JP6150661B2 - 現像剤補給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤を使用して画像形成を行う、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置で、現像剤の補給を行うための現像剤補給装置に関する。
従来、複写機等の電子写真式の画像形成装置には微粉末のトナーなどの現像剤が使用されている。このような画像形成装置では、画像形成に伴い消費されてしまう現像剤を現像剤補給装置により補給する。現像剤の補給は、現像剤が収容された現像剤補給容器を装置本体に設けられた現像剤受入れ部に装着することで行う。ここで、現像剤は極めて微細な粉末であるため、現像剤補給容器の着脱作業時に現像剤が飛散する可能性がある。このため、現像剤補給容器と現像剤受入れ部の接続方式については様々な方式が提案、実用されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された構造では、現像剤を収容した現像剤補給容器を装置本体に対してスライド自在とし、現像剤補給容器を装置本体にセットした状態で、現像剤補給容器の排出口を現像器の受入れ口の真上に位置させる。そして、現像時には、現像器全体を上方へ移動させることにより排出口と受入れ口とを接続状態(両開口が連通した状態)とする。一方、非現像時には、現像器全体を下方へ移動させることにより、受入れ口を排出口から離間させる。
特開平8−110692号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された構造のように現像器を移動させて、受入れ口を排出口に接続する構成とすると、受入れ口を開放させておく必要があるため、受入れ口に異物が侵入してしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑み、現像剤を受け入れる受入れ口を有する現像剤受入れ部を移動させて、受入れ口を現像剤補給容器の排出口に接続する構成で、受入れ口への異物の侵入を抑制すべく発明したものである。
本発明は、装置本体に着脱自在に設けられ、現像剤を収容し、現像剤を排出する排出口を有する現像剤補給容器と、前記現像剤補給容器の装着時に前記排出口と接続されて前記排出口から排出される現像剤を受け入れる受入れ口を有する現像剤受入れ部と、前記現像剤補給容器の着脱動作に連動して前記受入れ口が前記排出口に対して遠近動するように前記現像剤受入れ部を移動させる受入れ部移動手段と、前記受入れ口を覆う遮蔽位置と前記受入れ口を開放する開放位置との間を移動可能に配置された覆い部材と、前記現像剤補給容器の装着動作に伴って移動される前記現像剤受入れ部の移動に連動して前記覆い部材を、前記遮蔽位置から前記開放位置へ移動させる覆い部材移動手段と、を備えたことを特徴とする現像剤補給装置にある。
本発明の場合、覆い部材が、現像剤補給容器の装着動作に伴って移動される現像剤受入れ部の移動に連動して、遮蔽位置から開放位置に移動する。このため、現像剤を受け入れる受入れ口を有する現像剤受入れ部を移動させて、受入れ口を現像剤補給容器の排出口に接続する構成で、受入れ口への異物の侵入を抑制できる。
本発明を適用し得る画像形成装置の概略構成断面図。 同じく画像形成装置の斜視図。 同じく現像剤受入れ装置の、(a)斜視図、(b)断面図。 同じく現像剤受入れ装置の、(a)部分拡大斜視図、(b)部分拡大断面図、(c)現像剤受入れ部を抜き出して示す斜視図。 同じく現像剤補給容器の、(a)分解斜視図、(b)斜視図。 同じく容器本体の斜視図。 同じく上フランジ部の、(a)図5と同様の斜視図、(b)図5の下側から見た斜視図。 同じく下フランジ部の、(a)図5と同様の斜視図、(b)図5の下側から見た斜視図、(c)正面図。 同じくシャッタの、(a)上面図、(b)斜視図。 同じくポンプの、(a)斜視図、(b)正面図。 同じく往復部材の、(a)図5と同様の斜視図、(b)図5の下側から見た斜視図。 同じくカバーの、(a)図5同様の斜視図、(b)図5の下側から見た斜視図。 同じく現像剤補給容器の着脱動作の第1工程を示す現像剤補給装置の、(a)部分断面斜視図、(b)部分断面正面図、(c)上面図、(d)下フランジ部と現像剤受入れ部の関係図。 同じく現像剤補給容器の着脱動作の第2工程を示す現像剤補給装置の、(a)部分断面斜視図、(b)部分断面正面図、(c)上面図、(d)下フランジ部と現像剤受入れ部の関係図。 同じく現像剤補給容器の着脱動作の第3工程を示す現像剤補給装置の、(a)部分断面斜視図、(b)部分断面正面図、(c)上面図、(d)下フランジ部と現像剤受入れ部の関係図。 同じく現像剤補給容器の着脱動作の第4工程を示す現像剤補給装置の、(a)部分断面斜視図、(b)部分断面正面図、(c)上面図、(d)下フランジ部と現像剤受入れ部の関係図。 同じく現像剤補給容器の着脱動作のタイミングチャート図。 同じく現像剤補給容器のガイド部の変形例の3例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤補給装置の一部で、(a)覆い部材が遮蔽位置の状態を、(b)覆い部材が開放位置の状態を、それぞれ示す斜視図。 本発明の第2の実施形態に係る現像剤補給装置の一部で、(a)覆い部材が遮蔽位置の状態を、(b)覆い部材が開放位置の状態を、それぞれ示す斜視図。 本発明の第3の実施形態に係る現像剤補給装置の一部で、(a)覆い部材が遮蔽位置の状態を、(b)覆い部材が開放位置の状態を、それぞれ示す斜視図、(c)スライド案内部の模式図。 本発明の第4の実施形態に係る現像剤補給装置の一部で、(a)覆い部材が遮蔽位置の状態を、(b)覆い部材が開放位置の状態を、それぞれ示す斜視図。
以下、本発明を適用し得る画像形成装置及び現像剤補給装置の1例について、図1ないし図18を用いて説明する。まず、本発明を適用し得る画像形成装置の基本構成について、図1及び図2を用いて説明する。
[画像形成装置]
図1において、100は画像形成装置である。また、101は原稿であり、原稿台ガラス102の上に置かれる。そして、原稿の画像情報に応じた光像を光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、像担持体としての感光ドラム(感光体)104上に結像させることにより静電潜像を形成する。この静電潜像は乾式の現像器(1成分現像器)201により現像剤(乾式粉体)としてのトナー(1成分磁性トナー)を用いて可視化される。なお、本例では、現像剤補給容器(トナーカートリッジ)1から補給すべき現像剤として1成分磁性トナーを用いた例について説明するが、このような例だけではなく、後述するような構成としても構わない。
具体的には、1成分非磁性トナーを用いて現像を行う1成分現像器を用いる場合、現像剤として1成分非磁性トナーを補給することになる。また、磁性キャリアと非磁性トナーを混合した2成分現像剤を用いて現像を行う2成分現像器を用いる場合、現像剤として非磁性トナーを補給することになる。なお、この場合、現像剤として非磁性トナーとともに磁性キャリアも併せて補給する構成としても構わない。
図1に示す現像器201は、上述したように、原稿101の画像情報に基づいて感光ドラム104上に形成された静電潜像を、現像剤としてトナーを用いて現像するものである。また、現像器201には、現像剤補給装置200が接続されており、現像剤補給装置200は、現像剤補給容器1と、現像剤補給容器1が着脱可能(取り出し可能)に装着される現像剤受入れ装置8とを有する。この現像剤補給装置200の詳しい構成については後述する。
現像器201は、現像剤ホッパ部201aの他に、現像ローラ201fが設けられている。この現像剤ホッパ部201aには、現像剤補給容器1から補給された現像剤を撹拌するための撹拌部材201cが設けられている。そして、この撹拌部材201cにより撹拌された現像剤は、搬送部材201dにより搬送部材201e側へと送られる。そして、搬送部材201e、201bにより順に搬送されてきた現像剤は、現像ローラ201fに担持され、最終的に感光ドラム104との現像部へと供給される。本例では、現像剤補給容器1から現像剤としてのトナーを、現像器201へ補給する構成としているが、例えば、現像剤補給容器1から現像剤としてのトナー及びキャリアを補給する構成としても構わない。
図1の105〜108は、シートなどの記録材Sを収容するカセットである。これらカセット105〜108に積載された記録材Sのうち、画像形成装置の操作部から操作者(ユーザ)が入力した情報もしくは原稿101のサイズを基に最適なカセットが選択される。ここで記録材としては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜使用、選択できる。そして、給送分離装置105A〜108Aにより搬送された1枚の記録材Sを、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送し、感光ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期させて搬送する。
図1の111、112は、転写帯電器、分離帯電器である。ここで、転写帯電器111によって、感光ドラム104上に形成された現像剤による画像(トナー画像)を記録材Sに転写する。そして、分離帯電器112によって、トナー画像の転写された記録材Sを感光ドラム104から分離する。この後、搬送部113により搬送された記録材Sは、定着部114において熱と圧により記録材上の現像剤像を定着させた後、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117へ排出される。
一方、両面コピーの場合には、記録材Sは排出反転部115を通り、一度排出ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、この後、記録材Sの終端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116にまだ挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116を逆回転させることにより、再度装置内へ搬送される。さらに、この後、再給送搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
