JP6308712B2 - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置で用いられるトナー搬送路形成部材、このトナー搬送路形成部材を設けたトナー補給装置、及びこのトナー補給装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、潜像担持体である感光体ドラム等の表面上に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置にトナーを補給するトナー補給装置を備えた画像形成装置が知られている。また、トナー補給装置として、トナー搬送装置及びトナー収容容器等を設けたものがある。
トナー搬送装置としては、トナー収容容器からトナーを受入れる受入部、現像装置にトナーを受け渡す受渡部、及び受入部から受渡部へトナーを案内する円形状の中空断面を有した管路部等を有したものが知られている。ここで、受入部、受渡部、及び管路部はそれぞれ、トナー搬送路を形成するトナー搬送路形成部材として機能している。
トナー収容容器としては、中空断面を有した管状の円筒状部材からなり、一方の端部側面に設けたボトル排出口からトナーを排出するトナーボトル等からなるものが知られている。ここで、トナー収容容器自体がトナー搬送路を形成するトナー搬送路形成部材としても機能する場合がある。
そして、画像形成装置の小型化の要求により、トナー搬送路形成部材として機能するトナー搬送装置の管路部やトナー収容容器の内部にトナー搬送手段として弾性を有したトナー搬送部材を配置するものが多くなってきている。
例えば、管路部内に弾性を有したトナー搬送部材を配置することで、管路部のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する湾曲部を設けても、安定したトナーの搬送性を確保できる。このようにトナーの搬送性を確保しつつ、管路部内に湾曲部を設けることで、重力の作用のみを利用した構成に比べて、装置内でのトナー補給装置のレイアウトの自由度が増し、画像形成装置本体を小型化できるレイアウトも可能となる。
また、トナー収容容器内に弾性を有したトナー搬送部材を配置することで、トナー収容容器のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線を略水平方向に配置し、画像形成装置本体の高さ方向のサイズを小さくした構成でも、安定したトナーの搬送性や攪拌性を確保できる。このようにトナーの搬送性や攪拌性を確保しつつ、トナー収容容器の上記中心線を略水平方向に配置することで、重力の作用のみを利用した構成に比べて、画像形成装置本体の小型化が可能となる。
しかしながら、トナー搬送路形成部材の内部に弾性を有したトナー搬送部材を配置する構成では、トナー搬送部材により、直接又は搬送するトナーを介してトナー搬送路形成部材の内壁の一部が押圧される場合がある。このように押圧されると、搬送されているトナーの一部が、トナー搬送部材とトナー搬送路形成部材の内壁面とで形成される挟持領域に挟持されて圧力が加わり、トナー凝集体が発生する場合がある。
この挟持領域で発生したトナー凝集体が、トナー搬送路中で崩されることなく、現像装置に補給されると、例えば次のような異常画像が発生してしまう。トナー凝集体が現像装置の現像剤層厚規制部材の部分で引っかかり、現像剤担持体である現像ローラ上の現像剤層が均一ではなくなり発生する縦白スジ等の異常画像である。
従来からトナー搬送路形成部材内でのトナー凝集体の発生を抑制する方法として、例えば、使用するトナーの特性値である凝集度(振動篩測定法)を2種類の篩の目開きで規定して抑制する方法が知られている(特許文献1)。しかし、トナーの特性値は、温度や湿度等の画像形成装置の使用環境の影響を受け易い。このため使用環境によっては、トナーの特性値を適切に管理できず、トナー搬送路形成部材内でのトナー凝集体の発生を抑制できない場合がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、次のようなトナー搬送路形成部材を提供することである。トナー搬送路内に配置される弾性を有したトナー搬送部材により、内壁の一部が押圧されるトナー搬送路形成部材において、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制できるトナー搬送路形成部材である。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、トナーを搬送可能な中空のトナー搬送路を形成し、該トナー搬送路の搬送方向に沿って曲がるように変形しうる弾性を有したトナー搬送部材が該トナー搬送路内に配置されたトナー搬送路形成部材を備え、該トナー搬送経路内の該トナー搬送部材により搬送される補給トナーを画像形成装置の現像装置の補給口へ補給するトナー補給装置において、該トナー搬送路形成部材は、該現像装置の上方に設けられ、該トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する湾曲部を有し、該湾曲部の内壁面のうち該湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が最も小さい小径側内壁面に、該トナー搬送部材が該トナー搬送路の内壁面に直接接触する領域と該トナー搬送部材が該補給トナーを介して該トナー搬送路の内壁面を押圧する領域とからなる挾持領域を形成する凸形状が中空側へ突出して設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、画像形成装置の現像装置に補給される補給トナーが搬送されるトナー搬送路を形成するトナー搬送路形成部材は、そのトナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する湾曲部を有する。この湾曲部の内壁面のうち湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が最も小さい小径側内壁面に、該トナー搬送部材が該トナー搬送路の内壁面に直接接触する領域と該トナー搬送部材が該補給トナーを介して該トナー搬送路の内壁面を押圧する領域とからなる挾持領域を形成する凸形状を中空側へ突出させてけることで持領域を小さくする。
したがって、上記挟持領域で補給トナーにトナー凝集体が発生したとしても、凸形状を設けていない構成に比べて、そのトナー凝集体の大きさを小さくでき、異常画像の原因となる補給トナーのトナー凝集体の発生を抑制することができる。
また、異常画像の原因となる補給トナーのトナー凝集体の発生を抑制する構成が、トナー搬送路形成部材の内壁面に突出する凸形状を設けて補給トナーを挟持する挟持領域を小さくして発生するトナー凝集体の大きさを小さくする構成である。このため、特許文献1に記載のトナーの特性値を規定する構成よりも、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制する機能が、使用環境の影響を受け難い。
本発明は、次のようなトナー搬送路形成部材を提供することができる。トナー搬送路内に配置される弾性を有したトナー搬送部材により、内壁の一部が押圧されるトナー搬送路形成部材において、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制できるトナー搬送路形成部材である。
