JP4396946B2 - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成プロセスで消費されるトナーを補給するためにトナー容器が着脱自在に設置されるトナー補給装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置において、現像装置にトナーを補給するために円筒状のトナー容器が着脱自在に設置されるトナー補給装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
特許文献1等において、画像形成装置本体のトナー補給装置(ボトル収容器、装着部)に交換自在に設置されるトナー容器(トナーボトル、剤収納容器)は、主として、容器本体と被保持部(キャップ部、キャップ)とで構成されている。容器本体の内周面には螺旋状の突起が設けられていて、容器本体が回転駆動されることによって容器本体内に収容されているトナーが開口部に向けて搬送される。被保持部は、容器本体の開口部に連通していて、容器本体の回転駆動に連動することなくトナー補給装置の保持部に非回転で保持される。そして、容器本体の開口部から排出されたトナーは、被保持部に設けられたトナー排出口(補給口)から排出される。その後、被保持部のトナー排出口から排出されたトナーは、現像装置に補給されることになる。
このように構成されたトナー容器は、被保持部が設けられておらず容器本体の開口部から現像装置に向けて直接的にトナーを供給するトナー容器(例えば、特許文献5、特許文献6参照。)に比べて、トナー容器の交換をおこなう際のトナー汚れを軽減することができる。すなわち、トナー容器の着脱動作の一部の手動作(回転動作)に連動して被保持部のトナー排出口が開閉されるために、ユーザーがトナー排出口に触れてトナーで汚される不具合が抑止される。さらに、トナー容器におけるトナー排出口の向きが鉛直方向下方に配設されて、トナーの自重落下によってトナーエンド時におけるトナー排出口近傍のトナー量を少なくできるために、トナー容器交換時のトナー排出口のトナー汚れが軽減される。
詳しくは、特許文献1等において、トナー容器を装置本体のトナー補給装置に装着する場合は、まず、本体カバー(スタック部)を上方に開放してトナー補給装置を露出させる。その後、トナー容器をトナー補給装置上に上方から載置する。その後、被保持部に一体的に設置された把手が把持されて、被保持部が回転操作(回転動作)される。これにより、最終的に、トナー補給装置におけるトナー容器の位置が定まることになる。さらに、被保持部の回転動作にともない被保持部に設けられたトナー排出口が下方に移動して、スプリングの付勢力に抗するようにシャッタがトナー排出口を開放する。
一方、特許文献4等には、袋容器と口金部材とで構成されるトナー収納容器であって、着脱動作にともなうトナー汚れ(トナー飛散)の発生を低減することを目的として、トナー収納容器の着脱動作の一部の手動作(開閉フォルダの回転動作)に連動して口金部材のトナー排出口が開閉される技術が開示されている。
詳しくは、トナー収納容器を装置本体に装着する場合は、まず、ヒンジを中心にして開閉ホルダ(開閉フォルダ)を回転させて開閉ホルダの上方を露出させる。その後、トナー収納容器を開閉ホルダ内にセットする。その後、トナー収納容器がセットされた開閉ホルダがヒンジを中心に回転操作(回転動作)される。これにより、最終的に、装置本体におけるトナー収納容器の位置が定まることになる。さらに、開閉ホルダの回転動作にともない、スプリングの付勢力に抗するように口栓部材(シャッタ部材)がトナー搬送管(ノズル)に押動されてパッキン(Gシール)で密封されたトナー排出口を開放する。
特開2004−287404号公報 特開2001−5286号公報 特開2000−310901号公報 特開2004−161371号公報 特開2000−338758号公報 特開2003−233248号公報
上述した特許文献1〜4等の技術は、特許文献5、特許文献6等のものに比べて、トナー容器におけるトナー排出口のトナー汚れが少なく、ユーザーがトナー排出口に触れてトナーで汚される不具合も抑止される効果が期待できる。
しかし、特許文献1〜4等の技術は、トナー容器を装着するときに被保持部の姿勢が定まらないためにトナー容器の交換時の操作性(セット性)が不充分であったり、トナー容器の交換時にトナー排出口近傍からトナーが飛散してしまう問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、トナー容器の交換をおこなうときに、操作が容易であって、トナー飛散の発生が確実に軽減されるトナー補給装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるトナー補給装置は、トナー容器が着脱自在に設置されるトナー補給装置であって、前記トナー容器は、内部にトナーを収容する容器本体と、前記容器本体の一端側に位置するとともに、トナー補給装置に保持される被保持部と、前記被保持部に設けられるとともに、トナーを排出するトナー排出口と、前記被保持部に設けられるとともに、当該トナー容器の着脱動作に連動して着脱方向に相対的に移動することで前記トナー排出口を開閉する開閉部材と、を具備し、前記トナー容器の前記被保持部を非回転で保持する保持部と、前記容器本体に対して前記被保持部が先頭になるように前記トナー容器を前記保持部に向けて押し込む装着動作が操作者によってされるときに、前記トナー容器を前記保持部に向けて装着する方向に付勢する第1の付勢部材と、前記第1の付勢部材によって前記保持部に向けて装着する方向への付勢がおこなわれる直前まで前記トナー容器を前記保持部から離脱する方向に付勢する第2の付勢部材と、を備え、前記トナー容器の装着動作において、前記第1の付勢部材によって前記保持部に向けて装着する方向への付勢が開始された後に前記開閉部材による前記トナー排出口の開放が開始されるように構成したものである。
また、請求項2記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記第1の付勢部材及び前記第2の付勢部材は、前記トナー容器の装着動作に連動して前記被保持部を付勢するものである。
また、請求項3記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記被保持部が前記保持部から引き抜かれるように前記トナー容器の離脱動作が操作者によってされるときに、前記第2の付勢部材は、前記トナー容器を前記保持部から離脱する方向に付勢して、前記第1の付勢部材は、前記第2の付勢部材によって前記保持部から離脱する方向への付勢がおこなわれる直前まで前記トナー容器を前記保持部に向けて付勢する方向に付勢するものである。
また、請求項4記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項3に記載の発明において、前記第1の付勢部材及び前記第2の付勢部材は、前記トナー容器の離脱動作に連動して前記被保持部を付勢するものである。
また、請求項5記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記トナー容器の離脱動作において、前記第2の付勢部材によって前記保持部から離脱する方向への付勢が開始された後に前記開閉部材による前記トナー排出口の閉鎖が開始されるように構成したものである。
また、請求項6記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材とを、支軸を介して一体的に設置されるとともにトーションスプリングによって当該支軸を中心にした回転方向の双方向に力を作用させるアーム対としたものである。
また、請求項7記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器は、前記被保持部の底部と側部とにそれぞれ滑動部を具備し、前記トナー容器の着脱動作に連動して前記被保持部の前記滑動部が滑動する溝形状の滑合面を備えたものである。
また、請求項8記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項7に記載の発明において、前記トナー容器の装着動作において、前記滑動部の滑動が開始された後に前記第1の付勢部材による前記保持部に向けて装着する方向への付勢とともに前記保持部への前記被保持部の位置決めが開始されて、前記滑動部の滑動が終了するのにともない前記保持部への前記被保持部の位置決めが終了するものである。
また、請求項9記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器の装着動作に連動して前記開閉部材を押動して前記トナー排出口を開放するとともに当該トナー排出口に連通するトナー搬送管を備えたものである。