上記構成の画像形成装置100において、感光ドラム104の回りには現像手段としての現像器201、クリーニング手段としてのクリーナ部202、帯電手段としての一次帯電器203等の画像形成プロセス機器が設置されている。なお、現像器201は原稿101の画像情報に基づき光学部103により感光ドラム104に形成された静電潜像に現像剤を付着させることにより現像するものである。また、一次帯電器203は、感光ドラム104上に所望の静電像を形成するため感光ドラム表面を一様に帯電するためのものである。また、クリーナ部202は感光ドラム104に残留している現像剤を除去するためのものである。
また、図2に示すように、画像形成装置100の装置本体100aの外装カバーの一部である交換用カバー40を操作者が開けると、後述する現像剤受入れ装置8の一部が現れる。そして、この現像剤受入れ装置8内に現像剤補給容器1を挿入(装着)することで、現像剤補給容器1は現像剤受入れ装置8へ現像剤を補給可能な状態にセットされる。一方、操作者が現像剤補給容器1を交換する際は、装着時とは逆の操作を行うことで現像剤受入れ装置8から現像剤補給容器1を取り出し(脱離し)、新たな現像剤補給容器1を再度セットすれば良い。ここでは、交換用カバー40は現像剤補給容器1を着脱(交換)するための専用カバーであって、現像剤補給容器1を着脱するために開閉される。なお、画像形成装置100のメンテナンスは、前面カバー100cを開閉することにより行われる。ここで、交換用カバー40と前面カバー100cが一体であってもよく、その場合、現像剤補給容器1の交換や、画像形成装置100のメンテナンスは一体化されたカバー(不図示)を開閉する事により行われる。
[現像剤受入れ装置]
次に、現像剤補給装置200を構成する現像剤受入れ装置8について、図3及び図4を用いて説明する。現像剤受入れ装置8には、図3(a)に示すように、現像剤補給容器1が取り出し可能(着脱可能)に装着される装着部(装着スペース)8fが設けられている。さらに、後述する現像剤補給容器1の排出口3a4(図7(b)参照)から排出された現像剤を受入れるための現像剤受入れ部11が設けられている。
現像剤受入れ部11は、現像剤補給容器1が着脱自在で、且つ、現像剤補給容器1の装着時に排出口3a4と接続されて排出口3a4から排出される現像剤を受け入れる現像剤受入れ口11aを有する。また、現像剤受入れ部11は、現像剤受入れ口11aが排出口3a4に対して遠近動する方向に、本例では現像剤補給容器1の着脱方向に交差する方向(具体的には、現像剤受入れ装置8に対して鉛直方向)に移動可能(変位可能)に取り付けられている。
また、図4(c)に示すように現像剤受入れ部11には本体シール13が設けられており、その中央部に現像剤受入れ口11aが形成されている。本体シール13は弾性体、発泡体等で構成されており、一部に現像剤補給容器1の排出口3a4を備える開口シール3a5(図7(b)参照)と密着し、排出口3a4から排出された現像剤が、現像剤搬送経路である現像剤受入れ口11a外へ漏れることを防ぐ。
なお、現像剤受入れ口11aの直径は、装着部8f内が現像剤により汚れてしまうのを可及的に防止する目的で、現像剤補給容器1の排出口3a4の直径よりも略同径からやや大きくする事が望ましい。これは、排出口3a4の直径よりも現像剤受入れ口11aの直径が小さくなると、現像剤補給容器1から排出された現像剤が、現像剤受入れ口11aが形成された本体シール13の上面に付着し易くなるためである。付着した現像剤は、現像剤補給容器1の装脱着動作時に現像剤補給容器1の下面に転写し、現像剤による汚れの一因となる。また、現像剤補給容器1へ転写した現像剤が、装着部8fへ飛散する事によって装着部8fが現像剤によって汚れてしまう。
逆に、現像剤受入れ口11aの直径を排出口3a4の直径よりかなり大きくすると、現像剤受入れ口11aより飛散した現像剤が開口シール3a5に形成された排出口3a4近傍へ付着する面積が大きくなる。つまり、現像剤補給容器1の現像剤による汚れの面積が大きくなるため好ましくない。したがって、上記の事情を鑑みて現像剤受入れ口11aの直径は、排出口3a4の直径に対して略同径〜約2mm大きくすることが望ましい。本例では、現像剤補給容器1の排出口3a4の直径が約φ2mmの微細口(ピンホール)とされているため、現像剤受入れ口11aの直径は約φ3mmに設定している。
さらに、図3(b)に示すように、現像剤受入れ部11は、付勢部材12により現像剤受入れ口11aが排出口3a4から遠ざかる方向(具体的には鉛直方向下方)に付勢されている。つまり現像剤受入れ部11は、現像剤受入れ口11aが排出口3a4に近づく方向(具体的には鉛直方向上方)へ移動する際に、付勢部材12による付勢力に抗して移動することとなる。
また、現像剤受入れ装置8は、その下部には図3(b)に示すように現像剤を一時的に溜めておくサブホッパ8cが設けられている。このサブホッパ8c内には、現像器201の一部である現像剤ホッパ部201aへ現像剤を搬送するための搬送スクリュー14と、現像剤ホッパ部201aと連通した開口8dが設けられている。
また、図13(b)に示すように、現像剤受入れ口11aは現像剤補給容器1が装着されていない状態でサブホッパ8c内に異物やホコリが入らないよう、閉止状態となっている。具体的には、現像剤受入れ口11aは、現像剤受入れ部11が鉛直上方に移動していない状態では、本体シャッタ15により閉止されている。この現像剤受入れ部11が図13(b)に示す位置から現像剤補給容器1に向けて鉛直上方(矢印E方向)に移動する。これにより、図15(b)に示すように現像剤受入れ口11aと本体シャッタ15が離間し、現像剤受入れ口11aが開封状態になる構成となっている。開封状態になることによって、現像剤補給容器1の排出口3a4から排出され、現像剤受入れ口11aで受入れた現像剤がサブホッパ8cへ移動可能となる。
また、現像剤受入れ部11の側面には、図4(c)に示すように、後述する受入れ部移動手段としての受入れ部移動機構400を構成する係合部11bが設けられている。この係合部11bは後述する現像剤補給容器1側に設けられたガイド部3b2,3b4(図8参照)と直接係合し、ガイドされることで、現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1へ向けて鉛直方向上方へ持ち上げられる。なお、係合部11bとガイド部3b2、3b4との位置関係が逆であっても良い。即ち、現像剤補給容器1と現像剤受入れ部11との一方に係合部を、他方にガイド部を設けて、後述するように現像剤補給容器1の着脱動作時に、係合部とガイド部との係合により現像剤受入れ部11を移動させられれば良い。
また、図3(a)に示すように現像剤受入れ装置8の装着部8fには、現像剤補給容器1を着脱方向に案内するための挿入ガイド8eが設けられている。そして、この挿入ガイド8eにより現像剤補給容器1の装着方向が矢印A方向となるように構成されている。尚、現像剤補給容器1の取り出し方向(脱着方向)は、矢印A方向とは逆方向(矢印B方向)となる。
また、現像剤受入れ装置8は、図3(a)に示すように、現像剤補給容器1を駆動する駆動機構として機能する駆動ギア9を有している。この駆動ギア9は、駆動モータ500から駆動ギア列を介して回転駆動力が伝達され、装着部8fにセットされた状態にある現像剤補給容器1に対し回転駆動力を付与する機能を有している。駆動モータ500は、図3及び図4に示すように、制御装置(CPU)600によりその動作を制御される構成となっている。
[現像剤補給容器]
次に、現像剤補給装置200を構成する現像剤補給容器1について、図5ないし図12を用いて説明する。まず、図5を用いて現像剤補給容器1の全体構成について説明する。図5(a)に示すように、現像剤補給容器1は、装置本体100aに着脱自在に設けられ、主に容器本体2、フランジ部3、シャッタ4、ポンプ部5、往復部材6、カバー7から構成される。そして現像剤補給容器1は現像剤受入れ装置8内で図5(b)に示す回転軸Pを中心に矢印R方向へ回転することにより、現像剤を現像剤受入れ装置8へ補給する。以下に、現像剤補給容器1を構成する各要素について、詳細に説明する。
[容器本体]
容器本体(現像剤搬送室)2は、主に、図6に示すように内部に現像剤を収容する現像剤収容部2cを有する。また、容器本体2には、容器本体2が軸Pに対して矢印R方向へ回転することによって現像剤収容部2c内の現像剤を搬送する螺旋状に形成された搬送溝2aから構成される。また、図6に示すように、容器本体2の一端面側の外周面の全周に渡って、カム溝2bと、本体側から駆動を受ける駆動受け部(駆動入力部)2dが、一体的に形成されている。なお、本例では、カム溝2bと駆動受け部2dが容器本体2に対して一体的に形成されていると記したが、カム溝2bあるいは駆動受け部2dを別体として形成し、容器本体2に一体的に取り付ける構成であってもよい。また、本例では現像剤として、体積平均粒径が5μm〜6μmのトナーが容器本体2の現像剤収容部2c内に収容されている。また、本例では、現像剤収容部(現像剤収容スペース)2cは、容器本体2だけでなく、容器本体2と後述するフランジ部3及びポンプ部5の内部スペースを合わせたものとなる。
[フランジ部]
続いて、フランジ部3について図5、図7及び図8を用いて説明する。図5(b)に示すように、フランジ部(現像剤排出室)3は、容器本体2と軸Pに対して相対回転可能に取り付けられている。そして、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8に装着されると、装着部8f(図3(a)参照)に対して矢印R方向の回転が不可となるように保持される。また、一部に排出口3a4(図7参照)が設けられている。さらに、図5(a)に示すようにフランジ部3は、組み立て性を考慮して、上フランジ部3a、下フランジ部3bからなり、以下に説明するが、ポンプ部5、往復部材6、シャッタ4、カバー7が組み付けられている。
まず、図5(a)に示すように、上フランジ部3aの一端側にはポンプ部5がネジ接合され、他端側には容器本体2がシール部材(不図示)を介して接合される。また、ポンプ部5を挟み込むようにして、往復部材6が配置され、往復部材6に設けられた係合突起6b(図11参照)が容器本体2のカム溝2bに嵌め込まれる。さらに、上フランジ部3aと下フランジ部3bの隙間にはシャッタ4が組み込まれる。また、外観上の見た目を向上させる目的と往復部材6、ポンプ部5を保護するために、上記したフランジ部3、ポンプ部5、往復部材6の全体を覆うようにカバー7が一体的に組み付けられ、図5(b)のように構成される。
[上フランジ部]