一実施形態に係るプリンタの概要説明図。 実施例1に係るトナー補給装置に設けた管路部の斜視説明図。 実施例1に係る管路部に有した凸形状の配置説明図。 実施例1に係る管路部に有した凸形状の断面説明図。 実施例2に係る管路部に有した凸形状の配置説明図。 従来のトナー補給装置に設けたトナー収容容器であるトナーボトルの説明図。 実施例3に係るトナー補給装置に設けたトナー収容容器のであるトナーボトル説明図。
以下、本発明を、電子写真方式を採用した画像形成装置としてのカラープリンタ(以下、プリンタ500という)に適用した一実施形態について、複数の実施例を上げて説明する。まず、各実施例に共通するプリンタ500の構成・動作について図を用いて説明する。ここで、本実施形態では本発明を、いわゆる中間転写方式のタンデム型のプリンタ500に適用した例を挙げて説明する。しかし、本発明は、これに限られるものではない、例えば、単色の画像形成を行う画像形成装置、又は直接転写方式の電子写真方式の画像形成装置にも適用可能である。また、プリンタに限定されるものでもなく、複写機、ファクシミリ、複合機等の電子写真方式の画像形成装置に適用可能である。図1は、本実施形態に係るプリンタ500の概要説明図である。
まず、本実施形態に係るプリンタ500の基本的な構成について説明する。図1に示すように、プリンタ500の装置本体100の上下方向の略中央には、中間転写体である無端状の中間転写ベルト21を有した中間転写ユニット20を配置している。中間転写ユニット20の下方には、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック(以下、Y,M,C,Kと記す。)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ11Y,M,C,Kを設けた作像部10を配置している。作像部10の下方には、各プロセスカートリッジ11にそれぞれ有した潜像担持体である感光体ドラム1Y,M,C,K表面上に静電潜像を形成するレーザー光を、それぞれ照射する光書き込み装置31を配置している。また、中間転写ユニット20の上方には、各プロセスカートリッジ11にそれぞれ有した現像装置6Y,M,C,Kにトナーを補給するトナー補給装置60Y,M,C,Kのトナー収容容器であるトナーボトル61を配置している。
また、装置本体100の図1図中、中間転写ユニット20、作像部10の右側には、給紙部200から給紙されたシートPを搬送するシート搬送路40を設けている。そして、中間転写ユニット20の2次転写部のシートPのシート搬送方向下流側(上方)には、2次転写後のシートP上のトナー像を定着する加熱手段(不図示)を有した定着ローラ51と加圧ローラ52を備えた定着装置50を配置している。定着装置50のさらにシート搬送方向下流側には、排紙ローラ対45を設けており、定着後のシートPを排紙口46から装置本体100の上部に形成された積載トレイ47上に排紙して積載するように構成されている。
そして、装置本体100の下方には記録媒体である転写紙等のシートPを収容した給紙カセット41を設けた給紙部200を備えている。そして、パソコン等の外部機器や、濃度調整用のプログラム等のプロセスコントロールプログラムの信号に基づき、各装置を制御する制御部(不図示)も備えている。
作像部10に設けた各プロセスカートリッジ11は、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっているので、以下の説明では適宜、符号Y,M,C,Kを、適宜、省略して説明する。また、各プロセスカートリッジ11は、寿命到達時に交換されるものである。各プロセスカートリッジ11には、静電潜像を担持する感光体ドラム1、感光体ドラム1表面を一様帯電する帯電ローラ2、及び静電潜像をトナーを用いて現像する現像ローラ5と2つの攪拌・搬送スキュリュ(不図示)を有した現像装置6を備えている。また、1次転写後の感光体ドラム1上の残トナーを除去する感光体クリーニングブレード4を有した感光体クリーニング装置3、及び除電装置(不図示)等も備えている。そして、中間転写ベルト21の移動方向上流側からプロセスカートリッジ11Y,M,C,Kの順で、それぞれの感光体ドラム1が中間転写ベルト21表面に下方から当接するように配置されている。
現像装置6にトナーを補給する各トナー補給装置60は、主にトナー収容容器、及びトナー搬送装置等から構成されており、トナー収容容器及びトナー搬送装置はそれぞれ、トナー補給装置のトナー搬送路の一部を構成している。本実施形態では、上記のようにトナー収容容器として、中空断面を有した管状の円筒状部材からなり、一方の端部側面に設けたボトル排出口からトナーを排出するトナーボトル61のボトル本体81(図6,7参照)を備えている。そして、詳しくは後述するが、回転することで、ボトル排出口に向けてトナーを移動させる弾性を有したトナー搬送部材を、トナーボトル61のボトル本体81の中空の内部に設けたトナー搬送手段を備えている。このトナー搬送部材が回転することで、トナー収容容器に収容したトナーを攪拌する効果も奏することもできる。
トナー搬送装置は、トナーボトル61からトナーを受入れる受入部、現像装置にトナーを受け渡す受渡部、及び受入部から受渡部へトナーを案内する円形状の中空断面を持つ管路部を備えている。ここで、受入部、受渡部、及び管路部はそれぞれ、トナー搬送路を形成するトナー搬送路形成部材として機能している。本実施形態では、受入部として、トナーボトル61から排出されたトナーを一旦貯留し、攪拌・搬送するパドル(不図示)と搬送する搬送スクリュ(不図示)とを有した2槽式のホッパ部62を備えている。また、管路部として中空断面を有した管路部63を備え、そのホッパ部62と反対側の端部に、現像装置6の補給口(不図示)へトナーを受け渡す開口部を有した受渡部(不図示)を設けている。そして、詳しくは後述するが、回転することで、受渡部の開口に向けてトナーを移動させる弾性を有したトナー搬送部材を、管路部63の中空の内部に配置するトナー搬送手段も備えている。
中間転写ユニット20には、中間転写ベルト21、中間転写ベルト21が架け渡され、中間転写ベルト21を支持する支持ローラ22,23,24,25を有している。また、支持ローラ22に架け渡される中間転写ベルト21とシートPを挟持して2次転写部を構成する2次転写ローラ28も有している。この2次転写ローラ28には、2次転写バイアスを印加するバイアス印加装置300が接続されている。また、支持ローラ23に架け渡される中間転写ベルト21表面(外周面)に当接して2次転写後に中間転写ベルト21上に残った転写残トナーを除去するベルトクリーニングブレード27を有したベルトクリーニング装置26も有している。そして、中間転写ベルト21の各感光体ドラム1に対向する位置のベルト内周面側には、感光体ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト21上に1次転写する1次転写バイアスが印加される1次転写ローラ12が配置され、中間転写ベルト21を感光体ドラム1側に押圧している。
次、このプリンタ500の画像形成動作について説明する。パソコン等の外部機器からの画像信号を受信すると、制御部の制御により各プロセスカートリッジ11に有した感光体ドラム1、及び中間転写ベルト21の回転駆動を開始する。この回転駆動と同時に各プロセスカートリッジ11に有した帯電ローラ2により各感光体ドラム1表面上が一様帯電され、その後画像信号に基づいた光書き込み装置31のレーザー光の照射により、各感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。各感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、感光体ドラムの回転により各現像装置6に有した現像ローラ5との対向位置で、各色のトナーが受け渡されてトナー像を担持して現像されることとなる。
