JP5534431B2 - 粉体収容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体を収容する収容部を保持部によって回転可能に保持しながら、収容部の回転に伴って収容部内のトナーを排出口に向けて搬送する粉体収容器や、これを用いる画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、粉体たるトナーを収容する収容部としての筒状のトナーボトルと、トナーボトルの先端部に係合しながらトナーボトルを回転可能に保持する保持部としてのホッパ部とを有している。トナーボトルが回転すると、トナーボトルの内部に収容されているトナーが、トナーボトルの内周面に設けられた螺旋状の突起によってボトル先端の開口に向けて搬送される。そして、その開口からキャップ部にトナーが送り込まれる。キャップ部に進入したトナーは、キャップ部に設けられたトナー排出口から排出されて、画像形成装置本体にセットされた現像装置に供給される。トナーボトルの回転駆動は次のようにして行われる。即ち、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたトナーボトルの後端部には、カップリング係合部が形成されている。このカップリング係合部には、画像形成装置本体上でバネによってトナーボトルに向けて付勢されているカップリングが係合せしめられる。駆動源からの回転駆動力をトナーボトルに伝達するためのカップリングは、回転軸線を中心にして回転方向に所定のピッチでならぶ複数の爪を具備している。そして、それらの爪をそれぞれ、トナーボトルのカップリング係合部に設けられた複数の凸部に引っ掛けることで、カップリング係合部に係合する。この状態でカップリングが回転すると、トナーボトルがホッパ部に保持された状態で回転する。
かかる構成の画像形成装置においては、トナーを搬送するための回転搬送部材をトナーボトル内に設けなくても、トナーボトル内のトナーをボトル外に排出することができるので、トナーボトルの低コスト化を図ることができる。ところが、トナーボトル内のトナーを回転搬送部材によってほぐすという動作を行わないことから、トナーの凝集塊を発生させ易くなるという不具合がある。
そこで、特許文献1に記載の画像形成装置においては、次のようにしてトナーの凝集塊を崩すようになっている。即ち、上述したカップリングの複数の爪は、それぞれ回転方向の上流側端部に突き当て面を具備しているとともに、下流側端部に傾斜面を具備している。トナーボトルを回転駆動するための駆動源を正回転させた場合には、カップリングの複数の爪がそれぞれ自らの突き当て面をトナーボトルのカップリング係合部の凸部に突き当てた状態で、トナーボトルに回転力を付与する。これに対し、駆動源を逆回転させた場合には、カップリングは複数の爪の傾斜面をそれぞれトナーボトルのカップリング係合部の凸部に接触させる。そして、複数の爪の傾斜面を凸部に引っ掛けることができずに凸部の表面上で滑動させる。このとき、バネによってトナーボトルに向けて付勢されているカップリングは、トナーボトルの凸部によって付勢方向とは反対側に押し返されることでボトル軸線方向の後端側に移動する。このようにしてカップリングが後端側に移動しながらカップリングの爪の傾斜面がトナーボトルの凸部を乗り越えると、カップリングの爪がトナーボトルの凸部から外れて凸部の横に存在する凹部内に進入する。このとき、カップリングは、バネから受ける付勢力により、爪の根本の周囲箇所をトナーボトルの凸部先端に突き当てる位置まで一気に移動する。このときの衝撃により、トナーボトルに大きな振動を発生させてトナーの凝集塊を崩すことができる。
しかしながら、このようにしてトナーの凝集塊を崩しているときには、トナーボトルを逆回転させていることから、トナーボトル内のトナーをホッパ部内に向けて送り込むことができない。このため、連続プリント動作中において、トナーの凝集塊の成長を抑えるためには、連続プリント動作を定期的に中断してトナーボトルを逆回転させなければならず、プリント時間を増大させてしまう。
粉体収容器として、粉体たるトナーを収容するトナーボトルを用いる画像形成装置における問題点について説明したが、同様の問題は、トナーとは異なる粉体を収容する粉体収容器を用いる粉体補給装置においても生じ得る。粉体の凝集塊の成長を抑えるためには、収容部の回転による粉体の補給を長時間持続して行うことができず、定期的に収容部を逆回転させて粉体の補給を中断する必要が生ずるからである。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次のような粉体収容器や画像形成装置を提供することである。即ち、粉体を搬送するための回転搬送部材を収容部内に設けたり、収容部内の粉体の補給を中断したりすることなく、収容部内の粉体の凝集塊を崩すことができる粉体収容器等である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、粉体を収容する収容部と、前記収容部を自らの内部に受け入れて回転可能に保持する保持部と、粉体を排出するための排出口とを有し、前記収容部内に収容している粉体を、前記収容部の回転に伴って前記排出口に向けて搬送しながら前記排出口から排出する粉体収容器において、前記収容部の周面上から突出する突起としての収容部突起と、トナーを排出するための開口部とを前記収容部に設けるとともに、前記開口部から排出されたトナーを受け入れて貯留する貯留部と、前記保持部の内周面から突出する突起としての保持部突起と、前記貯留部内からトナーを排出するための前記排出口と前記保持部に設け、前記収容部突起及び前記保持部突起を、粉体収容器の収容器内におけるトナー搬送方向の全域のうち、前記開口部よりも上流側の位置に配設し、且つ、前記収容部の回転に伴って、前記収容部突起と前記保持部突起とを接離させることで、前記収容部及び保持部に振動を付与するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の粉体収容器において、前記収容部突起と、前記保持部突起とのうち、少なくとも一方を、周方向に並べて複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の粉体収容器において、前記収容部突起、及び前記保持部突起をそれぞれ、周方向に並べて複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の粉体収容器において、2つ以上の前記収容部突起をそれぞれ別々の前記保持部突起に同時に接触させないように、前記収容部の前記回転周面における複数の前記収容部突起の配設ピッチと、前記保持部の前記内周面における複数の前記保持部突起の配設ピッチとをそれぞれ設定したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの粉体収容器において、前記保持部内における粉体の流路に粉体を構成する微粒子よりも粗い目のメッシュを設け、このメッシュを介して粉体を前記排出口に送るようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、トナーを収容するトナー収容器と、トナーを用いてトナー像を作像する作像手段と、前記トナー収容器内のトナーを前記作像手段に補給するトナー補給装置とを備える画像形成装置において、前記トナー収容器として、請求項1乃至5の何れかの粉体収容器を搭載していることを特徴とするものである。
これらの発明においては、粉体収容器の収容部を回転させるのに伴って、収容部内の粉体を排出口に向けて搬送することで、収容部内に回転搬送部材を設けることなく、収容部内の粉体を外部に補給することができる。そして、このようにして粉体を補給するのと並行して、収容部の周面から突出している収容部突起と、収容部の受け入れている保持部の内周面から突出している保持部突起とを接離させて収容部及び保持部に振動を付与することで、収容部内の粉体の凝集塊や、保持部内の粉体の凝集塊を崩す。これにより、収容部内の粉体の補給を中断することなく、収容部内の粉体の凝集塊を崩す。よって、粉体を搬送するための回転搬送部材を収容部内に設けたり、収容部内の粉体の補給を中断したりすることなく、収容部内の粉体の凝集塊を崩すことができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのY用の作像部を示す拡大構成図。 同プリンタのトナー補給装置を示す拡大構成図。 同プリンタの容器装着部をY用のトナー収容器とともに示す斜視図。 同プリンタのトナー収容器駆動部のY用駆動手段を示す斜視図。 同容器装着部と、これに装着されようとしているY用のトナー収容器とを示す拡大構成図。 同容器装着部と、これに装着された同トナー収容器とを示す拡大構成図。 同容器装着部のトナー収容器固定部を示す拡大斜視図。 トナー収容器固定解除レバーを固定位置で係止している状態の、下前ケースのY用キャップ保持部を示す拡大斜視図。 トナー収容器固定解除レバーを解除位置で係止している状態の、下前ケースのY用キャップ保持部を示す拡大斜視図。 Y用のトナー収容器固定解除レバーを示す拡大斜視図。 固定位置に係止されたトナー収容器固定解除レバーと、トナー収容器のキャップ部とを示す正面図。 解除位置に係止されたトナー収容器固定解除レバーと、トナー収容器のキャップ部とを示す正面図。 容器装着部への装着過程が第1期(初期)である状態のトナー収容器の頭部と、トナー収容器固定解除レバーとを重力方向の下方から示す平面図。 容器装着部への装着過程が第2期である状態のトナー収容器の頭部と、トナー収容器固定解除レバーとを重力方向の下方から示す平面図。 容器装着部への装着過程が第3期である状態のトナー収容器の頭部と、トナー収容器固定解除レバーとを重力方向の下方から示す平面図。 容器装着部への装着過程が第4期(完了期)である状態のトナー収容器の頭部と、トナー収容器固定解除レバーとを重力方向の下方から示す平面図。 レバー位置センサと、固定位置にある状態のトナー収容器固定解除レバーとを示す斜視図。 レバー位置センサと、固定位置にある状態のトナー収容器固定解除レバーとを示す正面図。 レバー位置センサと、解除位置にある状態のトナー収容器固定解除レバーとを示す斜視図。 レバー位置センサと、解除位置にある状態のトナー収容器固定解除レバーとを示す正面図。 トナー容器固定部を示す拡大正面図。 Y用のトナー収容器を頭部側(キャップ部側)から示す拡大斜視図。 Y用のトナー収容器を後端側から示す拡大斜視図。 Y用のトナー収容器のボトル部を示す拡大斜視図。 キャップ部を先端側から示す拡大斜視図。 キャップ部を後端側から示す拡大斜視図。 キャップ部を正面側、後方側、上方、下方、側面側からそれぞれ示す図。 キャップ部の分解斜視図。 キャップ部の把持部本体を、図29の矢印Aから示す拡大斜視図。 トナー収容器の頭部を示す縦断面図。 Y用のトナー収容器のキャップ部を示す正面図。 M用のトナー収容器のキャップ部を示す正面図。 C用のトナー収容器のキャップ部を示す正面図。 K用のトナー収容器のキャップ部を示す正面図。 装着過程の第1期(初期)にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図。 装着過程の第2期にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図。 装着過程の第3期にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図。 装着過程の第4期(完了期)にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図。 容器装着部に設けられたY用のノズル、爪部材およびトナー容器固定解除レバーの位置関係を示す斜視図。 同位置関係を側面図。 トナー収容器固定解除レバーとトナー収容器駆動部とのトナー収容器着脱方向における位置関係を示す側面概略図。 Y用のトナー収容器を示す側面概略図。 トナー収容器固定解除レバーとアンテナ基板とのトナー収容器着脱方向における位置関係を示す側面概略図。 同トナー収容器を示す側面概略図。 同トナー収容器のキャップ部を示す斜視図。 同トナー収容器のボトル部における先端箇所を示す部分斜視図。 同トナー収容器におけるキャップ部とボトル部との係合箇所を示す横断面図。 Y用のトナー収容器の第1試作品におけるキャップ部とボトル部との係合箇所を示す横断面図。 Y用のトナー収容器の第2試作品におけるキャップ部とボトル部との係合箇所を示す横断面図。 Y用のトナー収容器の第3試作品におけるキャップ部とボトル部との係合箇所を示す横断面図。 Y用のトナー収容器の第4試作品におけるキャップ部とボトル部との係合箇所を示す横断面図。 凝集塊の重量と、振動数と、白抜け数との関係を示すグラフ。 実施例に係るプリンタにおけるY用のトナー収容器の先端部を示す部分縦断面図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラープリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタの筐体100の上面には、容器装着部31を取り付けられている。そして、この容器装着部31には、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色のトナーを収容するトナー収容器32Y,M,C,Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
