JPH11143202A - トナー供給容器 - Google Patents

トナー供給容器

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JPH11143202A
JPH11143202A JP9314013A JP31401397A JPH11143202A JP H11143202 A JPH11143202 A JP H11143202A JP 9314013 A JP9314013 A JP 9314013A JP 31401397 A JP31401397 A JP 31401397A JP H11143202 A JPH11143202 A JP H11143202A
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JP
Japan
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toner supply
shutter
toner
supply container
supply port
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JP9314013A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Miyano
和幸 宮野
Yutaka Ban
伴  豊
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のトナー供給容器よりも優れたトナー供
給容器を供給する。 【解決手段】 内部をトナー収納用空間Qとすると共に
トナー供給口C2が形成されたトナー収納部2bを容器
本体C1の内部に設ける。そして、このトナー収納部2
bの外周面に、トナー供給口C2を開閉すると共に、ト
ナー供給口C2から供給される粉体トナーTが通過する
開口部が形成されたシャッター部材3を摺動自在に取り
付け、このシャッター部材3を移動手段6により、開口
部がトナー供給口C2に臨む開放位置と、シール部材4
がトナー供給口C2に臨む閉鎖位置とに選択的に移動さ
せる。また、容器本体C1の対向する内壁面に、トナー
収納部2bを囲むようにそれぞれガイド溝2cを形成
し、このガイド溝2cによりシャッター部材3の両側端
部を摺動可能に保持すると共に、シャッター部材3の両
側端部とガイド溝2cとの隙間をシール部材4により埋
めるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、プ
リンタ等の電子写真画像形成装置本体に設けられた被供
給部に粉体トナーを供給するトナー供給容器に関し、特
に容器本体に形成されたトナー供給口の開閉をシャッタ
ーにより行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機、プリンタ等の電子
写真画像形成装置には、現像剤として粉体トナーが使用
される。そして、電子写真画像形成装置本体(以下、装
置本体という)の粉体トナーが消費された場合には、ト
ナー供給容器を用いて装置本体に設けられた被供給部に
粉体トナーを供給(補給)することが行われている。こ
こで、このトナー供給容器は、一般に合成樹脂等で作ら
れた円筒状もしくは直方体等の容器本体と、粉体トナー
を被供給部に供給するため容器本体に設けられたトナー
供給口とを有している。
【0003】そして、従来のトナー供給容器では、この
トナー供給口を、シール又はスライド式のシャッターに
よって封止するようにしている。なお、このシールは、
大半がイージーピールタイプのフィルムであり、一般に
トナー供給口の周辺に接着剤、又はヒートシールフィル
ム等の手段で貼着されており、開封する場合は貼着部を
引き剥がすようにしている。
【0004】一方、スライド式のシャッターを有するト
ナー供給容器は、往復運動するシャッターと、トナー供
給口に取付けられ、シャッターをガイドするキャップ部
材と、シャッターとキャップ部材との間に配置され、容
器の密閉性を保ためのシール部材とを備えている。
【0005】そして、この種のトナー供給容器では、シ
ャッターが移動することにより、トナー供給口が開放さ
れて容器本体内の粉体トナーが装置本体へ供給される。
そして、装置本体へのトナー供給後にシャッターを閉め
ることによって、容器の密閉性が保たれるようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、このよ
うな従来のトナー供給容器よりも優れたトナー供給容器
