JP2019020666A - トナー容器 - Google Patents

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竜之介 西田
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Abstract

【課題】容器本体のトナー流通口の開閉状態にかかわらず、トナー流通口からトナーが漏出することを防止することが可能なトナー容器を提供する。【解決手段】廃トナー容器50は、蓋体62にトナー受け部65を有しており、トナー受け部65の内部に可動弁80が設けられている。可動弁80は、トナー受け部65の内部のトナー通路68を開放する開放位置と、トナー通路68を閉塞する閉塞位置との間で変位可能であり、廃トナー容器50が上向き姿勢にされたときに可動弁80が開放位置に変位し、下向き姿勢にされたときに可動弁80が閉塞位置に変位する。【選択図】図3A

Description

本発明は、画像形成装置に着脱可能に構成されたトナー容器に関し、特に、トナー流通口から容器本体に至る筒状のトナー通路部を備えるトナー容器に関する。
電子写真方式の画像形成装置には現像装置が搭載されている。現像装置の内部にはトナーを含む現像剤が収容されている。画像形成装置は、トナー容器が装着されるトナー補給部を有しており、トナー容器が前記トナー補給部に装着されると、トナー容器から前記現像装置にトナーが補給可能となる。
また、画像形成装置においては、一般に、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体上に現像剤によって形成されたトナー像が印刷用紙などの記録媒体に転写される。このとき、前記像担持体の表面には、記録媒体に転写されなかったトナーが残留する。そのため、クリーニング装置によってこの残留トナーが前記像担持体の表面から除去されて、廃トナーとして廃トナー容器に収容される。
上述したトナー容器や廃トナー容器には、容器本体と外部との間でトナーが通るトナー流通口が設けられている。従来、補給用のトナー容器に設けられた前記トナー流通口(補給口)を開閉するシャッターを備えるトナー補給装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平06−95505号公報
しかしながら、前掲の特許文献1に記載のシャッターがトナー容器に設けられていたとしても、トナー容器の取り扱い中に意図せずにシャッターが開くと、トナー容器の姿勢如何によっては、前記トナー流通口から容器本体のトナーが漏れ出るおそれがある。
本発明の目的は、容器本体のトナー流通口の開閉状態にかかわらず、トナー流通口からトナーが漏出することを防止することが可能なトナー容器を提供することにある。
本発明の一の局面に係るトナー容器は、画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。前記トナー容器は、トナーが収容される容器本体と、トナー通路部と、可動弁とを備える。前記トナー通路部は、前記容器本体に設けられ、筒状に形成されており、トナーが流出入するためのトナー流通口を有する。前記可動弁は、前記トナー通路部の内部に設けられており、前記トナー通路部の内部の通路を開放する第1位置と、前記第1位置よりも前記通路を狭めるとともに前記容器本体から前記通路を経て前記トナー流通口へ向かうトナーの流量を制限可能な第2位置との間で変位可能に構成されている。また、前記可動弁は、前記トナー流通口が上方に向けられた上向き姿勢又はトナー流通口が下方に向けられた下向き姿勢の何れかの姿勢に前記容器本体がされたときに、前記可動弁は前記容器本体の姿勢に応じて前記第1位置又は前記第2位置のいずれかに変位するように構成されている。
本発明によれば、容器本体のトナー流通口の開閉状態にかかわらず、トナー流通口からトナーが飛散又は漏出することを防止することが可能である。