実施形態に係るプリンタは、Y,M,C,Kの各色に対応した4つの作像部3Y,M,C,Kを備えている。作像部3Y,M,C,Kは、筐体100に対して着脱可能に構成されている。作像部3Y,M,C,Kの上方には、それぞれ、図示しないY,M,C,K用のトナー補給装置が配設されている。トナー収容器32Y,M,C,Kに収容された粉体としてのトナーは、Y,M,C,K用のトナー補給装置によって、作像部3Y,M,C,Kの現像装置5Y,M,C,Kに補給される。
図2は、Y用の作像部3Yを示す拡大構成図である。同図において、Y用の作像部3Yは、ドラム状の感光体1Yの周りに、帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、図示しない除電部等を有している。これらの装置により、感光体1Y上で、作像プロセス(帯電工程、潜像書込工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われ、感光体1Y上にYトナー像が形成される。
なお、M、C、K用の作像部3M,C,Kは、使用するトナーの色が異なる点の他は、Y用の作像部3Yとほぼ同様の構成になっている。以下、Y用の作像部3Yを例にして、作像部の動作を説明する。
感光体1Yは、図示しない駆動モータによって図中の反時計周り方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程)。一様に帯電した感光体1Yの表面は、光書込装置7(図1参照)から発せられたレーザー光Lによる光走査が施されることで、露光箇所の電位を減衰させて静電潜像を担持する(潜像書込工程)。
感光体1Yの表面に担持されたY用の静電潜像は、感光体1Yの表面移動に伴って現像装置5Yに対向する現像領域に搬送され、そこで現像されてYトナー像になる(現像工程)。その後、感光体1Yの表面は、中間転写ベルト8に接触する1次転写ニップに進入する。この一次転写ニップでは、中間転写ベルト8のループ内側に配設された1次転写バイアスローラ9Yが中間転写ベルト8を感光体1Yに向けて押圧している。そして、1次転写バイアスローラ9Yには、図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、1次転写ニップにおいては、感光体1Y上のYトナー像を感光体1Y側から中間転写ベルト8側に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。1次転写ニップに進入した感光体1Yの表面上のYトナー像は、1次転写電界やニップ圧の作用により、中間転写ベルト8のおもて面に1次転写される(1次転写工程)。このとき、感光体1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
中間転写ベルト8にYトナー像を1次転写した後の感光体1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、その表面上の未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に掻き取られる(クリーニング工程)。その後、図示しない除電部との対向位置に達して、この位置で残留電位が除去される。以上のようにして、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、M、C、K用の作像部3M、3C、3Kでも、Y用の作像部3Yと同様に行われる。具体的には、先に示した図1において、作像部3M、3C、3Kの上方に配設された光書込装置7は、画像情報に基づいて光源からレーザー光Lを発して、そのレーザー光Lの進路を回転駆動しているポリゴンミラーによる反射で主走査方向に偏向せしめる。そして、このように偏向せしめているレーザー光Lを感光体1M,C,Kに到達させることで、感光体1M,C,Kを光走査する。この光走査によって感光体1M,C,K上にそれぞれ形成された静電潜像は、M,C,Kトナーによって現像されてM,C,Kトナー像になる。
作像部3Y,M,C,Kの下方に配設された中間転写ユニット6は、中間転写ベルト8の他、Y,M,C,K用の1次転写バイアスローラ9Y,M,C,K、2次転写バックアップローラ10、複数のテンションローラ、中間転写クリーニング部などを有している。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材によって張架・支持されるとともに、何れか1つのローラ部材の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。
中間転写ベルト8のループ内側に配設された1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kは、中間転写ベルト8を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでいる。これにより、感光体1Y,M,C,Kと、中間転写ベルト8のおもて面とが当接するY,M,C,K要の1次転写ニップが形成されている。それら1次転写ニップにおいては、1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kに対してそれぞれ1次転写バイアスが印加されていることで、トナーを感光体側からローラ側に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。中間転写ベルト8は、図中時計回り方向に無端移動するのに伴って、Y,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、そのおもて面にY,M,C,Kトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8のおもて面には、4色重ね合わせトナー像が形成される。
4色重ね合わせトナー像をおもて面に担持した中間転写ベルト8は、2次転写ローラ11との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ10が、2次転写ローラ11との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色重ね合わせトナー像は、この2次転写ニップ内に送り込まれた記録紙P上に一括2次転写されてフルカラートナー像になる。このとき、中間転写ベルト8には、記録紙Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト8は、図示しない中間転写クリーニング部の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。以上のようにして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
なお、2次転写ニップ内に送り込まれる記録紙Pは、筺体100の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ13や搬送ローラ14、レジストローラ対15等を経由して搬送されたものである。詳しくは、給紙部12には、記録紙Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ13が図中反時計周り方向に回転駆動されることによって、一番上の記録紙Pが給紙部12から排出され、搬送ローラ対14のローラ間に向けて給送される。レジストローラ対15まで搬送された記録紙Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対15のローラニップの位置で一旦停止される。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対15が回転駆動されて、記録紙Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録紙P上に、所望のカラー画像が転写される。
2次転写ニップを通過した記録紙Pは、定着部19内に送り込まれる。そして、定着ローラ17及び加圧ローラ18による熱と圧力とにより、表面に転写されたフルカラー画像が定着せしめられる。その後、排紙ローラ対16のローラ間を経て、装置外へと排出され、スタック部20上にスタックされる。こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2において、現像装置5Yは、感光体1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤搬送路53Y、54Y、55Y内に配設された供給スクリュウ56Y、回収スクリュウ57Yおよび攪拌スクリュウ58Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ、等を有している。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットローラや、これを内包した状態で回転する筒状の現像スリーブなどを具備している。現像装置5Yの現像剤搬送路53Y、54Y、55Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。攪拌搬送路55Yの上方に形成された開口59Yを介してトナー収容器32Yに収容されたトナーが補給される。
また、現像装置5Yは、現像ローラ51Yに供給される現像剤を収容する供給搬送路53Yを現像ローラ51Yに対向する位置に有する。供給搬送路53Yは、現像剤を供給しながら現像ローラ51Yの軸線方向に沿って図2の奥方向に現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュウ56Yを備えている。 そして、現像ローラ51Yの供給スクリュウ56Yとの対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ51Yに供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制手段としてのドクターブレード52Yを備えている。
現像ローラ51Yの感光体1Yとの対向部である現像領域よりも表面移動方向下流側では、現像領域を通過し、現像ローラ51Yの表面から離脱した現像済みの現像剤を回収する回収搬送路54Yが現像ローラ51Yと対向している。回収搬送路54Yは、回収した回収現像剤を現像ローラ51Yの軸線方向に沿って供給スクリュウ56Yと同方向に搬送する回収搬送部材として、軸線方向に平行に配置されたらせん状の回収スクリュウ57Yを備えている。供給スクリュウ56Yを備えた供給搬送路53Yは現像ローラ51Yの横方向に、回収スクリュウ57Yを備えた回収搬送路54Yは現像ローラ51Yの下方に並設されている。
上述した現像スリーブ内部にあるマグネットローラは、その周方向において磁力が殆どない箇所を具備している。現像スリーブ表面に担持された現像剤は、スリーブの回転に伴って前述の箇所との対向位置にくると、スリーブ表面から離脱する。なお、マグネットローラにおいて、磁力が殆どない箇所の代わりに、反発磁界が形成される箇所を設け、その箇所でスリーブ表面上の現像剤を離脱させるようにしてもよい。
現像装置5Yは、供給搬送路53Yの下方で回収搬送路54Yに並列して現像剤を撹拌搬送する攪拌搬送路55Yを有している。この攪拌搬送路55Yは、現像ローラ51Yの軸線方向に沿って現像剤を攪拌しながら供給スクリュウ56Yとは逆方向である図中手前側に搬送する攪拌搬送部材として、軸線方向に平行に配置された、らせん状の攪拌スクリュウ58Yを備えている。
供給搬送路53Yと攪拌搬送路55Yとは、仕切り部材としての第一仕切り壁501によって仕切られている。第一仕切り壁501の供給搬送路53Yと攪拌搬送路55Yとを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路53Yと攪拌搬送路55Yとが連通している。
なお、供給搬送路53Yと回収搬送路54Yとも第一仕切り壁501によって仕切られているが、第一仕切り壁501の供給搬送路53Yと回収搬送路54Yとを仕切る箇所には開口部が設けられていない。また、攪拌搬送路55Yと回収搬送路54Yとは仕切り部材としての第二仕切り壁502によって仕切られている。第二仕切り壁502は、図中奥側が開口部となっており、攪拌搬送路55Yと回収搬送路54Yとが連通している。
