JP5637430B2 - 粉体収容器及び画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に対してセットされる画像形成用粉体を収容する粉体収容器、及び、それが設置された画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機等の画像形成装置においては、画像形成装置本体に着脱自在に設置される筒状のトナー容器(トナーボトル)が多く用いられている(例えば、特許文献1等参照。)。
特許文献1等において、画像形成装置本体に交換自在に設置されるトナー容器(トナーボトル)は、主として、容器本体とキャップ部とで構成されている。容器本体の内周面には螺旋状の突起が設けられていて、容器本体が回転駆動されることによって容器本体内に収容されているトナーが開口部に向けて搬送される。キャップ部は、容器本体の開口部に連通していて、容器本体の回転駆動に連動することなく画像形成装置本体に非回転で保持される。そして、容器本体の開口部から排出されたトナーは、キャップ部に設けられたトナー排出口から排出される。その後、キャップ部のトナー排出口から排出されたトナーは、現像装置に補給されることになる。
なお、トナー容器のキャップ部には、トナー排出口を開閉するシャッタ部材が設置されている。このシャッタ部材は、画像形成装置本体へのトナー容器の着脱動作に連動してトナー排出口を開閉するように構成されている。
上述した特許文献1のトナー容器は、キャップ部が設けられておらず容器本体の開口部から現像装置に向けて直接的にトナーを供給するトナー容器(例えば、特開2000−338758号公報参照。)に比べて、トナー容器の交換をおこなう際のトナー汚れを軽減することができる。すなわち、トナー容器の着脱動作の一部の動作(回転動作)に連動してキャップ部のトナー排出口が開閉されるために、ユーザーがトナー排出口に触れてトナーで汚される不具合が抑止される。さらに、トナー容器におけるトナー排出口の向きが鉛直方向下方に配設されて、トナーの自重落下によってトナーエンド時におけるトナー排出口近傍のトナー量を少なくできるために、トナー容器交換時のトナー排出口のトナー汚れが軽減される。
しかし、トナー排出口の周囲(シャッタ部材等である。)に僅かながらトナーが付着してしまい、その付着したトナーがトナー容器の交換作業時に画像形成装置本体内に落下してしまっていた。特に、トナー排出口に連通する画像形成装置本体のトナー補給口の周囲は、落下したトナーによる汚れが顕著であって、ユーザーに不快な印象を与えていた。
特許文献2のトナー容器のキャップ部には、画像形成装置本体に固定されたノズルを挿入するための挿入通路が、容器本体の回転軸線方向と並行な方向に延在して設けられ、挿入通路内を遮断するようにシャッター部材が挿入されている。画像形成装置本体には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)用の4つのトナー容器を並行載置できるようにそれぞれのトナー容器挿入口が形成されたトナー容器載置台が設けられている。このトナー容器載置台にセットされるよう、トナー容器は、キャップ部を先頭にして容器本体回転軸線方向に沿って、水平にスライド移動される。トナー容器がスライド移動により、所定の位置まで押し込まれると、キャップ部に設けられた挿入通路にノズルが挿入され、シャッター部材はノズルにより挿入通路内をスライド移動する。ノズルは、搬送チューブを介して現像装置等の搬送先と繋がっており、ノズルがキャップ部の挿入通路に挿入されることで、トナー容器内と現像装置等の搬送先とが連通することとなる。そして、吸引ポンプ等の吸引手段によって、トナー容器内のトナーが吸引されて、ノズル、搬送チューブを経て、現像装置等の搬送先に排出される。このように画像形成装置本体へのトナー容器の着脱動作に連動してシャッター部材をスライド移動させることでトナー排出口を開閉するようになっており、トナー排出口付近のトナー汚れを軽減する構成となっている。
また、特許文献3のトナー容器は、トナー排出口を開閉するためのシャッタが、トナー容器の装置本体への着脱方向へ移動自在に取り付けられており、トナー容器を水平にスライド移動させることで、画像形成装置本体へのトナー容器のセットが完了するよう構成されている。
このようなトナー容器において、異なる色のトナー容器載置台に誤セットされないように、トナー容器外周面には、収容されるトナーの色ごとに異なる形状の突起部が設けられており、画像形成装置本体のトナー容器挿入口には、その異なる形状の突起部に対応した形状の凹部を有している。すなわち、トナー容器載置台に載置されるべき色とは異なる色のトナー容器が、トナー容器挿入口から挿入されようとした場合に、トナー容器上の突起部と、トナー挿入口に形成された凹部とが対応しないために、トナー容器がトナー挿入口に引っ掛かり、異なる色のトナー容器がセットされないようになっている。
ところで、特許文献3のようにトナー載置台への水平スライド移動という一工程で、画像形成装置本体へセットされるトナー容器の場合、とりわけ、誤セット防止ということが重要になってくる。すなわち、このようなトナー容器は、水平方向へのスライド移動の工程途中において、シャッタの開放が始まり、画像形成装置本体へのセット完了と同時に、トナー容器のトナー排出口と装置本体とが連通するようになっている。誤セットを防止するトナー容器上の突起部の配設位置によっては、トナー容器をトナー容器挿入口へ挿入させ、トナー容器上の突起部がトナー挿入口に引っ掛かった時点で、既に補給口の開放が始まっている場合がある。例えば、特許文献2のようなキャプ部と容器本体とで構成されるトナー容器の場合であって、容器本体を先頭にしてスライド移動することによって装置本体にセットされる場合を考えてみる。容器本体が先頭に位置する場合であっても、誤セット防止用の突起部は装着方向の後部側に配置したほうが、画像形成装置のデッドスペースを少なくし、レイアウト設計に余裕ができるので好ましい。しかしながら、たとえ誤セット防止用の突起部が設けられていたとしても、誤セット防止用の突起部とトナー排出口との配置関係によっては、異なる色のトナー容器が誤って挿入された場合、装置本体のノズルが挿入通路に挿入してしまい、挿入通路内のトナーと、画像形成装置に設けられたノズル内のトナーとが混色してしまう虞がある。
さらに、特許文献3のトナー容器の場合、トナー容器の着脱方向と、シャッタの開閉方向とが平行しているため、トナー容器の装着操作の際に、シャッタが何らかの引っ掛かりにより移動してしまってトナー排出口が開放されてしまい、装着されるべき色とは異なる色のトナーがトナー容器載置台に落下してしまうといった虞もある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、トナー容器載置台へ誤って挿入されようとした場合であっても、トナー容器載置台内にトナーが落下したり、トナー容器載置台を異なる色のトナーで汚したりすることを軽減するトナー容器及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる粉体収容器は、画像形成に用いられる粉体を収容し、画像形成装置本体に対して略水平方向に移動して着脱される粉体収容器であって、内部に粉体を収容する粉体収容部と、前記本体に対する装着動作に連動して当該本体内に配設された前記略水平方向に延在する管部材に形成された粉体受入口と連通し、前記粉体収容部内の粉体を前記粉体受入口を介して前記管部材に向けて排出する粉体排出口と、前記粉体収容部内に収容される粉体の種類に応じて定められた種類毎に特有の形状、配置、若しくは個数、又はそれらの内の2つ以上の組み合わせから成る粉体収容器外周面から突出する突起部と、を備え、前記本体への装着方向手前側から奥側に見て、前記粉体排出口の縁の奥側が、前記突起部の奥側端部よりも、手前側に配置されて、前記粉体排出口と連通するとともに、前記管部材が挿入される穴部を有し、前記粉体収容部は、前記粉体収容部が前記画像形成装置本体に装着される方向に対し対向する方向に粉体を搬送する粉体搬送手段を備え、前記穴部は、前記粉体搬送手段が前記粉体を搬送する方向に対し対向して開口しており、前記本体に対する略水平方向の移動による着脱動作に連動して前記粉体排出口を開閉する開閉部材を、前記穴部に備えている。
また、請求項記載の発明にかかる粉体収容器は、前記請求項に記載の発明において、前記粉体収容部に設けられた開口を塞ぐように、前記粉体収容部と係合するキャップ部を備え、前記粉体排出口と前記穴部とは、前記キャップ部に配設され、前記キャップ部よりも前記粉体収容部を先頭にして画像形成装置本体へ装着されるものである。
また、請求項記載の発明にかかる粉体収容器は、前記請求項に記載の発明において、前記本体に装着された状態で当該本体に配設された通信回路との間で通信を行う電子基板を備え、当該電子基板は、前記キャップ部の長手軸を挟んで前記穴部と反対の位置に設けられたものである。
また、請求項記載の発明にかかる粉体収容器は、前記請求項又は前記請求項に記載の発明において、前記キャップ部は、前記本体に対する装着操作によって当該本体に固定保持されるとともに、前記粉体収容部が回転可能なように当該粉体収容部と係合するものである。
また、請求項記載の発明にかかる粉体収容器は、前記請求項に記載の発明において、前記粉体収容部は、その内周面に螺旋状の突起を備え、前記粉体収容部が回転することにより、当該粉体収容部内に収容された粉体を前記開口に向けて搬送するものである。
また、請求項記載の発明にかかる粉体収容器は、前記請求項又は前記請求項に記載の発明において、前記粉体収容部の内部に配設されるとともに、前記本体に設けられた駆動部から駆動力を受けて所定方向に回転して、前記粉体収容部内に収容された粉体を前記開口に向けて搬送する搬送部材を備えるものである。
また、請求項記載の発明にかかる粉体収容器は、前記請求項に記載の発明において、前記粉体収容部の内部に配設されるとともに前記本体に設けられた駆動部から駆動力を受けて所定方向に回転して前記粉体収容部内に収容された粉体を前記粉体排出口に向って搬送する搬送部材を備えるものである。
また、請求項記載の発明にかかる粉体収容器は、前記請求項に記載の発明において、前記本体に装着された状態で前記本体に配設された通信回路との間で通信を行う電子基板を備え、当該電子基板は、前記粉体収容部の長手軸を挟んで前記穴部とは反対の位置に設けられたものである。
また、請求項記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項のいずれかに記載の粉体収容器が前記画像形成装置本体に設置されたものである。
なお、本願において、「画像形成に用いられる粉体」とは、トナー、又は、トナーを静電的に付着するキャリア、又は、トナーとキャリアとを所定の割合で混合したもの(いわゆるプレミックストナー)を言う。
本発明は、画像形成装置本体への装着方向手前側から奥側に見て、粉体排出口の縁の奥側が、突起部の奥側端部よりも、手前側に配置されることにより、粉体収容器収容部へ誤って挿入されようとした場合であっても、粉体収容器収容部内に粉体が落下したり、粉体収容器収容部を異なる色の粉体で汚したりすることを軽減する粉体収容器及び画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 トナー補給装置を示す概略図である。 トナー容器収容部を示す斜視図である。 トナー容器駆動部を示す斜視図である。 トナー容器がトナー容器駆動部と係合される状態を示す概略図である。 トナー容器がトナー容器駆動部と係合された状態を示す概略図である。 トナー容器固定部を示す斜視図である。 下前ケース近傍を示す斜視図である。 下前ケース近傍を示す斜視図である。 トナー容器固定解除レバーを示す斜視図である。 トナー容器がトナー容器収容部に搭載されたときの、トナー容器固定解除レバー76の状態を示す正面図である。 トナー容器がトナー容器収容部に搭載されるときの、トナー容器固定解除レバー76の状態を示す正面図である。 トナー容器がトナー容器収容部に搭載される状態を底部側からみた概略図である。 図14に続くトナー容器の搭載状態を底部側からみた概略図である。 図15に続くトナー容器の搭載状態を底部側からみた概略図である。 トナー容器がトナー容器収容部に搭載された状態を底部側からみた概略図である。 トナー容器挿入口を示す正面図である。 トナー容器の外観を示す斜視図である。 トナー容器の外観を別の角度から示す斜視図である。 容器本体の外観を示す斜視図である。 キャップ部の外観を示す斜視図である。 キャップ部の外観を示す斜視図である。 キャップ部を示す6面図である。 キャップ部を示す分解斜視図である。 把持部本体を示す斜視図である。 キャップ部近傍を示す断面図である。 イエロー用のトナー容器のキャップ部を示す正面図である。 マゼンタ用のトナー容器のキャップ部を示す正面図である。 シアン用のトナー容器のキャップ部を示す正面図である。 ブラック用のトナー容器のキャップ部を示す正面図である。 トナー容器がトナー容器収容部に搭載される状態を示す断面図である。 図32に続くトナー容器の搭載状態を示す断面図である。 図33に続くトナー容器の搭載状態を示す断面図である。 トナー容器がトナー容器収容部に搭載されたる状態を示す断面図である。 ノズル、爪部材、トナー容器固定解除レバーの位置関係を示す斜視図である。 ノズル、爪部材、トナー容器固定解除レバーの位置関係を示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるトナー容器を示す概略断面図である。 別の形態のトナー容器を示す概略断面図である。 トナー容器固定解除レバーと光センサとを示す斜視図及び上面図である。 トナー容器およびトナー容器収容部を示す側面概略図である。 トナー容器およびトナー容器収容部を示す側面概略図である。 この発明の実施の形態3におけるキャップ部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3におけるトナー容器固定部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3におけるトナー容器固定部を示す正面図である。 インターロックスイッチを示す上面概略図である。 この発明の実施の形態3におけるトナー容器を示す側面概略図およびインターロックスイッチとトナー容器固定解除レバーを示す上面概略図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図37、図40〜図42にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31(粉体収容器収容部)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した粉体収容器としての4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
