像ローラ34は、現像室38内において、供給ローラ33に対して斜め後側下方に設けられている。この現像ローラ34は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持される金属製の現像ローラ軸45と、その現像ローラ軸45の周りを被覆する導電性のゴムからなるゴムローラ46とを備えている。
より具体的には、ゴムローラ46は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなるゴムローラ層と、そのゴムローラ層の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂のような耐磨耗性に優れた樹脂などを主成分とするコート層との2層構造からなる。また、現像ローラ軸45には、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態において、後述する現像ローラ電極82の給電コイル155(図8参照)が接続されている。
また、現像ローラ34は、供給ローラ33に対して、ゴムローラ46とスポンジローラ44とが互いに圧接するように、配置されている。また、現像ローラ34は、現像室38の現像開口部36から下方に向けて露出するように、配置されている。
現像ローラ34では、画像形成時において、現像ローラ軸45には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が、入力ギヤ120(図5参照)を介して伝達され、現像ローラ34が回転される。また、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板から現像ローラ電極82(図8参照)および給電コイル155(図8参照)を介して現像バイアスが印加される。
層厚規制ブレード35は、現像室38内において、現像ローラ34に上方から圧接するように設けられている。層厚規制ブレード35は、金属製の板ばね部材からなるブレード48と、ブレード48の遊端部に設けられる絶縁性または導電性のシリコーンゴムまたはウレタンゴムからなる断面半円形状の押圧部49とを備えている。
ブレード48の基端部が、固定部材47によって隔壁39に固定されており、ブレード48の弾性力により、ブレード48の遊端部に設けられる押圧部49が、現像ローラ34のゴムローラ46に対して上方から圧接される。
(2−2−3)プロセス部での現像動作
そして、各現像カートリッジ22では、トナー収容室37に収容されている各色に対応するトナーが、自重によって連通口40に移動し、アジテータ32によって攪拌されながら、連通口40から現像室38へ放出される。
連通口40から現像室38へ放出されたトナーは、供給ローラ33に供給される。供給ローラ33に供給されたトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ34に供給され、このとき、供給ローラ33と、現像バイアスが印加されている現像ローラ34との間で正極性に摩擦帯電される。
現像ローラ34に供給されたトナーは、現像ローラ34の回転に伴って、層厚規制ブレード35の押圧部49と、現像ローラ34のゴムローラ46との間に進入して、一定厚さの薄層としてゴムローラ46の表面に担持される。
一方、図2に示すように、各現像カートリッジ22に対応するドラムサブユニット23では、スコロトロン型帯電器25が、コロナ放電を発生させて、感光ドラム24の表面を一様に正帯電させる。
感光ドラム24の表面は、感光ドラム24の回転に伴って、スコロトロン型帯電器25により一様に正帯電された後、スキャナ部17からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
さらに感光ドラム24が回転すると、次いで、現像ローラ34の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ34の回転により、感光ドラム24に対向して接触するときに、感光ドラム24の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム24の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム24の静電潜像は、トナーにより可視像化され、感光ドラム24の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
なお、転写後に感光ドラム24上に残存する転写残トナーは、現像ローラ34に回収される。また、転写後に感光ドラム24上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ68によって回収される。
(2−3)転写部
転写部19は、図1に示すように、本体ケーシング2内において、給紙部4の上方であって、プロセス部18の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部19は、駆動ローラ51、従動ローラ52、搬送ベルト53、転写ローラ54およびクリーニング部55を備えている。
駆動ローラ51および従動ローラ52は、前後方向に間隔を隔てて対向配置されており、駆動ローラ51は、シアンドラムサブユニット23Cよりも後方に配置され、従動ローラ52は、ブラックドラムサブユニット23Kよりも前方に配置されている。
搬送ベルト53は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂フィルムから形成されている。この搬送ベルト53は、駆動ローラ51と従動ローラ52との間に巻回されている。
画像形成時において、駆動ローラ51には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が伝達され、駆動ローラ51が回転される。すると、搬送ベルト53が、駆動ローラ51および従動ローラ52の間を、各ドラムサブユニット23の感光ドラム24と対向して接触する転写位置において、感光ドラム24と同方向に回転するように周回移動されるとともに、従動ローラ52が従動される。
転写ローラ54は、駆動ローラ51および従動ローラ52の間に巻回されている搬送ベルト53内において、各感光ドラム24と、搬送ベルト53を挟んで対向するように、それぞれ設けられている。各転写ローラ54は、金属製のローラ軸に、導電性のゴムからなるゴムローラが被覆されている。また、各転写ローラ54は、搬送ベルト53と対向して接触する転写位置において、搬送ベルト53の周回移動方向と同方向に回転するように設けられており、画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からの転写バイアスが印加される。
クリーニング部55は、駆動ローラ51および従動ローラ52の間に巻回されている搬送ベルト53の下方に配置され、1次クリーニングローラ56、2次クリーニングローラ57、掻取ブレード58およびトナー貯留部59を備えている。
1次クリーニングローラ56は、感光ドラム24および転写ローラ54が接触する上側の搬送ベルト53と反対側の、下側の搬送ベルト53と接触するように配置され、その接触位置において、搬送ベルト53の周回移動方向と同方向に回転するように設けられている。1次クリーニングローラ56には、画像形成時に、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からの1次クリーニングバイアスが印加される。
2次クリーニングローラ57は、1次クリーニングローラ56に対して下方から接触するように配置され、その接触位置において、1次クリーニングローラ56の回転方向と同方向に回転するように設けられている。2次クリーニングローラ57には、画像形成時に、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からの2次クリーニングバイアスが印加される。
掻取ブレード58は、2次クリーニングローラ57に対して下方から接触するように設けられている。
トナー貯留部59は、1次クリーニングローラ56および2次クリーニングローラ57の下方において、2次クリーニングローラ57から落下するトナーを貯留できるように設けられている。
そして、給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ51の駆動および従動ローラ52の従動により周回移動される搬送ベルト53によって、前側から後側に向かって、各ドラムサブユニット23に対応する転写位置を、順次通過するように搬送され、その搬送中に、各ドラムサブユニット23の感光ドラム24に担持されている各色のトナー像が、順次転写され、これにより、用紙3にカラー像が形成される。
すなわち、たとえば、ブラックドラムサブユニット23Kの感光ドラム24の表面に担持されたブラックのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、イエロードラムサブユニット23Yの感光ドラム24の表面に担持されたイエローのトナー像が、既にブラックのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写される。そして、同様の動作によって、マゼンタドラムサブユニット23Mの感光ドラム24の表面に担持されたマゼンタのトナー像、シアンドラムサブユニット23Cの感光ドラム24の表面に担持されたシアンのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー像が形成される。
一方、上記の転写動作において、搬送ベルト53の表面に付着したトナーは、クリーニング部55において、まず、搬送ベルト53の表面から、1次クリーニングバイアスにより1次クリーニングローラ56に転写され、さらに、2次クリーニングバイアスにより2次クリーニングローラ57に転写される。その後、2次クリーニングローラ57に転写されたトナーは、掻取ブレード58によって、掻き取られ、2次クリーニングローラ57から落下して、トナー貯留部59に貯留される。
(2−4)定着部
定着部20は、本体ケーシング2におけるシアンドラムサブユニット23Cよりも後側であって、感光ドラム24と搬送ベルト53とが接触する転写位置と、前後方向において対向するように配置されている。この定着部20は、加熱ローラ61および加圧ローラ62を備えている。
加熱ローラ61は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。加熱ローラ61は、ハロゲンランプにより、その表面が定着温度に加熱される。
加圧ローラ62は、加熱ローラ61の下方において、加熱ローラ61と対向配置されている。この加圧ローラ62は、加熱ローラ61を下方から押圧する。
そして、用紙3上に転写されたカラー像は、次いで、定着部20に搬送され、用紙3が加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を通過する間に、熱定着される。
(3)排紙部
排紙部6において、用紙3の排紙側搬送経路63は、その上流側端部が、下方において定着部20に隣接し、その下流側端部が、上方において排紙トレイ64に隣接しており、用紙3が後側に向かって給紙され、反転後、前側に向かって排紙される、側面視略U字形状に形成されている。
排紙側搬送経路63の途中には、互いに対向する搬送ローラ65およびピンチローラ66が設けられている。また、排紙側搬送経路63の下流側端部には、1対の排紙ローラ67が設けられている。
また、排紙部6には、排紙トレイ64が設けられている。排紙トレイ64は、本体ケーシング2の上壁を、前側から後側に向かって次第に窪むように形成して、排紙される用紙3を積層状に載置できるように、形成されている。
定着部20から搬送される用紙は、排紙側搬送経路63に沿って、搬送ローラ65およびピンチローラ66により搬送され、排紙ローラ67によって、排紙トレイ64上に排紙される。
2.ドラムユニット
図4は、図3の現像カートリッジの左側面図であって、ギヤカバーが取り外された態様であり、図5は、図4の現像カートリッジの左側斜視図であり、図6は、図5の現像カートリッジにギヤカバーが取り付けられ、入力ギヤが進出位置にある態様であり、図7は、図6において、入力ギヤが退避位置にある態様を示したものである。
図8は、ドラムサブユニットの右側斜視図であり、図9は、フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付けた状態を示す右側斜視図である。図10は、ドラムユニット(現像カートリッジ装着状態)の右側斜視図であって、1対の側板を取り外した態様を示したものである。
図11は、1対の側板に組み付けられた1つのドラムサブユニット(左サイドフレーム省略)に現像カートリッジが装着される状態を示す右側斜視図であって、現像カートリッジの装着開始時を示したもの、図12は、現像カートリッジの装着途中を示したもの、図13は、現像カートリッジの装着完了時を示したものである。
