JP2018151599A - トナー補給装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー補給容器の装着時に、シャッターのロック状態の解除が簡易に実行されるトナー補給装置、および、そのようなトナー補給装置を備える画像形成装置、を提供する。【解決手段】トナー補給装置は、容器受け部21と、容器受け部21に対して一方向に挿入されるトナー補給容器30とを備える。トナー補給容器30は、外周面34に開口するトナー補給口36が設けられる容器本体31と、外周面34に沿って設けられ、トナー補給口36を閉じる第1位置と、トナー補給口36を開く第2位置との間において、容器本体31の周方向に移動可能なシャッター51と、容器本体31に係合することによりシャッター51を第1位置に保持するロック機構部61とを含む。容器受け部21に対するトナー補給容器30の挿入時、ロック機構部61は、容器受け部21により付勢されることによって、容器本体31と非係合となるように動作する。【選択図】図13

Description

この発明は、トナー補給装置および画像形成装置に関する。
従来のトナー補給装置に関して、特開2013−213910号公報(特許文献1)には、トナー補給を良好に実行することを目的とした、補給ユニットが開示されている。
特許文献1に開示された補給ユニットは、トナーを貯留可能なトナーボトルを有する。トナーボトルは、トナーの補給口を覆うとともに、外周方向に移動可能なシャッターと、補給口が閉塞状態となるようにシャッターを固定するロック機構とを有する。ロック機構は、シャッターに設けられた凹部と係合可能な突起部を含む。本体へのトナーボトルの取り付け時、トナーボトルを本体に挿入した状態で手動回転させる。この手動回転の際、突起部が弾性変形しつつ凹部から外れることによって、ロック機構によるシャッターの固定が解除される。
このほか従来のトナー補給装置を開示する文献として、特開2011−70007号公報(特許文献2)がある。
特開2013−213910号公報 特開2011−70007号公報
上述の特許文献1に開示されるように、トナー補給容器に、トナー補給口を開閉するシャッターと、シャッターの誤動作を防ぐためのロック機構部とが設けられたトナー補給装置が知られている。このようなトナー補給装置においては、画像形成装置に対するトナー補給容器の装着時に、シャッターのロック状態の解除が簡易に実行されることが求められる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、トナー補給容器の装着時に、シャッターのロック状態の解除が簡易に実行されるトナー補給装置、および、そのようなトナー補給装置を備える画像形成装置を提供することである。
この発明に従ったトナー補給装置は、容器受け部と、トナーを収容し、容器受け部に着脱可能に設けられ、その装着時に容器受け部に対して一方向に挿入されるトナー補給容器とを備える。トナー補給容器は、外周面を有し、外周面に開口するトナー補給口が設けられ、トナー補給容器の挿入方向に沿って円筒状に延びる容器本体と、外周面に沿って設けられ、容器本体に対して、トナー補給口を閉じる第1位置と、トナー補給口を開く第2位置との間において、容器本体の周方向に相対的に移動可能なシャッターと、シャッターに設けられ、容器本体に係合することによりシャッターを第1位置に保持するロック機構部とを含む。容器受け部に対するトナー補給容器の挿入時、ロック機構部は、容器受け部により付勢されることによって、容器本体と非係合となるように動作する。
このように構成されたトナー補給装置によれば、容器受け部に対するトナー補給容器の挿入に伴って、ロック機構部が容器本体と非係合となるように動作する。このため、トナー補給容器の装着時に、シャッターのロック状態の解除を簡易に実行することができる。
また好ましくは、容器本体には、外周面から凹む凹部が設けられる。ロック機構部は、シャッターが第1位置にある場合に凹部に係合される係合部を有する。シャッターは、係合部が凹部に近づく方向にロック機構部を付勢する弾性変形可能な付勢部を有する。容器受け部に対するトナー補給容器の挿入時、ロック機構部は、容器受け部により付勢されることによって、付勢部から受ける弾性力に抗しつつ、係合部が凹部から外れるように動作する。
このように構成されたトナー補給装置によれば、ロック機構部が付勢部により付勢され、係合部が凹部に係合することによって、ロック機構部によるシャッターのロック状態を得ることができる。また、容器受け部に対するトナー補給容器の挿入時に、ロック機構部が容器受け部により付勢され、係合部が凹部から外れることによって、ロック機構部によるシャッターのロック状態を解除することができる。
また好ましくは、容器本体には、外周面から凹み、シャッターが第2位置にある場合にロック機構部が退避する退避部がさらに設けられる。付勢部は、ロック機構部が退避部に退避することによって、弾性変形した状態から元の状態に復元する。
このように構成されたトナー補給装置によれば、トナー補給装置が容器受け部に装着されている間に、付勢部の弾性特性が損なわれることを抑制できる。
また好ましくは、容器本体には、切り欠き部が設けられる。ロック機構部は、シャッターが第1位置にある場合に切り欠き部に係合される係合部を有し、シャッターに一体に設けられる。容器受け部に対するトナー補給容器の挿入時、ロック機構部は、容器受け部により付勢されることによって、係合部が凹部から外れるように弾性変形する。
このように構成されたトナー補給装置によれば、係合部が切り欠き部に係合することによって、ロック機構部によるシャッターのロック状態を得ることができる。また、容器受け部に対するトナー補給容器の挿入時に、ロック機構部が容器受け部により付勢され、係合部が凹部から外れることによって、ロック機構部によるシャッターのロック状態を解除することができる。
また好ましくは、ロック機構部は、シャッターからアーム状に延出し、その延出方向における先端側に係合部が配置されるアーム形状を有する。ロック機構部は、シャッターが第2位置にある場合に、その延出方向における基端側に配置される第1部位を支点に曲げ変形し、容器受け部に対するトナー補給容器の挿入時に、その延出方向において係合部および第1部位の間に配置される第2部位を支点に曲げ変形するように構成される。
