JP7272495B2 - 粉体収容容器及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、粉体収容容器から粉体搬送装置の粉体の受け渡し性能を良好にしつつ、容器駆動歯車から伝達される駆動による負荷を抑制できる粉体収容容器及び画像形成装置の提供をその目的とする。
図2は、本発明が適用された画像形成装置としての電子写真方式でタンデム型のカラー複写機(以下、「複写機500」という)の概略構成図である。なお、複写機500は、モノクロ複写機であってもよい。複写機500は、複写機装置本体(以下、「プリンタ部100」という)、給紙テーブル(以下、「給紙部200」という)及びプリンタ部100上に取り付ける原稿読取部(以下、「スキャナ部400」という)から主に構成されている。
本実施形態において、露光装置47には、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式を用いているが、露光手段としてはLEDアレイを用いるものなど他の構成でも良い。
作像部46Yは、ドラム状の感光体41Yを備える。作像部46Yは、帯電手段である帯電ローラ44Y、現像手段である現像装置50Y、感光体クリーニング装置42Y、除電装置等を感光体41Yの周囲に配設した構成である。そして、感光体41Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われることで、感光体41Y上にイエローのトナー像が形成される。
上述した二次転写ニップに搬送される記録媒体Pは、プリンタ部100の下方に配設された給紙部200に設けられた給紙トレイ26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。詳しくは、給紙トレイ26には記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図2中、反時計回り方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28の二つのローラによって形成されるローラニップに向けて搬送される。
トナー濃度検知センサ56Yは、第二現像剤収容部54Y内の現像剤G中のトナー濃度を検知する。
図4は、トナー補給装置60Yにトナー容器32Yが装着された状態を示す模式図であり、図5は、トナー容器収納部70に四つのトナー容器32(Y,M,C,K)が装着された状態を示す概略斜視図である。
図27に示すように、四つのトナー容器32(Y,M,C,K)のうち、ブラックのトナーが収容されたトナー容器32Kと、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーが収容されたトナー容器32(Y,M,C)とでは大きさが異なり、トナー容器32Kの方が、径が大きく形成されている。これにより、使用頻度が高いブラックのトナーが収容されたトナー容器32Kの交換頻度を少なくすることができる。
トナー補給装置60(Y,M,C,K)は、トナー容器32の形状に対応して、ブラックのトナーが収容されたトナー容器32Kが装着されるトナー補給装置60Kと、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーが収容されたトナー容器32(Y,M,C)が装着されるトナー補給装置60(Y,M,C)とで形状が異なる。
なお、作像プロセスに用いられるトナーの色とトナー容器32の径が異なる以外はほぼ同一構造である。このため、以下、イエローに対応したトナー補給装置60Yとトナー容器32Yのみの説明を行い、他の三つの色に対応したトナー補給装置60(M,C,K)やトナー容器32(M,C,K)の説明を適宜に省略する。なお、色毎で異なる構成がある場合は、特定の色を示す添え字であるY,M,CまたはKを符号として用いるが、色毎で異なる構成ではない場合、あるいは共通の構成である場合には、(Y,M,C,K)を付す場合と適宜添え字を省略する場合がある。
トナー容器32Yが図4、図5中矢印Qで示す装着方向へユーザーによって押し込まれる装着動作によってプリンタ部100のトナー容器収納部70内を移動されると、その装着動作に連動して、トナー容器32Yの装着方向における容器先端側からトナー補給装置60Yの搬送ノズル611Yが挿入される。これにより、トナー容器32Y内と搬送ノズル611Y内とが連通する。この装着動作に連動して連通する構成についての詳細は後述する。
トナー容器32(Y,M,C,K)は、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったとき)に新品のものに交換される。トナー容器32の長手方向における容器先端側カバー34とは反対側の端部には把手部303が設けられており、容器交換の際には、作業者が把手部303を握って引き出すことで、装着されたトナー容器32を取り外すことが出来る。
ここで、駆動部91Yの構成について補足する。駆動部91Yは、容器駆動ギア601Yと搬送スクリュギア605Yを備えている。容器駆動ギア601Yは、図7、図8に示すように、取付基板602に固定された駆動モータ603が駆動し、その出力歯車603aが回転することで回転駆動され、搬送スクリュギア605Yは出力歯車603aの回転が連結歯車604を介して伝達されることで回転駆動される。
一方、トナー容器32の先端面の中央には、装着時に搬送ノズル611が挿入される管挿入口としてのノズル受入口331が形成されており、非装着時にノズル受入口331を閉鎖する開閉部材としての容器シャッタ332を備える。
なお、各ガイドレール75は図56に示すように、挿入口形成部71近傍まで長手方向に延在して配置してもよい。各ガイドレール75は、トナー補給装置60にトナー容器32を装着するときに、容器本体33の回転軸と平行になるように形成されている。ガイドレール75は、図27、図28で示すように、トナー容器32Kが装着される溝部74Kに設けられたガイドレール75Kと、トナー容器32(Y,M,C)が装着される溝部74(Y,M,C)に設けられたガイドレール75(Y,M,C)とで高さ方向の長さが異なり、ガイドレール75Kの方がガイドレール75(Y,M,C)よりも長く形成されている。トナー容器32(Y,M,C)は、トナー容器32Kよりも径が小さく形成されているため、誤ってトナー容器32(Y,M,C)を溝部74Kに挿入しても挿入動作時の負荷が小さく、装着箇所を誤った状態で装着されやすい。しかしながら、ガイドレール75Kがガイドレール75(Y,M,C)よりも高さ方向に長く形成されているため、トナー容器32(Y,M,C)を溝部74Kに装着しようとすると装着途中でガイドレール75Kにトナー容器32(Y,M,C)の後述するスライドガイド361が当接して、装着方向への移動が規制される。このため、トナー容器32(Y,M,C)の誤装着を防止することができる。なお、図20、図56においては、一方の側面74aに設けたガイドレール75のみを示している。
容器セット部615は、搬送ノズル611の根本に位置し、容器開口部33aが挿入される端部内周面615aと、端部内周面615aよりもトナー容器32の装着方向下流側に位置する端面615bとを備える。端面615bには、図26に示すように、端面615bからトナー容器32の装着方向上流側に向かって突出するバネ規制部615cがノズルシャッタバネ613の外周に沿って等間隔に8箇所形成されている。なお、図23、図25ではバネ規制部615cの形状を示すために、ノズルシャッタバネ613を除いて図示している。バネ規制部615cがノズルシャッタバネ613の外周を覆うことにより、ノズルシャッタバネ613の径方向の移動が規制される。これにより、ノズルシャッタバネ613が径方向にずれた状態でトナー容器32がセットされて、ノズルシャッタバネ613が端面615bと容器開口部33aの先端部33cとの間に挟み込まれることによるトナー容器32のトナー補給装置60への装着不良を防止することができる。
尚、これ以下の記載において、容器開口部33aが容器セット部615に摺動可能な状態で嵌合との説明が頻出する。係る嵌合の状態を厳密に述べれば、容器開口部33aの外周面33bが、容器セット部615の端部内周面615aに形成された摺動突面615dに接触している状態を意味する。読みやすさのため、これより先は摺動突面615dを省略し、容器開口部33aの外周面33bが容器セット部615の端部内周面615aに嵌合との説明に留めることにする。
セットカバー608は、トナー容器32Kが装着されるセットカバー608Kと、トナー容器32(Y,M,C)が装着されるセットカバー608(Y,M,C)とで形状が異なる。セットカバー608Kは、図23に示すように、装着方向奥側に形成された底面608aと内周面608cとで形成される隅部(屈曲部)に貫通孔79aが等間隔に3箇所形成されている。一方、セットカバー608(Y,M,C)には、図25に示すように底面608aと内周面608cとで形成される隅部にわたって設けられているL字状の凹部79bが形成されており、隅部に孔形状は形成されていない。なお、セットカバー608Kに凹部が形成されている構成であっても、セットカバー(Y,M,C)に貫通孔が形成されている構成であってもよいが、本実施形態においてはセットカバー608(Y,M,C)の強度を保つためにセットカバー608(Y,M,C)は凹部形状に形成している。
上述したようにトナー容器32は、トナーが収容された容器本体33と、容器先端側カバー34とから主に構成されている。図10は、図6の状態から容器先端側カバー34を取り外した状態のトナー容器32の斜視説明図である。
図11は、図10の状態から容器本体33から搬送管受入部材としてのノズル受入部材330を取り外した状態のトナー容器32の斜視説明図であり、図12は、容器本体33からノズル受入部材330を取り外した状態のトナー容器32の断面説明図である。図13は、図12の状態からノズル受入部材330を容器本体33に取り付けた状態のトナー容器32(図10と同様に容器先端側カバー34を取り外した状態のトナー容器32)の断面説明図である。図29(a)はトナー容器32の先端側端部の斜視説明図、図30はトナー容器32の先端側端部の正面図である。
また、図1や図10等に示すように、汲み上げ部304の内周面にも、螺旋状突起302と同様に内部のトナーを搬送するように、螺旋状に形成された汲み上げ部螺旋状突起304aが形成されている。
容器ギア301は、ノズル開口610よりも容器本体33の長手方向において容器開口部33a側(容器開口部33aの近傍)に設けられていて、容器駆動ギア601と噛合可能に配置されている。そして容器ギア301は、容器駆動ギア601に噛合することで、搬送手段を回転可能とする。
