JP2004279937A - 画像形成装置 - Google Patents

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正吾 佐藤
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靖 岡部
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Abstract

【課題】ランニングコストの低減化を図ることができ、かつ、環境にやさしいタンデム方式の画像形成装置を提供すること。
【解決手段】トナーを収容するトナー収容部18およびトナーを担持する現像ローラ20を有する現像カートリッジ15と、現像ローラ20によって静電潜像が現像されることにより形成されるトナー像を担持する感光体ドラム34を有するドラムカートリッジ16とを各色毎に備えるカラーレーザプリンタ1において、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を、本体ケーシング2に対して個別に着脱可能に設ける。これにより、トナーエンプティとなったときに、現像カートリッジ15のみを交換して高価なドラムカートリッジ16をそのまま寿命まで使用することができる。そのため、ランニングコストの低減化を図りつつ、産業廃棄物の削減を図ることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーレーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式のカラーレーザプリンタとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎のトナーに対応して、現像ローラおよび感光体ドラムを備えるプロセスユニットが複数設けられる、いわゆるタンデム方式のカラーレーザプリンタが知られている。
【0003】
このようなタンデム方式のカラーレーザプリンタでは、各色毎のトナー像が各感光体ドラムにほぼ同時に形成され、それが用紙や中間転写ベルトなどの被転写媒体に転写されるので、モノクロレーザプリンタとほぼ同じ速度でカラー画像を形成することができる。
【0004】
しかるに、タンデム方式のカラーレーザプリンタでは、4つの感光体ドラムによって、各色を同一の被転写媒体にそれぞれ転写するので、各色間の色ずれを防止すべく、各感光体ドラムには、非常に高い寸法精度が要求され、その加工には高いコストが必要となる。
【0005】
一方、タンデム方式のカラーレーザプリンタでは、たとえば、特開平10−48898号公報(特許文献1)に示すように、各色成分に対応する画像形成ユニットに、トナーカートリッジ、感光体ドラムおよび現像ローラを一体的に備えて、トナーエンプティにおいては、各画像形成ユニットごと交換するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−48898号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、各画像形成ユニットごと交換すると、高価な感光体ドラムもトナーエンプティ毎に交換されてしまうので、ランニングコストが上昇し、また、産業廃棄物の増大をもたらすという不具合を生じる。
【0007】
本発明の目的は、ランニングコストの低減化を図ることができ、かつ、環境にやさしいタンデム方式の画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、現像剤を収容する現像剤収容室および現像剤を担持する現像剤担持体を有する現像部と、前記現像剤担持体に担持される現像剤によって静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像を担持する像担持体を有する像担持部とを、複数色の各色毎に備える画像形成装置において、各前記現像部および各前記像担持部は、画像形成装置本体に対して、独立して着脱可能であり、一方の画像形成装置本体に対する装着の有無にかかわらず、他方が画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、画像形成装置に対して、各現像部および各像担持部を、一方の画像形成装置本体に対する像担持部の装着の有無にかかわらず、他方を独立して着脱することができるので、トナーエンプティとなったときには、現像部のみを交換して、高価な像担持部をそのまま寿命まで使用することができる。そのため、ランニングコストの低減化を図ることができる。また、使用済みの現像部のみを廃棄すればよいため、産業廃棄物の削減を図ることができ、環境にやさしい画像形成装置を提供することができる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各前記現像部および各前記像担持部は、画像形成装置本体に対して、同一側から着脱できるように設けられていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によると、各現像部および各像担持部は、画像形成装置本体に対して、同一側から着脱できるので、操作性の向上を図ることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、各前記現像部および各前記像担持部は、同一方向に着脱可能であり、着脱方向に直交する方向において、前記現像剤担持体と前記像担持体とが交互に配置されていることを特徴としている。
【0013】
このような構成によると、現像剤担持体と像担持体とが、着脱方向に直交する方向において交互に配置され、現像部および像担持部が同一方向から着脱可能であるので、現像剤担持体と像担持体との互いに独立した交換の容易化を図ることができる。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、各前記像担持体に担持される現像剤像を被転写媒体に転写する転写手段と、前記転写手段を支持し、画像形成装置本体に開閉可能に設けられた開閉部材とを備え、各前記現像部および各前記像担持部は、前記開閉部材が開状態にあるときに開口される開口部から着脱可能に設けられていることを特徴としている。
【0015】
このような構成によると、開閉部材が開状態にあるときに開口される開口部において、各現像部および各像担持部を円滑に着脱させることができる。また、転写手段が、各現像部や各像担持体の着脱方向に設けられているため、ジャムが発生した場合の処理と、現像部や像担持体の交換とを同じ方向から行なうことができ、利便性が高い。
【0016】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、各前記像担持体における前記被転写媒体と対向する転写位置の反対側には、各前記像担持体を露光して静電潜像を形成するための露光手段が、各前記像担持体に対応して設けられていることを特徴としている。
【0017】
このような構成によると、露光手段を、各現像部および各像担持体の交換を阻害することなく、かつ、装置の小型化を図りつつ配置することができる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記露光手段が、LEDアレイであることを特徴としている。
【0019】
このような構成によると、露光手段がLEDアレイであるため、装置の小型化を図ることができる。また、LEDアレイは、焦点距離が短く像担持体に近接して配置させる必要があるが、この構成では、各現像部および各像担持部の交換を阻害することなく、像担持体に近接させて配置することができる。
【0020】
また、請求項7に記載の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載の発明において、各前記現像剤担持体および各前記像担持体は、前記被転写媒体の移動方向と平行するように、交互に配置されていることを特徴としている。
【0021】
このような構成によると、開閉部材が開状態にあるときに開口される開口部における、現像剤担持体と像担持体との互いに独立した交換の容易化を図ることができる。
【0022】
また、請求項8に記載の発明は、請求項4ないし7のいずれかに記載の発明において、各前記像担持体が感光体ドラムであり、各前記現像剤担持体および各前記感光体ドラムは、各前記感光体ドラムにおいて、その感光体ドラムの回転中心と前記現像剤担持体と対向する現像位置とを通過する線と、その感光体ドラムの回転中心と前記被転写媒体と対向する転写位置とを通過する線とが略直交するように、配置されていることを特徴としている。
【0023】
このような構成によると、開閉部材が開状態にあるときに開口される開口部における、現像剤担持体と像担持体との互いに独立した交換の容易化を図ることができる。