このように構成されたトナー補給装置によれば、トナー補給装置が容器受け部に装着されている間に、ロック機構部の弾性特性が損なわれることを抑制できる。
また好ましくは、シャッターは、トナー補給容器が容器受け部に対して挿入された後、トナー補給容器が容器本体の周方向に回転されることによって、第1位置から第2位置に移動する。
このように構成されたトナー補給装置によれば、ロック機構部によるシャッターのロック解除が、トナー補給容器を回転させる際の操作性に影響を与えることを防止できる。
また好ましくは、トナー補給容器は、外周面およびシャッターの間に介挿され、トナー補給口の開口面を取り囲むように設けられるトナーシール部をさらに含む。ロック機構部は、トナーシール部から離れた位置に設けられる。
このように構成されたトナー補給装置によれば、ロック機構部にトナーが付着することを抑制することにより、ロック機構部を適正に動作させることができる。
また好ましくは、ロック機構部は、トナーシール部から容器本体の軸方向に離れた位置に設けられる。
このように構成されたトナー補給装置によれば、ロック機構部にトナーが付着することをより効果的に抑制できる。
また好ましくは、シャッターが第1位置にある場合に、ロック機構部は、トナー補給口よりも、第1位置から第2位置に向かうシャッターの移動方向の下流側に設けられる。
このように構成されたトナー補給装置によれば、シャッターが第1位置から第2位置に向けて移動する際に、ロック機構部がトナー補給口を超えて移動するということがない。このため、ロック機構部にトナーが付着することを抑制することにより、ロック機構部を適正に動作させることができる。
また好ましくは、シャッターは、容器本体の半径方向外側に向けて突出する凸部を有する。ロック機構部は、凸部の突出高さよりも小さい突出高さで、容器本体の半径方向外側に向けて突出する。
このように構成されたトナー補給装置によれば、トナー補給容器の輸送時や交換時に、ロック機構部の誤動作によってシャッターのロック状態が解除されることを抑制できる。
また好ましくは、容器受け部は、凸部に対応する凹形状を有し、容器受け部に対するトナー補給容器の挿入時に凸部が嵌合される嵌合部を有する。
このように構成されたトナー補給装置によれば、ロック機構部の誤動作を防ぐための機構と、容器受け部に対するトナー補給容器の互換性を確認するための機構とを、凸部を共用して実現することができる。
この発明に従った画像形成装置は、上述のいずれかに記載のトナー補給装置と、トナー補給装置からトナーが補給される現像装置とを備える。
このように構成された画像形成装置によれば、トナー補給容器の装着時に、シャッターのロック状態の解除を簡易に実行することができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、トナー補給容器の装着時に、シャッターのロック状態の解除が簡易に実行されるトナー補給装置、および、そのようなトナー補給装置を備える画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1におけるトナー補給装置を備える画像形成装置を示す断面図である。 トナー補給容器を示す斜視図である。 トナー補給容器を示す斜視図である。 シャッターが取り外された状態のトナー補給容器(容器本体)を示す側面図である。 図4中の矢印Vに示す方向から見た場合の容器本体を示す側面図である。 シャッターが取り付けられた状態のトナー補給容器を示す側面図である。 図6中のトナー補給容器を部分的に拡大して示す斜視図である。 図6中のVIII−VIII線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。 図6中のIX−IX線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。 容器受け部への挿入時におけるトナー補給容器を示す側面図である。 図10中のトナー補給容器を部分的に拡大して示す斜視図である。 図10中のXII−XII線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。 容器受け部と、容器受け部に挿入されたトナー補給容器とを示す断面図である。 容器受け部にて回転されたトナー補給容器を示す側面図である。 図14中のXV−XV線上に沿った矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。 容器受け部と、容器受け部にて回転されたトナー補給容器とを示す断面図である。 この発明の実施の形態2におけるトナー補給装置において、シャッターが取り外された状態のトナー補給容器(容器本体)を示す斜視図である。 シャッターが取り付けられた状態のトナー補給容器を示す側面図である。 図18中のXIX−XIX線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。 図18中の矢印XXに示す方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。 容器受け部への挿入時におけるトナー補給容器を示す断面図である。 容器受け部にて回転されたトナー補給容器を示す側面図である。 図22中のXXIII−XXIII線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1におけるトナー補給装置を備える画像形成装置を示す断面図である。
図1を参照して、まず、画像形成装置100の全体構造について説明する。画像形成装置100は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能およびスキャナ機能などの複数の機能を備えたMFP(MFP:Multifunctional Peripherals)である。
画像形成装置100は、画像形成ユニット12(12Y,12M,12C,12K)と、中間転写ベルト6と、2次転写ローラー8と、定着装置9と、排紙トレイ11と、給紙トレイ13(13P,13Q)とを有する。