図2において、現像ローラ51Yの現像スリーブは、時計回り方向(矢印方向)に回転する。そして、マグネットローラによって形成される磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、現像スリーブの回転に伴って移動する。なお、現像装置5Y内の現像剤のトナー濃度は、所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー収容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置60Yを介して攪拌搬送路55Y内に補給される。このときのトナー補給装置の動作については、後に詳述する。
攪拌搬送路55Y内に補給されたトナーは、攪拌スクリュウ58Yによって、現像剤とともに混合・攪拌されながら、攪拌搬送路55Y内を図中手前側に向かって搬送される。攪拌スクリュウ58Yの搬送方向下流端まで搬送された現像剤は、攪拌スクリュウ58Yの搬送方向下流側であり供給スクリュウ54Yの搬送方向上流側に形成された第一仕切り壁501の開口部を介して供給搬送路53Yに供給される。
攪拌搬送路55Yから現像剤の供給を受けた供給搬送路53Yでは、供給スクリュウ56Yが現像剤を現像ローラ51Yに供給しながら回転軸線方向に搬送する。そして、現像ローラ51Yに供給されなかった現像剤や、現像ローラ51Yの表面から供給搬送路53Yに戻された現像剤は、供給搬送路53Yの搬送方向下流端まで搬送されると、第一仕切り壁501の開口部を通って攪拌搬送路55Yに進入する。
一方、現像ローラ51Yに供給された現像剤は、図2中の矢印の方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体1Yとの対向位置(現像領域である)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体1Y上に形成された潜像にトナーが転移する。その後、現像ローラ51Y上の現像剤は、現像ローラ51Yから分離・離脱して、回収搬送路54Yに受け渡される。現像ローラ51Yから回収搬送路54Yに受け渡され、回収スクリュウ57Yによって回収搬送路54Yの搬送方向下流端まで搬送された現像剤は第二仕切り壁502の開口部を通って攪拌搬送路58Yに進入する。
攪拌搬送路55Y内では、現像剤が前述のようにして適宜補給されたトナーとともに攪拌スクリュウ58Yによって、混合・攪拌されながら、攪拌搬送路55Y内を図中手前側に向かって搬送される。そして、第一仕切り壁501の図示しない開口部を通って供給搬送路53Yに進入する。攪拌搬送路55Yの下方には、図示しない透磁率センサからなるトナー濃度検知センサが配設されており、これによる検知結果に基づいて駆動を制御されるトナー補給装置60Yは、トナー収容器32Y内のトナーを撹拌搬送路55Y内に供給する。
先に示した図1において、容器装着部31に装着されたトナー収容器32Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、それぞれY,M,C,K用のトナー補給装置によって現像装置5Y,M,C,K内に適宜補給される。4つのトナー補給装置は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
図3は、Y用のトナー補給装置60Yを示す拡大構成図である。Y用のトナー収容器32Yは、トナーを収容しているボトル部32Y2と、ボトル部32Y2の頭部に係合してボトル部32Y2を回転可能に保持するキャップ部32Y1とを有している。Y用のトナー収容器32Yが容器装着部31に装着されると、その装着動作に連動して、キャップ部32Y1の穴部32Y1bに容器装着部31のY用のノズル72Yが挿入される。このとき、トナー収容器32Yの開閉部材としての口栓部材32Y3は、ノズル72Yと爪部材75Yとに挟まれた状態で、トナー排出口32Y1a(粉体排出口)を開放する。これにより、トナー排出口32Y1aとノズル72Yに設けられたトナー受入口(粉体受入口)とが連通し、トナー収容器32Yのボトル部32Y2(粉体収容部)内に収容されたYトナーが、トナー排出口32Y1aを介して、ノズル72Y内に搬送される。
一方、ノズル72Yの他端は、トナー補給経路としてのチューブ69Yの一端が接続されている。チューブ69Yは、耐トナー性に優れたフレキシブルな材料からなり、その他端がトナー補給装置60Yのスクリュウポンプ61Y(吸引ポンプ)に接続されている。チューブ69Yは、その内径が4〜10mmになるように形成されている。チューブ69Yの材料としては、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等のゴム材料や、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂材料を用いることができる。このようなフレキシブルなチューブ69Yを用いることで、トナー補給経路のレイアウトの自由度が増して、画像形成装置が小型化される。
スクリュウポンプ61Yは、吸引型一軸偏心スクリュウポンプからなり、ロータ65Y、ステータ62Y、吸引口63Y、ユニバーサルジョイント64Y、モータ66Y、等を具備している。ロータ65Y、ステータ62Y、ユニバーサルジョイント64Y等は、図示しないケース内に収納されている。ステータ62Yは、ゴム等の弾性材料からなる雌ねじ状部材であって、その内部にはダブルピッチの螺旋溝が形成されている。ロータ65Yは、金属等の剛性材料からなる螺旋状にねじれて形成された雄ねじ状部材であって、ステータ62Y内に回動自在に嵌挿されている。ロータ65Yの一端は、ユニバーサルジョイント64Yを介して、モータ66Yに連結されている。
スクリュウポンプ61Yは、モータ66Yによってステータ62Y内のロータ65Yを所定方向に回転駆動させることで、吸引口63Yに吸引力を発生させる(チューブ69Y内の空気を送出してチューブ69Y内に負圧を発生させる。)。これにより、トナー収容器32Y内のYトナーが空気とともにチューブ69Yを介して吸引口63Yに吸引される。吸引口63Yまで吸引されたYトナーは、ステータ62Yとロータ65Yとの隙間に送入されて、ロータ65Yの回転に沿って他端側に送出されて、トナー搬送パイプ68Yを介して現像装置5Y内に補給される(図3中の破線矢印方向の移動である。)。なお、現像装置5Yに補給されるYトナーを一時的に収容するホッパを、スクリュウポンプ61Yと現像装置5Yとの間に設置してもよい。
トナー収容器32Yのボトル部32Y2は、略円筒状の形状に形成され、その内周面には螺旋状の突起32Y2aが設けられている(外周面側から見ると螺旋状の溝となっている。)。ボトル部32Yaが筐体100に設けられた後述するトナー収容器駆動部によって図中矢印方向に回転駆動されると、螺旋状の突起32Y2aがボトル部32Y2内に収容されているYトナーをキャップ部32Y1内のスペース(トナー貯留部32Y1k)に向けて送り出す。なお、先に示した図1において、トナー収容器32Y,M,C,Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんど消費されて空になったとき)に新品のものに交換される。
図4は、容器装着部31をY用のトナー収容器32Yとともに示す斜視図である。粉体収容器装着部である容器装着部31は、トナー収容器固定部70、トナー収容器ガイド部80、トナー収容器駆動部90等を具備している。各色のトナー収容器は、トナー収容器固定部70の開口を通じてトナー収容器ガイド部80上に装着される。同図においては、各色のトナー収容器のうち、Y用のトナー収容器32Yが容器装着部31に装着される状態を示している。
図5は、トナー収容器駆動部90のY用駆動手段を示す斜視図である。トナー収容器駆動部90は、図示のY用駆動手段の他、これと同様の構成の図示しないM用駆動手段、C用駆動手段、及びK用駆動手段も有している。トナー収容器駆動部90のY用駆動手段は、駆動カップリング91Y、駆動モータ92Y、スプリング93Y、軸94Y等を具備している。駆動カップリング91Yは、ボトル部32Y2の底部に形成された駆動入力部32Y2b(図20を参照)に係合するよう配設されている。駆動カップリング91Yと駆動モータ92Yとは、軸94Y及びこれに設けられたギヤ95Yを介して連結しており、駆動モータ92Yの駆動力が軸94Y及びギヤ95Yを介して駆動カップリング91Yに伝達される。そして、その駆動力が、駆動カップリング91Yに係合したトナー収容器32Yのボトル部32Y2に伝わって、ボトル部32Y2を回転せしめる。軸94Yにはスプリング93Yが巻かれており、駆動カップリング91Yをトナー収容器32Yに向けて付勢している。
図6は、容器装着部31と、これに装着されようとしているY用のトナー収容器32Yとを示す拡大構成図である。また、図7は、容器装着部31と、これに装着されたY用のトナー収容器32Yとを示す拡大構成図である。これらの図において、駆動カップリング91Yは、トナー収容器32Yの着脱方向と平行の方向にスライド移動可能に設けられており、スプリング93Yによって、トナー収容器32Yに向けて付勢されている。トナー収容器32Yが図6の矢印の方向に移動せしめられて容器装着部31に装着されると、駆動カップリング91Yは、駆動入力部32Y2bと係合しながら、トナー収容器32Yに押されて装着方向奥側(図中矢印下流側)へと移動する。この際、スプリング93Yの反発力により、トナー収容器32Yを装着方向手前側(矢印上流側)に向けて押し返す。
トナー収容器32Yが容器装着部31から脱離される際には、まず、容器装着部31によるトナー収容器32Yの保持が解除される。すると、スプリング93による付勢力によって、トナー収容器32Yが離脱する方向(図7の左方向)へ移動する。これにより、トナー収容器32Yがトナー収容器挿入口71Yから飛び出す格好(ポップアップ動作)になるので、ユーザーは把持部32Y1cを把持して容易にトナー収容器32Yを容器装着部31から取り出すことが可能になる。
図8は、容器装着部31のトナー収容器固定部70を示す拡大斜視図である。トナー収容器固定部70は、各色のトナー収容器のキャップ部をそれぞれ非回転で保持するものであり、上前ケース701と、下前ケース702とを有している。そして、上前ケース701や、下前ケース702には、トナー収容器挿入口71Y,M,C,K、管部材としてのノズル72Y,M,C,K、アンテナ基板74Y,M,C,K、トナー収容器のトナー排出口を閉鎖する方向に口栓部材を付勢する爪部材75Y,M,C,K、トナー収容器を容器装着部31へ固定/解除するトナー収容器固定解除レバー76Y,M,C,K、位置決め部材78Y,M,C,K、等が設けられている。
図9は、トナー収容器固定解除レバー76Yを固定位置で係止している状態の、下前ケース702のY用キャップ保持部を示す拡大斜視図である。また、図10は、トナー収容器固定解除レバー76Yを解除位置で係止している状態の、下前ケース702のY用キャップ保持部を示す拡大斜視図である。これらの図において、下前ケース702のY用キャップ保持部には、Y用のトナー収容器のキャップ部の装着動作に連動してキャップ部の位置決めを行う位置決め部材78Yが設けられている。位置決め部材78Yは、図示しないY用のトナー収容器の着脱方向に沿って延設された凸部であり、ノズル72Yの中心軸を通る鉛直線を中心として左右対称に設けられている。
下前ケース702には、水平方向であって、且つトナー収容器の着脱方向に沿って延在するノズル72Yが配設されている。ノズル72Yの上部には、粉体受入口としてのトナー受入口72aYが、開口面が上を向くように設けられている。
下前ケース702の底部には、Y用のトナー収容器の着脱動作に連動してY用のトナー収容器のキャップ部のトナー排出口を閉鎖する方向に口栓部材を付勢するための爪部材75Yが設けられている。爪部材75Yは、回転支軸を中心にして図中矢印方向に回動可能に下前ケース702に保持されている。そして、板バネ77Yにより、図示しないトナー収容器のキャップ部の着脱を妨げない位置から口栓部材に係合する位置に突出方向に付勢されている。つまり、爪部材75Yは下方から上方へ付勢されている。
また、下前ケース702のY用キャップ保持部の図中手前側端部付近には、図示しないトナー収容器をトナー収容器固定部(70)に固定したり、固定を解除したりするためのトナー収容器固定解除レバー76Yが設けられている。このトナー収容器固定解除レバー76Yは、図9に示すように爪部材75Yの上方の固定位置で係止されることで、図示しないYトナー収容器のキャップ部を下前ケース702のY用キャップ保持部に固定する。また、図10に示すように、爪部材75Yの上方から待避する解除位置で係止されることで、図示しないYトナー収容器のキャップ部のY用キャップ保持部に対する固定を解除したりする。