また、請求項10記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項9に記載の発明において、前記トナー容器は、前記トナー搬送管によって押動される方向に抗する方向に前記開閉部材を付勢する付勢手段を備えたものである。
また、請求項11記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器は、前記容器本体の長手方向に沿って着脱されるものである。
また、請求項12記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項11に記載の発明において、前記トナー容器は、前記容器本体の長手方向を水平方向として装着されるものである。
また、請求項13記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1〜請求項12のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器は、前記容器本体の周面上であって前記被保持部の近傍にギアを具備し、前記ギアに噛合して当該ギアに回転駆動力を伝達する駆動ギアを備えたものである。
また、請求項14記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項13に記載の発明において、前記トナー容器は、前記ギアに伝達された前記回転駆動力による前記容器本体の回転に連動して当該容器本体内に収容したトナーを前記被保持部に向けて搬送するものである。
また、請求項15記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項14に記載の発明において、前記トナー容器は、前記容器本体の内周面に螺旋状の突起を備えたものである。
また、請求項16記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項1〜請求項15のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器は、前記容器本体内にトナーを収容したものである。
また、請求項17記載の発明にかかるトナー補給装置は、前記請求項16に記載の発明において前記トナー容器は、前記容器本体内にキャリアをさらに収容したものである。
また、この発明の請求項18記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項17のいずれかに記載のトナー補給装置を備えたものである。
本発明は、トナー容器の交換をおこなうときに、操作が容易であって、トナー飛散の発生が確実に軽減されるトナー補給装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図18にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1〜図4にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す全体構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図であり、図3はそのトナー補給経路を示す概略図であり、図4はトナー補給装置の一部を示す斜視図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー補給装置31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
装着部(セット部)としてのトナー補給装置31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10、等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー搬送パイプ43Yに連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給経路43Y、60、70、71を介して現像剤収容部54Y内に補給される。なお、トナー補給装置31及びトナー容器32Yの構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3にて、トナー補給装置31に設置されたトナー容器32Y(剤収納容器)内のトナーを現像装置5Yに導く、トナー補給経路43Y、60、70、71について詳述する。
なお、図3は、理解を容易にするために、トナー容器32Y、トナー補給経路43Y、60、70、71、現像装置5Yの配置方向を変えて図示している。実際には、図3において、トナー容器32Yとトナー補給経路の一部との長手方向が紙面垂直方向になるように配設されている(図1を参照できる。)。
図4を参照して、装置本体100のトナー補給装置31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K(剤収納容器)内のトナー(粉体の剤)は、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給経路を経て適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー補給経路は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
詳しくは、トナー容器32Yが装置本体100のトナー補給装置31にセットされると、トナー容器32Yの被保持部34Y(キャップ)にトナー補給装置31のトナー搬送管70(ノズル)が接続される。このとき、トナー容器32Yの口栓部材34d(開閉部材)は、被保持部34Yのトナー排出口(補給口)を開放する。これにより、トナー容器32Yの容器本体33Y内に収容されたトナーが、トナー排出口を介して、トナー搬送管70内に搬送されることになる。
一方、係合部材としてのトナー搬送管70(ノズル)の他端は、チューブ71の一端に接続されている。チューブ71は、親トナー性の低いフレキシブルなゴム材料からなり、その他端がトナー補給部の粉体ポンプ60(モーノポンプ)に接続されている。
粉体ポンプ60は、ロータ61、ステータ62、吸引口63、ユニバーサルジョイント64、モータ66、等で構成される。ロータ61は、金属材料からなる軸が螺旋状にねじれたように形成されている。ロータ61の一端は、ユニバーサルジョイント64を介して、モータ66に回転自在に連結されている。ステータ62は、ゴム材料からなり、その穴部が長円形の断面が螺旋状にねじれたように形成されている。ステータ62の穴部には、ロータ61が挿着されている。
このように構成された粉体ポンプ60は、モータ66によってステータ62内のロータ61を所定方向に回転駆動させることで、トナー容器32Y内のトナーをチューブ71を介して吸引口63に吸引する。吸引口63まで吸引されたトナーは、ステータ62とロータ61との隙間に送入されて、ロータ61の回転に沿って他端側に送出される。送出されたトナーは、粉体ポンプ60の送出口67から排出されて、トナー搬送パイプ43Yを介して現像装置5Y内に補給される(図3中の破線矢印方向の移動である。)。
次に、図5〜図7にて、トナー容器について説明する。
先に図1及び図4で説明したように、トナー補給装置31には、4つの略円筒状のトナー容器32Y、32M、32C、32K(トナーボトル)が、着脱自在に設置されている。トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容された各色のトナーは、それぞれ、図3で説明したトナー補給経路を経て、各作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。
図5は、トナー容器32Yを示す斜視図である。図6は、トナー容器32Yの頭部側(被保持部34Yが設置された側である。)を示す断面図である。図7は、図6のトナー容器32YをM視方向からみた図である。
なお、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kも、収容されたトナーの色が異なる以外は、イエロートナーを収容したトナー容器32Yとほぼ同様の構成となっている。以下、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略して、イエロートナーを収容したトナー容器32Yのみの説明をおこなうことにする。
