JP2007322991A - 現像剤補給容器及び現像剤受入れ装置 - Google Patents

現像剤補給容器及び現像剤受入れ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤補給容器側の駆動伝達部材と現像剤受入れ装置側の駆動部材の係合を適正に行わせることのできる現像剤補給容器を提供する。
【解決手段】現像剤受入れ装置に着脱可能に設けられ少なくともセット方向への回動を伴うセット動作により現像剤受入れ装置にセットされる現像剤補給容器において、現像剤補給容器内の現像剤を外部へ排出する回転可能な排出部材と、現像剤受入れ装置に軸支された駆動ギア12から排出部材へ駆動力を容器の回動中心から偏心した位置に軸支された伝達するギア6と、を有し、現像剤補給容器を回動させてギア6が駆動ギア12と係合するときに、駆動ギア12とギア6の軸間距離を一定にするために現像剤受入れ装置に当接する位置決め突起7を有する。
【選択図】図9e

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置や画像形成ユニットの現像剤受入れ装置に着脱可能に設けられ、少なくともセット方向への回動を伴うセット動作により現像剤受入れ装置にセットされる現像剤補給容器及び現像剤受入れ装置に関する。
従来より、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置では微粉末の現像剤(トナー)が画像形成に使用されている。このような画像形成装置では、現像剤の消費に伴い、画像形成装置に交換自在にセットされた現像剤補給容器から現像剤の補給が行われている。
なお、現像剤は極めて微細な粉末であるため、現像剤補給作業時に取り扱い方によっては現像剤が飛散する可能性がある。このため、現像剤補給容器を画像形成装置内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつ現像剤を排出する方式が提案、実用されている。
こうした従来の現像剤補給容器において、現像剤を撹拌搬送する排出部材を内装した円筒状の容器を用いた例が数多く提案されている。
このような現像剤補給容器には、内装された排出部材を駆動するためのカップリング部材が設けられている。この現像剤補給容器のカップリング部材は画像形成装置側のカップリング部材と係合することによって駆動力を受ける構成とされている。
上記現像剤補給容器を画像形成装置に挿入装着後、ユーザが現像剤補給容器を所定角度回動させることで、現像剤補給容器の動作(現像剤補給)が可能な状態となる。即ち、現像剤補給容器の回動により、現像剤補給容器の外周面に設けられた開口と画像形成装置側の開口が連通し現像剤の補給が可能な状態となる。
一方、上記現像剤補給容器の回転を自動で行うために、画像形成装置側からの駆動力により現像剤補給容器を回動させるようにしたものが提案されている。これは現像剤補給容器を画像形成装置に挿入して前述のカップリング部材が係合した状態でモータを駆動し、容器側開口と装置側開口が一致するまで現像剤補給容器を回転させて自動的にセットするものである(特許文献1)。
特開昭53−46040号
そこで、このような現像剤補給容器の回転を自動化するにあたり、本発明者等が特許文献1のようなカップリング部材の代わりにギアを利用して行うことを検証したところ、後述するような問題が発生した。
つまり、現像剤受入れ装置の容器装着スペースが現像剤補給容器の回動を許容するようにある程度のガタをもって設けられているため、画像形成装置内に挿入された現像剤補給容器が回動する際に現像剤補給容器側のギアが画像形成装置側のギアに近付き過ぎてしまうことがあった。その結果、これらのギアの軸間距離が適正な距離範囲よりも短くなり、現像剤補給容器の回動を適正に行うことができなかった。
そこで、本発明の目的は、現像剤受入れ装置に挿入された現像剤補給容器の回動を適正に行うことができる現像剤補給容器及び現像剤受入れ装置を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、現像剤受入れ装置に着脱可能に設けられ少なくともセット方向への回動を伴うセット動作により現像剤受入れ装置にセットされる現像剤補給容器において、前記現像剤補給容器内の現像剤を外部へ排出する回転可能な排出部材と、前記現像剤受入れ装置の駆動ギアと係合可能に設けられ前記排出部材へ駆動力を伝達する駆動伝達部材と、前記現像剤受入れ装置内にその長手方向に沿って挿入された前記現像剤補給容器を前記駆動ギアから受けた駆動力により回動させるための負荷を前記駆動伝達部材に付与する負荷付与手段と、前記現像剤補給容器を回動させるとき前記駆動伝達部材と前記駆動ギアの回転中心間距離が設定範囲を超えて短くなるのを防止すべく前記現像剤受入れ装置の係合部材と係合可能な係合部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤補給容器側の駆動伝達部材と現像剤受入れ装置側の駆動ギアを駆動伝達可能に係合させる時、現像剤補給容器側の駆動伝達部材を適正な位置に停止させて、駆動伝達を効率良く行うことができる。
次に本発明の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。まず、現像剤受入れ装置を有する画像形成装置について説明し、次に現像剤補給容器について説明する。
{画像形成装置}
本実施形態に係る現像剤補給容器が装着される現像剤受入れ装置が搭載された画像形成装置の一例として、電子写真方式を採用した複写機の構成について図1を用いて説明する。
同図において、100は電子写真複写機本体(以下「装置本体100」という)である。また、101は原稿であり、原稿台ガラス102の上に置かれる。そして、画像情報に応じた光像が光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、像担持体としての電子写真感光体104(以下、「感光体ドラム」という)上に結像させることにより静電潜像を形成する。この静電潜像は現像装置201により現像剤を用いて可視化される。
本実施形態では、現像剤としてトナーを使用している。従って、後述する現像剤補給容器には補給用のトナーが収容されている。なお、トナー及びキャリアを含む現像剤を使用する画像形成装置の場合、現像剤補給容器にトナーと共にキャリアを収容させ、これらを補給する構成としても構わない。
105〜108は記録媒体(以下、「シート」という)Sを収容するカセットである。これらカセット105〜108に積載されたシートSのうち、複写機の液晶操作部から操作者(ユーザ)が入力した情報もしくは原稿101のシートサイズを基にから最適なカセットが選択される。ここで、記録媒体としては、シートに限定されずに、例えばOHPシート等適宜使用、選択できる。
そして、給送分離装置105A〜108Aにより搬送された1枚のシートSを、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送し、感光体ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期させて搬送する。
111,112は転写放電器、分離放電器である。ここで、転写放電器111によって、感光体ドラム104上に形成された現像剤による像をシートSに転写する。そして、分離放電器112によって、現像剤像の転写されたシートSを感光体ドラム104から分離する。