【0024】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明において、前記現像部および前記像担持部には、それらを掴むための掴み部材が設けられていることを特徴としている。
【0025】
このような構成によると、掴み部を掴んで、現像部および像担持部を画像形成装置に対して着脱させることができる。そのため、着脱作業における操作性の向上を図ることができる。
【0026】
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記掴み部材は、前記現像部における前記現像剤担持体の軸方向両側、および、前記像担持部における前記像担持体の軸方向両側に、設けられていることを特徴としている。
【0027】
このような構成によると、掴み部材が、現像剤担持体および像担持体の軸方向両側に設けられているので、掴み部を把持して現像剤担持体および像担持体を、画像形成装置本体に対して着脱させれば、掴み部を把持するときに、誤って現像剤担持体および像担持体に直接触れるなどして、それらを傷つけたりすることなく、これらの交換の円滑化を図ることができ、円滑な着脱作業を確保することができる。
【0028】
また、請求項11に記載の発明は、請求項2ないし10のいずれかに記載の発明において、画像形成装置本体には、前記現像部および前記像担持部の着脱を案内するためのガイド部が、前記現像部および前記像担持部に対応して設けられており、前記像担持部には、前記ガイド部に係合する係合部が設けられ、前記ガイド部の最深部分には、前記像担持部を位置決めするための位置決め部材が設けられていることを特徴としている。
【0029】
このような構成によると、現像部および像担持部の装着時には、現像部および像担持部をガイド部材によって案内することができ、かつ、像担持部が最深部分に至ると、位置決め部材によって位置決めされるので、像担持部を装着して位置決めすることができる。そのため、現像部および像担持部の着脱作業の容易化を図りつつ、色ずれの少ないカラー画像の形成を達成することができる。
【0030】
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、画像形成装置本体には、前記現像部の前記現像剤担持体を、前記位置決め部材によって位置決めされている前記像担持部の前記像担持体に向かって付勢するための付勢手段が設けられていることを特徴としている。
【0031】
このような構成によると、現像剤担持体が、付勢手段によって、位置決め部材によって位置決めされている像担持体に付勢されるので、像担持部の像担持体および現像部の現像剤担持体を、位置決めされた状態で接触させることができる。そのため、画像の形成不良を防止して、高画質のカラー画像を形成することができる。
【0032】
また、請求項13に記載の発明は、請求項4ないし12のいずれかに記載の発明において、前記像担持体に担持される現像剤像が前記被転写媒体に転写された後に前記像担持体上に残存する現像剤を、前記現像剤担持体によって回収することを特徴としている。
【0033】
このような構成によると、現像剤像が被転写媒体に転写された後に、像担持体上に残存する現像剤が現像剤担持体によって回収されるので、像担持体上に残存する現像剤を回収するための貯留手段を設ける必要がなく、装置構成の簡易化および装置の小型化を図ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの第1の実施形態を示す要部側断面図であり、図2は、図1に示すカラーレーザプリンタの開閉カバーが開状態である態様を示す要部側断面図であり、図3は、図1に示すカラーレーザプリンタのプロセス部を示す要部拡大側断面図(ブラック現像カートリッジおよびそれに対応するドラムカートリッジのみが本体ケーシングに装着されている状態)である。
【0035】
図1において、このカラーレーザプリンタ1は、縦置きタイプの直接転写方式のタンデム式カラーレーザプリンタであって、本体ケーシング2内に、被転写媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。なお、以下の説明において、図1における操作パネル2aが設けられる左側を、カラーレーザプリンタ1の前側とし、右側を、カラーレーザプリンタ1の後側とする。
【0036】
本体ケーシング2は、略矩形ボックス状をなし、その前側には、開閉部材としての開閉カバー6が設けられ、その前側上面には、カラーレーザプリンタ1の動作状態などが表示される液晶パネルや、各条件を設定するユーザが操作可能なボタンを備える操作パネル2aが設けられている。また、本体ケーシング2の上部には、後述する排紙トレイ59が形成されている。
【0037】
開閉カバー6は、板状に形成されており、その下方一端部が、ヒンジ7を介して本体ケーシング2に連結されている。これにより、開閉カバー6は、このヒンジ7を支点として、本体ケーシング2に対して開閉可能に揺動される。そして、図2に示すように、開閉カバー6を開状態にすると、本体ケーシング2の前側が開口される開口部8が形成され、この開口部8において、用紙3のジャム処理や消耗部品などの交換をすることができ、また、図1に示すように、開閉カバー6を閉状態にすると、カラーレーザプリンタ1が印刷可能な状態にセットされる。
【0038】
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に設けられており、着脱可能に装着される給紙トレイ9と、その給紙トレイ9の一端部上方に配置される給紙ローラ10と、給紙ローラ10の上方であって、後述する転写駆動ローラ45と搬送ベルト47を挟んで対向配置される搬送ローラ10aとを備えている。給紙トレイ9内には、給紙ローラ10に対向する一端部が上下方向に揺動可能な用紙押圧板11が設けられており、その用紙押圧板11上に、用紙3が積層状にスタックされている。用紙押圧板11は、図示しないばねによって裏面から付勢されており、用紙押圧板11上の最上位にある用紙3は、そのばねによって給紙ローラ10に向かって押圧され、その給紙ローラ10の回転によって1枚毎に給紙される。このようにして給紙ローラ10によって給紙された用紙3は、搬送ローラ10aによって、転写位置(感光体ドラム34と搬送ベルト47との接触部分)に送られる。
【0039】
画像形成部5は、プロセス部12、転写手段としての転写部13、定着部14などを備えている。
【0040】
プロセス部12は、現像部としての現像カートリッジ15、像担持部としてのドラムカートリッジ16、および、露光手段としてのスキャナユニット17を備えており、各色毎に複数(4つ)設けられている。また、各プロセス部12は、略鉛直方向において、それぞれ所定間隔を隔てて並列状に設けられている。
【0041】
現像カートリッジ15は、イエロー現像カートリッジ15Y、マゼンタ現像カートリッジ15M、シアン現像カートリッジ15Cおよびブラック現像カートリッジ15Kの4つの現像カートリッジ15からなり、これら各現像カートリッジ15は、後で詳述するが、本体ケーシング2に対して、開閉カバー6の開状態により開口される開口部8からそれぞれ独立して着脱可能に設けられている。
【0042】
各現像カートリッジ15は、それぞれ、現像剤収容室としてのトナー収容部18、供給ローラ19、現像剤担持体としての現像ローラ20、層厚規制ブレード21などを備えている。
【0043】
また、各現像カートリッジ15には、図3に示すように、その前端部に掴み部材としての掴み部22が設けられており、その幅方向(平面視において前後方向と直交する方向。以下同じ。)両側部には、現像側案内突起23および圧接突起24が設けられている。また、各現像カートリッジ15は、その前側上部が、現像ローラ20の一部が露出するように開口されている(図1参照)。
【0044】
掴み部22は、側面視略半円弧状をなし、現像カートリッジ15の前端部において前方に突出するように設けられている。この掴み部22は、現像カートリッジ15の幅方向両側、すなわち、現像ローラ20の軸方向両側に、対向状に2つ設けられている。
【0045】
現像側案内突起23は、略円柱状に形成されており、現像カートリッジ15の幅方向両側面において、現像カートリッジ15の前側で、現像カートリッジ15の上面に沿って幅方向両外方に突出するようにそれぞれ設けられている。
【0046】
また、圧接突起24は、略円柱状に形成されており、現像カートリッジ15の幅方向両側面において、現像カートリッジ15の後側で、現像カートリッジ15の上下方向(側面視において前後方向と直交する方向。以下同じ。)略中央部から、幅方向両外方に突出するようにそれぞれ設けられている。
【0047】
そして、現像側案内突起23は、本体ケーシング2内の幅方向両側に設けられるサイドプレート2bに形成される、ガイド部としての第1ガイド溝25に係合される。
【0048】