上フランジ部3aについて、図7を用いて説明する。上フランジ部3aは、ポンプ部5がネジ接合されるポンプ接合部3a1(ネジ不図示)と、容器本体2が接合される容器本体接合部3a2と、容器本体2から搬送された現像剤をため込む貯留部3a3を備えている。また、図7(b)に示すように、前述した貯留部3a3の現像剤を現像剤受入れ装置8へ排出する円形の排出口(開口)3a4と、後述する現像剤受入れ部11が接続する接続部3a6を一部に形成した開口シール3a5を備えている。ここで、開口シール3a5は両面テープで上フランジ部3aの下面に貼りつけられ、後述するシャッタ4と上フランジ部3aとに挟持されており、排出口3a4からの現像剤の漏れを防いでいる。なお、本例では排出口3a4を上フランジ部3aと別体である開口シール3a5に設けたが、排出口3a4を上フランジ部3aに直接設けてもよい。
ここで、前述したように排出口3a4の直径は、現像剤補給容器1の現像剤受入れ装置8への着脱動作に伴うシャッタ4の開閉時に現像剤が不要に排出されて、その周囲が現像剤で汚れてしまうのを防止する目的で、約φ2mmに設定されている。また、本例では現像剤補給容器1の下面に、すなわち上フランジ部3aの下面側に排出口3a4を設けた。但し、基本的には現像剤補給容器1の現像剤受入れ装置8への装脱着方向の上流側端面もしくは下流側端面以外の側面に設けられていれば、本例で示す接続構成を適用することができる。排出口3a4の側面上の位置については、製品個別の事情を鑑みて設定することができる。なお、本例における現像剤補給容器1と現像剤受入れ装置8の接続動作の詳細については後述する。
[下フランジ部]
下フランジ部3bについて、図8及び図18を用いて説明する。下フランジ部3bは、図8(a)に示すように、シャッタ4(図9参照)が挿入されるシャッタ挿入部3b1を備えている。また下フランジ部3bは、後述する受入れ部移動機構400を構成し、現像剤受入れ部11(図4参照)の係合部11bと係合可能なガイド部3b2,3b4を有している。
ガイド部3b2,3b4は、現像剤補給容器1から現像剤受入れ部11への現像剤補給が可能な互いが接続した状態となるように、現像剤補給容器1の装着動作に伴い、現像剤受入れ部11を現像剤補給容器1に向けて変位させる。また、ガイド部3b2,3b4は、現像剤補給容器1の取り出し動作に伴い、現像剤補給容器1と現像剤受入れ部11との接続状態が断たれるように、現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1から離間する方向へ変位するようにガイドする。
ガイド部3b2,3b4のうち、第1のガイド部3b2は、現像剤受入れ部11の開封動作が行われるように、現像剤補給容器1の装着方向と交差する方向へ現像剤受入れ部11を変位させる。本例では、第1のガイド部3b2は、現像剤補給容器1の装着動作に伴い、現像剤受入れ部11が開口シール3a5上の一部に形成された接続部3a6と接続した状態となるように、現像剤受入れ部11を現像剤補給容器1に向けて変位させる。このような第1のガイド部3b2は、現像剤補給容器1の装着方向に傾斜する方向に延びている。
また、第1のガイド部3b2は、現像剤補給容器1の取り出し動作に伴い、現像剤受入れ部11の再封動作が行われるように、現像剤補給容器1の取り出し方向と交差する方向へ現像剤受入れ部11が変位するようにガイドする。本例では、第1のガイド部3b2は、現像剤補給容器1の取り出し動作に伴い、現像剤受入れ部11と接続部3a6との接続状態が断たれるように、現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1から鉛直下方向へ離間するようにガイドする。
一方、第2のガイド部3b4は、現像剤補給容器1の装着動作に伴い、排出口3a4が現像剤受入れ部11の現像剤受入れ口11aと連通した状態となるように、本体シール13と開口シール3a5が接続した状態を維持させる。即ち、現像剤補給容器1が後述するシャッタ4に対し相対移動する間、言い換えれば現像剤受入れ口11aが前記接続部3a6から排出口3a4まで移動する間、本体シール13と開口シール3a5が接続した状態を維持させる。このような第2のガイド部3b4は、現像剤補給容器1の装着方向と平行な方向に延びている。
また、第2のガイド部3b4は、現像剤補給容器1の取り出し動作に伴い、排出口3a4が再封されるように、本体シール13と開口シール3a5が接続した状態を維持させる。即ち、現像剤補給容器1が前記シャッタ4に対し相対移動する間、言い換えれば現像剤受入れ口11aが排出口3a4から前記接続部3a6まで移動する間、本体シール13と開口シール3a5が接続した状態を維持させる。
なお、第1のガイド部3b2の形状は、図8(a)に示すような、直線的な傾斜面に限定されるものではない。第1のガイド部3b2の形状は、例えば図18(a)に示すような湾曲した形状でも良い。さらには、図18(b)に示すような、階段状に設けてもよい。また、第1のガイド部3b2の形状は、現像剤受入れ部11を排出口3a4側へ変位させることが可能な形状であれば図8及び図18(a)、(b)に示した形状に限定されるものではない。但し、現像剤補給容器1の装脱着動作に伴う操作力を一定にするという観点においては、直線的な傾斜面である事が望ましい。なお、第1のガイド部3b2の現像剤補給容器1の装脱着方向に対する傾斜角度は、後述する諸般の事情を鑑みて約10〜50度に設定する事が望ましい。本例においては、該角度を約40度とした。
また、図18(c)に示すように、第1のガイド部3b2を第2のガイド部3b4と一体化させ、一様な直線状の傾斜面としてもよい。この場合、現像剤補給容器1の装着動作に伴って、第1のガイド部3b2は、現像剤補給容器1の装着方向と交差する方向へ現像剤受入れ部11を変位させ、本体シール13と接続部3a6を接続させる。その後、本体シール13と開口シール3a5を圧縮させながら現像剤受入れ口11aと排出口3a4が連通するまで現像剤受入れ部11を変位させる。
ここで、図18(c)に示した第1のガイド部3b2を用いた場合、後述する現像剤補給容器1の装着完了位置において、現像剤補給容器1には常にB方向(図16(a)参照)の力が作用する。したがって、現像剤補給容器1を装着完了位置に保持するための保持機構が現像剤受入れ装置8に必要となりコストアップや部品点数増につながる。したがって、上記観点からみれば、現像剤補給容器1に上記した第2のガイド部3b4を設け、装着完了位置において現像剤補給容器1にB方向の力が作用しないように構成することが好ましい。そして、本体シール13と開口シール3a5の接続状態を安定的に維持するようにする。
なお、図18(c)の第1のガイド部3b2を一様な直線状の傾斜面としたが、例えば図18(a)や図18(b)と同様に、湾曲した形状や階段状としてもよい。但し、前述したように、現像剤補給容器1の装脱着動作に伴う操作力を一定にするという観点においては、直線的な傾斜面である事が望ましい。
また、下フランジ部3bは、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8に装着又は現像剤受入れ装置8から取り出す動作に伴い、後述するシャッタ4が有する支持部4dの弾性変形を規制又は許容する規制リブ(規制部)3b3を備えている。規制リブ3b3は、シャッタ挿入部3b1の挿入面より鉛直上方向に突出し、現像剤補給容器1の装着方向に沿って形成されている。さらに、図8(b)に示すように、物流による破損や、操作者による誤操作からシャッタ4を保護する保護部3b5が設けられている。なお、下フランジ部3bはシャッタ4がシャッタ挿入部3b1に挿入された状態で上フランジ部3aと一体化されている。
[シャッタ]
シャッタ4について、図9を用いて説明する。シャッタ4は、現像剤補給容器1に移動可能に設けられ、現像剤補給容器1の着脱動作に伴い、排出口3a4を開閉する。シャッタ4には、現像剤封止部4a及び摺動面4iが設けられている。現像剤封止部4aは、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8の装着部8fに装着されていない時に、排出口3a4からの現像剤の漏れを防ぐ。摺動面4iは、現像剤封止部4aの背面側(裏側)に設けられ、下フランジ部3bのシャッタ挿入部3b1上を摺動する。
シャッタ4は、現像剤補給容器1がシャッタ4に対して相対移動することが可能となるように、現像剤受入れ装置8のシャッタストッパ部8a,8b(図4(a)参照)に保持されるストッパ部(保持部)4b,4cを有している。このストッパ部4b,4cのうち、第1のストッパ部4bは、現像剤補給容器1の装着動作時に、現像剤受入れ装置8の第1のシャッタストッパ部8aと係合し、シャッタ4の現像剤受入れ装置8に対する位置を固定する。第2のストッパ部4cは、現像剤補給容器1の取り出し動作時に、現像剤受入れ装置8の第2のシャッタストッパ部8bに係合する。
また、シャッタ4は、前記ストッパ部4b,4cが変位可能となるように支持する支持部4dを有している。支持部4dは、第1のストッパ部4bと第2のストッパ部4cを変位可能に支持するために、現像剤封止部4aより延設されて弾性変形可能に設けられている。なお、第1のストッパ部4bと支持部4dが形成する角度αは鋭角となるよう、第1のストッパ部4bは傾斜している。それに対して、第2のストッパ部4cと支持部4dが形成する角度βは鈍角となるように、第2のストッパ部4cは傾斜している。
さらに、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8の装着部8fに非装着時に、シャッタ4の現像剤封止部4aには、排出口3a4と対向する位置よりも装着方向下流側にロック突起4eが設けられている。ロック突起4eは、開口シール3a5(図7(b)参照)との当接量が現像剤封止部4aよりも大きくなるため、シャッタ4と開口シール3a5の静止摩擦力が大きくなる。したがって、物流などによる振動によるシャッタ4の予期せぬ移動(変位)を防止する事ができる。また、現像剤封止部4a全体をロック突起4eと開口シール3a5との当接量に相当する形状としてもよい。但し、その場合、ロック突起4eを設けた場合と異なり、シャッタ4が移動する際の開口シール3a5との動摩擦力が大きくなる。このため、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8へ装着する際の操作力が大きくなり、ユーザビリティ上好ましくい。したがって、本例のように一部にロック突起4eを設ける構成が望ましい。
[ポンプ部]
ポンプ部5について、図10を用いて説明する。ポンプ部5は、駆動受け部(駆動入力部)2dが受けた駆動力により現像剤収容部2cの内圧が大気圧よりも低い状態と高い状態とに交互に繰り返し切り替わるように動作するポンプ部である。本例では前述したように小さな排出口3a4から現像剤を安定的に排出させるために、現像剤補給容器1の一部に上記したポンプ部5を設けている。ポンプ部5はその容積が可変可能な容積可変型ポンプとなっている。具体的には、ポンプ部として、伸縮可能な蛇腹状の伸縮部材で構成されているものを採用している。