図11は、Y用のトナー収容器固定解除レバー76Yを示す拡大斜視図である。同図において、トナー収容器固定解除レバー76Yは、図示しないトナー収容器のキャップ部を固定・保持するための爪部76Ya、レバー部76Yb、リブ76Ycなどを具備している。先に図9に示したように、トナー収容器固定解除レバー76Yは、水平方向であって、且つトナー収容器の着脱方向に対して略直交する方向に往復移動可能に設けられている。そして、スプリング(図12の76Yd)により、トナー収容器挿入口に向けて付勢されている。図10に示すように、ユーザーがトナー収容器固定解除レバー76Yのレバー部76bに指を引っ掛けて、トナー収容器固定解除レバー76Yをスプリングによる付勢方向に抗する方向(図10の矢印の方向)にスライドさせて図19の解除位置まで移動させることができる。
図12は、固定位置に係止されたトナー収容器固定解除レバー76Yと、トナー収容器のキャップ部31Y1とを示す正面図である。また、図13は、解除位置に係止されたトナー収容器固定解除レバー76Yと、トナー収容器のキャップ部32Y1とを示す正面図である。図12に示すように、固定位置に係止されたトナー収容器固定解除レバー76Yは、キャップ部32Y1に係合してキャップ部32Y1をY用キャップ保持部に固定する。また、図13に示すように、解除位置に係止されたトナー収容器固定解除レバー76Yは、キャップ部32Y1との係合を解かれるとともに、トナー収容器が容器装着部(31)から引き抜かれる際のトナー収容器の移動軌道上から待避して、キャップ部32Y1のY用キャップ保持部への固定を解除する。
図14は、容器装着部への装着過程が第1期(初期)である状態のトナー収容器32Yの頭部と、トナー収容器固定解除レバー76Yとを重力方向の下方から示す平面図である。また、図15は、容器装着部への装着過程が第2期である状態のトナー収容器32の頭部と、トナー収容器固定解除レバー76Yとを重力方向の下方から示す平面図である。また、図16は、容器装着部への装着過程が第3期である状態のトナー収容器32の頭部と、トナー収容器固定解除レバー76Yとを重力方向の下方から示す平面図である。また、図17は、容器装着部への装着過程が第4期(完了期)である状態のトナー収容器32の頭部と、トナー収容器固定解除レバー76Yとを重力方向の下方から示す平面図である。これらの図において、矢印X方向は、トナー収容器32Yを容器装着部(31)に装着する際の装着方向を示している。図14に示すように、トナー収容器32Yの容器装着部(31)への装着が開始されると、トナー収容器固定解除レバー76Yの爪部76Yaの傾斜面76Ya1が、トナー収容器32Yのトナー排出部32Y1dと当接する。この状態でトナー収容器32Yが更に装着方向に押し込まれると、図15に示すように、トナー収容器固定解除レバー76Yは、トナー排出部32Y1dの後端エッジ上で自らの傾斜面76Ya1を滑動させながら、スプリング76Ydによる付勢方向に抗する方向(同図矢印方向)にスライド移動する。この状態からトナー収容器32Yが更に装着方向に押し込まれると、図16に示すように、トナー収容器固定解除レバー76Yは更にスプリング76Ydに抗する方向にスライド移動して、自らの爪部76aの先端をトナー排出部32Y1dの側面に接触させるようになる。トナー収容器32Yが容器装着部(31)に完全に装着されると、図17に示すように、トナー収容器32Yのトナー排出部32Y1dは、トナー収容器固定解除レバー76Yよりも装着方向奥側(図17の下側)へと移動する。すると、トナー排出部32Y1dとの当接により押動されていたトナー収容器固定解除レバー76Yは、トナー排出部32Y1dによる押動から開放され、スプリング76dの付勢力によって矢印Zの方向に移動し、トナー挿入口から突出した位置(固定位置)へ戻る。トナー収容器32Yは、上述のトナー収容器駆動部90の駆動カップリング91Yと、トナー収容器固定解除レバー76Yとに狭持されることで、その着脱方向において固定・保持される。
図18は、レバー位置センサ79Yと、固定位置にある状態のトナー収容器固定解除レバー76Yとを示す斜視図である。また、図19は、レバー位置センサ79Yと、固定位置にある状態のトナー収容器固定解除レバー76Yとを示す正面図である。これらの図に示されるレバー位置センサ79Yは、図8に示したトナー収容器固定部70に保持されている。そして、自らの発光素子から発した光を、発光素子と所定の間隙を介して対向している自らの受光素子で受光することができる。トナー収容器固定解除レバー76Yが固定位置にあるときには、図18や図19に示したように、レバー位置センサ79Yの発光素子と受光素子との間に、トナー収容器固定解除レバー76のリブ76Ycが介在する。これにより、発光素子からの光がリブ76Ycで遮られて受光素子まで届かなくなる。すると、これにより、レバー位置センサ79Yはトナー収容器固定解除レバー76が固定位置に係止されたことを検知して、検知信号を出力する(出力オン)。
図20は、レバー位置センサ79Yと、解除位置にある状態のトナー収容器固定解除レバー76Yとを示す斜視図である。また、図21は、レバー位置センサ79Yと、解除位置にある状態のトナー収容器固定解除レバー76Yとを示す正面図である。トナー収容器固定解除レバー76Yが解除位置に移動すると、それらの図に示すように、トナー収容器固定解除レバー76Yのリブ76Ycが、レバー位置センサ79Yの発光素子と受光素子との間から待避する。これにより、発光素子からの光が受光素子まで届くようになることで、レバー位置センサ79Yはトナー収容器固定解除レバー76が固定位置から待避したことを検知して、検知信号を出力しなくなる(出力オフ)。
レバー位置センサ79Yとして透過型光センサからなるものを用いた例について説明したが、反射型光センサからなるものを用いてもよい。また、本実施形態では、トナー収容器固定解除レバー76Yに設けたリブ76Ycによる遮光の有無によってトナー収容器固定解除レバー76Yについて固定位置にあるか否かを検知するようにしているが、他の方法による検知を行ってもよい。例えば、トナー収容器固定解除レバー76Yの移動に連動して移動するレバーとは別体の部材の位置変化を利用して、トナー収容器固定解除レバー76Yについて固定位置にあるか否かを検知するようにしてもよい。
先に示した図12において、トナー収容器32Yの固定を解除する場合には、まず、トナー収容器固定解除レバー76Yのレバー部76Ybに指を掛けて、スプリング76dによる付勢方向とは反対の方向(図12の矢印方向)へトナー収容器固定解除レバー76をスライドさせる。そして、トナー収容器固定解除レバー76Yの爪部76Yaをキャップ部32Y1に係合させない解除位置まで移動させることで、トナー収容器32Yの固定状態を解除する。トナー収容器32Yは、先に図6に示したように、トナー収容器駆動部90の駆動カップリング91Yによって付勢されているために、図8に示したトナー収容器固定部70のトナー収容器挿入口71Yから飛び出す。すると、トナー収容器固定解除レバー76Yの爪部76Yaの先端が、先に図16に示したように、トナー収容器32Yのトナー排出部32Y1dの側面に当接するようになるので、トナー収容器固定解除レバー76の固定位置への戻り移動が阻止される(解除位置が維持される。)。その後、操作者は、把持部32Y1cを把持してトナー収容器32Yを離脱方向(矢印Xとは反対の方向)へ移動させて引き抜くと、爪部76Yaとトナー排出部32Y1dとの当接状態が解除され、トナー収容器固定解除レバー76がスプリング76dの付勢力によって固定位置へ戻る。但し、このとき、容器装着部(31)にY用のトナー収容器は装着されていないので、トナー収容器固定解除レバー76は固定位置にあるものの、トナー収容器を容器装着部に固定する状態にはならない。
先に示した図1において、筺体100の図中手前側に設けられた図示しない本体扉を開放すると、容器装着部31が露呈される。詳しくは、筺体100の本体扉を開放すると、図22に示すように、容器装着部のトナー収容器固定部70が外部に露呈する。容器装着部に何れの色のトナー収容器も装着されていない場合には、図示のように、トナー収容器固定部70に設けられた4つのトナー収容器挿入口71Y,C,M,Kが操作者に向けて開口した状態になる。操作者は、それら4つのトナー収容器挿入口71Y,C,M,Kを通じて、Y,M,C,K用のトナー収容器を装着したり取り出したりする。なお、トナー収容器挿入口71Y,C,M,Kの形状は色ごとに異なっている。また、Y,C,M,K用のトナー収容器のキャップ部の形状は、それぞれに対応するトナー収容器挿入口71Y,C,M,Kに係合し得るものになっている。これにより、異なる色のトナー収容器を装着してしまうという誤装着の発生が回避される。
図23は、Y用のトナー収容器32Yを頭部側(キャップ部側)から示す拡大斜視図である。また、図24は、Y用のトナー収容器32Yを後端側から示す拡大斜視図である。トナー収容器32Yは、トナーを収容している筒状のボトル部32Y2と、これの頭部に係合してボトル部32Y2を回転可能に保持するキャップ部32Y1とを有している。キャップ部32Y1には、法線方向に突出する突起部32Y1eが形成されている。一方、先に図22に示したトナー収容器挿入口71Y,C,M,Kには、第1案内溝71Y1、71C1、71M1、71K1が形成されている。図23に示したY用のトナー収容器32Yの突起部32Y1eは、それら4つの第1案内溝のうち、Y用の第1案内溝71M1に対してのみ係合することが可能になっている。同様にして、図示しないC,M,K用のトナー収容器に形成された突起部は、それぞれ自らに対応する第1案内溝に対してのみ係合することが可能になっている。
先に示した図8において、トナー収容器固定部70の上前ケース701には、Y,C,M,K用のアンテナ基板74Y,C,M,Kが固定されている。一方、図23において、トナー収容器32Yのキャップ部32Y1には、電子基板32Y1fが固定されている。トナー収容器32Yが容器装着部に装着されてそのキャップ部32Y1が図8のトナー収容器固定部70に固定されると、トナー収容器32Yの電子基板32Y1fが、上前ケース701のアンテナ基板74Yと対向する。同様にして、図示しないC,M,Kのトナー収容器が容器装着部に装着されると、それらトナー収容器のキャップ部にそれぞれ固定されたC,M,K用の電子基板が、アンテナ基板74C,M,Kと対向する。
Y用のトナー収容器32Yの電子基板32Y1fには、図示しない電子記録手段としてのICチップが搭載されており、その中に、トナー収容器の製造番号、リサイクル回数、ロット番号、トナー色、筐体100の使用履歴、トナー残量(あるいは使用時間)等の各種情報を格納している。筺体100内に配設された図示しない制御部は、アンテナ基板74Yを介して電子基板32Y1fと通信することが可能になっており、電子基板32Y1fのICチップに対して各種情報を読み込むためのアクセスをしたり、情報を更新するためのアクセスをしたりする。同様にして、アンテナ基板74C,M,Kを介して、C,M,K用のトナー収容器の電子基板と通信を行うことも可能である。
なお、先に図8に示したように、アンテナ基板74Y,C,M,Kは、容器装着部31に装着された図示しないY,C,M,K用のトナー収容器の上方に位置するように配設されている。このため、アンテナ基板74Y,C,M,Kの受信面は、鉛直方向下側に向くように設けられている。このような構成により、アンテナ基板74Y,C,M,Kの受信面上にトナーが落下することがなくなるため、電子基板とアンテナ基板との間にトナーが介在して双方間の通信感度が悪化する不具合を抑止することができる。
図25は、Y用のトナー収容器のボトル部32Y2を示す拡大斜視図である。ボトル部32Y2は、頭部(筐体100に対する装着方向からみて手前側端部)に開口部32Y2cを有している。ボトル部32Y2の内壁には螺旋状の突起32Y2aが形成されている。さらに、ボトル部32Y2は、底部(筐体100に対する装着方向からみて奥側端部)に筐体100の駆動カップリング(91Y)と係合する駆動入力部(図24の32Y2b)を有している。そして、駆動カップリング(91Y)から駆動力を受けて所定方向に回転するのに伴って、内部に収容しているトナーを開口部32Y2cに向けて搬送する。すると、ボトル部32Y2内のYトナーが、開口部32Y2cから排出される。排出されたYトナーは、図24に示すように、ボトル部32Y2の頭部に係合しているキャップ部32Y1内に受け入れられる。そして、キャップ部32Y1のトナー貯留部に貯留されたる。
ボトル部32Yの2つの駆動入力部32Y2bは、ボトル部32Y2の回転中心軸を基準として180度の分配角の関係になるように配設されている。これに対し、筐体の駆動カップリング(91Y)の爪部材を3つ以上として、それらの爪部材に係合するように駆動入力部32Y2bを3つ以上形成して、それらの駆動入力部32Y2bをボトル部32Y2の回転中心軸を基準として等しい分配角で配設することもできる。その場合には、トナー収容器32Yを回転駆動する際のトルク変動を軽減することができるが、駆動入力部32Y2b(爪部材)の本数が増える分だけトナー収容器32Yの装着操作時に駆動入力部32Y2bと爪部材とが干渉する確率が増えてしまう。したがって、駆動入力部32Y2b(爪部材)の本数は、トルク変動によるトナー収容器32Yからのトナー排出性の良否と、駆動入力部32Y2b材と爪部材との干渉によるトナー収容器32Yのセット性の良否と、を総合的に判断して設定する必要がある。