図5に示すように、トナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、その頭部に設けられた被保持部34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。
容器本体33Yの頭部には、容器本体33Yと一体的に回転するギア33cと、開口部Aとが設けられている(図6を参照できる。)。開口部Aは、容器本体33Yの頭部(装着動作において先頭となる位置である。)に設けられていて、容器本体33Y内に収容されたトナーを被保持部34Y(キャップ)内のスペースに向けて排出するためのものである。
ギア33cは、装置本体100のトナー補給装置31に設けられた駆動部の駆動ギア(不図示である。)と噛合して、容器本体33Yを回転軸(図6中の一点鎖線である。)を中心に回転駆動させるためのものである。詳しくは、ギア33cは、被保持部34Yに形成された切欠部34hから露呈して、図6及び図7に示す噛合位置Dで装置本体100の駆動ギアと噛合する。
図5を参照して、容器本体33Yの後端部(底部)には、トナー容器32Yの着脱作業をおこなう際にユーザーが把持するための把持部33dが設けられている。
また、容器本体33Yには、外周面から内周面にかけて、螺旋状の突起33bが設けられている。この螺旋状の突起33bは、容器本体33Yを回転駆動して開口部Aからトナーを排出するためのものである。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ギア33cとともにブロー成形にて製造することができる。
図5及び図6を参照して、被保持部34Yは、キャップ主部34a、キャップカバー34b、張り出し部としてのホルダ34c、開閉部材としての口栓部材34d、パッキン34e、付勢手段としての圧縮スプリング34f、IDチップ35、等で構成されている。また、図5及び図7を参照して、被保持部34Yの両側面には、トナー補給装置31の位置決め部材31cが係合する係合部34g(溝部)が設けられている。さらに、被保持部34Yの上方には、ギア33cの一部が露呈する切欠部34hが設けられている。
被保持部34Yは、開口部Aを介して容器本体33Yに連通していて、開口部Aから排出されたトナーをトナー排出口B(補給口)から排出する(図6中の破線矢印方向の移動である。)。被保持部34Yは、容器本体33Yの回転には連動せずに、係合部34gが位置決め部材31cに係合した状態でトナー補給装置31の保持部73(図4及び図8を参照できる。)に非回転で保持される。
被保持部34Yのキャップカバー34bは、キャップ主部34aの周面に接着されている。キャップカバー34bの先端には爪34b1が設けられていて、この爪34b1が容器本体33Yの頭部に形成された係合部に係合することで、容器本体33Yが被保持部34Yに対して相対的に回転可能に保持される。ここで、容器本体33Yの回転駆動をスムーズにおこなうために、被保持部34Yの爪34b1と容器本体33Yの係合部とは適度なクリアランスを設けて係合されている。
また、被保持部34Yは、容器本体33Yの開口部Aの周囲の先端面33aに対向する対向面にシール材37が貼着されている。シール材37は、開口部Aの周囲で容器本体33Y及び被保持部34Yの互いの対向面の隙間を封止するためのもので、発泡ポリウレタン等の弾性材料で形成されている。
また、被保持部34Yの下方には張り出し部としてのホルダ34cが設けられている。ホルダ34cには、トナー容器32Yの着脱動作に連動してトナー排出口Bを開閉する開閉部材としての口栓部材34d(シャッタ)が設置されている。口栓部材34dの両端には、口栓部材34d近傍からのトナーの漏出を抑止するためにGシール等のパッキン34eが設置されている。また、口栓部材34dの右端には、トナー排出口Bを閉鎖する方向に口栓部材34dを付勢する圧縮スプリング34f(付勢手段)が設置されている。
さらに、ホルダ34cとキャップ主部34aとの係合部には、双方の隙間からのトナーの漏出を抑止するためにOリング等のパッキンが設置されている。
また、被保持部34YのIDチップ35は、トナー補給装置31に対するトナー容器32Yの着脱動作に連動してトナー補給装置31の端子74(接続端子)に対して接離されるように構成されている。詳しくは、IDチップ35は、トナー補給装置31に対する着脱方向(図5の矢印方向である。)に直交する被保持部34Yの面上であって、着脱動作において端子74に対向する位置に設置されている。
ここで、IDチップ35には、トナー容器32Yに係わる種々の情報が予め記憶されている。一方、トナー補給装置31の端子74は、トナー容器32Yがトナー補給装置31にセットされた状態で、IDチップ35と電気的に接続されることになる。そして、IDチップ35に記憶された情報が端子74を介して装置本体100の制御部75(図5を参照できる。)に送信されたり、制御部75で取得した装置本体100の情報が端子74を介してIDチップ35に送信され記憶されたりすることになる。
なお、IDチップ35には、トナー色、トナーの製造番号(製造ロット)、トナーの製造年月日等のトナーに係わる情報や、リサイクル回数、リサイクル年月日、リサイクルメーカ等のトナー容器32Yのリサイクルに係わる情報が記憶されている。そして、トナー容器32Yがトナー補給装置31に設置されると、IDチップ35に記憶された情報が端子74を介して装置本体100の制御部75に送信される。そして、これらの情報に基いて、装置本体100が最適に制御される。例えば、トナー色がトナー補給装置に設置されるべきトナー色と異なる場合にはトナー補給装置の稼働を停止したり、製造番号やリサイクルメーカに応じて作像条件を変更することができる。
また、被保持部34Yのホルダ34cには、トナー補給装置31に対する着脱動作に連動してトナー補給装置31を滑動する滑動部34c1、34c2が設けられている。
詳しくは、第1の滑動部34c1は、トナー補給装置31に設置されたベース板31aのガイドレール31a1(上面が滑合面となっている。図8を参照できる。)に対して平行になるように形成された平面部であって、着脱動作がおこなわれる被保持部34Yの底部に配設されている。また、第2の滑動部34c2は、トナー補給装置31の滑合面(側面である。)に対して平行になるように形成された平面部であって、着脱動作がおこなわれる被保持部34Yの側部に配設されている。
ここで、図6を参照して、トナー容器32Yは、トナー補給装置31にセットされた状態で、トナー排出口B(又は、口栓部材34d)が、容器本体33Yの開口部Aよりも、鉛直方向下方(図6中の下側である。)に配設されている。
これにより、トナー容器32Yの装着動作に連動して開放されるトナー排出口Bから、容器本体33Y内のトナーがスムーズかつ確実に排出されることになる(図6中の破線矢印方向の移動である。)。すなわち、開口部Aから排出された容器本体33Y内のトナーは、被保持部34Y内にほとんど残留することなく、鉛直方向下方のトナー排出口Bから排出される。さらに換言すると、開口部Aから排出された容器本体33Y内のトナーは、重力に反することなく、トナー排出口Bから排出される。したがって、トナーエンド時におけるトナー排出口B近傍のトナー量が少なくなって、トナー容器32Yを交換するときのトナー排出口Bのトナー汚れが軽減される。
また、トナー排出口Bは、容器本体33Y(又は、開口部A)よりも、トナー補給装置31への装着方向に対して奥側(図6中の左側である。)に配設されている。
これにより、トナー容器32Yの長手方向(軸線方向)の着脱動作に連動して、トナー排出口Bの開閉をスムーズかつ確実におこなうことができる。すなわち、トナー容器32Yの装着時において、被保持部34Yの位置決めが開始された後に、トナー搬送管70と口栓部材34dとの当接が優先的におこなわれることになる。また、トナー搬送管70を含むトナー補給装置31の保持部73を装着方向奥側(図6中の左側である。)に配設することができるために、装置本体100のレイアウトが簡素化される。
さらに、トナー排出口Bは、容器本体33Yの周面上であって開口部Aの近傍に設置されたギア33Cよりも、トナー補給装置31への装着方向に対して奥側(図6中の左側である。)に配設されている。
これにより、トナー容器32Yの長手方向の着脱動作に連動して、トナー排出口Bの開閉をスムーズかつ確実におこなうことができる。すなわち、トナー容器32Yの装着時において、被保持部34Yの位置決めが開始された後に、トナー搬送管70と口栓部材34dとの当接が優先的におこなわれて、その後にギア33cと駆動ギアとの噛合がおこなわれる。
次に、図8〜図11にて、本実施の形態1において特徴的な、トナー補給装置31について説明する。