トナー容器32は、容器本体33に対してその一端側に設けられた開口部としての容器開口部33aの開口からトナーを充填後、ノズル受入部材330を容器本体33の容器開口部33aに固定する構成となっている。
図31に示すように、スライド溝361aは、互いに対向する上ガイド部361Aの下面と下ガイド部361Bの上面との高さ方向の間隔が装着方向に段階的に異なるように形成されている。これら上面と下面との間隔は、トナー容器32の装着方向下流側のスライド溝先端部361cの間隔H1、スライド溝中央部361dの間隔H2、スライド溝後端部361eの間隔H3としたとき、間隔H1<間隔H2<間隔H3と順に広くなるように形成されている。つまり、間隔は上ガイド部361Aと下ガイド部361Bとの間の距離であり、トナー容器32の装着方向下流側に位置する間隔の方が装着方向上流側に位置する間隔よりも狭くなるように形成されている。また、溝先端部361cと溝中央部361dは、スライド溝361aの凹面361gにかけて傾斜して形成された溝傾斜部361fが延在することにより、スライドガイド361が溝部74で折れて破損するのを防止している。また、スライドガイド361には、図30に示すように、補強部362がその内側に連接して一体に形成され、トナー容器32を落下させてしまったときのスライドガイド361の破損が防止される。
各容器ロック部339は、図7、図29(a)に示すように、ガイド突起339a、ガイド溝339b、乗り越え部339c及び軸方向規制部としての係止孔339dをひと組として、容器先端側カバー34における左右両側に対を成すように、一組が配置されている。すなわち、各係止孔339dは、容器開口部33aの中心を挟んで左右両側に配置されている。各ガイド突起339aは、容器先端側カバー34の容器先端側のトナー容器32の長手方向に直交する垂直な面上であって、容器本体33の回転中心軸を通る水平面上に配置されている。ガイド突起339aは、トナー容器32の装着時に補給装置側ロック部材78を当接させ、ガイド溝339bに向けて案内できるようにガイド溝339bに繋がる傾斜面を備えている。ガイド溝339bは、容器先端側カバー34の側周面よりも一段低くなった溝である。
また、容器駆動ギア601と容器ギア301との噛み合いにより容器ギア301に駆動が入力されると、容器ギア301の圧力角(JIS:歯面の1点(ピッチ点)において、その半径線と歯形への接線とのなす角度)の方向に力が加えられ、容器ギア301が回転される。この容器ギア301の圧力角の方向に加えられる力は、容器ギア301の回転中心に向かう方向の分力を生じるため、容器本体33の中心軸(回転軸)に向かう方向であり、中心軸に対して垂直な方向の力が、容器本体33を有するトナー容器32に対して加わることになる。
このようにトナー容器32の中心軸と垂直に力が加わると、トナー容器32の長手方向の姿勢が不安定となってトナー容器32が中心軸に対して傾き、容器駆動ギア601と容器ギア301との噛み合い状態が不安定になることや、不安定な噛み合いによる異常音、トナーの搬送不良が発生するおそれがある。
上述したようにトナー容器32の容器先端側である容器開口部33aにおける外周面33bが回転軸部として容器セット部615の端部内周面615aに支持されるため、不安定な噛み合い状態の発生やそれに伴う異常音の発生、トナー搬送不良は、容器ギア301が容器ロック部339よりも容器後端側に配置された場合により生じやすい。これは以下で述べるような回転モーメントの発生が予測されるからである。まず、トナー容器32が補給装置にセットされ、容器ギア301へ駆動力が伝達されたときのトナー容器32の容器開口33aに生じる回転モーメントを考える。トナー容器32の容器開口部33aには、容器ギア301の回転軸に対して垂直に加わる力(駆動力)によって生じる回転モーメントM1が発生し、容器開口部33aと容器セット部615との嵌合を不安定な状態にさせる。一方、トナー容器32の容器ロック部339にある係止孔339dは補給装置側ロック部材78によって保持されている。このロック部材の保持によって、容器開口部33aには、上記容器ギア301への駆動力に起因する回転モーメントを打ち消す方向の回転モーメントM2が発生する。
容器ギア301が容器ロック部339よりも容器後端側に配置されていると、回転モーメントM1の腕の長さ(回転軸方向における容器開口部33aから容器ギア301までの距離)が回転モーメントM2の腕の長さ(回転軸方向における容器開口部33aから係止孔までの距離)よりも長くなる。即ち、M1>M2となり、トナー容器32や容器先端側カバー34のトナー容器収納部70による保持が不安定となることが予測される。
別の言葉で説明する。トナー容器32がトナー容器収納部70に保持される状態(セット状態)において、トナー容器32は、トナー容器32の容器先端側である容器開口部33aにおける外周面33bが回転軸部として容器セット部615の端部内周面615aに支持されるとともに、容器ロック部339の係止孔339dが補給装置側ロック部材78に係合される。そして、容器ロック部339と容器開口部33aとの間に容器ギア301が配置される構成である。
そのため、上述した容器駆動ギア601と容器ギア301との噛み合いによってトナー容器32に対して加えられる中心軸に対して垂直な方向の力による上述した回転モーメントM1の腕の長さは、中心軸方向(長手方向)における、外周面33bが端部内周面615aに支持される位置から、容器ギア301が設けられている位置までの長さである。また、容器ロック部339の係止孔339dが補給装置側ロック部材78に係合されることでトナー容器32に対して加えられる中心軸に対して垂直な方向の力(保持力と呼ぶことにする)による回転モーメントの腕の長さM2は、中心軸方向(長手方向)における、外周面33bが端部内周面615aに支持される位置から、容器ロック部339の係止孔339dが設けられている位置までの長さである。
従って、上述した保持力が一定であるとすれば、容器ギア301が容器ロック部339よりも容器後端側に配置される構成に比べ、容器ロック部339と容器開口部33aとの間に容器ギア301が配置される構成の方が、トナー容器32や容器先端側カバー34のトナー容器収納部70による保持力を効率的に影響させることができる。結果、容器ギア301に駆動力が伝達される状態においてもトナー容器32の長手方向の姿勢を安定させることができる。
また、図57に示すように、容器ロック部339も同様に、中心軸O(回転軸)を挟んで水平方向に左右対称となる位置に設けられていることから、中心軸Oに対して垂直な方向の成分は打ち消しあうため、中心軸方向の成分のみが作用し、容器先端側カバー34を中心軸Oに対して傾かせる成分は作用しない。
すなわち、本実施形態における粉体収容容器としてのトナー容器32は、画像形成用の
トナーが収容されたトナー容器32が装着され、トナーが搬送される搬送管としての搬送ノズル611と、搬送ノズルに設けられた粉体受入口としてのノズル開口610を開閉する粉体受入口開閉部材としてのノズルシャッタ612と、ノズルシャッタ612がノズル開口610を閉鎖するように付勢する付勢部材としてのノズルシャッタバネ613と、トナー容器32の側方から付勢してトナー容器32を画像形成装置本体に対して保持することが可能な補給装置側ロック部材78と、駆動力をトナー容器32内の搬送手段に伝達する本体側歯車としての容器駆動ギア601と、搬送ノズル611と同軸線上であって搬送ノズル611の周囲に配設されたトナー容器32を受け入れる容器受入部としての容器セット部615とを備えた画像形成装置に装着可能なトナー容器において、画像形成用のトナーを収容する容器本体33と、トナー容器32の一端に設けられた開口部33aと、回転することで容器本体内の粉体を容器開口部33a側へトナーを搬送する搬送手段と、容器駆動ギア601に噛合して搬送手段を駆動可能な歯車としての容器ギア301と、補給装置側ロック部材78と係合する容器ロック部339と、トナー容器32の外周にトナー容器32と同軸上に設けられた容器カバーとしての容器先端側カバー34とを備え、開口部33aの中心と容器ギア301の回転中心とが同軸線上に設けられ、容器駆動ギア601は、トナー容器32の長手方向において、容器ロック部339と容器開口部33aとの間に配置され、開口部33aは、容器セット部615に嵌合可能であることを特徴とする。
なお、容器先端側カバー34は、本実施例の機能から、専ら容器ロック部339を有するための部分とも言え、容器ロック部保持部と呼ぶこともできる。
図22、図33、図34に示すように、容器先端側カバー34には、その外周面34bから装着状態で上方に向けて突出した上部ガイド35が設けられている。上部ガイド35には、上部ガイド頂部35aと、上部ガイド側部35bと、上部ガイド傾斜面35cが形成されている。上部ガイド頂部35aと上部ガイド側部35bはトナー容器32の長手方向に延在するように形成され、上部ガイド頂部35aよりも容器先端側カバー34の周方向で下方にずれた位置であって上部ガイド35aに対して両側に上部ガイド側部35bが形成されている。上部ガイド傾斜面35cは、トナー容器32の上部ガイド頂部35a及び上部ガイド側部35bから、容器後端側に向けて低くなるように傾斜して形成されている。
容器本体33において、容器ギア301、容器開口部33a及びカバー爪引掛け部306等の容器ギア301から容器先端側の各部は、射出成形されたプリフォームのままの形状であるため、精度良く成形できる。一方、螺旋状突起302が形成されている部分、及び、把手部303は、射出成形された後、延伸ブロー成形工程で延伸して成形されているため、成型の精度はプリフォーム成型部よりは劣る。
図14は、容器先端側から見たノズル受入部材330の斜視説明図であり、図15は、容器後端側から見たノズル受入部材330の斜視説明図である。また、図16は、図13に示す状態のノズル受入部材330を上から見た上断面図であり、図17は、図13に示す状態のノズル受入部材330を横(図13中の奥側)から見た横断面図である。さらに、図18は、ノズル受入部材330の分解斜視図である。
容器シャッタ支持部材334に設けられたシャッタ側面支持部335aとシャッタ支持開口335bとはトナー容器回転方向において互いに隣り合って配置され、二つの互いに対向するシャッタ側面支持部335aが円筒形状の一部を形成し、シャッタ支持開口335bの部分(二箇所)で円筒形状を大きく切り取った形状となっている。このような形状により、円筒形状の内側に形成される円柱状の空間S1内(図16)を容器シャッタ332が長手方向に移動するようにガイドすることができる。
