JP3270550B2 - 現像剤容器 - Google Patents

現像剤容器

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JP3270550B2 JP33897492A JP33897492A JP3270550B2 JP 3270550 B2 JP3270550 B2 JP 3270550B2 JP 33897492 A JP33897492 A JP 33897492A JP 33897492 A JP33897492 A JP 33897492A JP 3270550 B2 JP3270550 B2 JP 3270550B2
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浩 小山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、乾式電子写真複写機
やプリンター等に粉体現像剤を補給する現像剤補給容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像剤補給容器は、同一形状の容
器で多種の現像剤を充填して市場に出しているのが一般
的である。
【0003】そのため異種現像剤が充填されている容器
間では、異種現像剤の誤用の防止策の1つとして、容器
の色を替えて目視で識別出来るようにしていた。またそ
の他の防止策として、図5の(a),(b)に示すよう
に、容器部01の周縁に設けられたフランジ部02に、
位置を変えてリブ04を突設し、現像剤ホッパーのメス
側との位置関係で容器挿入の可否を機械的に操作できる
ような互換性防止機構としていた。このような構成とす
ることにより、図6の(a),(b)に示すように、リ
ブ04と現像剤ホッパーのメス部09との一致、不一致
により、使用者が補給の際に間違って異種の現像剤を複
写機本体に補給することを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現像剤補給容
器の色だけの識別では異種現像剤の混入は完全には防げ
ず、また現像剤補給容器にリブを立てて現像剤ホッパー
のメス側との位置関係で容器の誤挿入を防止する機構で
は、容器の剛性が問題となってくる。つまり、容器の剛
性が弱いと少しの力でもリブを基点として容器が反って
しまい、オスメスの位置がずれていても容器がホッパー
に挿入されてしまうことがあり(図7)、異種現像剤を
補給してしまう可能性がある。
【0012】本発明の目的は、上述した現像剤補給容器
の現像剤ホッパーへの誤挿入防止の不完全性を解決する
ためになされたものであり、容器側の剛性を上昇させる
ような構造にすることによって容器自体の反りを抑え、
ホッパーへの誤挿入防止を完全にすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の目的を
実現する構成は、現像剤ホッパーへ現像剤を補給する開
口部を備え現像剤を収容する容器部と、前記開口部の周
縁に設けられ 前記現像剤ホッパーと嵌合する誤装着防
止用の凸部または凹部を備えるフランジ部と 有する
現像剤容器において、前記容器部の短手端部の側面と前
記フランジ部との間に補強リブを設けることなく、前記
容器部の長手端部の側面と前記フランジ部との間に補強
リブを設けることを特徴とするものである。
【0014】上記した発明では、前記容器部の短手端部
の側面と前記フランジ部との間に補強リブを設けること
なく 前記容器部の長手端部の側面と前記フランジ部と
の間に補強リブを設けるので、補強リブを無駄に多く設
けることなく少数の補強リブで、図12のような容器フ
ランジ部の短手方向の上下の反りを効果的に防止するこ
とができ、現像剤容器と現像剤ホッパーとの嵌合が正確
に行なわれ、誤って異種現像剤を現像剤ホッパーに補給
するのを防止することができる。さらに、現像剤容器を
小さくでき、コストダウンを図ることができる。
【0015】三角リブの形状は、実施例のように角度を
60°とする方法もあるが、それに限らず容器の高さに
応じて角度を自由に変えることもできる。また三角リブ
の数は、実施例のように5本とする方法もあるが、容器
の大きさに応じて増減することもできる。
【0016】
【実施例】<参考例1> 図1,2,3は、本発明の前提となる技術を示す参考例
1を示す。
【0017】図1は現像剤補給容器と現像剤ホッパーを
示す。
【0018】現像剤補給容器は、容器部01とフランジ