図8を参照して、トナー補給装置31には、4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kの被保持部の滑動部が滑動する滑合面31a1(ガイドレール)、被保持部のホルダ34cの位置を定める保持部73、係合部材としてのトナー搬送管70、容器本体33Yに回転駆動力を伝達するための駆動部、端子74、付勢部材及び第2の付勢部材として機能するアーム対80、等が設置されている。
保持部73は、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの被保持部をそれぞれ非回転で保持する。保持部73は、ホルダ34cに当接する滑合面や、キャップカバー34bの一部に当接する当接面、等で構成される。保持部73の滑合面(側面)には、被保持部34Yの装着動作に連動して位置決めをおこなう位置決め部材31cが設けられている(図5を参照できる。)。位置決め部材31cは、トナー容器32Yの着脱方向に沿って延設された凸部である。
保持部73内には、図9に示すトナー搬送管70がトナー色ごとに設置されている。トナー搬送管70には、トナー容器32Yの被保持部34Yに形成されたトナー排出口Bに連通するトナー補給口70aが設けられている。
図8及び図10を参照して、トナー補給装置31における保持部73の近傍(トナー容器の被保持部が保持部に挿入される直前の位置である。)には、アーム対80がトナー色ごとに設置されている。図10に示すように、アーム対80は、トナー容器の被保持部を挟む両側の位置にそれぞれ設置されている。
アーム対80は、図11を参照して、第1アーム81、第2アーム82、支軸83、トーションスプリング84、等で構成される。アーム対80は、支軸83を介して一体的に設置されるとともにトーションスプリング84によって支軸83を中心にした回転方向の双方向に力を作用させるものである。具体的には、第1アーム81と第2アーム82とによって、支軸83を中心にした回転方向の双方向に力を作用させる。その力は、第1アーム81と第2アーム82とのなす角度が大きくなれば大きくなることになる。
このように構成されたアーム対80は、トナー容器32Yの装着動作に連動して被保持部34Y(トナー容器32Y)を保持部73に向けて付勢(図4の矢印Q方向への付勢である。)する付勢部材として機能することになる。さらに、アーム対80は、トナー容器32Yの離脱動作に連動して被保持部34Y(トナー容器32Y)を保持部73から離脱する方向(図4の矢印Qの反対方向である。)に付勢する第2の付勢部材としても機能することになる。
図12〜図18にて、トナー補給装置31へのトナー容器32Yの着脱動作(着脱操作)について説明する。
図12はイエローのトナー容器32Yがトナー補給装置31に装着される状態(矢印Q方向の移動である。)を長手方向にみた概略図であって、図13はそのときのアーム対80と被保持部34Y(ホルダ34c)との位置関係を上方から示した概略図である。図14はトナー容器32Yの装着が進んだ状態(トナー排出口Bの開放が開始された状態である。)を長手方向にみた概略図であって、図15はそのときのアーム対80と被保持部34Y(ホルダ34c)との位置関係を上方から示した概略図である。図16はトナー容器32Yがトナー補給装置31に装着された状態(トナー排出口Bの開放が完了した状態である。)を長手方向にみた概略図であって、図17はそのときのアーム対80と被保持部34Y(ホルダ34c)との位置関係を上方から示した概略図である。
トナー容器32Yを装置本体100のトナー補給装置31に装着する場合は、まず、画像形成装置本体100の前面(図1の紙面手前側である。)に設けられた本体カバー(不図示である。)を開放してトナー補給装置31を前方に露出させる。
その後、図12を参照して、トナー容器32Yをトナー補給装置31内に向けて押し込む(矢印Q方向の移動である。)。すなわち、被保持部34Yが容器本体33Yに対して先頭になるように、容器本体33Y(又は、トナー容器32Y)の長手方向(軸線方向)に沿って、トナー容器32Yがトナー補給装置31に装着される。
このとき、トナー容器32Yの先頭側で滑動部34c1がトナー補給装置31に設けられたベース板31aの滑合面31a1(ガイドレール)を滑りながら、トナー容器32Yの後端側で把持部33dを把持するユーザーによって、トナー容器32Yがトナー補給装置31内にバランスよく押し込められることになる。
そして、図13を参照して、トナー容器33Yのホルダ34c(被保持部34Y)がトナー補給装置31のアーム対80の位置に達すると、第1アーム81がホルダ34c(被保持部34Y)の先端に当接するとともに、第2アーム82がホルダ34c(被保持部34Y)の側面に当接して、アーム対80が図13中の黒矢印方向に広げられる。そして、アーム対80が黒矢印方向に広げられることで、トーションスプリング84のスプリング力によって、第1アーム81は矢印R1方向に力を作用させて、第2アーム82は矢印R2方向に力を作用させる。このとき、第2アーム82はホルダ34cの両側面上で対向していて矢印R2方向の両方向の力は相殺される。したがって、第1アーム81による矢印R1方向の力のみが被保持部34Yに作用することになる。この力は、トナー容器32Yを保持部73から離脱させる方向の力である。
その後、トナー容器33Yのホルダ34cがトナー補給装置31の保持部73に達すると、第1の滑動部34c1の滑合面31a1の滑動に加えて、第2の滑動部34c2が滑合面(側面)を滑りながら被保持部34Yの位置決めが開始される。詳しくは、被保持部34Yの係合部34gと、トナー補給装置31の位置決め部材31cと、の係合が開始される。
その後、さらにトナー容器32Yの装着動作が進められると、係合部34gと位置決め部材31cとが係合した状態で、口栓部材34dによるトナー排出口Bの開放が開始される(図14の状態である。)。すなわち、トナー搬送管70の先端がホルダ34cの穴部に挿入されるのにともない、口栓部材34dがトナー搬送管70に押動される。
このとき、付勢部材として機能するアーム対80によって、トナー容器32Yの被保持部34Yは保持部73に向けて付勢される(矢印Q方向への付勢である。)。
詳しくは、図15を参照して、第1アーム81はホルダ34c(被保持部34Y)の先端に押し広げられ、ホルダ34c側面に当接する。それと同時に、第2アーム81は、ホルダ34c後端に当接し始める。このとき、第1アーム81による矢印R1方向の両方向の力は相殺されて、第2アーム82による矢印R2方向の力のみが被保持部34Yに作用することになる。この力は、トナー容器32Yを保持部73に向けて付勢する方向(矢印Q方向)の力である。
このように、本実施の形態1では、被保持部34Yの保持部73への移動と、トナー容器32Yのトナー排出口Bの開放と、がアーム対80の付勢力によっておこなわれる。
そして、図16を参照して、ホルダ34cが保持部73に突き当たる位置(突き当て基準位置)で被保持部34Yの位置が定まり、それと同時に口栓部材34dがトナー排出口Bを完全に開放するとともに、トナー補給装置31の駆動部の駆動ギアにトナー容器32Yのギア33cが噛合する。さらに、IDチップ35が端子74に接続される。そして、トナー容器32Yのトナー排出口Bとトナー搬送管70のトナー補給口70aとが連通して、トナー容器32Yの装着動作が完了する。
このとき、図17を参照して、第1アーム81はホルダ34c側面に当接した状態であり、第2アーム82はホルダ34c後端に当接した状態になっている。これにより、第2アーム82による矢印R2方向の力のみが被保持部34Yに作用することになる。この力は、トナー容器32Yの被保持部34Yを保持部73に保持する力(位置決め力)となる。
図18は、上述したトナー容器の装着動作において、被保持部34Y(トナー容器32Y)の移動位置と、被保持部34Yがアーム対80から受ける負荷と、の関係を示すグラフである。
図18に示すように、被保持部34YがW1の位置に移動したとき(図12、図13の位置である。)、被保持部34Yは装着方向(矢印Q方向)とは逆方向の力を受けることになる。すなわち、アーム対80によって保持部73に向けて付勢される直前のトナー容器32Yに対して、保持部73から離脱する方向の力が加わる。これにより、ユーザーはその力に打ち勝つ力でトナー容器32Yを保持部73側に押し込むことになる。したがって、その後に被保持部34Yに加わるアーム対80の付勢力に、ユーザーによる押し込み力が付加されて、トナー排出口Bの開放が勢いよくおこなわれることになる。