各感光体ドラム1上に担持された各色のトナー像は、中間転写ベルト21を介して各1次転写ローラ12が対向する1次転写位置まで搬送される。そして、各1次転写ローラ12に印加された1次転写バイアスにより、中間転写ベルト21上に、順次重ねるように1次転写されて、中間転写ベルト21上にカラーのトナー画像が形成される。この中間転写ベルト21上に形成されたカラーのトナー画像は、中間転写ベルト21の移動にともない、2次転写ローラ28が対向する2次転写位置まで移動する。また、各感光体ドラム1上の転写残トナーは、各感光体クリーニング装置3に有した感光体クリーニングブレード4により除去され、転写残トナーが除去された各感光体ドラム1は、除電装置により除電されて次の画像形成に備える。
また、給紙部200の給紙カセット41から、給紙ローラ42の回転により、シートPが1枚、シート搬送路40に分離・給紙して、シート搬送ローラ対43の回転により搬送し、レジストローラ対44に突き当てて止める。そして、上記中間転写ベルト21上のカラーのトナー画像の移動にタイミングを合わせてレジストローラ対44が回転駆動され、シートPが2次転写位置に搬送される。この2次転写位置で、中間転写ベルト21と2次転写ローラ28とに挟持されたシートP上に、中間転写ベルト21上に担持されたカラーのトナー画像が、2次転写ローラ28に印加された2次転写バイアスにより2次転写される。また、中間転写ベルト21上の転写残トナーは、ベルトクリーニング装置26に有したベルトクリーニングブレード27により除去されて次の画像形成に備える。
カラーのトナー画像が転写されたシートPは、2次転写部のシート搬送方向下流側に設けられた定着装置50の、定着ローラ51と加圧ローラ52により、熱と圧力が加えられ、カラーのトナー画像がシートP上に定着される。カラーのトナー画像が定着されたシートPは、排紙部に設けた排紙ローラ対45の回転により、積載トレイ47上に排紙・積載されて一連の画像形成動作が完了する。
ここで、本実施形態では、現像剤にトナーとキャリアを用いる2成分方式の現像装置6を備えた構成を例に説明するが、本発明は、このような構成に限定されるものではなく、1成分方式の現像装置を備えた構成にも適用可能である。
次に、本実施形態の特徴であるプリンタ500のトナー補給装置60に設けたトナー搬送路形成部材について、複数の実施例を挙げて説明する。
(実施例1)
まず、本実施形態の第1の実施例である実施例1から、図を用いて説明する。本実施例では、本発明をトナー補給装置60のトナー搬送路形成部材の1つであるトナー搬送装置の管路部63に適用した例について説明する。図2は、本実施例に係るトナー補給装置60に設けた管路部63の斜視説明図、図3は、本実施例に係る管路部63に有した凸形状の配置説明図である。図4は、本実施例に係る管路部63に有した凸形状の断面説明図である。ここで、図2、3は、管路部63の下部部材を取り外し、トナー搬送装置を下方から見上げたものである。
図2に示すように、本実施例のトナー搬送装置は、受入部としてトナーボトル61から排出されたトナーを受入れる2槽式のホッパ部62と、一端部がホッパ部62に接続され、他端部に受渡部の開口65を有した管路部63を備えている。このホッパ部62は、トナーボトル61から排出されたトナーを一旦貯留して、攪拌するとともに、搬送槽62b側へ搬送するパドル(不図示)設けた受入槽62aを備えている。また、受入槽62aから搬送されたトナーを、搬送する搬送スクリュ(不図示)を設けた搬送槽62bを受入槽62aに並行して設けている。搬送槽62bに設けられる搬送スクリュには、溝部が形成されていおり、詳しくは後述するトナー搬送路形成部材である管路部63内に配置される弾性を有したトナー搬送部材である搬送コイル64が嵌め合わされており、搬送スクリュの回転により搬送コイル64も回転する。そして、ホッパ部62によるトナーの攪拌・搬送は、現像装置6のトナー消費に応じて、制御部(不図示)の制御により駆動モータ(不図示)が回転駆動されることで行われる。
また、本実施例のトナー搬送路形成部材である管路部63は、円形状の中空断面を有している。そして、2つの湾曲部と3つの直線部をからなり、トナー搬送方向上流側から第1直線部63a、第1湾曲部63b、第2直線部63c、第2湾曲部63d、第3直線部63eの順で構成されている。第1直線部63aは、トナー搬送方向上流側であるホッパ部62の搬送槽62bに接続されている。
第1湾曲部63bは、図2図中左側のCC1を曲率中心として、トナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線(以下、搬送路中心線という)が左側へ湾曲している。また、第2湾曲部63dは、図2図中右側のCC2を曲率中心として、第1湾曲部とは反対側の右側へ搬送路中心線が湾曲している。そして、第1直線部63aと第3直線部63eの搬送路中心線が略平行となるように構成されるとともに、第3直線部63eのトナー搬送方向下流端には、図2図中破線で示す、受渡部の開口65が設けられる。このように、管路部63に各湾曲部を設けることで、重力の作用のみを利用して湾曲部を設けない構成に比べて、装置本体100内でのトナー補給装置60のレイアウトの自由度が増し、装置本体100を小型化できるレイアウトも可能となる。
本実施例では、トナー搬送路形成部材である管路部63の中空の内部に、その一端側をホッパ部62の搬送槽62bに設けた搬送スクリュに嵌め合わせ、弾性を有したトナー搬送部材である搬送コイル64を配置している。そして、ホッパ部62の搬送スクリュの回転にともなって回転駆動され、管路部63内のトナーを搬送する。このように、管路部63内に搬送コイル64を配置することで、管路部63に各湾曲部を設けた場合にも安定したトナーの搬送が可能となる。また、搬送コイル64は弾性を有しているので、任意の方向にトナーを搬送可能であり、湾曲部を有したトナー搬送路形成部材である管路部63の内壁の一部と接触することにより変形した状態で、管路部63で形成するトナー搬送路内に設置される。搬送コイル64と管路部63の内壁との間にはそれぞれの中心線を重ねるように配置した場合に隙間が生じるように構成されている。このため、弾性を有した搬送コイル64は管路部63の内壁と部分的に接触し、湾曲部を有した管路部63の搬送路中心線よりも、より直線的になるように変形する。
そして、接触した内壁の部分には、弾性を有した搬送コイル64を湾曲させた力の反力が、接触圧として生じることになる。このため、重力の作用は受けるものの、主に各湾曲部及びその両端に接続する部分の形状、つまり管路部63の長手方向の形状に応じた内壁の部分に接触するように押圧されることとなる。
このように押圧されると、搬送コイル64が管路部63の内壁面に直接接触して接触圧が生じる接触領域と、搬送コイル64が管路部63の内壁面をトナーを介して押圧する近接領域とが生じる。すなわち、搬送コイル64と管路部63の内壁面における、接触領域と近接領域とからなるトナーの挟持領域が形成される。搬送コイル64は回転しながらトナーを搬送しているので、搬送されているトナーの一部が、上記挟持領域で、搬送コイル64と管路部63の内壁面とで形成される挟持領域に挟持されて圧力が加わりトナー凝集体が発生する場合がある。この挟持領域で発生したトナー凝集体が、管路部63中で崩されることなく、現像装置6に補給されると、例えば次のような異常画像が発生してしまう。トナー凝集体が現像装置6の現像剤層厚規制部材(不図示)の部分で引っかかり、現像剤担持体である現像ローラ5上の現像剤層が均一ではなくなり発生する縦白スジ等の異常画像である。