画像形成ユニット12は、感光体1(像担持体)、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、1次転写ローラー5およびクリーニングブレード7を有する。画像形成ユニット12Y、画像形成ユニット12M、画像形成ユニット12Cおよび画像形成ユニット12Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の色を有するトナー像を中間転写ベルト6の表面に形成する。
各色のトナー像は、中間転写ベルト6の表面上で重ね合わされる。その後、中間転写ベルト6は、中間転写ベルト6と2次転写ローラー8との間の2次転写部にカラートナー像を搬送する。
給紙トレイ13は、記録媒体としての用紙14を格納する格納部として設けられている。給紙トレイ13には、複数枚の用紙14が格納されている。典型的には、給紙トレイ13Pおよび給紙トレイ13Qには、サイズの異なる用紙14が格納されている。給紙トレイ13Pおよび給紙トレイ13Qは、上下に並んで設けられている。
なお、本実施の形態では、給紙トレイ13が2段に渡って設けられる構成について説明したが、これに限られず、1段の給紙トレイ13が設けられてもよいし、3段以上の給紙トレイ13が設けられてもよい。
給紙トレイ13に収容された用紙14は、各種の回転ローラにより、中間転写ベルト6と2次転写ローラー8との間の2次転写部に搬送される。中間転写ベルト6に担持されているカラートナー像は、2次転写部において用紙14の表面に転写される。カラートナー像は、定着装置9によって用紙14の表面に定着される。以上の工程により画像が形成された用紙14は、排紙トレイ11に排出される。
続いて、トナー補給装置200の構造について説明する。画像形成装置100は、トナー補給装置200をさらに有する。トナー補給装置200は、画像形成ユニット12の現像装置4にトナーを補給するための装置である。トナー補給装置200は、鉛直方向において、中間転写ベルト6および排紙トレイ11の間に設けられている。
なお、画像形成装置100においてトナー補給装置200が設けられる位置は、特に限定されない。
図2および図3は、トナー補給容器を示す斜視図である。図1から図3を参照して、トナー補給装置200は、容器受け部21(21Y,21M,21C,21K)と、トナー補給容器30(30Y,30M,30C,30K)とを有する。
トナー補給容器30は、現像装置4に補給するためのトナーを収容している。トナー補給容器30Y、トナー補給容器30M、トナー補給容器30Cおよびトナー補給容器30Kは、それぞれ、画像形成ユニット12Y、画像形成ユニット12M、画像形成ユニット12Cおよび画像形成ユニット12Kの現像装置4に対応して設けられている。すなわち、トナー補給容器30Y、トナー補給容器30M、トナー補給容器30Cおよびトナー補給容器30Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の色のトナーを収容している。
容器受け部21は、画像形成装置100に固定されている。トナー補給容器30は、容器受け部21に対して着脱可能に設けられている。容器受け部21は、トナー補給容器30を受け入れ可能に構成されている。容器受け部21Y、容器受け部21M、容器受け部21Cおよび容器受け部21Kは、それぞれ、トナー補給容器30Y、トナー補給容器30M、トナー補給容器30Cおよびトナー補給容器30Kに対応して設けられている。
画像形成装置100の稼動時、容器受け部21に装着されたトナー補給容器30から現像装置4にトナーが補給される。トナー補給容器30内のトナーが減少した場合には、容器受け部21からトナー補給容器30を取り外し、新たなトナー補給容器30を容器受け部21に装着する。
図4は、シャッターが取り外された状態のトナー補給容器(容器本体)を示す側面図である。図5は、図4中の矢印Vに示す方向から見た場合の容器本体を示す側面図である。図6は、シャッターが取り付けられた状態のトナー補給容器を示す側面図である。
図2から図6を参照して、トナー補給容器30は、容器本体31と、トナーシール部37と、シャッター51とを有する。
容器本体31は、トナーを収容するトナー補給容器30の主要部をなしている。容器本体31は、全体として円筒形状を有する。容器本体31は、図2および図3中に示された仮想上の中心軸101に沿って、円筒状に延びる形状を有する。実施の形態の記載において、「容器本体31の軸方向」は、中心軸101の軸方向に対応し、「容器本体31の周方向」は、中心軸101を中心とする周方向に対応し、「容器本体31の半径方向」は、中心軸101を中心とする半径方向に対応する。容器本体31は、樹脂から形成されている。
容器本体31は、外周面34を有する。外周面34は、容器本体31の外側の空間に面し、中心軸101を中心とする周面である。容器本体31には、トナー補給口36が設けられている。トナー補給口36は、外周面34に開口し、トナーを収容する容器本体31の内部空間に連通している。トナー補給口36は、外周面34に矩形形状の開口面を形成している。容器本体31に収容されるトナーは、トナー補給口36を通じて現像装置4に向けて供給される。
容器本体31は、収容部32と、カバー部33とを有する。収容部32は、円筒形状のボトル体からなり、その軸方向における一方端にて開口している。カバー部33は、収容部32の開口端を塞ぐように設けられている。カバー部33は、収容部32とともに、トナーを収容する空間(後出の図9中の収容空間39)を形成している。トナー補給口36は、容器本体31のうちのカバー部33に設けられている。
カバー部33は、その構成部位として、リブ状部41およびリブ状部42を有する。リブ状部41およびリブ状部42は、カバー部33に一体に設けられている。
リブ状部41およびリブ状部42は、外周面34から突出するように設けられている。リブ状部41およびリブ状部42は、L字状の断面を有しながら、容器本体31の周方向に沿ってリブ状に延びている。リブ状部41およびリブ状部42は、容器本体31の軸方向において互いに距離を隔てて設けられている。リブ状部41およびリブ状部42は、容器本体31の軸方向において、トナー補給口36の両側に設けられている。
トナーシール部37は、たとえば、ゴムシートから構成されている。トナーシール部37は、外周面34上に設けられている。トナーシール部37は、外周面34およびシャッター51の間に介挿されている。