部02そしてシールフィルム03から構成され、シール
フィルム03を除きHIPS射出成型品である。また現
像剤ホッパーは、ホッパー部06と上枠07そしてホッ
パー蓋08から構成されている。
【0019】現像剤補給作業は、まず現像剤ホッパーの
蓋08を開け、現像剤補給容器のフランジ部02を現像
剤ホッパーの上枠07に嵌め込み、現像剤補給容器のシ
ールフィルム03を引っ張ることによって終了する。
【0020】このような一連の作業内で異種現像剤の混
入を防止させるために、現像剤補給容器のフランジ部0
2にオス部(リブ)04を、現像剤ホッパーの上枠部0
7にメス部09を設置して、それらの位置関係によって
現像剤補給容器の現像剤ホッパーへの誤挿入を防止して
いる。このことは、前記図6について述べたとおりであ
る。
【0021】しかしこの機構での互換性防止では、現像
剤補給容器の剛性が問題となる。つまり剛性が弱いと少
しの力でもリブを基点として容器が反ってしまい、オス
メスの位置がずれていてもホッパーに挿入されてしまう
ことがある。即ち、図7について述べたとおりである。
【0022】そこで現像剤補給容器のフランジ部02の
長手方向の上下の反りを抑えるために、図2に示すよう
に、容器フランジ部02の長手方向の両端部にリブ05
を設けて、容器フランジ部02の剛性を上昇又は増大さ
せた。
【0023】このような構成とすることにより、間違え
て異種現像剤が充填されている補給容器を現像剤ホッパ
ーへ挿入しようとしても、図3のように容器フランジ部
02の長手方向の反りがリブ05により抑えられている
ために通常の力では挿入できず、互換性防止を完全なも
のとすることができる。さらに端部リブ05を容器フラ
ンジ部02上に数本設置すると効果は増大する。
【0024】また現像剤補給容器のフランジ02側面部
と現像剤ホッパー上枠部07のオスメス嵌合形状の凸凹
関係を実施例と逆にしても、異種現像剤補給時にかかる
力は基本的に実施例と変わらないため、ここにおいても
本件でいう長手方向の両端リブは同様の効果を有する。
【0025】<実施例> 本発明による現像剤補給容器の実施例は、上記した参考
例1のように、容器フランジ部02の長手方向の両端部
にリブ05を設けるのではなく、図4に示すように、容
器部01の短手方向の側面とフランジ部02の間に三角
リブ10を設けたもので、上記した参考例1と同様の効
果が得られる。
【0026】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、現像剤補給容器フランジ部の長手方向の両端部に
リブを設けてフランジ部の剛性をもたせることによっ
て、通常使用で誤って異種現像剤をホッパーに補給する
ことを完全に防止することができる。
【0027】<参考例2> 図8,9,10は本発明の参考例2を示す。これらの図
において、図1に示す要素と同一要素には、同一符号を
付す。
【0028】現像剤容器の剛性が不足して、該容器を現
像剤ホッパーへ誤挿入する恐れがあることは、前述し
た。
【0029】本参考例においては、現像剤補給容器のフ
ランジ部02の短手方向の上下の反りを抑えるために、
図8,9,10のように容器部01の側面とフランジ部
02の間に角度60°の三角リブ25を5カ所設けて、
容器フランジ部02の剛性を上昇させた。すると間違え
て異種現像剤が充填されている補給容器を現像剤ホッパ
ーへ挿入しようとしても、図10のように容器フランジ
部02の図12のような短手方向の反りが抑えられてい
るために通常の力では挿入できず、互換性防止を完全な
ものとすることができる。さらに三角リブ25を容器フ
ランジ部のリブ04上側に設置すると効果は増大する。
【0030】また現像剤補給容器のフランジ側面部と現
像剤ホッパー上枠部の嵌合形状の凸凹関係を実施例と逆
にしても、異種現像剤補給時にかかる力は基本的に本参
考例と変わらないため、ここにおいても本件でいう三角
リブは同様の効果を有する。
【0031】<参考例3> 容器部01の側面とフランジ部02の間に三角リブ25
ではなく、図11に示すように、その隅部に大きなR部
10を設けても、参考例2と同様の効果が得られる。
【0032】参考例2,3によれば、現像剤補給容器の
容器部側面とフランジ部の間に三角リブを設けることで
フランジ部の剛性をもたせることによって、通常使用で
誤って異種現像剤をホッパーに補給することを完全に防
止することができる。
【0033】<参考例4> 本参考例においては、現像剤補給容器の現像剤収納部0