従来の容器ギアが粉体受入口よりもトナー容器の長手方向において開口部と反対側に配設されたトナー容器では、トナー容器を装脱し、且つ容器ギアを本体側の容器駆動ギアと駆動連結させる都合上、容器ギアを形成する位置の径が容器本体の他の部分に比べて必然的に狭くなるため、いわゆる肩部を設けてこの小径部分を乗り越えさせて、容器本体内部から開口へトナーを移動させていた。
しかし、本実施形態においては、容器ギア301が、ノズル開口610よりもトナー容器32の長手方向において容器本体33の一端側に設けられた開口部33a側の位置で容器駆動ギア601と駆動連結される構成のため、容器ギア301を形成した位置(小径位置)よりも容器本体33内部側で搬送ノズル611がトナーを受け取れ、従来よりもスムーズにトナーの受け渡しを行うことができる。
ガイドロッド332eは、先端円筒部332cの円筒内部から容器後端側に向けて起立した円柱であり、容器シャッタバネ336のコイル内部に挿入されることで容器シャッタバネ336が座屈しないようにガイドするロッド部分である。
ガイドロッド摺動部332gは、円柱状のガイドロッド332eの途中からガイドロッド332eの中心軸を挟んで両側に一対の平面が形成されている。また、ガイドロッド摺動部332bの容器後端側は二股に割れて一対の片持ち梁332fを形成している。
シャッタ抜け防止爪332aは、ガイドロット332eの起立した根元とは反対側の端部であって片持ち梁332fの端部に備えられ、容器シャッタ支持部材334から容器シャッタ332の脱落を防止する一対の爪部分である。
このようなシャッタ抜け防止爪332aのシャッタ後端支持部335に対する引っ掛かりと、容器シャッタバネ336の付勢力と、によって位置決めがなされる。詳しくは、容器シャッタ332のトナー漏れ防止機能を発揮する先端円筒部332cと容器シール333との長手方向の容器シャッタ支持部材334に対する位置決めがなされる。両者が密着する関係で位置決めがされ、トナーの漏出を防止することが出来る。
このとき、シール部材巻き込み防止空間337bが無く、三番目の内周面から繋がる垂直面(容器シール333の貼付面)と五番目の内周面GGとが直交するように繋がっていた場合、次のような状態となるおそれがある。すなわち、容器シール333の弾性変形した部分が、容器シャッタ332と摺動する受入部材固定部337の内周面と容器シャッタ332の外周面との間に挟まれて、巻き込まれた状態となるおそれがある。受入部材固定部337と容器シャッタ332とが摺動する部分、即ち、先端円筒部332cと内周面GGとの間に容器シール333が巻き込まれると、受入部材固定部337に対して容器シャッタ332がロックされ、ノズル受入口331の開閉が行えなくなる。
また、トナー容器収納部70上で、トナー容器32を装着方向Q(押し込み方向)にスライド移動させることで、トナー補給装置60の搬送ノズル611が、トナー容器32のノズル受入口331内の容器シャッタ332を押し開いて容器本体33内に進入する。このため、移動途中において両者の位置関係がずれてしまうことは、トナーの漏れや、搬送ノズル611や容器シャッタ332やノズル受入部材330などの破損が懸念される。よって、搬送ノズル611と容器シャッタ332及びノズル受入口331の中心位置をできるだけ同一軸線上で移動させるのが望ましい。
更に、容器ギア301の回転中心は、容器開口部33a(容器本体33)の軸線と同一線上であるため、容器ギア301と容器駆動ギア601との噛み合せがずれることなく正しい位置で行われるためには、容器開口部33aを容器セット部615に嵌合させて、トナー容器32のトナー補給装置60に対する径方向の位置を確定することが重要である。
例えばトナー容器32の軸方向に長いガイドで一様にトナー容器32とトナー補給装置60との位置関係を規制することも可能であるが、規制される方向の数が少ないと十分な規制が難しい。複数の規制部を設け、装着当初からトナー容器32とトナー補給装置60の位置関係を規定することも考えられる。しかし、この場合、装着方向Q(押し込み方向)への移動初期段階から複数の規制部によって位置決め(移動規制)が行われるため、押し込み抵抗が大きくなって操作性の面で課題を残すことが懸念される。
また、図32に示すように、トナー容器32の装着方向Qにおいて、トナー補給装置60側と段階的に係合と離脱を行う案内部としての位置決め手段(案内部)600をトナー容器32に設けた。これにより、搬送ノズル611やノズル受入部材330の中心位置をできるだけ同一軸線上に合わせた状態でトナー容器32をトナー補給装置60に向けて装着方向Qへ移動させることができ、トナー漏れや、搬送ノズル611やノズル受入部材330の破損を防止することができる。なお、位置決め手段600は、装着方向Qに配置された複数の位置決め部(規制部)で構成されている。図32は、複数の位置決め部とトナー補給装置60との位置関係を示す斜視説明図であるが、煩雑さを避けるために、複数の位置決め部の構成を中心に記載し、他の構成は省略あるいは簡略化している。
これら突起部341aとセットカバー608の内周面608cとの接触によりトナー容器32の移動をガイドするとともに径方向への移動が規制される。このため、第2の規制状態においては、容器カバー受入部73に対する容器先端側カバー34の径方向への移動が、3つの突起部341aと内周面608cの接触により規制される。つまり容器カバー受入部73に対する容器先端側カバー34の径方向の位置が規制される。なお、所定方向の位置が規制されるとは、すなわち、所定方向へのトナー容器32の移動を規制することでもある。
トナー容器32を第2の規制状態から装着方向Qにさらに押し込むと、図44(A)(a)に示すように、容器シール333とノズルシャッタ鍔部612aとが接触する。第2の規制状態では、ガイドレール75とスライド溝361による幅方向Wと鉛直方向Zの規制に加えて、突起部341aと内周面608cによる径方向の規制が加わるため、容器シャッタ332と搬送ノズル611との中心位置が合う。そのため、トナー容器32が容器シャッタの端面332hと搬送ノズルの端面611aとの接触面やスライド溝361を支点として幅方向Wや鉛直方向Zに傾いた状態で装着動作がされることがなくなり、搬送ノズル611や容器シャッタ332が折れてしまうことや、容器シール333が剥がれてしまうことを防止することができる。また、装着動作に伴いスライド溝361にかかる力が突起部341aに分散して低減されるため、スライド溝361が折れて破損する不具合を防止することができる。
なお、補給装置側ロック部材78、78が容器ロック部339、339の各係止孔339d内に進入する位置は長手方向において、幾分ガタを持たせておくと、部品精度のバラツキや取付け位置のバラツキがあった場合でも、確実に補給装置側ロック部材78、78を容器ロック部339、339の各係止孔339d内に進入させてセット位置に保持することができ、トナー補給装置60に対するトナー容器32の不完全なセット状態を回避する事ができるので好ましい。
図44(B)は、搬送ノズル611とノズル受入部材330の装着動作時の状態と(横軸)、トナー容器32の規制状態(縦軸)との関係を示す。図44(B)の横軸は、搬送ノズル611へのノズル受入部材330の接触状態を示しており、(a)は移動開始時であって搬送ノズル611とノズル受入部材330とが当接する前の状態、(b)は容器シャッタの端面332hと搬送ノズル611aの端面が当接した状態、(c)は容器シール333とノズルシャッタ鍔部612aが当接した状態、(d)は容器開口部33aが容器セット部615に嵌合した状態を示す。図44(B)の縦軸は、横軸の(a)~(d)の各状態に至る際に、案内部としての鉛直方向の移動を規制するスライドガイド361、径方向の移動を規制する突起部341a、周方向の移動を規制する回り止めリブ342aのどの案内部によってトナー容器32の移動が規制されているかを示している。例えば、(b)の容器シャッタの端面332hと搬送ノズル611aとが当接する状態に至る際には、スライドガイド361によって鉛直方向の移動が規制されていることを示している。
図50は、第2の実施形態に係るトナー容器1032の斜視説明図である。このトナー容器1032は、略円筒状のトナーボトルであり、トナー容器収納部70に非回転で保持される容器先端側カバー34と、容器ギア1301が一体的に形成された粉体収容部材としての容器本体1033とから主に構成される。トナー容器1032は、第1の実施形態同様に、トナー補給装置60に着脱自在とされていて、トナー補給装置60のトナー容器収納部70上で長手方向にスライド移動可能とされている(図5、図20参照)。
トナー容器1032は、第1の実施形態で説明したトナー容器32に対して容器本体1033の構成が異なっていて、これ以外の構成はトナー容器32と同等とされているので、ここでは容器本体1033の構成を中心に説明する。
また、図51に示すノズル受入部材1330は、容器シール1333と、ノズル受入口1331と、容器シャッタ1332と、容器シャッタバネ1336とを有する。容器シール1333は、複写機500本体に対しトナー容器1032を装着した時に、搬送ノズル611に保持されるノズルシャッタ612のノズルシャッタ鍔部612aと対向し当接する当接面を備えるシール部材である。ノズル受入口1331は、搬送ノズル611が挿入される開口部であり、容器シャッタ1332は、ノズル受入口1331を開閉するシャッタ部材である。容器シャッタバネ1336は、容器シャッタ1332を、ノズル受入口1331を閉じる位置に向け付勢する付勢部材である。
このようにして、汲み上げ内壁面、橋渡し部、シャッタ支持開口1335bまでのトナーをノズル開口610に流し込む構成を一体にすることができる。
図51(c)に示すように、トナー容器1032は、容器先端側カバー34、容器本体1033、底蓋1035、ノズル受入部材1330等によって構成されている。容器先端側カバー34は、トナー容器1032の複写機500本体に対する装着方向Qの先端側に設けられており、容器本体1033は、略円筒状の形状となっている。底蓋1035は、トナー容器1032の装着方向Qの後端側に設けられており、ノズル受入部材1330は、上述した略円筒状である容器本体1033に回転可能に保持されている。
まず容器本体1033に対して容器後端側からノズル受入部材1330を進入させ、容器本体1033の先端側にある先端側軸受1036に対し、ノズル受入部材1330を回転可能に支持させるよう位置合わせをする。次に底蓋1035に設けた後端側軸受1035aがノズル受入部材1330の搬送羽根保持部1330bの一端を回転可能に支持するように位置合わせをし、容器本体1033に対して底蓋1035を固定する。その後、ノズル受入部材1330に対し、容器先端側から容器ギア1301を固定する。容器ギア1301を固定した後、容器先端側から容器ギア1301を覆う様に容器先端側カバー34を容器本体1033に対して固定する。
