JP2023024176A - 補給システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023024176000001
【課題】所定のサービスを通じて提供された消耗材を補給するための収容デバイスが、所定のサービスの対象ではない画像形成装置によって使用されることを抑制可能な補給システムを提供する。
【解決手段】補給システムは、第1の装着口を備えた第1の画像形成装置と、前記第1の装着口とは異なる形状をした第2の装着口を備えた第2の画像形成装置と、第1のインタフェース部を備え、画像形成のために消費される消耗材を収容する第1の収容デバイスと、前記第1のインタフェース部とは異なる形状をした第2のインタフェース部を備え、画像形成のために消費される消耗材を収容する第2の収容デバイスと、を備える。前記第1の装着口には、前記第1のインタフェース部が装着可能であって、かつ前記第2のインタフェース部は装着できず、前記第2の装着口には、前記第1のインタフェース部と前記第2のインタフェース部がそれぞれ装着可能である。
【選択図】図17

Description

本発明は、消耗剤を画像形成装置に補給する補給システムに関する。
コピー機、プリンタ及びファクシミリ受信機といった画像形成装置は、トナー又はインクなどの消耗材を消費して記録媒体に画像を形成する。消耗材が枯渇すると、ユーザは、使用済みのカートリッジを新しいカートリッジへ交換する。このときカートリッジには、消耗材及び画像形成動作の主体となる各種機能部品が含まれており、このようなカートリッジをプロセスカートリッジと呼ぶ。一方、先の機能部品を含まない消耗材を収容したパックから画像形成装置のタンクへ消耗材を補給する補給方式が考案されている。先のプロセスカートリッジ方式と比較すると、補給時にのみ補給パックのようなデバイスを画像形成装置へ接続して消耗材を装置内へ補給(例えば、注入)する補給方式は、低コストであり且つ環境負荷が低いといった利点を有する。例えば、特許文献1は、トナーを収容しているシリンダ状の収容デバイスをプリンタへ接続し、収容デバイスからプリンタへトナーを補給するための仕組みを提案している。
国際公開第2020/046338号
一方、画像形成装置の分野では近年サブスクリプションサービスが普及し始めている。ここでサブスクリプションサービスとは、例えばユーザが使用するプリンタを事前にオンラインで登録し、ディーラに一定の金額を支払うことで、予め設定された規定枚数の印刷を実行することが可能なサービスである。上述した補給方式の画像形成装置にサブスクリプションサービスを適用した場合、契約対象のプリンタに含まれる消耗材の残量が少なくなると、ディーラから契約ユーザのもとにトナー補給用の収容デバイスが送付されることとなる。そして契約ユーザは、この収容デバイスから契約対象のプリンタにトナーを補給することによって契約条件下での印刷を行うことができる。例えばユーザは、契約で定められた規定枚数まで印刷を継続することができる。
ここで、補給方式の一つとして、収容デバイスからプリンタへトナーを一括して補給する方式を出願人は検討している。しかしながら、この場合、ユーザが誤って契約対象ではない別のプリンタにトナーを補給してしまうと、プリンタの内部から補給済みのトナーを回収することは困難であり、またサブスクリプションサービスの管理が煩雑になるという課題が発生する。
そこで、本発明は、所定のサービスを通じて提供された消耗材を補給するための収容デバイスが、所定のサービスの対象ではない画像形成装置によって使用されることを抑制可能な補給システムを提供することを目的とする。
本発明は、補給システムにおいて、第1の装着口を備えた第1の画像形成装置と、前記第1の装着口とは異なる形状をした第2の装着口を備えた第2の画像形成装置と、第1のインタフェース部を備え、画像形成のために消費される消耗材を収容する第1の収容デバイスと、前記第1のインタフェース部とは異なる形状をした第2のインタフェース部を備え、画像形成のために消費される消耗材を収容する第2の収容デバイスと、を備え、前記第1の装着口には、前記第1のインタフェース部が装着可能であって、かつ前記第2のインタフェース部は装着できず、前記第2の装着口には、前記第1のインタフェース部と前記第2のインタフェース部がそれぞれ装着可能である、ことを特徴とする。
本発明によれば、所定のサービスを通じて提供された消耗材を補給するための収容デバイスが、所定のサービスの対象ではない画像形成装置によって使用されることを抑制することができる。
(a)は背面カバーが閉じられた状態の画像形成装置を示す斜視図、(b)は背面カバーが開かれた状態の画像形成装置を示す斜視図。 画像形成装置の構成を示す概略図。 現像容器を示す斜視図。 トナー受け部を含む現像容器を示す断面図。 (a)はパックシャッタが閉位置に位置する際の補給パックを示す斜視図、(b)はパックシャッタが閉位置に位置する際の補給パックを示す他の斜視図。 (a)は排出トレイが閉じられた状態の画像形成装置を示す斜視図、(b)は排出トレイが開いた状態の画像形成装置を示す斜視図。 補給パックが装着された状態の画像形成装置を示す斜視図及び破線部の拡大平面図。 (a)は、ロック位置に位置するロック部材を示す底面図、(b)は、ロック解除位置に位置するロック部材を示す底面図。 画像形成装置の制御ブロックの一例を示すブロック図。 (a)は第1の実施の形態に係る登録型画像形成装置の操作部を示す斜視図、(b)は登録型補給パックを示す斜視図、(c)は登録型補給パックを示す他の斜視図。 (a)は登録型画像形成装置の操作部を示す平面図、(b)は登録型補給パックのパックシャッタを示す平面図。(c)は標準画像形成装置の操作部を示す平面図、(d)は標準補給パックのパックシャッタを示す平面図。 (a)は登録型補給パックが装着口に装着される過程を示す斜視図、(b)は登録型補給パックが装着口に装着される過程を示す他の斜視図。 (a)は標準補給パックを示す斜視図、(b)は標準補給パックを示す他の斜視図。 (a)は標準補給パックが登録型画像形成装置の装着口に装着される過程を示す斜視図、(b)は標準補給パックが登録型画像形成装置の装着口に装着される過程を示す他の斜視図。 標準画像形成装置の操作部を示す斜視図。 (a)は標準補給パックが標準画像形成装置の装着口に装着される過程を示す斜視図、(b)は標準補給パックが標準画像形成装置の装着口に装着される過程を示す他の斜視図。 (a)は登録型補給パックが標準画像形成装置の装着口に装着される過程を示す斜視図、(b)は登録型補給パックが標準画像形成装置の装着口に装着される過程を示す他の斜視図。 (a)は第2の実施の形態に係る登録型画像形成装置の操作部を示す平面図、(b)は登録型補給パックのパックシャッタを示す平面図。(c)は第2の実施の形態に係る標準画像形成装置の操作部を示す平面図、(d)は標準補給パックのパックシャッタを示す平面図。 (a)は第3の実施の形態に係る登録型画像形成装置の操作部を示す斜視図、(b)は登録型補給パックを示す斜視図、(c)は登録型補給パックを示す他の斜視図。 (a)は第3の実施の形態に係る標準画像形成装置の操作部を示す斜視図、(b)は標準補給パックを示す斜視図、(c)は標準補給パックを示す他の斜視図。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
また、以下では、後述の登録型画像形成装置及び標準画像形成装置に共通する構成を有する画像形成装置1、並びに登録型補給パック及び標準補給パックに共通する構成を有する補給パック200について主に説明する。なお、画像形成装置1、登録型画像形成装置及び標準画像形成装置の相違点や、補給パック200、登録型補給パック及び標準補給パックの相違点については、後述する。
[1.補給方式の画像形成装置の説明]
図1(a)は、画像形成装置1を示す斜視図であり、図1(b)は、背面カバー22が開いた状態の画像形成装置1を示す斜視図である。図2は、画像形成装置1の構成を示す概略図である。画像形成装置1は、外部機器から入力される画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成するモノクロプリンターである。記録媒体には、普通紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布等の、材質の異なる様々なシート材が含まれる。
以下の説明において、画像形成装置1が水平な面に設置された場合における画像形成装置1の高さ方向(鉛直方向とは反対の方向)をZ方向とする。Z方向と交差し、後述する感光ドラム44の回転軸線方向(主走査方向)と平行な方向をX方向とする。X方向及びZ方向と交差する方向をY方向とする。X方向、Y方向、Z方向は、好ましくは互いに垂直に交差する。また便宜上、X方向においてプラス側を右側、マイナス側を左側と呼び、Y方向においてプラス側を前側または正面側、マイナス側を後側または背面側と呼び、Z方向においてプラス側を上側、マイナス側を下側と呼ぶ。
[1-1.装置の外観]
画像形成装置1の筐体は、図1(a)乃至図2に示すように、前カバー20、外装カバー21、背面カバー22、及び排出トレイ82を含む。背面カバー22には取っ手23が配設される。前カバー20は、画像形成装置1の一側面に開閉可能に配設され、後述する処理回路90を保護する。背面カバー22は、画像形成装置1の他側面に開閉可能に配設される。ユーザは、背面カバー22の取っ手23を把持して背面カバー22を開けることで、記録媒体が搬送される搬送路の一部及びプロセスユニット41を露出させ、例えばジャムの解消又はプロセスユニット41の交換といった保守作業を行うことができる。筐体には、排出トレイ82へ排出されるシートが通過する排出口81が形成されている。
[1-2.装置内部の構成]
画像形成装置1は、図2に示すように、消耗材であるトナーを消費して、記録媒体Pにトナー像を形成する画像形成部40と、記録媒体Pを給送する給送部30と、を有している。また、画像形成装置1は、画像形成部40によって形成されたトナー像を記録媒体に定着させる定着部70と、排出ローラ対80と、処理回路90と、を有している。
画像形成部40は、スキャナユニット42と、電子写真方式のプロセスユニット41と、プロセスユニット41の感光ドラム44に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写ローラ43と、を有している。プロセスユニット41は、感光ドラム44と、感光ドラム44の周囲に配置されたクリーニングユニット46、帯電ローラ47、現像ローラ45、及びトナーを収容する収容部48と、を有している。なお、プロセスユニット41は、画像形成装置1の筐体に対してビス留めされていてもよく、サービスマンによって取り外されるものも含む。