ここで、異常画像の原因となるトナー搬送路形成部材である管路部63内でのトナー凝集体の発生を抑制するには、特許文献1に記載のように、トナーの特性値を管理する方法の他に、次のような方法が考えられる。管路部63内でトナーに掛かる圧力をトナー凝集体が発生しない圧力まで下げる方法と、管路部63内で発生するトナー凝集体の大きさを小さくする方法である。しかし、装置本体100の小型化には上記のように管路部63内に湾曲部を設ける構成が有効であり、トナーに掛かる圧力を下げる方法では、トナー凝集体に起因した異常画像の抑制と小型化とを両立することは困難である。
発明者らは、トナー凝集体の大きさを小さくするために鋭意実験を重ね、トナー凝集体の大きさが、挟持領域をトナー搬送路形成部材の搬送路中心線に垂直な断面に投影した際の面積(以下、挟持領域面積という)に比例することを見出した。本実施例においては、中空のトナー搬送路を形成する管路部63内で発生するトナー凝集体の大きさが、搬送コイル64と管路部63の内壁面とで形成される挟持領域面積に比例することになる。
そこで、本実施例では、図2示した搬送コイル64が接触するように押圧される管路部63の内壁面に、図3に示すように、中空側へ突出する凸形状72c,72d及び凸形状73c,73dなどの凸形状を設けて挟持領域面積を小さくすることとした。
ここで、搬送コイル64は略円状の断面を有した線材を螺旋状に曲げたものであるため、挟持領域も螺旋状に曲がる搬送コイル64の線材の略円形の周面と、管路部63の略円形の内壁面で挟持される領域である。このため、凝集領域の大きさの目安となる面積としても、次のような面積が考えられる。挟持領域の搬送コイル64の線材の中心線に垂直な断面の面積、挟持領域の搬送コイル64の線材の周面の面積、及び挟持領域の管路部63の内壁面の面積である。また、挟持領域の管路部63の搬送路中心線に平行な断面に投影した際の面積、及び上記挟持領域面積、すなわち挟持領域の管路部63の搬送路中心線に垂直な断面に投影した際の面積等が考えられる。本実施例では、凸形状を設けた際に、その影響が大きく現れる搬送路中心線に平行な断面や垂直な断面に投影した際の面積の内、搬送路中心線に垂直な断面に投影した際の面積である上記挟持領域面積を採用したものである。
また、搬送コイル64と管路部63の内壁面とで形成される挟持領域面積の大小を簡易的に比較する場合には、次のようにして比較できる。管路部63の搬送路中心線に垂直な断面における、搬送路中心線と搬送コイル64の挟持領域を形成する円弧の周方向の中心とを通る線に垂直な挟持領域の長さ(以下、挟持領域長という)で比較できる。以下の説明では、挟持領域長を用いて挟持領域面積の大小を比較する。
搬送コイル64と管路部63とで形成される挟持領域について、図4を用いて説明する。ここで、図4(b)〜(g)に示した搬送コイル64の形状は、第2湾曲部63dの搬送路中心線に垂直な断面に対して投影した場合の形状を示している。また、図4(b)〜(e)の搬送コイル64には、曲がり癖等が付いておらず、搬送コイル64が第2湾曲部63dの内壁の一定の位置に接触するように押圧されるものとする。この管路部63が湾曲部を有さず、搬送コイル64に作用する重力の影響も受けない場合には、図4(a)に示すように、管路部63の搬送路中心線と搬送コイル64の中心線とは同軸となる。そして、管路部63の内壁と搬送コイル64とは所定の間隙を有することとなる。
しかし、本実施例の第1湾曲部63b及び第2湾曲部63dを有する管路部63では、例えば、図2に示す第2湾曲部63dでは、搬送コイル64が第2湾曲部63dの曲率中心CC2から近く曲率半径r2が小さい小径側内壁面に接触するように押圧される。その結果、図4(b)に示す第2湾曲部63dの搬送路中心線に垂直な断面のように、挟持領域が、図中、A0で示す挟持領域長で管路部63の小径側内壁面に形成される。そして、A0で示す挟持領域長で形成された挟持領域面積に比例してトナー凝集体が発生することになる。すなわち、A0の挟持領域長に比例したトナー凝集体が発生することとなる。さらに、搬送コイル64が変形し易い材料からなる場合には、図4(c)に示すように、搬送コイル64が楕円状に変形し、A0で示す挟持領域長よりも長いA1で示す挟持領域長の挟持領域が形成される(A1>A0)。したがって、楕円状に変形することで、図4(b)で示した構成よりも多くのトナー凝集体が発生することとなる。
そこで、図4(d)に示すように、第2湾曲部63dの曲率中心から近く曲率半径r2が小さい小径側内壁面に中空側へ突出する矩形状の断面を有した凸形状73aを設けた。この凸形状73aを設けることで、搬送コイル64と第2湾曲部63dの内壁面、つまり矩形の凸形状73aとで形成される図中、Bで示す挟持領域長を、図4(b),(c)よりも短くできる(A1>A0>B)。すなわち、搬送コイル64と第2湾曲部63dの内壁部とでトナーが挟持される挟持領域面積を小さくできる。このように挟持領域面積を小さくすることで、挟持領域で挟持されて圧力が加わって発生するトナー凝集体の大きさを小さくでき、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制することができる。
また、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制する構成が、内壁面に突出する凸形状73aを設けて挟持領域を小さくして発生するトナー凝集体の大きさを小さくする構成である。このため、特許文献1に記載のトナーの特性値を規定する構成よりも、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制する機能が、使用環境の影響を受け難い。
よって、トナー搬送路内に配置される弾性を有した搬送コイル64により、内壁の一部が押圧される管路部63において、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制できる。
さらに、図4(e)に示すように、管路部63のトナー搬送方向に垂直な断面における、中空側へ突出する凸形状を外郭線が円弧状である凸形状73bとする。このように凸形状の外郭線を円弧状にすることで、搬送コイル64と凸形状73bとの図中C0で示す挟持領域長を、点接触した状態に近づけることができる(A1>A0>B>>C0)。すなわち、搬送コイル64と第2湾曲部63dの内壁面である凸形状73bとでトナーが挟持される挟持領域面積をさらに小さくできる。このように挟持領域面積を小さくすることで、挟持領域で挟持されて圧力が加わって発生するトナー凝集体の大きさを、凸形状を設けない図4(b),(c)の構成に比べ大幅に小さくでき、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生をさらに抑制することができる。
また、上記図4(b)〜(e)では、搬送コイル64に曲がり癖等が付いておらず、搬送コイル64が第2湾曲部63dの内壁の一定の位置に接触するように押圧されるものとして説明した。ここで、凸形状73bを第2湾曲部63dに形成する精度が低かったり、搬送コイル64の曲がり癖等が強かったりする場合には、図4(f)に示すように、円弧状の外郭線を有した凸形状73bとは異なる部分にも接触するように押圧される場合も考えられる。