1の内側へのへこみによる容器フランジ部02の反りを
抑えるために、図13,14,15のように容器内面に
反ってリブ35を設けて、容器フランジ部02の剛性を
上昇させた。すると間違えて異種現像剤が充填されてい
る補給容器を現像剤ホッパーへ挿入しようとしても、図
15のように現像剤収納部01の図17のような内側へ
のへこみが抑えられているために通常の力では挿入でき
ず、互換性防止を完全なものとすることができる。さら
に内面リブを容器内面に多数設置すると効果は増大す
る。
【0034】また現像剤補給容器のフランジ側面部と現
像剤ホッパー上枠部の嵌合形状の凸凹関係を実施例と逆
にしても、異種現像剤補給時にかかる力は基本的に実施
例と変わらないため、ここにおいても本件でいう内面リ
ブは同様の効果を有する。
【0035】<参考例5> 本参考例は、容器内面に沿ってリブ35を設けるのでは
なく、図16に示すように、容器外面(側面)に沿って
リブ40を設けても、参考例4と同様の効果が得られ
る。
【0036】以上説明したように、参考例4、5によれ
ば、現像剤補給容器の容器内面に沿ってリブを設けてフ
ランジ部の剛性をもたせることによって、通常使用で誤
って異種現像剤をホッパーに補給することを完全に防止
することができる。 <参考例6> 図18に例示するプロセスカートリッジ枠58,59を
有するカートリッジとしての現像剤容器は、発泡樹脂の
注入の為の溝51が設けられ、該溝51に溝上面より、
約2mm立ち上がる様に、また、溝幅より約1乃至2m
m両側に張り出した形状で、発泡樹脂52を注入塗布す
る。発泡樹脂52は例えば、2液混合により合成するウ
レタン系樹脂で、発泡は反応時のガス(CO2 等)によ
って、達成される。
【0037】2液は、一旦混合室(チャンバー)53
で、撹拌され、ノズル54より、吐出される。発泡反応
は、混合室内にある内に始まる様調整されている。吐出
速度は4g/分、ノズル移動速度は5m/分である。塗
布完了後、ほぼ直後から上記プロセスカートリッジの移
動に支障はない。しかし、まだ濡れている為、塗布部分
に触れることはできないので、熟成時間を置く必要があ
る。
【0038】即ち上記実施例によれば、2部品以上の組
み合わせからなり、組み合わさった、現像剤容器部のシ
ール部の形成される、プロセスカートリッジの、該シー
ル部において、該シール部が、注入塗布された発泡部材
からなり、該発泡部材で、触媒アミンが、系外に出ない
ように調整されており、かつ、該発泡部材が、該シール
部への吐出直前に、発泡を開始するように調整され、該
発泡部材の永久圧縮歪みが、10%乃至20%である様
にした、発泡シール部材とする事により、前記問題点を
解決したものである。
【0039】具体的に言えば、2部品の組み合わせから
なり、組み合わさった時、一体のプロセスカートリッジ
を形成する、その一方の部品に設けられた、2乃至3m
m幅、1乃至2mm高さのシール部分に、2液を混合し
て、発泡させる樹脂材料を、ノズルから、少量ずつ制御
して塗布・注入し、設計上必要な、シール幅・高さとす
る。
【0040】熟成完了後、プロセスカートリッジとし
て、ドラム・スリーブ・ブレード等、組みあげて、確認
試験を行った。確認試験の主旨は、トナーに対するシー
ル性、ドラムに対する、悪影響の有無である。
【0041】結論から言えば、通常使用時でのトナーシ
ール性に問題はなく、開口部開封後、プロセスカートリ
ッジを本体機械より取り出し、強く振った場合にトナー
の漏れが見られる。しかし、これは、異常な場合であ
り、通常の使用形態から逸脱している。
【0042】また、感光ドラムの表面材料等にたいす
る、影響は、もっとも過酷な条件下でも、無い、と判断
された。また、上記、発泡材料の、永久圧縮ひずみ%
が、10乃至20%である事は確認されている。
【0043】なお、同一目的を達成するために、例え
ば、発泡シリコーンでも、可能である。発泡の仕方とし
ては、ガスをウレタン樹脂に吹き込み、混合すること
で、目的を達する事もできる。但し、シリコーンの場合
も、ガス注入方法の場合も、感光ドラムに悪影響を及ぼ
さない事が重要である。
【0044】<比較例1> 参考例6とほぼ同一の材料であるが、発泡樹脂の吐出後
に発泡が始まる様に材料を調整してある。
【0045】この為、吐出する溝部分のなかで、主な塗
布平面から立ち上がった部分の斜面を塗布すると、塗布
液が、斜面を垂れ流れる事が生じた。ちなみに、この時
の斜面角度は、45度であったが、角度を変えた例、3