像担持体としての感光ドラム44は、円筒型に成形された感光体である。本実施の形態の感光ドラム44は、アルミニウムで成形されたドラム状の基体上に、負帯電性の有機感光体で形成された感光層を有している。また、感光ドラム44は、モータによって所定の方向(図中R方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
帯電ローラ47は、感光ドラム44に所定の圧接力で接触し、帯電部を形成する。また、帯電高圧電源によって所望の帯電電圧を印加されることで、感光ドラム44の表面を所定の電位に均一に帯電させる。本実施の形態では、感光ドラム44は帯電ローラ47により負極性に帯電する。
スキャナユニット42は、外部機器から入力された画像情報に対応したレーザ光を、ポリゴンミラーを用いて感光ドラム44に照射することで、感光ドラム44の表面を走査露光する。この露光により、感光ドラム44の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。なお、スキャナユニット42は、レーザスキャナ装置に限定されることはなく、例えば、感光ドラム44の長手方向に沿って複数のLEDが配列されたLEDアレイを有するLED露光装置を採用しても良い。
現像ローラ45は、収容部48によって回転可能に支持されている。また、現像ローラ45は、感光ドラム44に対向するように、収容部48を含む現像容器100(図3参照)の開口部に配置されている。なお、収容部48には、収容部48に収容されているトナーを現像ローラ45の表面に塗布する供給ローラを設けてもよい。
本実施の形態のプロセスユニット41は、現像方式として接触現像方式を用いている。即ち、現像ローラ45に担持されたトナー層が、感光ドラム44と現像ローラ45とが対向する現像部(現像領域)において感光ドラム44と接触する。現像ローラ45には現像高圧電源によって現像電圧が印加される。現像電圧の下で、現像ローラ45に担持されたトナーが感光ドラム44の表面の電位分布に従って現像ローラ45からドラム表面に転移することで、静電潜像がトナー像に現像される。
また、本実施の形態のトナーは磁性成分を含有せず、主に分子間力や静電気力(鏡像力)によってトナーが現像ローラ45に担持される、所謂非磁性の一成分現像剤である。ただし、磁性成分を含有する一成分現像剤を用いてもよい。また、一成分現像剤には、トナー粒子以外にもトナーの流動性や帯電性能を調整するための添加物(例えば、ワックスやシリカ微粒子)が含まれている場合がある。また、現像剤として非磁性のトナーと磁性を有するキャリアとによって構成された二成分現像剤を用いてもよい。磁性を有する現像剤を用いる場合、現像剤担持体としては、例えば内側にマグネットが配置された円筒状の現像スリーブが用いられる。
定着部70は、記録媒体上のトナーを加熱して溶融させることで画像の定着処理を行う熱定着方式のものである。定着部70は、定着ヒータ73を内蔵する加熱ローラ71と、加熱ローラ71に圧接する加圧ローラ72と、を備える。給送部30は、記録媒体Pが積載されるカセット31と、ピックアップローラ32と、分離ローラ対33と、を有している。カセット31は、画像形成装置1の筐体から引き出し可能である。
処理回路90は、基板上に配設される複数の電子部品91,92,93を有する。例えば、電子部品91はプロセッサー、電子部品92はメモリ、電子部品93は入出力デバイスであってもよい。入出力デバイスは、通信インタフェースを含んでもよい。画像形成装置1に画像形成を指示するジョブが入力されると、例えば外部のコンピュータから受信される入力画像データに基づく画像形成プロセスが開始される。処理回路90は、画像形成プロセスを制御するためのコントローラとして動作する。
次に、画像形成装置1の画像形成プロセスについて説明する。画像形成プロセスが開始されると、スキャナユニット42は、入力された画像情報に基づいて、感光ドラム44に向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム44は、帯電ローラ47により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム44上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ45によりこの静電潜像が現像され、感光ドラム44上にトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、給送部30のピックアップローラ32は、カセット31に支持された記録媒体Pを送り出す。記録媒体Pは、分離ローラ対33によって1枚ずつに分離され、分離ローラ対33に搬送される。そして、記録媒体Pは、分離ローラ対33によって、転写ローラ43及び感光ドラム44によって形成される転写ニップNに向けて搬送される。
転写ローラ43には、転写高圧電源から転写電圧が印加され、分離ローラ対33によって搬送される記録媒体Pに感光ドラム44に担持されているトナー像が転写される。トナー像を転写された記録媒体Pは、定着部70に搬送され、定着部70の加熱ローラ71と加圧ローラ72との間のニップ部を通過する際にトナー像が加熱及び加圧される。これによりトナー粒子が溶融し、その後固着することで、トナー像が記録媒体Pに定着する。定着部70を通過した記録媒体Pは、排出ローラ対80によって排出口81から画像形成装置1の外部(機外)に排出され、排出トレイ82に積載される。記録媒体Pにトナー像が転写された後、感光ドラム44上に残存したトナーはクリーニングユニット46によってクリーニングされる。
なお、本実施の形態の画像形成装置1は、記録媒体Pの片面のみに画像を形成可能な構成であるが、これに限定されない。例えば、第1面に画像が形成された記録媒体Pを反転させるための両面搬送路を画像形成装置1に設け、画像形成装置1を記録媒体Pの両面に画像を形成可能に構成してもよい。
[1-3.現像容器の詳細な構成]
次に、図3及び図4を用いて、現像容器100及びその周辺構成について説明する。図3に示すように、現像容器100は、収容部48と、トナー受け部110と、から構成されている。トナー受け部110は、図3では不図示の操作部111と、円筒形状の円筒部112と、円筒部112と収容部48とを接続する接続部120と、本体シャッタ116と、を有している。円筒部112の内壁には、接続部120へとつながる側面開口115が形成されている。
図4に示すように、トナー受け部110には後述する補給パック200が装着され、補給パック200から排出されたトナーは、本体シャッタ116の開口118、円筒部112の側面開口115及び接続部120を通って、収容部48へ補給される。接続部120は、図3に示すように、現像容器100の長手方向、すなわちX方向において、収容部48の一端側に接続されている。
図3及び図4に示すように、本体シャッタ116は、円筒部112と同心の円筒形状の部材であり、円筒部112の内側に回転可能に設けられている。本体シャッタ116は、開口118を有しており、開口118と側面開口115が一致する開位置と、本体シャッタ116の側面によって側面開口115を遮蔽する閉位置と、に移動可能である。なお、本体シャッタ116の側面には、開口118の周縁部を囲むようにシール部材を設けてもよい。
また、本体シャッタ116の内側面には、本体シャッタ116の回転軸線方向に直交する径方向内側に突出する突出部117が形成されている。突出部117は、詳しくは後述するが、補給パック200から駆動を受け取り、本体シャッタ116を回動させるために用いられる。補給パック200がトナー受け部110に装着された状態で操作部111が動作位置(図7に示す位置)から補給位置に回転操作されることで、本体シャッタ116は閉位置と開位置との間で移動する。なお、補給パック200は、画像形成装置1に装着された状態において少なくとも一部が画像形成装置1の外部に露出されている。
操作部111には、円筒部112の内周面よりも径方向内側に突出した突出部111d(図7参照)が設けられている。突出部111dは、補給パック200のパックシャッタ214の一対の駆動伝達面214b(図5(a)参照)を介して、本体シャッタ116の突出部117と係合可能に構成されている。本体シャッタ116は、閉位置から、操作部111のレバー部111bがユーザによって反時計回りに90度回転されることで、閉位置へ移動する。
記録媒体Pに画像形成を行う際には、撹拌部材60(図4参照)によって収容部48内においてトナーが撹拌され、側面開口115からトナーが漏れ出さないように、本体シャッタ116によって側面開口115を遮断する必要がある。従って、画像形成時には、本体シャッタ116が閉位置に位置するように、操作部111は動作位置に位置する。一方で、補給パック200から収容部48へトナーを補給する際には、側面開口115を開く必要がある。従って、トナー補給時には、本体シャッタ116が開位置に位置するように、操作部111は補給位置に位置する。操作部111は、補給位置から更に反時計回りに回転しないように、図示しない規制部材によって回転規制されている。
操作部111は、補給パック200が装着されていないときは、通常、後述するロック機構150により回転方向で規制されている。このロック機構150により、補給パック200の装着前に、操作部111に設けられる突出部111d(図7参照)と、本体シャッタ116に設けられる突出部117と、の位相がずれて補給パック200を装着できなくなることを防ぐことができる。
収容部48の内部には、図4に示すように、X方向に延びる回転軸60aを中心に回転する撹拌部材60が設けられている。撹拌部材60は、回転軸60aに固定され回転軸方向に長いシート状の羽根部60bを有しており、駆動モータ65に駆動されて回転することで、収容部48内のトナーを撹拌すると共に、現像ローラ45に向けてトナーを搬送する。なお、本実施の形態においては、撹拌部材60は、回転軸60aと羽根部60bとで構成されているが、収容部48の全長に亘ってトナーを行きわたらせる構成として、ラセン形状の撹拌部材を用いてもよい。
また、撹拌部材60は、現像に使用されず現像ローラ45から剥ぎ取られたトナーを収容部48内で循環させ、収容部48内のトナーを均一化する役割を有する。なお、撹拌部材60は、回転する形態に限定されない。例えば、揺動する形態の撹拌部材を採用しても良い。また、撹拌部材60の他に、更に別の撹拌部材を設けても良い。