図26は、キャップ部32Y1を先端側から示す拡大斜視図である。また、図27は、キャップ部32Y1を後端側から示す拡大斜視図である。キャップ部32Y1は、容器装着部(31)に対する装着操作によって容器装着部のトナー収容器固定部(70)に固定保持される。固定された状態のキャップ部32Y1は、ボトル部32Y2を回転可能に保持する。
キャップ部32Y1には、電子基板32Y1f、色識別用突起部材32Y1e(突起部)、把持部32Y1c、トナー排出部32Y1d等が設けられている。また、キャップ部32Y1のトナー排出部32Y1dの両側側面には、容器装着部31の位置決め部材78が係合する係合部としての第一溝部32Y1gが設けられている。
図28は、キャップ部32Y1を正面側、後方側、上方、下方、側面側からそれぞれ示す図である。キャップ部32Y1の第一溝部32Y1gは、相対向する2つの水平面32Y1ga、32Y1gbと、それら水平面の間に設けられた鉛直面32Y1gcとが、容器着脱方向に延在するように形成されている。キャップ部32Y1は、ボトル部32Y2の回転には連動せずに、溝部32Y1gが位置決め部材78に係合した状態で容器装着部31のトナー収容器固定部70に固定保持される。
図29は、キャップ部32Y1の分解斜視図である。キャップ部32Y1は、キャップ部本体32Y10、把持部本体32Y20、ノズル挿入部32Y30等を具備している。図30は、把持部本体32Y20を、図29の矢印Aから示す拡大斜視図である。キャップ部本体32Y10と把持部本体32Y20とは、把持部本体32Y20の一部がキャップ部本体32Y10に覆われるようにして嵌合させしめられ、把持部本体32Y20のリブ部32Y20bを接着面として接着又は溶着されている。また、把持部本体32Y20の鉛直方向下部には、窪みが形成されており、この窪みの中に、ノズル挿入部32Y30が嵌合せしめられている。
図29に示すように、キャップ部本体32Y10の外周面上には、電子基板32Y1f、色識別用突起部材32Y1e(突起部)等が備えられている。また、把持部本体32Y20は、円筒形状部から着脱方向に突出した把持部32Y1cと、円筒形状部の下方に配設されたトナー排出部32Y1dが備えられている。また、図30に示すように、円筒形状部内には、トナーを一時的に貯留するトナー貯留部32Y1k(空洞)と、トナー貯留部32Y1kとトナー排出部32Y1dとを連通させる円柱空間32Y1pが設けられている。把持部本体32Y20のトナー排出部32Y1dは、第一溝部32Y1g、被圧接部32Y1h、ノズル挿入口32Y1j等から構成されている。また、ノズル挿入口32Y1jを囲むように、シール材32Y20cが備えられている。シール材32Y20cは、トナー収容器32Yが容器装着部31Yに装着された際、ノズル72とノズル挿入口32Y1jとの間からのトナー漏れを防止することができる。また、シール材32Y20cは、トナー収容器32Yが容器装着部31Y内をスライドして完全に装着された際の衝撃を吸収する機能をも有する。つまり、キャップ部32Y1とボトル部32Y2とのシール性は、キャップ部32Y1の把持部本体32Y20に貼着されたシール材32Y20aによって確保されている。ボトル部32Y2の開口部32Y2cがキャップ部32Y1のシール材32Y20aに食い込み摺動することによって、双方の部材の間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
図29において、ノズル挿入部32Y30は、口栓部材32Y3を収納する穴部32Y1b、穴部32Y1bの上方面に形成されている。そして、トナー貯留部32Y1kと穴部32Y1bとを連通するトナー排出口32Y1a、トナー貯留部32Y1kの下部に形成された円柱空間32Y1p内に嵌め込まれ、トナー貯留部32Y1kとトナー排出口32Y1aとの間で排出トナーの経路を形成するトナー排出経路32Y30aなどを有している。ノズル挿入部32Y30が、把持部本体32Y20のトナー排出部32Y1dに設けられた窪みに嵌合したときに、穴部32Y1bは、トナー排出部32Y1dのノズル挿入口32Y1jと連通するように構成されている。
穴部32Y1b内には円柱形状と、その端部に対称に突出した板状の突出部からなる口栓部材32Y3とが収納されている。口栓部材32Y3は、穴部32Y1b内を移動することにより、トナー排出口32Y1aの開放、閉鎖をおこなう。口栓部材32Y3のトナー収容器装着方向からみて手前側端部には、円柱中心軸に垂直の方向であって水平に延在する突出部が設けられている。この突出部に容器装着部31の爪部材75が係合することで、トナー収容器32Yの離脱動作に連動して、爪部材75が、口栓部材32Y3をトナー排出口32Y1aの閉鎖する方向に付勢し、移動させる。
ノズル挿入部32Y30には、口栓部材32Y3に対してトナー排出口32Y1aを閉鎖する方向へ付勢する付勢部材としてのスプリング32Y30bを設けても良い。スプリング32Y30bも、その付勢力によって、トナー収容器32Yが離脱する際に、口栓部材32Y3をトナー排出口32Y1aの閉鎖する方向に移動させる機能を有する。スプリング32Y30bは、口栓部材32Y3がトナー排出口32Y1aを閉鎖する方向へ移動する際の初期動作を加速させることができるため、トナー排出口32Y1aからのトナー漏れを低減させることができる点で好ましい。口栓部材32Y3と爪部材75との係合、又は、スプリング32Y30bによる付勢のいずれかであれば、口栓部材32Y3をトナー排出口32Y1aの閉鎖する方向へ移動させることができるが、両機能を有していることにより、確実にトナー収容器離脱時のトナー排出口32Y1aからのトナー漏れを低減させることができる。なお、本実施形態では、爪部材75およびスプリング32Y30bの両方を設けた構成を例にして説明する。
図31は、トナー収容器32Yの頭部を示す縦断面図である。同図において、穴部32Y1bには、トナー収容器32Yの着脱動作に連動してトナー排出口32Y1aを開閉する開閉部材としての口栓部材32Y3が設けられている。口栓部材32Y3の両端には、口栓部材32Y3と穴部32Y1bとの隙間からのトナー漏れを抑止するためのOリング32Y30d、32Y30eが設置されている。さらに、トナー排出経路32Y30aの周面部には、把持部本体32Y20とノズル挿入部32Y30との隙間からのトナー漏れを抑止するためのOリング32Y30cが設置されている。また、穴部32Y1bの端部であって、筺体100への装着方向からみて奥側(図31の右側)は、ノズル挿入口32Y1jと連通している。ノズル挿入口32Y1jには、容器装着部31への装着動作に連動して、ノズル(図6の72Y)が挿入される。
先に示した図29において、キャップ部32Y1の底面には、プリンタの筺体側に固定された爪部材(図3の75)が係合して、口栓部材32Y3が相対的に移動するための第二溝部32Y1iが設けられている。さらには、キャップ部32Y1の底面には、第二溝部32Y1iと直線上に並ぶように(トナー収容器装着方向からみて重なるように)配置された第三溝部32Y1qが形成されている。そして、第二溝部32Y1iと第三溝部32Y1qとの間には、容器装着部31の爪部材75と滑動して、トナー収容器32Yの装着を妨げないように爪部材75を下方側に押し下げるための滑動面32Y1rが設けられている。滑動面32Y1rの第三溝部32Y1q側の縁は、爪部材75をスムーズに押し下げるための傾斜面を有している。
キャップ部32Y1の上面に設置された電子基板32Y1fは、RFID等であって、先に図8示したように、筐体100(アンテナ基板74)との間でトナー収容器32Yやプリンタ筐体に関する情報の通信をおこなうためのものである。電子基板32Y1fは、トナー収容器32Yの長手軸を挟んで穴部32Y1bとは反対の位置に設けられている。このような配置にすることによって、穴部近傍に付着したトナーが電子基板32Y1fに付着し、アンテナ基板74との通信感度が悪化するなどの不具合を抑止することができる。
先に示した図26において、キャップ部32Y1の装着方向から見て手前側には、トナー収容器32Yの着脱作業をおこなう際にユーザーが把持するための把持部32Y1cが設けられている。把持部32Y1cは、キャップ部32Y1上のノズル挿入口32Y1jが設けられた面とは反対側の面に、トナー収容器32Yの離脱する方向に突出するように形成されている。このように構成することで、ユーザーが把持部32Y1cを把持する際に、トナーが付着する傾向のあるノズル挿入口32Y1jに触れてしまうことを抑制することができる。
図32は、Y用のトナー収容器のキャップ部32Y1を示す正面図である。また、図33は、M用のトナー収容器のキャップ部32M1を示す正面図である。また、図34は、C用のトナー収容器のキャップ部32C1を示す正面図である。また、図35は、K用のトナー収容器のキャップ部32K1を示す正面図である。各色のキャップ部に設けられたカラー識別用突起部材32Y1e(突起部)、32M1e、32C1e、32K1eは、先に図22に示したトナー収容器挿入口71Y,C,M,Kの第一案内溝にのみ係合するようになっている。
図31に示したトナー排出口32Y1aの縁の奥側が、色識別用突起部材32Y1eの奥側端部よりも、手前側に配置されている。このように配置することで、誤って異なる色のトナー収容器32Yが容器装着部31Yに挿入された場合であっても、色識別用突起部材32Y1eとトナー収容器挿入口71Yとの干渉により、色識別用突起部材32Y1eの装着方向奥側端部までしかトナー収容器32Yが挿入されることがなくなる。よって、ノズル72の挿入によってトナー排出口32Y1aが開放されることがない。したがって、トナー排出口32Y1aからのトナー漏出によって、容器装着部内にトナーが落下したり、トナー収容器収容器を異なる色のトナーで汚したりすることを防ぐことができる。
被圧接部32Y1hは、トナー収容器32Yが容器装着部31Yに装着された状態において、容器装着部31Yのトナー収容器固定解除レバー76の爪部76aに圧接されて、容器装着部31Yに保持されるように構成されている。すなわち、駆動カップリング91によって付勢されるトナー収容器32Yが、トナー収容器固定解除レバー76に保持されて、着脱方向に関して固定される際、被圧接部32Y1hは、トナー収容器固定解除レバー76に圧接される位置に配設されている。
先に示した図26において、被圧接部32Y1hは、キャップ部32Y1における着脱方向に対する垂直な平面32Y1nから、離脱する方向へ突出する2つの突出部材(リブ)で構成されている。被圧接部32Y1hは、駆動カップリング91による奥側から手前側への付勢力によって、トナー収容器固定解除レバー76に圧接され、その2つの突出部材の頂点でトナー収容器32Yの着脱方向に関する位置決め精度を向上させる。
平面32Y1nの、被圧接部32Y1h形成面とは反対の位置(裏側)には、着脱方向と平行な方向、すなわち被圧接部32Y1hの突出方向と平行な方向に延在した摺接部32Y1m(リブ)が設けられている。摺接部32Y1mは、トナー収容器32Yが容器装着部31Yに着脱される際に、トナー固定解除レバー76と摺接して、トナー収容器固定解除レバー76の解除位置(トナー収容器の着脱を妨げない位置)の姿勢を保持するものである。また、摺接部32Y1mは、被圧接部32Y1hが形成される平面32Y1の強度を確保する機能も有している。また、摺接部32Y1mとしての2つのリブのうち、上側のリブは、容器装着部31Yの位置決め部材78と係合する第一溝部32Y1gを形成する水平面32Y1gbとして構成されている。
図36は、装着過程の第1期(初期)にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図である。また、図37は、装着過程の第2期にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図である。また、図38は、装着過程の第3期にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図である。また、図39は、装着過程の第4期(完了期)にある状態のトナー収容器の頭部をその周囲構成とともに示す縦断面図である。これらの図において、矢印X方向は、トナー収容器32Yが容器装着部(31)に装着される方向を示している。図40は、容器装着部31に設けられたノズル72Y、爪部材75Yおよびトナー容器固定解除レバー76Yの位置関係を示す斜視図である。また、図41は、同位置関係を示す側面図である。図41においては、トナー容器32Yは左側から右側に向かって移動し、装着されることになる。