図14は、駆動ギヤとアームとの当接状態を説明するための、駆動ギヤおよびアーム周辺の左側斜視図である。
図15は、現像カートリッジがドラムサブユニットに装着される様子と、ドラムサブユニットに装着された現像カートリッジの入力ギヤに駆動ギヤが連結される様子とを説明するための、ドラムサブユニットを前方から見た概略断面図であって、現像カートリッジの装着開始時を示したもの、図16は、現像カートリッジの装着途中を示したもの、図17は、現像カートリッジの装着完了時を示したもの、図18は、図17において現像カートリッジの入力ギヤに駆動ギヤが連結される態様を示したものである。なお、説明の便宜上、アームの移動方向を、本来の前後方向から上下方向へ変更している。
図19は、図17において、入力ギヤと駆動ギヤとの対向部分を抜き出して示したものである。
次に、図8ないし図10を参照して、ドラムユニット21について詳述する。
ドラムユニット21は、図9に示すように、各色に対応する4つのドラムサブユニット23と、前後方向に沿って並列に配設される4つのドラムサブユニット23の前後方向両側に配置されるフロントビーム96およびリヤビーム111と、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111を、幅方向の両方から挟む1対の側板121とを備えている。
ドラムユニット21は、これら4つのドラムサブユニット23、フロントビーム96、リヤビーム111および1対の側板121が、一体的に、本体ケーシング2のドラム収容部162(図1参照)に対してスライド自在に着脱される。
(1)ドラムサブユニット
ドラムサブユニット23は、図8に示すように、幅方向において間隔を隔てて対向配置される左サイドフレーム70および右サイドフレーム71と、左サイドフレーム70と右サイドフレーム71との間に架設されるセンターフレーム72とを備えている。
(1−1)サイドフレーム
左サイドフレーム70および右サイドフレーム71は、樹脂材料から成形されている。左サイドフレーム70は、上方から下方に向かって先細になる側面視略三角形に形成されており、右サイドフレーム71は、前側上方から後側下方に向かって傾斜する側面視略平行四辺形に形成されている。
右サイドフレーム71には、その内壁面において、右ガイド溝73が形成されている。
右ガイド溝73は、右サイドフレーム71の内壁面において、右サイドフレーム71の内壁面から幅方向外側に向かって断面コ字状に窪むように、かつ右サイドフレーム71の後側上端縁から、右サイドフレーム71の前側下端近傍まで、略上下方向に沿って形成されている。右ガイド溝73の上端部は、上方に向かって開放され、幅広に形成されている。この右ガイド溝73には、現像カートリッジ22の現像ローラ軸45の右端部に備えられた後述するカラー部材50(図5参照)がスライド自在に受け入れられる。
また、右サイドフレーム71には、右ガイド溝73よりも前方の上側に、ボス75が形成されている。ボス75は、左サイドフレーム70の、右サイドフレーム71のボス75に幅方向において対向する位置にも形成されている。このボス75は、右サイドフレーム71および左サイドフレーム70の外壁面から幅方向外側へ突出する筒状に形成され、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、現像カートリッジ22の窓142(図4参照)が、幅方向において対向するように配置されている。
また、右サイドフレーム71の右側面における下端部の前端には、支持軸部156が形成されている。支持軸部156は、円筒状に形成され、右サイドフレーム71の右側面から幅方向外側(右側)に向かって突出している。
また、右サイドフレーム71には、その下端部に、右サイドフレーム71を厚さ方向に貫通する軸挿通孔78が形成されている。
また、右サイドフレーム71には、その後端部に、右サイドフレーム71をセンターフレーム72に組み付けるためのねじ(図示せず)を挿通するねじ挿通孔79が、厚さ方向に貫通するように2つ形成されている。一方のねじ挿通孔79は、右サイドフレーム71の後端部の下端に形成され、他方のねじ挿通孔79は、右サイドフレーム71の後端部の上下方向途中に形成されている。
また、右サイドフレーム71には、ワイヤ電極80、グリッド電極81、現像ローラ電極82およびクリーニング電極83が、右サイドフレーム71の厚さ方向を貫通するように支持され、外壁面から幅方向外側に向かって突出するように設けられている。
ワイヤ電極80は、右サイドフレーム71の前後方向および上下方向のほぼ中央であって、軸挿通孔78に対して上方に配置されている。
グリッド電極81は、右サイドフレーム71の後端部の上下方向途中であって、軸挿通孔78に対して斜め後側上方に配置されている。
現像ローラ電極82は、右サイドフレーム71の前端部の上下方向途中であって、軸挿通孔78に対して斜め前側上方に配置されている。また、現像ローラ電極82には、給電コイル155が接続されている。
給電コイル155は、金属線材などの導電性線材からなるワイヤを1巻き以上巻回して形成されている。また、この給電コイル155は、巻回部から2つの方向へそれぞれ延びる腕部を備え、巻回部が右サイドフレーム71の支持軸部156に挿通され、一方腕部158が右サイドフレーム71の前端縁に沿って斜め前側上方に向かって配設され、その遊端部が現像ローラ電極82に接続されている。また、他方腕部159は、一方腕部158よりも前側にて斜め前側上方に向かって延設され、その上下方向における略中央位置において、支持軸部156の上方に設けられた縦断面視鉤形状のフック160に係止されている。そして、他方腕部159は、フック160に係止されている部分から後方へ屈折し、フック160に係止されている部分から遊端部までは、側面視略弓形状に形成されている。他方腕部159において、上述した側面視略弓形状を形成する凸部176は、給電コイル155の右サイドフレーム71に対する装着(組付)状態において、右ガイド溝73に形成された切欠201から右ガイド溝73内へ、側面視において突出している。
クリーニング電極83は、右サイドフレーム71の後端部の上下方向途中であって、グリッド電極81の上方であって、軸挿通孔78に対して斜め後側上方に配置されている。
また、右サイドフレーム71の外壁面には、ワイヤ電極80を囲んで、半円弧状に幅方向外側へ突出する嵌合周壁94が形成されている。
また、左サイドフレーム70および右サイドフレーム71には、ボス75の上方に、前後方向に沿って延びる凸条84がそれぞれ形成されている。この凸条84は、左サイドフレーム70および右サイドフレーム71の外壁面から幅方向外側に突出し、前後方向に沿って細長い筋状に形成されている。
また、左サイドフレーム70は、上述したように、側面視略三角形状であり、その前側面には、略上下方向に延びる前側垂直壁60が形成されている。前側垂直壁60の下端部には前側凹部69が形成されている。この前側凹部69は、前側垂直壁60と連続するように、前側垂直壁60が前側にくぼむ側面視略円弧形状に形成されている。なお、前側垂直壁60の上端と左サイドフレーム70の上側面の後端部とは、斜め前側上方に延びる傾斜面によって連結されている。
また、左サイドフレーム70の下端部には、左サイドフレーム70を側板121に組み付けるための、後述するねじ136を螺着させるねじ螺着部(図示せず)が設けられている。
また、左サイドフレーム70の前側面における上端部には、左サイドフレーム70の前側面から前方に突出する位置決め突起200が形成されている。
左サイドフレーム70の、ボス75と前側垂直壁60との間には、上下方向に沿って延びる側面視細長矩形状の側壁開口部213が形成されている。この側壁開口部213の上側端部には、側壁開口部213の前側縁部と後側縁部と間に、円筒形状のレバー支持軸214が架設されている。
このレバー支持軸214には、図9に示すように、レバー206が揺動自在に支持されている。
レバー206は、レバー支持軸214に挿通されるレバー揺動軸207を挟んで2つの端部を持つ縦断面視略逆L字形状に形成されており、一端が側壁開口部213より右側へ突出しており、他端が側壁開口部213より左側へ突出している。
(1−2)センターフレーム
センターフレーム72は、図8に示すように、左サイドフレーム70および右サイドフレーム71とは独立して、樹脂材料から成形されている。このセンターフレーム72は、幅方向に延びるセンタープレート86と、センタープレート86の幅方向両端部に設けられる右サイドプレート(図示せず)および左サイドプレート95とを一体的に備えている。なお、この左サイドプレート95と上述した左サイドフレーム70および右サイドフレーム71とが、1対の案内壁として機能する。
センタープレート86は、平面視略細長板状をなし、上下方向途中には、幅方向に沿って、スコロトロン型帯電器25を保持するための帯電器保持部88が設けられている。
帯電器保持部88には、幅方向にわたって放電ワイヤ28が張設されるとともに、そのワイヤ28の下方にグリッド29が保持されている(図2参照)。また、この帯電器保持部88には、放電ワイヤ28を挟持するワイヤクリーナ89が、幅方向においてスライド自在に保持されている。
また、センタープレート86には、帯電器保持部88の下方に、クリーニングブラシ68を保持するためのブラシ保持部93が設けられている。
ブラシ保持部93には、幅方向にわたってクリーニングブラシ68が保持されている(図2参照)。
また、センタープレート86の上端部の幅方向両端部には、位置決めローラ218が備えられている。位置決めローラ218は、センタープレート86の上端部の幅方向両端部において幅方向に沿って設けられたローラ支持軸219に回転自在に支持されている。
右サイドプレート(図示せず)および左サイドプレート95は、センタープレート86の幅方向両端部において、センタープレート86から屈曲して前方に向かって延びるように形成されている。右サイドプレート(図示せず)および左サイドプレート95は、側面視において、上方が幅狭となる略三角形状に形成されている。
左サイドプレート95は、右サイドプレート(図示せず)よりも大形であり、前後方向に延びる底辺壁137と、その底辺壁137の前端部から略上方に延びる後側垂直壁138と、底辺壁137の後端部および後側垂直壁138の上端部をつなぐ傾斜壁139とを備える略直角三角形状に形成されている。なお、後側垂直壁138の上端と傾斜壁139の上端とは、斜め後側上方へ延びる傾斜面で連結されている。
後側垂直壁138の略中央位置には、後側凹部152が形成されている。この後側凹部152は、後側垂直壁138と連続するように、後側垂直壁138が後側にくぼむ側面視略円弧形状に形成されている。
後側垂直壁138には、後側凹部152の下端部から連続して下側斜め後方に向かって凹む溝状の最深部が形成されている。この最深部は、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着され、現像ローラ34が感光ドラム24に接触するときの現像ローラ軸45の位置に対応して配置されている。
また、後側垂直壁138において、後側垂直壁138の上端部から後側凹部152の僅かに上方の位置までの間では、後側垂直壁138の左側端縁から前側へ延びる側壁としての案内側壁166が一体的に備えられている。
案内側壁166は、側面視略矩形状かつ正断面視略等脚台形状に形成されており、上底部167、下底部168、第2壁部としての上側傾斜部169および第1壁部としての下側傾斜部170を備えている。
下底部168は、右側面視において、案内側壁166の右側面視における形状と等しい略矩形状であり、その左側面は、左サイドプレート95の左側面と面一となるように形成されている。また、下底部168の下端縁部には、右側面視において後側凹部152とほぼ同じ曲率となる略円弧形状の底辺凹部164が形成されている。
上底部167は、下底部168の上下方向略中央位置において、下底部168の左側面と上下前後方向において略平行となるように、かつ、下底部168よりも右側に配置されている。また、上底部167は、前後方向長さについては、下底部168の前後方向長さと等しく、上下方向長さについては、下底部168の上下方向長さの約5分の1である。
上側傾斜部169は、下底部168の上端縁と上底部167の上端縁とを繋ぐ、上から下に向かって右側へ傾斜する傾斜面として形成されている。
下側傾斜部170は、下底部168の下端縁と上底部167の下端縁とを繋ぐ、上から下に向かって左側へ傾斜する傾斜面として形成されている。
傾斜壁139の上端部から、傾斜壁139の上下方向における寸法の略3分の1下方の位置には、位置決め凹部202が凹設されている。
左サイドプレート95には、その下端部に、左サイドプレート95の厚さ方向を貫通する軸挿通孔78が形成されている。