また、収容部48には、収容部48内のトナー量を検知するための残量検知部61が設けられており、残量検知部61は、発光部61aと、受光部61bと、を有している。発光部61aから発せられた光は、収容部48の内部を通過し、受光部61bにより受光される。すなわち、発光部61a及び受光部61bは、収容部48の内部において光路Q1を形成している。なお、発光部61a及び受光部61bは、発光素子及び受光素子をそれぞれ収容部48の内部に配置してもよく、発光素子及び受光素子をそれぞれ収容部48の外部に配置し、導光部によって、収容部48の内外に光を案内してもよい。
更に、発光部61aおよび受光部61bは、X方向において収容部48の中央部分に設けられている。発光部61aおよび受光部61bを収容部48の中央部分に設けることで、収容部48のトナー残量を良好に検知することができる。すなわち、収容部48のX方向における端部には、現像剤(トナー)が偏在することがあるが、収容部48の中央部分は現像剤の偏在が少ないので、実際的なトナー残量を検知することができる。
なお、本実施の形態では、発光部61aにLEDを使用し、受光部61bにはLEDからの光によりオン状態となるフォトトランジスタを使用しているが、これに限定されない。例えば、発光部61aにハロゲンランプや蛍光灯を適用してもよく、受光部61bにフォトダイオードやアバランシェフォトダイオードを適用してもよい。
フォトトランジスタである受光部61bは、発光部61aから出射された光を受光し、受光した光量に応じた信号(電流)を出力する。この信号は、電圧に変換され、処理回路90(図2参照)に入力される。すなわち、受光部61bは、収容部48に収容されたトナー(現像剤)の量に基づいて出力値を変化させる。
処理回路90は、例えば、トナーが撹拌されている最中の、一定の時間ウィンドウに対する発光部61aからの光が(トナーにより)遮蔽された時間の割合に基づいて、トナーの残量を推定してもよい。なお、上述した残量検知部61の構成例に限定されず、トナーの残量は、いかなる方法で検知され又は推定されてもよい。例えば、トナーの残量は、前回のトナー補給時の総量からその後の累積使用量を減算することにより推定されてもよい。処理回路90は、印刷により消費された記録媒体の枚数又はピクセルカウントといった画像形成動作に関する統計値に基づいて、トナーの使用量を導出してもよい。
[1-4.補給パックの構成]
次に、図5(a)(b)を用いて補給パック200の構成について説明する。図5(a)は、パックシャッタ214が閉位置に位置する際の補給パック200を示す斜視図であり、図5(b)は、パックシャッタ214が開位置に位置する際の補給パック200を示す斜視図である。
補給パック200は、図5(a)(b)に示すように、補給するトナーが入った袋であるパウチ部211と、装着口114(図6(b)参照)に挿入される円筒形状のノズル212と、パックシャッタ214と、を有している。ノズル212は、袋状のパウチ部211の開口部に接続される把持部215を有しており、パウチ部211は、把持部215
を介してノズル212に連通している。ノズル212には、パウチ部211内のトナーが外部に排出される開口213が形成されている。なお、パウチ部211は、変形容易なプラスチック製の袋体から構成されており、パウチ部211内の消耗材(トナー)を重力方向に移動又は消耗剤を解すために、パウチ部211を押圧しやすくなっている。なお、パウチ部211は、このような構成に限定されず、樹脂、紙又はビニールといった任意の素材で構成されてよく、ボトル、シリンダ又はボックスといった任意の形状を有していてよい。把持部215は、パウチ部211よりも十分に大きい剛性を有しており、ユーザが画像形成装置1に補給パック200を装着する際に把持するのに好適である。なお、把持部215は、ノズル212とは別体に構成されてもよい。
パックシャッタ214は、ノズル212と同心の円筒形状の部材であり、ノズル212の径方向外側に設けられている。パックシャッタ214は、開口214cを有しており、ノズル212に対して回転することで、ノズル212の開口213を遮蔽する閉位置又は開口213を開放する開位置に遷移することができる。パックシャッタ214の開口214cとノズル212の開口213とが重なると、補給パック200からトナー受け部110へトナーを補給することができる。
パックシャッタ214の内周面には、ノズル212の外周面に摺擦可能なシール部材231が固定されており、シール部材231は、パックシャッタ214が閉位置に位置する際に、ノズル212の開口213を遮蔽する。
また、パックシャッタ214の開口214cを形成する縁部の一部は、駆動伝達面214bを構成している。駆動伝達面214bが、操作部111の突出部111dから周方向に力を受けることで、パックシャッタ214は、ノズル212に対して回転する。
パックシャッタ214の駆動伝達面214bは、操作部111の突出部111dと係合するとともに、本体シャッタ116の突出部117と係合する。パックシャッタ214は、操作部111の操作(動作)力によって移動(回転)するとともに、その操作力を本体シャッタ116に伝えて、本体シャッタ116も移動させるものである。
[1-5.トナーの補給]
次に、図6(a)乃至図7を用いて、トナー受け部110への補給パック200の接続について説明する。排出トレイ82は、図6(a)に示すように記録媒体Pを積載可能な閉位置と、図6(b)に示すように、画像形成装置1の装置本体に対して開かれた開位置と、に開閉可能に支持されている。排出トレイ82は、閉位置においてトナー受け部110の装着口114を覆っている。すなわち、排出トレイ82は、装着口114を遮蔽する遮蔽部材としての役割を有する。
排出トレイ82が開位置へ開かれると、天面部240と、天面部240上に配置されるトナー受け部110と、が露出する。トナー受け部110には、図7に示すように補給パック200が着脱可能に構成されており、現像容器100を画像形成装置1の筐体から外すことなく、ユーザやサービスマンが外部からトナーを補給することができるように構成されている。
操作部111は、図6(b)及び図7に示すように、天面部240上に配置されており、トナーを補給するための挿入口である装着口114を形成している。また、操作部111は、ユーザによって操作されるレバー部111bと、上述した突出部117と、を有している。操作部111は、本体シャッタ116及びパックシャッタ214の開閉を外部から操作するための部材である。
次に、補給パック200を用いた消耗材としてのトナーの補給手順について説明する。まず、ユーザは、排出トレイ82上の記録媒体Pを取り除き、排出トレイ82を閉位置から開位置へと開く。これにより、トナー受け部110が露出される。トナー受け部110は、画像形成装置1の上部前面に設けられているため、トナー補給がしやすい。
排出トレイ82が開位置へと開かれトナー受け部110が露出した状態では、操作部111は、後述するロック機構150により回転が規制されている。そして、操作部111は、動作位置で位置決めされている。
ユーザは、トナー受け部110に設けられた突出部111dと、補給パック200に設けられた開口214cと、を位置合わせして、補給パック200をトナー受け部110に装着する。突出部111dと開口214cの位置が一致しない場合は、補給パック200が突出部111dと干渉し、補給パック200を挿入することができないようになっている。
補給パック200をトナー受け部110の奥まで挿入すると、パックシャッタ214の駆動伝達面214bは、操作部111の突出部111dに係合する。また、パックシャッタ214の駆動伝達面214bは、本体シャッタ116の突出部117に係合する。
すなわち、操作部111が回転は、パックシャッタ214に伝達され、パックシャッタ214の回転は、本体シャッタ116に伝達される。これにより、本体シャッタ116とパックシャッタ214とが互いに係合して一体化された状態になり、操作部111、パックシャッタ214及び本体シャッタ116が連動する。そして、ロック機構150による操作部111のロックが解除されると、操作部111が回転可能な状態になる。なお、補給パック200がトナー受け部110に装着されていない状態では、操作部111と本体シャッタ116は互いに連動しない。
そして、ユーザは、操作部111のレバー部111bを反時計回りに90度回転させる。これにより、操作部111が動作位置から補給位置に回転し、パックシャッタ214及び本体シャッタ116が閉位置から開位置に回転する。その結果、パックシャッタ214の開口214c、補給パック200のノズル212の開口213、本体シャッタ116の開口118及び円筒部112の側面開口115が重なる。これにより、補給パック200内のトナーは、接続部120を通って、収容部48へ排出される。
言い換えれば、トナー受け部110は、操作部111が補給位置に位置する際に、補給パック200から収容部48へトナーを補給可能な補給可能状態となる。この時、補給パック200の開口213と、円筒部112の側面開口115と、が連通する。すなわち、補給パック200から収容部48へのトナーの補給経路が開放される。
補給パック200から収容部48へのトナー補給が完了すると、ユーザは、操作部111を補給位置から動作位置へ戻す。すなわち、ユーザは、操作部111のレバー部111bを、時計回りに90度回転させる。これにより、パックシャッタ214及び本体シャッタ116が開位置から閉位置に回転する。
言い換えれば、トナー受け部110は、操作部111が動作位置に位置する際に、補給パック200から収容部48へトナーを補給可能な補給不能状態となる。この時、補給パック200の開口213と、円筒部112の側面開口115と、は互いに連通しない。
そして、ユーザは、補給パック200をトナー受け部110から取り外す。このように、補給パック200がトナー受け部110から取り外された状態では、パックシャッタ214が閉位置に位置するため、補給パック200の開口213からのトナーの漏れを防ぐことができる。
[1-6.ロック機構の説明]
次に、図7乃至図8(b)を参照して、トナー受け部110に設けられるロック機構150について説明する。図8(a)は、ロック位置に位置するロック部材152を示す底面図であり、図8(b)は、ロック解除位置に位置するロック部材152を示す底面図である。