本発明に係る画像形成装置本体100は、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの作像部3Y、3M、3C、3Kを備えている。各作像部3Y、3M、3C、3Kは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。
作像部3Y、3M、3C、3Kの上方には、それぞれ、図示しないトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが配設されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容された粉体としてのトナーは、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部3Y、3M、3C、3Kの現像装置5Y、5M、5C、5K内に供給(補給)される。
図2を参照して、イエローに対応した作像部3Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部3M、3C、3Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部3Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部3M、3C、3Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部3Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部3M、3C、3Kでも、イエロー作像部3Yと同様におこなわれる。すなわち、図1を参照して、作像部3M、3C、3Kの上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部3M、3C、3Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット6は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ10、複数のテンションローラ、中間転写クリーニング部、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材によって張架・支持されるとともに、1つのローラ部材の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ11との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ10が、2次転写ローラ11との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ13や搬送ローラ14、レジストローラ対15等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ13が図1中の反時計方向に回転駆動されることによって、一番上の記録媒体Pが給紙部12から排出され、搬送ローラ対14のローラ間に向けて給送される。
排出された記録媒体Pは、搬送ローラ14によって、レジストローラ対15に向けて搬送される。レジストローラ対15に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対15のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対15が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部19の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ17及び加圧ローラ18による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対16のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対16によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部20上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤搬送路53Y、54Y、55Y内に配設された供給スクリュ56Y、回収スクリュ57Yおよび攪拌スクリュ58Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤搬送路53Y、54Y、55Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。攪拌搬送路55Yの上方に形成された開口59Yを介してトナー容器32Yに収容されたトナーが補給される。
各構成部品の配置について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、現像ローラ51Yに供給される現像剤を収容する供給搬送路53Yを現像ローラ51Yに対向する位置に有する。供給搬送路53Yは、現像剤を供給しながら現像ローラ51Yの軸線方向に沿って図2の奥方向に現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュ56Yを備えている。
現像ローラ51Yの供給スクリュ56Yとの対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ51Yに供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制手段としてのドクターブレード52Yを備えている。
現像ローラ51Yの感光体ドラム1Yとの対向部である現像領域よりも表面移動方向下流側では、現像領域を通過し、現像ローラ51Yの表面から離脱した現像済みの現像剤を回収する回収搬送路54Yが現像ローラ51Yと対向する。回収搬送路54Yは、回収した回収現像剤を現像ローラ51Yの軸線方向に沿って供給スクリュ56Yと同方向に搬送する回収搬送部材として、軸線方向に平行に配置されたらせん状の回収スクリュ57Yを備えている。供給スクリュ56Yを備えた供給搬送路53Yは現像ローラ51Yの横方向に、回収スクリュ57Yを備えた回収搬送路54Yは現像ローラ51Yの下方に並設されている。
なお、現像ローラ51Yからの現像剤の離脱は、先に述べた現像スリーブ内部にあるマグネットを、離脱させたい箇所のみ磁極がない状態に設定することにより、現像剤の分離・離脱を可能としている。また、離脱させたい箇所に反発磁界が形成されるような磁極配置のマグネットを用いてもよい。
現像装置5Yは、供給搬送路53Yの下方で回収搬送路54Yに並列して攪拌搬送路55Yを設けている。攪拌搬送路55Yは、現像ローラ51Yの軸線方向に沿って現像剤を攪拌しながら供給スクリュ56Yとは逆方向である図中手前側に搬送する攪拌搬送部材として、軸線方向に平行に配置された、らせん状の攪拌スクリュ58Yを備えている。
供給搬送路53Yと攪拌搬送路55Yとは仕切り部材としての第一仕切り壁501によって仕切られている。第一仕切り壁501の供給搬送路53Yと攪拌搬送路55Yとを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路53Yと攪拌搬送路55Yとが連通している。
なお、供給搬送路53Yと回収搬送路54Yとも第一仕切り壁501によって仕切られているが、第一仕切り壁501の供給搬送路53Yと回収搬送路54Yとを仕切る箇所には開口部を設けていない。
また、攪拌搬送路55Yと回収搬送路54Yとは仕切り部材としての第二仕切り壁502によって仕切られている。第二仕切り壁502は、図中奥側が開口部となっており、攪拌搬送路55Yと回収搬送路54Yとが連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置60Yを介して攪拌搬送路55Y内に補給される。なお、トナー補給装置の構成・動作については、後で詳しく説明する。
攪拌搬送路55Y内に補給されたトナーは、攪拌スクリュ58Yによって、現像剤とともに混合・攪拌されながら、攪拌搬送路55Y内を図中手前側に向かって搬送される。攪拌スクリュ58Yの搬送方向下流端まで搬送された現像剤は、攪拌スクリュ58Yの搬送方向下流側であり供給スクリュ54Yの搬送方向上流側に形成された第一仕切り壁501の開口部を介して供給搬送路53Yに供給される。
攪拌搬送路55Yから現像剤の供給を受けた供給搬送路53Yでは、現像ローラ51Yに現像剤を供給しながら、供給スクリュ56Yの搬送方向下流側に現像剤を搬送する。そして、現像ローラ51Yに供給されずに供給搬送路53Yの搬送方向下流端まで搬送された余剰現像剤は第一仕切り壁501の開口部より攪拌搬送路55Yに供給される。
一方、現像ローラ51Yに供給された現像剤は、図2中の矢印の方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤は、現像ローラ51Yから分離・離脱して、回収搬送路54Yに受け渡される。現像ローラ51Yから回収搬送路54Yに受け渡され、回収スクリュ57Yによって回収搬送路54Yの搬送方向下流端まで搬送された回収現像剤は第二仕切り壁502の開口部より攪拌搬送路58Yに供給される。
攪拌搬送路55Yに供給された余剰現像剤と回収現像剤とは、前述のように適宜補給されたトナーとともに攪拌スクリュ58Yによって、混合・攪拌されながら、攪拌搬送路55Y内を図中手前側に向かって搬送され、第一仕切り壁501の不図示の開口部より供給搬送路53Yに供給される。
攪拌搬送路55Yの下方には、不図示の透磁率センサからなるトナー濃度検知センサが設けられ、センサ出力によりトナー補給装置60Yを作動し、トナー容器32Yからトナー補給を行っている。
次に、図3にて、トナー容器32Y内に収容されたトナーを現像装置5Yに導くトナー補給装置60について詳述する。
装置本体100のトナー容器収容部31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60によって適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー補給装置は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
トナー容器32Yが装置本体100のトナー容器収容部31に装着されると、その装着動作に連動して、トナー容器32Yの穴部32Y1bにトナー容器収容部31のノズル72(管部材)が挿入される。このとき、トナー容器32Yの開閉部材としての口栓部材32Y3は、ノズル72と爪部材75とに挟まれた状態で、トナー排出口32Y1a(粉体排出口)を開放する。これにより、トナー排出口32Y1aとノズル72に設けられたトナー受入口72a(粉体受入口)とが連通し、トナー容器32Yの容器本体32Y2(粉体収容部)内に収容されたトナーが、トナー排出口32Y1aを介して、ノズル72内に搬送されることになる。
一方、ノズル72の他端は、トナー補給経路としてのチューブ69の一端に接続されている。チューブ69は、耐トナー性に優れたフレキシブルな材料からなり、その他端がトナー補給装置のスクリューポンプ61(モーノポンプ)に接続されている。