を供給することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子写真画像
形成装置本体に装着されると共に、粉体トナーを収納す
る容器本体と、前記容器本体に形成されたトナー供給口
を開閉するシャッターとを備え、トナー供給の際には、
前記シャッターをトナー供給口開放位置に移動させて前
記粉体トナーを前記電子写真画像形成装置本体に設けら
れた被供給部に供給するようにしたトナー供給容器にお
いて、前記容器本体内に配されると共に、前記トナー供
給口から供給される前記粉体トナーが通過する開口部を
備えて前記シャッターを構成する無端帯状のシャッター
部材と、前記容器本体内に設けられ、内部をトナー収納
用空間とすると共に前記トナー供給口が形成される一
方、前記シャッター部材が外周面に摺動自在に取り付け
られるトナー収納部と、前記容器本体の対向する内壁面
に、前記トナー収納部を囲むようにそれぞれ形成される
と共に、前記シャッター部材の両側端部を摺動可能に保
持して該シャッター部材の摺動をガイドするガイド用凹
部と、前記シャッター部材の前記トナー供給口に臨む面
の前記開口部近傍に取り付けられ、前記トナー供給口を
塞ぐと共に前記シャッター部材の両側端部と前記ガイド
用凹部との隙間を埋める弾性シール部材と、前記シャッ
ター部材を、前記開口部が前記トナー供給口に臨む開放
位置と、前記弾性シール部材が前記トナー供給口に臨む
閉鎖位置とに選択的に移動させる移動手段と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】また本発明は、前記移動手段は、少なくと
も1つ以上の回転可能な送り部材を有し、前記送り部材
を回転させることにより前記シャッター部材を移動させ
るようにしたことを特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記弾性シール部材は、前
記シャッター部材に貼付けされていることを特徴とする
ものである。
【0010】また本発明は、前記弾性シール部材は、前
記シャッター部材と2色成形したものであることを特徴
とするものである。
【0011】また本発明は、前記弾性シール部材の材質
は、シリコーン、ウレタン等のゴム、低発泡ポリウレタ
ンゴム、あるいはスポンジであることを特徴とするもの
である。
【0012】また本発明は、前記弾性シール部材は、ゴ
ム硬度20〜70°、圧縮永久歪み4%以下、摩擦係数
0.8以下、セルサイズ60〜300μm、比重が0.
2〜0.5である低発泡ウレタンを5〜50%、好まし
くは20〜40%圧縮して形成したものであることを特
徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記弾性シール部材の圧縮
応力が、9.81×10-3MPa〜1.96×10-1
Pa、好ましくは5.88×l0-2MPa〜1.47×
10-1MPaであることを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記シャッター部材を可撓
性を有するシート材にて形成する一方、前記シャッター
部材の開口部は、前記トナー供給口からの粉体トナーの
供給を阻害しないように該トナー供給口と同等以上の開
口面積を有することを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記可撓性を有するシート
材の厚さが、50μm〜1mmであることを特徴とする
ものである。
【0016】また本発明は、前記可撓性を有するシート
材の材質は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ABS
等の樹脂、あるいはステンレス等の金属であることを特
徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記シャッター部材の前記
弾性シール部材の貼着面とは反対の面に低摩擦抵抗材料
を配置することを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記低摩擦抵抗材料が、シ
リコーンオイル、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、パラフ
ィンワックス類、超高分子ポリエチレンであることを特
徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記低摩擦抵抗材料が、シ
リコーンオイルであり、その粘度が100〜10000
mm2 /s、好ましくは1000〜5000mm2 /s
であることを特徴とするものである。