図1は、画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る廃トナー容器を装着した廃トナー回収装置の斜視図である。 図3Aは、廃トナー容器のトナー受入部に設けられた可動弁を示す断面図であり、受入口が上向きにされた状態が示されている。 図3Bは、可動弁を示す断面図であり、受入口が下向きにされた状態が示されている。 図4Aは、可動弁の変形例1の構成を示す断面図であり、受入口が上向きにされた状態が示されている。 図4Bは、可動弁の変形例1の構成を示す断面図であり、受入口が下向きにされた状態が示されている。 図5Aは、可動弁の変形例2の構成を示す断面図であり、受入口が上向きにされた状態が示されている。 図5Bは、可動弁の変形例2の構成を示す断面図であり、受入口が下向きにされた状態が示されている。 図6Aは、可動弁の変形例3の構成を示す断面図であり、受入口が上向きにされた状態が示されている。 図6Bは、可動弁の変形例3の構成を示す断面図であり、受入口が下向きにされた状態が示されている。 図7Aは、可動弁の変形例4の構成を示す断面図であり、受入口が上向きにされた状態が示されている。 図7Bは、可動弁の変形例4の構成を示す断面図であり、受入口が下向きにされた状態が示されている。 図8Aは、可動弁の変形例5の構成を示す断面図であり、受入口が上向きにされた状態が示されている。 図8Bは、可動弁の変形例5の構成を示す断面図であり、受入口が下向きにされた状態が示されている。
[実施形態]
以下、図面を参照しながら、画像形成装置10及びこの画像形成装置10に適用される廃トナー容器60について説明する。なお、以下の説明では、画像形成装置10が設置された状態を基準として上下方向D1を定義する。また、画像形成装置10に対して廃トナー容器60が挿入される側を手前側(正面側)として前後方向D2を定義する。また、画像形成装置10を手前側(正面側)から見て左右方向D3を定義する。また、可動弁80の変形例1〜5の説明では、以下の実施形態の構成と共通の構成については、実施形態の構成と同じ符号を付し示すことにより、その説明を省略し、また、作用及び効果について重複する説明を省略する。
画像形成装置10は、少なくとも印刷機能を備えた装置であり、例えば、カラープリンターである。画像形成装置10は、トナーを含む現像剤を用いて、記録媒体である印刷用紙に画像を印刷する。画像形成装置10の具体例は、例えばプリンターや複写機、ファクシミリ、あるいは、これらの各機能を備えた複合機である。また、画像形成装置10は、カラー画像を形成可能なものであるが、廃トナー容器60が着脱可能に装着されるものであれば、モノクロ画像を形成可能に構成されたものであってもよい。
図1に示すように、画像形成装置10は、複数の画像形成部1〜4と、中間転写ユニット5と、露光装置14と、二次転写装置15と、定着装置16と、トナー補給装置40と、ベルトクリーニング装置6と、廃トナー回収装置50と、タッチパネルや液晶表示部などを有する操作表示部9と、制御部8と、給紙トレイ17と、排紙トレイ18とを備えている。これらの構成要素は、画像形成装置10の外部フレームや内部フレームなどを構成する筐体11に取り付けられている。
画像形成部1〜4それぞれは、後述の感光体ドラム21に色の異なるトナー像を所謂電子写真方式によって形成する。前記トナー像は、走行中(移動中)の中間転写ベルト5Aに順次重ね合わさるように転写される。図1に示される例では、中間転写ベルト5Aの移動方向(矢印D19出示す方向)の下流側から順に、ブラック用の画像形成部1、イエロー用の画像形成部2、シアン用の画像形成部3、及びマゼンタ用の画像形成部4がその順番で一列に配置されている。
