JP2000098724A - 粉体容器とこれを用いた現像装置 - Google Patents

粉体容器とこれを用いた現像装置

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JP2000098724A
JP2000098724A JP10272006A JP27200698A JP2000098724A JP 2000098724 A JP2000098724 A JP 2000098724A JP 10272006 A JP10272006 A JP 10272006A JP 27200698 A JP27200698 A JP 27200698A JP 2000098724 A JP2000098724 A JP 2000098724A
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powder
discharge port
opening
powder container
rotating member
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JP10272006A
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Shunei Taniguchi
俊英 谷口
Takeshi Hashimoto
武志 橋本
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で不使用時の粉体の漏れや流出を
防止できるようにする。 【解決手段】 粉体容器3に収容している粉体を、搬送
部24で、搬送手段26により排出口25に搬送して排
出し、使用に供するのに、排出口25に回転できるよう
に設けた回転部材28の開口27を通じて排出して、粉
体を最終的に排出する開口27の向きを回転部材28の
回転によって変え、不使用時に粉体が漏れたり流出した
りしない向きにしておけるようにして、上記の目的を達
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体容器およびこれ
を用いた現像装置に関するものであり、収容している粉
体を搬送手段により排出口まで搬送して画像形成などに
供する粉体容器と、これを用いて画像を形成する現像装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような粉体容器や現像装置は、複写
機やプリンタ、ファクシミリ、マイクロフィルムリーダ
プリンタなどで、電子写真方式の画像形成に用いられ
る。このような画像形成に用いられる粉体容器では特
に、容量の増大とともに、粉体を排出口まで搬送して使
用に供する構成を有したものが単体で取り扱われるよう
になり、粉体を使用する現像装置などに着脱できるよう
に装着され、交換や各種のメンテナンスが行われる。そ
の際、トナーは特に微粒子なため飛散しやすく漏れやす
いので取り扱いにくい。
【0003】そこで、特開平08−160726号公報
は側方に向く排出口を持ち、特開平10−20669号
公報は下に向く排出口を持った各粉体容器において、そ
れぞれの排出口にシャッタを設けて前記の問題に対応し
たものを開示している。しかし、横向きや下向きに固定
的に設けられた排出口はシャッタによって閉じられて
も、使用後の取り扱いではトナーが漏れやすいので種々
に工夫されている。
【0004】例えば、図12の(a)、(b)は側方に
向く排出口aにスライドシャッタbを持った、特開平0
8−160726号公報に開示のものに類似なトナー容
器cの従来例を示している。このトナー容器cは必要な
容量を持った底部に、収容しているトナーを横向きの排
出口aまで搬送するスクリュウdを有している。排出口
aはトナー容器cに一体の排出口管eと、この排出口管
eに軸線方向に移動できるように外嵌めされた筒口fと
の二重構造になっている。
【0005】トナー容器cを現像装置gのトナー補給口
hに接続するとき、筒口fはトナー補給口hに抜き差し
できるように挿入されて、トナー補給口hの開口縁にフ