【0020】また本発明は、前記低摩擦抵抗材料が、シ
リコーンオイルであり、その塗布量が0.01mg/c
2 〜0.5mg/cm2 、好ましくは0.05mg/
cm2 〜0.1mg/cm2 であることを特徴とするも
のである。
【0021】また本発明は、前記シャッター部材の前記
弾性シール部材の貼着面とは反対の面にシリコンコーテ
ィングフィルムを貼着すること特徴とするものである。
【0022】また本発明のように、内部をトナー収納用
空間とすると共にトナー供給口が形成されたトナー収納
部を容器本体内に設ける一方、このトナー収納部の外周
面に、トナー供給口を開閉するシャッターを構成すると
共に、トナー供給口から供給される粉体トナーが通過す
る開口部が形成された無端帯状のシャッター部材を摺動
自在に取り付け、さらにこのシャッター部材を移動手段
により、開口部がトナー供給口に臨む開放位置と、シャ
ッター部材のトナー供給口に臨む面の開口部近傍に取り
付けられた弾性シール部材がトナー供給口に臨む閉鎖位
置とに選択的に移動させる。
【0023】また、容器本体の対向する内壁面に、トナ
ー収納部を囲むようにそれぞれガイド用凹部を形成し、
このガイド用凹部によりシャッター部材の両側端部を摺
動可能に保持すると共に、シャッター部材の両側端部と
ガイド用凹部との隙間を弾性シール部材により埋めるよ
うにする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
トナー供給容器を備えた電子写真画像形成装置の一例で
ある電子写真複写装置の構成を示す図であり、同図にお
いて、100は電子写真複写装置本体(以下装置本体と
いう)である。また、101は原稿であり、原稿台ガラ
ス102の上に置かれ、光学部103の複数のミラーM
とレンズLnにより、ドラム104上に現像の情報が結
像するように配置されている。105〜108はカセッ
トであり、これらカセット105〜108に積載された
用紙Pのうち、操作部(不図示)から使用者が入力した
情報もしくは原稿101の紙サイズから最適な用紙をカ
セット105〜108の用紙サイズ情報から選択する。
【0026】そして、給紙、分離装置105A〜108
Aにより搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経
由してレジストローラ110まで搬送し、ドラム104
の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期
させて搬送する。なお、111,112は転写、分離帯
電器である。
【0027】この後、搬送部113により搬送された用
紙Pは、定着部114において熱と圧により用紙上の粉
体トナーを定着させた後、片面コピーの場合には、排紙
反転部115を通過し、排紙ローラ116により排紙ト
レイ117へ排出される。また、両面コピーの場合に
は、排紙反転部115のフラッパ118の制御により、
再給紙搬送路119,120を経由してレジストローラ
110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経
路をたどって排紙トレイ117へ排出される。
【0028】また、多重コピーの場合には、用紙Pは排
紙反転部115を通り、一度排紙ローラ116により一
部が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Pの終
端がフラッパ118を通過し、排紙ローラ116にまだ
挟持されているタイミングでフラッパ118を制御する
と共に排紙ローラ116を逆回転させることにより、再
度装置内へ搬送される。さらにこの後、再給紙搬送部1
19,120を経由してレジストローラ110まで搬送
された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排
紙トレイ117へ排出される。
【0029】ところで、上記構成の装置本体100にお
いて、ドラム104の回りには現像器201、クリーナ
部202、一次帯電器203等が配置されている。ここ
で、現像器201は、原稿101の情報を光学部103
によりドラム104に静電潜像として結像した情報を顕
在化するために粉体トナーをドラム104上に吸着させ
るものであり、この被供給部である現像器201へトナ
ーを補給するためのトナー供給容器Cが装置本体100
に着脱可能に設けられている。
【0030】次に、トナー供給容器Cについて説明す
る。
【0031】図2は、トナー供給容器Cの正面断面図、
図3は側面断面図、図4は分解図であり、図2〜図4に
おいて、C1はトナー供給容器本体(以下容器本体とい