この後、搬送部113により搬送されたシートSは、定着部114において熱と圧によりシート上の現像剤像を定着させた後、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117へ排出される。また、多重コピーの場合には、排出反転部115のフラッパ118の制御により、再給送搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
また、両面コピーの場合には、シートSは排出反転部115を通り、一度排出ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、この後、シートSの終端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116にまだ挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116を逆回転させることにより、再度装置内へ搬送される。さらにこの後、再給送搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
上記構成の装置本体100において、感光体ドラム104の周りには現像手段としての現像装置201、クリーニング手段としてのクリーナ部202、帯電手段としての一次帯電器203等の画像形成プロセス機器が設置されている。なお、クリーナ部202は、感光体ドラム104に残留している現像剤を除去するためのものである。また、一次帯電器203は、感光体ドラム104上に所望の静電像を形成するため感光ドラム表面を一様に帯電するためのものである。
(現像装置)
次に現像装置について説明する。現像装置201は原稿101の情報を光学部103により感光体ドラム104に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像するものである。そして、この現像装置201へ現像剤を補給するための現像剤補給容器1が装置本体100に操作者によって着脱可能に設けられている。
また、現像装置201は、現像剤補給容器1を取り外し可能に装着する装着スペースが設けられた現像剤受入れ装置10と現像器201aとを有しており、更に現像器201aは、現像ローラ201bと、送り部材201cを有している。現像剤補給容器1から補給された現像剤は、送り部材201cにより現像ローラ201bに送られて、この現像ローラ201bにより感光体ドラム104に供給される。なお、現像ローラ201bには、図2に示すように、ローラ上の現像剤コート量を規制する現像ブレード201d、現像器201aとの間の現像剤の漏れを防止するために現像ローラに接触配置された漏れ防止シート201eが設けられている。
また、図1に示すように、複写機の外装カバーの一部である現像剤補給容器の交換用カバー15が設けてある。操作者が現像剤補給容器1を装置本体100に装脱着を行う際は、前記交換用カバー15を開けて、現像剤補給容器1を矢印A方向に挿入して装着し、もしくはA方向と逆方向に引き抜いて脱着する。
{現像剤補給容器}
次に本例における現像剤補給容器1の構成について説明する。図3aは現像剤補給容器の斜視図であり、図3bは現像剤補給容器を充填口から見た図、図3cは側面拡大図である。
現像剤補給容器1の現像剤を収容する収容部としての容器本体1aは略円筒形状とされている。そして、この容器本体1aの周面には容器1の長手方向に延びるスリット状の現像剤排出口1bが設けられている。
なお、現像剤排出口1bは、後述するように現像剤補給容器1を画像形成装置本体に装着し所定角度回動させた時点(現像剤補給が可能な現像剤補給位置への現像剤補給容器の回動動作が完了した時点)で側方を向く構成とされている。
更に、容器本体1aには、使用前の物流時に内部の現像剤を保護すること、また、現像剤の漏れが無いように、ある程度の剛性が求められ、本例では材質にポリスチレンを用いて射出成型にて成型されている。
また、容器本体1aの外面には、ユーザ(操作者)が現像剤補給容器1の補給操作時に掴む把手部材であるハンドル2が設けられている。このハンドル2は、容器本体1aと同様の理由で、十分な剛性が求められ、容器本体1aと同じ材質を用いて射出成形にて成型されている。
なお、容器本体1aとハンドル2との固定については、機械的な嵌合、ねじ止め、接着、溶着による固定等、補給操作時に外れない十分な強度を確保できれば良い。可能ならば、強度、コストの観点から容器本体1aとハンドル2を一体成型するのが望ましい。
更に、容器本体1aの第1のギア5を設けた側とは反対側(長手方向に)の端面には現像剤充填口1cが設けられており、現像剤充填後、封止部材としてのキャップにより封止される。
また、容器本体1aの一端面には現像剤補給容器の現像剤受入れ装置10への装着姿勢(角度)を規制する規制部材としての規制凸部100(図3a)が設けられている。一方、現像剤受入れ装置10には、現像剤補給容器1の装着姿勢を規制するためこの規制凸部100をガイドする被規制部材としての規制凹部10f(図5a)が設けられている。なお、この規制凹部10fは現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置内に適正に装着された時点で規制凸部100と干渉しないように設けられている。
(現像剤補給容器の搬送部材)
次に搬送部材4の構成について図4を用いて説明する。図4は現像剤補給容器の内部を横から見た透視図である。
容器本体1aの内部には、容器本体1aに対して相対回転することで容器内の現像剤を撹拌しながら、現像剤排出口1bに向けて下方から上方に現像剤を搬送して現像剤受入れ装置10へ排出するための搬送部材4(排出部材)が設置されている。
この搬送部材4は、図4に示すように、主に撹拌軸4aと撹拌翼4bで構成されている。撹拌軸4aの長手方向一端は容器本体1aに回転自在に設けられ且つ撹拌軸方向への移動が不可となるように設けられている。一方、撹拌軸4aの長手方向他端は第1のギア5と同軸的に連結している。具体的には、容器本体内部において第1のギア5の軸部と撹拌軸4aの他端とを係止することで両者の連結がなされている。
また、第1のギア5の軸部の周りから容器の外へ現像剤が漏れ出してしまうのを防止するため、この軸部の周りにシール部材が設けられている。なお、第1のギア5と撹拌軸4aは、上述のように互いに直結させる構成ではなく、両者をある部材を介して同軸的な駆動連結関係にすることも可能である。
撹拌軸4aは容器内部の現像剤が固まっている場合にも、これを解して現像装置側へと搬送・排出することが可能なだけの剛性を有していることが求められ、本例では撹拌軸の材質としてポリスチレン、ポリアセタール等を用いることが望ましい。
撹拌翼4bは、撹拌軸4aに固定されており、撹拌軸4aの回転に伴い容器内部の現像剤を解して撹拌し現像剤排出口1bに向けて搬送するためのものである。また、撹拌翼4bは、現像剤補給容器内に残留してしまう現像剤の量を低減するべく、動作時、容器内面と摺動するように構成されている。つまり、撹拌翼の撹拌軸からの張り出し長さは容器の内径を考慮して設定されている。
また、撹拌翼は、図4に示すように、その一部をL字状に傾斜するように傾斜部(図4のア)を有し、この傾斜部は現像剤を容器の長手方向に搬送する機能を奏している。つまり、この傾斜部は容器端部側に内包された現像剤を中央側に位置する現像剤排出口1bに向けて搬送する機能を有している。本例では撹拌翼としてポリエステルシートを用いた。