また、左サイドプレート95の左側面には、各側板121をドラムサブユニット23に組み付けるためのねじ(図示せず)を螺着させるねじ螺着部(図示せず)が設けられている。また、左サイドプレート95には、図示しないが、その上側に前後方向に沿って延びる上記した凸条84が形成されている。
(1−3)ドラムサブユニットの組立
右サイドフレーム71の軸挿通孔78とセンターフレーム72の軸挿通孔78とが側面視において重なるように、センターフレーム72の右側に右サイドフレーム71を配置する。その後、ねじ(図示せず)を、右サイドフレーム71の各ねじ挿通孔79に挿通した後、センターフレーム71の図示しないねじ螺着部に螺着する。これによって、センターフレーム72の右側に、右サイドフレーム71が組み付けられる。
また、センターフレーム72の右側に右サイドフレーム71が組み付けられると、センターフレーム72の放電ワイヤ28およびグリッド29には、右サイドフレーム71に設けられるワイヤ電極80およびグリッド電極81がそれぞれ接続される。また、クリーニングブラシ68には、クリーニング電極83が接続される。
右サイドフレーム71がセンターフレーム72の右側に組み付けられるのに対し、左サイドフレーム70は、センターフレーム72および右サイドフレーム71に組み付けられず、後述する側板121に組み付けられる。そして、左サイドフレーム70が組み付けられた側板121に、右サイドフレーム71が組み付けられたセンターフレーム72を組み付けると、ドラムサブユニット23が完成する。
ドラムサブユニット23が完成すると、センターフレーム72の左サイドプレート95の後側垂直壁138と左サイドフレーム70の前側垂直壁60が前後方向に対向し、後側垂直壁138および前側垂直壁60が、案内溝としての左ガイド溝189とされる。
そして、左サイドプレート95の後側凹部152と左サイドフレーム70の前側凹部69とが前後方向に対向し、それぞれの側面視略円弧部分と上述した案内側壁166の底辺凹部164とが合わさることにより、開口部としての側面視円形状のカップリング内側挿通部74が形成される。なお、カップリング内側挿通部74は、後述する駆動ギヤ110を挿通可能な大きさとなっている。
また、左サイドプレート95の案内側壁166の前側端縁が、左サイドフレーム70の前側垂直壁60の前後方向略中央部分における左側端部に当接する。
また、このドラムサブユニット23には、図9に示すように、感光ドラム24が保持される。まず、回動支持部材30が相対回転不能に嵌入されるドラム本体26を、スコロトロン型帯電器25と間隔を隔てて並行するように、右サイドプレート87と左サイドプレート95との間に配置する。次いで、このドラム本体26の軸線に沿って、センターフレーム72および右サイドフレーム71の各軸挿通孔78(図8参照)に、ドラム軸27を挿通して、相対回転不能に固定する。そして、このドラム軸27によって、ドラム本体26を相対回転不能に支持する回動支持部材30を、相対回転可能に支持することにより、感光ドラム24が、ドラムサブユニット23に保持される。
(2)フロントビーム
フロントビーム96は、前後方向に沿って並列に配設される4つのドラムサブユニット23の前側に配置され、1対の側板121間に架設される。
このフロントビーム96は、図10に示すように、幅方向に対向配置される1対のフロント側壁97と、1対のフロント側壁97の間に架設されるフロント前壁98およびフロント後壁99とを備え、樹脂材料から一体的に成形されている。
各フロント側壁97は、側面視略菱形板状のフロント側壁基部100と、フロント側壁基部100の下端から、下方に延びるフロント側壁脚部101とを備えている。フロント側壁基部100の外壁面には、側板121を組み付けるための後述するねじ136が螺着されるフロントねじ螺着部103が設けられている。
また、各フロント側壁97のフロントねじ螺着部103の前方には、軸受け穴203が、フロントビーム96を幅方向に貫通するように形成されている。この軸受け穴203には、位置決め軸204が、その両端部が各フロント側壁97よりも幅方向外側に突出するように挿通されている。
フロント側壁97では、フロント側壁基部100からフロント側壁脚部101に連続する後端面が、前側上方から後側下方に向かって傾斜する前側傾斜面102として形成されている。
フロント前壁98は、幅方向に沿って延びる正面視略矩形細長板状をなし、1対のフロント側壁97間において、上下方向に沿って配置されている。
このフロント前壁98には、幅方向中央において、手前側把持部104が設けられている。この手前側把持部104は、幅方向において間隔を隔てて対向配置される1対の把持側板105と、把持側板105間に架設される把持中央板106とを備えている。
手前側把持部104は、各把時側板105の基端部(把持中央板106に接続されていない方の端部)が、位置決め軸204に回動自在に支持されることにより、ほぼ直立した状態の収納位置(破線表示)と、略水平方向に沿うように傾斜した状態の操作位置(実線表示)とに揺動される。
また、手前側把持部104は、その幅方向の中央が、フロントビーム96の幅方向中央と一致するように配置されている。
フロント後壁99は、図9に示すように、幅方向に延びる背面視細長矩形板状をなし、フロント前壁98の後方に配置されている。このフロント後壁99は、各フロント側壁97の前側傾斜面102に沿って、前側上方から後側下方に向かって傾斜するように、各フロント側壁97間に架設されている。
フロント後壁99は、その両端部における上下方向略中央位置に、上述した位置決めローラ218およびローラ支持軸219がそれぞれ備えられている。各ローラ支持軸219は、フロント後壁99内にほぼ埋没するように配置され、各位置決めローラ218は、その外周面の一部がフロント後壁99から側面視において突出するように配置されている。
(3)リヤビーム
リヤビーム111は、前後方向に沿って並列に配設される4つのドラムサブユニット23の後側に配置され、1対の側板121間に架設される。
このリヤビーム111は、図10に示すように、幅方向に対向配置される1対のリヤ側壁112と、1対のリヤ側壁112の間に架設されるリヤ架設壁113とを備え、樹脂材料から一体的に成形されている。
リヤ側壁112は、下方に向かって幅狭となる側面視略三角形板状をなし、その幅方向外側面には、側板121を組み付けるためのねじ136が螺着されるリヤねじ螺着部114が、上端部と略中央部とに2つ設けられている。また、リヤ側壁112の、略中央部に設けられたリヤねじ螺着部114の下側には、リヤ側壁脚部107が形成されている。また、リヤ側壁112には、その略中央部に設けられたリヤねじ螺着部114とリヤ側壁脚部107の上端部との間において、前方に窪んだリヤ側壁切欠き部108が形成されている。
また、リヤ側壁112の前端面が、前側上方から後側下方に向かって傾斜する後側傾斜面115として形成されている。
リヤ架設壁113は、幅方向に沿って延びる正面視略矩形細長板状をなし、1対のリヤ側壁112間において、上下方向に沿って配置されている。
このリヤ架設壁113には、幅方向中央において、奥側把持部116が設けられている。この奥側把持部116は、図9に示すように、リヤ架設壁113の上端部が下方に向かって背面視略凹状に窪む把持凹部117と、把持凹部117を幅方向に跨ぐように、リヤ架設壁113の上端部に連結される背面視略コ字状のリヤ取手118とを備えている。
この奥側把持部116は、その幅方向の中央が、リヤビーム111の幅方向中央と一致するように配置されている。
(4)側板
側板121は、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111を、幅方向の両方から挟むことができるように1対として設けられている。
各側板121は、ドラムサブユニット23を形成する樹脂材料の線膨張係数よりも、線膨張係数の低い材料、たとえば、金属または繊維強化樹脂から形成されており、好ましくは、金属から形成されている。
各側板121は、前後方向に延びる側面視略細長矩形板状をなし、後述するドラムユニット21の組み立てにおいて、前後方向に沿って並列に配設されるフロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111に対して、前端部がフロントビーム96に対向し、後端部がリヤビーム111に対向するように形成されている。また、上端部がドラムサブユニット23のセンターフレーム72の左サイドプレート95、左サイドフレーム70および右サイドフレーム71の凸条84に対向し、下端部がドラムサブユニット23のセンターフレーム72の左サイドプレート95、左サイドフレーム70および右サイドフレーム71の下端部に対向するように形成されている。
また、各側板121の上端部は、断面L字形状となるように、幅方向外側に屈曲され、前後方向にわたって幅方向外側に延びる鍔部122が形成されている。また、各側板121の後端部には、2つのコロ177が回転自在に備えられている。この2つのコロ177は、前後方向において、スペーサー178を介して互いに距離を隔てて配置されている。また、前側のコロ177は、鍔部122に対して上下方向に間隔を隔てて鍔部122の下方に配置されており、後側のコロ177は、鍔部122の後端部に対して間隔を隔てて配置されている。
また、各側板121の、後端縁の下端部には、切欠き部179が形成されている。この切欠き部179は、各側板121の後端縁と連続し、かつ前側にくぼむ側面視U字形状に形成されている。
また、各側板121には、上端部において、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、各ドラムサブユニット23のボス75を受け入れる4つの光透過孔123が形成されている。
各光透過孔123は、側板121の上端部において、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。この光透過孔123は、各現像カートリッジ22が各ドラムサブユニット23に装着された状態で、現像カートリッジ22の各窓142(図4参照)と、ドラムサブユニット23の各ボス75(図8参照)とが、幅方向に対向する位置において、厚さ方向を貫通する丸孔として形成されている。
また、各側板121には、下端部において、各ドラムサブユニット23の各ドラム軸27の軸方向端部を挿通する軸孔124が形成されている。
また、各側板121には、前端部において、各側板121がフロントビーム96に組み付けられた状態で、フロント側壁基部100のフロントねじ螺着部103(図10参照)に対向し、ねじ136を挿通するための前側ねじ挿通孔128が形成されている。また、各側板121の、前側ねじ挿通孔128の斜め前側上方には、軸露出孔216が形成されている。
また、各側板121には、後端部において、各側板121がリヤビーム111に組み付けられた状態で、リヤ側壁112のリヤねじ螺着部114(図10参照)に対向し、ねじ136を挿通するための後側ねじ挿通孔129が2つずつ形成されている。これらの後側ねじ挿通孔129のうち、一方の後側ネジ挿通孔129は、スペーサー178の前後方向略中央位置に形成されている。
また、左側の側板121には、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられ、さらに、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、各現像カートリッジ22の入力ギヤ120が幅方向において対向するカップリング外側挿通孔130が、それぞれ形成されている。そして、左側の側板121の、前側ねじ挿通孔128と後側ねじ挿通孔129との間には、左側の側板121が各ドラムサブユニット23に組み付けられた状態で各左サイドフレーム70の上述したねじ螺着部(図示せず)に対向し、ねじ136を挿通するための中間ねじ挿通孔(図示せず)が各ドラムサブユニット23に対応して形成されている。
各カップリング外側挿通孔130は、側板121の上下方向中央において、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。このカップリング外側挿通孔130は、側板121がドラムサブユニット23に組み付けられ、さらに、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態で、ドラムサブユニット23の左側面に形成されたカップリング内側挿通部74(図8参照)と幅方向において対向する位置において、厚さ方向を貫通する丸穴として形成されている。
また、左側の側板121の上端部には、左側の側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、各ドラムサブユニット23のレバー206の、上述した側壁開口部213(図8参照)より左側へ突出している他端を受け入れるための図示しないレバー通過孔が、各光通過孔123の後側において互いに間隔を隔てて4つ形成されている。