う)、1は容器本体C1の一側面を形成する側面部材、
2は側面部材1と対向する側面を形成するシャッター支
持部材、3は容器本体C1に、本実施の形態においては
シャッター支持部材2に形成されたトナー供給口C2を
開閉するよう移動可能に設けられたシャッター部材(以
下、単にシャッターという)である。
【0032】ここで、このシャッター3は、図4に示す
ように無端帯状に形成されると共に、トナー供給口C2
と同等以上の開口面積を有する開口部3dが設けられて
いる。そして、このような開口部3dを設けることによ
り、シャッター3が、この開口部3dがトナー供給口C
2に臨む位置(以下、開放位置という)に移動した際、
トナー供給口C2からの粉体トナーTの供給を阻害しな
いようにしている。
【0033】一方、シャッター支持部材2は、図4に示
すように容器本体C1の一側面を形成する壁面部2a
と、この壁面部2aから突設され、内部をトナー収納用
空間とすると共にシャッター3が外周面に摺動自在に取
り付けられるトナー収納部2bとを備えている。なお、
トナー供給口C2は、このトナー収納部2bの底面に形
成されている。
【0034】そして、このトナー収納部2bにシャッタ
ー3を摺動可能に取り付けると共に、取り付けられたシ
ャッター3を矢印A又はA’の方向に摺動(移動)させ
てシャッター3の開口部3dとトナー供給口C2とを一
致させることにより、容器本体C1、具体的にはトナー
収納部2bの内側に形成されるトナー収納用空間Qに収
納された粉体トナーTを現像器201に設けられた現像
剤ホッパー7に供給することができるようになってい
る。
【0035】ところで、シャッター支持部材2の壁面部
内面には、図2に示すようにシャッター3の一側端部を
摺動可能に保持するガイド用凹部であるガイド溝2cが
トナー収納部2bを囲むように形成されている。また、
側面部材1の、シャッター支持部材2の壁面部2aと対
向する壁面部1a内面の、このガイド溝2cと対向する
位置にも図5に示すように同様のガイド溝2cが形成さ
れている。そして、シャッター3は、これらシャッター
支持部材2及び側面部材1に形成されたガイド溝2c,
2cにガイドされながらトナー収納部2bの外周面に沿
って移動するようになっている。
【0036】また、図2〜図4において、6はシャッタ
ー3に取り付けられた移動手段である送り部材であり、
この送り部材6をシャッター3の移動方向にスライドさ
せることにより、シャッター3を開放位置、あるいはト
ナー供給口C2を閉鎖する位置(以下、閉鎖位置とい
う)に選択的に移動することができるようになってい
る。
【0037】なお、図4において、1bは送り部材6の
スライドが可能となるよう側面部材1の上面1cに形成
された開口部であり、送り部材6を、この開口部1bに
沿ってスライドさせることにより、シャッター3を開閉
位置、あるいは閉鎖位置に選択的に移動させることがで
きるようにしている。
【0038】一方、図6は、無端状態に形成する前のシ
ャッター3の平面図であり、同図において、4はシャッ
ター3が閉鎖位置にあるときトナー供給口C2に臨む面
3aに貼着されたシール部材である。そして、このよう
にシール部材4をシャッター3のトナー供給口C2に臨
む面3aに貼着することで、トナー供給口C2を確実に
塞ぐことができると共に、シャッター支持部材2及び側
面部材1のガイド溝2cにシール部材4を配置すること
が可能となり、大口径、大容量のトナー供給容器におい
てもシール性の安定を図ることができる。
【0039】ところで、シール部材4の上面には、図2
に示すように低摩擦抵抗材料5が貼着されており、この
低摩擦抵抗材料5により、シャッター3はガイド溝2
c,2cに沿って滑らかに移動することができるように
なっている。さらに、本実施の形態においては、図示は
しないが、シャッター3のシール部材4の貼着面3aと
は反対面にも低摩擦抵抗材料5を設けている。
【0040】ここで、この低摩擦抵抗材料5の材質は、
シリコーンオイル、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、パラ
フィンワックス類、超高分子ポリエチレン等であり、本
実施の形態においては、シリコーンオイルを用いてい
る。なお、このシリコーンオイルの粘度は100〜10
000mm2 /s、好ましくは1000〜5000mm
2 /sである。また、その塗布量は、0.01mg/c
2 〜0.5mg/cm2 、好ましくは0.05mg/
cm2 〜0.1mg/cm2 である。
【0041】さらに、この低摩擦抵抗材料5としてシリ
コンコーティングフィルムを貼着するようにしてもよ