画像形成部1〜4それぞれは、中間転写ベルト5A(本発明の像担持体の一例)の下側に設けられている。画像形成部1〜4それぞれは、トナー像を担持する感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置23、一次転写装置24等を備えている。感光体ドラム21の表面は帯電装置22によって帯電され、露光装置14によって帯電された感光体ドラム21の表面が露光走査される。これにより、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。現像装置23は、前記静電潜像をトナーによって現像する。そして、一次転写装置24によって、感光体ドラム21上のトナー像が中間転写ベルト5Aに転写される。
中間転写ユニット5は、中間転写ベルト5Aと、駆動ローラー7Aと、従動ローラー7Bとを有する。中間転写ベルト5Aは、複数色(本実施形態では4色)のトナー像からなるトナー像を担持する。中間転写ベルト5Aは、駆動ローラー7A及び従動ローラー7Bによって回転駆動可能に支持されることにより、その表面が各感光体ドラム21の表面に接しながら移動可能となる。中間転写ベルト5Aが回転駆動されると、その表面が感光体ドラム21と一次転写装置24との間を通過する。その際に、複数の感光体ドラム21に担持された各色のトナー像が重ね合わさるように順に中間転写ベルト5Aに転写される。
中間転写ユニット5の上方にトナー補給装置40が設けられている。トナー補給装置40は、ブラック、シアン、イエロー、マゼンタの各色に対応する4つのトナー容器41を着脱可能に構成されている。これら4つのトナー容器41には、未使用のトナーが収容されている。
中間転写ベルト5Aに転写されたトナー像は、二次転写装置15によって印刷用紙に転写される。そして、印刷用紙に転写されたトナー像は、定着装置16によって熱と圧力が加えられることにより、印刷用紙に定着される。トナー像が定着された印刷用紙は、更に搬送されて、中間転写ユニット5の上方に配置されたトレイ状の排紙トレイ18に排出される。
ベルトクリーニング装置6は、中間転写ベルト5Aの表面に残存した廃トナーを除去して回収し、回収した廃トナーを廃トナー回収装置50に搬送する。ベルトクリーニング装置6は、中間転写ユニット5の前方側に配置されている。ベルトクリーニング装置6は、クリーニング部材であるクリーニングローラー25、スクリュー部材26、及びトナーボックス27を備えている。クリーニングローラー25は、従動ローラー7Bと対向するように配置されており、その表面が中間転写ベルト5Aに接触している。クリーニングローラー25の前後方向D2の長さは、中間転写ベルト5Aとほぼ同じである。クリーニングローラー25は、トナーボックス27内で回転可能に支持されている。クリーニングローラー25の支軸に回転駆動力が入力されることによってクリーニングローラー25が回転する。
クリーニングローラー25は、中間転写ベルト5Aに接触した状態で回転されることにより、二次転写装置15による転写後に中間転写ベルト5Aの表面に残留したトナーを取り除く。以下、クリーニングローラー25によって取り除かれたトナーを「廃トナー」と称する。前記廃トナーは、重力の作用又はクリーニングローラー25の回転力によってトナーボックス27に取り入れられて回収される。トナーボックス27に回収された前記廃トナーは、スクリュー部材26により搬送される。トナーボックス27の底面の後端部側に排出口28が形成されている。スクリュー部材26が回転されることにより、前記廃トナーがトナーボックス27内を排出口28へ向けて搬送される。
図1に示すように、廃トナー回収装置50は、トナーボックス27の下側に設けられている。廃トナー回収装置50は、廃トナー容器60(本発明のトナー容器の一例)と、廃トナー容器60が装着される容器装着部70とを備えている。容器装着部70は、廃トナー容器60を着脱可能に装着する。つまり、廃トナー容器60は、容器装着部70によって画像形成装置10に着脱可能に装着される。容器装着部70は、廃トナー容器60を前後方向D2(挿抜方向)へスライド可能なように支持する。筐体11は、前面カバー(不図示)を有しており、前記前面カバーが取り外されることにより、筐体11の前面に形成された前側開口が開放される。ユーザーは、前記前側開口を通じて、容器装着部70に支持された廃トナー容器60を抜き出し方向D12へ抜き出したり、容器装着部70に廃トナー容器60を装着するなどの作業を行うことができる。