また、右側の側板121には、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、各右サイドフレーム71に設けられるワイヤ電極80およびグリッド電極81を、右側の側板121に対して幅方向外側へ露出させるための中央開口部133が形成されている。
各中央開口部133は、前後方向に沿って互いに間隔を隔てて4つ形成されている。この中央開口部133は、ワイヤ電極80を含む嵌合周壁94(図8参照)を嵌合させ、かつ、グリッド電極81を挿通させることができる大きな開口部として形成されている。
また、右側の側板121には、各中央開口部133の前方に、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、現像ローラ電極82を、右側の側板121に対して幅方向外側へ露出させるための前側開口部134が形成されている。各前側開口部134は、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、現像ローラ電極82と幅方向において対向し、各中央開口部133に対応して、4つ形成されている。
また、右側の側板121には、各中央開口部133の後方に、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、クリーニング電極83を、右側の側板121に対して幅方向外側へ露出させるための後側開口部135が形成されている。各後開口部135は、各側板121がドラムサブユニット23に組み付けられた状態で、クリーニング電極83と幅方向において対向し、各中央開口部133に対応して、4つ形成されている。
(5)ドラムユニットの組立
まず、4つのドラムサブユニット23を前後方向において隣接して配設する。4つのドラムサブユニット23を前後方向において隣接して配設するには、互いに隣接するドラムサブユニット23において、図8に示すように、前側のドラムサブユニット23のセンターフレーム72の左サイドプレート95の位置決め凹部202に後側のドラムサブユニット23の左サイドフレーム70の位置決め突起200を嵌め込み、かつ前側のドラムサブユニット23の右サイドフレーム71の後端面に、後側のドラムサブユニット23の右サイドフレーム71の前端面を当接させる。これによって、各ドラムサブユニット23が、前側上方から後側下方に向かって傾斜する状態で、前後方向に沿って隣接配置される。
そして、図9に示すように、最前端位置のドラムサブユニット23に、フロントビーム96を隣接して配設するとともに、最後端位置のドラムサブユニット23にリヤビーム111を隣接して配設する。最前端位置のドラムサブユニット23に、フロントビーム96を隣接して配設するには、フロントビーム96の前側傾斜面102に、最前端位置のドラムサブユニット23の左サイドフレーム70および右サイドフレーム71の前端面を当接させる。このとき、前側傾斜面102の左端部に形成された図示しない位置決め凹部に、最前端位置のドラムサブユニット23の左サイドフレーム70の位置決め突起200(図8参照)が嵌め込まれる。また、最後端位置のドラムサブユニット23にリヤビーム111を隣接して配設するには、リヤビーム111の後側傾斜面115に、最後端位置のドラムサブユニット23の左サイドサイドプレート95および右サイドフレーム71の後端面を当接させる。
そして、前後方向に沿って配設された、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111の幅方向両側に、各側板121を配置して、ねじ136を介して、フロントビーム96、4つのドラムサブユニット23およびリヤビーム111に、各側板121を組み付ける。
このとき、左側の側板121においては、前側ねじ挿通孔128を、フロントビーム96の左側のフロントねじ螺着部103(図10参照)と幅方向において対向配置し、後側ねじ挿通孔129を、リヤビーム111の左側のリヤねじ螺着部114(図10参照)と幅方向において対向配置し、上述した中間ねじ挿通孔を、各ドラムサブユニット23の左サイドフレーム70のねじ螺着部(図示せず)と幅方向において対向配置する。
次いで、左側の側板121の内壁面を、各ドラムサブユニット23の左サイドフレーム70の凸条84およびセンターフレーム72の凸条84(図8参照)に当接させ、各軸孔124に、ドラム軸27の軸方向左側端部を挿通するとともに、各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23の左側の右サイドフレーム71のボス75を、ボス75が幅方向外側へ露出するように嵌合させる。
そして、ねじ136を、前側ねじ挿通孔128に挿通してフロントねじ螺着部103に螺着させ、後側ねじ挿通孔129に挿通してリヤねじ螺着部114(図10参照)に螺着させ、各中間ねじ挿通孔(図示せず)に挿通し、各ドラムサブユニット23のねじ螺着部(図示せず)に螺着させる。
右側の側板121においては、前側ねじ挿通孔128を、フロントビーム96の右側のフロントねじ螺着部103と幅方向において対向配置し、後側ねじ挿通孔129を、リヤビーム111の右側のリヤねじ螺着部114(図10参照)と幅方向において対向配置する。
次いで、右側の側板121の内壁面を、各ドラムサブユニット23の右サイドフレーム71の凸条84(図8参照)に当接させて、右側の側板121の各軸孔124に、ドラム軸27の軸方向右側端部を挿通するとともに、各光透過孔123に、各ドラムサブユニット23の右側の右サイドフレーム71のボス75を、ボス75が幅方向外側へ露出するように嵌合させる。また、中央開口部133に、各ドラムサブユニット23の嵌合周壁94(図8参照)を嵌合させる。
そして、ねじ136を、前側ねじ挿通孔128に挿通してフロントねじ螺着部103に螺着させ、後側ねじ挿通孔129に挿通してリヤねじ螺着部114(図10参照)に螺着させる。
このようにして組み立てられたドラムユニット21において、各ドラムサブユニット23においてセンターフレーム72の左サイドプレート95と右サイドフレーム71との間に支持されるドラム軸27は、その軸方向両端部が、各側板121の軸孔124に挿通される。なお、ドラム軸27の軸方向端部は、軸孔124に挿通された状態において、図示しない針金ばねによって上側斜め後方へ付勢され、軸孔124の周縁に当接する。これによって、ドラム軸27の軸方向両端部は、1対の側板121間において位置決めされる。
また、フロントビーム96の位置決め軸204は、その軸方向両端部が、各側板121の軸露出孔216に挿通され、各側板121から幅方向外側に露出される。
また、このようにして組み立てられたドラムユニット21では、左側の側板121に形成された各カップリング外側挿通孔130が、各ドラムサブユニット23のカップリング内側挿通部74と幅方向において対向する。
また、このようにして組み立てられたドラムユニット21では、右側の側板121に形成された各中央開口部133から、グリッド電極81およびワイヤ電極80が幅方向外側へ露出されるとともに、各前側開口部134から、現像ローラ電極82が幅方向外側へ露出され、後側開口部135から、クリーニング電極83が幅方向外側へ露出される。
また、このドラムユニット21の右側の側板121の下半分には、各ドラムサブユニット23に対応して、右キャップ181がそれぞれ備えられている。各右キャップ181は、絶縁性のゴムまたはスポンジなどからなる側面視台形状のシート状に形成されており、ドラム軸27、現像ローラ電極82、ワイヤ電極80、グリッド電極81およびクリーニング電極83をそれぞれ露出させつつ、中央開口部133、前側開口部134および後側開口部135をそれぞれ塞いでいる。
3.現像カートリッジ
次に、図4ないし図7と図15ないし図19とを参照して、現像カートリッジ22について詳述する。
(1)現像カートリッジ
上記したように、現像カートリッジ22では、図4に示すように、現像フレーム31の下端の現像開口部36から、現像ローラ34が下方に向けて露出するように配置されている。また、現像ローラ34の現像ローラ軸45は、現像フレーム31の両側壁141に回転自在に支持されており、現像フレーム31の両側壁141から、軸方向両端部が幅方向両側へ突出するように設けられている。図5に示すように、現像ローラ軸45の軸方向両端部には、導電性を有する樹脂等から形成されるカラー部材50が被覆されている。そして、左側のカラー部材50の左側端面と外周面との間には、それらを繋ぐように面取りされたカラー傾斜面185が形成されている。
右側の側壁141には、右側のカラー部材50の上方位置において、導電性を有する樹脂等から形成される、給電円筒部90が突設されている。給電円筒部90は、側面視においてカラー部材50よりも大きい略雫状に形成されており、その右端縁は、右側のカラー部材50の右端縁と幅方向において等しい位置にある。また、給電円筒部90と右側のカラー部材50とは、導電性を有する樹脂等から形成される連結部(図示せず)によって連結されている。
また、現像フレーム31の両側壁141の上端部の後端部には、離間突起212が形成されている。離間突起212は、両側壁141から幅方向外側へ突出する中空円筒体に形成されている。
また、現像フレーム31の前側壁の左右方向両端部の、窓142に近接する位置には、位置決め突起217が形成されている。
位置決め突起217は、側面視台形状に形成されており、現像フレーム31の前側壁から離間するように凸設されている。
また、現像フレーム31の両側壁141には、上述した窓142が埋設されている。この窓142は、トナー収容室37内のトナーの残量を、本体ケーシング2に設けられた図示しない発光素子および受光素子からなる光センサによって光学的に検知させるための検知光を、幅方向に沿って通過させる。
また、現像カートリッジ22には、左側の側壁141に、規制部材としてのギヤカバー143(図6参照)によって被覆されるギヤ機構部109が設けられている。
ギヤ機構部109は、現像ローラ34、供給ローラ33およびアジテータ32に対して回転駆動力を入力するために設けられ、本体ケーシング2に備えられる駆動回転体としての駆動ギヤ110(後述する)からの駆動力が付与される入力ギヤ120と、入力ギヤ120と噛合する中間ギヤ125と、中間ギヤ125と噛合するアジテータ駆動ギヤ126と、入力ギヤ120に噛合する伝達回転体としての現像ローラ駆動ギヤ131と、入力ギヤ120に噛合する供給ローラ駆動ギヤ140と、検出ギヤ205とを備えている。なお、中間ギヤ125、現像ローラ駆動ギヤ131および供給ローラ駆動ギヤ140が噛合部材として機能する。
入力ギヤ120は、左側の側壁141の下部において、幅方向外側に向かって突出する案内部としての入力ギヤ支持軸148(図15参照)に、軸方向にスライド自在かつ回転自在に支持されている。また、この入力ギヤ120は、下方から投影したときに、現像ローラ34の現像ローラ軸45の左端部と、少なくとも一部が重なるように、現像ローラ軸45の上方に配置されている。
この入力ギヤ120は、右側(基端側)から左側(遊端側)へ向かって順次小径となる2つの異径ギヤから一体的に形成されており、基端側に配置される噛合部としての内歯ギヤ149と、遊端側に配置される連結部としてのカップリングギヤ144とを一体的に備えている。
内歯ギヤ149は、その外周面に内歯150が形成される円筒形状に形成されている。
カップリングギヤ144は、内歯ギヤ149と同軸上に配置され、内歯ギヤ149に対して小径かつ軸方向に長い円筒形状に形成されている。このカップリングギヤ144には、その左側端面から右側に向かって円筒状に凹設されるカップリング挿通孔187が形成されおり、カップリング挿通孔187の内周面には、径方向内側に突出する1対のキー221が形成されている。各キー221は、カップリングギヤ144の内周面に沿って180°変位する対向位置から、互いに近接する方向に突出するように形成されている。
また、カップリングギヤ144の遊端部端面と外周面との間には、それらを繋ぐように面取りされた傾斜面としてのギヤ側傾斜面222(図19参照)が形成されている。
また、カップリングギヤ144の遊端部端面とカップリング挿通孔187の内周面との間には、それらを繋ぐように面取りされたキー側傾斜面223(図19参照)が形成されている。
また、図15に示すように、入力ギヤ120の内歯ギヤ149には、内歯ギヤ149の右側端面から左側へ向けて凹設され、入力ギヤ支持軸148が挿通される軸挿通凹部224が形成されている。
入力ギヤ120は、入力ギヤ支持軸148に軸挿通凹部224が挿通されることにより、その入力ギヤ支持軸148に、軸方向にスライド自在かつ回転自在に支持されている。このため、入力ギヤ120は、後述するように、内歯150と現像ローラ駆動ギヤ131および供給ローラ駆動ギヤ140との噛合状態、および、内歯150と中間ギヤ125との噛合状態を維持したまま、入力ギヤ支持軸148に沿って、その軸方向、すなわち、左右方向に進退自在に案内される。