各第1ガイド溝25は、本体ケーシング2において、略鉛直方向に所定間隔を隔てて並列状に設けられ、本体ケーシング2における各現像カートリッジ15の装着位置の前後方向、すなわち、現像カートリッジ15の着脱方向に沿って形成されている。より具体的には、この第1ガイド溝25は、その前端部が、開閉カバー6の開状態において開口部8に向けて開口され、その後端部(最深部分)が、現像側案内突起23が後端部に位置したときに、現像カートリッジ15が現像側案内突起23を中心にして回動することにより、現像ローラ20が感光体ドラム34と対向接触されるような、略水平方向に延びる溝として形成されている。
【0049】
また、第1ガイド溝25の後端部には、位置決め突起26が設けられている。
【0050】
位置決め突起26は、略三角形状をなし、第1ガイド溝25の上下方向において、互いに対向するように2つ設けられている。各位置決め突起26は、図示しないばねによって、互いに近接する方向に向かって弾力的に付勢されており、現像カートリッジ15が現像側案内突起23を中心に回動するよう、現像側案内突起23を位置決めする。
【0051】
また、圧接突起24は、本体ケーシング2内の幅方向両側に設けられるサイドプレート2bに形成される、ガイド部としての第2ガイド溝27に係合される。
【0052】
各第2ガイド溝27は、本体ケーシング2内において、略鉛直方向に所定間隔を隔てて並列状に設けられ、本体ケーシング2における各現像カートリッジ15の装着位置の前後方向、すなわち、現像カートリッジ15の着脱方向に沿って形成されている。より具体的には、この第2ガイド溝27は、その前端部が、開閉カバー6の開状態において開口部8に向けて開口され、その後端部(最深部分)が、圧接突起24が後端部に位置したときに、現像ローラ20が感光体ドラム34と対向されるような、略水平方向に延びる溝として形成されている。
【0053】
また、第2ガイド溝27の後端部には、側面視において、圧接突起24よりも大径の略円形状に形成され、圧接突起24が上下方向に遊動可能な遊動溝27aが形成されている。
【0054】
また、この第2ガイド溝27の後端部には、付勢手段としての付勢部材28が設けられている。付勢部材28は、揺動アーム29およびばね30などを備えている。
【0055】
揺動アーム29は、その前端部が、圧接突起24を上下方向において狭持状に受け入れ可能な側面視略コ字状をなし、その後端部が、本体ケーシング2に設けられる揺動軸31に揺動可能に支持されている。
【0056】
これによって、揺動アーム29は、その後端部が揺動軸31を支点として揺動されることにより、その前端部が遊動溝27aと対向する位置で上下方向に揺動される。
【0057】
ばね30は、その一端が揺動アーム29の長手方向途中に当接された状態で、その他端がその一端の上方において、本体ケーシング2に設けられる固定板32に固定されている。
【0058】
これによって、揺動アーム29は、このばね30によって、常には下方に向けて付勢され、その前端部における略コ字状とされた上側の部材29aが第2ガイド溝27と対向する位置で保持されるように、図示しないピンに当接する。
【0059】
なお、この揺動アーム29の前端部の上側の部材29aは、その前端面が、後述するように、圧接突起24を前端部の略コ字状内に案内できるような傾斜面として形成されている。
【0060】
そして、現像カートリッジ15が本体ケーシング2内に装着されている状態では、現像カートリッジ15の現像側案内突起23が、第1ガイド溝25の後端部において、位置決め突起26によって前方への移動が規制された状態で、圧接突起24が、遊動溝27a内において、揺動アーム29の前端部の略コ字状内に狭持され、ばね30の付勢力によって下方に向かって押圧されている。これによって、現像カートリッジ15は、その後側が下方に付勢されるので、現像側案内突起23を支点として、その前側が上方に付勢される。そのため、現像カートリッジ15の現像ローラ20が、後述するドラムカートリッジ16の感光体ドラム34に向けて圧接される。
【0061】
トナー収容部18は、現像カートリッジ15の内部空間として形成されており、図1に示すように、トナー収容部18の前後方向に沿って、アジテータ33が、たとえば、複数(この実施形態では3つ)設けられている。また、トナー収容部18には、各現像カートリッジ15毎に、イエロー現像カートリッジ15Yにはイエロー、マゼンタ現像カートリッジ15Mにはマゼンタ、シアン現像カートリッジ15Cにはシアンおよびブラック現像カートリッジ15Kにはブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の現像剤としてのトナーがそれぞれ充填されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる略球形の重合トナーが使用されている。なお、このようなトナーには、各色に対応した着色剤やワックスが配合され、シリカなどの外添剤を添加することによって流動性の向上が図られており、その粒子径は、約6〜10μm程度とされている。
【0062】
そして、トナー収容部18のトナーは、トナー収容部18に設けられたアジテータ33の回転および撹拌によって、トナー収容部18の側方に開口されたトナー供給口から供給ローラ19に向けて放出される。
【0063】
トナー供給口の側方には、供給ローラ19が回転可能に配設されており、また、この供給ローラ19の上方において、供給ローラ19に対向して現像ローラ20が回転可能に配設されている。そして、これら供給ローラ19と現像ローラ20とは、供給ローラ19がある程度圧縮されて互いに当接される状態で現像カートリッジ15に回転可能に支持されている。
【0064】
供給ローラ19には、金属製のローラ軸に、導電性のスポンジ部材からなるローラが被覆されている。
【0065】
現像ローラ20には、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料である弾性部材からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ20のローラは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ部分と、そのローラ部分の表面に被覆される、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされる、コート層との2層構造によって形成されている。また、この現像ローラ20は、その上部が現像カートリッジ15の開口部から上方に向かって露出するように配置され(図3参照)、現像時には、図示しない電源から現像バイアスが印加される。
【0066】
層厚規制ブレード21は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えており、ブレード本体の一端部が、現像ローラ20の近くにおいて現像カートリッジ15に支持され、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ20上に圧接されるように設けられている。
【0067】
そして、トナー供給口から放出されるトナーは、供給ローラ19の回転により、現像ローラ20に供給され、このとき、供給ローラ19と現像ローラ20との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ20上に供給されたトナーは、現像ローラ20の回転に伴って、層厚規制ブレード21の押圧部と現像ローラ20との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ20上に担持される。
【0068】
各ドラムカートリッジ16は、各プロセス部12における各色毎の現像カートリッジ15の上方にそれぞれ配置され、後で詳述するが、本体ケーシング2に対して、開閉カバー6の開状態により開口される開口部8からそれぞれ独立して着脱可能に設けられている。また、各ドラムカートリッジ16は、像担持体としての感光体ドラム34およびスコロトロン型帯電器35などを備えている。また、各ドラムカートリッジ16には、図3に示すように、その前端部に掴み部材としての掴み部36が設けられており、その幅方向両側部には、係合部としてのドラム側案内突起37が設けられている。また、各ドラムカートリッジ16は、その前側下部が、後述する感光体ドラム34の一部が露出するように開口されている(図1参照)。
【0069】
掴み部36は、側面視略半円弧状をなし、ドラムカートリッジ16の前端部において前方に突出するように設けられている。この掴み部36は、ドラムカートリッジ16の幅方向両側、すなわち、感光体ドラム34の軸方向両側に、対向状に2つ設けられている。
【0070】
ドラム側案内突起37は、略円柱状に形成されており、ドラムカートリッジ16の幅方向両側面において、ドラムカートリッジ16の略中央部で、その幅方向両外方に突出するようにそれぞれ設けられている。
【0071】
そして、ドラム側案内突起37は、本体ケーシング2内の幅方向両側に設けられるサイドプレート2bに形成される、ガイド部としての第3ガイド溝38に係合される。