このポンプ部5の伸縮動作により現像剤補給容器1内の圧力を変化させ、その圧力を利用して現像剤の排出を行っている。具体的には、ポンプ部5を縮める際には現像剤補給容器1内が加圧状態となり、その圧力に押し出される形で現像剤が排出口3a4から排出される。またポンプ部5を伸ばす際には現像剤補給容器1内が減圧状態になり、外部から排出口3a4を介してエアが取り込まれる。この取り込まれたエアにより排出口3a4や貯留部3a3付近の現像剤が解れ、次の排出がスムーズに行われるようになっている。以上のような伸縮動作を繰り返し行うことで排出が行われる。
本例のポンプ部5は、図10(b)に示すように、「山折り」部と「谷折り」部が周期的に形成された蛇腹状の伸縮部(蛇腹部、伸縮部材)5aが設けられている。伸縮部5aは、その折り目に沿って(その折り目を基点として)、矢印B方向に折り畳まれたり、矢印A方向に伸びたりすることができる。従って、本例のように、蛇腹状のポンプ部5を採用した場合、伸縮量に対する容積変化量のばらつきを少なくすることができるので、安定した容積可変動作を行うことが可能となる。
また、本例ではポンプ部5の材料としてはポリプロピレン樹脂(以下、PPと略す)を採用したが、これに限定されるものではない。ポンプ部5の材料(材質)に関しては、伸縮機能を発揮し容積変化によって現像剤収容部の内圧を変化させることができる前提の材料であれば何でも良い。例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエチレン等を肉薄で形成したものでも構わない。また、ゴムや、その他の伸縮性材料などを使用することも可能である。
また、図10(a)に示すように、ポンプ部5の開口端側には、上フランジ部3aと接合可能なように接合部5bが設けられている。ここでは、接合部5bとしてネジが形成された構成を例示している。さらに、図10(b)に示すように他端側には後述する往復部材6と同期して変位するために往復部材6と係合する往復部材係合部5cを備えている。
[往復部材]
往復部材6について、図11を用いて説明する。図11(b)に示すように、往復部材6は前述したポンプ部5の容積を可変するために、ポンプ部5に設けられた往復部材係合部5cに係合するポンプ係合部6aを備えている。さらに往復部材6は、図11(a)、図11(b)に示すように、組み立てられた際に、前述したカム溝2b(図5参照)に嵌め込まれる係合突起6bを備えている。係合突起6bは、ポンプ係合部6a近傍より延在するアーム6cの先端部に設けられている。また、往復部材6は、後述するカバー7の往復部材保持部7b(図12参照)によってアーム6cの軸P(図5(b)参照)中心の回転変位が規制されている。したがって、容器本体2が駆動ギア9によって駆動受け部2dより駆動を受け、カム溝2bが一体となって回転する際に、カム溝2bに嵌め込まれた係合突起6bとカバー7の往復部材保持部7bの作用により、往復部材6は矢印A、B方向へ往復運動する。それに伴い、さらに、往復部材6のポンプ係合部6aと往復部材係合部5cを介して係合したポンプ部5が矢印A、B方向へ伸縮運動する。
[カバー]
カバー7について、図5及び図12を用いて説明する。前述したが、カバー7は、現像剤補給容器1の外観の見た目向上と、往復部材6やポンプ部5の保護を目的として、図5(b)に示すように設けられている。詳しくは、カバー7は、図5(b)に示すようにフランジ部3、ポンプ部5、往復部材6の全体を覆うように不図示の機構によって上フランジ部3aや下フランジ部3b等と一体的に設けられている。また、カバー7には、現像剤受入れ装置8が備える挿入ガイド8e(図3(a)参照)にガイドされるガイド溝7aが設けられている。さらに、カバー7には、前述した往復部材6の軸P(図5(b)参照)に回転変位を規制する往復部材保持部7bが設けられている。
[現像剤補給容器の装着動作]
次に、上述した現像剤補給容器1の現像剤受入れ装置8への装着動作の詳細について、装着動作の時系列順に図13、図14、図15、図16、及び図17を用いて説明する。なお、図13から図16の(a)から(c)はそれぞれ現像剤補給容器1と現像剤受入れ装置8の接続部近傍を示している。また、図13から図16の(d)は下フランジ部3bと現像剤受入れ部11の関係に特化した図となっている。また、装着動作とは、現像剤補給容器1から現像剤受入れ装置8に対して、現像剤が補給可能になるまでの動作のことを指す。
図13は現像剤受入れ装置8へ現像剤補給容器1の接続開始位置(第1工程)を示す。図13(a)に示すように、現像剤補給容器1は矢印A方向より現像剤受入れ装置8へ挿入される。まず、図13(c)に示すように、シャッタ4の第1のストッパ部4bが現像剤受入れ装置8の第1のシャッタストッパ部8aと当接し、シャッタ4の現像剤受入れ装置8に対する位置が固定される。この状態において、フランジ部3の下フランジ部3bおよび上フランジ部3aとシャッタ4の位置は相対変位しておらず、排出口3a4はシャッタ4の現像剤封止部4aによって確実に封止されている。また、図13(b)に示すように、開口シール3a5の接続部3a6がシャッタ4によって隠蔽されている。
ここで、図13(c)に示すようにシャッタ4の支持部4dは、下フランジ部3bの規制リブ3b3が支持部4dの内側に入り込んでいないため、矢印C、D方向へ変位自在である。なお、前述したが、第1のストッパ部4bは、支持部4dと成す角度α(図9(a)参照)が鋭角となるよう傾斜しており、それに対応するように第1のシャッタストッパ部8aも傾斜している。本例では上述した傾斜角度αを約80度となるように構成した。したがって、これ以降、現像剤補給容器1が矢印A方向へ挿入されると、シャッタ4において、第1のストッパ部4bは第1のシャッタストッパ部8aより矢印B方向の反力を受け、支持部4dは矢印D方向へ変位しようとする。すなわち、シャッタ4の第1のストッパ部4bが現像剤受入れ装置8の第1のシャッタストッパ部8aとの係合状態を保持する側へ変位するため、シャッタ4の位置は現像剤受入れ装置8に対して確実に保持される。
また、図13(d)に示すように、現像剤受入れ部11の係合部11bと下フランジ部3bの第1のガイド部3b2は係合し始めの位置関係にある。したがって、現像剤受入れ部11は初期位置より変位しておらず、現像剤補給容器1と離間している。より具体的には、図13(b)に示すように、現像剤受入れ部11は、開口シール3a5の一部に形成された接続部3a6と離間している。また、図13(b)に示すように、本体シャッタ15によって、現像剤受入れ口11aは封止された状態である。また、現像剤受入れ装置8の駆動ギア9と現像剤補給容器1の駆動受け部2dも連結しておらず駆動の非伝達状態である。
ここで、本例において、現像剤受入れ部11と現像剤補給容器1の離間距離は約2mmとなるように設定した。仮に離間距離を約1.5mm以下とした場合、現像剤補給容器1の装脱着動作に伴って局所的に発生した気流によって、現像剤受入れ部11に設けられた本体シール13の表面に付着した現像剤が舞い上がる。そして、現像剤補給容器1の下面に付着し現像剤による汚れが発生する。一方で、離間距離を長く設けすぎると現像剤受入れ部11を離間位置から接続位置へ変位させるためのストロークが大きくなり、画像形成装置の大型化につながる。もしくは、下フランジ部3bの第1のガイド部3b2の傾斜角度が現像剤補給容器1の装脱着方向に対して急になるため、現像剤受入れ部11を変位させるための負荷が増大する。したがって、現像剤補給容器1と現像剤受入れ部11との離間距離は、本体のスペックなどを鑑みながら適宜設定する事が望ましい。また、前述したように本例における、第1のガイド部3b2の現像剤補給容器1の装脱着方向に対する傾斜角度を約40度に設定した。尚、本例に関わらず後述する実施例においても同様の構成とした。
続いて、図14(a)に示すように、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8へさらに矢印A方向に挿入される(第2工程)。すると、図14(c)に示すように、シャッタ4の位置が現像剤受入れ装置8に対して保持されているため、現像剤補給容器1がシャッタ4に対して矢印A方向へ相対移動する。この時、図14(b)に示すように、開口シール3a5の接続部3a6の一部が、シャッタ4から露出する。さらに、図14(d)に示すように、下フランジ部3bの第1のガイド部3b2が現像剤受入れ部11の係合部11bと直接的に係合し、係合部11bは第1のガイド部3b2によって矢印E方向へ変位する。したがって、現像剤受入れ部11は、図14(b)に示す位置まで付勢部材12の矢印F方向の付勢力に抗して現像剤受入れ部11が矢印E方向へ変位させられ、現像剤受入れ口11aが本体シャッタ15より離間し開封し始める。なお、図14の位置において、現像剤受入れ口11aと接続部3a6は離間している。さらに、図14(c)に示すように、シャッタ4の支持部4dの内側に、下フランジ部3bの規制リブ3b3が入り込み、支持部4dは矢印C方向にも、矢印D方向にも変位できない状態である。すなわち、支持部4dは、規制リブ3b3により弾性変形が規制された状態である。
続いて、図15(a)に示すように、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8へさらに矢印A方向に挿入される(第3工程)。すると、図15(c)に示すように、シャッタ4の位置が現像剤受入れ装置8に対して保持されているため、現像剤補給容器1がシャッタ4に対して矢印A方向へ相対移動する。この時、開口シール3a5の一部に形成された接続部3a6はシャッタ4より露出する。また、排出口3a4はシャッタ4から露出しておらず、現像剤封止部4aによって未だ封止されたままである。
さらに、前述したように、シャッタ4の支持部4dの内側に、下フランジ部3bの規制リブ3b3が入り込んでおり、支持部4dは矢印C方向にも、矢印D方向にも変位できない状態である。この時、図15(d)に示すように、直接係合している現像剤受入れ部11の係合部11bが第1のガイド部3b2の上端側まで到達する。したがって、図15(b)に示す位置まで付勢部材12の矢印F方向の付勢力に抗して現像剤受入れ部11が矢印E方向へ変位させられ、現像剤受入れ口11aが本体シャッタ15より離間し開封される。