なお、容器本体1033と容器先端側カバー34との固定、容器本体1033と底蓋1035との固定、ノズル受入部材1330と容器ギア1301との固定、に関しては適宜既知の方法(例えば、熱溶着、接着剤など)を用いることができる。
汲み上げリブ304gは、シャッタ側面支持部1335aの回転方向下流側端部1335cからそのリブ面が繋がるようにして容器本体1033の内周面近傍まで突出させる。リブ面の途中は一箇所折れて曲面に近くしているが、トナーとの相性次第で必ずしもこの構成でなくともよく、折れのない単純な平面リブでもよい。このような構成により容器本体1033には隆起部分を形成する必要はなくなる。さらに、シャッタ支持開口1335bから一体で汲み上げリブ304gを起立させているので、シャッタ側面支持部1335aと凸部304hとを密着させたのと同様に橋渡しの作用効果を発揮させることができる。すなわち、トナー容器1032の画像形成装置本体装着時にノズル受入部材1330が回転すると搬送羽根が回転し、トナー容器1032が内部に収容しているトナーが、後端側からノズル受入部材1330が設けられている先端側に向け搬送される。そして、搬送羽根1302で搬送されてきたトナーを汲み上げリブ304gが受け取り、これを回転によって下方から上方に汲み上げ、リブ面を滑り台にしてノズル開口610までトナーを流し込むことが可能になる。
図53(a)、図53(b)に示す第3の実施形態は、トナー容器1032に情報記憶装置としてのICタグ(ICチップ、情報記憶媒体)700とその保持機構345が容器カバーとしての容器先端側カバー34に設けられているとともに、トナー補給装置60にICタグ700と接触して情報を読み出す読出手段としてのコネクタ800が配設されたものである。
ICタグ700の通信方式は接触式である。よってコネクタ800が、トナー補給装置60の本体側の容器先端側カバー34の容器先端側端面と対向する位置に配置されている。
すなわち、位置決めピン801がICタグ穴部701に挿入される前において、第1の規制状態により、トナー容器1032の鉛直方向Z及び幅方向Wへの大まかな位置決めが行なわれる。第2の規制状態において、容器カバー受入部73に対する容器先端側カバー34の径方向への移動が、3つの突起部341aと内周面608cの接触により規制される。つまり、第2の規制状態においては、幅方向Wと鉛直方向Zと径方向へのトナー容器32の位置決めが行なわれる。また第3の規制状態において、回り止めリブ342aが、セットカバー608に形成した溝部77a内に進入することで、容器先端側カバー34の周方向Rへの移動規制が行なわれる。そして、第4の規制状態において、径方向への規制が解除された後、第5の規制状態において、容器開口部1033aが、容器セット部の端部内周面615a内に進入することで、容器本体1033のトナー補給装置60に対する位置決めが行われる。
本実施形態では、上述した各トナー容器側と、トナー補給装置側との互換性を識別する識別手段について説明する。
一般に、互換性の識別には、トナー容器側とトナー補給装置のトナー容器収納部側とに、識別手段として種類毎に異なる係合部と被係合部をそれぞれ設ける。異なる種類のトナー容器をトナー容器収納部に装着しようとすると、当該係合部と被係合部とが対向して照合せず、トナー容器がトナー容器収納部に装着できないようにして、誤装着を防止している。
トナー容器とトナー容器収納部とは、装着のし易さを考慮して、ある一定の隙間を設けている。この隙間がないと正しいトナー容器を装着する際の装着姿勢がシビアに成りすぎ、装着し難くなる。しかし、隙間を大きくし過ぎると、装着し易い反面、トナー容器の姿勢の自由度が高く、トナー容器が誤った姿勢であってもトナー容器収納部へ装着しようとする力が働く場合がある。そのため、ある一定以上の荷重を与えてトナー容器を装着すると、不一致で装着してはいけない係合部と被係合部の組み合わせにおいてでも、誤ってトナー容器がトナー容器収納部に装着されることがある。
トナー容器収納部に設ける識別手段は、装着初期の段階で互換性を識別するために装着方向のより手前側に設けられる。そのため、識別手段が設けられる挿入口形成部は、トナー容器の装着時にユーザーが触れて怪我をすることがないよう、樹脂等の柔らかい材質で成型される。そのため、挿入口形成部に設けた識別手段は撓みやすく、種類の異なるトナー容器を装着した場合であっても、識別手段を乗り越えてトナー容器収納部に装着されることがある。
挿入口形成部71Aには、各色のトナー容器32が装着時及び取外し時に通過する挿入口71a(Y,M,C,K)が形成されている。これら挿入口71aの形状は、各色の容器先端側カバー34の外観形状と相似する形状とされていて、図62、図63に示すように容器先端側カバー34の外周面34bと挿入口71a(Y,M,C,K)の内面との間に、トナー容器の着脱時に一定の隙間ができるように形成されている。
各挿入口71aの下部を形成する入口台座部71bには、トナー容器32の係合部92と係合してトナー容器の種類を識別する被係合部としての被係合リブ90が各入口台座部71bから上方に向かって突出するようにそれぞれ形成されている。幅方向Wに位置する各挿入口71aの下部側面71c、71cには、規制部としての規制リブ93、93(Y,M,C,K)がそれぞれ設けられている。規制リブ93、93(Y,M,C,K)は、各色のトナー容器32を各挿入口71aにそれぞれ挿入する際にスライドガイド361、361のスライド溝361a、361a(図59参照)にそれぞれ挿入可能な幅と突出量とされていて、スライドガイド361、361を摺動可能としている。これにより、各スライド溝361aが各規制リブ93にそれぞれ進入して容器先端側カバー34の鉛直方向の移動が規制された状態で、各容器先端側カバー34の下部34gに設けた各係合部92が各被係合リブ90とそれぞれ係合する。このとき鉛直方向の移動が規制されているため、各係合部92と各被係合リブ90とが係合する際に、各トナー容器32が上方へ持ち上がることが防止され、各被係合リブ90を乗り越えて挿入が続けられてしまうことを防止することができる。
一方、図63に示す、トナー容器32Kが挿入される挿入口71aKに設けられた規制リブ93Kは、容器カバー受入部73側に形成したガイドレール75(K)(図28参照)と底面が同じ高さ位置となるように形成されているが、規制リブ93(K)とガイドレール75(K)とでは高さ方向の長さが異なり、ガイドレール75(K)の方が長く形成されている。これにより、トナー容器32(K)よりも小さく形成されたトナー容器32(Y,M,C)が挿入口71a(Y,M,C)よりも大きく形成された挿入口71a(K)に誤って挿入され、被係合リブ90を乗り越えて挿入が続けられた場合であっても、ガイドレール75(K)がトナー容器32(Y,M,C)のスライドガイド361(Y,M,C)と当接して、それ以上の挿入を規制することができ、誤装着を防止することができる。また、ガイドレール75(Y,M,C、K)と規制リブ93(Y,M,C、K)とは一体でもよい。
図65(a)に示すように、係合部92のリブ間溝921の幅W1が狭いものは2本の被係合リブ90で形成された被係合部を通過することができない(装着不可)。
図65(c)に示すように、係合部92のリブ間溝921の幅W1が狭いものは1本の被係合リブ90で形成された被係合リブ90を通過することができる(装着可)。
図65(b)に示すように、係合部92のリブ間溝921の幅W1が広いものは1本、2本の各被係合リブ90を問わず、被係合リブ90を通過することができる(装着可)。
図68、図69(a)、(b)は、容器先端側カバー34の下部34gに設けられた係合リブ9202a、9202aの間に幅7mmのリブ間溝9212aを有する例2を示す。
図70、図71(a)、(b)は、係合リブ920を持たずに、スライドガイド361、361に形成された装着方向に連接する補強部362、362の側面362a、362aの幅を幅11mmとしてスライドガイド361、361の間に形成されたスライドガイド間溝9213とした例3を示す。
図72、図73(a)、(b)は、装着方向Qに向かって右側に位置するスライドガイド361に形成された装着方向に連接する補強部362に、容器先端側カバー34の下部34gの中心から9mmオフセットした位置から3mmの補強部溝9224aを形成するとともに、スライドガイド361、361の間に係合リブ9204aを形成した例4を示す。
図74(a)、図75(a)、(b)は、装着方向Qに向かって左側に位置するスライドガイド361に形成された装着方向に連接する補強部362に、容器先端側カバー34の下部34gの中心から9mmオフセットした位置から3mmの補強部溝9225aを形成するとともに、スライドガイド361、361の間に係合リブ9205aを形成した例5を示す。なお、各溝の深さは5mmとし、被係合リブ90の高さ(突出量)は2.5mmとした。
図72、図74(a)では、装着方向Qに向かって左側又は右側に位置するスライドガイド361の何れか一方の補強部362に補強部溝9225aを形成したが、補強部溝9225aの形態は、これに限定されるものではない。
例えば、図74(b)に示すように、装着方向Qに向かって左右に位置するスライドガイド361、361にそれぞれ形成された装着方向に連接する補強部362、362に、容器先端側カバー34の下部34gの中心から9mmオフセットした位置から3mmの補強部溝9225a、9225aをそれぞれ形成してもよい。そして、スライドガイド361、361の間に図72、図74(a)に示すように、係合リブ9205aを形成してもよいし、図74(b)に示すように、ライドガイド361、361の間に係合リブ9205aを形成しない形態であってもよい。
図76は、これらリブ間溝921及び補強部溝922と、これらの溝よりも幅の狭い被係合リブ90の関係を示す拡大図である。溝幅と例1~例5の組み合わせ関係をまとめると図77のようになる。
次に、係合部92の別の実施形態について図78~図81を用いて説明する。本実施形態は、第4の実施形態とは、リブ間溝921の幅W1や、補強部溝922の有無については同一であるが、係合部92の底面視の形態が異なる。そのため、図78~図81では本実施形態における底面図を示し、正面図及び背面図は省略する。
図78は、例1の別形態を、図79は例2の別形態を、図80は、例4の別形態を、図81は例5の別形態をそれぞれ示す。