【0072】
各第3ガイド溝38は、本体ケーシング2において、略鉛直方向に所定間隔を隔てて並列状に設けられ、本体ケーシング2における各ドラムカートリッジ16の装着位置の前後方向、すなわち、ドラムカートリッジ16の着脱方向に沿って形成されている。より具体的には、この第3ガイド溝38は、その前端部が、開閉カバー6の開状態において開口部8に向けて開口され、その後端部(最深部分)が、ドラム側案内突起37が後端部に位置したときに、現像ローラ20が感光体ドラム34と対向接触されるような、略水平方向に延びる溝として形成されている。
【0073】
また、第3ガイド溝38の後端部には、位置決め突起39が設けられている。
【0074】
位置決め突起39は、略三角形状をなし、第3ガイド溝38の上下方向において、互いに対向するように2つ設けられている。また、各位置決め突起39は、図示しないばねによって、互いに近接する方向に向かって弾力的に付勢されている。
【0075】
そして、ドラムカートリッジ16が本体ケーシング2内に装着されている状態では、ドラムカートリッジ16のドラム側案内突起37が、第3ガイド溝38の後端部において、位置決め突起39によって前方への移動が規制されている。
【0076】
感光体ドラム34は、図1に示すように、現像ローラ20の上方において、その現像ローラ20に接触するような状態でドラムカートリッジ16に回転可能に配設されている。これによって、現像ローラ20と感光体ドラム34とは、各色毎に、本体ケーシング2内の略鉛直方向、すなわち、現像ローラ20と感光体ドラム34との着脱方向と直交する方向において、交互に配置され、より具体的には、後述する搬送ベルト47によって搬送される用紙3の搬送方向と平行するように交互に配置される。
【0077】
また、このような配置においては、図4に示すように、各色毎における、感光体ドラム34の回転中心Pと、感光体ドラム34における現像ローラ20と対向する現像位置Dとを通過する線X1と、感光体ドラム34における回転中心Pと、感光体ドラム34における搬送ベルト47によって搬送される用紙3と対向する転写位置Tとを通過する線X2とが略直交するように、これら感光体ドラム34および現像ローラ20が配置される。
【0078】
また、このような配置においては、現像カートリッジ15とドラムカートリッジ16とが、現像ローラ20と感光体ドラム34との接触部分(感光体ドラム34に対して現像ローラ20が圧接され、現像ローラ20の表面が感光体ドラム34の表面に沿って窪む部分)を除いて、着脱方向において重ならないように配置されている。
【0079】
なお、本実施形態では、現像ローラ20と感光体ドラム34とを接触させているため、現像ローラ20と感光体ドラム34との接触部分が着脱方向において重なる場合があるが、現像ローラ20と感光体ドラム34とを非接触とする、いわゆる、ジャンピング現像方式では、現像ローラ20と感光体ドラム34とが接触しないため、現像ローラ20と感光体ドラム34とは、着脱方向において重なる部分を生じない。
【0080】
また、この感光体ドラム34は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面が、ポリカーボネートを主成分とする、有機感光体の感光層によって形成されており、ドラムカートリッジ16に回転可能に支持されている。
【0081】
スコロトロン型帯電器35は、図1に示すように、各感光体ドラム34における後述する搬送ベルト47と反対側の側方に、各感光体ドラム34に接触しないように、所定間隔を隔ててそれぞれ配設されている。このスコロトロン型帯電器35は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム34の表面を一様に正極性に帯電させるように、ドラムカートリッジ16に固定されている。
【0082】
各スキャナユニット17は、各プロセス部12において、各色毎の現像カートリッジ15の上方であって、かつ、感光体ドラム34における転写位置の反対側(後側)に配置され、本体ケーシング2に固定されている。各スキャナユニット17は、筐体として形成され、図示しないレーザ発光部、回転駆動されるポリゴンミラー40、レンズ41および42、反射鏡43および44などを備えている。
【0083】
そして、このスキャナユニット17では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー40、レンズ41、反射鏡43および44、レンズ42の順に通過あるいは反射させて、感光体ドラム34の表面上に高速走査にて照射させている。
【0084】
そして、各色毎のトナーは、各プロセス部12において、次のように露光および現像される。すなわち、まず、感光体ドラム34の回転によって、その感光体ドラム34の表面が、スコロトロン型帯電器35により一様に正帯電された後、スキャナユニット17からの発光により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ20の回転により、現像ローラ20上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム34に対向して接触する時に、感光体ドラム34の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム34の表面のうち、スキャナユニット17によって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによってトナー像が形成され、これによって反転現像が達成される。
【0085】
転写部13は、本体ケーシング2内において、略鉛直方向に配置される各感光体ドラム34における各スキャナユニット17の反対側(前側)において、各感光体ドラム34と対向するように略鉛直方向に沿って配置されている。この転写部13は、転写駆動ローラ45と、転写従動ローラ46と、エンドレスベルトからなる搬送ベルト47と、転写ローラ48と、ベルトクリーナ49とを備えている。
【0086】
転写駆動ローラ45は、イエロー現像カートリッジ15Yの感光体ドラム34よりも下方であって、給紙ローラ10の上方斜め前側に配置されている。転写従動ローラ46は、ブラック現像カートリッジ15Kの感光体ドラム34よりも上方であって、定着部14よりも下方斜め前側に配置されている。
【0087】
また、搬送ベルト47は、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂からなり、転写駆動ローラ45と転写従動ローラ46との間に巻回されている。搬送ベルト47は、巻回されている後側の接触面が、各ドラムカートリッジ16の感光体ドラム34のすべてと対向接触するように、配置されている。
【0088】
そして、転写駆動ローラ45の駆動により、転写従動ローラ46が従動され、搬送ベルト47が、これら転写駆動ローラ45および転写従動ローラ46の間を、各ドラムカートリッジ16の感光体ドラム34と対向接触する接触面において、感光体ドラム34と同方向に回転するように周回移動される。
【0089】
また、転写ローラ48は、巻回されている搬送ベルト47内において、各ドラムカートリッジ16の感光体ドラム34と、搬送ベルト47を挟んで対向するように、それぞれ配置されている。この転写ローラ48は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラが被覆されている。また、転写ローラ48は、搬送ベルト47と対向接触する接触面において、搬送ベルト47の周回移動方向と同方向に回転するように回転可能に設けられており、転写時において、図示しない電源から転写バイアスが印加される。
【0090】
ベルトクリーナ49は、搬送ベルト47における各感光体ドラム34の反対側(前側)であって、転写駆動ローラ45から転写従動ローラ46に至る間に配置されるクリーナケーシング50内に、クリーナブラシ51、回収ローラ52、回収ボックス53およびスクレーパ54を備えている。
【0091】
クリーナブラシ51は、円筒状の本体にブラシが放射状に形成されており、搬送ベルト47の前側の接触面にブラシが接触状に対向するような状態において、回転可能に配設されている。クリーナブラシ51の円筒状の本体には、クリーニング時に、図示しない電源から搬送ベルト47との間に電位差が与えられるようなクリーニングバイアスが印加される。
【0092】
回収ローラ52は、金属製のローラからなり、クリーナブラシ51の下方において、このクリーナブラシ51のブラシに接触状に対向するような状態において、回転可能に配設されている。また、この回収ローラ52は、クリーニング時に、図示しない電源からクリーナブラシ51との間に電位差が与えられるような回収バイアスが印加される。
【0093】