トナー収容器32Yを容器装着部(31)に装着する場合は、まず、プリンタ筐体の前面(図1の紙面手前側)に設けられた本体扉を開放して容器装着部(31)を露出させる。その後、ユーザーは把持部32Y1cを把持しながら、トナー収容器32Yを容器装着部31内に向けて押し込む。すなわち、装着方向手前側からみて、キャップ部32Y1がボトル部32Y2に対して手前になるように、ボトル部32Y2(又は、トナー収容器32Y)の長手方向に沿って、トナー収容器32Yが容器装着部に装着される。このとき、摺接部としてのリブ32Y1mのトナー収容器32Y装着方向に対して奥側端部が、トナー収容器固定解除レバー76Yの爪部傾斜面76a1と当接する。トナー収容器固定解除レバー76Yの傾斜面76Ya1は、挿入方向に進むほどトナー収容器側に迫り出すように傾斜している。トナー収容器32Yの装着が進むと、トナー収容器固定解除レバー76は、リブ32Y1mの奥側端部に押動されて、トナー収容器の装着を妨げない位置(解除位置)へ移動する。解除位置に押動されたトナー収容器固定解除レバー76Yの先端部とリブ32Y1mとが摺接しながら、トナー収容器32Yの装着が進むと、爪部材75Yが図36に示すようにトナー収容器32Yの底面に設けられた第三溝部32Y1qに入り込む。このとき、キャップ部32Y1の第一溝部32Y1gと、容器装着部31Yの位置決め部材78Yとが係合し、位置決めが開始される。
トナー収容器32Yの装着が進むと、容器装着部31Yの爪部材75Yが、図37に示すように、キャップ部32Y1の滑動面32Y1rまで突き当たる。すると、爪部材75Yは、滑動面32Y1rの縁に設けられた傾斜面によって、下方に押し下げられ、キャップ部32Y1の装着を妨げない位置(退避位置)に移動する。そして、爪部材75Yが下方に押し下げられた状態で滑動面32Y1r上を滑動しながら、トナー収容器32Yの装着が進む。
その後、さらにトナー収容器32Yの装着が進み、爪部材75が第二溝部32Y1iまで達すると、図38に示すように、第二溝部32Y1i内に入り込むように、口栓部材32Y3に係合する位置に突出する(回転支軸75aを中心とした回転である。)。爪部材75Yは滑動面32Y1rからの押動から開放されて、板バネ77Yによって上方に押し上げられる。このとき、口栓部材32Y3の装着方向奥側端部は、ノズル72Yと当接する位置まで達し、口栓部材32Y3は、ノズル72Yと爪部材75Yとによって狭持されて、容器装着部31Yにおける位置が固定された状態となる。
そして、トナー収容器32Yがさらに装着方向(矢印X方向)に移動すると、図39に示すように、第一溝部32Y1gと位置決め部材78Yとが係合した状態で、ノズル72Yがノズル挿入口32Y1jから挿入され、口栓部材32Y3は穴部32Y1b内を相対的に移動し、トナー排出口32Y1aの開放が行われる。そして、口栓部材32Y3がトナー排出口32Y1aを完全に開放し、ノズル72Yのトナー受入口72aYとトナー排出口32Y1aとが連通する位置までノズル72Yが挿入されるとともに、解除位置に移動してリブ32Y1m上を摺動していたトナー収容器固定解除レバー76Yは、リブ32Y1mの装着方向手前側端部まで達し、リブ32Y1mによる押動から開放されて、スプリング76Ydによる付勢力によって、固定位置に移動する(図12の状態である。)。以上により、トナー収容器32Yの装着動作が完了する。
トナー収容器32Yを筺体100の容器装着部31Yから取出(離脱)する場合には、これまで説明した装着時の手順とは逆の手順で操作が行われる。具体的には、まず、トナー収容器固定解除レバー76が解除位置に移動される。そして、容器装着部31Yの駆動カップリング91Yからの付勢力により、トナー収容器32Yは離脱方向に押動される(図39の左方向への移動である。)。同時に、スプリング32Y30bによる付勢力と、係合した爪部材75Yからの付勢とにより、口栓部材32Y3が穴部32Y1b内を移動してトナー排出口32Y1aの閉鎖が行われる。このとき、トナー収容器固定解除レバー76Yは、解除位置を維持したままでキャップ部32Y1のリブ32Y1m上を摺動することとなり、固定位置(トナー収容器の離脱を妨げる位置)へ移動することはない。その後、図39の状態からトナー収容器32Yがさらに離脱方向(矢印Xとは反対の方向である。)に移動すると、キャップ部32Y1の離脱を妨げない位置に爪部材75Yが押し下げられる(図37の状態)。さらにトナー収容器32Yが離脱方向に移動すると、爪部材75Yは滑動面32Y1rによる押動から開放されて、板バネ77Yによって、上方に押し上げられ、第三溝部32Y1qに入り込む(図36の状態)。そして、キャップ部32Y1が完全に離脱されると、トナー収容器固定解除レバー76Yは、リブ32Y1mによる押動から開放されて、スプリング76Ydによって固定位置に戻る。
本プリンタにおいては、Y,C,M,K用のトナー収容器のうち、いずれか一つのトナー収容器を着脱(交換)する際に、他のトナー収容器のトナー補給動作が停止しないように構成されている。つまり、Y,C,M,Kのトナー収容器を回転駆動するためのY,C,M,K用の駆動モータ(92Y,C,M,K)は、それぞれ独立駆動が可能であり、着脱されるトナー収容器以外の、容器装着部(31)に装着されているトナー収容器は、それぞれ専用の駆動モータからの駆動力を受けている。プリンタ筺体の前面に設けられた本体扉を開放すると、容器装着部にセットされたトナー収容器が露呈することになるが、トナー収容器は、回転するボトル部がキャップ部よりも奥側に位置している。このため、トナー収容器固定部70のトナー収容器挿入口からボトル部が露出していないため、着脱しないトナー収容器が駆動を受けていても、作業者が回転するボトル部に触れてしまうことはない。
しかしながら、着脱しようとするトナー収容器に、万が一、その作業時に駆動部からの駆動が伝わってしまった場合に、ユーザーが回転するボトル部に触れてしまうおそれがある。そこで、本プリンタにおいては、トナー収容器交換の際に、交換を要しないトナー収容器のトナー補給動作を止めずに容器交換が可能であって、交換するトナー収容器の回転駆動を確実に停止させることが可能な構成となっている。
図18〜図21を用いて説明したように、トナー収容器固定部70には、トナー収容器固定解除レバー76Yの位置を検知するレバー位置センサ79Yが配設されている。Y,C,M,Kについても、同様のレバー位置センサが設けられている。レバー位置センサ79Yの出力状態に応じて、トナー収容器の回転・回転の停止や、電子基板32Y1f(電子基板)への書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止を制御するようになっている。詳しくは、トナー収容器駆動部90の駆動・停止(トナー収容器の回転・回転の停止)や、電子基板32Y1fへの書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止を制御する制御部は、レバー位置センサ79Yの出力結果に基づいて回転等の制御を行う。
レバー位置センサ79Yの出力がオンの状態、即ち、図18や図19に示した状態のときには、制御部は、必要に応じて駆動モータ92Yを回転駆動する。しかし、レバー位置センサ79Yの出力がオフの状態、即ち、図20や図21に示した状態のときには、駆動モータ92Yの駆動が必要である場合であっても、駆動モータ92Yを強制的に停止させる。更に詳しく説明すると、トナー収容器32Yが容器装着部に装着されているときには、トナー収容器固定解除レバー76Yが固定位置に配置されて、トナー収容器32Yを固定・保持している。このとき、レバー位置センサ79Yはトナー収容器固定解除レバー76Yの位置を検出し、出力がONとなっている。制御部は、その出力を検知しているときには、駆動モータ92を必要に応じて駆動する。
一方、トナー収容器32Yの脱着操作の際に、トナー収容器固定解除レバー76Yが解除位置にスライドされると、レバー位置センサ79Yの出力はオフになる。制御部は、出力がオフになっている場合には、駆動モータ92Yの駆動が必要である場合であっても、駆動モータ92Yの駆動を強制停止させる。したがって、トナー収容器32Yが容器装着部に完全に挿入されて、トナー収容器固定解除レバー76Yが解除位置から固定位置に移動しない限り、駆動モータ92Yの駆動は行われない。これにより、トナー収容器32Yの装着動作途中で、ボトル部32Y2が回転して作業者がそのボトル部32Y2に触ってしまうという事態の発生を回避することができる。また、トナー収容器32Yの離脱の際においても、トナー収容器32Yを引き抜く前にトナー収容器固定解除レバー76Yを解除位置にスライドさせるので、離脱動作途中で、作業者が回転するボトル部32Yに触れてしまうという事態の発生を回避することができる。
図42は、トナー収容器固定解除レバー76Yとトナー収容器駆動部90とのトナー収容器着脱方向における位置関係を示す側面概略図である。また、図43は、トナー収容器32Yを示す側面概略図である。説明の便宜上、容器装着部31Yとトナー収容器32Yとは、それぞれ反対側からみた概略図が示されている。すなわち、図42において、容器装着部31Yは、図面の左側から右側に向かってトナー収容器32Yが装着される。一方、図43において、トナー収容器32Yは、図面の右側から左側に向かって容器装着部31Yに装着される。
図42におけるAは、容器装着部31Yにおける、トナー収容器固定解除レバー76Yの爪部76Yaのトナー収容器装着方向手前側端部から、駆動カップリング91Yまでの水平距離を示している。また、図43におけるBは、トナー収容器23Yの摺接部32Y1mのトナー収容器装着方向奥側端部から駆動入力部32Y2bの先端までの水平距離を示している。本プリンタにおいては、水平距離Bを水平距離Aよりも長くしている。このようにすることで、トナー収容器32Yが容器装着部31Yへ装着される際に、トナー収容器32Yの摺接部32Y1mの装着方向奥側端部が爪部76Yaに当接し始める位置までトナー収容器32Yが挿入された場合であっても(図14の状態)、駆動入力部32Y2bと駆動カップリング91Yとを接触させることがない。また、トナー収容器32Yがさらに奥側に挿入されると、トナー収容器固定解除レバー76Yが解除位置へスライドし、レバー位置センサ79Yの出力がオフになるので、トナー収容器駆動部90の駆動モータ92Yの駆動が停止する。したがって、駆動入力部32Y2bが駆動カップリング91Yと接触しても、トナー収容器のボトル部32Y2が回転することはない。以上のように、トナー収容器32Yと容器装着部31YとをA>Bの関係にすることにより、トナー収容器32Yの着脱の際に、ボトル部32Y2を回転させてしまうことがなくなる。
本プリンタの制御部は、レバー位置センサ79Yからの出力に応じて、電子基板32Y1fのICチップへの書込み・書込みの停止を制御する。レバー位置センサ79Yからの出力がオフであるときには、電子基板32Y1fのICチップへの書込みが必要な場合であっても、書込みを強制停止する。これにより、ICチップへの書込み中にトナー収容器32Yを容器装着部31Yから引き抜かれることによるIDチップ書込み不良の発生を防止することができる。
また、制御部は、レバー位置センサ79Yからの出力に応じて、トナー補給動作(トナー補給装置60)の駆動・停止を制御する。レバー位置センサ79Yからの出力がオフの場合には、トナー補給装置60Yのスクリュウポンプ61Yの駆動が必要な場合であっても、駆動を強制停止する。これにより、トナー収容器32Yの着脱操作中にトナー補給動作を行ってしまうといった事態を回避することができる。
また、制御部は、レバー位置センサ79Yからの出力に加えて、アンテナ基板74Yからの出力によっても、トナー収容器駆動部(駆動モータ92Y)の駆動・停止や、ICチップへの書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止を制御する。すなわち、アンテナ基板74Yの通信可能距離の範囲内に電子基板32Y1fがある場合(アンテナ基板74Yを介した通信圏内の場合)には、制御部は、電子基板32Y1fとの通信ができることを検知する。一方、アンテナ基板74の通信可能距離の範囲内に電子基板32Y1fがない場合には、制御部は、電子基板32Y1fとの通信ができないことを検知する。トナー収容器固定解除レバー76Yが固定位置にある場合には、制御部はレバー位置センサ79Yの出力を検知して必要に応じて駆動モータ92Yを駆動させる。しかし、容器装着部(31)にトナー収容器32Yが装着されていない状態でも、トナー収容器固定解除レバー76Yはスプリング76Ydによって付勢されて、固定位置に移動する。レバー位置センサ79からの出力だけに基づく場合、このときに駆動モータ92Yを駆動させてしまうことになる。そこで、レバー位置センサ79Yからの出力と、アンテナ基板74からの出力とをそれぞれ制御に利用することで、トナー収容器収容器31Y内にトナー収容器32Yが存在しないときに、駆動モータ92Yを停止させることができる。レバー位置センサ79Yによる出力がオンであっても、アンテナ基板74からの出力がオフである場合には、駆動モータ92Yの駆動を停止させるのである。