図78において、9201b、9201bはスライドガイド361、361に設けられたスライドガイド間突起部(係合リブ)を示し、9211bはスライドガイド間突起部9201b、9201bの間に形成された突起部間溝(リブ間溝)を示す。
図79において、9202b、9202bはスライドガイド361、361に設けられたスライドガイド間突起部(係合リブ)を示し、9212bは係合リブ9202b、9202bの間に形成された突起部間溝(リブ間溝)を示す。
図80において、9224bは、装着方向Qに向かって右側に位置するスライドガイド361に形成された装着方向に連接する補強部362に形成された補強部溝を示し、9204bは、スライドガイド361、361の間に形成されたスライドガイド間突起部(係合リブ)を示す。
図81において、9225bは、装着方向Qに向かって左側に位置するスライドガイド361に形成された装着方向に連接する補強部362に形成された補強部溝を示し、9205bは、スライドガイド361、361の間に形成されたスライドガイド間突起部(係合リブ)を示す。
これにより、スライドガイド361と規制リブ93との鉛直方向の規制がより厳しい状態で、各スライドガイド間突起部9201b、9212b、9204b、9205bと被係合リブ90とが係合することとなる。そのため、トナー容器32の鉛直方向の移動を規制した状態で各スライドガイド間突起部9201b、9212b、9204b、9205bと被係合リブ90とが係合することから、各スライドガイド間突起部9201b、9212b、9204b、9205bが被係合リブ90を乗り越えて、トナー容器32が誤った位置に装着されてしまうことを確実に防止することができる。
被係合リブ90と係合リブ92と規制リブ93の構成は、第1の実施形態にのみ適用されるものではなく、第2、第3の実施形態で説明したトナー容器の容器先端側カバー34と容器口71aとの関係に適用しても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、第1の実施形態から第5の実施形態に係るトナー容器32のトナー補給装置60への径方向規制部の別の実施形態について説明する。
図83に示すように、セットカバー608には、内周面608cから内部に向かって突出する突起608eが周方向に等間隔で3箇所形成されている。容器先端側カバー34が容器カバー受入部73内に進入した際に、容器先端側カバー34の外周面が突起608eに当接してトナー容器32の移動をガイドして径方向への位置決めを行う。容器先端側カバー34には図示しないが突起608eと対向可能に凹部が形成されており、トナー補給装置60へトナー容器32を装着方向Qに所定位置まで押しこむと、凹部が突起608eと対向する位置を占める。これにより、容器先端側カバー34の外周面と突起608eによる容器先端側カバー34の径方向への規制が解除される。
なお、本実施形態では、トナー容器32を例示して説明したが、図50に示した第2の実施形態に係る、容器本体1033の外周面に螺旋溝がなく、その内部に搬送手段と搬送手段の一部に汲み上げ機能を持たせたトナー容器1032に、本実施形態を適用してもよい。
本実施形態では、上述したトナー容器32のトナー補給装置60への周方向規制部の別の実施形態について説明する。
図84に示すように、容器先端側カバー34の外周面には、周方向規制部となる周方向規制溝部が形成されている。この周方向規制溝部は、容器先端側カバー34の外周面34bから内側に向けて形成されている。以下、この周方向規制溝部を回り止め凹部342bとする。トナー容器32をトナー補給装置60に装着させる際、回り止め凹部342bは、図83に示すセットカバー608に形成した本体側突起部となる板状の突部77bに進入するように配置されている。
以下、第6の実施形態及び第7の実施形態における各位置決め部材とトナー補給装置60との係合及び離脱の順番を図85、図86を用いて説明するが、基本的な順番は、突起608e、回り止め凹部342b及び突部77bの構成が異なる以外は図38、図44(A)に示すものと同一である。このため、ここでの説明は適宜簡略化して説明する。
図85(a)に示すようにトナー容器32をトナー容器収納部70の容器受部72の溝部74に載置し、装着方向Qへユーザーが押し込む(装着動作する)と、トナー容器32は、溝部74上をスライド移動する。このとき、図22に示すように、トナー容器32の上部ガイド35の上部ガイド側部35b、35bが溝部74と対向する上面部76に形成された上面突出部76aに当接しながらトナー容器32がスライド移動されるため、鉛直方向Zへの移動を規制しながら装着方向Qへ押し込むことができる。また、上部ガイド35の頂部の上部ガイド頂部35aではなく、その両側に形成された上部ガイド側部35b、35bによって鉛直方向への移動の規制をするため、押し込み動作時にトナー容器32が左右方向にずれた場合であっても確実に上面部76側へ当接させることができる。
本実施形態は、粉体収容容器としてのトナー容器が備えるカバー部材の構成が、上述したカバー部材としての容器先端側カバー34と異なるとともに、トナー容器を装着する粉体容器収納部の構成が、上述した粉体容器収納部としてのトナー容器収納部70の構成と異なっている。また、トナー容器側とトナー容器収納部(トナー補給装置60)側との互換性を識別する識別手段の構成も上述のものとは相違している。このため、カバー部材と粉体容器収納部と識別手段の構成を中心に本実施形態を説明し、上述した構成と同一な容器本体33、1033や、他の同一構成部には、上述した符号と同一符号を付し、その説明は適宜省略する。
容器先端側カバー2034は、筒状形状であって、その一方が開放されているとともに、装着方向先端部2034cから容器本体33の容器開口部33aが突出するよう形成されている。容器先端側カバー2034の外周面2034bには、容器本体33に取り付けた状態で、容器本体33の容器ギア301の一部が露出するように、歯車露出開口部2034aが設けられている。
容器先端側カバー2034の装着方向先端部2034cには、容器本体33のカバー爪引掛け部306に引っかかるカバー爪部2340が、周方向に3箇所設けられている。このため、容器本体33と容器先端側カバー2034とは、相対的に回転可能とされている。
各容器ロック部2339の構成は、先に図7、図29(a)で説明したロック部339同一の機能と構成である。すなわち、図89に示すように、容器ロック部2339は、ガイド突起2339a、ガイド溝2339b、乗り越え部2339c及び軸方向規制部としての係止孔339dを備え、この構成を1つにして、容器先端側カバー2034における左右両側に対を成すように、一組が配置されている。なお、ロック部339との違いは、ロック部339、339が略水平方向に位置するように容器先端側カバー34に設けられているのに対し、ロック部2339、2339は、互いに対向した状態で容器開口部33aの中心を通る水平線に対して傾斜して位置するように容器先端側カバー2034に設けられている。すなわち、各係止孔2339dは、容器開口部33aの中心を挟んで左右両側に配置され、且つ、一方の係止孔2339dは、歯車露出開口部2034aよりも上方に、もう一方の係止孔2339dは、歯車露出開口部2034dよりも下方に配置されている。各ガイド突起2339aは、容器先端側カバー2034の容器先端側のトナー容器2032の長手方向に直交する垂直な面上であって、容器本体33の回転中心軸を通る傾斜線上に配置されている。ガイド突起2339aは、トナー容器2032の装着時に補給装置側ロック部材78を当接させ、ガイド溝2339bに向けて案内できるようにガイド溝2339bに繋がる傾斜面を備えている。ガイド溝2339bは、容器先端側カバー2034の側周面よりも一段低くなった溝である。
ICタグ2700は、図89、図90、図91(a)に示すように、長方形状の基板2702の表面上に、複数の矩形状の第一金属パッド2710a~第四金属パッド2710dが並列設置されており、第四金属パッド2710dが接地(アース)用のアース端子である。基板2702の裏面側には、図示を省略した情報記憶部が設けられている。
このようなICタグ2700は、保持部2343によって、容器先端側カバー2034に、第一金属パッド2710a~第四金属パッド2710dが、装着方向下流側に位置するように保持されている。保持部2343は垂直面2034dより装着方向Qに突出するように容器先端側カバー2034に設けられている。
保持部2343は、互いに対向するロック部2339、2339の略二分する容器先端側カバー2034上に、ロック部2339、2339を結ぶ傾斜した線分に対して、略平行となるように配置されている。このため、歯車露出開口部2034aは、略水平の位置に形成されていて、容器先端側カバー34に形成した開口34aとは、異なる位置とされている。保持部2343の長手方向に位置する両側面2343a、2343bは、周方向規制部として機能する。
保持部2343は、トナー容器2032の回転軸に沿って容器先端側から見たとき、容器先端側カバー2034の左側斜め上の空間に配置している。これは他の色のトナー容器と併設する際、デッドスペースとなる左側斜め上の空間を利用して容器先端側カバー2034上に保持部2343を配置したものである。これにより円筒状のトナー容器2032同士を近接して配置できるコンパクトなトナー補給装置60を提供できる。
つまり、スライドガイド2361、2361は、上ガイド部2361Aと下ガイド部2361Bがそれぞれガイドレール2075を上下方向から挟むことにより、トナー容器2032をプリンタ部100(画像形成装置本体)へ装着する際に、容器先端側カバー2034における鉛直方向Z及び着脱方向と直行する幅方向Wへの位置決め部として機能して、これら鉛直方向Zと幅方向Wへのトナー容器2032の移動を規制する。
すなわち、容器先端側カバー2034は、トナー容器2032をプリンタ部100(画像形成装置本体)へ装着する際に、容器開口部33aを容器カバー受入部2073に案内する案内部として、鉛直方向規制部としての一対のスライドガイド2361、2361と、周方向規制部としての保持部2343の両側面2343a、2343bと、軸方向規制部としての係止孔2339dを有する容器ロック部2339を備えている。
トナー容器2032を装着するトナー容器収納部2070は、図1に示したトナー容器収納部70に換えてプリンタ部100(画像形成装置本体)に配設されるものである。本実形態では、1つのトナー容器2032を装着するトナー容器収納部2070を示している。すなわち、単色の画像形成装置の場合、このトナー容器収納部2070を1つ備え、多色の画像形成装置の場合、色の数に応じたトナー容器収納部2070がプリンタ部100(画像形成装置本体)に配置される。トナー容器収納部2070にセットされるトナー容器2032からは、トナー容器内部のトナーの色に対応する現像装置にトナーが補給時期に供給される。