回収ボックス53は、回収ローラ52の下方において、その回収ローラ52に対向する部分が開口されており、その開口部分の近傍に、回収ローラ52上に圧接されるスクレーパ54が設けられている。
【0094】
また、この転写部13は、本体ケーシング2の開閉カバー6に一体的に支持されている。そのため、図2に示すように、開閉カバー6を開状態にすると、転写部13は、その開状態とされた開閉カバー6と一体的に移動して略水平方向に配置され、また、開閉カバー6を閉状態とすると、図1に示すように、転写部13は略鉛直方向に配置され、搬送ベルト47が各感光体ドラム34に圧接される。
【0095】
そして、フィーダ部4から給紙された用紙3は、搬送ローラ10aの案内により、下側から上側に向かって、転写駆動ローラ45の駆動および転写従動ローラ46の従動により周回移動される搬送ベルト47に搬送され、その搬送ベルト47と、各ドラムカートリッジ16の感光体ドラム34との間(転写位置)を順次通過し、その通過している間に、各ドラムカートリッジ16の感光体ドラム34に形成されている各色毎のトナー像が順次転写され、これにより、用紙3にカラー画像が形成される。
【0096】
すなわち、たとえば、イエロー現像カートリッジ15の感光体ドラム34上に形成されたイエローのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、マゼンタ現像カートリッジ15Mの感光体ドラム34上に形成されたマゼンタのトナー像が、既にイエローのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写され、同様の操作が、シアン現像カートリッジ15Cによって形成されるシアンのトナー像、ブラック現像カートリッジ15Kによって形成されるブラックのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
【0097】
なお、用紙3にカラー画像が転写された後に、搬送ベルト47上に付着したトナーは、クリーナブラシ51と対向した時に、クリーナブラシ51によって掻き取られながらそのクリーナブラシ51に印加されるクリーニングバイアスによってブラシに付着される。その後、クリーナブラシ51に付着されたトナーは、回収ローラ52と対向した時に、回収ローラ52に印加される回収バイアスによって回収ローラ52に付着され、次いで、スクレーパ54によって掻き取られて回収ボックス53に回収される。
【0098】
また、このカラーレーザプリンタ1では、用紙3への転写後に、各感光体ドラム34の表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ20によって回収する、いわゆるクリーナレス現像方式によって、その残存トナーを回収している。すなわち、感光体ドラム34が回転することによって、再び、スコロトロン型帯電器35によって感光体ドラム34の表面が帯電され、次に、スキャナユニット17によって露光される。そして、現像ローラ20と感光体ドラム34とが接触すると、感光体ドラム34の表面上の未露光部分の残存トナーが、電位差によって、現像ローラ20側に移動して回収される。なお、露光部分の残存トナーは、現像ローラ20からの新たなトナーと一緒にトナー像を形成する。
【0099】
なお、感光体ドラム34の周速と現像ローラ20の周速とには、周速差をもたせて、感光体ドラム34から現像ローラ20に電位差によって残存トナーを回収しやすいようにしてある。具体的には、現像ローラ20の周速は、感光体ドラム34の周速の1.6倍である。また、重合トナーであるので、残存トナーが少なく、かつ、電位差によって移動しやすいので、現像ローラ20にて残存トナーを良好に回収することができる。
【0100】
このようなカラー画像の形成において、このカラーレーザプリンタ1では、感光体ドラム34を各色毎に備えるタンデム方式の装置構成であるため、モノクロ画像を形成する速度とほぼ同じ速度で、各色毎のトナー像を形成して、迅速なカラー画像の形成を達成することができる。
【0101】
定着部14は、転写部13の上方に配置されており、カラー画像が転写されている用紙3の表面に接触する第1加熱ローラ55と、第1加熱ローラ55と用紙3を挟んで対向配置され、用紙3の裏面に接触する第2加熱ローラ56と、これら第1加熱ローラ55および第2加熱ローラ56に対して上方に設けられる1対の搬送ローラ57とを備えている。
【0102】
第1加熱ローラ55は、アルミニウムなどの金属からなる円筒状の素管内に、加熱のためのハロゲンランプを備え、素管の外側には弾性層が設けられている。第2加熱ローラ56も、第1加熱ローラ55と同じく、アルミニウムなどの金属からなる円筒状の素管内に、加熱のためのハロゲンランプを備え、素管の外側には弾性層が設けられており、第1加熱ローラ55を押圧するように設けられている。
【0103】
そして、これら第1加熱ローラ55および第2加熱ローラ56によって、用紙3上に転写されたカラー画像を、用紙3がこれら第1加熱ローラ55および第2加熱ローラ56との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ57によって、排紙ローラ58に搬送するようにしている。
【0104】
排紙ローラ58は、搬送ローラ57の上方であって、排紙口近傍に配設されており、搬送ローラ57から搬送されてきた用紙3は、この排紙ローラ58によって排紙トレイ59上に排紙される。
【0105】
そして、このようなカラーレーザプリンタ1では、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を、一方の本体ケーシング2に対する装着の有無にかかわらず、他方を独立して着脱することができる。たとえば、現像カートリッジ15のみを着脱する場合には、まず、開閉カバー6を開状態として転写部13を略水平方向に配置する。そうすると、図2に示すように、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16が、本体ケーシング2の前側において露出する開口部8が形成される。
【0106】
次いで、上記したように、本体ケーシング2内に装着されている各現像カートリッジ15を本体ケーシング2から脱離させる場合には、現像カートリッジ15の掴み部22を把持して、やや下方に引き下げる。そうすると、各現像カートリッジ15の後側が現像側案内突起23を支点として上方へ付勢されるので、第2ガイド溝27の遊動溝27a内に配置され、揺動アーム29の前端部の略コ字状内に狭持される圧接突起24が、揺動アーム29の前端部の上側の部材29aを上方へ押圧し、揺動アーム29は、ばね30の付勢力に抗して揺動軸31を支点として、その前端部が上方に揺動される。これによって、圧接突起24が遊動溝27a内を上方に移動する。
【0107】
次いで、各現像カートリッジ15の掴み部22を狭持したまま、現像カートリッジ15を本体ケーシング2に対して前側に引き抜く。そうすると、第1ガイド溝25の後端部に配置されている現像側案内突起23が、位置決め突起26の付勢力に抗して位置決め突起26を押し下げるようにしてその位置決め突起26を乗り越えて、第1ガイド溝25に沿って前方へ案内され、また、圧接突起24が第2ガイド溝27に沿って前方に案内されながら、現像カートリッジ15が前側に移動され、その後、仮想線で示すように、各現像カートリッジ15が本体ケーシング2から脱離され、開口部8から取り出される。
【0108】
また、各現像カートリッジ15を本体ケーシング2内に装着する場合には、開閉カバー6の開状態において、各現像カートリッジ15の掴み部22を把持して、開口部8から各現像カートリッジ15を本体ケーシング2へ挿入しつつ、まず、第2ガイド溝27に圧接突起24を係合させ、次いで、現像側案内突起23を第1ガイド溝25に係合させる。その後、現像カートリッジ15を本体ケーシング2に対して後側に押し入れる。そうすると、現像側案内突起23が第1ガイド溝25に沿って後方に案内され、圧接突起24が第2ガイド溝27に沿って後方に案内されながら、現像カートリッジ15が後側に移動される。その後、現像側案内突起23が位置決め突起26の付勢力に抗して、位置決め突起26を押し下げるようにして、その位置決め突起26を乗り越えて、第1ガイド溝25の後端部において、位置決め突起26によって前方への移動が規制された状態で配置される。また、圧接突起24が揺動アーム29の前端部の上側の部材29aに当接して、その揺動アーム29の前端部の略コ字状内に案内されるので、それに従って、揺動アーム29が揺動軸31を支点として、その前端部が一旦上方に移動するように揺動された後、圧接突起24が遊動溝27a内に配置されると、ばね30の付勢力によって、揺動アーム29が下方に向けて付勢され、その前端部が下方に移動されるので、それに従って、圧接突起24が下方に向かって移動される。そうすると、各現像カートリッジ15は、その後側が下方に付勢されるので、現像側案内突起23を支点として、その前側が上方に付勢され、現像ローラ20が感光体ドラム34に向けて圧接される。