また、入力ギヤ支持軸148には、付勢部材としてのコイルばね225が外嵌されている。このコイルばね225は、左側の側壁141と入力ギヤ120との間に介在され、入力ギヤ支持軸148において、その軸方向に沿うように設けられている。このコイルばね225は、圧縮ばねからなり、その右側端部が側壁141に当接し、その左側端部が入力ギヤ120の内歯ギヤ149の右側端面に当接して、入力ギヤ120を、常には、後述する進出方向(左側、つまり幅方向外側)へ付勢している。
中間ギヤ125は、側壁141における入力ギヤ120の上方から、幅方向外側へ向かって突出する中間ギヤ支持軸226に、回転自在に支持されている。この中間ギヤ125は、その右側(基端側)に内歯ギヤ227と、その左側(遊端側)に、内歯ギヤ227よりも大径かつ、正断面視略T字形状の外歯ギヤ228とを一体的に備えている。中間ギヤ125の外歯ギヤ228は、入力ギヤ120の内歯ギヤ149と噛合している。また、中間ギヤ125の外歯ギヤ228には、その左側端面から右側に向かって窪む支持凹部229が形成されている。
また、アジテータ駆動ギヤ126は、図4に示すように、側壁141における中間ギヤ125の上側斜め前方において、左側の側壁141を貫通して幅方向外側に向かって突出するアジテータ回転軸41の左側軸端部に相対回転不能に設けられている。このアジテータ駆動ギヤ126は、図15に示すように、中間ギヤ125の内歯ギヤ227と噛合している。
また、現像ローラ駆動ギヤ131は、図4に示すように、側壁141における入力ギヤ120の下側において、左側の側壁141を貫通して幅方向外側に向かって突出する現像ローラ軸45における、左側軸端部、詳しくはカラー傾斜面185(図5参照)よりも右側の位置において相対回転不能に設けられている。この現像ローラ駆動ギヤ131は、入力ギヤ120の内歯ギヤ149(図5参照)と噛合している。
また、供給ローラ駆動ギヤ140は、側壁141における入力ギヤ120の前側において、左側の側壁141を貫通して幅方向外側に向かって突出する供給ローラ軸43の左側軸端部に相対回転不能に設けられている。この供給ローラ駆動ギヤ140は、現像ローラ駆動ギヤ131と間隔を隔てて配置され、入力ギヤ120の内歯ギヤ149(図5参照)と噛合している。
検出ギヤ205は、アジテータ駆動ギヤ126の上方において、図5に示すように、左側の側壁141を貫通して幅方向外側に向かって突出する検出ギヤ支持軸239の左側軸端部に回転自在に支持されている。
この検出ギヤ205は、欠け歯ギヤとして形成されており、その右端部には、歯部240および欠け歯部241が設けられており、その左側面には、検出ギヤ205の側面形状に沿って幅方向外側へ突出する無端状のガイドレール91が設けられている。ガイドレール91は、左側面視において、略半円弧部85と、略半円弧部85の両端を連結し、検出ギヤ205の径方向外側に2つの頂点を有する略M字形状の角部92とを一体的に備えている。また、略半円弧部85の両端には、左側へ突出する被検知突起238が設けられている。
図4に示すように、左側の側壁141には、幅方向外側(左側)に突出するボス部材119が設けられ、ボス部材119には、コイルばね127が巻回されており、コイルばね127の一端部が、左側の側壁141に固定され、その他端部が、一方の角部92に係止されている。これにより、コイルばね127によって、検出ギヤ205の歯部240(図5参照)が、アジテータ駆動ギヤ126と噛合するように付勢されている。
なお、被検知突起238は、現像カートリッジ22に関する情報、すなわち現像カートリッジ22が新品か旧品かという情報、または現像カートリッジ22の印刷可能枚数に関する情報に対応するように設けられており、現像カートリッジ22が装着されたドラムユニット21が本体ケーシング2に装着されると、本体ケーシング2のモータ(図示せず)の駆動力が、入力ギヤ120、中間ギヤ125およびアジテータ駆動ギヤ126を介して検出ギヤ205の歯部240に伝達され、検出ギヤ205が回転する。
そして、検出ギヤ205の回転に応じて、検出ギヤ205の被検出突起238は、ドラムサブユニット23に備えられている、上述したレバー206(図9参照)の一端に当接する。これによってレバー206は、図9に示すように、レバー揺動軸207を中心に揺動し、上述したレバー206の他端が、左側の側板121のレバー通過孔(図示せず)から左側へ突出し、本体ケーシング2に備えられた検出センサ(図示せず)に検出される。そして、検出センサ(図示せず)の検出結果、たとえばレバー206の検出回数や1回の検出に要した時間などで、本体ケーシング2に備えられた図示しないCPUが上述した現像カートリッジ22の情報を判断する。なお、図5に示すように、検出ギヤ205が回転して、欠け歯部241とアジテータ駆動ギヤ126が対向すると、検出ギヤ205の回転は停止される。このとき、コイルばね127の上述した一端部が、上述した一方の角部92とは別の他方の角部92に係止されるので、欠け歯部241とアジテータ駆動ギヤ126との対向状態が維持される。
ギヤカバー143は、図6および図15に示すように、ギヤ機構部109、すなわち、入力ギヤ120、中間ギヤ125、アジテータ駆動ギヤ126、現像ローラ駆動ギヤ131および供給ローラ駆動ギヤ140を被覆するように、側壁141に取り付けられている。なお、検出ギヤ205は、被検出突起238が左側へ露出されるように、ギヤカバー143に被覆されている。
このギヤカバー143は、左側の側壁141に対して、幅方向にギヤ機構部109を挟むように対向配置されるカバー板230と、カバー板230の周端部から側壁141に向かって屈曲するように延びる脚部231とを一体的に備えている。
カバー板230には、図15に示すように、入力ギヤ120のカップリングギヤ144と対向する位置に、カップリングギヤ144を挿通させるための孔としてのカップリング挿通孔232が形成されている。このカップリング挿通孔232は、カップリングギヤ144の進退を許容するように、カップリングギヤ144よりも大径、かつ内歯ギヤ149よりも小径に形成されている。
なお、カバー板230におけるカップリング挿通孔232の周縁部は、その左側面が、左側へ向かって膨出する円筒部233を形成しており、円筒部233の幅方向長さは、カップリングギヤ144の幅方向長さの約3分の2である。
また、カバー板230には、現像ローラ軸45と対向する位置に、現像ローラ駆動ギヤ131を貫通する現像ローラ軸45の左側軸端部を、さらにギヤカバー143から左側へ突出させる現像ローラ軸挿通孔234が形成されている。
また、カバー板230には、中間ギヤ125の支持凹部229に挿入される筒部235が形成されている。
側壁141には、図5に示すように、供給ローラ駆動ギヤ140の下方と、アジテータ駆動ギヤ126の後側斜め上方とに、固定ねじ236(図6参照)を螺着させるためのボス部237が、それぞれ設けられている。各ボス部237は、側壁141から左側へ突出するように設けられている。
そして、ギヤカバー143は、図15に示すように、カバー板230において、カップリング挿通孔232にカップリングギヤ144を挿通させ、現像ローラ軸挿通孔234に現像ローラ軸45を挿通させ、筒部235を中間ギヤ125の支持凹部229に挿入させながら、これら入力ギヤ120、中間ギヤ125、アジテータ駆動ギヤ126、現像ローラ駆動ギヤ131および供給ローラ駆動ギヤ140を被覆するように対向させて、脚部231の遊端面(右側端面)を側壁141に当接させた後、固定ねじ236を、カバー板230を貫通させた上で、ボス部237(図5参照)に螺着させることにより、側壁141に取り付けられている。
これによって、入力ギヤ120は、カップリングギヤ144がカップリング挿通孔232から幅方向外側(左側)に突出し、詳しくは、カップリングギヤ144の幅方向長さの約4分の1に相当する部分が、円筒部233の左側端縁から突出し、内歯ギヤ149がカバー板230によって被覆される状態で、ギヤカバー143によって保護される。
また、入力ギヤ120は、側壁141と入力ギヤ120との間に介在されるコイルばね225によって、常には、進出方向(左側、つまり幅方向外側)へ付勢されている。そのため、入力ギヤ120の内歯ギヤ149の左側端面の外周縁部は、常には、カバー板230におけるカップリング挿通孔232の周縁部に当接されており、これによって、入力ギヤ120のそれ以上の進出方向への移動が規制されている。この状態において、入力ギヤ120は、進出方向に最も進出する進出位置まで進出されており、後述する駆動ギヤ110との連結が可能となる。
一方、入力ギヤ120が、コイルばね225の付勢力に抗して、右側へ押圧されると、図16に示すように、入力ギヤ120は退避方向(右側、つまり幅方向内側)へ移動して、カップリングギヤ144の左側端面とギヤ側傾斜面222(図19参照)のみが、円筒部233から進出方向へ露出する退避位置まで退避される。なお、退避位置における入力ギヤ120の左側端縁部、つまりカップリングギヤ144の左側端縁部は、現像ローラ軸45の左側端縁部に対して、面一となる位置または左側に配置されている。
なお、入力ギヤ120の内歯ギヤ149に対し、現像ローラ駆動ギヤ131および供給ローラ駆動ギヤ140(図15ないし図18には現れていない)は、進出位置(図6および図15参照)および退避位置(図7および図16参照)のいずれにおいても、全面で噛合しており、入力ギヤ120の内歯ギヤ149と現像ローラ駆動ギヤ131および供給ローラ駆動ギヤ140との噛合面積は変化しない。
しかし、内歯ギヤ149に対し、中間ギヤ125の外歯ギヤ228は、進出位置では、全面で噛合する一方(図15参照)、退避位置では、その略右側半分部分しか噛合せず(図16参照)、それら内歯ギヤ149と中間ギヤ125との噛合面積は、退避位置に位置する場合に対して進出位置に位置する場合のほうが、増大する。そのため、入力ギヤ120に対する、現像ローラ駆動ギヤ131、供給ローラ駆動ギヤ140および中間ギヤ125の合計の噛合面積は、退避位置に位置する場合に対して進出位置に位置する場合のほうが大きくなる。
カップリングギヤ144には、後述するように、本体ケーシング2内に設けられる駆動ギヤ110に相対回転不能に結合される。この駆動ギヤ110には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達されている。
また、現像フレーム31には、図4に示すように、現像カートリッジ把持部146が設けられている。この現像カートリッジ把持部146は、左右方向に長手の薄板状に形成されており、現像フレーム31の上壁147に備えられている。
また、現像カートリッジ把持部146は、その後端部に図示しない回転軸が左右方向に沿って挿通されており、この回転軸(図示せず)を介して、現像フレーム31の上壁147の後端部で揺動自在に支持されている。
また、現像カートッジ把持部146は、図10に示すように、その左右方向中央に側面視略矩形状の把持長孔209が形成されている。
また、図5に示すように、現像カートリッジ把持部146の前端部の左右方向両端部と、これらに対向する上壁147の前端部の左右方向両端部とは、たとえば、コイルばねや板ばねやスポンジなどの弾性部材210で連結されており、現像カートッジ把持部146の前端部は、常には、上壁147の前端部から離間する方向に付勢されている。
また、現像カートリッジ把持部146の前端部の幅方向両端部には、幅方向外側へ突出する押圧突起211が形成されている。
(2)現像カートリッジのドラムユニットに対する着脱
次に、図11ないし図19を参照して、現像カートリッジ22のドラムユニット21に対する着脱について詳述する。
(2−1)現像カートリッジのドラムユニットへの装着
各色に対応する現像カートリッジ22を、ドラムユニット21の各色に対応するドラムサブユニット23へ装着するには、まず、図11および図15に示すように、ドラムユニット21の上方から、現像カートリッジ22を、その現像カートリッジ22に対応するドラムサブユニット23へ装着する。
より具体的には、現像カートリッジ22の現像ローラ軸45の右側のカラー部材50(図5参照)および給電円筒部90(図5参照)を、対応するドラムサブユニット23の右サイドフレーム71に形成される右ガイド溝73(図8参照)に挿入する。これと同時に、現像ローラ軸45の左側のカラー部材50ならびに入力ギヤ120および円筒部233を、対応するドラムサブユニット23の左ガイド溝189に挿入する。そして、右側のカラー部材50および給電円筒部90が右ガイド溝73に沿って下方へスライドするように、かつ左側のカラー部材50、入力ギヤ120および円筒部233が左ガイド溝189に沿って下方へスライドするように、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して下方へ押し込む。なお、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する着脱方向は、上記のように上下方向となる。