トナーシール部37は、リブ状部41およびリブ状部42の間に設けられている。トナーシール部37は、外周面34上においてトナー補給口36の開口面を取り囲むように設けられている。トナーシール部37には、開口部38が設けられている。開口部38は、トナーシール部37をその厚み方向に貫通する貫通孔からなる。開口部38は、トナー補給口36の開口面に対応する形状(本実施の形態では、矩形形状)を有する。開口部38は、外周面34におけるトナー補給口36の開口面と重なって配置されている。
シャッター51は、容器本体31(カバー部33)に設けられている。シャッター51は、外周面34に沿って設けられている。シャッター51は、全体として、中心軸101を中心に円弧状に延びる板形状を有する。シャッター51は、樹脂から形成されている。
シャッター51は、容器本体31に対して、容器本体31の周方向に相対的に移動可能に設けられている。シャッター51は、トナー補給口36を塞ぐ第1位置と、トナー補給口36を開く第2位置との間で移動可能に設けられている。シャッター51は、第1位置においてトナー補給口36と重なるように配置され、第2位置においてトナー補給口36から容器本体31の周方向にずれるように配置される。
なお、図2、図3および図6中には、容器受け部21に装着する前のトナー補給容器30が示されており、シャッター51が、トナー補給口36を塞ぐ第1位置に配置されている。
シャッター51の構造についてより具体的に説明すると、シャッター51は、その構成部位として、本体部52と、案内部53および案内部54と、凸部59とを有する。
本体部52は、トナー補給口36を開閉するシャッター51の主要部をなす。本体部52は、容器本体31の軸方向において、トナー補給口36に重なる位置に設けられている。
案内部53および案内部54は、容器本体31の軸方向において、本体部52の両側に設けられている。案内部53および案内部54は、それぞれ、リブ状部41およびリブ状部42に係止可能な爪形状を有する。案内部53および案内部54が、それぞれ、リブ状部41およびリブ状部42に係止されることによって、シャッター51は、容器本体31の軸方向および半径方向に保持されるとともに、容器本体31の周方向に移動可能なように案内されている。
凸部59は、本体部52に設けられている。凸部59は、容器本体31の軸方向において、後述するロック機構部61と重なる位置に設けられている。凸部59は、容器本体31の周方向において、ロック機構部61と並んで設けられている。凸部59は、本体部52から、容器本体31の半径方向外側に向けて突出するように設けられている。凸部59は、容器本体31の軸方向において細長いキー形状を有している。
トナー補給容器30には、シャッター51の誤動作を防ぐためのロック機構が設けられている。以下、そのロック機構の構造について説明する。
図7は、図6中のトナー補給容器を部分的に拡大して示す斜視図である。図7中では、シャッター51の一部が破断面により示されている。図8は、図6中のVIII−VIII線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。図9は、図6中のIX−IX線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。
図4から図9を参照して、容器本体31の内部には、トナーを収容する収容空間39が設けられている。トナー補給口36は、容器本体31の半径方向に延び、収容空間39および外部空間の間を連通させている。
容器本体31(カバー部33)は、凹部43および凹部44と、隔壁部45と、壁部46と、退避部48とを有する。
凹部43および凹部44は、外周面34から凹む凹形状を有する。凹部43および凹部44は、容器本体31の軸方向に並んで設けられている。凹部43および凹部44は、容器本体31の周方向において、トナー補給口36(トナーシール部37)に隣り合う位置に設けられている。
隔壁部45は、容器本体31の軸方向において、凹部43と凹部44とを隔てる壁形状を有する。壁部46は、容器本体31の周方向において凹部44がなす凹形状を画定する壁形状を有する。壁部46は、容器本体31の軸方向にリブ状に延び、隔壁部45に繋がっている。壁部46は、隔壁部45に隣接する位置において低くなった段差形状を有する。
退避部48は、外周面34から凹む凹形状を有する。退避部48は、凹部43および凹部44から容器本体31の周方向に離れた位置に設けられている。退避部48は、容器本体31の周方向において、凹部43および凹部44に対してトナー補給口36の反対側に設けられている。凹部43および凹部44による凹形状が、トナー補給口36から遠ざかる容器本体31の周方向に連続して延びている。退避部48は、この凹部43および凹部44から続く凹形状により構成されている。
シャッター51には、開口部55が設けられている。開口部55は、本体部52に設けられている。開口部55は、本体部52をその厚み方向に貫通する貫通孔からなる。開口部55は、矩形形状の開口面を有する。開口部55は、容器本体31の周方向におけるシャッター51の端部に設けられている。シャッター51が第1位置に配置された状態において、開口部55は、凹部43および凹部44の直上に位置している。
トナー補給容器30は、ロック機構部61をさらに有する。ロック機構部61は、シャッター51に設けられている。本実施の形態では、ロック機構部61が、シャッター51とは別部品として設けられている。ロック機構部61は、容器本体31に係合することによって、シャッター51を第1位置に保持するように構成されている。
ロック機構部61は、開口部55の内側に配置されている。シャッター51が第1位置に配置された状態において、ロック機構部61は、凹部43および凹部44上に配置されている。
ロック機構部61は、その構成部位として、基部64と、鍔状部62および鍔状部63と、突起部65とを有する。
基部64は、板形状を有し、外周面34に沿って配置されている。鍔状部62および鍔状部63は、基部64から容器本体31の半径方向外側に向けて鍔状に突出して設けられている。鍔状部62および鍔状部63は、容器本体31の半径方向外側に向けてシャッター51よりも大きく突出している。鍔状部62および鍔状部63は、容器本体31の周方向に互いに間隔を設けて配置されている。突起部65は、基部64から容器本体31の半径方向内側に向けて突出して設けられている。