い。
【0042】次に、このように構成されたトナー供給容
器Cのトナー供給動作について説明する。
【0043】粉体トナーを供給する場合は、まず送り部
材6を図3に示す矢印B方向にスライドさせて閉鎖位置
にあるシャッター3を矢印A方向ヘ移動させる。これに
より、シャッター3が図7に示すように開放位置に移動
し、これに伴いトナー収納用空間内部の粉体トナーTが
トナー供給口C2から落下し、シャッター3の開口部3
dを通過して現像剤ホッパー7に供給される。
【0044】一方、現像剤ホッパー7が満杯になると、
送り部材6を同図に示す矢印B’方向にスライドさせ
る。これにより、シャッター3が同図に示す矢印A’方
向ヘ移動してトナー供給口C2が閉鎖される。なお、こ
のようにトナー供給中にシャッター3を移動させても、
トナー供給口C2はシャッター3に貼着されたシール部
材4とシャッター支持部材2及び側面部材1との間でシ
ールされており、粉体トナーTが漏れて飛散することは
ない。
【0045】ところで、シャッター3に貼着されたシー
ル部材4の材質は、柔らかい弾性体で、かつシャッター
支持部材2とシャッター3との間のシール性を維持する
ことができると共に、後述するトナー供給容器Cの落下
衝撃試験等において粉体トナーTが、シャッター支持部
材2とシャッター3との間から漏れ出るのを防止できる
こと、またシャッター支持部材2のトナー収納部2bと
低抵抗で摺動し、シャッター3の開閉強度を小さくする
ことができることが要求される。
【0046】そこで、このシール部材4の具体的な材質
としては、シリコーン、ウレタン等のゴムやスポンジ、
望ましくは硬度20°〜70°、圧縮永久歪み4%以
下、摩擦係数μ=0.8以下、セルサイズ60〜300
μm、比重が0.2〜0.5である低発泡ポリウレタン
を5〜50%圧縮して用いることが好ましい。さらに、
10〜30%圧縮して用いたほうがより好ましい。な
お、セルサイズとは、発泡体を構成している気泡構造の
平均直径のことであり、これはJIS−K−6900に
説明されている。
【0047】さらに、このシール部材4の圧縮応力は、
9.81×10-3MPa〜1.96×10-1MPaであ
ること、さらに好ましくは5.88×l0-2MPa〜
1.47×10-1MPaである。
【0048】次に、このシール部材4の物性の測定方法
及び測定条件について説明する。
【0049】シール部材4の硬度は、ゴム等の硬度を測
定する場合の測定方法(JIS−K−6301)によ
り、スプリング式硬さ試験機(C型)を用いて測定され
る。ここで、この硬さ試験機は直径0.79mmの針が
基準面から2.54mmだけ突き出すように構成されて
おり、この針はバネで5000gfだけ加圧されてい
る。
【0050】そして、試験片(シール部材4)に基準面
を接触させたときの針が押し戻される距離を測定し、次
の式により硬度を算出する。
【0051】硬度=(押し戻される距離mm)/(2.
54mm)×100 またシール部材4の圧縮永久歪みは、JIS−K−64
01に準拠して測定される。即ち、試験片(シール部材
4)を50%圧縮した状態で70℃22時間放置後、圧
縮状態を解除して室温に30分間放置してから厚さを測
定し、次の式に従って圧縮永久歪みを算出する。
【0052】圧縮永久歪み={(初めの試験片厚さm
m)−(試験後の試験片の厚さmm)}/(初めの試験
片厚さmm)×100 またシール部材4の摺動する相手部材に対する摩擦係数
μは、一般的な妥当な測定方法によって求められるが、
本実施の形態において行った測定条件は、直径18m
m、厚さ3mmの試験片(シール部材4)を、摺動する
相手部材(この場合シャッター2)と同材質でなる平板
の上に置き、200gの荷重を試験片にかけて試験片を
水平方向に引き、動き出すときの力を測定して次の式に
従って摩擦係数μを算出する。
【0053】 摩擦係数μ=(動き出すときの力g)/(荷重g) またシール部材4の圧縮応力は、直径50mm、厚さ
2.4mmの試験片(シール部材4)を、直径50mm
のフラット棒が取付けられた圧縮試験機を用いて圧縮速
度1mm/minにて歪みを与え、その時の荷重を測定
し、次式に従って圧縮応力を求める。
【0054】圧縮応力(MPa)={(所定歪みを与え
た時の荷重N)−(初期荷重N)}/(圧縮部の面積c
2 ) 次に、シール部材4の圧縮率設定について説明する。
【0055】シール部材4の圧縮率はシール部材4の物
性に応じて適宜設定されるが、この圧縮率は、シール性
とシャッター開封強度の両方に大きく影響する極めて重
要なファクターである。ここで、この圧縮率は、シール
部材4の圧縮前の厚さT0と圧縮後の厚さTとの比率で