0度、54度でも程度差はあるが、同様の結果となっ
た。特に、54度の場合には、角部で、塗布液がほとん
ど濡れてなかった。
【0046】<比較例2> 参考例6とほぼ同一の材料である。ただし発泡程度に差
が生じる様に、発泡条件を若干イソシアネート分を過剰
に配合し、成形環境を調整してある。
【0047】本例では、永久圧縮ひずみ%が、45%と
なったものを使用した。
【0048】この様にしてできたシールを、最終形状に
まとめて、シール性の評価を行ったところ、トナーの漏
れるところがあった。
【0049】これは、もともと、斜面の角部では、塗布
液の乗りが良く無く、かつ、シールとして、押しつぶし
て使用する部分の戻りが悪い為、小さな衝撃によって、
生じるシール部の浮きに、発泡材料が追随できない為
と、考えられた。
【0050】<比較例3> シール材料として、すでに発泡が完了したものを、スラ
イスして、一方の面に両面テープを貼付し、適当な幅に
切断したものを用いた。
【0051】参考例6と同一のプロセスカートリッジの
シール部分に、上記シール材料を、手で溝に沿って、張
りつけてシールを完成させた。参考例6と同様にプロセ
スカートリッジとして組み上げ、同様の確認試験を行っ
た。
【0052】参考例6と結果は同様であるが、手張りの
為、コーナー部分で、いびつな張り方になり、その部分
では、シール材に厚み差が生じている。その内、特に程
度のひどい部分で、シール性に問題が生じた。しかし、
数多く作成した場合に、問題発生品が出た、という程度
であり、全てという訳ではない。
【0053】<参考例7> 図21に参考例7を示す。
【0054】図中で71はトナー容器本体であり、72
は本発明における金属製の底部分であり、この底部分7
2にトナーを充填する充填口があいており、この充填口
よりトナーを充填した後に金属製のふた73を嵌合して
トナーを密封する。
【0055】この底部分とは反対側にトナー排出口74
が設けられており、この排出口の上がシールフィルム7
5によってシールされ、さらにスライドシャッター76
が摺動自在に設けられている。トナー排出の際にはシャ
ッター76がスライドし、シールフィルム75を引き剥
がす事によって開口する。
【0056】図22はトナー容器の底部充填口部分の断
面図である。
【0057】トナー容器の底部分72が本体部分71と
77の場所で固定されている。
【0058】図23は本参考例の容器にトナーを充填し
ている様子を示したものであり、充填装置78によりト
ナーを充填したあと嵌合ぶた73により密封する。
【0059】図24にはトナー容器の排出口部分の代表
的な例と実際にスライドシャッター76をスライドさ
せ、シールフィルムを剥がしてトナーを排出した際の様
子を示したものである。又図25には他の排出口部分を
示した。
【0060】本参考例におけるトナー容器において、排
出口のシール、充填口からのトナー充填、トナー排出、
排出口の再シール充填口からの再充填、排出を図24お
よび図25の排出口を有するトナー容器についてそれぞ
れ10回ずつ行なったが何ら問題は起きなかった。
【0061】従来の例においてはトナー容器にトナーを
充填した後底ブタをシーマ加工取付法によって容器本体
に取りつけ固定していた。この方法では底ブタを取りつ
ける際に容器本体の取り付け部分に底ブタの一部をくい
込ませる為に、一度底ブタを取り付けると取りはずしが
非常に困難である。
【0062】又、容器本体の材質が金属、プラスチック
あるいは紙などいずれの材質を用いても取り付けた際に
くい込みの跡が発生するため再度底ブタを取り付けると
してもくい込み跡のすき間からトナー漏れ等が起こる危
険性があり、実質的に再使用は不可能である。
【0063】本参考例によればいわゆる本体の底部分は
従来例と同様に取り付けるが一度取り付けたあとは、容
器を複数回使用する際でも底部分の取りはずしは行なう
必要がなく、底部分に設けた容易に取りはずし可能な嵌
合ぶた部分を利用すればよい。
【0064】底部分および嵌合ぶたに使用する材質とし
ては複数回くり返し使用することおよび十分くり返し使
用したあとのリサイクル性を考えて、金属が適当と考え
られる。使用可能な金属としては一般に良く用いられて
いる金属、例えば鉄、真鍮、アルミニウム、ステンレス
スチール等があり、この中では鉄が最も適している。
【0065】この底部分に設けられる複数回使用可能な
嵌合ぶたを有するトナー充填口の形状としては、トナー
充填およびふたの取り付け取りはずしに影響がない形状