ベルトクリーニング装置6の排出口28から廃トナーが排出されると、廃トナー回収装置50の廃トナー容器60内に廃トナーが貯留される。つまり、中間転写ベルト5Aの表面に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置6によって取り除かれた後に廃トナーとして廃トナー容器60に収容される。本実施形態では、廃トナー容器60として、トナー補給装置40で使用された空のトナー容器41を兼用することが可能である。
図2は、廃トナー容器60を装着した廃トナー回収装置50の模式図である。図2に示すように、容器装着部70は、支持台71と、後端壁72とを有している。支持台71は、廃トナー容器60の底部63を支持するものであり、前後方向D2に長い板形状に形成されている。廃トナー容器60が容器装着部70に対して水平な挿入方向D11(後方)へ向けて挿入されて、後端壁72に当接する位置(装着位置)に到達すると、廃トナー回収装置50が容器装着部70に装着される。
廃トナー容器60は、前後方向D2に長い形状に形成されている。廃トナー容器60は、下部収容体61と、蓋体62とを備えている。下部収容体61及び蓋体62は、例えば合成樹脂により構成されている。下部収容体61及び蓋体62によって本発明の容器本体が構成される。
下部収容体61は、トナーを収容するためのものであり、前後方向D2に長く形成されており、概ね直方体形状に形成されている。下部収容体61は、上面に開口を有する箱形状に形成されている。下部収容体61に、廃トナーが収容される。下部収容体61は、容器装着部70の支持台71に支持される底部63を有する。下部収容体61の上面を覆うように蓋体62が下部収容体61に取り付けられている。
廃トナー容器60の上面、つまり、蓋体62の上面62Aには、下部収容体61の内部に廃トナーを導くための筒形状のトナー受入部65(本発明のトナー通路部の一例)が設けられている。廃トナー容器60が容器装着部70に装着された装着姿勢において、トナー受入部65は、蓋体62の上面62Aに設けられている。トナー受入部65は、蓋体62と一体に形成されている。トナー受入部65は、廃トナーを内部に流入させるための通路部であり、その上端に受入口66(本発明のトナー流通口の一例)が形成されている。つまり、下部収容体61は、トナー受入部65の受入口66が上方に向けられた上向き姿勢(図3A参照)にあるときに、受入口66から流入した廃トナーを内部に貯留する。
受入口66は、ベルトクリーニング装置6によって中間転写ベルト5Aから除去された廃トナーを受け入れるための開口である。本実施形態では、廃トナー容器60が前記装着位置に装着された装着姿勢にあるときに、受入口66が排出口28(図1参照)の真下に配置され、受入口66と排出口28とが廃トナーの流通可能なように互いに接続する。
図2に示すように、トナー受入部65は、下部収容体61の蓋体62の上面62Aから上方へ向けて突出した断面矩形状の筒状部材である。その突出方向の端部に矩形状の受入口66が形成されている。
上述したように、トナー受入部65を有する廃トナー容器60では、容器装着部70から取り外された廃トナー容器60が横向きにされたり、受入口66が下方に向くような姿勢にされると、受入口66から廃トナーが漏れ出る。受入口66にスライドシャッターなどの開閉機構が設けられていれば廃トナーの漏出は防止できるが、廃トナー容器60の取り扱い中に意図せずに開閉機構が動作して受入口66が開いてしまうと、廃トナー容器60の姿勢如何によっては、受入口66から内部の廃トナーが漏れ出るおそれがある。このため、本実施形態では、トナー受入部65の内部に、トナー受入部65の内部のトナー通路68(図3A参照)を開閉するための可動弁80が設けられている。これにより、廃トナー容器60の受入口66の開閉状態にかかわらず、受入口66からトナーが漏出することを防止することが可能である。