チューブ69は、その内径が4〜10mmになるように形成されている。チューブ69の材料としては、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等のゴム材料や、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂材料を用いることができる。このようなフレキシブルなチューブ69を用いることで、トナー補給経路のレイアウトの自由度が増して、画像形成装置が小型化される。
スクリューポンプ61は、吸引型一軸偏心スクリューポンプであって、ロータ65、ステータ62、吸引口63、ユニバーサルジョイント64、モータ66、等で構成される。ロータ65、ステータ62、ユニバーサルジョイント64等は、不図示のケース内に収納されている。ステータ62は、ゴム等の弾性材料からなる雌ねじ状部材であって、その内部にはダブルピッチの螺旋溝が形成されている。ロータ65は、金属等の剛性材料からなる螺旋状にねじれて形成された雄ねじ状部材であって、ステータ62内に回動自在に嵌挿されている。ロータ65の一端は、ユニバーサルジョイント64を介して、モータ66に連結されている。
このように構成されたスクリューポンプ61は、モータ66によってステータ62内のロータ65を所定方向に回転駆動させることで、吸引口63に吸引力を発生させる(チューブ69内の空気を送出してチューブ69内に負圧を発生させる。)。これによって、トナー容器32Y内のトナーが空気とともにチューブ69を介して吸引口63に吸引される。吸引口63まで吸引されたトナーは、ステータ62とロータ65との隙間に送入されて、ロータ65の回転に沿って他端側に送出されて、トナー搬送パイプ68を介して現像装置5Y内に補給される(図3中の破線矢印方向の移動である。)。
なお、現像装置5Yに補給されるトナーを一時的に収容するホッパを、スクリューポンプ61と現像装置5Yとの間に設置しても構わない。
ここで、図3を参照して、本実施の形態のトナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルであって、その内周面に螺旋状の突起32Y2aが設けられている(外周面側から見ると螺旋状の溝となっている。)。この螺旋状の突起32Y2aは、画像形成装置本体100に設けられた駆動部90(駆動モータ92、駆動カップリング91、スプリング93等で構成されている。)によって容器本体32Y2を図3の矢印方向に回転駆動して、容器本体32Y2に収容されたトナーをキャップ部32Y1内のスペース(トナー貯留部32Y1k)に向けて排出するためのものである。すなわち、駆動部90によってトナー容器32Yの容器本体32Y2が適宜に回転駆動されることで、キャップ部32Y1のスペース32Y1k下部に配設されたトナー排出口32Y1aを介して、現像装置にトナーが適宜に供給される。なお、トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。トナー容器32Yの詳細については、後述する。
次に、図4〜図18を参照して、トナー容器32Y、32M、32C、32Kを収容する画像形成装置本体100のトナー容器収容部31について詳述する。
図4は、トナー容器収容部31の全体斜視図である。粉体収容器収容部であるトナー容器収容部31は、トナー容器固定部70(粉体収容器固定部)、トナー容器ガイド部80(粉体収容器ガイド部)、トナー容器駆動部90(粉体収容器駆動部)から構成されており、トナー容器32Yは、トナー容器固定部70からトナー容器収容部31内への着脱が行われる(図4の矢印の方向に装着される。)。
図5を参照して、トナー容器収容部31の奥側(トナー容器の装着方向からみて奥側である。)に設置されたトナー容器駆動部90について説明する。トナー容器駆動部90は、駆動カップリング91、駆動モータ92、スプリング93、軸94等で構成されている。駆動カップリング91は、容器本体32Y2の底部に形成された駆動入力部32Y2b(図20を参照できる。)に係合するよう配設されている。駆動カップリング91と駆動モータ92とは、軸94及び軸94に設けられたギヤ95を介して連結しており、駆動モータ92の駆動力が軸94及びギヤ95を介して駆動カップリング91に伝達され、駆動カップリング91に係合したトナー容器32Yの容器本体32Y2が所定方向に回転駆動される。軸94にはスプリング93が巻かれており、駆動カップリング91をトナー容器32Yの装着方向からみて手前側に付勢している。
すなわち、図6、図7を参照して、駆動カップリング91は、トナー容器32Yの着脱方向と平行の方向に往復移動可能に設けられており、スプリング93によって、トナー容器装着方向からみて手前側に付勢されている(図6の左側に向かって付勢されている。)。トナー容器32Yが図6の矢印の方向に移動してトナー容器収容部31に装着されると、駆動カップリング91は駆動入力部32Y2bと係合しながら、トナー容器32Yに押されて装着方向奥側へと移動する(図6の右方向へ押動される。図7を参照できる。)。この際、スプリング93によって、駆動カップリング91は、トナー容器32Yを装着方向手前側(図7の左方向)に付勢していることになる。
トナー容器32Yが脱離される際は、トナー容器収容部31によるトナー容器32Yの保持が解除されると、スプリング93による付勢力によって、トナー容器32Yが離脱する方向(図7の左方向)へ押動される。すなわち、トナー容器32Yがトナー容器挿入口71Yから飛び出す格好(ポップアップ動作)になるので、ユーザーは把持部32Y1cを把持して容易にトナー容器32Yを画像形成装置本体100から取り出すことが可能になる。
次に、図8を参照して、トナー容器固定部70について詳述する。
トナー容器固定部70には、トナー容器挿入口71(図18も参照できる)、管部材としてのノズル72、アンテナ基板74、トナー容器32Yのトナー排出口32Y1aを閉鎖する方向に口栓部材32Y3を付勢する付勢部材としての爪部材75、トナー容器32Yをトナー容器収容部31へ固定/解除するトナー容器固定解除レバー76(粉体収容器固定解除部材)、位置決め部材78、等が設置されている。
トナー容器固定部70は、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部をそれぞれ非回転で保持する。トナー容器固定部70は、上前ケース701、下前ケース702等で構成されている。
図9、図10は下前ケース702の拡大斜視図である。図9を参照して、下前ケース702には、キャップ部32Y1の装着動作に連動してキャップ部の位置決めを行う位置決め部材78が設けられている。位置決め部材78は、トナー容器32Yの着脱方向に沿って延設された凸部であり、ノズル72の中心軸を通る鉛直線を中心として左右対称に設けられている。
トナー容器固定部70には、水平方向であって、トナー容器32Yの着脱方向に延在してノズル72が配設されている。ノズル72の上部には、粉体受入口としてのトナー受入口72aが、開口面が上を向くように設けられている。
また、トナー容器固定部70の底部であって、トナー容器固定部70にキャップ部32Y1が固定された場合にキャップ部32Y1の下方に位置する箇所に、キャップ部32Y1の離脱動作に連動してトナー排出口32Y1aを閉鎖する方向に口栓部材32Y3を付勢する付勢部材としての爪部材75が設けられている。爪部材75は、回転支軸を中心にして図9中の両矢印方向に回動可能に下前ケース702に保持されている。爪部材75は、板バネ77によって、キャップ部32Y1の着脱を妨げない位置から口栓部材32Y3に係合する位置に突出方向に付勢されている。つまり、爪部材75は下方から上方へ付勢されている。
また、トナー容器挿入口71の手前側には、トナー容器32Yのトナー容器固定部70への固定/解除を行うトナー容器固定解除レバー76が設けられている。図11は、トナー容器固定解除レバー76を示す斜視図である。図11を参照して、トナー容器固定解除レバー76は、トナー容器32Yを固定・保持する爪部76aと、レバー部76bと、リブ76cにより構成されている。図9を参照して、トナー容器固定解除レバー76は、水平方向であって、トナー容器32Yの着脱方向に対して略直交の方向に往復移動可能に設けられており、スプリング76dによりトナー容器挿入口側に付勢されている。トナー容器固定解除レバー76は、図10に示すように、ユーザーがレバー部76bに指を引っ掛けて、スプリング76dによる付勢方向と反対方向(図10の矢印の方向である。)にスライドさせて、トナー容器挿入口71Yに突出しない位置まで移動させることができる。
図12、図13は、トナー容器収容部31Yに収容されたトナー容器32Yのキャップ部32Y1と、トナー容器固定解除レバー76との位置関係を、トナー容器装着方向手前側から見た図である。図12は、トナー容器固定解除レバー76によって、キャップ部32Y1がトナー容器固定部70に固定・保持されている状態を示し、図13は、トナー容器固定解除レバー76が図面左側(図12の矢印方向)に移動して、トナー容器32Yの固定状態を解除している状態を示している。
図6、図7にて説明したように、トナー容器収容部31Yに装着されたトナー容器32Yは、駆動カップリング91により装着方向手前側に付勢されている(図12の紙面手前側に付勢されている。)。しかしながら、トナー容器固定解除レバー76が図12の位置にある場合、すなわち、トナー容器固定解除レバー76がスプリング76dによる付勢力によりトナー容器挿入口71に突出している場合(図18をも参照できる。)には、トナー容器固定解除レバー76がトナー容器32Yの脱着を妨げることになり、トナー容器32Yをトナー容器収容部31Yに固定することができる。
次に、トナー容器固定解除レバー76の動作について、図14〜図17を用いて詳述する。
図14〜図17は、トナー容器32Yがトナー容器収容部31に装着される状態を下方(底部側)からみた概略図である。図の矢印Xが、トナー容器32Yが装着される方向である。図14を参照して、トナー容器32Yのトナー容器収容部31Yへの装着が開始されると(図14の矢印X方向への移動である)、トナー容器挿入口71Yから突出していた爪部76aの傾斜面76a1が、トナー容器32Yのトナー排出部32Y1dと当接する。
図15を参照して、さらにトナー容器32Yが挿入されると、トナー排出部32Y1dにおける傾斜面76a1と当接していた箇所が、傾斜面76a1に沿って滑動するとともに、トナー容器固定解除レバー76を、スプリング76dによる付勢方向とは反対の方向へと押動する(図15の矢印Yの方向である)。トナー容器固定解除レバー76(爪部76a)が、トナー容器挿入口71Yから突出しない位置まで押動されると、トナー容器32Yの装着を妨げない位置まで移動することになるので、トナー容器32Yは、トナー排出部32Y1dを爪部76aの先端部と摺接させながらさらに矢印X方向に移動する(図16を参照できる。)。
図17を参照して、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yへ完全に装着されると、トナー容器32Yのトナー排出部32Y1dは、トナー容器固定解除レバー76よりも装着方向奥側(図17の下側)へと移動することになる。したがって、トナー排出部32Y1dとの当接により押動されていたトナー容器固定解除レバー76は、トナー排出部32Y1dからの押動から開放され、スプリング76dの付勢力により、矢印Zの方向に移動し、トナー挿入口から突出した位置(固定位置)へ戻る(図12も参考できる。)。トナー容器32Yは、上述のトナー容器駆動部90の駆動カップリング91と、トナー容器固定解除レバー76とに狭持されることで、その着脱方向に関して固定・保持される。
次に、トナー容器32Yを装置本体100のトナー容器収容部31Yから取出(離脱)する場合について詳述する。
トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに装着された状態で、ユーザーがレバー部76bに指を掛けて、スプリング76dによる付勢方向とは反対の方向(図17の矢印Zとは反対の方向)へトナー容器固定解除レバー76をスライドすると、爪部76aがトナー挿入口から突出しない位置(解除位置)まで移動することにより、トナー容器32Yの固定状態を解除する。トナー容器32Yはトナー容器駆動部90の駆動カップリング91により付勢されているために、トナー容器32Yはトナー容器挿入口71Yから飛び出すことになる(図16の矢印Xとは反対の方向へポップアップされる。)。そのため、トナー容器固定解除レバー76の爪部76aが、トナー容器32Yのトナー排出部32Y1dと当接することとなり、トナー容器固定解除レバー76が固定位置へ移動することはない(解除位置が維持される。)。その後、把持部32Y1cを把持してトナー容器32Yを離脱方向(矢印Xとは反対の方向)へ移動させて引き抜くと、爪部76aとトナー排出部32Y1dとの当接状態が解除され、トナー容器固定解除レバー76は、スプリング76dの付勢力により固定位置へ戻る(図14の状態である。)。