しかし、仮に図中A2で示す領域に、搬送コイル64が接触するように押圧された場合でも、本実施例の搬送コイル64が押圧される方向は、図中、略水平方向であり、図中A2で示す領域に掛かる接触圧(圧力)の分力は小さい。このため、図4(f)中のA2とC1で示す挟持領域長[A2+C1]は、図4(b),(c)で示したA0やA1で示す挟持領域長よりも大幅に短くなる(A1>A0>>[A2+C1]>C0)。したがって、図4(e)で示した状態よりも大きくなるものの、搬送コイル64と第2湾曲部63dの内壁部とでトナーが挟持される挟持領域面積を、凸形状73bを設けていない図4(b),(c)の構成よりも小さくできる。このように挟持領域面積を小さくすることで、挟持領域で挟持されて圧力が加わって発生するトナー凝集体の大きさを小さくでき、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制することができる。
また、凸形状73bを第2湾曲部63dに形成する精度が低かったり、搬送コイル64の曲がり癖等が強かったりする場合でも、図4(f)の構成よりもトナー凝集体の大きさを小さくする効果を奏するめ、次のように構成にすることもできる。具体的には、図4(g)に示すように、第2湾曲部63dの小径側の内壁に2つの(複数の)凸形状73c,73dを設ける構成である。このように複数(2つ)設けることで、各凸形状73c,73dを形成する位置精度が低かったり、搬送コイル64の曲がり癖等が強かったりする場合でも、挟持領域が形成される部分を搬送コイル64と各凸形状73c,73dとで形成される2つの挟持領域に限定できる。
したがって、挟持領域長が図4(e)で示した状態よりも長くなるものの、搬送コイル64と第2湾曲部63dの内壁とでトナーが挟持される挟持領域長を、凸形状73c,73dを設けていない図4(b),(c)の構成よりも大幅に短くできる(A1>A0>>[A2+C1]>[C2+C3]>C0)。このように挟持領域長を短くして挟持領域の面積を小さくすることで、凸形状73c,73dを第2湾曲部63dに形成する精度が低かったり、搬送コイル64の曲がり癖等が強かったりする場合でも、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制することができる。
以上、第2湾曲部63dに設ける凸形状について説明したが、第1湾曲部63bにおいても同様に、第1湾曲部63bの曲率中心CC1から近く曲率半径r1が小さい小径側内壁面に凸形状を設けることで同様な効果を奏することができる。
また、本実施例では凸形状を、図3に示す、搬送コイル64が接触するように押圧される第1湾曲部63bの小径側内壁面、及び第2湾曲部63dの小径側内壁面に、それぞれ円弧状の2つの凸形状72c,72d及び凸形状73c,73dを設けることとした。これらのようにトナー凝集体が発生し易い各湾曲部の小径側内壁面に上記のような凸形状を設けることで、効果的にトナー凝集体の発生を抑制できるとともに、各湾曲部の曲率中心CC1,CC2から遠く曲率半径R1、R2が大きい大径側内壁面等、挟持領域が生じない内壁面への凸形状を形成するコストも削減できる。
また、上記したように、図4(e)の構成のように、凸形状73bを1つ設ける構成が最も挟持領域を小さくする効果が大きいため、所定の加工精度が確保でき、搬送コイル64の曲がり癖等の問題が解決できれば、凸形状73bを1つ設ける構成が最も望ましい。また、各湾曲部の形状や、搬送コイル64と各湾曲部の内壁部とで生じる接触圧が小さい場合には、凸形状73bを1つ設けて、図4(f)に示すように、凸形状73bとは異なる部分にも挟持領域が生じる構成でも良い。
以上、上記本実施例の説明では、トナー搬送路形成部材である管路部63に、2つの湾曲部と3つの直線部とを有した構成に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、1つの湾曲部と2つの直線部とを有した構成にも適用可能である。具体的には、図2、図3において、第2直線部63cと第2湾曲部63dを省略し、第1湾曲部63bのトナー搬送方向下流側に、第3直線部63eを接続した構成である。
このような構成でも、第1湾曲部63bの小径側内壁面には、搬送コイル64が部分的に接触するように押圧されることとなる。したがって、搬送コイル64と第1湾曲部63bの小径側内壁面とでトナーを挟持する挟持領域が生じる。この小径側内壁面に、上記のような凸形状を設けることで、上記本実施例と同様に、挟持領域面積を小さくして、発生するトナー凝集体の大きさを小さくし、トナー凝集体による異常画像の発生を抑制することができる。
(実施例2)
次に、本実施形態の第2の実施例である実施例2について、図を用いて説明する。ここで、上記実施例1と本実施例とでは、本実施例の管路部63に凸形状を設ける内壁面が、各湾曲部だけでなく、直線部にも設ける点のみが異なる。したがって、実施例1と同様な構成・動作、及び作用・効果等については、適宜省略して説明する。また、同様な構成部材には、同一の符号を付して説明する。図5は、本実施例に係る管路部63に有した凸形状の配置説明図である。
実施例1で上記したように、管路部63で形成する中空のトナー搬送路内に設けるトナー搬送部材である搬送コイル64は、図2に示しているように各湾曲部63b,63dの小径側内壁面に加え、次の部分にも接触するように押圧されている。第1湾曲部63bのトナー搬送方向上流側の第1直線部63aにおける、第1湾曲部63bの曲率中心CC1から遠く曲率半径R1が大きい大径側内壁面に連続する、図2中右側の内壁面である。また、第2湾曲部63dのトナー搬送方向下流側の第3直線部63eにおける、第2湾曲部63dの曲率中心CC2から遠く曲率半径R2が大きい大径側内壁面に連続する、図2中左側の内壁面である。これらの内壁面でも、挟持領域が生じる場合がある。
そこで、本実施例では、図5に示すように、実施例1の第1湾曲部63b及び第2湾曲部63dの小径側内壁面に設ける凸形状72c,72d及び凸形状73c,73dに加えて、次のように凸形状を設けることとした。第1湾曲部の大径側内壁面に連続する第1直線部63aの図中右側の内壁面には、凸形状71c,71dを設け、第2湾曲部の大径側内壁面に連続する第3直線部63eの図中左側の内壁面には、凸形状74c,74dを設けた。
このように管路部63を構成することで、管路部63に生じる挟持領域の全ての挟持領域面積を小さくすることができる。したがって、実施例1の構成よりも発生するトナー凝集体の大きさを小さくすることが可能となり、実施例1の構成よりも、より小さなトナー凝集体に起因した、画像上の白抜けや光沢むら等の異常画像についても抑制可能になる。すなわち、実施例1の構成よりも、トナー凝集体に起因した異常画像を抑制できる。
また、実施例1と同様に、特許文献1に記載のトナーの特性値を規定する構成よりも、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制する機能が、使用環境の影響を受け難い。
よって、トナー搬送路内に配置される弾性を有した搬送コイル64により、内壁の一部が押圧される管路部63において、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を、実施例1の構成よりも抑制できる。