ランジf1が当接し安定する。この状態で排出口aをト
ナー補給口hにさらに押し込むと、排出口管eが筒口f
との間に働かせたばねiを圧縮しながらスクリュウdお
よびその先端部の軸受jを有したスライドシャッタb
が、筒口fからトナー補給口h内に所定量突出して、ト
ナー容器cの装着が終了する。このときの動きでスライ
ドシャッタbは図12の(b)に示す閉じ位置から図1
2の(a)に示す開き位置に移動し、開いた排出口a部
はスクリュウdとともにトナー補給口h内に臨む。
【0006】これによって、スクリュウdが回転駆動さ
れると、トナー容器a内のトナーはスクリュウdによっ
て排出口aまで搬送されて、この排出口aからトナー補
給口h内に排出され現像装置gによる現像に供される。
トナー容器cの交換やメンテナンスのために、トナー容
器cを取り外すのに排出口a部がトナー補給口hから引
き出されるとき、スライドシャッタbは排出口管eおよ
びスクリュウdと一体となって、筒口fに対し前記とは
逆の動きをし、スライドシャッタbがばねiの付勢によ
り排出口aを閉じて後、筒口fと一体になってトナー補
給口hから抜けでる。
【0007】また、図13に示すような従来例も知られ
ている。このものは、図13の(a)〜(c)に示すよ
うにトナー容器cに一体の排出口管eの先端部の外周一
部に下向きの排出口aが設けられ、排出口管eの先端部
に外嵌めされたキャップ状で回転式のスライドシャッタ
kが設けられている。スライドシャッタkは回転によっ
て開口mが図13の(b)に示すように排出口aに一致
したとき排出口aを開き、図13の(c)に示すように
位置ずれしたとき排出口aを閉じる。この構造では排出
口管eとスライドシャッタkとの嵌め合い部に、発砲ウ
レタンなどの弾性シール材nを圧縮して配置すること
で、トナーの漏れを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図12に
示す従来例では、排出口aがトナー補給口hから引き出
されるときに、スライドシャッタbと筒口fの先端との
間に挟み込んでいるトナーが漏れでやすい。トナーの挟
み込みがなくてもスライドシャッタbと筒口fの先端と
の間のちょっとした隙間からトナーが漏れやすい。これ
は排出口aの開口向きとスライドシャッタbの開閉形式
に起因している。
【0009】図13に示す従来例では、排出口aは下向
きであるが弾性シール材nの存在によってトナーの漏れ
は防止しやすい。しかし、トナーの漏れを有効に防止で
きるように、弾性シール材nの圧縮を強くすると、図1
3の(c)に示すように、スライドシャッタkが閉じ位
置にあって排出口aを閉じているとき、弾性シール材n
がスライドシャッタkの内周に貼り付けられている場合
で考えると、排出口a内に一部入り込んだこぶoができ
る。この状態で排出口aを開くなどのためにスライドシ
ャッタkが回転されると、前記こぶoが排出口aのエッ
ジによってせん断力を受け一部組織が掻き取られ、これ
がトナーに混入して現像に係わるギャップ部に目詰まり
して白いスジ状の画像ノイズを発生するなどの問題があ
る。弾性シール材nが排出口管eの外周に貼り付けられ
ていると、弾性シール材nと開口mとの間で同じことが
生じる。
【0010】本発明の目的は、簡単な構造で不使用時の
粉体の漏れや流出を防止できる粉体容器およびそれを用
いた現像装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の粉体容器は、収容している粉体を排出す
る排出口を持った搬送部と、搬送部内に設けた粉体を排
出口まで搬送する搬送手段と、排出口に回転できるよう
に設け外周に開口を有する回転部材と、を備え、搬送手
段により排出口に搬送する粉体を回転部材の開口を介し
て排出するようにしたことを1つの特徴としている。
【0012】これにより、粉体容器に収容している粉体
を、搬送部で、搬送手段により排出口に搬送して排出
し、使用に供するのに、排出口に回転できるように設け
た回転部材の開口を通じて排出するので、粉体を最終的
に排出する開口の向きが回転部材の回転によって変えら
れる。従って、使用中開口を必要な排出のための向き、