本実施の形態1において、トナー容器固定部70には、トナー容器固定解除レバー76の位置を検知するための位置検知手段としての光センサ79が設けられている。具体的には、図40(a)〜(d)を参照して、トナー容器固定解除レバー76の近傍に透過型の光センサ79が配置されている。図40(a)は、トナー容器固定解除レバー76が固定位置にある場合に、トナー容器固定解除レバー76と光センサ79との位置関係を示す斜視図である。図40(b)は、トナー容器固定解除レバー76が固定位置にある場合に、トナー容器固定解除レバー76と光センサ79との位置関係を上からみた概略図である。図40(c)は、トナー容器固定解除レバー76が解除位置にある場合に、トナー容器固定解除レバー76と光センサ79との位置関係を示す斜視図である。図40(d)は、トナー容器固定解除レバー76が解除位置にある場合に、トナー容器固定解除レバー76と光センサ79との位置関係を上からみた概略図である。
トナー容器固定解除レバー76が固定位置にあるときには、光センサ79の発光部と受光部との間に、トナー容器固定解除レバー76のリブ76cがくるように配設されており、リブ76cが光センサ79の発光部からの光を遮蔽する(図40(a)(b)を参照できる。)。したがって、光センサ79は、トナー容器固定解除レバー76が固定位置にあることを検知することができる(光センサの出力がON状態となる。)。一方、トナー容器固定解除レバー76が解除位置に移動すると、リブ76cが、光センサ79の発光部と受光部との間から移動する。したがって、受光部は発光部からの光を受光することができる(光センサの出力がOFF状態となる。)。
本実施の形態では、位置検知手段として透過型光センサを用いて説明したが、反射型光センサを用いてトナー容器固定解除レバー76の位置を検知しても良い。また、本実施の形態では、トナー容器固定解除レバー76に設けたリブ76cによって、トナー容器固定解除レバー76の位置を検知し、光センサ79の出力の切り換えを行っているが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、トナー容器固定解除レバー76の移動に連動して移動する他の部材の位置を検知することで、光センサ79の出力の切り換えをしても構わない。
次に、トナー容器挿入口71について詳述する。装置本体100の手前側に設置された本体カバー(不図示である。)を開放すると、各トナー容器収容部31Y、31M、31C、31K(トナー容器収容部31)が露呈される。詳しくは、装置本体100の本体カバーを開放すると、図18を参照して、4つのトナー容器挿入口71Y、71M、71C、71Kが形成されたトナー容器固定部70が露呈する。そして、装置本体100の手前側から各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの着脱操作(トナー容器の長手方向を着脱方向とする着脱操作である。)がおこなわれる。
なお、トナー容器挿入口71Y、71M、71C、71Kの形状は色ごとに異なっている。
具体的に、図18を参照して、トナー容器挿入口71Y、71M、71C、71Kには、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成された突起部32Y1e、32M1e、32C1e、32K1e、(図22、図28〜図31などを参照できる。)が係合する第1案内溝71Y1、71M1、71C1、71K1が形成されている。そして、第1案内溝71Y1、71M1、71C1、71K1は、その形状、配置、個数が色ごとに異なり、所定の挿入口71Y、71M、71C、71K(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)に異なる色のトナー容器が誤セットされないように構成されている。
また、図8を参照して、本実施の形態1では、トナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在に並設される、トナー容器固定部70(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)の上前ケース701に、アンテナ基板74が設置されている。詳しくは、アンテナ基板74は、上前ケースがその一部を形成しているトナー容器固定部70から挿入され並設された4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kの周面に設置された電子基板32Y1f、32M1f、32C1f、32K1f(図22、図28〜図31等を参照できる。)に対向するように、上前ケース上部の同一平面上に並設されている。
そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの電子基板32Y1f、32M1f、32C1f、32K1fと、アンテナ基板74が設置された画像形成装置本体100と、の間で必要な情報の授受がおこなわれる。双方の間で通信される情報としては、トナー容器の製造番号、リサイクル回数等の情報や、ロット番号、色等の情報や、画像形成装置本体100の使用履歴等の情報がある。また、トナー容器内のトナー消費量に応じて、トナー容器内の残量トナー量等に関する情報等について、電子基板32Y1f、32M1f、32C1f、32K1fに対して適宜書き込みを行っている。
なお、本実施の形態1では、図8を参照して、アンテナ基板74が、トナー容器収容部31に並設されたトナー容器32Y、32M、32C、32Kの上方に配設されている。つまり、アンテナ基板74の受信面が鉛直方向下側に向くように配設されている。
このような構成により、アンテナ基板74の受信面上にトナーが落下することがなくなるため、電子基板32Y1f、32M1f、32C1f、32K1fとアンテナ基板74との間にトナーが介在して双方間の通信感度が悪化する不具合を抑止することができる。
次に、図19〜図37にて、トナー容器32Y、32M、32C、32Kについて詳述する。
図19〜図20を参照して、トナー容器32Yは、筒状のトナー容器であって、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とで構成される。
図21に、容器本体32Y2の斜視図を示す。容器本体32Y2は、頭部(画像形成装置本体100に対する装着方向からみて手前側である)に開口部32Y2cが設けられていて、キャップ部32Y1の内部に連通している。また、容器本体32Y2の内壁には螺旋状の突起32Y2aが形成されている。さらに、容器本体32Y2は底部(画像形成装置本体100に対する装着方向からみて奥側である)には画像形成装置本体100の駆動カップリング91と係合する駆動入力部32Y2bが形成されている(図20を参照できる。)。すなわち、容器本体32Y2は、画像形成装置本体100の駆動カップリング91から駆動力を受けて所定方向に回転して、内部に収容されたトナーが開口部32Y2cに向けて搬送される。そして、容器本体32Y2の開口部32Y2cから排出されたトナーは、キャップ部32Y1(トナー容器32Y)のスペース(トナー貯留部32Y1k)に貯留される。スペースに貯留されたトナーは、スペースの下部に形成されたトナー排出口32Y1aを介して現像装置に補給される(図27をも参照できる。)。
なお、図20を参照して、本実施の形態1では、装置本体100の駆動カップリング91の2つの爪部材に係合する、トナー容器32Yの2つの駆動入力部32Y2bを、容器本体32Y2の回転中心軸を基準として180度の分配角で配設した。これに対して、装置本体100の駆動カップリング91の爪部材を3つ以上として、それらの爪部材に係合するようにトナー容器32Yの駆動入力部32Y2bを3つ以上形成して、それらの駆動入力部32Y2bを容器本体32Y2の回転中心軸を基準として等しい分配角で配設することもできる。その場合には、トナー容器32Yを回転駆動する際のトルク変動を軽減することができるが、駆動入力部32Y2b(爪部材)の本数が増える分だけトナー容器32Yの装着操作時に駆動入力部32Y2bと爪部材とが干渉する確率が増えてしまう。したがって、駆動入力部32Y2b(爪部材)の本数は、トルク変動によるトナー容器32Yからのトナー排出性の良否と、駆動入力部32Y2b材と爪部材との干渉によるトナー容器32Yのセット性の良否と、を総合的に判断して設定する必要がある。
次に、本実施の形態1のキャップ部32Y1を、図22〜図31を参照して詳述する。図22、図23は、キャップ部32Y1を示す斜視図、図24は6面図である。キャップ部32Y1は、トナー容器収容部31(画像形成装置本体100)に対する装着操作によってトナー容器収容部31(画像形成装置本体100)に固定保持される。すなわち、トナー容器収容部31への装着が完了した後のキャップ部32Y1は、回転駆動されることなく、キャップ部32Y1に対して回転自在に設置された容器本体32Y2のみが回転駆動されることになる。
なお、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とのシール性は、キャップ部32Y1の把持部本体32Y20に貼着されたシール材32Y20a(図26、図27等を参照できる。)によって確保されている。すなわち、容器本体32Y2の開口部32Y2cがキャップ部32Y1のシール材32Y20aに食い込み摺動することによって、双方の部材の間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
図22、図23を参照して、キャップ部32Y1には、電子基板32Y1f、色識別用突起部材32Y1e(突起部)、把持部32Y1c、トナー排出部32Y1d等が設けられている。また、キャップ部32Y1のトナー排出部32Y1dの両側側面には、トナー容器収容部31の位置決め部材78が係合する係合部としての第一溝部32Y1gが設けられている。図22、図24を参照して、第一溝部32Y1gは、対向する2つの水平面32Y1ga、32Y1gbと、該2つの水平面の間に設けられた鉛直面32Y1gcとが、トナー容器32Yの画像形成装置本体100への着脱方向に延在することによって形成されている。キャップ部32Y1は、容器本体32Y2の回転には連動せずに、溝部32Y1gが位置決め部材78に係合した状態でトナー容器収容部31のトナー容器固定部70に非回転で保持される。
図25は、キャップ部32Y1の分解斜視図である。キャップ部32Y1は、キャップ部本体32Y10、把持部本体32Y20と、ノズル挿入部32Y30とから構成されている。また、図26は、把持部本体32Y20を、図25の矢印Aからみた斜視図である。キャップ部本体32Y10と把持部本体32Y20とは、把持部本体32Y20の一部がキャップ部本体32Y10に覆われるようにして嵌合させしめられ、把持部本体32Y20のリブ部32Y20bを接着面として接着又は溶着されている。また、把持部本体32Y20の鉛直方向下部には、窪みが形成されており、この窪みの中に、ノズル挿入部32Y30が嵌合せしめられている(図27をも参照できる。)。
図25を参照して、キャップ部本体32Y10の外周面上には、電子基板32Y1f、色識別用突起部材32Y1e(突起部)等が備えられている。また、把持部本体32Y20は、円筒形状部から着脱方向に突出した把持部32Y1cと、円筒形状部の下方に配設されたトナー排出部32Y1dが備えられている。また、図26を参照して、円筒形状部内には、トナーを一時的に貯留するトナー貯留部32Y1k(空洞)と、トナー貯留部32Y1kとトナー排出部32Y1dとを連通させる円柱空間32Y1pが設けられている。把持部本体32Y20のトナー排出部32Y1dは、第一溝部32Y1g、被圧接部32Y1h、ノズル挿入口32Y1j等から構成されている。また、ノズル挿入口32Y1jを囲むように、シール材32Y20cが備えられている。シール材32Y20cは、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに装着された際、ノズル72とノズル挿入口32Y1jとの間からのトナー漏れを防止することができる。また、シール材32Y20cは、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Y内をスライドして完全に装着された際の衝撃を吸収する機能をも有する。
また、図25を参照して、ノズル挿入部32Y30は、口栓部材32Y3を収納する穴部32Y1b、穴部32Y1bの上方面に形成され、トナー貯留部32Y1kと穴部32Y1bとを連通するトナー排出口32Y1a、トナー貯留部32Y1kの下部に形成された円柱空間32Y1p内に嵌め込まれ、トナー貯留部32Y1kとトナー排出口32Y1aとの間で排出トナーの経路を形成するトナー排出経路32Y30a等から構成されている。ノズル挿入部32Y30が、把持部本体32Y20のトナー排出部32Y1dに設けられた窪みに嵌合したときに、穴部32Y1bは、トナー排出部32Y1dのノズル挿入口32Y1jと連通するように構成されている。
穴部32Y1b内には円柱形状と、その端部に対称に突出した板状の突出部からなる口栓部材32Y3が収納されており、口栓部材32Y3は、穴部32Y1b内を移動することにより、トナー排出口32Y1aの開放、閉鎖をおこなう。口栓部材32Y3のトナー容器装着方向からみて手前側端部には、円柱中心軸に垂直の方向であって水平に延在する突出部が備えられている。この突出部にトナー容器収容部31の爪部材75が係合することで、トナー容器32Yの離脱動作に連動して、爪部材75が、口栓部材32Y3をトナー排出口32Y1aの閉鎖する方向に付勢し、移動させる。