なお、搬送部材4の構成としては、回転することで現像剤を撹拌しながら搬送する機能を果たすことができるのであれば、上述した例に限らず、種々の構成を採用することが可能である。例えば、上述した撹拌翼の材料や形状などを変更したり、または、異なる搬送機構を採用しても何ら構わない。
(現像剤補給容器のシャッタ)
現像剤排出口1bを開閉する容器シャッタ3は、図3aに示すように、現像剤補給容器1の外周面に沿った曲率を有する形状とされている。この容器シャッタ3は、現像剤排出口1bの長手方向の両端側に設けられた2つのガイド部1dと係合している。このガイド部1dは、現像剤排出口1aの開閉時、容器シャッタを容器の外周面に沿ってスライド移動するのをガイドする構成とされている。また、このガイド部1dには容器シャッタ3の封鎖位置を規定するためのストッパ部が設けられている。
また、容器シャッタ3はその開封方向先端側の部位が後述する現像剤補給容器1のセット動作時には現像剤受入れ装置10のストッパ部に突き当たることで、それ以上の現像剤補給容器との連れ回りが阻止され停止される。従って、移動が阻止された状態にある容器シャッタに対し現像剤補給容器が相対回転することにより現像剤排出口が容器シャッタから露出し開封されることになる。
さらに、容器シャッタはその封鎖方向先端側の部位が後述する現像剤補給容器の取り出し動作時には現像剤受入れ装置のストッパ部に突き当たることで、それ以上の現像剤補給容器との連れ回りが阻止され停止される。従って、移動が阻止された状態にある容器シャッタに対し現像剤補給容器が相対回転することにより現像剤排出口が容器シャッタにより遮蔽される位置へ移動し再封されることになる。
なお、現像剤の漏れを防止するために、容器シャッタ3の現像剤排出口1bに対向する面にシール部材を設けることが好ましく、あるいは逆に、容器本体1aの現像剤排出口1b周辺にシール部材を設けても構わない。もちろん、容器シャッタ3と容器本体1aの双方にシール部材を設けても構わない。このようなシール部材は容器シャッタと容器本体外面間において所定量圧縮されるように構成される。
なお、本例では、現像剤排出口1bを開閉可能な容器シャッタ3を設けた構成を用いている。しかし、容器シャッタ3を設けずに、樹脂製のシールフィルムを現像剤排出口1bの周りの容器本体部分に熱溶着などの方法で取り付け完全密封し、現像剤補給時に引き剥がして開封する構成としても構わない。
ただし、この構成の場合には、現像剤補給後、容器交換時に現像剤排出口1bを再封することができず、現像剤飛散による汚れが生じる可能性があるため、本例のように容器シャッタ3を設け現像剤排出口1bを再封できるように構成する方が望ましい。
もちろん、容器の排出口の形状や容器内の現像剤充填量により、現像剤補給前の物流時等で現像剤の漏れが生じる可能性がある場合には、前述したシールフィルムと共に容器シャッタの双方を設け、より強固なシール性能を確保することもできる。なお、この構成の場合、容器シャッタ3にシールフィルムの一部を貼り付け、容器シャッタ3の開封移動に伴いシールフィルムが取り外されるように構成するのが好ましい。
(現像剤補給容器の現像器シャッタ連動機構)
容器本体1aの周面上には、現像剤補給容器1の回転動作に伴い現像器シャッタ11(図5a)を開閉させるための開封突起1e(連動部)と封止突起1f(連動部)が設けられている。
具体的には、後述する現像剤補給容器1のセット動作時に、開封突起1eは現像器シャッタ11を押し下げて現像剤受け入れ口10b(図5b)を開封させる。また、後述する現像剤補給容器の取り出し動作時に、封止突起1fは現像器シャッタ11を押し上げて現像剤受け入れ口10bを再封させる。なお、当然ながら、開封突起1e、封止突起1fが突き当たる現像器シャッタ11の両部位も現像剤補給容器1の回動動作と現像器シャッタ11の開閉移動動作を連動させる機能を果たしている。
この開封突起1eは、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置10に装着した際に、現像器シャッタ11の開封時の移動方向に対して上流側に、封止突起1fは下流側に位置するように構成されている。
(現像剤補給容器の駆動機構)
次に現像剤受入れ装置10に設けられた駆動部材としての駆動ギア12(図5a)による回転駆動力を搬送部材4へ伝達する現像剤補給容器1の駆動機構の構成について図3aを用いて説明する。
本例では後述するように駆動機構は並置されたギア列を有しており、それぞれのギアの回転軸は現像剤補給容器1の端面に直接的に回転自在に支持されている。
この駆動機構と駆動ギア12は、ユーザ操作により現像剤補給容器1が現像剤受入れ装置10に装着された装着位置にある時点(図7cの状態)では駆動連結せずに周方向に互いに離れた位置(非係合状態)にある。この装着位置にある現像剤補給容器1は現像剤受入れ装置10からの取り外しが許容された状態となっている。
このような構成とすることによって、駆動ギア12やこれと噛合する現像剤補給容器1の駆動伝達部材(後述する第2のギア6)が、現像剤補給容器1の装着時に互いに歯当たりすることによる劣化や破損を抑制することが可能となる。
その後、ユーザ操作により現像剤補給容器1が装着位置から所定角度回動したセット位置へ回動した時点(図8cの状態)で、この駆動伝達手段と駆動ギア12が対面して互いに駆動連結する構成となっている(係合状態)。
さらに、その後、現像剤補給容器1は、セット位置から、現像剤補給が可能な補給位置に向けた回動動作がこの駆動機構を利用して自動的に行われる構成となっている。
本例の駆動機構は、容器本体1aの長手方向一端面に設置された第1のギア5と第2のギア6を有している。
図3aに示すように、第1のギア5は、その回転軸が、搬送部材4と同軸的に且つ搬送部材4と係合した状態で容器本体1aの端面に軸支されている。第1のギア5の回転中心は、ユーザがハンドル2をもって現像剤補給容器を所定角度回動させるセット動作時(装着位置→セット位置)の現像剤補給容器1の回動中心とほぼ一致するように取り付けられている。
図3に示すように、第2のギア6(駆動伝達部材)は、その回転軸が現像剤補給容器1の回動中心から離れた(偏心した)位置にて、容器本体1aの端面に回転自在に軸支され、且つ、第1のギア5と駆動連結した状態で設置されている。つまり、第2のギア6の回転中心は現像剤補給容器の回転中心から偏心した位置となっている。
第1のギア5及び第2のギア6は現像剤受入れ装置10からの駆動を十分に伝達することができれば良く、本例では材質にポリアセタールを用い、射出成型した歯車とされている。本例では第1のギア5は、φ(直径)が40mm、歯数が40、第2のギア6はφ(直径)が20mm、歯数が20とされている。また、駆動ギア12はφ(直径)が17mm、歯数が17とされている。なお、ギア(歯車)の直径、モジュール、歯数等の設定値は、噛合い時に駆動伝達が適正に行われるように適宜設定すれば良く、このような値だけに限られるものではない。
また、第1のギア5の容器本体1aに回転自在に支持されている軸部の周りには容器本体1a内からの現像剤漏れを防止するため、オイルシール(シール部材)が取り付けられている。一方、第2のギア6は容器本体1aの外面にて回転自在に支持されているので、上述したオイルシールは取り付けられていない。
第2のギア6は、現像剤補給容器1の回動中心から偏心した位置に軸支されているので、現像剤補給容器1が装着位置にある時点では駆動ギア12から周方向に離れている(図7c)。