この時、現像剤受入れ口11aが形成された本体シール13が開口シール3a5の接続部3a6に密着した状態で接続する。つまり、現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1の第1のガイド部3b2と直接的に係合する事により装着方向と交差する鉛直方向下方より現像剤補給容器1へアクセスする。そのため、従来広く用いられている現像剤受入れ部11が装着方向より現像剤補給容器1へアクセスする構成において発生する現像剤補給容器1の装着方向下流側の端面Y(図5(b)参照)の現像剤汚れが発生しない。尚、上記した従来の構成の詳細については後述する。
続いて、図16(a)に示すように、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8へさらに矢印A方向に挿入される(第4工程)。すると、図16(c)に示すように、先ほどと同様に、現像剤補給容器1がシャッタ4に対して矢印A方向へ相対移動し補給位置へ到達する。この時、駆動ギア9と駆動受け部2dが連結し、駆動ギア9が矢印Q方向へ回転することにより、容器本体2が矢印R方向へ回転する。そして、容器本体2の回転に連動して往復部材6の往復動によりポンプ部5が往復動する。したがって、現像剤収容部2c内の現像剤が前述したポンプ部5の往復動により、貯留部3a3より排出口3a4を経て、現像剤受入れ口11aを介してサブホッパ8cへ補給される。
また、図16(d)に示すように、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8に対して補給位置まで到達した際に、現像剤受入れ部11の係合部11bは下フランジ部3bの第1のガイド部3b2との係合関係を経て、第2のガイド部3b4と係合する。そして、付勢部材12の矢印F方向の付勢力によって、係合部11bは第2のガイド部3b4に押し付けられた状態となる。したがって、現像剤受入れ部11の鉛直方向の位置は安定した状態で保たれている。さらに、図16(b)に示すように、排出口3a4がシャッタ4から開封され、排出口3a4と現像剤受入れ口11aが連通する。
この時、現像剤受入れ口11aが、本体シール13と開口シール3a5に形成された接続部3a6とが密着した状態を保持したまま、開口シール3a5上を摺動し、排出口3a4と連通する。そのため、排出口3a4から落下した現像剤が現像剤受入れ口11a以外の位置に飛散することが少ない。つまり、現像剤受入れ装置8が現像剤の飛散によって汚れるリスクが少ないよう構成されている。
[現像剤補給容器の取り出し動作]
続いて、現像剤受入れ装置8から現像剤補給容器1を取り出す動作について、主に図13から図16、図17を用いて説明する。なお、現像剤補給容器1の取り出し動作は前述した装着動作の逆の手順で行われる。つまり、図16から図13の順にしたがって、現像剤補給容器1は現像剤受入れ装置8から取り外される。また、取り出し動作(脱着動作)とは、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8から取り出し可能な状態になる動作までを指す。
まず、図16に示す補給位置にて、現像剤補給容器1内の現像剤が少なくなると、画像形成装置100(図1参照)に設けられたモニタ(不図示)にて、操作者に現像剤補給容器1の交換を促すメッセージが表示される。新しい現像剤補給容器1を準備した操作者は図2に示した画像形成装置100に設けられた交換用カバー40を開き現像剤補給容器1を図16(a)に示す矢印B方向へ抜き出す。
この工程において、先ほど説明したが、図16(c)に示すように、シャッタ4の支持部4dは下フランジ部3bの規制リブ3b3によって、矢印C方向にも矢印D方向にも変位できない。したがって、現像剤補給容器1を取り出す操作に伴い、図中矢印B方向へ変位させようとすると、シャッタ4の第2のストッパ部4cが現像剤受入れ装置8の第2のシャッタストッパ部8bに当接し、シャッタ4は矢印B方向へ変位しない。つまり、現像剤補給容器1がシャッタ4に対して相対的に移動する。
その後、現像剤補給容器1を図15に示す位置まで取り出すと、図15(b)に示すように、シャッタ4が排出口3a4を封止する。さらに、図15(d)に示すように、現像剤受入れ部11の係合部11bが下フランジ部3bの第2のガイド部3b4から第1のガイド部3b2の取り出し方向下流側端まで変位する。なお、図15(b)に示すように現像剤受入れ部11の本体シール13は開口シール3a5の排出口3a4から接続部3a6へ開口シール3a5上を摺動し、接続部3a6に接続した状態を維持している。
また、シャッタ4は先ほどと同様に、図15(c)に示すように、支持部4dが規制リブ3b3と係合しており、図中矢印B方向へ変位できない。つまり、図15から図13の位置まで現像剤補給容器1を取り出す際、シャッタ4は現像剤受入れ装置8に対して変位不可であるため、現像剤補給容器1がシャッタ4に対して相対的に移動する。
続いて、現像剤補給容器1が図14(a)に示す位置まで現像剤受入れ装置8から取り出される。すると、図14(d)に示すように、現像剤受入れ部11が付勢部材12の付勢力によって係合部11bが第1のガイド部3b2を滑り下り、第1のガイド部3b2のおよそ中間地点まで到達する。したがって、現像剤受入れ部11に設けられた本体シール13は鉛直方向下方へ開口シール3a5の接続部3a6から離間し、現像剤受入れ部11と現像剤補給容器1との接続が解除される。この時、現像剤は、開口シール3a5の現像剤受入れ部11が接続されていた接続部3a6のみに付着している。
続いて、現像剤補給容器1が図13(a)に示す位置まで現像剤受入れ装置8から取り出される。すると、図13(d)に示すように、さらに現像剤受入れ部11が付勢部材12の付勢力によって係合部11bが第1のガイド部3b2を滑り下り、第1のガイド部3b2の取り出し方向上流側端まで到達する。したがって、現像剤補給容器1との接続が解除された現像剤受入れ部11の現像剤受入れ口11aは、本体シャッタ15によって封止される。これにより、現像剤受入れ口11aから異物等が混入することや、サブホッパ8c(図4参照)内の現像剤が現像剤受入れ口11aから飛散することを防いでいる。さらに、現像剤受入れ部11の本体シール13が接続していた開口シール3a5の接続部3a6までシャッタ4が変位し、現像剤が付着した接続部3a6を隠蔽する。
さらに、前述の現像剤補給容器1の取り出し動作に伴い、現像剤受入れ部11が、第1のガイド部3b2にガイドされ現像剤補給容器1より離間動作が終了する。その後、図13(c)に示すように、シャッタ4の支持部4dは規制リブ3b3との係合関係が解除され、弾性変形が許容される。なお、係合関係が解除される位置は、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8へ未装着時にシャッタ4が挿入されていた位置とほぼ同位置となるよう、規制リブ3b3や支持部4dの形状は適宜設定されている。したがって、現像剤補給容器1を図13(a)に示す矢印B方向へさらに取り出すと、図13(c)に示すように、シャッタ4の第2のストッパ部4cが現像剤受入れ装置8の第2のシャッタストッパ部8bに当接する。これにより、シャッタ4の第2のストッパ部4cが第2のシャッタストッパ部8bのテーパ面に沿って矢印C方向へ変位(弾性変形)し、シャッタ4が現像剤補給容器1とともに現像剤受入れ装置8に対して矢印B方向に変位可能となる。つまり、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8から取り出された時、シャッタ4は現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8へ未装着時の位置まで戻った状態となっている。したがって、排出口3a4はシャッタ4によって確実に封止されており、現像剤受入れ装置8から脱着された現像剤補給容器1から現像剤が飛散することがない。また、仮に現像剤補給容器1を再度現像剤受入れ装置8へ装着したとしても、問題なく装着可能である。
以上説明したように、本例によれば、現像剤受入れ部11を変位させて現像剤補給容器1に接続/離間させるための機構を簡易化することができる。すなわち、現像器全体を上方へ移動させるための駆動源や駆動伝達機構が不要な構成となっていることから、画像形成装置側の構造が複雑化したり、部品点数増によるコストアップがない。
なお、従来の技術によれば、現像器全体が上下に移動する際に現像器と干渉しないようにそのための大きなスペースが必要となるが、本例によれば、そのスペースが不要となるため、画像形成装置の大型化も防止できる。
また、現像剤補給容器1の装着動作を利用して、現像剤補給容器1と現像剤受入れ装置8との接続状態を、現像剤による汚れを最小限に抑えて、良好にせしめることができる。同様に、現像剤補給容器1の取り出し動作を利用して、現像剤補給容器1と現像剤受入れ装置8との接続状態からの離間および再封止を、現像剤による汚れを最小限に抑えて、良好にせしめることができる。
即ち、本例の現像剤補給容器1は、下フランジ部3bに設けられたガイド部3b2,3b4を利用して、現像剤受入れ装置8への着脱動作に伴って、現像剤受入れ部11を現像剤補給容器1の装着方向と交差する鉛直方向移動させることができる。そして、現像剤受入れ口11aを排出口3a4に対して、鉛直方向下方より接続、あるいは鉛直方向下方へ離間させることができる。現像剤受入れ部11は現像剤補給容器1に対して十分小さく、したがって、簡単かつ省スペースな構成で現像剤補給容器1の装着方向下流側の端面Y(図5(b)参照)の現像剤汚れを防止できる。また、本体シール13が下フランジ部3bの保護部3b5や摺動面(シャッタ下面)4iを引き摺ることによる現像剤による汚れを防止することができる。
さらに、現像剤補給容器1の現像剤受入れ装置8へ装着する動作に伴って、現像剤受入れ部11を現像剤補給容器1に接続させた後、シャッタ4から排出口3a4を露出させて排出口3a4と現像剤受入れ口11aを連通させることができる。つまり、上記した各工程のタイミングが現像剤補給容器1のガイド部3b2,3b4によってコントロールされるため、操作者の操作の仕方に依存することなく、より簡易な構成でより確実に現像剤が飛散することを抑制することができる。
また、現像剤補給容器1の現像剤受入れ装置8からの取り出し動作に伴って、排出口3a4を封止し、現像剤受入れ部11を現像剤補給容器1から離間させた後、開口シール3a5の現像剤付着部をシャッタ4が隠蔽することができる。つまり、取り出し動作における各工程のタイミングも現像剤補給容器1のガイド部3b2,3b4によってコントロールされるため、現像剤の飛散を抑制することができ、現像剤付着部の外部への露出も防止できる。
またさらには、従来技術では、接続する側と接続される側が、それら以外の機構を介して間接的に接続関係を構築する構成であり、双方の接続関係を精度よくコントロールする事は困難である。