また、ノズル挿入部32Y30に、口栓部材32Y3に対してトナー排出口32Y1aを閉鎖する方向へ付勢する付勢部材としてのスプリング32Y30bを設けても良い。スプリング32Y30bも、その付勢力によって、トナー容器32Yが離脱する際に、口栓部材32Y3をトナー排出口32Y1aの閉鎖する方向に移動させる機能を有する。スプリング32Y30bは、口栓部材32Y3がトナー排出口32Y1aを閉鎖する方向へ移動する際の初期動作を加速させることができるため、トナー排出口32Y1aからのトナー漏れを低減させることができる点で好ましい。口栓部材32Y3と爪部材75との係合、又は、スプリング32Y30bによる付勢のいずれかであれば、口栓部材32Y3をトナー排出口32Y1aの閉鎖する方向へ移動させることができるが、両機能を有していることにより、確実にトナー容器離脱時のトナー排出口32Y1aからのトナー漏れを低減させることができる。なお、本実施の形態1では、爪部材75およびスプリング32Y30bの両方を有する画像形成装置を用いて説明する。
図27は、トナー容器32Yのキャップ部32Y1近傍の断面図である。図27を参照して、穴部32Y1bには、トナー容器32Yの着脱動作に連動してトナー排出口32Y1aを開閉する開閉部材としての口栓部材32Y3が配置されている。口栓部材32Y3の両端には、口栓部材32Y3と穴部32Y1bとの隙間からのトナー漏れを抑止するためのOリング32Y30d、32Y30eが設置されている。さらに、トナー排出経路32Y30aの周面部には、把持部本体32Y20とノズル挿入部32Y30との隙間からのトナー漏れを抑止するためのOリング32Y30cが設置されている。また、穴部32Y1bの端部であって、装置本体100への装着方向からみて奥側(図27の右側)は、ノズル挿入口32Y1jと連通している。ノズル挿入口32Y1jには、トナー容器収容部31への装着動作に連動して、ノズル72が挿入される(図6、図7をも参照できる。)。
また、図24を参照して、キャップ部32Y1の底面には、装置本体100の爪部材75が係合して、口栓部材32Y3が相対的に移動するための第二溝部32Y1iが設けられている。さらには、キャップ部32Y1の底面には、第二溝部32Y1iと直線上に並ぶように(トナー容器装着方向からみて重なるように)配置された第三溝部32Y1qが形成され、第二溝部32Y1iと第三溝部32Y1qとの間には、トナー容器収容部31の爪部材75と滑動して、トナー容器32Yの装着を妨げないように爪部材75を下方側に押し下げるための滑動面32Y1rを有している。滑動面32Y1rの第三溝部32Y1q側の縁は、爪部材75をスムーズに押し下げるための傾斜面を有している。
キャップ部32Y1の上面に設置された電子基板32Y1fは、RFID等であって、先に図8にて説明したように、画像形成装置本体100(アンテナ基板74)との間でトナー容器32Yや画像形成装置本体100に関する情報の通信をおこなうためのものである。電子基板32Y1fは、トナー容器32Yの長手軸を挟んで穴部32Y1bとは反対の位置に設けられている。このような配置にすることによって、穴部近傍に付着したトナーが電子基板32Y1fに付着し、アンテナ基板74との通信感度が悪化するなどの不具合を抑止することができる。
また、図22を参照して、キャップ部32Y1の装着方向から見て手前側には、トナー容器32Yの着脱作業をおこなう際にユーザーが把持するための把持部32Y1cが設けられている。把持部32Y1cは、キャップ部32Y1上のノズル挿入口32Y1jが設けられた面とは反対側の面に、トナー容器32Yの離脱する方向に突出するように形成されている。このように構成することで、ユーザーが把持部32Y1cを把持する際に、トナーが付着する傾向のあるノズル挿入口32Y1jに触れてしまうことを抑制することができる。
図22、図28〜図31を参照して、カラー識別用突起部材32Y1e(突起部)は、先に図18にて説明したように、イエロー用の挿入口71Y(トナー補給装置60Y)に、イエロー用のトナー容器32Yとは異なる色のトナー容器32M、32C、32Kが誤セットされないように構成されている。すなわち、図28に示すイエロー用のカラー識別用突起部材32Y1eと、図29に示すマゼンタ用のカラー識別用突起部材32M1eと、図30に示すシアン用のカラー識別用突起部材32C1eと、図31に示すブラック用のカラー識別用突起部材32K1eと、は互いにその位置、形状、数などが異なり、対応する挿入口71Y、71M、71C、71Kの第1案内溝71Y1、71M1、71C1、71K1(図18を参照できる。)にのみ合致するように形成されている。
本実施の形態1では、図27を参照して、装置本体100への装着方向手前側から奥側に見て、トナー排出口32Y1aの縁の奥側が、色識別用突起部材32Y1eの奥側端部よりも、手前側に配置されている。このように配置することで、誤って異なる色のトナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに挿入された場合であっても、色識別用突起部材32Y1eとトナー容器挿入口71Yとの干渉により、色識別用突起部材32Y1eの装着方向奥側端部までしかトナー容器32Yが挿入されることがないので、ノズル72の挿入によってトナー排出口32Y1aが開放されることがない。したがって、トナー排出口32Y1aからのトナー漏出によって、トナー容器収容部内にトナーが落下したり、トナー容器収容器を異なる色のトナーで汚したりすることを防ぐことができる。
被圧接部32Y1hは、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに装着された状態において、トナー容器収容部31Yのトナー容器固定解除レバー76の爪部76aに圧接されて、トナー容器収容部31Yに保持されるように構成されている。すなわち、駆動カップリング91によって付勢されるトナー容器32Yが、トナー容器固定解除レバー76に保持されて、着脱方向に関して固定される際、被圧接部32Y1hは、トナー容器固定解除レバー76に圧接される位置に配設されている。図22を参照して、被圧接部32Y1hは、キャップ部32Y1における着脱方向に対する垂直な平面32Y1nから、離脱する方向へ突出する2つの突出部材(リブ)で構成されている。被圧接部32Y1hは、駆動カップリング91による奥側から手前側への付勢力によって、トナー容器固定解除レバー76に圧接され、その2つの突出部材の頂点でトナー容器32Yの着脱方向に関する位置決め精度を向上させる。
図22を参照して、平面32Y1nの、被圧接部32Y1h形成面とは反対の位置(裏側)には、着脱方向と平行な方向、すなわち被圧接部32Y1hの突出方向と平行な方向に延在した摺接部32Y1m(リブ)が設けられている。図14〜図17で詳述したように、摺接部32Y1mは、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに着脱される際に、トナー固定解除レバー76と摺接して、トナー容器固定解除レバー76の解除位置(トナー容器の着脱を妨げない位置)の姿勢を保持するものである。また、摺接部32Y1mは、被圧接部32Y1hが形成される平面32Y1の強度を確保する機能も有している。また、図22を参照して、摺接部32Y1mとしての2つのリブのうち、上側のリブは、トナー容器収容部31Yの位置決め部材78と係合する第一溝部32Y1gを形成する水平面32Y1gbとして構成されている。
次に、図32〜図37にて、トナー容器収容部31Yへのトナー容器32Yの着脱操作の際の、トナー排出口32Y1aの開閉動作について説明する。
図32〜図34はトナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに装着される状態(矢印X方向の移動である。)を長手方向にみた断面概略図である。図35は、トナー容器32Yに装着された状態(トナー排出口32Y1aの開放が完了した状態である。)を長手方向にみた断面概略図である。また、図36は、トナー容器収容器31に設けられたノズル72、爪部材75およびトナー容器固定解除レバー76の位置関係を示す斜視図である。図37は、ノズル72、爪部材75およびトナー容器固定解除レバー76の位置関係をトナー容器装着方向にみた側面図である。図37においては、トナー容器32Yは左側から右側に向かって移動し、装着されることになる。図37を参照して、トナー容器32Yの装着(挿入)方向からみて、トナー容器固定解除レバー76、爪部材75、ノズル72の順で位置している。
トナー容器32Yを装置本体100のトナー容器収容部31に装着する場合は、まず、画像形成装置本体100の前面(図1の紙面手前側である。)に設けられたカバー(不図示である。)を開放してトナー容器収容部31を前方に露出させる。
その後、ユーザーは把持部32Y1cを把持しながら、トナー容器32Yをトナー容器収容部31内に向けて押し込む。すなわち、装着方向手前側からみて、キャップ部32Y1が容器本体32Y2に対して手前になるように、容器本体32Y2(又は、トナー容器32Y)の長手方向に沿って、トナー容器32Yがトナー容器収容部31に装着される。
このとき、摺接部としてのリブ32Y1mのトナー容器32Y装着方向に対して奥側端部が、トナー容器固定解除レバー76の爪部傾斜面76a1と当接する。トナー容器固定解除レバー76の傾斜面76a1は、トナー容器装着方向手前から奥側にみたときに、挿入方向に進むほどトナー容器側に迫り出すように傾斜しているので(図14〜図17をも参照できる。)、トナー容器32Yの装着が進むと、トナー容器固定解除レバー76は、リブ32Y1mの奥側端部に押動されて、トナー容器の装着を妨げない位置(解除位置)へ移動する。解除位置に押動されたトナー容器固定解除レバー76の先端部とリブ32Y1mとが摺接しながら、トナー容器32Yの装着が進むと、爪部材75がトナー容器32Yの底面に設けられた第三溝部32Y1qに入り込むことになる(図32の状態である。)。そのとき、キャップ部32Y1の第一溝部32Y1gと、トナー容器収容部31Yの位置決め部材78とが係合し、位置決めが開始される。
トナー容器32Yの装着が進み、トナー容器収容部31Yの爪部材75が、キャップ部32Y1の滑動面32Y1rまで突き当たると、爪部材75は、滑動面32Y1rの縁に設けられた傾斜面によって、下方に押し下げられ、キャップ部32Y1の装着を妨げない位置(退避位置)に移動する。そして、爪部材75が下方に押し下げられた状態で滑動面32Y1r上を滑動しながら、トナー容器32Yの装着が進むことになる(図33の状態である)。
その後、さらにトナー容器32Yの装着が進み、爪部材75が第二溝部32Y1iまで達すると、図33の退避位置から、第二溝部32Y1i内に入り込むように、口栓部材32Y3に係合する位置に突出する(回転支軸75aを中心とした回転である。)。すなわち、爪部材75は滑動面32Y1rからの押動から開放されて、板バネ77によって上方に押し上げられる。このとき、口栓部材32Y3の装着方向奥側端部は、ノズル72と当接する位置まで達し、口栓部材32Y3は、ノズル72と爪部材75とによって狭持されて、トナー容器収容部31Yにおける位置が固定された状態となる(図34の状態である。)。
そして、トナー容器32Yがさらに装着方向(矢印X方向)に移動すると、第一溝部32Y1gと位置決め部材78とが係合した状態で、ノズル72がノズル挿入口32Y1jから挿入され、口栓部材32Y3は穴部32Y1b内を相対的に移動し、トナー排出口32Y1aの開放が行われる。
そして、図35を参照して、口栓部材32Y3がトナー排出口32Y1aを完全に開放し、ノズルのトナー受入口72aとトナー排出口32Y1aとが連通する位置までノズル72が挿入されるとともに、解除位置に移動してリブ32Y1m上を摺動していたトナー容器固定解除レバー76は、リブ32Y1mの装着方向手前側端部まで達し、リブ32Y1mによる押動から開放されて、スプリング76dによる付勢力によって、固定位置に移動する(図12の状態である。)。以上により、トナー容器32Yの装着動作が完了する。
他方、トナー容器32Yを装置本体100のトナー容器収容部31Yから取出(離脱)する場合には、上述の装着時の手順とは逆の手順で操作が行われる。
まず、トナー容器固定解除レバー76が解除位置に移動されると、トナー容器収容部31Yの駆動カップリング91からの付勢力により、トナー容器32Yは離脱方向に押動される(図35の左方向への移動である。)。同時に、スプリング32Y30bによる付勢力と、係合した爪部材75からの付勢により、口栓部材32Y3が穴部32Y1b内を移動してトナー排出口32Y1aの閉鎖が行われる。このとき、トナー容器固定解除レバー76は、解除位置を維持したままでキャップ部32Y1のリブ32Y1m上を摺動することとなり、固定位置(トナー容器の離脱を妨げる位置)へ移動することはない。その後、図34の状態からトナー容器32Yがさらに離脱方向(矢印Xとは反対の方向である。)に移動すると、キャップ部32Y1の離脱を妨げない位置に爪部材75が押し下げられる(図33の状態である。)。さらにトナー容器32Yが離脱方向に移動すると、爪部材75は滑動面32Y1rによる押動から開放されて、板バネ77によって、上方に押し上げられ、第三溝部32Y1qに入り込む(図32の状態である。)。そして、キャップ部32Y1が完全に離脱されると、トナー容器固定解除レバー76は、リブ32Y1mによる押動から開放されて、スプリング76dによって固定位置に戻ることになる。