例えば重力方向、つまり下向きにして送られてくる粉体
がスムーズに排出されるようにしながら、不使用中は回
転部材の回転によって開口が重力方向と反対のほぼ上向
きとなるように回転させておくだけで、使用後の取り扱
いにあっても粉体が不用意に漏れでたり流出するような
ことを防止することができる。
【0013】そこで、回転部材は、付勢力や、粉体容器
の粉体使用対象との着脱に連動するなどにより、粉体容
器の非使用時に開口がほぼ上向きとなるようにされるの
が好適である。これに対応して使用時は粉体の排出に適
した所定の向き、例えば下向きとなるようにすることも
できる。
【0014】回転部材は不使用時に、使用時の回転位置
と違った回転位置にできるのを利用して、粉体容器の非
使用時に、粉体容器の外壁面により特別な部材を設ける
こなく閉じられるようにすることができ、開放したまま
上向きにする場合に比し、万一にも取り扱い向きを間違
えたりした場合の粉体の漏れや流出を防止することがで
きる利点がある。この場合も、開口が上向きであるとそ
れによる上記利点が加わるので好適であるし、粉体容器
の外壁面に、回転部材の開口を閉じる弾性体が設けられ
ていると、粉体容器の外壁面により開口を閉じるのにシ
ール性が確保でき、ユーザによる作業基準から外れた取
り扱い時の粉体の漏れに対応しやすい。
【0015】もっとも、開口を回転部材から突出する筒
状に設けておくと、回転部材の回転に伴う筒状開口部の
首振りによって弾性体に摺接なく圧接させたり離したり
することができるので、接触圧を高めてシール効果を十
分にしても、弾性体を傷めてその異物が粉体に混入する
ようなことを防止することができる。
【0016】このような粉体容器を、この粉体容器から
排出される粉体を用いて画像を形成する現像手段に組み
合わせてこれに粉体を供給することにより、現像装置を
構成することができる。
【0017】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発
明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あるい
は種々な組合せで複合して用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
てその実施例とともに図1〜図11を参照しながら説明
し、本発明の理解に供する。
【0019】本実施の形態は図10に示すようなデジタ
ル式のプリンタ1の現像装置2に適用される粉体容器3
の場合の一例である。しかし、本発明はこれに限られる
ことはなく、粉体を用いて各種の方式で画像を形成する
複写機やプリンタ、ファクシミリ、マイクロフィルムリ
ーダプリンタなどのほか、画像形成装置以外の用途に粉
体を供給するのに用いる場合を含む粉体容器一般に適用
することができる。
【0020】プリンタ1は電子写真方式で形成した感光
体4上の静電潜像を現像装置2によって粉体の現像剤、
例えば1成分現像剤や2成分現像剤を用いて現像し顕像
化する。現像した感光体4上の顕像は給紙カセット5か
ら給送され、あるいは手差しされた転写材上に静電転写
される転写後の転写材は定着器7で定着処理されて画像
形成を終え、最後に排紙トレー8上に排紙される。
【0021】このような画像形成のために感光体4のま
わりには、感光体4の表面を一様に帯電させる帯電器1
1、感光体4の帯電後の表面に画像信号によって変調さ
れたレーザビーム12により画像露光を行うプリントヘ
ッド13、上記の現像装置2、前記転写器6、感光体4
の転写後の表面をクリーニングするクリーニング装置1
4、および感光体4のクリーニング後の表面の残留電荷
を除去するイレーサ15が、感光体4の矢印で示す回転
方向に順に配置されている。
【0022】粉体容器3はこれに収容した粉体の供給を
受けて使用し、前記現像により画像形成を行う現像手段
である現像ローラ21と組み合わせ用いられて、前記現
像装置2を構成する。現像装置2は前記粉体容器3から
供給される粉体を一旦受け入れておいて、受け入れ部か
ら現像ローラ21に供給する過程で、粉体が1成分現像