【0109】
また、たとえば、ドラムカートリッジ16を着脱する場合には、上記と同様に、まず、開閉カバー6を開状態として転写部13を略水平方向に配置する。そうすると、図2に示すように、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16が、本体ケーシング2の前側において露出する開口部8が形成される。
【0110】
次いで、本体ケーシング2内に装着されている各ドラムカートリッジ16を本体ケーシング2から脱離させる場合には、ドラムカートリッジ16の掴み部36を把持して、ドラムカートリッジ16を本体ケーシング2に対して前側に引き抜く。そうすると、第3ガイド溝38の後端部に配置されているドラム側案内突起37が、位置決め突起39の付勢力に抗して位置決め突起39を押し下げるようにしてその位置決め突起39を乗り越えて、第3ガイド溝38に沿って前方へ案内されながら、ドラムカートリッジ16が前側に移動され、その後、仮想線で示すように、各ドラムカートリッジ16が本体ケーシングから脱離され、開口部8から取り出される。
【0111】
また、各ドラムカートリッジ16を本体ケーシング2内に装着する場合には、開閉カバー6の開状態において、各ドラムカートリッジ16の掴み部36を把持して、開口部8からドラムカートリッジ16を本体ケーシング2へ挿入しつつ、ドラム側案内突起37を第3ガイド溝38に係合させる。その後、各ドラムカートリッジ16を本体ケーシング2に対して後側に押し入れる。そうすると、ドラム側案内突起37が第3ガイド溝38に沿って後方に案内されながら、ドラムカートリッジ16が後側に移動される。その後、ドラム側案内突起37が位置決め突起39の付勢力に抗して、位置決め突起39を押し下げるようにして、その位置決め突起39を乗り越えて、第3ガイド溝38の後端部において、位置決め突起39によって前方への移動が規制された状態で配置される。
【0112】
なお、上記した各現像カートリッジ15または各ドラムカートリッジ16の着脱において、互いに接触している現像ローラ20と感光体ドラム34とは摺動するが、互いに回転するため、それらの損傷は生じにくい。
【0113】
このようにして、このカラーレーザプリンタ1では、本体ケーシング2に対して、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を、一方の本体ケーシング2に対する装着の有無にかかわらず、他方を独立して着脱することができるので、トナーエンプティとなったときには、上記したように、現像カートリッジ15のみを交換して、高価なドラムカートリッジ16をそのまま寿命まで使用することができる。そのため、ランニングコストの低減化を図ることができる。また、使用済みの現像カートリッジ15のみを廃棄すればよいため、産業廃棄物の削減を図ることができ、環境にやさしいカラーレーザプリンタ1を提供することができる。
【0114】
また、このカラーレーザプリンタ1では、開閉カバー6が開状態にあるときに、本体ケーシング2の前側に開口される開口部8において、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を円滑に着脱させることができる。また、転写部13が、各現像カートリッジ15や各ドラムカートリッジ16の着脱方向に設けられているため、用紙3のジャムが発生した場合の処理と、現像カートリッジ15やドラムカートリッジ16の交換とを同じ方向から行なうことができ、利便性が高い。
【0115】
また、このカラーレーザプリンタ1では、各現像ローラ20と各感光体ドラム34とは、搬送ベルト47によって搬送される搬送方向と平行するように、より具体的には、感光体ドラム34の回転中心Pと感光体ドラム34における現像ローラ20と対向するDとを通過する線X1と、感光体ドラム34における回転中心Pと感光体ドラム34における搬送ベルト47によって搬送される用紙3と対向する転写位置Tとを通過する線X2とが略直交するように、配置されているので、各現像ローラ20と各感光体ドラム34との互いに独立した交換の容易化を図ることができる。しかも、このカラーレーザプリンタ1では、各感光体ドラム34における転写位置の反対側に、各スキャナユニット17が、各感光体ドラム34に対応して設けられているので、各スキャナユニット17を、各現像ローラ20および各感光体ドラム34の交換を阻害することなく、かつ、装置の小型化を図りつつ配置することができる。
【0116】
そして、このカラーレーザプリンタ1では、各現像カートリッジ15または各ドラムカートリッジ16を交換する場合には、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を、カラーレーザプリンタ1に対して、同一方向(前側)から着脱することができるので、操作性の向上を図ることができる。
【0117】
また、このカラーレーザプリンタ1において、現像カートリッジ15またはドラムカートリッジ16を交換する場合には、現像カートリッジ15の掴み部22またはドラムカートリッジ16の掴み部36を把持して、これら現像カートリッジ15またはドラムカートリッジ16を、本体ケーシング2に対して着脱させることにより、掴み部22または36を把持するときに、誤って現像ローラ20または感光体ドラム34に直接触れるなどして、それらを傷つけたりすることなく、現像カートリッジ15またはドラムカートリッジ16の交換の容易化を図ることができる。
【0118】
しかも、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16の交換においては、掴み部22および36を把持して現像カートリッジ15およびドラムカートリッジ16を、本体ケーシング2に対して着脱させれば、これらの交換の円滑化を図りつつ、円滑な着脱作業を確保することができ、着脱作業における操作性の向上を図ることができる。
【0119】
そして、このカラーレーザプリンタ1において、現像カートリッジ15およびドラムカートリッジ16の装着時には、現像カートリッジ15およびドラムカートリッジ16を、それぞれ、本体ケーシング2のサイドプレート2bに設けられる第1ガイド溝25および第3ガイド溝38によって案内することができ、かつ、現像カートリッジ15およびドラムカートリッジ16が後端部に至ると、位置決め突起26および位置決め突起39によって、それぞれその後端部において位置決めされるので、現像カートリッジ15およびドラムカートリッジ16を装着して位置決めすることができる。そのため、現像カートリッジ15およびドラムカートリッジ16の着脱作業の容易化を図りつつ、色ずれの少ないカラー画像の形成を達成することができる。
【0120】
さらに、このカラーレーザプリンタ1においては、付勢部材28によって、現像カートリッジ15の現像ローラ20が、位置決め突起39によって位置決めされているドラムカートリッジ16の感光体ドラム34に向かって付勢されるので、現像ローラ20と感光体ドラム34とを、位置決めされた状態で接触させることができる。そのため、画像の形成不良を防止して、高画質のカラー画像を形成することができる。
【0121】
そして、このカラーレーザプリンタ1では、感光体ドラム34に担持されるトナー像が用紙3に転写された後に感光体ドラム34上に残存するトナーを、現像ローラ20によって回収するようにしているので、このようなクリーナレス現像方式によれば、残存トナーを回収して収容するための廃トナー貯留部を不要とすることができる。そのため、装置構成の簡易化および装置の小型化を図ることができ、その結果、廃トナー貯留部を設けるスペースを不要として、現像カートリッジ15とスキャナユニット17とを、略鉛直方向において重なって配置させて、カラーレーザプリンタ1を設置するための面積を小さくすることができる。
【0122】
また、図1ないし図4では、縦置きタイプの直接転写方式のタンデム式カラーレーザプリンタ1について説明したが、この発明は、たとえば、図5および図6に示すように、第2の実施形態として、横置きタイプの中間転写方式のタンデム式カラーレーザプリンタ1についても適用することができる。なお、図5および図6において、図1および図2に示された部材と同様の部材については、図1および図2に示した参照符号と同一の参照符号を付して示し、以下に述べる以外は同様の構成を備えている。なお、以下の説明において、図5において操作パネル2aが設けられる右側を、カラーレーザプリンタ1の前側とし、左側を、カラーレーザプリンタ1の後側とする。
【0123】
図5に示すカラーレーザプリンタ1には、本体ケーシング2の前後方向に沿って配置される転写手段としての中間転写機構部71が設けられており、上記した第1の実施形態における露光ユニットとしてのスキャナユニット17の代わりに、LEDアレイ72が設けられている。
【0124】
本体ケーシング2には、開閉部材としての開閉カバー6が設けられている。