であれば特に制限はないが一般的に使用される形状例え
ば丸形、長方形、正方形、楕円形等が良い。充填口の大
きさも特に制限されるものではなく、充填に支障がない
大きさであれば良い。
【0066】排出口部分のシール部分は通常は一度使用
するともうそれ以上は使用しないことが普通だが、複数
回の再利用するためにはシールする部分をシールのパタ
ーン形状に合わせて凸型状に他の部分より高くしておけ
ば良い。この形状にすれば一度シールをしたあと、フィ
ルムを引き剥がしそのあとに再度、複数回フィルムをシ
ールすることも可能である。この際にはシールフィルム
はヒートシールフィルム等が適当である。またこの方法
以外に、粘着剤を塗布したシールフィルムを使用する方
法を採ることもできる。
【0067】なお本参考例において充填口を設けた底の
部分および嵌合ぶたをプラスチックで作ることも考えら
れたが、プラスチックを使用した場合には嵌合ぶたを取
りはずし取り付けを行なう際に変形しやすく、又傷もつ
きやすいため、くり返し使用には不向きである。
【0068】次に参考例8を図26乃至31に基づいて
説明する。
【0069】81は本参考例のトナーカートリッジで、
該トナーカートリッジ81は図26及び図27の如く補
給トナー収納部82と回収トナー収納部83とを連結手
段84を介して一体に連結してなる。
【0070】前記連結手段84は図28の如く一端面が
閉塞された円筒胴部84aと、その閉塞面84bの内面
中心から突き出して円筒胴部84aの開放面より外方へ
延出した軸部84cと、該軸部84cの先端に締め付け
ネジ84dで一体に固定される摘み部材84eとからな
る。該摘み部材84eには回収トナー収納部83の回収
開口83dを開閉するシャッター84fが設けられてい
る。
【0071】前記補給トナー収納部82は紙等の適当な
材料で円筒状に形成されているもので、その一端(図の
右端)は前記連結手段84の円筒胴部84aの閉塞端側
の外周に設けた小径部84a'にきつく嵌合できる内径
を有し、その他端(図の左端)はキャップ部材82aで
封緘されている。また周壁に設けた補給開口82bは中
央の連結骨82cで二分割され、その一端(図の左端)
は閉口し、その他端(図の右端)は前記補給トナー収納
部82と連結手段84を覆い前記回収トナー収納部83
と連結し、前記補給トナー収納部82、連結手段84と
相対回転可能に嵌合するような円筒形状の外筒85で閉
じられている。さらに外筒85は周壁に前記補給トナー
収納部82の補給開口部82bよりわずかに大きい開口
部85aを有し、その開口部85aは幅方向に拡開され
ないよう必要数の連結骨85bを残し分割形成されてい
る。また前記補給開口部82bに近接した前記補給トナ
ー収納部82の外面と、前記外筒85の開口部85aに
近接した外筒85の内面とに、可撓性を有するシール部
材86の両端縁がそれぞれ両面テープ等で固定され、こ
のポリプロピレン等からなるシール部材86は前記補給
開口82bの長さよりも長く、かつ前記補給開口82b
よりも幅広となっていて、前記外筒85の開口部85a
とほぼ同じ長さを有している。そして前記開口部85a
と連通しない状態の前記補給開口部82bを全体に覆っ
て密封するようになっている。また前記補給開口部82
bの周囲には前記補給トナー収納部82の外面に弾性を
有する密封部材87(例えばモルトプレン、発泡ウレタ
ン)が固定され、この密封部材87はシール部材86と
前記補給トナー収納部82との間に介在してシール部材
86による前記補給開口部82bの密封をより強固に、
かつ確実にしている。
【0072】前記回収トナー収納部83は外周を非円形
にした大径部83aと、該大径部83aを挟んで対設し
た内筒部83bと外筒部83cを備える。これら内筒部
83b及び外筒部83cの外壁中央には前記連結手段8
4の軸部84cに嵌合できる透孔83b',83c'が設
けられている。そして内筒部83bの透孔83b'及び
外筒部83cの透孔83c'に前記連結手段84の軸部
84cを串刺し状に挿通して内筒部83bを円筒胴部8
4a内に遊嵌し、外筒部83cの透孔83c'より突き
出した軸部84cの先端に摘み部材84eを図3図示の
如くネジ止めする。これにより回収トナー収納部83は
連結手段84を介して補給トナー収納部82と一体化す
る。また回収トナー収納部83は前記補給トナー収納部
82の外筒85とも連結している。従って、回収トナー
収納部83をその回収開口83dを上向きに固定状態で