以下、図3A及び図3Bを参照して可動弁80の構成について詳細に説明する。ここで、図3Aは、図2における切断面IIIA−IIIAの断面図である。また、図3Bは、廃トナー容器60を図2の矢印D20方向へ回転させて上下反対の姿勢にしたときの切断面IIIA−IIIAの断面図である。
図3Aに示すように、可動弁80は、トナー受入部65の内部のトナー通路68を開放する開放位置(本発明の第1位置の一例)を、トナー通路68を閉塞する閉塞位置(本発明の第2位置の一例)との間で変位可能に設けられている。
この可動弁80は、トナー受入部65の側壁67の内壁面67Aに回動可能に支持された一対の弁体81で構成されている。弁体81は、プレート状の部材であり、トナー通路68の断面形状に合わせて矩形状に形成されている。弁体81は、例えば、合成樹脂で形成されている。各弁体81の一方の側面81Aには、弁体81を前記閉塞位置に維持するためのストッパー84が一体に形成されている。このストッパー84は、弁体81の側面81Aにおいて支軸82側の端縁から側面81Aに垂直に立設する突出片である。また、各弁体81の一方の短辺には支軸82が一体に形成されている。
側壁67において、互いに対向する内壁面67Aそれぞれには、支軸82を回動可能に支持する軸受け部83が形成されている。支軸82が軸受け部83に取り付けられることにより、各弁体81は、支軸82を中心に回動可能となる。本実施形態では、弁体81は、図3Aに実線で示される前記開放位置と、図3Bに実線で示される前記閉塞位置との間で回動可能となる。
ここで、前記開放位置は、図3Aに示すように、トナー通路68を上下方向D1に開放する位置であり、具体的には、弁体81が内壁面67Aに近接する姿勢となる位置である。弁体81が前記開放位置にあるときは、受入口66から下方へ供給された廃トナーは、下部収容体61側の出口69から下部収容体61に流入し、下部収容体61に貯留される。
また、前記閉塞位置は、図3Bに示すように、トナー通路68を上下方向D1に閉塞する位置であり、具体的には、弁体81それぞれが内壁面67Aから垂直方向に延びて、その先端部81Bが互いに上下方向D1に重ね合わさる姿勢となる位置である。本実施形態では、各弁体81が前記閉塞位置においてずれなく上下に重なるように、一方の支軸82は、他方の支軸82よりも弁体81の厚み分だけ上下方向D1にずらされた位置に支持されている。
本実施形態では、廃トナー容器60が受入口66を上方へ向いた前記上向き姿勢(図3A参照)にあるときに、可動弁80は、前記上向き姿勢に対応する前記開放位置を維持する。つまり、各弁体81が前記開放位置を維持する。具体的には、図3Aに示すように、各弁体81は、支軸82が軸受け部83に支持された状態で、自分自身の自重によって先端部81Bか下方へ向いた姿勢を維持する。この場合、前記上向き姿勢ではトナー通路68が開放されているため、排出口28(図1参照)から下方へ供給された廃トナーは、弁体81に邪魔されることなく、下部収容体61の内部に収容される。
一方、廃トナー容器60が、前記上向き姿勢から上下反対にされた後述の下向き姿勢(図3B参照)にされると、可動弁80は、前記開放位置から前記下向き姿勢に対応する前記閉塞位置に変位し、その閉塞位置を維持する。ここで、前記下向き姿勢は、図3Bに示す姿勢であり、受入口66が下方に向けられた姿勢である。具体的には、図3Bに示すように、廃トナー容器60が前記上向き姿勢から前記下向き姿勢にされると、弁体81は、自分自身の自重によって、前記開放位置から矢印D21の方向へ回動する。そして、弁体81が前記閉塞位置まで回動すると、ストッパー84によって弁体81は前記閉塞位置で止められる。ストッパー84は、上述したように側面81Aから突出する突出片であり、弁体81が回動して前記閉塞位置に到達すると、ストッパー84は内壁面67Aに当接する。これにより、ストッパー84は弁体81をそれ以上回動させることを制限する。つまり、前記下向き姿勢にされた状態では、弁体81はストッパー84によって前記閉塞位置に維持される。このため、容器装着部70から取り出された廃トナー容器60が誤って前記下向き姿勢にされたとしても、トナー通路68が弁体81によって閉塞されるため、廃トナーが受入口66から漏れ出ることが防止される。したがって、受入口66を開閉するための開閉機構としてのシャッター部材が廃トナー容器60に設けられていた場合に、前記下向き姿勢において、誤ってシャッター部材が動作して受入口66が開いてしまった場合でも、廃トナーが受入口66から漏れ出ることはない。