あり、次式により算出する。
【0056】圧縮率%=(T0−T)/T0×100 なお、これ以降の実施の形態及び比較例における物性測
定や圧縮率の設定は、前述の手順に準じる。
【0057】一方、シール部材4の表面は平滑で摩擦抵
抗が可能なかぎり小さいことが望ましい。また、シャッ
ター3とシール部材4との接着は、シャッター開閉時に
剥がれたり、ズレたりしない程度の接着強度が必要であ
ることから、できれば二色成形により一体成形すること
が望ましい。
【0058】ところで、トナー供給容器を製造した後、
落下テスト等の衝撃試験を行うが、このときシャッター
が折れたり、捩れたりれたりせず、さらにシール部材を
均一に圧縮できるよう従来は、シャッターに剛性を持た
せるようにしている。しかし、本実施の形態において
は、シャッター3を無端状としてシャッター3に張力が
発生するように構成しており、この張力により従来のよ
うに剛性を持たせなくても、シャッター3は落下テスト
等の衝撃試験において、折れたり、捩れたりせず、さら
に、シール部材4を均一に圧縮できるようになってい
る。
【0059】一方、シャッター3として用いられる可撓
性を有するシート材であるフレキシブルシートは、落下
テスト等の衝撃試験において、切れたりしないことが要
求され、またシャッター3の開封強度を低くできるよう
シャッター支持部材2との摺動抵抗が小さいことも必要
である。
【0060】ここで、シャッター3として用いられるフ
レキシブルシートの具体的な材質として、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ABS等のプラスチック樹脂、
または、ステンレス等の金属が挙げられる。また、フレ
キシブルシートの板厚は、50μm〜1mmであること
が望ましい。さらに、シャッター支持部材2及び側面部
材1の材質としては、シャッター3と同様な材質が考え
られる。
【0061】なお、本実施の形態においては、シャッタ
ー3の、シャッター支持部材2との摺動抵抗が小さくな
るよう図3又は図7に示すように、シャッター支持部材
2のトナー収納部2bの端面2fの形状を、例えば40
RのR形状としている。
【0062】次に、トナー供給容器Cの形成手順につい
て説明する。
【0063】トナー供給容器Cを形成する場合は、まず
側面部材1、シャッター支持部材2、シャッター3を、
厚さ300μmのポリプロピレンにより形成し、シール
部材4を厚さ2.5mmの発泡ウレタン(商品名:ポロ
ン、イノアック社)により形成する。次に、このシール
部材4をシャッター3に貼着し、約20%圧縮した状態
でシャッター支持部2及び側面部材1に組み込むことに
よりトナー供給容器Cが形成される。
【0064】ところで、このように形成されたトナー供
給容器Cに対して次のようなテストを行った。
【0065】まず、100個のトナー供給容器Cを形成
し、開封テストを行った。その結果は、開封強度は2
9.4〜39.2N程度でありトナー供給容器内の粉体
トナーTはほとんど残らず現像剤ホッパー7に供給でき
た。
【0066】また環境物流テストとして、振動テスト、
落下テスト、恒温高湿テストを各条件ごとにトナー供給
容器Cを10個ずつ用いて行ったが、いずれのテストに
おいても、粉体トナーTの漏れ等の異常は見られず、画
出しテストを行ったが画質は良好であり、問題は発生し
なかった。
【0067】また、既述した図7に示すように、シャッ
ター3を開いて粉体トナーTを現像剤ホッパー7に供給
し、現像剤ホッパー7が満杯になった後、シャッター3
を閉じて粉体トナーTの飛散の状態をテストした。
【0068】その結果は、トナー供給口C2はシャッタ
ー3のシール部材4とシャッター支持部材2及び側面部
材1との間でシールされていることから、粉体トナーT
が漏れて飛散することはなかった。また、現像剤ホッパ
ー7へ粉体トナーTを供給した後、シャッター3を閉じ
てトナー供給容器Cを現像剤ホッパー7から外す際に
も、特に粉体トナーTの飛散等は見られなかった。
【0069】なお、さらにこのような構成のトナー供給
容器においては、シャッター3の粉体トナーと接触して
いた面が容器の外部に露出しないため、操作者に対する
トナー汚染を防止することができ、また外観上も好まし
い物とすることができる。
【0070】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0071】図8は、本実施の形態に係るトナー供給容
器の正面断面図、図9は側面断面図、図10は分解図で
ある。なお、図8〜10において、図2〜図4と同一符
号は同一又は相当部分を示している。