摘み部材84eを右又は左に廻すと、補給トナー収納部
82は前記外筒85内で周方向に回転することとなる。
【0073】この場合、摘み部材84eと一体のシャッ
ター84fと補給トナー収納部82の補給開口82bと
を同じ向きに、前記外筒85の開口部85aを逆向きに
することによって、補給開口部82bを下向きに回動し
て外筒85の開口部85aと互いに連通させてトナー補
給を行うと、シャッター84fが回収開口83dを開
き、逆に補給開口部82eを上向きに回動して外筒85
の開口部85aと非連通位置にさせて補給開口部82e
を密封すると、シャッター84fは回収開口83dを閉
じるようになる。
【0074】上記参考例において、本体側の現像機(図
示せず)のトナー格納室(図示せず)の上部に本発明の
トナーカートリッジ81をセットするには、まず補給ト
ナー収納部82の補給開口部82bは上向きで外筒85
の開口部85aと非連通位置にある状態で、そのまま所
定個所に装填する。この時、回収トナー収納部83の回
収開口部83dは同様に上向きになっており、摘み部材
84eと一体のシャッター84fにより閉じられてい
る。
【0075】このようにセットすると、回収トナー収納
部83はその非円形の大径部83aが、本体現像機(図
示せず)の突起に設置固定され、さらに回収トナー収納
部83に連結している外筒85も固定されるため、摘み
部材84eを右又は左に廻すとシャッター84fにより
閉じられていた回収開口部83dは開き、かつ該摘み部
材84eと一体の円筒胴部84aにきつく嵌合している
補給トナー収納部82も外筒85内で周方向に回転す
る。このようにして補給開口82bを真下に向け、かつ
外筒85の開口部85aと連通させると、補給トナー収
納部82内のトナーが格納室(図示せず)に重力により
落下補給される。
【0076】一方、画像転写後、感光ドラム(図示せ
ず)に残るトナーはクリーニングブレード(図示せず)
により掻き落とされてトナーガイド板(図示せず)を伝
わってトナー受け部(図示せず)内に集められたトナー
は搬出スクリュー(図示せず)によって搬出され、中空
体(図示せず)内を通り、その先端部下面に設けた排出
口(図示せず)から上向きに開口している回収開口83
dから回収トナー収納部83内へ回収される。
【0077】本参考例のトナーカートリッジ81の交換
時、摘み部材84eを廻して補給トナー収納部82の補
給開口部82bを上向きにし、外筒85の開口部85a
と非連通位置にさせることで補給開口部82bをリクロ
ーズしても、回収トナー収納部83の回収開口83dは
上向きのまま保たれている。しかも、該回収開口83d
は摘み部材84eと一体のシャッター84fによって完
全に閉じられているから、この状態で引き出した場合に
は補給開口82b及び回収開口83dの何れからもトナ
ーを撒き散らすようなことがなくなる。
【0078】<比較例> 一方、図31のように補給トナー収納部の補給開口部が
可撓性シール88で封止されている場合は、トナーカー
トリッジを本体現像機にセットする前に、まず可撓性シ
ール88を引き剥がして補給開口を全開しなければなら
ないため、シール88に付着しているトナーが飛散する
恐れがあるとともに、シール88を剥がした容器を不本
意に動かすとこぼれてしまうことがある。また引き剥が
してトナーが付着したシール88の処理も問題となる。
さらにトナーカートリッジの交換の時、補給開口が開い
た状態で処理しなければならなく、容器内に残トナーが
存在した場合、処理に困ってしまうという欠点があっ
た。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リブを無駄に多く設けることなく少数のリブで効果的に
容器の変形を防止できる。このため、現像剤容器とホッ
パーとの嵌合が正確に行なわれる。したがって、現像剤
容器とホッパーとの嵌合が正確に行われ、誤まって異種
現像剤をホッパーに補給することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例1の現像剤補給容器と現像剤ホ
ッパーの斜視図を示す。
【図2】図1の現像剤補給容器の詳細を示す。
【図3】図1の参考例1の効果を示す図。
【図4】本発明の実施例の現像剤補給容器を示す図。
【図5】従来の互換性防止方法の一つである現像剤補給
容器フランジ部へのリブ立てを示す図。
【図6】従来の現像剤補給容器フランジ部のリブと、現
像機ホッパーのメス部との位置関係を示し、(a)は通