ロック機構150は、図8(a)(b)に示すように、ロック部材152、突起111k及びソレノイド155を有している。ロック部材152は、画像形成装置1の筐体に支持される軸151により回動可能に支持されており、突起111kに係合可能な先端部153を有している。突起111kは、操作部111に一体に設けられており、ロック部材152と突起111kが係合することで、操作部111の回転が規制される。
ロック部材152は、突起111kの回転軌跡と重なるロック位置(図8(a)に示す位置)と、突起111kの回転軌跡から退避したロック解除位置(図8(b)に示す位置)と、に回動可能に構成されている。すなわち、ロック位置は、操作部111の回転を規制する位置であり、ロック解除位置は、操作部111の回転を許容する位置である。ロック部材152は、不図示のバネによってロック位置に付勢されており、ソレノイド155に通電することで、バネの付勢力に抗してロック解除位置に移動される。
ロック部材152がロック位置に位置する際には、ユーザが操作部111を矢印Rc方向に操作しようとしても、ロック部材152の先端部153と操作部111の突起111kが係合するため、操作部111の回動が規制される。操作部111の動作位置から補給位置への回転が規制されるため、パックシャッタ214及び本体シャッタ116も閉位置から開位置への回転が規制される。
一方で、ロック部材152がロック解除位置に位置する際には、先端部153が突起111kの回転軌跡から退避しているので、ロック部材152の回動は規制されない。このため、トナー受け部110の補給パック200を装着して、操作部111を動作位置から補給位置へ回転することで、パックシャッタ214及び本体シャッタ116を閉位置から開位置へ回転させることができる。
言い換えれば、ロック部材152がロック位置に位置する際に、ロック機構150は操作部111の回転を規制するロック状態となる。また、ロック部材152がロック解除位置に位置する際に、ロック機構150は操作部111の回転を規制しないアンロック状態となる。ソレノイド155は、処理回路90によって制御される。ロック機構150がアンロック状態となるための条件については、後述する。
なお、ロック機構150の構成は、上述した例には限定されず、機械的、電磁的、電気的又はソフトウェア的な任意の機構であってよい。例えば、ロック部材152は、ソレノイド155ではなくモータ又は他の種類のアクチュエータにより駆動されてもよい。ユーザの操作に依拠することなく、コンピュータ制御によって作動するロック機構が採用される場合には、ロック機構のロック状態及びアンロック状態は、単にプログラムコードによって実現されてもよい。
また、図7に示すように、操作部111の近傍には、インジケータ125が配設される。インジケータ125は、例えばロック部材152の位置に応じて表示が変更されるように構成され、上述したロック機構150がロック状態であるか又はアンロック状態であるかをユーザに指し示す。インジケータ125は、例えば、筐体内に配設されるLED(Light―Emitting Diode)と、LEDからの光が透過する窓とで構成してもよい。ユーザは、ロック機構150がアンロック状態にあることをインジケータ125が示している場合に、操作部111を回転させてトナーの補給経路を開放することができる。
[1-7.画像形成装置の構成例]
図9は、本実施形態に係る画像形成装置1の制御ブロックの一例を示すブロック図である。図9に示すように、画像形成装置1は、通信I/F11、メモリ12、ユーザI/F13、画像形成部40、開閉機構51、ロック機構150、及び処理回路90を備える。
処理回路90は、各種のプログラムを実行するCPU94を有している。通信I/F11は、画像形成装置1が他の装置と通信するためのインタフェースである。例えば、通信I/F11は、処理回路90の制御の下、トナー残量を示すトナー残量情報を含む、各種画像形成装置側のプリンタステータスを遠隔のサービス提供側装置に通知する。
メモリ12は、例えばROM若しくはRAMなどの半導体メモリ、光ディスク、又は磁気ディスクといった、任意の種類の記憶媒体を含んでよい。メモリ12は、非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体を含んでもよい。メモリ12は、処理回路90により実行される1つ以上のコンピュータプログラム、及び多様なデータを記憶する。なお、メモリ12は、処理回路90上に設置されてもよい。
ユーザI/F13は、ユーザによる操作及び情報入力を受け付けるための入力デバイスと、画像及び情報を表示するための表示デバイスとを含み得る。例えば、ユーザI/F13は、タッチパネル、キーパッド、ボタン、スイッチ、マイクロフォン及びスピーカのうちの1つ以上を含み得る。ユーザI/F13は、画像形成装置1に一体化された操作端末として扱われてもよい。
画像形成部40は、図2を用いて説明したように、収容部48に貯蔵されているトナーを消費して、記録媒体に画像を形成する。開閉機構51は、トナー受け部110に接続される補給パック200から収容部48への補給経路50(図4参照)を開閉可能な機構である。上述したレバー部111b及び突出部111dを含む操作部111、補給パック200のパックシャッタ214、並びに本体シャッタ116は、開閉機構51の一例である。
ロック機構150は、CPU94からのアンロック命令に基づいて、開閉機構51をアンロックさせる。例えば、CPU94は、ロック機構150のソレノイド155に通電してロック部材152を図8(b)の例のように回動させてもよい。それにより、ユーザが操作部111と共に本体シャッタ116及び補給パック200のパックシャッタ214を回転させて補給経路50を開放することが可能となる。
本実施の形態では、ユーザが操作部111のレバー部111bを操作することにより発生する回転方向の力でトナーの補給経路50が開放される例を説明したが、補給経路50の閉塞及び開放は、ユーザの操作に依拠することなく行われてもよい。一例として、画像形成装置1は、補給パック200がトナー受け部110に接続されていることを検知するパックセンサと、操作部111を回転させるための駆動力を生成する駆動モータとを備えてもよい。この例において、処理回路90は、補給パック200のトナー受け部110への接続がパックセンサにより検知されていることを条件として、駆動モータを作動させ、駆動モータの回転力で操作部111を回転させて補給経路50を開放してもよい。
また、上述の開閉機構51では、回転するパックシャッタ214及び本体シャッタ116を含む形態を例に説明したが、これに限定されない。例えば、回転するこれらシャッタの代わりに、直線方向に移動可能なシャッタが採用されてもよく、又は、シャッタとは異なる例えばバルブのような開閉機構が採用されてもよい。また、開閉機構51は、補給パック200のような収容デバイス及び画像形成装置の少なくとも一方に配設されていればよい。即ち、収容デバイスから画像形成装置への補給経路は、収容デバイス及び画像形成装置の一方の側では常に開放されており、他方の側においてのみ開閉されてもよい。その代わりに、補給経路は、上述した例のように、収容デバイス及び画像形成装置の双方で開閉されてもよい。また、ユーザによる開閉機構の操作を検知し又は開閉機構の状態(開状態若しくは閉状態)を検知するためのセンサが追加的に配設されてもよい。
また、上述した開閉機構51は、ロック機構150によって(ユーザ操作による又は自動的な)、直接的又は間接的にその作動を抑止され得るものであってよい。開閉機構と同様に、ロック機構もまた、収容デバイス及び画像形成装置の少なくとも一方に配設されていればよい。
また、画像形成装置1の装着口114又は補給パック200の開口213には、トナーの漏出を防止するための蓋又はキャップといった漏出防止部材が取付けられてもよい。こうした漏出防止部材は、ユーザによりいつでも自由に取外し可能であってよい。
<第1の実施の形態>
[2.異なる型の画像形成装置及び補給パック]
ここで、これまで説明してきた画像形成装置1と略同様な構成を有する登録型画像形成装置400及び標準画像形成装置500と、補給パック200と略同様な構成を有する登録型補給パック1200及び標準補給パック501と、について説明する。登録型画像形成装置400、標準画像形成装置500、登録型補給パック1200及び標準補給パック501は、消耗材としてのトナーを補給するための補給システムを構成する。なお、画像形成装置1に対する登録型画像形成装置400及び標準画像形成装置500の相違点や、補給パック200に対する登録型補給パック1200及び標準補給パック501の相違点については、後述する。
登録型画像形成装置400及び登録型補給パック1200は、サブスクリプションサービスといった所定のサービスに対応した画像形成装置及び補給パックである。ここで、サブスクリプションサービスとは、例えばユーザが使用する画像形成装置を事前にオンラインで登録し、ディーラに一定の金額を支払うことで、予め設定された規定枚数の印刷を実行することが可能なサービスである。登録型補給パック1200は、例えば登録型画像形成装置400内のトナー残量が低下したことや、サブスクリプションサービスの契約に基づく提供タイミングの到来によって、自動的にユーザへ向けて発送されたり、ユーザによる注文によって任意に発送されたりする。つまり、登録型補給パック1200はサブスクリプションサービスの契約に則って発送されるサービス専用の補給パックである。
一方で、標準画像形成装置500及び標準補給パック501は、サブスクリプションサービスといった所定のサービスに対応していない画像形成装置及び補給パックである。登録型補給パック1200は上述した通り、サブスクリプションサービスの契約に則って発送される専用品だが、標準補給パック501は、例えば、家電量販店やECサイトのような一般市場で販売される補給パックである。なお、登録型画像形成装置400及び標準画像形成装置500については、従来通り家電量販店やECサイトのような一般市場で販売されてもよいし、メーカー専用の直販サイトで購入できるようになっていてもよく、入手方法は特に限定されない。
一般的に登録型補給パック1200及び登録型画像形成装置400を使用する場合、ユーザは、管理サーバにユーザ登録を行ったうえで、標準補給パック501及び標準画像形成装置500を使用する際にはないメリットを受けることがある。例えば、一定期間継続で利用をする契約をすることでランニングコストが安い等のコストメリットがあったり、消耗品(本実施形態においては、例えば登録型補給パック1200)が残り少なくなった場合に、自動的に発送処理がされてユーザの元に届けられるなどの容易なメンテンナンス性を体験することができたりする。ここに挙げたメリットは、一例でありこれに限ったものではない。