そして、この第2のギア6は、現像剤補給容器1の回動に伴い、現像剤受入れ装置10に設けられた駆動ギア12と駆動連結する構成とされている。つまり、ユーザ操作により現像剤補給容器1がセット位置に到達した時点で、第2のギア6が駆動ギア12と駆動連結(噛合い)開始するように構成されている(図8c)。
本例では、このような構成が満たされるように、第2のギア6の容器本体1aに対する回転方向における位置が設定されている。
その後、現像剤補給容器が補給位置に位置している状態のとき、第2のギア6が駆動ギア12より回転力を受けると、第2のギア6と駆動連結関係にある第1のギア5も回転する。その結果、現像剤受入れ装置によって実質的に回転不可に固定された状態にある容器本体1aに対して、搬送部材4が相対回転し、現像剤の搬送・排出が行われることになる。なお、第2のギア6は、現像剤補給時には、図9cの矢印ハ方向に回転する駆動ギア12により、現像剤補給容器1のセット動作時の回動方向と同じ方向である矢印ロ方向へ回動する。これにより、現像剤補給容器1を矢印ニ方向へ引き込む力が作用する。
本例では、容器の形状が略円筒状であるので、搬送部材の回転中心と容器本体1aの回転中心は略一致しており、搬送部材4に直結している第1のギア5の回転中心も容器本体1aの回転中心と略一致している。これに対し第2のギア6は第1のギア5と回転中心が異なっており、現像剤補給容器1の回転に伴い、容器本体1aの回転中心に対し公転することで、現像剤受入れ装置10の駆動ギア12と連結する構成になっている。
このように、本例では、第2のギア6は、現像剤補給工程において駆動ギア12から受けた駆動力により現像剤補給容器1に対して相対回転する、即ち、「自転」する構成とされる。さらに、第2のギア6は、現像剤補給容器1のセット工程において駆動ギア12から受けた駆動力により現像剤補給容器1の回転軸線の周りを現像剤補給容器1と共に回転する、即ち、「公転」する構成ともされている。
このような例に対し、搬送部材4の回転中心を容器の回転中心と異ならせる構成であっても構わない。例えば、搬送部材4の回転中心を容器の現像剤排出口寄りに位置させても良い。この場合、第1のギア5も搬送部材4の回転中心と対応して容器本体1aの回転中心と異なる位置にて軸支され、上記の例と同様に、容器の回転に伴い、第2のギア6が容器本体1aの回転中心に対し公転し、現像剤受入れ装置10の駆動ギア12と連結する構成となる。
さらに、搬送部材4の回転中心を容器本体1aの回転中心と異ならせた場合、第1のギア5を設けず、駆動伝達手段を第2のギア6のみにて構成しても良い。具体的には、第2のギア6を搬送部材4と同軸的に設け、そして、第2のギア6の軸部と搬送部材4の軸部を連結させる構成である。なお、この構成の場合、搬送部材4の回転方向が上述した例とは逆方向になり、側方(時計で言うと約3時方向)を向いている現像剤排出口1bに向けて上方から下方へと現像剤を搬送する構成となってしまう。つまり、現像剤の排出性能が低下してしまうおそれがある。
そこで、このような場合、搬送部材4を次のような構成にするのが望ましい。つまり、自らの回転により容器内の現像剤を上方へ持ち上げる高硬度の樹脂板と、この樹脂板により持ち上げた現像剤を下方に位置する現像剤排出口に向けてガイドするガイド突起をこの樹脂板の両面にそれぞれ複数設けた構成とするのが望ましい。この構成の場合、樹脂板の長手方向両端に回転軸が設置されており回転軸の一端側が上述の第2のギア6と直接もしくは間接的に接続される。
なお、このような樹脂板にて構成された搬送部材の場合、容器内の現像剤残量が多くなってしまうおそれがあるので、本実施形態のように第1のギア5、第2のギア6の双方を設ける構成の方がより望ましい。
つまり、後述するように、搬送部材4による現像剤搬送・排出性を考慮して、搬送部材4の回転方向が図7dにおいて矢印B方向とは逆方向に設定するのが望ましい。
一方、後述するように、現像剤補給容器1の駆動伝達手段を利用して現像剤補給容器の自動回転を達成するには、図7において、第2のギア6の回転方向が矢印B方向、駆動ギア12の回転方向がB方向とは逆方向に設定するのが望ましい。
本例では、このような2つの機能(現像剤搬送・排出性と現像剤補給容器の自動回転)を満足するために、駆動伝達手段として第1のギア5と第2のギア6の2つのギアを設けているのである。つまり、第1のギア5が、第2のギア6による回転力を搬送部材4の回転方向への回転力へと変換する回転方向変換機構としての機能を果たしているのである。
なお、回転方向変換機構としては、上述した第1のギア5のような構成に限らず、次のような構成でも構わない。
具体的には、第1のギア5の代わりに、駆動伝達ベルトと、搬送部材4と同軸的に回転するように(回転中心が現像剤補給容器の回転中心と一致)プーリ(支持部材)を設ける。このプーリは搬送部材4と直接もしくは間接的に接続された関係にある。そして、第2のギア6の回転軸を容器の長手方向に(図7cにおいて紙面上手前側に)延出させるとともに、この延出された回転軸の部分とプーリ間に駆動伝達ベルトを8の字状に縣回する。
なお、第2のギア6は、ギアの代わりにゴムローラ構成にして、ゴム表面を駆動ギア12のギア歯先に侵入させることで駆動連結するような構成であっても構わない。
(回転抵抗付与手段)
本実施形態の現像剤補給容器1は第2のギア6への駆動伝達により、装着位置からセット位置へ自動回転する。そのために、以下のように負荷付与手段としての回転抵抗付与手段が設けられている。
図6aは第2のギア6の斜視図であり、図6bは第2のギア6の軸支構造を示す断面図である。図6bに示すように、第2のギア6の軸部6aは容器本体1aの端面に突設された突設部1a′に嵌められている。第2のギア6は外側が桶状とされており、その桶部には回転抵抗付与手段としてのシリコンゴム製のリング部材(摺動部材、弾性体)64が所定量圧縮された状態で設置されている。具体的には、このシリコンゴム製のリング部材64は加圧板63(付勢部材)を介してバネ(付勢部材)62により第2のギア6の桶部の底面との間で圧縮された状態となっている。この加圧板63は突設部1a′に固定されている。そして、このバネ62が加圧板63との間で圧縮されるようにキャップ状部材61(付勢部材)が突設部1a′に固定されている。
このように、本例では、第2のギア6がリング部材64と面接触する関係となっており、第2のギア6は容器本体1aに対して回り難い構成とされている。つまり、第2のギア6の容器本体1aに対する回動抵抗は十分に大きな値に設定されている。
一方、第1のギア5の部分にはこのような回転抵抗付与手段は設けられておらず、第1のギア5だけに着目した場合、容器本体1aに対する回転抵抗は十分小さくなっている。
つまり、搬送部材へ回転力を伝達する機能を持つ第1のギア5と第2のギア6は、回転抵抗付与手段により共に容器本体1aに対して回り難い構成とされており、これによって後述する現像剤補給容器の自動回転を達成している。
なお、回転抵抗付与手段としては上述した構成だけに限らず他の周知の構成を採用しても構わない。例えば、シリコンゴムの代わりにウレタンゴムを使用しても構わない。また、シリコンゴムの代わりにエラストマーなどの弾性の樹脂を使用することも可能である。また、撹拌翼4bの剛性を高くしつつその張り出し長さを十分に長くする(撹拌翼と容器内面との摺擦度合いを大きくする)ことにより、これをもって回転抵抗付与手段としても構わない。また、上述した第1のギア5の部分に設置されたオイルシールのような現像剤漏れを防止するシール部材のシール性を強化することによって、これを回転抵抗付与手段としても構わない。