しかしながら本例においては、接続する側(現像剤受入れ部11)と接続される側(現像剤補給容器1)が、直接的に係合する事により接続関係を構築する構成である。より具体的には、現像剤受入れ部11と現像剤補給容器1との接続のタイミングは、係合部11bと下フランジ部3bの第1のガイド部3b2と第2のガイド部3b4、排出口3a4との装着方向の位置関係によって、容易にコントロールできる。つまり、該タイミングは3者の部品精度の範囲のズレしか発生せず、非常に精度の高いコントロールができる。したがって、先に説明した現像剤補給容器1の装着動作や取り出し動作に伴う現像剤受入れ部11の現像剤補給容器1への接続動作や、現像剤補給容器1からの離間動作を確実に実施する事ができる。
次に、現像剤受入れ部11の現像剤補給容器1の装着方向と交差する方向の変位量に関しては、現像剤受入れ部11の係合部11bと下フランジ部3bの第2のガイド部3b4の位置によってコントロールできる。該変位量のズレは、先ほどと同様の考えにより、2者の部品精度の範囲のズレしか発生せず、非常に精度の高いコントロールができる。したがって、例えば、本体シール13と排出口3a4の密着状態(シール圧縮量等)を容易にコントロールでき、排出口3a4から排出された現像剤を確実に現像剤受入れ口11aへ送り込む事ができる。
<第1の実施形態>
次に、上述のような現像剤受入れ部11及び現像剤補給容器1を備えた現像剤補給装置200に本発明を適用した第1の実施形態について、図19を用いて説明する。本実施形態の場合、現像剤受入れ部11の現像剤受入れ口11aを覆う遮蔽位置(図19(a))と、現像剤受入れ口11aを開放する開放位置(図19(b))との間を移動可能に配置された覆い部材300を有する。覆い部材300は、板状の部材で、遮蔽位置では現像剤受入れ口11aの現像剤補給容器1側、本実施形態では鉛直方向上方を覆う。一方、退避位置では、覆い部材300が現像剤受入れ口11aの上方から退避して、現像剤受入れ口11aを現像剤補給容器1の排出口3a4に接続可能とする。
このために覆い部材300は、覆い部材移動手段としての覆い部材移動機構301により、現像剤受入れ部11の移動に連動して移動する。即ち、覆い部材移動機構301は、現像剤補給容器1の装着動作に伴って移動される現像剤受入れ部11の移動に連動して覆い部材300を、遮蔽位置から開放位置へ移動させる。本実施形態では、互いに対向して配置される1対の覆い部材300を有し、それぞれ覆い部材移動機構301により移動させる構成としている。そして、互いの先端部同士が当接した状態で、現像剤受入れ口11aを覆うようにしている。
現像剤受入れ部11は、本体部11cと、先端寄り部分に係合部11bが突設される1対のアーム部11dとを有する。1対のアーム部11dは、本体部11cの鉛直方向上方寄り部分に互いに反対方向に向けて突設され、現像剤受入れ口11aよりも鉛直方向上方に向けて延設されている。1対の覆い部材300は、1対のアーム部11dから外れた位置に配置され、1対のアーム部11dと干渉することなく、上述の遮蔽位置と開放位置との間で移動可能としている。なお、覆い部材300は、1個により構成しても良いし、2個以外の複数個により構成しても良い。
覆い部材移動機構301は、現像剤補給容器1が現像剤受入れ部11に装着されていない状態では覆い部材300を遮蔽位置とする。一方、現像剤受入れ口11aが現像剤補給容器1の排出口3a4に接続する際には覆い部材300を開放位置とする。このような覆い部材移動機構301は、現像剤受入れ部11の移動に連動して動作する。このために本実施形態では、覆い部材移動機構301は、回動軸302と、回動動作部303とを有する。
回動軸302は、覆い部材300を遮蔽位置と開放位置との間で回動自在に支持する。本実施形態では、回動軸302は、現像剤受入れ装置8の固定部分に回転自在に固定され、現像剤受入れ部11の移動方向に移動不能に配置されている。回動動作部303は、現像剤受入れ部11の移動に伴い、覆い部材300と現像剤受入れ部11とを相対移動させると共に、覆い部材300を回動軸302を中心に回動させる。
このような回動動作部303は、係合突起303aと、被係合部としての係合面部303b1、303b2を有する係合溝303bとを有する。係合突起303aは、現像剤受入れ部11の本体部11cに設けられ、回動軸302と平行に突出する。本実施形態では、外周面が円筒状の係合突起303aを現像剤受入れ部11の移動方向中間部から突出するように設けている。したがって、係合突起303aは、現像剤受入れ部11と共に移動する。係合溝303bは、覆い部材300に設けられ、係合突起303aが係合すると共に現像剤受入れ部11の移動に伴い係合突起303aが相対移動して、覆い部材300が回動軸302を中心に回動するように形成されている。
また、回動動作部303は、覆い部材300の基端部から回動軸302に向けて延設された連結板部304と、連結板部304から覆い部材300と同方向に延設された係合板部305とを有する。これら覆い部材300、連結板部304、係合板部305は一体に形成され、連結板部304と係合板部305とが連続している部分に、回動軸302を固定している。係合板部305は、回動軸302と直交するように、且つ、現像剤受入れ部11と干渉しないように配置されている。
係合溝303bは、係合板部305の先端部から回動軸302側の基端寄り部分に亙って切り欠きを設けることで形成されている。これにより、係合溝303bの回動軸302と反対側の端部を開放して、この開放部から係合溝303b内に係合突起303aを進入可能としている。また、係合溝303bの互いに対向する面を係合面部303b1、303b2としている。このような係合面部303b1、303b2の間隔は、外周面が円筒状の係合突起303aの外径よりも僅かに大きくして、係合溝303b内で係合突起303aが相対移動可能としている。
このように構成される覆い部材移動機構301により回動される覆い部材300は、現像剤補給容器1と干渉しないように配置される。即ち、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8に装着、或いは、現像剤受入れ装置8から取り出される際に、この動作と連動して回動した場合でも現像剤補給容器1と干渉しないように、覆い部材300や回動軸302などを配置している。
次に、このように構成される現像剤補給装置200の覆い部材300の動作について説明する。まず、現像剤受入れ部11に現像剤補給容器1を装着していない状態について説明する。現像剤補給容器1を装着していない状態、即ち、現像剤受入れ口11aが排出口3a4から離間している状態では、図19(a)に示すように、覆い部材300は現像剤受入れ口11aを覆う状態となっている。この状態では現像剤受入れ口11aは覆い部材300により覆われているので、上方に開口している現像剤受入れ口11aへの異物の混入を大幅に防ぐことができる。結果として現像器201への異物の混入を減らすことが可能となるため、画像不良が減少する。
次に、現像剤補給容器1を現像剤受入れ部11に装着する際の動作について説明する。現像剤補給容器1を取り取り付ける際には、操作者によって現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8に挿入され、現像剤受入れ口11aの上部を現像剤補給容器1の下端部が通過する。この時、現像剤受入れ部11の移動が開始されていないため、覆い部材300は現像剤受入れ口11aを覆ったままである。したがって、現像剤補給容器1に付着している異物が落下したとしても、現像剤受入れ口11aの上部は覆い部材300により覆われているため異物が現像剤受入れ口11aから混入する可能性を大幅に低減できる。また、覆い部材300は現像剤補給容器1に接触しないため、現像剤補給容器1の汚れが覆い部材300に直接転写されることもない。
次いで、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8に更に挿入されると、前述の図13、14に示したように、現像剤補給容器1の第1のガイド部3b2が現像剤受入れ部11の係合部11bに係合して、現像剤受入れ部11の持上げが開始される。現像剤受入れ部11の持上げが開始されると、係合突起303aが係合溝303bの係合面部303b1に係合しつつ摺動することで、覆い部材300が回動軸302を中心に回動を開始する。この際、覆い部材300は、現像剤受入れ口11aから退避するように回動し、現像剤受入れ部11の動きを阻害することはない。また、覆い部材300は回動中においても、現像剤補給容器1に接触することはないため、現像剤補給容器1の動きを阻害することもなく、さらに現像剤補給容器1の汚れが直接転写されることもない。
前述の図15、16に示したように、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8に装着され、現像剤受入れ口11aが現像剤補給容器1側の開口シール3a5に密着する際には、覆い部材300は、図19(b)に示すような開放状態となっている。即ち、現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8に装着され、係合部11bが第2のガイド部3b4に係合した状態では、現像剤受入れ口11aが開口シール3a5に密着する。更に現像剤補給容器1を挿入することで、排出口3a4が現像剤受入れ口11aに接続される。この時、覆い部材300は現像剤受入れ口11aから退避した位置で停止するため、現像剤受入れ部11と現像剤補給容器1との接続を阻害することはない。
このように、覆い部材300は、現像剤受入れ部11の移動に連動して回動するため、現像剤受入れ部11の持上げ動作が開始されるまで、回動することはない。言い換えると、現像剤受入れ部11の接続が開始されるまで、現像剤受入れ口11aへの異物の混入を効果的に防ぐことができる。
次に、現像剤補給容器1を現像剤受入れ部11から取り外す際の動作について説明する。現像剤補給容器1を取り外す際には、操作者によって現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置8から取り出される。現像剤補給容器1の取り出しが開始されると、係合部11bと第2のガイド部3b4の係合が解除され、その後、現像剤受入れ部11の現像剤補給容器1からの離脱が開始される。現像剤受入れ部11の離脱が行われると、係合突起303aが係合溝303bの係合面部303b2に係合しつつ摺動することで、覆い部材300が回動軸302を中心に遮蔽方向に回動を開始する。即ち、現像剤受入れ口11aを覆う方向への覆い部材300の回動も開始される。