また、廃トナー容器60が前記下向き姿勢から前記上向き姿勢に戻されると、可動弁80は、自分自身の自重によって、再び、前記上向き姿勢に対応する前記開放位置に変位する。これにより、再びトナー通路68は、廃トナーの受け入れが可能なように開放される。
[変形例1]
なお、可動弁80の変形例1として、図4A及び図4Bに示す可動弁801を適用してもよい。この可動弁801は、弁体81自体にストッパー84が設けられておらず、内壁面67Aにストッパー84の代わりをする一対のストッパー841が設けられている。ストッパー841は、互いに対向する内壁面67Aそれぞれに設けられている。図4Aに示す前記上向き姿勢において、ストッパー841は、支軸82よりも上側に設けられている。この場合、廃トナー容器60が前記上向き姿勢から前記下向き姿勢にされて、弁体81が前記開放位置(図4A参照)から前記閉塞位置(図4B参照)に変位すると、ストッパー841によって弁体81は前記閉塞位置で止められる。当該変形例1では、弁体81の側面81Aにおいて支軸82側の端縁に、テーパー面8011が形成されている。このため、図4Bに示すように、弁体81がストッパー841で受け止められた状態で、弁体81とストッパー841との間で廃トナーが挟まって凝集することが防止され、弁体81が円滑に回動動作することができる。
[変形例2]
また、可動弁80の変形例2として、図5A及び図5Bに示す可動弁802を適用してもよい。この可動弁802は、弁体81にストッパー84と、ストッパー842とが設けられており、内壁面67Aにはストッパー84,842の役割を担う部材は設けられていない。つまり、可動弁802は、上述の実施形態の可動弁80の構成にストッパー842を加えた構成である。ストッパー842は、弁体81の側面81Aとは反対側の側面81Cにおいて支軸82側の端縁に設けられている。ストッパー842は、側面81Cに突出して設けられた三角形状の部材であり、弁体81に一体に形成されている。
このように可動弁802が構成されているため、廃トナー容器60が前記上向き姿勢にあるときに、可動弁802の弁体81は、開放位置(図5Aに示す位置)を維持する。つまり、弁体81は、自分自身の自重によって先端部81Bか下方へ向いた傾斜姿勢を維持する。具体的には、ストッパー842が内壁面67Aに当接して支え棒のように作用するため、弁体81は、図5Aに示すように、概ね45度の傾斜角度で下方へ傾斜した前記傾斜姿勢を維持する。また、一対の弁体81は、それぞれ、上下方向D1へ所定の間隔を隔てられているため、上述した傾斜姿勢に維持された状態でも、各先端部81Bとの間に、トナー通路68を上下方向D1に開放する開放空間S1を形成する。この状態で排出口28(図1参照)から廃トナーが供給されると、側面81Aによって開放空間S1に廃トナーが案内されて、下方の下部収容体61に収容される。
また、廃トナー容器60が前記上向き姿勢から前記下向き姿勢にされると、図5Bに示すように、弁体81がトナーの漏出を制限する制限位置(本発明の第2位置の一例)に変位する。ここで、前記制限位置は、弁体81がストッパー84によって止められることによって各先端部81Bとの間に上下方向D1の空間S2を生じさせつつ、各先端部81Bが互いに上下方向D1に重ね合わさる位置である。弁体81が前記制限位置に変位することにより、トナー通路68が狭められて、トナー通路68を経て受入口66へ向かう廃トナーの流量が制限される。これにより、廃トナー容器60が前記下向き姿勢にされても、受入口66からの廃トナーの漏出が抑制される。