ロック機構部61は、係合部66を有する。係合部66は、容器本体31の半径方向において凹部44と対向し、容器本体31の軸方向における一方端に配置される基部64、鍔状部62および鍔状部63の部分と、突起部65とから構成されている。シャッター51が第1位置に配置された状態において、係合部66は、凹部44に係合される。これにより、容器本体31の周方向におけるシャッター51の移動が規制され、シャッター51が第1位置に保持される。
シャッター51は、付勢部56をさらに有する。付勢部56は、弾性変形可能なように構成されている。付勢部56は、その弾性力によって、係合部66が凹部44に近づく方向にロック機構部61を付勢している。ロック機構部61は、その弾性力によって、容器本体31の半径方向内側に向けてロック機構部61を付勢している。
付勢部56は、開口部55の開口縁から延出し、容器本体31の軸方向に沿って延びている。付勢部56は、開口部55の開口縁から、容器本体31の外周面34に近づきながら、容器本体31の軸方向に対して斜め方向に延びるアーム形状を有する。付勢部56は、開口部55の開口縁に連なる基端側を支点に曲げ変形する。
付勢部56は、その構成部位として、突起部57および突起部58を有する。突起部57および突起部58は、付勢部56から容器本体31の半径方向内側に突出して設けられている。突起部57および突起部58は、容器本体31の軸方向において互いに離れて設けられている。突起部57は、開口部55の開口縁から見て、付勢部56の先端側に設けられ、突起部58は、開口部55の開口縁から見て、付勢部56の基端側に設けられている。
ロック機構部61は、付勢部56および容器本体31の間に挟持されている。具体的には、基部64は、容器本体31の半径方向において、付勢部56と、容器本体31(凹部43および凹部44)との間に配置されている。付勢部56は、容器本体31の周方向において、鍔状部62および鍔状部63の間に配置されている。基部64は、容器本体31の軸方向において、突起部57および突起部58の間に配置されている。
ロック機構部61は、容器本体31の軸方向におけるロック機構部61の一方端(係合部66の側)が、容器本体31の半径方向内側に位置決めされ、容器本体31の軸方向におけるロック機構部61の他方端が、容器本体31の半径方向外側に位置決めされる姿勢とされている。基部64は、容器本体31の軸方向に対して斜め方向に延びる付勢部56に沿って配置されている。
このような構成により、ロック機構部61は、付勢部56によって、容器本体31の半径方向、周方向および軸方向において支持されながら、容器本体31の半径方向内側への弾性力を受けている。これにより、ロック機構部61は、係合部66が凹部44に係合される姿勢に保持され、ロック機構部61によるシャッター51のロック状態が得られる。
図10は、容器受け部への挿入時におけるトナー補給容器を示す側面図である。図11は、図10中のトナー補給容器を部分的に拡大して示す斜視図である。図11は、図7に対応する図である。図12は、図10中のXII−XII線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。
図13は、容器受け部と、容器受け部に挿入されたトナー補給容器とを示す断面図である。図13中には、図9中のトナー補給容器に対応する断面が示されている。
図10から図13を参照して、トナー補給容器30の装着時、トナー補給容器30は、まず、容器受け部21に対して、中心軸101の軸方向に平行な方向(図2および図3中の矢印102に示す方向)に挿入される。この際、カバー部33が、トナー補給容器30の挿入方向における手前側となり、収容部32が、トナー補給容器30の挿入方向における奥側となる。
容器受け部21は、嵌合部23を有する。嵌合部23は、凸部59を受け入れ可能に構成されている。嵌合部23は、シャッター51に設けられた凸部59に対応する凹形状を有する。嵌合部23は、容器本体31の軸方向に沿って延びる溝形状を有する。
容器受け部21に対するトナー補給容器30の挿入時、凸部59が嵌合部23に嵌合される。凸部59および嵌合部23の形状や位置は、画像形成装置の機種やトナーの色ごとに定まっている。これにより、互換性のないトナー補給容器30が容器受け部21に装着されることを防ぐことができる。
容器受け部21に対するトナー補給容器30の挿入時、ロック機構部61は、容器受け部21により付勢されることによって、容器本体31と非係合となるように動作する。
より具体的には、トナー補給容器30が容器受け部21に挿入されると、ロック機構部61(鍔状部62および鍔状部63)が、容器本体31の半径方向内側に向けて付勢される。これにより、ロック機構部61は、付勢部56から受ける弾性力に抗しつつ、係合部66が凹部44から外れるように動作する。ロック機構部61は、隔壁部45と当接する突起部65を支点にして、容器本体31の軸方向におけるロック機構部61の一方端(係合部66の側)が凹部44から遠ざかり、容器本体31の軸方向におけるロック機構部61の他方端が凹部43に近づくように回動する。
このように、容器受け部21に対するトナー補給容器30の挿入操作に連動して、ロック機構部61によるシャッター51のロック状態が自動的に解除される。
なお、本実施の形態では、ロック機構部61が、容器受け部21により容器本体31の半径方向内側に付勢されることによってロック解除される場合を説明したが、これに限られず、たとえば、ロック機構部が、容器受け部により容器本体の軸方向に付勢されることによってロック解除される構成としてもよい。
図14は、容器受け部にて回転されたトナー補給容器を示す側面図である。図15は、図14中のXV−XV線上に沿った矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。図16は、容器受け部と、容器受け部にて回転されたトナー補給容器とを示す断面図である。図16中には、図13中のトナー補給容器に対応する断面が示されている。
図14から図16を参照して、容器受け部21への挿入後、トナー補給容器30は、容器受け部21内で中心軸101を中心とする周方向(図13中の矢印103に示す方向)に回転される。