登録型画像形成装置400を所有しているユーザは、上述したサブスクリプションサービスに加入することによって登録型補給パック1200を入手することができる。しかし、同一ユーザがさらに標準画像形成装置500を所有している場合など、同一環境に登録型画像形成装置400と標準画像形成装置500が存在する可能性がある。このような場合にユーザが送付された登録型補給パック1200を誤って標準画像形成装置500に対して使用できてしまうと、一括補給されたトナーを標準画像形成装置500から取り出すのは困難になる。また、ディーラは既に登録型補給パック1200をユーザに送付しているため、ユーザからの連絡を受けて新たに登録型補給パック1200を送付しなければならなくなった場合は、ユーザに対して追加料金を徴収するなど手続きが煩雑になる可能性がある。さらには、ユーザの手元に新たな登録型補給パック1200が届くまでにタイムラグが生じるため、その間ユーザは登録型画像形成装置400を利用することができず、サブスクリプションサービスの恩恵を受けられない期間が発生してしまう。つまり、標準画像形成装置500に対しては、標準補給パック501は利用可能であり、登録型補給パック1200は利用できないように管理されることが望ましい。
一方で、登録型画像形成装置400を所有しているユーザが、登録型画像形成装置400に対して標準補給パック501を使いたいケースはある。例えば、定額で定期的に登録型補給パック1200が送られてくる契約をした場合である。ある期間のプリントボリュームが一時的に増加すると、サブスクリプションサービスの契約に則って次の登録型補給パック1200が送付される前に、登録型画像形成装置400内のトナーが無くなってしまうようなケースが考えられる。その時は、ユーザは一時的にでも手軽に入手できる標準補給パック501を利用したい場合もある。つまり、登録型画像形成装置400に対しては、標準補給パック501と登録型補給パック1200の両方が利用可能であることが望ましい。
これらをまとめると、表1に示すような画像形成装置と補給パックの組み合わせが望ましい。
Figure 2023024176000002
[2-1.登録型画像形成装置及び登録型補給パック]
図10(a)は、登録型画像形成装置400の操作部1111を示す斜視図であり、図10(b)は、登録型補給パック1200を示す斜視図であり、図10(c)は、登録型補給パック1200を示す他の斜視図である。図11(a)は、登録型画像形成装置400の操作部1111を示す平面図であり、図11(b)は、登録型補給パック1200のパックシャッタ1214を示す平面図である。図11(c)は、標準画像形成装置500の操作部811を示す平面図であり、図11(d)は、標準補給パック501のパックシャッタ714を示す平面図である。図12(a)は、登録型補給パック1200が装着口1114に装着される過程を示す斜視図であり、図12(b)は、登録型補給パック1200が装着口1114に装着される過程を示す他の斜視図である。
図10(a)及び図11(a)に示すように、第2の画像形成装置としての登録型画像形成装置400のトナー受け部1110は、操作部1111を有している。操作部1111は、第2の装着口としての装着口1114と、突出部111dに設けられる第2溝としての溝611と、周方向において溝611と略180°異なる位置に設けられる第3溝としての溝612と、を有している。なお、溝611及び溝612は、装着口1114に連続しており、装着口1114に含まれる。言い換えれば、装着口1114には、略円形の開口が設けられており、該開口には、互いに位相が略180度異なるように配置された溝611,612が設けられている。溝611,612は、それぞれ装着口1114の中心から径方向外側に向けて延びている。また、操作部1111は、登録型補給パック1200の装着方向Mにおいて溝611に重なるように設けられ、後述する登録型補給パック1200の凸部621に押圧されることで矢印F方向にスライド移動可能なスライド部材615を有している。なお、凸部621及びスライド部材615の少なくとも何れか一方には、これら凸部621及びスライド部材615の当接部分に配置されるテーパ面が設けられている。該テーパ面は、装着方向Mに対して傾斜している。また、第2移動部材としてのスライド部材615は、凸部621によって押圧されない状態では、例えば不図示のバネによって待機位置に付勢されており、凸部621に押圧されることで第2位置としての移動位置に移動する。
操作部1111は、溝611、溝612及びスライド部材615を有していること以外は、上述の操作部111(図7参照)と同様の構成を有している。また、トナー受け部1110についても、操作部111に代えて操作部1111を有すること以外はトナー受け部110(図3参照)と同様の構成を有している。
図10(b)(c)及び図11(b)に示すように、第2の収容デバイスとしての登録型補給パック1200のパックシャッタ1214は、凸部621と、周方向において凸部621と略180°異なる位置に設けられる凸部622と、を有している。凸部621及び凸部622は、登録型補給パック1200の装着方向Mにそれぞれ交差する方向に延びている。登録型補給パック1200のパックシャッタ1214及びノズル212は、装着口1114に装着可能な第2のインタフェース部としてのインタフェース部1300を構成する。インタフェース部1300は、登録型補給パック1200の装着方向Mにおける下流端部に設けられている。本実施の形態では、装着方向Mは、重力方向下方を向いているので、インタフェース部1300は、装着口1114に装着された状態で、登録型補給パック1200の下端部に設けられている。
第2凸部としての凸部621は、操作部1111の溝611に挿入可能に構成され、第3凸部としての凸部622は、操作部1111の溝612に挿入可能に構成されている。なお、パックシャッタ1214は、凸部621及び凸部622を有していること以外は、上述のパックシャッタ214(図5(a)(b)参照)と同様の構成を有している。
図12(a)(b)に示すように、登録型補給パック1200を装着口1114に装着する際には、ユーザは、パックシャッタ1214の凸部621及び凸部622を、操作部1111の溝611及び溝612にそれぞれ位置合わせする。なお、登録型補給パック1200には、パウチ部211よりも剛性の高い把持部215が設けられているので、ユーザは、把持部215を把持することで、登録型補給パック1200を装着口1114に容易に装着することができる。操作部1111の周方向において、溝611の幅611tは、凸部621の幅621tよりも大きい。また、操作部1111の周方向において、溝612の幅612tは、凸部622の幅622tよりも大きい。
このため、登録型補給パック1200を装着口1114に装着する際に、凸部621及び凸部622は、溝611及び溝612に干渉することなくそれぞれ挿入可能である。言い換えれば、登録型補給パック1200のインタフェース部1300は、登録型画像形成装置400の装着口1114に装着可能である。登録型補給パック1200が装着口1114に装着され凸部621が溝611へ挿入されると、溝611に重なるように配置されたスライド部材615は、凸部621によって押圧されて待機位置から移動位置に向かって矢印F方向に移動する。
スライド部材615が待機位置から移動位置に移動したことを契機に、ロック機構150のソレノイド155(図8(a)参照)が作動し、ロック機構150はロック解除状態となる。例えば、スライド部材615が待機位置から矢印F方向に移動することで不図示のセンサがONとなり、センサがONになったことに基づいてソレノイド155を作動するように構成してもよい。
標準画像形成装置500のロック機構150がロック解除状態、すなわち、第2規制部としてのロック部材152が第2規制位置としてのロック位置から第2許容位置としてのロック解除位置に移動することで、操作部1111が回転可能となる。言い換えれば、操作部1111と連動する第2の開閉部としてのパックシャッタ1214及び本体シャッタ116が、開閉可能となる。パックシャッタ1214及び本体シャッタ116は、登録型補給パック1200から登録型画像形成装置400への消耗材(トナー)の第2補給経路としての補給経路50(図4参照)を開閉可能に構成されている。なお、本実施の形態では、パックシャッタ1214及び本体シャッタ116の両方を設けたが、いずれか一方でもよい。そして、ユーザによって操作部1111が動作位置から補給位置に回転され、パックシャッタ1214及び本体シャッタ116が開かれることで、登録型補給パック1200は、トナーの補給が可能になる。
[2-2.標準補給パック]
図13(a)は、標準補給パック501を示す斜視図であり、図13(b)は、標準補給パック501を示す他の斜視図である。図11(d)及び図13(a)(b)に示すように、第1の収容デバイスとしての標準補給パック501のパックシャッタ714は、第1凸部としての凸部721を有している。凸部721は、標準補給パック501の装着方向Mに交差する方向に延びている。なお、パックシャッタ714の周方向において凸部721と略180°異なる位置には、上述の凸部622のような凸部は設けられていない。
標準補給パック501のパックシャッタ714及びノズル212は、後述する標準画像形成装置500の装着口514に装着可能な第1のインタフェース部としてのインタフェース部503を構成する。インタフェース部503は、標準補給パック501の装着方向Mにおける下流端部に設けられている。本実施の形態では、装着方向Mは、重力方向下方を向いているので、インタフェース部503は、装着口514に装着された状態で、標準補給パック501の下端部に設けられている。なお、パックシャッタ714は、凸部721を有していること以外は、上述のパックシャッタ214(図5(a)(b)参照)と同様の構成を有している。
図14(a)は、標準補給パック501が登録型画像形成装置400の装着口1114に装着される過程を示す斜視図である。図14(b)は、標準補給パック501が登録型画像形成装置400の装着口1114に装着される過程を示す他の斜視図である。
図14(a)(b)に示すように、標準補給パック501を装着口1114に装着する際には、ユーザは、パックシャッタ714の凸部721を、操作部1111の溝611に位置合わせする。操作部1111の周方向において、溝611の幅611tは、凸部721の幅721tよりも大きい。また、パックシャッタ714は、溝612側には凸部が設けられていない。