[変形例3]
また、可動弁80の変形例3として、図6A及び図6Bに示す可動弁803を適用してもよい。この可動弁803は、変形例1の可動弁801に一対のストッパー843を加えた構成である。ストッパー843は、互いに対向する内壁面67Aそれぞれに設けられている。ストッパー843は、図6Aに示す前記上向き姿勢において、支軸82よりも下側に設けられている。ストッパー843は、内壁面67Aに垂直に立設する突出片であり、その先端は概ね45度の傾斜角度で下方へ傾斜した傾斜面である。
このように可動弁803が構成されているため、廃トナー容器60が前記上向き姿勢にあるときに、可動弁803の弁体81は、開放位置(図6Aに示す位置)を維持する。つまり、弁体81は、自分自身の自重によって先端部81Bか下方へ向いた傾斜姿勢を維持する。具体的には、ストッパー843が側面81Cに当接して支え棒のように作用するため、弁体81は、図6Aに示すように、概ね45度の傾斜角度で下方へ傾斜した前記傾斜姿勢を維持する。また、一対の弁体81は、それぞれ、上下方向D1へ所定の間隔を隔てられているため、上述した傾斜姿勢に維持された状態でも、各先端部81Bとの間に、トナー通路68を上下方向D1に開放する開放空間S1を形成する。
また、廃トナー容器60が前記上向き姿勢から前記下向き姿勢にされると、図6Bに示すように、弁体81がトナーの漏出を制限する制限位置(本発明の第2位置の一例)に変位する。ここで、前記制限位置は、弁体81がストッパー841によって止められることによって各先端部81Bとの間に上下方向D1の空間S2を生じさせつつ、各先端部81Bが互いに上下方向D1に重ね合わさる位置である。弁体81が前記制限位置に変位することにより、トナー通路68が狭められて、トナー通路68を経て受入口66へ向かう廃トナーの流量が制限される。これにより、廃トナー容器60が前記下向き姿勢にされても、受入口66からの廃トナーの漏出が抑制される。
[変形例4]
また、可動弁80の変形例4として、図7A及び図7Bに示す可動弁804を適用してもよい。この可動弁804は、変形例3の可動弁803から一方のストッパー841を取り除いた構成である。具体的には、可動弁804は、図7Aに示す前記上向き姿勢において、上下方向D1の上側に配置されるストッパー841だけを有している。その他の構成は、連携例3の可動弁803と同じ構成である。
このように可動弁804が構成されているため、廃トナー容器60が前記上向き姿勢から前記下向き姿勢にされると、図7Bに示すように、弁体81がトナー通路68を閉塞する閉塞位置(本発明の第2位置の一例)に変位する。具体的には、前記下向き姿勢において下方に位置する一方の弁体81だけがストッパー841によって水平な姿勢で維持される。そして、他方の弁体81は、その先端部81Bが一方の弁体81の側面81Cに当接した状態で静止する。これにより、トナー通路68が閉塞されて、前記下向き姿勢において、受入口66から廃トナーが漏出することが防止される。
[変形例5]
また、可動弁80の変形例5として、図8A及び図8Bに示す可動弁805を適用してもよい。この可動弁805が、上述の実施形態の可動弁80と異なるところは、弁体81が一つだけである点と、弁体81が、前記閉塞位置に変位したときに、トナー通路68の全域を閉塞可能なサイズに形成されている点にある。このような可動弁805であっても、廃トナー容器60が誤って前記下向き姿勢にされたとしても、トナー通路68が弁体81によって閉塞されるため、廃トナーが受入口66から漏れ出ることが防止される。
[他の実施形態]