この際、嵌合部23に嵌合された凸部59は、容器本体31の周方向におけるシャッター51の周り止めとして機能する。容器本体31は、シャッター51が容器受け部21に対して固定された状態で回転される。これにより、シャッター51は、容器本体31に対して、トナー補給口36を閉じる第1位置から、トナー補給口36を開く第2位置に相対的に移動する。シャッター51から開放されたトナー補給口36は、容器受け部21に設けられたトナー受け入れ口22に連通する。
このような構成によれば、容器受け部21に対するトナー補給容器30の装着時、トナー補給容器30の挿入操作に伴って、ロック機構部61が容器本体31と非係合となるように動作するため、シャッター51のロック状態の解除を簡易に実行することができる。
また、シャッター51の開閉は、シャッター51のロック状態が解除された後に実行されるため、トナー補給容器30の回転操作に要求される力量が大きくなることがない。このため、トナー補給容器30の装着時の操作性を良好に保つことができる。また、シャッター51の開閉時に、トナー補給容器30に余計な力が加わることがない。これにより、トナー補給容器30の姿勢を安定させることが可能となり、トナー補給容器30および容器受け部21の間でトナーの漏れが発生することを防止できる。
トナー補給容器30の回転に伴って、ロック機構部61の係合部66は、壁部46の上方(特に、突起部65は、壁部46の一段低くなった部分の上方)を通過して、凹部44から抜け出す。ロック機構部61は、容器本体31の周方向に沿って進み、シャッター51が第2位置に達した時点で、退避部48の上方に配置される。
この際、ロック機構部61は、退避部48に退避する。より具体的には、ロック機構部61は、凹形状を有する退避部48に進入することによって、容器本体31の半径方向内側に移動し、付勢部56から離間する。これにより、付勢部56は、弾性変形した状態から元の状態に復元する。
このような構成により、トナー補給容器30は、付勢部56が弾性変形していない状態で容器受け部21に装着されることになる。このため、トナー補給容器30を長期間に渡って使用した後であっても、付勢部56が塑性変形することを防止できる。
図4、図6および図14を参照して、ロック機構部61は、トナーシール部37から離れた位置に設けられている。ロック機構部61は、トナーシール部37から容器本体31の周方向に離れた位置に設けられている。
このような構成によれば、ロック機構部61をトナーシール部37と非接触の状態で設けることによって、ロック機構部61への飛散トナーの付着を抑制することができる。これにより、トナー汚れに起因したロック機構部61の動作不良を防止できる。
図6中に示すシャッター51が第1位置にある場合に、ロック機構部61は、トナー補給口36よりも、第1位置から第2位置に向かうシャッター51の移動方向の下流側に設けられている。さらに言えば、ロック機構部61は、トナーシール部37よりも、第1位置から第2位置に向かうシャッター51の移動方向の下流側に設けられている。
このような構成によれば、シャッター51の第1位置から第2位置への移動時に、ロック機構部61がトナー補給口36およびトナーシール部37を超えて移動するということがない。これにより、ロック機構部61へのトナーの付着を抑制することができる。
図9を参照して、ロック機構部61は、凸部59の突出高さよりも小さい突出高さで、容器本体31の半径方向外側に向けて突出している。
このような構成によれば、トナー補給容器30の輸送時や交換時などに、ロック機構部61への接触によってシャッター51のロック状態が誤って解除されることを防止できる。
以上に説明した、この発明の実施の形態1におけるトナー補給装置200および画像形成装置100の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態におけるトナー補給装置200は、容器受け部21と、トナーを収容し、容器受け部21に着脱可能に設けられ、その装着時に容器受け部21に対して一方向に挿入されるトナー補給容器30とを備える。トナー補給容器30は、外周面34を有し、外周面34に開口するトナー補給口36が設けられ、トナー補給容器30の挿入方向に沿って円筒状に延びる容器本体31と、外周面34に沿って設けられ、容器本体31に対して、トナー補給口36を閉じる第1位置と、トナー補給口36を開く第2位置との間において、容器本体31の周方向に相対的に移動可能なシャッター51と、シャッター51に設けられ、容器本体31に係合することによりシャッター51を第1位置に保持するロック機構部61とを含む。容器受け部21に対するトナー補給容器30の挿入時、ロック機構部61は、容器受け部21により付勢されることによって、容器本体31と非係合となるように動作する。
本実施の形態における画像形成装置100は、トナー補給装置200と、トナー補給装置200からトナーが補給される現像装置4とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態1におけるトナー補給装置200および画像形成装置100によれば、容器受け部21へのトナー補給容器30の装着時に、シャッター51のロック状態の解除を簡易に実行することができる。
(実施の形態2)
図17は、この発明の実施の形態2におけるトナー補給装置において、シャッターが取り外された状態のトナー補給容器(容器本体)を示す斜視図である。図18は、シャッターが取り付けられた状態のトナー補給容器を示す側面図である。図19は、図18中のXIX−XIX線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。図20は、図18中の矢印XXに示す方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。
本実施の形態におけるトナー補給装置は、実施の形態1におけるトナー補給装置200と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図17から図20を参照して、リブ状部42は、その構成部位として、折り返し部42pを有する。折り返し部42pは、外周面34から、容器本体31の半径方向外側に離れた位置に設けられている。折り返し部42pは、その外周面34から離れた位置において、容器本体31の周方向に沿って帯状に延びている。