【0125】
この開閉カバー6は、本体ケーシング2の上側を覆い、その後側端部が、ヒンジ7を介して本体ケーシング2に連結されている。この開閉カバー6は、このヒンジ7を支点として、本体ケーシング2に対して開閉可能に揺動され、図6に示すように、開閉カバー6を開状態にすると、本体ケーシング2の上側が開口される開口部8が形成され、また、図5に示すように、開閉カバー6を閉状態にすると、カラーレーザプリンタ1が印刷可能な状態にセットされる。
【0126】
現像カートリッジ15は、第1の実施形態における現像カートリッジ15と同様に、トナー収容部18、供給ローラ19、現像ローラ20、層厚規制ブレード21、アジテータ33などを備えており、中間転写機構部71に沿って、本体ケーシング2の前後方向に並列状に配置されている。
【0127】
なお、各現像カートリッジ15は、本体ケーシング2のサイドプレートに略水平方向に所定間隔を隔てて並列状に設けられ、本体ケーシング2における各現像カートリッジ15の装着位置の上下方向、すなわち、各現像カートリッジ15の着脱方向に沿って形成される、上記した第1の実施形態と同様の第1ガイド溝および第2ガイド溝に沿って本体ケーシング2の上下方向に着脱可能とされている。
【0128】
ドラムカートリッジ16は、上記した第1の実施形態におけるドラムカートリッジ16と同様に、感光体ドラム34およびスコロトロン型帯電器35などを備えており、本体ケーシング2における各現像カートリッジ15の後側で、後述する中間転写機構部71に沿って、本体ケーシング2の前後方向に並列状に配置されている。なお、ドラムカートリッジ16は、本体ケーシング2のサイドプレートに略水平方向に所定間隔を隔てて並列状に設けられ、本体ケーシング2における各ドラムカートリッジ16の装着位置の上下方向、すなわち、各ドラムカートリッジ16の着脱方向に沿って形成される、上記した第1の実施形態と同様の第3ガイド溝に沿って本体ケーシング2の上下方向に着脱可能とされている。
【0129】
そして、各現像ローラ20と各感光体ドラム34とは、このような配置によって、後述する被転写媒体としての中間転写ベルト75の感光体ドラム34と対向する領域における周回移動方向と平行するように交互に配置される。
【0130】
LEDアレイ72は、本体ケーシング2における現像カートリッジ15の後側であって、感光体ドラム34における次に述べる中間転写ベルト75と対向する転写位置の反対側(下側)に配置されている。また、LEDアレイ72は、多数のLEDが配列されることにより構成されており、画像データに基づくLEDの発光により、感光体ドラム34の表面を露光照射するように設けられている。
【0131】
中間転写機構部71は、本体ケーシング2内において、各感光体ドラム34と対向するように本体ケーシング2の前後方向に沿って配置されている。この中間転写機後部71は、本体ケーシング2の後側に設けられる中間転写ベルト駆動ローラ73と、本体ケーシング2の前側に設けられる中間転写ベルト従動ローラ74と、これら中間転写ベルト駆動ローラ73および中間転写ベルト従動ローラ74の外周に巻回され、略水平方向に延びる中間転写ベルト75と、1次転写ローラ76と、2次転写ローラ77と、ベルトクリーナ49とによって構成されている。
【0132】
この中間転写機構部71では、中間転写ベルト駆動ローラ73の駆動により中間転写ベルト従動ローラ74が従動され、これによって、中間転写ベルト75における各感光体ドラム34と対向する転写面が、カラーレーザプリンタ1の前方から後方に向かうように周回移動される。
【0133】
1次転写ローラ76は、中間転写ベルト75を挟んで、各感光体ドラム34と対向するようにそれぞれ配設されている。この1次転写ローラ76は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、図示しない電源によって転写バイアスが印加される。
【0134】
2次転写ローラ77は、中間転写機構部71の中間転写ベルト駆動ローラ73と中間転写ベルト75を挟んで対向する位置に回転可能に配設されている。2次転写ローラ77は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、図示しない電源によって転写バイアスが印加される。
【0135】
ベルトクリーナ49は、中間転写ベルト75における各感光体ベルト34の反対側(上側)であって、中間転写ベルト駆動ローラ73から中間転写ベルト従動ローラ74に至る間に配置され、上記と同様に、クリーナブラシ51、回収ローラ52、回収ボックス53およびスクレーパ54を備えている。
【0136】
そして、この中間転写機構部71では、中間転写ベルト駆動ローラ73および中間転写ベルト従動ローラ74の回転により、中間転写ベルト75を周回移動させることによって各感光体ドラム34と順次対向させて、上記と同様に、各感光体ドラム34上に形成された各色毎のトナー像を、順次中間転写ベルト75上に重ねていくことで、中間転写ベルト75上にカラー画像が形成される。そして、中間転写ベルト75上に形成されたカラー画像は、用紙3が中間転写ベルト75と2次転写ローラ77との間を通る間に用紙3に一括転写される。
【0137】
定着部14は、2次転写ローラ77の上方に配置され、上記と同様に、第1加熱ローラ55、第2加熱ローラ56および搬送ローラ57を備えている。
【0138】
そして、この第2実施形態のカラーレーザプリンタ1では、中間転写機構部71、定着部14、排紙ローラ58および操作パネル2aが、開閉カバー6に一体的に支持されている。そのため、図6に示すように、開閉カバー6を開状態にすると、中間転写機構部71、定着部14、排紙ローラ58および操作パネル2aが、その開状態とされた開閉カバー6と一体的に移動して、中間転写機構部71の中間転写ベルト75が、略鉛直方向に配置され、また、開閉カバー6を閉状態とすると、図5に示すように、中間転写機構部71の中間転写ベルト75が略水平方向に配置され、中間転写ベルト75が各感光体ドラム34に圧接される。
【0139】
そして、この第2の実施形態のカラーレーザプリンタ1でも、図6に示すように、上記した第1の実施形態と同様に、開閉カバー6を開状態として中間転写機構部71を略鉛直方向に配置することによって、上方に向けて開口される開口部8から、仮想線で示すように、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を、一方の本体ケーシング2に対する装着の有無にかかわらず、他方を独立して着脱することができる。
【0140】
そのため、トナーエンプティとなったときには、上記の第1の実施形態と同様に、現像カートリッジ15のみを交換して、高価なドラムカートリッジ16をそのまま寿命まで使用することができる。そのため、ランニングコストの低減化を図ることができる。また、使用済みの現像カートリッジ15のみを廃棄すればよいため、産業廃棄物の削減を図ることができ、環境にやさしいカラーレーザプリンタ1を提供することができる。
【0141】
また、この第2の実施形態のカラーレーザプリンタ1には、スキャナユニット17の代わりに、LEDアレイ72が設けられているので、カラーレーザプリンタ1の小型化を図ることができる。また、LEDアレイ72は、焦点距離が短く、感光体ドラム34に近接して配置させる必要があるが、このカラーレーザプリンタ1では、LEDアレイ72を感光体ドラム34における中間転写ベルト75と対向する転写位置の反対側に配置させることにより、各現像カートリッジ15および各感光体ドラム34の交換を阻害することなく、感光体ドラム34に確実に近接させて配置させている。
【0142】
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態以外の実施形態においても実施することができる。たとえば、上記の第1の実施形態において、縦置きタイプのカラーレーザプリンタ1として、直接転写式のものを例示して説明したが、本発明は、縦置きタイプの中間転写式のカラーレーザプリンタにおいても実施できる。また、上記の第1の実施形態において、露光手段として、スキャナユニット17を例示して説明したが、LEDアレイ72を用いてもよい。
【0143】
また、上記の第2の実施形態において、横置きタイプのカラーレーザプリンタ1として、中間転写式のものを例示して説明したが、本発明は、横置きタイプの直接転写式のカラーレーザプリンタにおいても実施できる。また、上記の第2の実施形態において、露光手段として、LEDアレイ72を例示して説明したが、スキャナユニット17を用いてもよい。
【0144】
また、上記の第1および第2の実施形態において、スキャナユニット17を固定して、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を着脱させるように構成したが、たとえば、スキャナユニット17を進退可能に設けて、スキャナユニット17を退避させた後に、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を独立して着脱させるように構成してもよい。