現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して下方に押し込むと、入力ギヤ120の左側端縁部は、ドラムサブユニット23の左ガイド溝189における案内側壁166に当接し、左右方向に進退する。
詳しくは、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着を開始すると、入力ギヤ120の左側端縁部が、コイルばね225の付勢力によって案内側壁166の上端部に押圧される。
上述したように、案内側壁166には、その上端部から下方に向かって、上側傾斜部169が備えられているので、引き続き、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して下方に押し込むと、入力ギヤ120は、上側傾斜部169に押圧されることによって、コイルばね225の付勢力に抗して幅方向内側(右側)の退避方向へ退避する。
そして、入力ギヤ120は、上流傾斜部169の下端縁にて、上述した退避位置まで退避される。
現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して下方へさらに押し込むと、図12および図16に示すように、入力ギヤ120は、案内側壁166において上流傾斜部169の下方に連続する上底部167に押圧され、退避位置で維持される。
そして、引き続き、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して下方に押し込むと、入力ギヤ120は、案内側壁166において上底部167の下方に連続する下側傾斜部170に押圧される。下流側傾斜部170は、上述したように、上から下に向かって左側へ傾斜するように形成されているので、入力ギヤ120が下方へ移動するに従い、下流側傾斜部170の入力ギヤ120に対する押圧力は低減され、入力ギヤ120は、コイルばね225の付勢力によって幅方向外側(左側)の進出方向へ進出する。
そして、現像ローラ軸45の軸方向両端部のカラー部材50が、右ガイド溝73および左ガイド溝189の最深部(図8参照)に当接すると、現像カートリッジ22が、対応するドラムサブユニット23へ装着される。
このとき、入力ギヤ120は、進出位置にあり、また、図13および図17に示すように、案内側壁166における下側傾斜部170の下端縁部である底辺凹部164よりも下方に位置し、本体ケーシング2に備えられた駆動ギヤ110(図15ないし図18参照)が進退自在に通過できるように、左サイドフレーム70に形成されるカップリング内側挿通部74、および、左側の側板121に形成されるカップリング外側挿通孔130と、幅方向において対向する。また、この状態において、入力ギヤ120の左端縁部は、案内側壁166の右端縁、つまり上底部167よりも左側に位置している。
また、各カラー部材50は、右ガイド溝73および左ガイド溝189の最深部の、溝幅を形成して互いに対向する溝壁に対して当接する。そして、各現像カートリッジ22の位置決め突起217は、ドラムサブユニット23の位置決めローラ218(図8参照)およびフロントビーム96の位置決めローラ218(図9参照)に当接する。また、現像カートリッジ22の現像ローラ34のゴムローラ46は、図2に示すように、感光ドラム24の表面に当接する。
また、現像カートリッジ22が、対応するドラムサブユニット23へ装着されると、上述した、現像フレーム31の給電円筒部90(図5参照)が、右サイドフレーム71に設けられている現像ローラ電極82に接続された給電コイル155の凸部176(図8参照)に当接される。
また、現像カートリッジ22が、対応するドラムサブユニット23へ装着されると、図6に示すように、現像フレーム31の左側の側壁141に埋設される左側の窓142が、左サイドフレーム70に形成されるボス75、および、左側の側板121に形成される光透過孔123と、検知光が通過できるように、幅方向において対向する。また、現像フレーム31の右側の側壁141に埋設される右側の窓142が、図10に示すように、右サイドフレーム71に形成されるボス75、および、右側の側板121に形成される光透過孔123と、検知光が通過できるように、幅方向において対向する。
そして、このように、すべての現像カートリッジ22をドラムサブユニット23へ装着した後、図1に示すように、ドラムユニット21を、本体ケーシング2のドラム収容部161へ装着すれば、上記した画像形成動作により、用紙3にカラー画像を形成することができる。
(2−2)現像カートリッジのドラムユニットからの離脱
各色に対応する現像カートリッジ22が、ドラムユニット21の各色に対応するドラムサブユニット23に装着された状態において、図10に示すように、各現像カートリッジ22は、把持長孔209に指を入れて現像カートリッジ把持部146を掴んで上方へ持ち上げることにより、上方へ引き出すことができる。
現像カートリッジ22をドラムサブユニット23から上方へ引き上げると、図13および図17に示すように、まず、各カラー部材50が、右ガイド溝73および左ガイド溝189の最深部の、溝幅を形成して互いに対向する溝壁から離間する。そして、各現像カートリッジ22の位置決め突起217が、ドラムサブユニット23の位置決めローラ218(図8参照)およびフロントビーム96の位置決めローラ218(図9参照)から離間する。また、現像カートリッジ22の現像ローラ34のゴムローラ46は、感光ドラム24の表面から離間する。また、上述した、現像フレーム31の給電円筒部90(図5参照)が、右サイドフレーム71に設けられている給電コイル155の凸部176(図8参照)から離間する。そして、右側のカラー部材50および給電円筒部90(図5参照)が右ガイド溝73に沿って上方へ移動し、左側のカラー部材50、入力ギヤ120および円筒部233が、左ガイド溝189に沿って上方へ移動する。
また、進出位置にあった入力ギヤ120の、カップリング内側挿通部74および左側の側板121のカップリング外側挿通孔130との幅方向における対向状態が解消され、入力ギヤ120は、底辺凹部164において、案内側壁166の下流側傾斜部170に押圧される。引き続き、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して上方へ引き上げると、下側傾斜部170に押圧されることによって、入力ギヤ120は、コイルばね225の付勢力に抗して幅方向内側の退避方向へ退避する。
そして、入力ギヤ120は、下流傾斜部170の上端縁にて、上述した退避位置まで退避される。
現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して上方へさらに引き上げると、図12および図16に示すように、入力ギヤ120は、案内側壁166において下流傾斜部170の上方に連続する上底部167に押圧され、退避位置で維持される。
そして、引き続き、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して上方へ引き上げると、案内側壁166において上底部167の上方に連続する上側傾斜部169に押圧される。上流側傾斜部169は、上述したように、下から上に向かって左側へ傾斜するように形成されているので、入力ギヤ120が上方へ移動するに従い、上流側傾斜部169の入力ギヤ120に対する押圧力は低減され、入力ギヤ120は、コイルばね225の付勢力によって幅方向外側の進出方向へ進出する。
そして、現像ローラ軸45の軸方向両端部のカラー部材50が、右ガイド溝73および左ガイド溝189から外れると、現像カートリッジ22の、対応するドラムサブユニット23からの離脱が完了される。このとき、図11および図15に示すように、入力ギヤ120は進出位置にある。
4.本体ケーシング
本体ケーシング2は、図1に示すように、前側が開放される側面視略矩形状のボックス形状をなし、その内部には、ドラムユニット21を収容するドラム収容部161が形成されている。また、本体ケーシング2の前壁には、ドラム収容部161に連通するドラム着脱口162が形成されている。
また、本体ケーシング2の前壁には、ドラム着脱口162を開閉するためのフロントカバー163が設けられている。このフロントカバー163は、本体ケーシング2のドラム着脱口162の下端部に設けられるヒンジ(図示せず)を介して回動自在に支持されており、本体ケーシング2に対して開閉自在に設けられている。これによって、フロントカバー163を、ヒンジを支点として閉じると、フロントカバー163によってドラム着脱口162が閉鎖され、逆に、フロントカバー163を、ヒンジを支点として開くと、ドラム着脱口162が開放され、このドラム着脱口162を介して、ドラムユニット21をドラム収容部161に対して前方から着脱させることができる。
また、ドラム収容部161には、図示しないローラと、図示しないレールとが設けられている。このレール(図示せず)は、本体ケーシング2の幅方向に対向する本体側壁165の内壁面において、前後方向に沿って延び、互いに幅方向に対向するようにそれぞれ設けられている。また、ローラ(図示せず)は、各レール(図示せず)の前端部の上方において、各レールに対して僅かに間隔を隔てるように、回転自在に各本体側壁165の内壁面に備えられている。
そのため、側板121の鍔部122(図9参照)が、ローラ(図示せず)に案内され、かつ、コロ177(図9参照)が、レール(図示せず)上を案内されることにより、ドラムユニット21がドラム収容部161に対して前後方向へ円滑に着脱される。
また、ドラム収容部161の後端部には、両本体側壁165の内壁面の間に架設される図示しない位置決めバーが備えられおり、ドラム収容部161の前端部における上述したローラ(図示せず)に近接した位置には、図示しない位置決め機構が備えられている。この位置決め機構(図示せず)は、フロントカバー163の開閉に応じて、ドラム収容部161内に収容されたドラムユニット21に対して、後方(ドラムユニット21の装着方向)への押圧または前方(ドラムユニット21の離脱方向)への押圧を選択的に付与する。
詳しくは、ドラムユニット21をドラム収容部161に収容し、フロントカバー163を閉じると、位置決め機構(図示せず)により、ドラムユニット21の位置決め軸204(図9参照)が後方へ押される。また、これにより、上述した各側板121の切欠き部179(図9参照)が、ドラム収容部161の位置決めバー(図示せず)に当接され、ドラムユニット21は、位置決め機構(図示せず)と位置決めバー(図示せず)とによって、ドラム収容部161内で位置決めされる。
一方、フロントカバー163を開くと、位置決め機構(図示せず)により、ドラムユニット21の位置決め軸204(図9参照)が前方へ押圧される。また、切欠き部179は、位置決めバー(図示せず)から離間するので、ドラムユニット21のドラム収容部161内での位置決めが解除され、ドラムユニット21は、ドラム収容部161から離脱可能となる。
なお、上述した操作位置にある手前側把持部104(図9参照)を把持することにより、ドラムユニット21は、ドラム収容部161に対して着脱される。また、手前側把持部104が収納位置に回動すると、フロントカバー163を閉じることができる。なお、フロントカバー163の開閉に、手前側把持部104の回動を連動させてもよい。
また、この本体ケーシング2は、ドラム収容部161の下方に、給紙トレイ7を収容するトレイ収容部171が形成されている。また、本体ケーシング2の前壁には、トレイ収容部171に連通するトレイ着脱口172が形成されている。
トレイ収容部171には、上記した給紙トレイ7が、前後方向に沿ってスライド自在に装着されており、給紙トレイ7は、トレイ収容部171に対する装着状態から、前方に引き出せば、トレイ収容部171から離脱させることができる。
また、左側の本体側壁165は、図15ないし図18に示すように、幅方向外側(左側)表面を形成する外側壁192と幅方向内側(右側)表面を形成する内側壁193とを備えている。
幅方向における、外側壁192と内側壁193との間には、現像カートリッジ22の入力ギヤ120に対して幅方向へ進退自在に連結される駆動ギヤ110と、その駆動ギヤ110を幅方向(左右方向)へ進退させるためのアーム194とが設けられている。
アーム194は、図14に示すように、前後方向に沿って延びるアーム部195と、そのアーム部195の後端部に設けられるカム部196とを一体的に備えている。
カム部196には、駆動ギヤ110が挿通される前後方向に延びる長孔197が形成されており、その長孔197の後端部の周りには、幅方向に厚く形成される退避部198が設けられている。また、長孔197の前端部の周りには、幅方向に薄く形成される進出部199が設けられている。
そして、このアーム194は、その後端部の長孔197に駆動ギヤ110が挿通された状態で、内側壁193に沿って前後方向に移動可能に支持されている。また、このアーム194は、フロントカバー163の開閉に連動して、前後方向に移動するように設けられている。なお、図15ないし図18では、説明の便宜上、アーム194の移動方向は、上下方向となっている。