さらに、図18におけるW2の位置に被保持部34Yが移動したとき(図14、図15の位置である。)、被保持部34Yは装着方向(矢印Q方向)の力(アーム対80による付勢力である。)を受けることになる。このとき、被保持部34Yのパッキン34eによるシール対象物が口栓部材34dからトナー搬送管70に切替わるが、その切替スピードはアーム対80によって速められているために、シール対象物の切替によりシール性が低下する時間を短くすることができる。
そして、図18におけるW3の位置(図16、図17の位置である。)で被保持部34Yの位置が定まることになる。
このように、本実施の形態1では、トナー容器32Yのトナー排出口Bが開放されるスピードが、ユーザーの操作スピード(トナー容器を押し込むスピードである。)で決定されることなく、アーム対80によって機械的に決定されることになる。したがって、被保持部34Yにおけるシール性が低下する時間は、極端に長くなることなく、常時ほぼ一定に短くなり、トナー排出口B近傍からのトナー飛散が軽減される。
また、本実施の形態1では、トナー容器32Yの滑動部34c1が滑合面31a1上を滑動する1つのアクション(本体ドアーの開閉動作を除く。)に連動して、アーム対80による付勢動作と被保持部34Yの位置決め動作とが開始され、その後にトナー搬送管70の挿入動作が開始され、最終的にギア33cの駆動ギアへの連結が完了する。これにより、トナー容器32Yの装着動作の操作性が向上する。
また、トナー容器32Yを装置本体100のトナー補給装置31から取出(離脱)する場合には、上述の装着時の手順と逆の手順で操作がおこなわれる。このとき、トナー容器32Yが保持部73から離れる動作に連動して、トナー搬送管70もホルダ34cから離れていって、圧縮スプリング34fの付勢力によって口栓部材34dがトナー排出口Bを閉鎖する位置に移動する。
このように、トナー容器32Yの滑動部34c1が滑合面31a1上を滑動する1つのアクション(本体ドアーの開閉動作を除く。)で、トナー容器32Yの離脱動作が完了することになる。
このとき、アーム対80は、トナー容器32Yの離脱動作に連動して被保持部34Y(トナー容器32Y)を保持部73から離脱する方向に付勢する第2の付勢部材として機能することになる。これにより、トナー容器32Yのトナー排出口Bが閉鎖されるスピードが、ユーザーの操作スピード(トナー容器を引き出すスピードである。)で決定されることなく、アーム対80によって機械的に決定されることになる。したがって、被保持部34Yにおけるシール性が低下する時間は、極端に長くなることなく、常時ほぼ一定に短くなり、トナー排出口B近傍からのトナー飛散が軽減される。
以下、ここまで説明した本実施の形態1における効果を、先に述べた背景技術との関係で整理する。
先に述べた特許文献1〜4等の技術では、トナー容器を手動で着脱するユーザーの操作スピードが遅くなってしまった場合に、トナー排出口近傍からトナーが飛散してしまうことがあった。
具体的に、特許文献1、特許文献2等の技術では、トナー補給装置上においてトナー容器の被保持部をユーザーが手動で回転させることで、シャッタが移動してトナー排出口を開放する。すなわち、トナー容器のトナー排出口が開放されるスピードは、ユーザーの操作スピード(被保持部を回転させるスピードである。)で決定されることになる。ここで、トナー容器のトナー排出口が開放されるスピードが極端に遅くなると、トナー排出口の近傍にあるトナーがトナー容器外に飛散して装置本体を汚染してしまう可能性が高くなる。これは、トナー排出口の開放動作がおこなわれている間(動的な状態である。)のトナー排出口近傍のシール性が、トナー排出口の開放動作がおこなわれる前後(静的な状態である。)のものに比べて、低くなってしまうことによる。したがって、トナー容器のトナー排出口が開放されるスピードが極端に遅くなると、シール性の低下する時間が長くなって、トナー排出口近傍からのトナー飛散が生じてしまう。
同様に、特許文献4等の技術でも、トナー収納容器がセットされた開閉ホルダをユーザーが手動で回転させることで、口栓部材がトナー搬送管に押動されてパッキンで密封されたトナー排出口を開放する。すなわち、トナー収納容器のトナー排出口が開放されるスピードは、ユーザーの操作スピード(開閉ホルダを回転させるスピードである。)で決定されることになる。したがって、特許文献1、特許文献2等の技術と同様に、トナー収納容器のトナー排出口が開放されるスピードが極端に遅くなると、パッキンによるシール性が低下する時間が長くなって、トナー排出口近傍からのトナー飛散が生じてしまう。
ここで、上述の問題を解決するために、トナー排出口の開口面積を小さくしたり、トナー排出口近傍に設置されたシール部材の密着性を高めたりする方策も考えられる。しかし、前者の方策はトナー容器から排出されるトナー量を制限することになり、後者の方策は密着性を高めたシール部材によりトナー容器の着脱操作性を低下させてしまうことになる。
本実施の形態1においては、トナー容器32Yの装着動作に連動してトナー容器32Yをトナー補給装置31の保持部73に向けて付勢するように、トナー補給装置31を構成している。これによって、トナー容器32Yのトナー排出量や交換時の操作性を低下させることなく、ユーザーによるトナー容器32Yの交換時の操作に係わりなく、トナー飛散の発生を確実に軽減することができる。
なお、本実施の形態1のトナー容器32Yは、トナー排出口Bが鉛直方向下方に向けて配設された被保持部34Yを備え、そのトナー排出口Bが開口部Aより鉛直方向下方に配設されるとともに、装着動作に連動して口栓部材34dが確実に位置決めされた後にトナー搬送管70に押動されてパッキン34eで密封されたトナー排出口Bを開放するために、トナー排出口Bのトナー汚れが少なく、ユーザーがトナー排出口Bに触れてトナーで汚される不具合が抑止される。
また、トナー補給装置31に対するトナー容器32Yの着脱動作は、滑動部34c1の滑動にともなう1つのアクションになるために、トナー容器32Yの交換時の操作性・作業性が向上する。特に、被保持部34Yの底面に滑動部34c1を設けることで、滑動部34c1がトナー容器32Yを支持しながら滑合面31a1を滑動することになる。
さらに、トナー容器32Yの装着動作は、ユーザーが把持部33dを直接的に把持した状態で滑動部34c1の滑動が開始されて、その後にアーム対80の付勢とともに被保持部34Yの位置決めが開始されて、その後にトナー搬送管70の挿入が開始されて、滑動の終了とともに被保持部34Yの位置決めとトナー搬送管70の挿入と駆動部の連結とが終了するものである。これにより、ユーザーは被保持部34Yの滑動(1アクションの装着動作)が進むのと同時に、被保持部34Yの位置決めによるクリック感を体感して、装着動作に誤操作が生じていないことを確信することになる。
また、トナー容器32Yは、トナー補給装置31(装置本体100)の上方から載置するのではなくて、トナー補給装置31(装置本体100)の前面から着脱されるために、トナー補給装置31の上方のレイアウトの自由度が高まる。例えば、トナー補給装置の真上にスキャナ(原稿読込み部)が配設されている場合であっても、トナー容器32Yの着脱における操作性・作業性は低下しない。さらに、トナー容器32Yのギア33cと装置本体100の駆動ギアとの噛合位置Dに対するレイアウトの自由度も高まる。
また、トナー容器32Yは、その長手方向を水平方向として装置本体100に設置されるために、画像形成装置100全体の高さ方向のレイアウトに影響を及ぼすことなく、トナー容器32Yのトナー容量を多くしてその交換頻度を少なくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、トナー容器32Yの交換をおこなうときに、操作が容易であって、トナー飛散の発生を確実に軽減することができる。
また、トナー容器32Yの装着動作に連動してトナー容器32Yをトナー補給装置31の保持部73に向けて付勢するように、トナー補給装置31を構成しているために、トナー容器32Yのトナー排出量や交換時の操作性を低下させることなく、ユーザーによるトナー容器32Yの交換時の操作に係わりなく、トナー飛散の発生を確実に軽減することができる。
なお、本実施の形態1では、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内にトナーのみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置に適宜に供給する画像形成装置に対してはトナー容器32Y、32M、32C、32Kの容器本体内に2成分現像剤を収容することもできる。その場合であっても、トナー容器32Yの装着動作に連動してトナー容器32Yをトナー補給装置31の保持部73に向けて付勢するアーム対80を設けることで、トナー飛散の発生を確実に軽減することができる。
実施の形態2.