図44は、トナー収容器固定解除レバー76Yとアンテナ基板74Yとのトナー収容器着脱方向における位置関係を示す側面概略図である。また、図45は、トナー収容器32Yを示す側面概略図である。説明の便宜上、容器装着部31Yとトナー収容器32Yとは、それぞれ反対側から示している。すなわち、図44において、容器装着部31Yは、図面の左側から右側に向かってトナー収容器32Yが装着される。一方、図45において、トナー収容器32Yは、図面の右側から左側に向かって容器装着部31Yに装着される。図44におけるCは、容器装着部31Yにおける、トナー収容器固定解除レバー76Yの爪部76Yaのトナー収容器装着方向手前側端部から、アンテナ基板74Yのトナー収容器装着方向手前側での電子基板32Y1fとの通信可能限界位置までの水平距離を示している。また、図45におけるDは、摺接部32Y1mのトナー収容器装着方向奥側端部から電子基板32Y1fのトナー収容器装着方向奥側端部までの水平距離を示している。本プリンタにおいては、D>Cという関係を具備させている。水平距離Cについては、トナー収容器装着方向手前側での通信可能限界位置が、爪部76Yaのトナー収容器装着方向手前側端部よりも、トナー収容器装着方向手前側にある場合は正(+)とする。また、トナー収容器装着方向手前側での通信可能限界位置が、爪部76Yaのトナー収容器装着方向手前側端部よりも、トナー収容器装着方向奥側にある場合を負(−)とする。また、Dについては、電子基板32Y1fのトナー収容器装着方向奥側端部が、摺接部32Y1mのトナー収容器装着方向奥側端部よりもトナー収容器挿入方向手前側にある場合を正(+)とする。また、電子基板32Y1fのトナー収容器装着方向奥側端部が、摺接部32Y1mのトナー収容器装着方向奥側端部よりもトナー収容器挿入方向奥側にある場合を負(−)とする。D>Cの関係にすることで、トナー収容器32Yが容器装着部31Yへ装着される際に、トナー収容器32Yの摺接部32Y1mの装着方向奥側端部が爪部76Yaに当接し始める位置までトナー収容器32Yが挿入された場合であっても(図14の状態。)、電子基板32Y1fがアンテナ基板74の通信可能範囲内に入ることがない。したがって、レバー位置センサ79Yの出力がオンの場合であっても、通信可能範囲外ではアンテナ基板74Yの出力がオフとなるので、トナー収容器32Yの容器装着部31Yへの装着が完了していない状態での駆動モータ92の駆動、電子基板32Y1fへの書込み等を停止することができる。
トナー収容器32Yの装着状態が図14に示す状態である場合、トナー収容器32Yの第一溝部32Y1gは位置決め部材78と係合していない状態であるので、トナー収容器32Yは自由に動き得る。このような状態で、電子基板32Y1fに対して情報の書込み、読み込みを実施した場合、書込み、読み込み最中に、電子基板32Y1fが通信可能圏外になってしまうと通信エラーとなり、電子基板32Y1fやアンテナ基板74に深刻なダメージを与えるおそれがある。そこで、トナー収容器32Yと容器装着部31YとをD>Cの関係にすることにより、トナー収容器32Yが容器装着部31Yに確実にセットされてから、トナー収容器32Yの回転駆動や電子基板32Y1fの書込み、読み込みを実行することができる。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図46は、Y用のトナー収容器のキャップ部32Y1を示す斜視図である。図示のように、キャップ部32Y1の内周面には、回転中心に向けて突出する保持部突起としてのキャップ突起32Y1zが設けられている。
図47は、Y用のトナー収容器のボトル部32Y2における先端箇所を示す部分斜視図である。図示のように、ボトル部32Y2の先端箇所には、周面から突出する収容部突起としてのボトル突起32Y2zが、周方向に並ぶように複数設けられている。
図48は、Y用のトナー収容器32Yにおけるキャップ部32Y1とボトル部32Y2との係合箇所を示す断面図である。キャップ部32Y1は、ボトル部32Y2の回転軸線方向における先端箇所を図示のように受け入れて、ボトル部32Y2を回転可能に保持している。ボトル部32Y2において、キャップ部32Y1に受け入れられる先端箇所には、周方向に並ぶ12個のボトル突起32Y2zが設けられている。また、キャップ部32Y1において、内部に受け入れているボトル部32Y2の先端箇所に対向する内周面には、キャップ突起32Y1zが1つ設けられている。
ボトル部32Y2が図中矢印方向に1回転すると、ボトル部32Y2の先端箇所に設けられた12個のボトル突起32Y2zが、それぞれキャップ部32Y2の内周面に設けられたキャップ突起32Y1zに対して1回ずつ接離する。そして、それぞれの接離の際に、キャップ部32Y1やボトル部32Y2に振動が発生する。この振動が、キャップ部32Y1内のYトナーや、ボトル部32Y2内のYトナーに伝わることで、キャップ部32Y1内で発生したYトナーの凝集塊や、ボトル部32Y2内で発生したYトナーの凝集塊が崩される。かかる構成では、Yトナーを搬送するための回転搬送部材をボトル部32Y2内に設けたり、ボトル部32Y2内の逆回転によってボトル内のYトナーの搬送を中断したりすることなく、トナー収容器32Y内のYトナーの凝集塊を崩すことができる。
なお、ボトル部32Y2とキャップ部32Y1との間には、クリアランスが設けられており、ボトル部32Y2はキャップ部32Y1内である程度のガタツキをもって回転することが可能になっている。ボトル部32Y2は、そのガタツキの範囲内で法線方向に遊動することで、キャップ部32Y1のキャップ突起32Y1zに接触した自らのボトル突起32Y2zに対して、キャップ突起32Y1zを乗り越えさせることができる。具体的には、図示のように、キャップ部32Y2の内周面のうち、時計に例えば場合の12時の位置にキャップ突起32Y1zが設けられている場合には、ボトル部32Y2における12個のボトル突起32Y2zのうち、ボトル部32Y2の回転に伴って12時の位置に移動したものが、キャップ突起32Y1zに接触する。また、何れのボトル突起32Y2zも12時の位置に移動していないときには、図示のように、ボトル部32Y2の周面がキャップ突起32Y1zに当接している。これは、ボトル部32Y2が図示しないバネによって下方から上方に向けて付勢されているからである。12個のボトル突起32Y2zのうち、何れか1つがキャップ突起32Y1zに接触し始めると、そのボトル突起32Y2zに対してキャップ突起32Y1zから前述のバネに抗する方向の力が付与される。すると、ボトル部32Y2が、バネに抗する方向に移動する。この移動により、ボトル突起32Y2zがキャップ突起32Y1zを乗り越えることができる。
Y用のトナー収容器32Yについて説明したが、C,M,K用のトナー収容器32C,M,Kも、Y用のものと同様の構成になっている。
[実施例]
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した実施例のプリンタについて説明する。
本発明者らは、Y用のトナー収容器32Yとして、図49に示す第1試作品、図50に示す第2試作品、図51に示す第3試作品、及び図52に示す第4試作品、の4つを試作した。
図49に示す第1試作品は、キャップ部32Y1にキャップ突起32Y1zを1つだけ設けるとともに、ボトル部32Y2にボトル突起32Y2zを1つだけ設けたものである。このような第1試作品においては、ボトル部32Y2が1回転する毎に、ボトル突起32Y2zがキャップ突起32Y1zに対して1回接離する。そして、ボトル部32Y2が1回転/秒の速度で回転すると、ボトル部32Y2やキャップ部32Y1に対して1[Hz]の振動数で振動が与えられる。
図50に示す第2試作品は、キャップ部32Y1に4つのキャップ突起32Y1zを設けるとともに、ボトル部32Y2にボトル突起32Y2zを1つだけ設けたものである。4つのキャップ突起32Y1zは、キャップ内周面上で互いに90[°]ずつずれた位置に設けられている。このような第2試作品においては、ボトル部32Yが1回転する毎に、ボトル部32Yの1個のボトル突起32Y2zが4つのキャップ突起32Y1zに1回ずつ接離する。これによりボトル1回転あたりに4回の振動が発生する。そして、ボトル部32Y2が1回転/秒の速度で回転すると、ボトル部32Y2やキャップ部32Y1に対して4[Hz]の振動数で振動が与えられる。
図51に示す第3試作品は、キャップ部32Y1に4つのキャップ突起32Y1zを設けるとともに、ボトル部32Y2に2つのボトル突起32Y2zを設けたものである。4つのキャップ突起32Y1zは、第2試作品と同様に、キャップ内周面上において互いに90[°]ずつずれた位置に設けられている。また、2つのボトル突起32Y2zは、120[°]及び240[°]の位相差をもつ位置に設けられている。このような第3試作品においては、ボトル部32Yが1回転する毎に、ボトル部32Yの2個のボトル突起32Y2zがそれぞれ、4つのキャップ突起32Y1zに1回ずつ接離する。2つのボトル突起32Y2zのうち、何れか一方が、4つのキャップ突起32Y1zの何れか1つに接触しているときには、他方のボトル突起32Y2zは次のような位置に存在している。即ち、回転方向において、ボトル突起32Y2zの一方と、キャップ突起32Y1zとが接触している位置を基準位置とすると、他方のボトル突起32Y2は、その基準位置から120[°]あるいは240[°]だけ回転方向の下流側にずれた位置にある。これに対し、基準位置にない3つのキャップ突起32Y1zは、基準位置から90[°]ずれた位置と、180[°]ずれた位置と、270[°]ずれた位置とに存在している。よって、120[°]あるいは240[°]の位置にあるボトル突起32Y2zが接触することはない。つまり、第3試作品においては、2つ以上のボトル突起32Y2zをそれぞれ別々のキャップ突起32Y1zに同時に接触させないように、ボトル部32Yの周面における2つのボトル突起32Y2zの配設ピッチと、キャップ部32Y1の内周面における4つのキャップ突起32Y1zの配設ピッチとをそれぞれ設定している。そして、ボトル1回転あたりに8回の振動が発生する。かかる構成において、ボトル部32Y2が1回転/秒の速度で回転すると、ボトル部32Y2やキャップ部32Y1に対して8[Hz]の振動数で振動が与えられる。
図52に示す第4試作品は、キャップ部32Y1に4つのキャップ突起32Y1zを設けるとともに、ボトル部32Y2に3つのボトル突起32Y2zを設けたものである。4つのキャップ突起32Y1zは、第2試作品や第3試作品と同様に、キャップ内周面上において互いに90[°]ずつずれた位置に設けられている。また、3つのボトル突起32Y2zは、ボトル周面上において互いに120[°]ずつずれた位置に設けられている。このような第4試作品においては、ボトル部32Yが1回転する毎に、ボトル部32Yの3個のボトル突起32Y2zがそれぞれ、4つのキャップ突起32Y1zに1回ずつ接離する。3つのボトル突起32Y2zのうち、何れか一つが、4つのキャップ突起32Y1zの何れか1つに接触しているときには、他方の2つのボトル突起32Y2zは次のような位置に存在している。即ち、回転方向において、3つのボトル突起32Y2zのうちの1つと、キャップ突起32Y1zとが接触している位置を基準位置とすると、残りの2つのボトル突起32Y2zのうち、一方は、その基準位置から120[°]だけ回転方向の下流側にずれた位置にある。また、もう一方のボトル突起32Y2zは、その基準位置から240[°]だけ回転方向の下流側にずれた位置にある。これに対し、基準位置にない3つのキャップ突起32Y1zは、基準位置から90[°]ずれた位置と、180[°]ずれた位置と、270[°]ずれた位置とに存在している。基準位置から120[°]ずれた位置にあるボトル突起32Y2zや、基準位置から240[°]ずれた位置にあるボトル突起32Y2zが、それら3つのキャップ突起32Y1zに接触することはない。つまり、第4試作品においても、第3試作品と同様に、2つ以上のボトル突起32Y2zをそれぞれ別々のキャップ突起32Y1zに同時に接触させないように、ボトル部32Yの周面における2つのボトル突起32Y2zの配設ピッチと、キャップ部32Y1の内周面における4つのキャップ突起32Y1zの配設ピッチとをそれぞれ設定している。そして、ボトル1回転あたりに12回の振動が発生する。かかる構成において、ボトル部32Y2が1回転/秒の速度で回転すると、ボトル部32Y2やキャップ部32Y1に対して12[Hz]の振動数で振動が与えられる。