次に、本実施の形態1の、トナー容器32Yの着脱時(トナー交換時)における、トナー補給動作について詳述する。本発明の画像形成装置は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー容器のうち、いずれか一つのトナー容器を着脱(交換)する際に、他のトナー容器のトナー補給動作が停止しないように構成されている。つまり、各トナー容器に対する駆動モータ92はそれぞれ独立駆動が可能であり、着脱されるトナー容器以外の、トナー容器収容部31Yに装着されているトナー容器は、トナー容器駆動部90からの駆動を受けている。装置本体100の前面に設けられた本体カバーを開放すると、トナー容器収容部31Yにセットされたトナー容器が露呈することになるが、トナー容器は、回転する容器本体32Y2がキャップ部32Y1より奥側に位置している。そのため、トナー容器挿入口71Yから容器本体32Y2が露出していないため、着脱しないトナー容器がトナー容器駆動部90から駆動を受けていても、作業者が触れて怪我をするということはない。
しかしながら、着脱しようとするトナー容器に、万が一、その作業時に駆動部からの駆動が伝わってしまった場合に、ユーザーが怪我をしてしまう虞がある。そこで、本実施の形態1では、トナー容器交換の際に、交換を要しないトナー容器のトナー補給動作を止めずに容器交換が可能であって、交換するトナー容器の回転駆動を確実に停止させることが可能な構成となっている。
図40にて説明したように、トナー容器固定部70には、トナー容器固定解除レバー76の位置を検知する光センサ79が配設されている。本実施の形態1では、この光センサ79の出力によって、トナー容器の回転・回転の停止や、IDチップ32Y1f(電子基板)への書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止を制御することができる。すなわち、画像形成装置本体100には、トナー容器駆動部90の駆動・停止(トナー容器の回転・回転の停止)や、IDチップ32Y1fへの書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止を制御する制御部が備えられており、光センサ79の出力結果に基づいて制御を行う。
本実施の形態1において、光センサ79の出力がONの状態(図40(a)(b)の状態)では、トナー容器駆動部90の駆動モータ92が駆動可能状態となっている。一方、光センサ79の出力がOFFの状態(図40(c)(d)の状態)では、駆動モータ92にロックがかかり、駆動することはない。
具体的には、トナー容器32Yがトナー容器収容部31に装着されている場合、図12にて説明したように、トナー容器固定解除レバー76が固定位置に配置されて、トナー容器32Yを固定・保持している。このとき、光センサ79はトナー容器固定解除レバー76の位置を検出し、出力がONとなっているため、駆動モータ92が駆動するように制御されている。この状態では、トナー容器32Yの駆動入力部32Y2bが駆動カップリング91と係合しているので、駆動モータ92が駆動することで、容器本体32Y2を回転させ容器本体内のトナーを開口部32Y2cへ向けて搬送させることができる。
一方、トナー容器32Yの脱着操作の際に、トナー容器固定解除レバー76が解除位置にスライドされると、光センサ79の出力はOFFとなり、駆動モータ92にロックがかかり、駆動モータ92の駆動が停止する。したがって、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに完全に挿入されて、トナー容器固定解除レバー76が解除位置から固定位置に移動することを検知してから、駆動モータ92の駆動が開始されるので、トナー容器32Yの装着動作途中で、容器本体32Y2が回転して作業者が怪我をしてしまうといった不具合を防止することができる。また、トナー容器32Yの離脱の際においても、トナー容器32Yを引き抜く前にトナー容器固定解除レバー76を解除位置にスライドさせるので、離脱動作途中で、容器本体32Yが回転して作業者が怪我をしてしまうといった不具合を防止することができる。
図41(a)は、トナー容器固定解除レバー76とトナー容器駆動部90とのトナー容器着脱方向における位置関係を示す側面概略図、図41(b)はトナー容器32Yを示す側面概略図である。説明の便宜上、トナー容器収容部31Yとトナー容器32Yとは、それぞれ反対側からみた概略図が示されている。すなわち、図41(a)において、トナー容器収容部31Yは、図面の左側から右側に向かってトナー容器32Yが装着され、一方、図41(b)において、トナー容器32Yは、図面の右側から左側に向かってトナー容器収容部31Yに装着される。
ここで、トナー容器収容部31Yにおける、トナー容器固定解除レバー76の爪部76aのトナー容器装着方向手前側端部から、駆動カップリング91までの水平距離をA,トナー容器23Yの摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部から駆動入力部32Y2bの先端までの水平距離をBとすると、本実施の形態のトナー容器32YはBがAよりも長くなるよう構成されている。
このように構成することで、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yへ装着される際に、トナー容器32Yの摺接部32Y1mの装着方向奥側端部が爪部76aに当接し始める位置までトナー容器32Yが挿入された場合であっても(図14の状態である。)、駆動入力部32Y2bと駆動カップリング91とが接触しない。また、トナー容器32Yがさらに奥側に挿入されると、トナー容器固定解除レバー76が解除位置へスライドし(図15をも参照できる。)、光センサ79の出力がOFF状態になるので、トナー容器駆動部90の駆動モータ92の駆動が停止する。したがって、駆動入力部32Y2bが駆動カップリング91と接触しても、トナー容器の容器本体32Y2が回転するということはない。
このようにトナー容器32Yとトナー容器収容部31YとをA>Bの関係にすることにより、トナー容器32Yの着脱の際に、容器本体32Y2が回転して作業者が怪我をしてしまうといった不具合を抑止することができる。
また、本実施の形態では、光センサ79の出力によって、IDチップ32Y1fへの書込み・書込みの停止を制御することもできる。すなわち、光センサ79の出力がOFFの状態の場合には、IDチップ32Y1fへの書込みを停止するように制御を行う。これにより、IDチップ32Y1fへの書込み中にトナー容器32Yをトナー容器収容部31Yから引き抜かれることによるIDチップ書込み不良の発生を防止することができる。
また、本実施の形態では、光センサ79の出力によって、トナー補給動作(トナー補給装置60)の駆動・停止を制御することができる。すなわち、光センサ79の出力がOFFの状態の場合には、トナー補給装置60のスクリューポンプ61の駆動を停止するように制御を行う。これにより、トナー容器32Yの着脱操作中にトナー補給動作が駆動することを防止することができる。
さらに、本実施の形態では、光センサ79と併用して、トナー容器収容部31Yのアンテナ基板74の出力によって、トナー容器駆動部(駆動モータ92)の駆動・停止や、IDチップ32Y1fへの書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止を制御することもできる。すなわち、アンテナ基板74の通信可能距離の範囲内にIDチップ32Y1fがある場合(IDチップ32Y1fが通信圏内の場合)には、アンテナ基板74はIDチップ32Y1fの存在を検知し、出力がON状態となる。一方、アンテナ基板74の通信可能距離の範囲内にIDチップ32Y1fがない場合(IDチップ32Y1fが通信圏外の場合)には、アンテナ基板74はIDチップ32Y1fの存在を検知できず、出力がOFF状態となる。
トナー容器固定解除レバー76が固定位置にある場合には、制御部は光センサ79のON状態を検知し、駆動モータ92を駆動させる。しかし、トナー容器収容部31Y内にトナー容器32Yが装着されていない状態でも、トナー容器固定解除レバー76はスプリング76dに付勢され、固定位置を維持している。したがって、光センサ79による制御のみであると、トナー容器収容部31Y内にトナー容器32Yが存在しない状態でも駆動モータ92が駆動してしまうことになる。そこで、光センサ79の出力とアンテナ基板74の出力とを併用することで、トナー容器収容器31Y内にトナー容器32Yが存在しない状態でも、駆動モータ92を制御することができる。すなわち、光センサ79による出力がON状態であっても、アンテナ基板74の出力がOFF状態(IDチップ32Y1fが通信圏外の状態)であれば、駆動モータ92を停止させる。よって、トナー容器収容器内にトナー容器32Yが存在しない状態でも、駆動モータ92を駆動させないようにすることができる。
図42(a)は、トナー容器固定解除レバー76とアンテナ基板74とのトナー容器着脱方向における位置関係を示す側面概略図、図42(b)は、トナー容器32Yを示す側面概略図である。説明の便宜上、トナー容器収容部31Yとトナー容器32Yとは、それぞれ反対側からみた概略図が示されている。すなわち、図42(a)において、トナー容器収容部31Yは、図面の左側から右側に向かってトナー容器32Yが装着され、一方、図42(b)において、トナー容器32Yは、図面の右側から左側に向かってトナー容器収容部31Yに装着される。ここで、トナー容器収容部31Yにおける、トナー容器固定解除レバー76の爪部76aのトナー容器装着方向手前側端部から、アンテナ基板74のトナー容器装着方向手前側でのIDチップ32Y1fとの通信可能限界位置までの水平距離をCとし、摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部からIDチップ32Y1fのトナー容器装着方向奥側端部までの水平距離をDとすると、D>Cの関係で構成されている。
なお、Cについては、トナー容器装着方向手前側での通信可能限界位置が、爪部76aのトナー容器装着方向手前側端部よりも、トナー容器装着方向手前側にある場合は正(+)、トナー容器装着方向手前側での通信可能限界位置が、爪部76aのトナー容器装着方向手前側端部よりも、トナー容器装着方向奥側にある場合は負(−)と定義する。一方、Dについては、IDチップ32Y1fのトナー容器装着方向奥側端部が、摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部よりもトナー容器挿入方向手前側にある場合は正(+)、IDチップ32Y1fのトナー容器装着方向奥側端部が、摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部よりもトナー容器挿入方向奥側にある場合は負(−)とする。
D>Cの関係に構成することで、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yへ装着される際に、トナー容器32Yの摺接部32Y1mの装着方向奥側端部が爪部76aに当接し始める位置までトナー容器32Yが挿入された場合であっても(図14の状態である。)、IDチップ32Y1fがアンテナ基板74の通信可能範囲内に入ることがない。したがって、光センサ79の出力がON状態であっても、アンテナ基板74の出力がOFF状態となるので、トナー容器32Yのトナー容器収容部31Yへの装着が完了していない状態での駆動モータ92の駆動、IDチップ32Y1fへの書込み等を停止することができる。
特に、トナー容器32Yの装着状態が図14に示す状態である場合、トナー容器32Yの第一溝部32Y1gは位置決め部材78と係合していない状態であるので、トナー容器32Yは自由に動きうる。このような状態で、IDチップ32Y1fに対して情報の書込み、読み込みを実施した場合、書込み、読み込み最中に、IDチップ32Y1fが通信可能圏外になってしまうと通信エラーとなり、IDチップ32Y1fやアンテナ基板74に深刻なダメージを与える虞がある。そこで、トナー容器32Yとトナー容器収容部31YとをD>Cの関係にすることにより、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに確実にセットされてから、トナー容器32Yの回転駆動やIDチップ32Y1fの書込み、読み込みを実行することができる。
以上説明したように、本実施の形態1では、画像形成装置本体100(トナー容器収容部31Y)への装着方向手前側から奥側に見て、トナー排出口32Y1aの縁の奥側が、色識別用突起部材32Y1eの奥側端部よりも、手前側に配置されるために、トナー容器収容部31Yへ誤って挿入されようとした場合であっても、トナー収容器収容部内にトナーが落下したり、トナー収容器収容部を異なる色のトナーで汚したりすることを軽減させることができる。
実施の形態2
図38にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図38は、実施の形態2におけるトナー容器32Yを示す概略断面図である。本実施の形態2におけるトナー容器32Yは、容器本体32Y2の内部に搬送部材320が設置されている点が、前記実施の形態1のものと異なる。