図19〜図22にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図19は、実施の形態2におけるトナー搬送装置に着脱自在に設置されるトナー容器を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図5に相当する図である。本実施の形態2におけるトナー搬送装置26は、トナー容器32Yの位置決め孔34kに係合する位置決めピン70bがトナー搬送管70に設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における画像形成装置100も、前記実施の形態1のものと同様に、スタック部(排出部)30と中間転写ユニット(中間転写体)15との間に、各作像部(作像ユニット)6Y、6M、6C、6Kの現像装置に補給するトナーを収納した剤収納容器としてのトナー容器(トナーボトル)32Y、32M、32C、32Kが脱着可能に装着される装着部としてのトナー補給装置(セット部)31が設けられている。
この装置本体(プリンタ)100にセットされるトナー容器(トナーボトル)32Yは、図19及び図20に示すように、一端に開口部Aが形成された円筒状の容器本体(ボトル本体)33Yと、その開口部Aに容器本体33Yに対して相対的に回転可能な被保持部(キャップ)34Yと、を有している。容器本体33Yは、その周面に、回転することによって収納したトナーを開口部A側へ搬送する搬送部としての突起33b(容器内部側に突出する螺旋である。)が形成されている。また、開口部Aは、容器本体33Yの軸線(回転軸である。)を中心とする円形状であって、容器本体33Yの径よりも小径に形成されている。この小径に形成された開口部Aからトナーを排出するために、突起33bと開口部Aとの間には、第2螺旋(第2突起)と、第2螺旋に向けてトナーを汲み上げる汲み上げ部と、が設けられている(いずれも図示は省略するが、ホルダ34mに隠れた位置に配設されている。)。
被保持部(キャップ)34Yは、ホルダ34mを介して容器本体33Yに装着される。被保持部34Yには、図20に示すように、その円筒の外径部に爪(爪部)34b1が設けられている。この爪34b1が容器本体33Yに形成された円周溝33eに係止されることにより、被保持部34Yと容器本体33Yとが相対的に回転可能になる。なお、容器本体33Yと被保持部34Yとの接合部にはシール材(シール)37を介在させていて、その接合部からのトナー漏れを防いでいる。また、容器本体33Yの被保持部34Yを取り付ける位置の近傍には、容器本体33Yを回転させるための入力部として用いるギア(ボトルギヤ)33cが容器本体33Yと一体に設けられている。
被保持部34Yには、その周面の下部にトナー排出口(補給口)Bが形成されている。詳しくは、トナー排出口Bは、ホルダ(出口部材)34cに設けられた漏斗状の開口34c2と一体化される。そして、ホルダ34cに設けられたノズル孔34nに、係合部材としてのトナー搬送管(ノズル)70が差し込まれて、トナー補給口70aを介してトナー排出口Bとトナー搬送管70とが連通する。なお、ノズル孔34nには口栓部材(シャッタ)34dが嵌合されており、トナー容器32Yがトナー搬送管70と係合していないときには一連のトナー補給通路が塞がれる。ここで、本実施の形態2では、図示は省略するが、トナー搬送管70によって押動される方向に抗する方向に口栓部材34dを付勢する付勢手段が、トナー容器32Y側ではなくてトナー補給装置31側に設置されている。
トナー搬送管70が設けられた装置本体100側には、図19に示すように、ノズル本体の左右に位置決めピン70bが並設されている。この位置決めピン70bは被保持部34Yに設けられた位置決め孔34kに挿入される。また、トナー搬送管70の補給側は、前記実施の形態1と同様に、吸引型の粉体ポンプ60の吸引口と連通している。粉体ポンプとして、高い固気比で連続定量移送が可能な1軸偏芯スクリューポンプ(モーノポンプ)を用いることができる。
このように構成されるトナー容器32Yは、図19の矢印M方向から見ると、容器本体33Yの外周面よりホルダ(出口部材)34cを取り付けた被保持部34Yが外側に突出している。換言すると、被保持部34Yには、容器本体33Yの着脱方向(矢印M、Q方向である。)の投影面と重ならないように着脱方向に投影される張り出し部としてのホルダ34cが形成されている。
トナー容器32Yをトナー補給装置(セット部)31に対して矢印Q方向に正しくセットすると、位置決めピン70aが位置決め孔34kに挿入されるとともに、トナー搬送管70がノズル孔34nに挿入される。すなわち、トナー容器32Yをその軸線方向(長手方向)へ被保持部34Yを先端として移動させることにより、トナー搬送管70がノズル孔34nに挿入される。そして、トナー搬送管70がノズル孔34nに挿入されると、口栓部材34dがノズル孔34nから奥側へ押し出されて、トナー搬送管70のトナー補給口(受け口)70aとトナー排出口B(開口34c2)とが連通することによりトナー補給が可能となる。
そして、本実施の形態2におけるトナー補給装置においても、前記実施の形態1のものと同様にトナー補給の動作がおこなわれる。すなわち、容器本体33Yが回転することにより収納しているトナーを被保持部34Y側へ送り、トナー排出口Bをトナーで埋める。吸引型の粉体ポンプは吸い込み側であるトナー排出口Bがトナーで埋もれていればトナーを確実に搬送することができるので、その作動時間に応じた量のトナーを現像装置に補給することができる。
このようにしてトナー補給が行われるが、トナー容器32Yのトナー補給装置31へのセットはユーザーによっておこなわれる。このため、トナーボトル11が正しくセットされないセット不良があると、トナー搬送管70がノズル孔34nに正しく挿入されずにトナーを補給することができなくなる。
図21はトナー補給装置(セット部)31に設置されるベース板31aを示す斜視図であり、図22はトナー容器32Yが設置されたベース板31aの一部を拡大して示す断面図である。
図21を参照して(図8をも参照することができる。)、トナー補給装置31に設けられるベース板31aには、4色分のトナー容器32Yを装着することができるスペースがあり、各トナー容器32Yの装着位置にはガイドレール31a1(前記実施の形態1で説明した滑合面としても機能する。)が設けられている。なお、本実施の形態2におけるベース板31aは1枚で4個のトナーボトル32Yが装着されるが、トナーボトルの数に合わせてトナーボトルごとにベース板を独立して設けることもできる。
ベース板31aに形成されたガイドレール31a1には、図22に示すように、被保持部34Yが収まるガイド溝31a11と、容器本体33Yを支えるガイド縁(ガイドエッジ)31a12と、が設けられている。ガイド溝31a11は、図22の紙面垂直方向に見て、容器本体32Yの外周円より張り出したホルダ34c(張り出し部)をガイドするように構成されている。すなわち、ガイド溝31a11に被保持部34Yの張り出し部34cがちょうど収まるように形成されている。ガイド縁31a12は、図22に示すガイド溝31a11の始点と終点の位置にあり、回転する容器本体33Yを支え易くするように角が面取りされている。