剤であればトナーを所定の電荷を持つように帯電させた
り、2成分現像剤であればトナーをキャリアと混合する
と云った粉体の種類や現像方式に合った必要な操作を行
う機構がハウジング22内に装備されている。
【0023】粉体容器3は例えば、図11で示すように
現像装置2のハウジング22の上にガイド23に沿って
載せられたり、取り出されたりできるようにされ、図1
1に示す載置位置が使用位置となる。粉体容器3は図1
〜図6に示すように、搬送部24内に設けた粉体を排出
口25へ搬送する搬送手段26と、排出口25に回転で
きるように設けた外周に開口27を有する回転部材28
とを備え、搬送手段26により排出口25に搬送する粉
体を開口27を介して排出するようにする。
【0024】搬送部24は大きな粉体容器3に収容され
た粉体を、限られた一部で効率的に搬送できるように設
けられるもので、図に示す実施例のように粉体容器3の
一側の側に偏って、あるいは、一部を窪ませて、一般に
細長く設けられる。搬送部24が偏って設けられる場合
は特に、広い領域から搬送部24に粉体を移す各種方式
の移送部材が設けられる。符合29を付して示すのはそ
のような移送部材の回転軸の一部を示している。搬送手
段26はそのような搬送部24内にその長手方向に沿っ
て設けられたスクリュウなどであり、搬送部24に入っ
てくる粉体を搬送部24の一端にある排出口25に向け
搬送する。
【0025】粉体容器3に収容している粉体は、搬送部
24で、搬送手段26により長手方向に排出口25まで
搬送して排出し使用に供される。このとき、排出口25
に回転できるように設けた回転部材28の開口27を通
じて排出するので、粉体を最終的に排出する開口27の
向きが回転部材28の回転によって、例えば図1、図
2、図4、図6に示すような上向きと、図3、図5に示
すような下向きとに変えられる。これによって、使用中
開口27を必要な排出のための向き、例えば重力方向、
つまり上記したほぼ下向きにして排出口25から回転部
材28中に送られてくる粉体がスムーズに排出されるよ
うにしながら、不使用中は回転部材28の回転によって
開口27が重力方向と反対の上記したほぼ上向きとなる
ように回転させておくだけで、使用後の取り扱いにあっ
ても粉体が不用意に漏れでたり流出するようなことを防
止することができる。
【0026】図示する実施例では回転部材28は、回転
する搬送手段26の回転中心と同心に設けられた排出口
25に回転できるように嵌め合わされている。この嵌め
合わせは、回転部材28が不用意に抜けたり、嵌め合わ
せ部から粉体が漏れでたりしないような軸受構造が好適
である。この嵌め合わせによって回転部材28は搬送手
段26と同心上で回転されるのを利用し、図示する実施
例のように搬送手段26を内部に受け入れて、排出口2
5まで搬送してきた粉体を、回転部材28内の所定位
置、例えば突出端まで強制搬送できるようにする。図8
の(a)に示す実施例では排出口25の内周に軸受ブッ
シュ51を設けて回転部材28を回転できるように軸受
するすべり軸受を構成し、これによる軸受部外面と回転
部材28のフランジ28aとの間に弾性シール材52を
挟み込んでシールするようにしている。
【0027】図示する実施例では搬送手段26は、図
5、図6に示すように搬送部24内に位置するスクリュ
ウ部分26aのスクリュウピッチP1よりも、回転部材
28内に位置するスクリュウ部分26bのスクリュウピ
ッチP2の方を大きく設定してある。これによると、搬
送部24を排出口25まで小さなピッチP1のスクリュ
ウ部分26aにより搬送部24の粉体をその全域から排
出口25に確実にかつ高密度に搬送して回転部材28内
に送り込みながら、回転部材28に送り込んだ粉体は大
きなピッチP2のスクリュウ部分26bにより送り速度
を高めて低密度化によるほぐしを伴い回転部材28の突
出端まで搬送して、粉体の圧縮による疲労や詰まりを防
止しながら開口27からスムーズに排出させることがで
きる。
【0028】また、本実施の形態において、不使用時に
回転部材28の開口27が上向きに必ずあるようにする
のが好適である。そこで、付勢力や、粉体容器3の粉体