また、回転抵抗付与手段を設置する箇所についても、第2のギア6の部分ではなく、第1のギア5の部分に設置しても良く、駆動伝達手段が現像剤補給容器に対して回転し難くなる構成であれば構わない。例えば、撹拌軸4aの充填口側の端部を軸支する容器の部分(軸受け)に回転抵抗付与手段を設置するなどの手法を採用することも可能である。
このように、後述する現像剤補給容器の自動回転を行うことができるのであれば、回転抵抗付与手段の具体的な構成や設置位置については上述した例だけに限られない。
また、回転抵抗付与手段による第1のギア5、第2のギア6に生じさせる回転抵抗については大き過ぎると、画像形成装置の駆動モータにとって搬送部材4を駆動して現像剤搬送・排出するのに要するトルクが大きくなってしまうおそれがある。つまり、本例では、この点も考慮しつつ、現像剤補給容器の自動回転が達成されるように、回転抵抗付与手段による第1のギア5、第2のギア6に生じさせる回転抵抗を設定している。
(容器側位置決め突起)
本実施形態の現像剤補給容器1には、図3cに示すように、現像剤補給容器1をセット位置から補給位置へと自動回動させるとき、両ギア6,12の軸間距離が適正な距離範囲を超えて接近しないようにするため現像剤受入れ装置10の係合部材に当接する係合部としての位置決め突起7を有する。この位置決め突起7は、第2のギア6の近傍に設けられ、円弧状の形状を有する軸間距離決め部7aと終了位置決め部(停止部)7bとから構成される。なお、位置決め突起7の作用については後述する。
(現像剤補給容器の組み立て方法)
本例の現像剤補給容器1は、次のような工程を経て組み立てられる。
まず、容器本体1aを用意する。この容器本体1a内に搬送部材4を固定する。その後、第1のギア5を容器本体1aの一端面に組付けた後、第2のギア6を組付ける。そして、更に容器シャッタ3、ハンドル2を組付ける。その後、充填口1cから現像剤を充填し、最後に封止部材によって充填口を封止する。
なお、現像剤の充填と、第2のギア6、容器シャッタ3、ハンドル2の組立順番は、組立しやすいように適宜変更可能である。
本例では、容器本体1aとしてφ(外径)が60mm、長さが320mmの円筒容器を用いている。この容器の容積は約600ccとなり、上記例では現像剤を300g充填した。
{現像剤受入れ装置}
次に本例における現像剤受入れ装置10の構成について、図5a、図5bを用いて説明する。現像剤受入れ装置10には、現像剤補給容器1を取り外し可能に装着する装着部10aと、現像剤補給容器1から排出された現像剤を受け入れる現像剤受け入れ口10bが設けられている。現像剤受け入れ口から補給された現像剤は上述した現像器に供給され画像形成に使用される。
更に、現像剤補給容器1及び装着部10aの周面形状に沿った略半円筒面の形状を有する現像器シャッタ11が設けられている。この現像器シャッタは、装着部10aの下縁に設けられたガイド部10cと係合して、現像剤受け入れ口10bを開閉可能に円周方向に沿ってスライド移動することが可能である。
また、図5aに示すように、装着部10aの長手方向の一端には、画像形成装置本体100に設置された駆動モータからの回転駆動力を伝達する駆動部材としての駆動ギア12が設けてある。この駆動ギア12は、現像剤補給容器の第2のギア6の歯先と干渉し噛合わない場合が生じても、周知のカップリング部材のように第2のギア6から退避するような構成とはされておらず、現像剤受入れ装置にその位置が固定されている。
また、この駆動ギア12は、後述するように、セット動作時に現像剤補給容器1を自動回転させるための回転力を現像剤補給容器1に付与する機能も果たしている。なお、本例では、駆動ギア12は、図2に示す現像器の送り部材201c、現像ローラ201b、感光体ドラム104を回転駆動するための駆動ギア列とつながっている。
(装置側位置決め突起)
また、図5cに示すように、現像剤受入れ装置10には、現像剤補給容器1の位置決め突起7と当接する装置側の係合部材としての位置決め突起13が設けられている。この位置決め突起13は現像剤補給容器1の位置決め突起7と当接することにより、現像剤補給が可能な現像剤補給位置への現像剤補給容器1の回動動作の終了位置を規定する。更に位置決め突起13は現像剤補給容器1が現像剤補給位置に向けて回動する際に第2のギア6と駆動ギア12の回転軸間距離(回転中心間距離)が適正な距離範囲を超えて短くなるのを規制する。
上記位置決め突起13は、駆動ギア12の近傍に設けられ、図5cに示すように、円弧状の形状を有する軸間距離決め部13aと終了位置決め部13bとから構成される。なお、位置決め突起13の作用については後述する。
{現像剤補給容器のセット動作}
次に、図7〜図9を参照して、現像剤補給容器のセット動作について説明する。
なお、図7は現像剤補給容器が装着された時点のものであり、図8は現像剤補給容器がセット位置に回動した時点のものである。図9は、現像剤補給容器が補給位置に回動した時点のものである。
また、図7a、図8a、図9aは現像剤補給容器と現像剤受入れ装置を示す概略図である。図7b、図8b、図9bは主に現像剤排出口1bと現像剤受け入れ口10bと現像器シャッタ11との関係を説明するための断面図である。図7c、図8c、図9cは主に各駆動力伝達手段の関係を説明するための断面図である。図7d、図8d、図9dは主に現像器シャッタ11と容器本体の連動部との関係を説明するための断面図である。
本例の現像剤補給容器1のセット動作は、ユーザにより行われる手動工程と、現像剤受入れ装置により行われる自動工程を併せ持つ構成とされている。
つまり、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置10の装着位置(現像剤補給容器の着脱を許容する位置)への装着動作と、この装着位置からセット位置(第2のギア6と駆動ギア12が噛合う位置)への現像剤補給容器の回動動作が手動工程となる。なお、このセット位置は現像剤補給容器1の開封突起1eが現像器シャッタ11と係合する位置でもある。また、ユーザによる回動操作が所定角度(2〜3°程度)進むと連動部(開封突起)が現像剤受入れ装置10に規制されることにより現像剤補給容器1の取り出しが不可とされる構成となっている。従って、現像剤補給容器1がセット位置や補給位置にあるときは現像剤補給容器1の取り出しが禁止された状態となっている。
一方、このセット位置から補給位置(現像剤補給が可能な位置)への現像剤補給容器1の回動動作が自動工程となる。これらの現像剤補給容器1の回動動作はいずれも同じ所定の回転方向(図7の矢印B方向)とされている。なお、現像剤補給容器1が補給位置にあるときも、現像剤補給容器1の取り出しが不可となるように規制されている。
また、本例では、装着位置〜セット位置間の現像剤補給容器1の回転角度は60°、セット位置〜補給位置間の現像剤補給容器1の回転角度は12°となっている。
以下、セット動作について具体的に説明する。
(セット動作の装着工程)
まず、ユーザが交換用カバー15を開け、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置10へ図7aの矢印A方向(現像剤補給容器の長手方向と実質的に直交する方向)から挿入装着する。