ここで、駆動部2091の構成について補足する。駆動部2091は、駆動部92Y同様に、容器駆動ギア601と搬送スクリュギア605を備えている。搬送スクリュギア605は、図92、図95に示すように、取付基板602に固定された駆動モータ603が駆動し、その出力歯車603a(図92参照)が回転することで回転駆動され、容器駆動ギア601は出力歯車603aの回転が搬送スクリュギア605から複数の連結ギア604を介して伝達されることで回転駆動される。
容器セット部615の端部内周面615aとトナー容器32の容器開口部33aの外周面33bとが嵌合することにより、トナー容器2032のトナー容器収納部2070に対するトナー容器2032の長手方向(着脱方向)に直交する径方向の位置決めがなされる。また、トナー容器2032の回転時には、容器開口部33aの外周面33bが回転軸部として機能し、容器セット部615の端部内周面615aは軸受けとして機能する。このときの容器開口部33aの外周面33bが容器セット部615の端部内周面615aの一部としての摺動突面615dと摺動可能に接触し、トナー容器2032のトナー容器収納部2070に対する径方向の位置決めがなされる。
セットカバー2608には、トナー容器2032の装着時に、ICタグ2700と接触することで、ICタグ2700から情報を読み出す読出手段としてのコネクタ2800と、これを収容する案内部2801が設けられている。案内部2801は、セットカバー2608の表面から放射方向に突出するように膨設されていて、容器先端側カバー2034の容器先端側端面と対向する側から挿入方向に向かって延在するように形成された長方形状の空間部である。案内部2801の大きさは、コネクタ2800とICタグ2700の保持部2343を収容可能な容積とされていて、周方向規制部を構成する。
図96に示すように、矢印Rで示す径方向に位置するセットカバー2608(容器カバー受入部2073)の表面から突出した壁部2801a、2801bの内側面2801c、2801dには、内側面2801c、2801dから空間部内に突出した規制部2802、2803が設けられている。規制部2802、2803は、規制部の一端2802a、2803aがトナー容器2032の装着方向上流側に位置し、規制部の他端2802b、2803bが装着方向下流側に位置するように装着方向Qに延在するように内側面2801c、2801dに形成されている。規制部2802,2803としては、内側面2801c、2801dと一体成形しても良いし、別体で形成して、内側面2801c、2801dに接着、溶着などで一体化してもよい。トナー容器2032の装着時に、ICチップ2700が案内部2801内に進入したときに、保持部2343の両側面2343a、2343bが上述の規制部2802、2803に接触するように構成されている。本実施形態においては、規制部2802、2803は装着方向Qに向かって、規制部2802、2803の間隔が狭くなるように形成されている。そのため、装着方向Qにトナー容器2032が進むことで、保持部2343の両側面2343a、2343bは、規制部2802、2803に対して接触状態が強くなり、規制部材2802、2803間における保持部2343の周方向への移動がより規制される。より具体的には、規制部2802、2803の一端2802a、2803aから規制部の中央部2802c、2803cまでは、規制部2802、2803の間隔が狭くなる傾斜した平坦面として形成されていて、規制部2802、2803の他端2802b、2803bは、その形状が断面半円形であって、互いに平行となるように形成されている。一端2802a、2803a間の幅W10は、保持部2343の両側面2343a、2343bの幅W12(図90参照)よりも広く、他端2802b、2803b間の幅W11は、保持部2343の両側面2343a、2343bの幅W12と同一か、幾分狭く形成されている。
幅方向Wに位置する溝部2074の互いに対向する側面2074a、2074bには、互いに対向するように案内部材となるガイドレール2075、2075がそれぞれ設けられている。各ガイドレール2075は、側面2074a、7204bから幅方向Wに突出しているとともに、長手方向に延在し、容器受部2072の一端2072aから容器カバー受入部2073の手前まで配置されている。ガイドレール2075、2075は、トナー容器2032をプリンタ部100(画像形成装置本体)へ装着する際に、案内部材としての各スライドガイド2361と係合して、容器開口部33aを容器受入部としての容器セット部615に案内する機能を備えている。
なお、本実施形態において、各ガイドレール2075は、長手方向に4分割して形成しているが、長手方向に連続した1本のレール形状としてもよい。各ガイドレール2075は、トナー容器収納部2070にトナー容器2032を装着するときに、容器本体33の回転軸と平行になるように形成されている。
本実施形態の識別手段では、トナーの色や種類、プリント速度や機種に応じてトナー容器とトナー容器収納部側との組合せを識別している。
図91(a)、図91(b)に示すように、容器先端側カバー2034の外周2034bの下部2034gには、識別手段を構成する非互換部としての係合部2092が、スライドガイド2361、2361間に形成されている。スライドガイド2361、2361には、補強部2362が、両者の内側に連接して一体に形成されている。補強部2362は、スライドガイド2361、2361の着脱方向への長さの全域に形成されていて、トナー容器2032を落下させてしまったときのスライドガイド2361の破損が防止されている。この補強部2362には、係合部2092が形成されている。本実施形態おいて、係合部2092は、着脱方向に延在する溝形状である。
図92、図94、図97に示すように、挿入口2071aよりも装着方向Qに位置する溝部2074上には、識別手段を構成する、トナー容器2032の係合部2092と係合する被係合部としての被係合リブ2090が容器受部2072における容器載置部としての溝部2074から上方に向かって2つ突出するように形成されている。本実施形態において、被係合リブ2090は、2つの突出形状として形成されているが、係合部2092の幅や高さ、位置、数に応じて被係合リブ2090の幅や高さ、位置、数を異ならせてトナー容器とトナー容器収納部側との組合せを識別している。
このような構成すると、誤ったトナー容器が装着された場合に、各ガイドレール2075と各スライドガイド2361とが十分にかみ合ってから、トナー容器2032の係合部2092と係合するようになる。このため、トナー容器2032が装着動作時に上下方向(鉛直方向)への位置決めがされた状態で係合部2092と被係合リブ2090とが係合するので、両者の係合をより精度良く安定して行なうことができるようになるためである。
図99(a)に示すようにトナー容器2032をトナー容器収納部2070の容器受部2072の溝部2074に載置し、装着方向Qへユーザーが押し込む(装着動作する)と、トナー容器2032は、溝部2074上をスライド移動する。そして、まず、トナー容器2032の各スライドガイド2361の各スライド溝2361a内に、各ガイドレール2075、2075がそれぞれ進入し、装着方向Qと直行する幅方向Wと鉛直方向Zへのラフな位置決めが行なわれる。(第1の規制状態)。
トナー容器2032をさらに装着方向Qに押し込むと、図99(d)に示す第2の規制状態となり、容器先端側カバー2034の垂直面2034dよりも装着方向Qに位置する保持部2343がコネクタ2800を有する案内部2801内に進入する。この進入に際しても、鉛直方向Zへラフな位置決めが、各スライドガイド2361の各スライド溝2361aによって成されているので、保持部2343は鉛直方向Zへラフな位置決めを成された状態で案内部2801内に進入する。この進入状態の詳細は、図101(a)、図102(a)に示す。このため、保持部2343の両側面2343a、2343bが案内部2801の内壁面2801c、2801dによってラフな状態で周方向Rへの移動が規制される。
図105~図108において、スライドガイド2361、2361に形成された装着方向に連接する補強部2362は、幅方向Wに6分割されている。これを便宜的に、装着方向Qに向かって左側からブロック1~ブロック6とする。そして、各ブロックに形成した補強部溝9235aを、溝1から溝6とする。下記の表1は、各ブロックにおける補強部溝9235aの形成状態を示す。表1中、「有」は補強部溝9235aが形成されている状態を示し、「無」は補強部溝9235aが形成されていない状態を示す。
図105(c)、図105(d)は形態2を示す。
図105(e)、図105(f)は形態3を示す。
図105(g)、図105(h)は形態4を示す。
図106(a)、図106(b)は形態5を示す。
図106(c)、図106(d)は形態6を示す。
図106(e)、図106(f)は形態7を示す。
図106(g)、図106(h)は形態8を示す。
図107(a)、図107(b)は形態9を示す。
図107(c)、図107(d)は形態10を示す。
図107(e)、図107(f)は形態11を示す。
図107(g)、図107(h)は形態12を示す。
図108(a)、図108(b)は形態13を示す。
図108(c)、図108(d)は形態14を示す。
図108(e)、図108(f)は形態15を示す。