【0145】
また、上記の第1および第2の実施形態では、各現像カートリッジ15および各ドラムカートリッジ16を、それぞれカラーレーザプリンタ1の前側または上側から着脱させたが、本発明においては、これら各現像カートリッジ15および/または各ドラムカートリッジ16を幅方向から着脱させてもよい。なお、幅方向からの着脱によると、実際には、現像ローラ20や感光体ドラム34の軸受の移動を伴うため、装置構成としては、カラーレーザプリンタ1の前後方向または上下方向からの着脱が好適である。
【0146】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、ランニングコストの低減化を図りつつ、産業廃棄物の削減を図ることができ、環境にやさしい画像形成装置を提供することができる。
【0147】
請求項2に記載の発明によれば、操作性の向上を図ることができる。
【0148】
請求項3に記載の発明によれば、現像剤担持体と像担持体との互いに独立した交換の容易化を図ることができる。
【0149】
請求項4に記載の発明によれば、現像部および像担持部を円滑に着脱させることができる。また、ジャムが発生した場合の処理と、現像部や像担持体の交換とを同じ方向から行なうことができ、利便性が高い。
【0150】
請求項5に記載の発明によれば、露光手段を、各現像部および各像担持部の交換を阻害することなく、かつ、装置の小型化を図りつつ配置することができる。
【0151】
請求項6に記載の発明によれば、装置の小型化を図ることができる。また、各現像部および各像担持部の交換を阻害することなく、像担持体に近接させて配置することができる。
【0152】
請求項7に記載の発明によれば、現像剤担持体と像担持体との互いに独立した交換の容易化を図ることができる。
【0153】
請求項8に記載の発明によれば、現像剤担持体と像担持体との互いに独立した交換の容易化を図ることができる。
【0154】
請求項9に記載の発明によれば、着脱作業における操作性の向上を図ることができる。
【0155】
請求項10に記載の発明によれば、現像部および像担持体の交換の円滑化を図ることができ、円滑な着脱作業を確保することができる。
【0156】
請求項11に記載の発明によれば、現像部および像担持部の着脱作業の容易化を図りつつ、色ずれの少ないカラー画像の形成を達成することができる。
【0157】
請求項12に記載の発明によれば、画像の形成不良を防止して、高画質のカラー画像を形成することができる。
【0158】
請求項13に記載の発明によれば、装置構成の簡易化および装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの第1の実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すカラーレーザプリンタの開閉カバーが開状態である態様を示す要部側断面図である。
【図3】図1に示すカラーレーザプリンタのプロセス部を示す要部拡大側断面図(ブラック現像カートリッジおよびそれに対応するドラムカートリッジのみが本体ケーシングに装着されている状態)である。
【図4】感光体ドラム、現像ローラおよび転写ローラの位置関係を示す概略側面図である。
【図5】本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの第2の実施形態を示す要部側断面図である。
【図6】図5に示すカラーレーザプリンタの開閉カバーが開状態である態様を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
3 用紙
6 開閉カバー
8 開口部
13 転写部
15 現像カートリッジ
16 ドラムカートリッジ
17 スキャナユニット
18 トナー収容部
20 現像ローラ
22 掴み部
25 第1ガイド溝
27 第2ガイド溝
28 付勢部材
34 感光体ドラム
36 掴み部
37 ドラム側案内突起
38 第3ガイド溝
39 位置決め突起
71 中間転写機構部
72 LEDアレイ
75 中間転写ベルト

Claims (13)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容室および現像剤を担持する現像剤担持体を有する現像部と、前記現像剤担持体に担持される現像剤によって静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像を担持する像担持体を有する像担持部とを、複数色の各色毎に備える画像形成装置において、
    各前記現像部および各前記像担持部は、画像形成装置本体に対して、独立して着脱可能であり、一方の画像形成装置本体に対する装着の有無にかかわらず、他方が画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 各前記現像部および各前記像担持部は、画像形成装置本体に対して、同一側から着脱できるように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 各前記現像部および各前記像担持部は、同一方向に着脱可能であり、着脱方向に直交する方向において、前記現像剤担持体と前記像担持体とが交互に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に画像形成装置。
  4. 各前記像担持体に担持される現像剤像を被転写媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段を支持し、画像形成装置本体に開閉可能に設けられた開閉部材とを備え、
    各前記現像部および各前記像担持部は、前記開閉部材が開状態にあるときに開口される開口部から着脱可能に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 各前記像担持体における前記被転写媒体と対向する転写位置の反対側には、各前記像担持体を露光して静電潜像を形成するための露光手段が、各前記像担持体に対応して設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記露光手段が、LEDアレイであることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 各前記現像剤担持体および各前記像担持体は、前記被転写媒体の移動方向と平行するように、交互に配置されていることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 各前記像担持体が感光体ドラムであり、
    各前記現像剤担持体および各前記感光体ドラムは、各前記感光体ドラムにおいて、その感光体ドラムの回転中心と前記現像剤担持体と対向する現像位置とを通過する線と、その感光体ドラムの回転中心と前記被転写媒体と対向する転写位置とを通過する線とが略直交するように、配置されていることを特徴とする、請求項4ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記現像部および前記像担持部には、それらを掴むための掴み部材が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記掴み部材は、前記現像部における前記現像剤担持体の軸方向両側、および、前記像担持部における前記像担持体の軸方向両側に、設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 画像形成装置本体には、前記現像部および前記像担持部の着脱を案内するためのガイド部が、前記現像部および前記像担持部に対応して設けられており、
    前記像担持部には、前記ガイド部に係合する係合部が設けられ、
    前記ガイド部の最深部分には、前記像担持部を位置決めするための位置決め部材が設けられていることを特徴とする、請求項2ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置本体には、前記現像部の前記現像剤担持体を、前記位置決め部材によって位置決めされている前記像担持部の前記像担持体に向かって付勢するための付勢手段が設けられていることを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記像担持体に担持される現像剤像が前記被転写媒体に転写された後に前記像担持体上に残存する現像剤を、前記現像剤担持体によって回収することを特徴とする、請求項4ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
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