なお、上述の実施形態及び各変形例では、廃トナー容器60のトナー受入部65に可動弁80が設けられた構成を例示したが、本発明はこのような構成に限られない。例えば、トナー容器41の底面に、トナー容器41の内部のトナーを現像装置23へ向けて供給するためのトナー供給部(本発明のトナー通路部の一例)が設けられており、そのトナー供給部がトナー受入部65と同様に断面矩形状の筒状部材であり、前記トナー供給部の下端に、トナーを外部へ供給するための供給口が形成されているトナー容器41において、前記トナー供給部に上述した可動弁80が設けられていても良い。この場合、可動弁80は、上述の実施形態の動作とは反対の動作をする。つまり、可動弁80は、トナー容器41が前記供給口を下方へ向けた下向き姿勢にされたときに、当該姿勢に対応する前記開放位置に変位し、トナー容器41が前記供給口を上方へ向けた上向き姿勢にされたときに、当該姿勢に対応する前記閉塞位置に変位する。このため、トナー容器41が下向き姿勢にあるときは、内部の未使用のトナーが現像装置23に円滑に供給可能となり、トナー容器41が上向き姿勢にされたときは、前記トナー供給部内の通路が閉塞されて、トナーが前記供給口から外部へ漏出することが防止される。
1〜4:画像形成部
5:中間転写ユニット
5A:中間転写ベルト
6:ベルトクリーニング装置
10:画像形成装置
23:現像装置
28:排出口
40:トナー補給装置
41:トナー容器
50:廃トナー回収装置
60:廃トナー容器
61:容器本体
62:蓋体
62A:上面
65:トナー受入部
66:受入口
67:側壁
67A:内壁面
68:トナー通路
70:容器装着部
80,801〜805:可動弁
81:弁体

Claims (5)

  1. 画像形成装置に対して着脱可能に構成されたトナー容器であって、
    トナーが収容される容器本体と、
    前記容器本体に設けられ、筒状に形成されており、トナーが流出入するためのトナー流通口を有するトナー通路部と、
    前記トナー通路部の内部に設けられ、前記トナー通路部の内部の通路を開放する第1位置と、前記第1位置よりも前記通路を狭めるとともに前記容器本体から前記通路を経て前記トナー流通口へ向かうトナーの流量を制限可能な第2位置との間で変位可能な可動弁と、を備え、
    前記トナー流通口が上方に向けられた上向き姿勢又は前記トナー流通口が下方に向けられた下向き姿勢の何れかの姿勢に前記容器本体がされたときに、前記可動弁は前記容器本体の姿勢に応じて前記第1位置又は前記第2位置のいずれかに変位するトナー容器。
  2. 前記トナー流通口が、画像形成装置の像担持体から除去された廃トナーを受け入れる受入口であり、前記容器本体が、前記上向き姿勢で前記受入口から流入された前記廃トナーを収容するものである場合に、
    前記可動弁は、その自重によって、前記容器本体が前記上向き姿勢にされたときに前記第1位置に変位し、前記下向き姿勢にされたときに前記第2位置に変位する請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記トナー流通口が、画像形成装置の現像装置へトナーを供給するための供給口であり、前記容器本体が、前記下向き姿勢で前記供給口から供給される未使用のトナーを収容するものである場合に、
    前記可動弁は、その自重によって、前記容器本体が前記上向き姿勢にされたときに前記第2位置に変位し、前記下向き姿勢にされたときに前記第1位置に変位する請求項1に記載のトナー容器。
  4. 前記トナー通路部は、前記容器本体の表面に突出して設けられ、突出方向の端部に前記トナー流通口を有する請求項1から3のいずれかに記載のトナー容器。
  5. 前記可動弁は、前記トナー通路部の内壁面に回動可能に支持された一対の弁体を有し、
    前記一対の弁体それぞれはプレート状に形成されており、前記第1位置で前記内壁面に近接する姿勢となり、前記第2位置で互いに上下方向に重ね合わさる姿勢となる請求項1から4のいずれかに記載のトナー容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7434912B2 (ja) 2020-01-15 2024-02-21 コニカミノルタ株式会社 廃トナー回収容器および画像形成装置

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