このため、標準補給パック501を装着口1114に装着する際に、凸部721は、溝611に干渉することなく挿入可能である。言い換えれば、標準補給パック501のインタフェース部503は、登録型画像形成装置400の装着口1114に装着可能である。標準補給パック501が装着口1114に装着され、凸部721が溝611へ挿入されると、溝611の内部に設けられたスライド部材615は、凸部721によって押圧されて待機位置から移動位置へ矢印F方向に移動する。これにより、上述したように、ロック機構150がロック解除状態となり、標準補給パック501は、トナーの補給が可能になる。
[2-3.標準画像形成装置]
図15は、標準画像形成装置500の操作部811を示す斜視図である。図16(a)は、標準補給パック501が標準画像形成装置500の装着口514に装着される過程を示す斜視図である。図16(b)は、標準補給パック501が標準画像形成装置500の装着口514に装着される過程を示す他の斜視図である。
図11(c)及び図15に示すように、第1の画像形成装置としての標準画像形成装置500のトナー受け部2110は、操作部811を有している。操作部811は、第1の装着口としての装着口514と、突出部111dに設けられる第1溝としての溝911を有している。操作部811は、周方向において溝911と略180°異なる位置には、溝が設けられていない。なお、溝911は、装着口514に連続しており、装着口514に含まれる。言い換えれば、装着口514には、略円形の開口が設けられており、該開口には、溝911が設けられている。溝911は、装着口514の中心から径方向外側に向けて延びている。また、操作部811は、溝911の内部に設けられ、標準補給パック501の凸部721に押圧されることで矢印F方向にスライド移動可能なスライド部材915を有している。なお、凸部721及びスライド部材915の少なくとも何れか一方には、これら凸部721及びスライド部材915の当接部分に配置されるテーパ面が設けられている。該テーパ面は、装着方向Mに対して傾斜している。また、第1移動部材としてのスライド部材915は、凸部721によって押圧されない状態では、例えば不図示のバネによって待機位置に付勢されており、凸部721に押圧されることで第1位置としての移動位置に移動する。
操作部811は、溝911及びスライド部材915を有していること以外は、上述の操作部111(図7参照)と同様の構成を有している。また、トナー受け部2110についても、操作部111に代えて操作部811を有すること以外はトナー受け部110(図3参照)と同様の構成を有している。
図16(a)(b)に示すように、標準補給パック501を標準画像形成装置500の装着口514に装着する際には、ユーザは、パックシャッタ714の凸部721を、操作部811の溝911に位置合わせする。なお、標準補給パック501には、パウチ部211よりも剛性の高い把持部215が設けられているので、ユーザは、把持部215を把持することで、標準補給パック501を装着口514に容易に装着することができる。操作部811の周方向において、溝911の幅911t(図11(c)参照)は、凸部721の幅721t(図11(d)参照)よりも大きい。
このため、標準補給パック501を装着口514に装着する際に、凸部721は、溝911に干渉することなく挿入可能である。言い換えれば、標準補給パック501のインタフェース部503は、標準画像形成装置500の装着口514に装着可能である。標準補給パック501が装着口514に装着され、凸部721が溝911へ挿入されると、溝911に重なるように配置されたスライド部材915は、凸部721によって押圧されて待機位置から移動位置へ矢印F方向に移動する。
スライド部材915が待機位置から移動位置に移動したことを契機に、ロック機構150のソレノイド155(図8(a)参照)が作動し、ロック機構150はロック解除状態となる。例えば、スライド部材915が待機位置から移動位置に移動することで不図示のセンサがONとなり、センサがONになったことに基づいてソレノイド155を作動するように構成してもよい。
標準画像形成装置500のロック機構150がロック解除状態、すなわち、第1規制部としてのロック部材152が第1規制位置としてのロック位置から第1許容位置としてのロック解除位置に移動することで、操作部811が回転可能となる。言い換えれば、操作部811と連動する第1の開閉部としてのパックシャッタ714及び本体シャッタ116が、開閉可能となる。パックシャッタ714及び本体シャッタ116は、標準補給パック501から標準画像形成装置500への消耗材(トナー)の第1補給経路としての補給経路50(図4参照)を開閉可能に構成されている。なお、本実施の形態では、パックシャッタ714及び本体シャッタ116の両方を設けたが、いずれか一方でもよい。そして、ユーザによって操作部811が動作位置から補給位置に回転され、パックシャッタ714及び本体シャッタ116が開かれることで、標準補給パック501は、トナーの補給が可能になる。
[2-4.標準画像形成装置への登録型補給パックの装着]
図17(a)は、登録型補給パック1200が標準画像形成装置500の装着口514に装着される過程を示す斜視図である。図17(b)は、登録型補給パック1200が標準画像形成装置500の装着口514に装着される過程を示す他の斜視図である。
上述したように、操作部811は、周方向において溝911と略180°異なる位置には、溝が設けられていない。一方で、登録型補給パック1200のパックシャッタ1214は、周方向において凸部621と略180°異なる位置に設けられる凸部622を有している。
図17(a)(b)に示すように、ユーザが登録型補給パック1200を標準画像形成装置500の装着口514に装着しようとすると、登録型補給パック1200の凸部622が操作部811の装着口514の一部である当接部Wに干渉してしまう。このため、登録型補給パック1200を標準画像形成装置500の装着口514に装着することはできない。言い換えれば、登録型補給パック1200のインタフェース部1300は、標準画像形成装置500の装着口514に装着できない。よって、操作部811に設けられたスライド部材915が待機位置から移動位置へ向かって矢印F方向に移動されず、ロック機構150はロック状態のままとなる。その結果、登録型補給パック1200は、標準画像形成装置500に対して、トナーの補給を行うことができない。
なお、上述の説明では、図10(a)に登録型画像形成装置を、図10(b)(c)に登録型補給パックを、図13(a)(b)に標準補給パックを、図15に標準画像形成装置を夫々例示したが、これに限定されない。例えば、図5を登録型補給パックに、図6を登録型画像形成(操作部に溝やスライド部材が設けられていない)装置に、図10(a)を標準画像形成装置に、図10(b)(c)を標準補給パックに夫々当てはめても良い。こうすることでも、図5の補給パックは、図10(a)の装着口の形状に移動規制されることなく装置本体に装着できるとともに、図10(b)(c)の補給パックは、図6の装着口の形状に適合せず装着できない。つまり同様の作用効果が得られる。なお、ロック機構150については、装置から取り除くか、ロックの判断基準を変更すればよい。
以上のように、本実施の形態では、各補給パック及び画像形成装置に設けられるメカ的構成によって、表1に示した使用可否の組み合わせを実現することができる。このため、補給方式の画像形成装置において、所定のサービスを通じて提供された消耗材を補給するための収容デバイスが、所定のサービスの対象ではない画像形成装置によって使用されることを抑制することができる。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは異なるメカ的な構成によって上述の表1に示した使用可否の組み合わせを実現するものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
[3-1.登録型画像形成装置及び登録型補給パック]
図18(a)は、第2の実施の形態に係る登録型画像形成装置400(図10(a)参照)の操作部2111を示す平面図であり、図18(b)は、登録型補給パック2200のパックシャッタ2214を示す平面図である。
図18(a)に示すように、登録型画像形成装置400(図10(a)参照)の操作部2111は、第2の装着口としての装着口2114と、突出部111dに設けられる第2溝としての溝2611と、を有している。なお、溝2611は、装着口2114に連続しており、装着口2114に含まれる。言い換えれば、装着口2114には、略円形の開口が設けられており、該開口には、互いに位相が略180度異なるように配置された溝2611,2612が設けられている。溝2611,2612は、それぞれ装着口2114の中心から径方向外側に向けて延びている。また、操作部2111には、登録型補給パック2200の装着方向Mにおいて溝2611に重なるように設けられ、後述する凸部2621に押圧されることで矢印F方向にスライド移動可能なスライド部材615が設けられている。
図18(b)に示すように、登録型補給パック2200は、ノズル212(図5(b)参照)及びパックシャッタ2214を含む第2のインタフェース部としてのインタフェース部2300を有している。パックシャッタ2214は、外周面に設けられる第2凸部としての凸部2621を有しており、凸部2621は、溝2611に挿入可能に構成されている。
登録型補給パック2200のインタフェース部2300を装着口2114に装着する際には、ユーザは、パックシャッタ2214の凸部2621を、操作部2111の溝2611に位置合わせする。操作部2111の周方向において、溝2611の第2の幅としての幅2611tは、凸部2621の第3の幅としての幅2621tよりも大きい。
このため、登録型補給パック2200を装着口2114に装着する際に、凸部2621は、溝2611に干渉することなく挿入可能である。言い換えれば、登録型補給パック2200のインタフェース部2300は、登録型画像形成装置400の装着口2114に装着可能である。登録型補給パック2200が装着口2114に装着され、凸部2621が溝2611へ挿入されると、溝2611に重なるように配置されたスライド部材615は、凸部2621によって押圧されて待機位置から移動位置に向かって矢印F方向に移動する。
スライド部材615が待機位置から移動位置に移動したことを契機に、ロック機構150のソレノイド155(図8(a)参照)が作動し、ロック機構150はロック解除状態となる。その結果、登録型補給パック2200は、トナーの補給が可能になる。