本発明者らは、図49〜図52に示した4つの試作品を用いてそれぞれテストプリントを行って、突起の接離による振動数と、トナー1gあたりに含まれる凝集塊の重量と、出力画像の白抜け個数(A3サイズ紙1枚あたりの発生個数)との関係を調べる実験を行った。具体的には、まず、4つの試作品を互いに同じ環境下において同じ時間だけ放置して、それぞれの試作品内でYトナーの凝集塊を発生させた。次に、それぞれの試作品について、試作品のボトル部32Y2を1回転/秒の速度で回転させながら、画像面積率5[%]のテスト画像を複数のA3サイズ紙に連続出力する連続テストプリントを実施した。ボトル部32Y2の回転速度は何れも1回転/秒であるので、連続テストプリント中において、第1試作品では1[Hz]の振動数、第2試作品では4[Hz]の振動数、第3試作品では8[Hz]の振動数、第4試作品では12[Hz]の振動数でそれぞれ、振動を発生させている。それぞれの試作品を使用した場合において、テスト画像中に発生した白抜けの個数(個/A3サイズ紙)を調べた。また、テストプリント後に、ボトル部32Y2内のYトナーと、キャップ部32Y1内のYトナーとをそれぞれ静かに取り出して、それぞれ1[g]を500[μm]の目開きのメッシュでふるいにかけた。そして、メッシュに掛かったYトナーの凝集塊の重量を測定し、測定結果に0.5を乗じた値を、1[g]のYトナー中に含まれる凝集塊の重量とした。
なお、何れの試作品においても、Yトナーとして、低温定着タイプのものを収容した。低温定着タイプのトナーは少ない熱エネルギーで軟化させて紙に定着させることができることから、省エネルギー化の要望が高まっている近年において、多くのメーカーで採用されているものである。定着のための熱エネルギーを減らして省エネルギー化を図ることができる代わりに、凝集塊を発生させ易くなるという欠点がある。
実験によって得られた凝集塊の重量と、振動数と、白抜け数との関係を図53に示す。図示のように、振動数を増加させるに従って、凝集塊を減らすとともに、画像中の白抜けを減らすことができている。振動数を増加させるほど、多くの衝撃を凝集塊に付与して凝集塊の崩壊を促すことができるからである。また、凝集塊は白抜けの原因になることから、凝集塊を減らすほど、白抜けの個数も減少しているのである。
実施例に係るプリンタにおいては、Y,C,M,K用のトナー収容器32Y,C,M,Kとして、それぞれ図52に示した試作品と同様のものを搭載している。かかる構成では、先に図48に示した実施形態に係るプリンタのトナー収容器32Yと同じ振動数を生起せしめることができる。例えば、図48のトナー収容器32Yのボトル部32Y2を1回転/秒の速度で回転させると、既に述べたように12[Hz]の振動数で振動を発生させる。また、図52に示した第4試作品と同じ構成のトナー収容器32Yのボトル部32Y2を、同様にして1回転/秒の速度で回転させても、同じ12[Hz]の振動数で振動を発生させる。
このように、実施形態に係るプリンタと、実施例に係るプリンタとで、トナー収容器32Yの振動数は同じであるが、次の2点が異なっている。即ち、相違点の1つ目は、キャップ突起32Y1zに対する摩擦負荷である。具体的には、図48に示したトナー収容器32Yでは、キャップ部32Y1にキャップ突起32Y1zを1つしか設けていない。この1つのキャップ突起32Y1zを利用して、ボトル1回転あたりに12回の振動を発生させるために、ボトル部32Y2には12個のボトル突起32Y2zを設けている。かかる構成では、ボトル1回転あたりに、キャップ突起32Y1zに対してボトル突起32Y2zを12回接離させることになる。これに対し、実施例に係るプリンタでは、図52に示したように、キャップ部32Yの内周面に4つのキャップ突起32Y1zを設けている。そして、これら4つのキャップ突起32Y1zを利用して、ボトル1回転あたりに12回の振動を発生させるために、ボトル部32Y2には3個のボトル突起32Y2zを設けている。ボトル部32Y2が1回転すると、4つのキャップ突起32Y1zに対してはそれぞれ3つのボトル突起32Y2zを1回ずつ接離させる。つまり、実施形態に係るプリンタでは、ボトル1回転あたりにキャップ突起32Y1zに対してボトル突起32Y2zを12回も接離させるのに対し、実施例に係るプリンタでは3回しか接離させない。これにより、キャップ突起32Y1zに対する摩擦負荷を1/4に減らして、長寿命化を図ることができる。
また、相違点の2つ目は、キャップ部32Y1における振動発生箇所である。具体的には、実施形態に係るプリンタでは、図48に示したように、キャップ部32Y1において、時計で例えば場合の12時の位置だけにキャップ突起32Y1zを設けている。かかる構成のキャップ部32Y1では、周方向における12時の位置でしか振動が発生しないため、周方向において凝集塊破壊能力に大きな差を発生させてしまう。12時の正反対にある6時の位置では、大きな振動が伝わらないことから、6時の位置の付近に存在するトナーを崩壊させることが困難になってしまう。これに対し、実施例に係るプリンタでは、図49に示したように、キャップ部32Y1において、4つのキャップ突起32Y1zを周方向に90[°]ずつずらして設けており、それぞれの設置位置で振動を発生させる。これにより、周方向における凝集塊破壊性能のムラを低減することができる。
図54は、実施例に係るプリンタにおけるY用のトナー収容器32Yの先端部を示す部分縦断面図である。キャップ部32Y1内には、メッシュ330が張架されている。このメッシュ330は、ボトル部32Y2内からキャップ部32Y1内に進入したYトナーが、トナー排出口32Y1aまで移動する途中の流路を横断するように設けられており、Yトナーはこのメッシュ330を通過してトナー排出口32Y1aに至る。Yトナー中に凝集塊が含まれていると、その凝集塊はメッシュ330の目を通過することができずに、メッシュ330のトナー進入側の面に引っ掛かる。この状態で、キャップ突起とボトル突起との接離による振動がキャップ部32Y1に与えられると、その振動はメッシュ330に伝わって、トナー進入側の面に引っ掛かっている凝集塊を叩く。これにより、凝集塊が効率良く破壊せしめられて、メッシュ330を通過できるようになる。このように、実施例に係るプリンタでは、メッシュ330で補足した凝集塊をメッシュ330で叩くことにより、凝集塊を効率良く破壊することができる。しかも、メッシュ330で大きな凝集塊を補足することで、現像装置に大きな凝集塊を補給してしまうことがなくなるので、凝集塊に起因する画像の白抜けの発生を抑えることもできる。
本発明者らは、キャップ突起やボトル突起を設けていない比較例の試作品を用意して、実施例に係るプリンタとの比較実験を行った。具体的には、比較例の試作品をプリンタにセットして、連続プリントテストを行った。このとき、比較例の試作品にセットするメッシュ330を、目開きの大きなものから小さなものに順次交換していった。すると、目開きを800[μm]まで小さくすると、多量の凝集塊をメッシュ330で補足して目詰まりを起こすことから、キャップ部32Y1内からのトナーの排出が困難になってしまった。これに対し、実施例に係るプリンタでは、キャップ突起とボトル突起との接離によって振動させたメッシュ330によって凝集塊を叩いて効率良く崩すことで、目開きを500[μm]まで小さくしても、メッシュ330の目詰まりを起こすことはなかった。
なお、トナーの代わりに、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤をトナー収容器に粉体として収容する場合には、メッシュ330として、目開きのサイズを磁性キャリアの平均粒径よりも大きくしたものを用いればよい。
これまで、Y,C,M,K用の4つの作像部を用いてカラー画像を形成するいわゆるタンデム方式のプリンタについて説明したが、1つの作像部によってカラー画像を形成する画像形成装置にも本発明の適用が可能である。1つの作像部によってカラー画像を形成するには、1つの感光体にY,C,M,Kトナー像を順次形成して、それらを中間転写体に重ね合わせて転写すればよい。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、収容部突起たるボトル突起32Y2zと、保持部突起たるキャップ突起32Y1zとのうち、少なくとも一方を、周方向に並べて複数設けている。かかる構成では、収容部たるボトル部32Y2を1回転させる間に、キャップ突起32Y1zとボトル突起32Y2とを複数回接離させて、複数の振動を発生させることができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、ボトル突起32Y2z、及びキャップ突起32Y1zをそれぞれ、周方向に並べて複数設けている。かかる構成では、既に説明したように、ボトル突起32Y2zと、キャップ突起32Y1zとのうち、何れか一方を1つだけしか設けない構成に比べて、ボトル1回転あたりで同じ振動数を生起せしめつつ、突起に対する摩擦負荷を減らして、ボトル部32Y2やキャップ部32Y1の長寿命化を図ることができる。また、周方向における凝集塊破壊能力のバラツキを減らして、効率良く凝集塊を崩すことができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、2つ以上のボトル突起32Y2zをそれぞれ別々のキャップ突起32Y1zに同時に接触させないように、ボトル部32Y2の周面における複数のボトル突起32Y2zの配設ピッチと、キャップ部32Y1の内周面における複数のキャップ突起32Y1zの配設ピッチとをそれぞれ設定している。かかる構成では、2つ以上のボトル突起32Y2zをそれぞれ別々のキャップ突起32Y1zに同時に接触させてしまうことによるボトル部32Y2の回転不良の発生を回避することができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、キャップ部32Y1内におけるトナーの流路にトナー粒子よりも粗い目のメッシュ330を設け、このメッシュ330を介してトナーをトナー排出口32Y1aに送るようにしている。かかる構成では、既に説明したように、メッシュ330で補足した凝集塊をメッシュ330で叩くことにより、凝集塊を効率良く破壊することができる。しかも、メッシュ330で大きな凝集塊を補足することで、現像装置に大きな凝集塊を補給してしまうことがなくなるので、凝集塊に起因する画像の白抜けの発生を抑えることもできる。
3Y,C,M,K:作像部(作像手段)
32Y,C,M,K:トナー収容器(粉体収容器)
32Y1:キャップ部(保持部)
32Y1a:トナー排出口(排出口)
32Y1z:キャップ突起(保持部突起)
32Y2:ボトル部(収容部)
32Y2z:ボトル突起(収容部突起)
330:メッシュ
特開平11−109737号公報

Claims (6)

  1. 粉体を収容する収容部と、前記収容部を自らの内部に受け入れて回転可能に保持する保持部と、粉体を排出するための排出口とを有し、前記収容部内に収容している粉体を、前記収容部の回転に伴って前記排出口に向けて搬送しながら前記排出口から排出する粉体収容器において、
    前記収容部の周面上から突出する突起としての収容部突起と、トナーを排出するための開口部とを前記収容部に設けるとともに、
    前記開口部から排出されたトナーを受け入れて貯留する貯留部と、前記保持部の内周面から突出する突起としての保持部突起と、前記貯留部内からトナーを排出するための前記排出口と前記保持部に設け、
    前記収容部突起及び前記保持部突起を、粉体収容器の収容器内におけるトナー搬送方向の全域のうち、前記開口部よりも上流側の位置に配設し、
    且つ、前記収容部の回転に伴って、前記収容部突起と前記保持部突起とを接離させることで、前記収容部及び保持部に振動を付与するようにしたことを特徴とする粉体収容器。
  2. 請求項1の粉体収容器において、
    前記収容部突起と、前記保持部突起とのうち、少なくとも一方を、周方向に並べて複数設けたことを特徴とする粉体収容器。
  3. 請求項2の粉体収容器において、
    前記収容部突起、及び前記保持部突起をそれぞれ、周方向に並べて複数設けたことを特徴とする粉体収容器。
  4. 請求項3の粉体収容器において、
    2つ以上の前記収容部突起をそれぞれ別々の前記保持部突起に同時に接触させないように、前記収容部の前記回転周面における複数の前記収容部突起の配設ピッチと、前記保持部の前記内周面における複数の前記保持部突起の配設ピッチとをそれぞれ設定したことを特徴とする粉体収容器。
  5. 請求項1乃至4の何れかの粉体収容器において、
    前記保持部内における粉体の流路に粉体を構成する微粒子よりも粗い目のメッシュを設け、このメッシュを介して粉体を前記排出口に送るようにしたことを特徴とする粉体収容器。
  6. トナーを収容するトナー収容器と、トナーを用いてトナー像を作像する作像手段と、前記トナー収容器内のトナーを前記作像手段に補給するトナー補給装置とを備える画像形成装置において、
    前記トナー収容器として、請求項1乃至5の何れかの粉体収容器を搭載していることを特徴とする画像形成装置。
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