常補給時で、(b)は異種現像剤補給時を示す図。
【図7】従来の互換性防止機構の不完全性を示す図。
【図8】参考例2の現像剤補給容器と現像剤ホッパーの
斜視図を示す。
【図9】参考例2の現像剤補給容器の詳細を示す図。
【図10】参考例2における効果を示す図。
【図11】参考例3の現像剤補給容器を示す図。
【図12】互換性防止不完全の原因である、現像剤補給
容器の反りを示す図。
【図13】参考例4の現像剤補給容器と現像剤ホッパー
の斜視図を示す。
【図14】参考例4の現像剤補給容器の詳細を示す図。
【図15】参考例4おける効果を示す図。
【図16】参考例5の現像剤補給容器を示す図。
【図17】互換性防止不完全の原因である、現像剤補給
容器の反りを示す図。
【図18】参考例6を示すプロセスカートリッジのシー
ル部分を示す図。
【図19】参考例6のプロセスカートリッジとして組ん
だ時の断面図である。
【図20】参考例6発泡シール樹脂の塗布装置概略図で
ある。
【図21】参考例7の斜視図である。
【図22】参考例7の容器底部に設けたトナー充填口お
よびこれと嵌合するふたとを合わせた部分の断面図であ
る。
【図23】参考例7の容器底部の充填口よりトナーを充
填する際の様子である。
【図24】参考例7の現像剤容器即ちトナー容器におけ
る排出口部分の一般的な例である。
【図25】参考例7のトナー容器における排出口部分の
一般的な例である。
【図26】参考例8のトナーカートリッジの斜視図を示
す。
【図27】参考例8のトナーカートリッジの一部を省略
した拡大断面図を示す。
【図28】参考例8のトナーカートリッジの分解斜視図
を示す。
【図29】参考例8のトナーカートリッジの補給開口部
の閉鎖状態を示す断面図を示す。
【図30】参考例8のトナーカートリッジの補給開口部
の開放状態を示す断面図を示す。
【図31】従来のトナーカートリッジを示す。
【符号の説明】
01…現像剤補給容器の容器部 02…現像剤補
給容器のフランジ部 03…現像剤補給容器のシールフィルム部 04…現像剤補給容器フランジ部側面のリブ 05…現像剤補給容器フランジ部長手方向の両端部のリ
ブ 06…現像剤ホッパーのホッパー部 07…現像剤ホ
ッパーの上枠部 08…現像剤ホッパーの蓋 09…現像剤ホ
ッパーのメス部 25…現像剤容器の三角リブ 35…現像剤容
器内面のリブ 51…溝 52…(発泡)樹脂(塗布後) 53…混合室 54…ノズル 55…混合液 56…A液 57…B液 58…プロセスカートリッジ(A)枠 59…プロセスカートリッジ(B)枠 60…撹拌装
置 61…ノズル・ロボット 62…トナー容
器部 71…容器本体 72…容器底部
分 73…容器底部分の充填口部分および嵌合ぶた 74...トナー排出口 75…排出口の
シールフィルム 76…スライドシャッター 77…容器底部分を容器本体に取り付けるためのシーマ
取付け加工をした場合の様子 81…トナーカートリッジ 82…トナーカートリッジの補給トナー収納部 83…トナーカートリッジの回収トナー収納部 84…トナーカートリッジの連結手段 85…ト
ナーカートリッジの外筒 86…シール部材 87...密
封部材 88…可撓性シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 充 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 木村知裕 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−196259(JP,A) 特開 平3−279983(JP,A) 特開 昭59−84756(JP,A) 特開 平2−223785(JP,A) 実開 昭54−137(JP,U) 実開 平4−32930(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤ホッパーへ現像剤を補給する開口
    部を備え現像剤を収容する容器部と、前記開口部の周縁
    に設けられ 前記現像剤ホッパーと嵌合する誤装着防止
    用の凸部または凹部を備えるフランジ部と 有する現
    像剤容器において、 前記容器部の短手端部の側面と前記フランジ部との間に
    補強リブを設けることなく、前記容器部の長手端部の側
    面と前記フランジ部との間に補強リブを設けることを特
    徴とする現像剤容器。
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