[3-2.標準画像形成装置及び標準補給パック]
図18(c)は、第2の実施の形態に係る標準画像形成装置500(図15参照)の操作部2811を示す平面図であり、図18(d)は、標準補給パック2501のパックシャッタ2714を示す平面図である。
図18(c)に示すように、標準画像形成装置500(図15参照)の操作部2811は、第1の装着口としての装着口2514と、突出部111dに設けられる第1溝としての溝2911と、を有している。なお、溝2911は、装着口2514に連続しており、装着口2514に含まれる。言い換えれば、装着口2514には、略円形の開口が設けられており、該開口には、溝2911が設けられている。溝2911は、装着口2514の中心から径方向外側に向けて延びている。また、操作部2811には、標準補給パック2501の装着方向Mにおいて溝2911に重なるように設けられ、後述する凸部2721に押圧されることで矢印F方向にスライド移動可能なスライド部材915が設けられている。
図18(d)に示すように、標準補給パック2501は、ノズル212(図5(b)参照)及びパックシャッタ2714を含む第1のインタフェース部としてのインタフェース部2503を有している。パックシャッタ2714は、外周面に設けられる第1凸部としての凸部2721を有しており、凸部2721は、溝2911に挿入可能に構成されている。
標準補給パック2501のインタフェース部2503を装着口2514に装着する際には、ユーザは、パックシャッタ2714の凸部2721を、操作部2811の溝2911に位置合わせする。操作部2811の周方向において、溝2911の第1の幅としての幅2911tは、凸部2721の幅2721tよりも大きい。
このため、標準補給パック2501を装着口2514に装着する際に、凸部2721は、溝2911に干渉することなく挿入可能である。言い換えれば、標準補給パック2501のインタフェース部2503は、標準画像形成装置500の装着口2514に装着可能である。標準補給パック2501が装着口2514に装着され、凸部2721が溝2911へ挿入されると、溝2911に重なるように配置されたスライド部材915は、凸部2721によって押圧されて待機位置から移動位置に向かって矢印F方向に移動する。
スライド部材915が待機位置から移動位置に移動したことを契機に、ロック機構150のソレノイド155(図8(a)参照)が作動し、ロック機構150はロック解除状態となる。その結果、標準補給パック2501は、トナーの補給が可能になる。
[3-3.各溝及び各凸部の幅の関係]
ここで、溝2611の幅2611t、溝2911の幅2911t、凸部2621の幅2621t及び凸部2721の幅2721tの関係について説明する。上述したように、溝2611の幅2611tは、凸部2621の幅2621tよりも大きく、溝2911の幅2911tは、凸部2721の幅2721tよりも大きい。更に、凸部2621の幅2621tは、溝2911の幅2911tよりも大きい。
したがって、各溝及び各凸部の幅の関係は、以下のようになる。
(幅2721t)<(幅2911t)<(幅2621t)<(幅2611t)
これら各溝及び各凸部の幅の関係により、標準補給パック2501を登録型画像形成装置400の装着口2114に装着する際に、凸部2721は、溝2611に干渉することなく挿入可能である。言い換えれば、標準補給パック2501のインタフェース部2503は、登録型画像形成装置400の装着口2114に装着可能である。標準補給パック2501が装着口2114に装着され、凸部2721が溝2611へ挿入されると、溝2611の内部に設けられたスライド部材615は、凸部2721によって押圧されて待機位置から移動位置へ矢印F方向に移動する。これにより、上述したように、ロック機構150がロック解除状態となり、標準補給パック2501は、トナーの補給が可能になる。
一方で、ユーザが登録型補給パック2200を標準画像形成装置500の装着口2514に装着しようとすると、登録型補給パック2200の凸部2621が装着口2514の溝2911に干渉してしまう。このため、登録型補給パック2200を標準画像形成装置500の装着口2514に装着することはできない。言い換えれば、登録型補給パック2200のインタフェース部2300は、標準画像形成装置500の装着口2514に装着できない。よって、操作部2811に設けられたスライド部材915が待機位置から移動位置へ向かって矢印F方向に移動されず、ロック機構150はロック状態のままとなる。その結果、登録型補給パック2200は、標準画像形成装置500に対して、トナーの補給を行うことができない。
以上のように、本実施の形態では、各補給パック及び画像形成装置に設けられるメカ的構成によって、表1に示した使用可否の組み合わせを実現することができる。このため、補給方式の画像形成装置において、所定のサービスを通じて提供された消耗材を補給するための収容デバイスが、所定のサービスの対象ではない画像形成装置によって使用されることを抑制することができる。
<第3の実施の形態>
第1の実施の形態では、図10(b)の凸部621及び図13(a)の凸部721が、補給パック装着時の姿勢で、インタフェース部1300,503の上部に配置される例を説明した。しかしこれに限定されない。その一例を図19(a)乃至図20(b)に示す。なお、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
本実施の形態では、登録型補給パック1200は、図19(b)(c)に示すように、インタフェース部1300の下端部まで延びる凸部3621と、凸部622と、を有している。図19(a)に示すように、登録型画像形成装置400の操作部1111は、凸部3621を挿入可能な溝612と、凸部622を挿入可能な溝611と、を有している。また、登録型画像形成装置400は、溝611に挿入される凸部622によって押圧されることで、矢印G方向に移動するスライド部材615が設けられている。
また、標準補給パック501は、図20(b)(c)に示すように、第1の実施の形態の凸部622(図10(c)参照)と同様の凸部721を有している。本実施の形態に係る標準画像形成装置500の操作部811の溝911並びにスライド部材915は、第1の実施の形態の溝911及びスライド部材915に対して、位相を180度移動した形になっている。すなわち、標準補給パック501の凸部721は、溝911に挿入可能となっており、スライド部材915は、溝911に挿入される凸部721によって押圧されることで、矢印G方向に移動する。
このように、登録型補給パック1200は、登録型画像形成装置400に装着可能に構成され、標準補給パック501は、標準画像形成装置500に装着可能に構成されている。また、標準補給パック501の凸部721は、登録型画像形成装置400の溝611に挿入可能となっている。このため、標準補給パック501は、登録型画像形成装置400にも装着可能に構成されている。
一方で、登録型補給パック1200の凸部3621は、本実施の形態では、インタフェース部1300の下端部まで延伸されている。そして、登録型補給パック1200を標準画像形成装置500に装着しようとすると、凸部3621が操作部811の当接部Wに突き当たる。このため、登録型補給パック1200は、標準画像形成装置500には装着できず、ユーザは、登録型補給パック1200のインタフェース部形状と標準画像形成装置500の装着口形状が合致しないことを、より早い段階で気づくことができる。
<第4の実施の形態>
更に、標準補給パックのインタフェース部側面に縦方向全域に延びる凹部を設け、操作部には本体側の装着口内径よりも内側に突出する凸部を設け、凹部及び凸部の数を標準型のほう登録型よりも多くなるようにしても良い。なお、「標準型」とは、標準補給パック及び標準画像形成装置を示し、「登録型」とは、登録型補給パック及び登録型画像形成装置を示す。より具体的には、補給パック及び装着口の形状に関し、登録型のほうが標準型に比べ、より半径長さが長い部位を多く備える点に特徴を有する。ここでの半径長さとは、円筒形インタフェース部の底面中心からの距離や、円形装着口の中心からの距離に該当する。収容デバイスと画像形成装置本体とが適合する場合、装着口側(操作部側)の凸部が、インタフェース部側の凹部に入り込み、装着が行われる。
上述した各実施形態における補給システムにおいては、画像形成装置に設けられた装着口に補給パックを装着することでトナーの補給を行っている。また、図7に示した通り、装着口に補給パックが装着された状態では、補給パックの大部分は装置本体の外部に露出しており、一部のインタフェース部のみが装置本体の内部に挿入される。そして、今回の補給システムでは、重力を利用して補給パックから画像形成装置へトナーを補給する構成となっているため、インタフェース部は、補給パックの重力方向における下流側に設けられている。本補給システムにおいては、表1に示すような画像形成装置と補給パックの関係性を満たすために、この重力方向下流側のインタフェース部に上述したメカ構成を設けている点が特徴的である。
一方で、従来の着脱式のカートリッジ方式の場合、カートリッジは装置本体の内部に完全に装着されて使用されるため、カートリッジは装置本体の外部に露出することはない。つまり、仮にカートリッジ方式の画像形成装置を採用して、互換性のない画像形成装置本体に特定のカートリッジが挿入できないようにするためには、カートリッジの筐体のいずれの個所にメカ構成を設けてもよいことになる。これに対し、本実施形態の補給パックは上述した特徴的なメカ構成を設けた補給パック内における位置にも工夫がある。
よく知られた、トナー等の消耗材及び現像ローラ等の機能部品を含むカートリッジの場合、画像形成装置本体への装着方向は、機能部品の長手方向に垂直に交差する方向、または平行な方向が一般的である。また、このようなカートリッジは、カートリッジ装着後に、収容された消耗材を攪拌/移動させる為の回転又は往復運動する攪拌/移動部材を有しているのが一般的である。一方、本発明に関わる収容デバイスは、このような機能部品を有していない。また、収容デバイス内で、消耗材を攪拌/移動させるための攪拌/移動部材も有していない。これに対し、収容デバイスの一端をパウチ部の端部に、他端をインタフェース部とし、ユーザは、パウチ部の端部を上に且つインタフェース部を下にして、画像形成装置本体の装着口に収容デバイスを装着する。これにより、パウチ部の解しと重力作用により、パウチ内に収容されたトナーを収容部48へ向けて容易に移動させることができる。また、回転又は往復運動する攪拌/移動部材を含まない簡易な収容デバイスを実現できる。