リブ状部42には、切り欠き部71が設けられている。切り欠き部71は、折り返し部42pに設けられている。切り欠き部71は、折り返し部42pを容器本体31の半径方向に貫き、容器本体31の軸方向における一方にて開口する切り欠き形状を有する。
容器本体31は、実施の形態1における退避部48に替えて、退避部96を有する。退避部96は、外周面34から凹む凹形状を有する。退避部96は、切り欠き部71から容器本体31の周方向に離れた位置に設けられている。
容器本体31は、窪み部97をさらに有する。窪み部97は、外周面34から凹む凹形状を有する。窪み部97は、容器本体31の軸方向において、退避部96と並んで設けられている。
本実施の形態では、シャッター51(本体部52)に、実施の形態1における開口部55および付勢部56が設けられていない。替わって、シャッター51は、舌部91を有する。舌部91は、容器本体31の周方向における案内部53の端部から、容器本体31の軸方向において本体部52とは反対側に突出する舌形状を有する。
舌部91には、開口部92が設けられている。開口部92は、舌部91を容器本体31の半径方向に貫通する貫通孔からなる。開口部92は、矩形形状の開口面を有する。
トナー補給容器30は、実施の形態1におけるロック機構部61に替えて、ロック機構部81を有する。ロック機構部81は、シャッター51に一体に設けられている。ロック機構部81は、弾性変形可能なように構成されている。ロック機構部81は、開口部92の開口縁から延出し、容器本体31の軸方向に沿って延びるアーム形状を有する。
ロック機構部81は、その構成部位として、アーム部83と、鍔状部84と、支柱部86と、係合部85とを有する。
アーム部83は、開口部92の開口縁から延出し、容器本体31の軸方向に沿ってアーム状に延びている。鍔状部84は、アーム部83から容器本体31の半径方向外側に向けて鍔状に突出して設けられている。支柱部86は、アーム部83から容器本体31の半径方向内側に向けて突出して設けられている。支柱部86は、アーム部83から突出する先端にて容器本体31の外周面34に当接している。係合部85は、開口部92の開口縁から延出するアーム部83の先端側に設けられている。係合部85は、容器本体31の軸方向において切り欠き部71に重なる位置に設けられている。
アーム部83は、第1部位89および第2部位88を有する。第1部位89は、開口部92の開口縁から延出するアーム部83の基端側に位置する。第2部位88は、開口部92の開口縁から延出するアーム部83の延出方向において、第1部位89および係合部85の間に位置する。第2部位88は、アーム部83から突出する支柱部86の根元に位置する。
シャッター51が第1位置に配置された状態において、係合部85は、切り欠き部71に係合される。これにより、容器本体31の周方向におけるシャッター51の移動が規制され、シャッター51が第1位置に保持される。
図21は、容器受け部への挿入時におけるトナー補給容器を示す断面図である。
図21を参照して、容器受け部21に対するトナー補給容器30の挿入時、ロック機構部81は、容器受け部21により付勢されることによって、容器本体31と非係合となるように動作する。
より具体的には、トナー補給容器30が容器受け部21に挿入されると、ロック機構部81(鍔状部84)が、容器本体31の半径方向内側に向けて付勢される。これにより、ロック機構部81は、係合部85が切り欠き部71から外れるように弾性変形する。この際、支柱部86は、容器本体31の外周面34に当接している。ロック機構部81は、支柱部86の根本に当たる第2部位88を支点に曲げ変形する。このロック機構部81の変形に伴って、係合部85は、容器本体31の半径方向内側に向けて移動し、外周面34および折り返し部42pの間の隙間に進入する。
このように、容器受け部21に対するトナー補給容器30の挿入操作に連動して、ロック機構部81によるシャッター51のロック状態が自動的に解除される。
図22は、容器受け部にて回転されたトナー補給容器を示す側面図である。図23は、図22中のXXIII−XXIII線上の矢視方向から見たトナー補給容器を示す断面図である。
図22および図23を参照して、トナー補給容器30が容器受け部21にて回転されると、ロック機構部81の係合部85は、外周面34および折り返し部42pの間の隙間を通って、折り返し部42pの直下から抜け出す。ロック機構部81は、容器本体31の周方向に沿って進み、シャッター51が第2位置に達した時点で、退避部96および窪み部97の上方に配置される。
この際、係合部85が、退避部96に退避し、支柱部86が窪み部97に落ち込む。これにより、支柱部86が外周面34に対して当接した状態が解消され、ロック機構部81は、アーム部83の基端側に位置する第1部位89を支点に曲げ変形する。
このような構成によれば、トナー補給容器30の回転操作後のロック機構部81の弾性変形量は、トナー補給容器30の回転操作前のロック機構部81の弾性変形量よりも小さくなる。このため、トナー補給容器30は、ロック機構部81の弾性変形量がより小さい状態で容器受け部21に装着されることになる。このため、トナー補給容器30を長期間に渡って使用した後であっても、ロック機構部81が塑性変形することを防止できる。
図18および図22を参照して、ロック機構部81は、トナーシール部37から離れた位置に設けられている。本実施の形態ではさらに、ロック機構部81が、トナーシール部37から、容器本体31の軸方向に離れた位置に設けられている。このような構成により、ロック機構部61への飛散トナーの付着をより効果的に抑制することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるトナー補給装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、画像形成装置と、画像形成装置に搭載されるトナー補給装置とに適用される。