このように構成されたトナー補給装置31は、ガイド溝31a11を形成したガイドレール31a1を設けているので、ガイド溝31a11に被保持部34Yが嵌合すると、被保持部34Yの軸心を中心とする回転が規制される。したがって、ガイド溝31a11に被保持部34Yが嵌合した状態でトナー容器32Yをガイドレール31a1上に載せて矢印Q方向へ移動すれば、トナー容器32Yを簡単、かつ、確実に正しくセットすることができる。すなわち、ガイド溝31a11に被保持部34Yを嵌合させることでノズル孔34nや位置決め孔34kの位置にぶれが生じないので、トナー容器32Yを矢印Q方向に装着すると、位置決めピン70bが位置決め孔34kに確実に挿入されるとともに、トナー搬送管70がノズル孔34nに確実に挿入される。
なお、本実施の形態2では、装着動作が開始されてから完了するまで、トナー容器32Yがガイドレール31a1(滑合面)上をその軸線と平行にスライド移動して装着されるものである。これに対して、装着動作の最初にトナー容器32Yを被保持部34Yを先頭にして矢印Q方向に直交する方向にスライドさせてから矢印Q方向に装着する方式にすることもできる。さらに、装着動作の最初はトナー容器32Yを上方からガイドレール31a1に落し込み、その後に矢印Q方向にスライド移動して装着する方式にすることもできる。
本実施の形態2における画像形成装置では、操作者(ユーザー)から見て奥側にトナー排出機構があって、トナー容器32Yのノズル孔34nと装置本体100側のトナー搬送管70とは装置本体奥側でドッキングする構成となっている。このような構成により、ドッキング部でトナー飛散が生じてもその位置は操作者から遠い位置になるために、トナー排出機構(ドッキング構造)が装置本体手前側にある場合に比べて、操作者はトナーで汚れにくくなる。また、ドッキング構造が装置本体奥側にあるために操作者が装着時に被保持部34Yを持って操作することはまれであり、大体は容器本体33Yをつかんで押し込む動作をとることが、操作実験で確認されている。容器本体33Yをつかんで操作すると被保持部34Y側が回転して操作性が悪くなる可能性があるが、本実施の形態2では被保持部34Yの回転がガイドレール31a1によって規制されるために操作性が向上する。したがって、上述したようにトナー排出機構(ドッキング構造)が装置本体奥側にあっても、トナー容器の交換時の操作性が向上することになる。
以下に、本実施の形態2におけるトナー補給装置の構成と効果との関係をまとめる。なお、以下に述べる構成及び効果は、そのほとんどが前記実施の形態1におけるトナー補給装置の構成及び効果と共通するものである。
本実施の形態2において、トナー容器32Yの排出側の被保持部(キャップ)34Yの主部は略円筒なのだが、その一部にトナーシャッタ機構を含むスペース上、突出する張り出し部(突出部)34cを有する。この張り出し部34cをキーとして、装置本体側に形成したガイド溝31a11に入れて装着することで、トナーを吸引するトナー搬送管70との位置関係を正確に定めることができる。
トナー容器32Yをガイドレール31a1に沿って移動させることでトナー排出口Bがトナー搬送管70に係合して、トナー容器32Yのセット不良や誤セットが防止される。トナー容器の離脱動作に複数のアクションを要する特許文献1〜4等の技術と比較して、本実施の形態2の構成によれば、トナー容器32Yがガイドレール31a1に沿って移動する1つのアクション(本体ドアーの開閉動作を除く。)で、トナー容器32Yの離脱動作が完了することになる。
また、ガイドレール31a1のガイド縁31a12を設けることで、装着後のトナー容器32Yが回転自在に確実に支持される。
また、ガイドレール31a1のガイド溝31a11を設けることで、装着時のトナー容器32Yのブレがなくなり、トナー容器32Yのセット不良や誤セットが確実に防止される。
また、容器本体33Yのみを把持して装置本体に装着しようとすると、回転を規制するものがなければ被保持部34Yは回転自在の状態になる。その際、モーメント力が被保持部34Yの回転中心を基準に発生して、ホルダ(張り出し部)34cが下方を向くことになる。そのため、本実施の形態2では、ガイド溝31a11を鉛直方向下方に配置している。これにより、ユーザーが容器本体33Yのみを把持した場合であっても、自然にホルダ34cがガイド溝31a11に入って、トナー容器32Yの誤セット防止性能が向上する。
また、本実施の形態2では、ホルダ(張り出し部)34cにトナー搬送管70(トナー補給口70a)とドッキングするトナー排出口Bを形成しているために、トナー排出口Bはガイドレール31a1に沿って移動することになり、トナー排出口Bの回転変位が抑止される。よって、ユーザーは特別に意識することなく、簡単で確実にトナー排出口Bとトナー搬送管70とのドッキングをすることができる。また、特許文献5、特許文献6等におけるコレットチャック方式によるトナー排出口の開放動作と異なって、本実施の形態2ではレバー等を用いずに装着動作に連動して口栓部材34dがトナー搬送管70に押し出されて開放される機構なので、トナー容器32Yの交換時におけるトナー飛散が防止される。
また、容器本体33Yのみをつかんでトナー容器32Yの着脱操作を無理なくできるために、装置本体奥側にトナー排出機構(トナー搬送管70とトナー排出口Bとのドッキング部である。)を配設することができる。
以上説明したように、本実施の形態2においては、トナー容器32Yの交換をおこなうときに、操作が容易であって、トナー飛散の発生を確実に軽減することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す断面図である。 図1の画像形成装置におけるトナー補給経路を示す概略図である。 トナー容器が設置される状態のトナー補給装置の一部を示す斜視図である。 トナー補給装置に設置されるトナー容器を示す斜視図である。 図5のトナー容器の頭部側を示す断面図である。 図6のトナー容器をM視方向からみた正面図である。 トナー容器が設置されていない状態のトナー補給装置の一部を示す斜視図である。 トナー搬送管を示す斜視図である。 トナー補給装置のアーム対を示す斜視図である。 アーム対を示す分解斜視図である。 トナー容器がトナー補給装置に搭載される状態を示す概略図である。 図12におけるアーム対の状態を示す概略図である。 図12に続くトナー容器の搭載状態を示す概略図である。 図14におけるアーム対の状態を示す概略図である。 トナー容器がトナー補給装置に搭載された状態を示す概略図である。 図16におけるアーム対の状態を示す概略図である。 装着時におけるトナー容器の移動位置に対するアーム対から受ける負荷の変化を示すグラフである。 この発明の実施の形態2におけるトナー補給装置に設置されるトナー容器を示す斜視図である。 図19のトナー容器がトナー補給装置に設置された状態を示す断面図である。 トナー補給装置のベース板を示す斜視図である。 トナー容器が設置されたベース板の一部を示す断面図である。
符号の説明
5Y 現像装置、
31 トナー補給装置(装着部)、
31a ベース板、 31a1 ガイドレール(滑合面)、