使用対象である現像装置2などとの着脱に連動するなど
により、粉体容器3の非使用時に開口27が上向きとな
るようにされるのが好適である。これに対応して使用時
は粉体の排出に適した所定の向き、例えば下向きとなる
ようにすることもできる。
【0029】図示する実施例では回転部材28は、粉体
容器3との間に例えば図3、図7に示すように働かせた
蔓巻き型のばね31により、開口27が常時上向きにあ
るように付勢してある。これに伴い、上記のように現像
装置2のハウジング22の上に載せて使用位置とされる
ときの動作に連動するためのギヤ32を、回転部材28
の突出端部に一体に設けてある。ばね31は回転部材2
8の端部外面に設けた突軸28bに蔓巻き部31aを巻
回し、両端部31b、31cを粉体容器3の外壁面3a
に設けた突片3bと、回転部材28の端部外周の突片2
8cとに引っ掛けてある。
【0030】一方、プリンタ1は、感光体4を中心とし
た作像機構を内蔵したプリンタ本体部1aに対し、プリ
ントヘッド13を装備した露光操作部1bをヒンジ33
を中心に開閉できるようにし、露光操作部1bを図11
のように開いて粉体容器3を出し入れするようにしてあ
る。そこで、露光操作部1bの図11の開き位置と、図
10に示す閉じ位置との間の動きに連動するロッド34
を設け、このロッド34の動きを適数のギヤ35を介し
て使用位置にある粉体容器3の上記ギヤ32に伝達でき
るように構成している。
【0031】粉体容器3は使用位置に載置されたときギ
ヤ32がギヤ35に上方から噛み合い、上方に引き出さ
れるときギヤ32がギヤ35から上方に外れる。粉体容
器3は使用位置に載置されたとき、回転部材28の開口
27は前記ばね31の付勢によって上向きに保たれてい
る。粉体容器3を使用位置に載置したあと、露光操作部
1bを閉じるとロッド34は下降してギヤ35を介しギ
ヤ32を反時計方向に所定量回転させる。これにより、
開口27は図1、図2、図4、図6に示す上向きの姿勢
から、図3、図5に示すほぼ下向きの姿勢にされて、ハ
ウジング22のトナー補給口22aに臨み、粉体を供給
できる位置関係となる。
【0032】一方、粉体容器3を取り出すのに、露光操
作部1bが図11に示すように開かれるときロッド34
は上動する。このとき、ギヤ35を介してギヤ32を時
計方向に回転させる。これにより回転部材28の開口2
7は、図3、図5に示すほぼ下向きの姿勢から図1、図
2、図4、図6に示す上向きの姿勢にされ、粉体容器3
の取り出しによりギヤ32がギヤ35から外れた時点以
降ばね31によってそのほぼ上向き姿勢が保持される。
従って、露光操作部1bが開かれたときから、以降粉体
容器3が引き出される過程、および取り出されて各種に
取り扱われる間、および再度使用位置に載置され、露光
操作部1bが閉じられるまで、開口27は上向き姿勢に
保持され、粉体の不用意な漏れや流出を防止することが
でき、露光操作部1bが閉じられている間、使用位置に
ある粉体容器3は開口27が下向き姿勢にされるので、
ハウジング22内への粉体の供給に支障はない。
【0033】もっとも、このような開口27の向きを使
用、不使用で規制するための連動機構は、粉体容器3を
プリンタ本体部1aに着脱するときのプリンタ本体部1
aとの間の相対移動など、どのような動作にどのような
機構で連動させてもよく、場合によっては連動により規
制した位置は付勢手段を用いないでクリックストッパや
摩擦抵抗などを利用して保持するようにしてもよいし、
前記ばね31を働かせるにも蔓巻き型のものに限らずど
のような形態で働かせてもよい。
【0034】さらに、本実施の形態において、回転部材
28は不使用時に、使用時の回転位置と違った回転位置
にできるのを利用して、粉体容器3の非使用時に、粉体
容器3の外壁面3aにより図1、図2、図4に示すよう
に閉じられるようにする。これにより、開放したまま上
向きにする場合に比し、万一にも取り扱い向きを間違え
たりした場合の粉体の漏れや流出を防止することが特別
な部材を設けることなくできる。この場合も、図示する
実施例のように開口27が上向きであるとそれによる上
記利点が加わる。