ユーザは、装着時の収容デバイスの姿勢方向を略維持したまま、重力方向下方に収容デバイス移動させ、装置本体へ装着させる。ユーザにしてみれば、収容デバイスの最終装着姿勢と装着操作時の収容デバイスの姿勢とが同様の姿勢なので、装着操作が直感的に理解しやすい。そして上述では、装置本体への装着時におけるパウチ部及びインタフェース部が配置される方向(重力作用方向)に収容デバイスが移動するときに、収容デバイス側の凹凸部位が、装着口側の対応する凹凸部位により移動規制又は移動許容されるようになっている。収容デバイスの装着口への装着操作の中で、ユーザは収容デバイスと装着口の機械的互換性を確認でき分かりやすい。
また、本体シャッタ及び/又はパックシャッタを移動(開閉)させるための操作部を操作する前、つまり収容デバイスが装着完了位置に位置する前にユーザは先の機械的互換性を確認できる。例えば、装着後に収容デバイスの装置本体への互換性をユーザに知らしめることも想定されるが、その場合に比べ早い段階で補給パックと画像絵形成装置との不適合をユーザに知らしめることができる。また、操作部1111や操作部811に溝部や当接部を設けており、パックシャッタ1214やパックシャッタ714に凸部を設けている。これにより、収容デバイスのインタフェース部と画像形成装置の装着口の形状が適合し、収容デバイスを装着位置まで装着できた場合に、引き続きパックシャッタを操作部の移動に容易に連動させることもできる。また、部品点数削減などの効果も得られる。
<その他の実施の形態>
なお、既述のいずれの形態においても、画像形成装置の装着口の溝や補給パックの凸部の配置や形状は限定されない。すなわち、上述の表1に対応するように、溝や凸部の配置や形状は任意に設定してよい。
また、既述のいずれの形態においても、ロック機構150は、操作部の回動を規制又は許容するように構成されていたが、これに限定されない。例えば、ロック機構150がロック状態からロック解除状態に遷移することに代えて、操作部、パックシャッタ及び本体シャッタのいずれかが回転して補給経路が開放されるように構成してもよい。
また、既述のいずれの形態においても、電子写真方式の画像形成装置を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。この場合、画像形成装置が画像形成することによって消耗される消耗材はインクとなり、補給パックは、インクを収容する。
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
50:第1補給経路、第2補給経路(補給経路)/116:第1の開閉部、第2の開閉部(本体シャッタ)/152:第1規制部、第2規制部(ロック部材)/400:第2の画像形成装置(登録型画像形成装置)/500:第1の画像形成装置(標準画像形成装置)/501:第1の収容デバイス(標準補給パック)/503,2503:第1のインタフェース部(インタフェース部)/514,2514:第1の装着口(装着口)/611,2611:第2溝(溝)/612:第3溝(溝)/615:第2移動部材(スライド部材)/621,2621:第2凸部(凸部)/622:第3凸部(凸部)/714:第1の開閉部(パックシャッタ)/721,2721:第1凸部(凸部)/911,2911:第1溝(溝)/915:第1移動部材(スライド部材)/1114,2114:第2の装着口(装着口)/1200:第2の収容デバイス(登録型補給パック)/1214:第2の開閉部(パックシャッタ)/1300,2300:第2のインタフェース部(インタフェース部)/2611t:第2の幅(幅)/2621t:第3の幅(幅)/2911t:第1の幅(幅)/M:装着方向

Claims (12)

  1. 第1の装着口を備えた第1の画像形成装置と、
    前記第1の装着口とは異なる形状をした第2の装着口を備えた第2の画像形成装置と、
    第1のインタフェース部を備え、画像形成のために消費される消耗材を収容する第1の収容デバイスと、
    前記第1のインタフェース部とは異なる形状をした第2のインタフェース部を備え、画像形成のために消費される消耗材を収容する第2の収容デバイスと、を備え、
    前記第1の装着口には、前記第1のインタフェース部が装着可能であって、かつ前記第2のインタフェース部は装着できず、
    前記第2の装着口には、前記第1のインタフェース部と前記第2のインタフェース部がそれぞれ装着可能である、
    ことを特徴とする補給システム。
  2. 前記第1の装着口は、第1溝を有し、
    前記第1のインタフェース部は、前記第1の装着口に前記第1のインタフェース部が装着される際に、前記第1溝に干渉しない第1凸部を有し、
    前記第2の装着口は、第2溝と、前記第2溝と異なる位置に配置される第3溝と、を有し、
    前記第2のインタフェース部は、前記第2の装着口に前記第2のインタフェース部が装着される際に、前記第2溝に干渉しない第2凸部と、前記第3溝に干渉しない第3凸部と、を有し、
    前記第1のインタフェース部は、前記第1凸部が前記第2溝に干渉することなく、前記第2の装着口に装着可能であり、
    前記第2のインタフェース部は、前記第3凸部が前記第1の装着口に干渉するため、前記第1の装着口に装着できない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の補給システム。
  3. 前記第1凸部、前記第2凸部及び前記第3凸部は、前記第1の収容デバイス及び前記第2の収容デバイスの装着方向にそれぞれ交差する方向に延びている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の補給システム。
  4. 前記第1の装着口は、第1の幅を有する第1溝を有し、
    前記第1のインタフェース部は、前記第1の装着口に前記第1のインタフェース部が装着される際に、前記第1溝に干渉しない第1凸部を有し、
    前記第2の装着口は、前記第1の幅よりも大きい第2の幅を有する第2溝を有し、
    前記第2のインタフェース部は、前記第2の装着口に前記第2のインタフェース部が装着される際に、前記第2溝に干渉しない第2凸部と、を有し、
    前記第2凸部は、前記第1の幅よりも大きく前記第2の幅よりも小さい第3の幅を有し、
    前記第1のインタフェース部は、前記第1凸部が前記第2溝に干渉することなく、前記第2の装着口に装着可能であり、
    前記第2のインタフェース部は、前記第2凸部が前記第1溝に干渉するため、前記第1の装着口に装着できない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の補給システム。
  5. 前記第1凸部及び前記第2凸部は、前記第1の収容デバイス及び前記第2の収容デバイスの装着方向にそれぞれ交差する方向に延びている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の補給システム。
  6. 前記第1の画像形成装置は、前記第1の収容デバイスから前記第1の画像形成装置への前記消耗材の第1補給経路を開閉可能な第1の開閉部を有し、
    前記第2の画像形成装置は、前記第2の収容デバイスから前記第2の画像形成装置への前記消耗材の第2補給経路を開閉可能な第2の開閉部を有する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の補給システム。
  7. 前記第1のインタフェース部は、前記第1の収容デバイスから前記第1の画像形成装置への前記消耗材の第1補給経路を開閉可能な第1の開閉部を有し、
    前記第2のインタフェース部は、前記第2の収容デバイスから前記第2の画像形成装置への前記消耗材の第2補給経路を開閉可能な第2の開閉部を有する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の補給システム。
  8. 前記第1の画像形成装置は、前記第1の開閉部が開放されることを規制するための第1規制位置と、前記第1の開閉部が開放されることを許容するための第1許容位置と、に移動可能な第1規制部を有し、
    前記第2の画像形成装置は、前記第2の開閉部が開放されることを規制するための第2規制位置と、前記第2の開閉部が開放されることを許容するための第2許容位置と、に移動可能な第2規制部を有する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の補給システム。
  9. 前記第1の画像形成装置は、前記第1溝に挿入される前記第1凸部によって押圧されることで第1位置に移動する第1移動部材を有し、
    前記第2の画像形成装置は、前記第2溝に挿入される前記第2凸部によって押圧されることで第2位置に移動する第2移動部材を有し、
    前記第1規制部は、前記第1移動部材が前記第1位置に移動することに基づいて、前記第1規制位置から前記第1許容位置に移動し、
    前記第2規制部は、前記第2移動部材が前記第2位置に移動することに基づいて、前記第2規制位置から前記第2許容位置に移動する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の補給システム。
  10. 前記第1のインタフェース部は、前記第1の収容デバイスの装着方向における下流端部に設けられており、
    前記第2のインタフェース部は、前記第2の収容デバイスの装着方向における下流端部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の補給システム。
  11. 前記第1のインタフェース部は、前記第1の装着口に装着された状態で、前記第1の収容デバイスの下端部に設けられており、
    前記第2のインタフェース部は、前記第2の装着口に装着された状態で、前記第2の収容デバイスの下端部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の補給システム。
  12. 前記第1の収容デバイスは、前記第1の画像形成装置に装着された状態において少なくとも一部が前記第1の画像形成装置の外部に露出され、
    前記第2の収容デバイスは、前記第2の画像形成装置に装着された状態において少なくとも一部が前記第2の画像形成装置の外部に露出されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の補給システム。
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