そして、現像剤受入れ部11の離脱が完了すると、覆い部材300により現像剤受入れ口11aは覆われる。この時、覆い部材300は現像剤補給容器1に接触することはないため、現像剤補給容器1の汚れを直接転写されることない。その後も現像剤補給容器1を取り出す動作は継続されるため異物が落下することがあるが、現像剤受入れ口11aは覆い部材300により覆われているため、現像剤受入れ口11aへの異物の混入を大幅に防ぐことができる。
このように本実施形態の場合、覆い部材300が現像剤受入れ部11の移動に連動して、現像剤補給容器1が現像剤受入れ部11に装着されていない状態では現像剤受入れ口11aを覆う。具体的には、現像剤補給容器1の装着動作に伴い現像剤受入れ部11の移動が開始されるまでは、覆い部材300が現像剤受入れ口11aを覆う。また、現像剤補給容器1の取り出し動作に伴い現像剤受入れ部11の移動が開始されると覆い部材300が現像剤受入れ口11aを覆う方向に回動し、現像剤受入れ部11の移動の完了時点で現像剤受入れ口11aが覆い部材300により覆われる。
一方、現像剤受入れ口11aが排出口3a4に接続する際には覆い部材300が現像剤受入れ口11aを開放する。言い換えれば、覆い部材300により現像剤受入れ口11aを覆う構成であっても、現像剤受入れ部11の移動に伴い覆い部材300が現像剤受入れ口11aから退避する方向に回動して、現像剤受入れ口11aが排出口3a4に接続可能とする。
このため、現像剤を受け入れる現像剤受入れ口11aを有する現像剤受入れ部11を移動させて、現像剤受入れ口11aを現像剤補給容器1の排出口3a4に接続する構成で、現像剤受入れ口11aへの異物の侵入を抑制できる。
また、本実施形態の場合、覆い部材300の開放及び遮蔽の動作を行う覆い部材移動機構301は、現像剤受入れ部11の移動に連動して動作するようにしている。このため、覆い部材300の開放及び遮蔽の動作を行うための駆動源を別途設ける必要がない。また、覆い部材300の動作は、現像剤受入れ部11の移動に機械的に連動している。このため、現像剤受入れ口11aが排出口3a4に接続する際には覆い部材300を開放状態に、現像剤補給容器1が現像剤受入れ部11に装着されていない状態では覆い部材300を遮蔽状態に、それぞれ確実に動作させることができる。
なお、上述の説明では、回動軸302を現像剤受入れ装置8の固定部分に固定し、覆い部材300と一体の係合溝303b内で係合突起303aに対して摺動することで、現像剤受入れ部11の移動に連動して覆い部材300を回動させている。但し、このように現像剤受入れ部11の移動に連動して覆い部材300を回動させる機構はこれ以外であっても良い。例えば、回動軸を現像剤受入れ部11に設け、覆い部材300をこの回動軸を中心に回動自在に支持すると共に、覆い部材300を現像剤受入れ装置8の固定部分に、現像剤受入れ部11の移動に連動して回動するように案内させるようにしても良い。
<第2の実施形態>
次に、上述のような現像剤受入れ部11及び現像剤補給容器1を備えた現像剤補給装置200に本発明を適用した第2の実施形態について、図20を用いて説明する。なお、本実施形態は、覆い部材300を遮蔽方向に付勢するバネ306を設けている。その他の基本的な構成及び作用は上述の第1の実施形態と同様であるため、同一の構成部分には共通の符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の覆い部材移動手段としての覆い部材移動機構301Aは、覆い部材300を遮蔽位置へ向かう方向に付勢する付勢手段としてのバネ306を有する。具体的には、バネ306は、覆い部材300と一体の連結板部304と、現像剤受入れ装置8の固定部分との間に配置され、覆い部材300が遮蔽位置に回動する方向に付勢する。図示の例では、バネ306をねじりコイルバネにより構成し、覆い部材300に回動方向の付勢力を付与するようにしている。
また、本実施形態の回動動作部303Aは、覆い部材300の基端部から回動軸302に向けて延設された連結板部304と、連結板部304から覆い部材300と同方向に延設された係合板部305Aとを有する。本実施形態の場合、係合板部305Aには第1の実施形態のような係合溝を形成していない。その代わりに、係合板部305Aの片側面を被係合部としての係合面部305A1とし、係合突起303aに当接させている。このような係合面部305A1は、係合突起303aに対して現像剤受入れ部11が排出口3a4に移動する側、図示の例では鉛直方向上側に配置している。
本実施形態の場合、このように構成することで、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8に装着する際には、この装着動作に連動して現像剤受入れ部11が持ち上げられ、係合突起303aが係合面部305A1に係合しつつ摺動する。これにより覆い部材300が、バネ306の付勢力に抗して回動軸302を中心に開放位置(図20(b))に向かう方向に回動する。
一方、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8から取り外す際には、この取り外し動作に連動して現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1から離脱する方向に移動し、係合突起303aが係合面部305A1から離れる方向に移動する。この際、覆い部材300がバネ306により遮蔽位置(図20(a))に向かう方向に付勢されているため、覆い部材300が、バネ306の付勢力により回動軸302を中心に遮蔽位置に向かう方向に回動する。
本実施形態の場合、覆い部材300を遮蔽方向に付勢するバネ306を設けているため、第1の実施形態のように、係合突起303aを係合溝303bに係合させる必要がない。即ち、係合突起303aを係合板部305Aの片側面である係合面部305A1とすることができる。但し、本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様に係合突起303aを係合溝303bに係合させるようにしても良い。
なお、バネにより覆い部材300を開放位置に付勢する構成としても良い。但し、この構成の場合、係合突起303aと係合する覆い部材300側の係合面部は、係合突起303aに対して現像剤受入れ部11が排出口3a4から離脱する側、図示の例では鉛直方向下側に配置する。これにより、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8に装着する際には、この装着動作に連動して現像剤受入れ部11が持ち上げられ、係合突起303aが係合面部から離脱する方向に移動する。そして、覆い部材300が、バネの付勢力により開放位置に向かう方向に回動する。一方、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8から取り外す際には、この取り外し動作に連動して現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1から離脱する方向に移動し、係合突起303aが係合面部に係合しつつ摺動する。そして、覆い部材300が、バネの付勢力に抗して遮蔽位置に向かう方向に回動する。
<第3の実施形態>
次に、上述のような現像剤受入れ部11及び現像剤補給容器1を備えた現像剤補給装置200に本発明を適用した第3の実施形態について、図21を用いて説明する。なお、本実施形態は、覆い部材移動手段としての覆い部材移動機構301Bは、現像剤受入れ部11の移動に連動して、覆い部材300Aを遮蔽位置と開放位置との間で、現像剤受入れ部11の移動方向に交差する方向にスライド動作させる。このために本実施形態では、覆い部材移動機構301Bは、スライド案内部307と、スライド動作部308とを有する。その他の基本的な構成及び作用は上述の第1の実施形態と同様であるため、同一の構成部分には共通の符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
スライド動作部308は、現像剤受入れ部11の移動に伴い、覆い部材300Aと現像剤受入れ部11とを相対移動させると共に、覆い部材300Aをスライド案内部307に沿って移動させる。このようなスライド動作部308は、第1軸309と、揺動アーム310と、第2軸311とを有する。第1軸309は、現像剤受入れ部11の移動方向及びスライド案内部307の案内方向(スライド方向)に直交するように、現像剤受入れ部11の本体部11cに設けられている。揺動アーム310は、一端部が第1軸309に揺動自在に支持されている。第2軸311は、揺動アーム310の他端部を覆い部材300Aに回動自在に支持する。このために覆い部材300Aには、揺動アーム310の他端部に固定された第2軸311を回動自在に支持する軸受部312を一体に形成している。言い換えれば、覆い部材300Aは、揺動アーム310の他端部に第2軸311及び軸受部312を介して支持されている。
スライド案内部307は、現像剤受入れ装置8の固定部分に設けられ、覆い部材300Aを遮蔽位置(図21(a))と開放位置(図21(b))との間で、現像剤受入れ部11の移動方向に交差する方向(スライド方向)にスライド可能に案内する。このためにスライド案内部307は、図21(c)に示すように、覆い部材300Aの軸受部312に回動自在に支持された第2軸311をスライド方向に案内するガイド溝307aを有する。即ち、ガイド溝307aは、現像剤受入れ部11の移動方向、図示の例では鉛直方向両側に、互いに対向するガイド面307a1、307a2を有している。そして、ガイド面307a1、307a2の間隔を、第2軸311の外径よりも僅かに大きくして、ガイド溝307a内で第2軸311が相対移動可能としている。
本実施形態の場合、このように構成することで、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8に装着する際には、この装着動作に連動して現像剤受入れ部11が持ち上げられ、第1軸309に支持された揺動アーム310の一端部が移動を開始する。すると、揺動アーム310の他端部に固定された第2軸311がガイド溝307aのガイド面307a1に係合しつつ摺動し、揺動アーム310が第1軸309を中心に他端部が現像剤受入れ部11から離れる方向に回動する。この際、第2軸311はガイド溝307aにガイドされて移動するため、軸受部312を介して第2軸311に支持された覆い部材300Aも、第2軸311と共に現像剤受入れ部11から離れる方向、即ち開放位置に向かう方向に移動する。なお、第2軸311は、揺動アーム310の回動によりガイド溝307a内を回動しながら移動するが、覆い部材300Aに対しては軸受部312により回動自在となっている。このため、覆い部材300Aは、第2軸311の回動に拘らず姿勢が変化せず、スライド方向に沿って移動する。