なお、このとき、現像剤補給容器1の回転方向における装着姿勢が規制されるように構成されている。つまり、ユーザは、現像剤補給容器1の規制凸部100(図3a)と現像剤受入れ装置10の規制凹部10f(図5a)の位置が合うようにしながら、現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置10に装着する。その結果、現像剤補給容器1の現像剤排出口1bが鉛直方向上向き(時計で言うと12時の方向)となるように装着されることになる。これは、後述するように現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置10から取り出す際に、内部に残留した現像剤が容器本体周面と容器シャッタ3との間から漏れ出てしまうのを抑制するためである。
なお、ユーザ操作による装着時(取り出し時)の現像剤排出口1bの向きは鉛直方向上向きだけに限らず、鉛直方向略上向きであれば構わない。つまり、現像剤排出口1bの向きは鉛直線を基準に±30°の範囲内(時計で言うと11時〜1時)であれば構わない。なお、現像剤排出口1bの向きとは現像剤補給容器1の回転方向における現像剤排出口1bの中心となる位置と現像剤補給容器1の回転中心を結ぶ直線に沿う方向を指し、この直線と上記鉛直線とのなす角度が±30°の範囲内であれば構わない。
また、このとき、図7cに示すように、現像剤受入れ装置10側の駆動ギア12と現像剤補給容器1側の第2のギア6は、互いに噛合することなく、容器1の回転方向に離れた位置関係となっており、駆動伝達は不可能な状態になっている。
(セット動作の手動回転工程)
次に、現像剤受入れ装置10の装着位置にある現像剤補給容器1は、ユーザがハンドル2を操作することにより、図7の矢印B方向(搬送部材4の回転方向と逆方向)へ回動される。すると、現像剤補給容器1の回動に伴い、第2のギア6が現像剤補給容器1の回転中心(搬送部材4の回転中心)に対して公転し、現像剤受入れ装置10の駆動ギア12に向かって移動する。そして、このユーザ操作により現像剤補給容器1がセット位置に到達すると、現像剤補給容器1はこれ以上の回転が阻止されて停止する(図8)。
つまり、この現像剤補給容器1の開封突起1eが、ロック部材により移動を阻止された状態にある現像器シャッタ11に突き当たることにより、この現像剤補給容器1のこれ以上の回転が阻止されるのである。即ち、この開封突起1eが現像剤補給容器1の手動回転を停止させる停止部としての機能を果たしている。
また、現像剤補給容器1の装着位置からセット位置への回動動作に伴い、第2のギア6は現像剤受入れ装置10の駆動ギア12と噛合することになる。そして、これ以降、駆動ギア12から第2のギア6への駆動伝達が可能な状態となる。
一方、現像剤排出口1bと現像剤受け入れ口10bは現像剤補給容器1がセット位置にある時点ではいずれも未開封の状態となっている。つまり、現像剤排出口1bと現像剤受け入れ口10bは容器シャッタ3と現像器シャッタ11によっていずれも閉塞された状態となっている。
(セット動作の自動回転工程)
上記のようにして現像剤補給容器1がセット位置に位置した状態において、ユーザが交換用カバー15を閉じる。すると、これに連動して、ロック部材による現像器シャッタ11のロックが解除される。また、交換用カバー15を閉じ動作に連動して、駆動ギア12が駆動モータにより回転を開始する。
この駆動ギア12の回転に伴い、これと噛合している第2のギア6を介して現像剤補給容器1に回動力(以下、引き込み力とも言う)が作用し、現像剤補給容器1がセット位置から補給位置へ自動的に回動することになる。
そして、現像剤補給容器1が補給位置に到達すると、現像剤補給容器1はこれ以上の回転が阻止されて停止する。つまり、図9eに示すように、位置決め突起7の終了位置決め部7bが回転移動を停止させる回動終了位置を規定するための位置決め突起13の終了位置決め部13bに突き当たって止まるため、現像剤補給容器1のこれ以上の回転が阻止されるのである。従って、現像剤補給容器1の補給位置は常に同じ位置に固定される。更に、終了位置決め7b,13bが突き当たる際に、軸間距離決め部7a,13aの円弧部が接するように設定しておくことで、現像剤補給容器1がトナー受入れ装置10内で何らかの作用により第2のギア6が駆動ギア12に接近する方向に動いたとしても、第2のギア6と駆動ギア12の両部材の回転軸間距離(L)はこれ以上縮まることはない
また、第2のギア6と駆動ギア12との回転軸間距離(L)が、第2のギア6のピッチ円半径(R1)と駆動ギア12のピッチ円半径(R2)の和と等しく構成する。このようにすると、駆動ギア12の回転駆動を第2のギア6に駆動伝達ロスが少ない状態で効率良く伝達できるようになるので好ましい。
なお、図9fに示すように、終了位置決め部7b,13bが突き当たる位置を、軸間距離決め部7a,13aの円弧部が接する位置と同一にすることも考えられる。しかし、その場合は、仮に何らかの原因で、位置決め突起7の先端部7cが軽微な破損をしただけで、軸間距離決め部7a、13a間にガタが生じるため第2のギア6と駆動ギア12の回転軸間距離が縮まってしまう。
従って、図9eに示すように、終了位置決め部7b,13bが突き当たる位置は、軸間距離決め部7a,13aの円弧部が接する位置に対して、現像剤補給容器1の回転方向の下流側にオフセットした位置に設けておけば、仮に先端部7cが破損しても軸間距離が縮まることはない。
このように本構成では、現像剤補給容器1の回動動作が終了して現像剤補給が可能な現像剤補給位置に到達した際の、第2のギア6と駆動ギア12の回転軸間距離が縮まることを防止することが可能である。このため、一方のギアの歯先が他方のギアの歯底に当たることによるトルク過負荷発生を防止することが可能になる。
また本構成により、現像剤補給容器1の回転終了位置は規制され、かつ現像剤補給中、即ち駆動ギア12の回転中は第2のギア6を介して現像剤補給容器1には常に容器の装着時の回動方向に回転負荷がかかる。このため、現像剤補給時において容器開封位置の精度は常時保たれ、例えばトナー補給容器1内の搬送部材4の回転により少しずつ容器が回転して、開封位置がずれてしまうような不具合も防止することが可能になる。
なお、本構成のように、トナー補給容器1の軸間距離決め部7aと終了位置決め部7bは第2のギア6に、トナー受入れ装置10の軸間距離決め部13aと終了位置決め部13bは駆動ギア12にそれぞれ近接して設けておけばギアの位置精度が出しやすく、例えば現像剤補給容器1にかかる回転負荷により容器に若干変形したとしても、その影響を受け難い。
また、本構成において、図9hに示すように、軸間距離決め部7aの円弧部は第2のギア6の歯先円に沿った形状に設定している。このため、現像剤補給容器1の物流時やユーザ操作時における第2のギア6の歯先の保護が可能になる。更に、軸間距離決め部7aの円弧部を第2のギア6の歯先円より前記ギア6の回転軸方向と直交する方向に突出するように設定しておけば、より好ましい。
そして、この現像剤補給容器1のセット位置から補給位置への回動動作に連動して、現像剤排出口1bと現像剤受け入れ口10bが開封されると共に、現像剤排出口1bと現像剤受け入れ口10bの位置が完全に合致した状態となる(図9b)。つまり、この現像剤補給容器1が補給位置に回動した時点で現像剤補給容器1から現像剤受入れ装置10への現像剤補給が可能な状態となるのである。
具体的には、この現像剤補給容器1のセット位置から補給位置への回動動作に連動して、容器シャッタ3が現像剤受入れ装置10のストッパ部に突き当たりこれ以上の回動が規制されることにより徐々に開封される。そして、現像剤補給容器が補給位置へ回動した時点で現像剤排出口1bが完全に開封した状態となる。