以上、上記本実施例の説明では、実施例1の説明で用いた図4(g)の円弧状の凸形状73c,73dを設けた構成に適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。実施例1と同様に、図4(d)〜(f)の構成にも適用可能である。
また、管路部63に、2つの湾曲部と3つの直線部とを有した構成に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。実施例1と同様に、例えば、1つの湾曲部と2つの直線部とを有した構成にも適用可能である。具体的には、図2、図3において、第2直線部63cと第2湾曲部63dを省略し、第1湾曲部63bのトナー搬送方向下流側に、第3直線部63eを接続した構成である。
(実施例3)
次に、本実施形態の第3の実施例である実施例3について、図を用いて説明する。ここで、上記実施例1、2と本実施例とでは、本発明を適用するトナー搬送路形成部材が、本実施例では、管路部63ではなく、トナー収容容器であるトナーボトル61のボトル本体81であることに係る点のみが異なる。したがって、実施例1、2と同様な構成・動作、及び作用・効果等については、適宜省略して説明する。また、同様な構成部材には、同一の符号を付して説明する。図6は、従来のトナー補給装置60に設けたトナー収容容器であるトナーボトル61の説明図、図7は、本実施例に係るトナー補給装置60に設けたトナー収容容器であるトナーボトル61の説明図である。
従来から、図6(a)に示すように装置本体100に着脱可能なトナーボトル61のボトル本体81の内部に、トナーを排出するボトル排出口82に向けて、収容したトナーを搬送する搬送部材として、弾性を有した搬送コイル93を備えたものがある。すなわち、トナーボトル61のボトル本体81がトナーを搬送するトナー搬送路形成部材としても機能するものがある。図6(a)に示したトナーボトル61は、主に、中空の内部に搬送コイル93を配置するトナー搬送路形成部材であるボトル本体81、トナーを搬送する搬送コイル93、搬送コイル93を回転駆動させる駆動部材91、及びケース部であるトナーキャップ部83からなる。
本実施例のボトル本体81は、図6(b)に示すように中空断面を有しており、その中空の内部に搬送コイル93を配置し、駆動部材91及びトナーキャップ部83を取り付けた状態で装置本体100内に着脱される。搬送コイル93は、ボトル本体81の中空の内部に配置され、螺旋状の一端側を駆動部材91に軸に接続されて、駆動部材91の回転駆動により回転して、ボトル本体81内に収容されたトナーをボトル排出口82側に搬送する。駆動部材91は、ギヤ部92を有しており、トナーボトル61が装置本体100に装着された状態で、このギヤ部92に装置本体100側に設けた駆動モータ(不図示)の駆動ギヤ(不図示)が噛み合って回転駆動される。すると、駆動部材91の軸部に接続された搬送コイル93が回転することとなる。
トナーキャップ部83は、ボトル本体81の突起部に嵌め合わされてるとともに、駆動部材91を回転可能に支持した状態で、その突起部87を装置本体100側に嵌め合わせて設置される。また、トナーキャップ部83の下部には、トナー排出口84とシャッタ85を設けており、トナーボトル61を装着する際に、上部に設けた取っ手部86を摘んでトナーキャップ部83を回転させると、シャッタ85が開くように構成している。
上記のように構成された従来のトナーボトル61では、図6(a)に示すように、弾性を有した搬送コイル93が、重力の作用で垂れ下がりボトル本体81の下部内壁面に接触するように押圧されてしまう。具体的には、図6(a)に示すように、ボトル排出口82に近い部分で搬送コイル93の一端側が、駆動部材91の軸に接続されている。このため、図6(a)、(b)に示すように、ボトル排出口82に近い部分では、ボトル本体81の搬送路中心線に垂直な断面に投影した場合、ボトル本体81の搬送路中心線と搬送コイル93の中心線とは略同一軸になる。しかし、ボトル排出口82から離れた部分では、図6(a)、(c)に示すように、搬送コイル93が、重力の作用で垂れ下がって、図6(c)図中、Dで示す挟持領域長で挟持領域が生じる。この挟持領域で、実施例1、2の管路部63と同様に、トナーが挟持されて圧力が加わってトナー凝集体が生じることとなる。
そこで、本実施例では、ボトル本体81の下部の内壁面に、図7(b)、(c)に示すような、ボトル本体81の中空側へ突出する円弧状の外郭線を持つ、2つの凸形状94c,94dを設けた。
このようにボトル本体81を構成することで、ボトル本体81と搬送コイル93とで形成する挟持領域の挟持領域長を、図7(c)に示すE1とE2の挟持領域長にして、図6(c)に示したDの挟持領域長よりも大幅に短くし、挟持領域面積も小さくできる。したがって、図6(a)〜(c)に示した従来の構成よりも発生するトナー凝集体の大きさを小さくすることが可能となり、従来の構成よりもトナー凝集体に起因した、縦白スジ等の異常画像についても抑制可能になる。
また、実施例1、2と同様に、特許文献1に記載のトナーの特性値を規定する構成よりも、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制する機能が、使用環境の影響を受け難い。
よって、トナー搬送路内に配置される弾性を有した搬送コイル93により、内壁の一部が押圧されるトナーボトル61のボトル本体81において、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制できる。
ここで、上記本実施例の説明では、実施例1の説明で用いた図4(g)の円弧状の凸形状73c,73dに対応する凸形状94c,94dを設けた構成に適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。実施例1、2と同様に、図4(d)〜(f)の構成にも適用可能である。
また、本実施形態の各実施例のトナー搬送路形成部材を設けることで、使用環境によらず異常画像の原因となるトナー凝集体の、トナー搬送路形成部材内での発生を抑制できるトナー補給装置60を提供できる。
また、このトナー補給装置60を備えることで、使用環境によらず異常画像の原因となるトナー凝集体の、トナー搬送路形成部材内での発生を抑制できるプリンタ500を提供できる。
また、本実施形態では、形成するトナー搬送路の中空内部に配置するトナー搬送部材により内壁の一部が押圧されるトナー搬送路形成部材、このトナー搬送路形成部材を設けるトナー補給装置、及びこのトナー補給装置を備える画像形成装置の例について説明した。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、トナー搬送路形成部材と、トナー搬送路内に配置されるトナー搬送部材とを有したトナー搬送装置、このトナー搬送装置を設けたトナー補給装置、及び上記トナー搬送装置又は上記トナー補給装置を備えた画像形成装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
トナーを搬送可能な中空のトナー搬送路を形成し、該トナー搬送路内に配置される弾性を有した搬送コイル64などのトナー搬送部材により、内壁の一部が押圧される管路部63などのトナー搬送路形成部材において、前記内壁の少なくとも一部の第1湾曲部63bや第2湾曲部63dなどの内壁面に、中空側へ突出する凸形状72aや凸形状73aなどの凸形状を設けることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1乃至3について説明したように、次のようなトナー搬送路形成部材を提供することができる。トナー搬送路内に配置される弾性を有した搬送コイル64などのトナー搬送部材により、内壁の一部が押圧される管路部63などのトナー搬送路形成部材において、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制できるトナー搬送路形成部材である。