図105(c)、図105(d)に示す形態2では、ブロック1,3にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図105(e)、図105(f)に示す形態3では、ブロック1,4にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図105(g)、図105(h)に示す形態4では、ブロック1,5にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図106(a)、図106(b)に示す形態5では、連接するブロック1,6にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図106(c)、図106(d)に示す形態6では、ブロック2,3にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図106(e)、図106(f)に示す形態7では、ブロック2,4にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図106(g)、図106(h)に示す形態8では、ブロック2,5にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図107(a)、図107(b)に示す形態9では、連接するブロック2,6にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図107(c)、図107(d)に示す形態10では、ブロック3,4にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図107(e)、図107(f)に示す形態11では、ブロック3,5にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図107(g)、図107(h)に示す形態12では、ブロック3,6にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図108(a)、図108(b)に示す形態13では、連接するブロック4,5にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図108(c)、図108(d)に示す形態14では、ブロック4,6にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
図108(e)、図108(f)に示す形態15では、ブロック5,6にそれぞれ補強部溝9235aを形成している。
これら形態1から形態15に示すように形成しても、係合部2092の補強部溝9235aと溝部2074に形成する被係合リブ2090とが対応していなければ、係合部2092が被係合リブ2090を通過する事ができず、非互換のトナー容器2032の装着を未然に防止することができる。
本実施形態は、粉体収容容器としてのトナー容器が備える粉体収容部としての容器本体の構成が、上述した容器本体33、1033と異なっている。このため、容器本体の構成を中心に本実施形態を説明し、上述した構成と同一な容器先端側カバー34や、他の同一構成部には、上述した符号と同一符号を付し、その説明は適宜省略する。
中央筒部4033A3に形成された第2の突起4102a、4102b、4102c、4102dは、傾斜部4033A4から傾斜部4033A5に向かって上り傾斜となるように形成されている。このため、容器本体4033が矢印A方向に回転すると、図113(a)、図113(b)に示すように、内部のトナーを攪拌しながら前筒部4033A2(矢印F2方向)に向かう力を付与するように形成されている。
第2の突起4102a、4102b、4102c、4102dと第3の突起4103a、4103bは、着脱方向(長手方向)において、その端部が互いに重なり合うように(オーバーラップするように)配置されている。また、第3の突起4103a、4103bは図114に示すように、搬送ノズル611が容器本体4033内に挿入されたときに、搬送ノズル611の粉体受入口としてのノズル開口610とオーバーラップするように形成されている。
このとき、第3の突起4103a、4103bは、中央筒部4033A2内において第2の突起4102a~4102dとオーバーラップして配置されているので、第2の突起4102a~4102dで搬送されたトナーが確実に第3の突起4103aへ受け渡される。なお第3の突起4103bについては省略している。受け渡されたトナーは、第3の突起4103a、4103bによって矢印F3方向に移動され、傾斜部4033A5を乗り越えて前筒部4033A2へと搬送される。このとき、第3の突起4103a、4103bの先端4103a1、4103b1(図中省略)は、搬送ノズル611のノズル開口610とオーバーラップしているので、第3の突起4103a、4103bで矢印F2方向に移動するトナーは、ノズル開口610へと確実に搬送することができる。
第9の実施形態において、第1及び第3の突起は、2個ずつ形成しているが、少なくとも1個ずつ形成されていればよい。
以上、第1の実施形態から第9の実施形態について具体的に示したが、本発明の例示に過ぎず、例えば、各実施形態を組合せた構成も全て本発明に含まれるものである
27 給紙ローラ
28 レジストローラ対
29 排紙ローラ対
30 スタック部
32(Y,M,C,K)、1032、2032、3032、4032トナー容器(粉体収容容器)
33、1033、4033 容器本体(粉体収容部)
33a 開口部(容器開口部)
33b 容器開口部の外周面
33c 容器開口部の先端部
34、2034 容器先端側カバー(容器カバー)
34a、2034a 歯車露出開口部
34b、2034b 容器カバーの外周面
34c、2034c 装着方向先端部
34d、2034d 垂直面(装着方向下流側の面)
34g、2034g 下部(容器先端側カバーの外周の下部)
35 上部ガイド
35a 上部ガイド頂部
35b 上部ガイド側部
35c 上部ガイド傾斜面
41(Y,M,C,K) 感光体(像担持体)
42(Y,M,C,K) クリーニング装置(感光体クリーニング装置)
42a クリーニングブレード
44(Y,M,C,K) 帯電ローラ(帯電手段)
46(Y,M,C,K) 作像部(画像形成部)
47 露光装置
48 中間転写ベルト
49(Y,M,C,K) 一次転写バイアスローラ
50(Y,M,C,K) 現像装置(現像手段)
51(Y,M,C,K) 現像ローラ(現像剤担持体)
52(Y,M,C,K) ドクタブレード(現像剤規制板)
53(Y,M,C,K) 第一現像剤収容部
54(Y,M,C,K) 第二現像剤収容部
55(Y,M,C,K) 現像剤搬送スクリュ
56(Y,M,C,K) トナー濃度センサ
60(Y,M,C,K) トナー補給装置(粉体補給装置)
64(Y,M,C,K) トナー落下搬送経路
70、2070 トナー容器収納部(粉体容器収納部)
71、71A、2071 挿入口形成部
71a、2071a 挿入口
71b 入口台座部
71c 下部側面
71e 挿入口上面
72、2072 容器受部
73、2073 容器カバー受入部
74、2074 溝部(容器載置部)
74a、74b、2074a、2074b 側面
74c 載置面
75、2075 ガイドレール
76 上面部
76a 上面突出部
77a 溝部
77b 板状の突部(本体側突起部)
78 ロック部材、補給装置側ロック部材
79a 貫通孔
79b 凹部
82 二次転写バックアップローラ
85 中間転写ユニット
86 定着装置
89 二次転写ローラ
90、2090 被係合リブ(被係合部)
91、2091 駆動部(容器回転駆動部)
92、2092 係合部
93 規制リブ
100 プリンタ部(複写機装置本体、画像形成装置本体)
200 給紙部(給紙テーブル)
301、1301 容器ギア(容器側歯車)
302 螺旋状突起(搬送手段)
303 把手部
304 汲み上げ部
304a 汲み上げ部螺旋状突起
304g 汲み上げリブ
304f 汲み上げ壁面
304h 凸部
305 先端開口
306 カバー爪引掛け部
306a カバー爪引っ掛け部の外周縁部
330、1330 ノズル受入部材(搬送管受入部材)
331、1331 ノズル受入口
332、1332 容器シャッタ(容器開閉部材)
332a シャッタ抜け防止爪
332b ガイドロッド摺動部
332c 先端円筒部(閉止部材)
332d 滑動部
332e ガイドロッド
332g ガイドロッド摺動部
332f 片持ち梁
332h 容器シャッタの端面(先端円筒部の端面)
333 容器シール(封止部材)
334 容器シャッタ支持部材(支持部材)
335 シャッタ後端支持部
335a シャッタ側面支持部(側面部)
335b、1335b シャッタ支持開口(側面開口部)
336、1336 容器シャッタバネ(付勢部材)
337 受入部材固定部
337a ノズルシャッタ突き当てリブ
337b シール部材巻き込み防止空間
339、2339 容器ロック部
339a、2339a ガイド突起
339a1 ガイド傾斜面
339b、2339b ガイド溝
339c、2339c 乗り越え部
339d、2339d 係止孔(軸方向規制部)
339e 第1当接面
339f 第2当接面
340、2340 カバー爪部
340b カバー先端内周面
341a 突起部(案内部、径方向規制部、径方向位置決め部)
342a 回り止めリブ(案内部、周方向規制部、周方向規制突部)
342b 回り止め凹部(案内部、周方向規制溝部)
343、2343 保持部
344 保持部材
345 保持機構
361、2361 スライドガイド(案内部、鉛直方向規制部)
361A、2361A 上ガイド部
361B、2361B 下ガイド部
361a、2361a スライド溝
361b スライドガイドの先端
361c スライド溝先端部(第1ガイド部)
361d スライド溝中央部(第2ガイド部)
361e スライド溝後端部
361g スライド溝の凹面
361f 溝傾斜部
362、2362 補強部
400 スキャナ部(原稿読取部)
500 複写機(画像形成装置)
600 位置決め手段(案内部)
601 容器駆動ギア (本体側歯車)
602 取付基板
603 駆動モータ
603a 出力歯車
604 連結歯車
605 搬送スクリュギア
608、2608 セットカバー
608a 底面
608c セットカバー内側面(容器カバー受入部の内周面)
608d、2608d 開口
608e 突起
608f 端面
610 ノズル開口(粉体受入口)
611 搬送ノズル(搬送管)
611a 搬送ノズルの端面(端面)
612 ノズルシャッタ(粉体受入口開閉部材)
612a 鍔部(ノズルシャッタ鍔部)
612f ノズルシャッタバネ受け面
613 ノズルシャッタバネ(付勢部材)
614 搬送スクリュ(搬送部材)
615 容器セット部(容器受入部)
615a 端部内周面
615b 端面
615d 摺動突面
615c バネ規制部
700、2700 ICタグ(情報記憶媒体)
701 ICタグ穴部(孔部)
702、2702 基板
703 アース端子
705 アース端子突出部
710、710 金属パッド
710a、2710a 第一金属パッド
710b、2710b 第二金属パッド
710c、2710c 第三金属パッド
2710d 第四金属パッド
720 保持部材
781 軸
782 ねじりコイルばね
783 ピン
800、2800 コネクタ(読出手段)
801 位置決めピン
802 接地用本体側端子
804 端子
920、9201a、9202a、9204a、9205a 係合リブ