【0035】本実施の形態ではまた、粉体容器3の外壁
面3aに、回転部材28の開口27を閉じる図1〜図6
に示すような弾性体41を設けてある。これによると、
粉体容器3の外壁面3aにより開口27を閉じるのにシ
ール性が確保でき、ユーザによる作業基準から外れた取
り扱い時の粉体の漏れに対応しやすい。もっとも、開口
27を図1〜図8に示す実施例のように、回転部材28
から突出する筒状に設けておくと、回転部材28の回転
に伴う筒状の開口27部の首振りによって弾性体41に
対し、例えば図1、図2に矢印で示す方向にて摺接なく
圧接させたり離したりすることができる。従って、接触
圧を高めてシール効果を十分にしても、弾性体41を傷
めてその異物が粉体に混入するようなことを防止するこ
とができ、現像装置2での現像上白いすじと云った画像
ノイズが生じるのを防止することができる。
【0036】図8、図9に示す実施例では、筒状の開口
27の突出端に弾性体41を設けて、粉体容器3の外壁
面3aと対面させ、開口27をシール性よく閉じられる
ようにしてある。
【0037】また、図1〜図8に示す実施例では、回転
部材28に、粉体容器3の搬送部24から排出口25に
至る粉体の経路を、回転部材28の前記回転によって開
閉するシャッタ42を設けてある。シャッタ42は回転
部材28に例えば一体成形されたもので、搬送手段26
のまわりを、それと同軸で回転部材28の前記回転に従
って旋回され、開口27が上向きとなる不使用状態で、
図6、図8の(b)に示すように搬送部24の粉体容器
3への開口部24aを塞ぎ、開口27が下向きとなる使
用状態で、搬送部24の搬送手段26の下に移動して上
記開口部24aを開いて粉体容器3内の粉体を搬送部2
4に受け入れ、搬送手段26によって搬送されるように
する。
【0038】このようなシャッタ42によると、未使
用、あるいは粉体の再補給などされたメンテナンス後の
粉体容器3において、粉体容器3内の粉体が搬送部24
内に入ること自体を阻止することができる。従って、使
用を開始され、また、再開されるまでの間の、ユーザな
どによる標準作業から大きく離れた、あるいは不用意な
各種の取り扱いにもよく耐え、粉体が漏れ出すようなこ
とをより確実に防止することができる。従って、開口2
7は閉じられずほぼ上向きとされるだけでも、十分実用
できる。
【0039】粉体が送られる側の端部の軸受が、図1
2、図13に示す従来のように回転軸d1が貫通する構
造であると、微粒子であるトナーなどの粉体が通り抜け
やすい。しかし、図1〜図8に示す実施例では、前記回
転部材28に前記突軸28bで前記ギヤ32を軸支し、
突軸28bの内側の凹部28dに搬送手段26の回転軸
26cの一端を受け入れ、回転軸26cが貫通しないよ
うに軸受部材なしにしてある。これによって、トナーな
どが軸受部を通り抜けて漏れだす心配は皆無となる。
【0040】図9の(a)、(b)の各実施例では、図
8の(a)に示す場合同様に回転軸26cが貫通しない
軸受構造を採用しているが、図9の(a)では特にギヤ
32を突軸28bを介して一体成形した場合、図9の
(b)では特にギヤ32を一体成形したキャップ型の軸
受部材61を回転部材28の端部に嵌め付けてある。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、粉体を最終的に排出す
る開口の向きが回転部材の回転によって変えられるの
で、使用中開口を必要な排出のための向きにして送られ
てくる粉体がスムーズに排出されるようにしながら、不
使用中は回転部材の回転によって開口が重力方向と反対
のほぼ上向きとなるように回転させておくだけで、使用
後の取り扱いにあっても粉体が不用意に漏れでるような
ことを防止することができる。
【0042】そこで、回転部材は、付勢力や、粉体容器
の粉体使用対象との着脱に連動するなどにより、粉体容
器の非使用時に開口がほぼ上向きとなり、使用時は粉体
の排出に必要な向き、例えばほぼ下向きとなるようにす
ることができる。
【0043】しかも、回転部材が回転できるのを利用し
て、非使用時に粉体容器の外壁面により特別な部材を設
けることなく閉じられるようにすることができ、万一に