駆動ギヤ110は、図15ないし図18に示すように、本体ケーシング2に装着されたドラムユニット21の入力ギヤ120に、幅方向において対向配置されている。また、この駆動ギヤ110は、付勢ばね242によって、常には、幅方向内側(右側)、つまり、カップリング挿通孔187に向かって付勢されている。
そして、ドラムユニット21の本体ケーシング2に対する着脱時において、フロントカバー163(図1参照)を開くと、アーム194は、そのフロントカバー163の開放に連動して、下方(図14では前方)に移動し、図17に示すように、駆動ギヤ110に退避部198が係合する。すると、駆動ギヤ110は、付勢ばね242の付勢力に抗して、カップリングギヤ144のカップリング挿通孔187から、駆動ギヤ110の回転軸方向(幅方向、すなわち左右方向)における左側(幅方向外側)へ、退避する。
また、ドラムユニット21の本体ケーシング2に対する装着後において、フロントカバー163を閉めると、アーム194は、そのフロントカバー163の閉鎖に連動して、上方(図14では後方)に移動し、図18に示すように、駆動ギヤ110に進出部199が係合する。すると、駆動ギヤ110は、付勢ばねの付勢力によって、入力ギヤ120のカップリングギヤ144のカップリング挿通孔187内に向けて、右側(幅方向内側)へ進出して、相対回転不能に連結される。
これによって、各現像カートリッジ22では、図示しないモータからの駆動力が、駆動ギヤ110から入力ギヤ120へと伝達され、アジテータ32、供給ローラ33、現像ローラ34および検出ギヤ205が回転駆動される。
また、図8に示すように、右側の側板121に形成された各中央開口部133から露出するワイヤ電極80およびグリッド電極81、また、各前側開口部134から露出する現像ローラ電極82、さらには、後側開口部135から露出するクリーニング電極83には、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板に接続されている各端子が、それぞれ接続される。
5.作用効果
上記したように、このカラーレーザプリンタ1において、現像カートリッジ22の入力ギヤ120は、進出位置と退避位置との間を進退可能であり、ドラムサブユニット23の案内側壁166へ進出する進出方向、つまり左側へ常に付勢されている。
そして、案内側壁166は、ドラムサブユニット23への現像カートリッジ22の装着方向(上下方向)における上流側端部(上端部)と下流側端部(下端部)との間において、これらの上端部および下端部よりも右側へ突出している。詳しくは、案内側壁166は、上述した下流側端部よりも上側の下側傾斜部170と、下側傾斜部170よりも上側かつ上述した上流側端部よりも下側の上側傾斜部169とを備えており、上から下へ向かって、上側傾斜部169は右側(入力ギヤ120の退避方向)へ傾斜し、下側傾斜部170は左側(入力ギヤ120の進出方向)へ傾斜している。
そのため、入力ギヤ120は、案内側壁166の、上述した上流側端部に対向している状態では進出位置にあり、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着を開始して上側傾斜部169および下側傾斜部170に対向している状態では退避する。そして、現像カートリッジ22がドラムサブユニット23に装着された状態において、入力ギヤ120は進出位置にあり、入力ギヤ120の進出方向における下流側端縁部、つまり左側端縁部は、案内側壁166の右側端縁、つまり上底部167よりも左側に配置される。
これにより、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着が完了すると、入力ギヤ120の左側端縁部は、入力ギヤ120を付勢するコイルばね225の付勢力によって、案内側壁166の右側端縁よりも左側の進出位置に配置される。このような状態において、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23から離脱する方向に動かそうとすると、入力ギヤ120が案内側壁166に干渉される、詳しくは入力ギヤ120の左側端縁部が案内側壁166の下側傾斜部170に干渉されることにより現像カートリッジ22の移動が規制され、現像カートリッジ22はドラムサブユニット23に保持される。
その結果、容易かつ確実に現像カートリッジ22をドラムサブユニット23で保持することができる。また、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23への装着に加えて、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23で保持することができるので、現像カートリッジ22およびドラムサブユニット23を含め、カラーレーザプリンタ1の操作性を向上させることができる。また、駆動ギヤ110に連結して現像ローラ34を回転させる入力ギヤ120に、上述した現像カートリッジ22をドラムサブユニット23で保持する機能を付加することができるので、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23で保持するための専用の部品を設ける必要がなく、装置の構成の簡素化を図ることができる。
また、案内側壁166は、ドラムサブユニット23の左サイドフレーム70および左サイドプレート95によって形成される左ガイド溝189に配置されている。左ガイド溝189は、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する着脱時に入力ギヤ120を案内するためのものであり、左ガイド溝189では、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着時における現像カートリッジ22のドラムサブユニット23での保持に加えて、入力ギヤ120の案内も行うことができるので、操作性の向上を図ることができる。
また、案内側壁166には、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着状態において入力ギヤ120および駆動ギヤ110と、上述した進出方向(幅方向)に対向するカップリング内側挿通部74が形成されているので、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着状態において、カップリング内側挿通部74を介して、入力ギヤ120と駆動ギヤ110との連結が可能となる。なお、このカップリング内側挿通部74は、駆動ギヤ110を挿通可能な大きさであり、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着状態において、入力ギヤ120は、案内側壁166と非接触の状態を保ちつつ、カップリング内側挿通部74を介して駆動ギヤ110と連結可能となるので、駆動ギヤ110からの駆動力を無駄なく入力ギヤ120に伝達することができる。
また、入力ギヤ120を退避位置へ移動させることによって、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23での保持、および入力ギヤ120と駆動ギヤ110との連結を確実に解除することができる。なお、上述したように、下側傾斜部170は下から上に向かって右側へ傾斜するように形成されているので、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23から離脱させるときには、入力ギヤ120は下側傾斜部170にて円滑に退避することができ、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23での保持を円滑に解除することができる。
そして、ギヤカバー143により入力ギヤ120の進出方向への移動を規制できるので、簡素な機構で、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23で保持するのに必要であり、かつ駆動ギヤ110と連結するのに必要な入力ギヤ120の進出量を、入力ギヤ120に対して設定することができる。
このギヤカバー143には、カップリング挿通孔232が形成されているので、カップリング挿通孔232では入力ギヤ120が進退することができ、ギヤカバー143における入力ギヤ120以外の部分は、入力ギヤ120を保護する。そのため、ギヤカバー143は、入力ギヤ120の進退を許容しつつ、現像ローラ駆動ギヤ131を保護することができる。
そして、ギヤカバー143は、現像ローラ駆動ギヤ131を保護し、入力ギヤ120の進出量を規制する役割も兼ねるので、格別に入力ギヤ120の進出量を規制する部材を設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
そして、入力ギヤ120は、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着時において、入力ギヤ支持軸148によって上述した進退方向へ正確に案内されるので、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23への装着が完了すると、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23での確実な保持、および入力ギヤ120と駆動ギヤ110との確実な連結が可能となる。そして、入力ギヤ120の進退方向への案内を入力支持軸148で行うことにより、部品点数の削減を図ることができる。
また、コイルばね225が入力ギヤ支持軸148に沿うように設けられることで、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23への装着状態において、入力ギヤ120は、その左側端縁部が案内側壁166の右端縁よりも左側に確実に配置されるように、かつ、駆動ギヤ110へ向けて安定して進出するように付勢される。
入力ギヤ120は、カップリングギヤ144と内歯ギヤ149とを備え、カップリングギヤ144において駆動ギヤ110と連結されるとともに、内歯ギヤ149において現像ローラ駆動ギヤ131と噛合される。そのため、駆動ギヤ110から入力ギヤ120を介して現像ローラ駆動ギヤ131へ確実かつ効率的に駆動力を伝達することができる。
また、入力ギヤ120は、上述した進退範囲において現像ローラ駆動ギヤ131と常に噛合可能であるので、駆動ギヤ110との連結時には、駆動ギヤ110の駆動力を確実に現像ローラ駆動ギヤ131に伝達することができる。
そして、入力ギヤ120と、中間ギヤ125、現像ローラ駆動ギヤ131および供給ローラ駆動ギヤ140との噛合面積は、入力ギヤ120が退避位置に位置して駆動ギヤ110と連結されていないときよりも、入力ギヤ120が進出位置に位置して駆動ギヤ110に連結されていないときのほうが大きいので、駆動ギヤ110の駆動力を安定して入力ギヤ120に伝達することができる。
また、入力ギヤ120のカップリングギヤ144は、その左側端面が面取りされ、ギヤ傾斜面222が形成されている。そのため、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に対して着脱するときには、カップリングギヤ144の左端部とドラムサブユニット23の案内側壁166との接触により生じる摩擦力を低減することができ、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23での保持およびその保持の解除を円滑に行うことができる。また、現像カートリッジ22を本体ケーシング2に対して着脱するときには、カップリングギヤ144の左端部と本体ケーシング2の本体側壁165との接触により生じる摩擦力を低減することができ、入力ギヤ120と駆動ギヤ110との連結およびその連結の解除を円滑に行うことができる。
そして、現像ローラ34は、入力ギヤ120に対して、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する装着方向の下流側、つまり下側に配置され、装着方向、たとえば下方から投影したときに、現像ローラ34の現像ローラ軸45と入力ギヤ120とは、それらの少なくとも一部が重なって配置される。そして、退避位置における入力ギヤ120の左側端縁部は、現像ローラ軸45の左側端縁部に対して、面一になる位置または左側に配置される。
そのため、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23に装着するとき、入力ギヤ120よりも先に、現像ローラ軸45の左端部を案内側壁166に近づけることができ、進出方向(幅方向)における、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23に対する大まかな位置合わせを予め行なうことができる。なお、現像ローラ軸45が案内側壁166に干渉する虞はなく、現像カートリッジ22を円滑にドラムサブユニット23に装着することができる。