(態様B)
(態様A)において、管路部63などの該トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する第1湾曲部63bなどの湾曲部を有し、凸形状72aなどの前記凸形状を設ける内壁面が、前記湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面であることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、トナー凝集体が発生し易い第1湾曲部63bなどの湾曲部の小径側の内壁面に凸形状72aなどの凸形状を設けることで、効果的にトナー凝集体の発生を抑制できるとともに、湾曲部の曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面等、挟持領域が生じない内壁面への凸形状を形成するコストも削減できる。
(態様C)
(態様A)において、管路部63などの該トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する第1湾曲部63bなどの湾曲部を有し、凸形状71a、凸形状72a、及び凸形状74aなどの前記凸形状を設ける内壁面が、前記湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、前記湾曲部のトナー搬送方向上流側に有した第1直線部63aなどの直線部の、前記湾曲部の曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面に連続した内壁面、及び前記湾曲部のトナー搬送方向下流側に有した第3直線部63eなどの直線部の、前記湾曲部の前記大径側内壁面に連続した内壁面であることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を、第1湾曲部63bなどの湾曲部にのみ凸形状72aなどの凸形状を設ける構成よりも抑制できる管路部63などのトナー搬送路形成部材を提供できる。
(態様D)
(態様A)において、該トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する第1湾曲部63bなどの第1湾曲部と、該第1湾曲部のトナー搬送方向下流側に配置され、前記第1湾曲部とは反対側に前記中心線が湾曲する第2直線部63cなどの第2湾曲部とを有し、凸形状72a、及び73aなどの前記凸形状を設ける内壁面が、前記第1湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、及び第2湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面であることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、トナー凝集体が発生し易い第1湾曲部63bや第2湾曲部cなどの各湾曲部の小径側内壁面に凸形状72a、及び凸形状73aなどの凸形状を設けることで、効果的にトナー凝集体の発生を抑制できるとともに、各湾曲部のの曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面等、挟持領域が生じない内壁面への凸形状を形成するコストも削減できる。
(態様E)
(態様A)において、該トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する第1湾曲部63bなどの第1湾曲部と、該第1湾曲部のトナー搬送方向下流側に配置され、前記第1湾曲部とは反対側に前記中心線が湾曲する第2直線部63cなどの第2湾曲部とを有し、凸形状71a、凸形状72a、凸形状73a、及び凸形状74aなどの前記凸形状を設ける内壁面が、前記第1湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、前記第2湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、前記第1湾曲部のトナー搬送方向上流側に有した第1直線部63aなどの直線部の、前記第1湾曲部の曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面に連続した内壁面、及び前記第2湾曲部のトナー搬送方向下流側に有した第3直線部63eなどの直線部の、前記第2湾曲部の曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面に連続した内壁面であることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を、湾曲部63bや湾曲部63dなどの湾曲部にのみ凸形状72a、及び凸形状73aなどの凸形状を設ける構成よりも抑制できる管路部63などのトナー搬送路形成部材を提供できる。
(態様F)
(態様A)において、該トナー搬送路形成部材がトナーボトル61のボトル本体81などのトナー収容容器であることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例3について説明したように、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制できるトナーボトル61のボトル本体81などのトナー収容容器を提供できる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様F)のいずれかにおいて、管路部63やトナーボトル61のボトル本体81などの該トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な断面における前記凸形状の外郭線が凸形状73bなどのように円弧状であることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1乃至3について説明したように、搬送コイル64や搬送コイル93などのトナー搬送部材と凸形状73bなどの凸形状との挟持領域長を、点接触した状態に近づけることができ挟持領域面積を小さくすることができる。したがって、挟持領域で挟持されて圧力が加わって発生するトナー凝集体の大きさを、凸形状を設けない構成に比べ大幅に小さくでき、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生をさらに抑制することができる。
(態様H)
(態様A)乃至(態様G)のいずれかにおいて、第1湾曲部63bの小径側内壁面やボトル本体81の下部内壁面などの前記内壁面に、凸形状72c,72dや凸形状94c,94dなどの複数の前記凸形状を設けることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1乃至3について説明したように、凸形状72c,72dや凸形状94c,94dなどの各凸形状を第1湾曲部63bやボトル本体81などのトナー搬送路形成部材の内壁面に形成する精度が低かったり、搬送コイル64や搬送コイル93などのトナー搬送部材の曲がり癖等が強かったりする場合でも、異常画像の原因となるトナー凝集体の発生を抑制することができる。