図38に示すように、本実施の形態2におけるトナー容器32Yは、画像形成装置本体100(トナー容器収容部31Y)に対する装着操作によって画像形成装置本体100に固定保持される粉体収容部としての容器本体32Y2と、容器本体32Y2の内部に配設された搬送部材320と、で構成されている。
搬送部材320は、容器本体32Y2の頭部側と底部側とに回転自在に両端支持されている。搬送部材320には、複数の撹拌羽根320aが設置されるとともに、底部側に駆動カップリング91に係合する駆動入力部321(従動カップリング)が設置されている。このような構成により、画像形成装置本体100の駆動カップリング91から駆動力を受けて、搬送部材320は所定方向に回転してトナー容器32Yの内部に収容されたトナーを長手方向に搬送する(図38の左方向への搬送である。)。これにより、トナー排出口32Y1aからノズル72に向けてトナーが排出されることになる。したがって、本実施の形態においては、容器本体32Y2(粉体収容部)は非回転でトナー容器収容部31Yに保持される。
また、本実施の形態2においても、トナー容器32Yの容器本体32Y2には、トナー排出口32Y1a、穴部32Y1b、色識別用突起部材32Y1e、被圧接部32Y1h、把持部32Y1c、電子基板32Y1f、等が設けられている。
本実施の形態2でも、前記実施の形態と同様に、画像形成装置本体100(トナー容器収容部31Y)への装着方向手前側から奥側に見て、トナー排出口32Y1aの縁の奥側が、色識別用突起部材32Y1eの奥側端部よりも、手前側に配置されるために、トナー容器収容部31Yへ誤って挿入されようとした場合であっても、トナー収容器収容部内にトナーが落下したり、トナー収容器収容部を異なる色のトナーで汚したりすることを軽減させることができる。
実施の形態3
図39にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図39は、実施の形態3におけるトナー容器32Yを示す概略断面図である。本実施の形態3におけるトナー容器32Yは、容器本体32Y2の内部に搬送部材320が設置されている点が、前記実施の形態1のものと異なる。
図39に示すように、本実施の形態3におけるトナー容器32Yは、画像形成装置本体100(トナー容器収容部31Y)に対する装着操作によって画像形成装置本体100に固定保持される粉体収容部としての容器本体32Y2と、容器本体32Y2の内部に配設された搬送部材320と、で構成されている。
搬送部材320は、容器本体32Y2の底部側で回転自在に方持ち支持されており、容器本体32Y2の内部でコイル形状をなしている。搬送部材320の底部側には、駆動カップリング91に係合する駆動入力部321(従動カップリング)が設置されている。このような構成により、画像形成装置本体100の駆動カップリング91から駆動力を受けて、搬送部材320は所定方向に回転してトナー容器32Yの内部に収容されたトナーを長手方向に搬送する(図38の左方向への搬送である。)。これにより、トナー排出口32Y1aからノズル72に向けてトナーが排出されることになる。したがって、本実施の形態においては、容器本体32Y2(粉体収容部)は非回転でトナー容器収容部31Yに保持される。
また、本実施の形態3においても、トナー容器32Yの容器本体32Y2には、トナー排出口32Y1a、穴部32Y1b、色識別用突起部材32Y1e、被圧接部32Y1h、把持部32Y1c、電子基板32Y1f、等が設けられている。
本実施の形態3でも、前記実施の形態と同様に、画像形成装置本体100(トナー容器収容部31Y)への装着方向手前側から奥側に見て、トナー排出口32Y1aの縁の奥側が、色識別用突起部材32Y1eの奥側端部よりも、手前側に配置されるために、トナー容器収容部31Yへ誤って挿入されようとした場合であっても、トナー収容器収容部内にトナーが落下したり、トナー収容器収容部を異なる色のトナーで汚したりすることを軽減させることができる。
実施の形態4
図43〜図47にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
本実施の形態4におけるトナー容器32Yも、前記実施の形態1のものと同様に、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とで構成されている。
図43は、実施の形態4におけるトナー容器32Yのキャップ部32Y1を示す斜視図である。本実施の形態4においても、トナー容器32Yのキャップ部32Y1には、トナー排出口32Y1a、口栓部材32Y3、被圧接部32Y1h、電子基板32Y1f、色識別用突起部32Y1e、把持部32Y1c、第一溝部32Y1g、等が設けられている。そして、キャップ部32Y1の上部であって、電子基板32Y1fに隣接して、インターロック解除用リブ32Y1sが設置されている。
次に、本実施の形態4におけるトナー容器収容部31の構成について詳述する。図44は、本実施の形態4におけるトナー容器収容部31のトナー容器固定部70を示す斜視図である。また、図45は、トナー容器固定部70をトナー容器装着方向手前から見た正面図である。
図44を参照して、本実施の形態4におけるトナー容器固定部70は、トナー容器挿入口71、管部材としてのノズル72、アンテナ基板74、爪部材75、トナー容器固定解除レバー76(粉体収容器固定解除部材)、位置決め部材78、等が設置されている。そして、トナー容器固定部70の上前ケース701に、インターロックスイッチ73が設置されている。
図45を参照して、トナー容器挿入口71Y、71M、71C、71Kには、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成された色識別用突起部材32Y1e、32M1e、32C1e、32K1e(図43を参照できる。)が係合する第1案内溝71Y1、71M1、71C1、71K1の他に、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成されたインターロック解除用リブ32Y1s、32M1s、32C1s、32K1sが係合する第2案内溝71Y2,71M2,71C2,71K2が形成されている。
次にインターロックスイッチ73の構成、動作について詳述する。
図46(a)は、インターロックスイッチ73の出力がOFFの状態、図46(b)は、インターロックスイッチ73の出力がONの状態をそれぞれ上方からみた概略図である。図46(a)を参照して、インターロックスイッチ73は、スイッチ本体部73a、ボタン73b、ブレード73c、レバー73d等から構成される。
図44を参照して、インターロックスイッチ73は、トナー容器固定部70の上前ケース701に設置されている。詳しくは、インターロックスイッチ73のレバー73dが、トナー挿入口71をトナー装着方向からみて第2案内溝71Y2、71M2、71C2、71K2から突出するように配置されている。つまり、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに装着される際、キャップ部32Y1に設けられたインターロック解除用リブ32Y1sが第2案内溝71Y2内に係合されるとともに、レバー73dに突き当たるように配置されている。
レバー73dは、軸を中心として回動可能に上前ケース701に支持されており、図示しないスプリングによって図46(a)の矢印の方向に付勢されている。そして、ブレード73cの一端がレバー73dに係着され、ブレード73cの他端がスイッチ本体73aの側面に保持されている。スイッチ本体73aの側面であって、ブレード73cと対峙する位置にボタン73bが配置されている。
ボタン73bは、インターロックスイッチ73の出力をON状態、OFF状態の間で切り替えるためのものである。このインターロックスイッチ73の出力によって、トナー容器駆動部90の駆動・停止や、IDチップ32Y1fへの書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止を制御している。すなわち、インターロックスイッチ73の出力がOFFの状態では、トナー容器駆動部90の駆動モータ92にロックがかかり、駆動することはない。一方、インターロックスイッチ73の出力がONの状態では、駆動モータ92のロックが解除されるため、駆動可能状態となる。
図46(b)を参照して、トナー容器32Yがトナー容器挿入口71に挿入されると、キャップ32Y1の上部に設けられたインターロック解除用リブ32Y1sがレバー73dに突き当たる。この突き当たりにより、レバー73dが軸を中心にして時計回りに回転する。レバー73dが回転するとレバー73dに係着されているブレード73cがスイッチ本体73aに近づく方向に押し動かされる。ブレード73cがスイッチ本体73aに近づくことで、スイッチ本体73aの側面に設置されたボタン73bが押され、インターロックスイッチ73の出力がON状態になり、ロックが解除される。この状態では、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yにセットされ、駆動入力部32Y2bが駆動カップリング91と係合しているので、駆動モータ92が駆動することで、容器本体32Y2を回転させ容器本体内のトナーを開口部32Y2cへ向けて搬送させることができる。
一方、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yから離脱されると、インターロック解除用リブ32Y1sは図46(b)の下方向へ、つまりレバー73dと離れる方向に移動する。インターロック解除用リブ32Y1sがレバー73dから離れると、レバー73dは図示しないスプリングにより軸を中心として反時計方向に回転する。この回転により、ブレード73cがスイッチ本体73aから離れる方向に移動することでボタンから離脱し、図46(a)の状態に戻る。すなわち、インターロックスイッチ73の出力がOFF状態となり、駆動モータ92の駆動が停止される。駆動カップリング91はトナー容器着脱方向に往復移動可能に設置されているため、トナー容器32Yをトナー容器収容部31Yから離脱する際には、駆動カップリング91の移動可能距離分だけ、トナー容器32Yの駆動入力部32Y2bと駆動カップリング91とは係合状態を維持している(図6,7を参照できる。)。すなわち、駆動カップリング91の移動可能距離分だけトナー容器32Yがトナー容器挿入口71Yから引き出されていても、駆動入力部32Y2bと駆動カップリング91とが係合してしまう。したがって、トナー容器32Yが、離脱方向に移動しているにもかかわらず、容器本体32Y2が駆動モータ92により回転してしまうおそれがある。
そこで、インターロックスイッチ73を設けることによって、トナー容器32Yの着脱操作中に駆動入力部32Y2bと駆動カップリング91とが係合している状態であっても、駆動モータ92の駆動が制止される。すなわち、画像形成装置本体100に設けられた制御部が、インターロックスイッチ73の出力結果を検知し、インターロックスイッチ73の出力がON状態のとき駆動モータ92を駆動するように制御する。
また、本実施の形態4では、インターロックスイッチ73の出力結果に基づいて、IDチップ32Y1fへの書込み・書込みの停止、トナー補給動作(トナー補給装置60)の駆動・停止を制御することもできる。
なお、インターロックスイッチ73のレバー73dは、トナー挿入口71をトナー装着方向からみて第2案内溝71Y2、71M2、71C2、71K2の奥側に配置されている。第2案内溝71Y2、71M2、71C2、71K2は、キャップ部32Y1のインターロック解除用リブ32Y1sと係合可能な程度の幅を有しており、ユーザーの指が挿入できない程度の幅となっている。したがって、ユーザーが誤って、第2案内溝71Y2、71M2、71C2、71K2に指を挿入しても、インターロックが解除されるということはない。
本実施の形態4では、トナー容器駆動部90の駆動・停止や、IDチップ32Y1fへの書込み・書込みの停止、トナー補給動作の駆動・停止の制御を、インターロックスイッチ73の出力にのみ基づいて行うこともできるが、光センサ79の出力とインターロックスイッチ73の出力を併用しても良い。この場合、光センサ79の出力およびインターロックスイッチ73の出力73がON状態であることを、制御部が検知した場合にのみ、駆動モータ等を駆動する。一方、光センサ79の出力とインターロックスイッチ73の出力73のいずれか、又は両方がOFF状態であることを制御部が検知した場合は、駆動モータ等の駆動を停止する。
図47(a)は、トナー容器固定解除レバー76とインターロックスイッチ73とのトナー容器着脱方向における位置関係を示す上側面概略図、図47(b)は、トナー容器32Yを示す側面概略図である。図47(a)においては、トナー容器32Yは、図面の右側から左側に向かって装着される。図47(b)においても、トナー容器32Yは、図面の右側から左側に向かってトナー容器収容部31Yに装着される。