1 感光体、2 帯電装置、3 露光装置、4 現像装置、5 1次転写ローラー、6 中間転写ベルト、7 クリーニングブレード、8 2次転写ローラー、9 定着装置、11 排紙トレイ、12,12C,12K,12M,12Y 画像形成ユニット、13,13P,13Q 給紙トレイ、14 用紙、21,21C,21K,21M,21Y 容器受け部、22 トナー受け入れ口、23 嵌合部、30,30C,30K,30M,30Y トナー補給容器、31 容器本体、32 収容部、33 カバー部、34 外周面、36 トナー補給口、37 トナーシール部、38,55,92 開口部、39 収容空間、41,42 リブ状部、42p 折り返し部、43,44 凹部、45 隔壁部、46 壁部、48,96 退避部、51 シャッター、52 本体部、53,54 案内部、56 付勢部、57,58,65 突起部、59 凸部、61,81 ロック機構部、62,63,84 鍔状部、64 基部、66,85 係合部、71 切り欠き部、83 アーム部、86 支柱部、88 第2部位、89 第1部位、91 舌部、97 窪み部、100 画像形成装置、101 中心軸、200 トナー補給装置。

Claims (12)

  1. 容器受け部と、
    トナーを収容し、前記容器受け部に着脱可能に設けられ、その装着時に前記容器受け部に対して一方向に挿入されるトナー補給容器とを備え、
    前記トナー補給容器は、
    外周面を有し、前記外周面に開口するトナー補給口が設けられ、前記トナー補給容器の挿入方向に沿って円筒状に延びる容器本体と、
    前記外周面に沿って設けられ、前記容器本体に対して、前記トナー補給口を閉じる第1位置と、前記トナー補給口を開く第2位置との間において、前記容器本体の周方向に相対的に移動可能なシャッターと、
    前記シャッターに設けられ、前記容器本体に係合することにより前記シャッターを前記第1位置に保持するロック機構部とを含み、
    前記容器受け部に対する前記トナー補給容器の挿入時、前記ロック機構部は、前記容器受け部により付勢されることによって、前記容器本体と非係合となるように動作する、トナー補給装置。
  2. 前記容器本体には、前記外周面から凹む凹部が設けられ、
    前記ロック機構部は、前記シャッターが前記第1位置にある場合に前記凹部に係合される係合部を有し、
    前記シャッターは、前記係合部が前記凹部に近づく方向に前記ロック機構部を付勢する弾性変形可能な付勢部を有し、
    前記容器受け部に対する前記トナー補給容器の挿入時、前記ロック機構部は、前記容器受け部により付勢されることによって、前記付勢部から受ける弾性力に抗しつつ、前記係合部が前記凹部から外れるように動作する、請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記容器本体には、前記外周面から凹み、前記シャッターが前記第2位置にある場合に前記ロック機構部が退避する退避部がさらに設けられ、
    前記付勢部は、前記ロック機構部が前記退避部に退避することによって、弾性変形した状態から元の状態に復元する、請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記容器本体には、切り欠き部が設けられ、
    前記ロック機構部は、前記シャッターが前記第1位置にある場合に前記切り欠き部に係合される係合部を有し、前記シャッターに一体に設けられ、
    前記容器受け部に対する前記トナー補給容器の挿入時、前記ロック機構部は、前記容器受け部により付勢されることによって、前記係合部が前記凹部から外れるように弾性変形する、請求項1に記載のトナー補給装置。
  5. 前記ロック機構部は、前記シャッターからアーム状に延出し、その延出方向における先端側に前記係合部が配置されるアーム形状を有し、
    前記ロック機構部は、前記シャッターが前記第2位置にある場合に、その延出方向における基端側に配置される第1部位を支点に曲げ変形し、前記容器受け部に対する前記トナー補給容器の挿入時に、その延出方向において前記係合部および前記第1部位の間に配置される第2部位を支点に曲げ変形するように構成される、請求項4に記載のトナー補給装置。
  6. 前記シャッターは、前記トナー補給容器が前記容器受け部に対して挿入された後、前記トナー補給容器が前記容器本体の周方向に回転されることによって、前記第1位置から前記第2位置に移動する、請求項1から5のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
  7. 前記トナー補給容器は、前記外周面および前記シャッターの間に介挿され、前記トナー補給口の開口面を取り囲むように設けられるトナーシール部をさらに含み、
    前記ロック機構部は、前記トナーシール部から離れた位置に設けられる、請求項1から6のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
  8. 前記ロック機構部は、前記トナーシール部から前記容器本体の軸方向に離れた位置に設けられる、請求項7に記載のトナー補給装置。
  9. 前記シャッターが前記第1位置にある場合に、前記ロック機構部は、前記トナー補給口よりも、前記第1位置から前記第2位置に向かう前記シャッターの移動方向の下流側に設けられる、請求項1から8のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
  10. 前記シャッターは、前記容器本体の半径方向外側に向けて突出する凸部を有し、
    前記ロック機構部は、前記凸部の突出高さよりも小さい突出高さで、前記容器本体の半径方向外側に向けて突出する、請求項1から9のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
  11. 前記容器受け部は、前記凸部に対応する凹形状を有し、前記容器受け部に対する前記トナー補給容器の挿入時に前記凸部が嵌合される嵌合部を有する、請求項10に記載のトナー補給装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のトナー補給装置と、
    前記トナー補給装置からトナーが補給される現像装置とを備える、画像形成装置。
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