31a11 ガイド溝、 31a12 ガイド縁、 31c 位置決め部材、
32Y、32M、32C、32K トナー容器(剤収納容器)、
33Y 容器本体、
33a 先端面、 33b 突起、 33c ギア、
34Y 被保持部(キャップ)、
34a キャップ主部、 34b キャップカバー、
34c ホルダ(張り出し部)、 34c1、34c2 滑動部、
34d 口栓部材(開閉部材)、 34e パッキン、
34f 圧縮スプリング(付勢手段)、 34g 係合部、 34h 切欠部、
35 IDチップ、 37 シール材、
70 トナー搬送管(係合部材)、 70a トナー補給口、
73 保持部、 74 端子、
80 アーム対(付勢部材、第2の付勢部材)、
81 第1アーム、 82 第2アーム、
83 支軸、 84 トーションスプリング、
100 画像形成装置本体(装置本体)、
A 開口部、 B トナー排出口(補給口)。

Claims (18)

  1. トナー容器が着脱自在に設置されるトナー補給装置であって、
    前記トナー容器は、
    内部にトナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体の一端側に位置するとともに、トナー補給装置に保持される被保持部と、
    前記被保持部に設けられるとともに、トナーを排出するトナー排出口と、
    前記被保持部に設けられるとともに、当該トナー容器の着脱動作に連動して着脱方向に相対的に移動することで前記トナー排出口を開閉する開閉部材と、
    を具備し、
    前記トナー容器の前記被保持部を非回転で保持する保持部と、
    前記容器本体に対して前記被保持部が先頭になるように前記トナー容器を前記保持部に向けて押し込む装着動作が操作者によってされるときに、前記トナー容器を前記保持部に向けて装着する方向に付勢する第1の付勢部材と、
    前記第1の付勢部材によって前記保持部に向けて装着する方向への付勢がおこなわれる直前まで前記トナー容器を前記保持部から離脱する方向に付勢する第2の付勢部材と、
    を備え、
    前記トナー容器の装着動作において、前記第1の付勢部材によって前記保持部に向けて装着する方向への付勢が開始された後に前記開閉部材による前記トナー排出口の開放が開始されるように構成したことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記第1の付勢部材及び前記第2の付勢部材は、前記トナー容器の装着動作に連動して前記被保持部を付勢することを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記被保持部が前記保持部から引き抜かれるように前記トナー容器の離脱動作が操作者によってされるときに、
    前記第2の付勢部材は、前記トナー容器を前記保持部から離脱する方向に付勢して、
    前記第1の付勢部材は、前記第2の付勢部材によって前記保持部から離脱する方向への付勢がおこなわれる直前まで前記トナー容器を前記保持部に向けて付勢する方向に付勢することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記第1の付勢部材及び前記第2の付勢部材は、前記トナー容器の離脱動作に連動して前記被保持部を付勢することを特徴とする請求項3に記載のトナー補給装置。
  5. 前記トナー容器の離脱動作において、前記第2の付勢部材によって前記保持部から離脱する方向への付勢が開始された後に前記開閉部材による前記トナー排出口の閉鎖が開始されるように構成したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のトナー補給装置。
  6. 前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材とは、支軸を介して一体的に設置されるとともにトーションスプリングによって当該支軸を中心にした回転方向の双方向に力を作用させるアーム対であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のトナー補給装置。
  7. 前記トナー容器は、前記被保持部の底部と側部とにそれぞれ滑動部を具備し、
    前記トナー容器の着脱動作に連動して前記被保持部の前記滑動部が滑動する溝形状の滑合面を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のトナー補給装置。
  8. 前記トナー容器の装着動作において、前記滑動部の滑動が開始された後に前記第1の付勢部材による前記保持部に向けて装着する方向への付勢とともに前記保持部への前記被保持部の位置決めが開始されて、前記滑動部の滑動が終了するのにともない前記保持部への前記被保持部の位置決めが終了することを特徴とする請求項7に記載のトナー補給装置。
  9. 前記トナー容器の装着動作に連動して前記開閉部材を押動して前記トナー排出口を開放するとともに当該トナー排出口に連通するトナー搬送管を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のトナー補給装置。
  10. 前記トナー容器は、前記トナー搬送管によって押動される方向に抗する方向に前記開閉部材を付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載のトナー補給装置。
  11. 前記トナー容器は、前記容器本体の長手方向に沿って着脱されることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載のトナー補給装置。
  12. 前記トナー容器は、前記容器本体の長手方向を水平方向として装着されることを特徴とする請求項11に記載のトナー補給装置。
  13. 前記トナー容器は、前記容器本体の周面上であって前記被保持部の近傍にギアを具備し、
    前記ギアに噛合して当該ギアに回転駆動力を伝達する駆動ギアを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載のトナー補給装置。
  14. 前記トナー容器は、前記ギアに伝達された前記回転駆動力による前記容器本体の回転に連動して当該容器本体内に収容したトナーを前記被保持部に向けて搬送することを特徴とする請求項13に記載のトナー補給装置。
  15. 前記トナー容器は、前記容器本体の内周面に螺旋状の突起を備えたことを特徴とする請求項14に記載のトナー補給装置。
  16. 前記トナー容器は、前記容器本体内にトナーを収容したことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載のトナー補給装置。
  17. 前記トナー容器は、前記容器本体内にキャリアをさらに収容したことを特徴とする請求項16に記載のトナー補給装置。
  18. 請求項1〜請求項17のいずれかに記載のトナー補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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