一方、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8から取り外す際には、この取り外し動作に連動して現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1から離脱する方向に移動し、第1軸309に支持された揺動アーム310の一端部も同方向に移動を開始する。すると、揺動アーム310の他端部に固定された第2軸311がガイド溝307aのガイド面307a2に係合しつつ摺動し、揺動アーム310が第1軸309を中心に他端部が現像剤受入れ部11に近づく方向に回動する。この際、第2軸311はガイド溝307aにガイドされて移動するため、軸受部312を介して第2軸311に支持された覆い部材300Aも、第2軸311と共に現像剤受入れ部11に近づく方向、即ち遮蔽位置に向かう方向に移動する。
本実施形態の場合、スライド動作部308により覆い部材300Aを現像剤受入れ部11の移動方向に交差する方向にスライド動作させるため、動作時に、現像剤補給容器1との干渉がより生じにくい。なお、スライド動作部308は、上述の構成に限らず、他の構成としても良い。例えば、覆い部材300A自体をスライド案内部により案内する構成としても良い。
<第4の実施形態>
次に、上述のような現像剤受入れ部11及び現像剤補給容器1を備えた現像剤補給装置200に本発明を適用した第4の実施形態について、図22を用いて説明する。なお、本実施形態は、覆い部材300Aを遮蔽方向に付勢するバネ313を設けている。その他の基本的な構成及び作用は上述の第3の実施形態と同様であるため、同一の構成部分には共通の符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第3の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の覆い部材移動手段としての覆い部材移動機構301Cは、覆い部材300Aを遮蔽位置へ向かう方向に付勢する付勢手段としてのバネ313を有する。具体的には、バネ313は、覆い部材300と一体の軸受部312Aと、現像剤受入れ装置8の固定部分との間に配置され、覆い部材300Aが遮蔽位置にスライドする方向に付勢する。図示の例では、バネ313を圧縮コイルバネにより構成し、覆い部材300Aにスライド方向の付勢力を付与するようにしている。
また、本実施形態の軸受部312Aは、第2軸311を支持する支持孔の覆い部材300Aが遮蔽位置に向かう方向に移動する側を切り欠いている。そして、この切り欠き部分から第2軸311を軸受部312の支持孔内の配置可能としている。なお、本実施形態の場合も第3の実施形態のように、第2軸311を軸受部の切り欠きのない支持孔に配置するようにしても良い。
本実施形態の場合、このように構成することで、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8に装着する際には、この装着動作に連動して現像剤受入れ部11が持ち上げられ、第1軸309に支持された揺動アーム310の一端部が移動を開始する。すると、揺動アーム310の他端部に固定された第2軸311がガイド溝307aのガイド面307a1(図21(c)参照)に係合しつつ摺動し、揺動アーム310が第1軸309を中心に他端部が現像剤受入れ部11から離れる方向に回動する。この際、第2軸311はガイド溝307aにガイドされて移動する。このため、軸受部312を介して第2軸311に支持された覆い部材300Aも、バネ313の付勢力に抗して開放位置(図22(b))に向かう方向に移動する。
一方、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8から取り外す際には、この取り外し動作に連動して現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1から離脱する方向に移動し、第1軸309に支持された揺動アーム310の一端部も同方向に移動を開始する。すると、揺動アーム310の他端部に固定された第2軸311がガイド溝307aのガイド面307a2(図21(c)参照)に係合しつつ摺動し、揺動アーム310が第1軸309を中心に他端部が現像剤受入れ部11に近づく方向に回動する。この際、覆い部材300Aがバネ313により遮蔽位置(図22(a))に向かう方向に付勢されているため、第2軸311はガイド溝307aにガイドされて移動する。そして、軸受部312を介して第2軸311に支持された覆い部材300Aも遮蔽位置に向かう方向に移動する。
なお、バネにより覆い部材300Aを開放位置に付勢する構成としても良い。但し、この構成の場合、軸受部312Aの第2軸311を支持する支持孔の切り欠きは、覆い部材300Aが開放位置に向かう方向に移動する側を設ける。これにより、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8に装着する際には、この装着動作に連動して現像剤受入れ部11が持ち上げられ、揺動アーム310の回動により第2軸311が現像剤受入れ部11から離れる方向に移動する。そして、覆い部材300Aが、バネの付勢力により開放位置に向かう方向に移動する。一方、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置8から取り外す際には、この取り外し動作に連動して現像剤受入れ部11が現像剤補給容器1から離脱する方向に移動する。そして、揺動アーム310の回動により第2軸311が現像剤受入れ部11に近づく方向に移動し、覆い部材300Aが、バネの付勢力に抗して遮蔽位置に向かう方向に移動する。
1・・・現像剤補給容器/3a4・・・排出口/3b2・・・第1のガイド部(ガイド部)/3b4・・・第2のガイド部/8・・・現像剤受入れ装置/11・・・現像剤受入れ部/11a・・・現像剤受入れ口(受入れ口)/11b・・・係合部/200・・・現像剤補給装置/300、300A・・・覆い部材/301、301A、301B、301C・・・覆い部材移動機構(覆い部材移動手段)/302・・・回動軸/303、303A・・・回動動作部/303a・・・係合突起/303b・・・係合溝/303b1、303b2・・・係合面部(被係合部)/305、305A・・・係合板部/305A1・・・係合面部(被係合部)/306・・・バネ(付勢手段)/307・・・スライド案内部/307a・・・スライド溝/308・・・スライド動作部/309・・・第1軸/310・・・揺動アーム/311・・・第2軸/312、312A・・・軸受部/313・・・バネ(付勢手段)/400・・・受入れ部移動機構(受入れ部移動手段)

Claims (7)

  1. 装置本体に着脱自在に設けられ、現像剤を収容し、現像剤を排出する排出口を有する現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器の装着時に前記排出口と接続されて前記排出口から排出される現像剤を受け入れる受入れ口を有する現像剤受入れ部と、
    前記現像剤補給容器の着脱動作に連動して前記受入れ口が前記排出口に対して遠近動するように前記現像剤受入れ部を移動させる受入れ部移動手段と、
    前記受入れ口を覆う遮蔽位置と前記受入れ口を開放する開放位置との間を移動可能に配置された覆い部材と、
    前記現像剤補給容器の装着動作に伴って移動される前記現像剤受入れ部の移動に連動して前記覆い部材を、前記遮蔽位置から前記開放位置へ移動させる覆い部材移動手段と、を備えた、
    ことを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 前記受入れ部移動手段は、前記現像剤補給容器と前記現像剤受入れ部との一方に設けた係合部と、他方に設けられ、前記現像剤補給容器の着脱動作時に前記係合部と係合し、前記係合部をガイドして前記現像剤受入れ部を移動させるガイド部とを有する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像剤補給装置。
  3. 前記覆い部材移動手段は、前記覆い部材を前記遮蔽位置又は前記開放位置へ向かう方向に付勢する付勢手段を有する、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の現像剤補給装置。
  4. 前記覆い部材移動手段は、
    前記覆い部材を前記遮蔽位置と前記開放位置との間で回動自在に支持する回動軸と、
    前記現像剤受入れ部の移動に伴い、前記覆い部材と前記現像剤受入れ部とを相対移動させると共に、前記覆い部材を前記回動軸を中心に回動させる回動動作部と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の現像剤補給装置。
  5. 前記回動軸は、前記現像剤受入れ部の移動方向に移動不能に配置され、
    前記回動動作部は、前記現像剤受入れ部に設けられ、前記回動軸と平行に突出する係合突起と、前記覆い部材に設けられ、前記係合突起が係合すると共に前記現像剤受入れ部の移動に伴い前記係合突起が相対移動して、前記覆い部材が前記回動軸を中心に回動するように形成された被係合部と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項4に記載の現像剤補給装置。
  6. 前記覆い部材移動手段は、
    前記覆い部材を前記遮蔽位置と前記開放位置との間で、前記現像剤受入れ部の移動方向に交差する方向にスライド可能に案内するスライド案内部と、
    前記現像剤受入れ部の移動に伴い、前記覆い部材と前記現像剤受入れ部とを相対移動させると共に、前記覆い部材をスライド案内部に沿って移動させるスライド動作部と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の現像剤補給装置。
  7. 前記スライド動作部は、前記現像剤受入れ部に設けられ、前記現像剤受入れ部の移動方向及び前記スライド案内部の案内方向に直交する第1軸と、一端部が前記第1軸に揺動自在に支持された揺動アームと、前記揺動アームの他端部を前記覆い部材に回動自在に支持する第2軸と、を有する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の現像剤補給装置。
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