ここで、トナー容器収容部31Yにおける、トナー容器固定解除レバー76の爪部76aのトナー容器装着方向手前側端部からインターロックスイッチ73のレバー73dのトナー容器装着方向手前側端部までの水平距離をEとし、摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部からインターロック解除用リブ32Y1sのトナー容器装着方向奥側端部までの水平距離をFとし、摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部から被圧接部32Y1hのトナー容器装着方向手前側端部までの水平距離をGとすると、G>F>Eの関係で構成されている。
なお、Eについては、トナー容器固定解除レバー76の爪部76aのトナー容器装着方向手前側端部が、爪部76aのトナー容器装着方向手前側端部よりも、トナー容器装着方向手前側にある場合は正(+)、トナー容器装着方向奥側にある場合は負(−)と定義する。一方、Fについては、インターロック解除用リブ32Y1sのトナー容器装着方向奥側端部が、摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部よりもトナー容器挿入方向手前側にある場合は正(+)、トナー容器挿入方向奥側にある場合は負(−)とする。また、Gについては、被圧接部32Y1hのトナー容器装着方向手前側端部が、摺接部32Y1mのトナー容器装着方向奥側端部よりも、トナー容器装着方向手前側にある場合は正(+)、トナー容器装着方向奥側にある場合は負(−)と定義する。
F>Eの関係に構成することで、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yへ装着される際に、トナー容器32Yの摺接部32Y1mの装着方向奥側端部が爪部76aに当接し始める位置までトナー容器32Yが挿入された場合であっても(図14の状態である。)、インターロック解除用リブ32Y1sがインターロックスイッチ73のレバー73dに突き当たることがない。したがって、光センサ79の出力がON状態であっても、インターロックスイッチ73の出力がOFF状態となるので、トナー容器32Yのトナー容器収容部31Yへの装着が完了していない状態での駆動モータ92の駆動、IDチップ32Y1fへの書込み、トナー補給動作の駆動を停止することができる。特に、トナー容器32Yの装着状態が図14に示す状態である場合、トナー容器32Yの第一溝部32Y1gは位置決め部材78に係合していない状態であるので、トナー容器32Yは自由に動きうる。このような状態で、IDチップ32Y1fに対して情報の書込み、読み込みを実施した場合、書込み、読み込み最中に、IDチップ32Y1fが通信可能圏外になってしまうと通信エラーとなり、IDチップ32Y1fやアンテナ基板74に深刻なダメージを与える虞がある。
本実施の形態4では、トナー容器32Yとトナー容器収容部31YとをF>Eの関係にすることにより、トナー容器32Yがトナー容器収容部31Yに確実にセットされてから、トナー容器32Yの回転駆動やIDチップ32Y1fの書込み、読み込みを実行することができる。
また、G>Fの関係にすることで、確実にインターロックスイッチ73の出力がON状態になってから、トナー容器32Yの装着を完了させて、光センサ79の出力をON状態とすることができる。この構成にすることにより、トナー容器32Yが確実にトナー容器収容部31Yにセットされてからトナー容器32Y(駆動モータ92)の駆動やIDチップ32Y1fの書込み、読み込みを実施することが可能となる。
なお、本実施の形態において、光センサ79の出力とアンテナ基板74の出力とインターロックスイッチ73の出力とを併用して制御を行っても良い。この場合、光センサ79の出力、アンテナ基板74の出力およびインターロックスイッチ73の出力73のいずれもがON状態であることを、制御部が検知した場合にのみ、駆動モータ92等を駆動する。一方、光センサ79の出力とアンテナ基板74の出力とインターロックスイッチ73の出力73のいずれか一つでもOFF状態であることを制御部が検知した場合は、駆動モータ92等の駆動を停止する。
光センサ79の出力とアンテナ基板74の出力とインターロックスイッチ73の出力とを併用して制御を行った場合あっても、図41で示したA>Bの関係、図42で示したD>Cの関係、図47で示したG>F>Eの関係に構成することが好ましい。この構成にすることにより、光センサ79の出力とアンテナ基板74とインターロックスイッチ73の出力のいずれかがトラブルにより誤った状態を出力した場合でも、確実にトナー容器32Y(駆動モータ92)の駆動やIDチップ32Y1fの書込み、読み込み等を制御することができる。
なお、前記各実施の形態では、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内に粉体としてトナーのみを収容したが、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を現像装置に適宜に供給する画像形成装置に対しては、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内に2成分現像剤を収容することもできる。その場合であっても、上述した本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態において、作像部3Y、3M、3C、3Kの一部又は全部を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kと一体としたプロセスカートリッジとすることもできる。その場合であっても、上述した前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
2Y クリーニング部、
2a クリーニングブレード
3Y、3M、3C、3K 作像部、
4Y 帯電部(帯電装置)
5Y、5M、5C、5K 現像装置、
6 中間転写ユニット
7 露光部(露光装置)
8 中間転写ベルト
9Y、9M、9C、9K 1次転写バイアスローラ
10 2次転写バックアップローラ
11 2次転写ローラ
12 給紙部
13 給紙ローラ
14 搬送ローラ
15 レジストローラ対
16 排紙ローラ対
17 定着ローラ
18 加圧ローラ
19 定着部
20 スタック部
31、31Y、31M、31C、31K トナー容器収容部(粉体収容器収容部)、
32Y、32M、32C、32K トナー容器、
32Y1 キャップ部、
32Y1a トナー排出口(粉体排出口)、
32Y1b 穴部
32Y1c 把持部
32Y1d トナー排出部
32Y1e 色識別用突起部材(突起部)
32Y1f IDチップ(電子基板)
32Y1g 第一溝部(係合部)、32Y1ga、32Y1gb 水平面、32Y1gc 鉛直面、
32Y1h 被圧接部、
32Y1i 第二溝部
32Y1j ノズル挿入口(管部材挿入口)
32Y1k トナー貯留部(空洞)、
32Y1m 摺接部(リブ)
32Y1n 平面、
32Y1p 円柱空間
32Y1q 第三溝部
32Y1r 滑動面
32Y1s インターロック解除用リブ
32Y2 容器本体(粉体収容部)、
32Y2a 突起、
32Y2b 駆動入力部、
32Y2c 開口部、
32Y3 口栓部材(開閉部材)、
32Y10 キャップ部本体、
32Y20 把持部本体、
32Y20a シール材、
32Y20b リブ部
32Y20c シール材
32Y30 ノズル挿入部(管部材挿入部)、
32Y30a トナー排出経路
32Y30b スプリング(付勢部材)
32Y30c、32Y30d、32Y30e Oリング
51Y 現像ローラ、
52Y ドクターブレート、
53Y 供給搬送路(現像剤搬送路)、
54Y 回収搬送路(現像剤搬送路)、
55Y 攪拌搬送路(現像剤搬送路)、
56Y 供給スクリュ(供給搬送部材)、
57Y 回収スクリュ(回収搬送部材)、
58Y 攪拌スクリュ(攪拌搬送部材)、
59Y 開口、
501 第一仕切り壁、
502 第二仕切り壁、
60、60Y、60M、60C、60K トナー補給装置、
61 スクリューポンプ(モーノポンプ)、
62 ステータ、
63 吸引口、
64 ユニバーサルジョイント、
65 ロータ、
66 モータ
68 トナー搬送パイプ、
69 チューブ、
70 トナー容器固定部(粉体収容器固定部)、
71、71Y、71M、71C、71K トナー容器挿入口(粉体収容器挿入口)
71Y1、71M1、71C1、71K1 第1案内溝
71Y2、71M2、71C2、71K2 第2案内溝
72 ノズル(管部材)、
72a 粉体受入口(トナー受入口)
73 インターロックスイッチ、
73a スイッチ本体、
73b ボタン、
73c ブレード、
73d レバー、
74 アンテナ基板、
75 爪部材(付勢部材)、
76 トナー容器固定解除レバー76(粉体収容器固定解除部材)、
76a 爪部、
76a1 傾斜面
76b レバー部、
76c リブ
76d スプリング
77 板バネ
78 位置決め部材
79 光センサ(位置検知手段)
701 上前ケース
702 下前ケース
80 粉体収容器ガイド部(粉体収容器収容部)
90 トナー容器駆動部(粉体収容器駆動部)、
91 駆動カップリング
92 駆動モータ
93 スプリング(付勢手段)
94 軸
95 ギヤ
100 画像形成装置本体(装置本体)
320 搬送部材、320a 攪拌羽根、
321 駆動入力部(従動カップリング)
L レーザ光、
P 記録媒体。
特開2004−287404号公報 特開2006−058698号公報 特開2008−233667号公報

Claims (9)

  1. 画像形成に用いられる粉体を収容し、画像形成装置本体に対して略水平方向に移動して着脱される粉体収容器であって、
    内部に粉体を収容する粉体収容部と、
    前記本体に対する装着動作に連動して当該本体内に配設された前記略水平方向に延在する管部材に形成された粉体受入口と連通し、前記粉体収容部内の粉体を前記粉体受入口を介して前記管部材に向けて排出する粉体排出口と、

    前記粉体収容部内に収容される粉体の種類に応じて定められた種類毎に特有の形状、配置、若しくは個数、又はそれらの内の2つ以上の組み合わせから成る粉体収容器外周面から突出する突起部と、
    を備え、
    前記本体への装着方向手前側から奥側に見て、前記粉体排出口の縁の奥側が、前記突起部の奥側端部よりも、手前側に配置されて、
    前記粉体排出口と連通するとともに、前記管部材が挿入される穴部を有し、
    前記粉体収容部は、前記粉体収容部が前記画像形成装置本体に装着される方向に対し対向する方向に粉体を搬送する粉体搬送手段を備え、
    前記穴部は、前記粉体搬送手段が前記粉体を搬送する方向に対し対向して開口しており、
    前記本体に対する略水平方向の移動による着脱動作に連動して前記粉体排出口を開閉する開閉部材を、前記穴部に備えていることを特徴とする粉体収容器。
  2. 前記粉体収容部に設けられた開口を塞ぐように、前記粉体収容部と係合するキャップ部を備え、
    前記粉体排出口と前記穴部とは、前記キャップ部に配設され、
    当該キャップ部よりも前記粉体収容部を先頭にして前記本体へ装着されることを特徴とする請求項1記載の粉体収容器。
  3. 前記本体に装着された状態で当該本体に配設された通信回路との間で通信を行う電子基板を備え、
    当該電子基板は、前記キャップ部の長手軸を挟んで前記穴部と反対の位置に設けられたことを特徴とする請求項2記載の粉体収容器。
  4. 前記キャップ部は、前記本体に対する装着操作によって当該本体に固定保持されるとともに、前記粉体収容部が回転可能なように当該粉体収容部と係合することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の粉体収容器。
  5. 前記粉体収容部は、その内周面に螺旋状の突起を備え、前記粉体収容部が回転することにより、当該粉体収容部内に収容された粉体を前記開口に向けて搬送することを特徴とする請求項4記載の粉体収容器。
  6. 前記粉体収容部の内部に配設されるとともに、前記本体に設けられた駆動部から駆動力を受けて所定方向に回転して、前記粉体収容部内に収容された粉体を前記開口に向けて搬送する搬送部材を備えたことを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の粉体収容器。
  7. 前記粉体収容部の内部に配設されるとともに、前記本体に設けられた駆動部から駆動力を受けて所定方向に回転して、前記粉体収容部内に収容された粉体を前記粉体排出口に向けて搬送する搬送部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の粉体収容器。
  8. 前記本体に装着された状態で前記本体に配設された通信回路との間で通信を行う電子基板を備え、
    当該電子基板は、前記粉体収容部の長手軸を挟んで前記穴部とは反対の位置に設けられたことを特徴とする請求項7記載の粉体収容器。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の粉体収容器が前記画像形成装置本体に設置されたことを特徴とする画像形成装置。
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