(態様I)
現像装置6などの現像装置への補給トナーを搬送する管路部63やトナーボトル61のボトル本体81などのトナー搬送路形成部材を設けたトナー補給装置60などのトナー補給装置において、前記トナー搬送路形成部材として、(態様A)乃至(態様H)のいずれかの管路部63やトナーボトル61のボトル本体81などのトナー搬送路形成部材を設けたことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1乃至3について説明したように、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の、管路部63やトナーボトル61のボトル本体81などのトナー搬送路形成部材内での発生を抑制できるトナー補給装置60などのトナー補給装置を提供できる。
(態様J)
現像装置6などの現像装置に補給トナーを補給するトナー補給装置を備えたプリンタ500などの画像形成装置において、前記トナー補給装置として、(態様I)に記載のトナー補給装置60などのトナー補給装置を備えたことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、使用環境の影響を受け難く、異常画像の原因となるトナー凝集体の、管路部63やトナーボトル61のボトル本体81などのトナー搬送路形成部材内での発生を抑制できるプリンタ500を提供できる。
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ
3 感光体クリーニング装置
4 感光体クリーニングブレード
5 現像ローラ
6 現像装置
10 作像部
11 各プロセスカートリッジ
12 1次転写ローラ
20 中間転写ユニット
21 中間転写ベルト
22,23,24,25 支持ローラ
26 ベルトクリーニング装置
27 ベルトクリーニングブレード
28 2次転写ローラ
31 光書き込み装置
40 シート搬送路
41 給紙カセット
42 給紙ローラ
43 シート搬送ローラ対
44 レジストローラ対
45 排紙ローラ対
46 排紙口
47 積載トレイ
50 定着装置
51 定着ローラ
52 加圧ローラ
60 トナー補給装置
61 トナーボトル
62 ホッパ部
62a 受入槽
62b 搬送槽
63 管路部
63a 第1直線部
63b 第1湾曲部
63c 第2直線部
63d 第2湾曲部
63e 第3直線部
64 搬送コイル(管路部)
65 開口(受渡部)
71c,71d 凸形状(第1直線部)
72c,72d 凸形状(第1湾曲部)
73a 凸形状(矩形状)
73b 凸形状(円弧状)
73c,73d 凸形状(第2湾曲部)
74c,74d 凸形状(第3直線部)
81 ボトル本体
82 ボトル排出口
83 トナーキャップ部
84 トナー排出口
85 シャッタ
86 取っ手部86
87 突起部
91 駆動部材
92 ギヤ部
93 搬送コイル(トナーボトル)
94c,94d 凸形状(トナーボトル)
100 装置本体
200 給紙部
300 バイアス印加装置
500 プリンタ
特許第4462492号公報

Claims (6)

  1. 補給トナーを画像形成装置の現像装置の補給口へ補給するトナー補給装置において、
    該補給トナーを搬送可能な中空のトナー搬送路を形成し、該トナー搬送路の搬送方向に沿って曲がるように変形しうる弾性を有したトナー搬送部材が該トナー搬送路内に配置されたトナー搬送路形成部材を備え、
    該トナー搬送路形成部材は、
    該現像装置の上方に設けられ、
    該トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する湾曲部を有し
    湾曲部の内壁面のうち該湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が最も小さい小径側内壁面に、該トナー搬送部材が該トナー搬送路の内壁面に直接接触する領域と該トナー搬送部材が該補給トナーを介して該トナー搬送路の内壁面を押圧する領域とからなる挾持領域を形成する凸形状が中空側へ突出して設けられていることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1に記載のトナー補給装置において、
    前記トナー搬送路形成部材の前記凸形状を設ける内壁面が、前記湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、前記湾曲部のトナー搬送方向上流側に有した直線部の、前記湾曲部の曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面に連続した内壁面、及び前記湾曲部のトナー搬送方向下流側に有した直線部の、前記湾曲部の前記大径側内壁面に連続した内壁面であることを特徴とするトナー補給装置。
  3. 請求項1に記載のトナー補給装置において、
    前記トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する第1湾曲部と、該第1湾曲部のトナー搬送方向下流側に配置され、前記第1湾曲部とは反対側に前記中心線が湾曲する第2湾曲部とを有し、
    前記トナー搬送路形成部材の前記凸形状を設ける内壁面が、前記第1湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、及び第2湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面であることを特徴とするトナー補給装置。
  4. 請求項1に記載のトナー補給装置において、
    前記トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な中空断面の中心を通る中心線が湾曲する第1湾曲部と、該第1湾曲部のトナー搬送方向下流側に配置され、前記第1湾曲部とは反対側に前記中心線が湾曲する第2湾曲部とを有し、
    前記トナー搬送路形成部材の前記凸形状を設ける内壁面が、前記第1湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、前記第2湾曲部の曲率中心から近く曲率半径が小さい小径側内壁面、前記第1湾曲部のトナー搬送方向上流側に有した直線部の、前記第1湾曲部の曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面に連続した内壁面、及び前記第2湾曲部のトナー搬送方向下流側に有した直線部の、前記第2湾曲部の曲率中心から遠く曲率半径が大きい大径側内壁面に連続した内壁面であることを特徴とするトナー補給装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載のトナー補給装置において、
    前記トナー搬送路形成部材のトナー搬送方向に垂直な断面における前記凸形状の外郭線が円弧状であることを特徴とするトナー補給装置。
  6. 現像装置に補給トナーを補給するトナー補給装置を備えた画像形成装置において、
    前記トナー補給装置として、請求項1乃至5のいずれか一に記載のトナー補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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