一方、この現像剤補給容器1のセット位置から補給位置への回動動作(容器シャッタの開封動作)に連動して、現像器シャッタ11が現像剤補給容器1の開封突起1eに押し下げられて現像剤受け入れ口10bが徐々に開封される。そして、現像器シャッタ11は、開封移動の終了位置を規定するためのストッパ10e(図9b)に突き当たって止まるため、現像剤受け入れ口10bの下端と現像器シャッタ11の上端が精度良く合致する。つまり、現像剤補給容器1が補給位置へ回動した時点で現像剤受け入れ口10bが完全に開封した状態となる。
その結果、この現像剤補給容器1が補給位置に回動した時点で、現像剤排出口1bと現像剤受け入れ口10bが共に開封し、互いが対面し位置が合致した状態となる。
その後、駆動ギア12が回転すると、第2のギア6→第1のギア5→搬送部材4へと回転力が伝達されて、現像剤補給容器1から現像剤受入れ装置10への現像剤補給が行われる。
なお、本例では上述したタイミングで各種動作が連動して精度良く行われるように、現像剤補給容器1に対する現像剤排出口1b、開封突起1e、第2のギア6などの設置位置(周方向)を調整している。
このように、本例では、現像剤補給容器1の回動動作を行うための駆動系を別途設けることなしに、現像剤補給容器1の最終回動位置、即ち、現像剤補給工程において重要な補給位置を確定、保証するための自動回転を行うことができる。その結果、現像剤補給容器1の構成の簡易化を図りながらも、ユーザビリティ性の向上を図ることができる。
つまり、搬送部材駆動用の第2のギア6を利用して現像剤補給容器1の自動回転を行うことにより、現像剤補給工程において重要な要素となる現像剤補給容器1の最終回動位置を確定、保証することができる。そして、搬送部材駆動用の第2のギア6を現像剤補給容器の自動回転に利用する構成において、現像剤補給容器1の装着時に駆動ギア12と歯当たりすることによる第2のギア6の劣化や破損を防止することが可能となる。
もちろん、現像剤受入れ装置10の駆動ギア12にとってもこのような歯当たりによる劣化や破損といった不具合が生じてしまうのを防止することが可能となる。言い換えると、本例の現像剤補給容器1の構成を採用することにより、現像剤受入れ装置の駆動ギア12の劣化や破損の防止に寄与することができる。
従って、その後の現像剤補給が円滑に行われ、現像剤の補給量不足による画像濃度ムラや画像濃度不足といった画像不良の発生を防止することができる。
{現像剤補給容器の取り出し動作}
次に現像剤補給容器1を交換もしくは何らかの理由で現像剤受入れ装置10から取り出す工程について説明する。
まず、ユーザが交換用カバー15を開ける。そして、ユーザがハンドル2を操作して図7bの矢印B方向とは逆方向へ現像剤補給容器1を回動させる。つまり、補給位置にある現像剤補給容器1は、ユーザ操作により、セット位置を経て装着位置に至るまで回動される。
このとき、現像器シャッタ11は現像剤補給容器1の封止突起1fに押し上げられ現像剤受け入れ口10bが閉じられる。これと並行して、現像剤排出口1bも容器シャッタ3により遮蔽される位置へ回動し閉じられる(図8b)。
具体的には、容器シャッタ3が現像剤受入れ装置10のストッパ部に突き当たり移動を阻止されており、この状態で現像剤補給容器1が回動することにより現像剤排出口1bが容器シャッタ3にて再閉鎖されるように構成されている。また、現像器シャッタ11を再封するための現像剤補給容器1の回動は、容器シャッタ3のガイド部1dに設けられたストッパ部が容器シャッタ3と突き当たることでこれ以上の回転が阻止され停止するように構成されている。
また、このような現像剤補給容器1の回動に伴い、第2のギア6は公転し、駆動ギア12との噛合い係合が解かれ駆動ギア12から噛合い不能な、図7cの状態になる。
次に、装着位置にある現像剤補給容器1は、ユーザ操作により、現像剤受入れ装置10から取り出される。
このように、現像剤補給容器1の取り出し動作が終了する。その後、ユーザは用意した新しい現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置10の装着部へ装着する。そして、ユーザは上述の現像剤補給容器1のセット動作の手動回転工程までを行い、交換用カバー15を閉じれば済むのである。
なお、現像剤補給容器1の補給位置からセット位置への回動動作をも自動的に行う構成としても良い。
具体的には、現像剤補給容器1が補給位置にあるとき、駆動ギア12をセット動作時とは逆方向に回転させることにより上述の引き込み力とは逆方向の力を現像剤補給容器1に作用させる。
その結果、この力による現像剤補給容器1の回動に伴い現像器シャッタ11が現像剤受け入れ口10bを再封する位置に向けて移動する。そして、このとき、現像剤排出口1bも容器シャッタ3にて再封される。
なお、この例の場合にも、現像剤補給容器1に作用する力(上述の引きこみ力とは逆方向の力)が、容器本体1aの回動抵抗力よりも大きくなるように設定されている。
このように、現像剤補給容器1のセット位置〜補給位置間の回動動作を共に自動的化すればユーザビリティ性をより向上することができる。そして、現像剤補給容器1側の第2のギア6と現像剤受入れ装置10側の駆動ギア12を駆動伝達可能に係合させる時、第2のギア6を適正な位置に停止させて駆動ギア12との係合を適正に行わせることで駆動伝達を効率良く行うことができる。
本例の現像剤補給容器1を用いて、補給テストを行ったが、現像剤の補給に関する問題は生じず、長期に亘って安定した画像を得ることができた。
なお、本例で用いた各部材の材質、成型方法、形状等は、本例に限定されるものではなく、上記効果が得られる範囲内で、自由に変更することができるのは言うまでもない。 例えば、図10に示すように、ハンドル2が現像器補給容器1の第2のギア6が設けられている面とは長手方向反対側の端面に設けてあり、図11に示すように、現像器補給容器1をその長手方向に沿って第2のギア6を先頭に、ユーザーがハンドル2を持ってトナー受入れ装置10に挿入して装着する構成であっても何ら構わない。
また、本例では現像剤補給容器1の位置決め突起7と現像剤受入れ装置10の位置決め突起13とを当接させて第2のギア6と駆動ギア12の位置決めをする例を示したが、位置決め突起7の形状はこれに限定する必要はなく、例えば図12及び図13に示すように構成してもよい。
すなわち、図12aに示すように、現像剤補給容器1の第1のギア5と第2のギア6が設置された長手方向一端面に位置決め突起7を立設されている。この位置決め突起7は、現像剤補給容器1の現像剤受入れ装置10内での位置精度を確保するためのであり、円弧形状の突起が現像剤補給容器1の回転中心の同心円上に長手方向に突出して設けられている。
なお、図12aの例では、位置決め突起7は同心円上に複数に分割されて設けている。これは現像剤補給容器1の自動回転時に発生する、位置決め突起7と後述する位置決めガイド13の摺動による摩擦抵抗を極力減らすためである。
現像剤受入れ装置10には、図12bに示すように、現像剤補給容器1の位置決め突起7と嵌合することにより、現像剤補給容器1の現像剤受入れ装置10内での位置精度を確保するための、円弧形状の被係合部である位置決めガイド13が設けられている。
位置決めガイド13の内周面13dの寸法公差は位置精度を上げるためにできるだけ厳しく設定されていることが好ましい。また、位置決めガイド13は、図12bに示すように、内周面13dに半円状のリブ13eを設けて、位置決め突起7と位置決めガイド13との接触面積を減らす構成にしてもよい。このようにすると、位置決め突起7と位置決めガイド13の摺動による摩擦抵抗を極力減らすことができる。