も取り扱い向きを間違えたりした場合の粉体の漏れや流
出を防止することができる。
【0044】粉体容器の外壁面に設けた弾性体で開口を
閉じるようにしてシール性を確保し、ユーザによる作業
基準から外れた取り扱い時の粉体の漏れに対応しやすく
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る粉体容器の1つの実
施例を示す斜視図である。
【図2】図1の容器の粉体の排出口の開閉部の閉じ状態
を示す断面図である。
【図3】図1の容器の排出口部分を示す斜視図である。
【図4】図1の容器の長手方向の一端側から見た外観図
である。
【図5】図1の容器の使用時の断面図である。
【図6】図1の容器の不使用時の断面図である。
【図7】図1の容器の排出口部分の詳細斜視図である。
【図8】図1の容器の搬送部および排出口部分を示し、
その(a)は縦断面図、その(b)は横断面図である。
【図9】排出口部の搬送体の送り方向側端部の軸受構造
を、その(a)と、その(b)とでそれぞれ違った実施
例で示す断面図である。
【図10】図1〜図9に示す本発明の実施の形態の粉体
容器を用いたプリンタの概略構成図である。
【図11】図10のプリンタの粉体容器の着脱に関連し
た排出口の開閉構造を示す内部構造図である。
【図12】粉体容器の1つの従来例で、その(a)は装
着時における排出口の開き状態を示す断面図、その
(b)は引き出し時における排出口の閉じ状態を示す断
面図である。
【図13】粉体容器の別の従来例で、その(a)は外観
斜視図、その(b)は排出口の開き状態の横断面図、そ
の(c)は排出口の閉じ状態の横断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 1a プリンタ本体部 1b 露光操作部 2 現像装置 3 粉体容器 21 現像ローラ 22 ハウジング 22a トナー補給口 24 搬送部 25 排出口 26 搬送手段 27 開口 28 回転部材 31 ばね 32、35 ギヤ 33 ヒンジ 34 ロッド 41 弾性体
フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA14 AA18 AA20 AA25 AB02 AC02 BA08 CA12 3E014 KC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収容している粉体を排出する排出口を持っ
    た搬送部と、 搬送部内に設けた粉体を排出口へ搬送する搬送手段と、 排出口に回転できるように設けた外周に開口を有する回
    転部材と、を備え、 搬送手段により排出口に搬送する粉体を回転部材の開口
    を介して排出するようにしたことを特徴とする粉体容
    器。
  2. 【請求項2】 回転部材は、開口が粉体容器の外壁面に
    よって閉じられる請求項1に記載の粉体容器。
  3. 【請求項3】 粉体容器の外壁面に、回転部材の開口を
    閉じる弾性体が設けられている請求項1、2のいずれか
    一項に記載の粉体容器。
  4. 【請求項4】 回転部材は、粉体容器の非使用時に開口
    がほぼ上向きとなる請求項1〜3のいずれか一項に記載
    の粉体容器。
  5. 【請求項5】 回転部材は、開口がほぼ上向きとなるよ
    うに付勢されている請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の粉体容器。
  6. 【請求項6】収容している粉体を排出する排出口を持っ
    た搬送部、搬送部内に設けた粉体を排出口まで搬送する
    搬送手段、および排出口に回転できるように設けた外周
    に開口を有した回転部材を持ち、搬送手段により排出口
    に搬送する粉体を回転部材の開口を介して排出するよう
    にした粉体容器と、 この粉体容器から排出される粉体を用いて画像を形成す
    る現像手段と、 を備えたことを特徴とする現像装置。
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