920a 上部(係合リブの上部)
920b 両側部(係合リブの両側部)
921、9211a、9211b、9212a、9212b リブ間溝
922、9224a、9224b、9225a、9233a 補強部溝
9201b、9202b、9204b、9205b スライドガイド間突起部
9213 スライドガイド間溝
1035 底蓋
1035a 後端側軸受
1036 先端側軸受
1302 搬送羽根
1330a ノズル受入部材外周面
1330b 搬送羽根保持部
1332a 当接部
1335c 回転方向下流側端部
2075a 始端
2343a、2343b 両側面(周方向規制部、保持部の両面)
2801 案内部(周方向規制部)
2801a、2801b 壁部
2801c、2801d 内側面
2802、2803 規制部
2802a、2803a 規制部の一端
2802b、2803b 規制部の他端
2802c、2803c 規制部の中央部
2804a 第一本体側端子
2804b 第二本体側端子
2804c 第三本体側端子
2804d 第四本体側端子
2805 本体側端子
4101a、4101b 第1の突起(搬送手段)
4102a~4102d 第2の突起(搬送手段)
4103a、4103b 第3の突起(搬送手段)
H1、H2、H3 上ガイド部と下ガイド部との間の距離
L レーザ光
P 記録媒体
Q 装着方向
G 現像剤
Claims (25)
- 粉体を搬送する搬送管を備えた画像形成装置に装着可能であり、前記粉体として画像形成用の粉体を収容する粉体収容容器であって、
前記粉体を収容し、回転軸を中心に回転可能な容器本体と、
前記回転軸と平行な前記粉体収容容器の長手方向一端に設けられ、前記容器本体に対して回転可能な容器カバーと、
前記容器カバーの前記長手方向に延在し該長手方向と直交する短手方向に突出し、前記長手方向に装着する前記粉体収容容器を前記画像形成装置の容器受入部に案内する案内部と、
前記容器カバーに設けられ、前記回転軸から離れる放射方向に突出し、前記容器カバーの前記回転軸周りの回転を規制する周方向規制突部と、
前記搬送管を受け入れる前記粉体収容容器の前記長手方向一端に設けられたノズル受入口と、
前記ノズル受入口を開閉し、端面を有するシャッタと、
前記粉体収容容器の前記ノズル受入口よりも前記長手方向一端の先端側に向けて起立する円筒形状の内側に位置し、前記回転軸が貫く空間と、を備え、
前記ノズル受入口は、前記長手方向において、前記空間よりも前記粉体収容容器の中央寄りに設けられている粉体収容容器。 - 請求項1記載の粉体収容容器において、
前記周方向規制突部は前記空間の半径方向外側部分よりもさらに前記回転軸の半径方向外側に突出していることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1または2記載の粉体収容容器において、
前記粉体収容容器が前記画像形成装置に装着されたとき、前記周方向規制突部は前記回転軸の斜め下方に位置することを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし3の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記案内部は下ガイド部を有し、前記周方向規制突部は前記下ガイド部に対して斜めの面を有することを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし4の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記周方向規制突部の前記回転軸から最も遠い半径方向の先端は、前記案内部の前記回転軸から最も遠い半径方向の先端よりも前記回転軸の中心に近いことを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし5の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
アース端子及び金属パッドが設けられた基板を有し、
前記回転軸から半径方向外側に最も離れた前記基板の先端は、前記回転軸から半径方向外側に最も離れた前記周方向規制突部の先端よりも前記回転軸から離間していることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし6の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記容器本体の前記長手方向一端にギアを有し、前記ギアは前記長手方向において前記空間と前記案内部との間に設けられていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1,2,3,4,5または7記載の粉体収容容器において、
アース端子及び金属パッドが設けられた基板を有し、
前記粉体収容容器が前記画像形成装置に装着されたとき、前記基板と前記周方向規制突部とは前記回転軸を含む垂直面で前記粉体収容容器を2分した際にそれぞれ同じ側に配置されていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし8の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記シャッタは前記ノズル受入口を閉塞可能に設けられることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし9の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記周方向規制突部は前記長手方向において前記案内部と前記空間との間の位置に設けられていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1から10の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記周方向規制突部は板状であることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし11の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記案内部が前記長手方向に延びる距離は、該案内部が前記短手方向に延びる距離よりも長いことを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし12の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記案内部と前記周方向規制突部とはそれぞれ一体形成されていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし13の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記案内部と前記周方向規制突部とはそれぞれ前記容器カバーに一体形成されていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし14の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記容器カバーは補強部を備え、前記案内部及び前記周方向規制突部はそれぞれ前記補強部に接続されていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項15記載の粉体収容容器において、
前記周方向規制突部は前記長手方向に沿って前記補強部から離れる方向に向けて突出していることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし16の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記粉体収容容器が前記画像形成装置に装着されるとき、前記案内部及び前記周方向規制突部は前記回転軸よりも下方に位置することを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし17の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記粉体収容容器が前記画像形成装置に装着されるとき、前記ノズル受入口が前記搬送管を受け入れ、前記搬送管を経由して前記容器本体から前記粉体が外部に向けて搬送されることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし18の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記粉体収容容器が前記画像形成装置の容器受入部に取り付けられたとき、前記空間が前記搬送管を覆うことを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし19の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記ノズル受入口は前記空間の内部に前記長手方向と直交する方向に設けられていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし20の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記容器カバーは前記容器本体の一部を覆うことを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし21の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記ノズル受入口は前記容器本体の内部に連通することを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし22の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記周方向規制突部の突出方向は前記案内部の突出方向に対して傾斜していることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項1ないし23の何れか一つに記載の粉体収容容器において、
前記空間は前記容器本体の一端に設けられていることを特徴とする粉体収容容器。 - 請求項15または16記載の粉体収容容器において、
前記案内部と前記補強部とを互いに対応して二つずつ備え、前記周方向規制突部は一つだけ設けられていることを特徴とする粉体収容容器。
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