上記現像剤補給容器1を現像剤受入れ装置10に挿入してユーザが交換用カバー15を閉じると、これに連動して駆動ギア12が駆動モータにより回転を開始する。この駆動ギア12の回転に伴い、これと噛合している第2のギア6を介して現像剤補給容器1に回動力が作用し、現像剤補給容器1がセット位置から補給位置へ自動的に回動する。
このとき、第2のギア6が駆動ギア12に近づく方向に移動しようとしても位置決め突起7が位置決め突起13に嵌合しているために、両ギア6,12の軸間距離が狭まることはない。さらには、駆動ギア12から第2のギア6に駆動が伝達され、第2のギア6には駆動ギア12から離れる方向(図13の矢印C方向)に力が作用しても、第2のギア6の第1のギア5を挟んだ反対側の位置決め突起7が位置決めガイド13と嵌合して位置決めされている。このため、現像剤補給容器1は設定範囲内(嵌合ガタ分約数十μmの範囲内)でしか移動しないので、駆動ギア12と第2のギア6との回転中心間距離が広がることを防止可能になる。
従って、現像剤補給容器1の自動回転中に駆動ギア12と第2のギア6のギアの噛み合い量が減って、ギアの歯先破損が発生するようなことはないし、更に、自動回転完了後も安定した駆動伝達が可能となる。
このように構成しても第2のギア6と駆動ギア12との回転軸間距離は適正範囲に維持することができる。
また、本例の現像剤補給容器1を装着する現像剤受入れ装置10は、画像形成装置本体に固定されていても、画像形成装置本体に対し容易に着脱可能な画像形成ユニットであっても構わない。なお、画像形成ユニットの例としては、感光体、帯電器、現像器等の画像形成プロセス手段を有するプロセスカートリッジや、現像器を有する現像カートリッジを挙げることができる。
画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 現像装置の構成を示す部分断面図である。 現像剤補給容器を示す斜視図である。 現像剤補給容器を示す側面図である。 現像剤補給容器を示す側面拡大図である。 現像剤補給容器内の搬送部材の構成を示す図である。 現像剤受入れ装置を示す現像剤受け入れ口封止時を示す斜視図である。 現像剤受入れ装置を示す現像剤受け入れ口開封時を示す斜視図である。 現像剤受入れ装置を示す図5aのA-A断面拡大図である。 第2のギアの斜視図である。 第2のギアの軸支構造を示す断面図である。 現像剤補給容器が装着位置にある状態を示す斜視図である。 現像剤補給容器が装着位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器が装着位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器が装着位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器がセット位置にある状態を示す斜視図である。 現像剤補給容器がセット位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器がセット位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器がセット位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す斜視図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す側面断面図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す側面拡大図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す側面拡大図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す側面拡大図である。 現像剤補給容器が補給位置にある状態を示す側面拡大図である。 現像剤補給容器を示す斜視図である。 現像剤補給容器が装着位置にある状態を示す斜視図である。 他の実施形態に係る現像剤補給容器の位置決め突起を示す説明図である。 他の実施形態に係る現像剤受入れ装置の位置決めガイドを示す説明図である。 他の実施形態に係る位置決め突起と位置決めガイドの関係説明図である。
符号の説明
1 …現像剤補給容器
1a …容器本体
1a′ …突設部
1b …現像剤排出口
1c …現像剤充填口
1d …ガイド部
1e …開封突起
1f …封止突起
2 …ハンドル
3 …容器シャッタ
4 …搬送部材
4a …撹拌軸
4b …撹拌翼
5 …第1のギア
6 …第2のギア
6a …軸部
7 …位置決め突起
7a …軸間距離決め部
7b …終了位置決め部
7c …先端部
10 …現像剤受入れ装置
10a …装着部
10b …現像剤受け入れ口
10f …規制凹部
11 …現像器シャッタ
12 …駆動ギア
13 …位置決め突起
13a …軸間距離決め部
13b …終了位置決め部
15 …交換用カバー
61 …キャップ状部材
62 …バネ
63 …加圧板
64 …リング部材
100 …規制凸部

Claims (5)

  1. 現像剤受入れ装置に着脱可能に設けられ少なくともセット方向への回動を伴うセット動作により現像剤受入れ装置にセットされる現像剤補給容器において、
    前記現像剤補給容器内の現像剤を外部へ排出する回転可能な排出部材と、
    前記現像剤受入れ装置の駆動ギアと係合可能に設けられ前記排出部材へ駆動力を伝達する駆動伝達部材と、
    前記現像剤受入れ装置内にその長手方向に沿って挿入された前記現像剤補給容器を前記駆動ギアから受けた駆動力により回動させるための負荷を前記駆動伝達部材に付与する負荷付与手段と、
    前記現像剤補給容器を回動させるとき前記駆動伝達部材と前記駆動ギアの回転中心間距離が設定範囲を超えて短くなるのを防止すべく前記現像剤受入れ装置の係合部材と係合可能な係合部と、
    を有することを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記係合部は前記現像剤受入れ装置との当接により前記現像剤補給容器の回動を停止させる停止部を有することを特徴とする請求項1記載の現像剤補給容器。
  3. 前記駆動伝達部材は前記現像剤補給容器の回動中心と異なる位置を中心に回転可能であることを特徴とする請求項1又は2の現像剤補給容器。
  4. 前記駆動伝達部材は前記駆動ギアと噛合するギアを有し、前記係合部は前記ギアの歯先面に沿った形状、又は前記ギアの歯先面より径方向へ突出した形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの現像剤補給容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの現像剤補給容器を着脱可能に装着する装着スペースを有し、前記現像剤補給容器から現像剤を受入れる現像剤受入れ装置において、
    前記現像剤補給容器の駆動伝達部材と係合可能な駆動ギアと、
    前記現像剤補給容器の係合部と係合可能な係合部材と、
    を有することを特徴とする現像剤受入れ装置。
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