これにより、現像ローラ軸45に続き、入力ギヤ120を案内側壁166に対して精度良く対向させることができ、現像カートリッジ22のドラムサブユニット23への装着状態において、現像カートリッジ22をドラムサブユニット23で確実に保持することができる。
また、このカラーレーザプリンタ1では、ドラムサブユニット23を各色に応じて複数備え、これらのドラムサブユニット23が、ドラムユニット21として一体的に本体ケーシング2に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより、本体ケーシング2から離脱される。
そのため、容易かつ確実に各現像カートリッジ22をドラムサブユニット23で保持することができつつ、複数色での画像形成が可能となり、操作性の向上を図ることができる。
6.変形例
上記各実施形態においては、各感光ドラム24から、直接、用紙3に転写するタンデム型のカラーレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、各色毎のトナー像を、各感光体から一旦中間転写体に転写し、その後、用紙に一括転写する中間転写タイプのカラーレーザプリンタとして構成することもでき、さらには、モノクロのレーザプリンタとして構成することもできる。モノクロのレーザプリンタにおいては、1つのドラムサブユニット23に1つの現像カートリッジ22が装着された画像形成ユニットとしてのプロセスユニットを備えていてもよい。
本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。 図1に示すカラーレーザプリンタの、現像カートリッジが装着されたドラムサブユニットの要部側断面図である。 図2に示す現像カートリッジの要部側断面図である。 図3の現像カートリッジの左側面図であって、ギヤカバーが取り外された態様である。 図4の現像カートリッジの左側斜視図である。 図5の現像カートリッジにギヤカバーが取り付けられ、入力ギヤが進出位置にある態様である。 図6において、入力ギヤが退避位置にある態様を示したものである。 ドラムサブユニットの右側斜視図である。 フロントビーム、4つのドラムサブユニットおよびリヤビームを並列に配設して、1対の側板を組み付けた状態を示す右側斜視図である。 ドラムユニット(現像カートリッジ装着状態)の右側斜視図であって、1対の側板を取り外した態様を示したものである。 1対の側板に組み付けられた1つのドラムサブユニット(左サイドフレーム省略)に現像カートリッジが装着される状態を示す右側斜視図であって、現像カートリッジの装着開始時を示したものである。 図11において、現像カートリッジの装着途中を示したものである。 図11において、現像カートリッジの装着完了時を示したものである。 駆動ギヤとアームとの当接状態を説明するための、駆動ギヤおよびアーム周辺の左側斜視図である。 現像カートリッジがドラムサブユニットに装着される様子と、ドラムサブユニットに装着された現像カートリッジの入力ギヤに駆動ギヤが連結される様子とを説明するための、ドラムサブユニットを前方から見た概略断面図であって、現像カートリッジの装着開始時を示したものである。なお、説明の便宜上、アームの移動方向を、本来の前後方向から上下方向へ変更している。 図15において、現像カートリッジの装着途中を示したものである。なお、説明の便宜上、アームの移動方向を、本来の前後方向から上下方向へ変更している。 図15において、現像カートリッジの装着完了時を示したものである。なお、説明の便宜上、アームの移動方向を、本来の前後方向から上下方向へ変更している。 図17において、現像カートリッジの入力ギヤに駆動ギヤが連結される態様を示したものである。なお、説明の便宜上、アームの移動方向を、本来の前後方向から上下方向へ変更している。 図17において、入力ギヤと駆動ギヤとの対向部分を抜き出して示したものである。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
3 用紙
20 定着部
22 現像カートリッジ
23 ドラムサブユニット
34 現像ローラ
70 左サイドフレーム
71 右サイドフレーム
72 センターフレーム
74 カップリング内側挿通孔
95 左サイドプレート
110 駆動ギヤ
120 入力ギヤ
125 中間ギヤ
131 現像ローラ駆動ギヤ
140 供給ローラ駆動ギヤ
143 ギヤカバー
144 カップリングギヤ
148 入力ギヤ支持軸
149 内歯ギヤ
166 案内側壁
169 上側傾斜部
170 下側傾斜部
189 左ガイド溝
222 ギヤ傾斜面
225 コイルばね
232 カップリング挿通孔

Claims (21)

  1. 画像形成装置本体に着脱可能な像担持体ユニットの筐体に着脱可能な現像カートリッジであって、
    現像ローラと、
    前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記画像形成装置本体に設けられた駆動回転体に連結して、その駆動力が付与されることにより、前記現像ローラを回転させる従動回転体と
    を備え、
    前記従動回転体は、前記筐体に対する前記現像カートリッジの着脱方向に沿って延設される前記筐体の側壁に対して進退自在に設けられ、常には前記側壁へ進出する進出方向へ付勢されており、
    前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部が、前記側壁の前記進出方向における上流側端縁よりも前記進出方向下流側に配置されることを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 前記従動回転体の前記進出方向の移動を規制する規制部材と、
    前記規制部材に対して、前記従動回転体を前記進出方向に付勢する付勢部材と
    を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記従動回転体の進退方向の移動を案内する案内部を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記案内部が、前記従動回転体を支持する軸であることを特徴とする、請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記付勢部材は、前記軸に沿うように設けられるコイルばねであることを特徴とする、請求項4に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記従動回転体に噛合され、前記従動回転体に付与された前記駆動力を前記現像ローラに伝達する伝達回転体を備え、
    前記規制部材は、前記伝達回転体を保護するカバー部材であることを特徴とする、
    請求項2ないし5のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  7. 前記規制部材には、前記従動回転体の進退を許容する孔が形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の現像カートリッジ。
  8. 前記従動回転体は、前記従動回転体が進退する範囲において、前記伝達回転体と常に噛合可能であることを特徴とする、請求項6または7に記載の現像カートリッジ。
  9. 前記従動回転体は、
    前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記進出方向の最下流側まで進出して、前記駆動回転体と連結可能であり、かつ、前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部が、前記側壁の前記進出方向における上流側端縁よりも前記進出方向下流側に配置される進出位置と、
    前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部のみが、前記規制部材から前記進出方向に露出するように、前記進出位置から前記進出方向の上流側へ退避された退避位置と
    に移動可能に進退することを特徴とする、請求項2ないし8のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  10. 前記現像ローラは、前記従動回転体に対して、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着方向の下流側に配置され、
    前記装着方向から投影したときに、前記現像ローラと前記従動回転体とは、それらの少なくとも一部が重なって配置され、
    前記退避位置における、前記従動回転体の前記進出方向における下流側端縁部は、前記現像ローラの前記進出方向における下流側端縁部に対して、面一になる位置または前記進出方向下流側に配置されることを特徴とする、請求項9に記載の現像カートリッジ。
  11. 前記従動回転体に噛合され、前記従動回転体に付与された前記駆動力を前記現像ローラに伝達する伝達回転体を含む噛合部材を備え、
    前記従動回転体と前記噛合部材との噛合面積は、前記従動回転体が前記退避位置に位置するときよりも、前記進出位置に位置するときの方が大きいことを特徴とする、請求項9または10に記載の現像カートリッジ。
  12. 前記従動回転体に噛合され、前記従動回転体に付与された前記駆動力を前記現像ローラに伝達する伝達回転体を備え、
    前記従動回転体は、前記駆動回転体と連結される連結部と、前記伝達回転体と噛合する噛合部と
    を備えていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  13. 前記連結部には、前記進出方向における側端面を面取りして、前記従動回転体の進退方向の移動を案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする、請求項12に記載の現像カートリッジ。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の現像カートリッジが着脱可能な筐体を備え、
    前記筐体は、前記現像カートリッジの前記筐体に対する着脱時において前記従動回転体と前記進出方向に対向する側壁を備え、
    前記側壁は、前記現像カートリッジの前記筐体への装着方向のおける上流側端部と下流側端部との間の部分が前記上流側端部および前記下流側端部よりも前記進出方向上流側へ突出するように形成されていることを特徴とする像担持体ユニット。
  15. 前記側壁は、
    前記下流側端部に対して、前記装着方向の上流側および前記進出方向の上流側に配置される第1壁部と、
    前記第1壁部に対して、前記装着方向の上流側に配置され、かつ、前記上流側端部に対して、前記装着方向の下流側および前記進出方向の上流側に配置され、前記装着方向の下流側から上流側へ向かうにつれて前記進出方向の下流側へ傾斜する第2壁部と
    を備えていることを特徴とする、請求項14に記載の像担持体ユニット。
  16. 前記第1壁部は、前記装着方向の下流側から上流側へ向かうにつれて前記進出方向の上流側へ傾斜することを特徴とする、請求項15に記載の像担持体ユニット。
  17. 前記側壁には、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において前記従動回転体および前記駆動回転体と前記進出方向に対向する位置に開口部が形成されていることを特徴とする、請求項14ないし16のいずれかに記載の像担持体ユニット。
  18. 前記開口部は、前記駆動回転体を挿通可能な大きさであり、前記現像カートリッジの前記筐体に対する装着状態において、前記従動回転体は前記側壁に対して非接触であることを特徴とする、請求項17に記載の像担持体ユニット。
  19. 前記筐体は、前記現像カートリッジの前記筐体に対する着脱時に前記従動回転体を案内する案内溝が形成される案内壁を備え、
    前記側壁は、前記案内溝に配置されていることを特徴とする、請求項14ないし18のいずれかに記載の像担持体ユニット。
  20. 画像形成装置本体と、
    請求項14ないし19のいずれかに記載の像担持体ユニットと、
    前記像担持体ユニットにおいて静電潜像を形成するためのスキャナ部と、
    前記像担持体ユニットで前記静電潜像を現像することで形成された現像剤像を記録媒体に定着させるための定着手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  21. 前記像担持体ユニットを、各色に対応して複数備え、
    複数の前記像担持体ユニットが、一体的に、前記画像形成装置本体に対してスライド自在に着脱され、引き出すことにより前記画像形成装置本体から離脱されることを特徴とする、請求項20に記載の画像形成装置。











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