【0072】図8〜10において、8、9は容器本体下
部に、本実施の形態においては、シャッター支持部材2
のトナー収納部2bと側面部材1との間に回転自在に保
持される送り部材である第1及び第2ローラであり、シ
ャッター3は、これら第1及び第2ローラ8,9と、ト
ナー収納部2bとにより張設されるようになっている。
【0073】また、10は第1ローラ8を回転させるた
めの把手であり、この把手10を回転させて第1ローラ
8を回転させることにより、シャッター3を開放位置又
は閉鎖位置に選択的に移動させることができるようにな
っている。なお、2d,2eはシャッター支持部材2に
突設され、第1及び第2ローラ8,9を回転可能に支持
する軸部である。
【0074】次に、このような構成のトナー供給容器C
におけるトナー供給動作を説明する。
【0075】粉体トナーを供給する場合は、まず把手1
0を回転させて第1ローラ8を図9に示す矢印B方向に
回転させる。そして、このように第1ローラ8が回転す
ると、シャッタ3は、第2ローラ9を従動させながら同
図に示す矢印A方向に移動し、図11に示すように開放
位置に移動する。これにより、開口部C2が開放され、
トナー収納用空間内部の粉体トナーTが落下して現像剤
ホッパー7に供給される。
【0076】一方、この後、現像剤ホッパー7が満杯に
なると、把手10を逆方向に回転させて第1ローラ8を
同図に示す矢印B’方向に回転させる。これに伴い、シ
ャッタ3は、第2ローラ9を従動させながら同図に示す
矢印A’方向に移動し、図9に示す閉鎖位置に移動す
る。
【0077】ところで、既述したようにシャッターは、
落下テスト等の衝撃試験において、折れたり、捩れたり
せず、さらに、シール部材を均一に圧縮できるだけの剛
性を持つことが要求されている。このため、本実施の形
態においては、シャッター3無端状に形成すると共に、
このシャッター3を第1及び第2ローラ8,9とシャッ
ター支持部材2とによって張設することにより、シャッ
ター3に張力を発生するようにしている。そして、この
張力により、従来のようにシャッターに剛性を持たせな
くても、落下テスト等の衝撃試験において、折れたり、
捩れたりせず、さらに、シール部材を均一に圧縮できる
ようにしている。
【0078】一方、第1及び第2ローラ8,9とシャッ
ター3に関しては、例えば図12の(a)及び(b)に
示すように、第1ローラ8の周縁部に(第2ローラ9も
同様であるが)、複数の突起8aを所定の間隔で設ける
と共に、シャッター3に図12の(c)及び(d)に示
すように第1ローラ8の突起8aと等間隔で小さな孔3
bを設け、この孔3bと第1ローラ8の突起8aとを噛
み合わせながらシャッター3を移動させるようにすれば
第1及び第2ローラ8,9によるシャッター3の駆動が
確実となるので好ましい。
【0079】また、図13の(a)及び(b)に示すよ
うに、第1ローラ8の表面に(第2ローラ9も同様であ
るが)、回転方向と直交する方向に延びた係止爪8bを
設けると共に、シャッター3に図13の(c)及び
(d)に示すようにシール部材4を貼着してある面3a
に複数の突起3cを設け、この突起3cと第1ローラ8
の係止爪8bとを噛み合わせながらシャッター3を移動
させるようにしても同様な効果が得られる。
【0080】ところで、このように構成されたトナー供
給容器Cを100個の容器を作り、開封テストを行った
結果、開封強度は29.4〜39.2N程度であり、ト
ナー供給容器内の粉体トナーTはほとんど残らず現像剤
ホッパー7に供給できた。
【0081】さらに、環境物流テストとして、振動テス
ト、落下テスト、恒温高湿テストを、各条件ごとにトナ
ー供給容器Cを10個ずつ用いて行ったが、いずれのテ
ストにおいても、粉体トナーTの漏れ等の異常は見られ
ず、また画出しテストでも画質は良好であり、問題は発
生しなかった。なお、この容器構成においては、トナー
と接触していた面が容器の外部に露出しないため、操作
者に対するトナー汚染もなく、また外観上も好ましい物
であった。
【0082】また、既述した図11に示すようにシャッ
ター3を開いて粉体トナーTを現像剤ホッパー7に供給
し、現像剤ホッパー7が満杯になった後、シャッター3
を閉じて粉体トナーTの飛散の状態をテストした。
【0083】その結果は、開口部C2はシャッター3に
貼着されたシール部材4とシャッター支持部材2及び側
面部材1との間でシールされており、粉体トナーTが漏
れて飛散することはなかった。また、現像剤ホッパー7
へ粉体トナーTを供給した後、シャッター3を閉じてト
ナー供給容器Cを現像剤ホッパー7から外す際にも、特
に粉体トナーTの飛散等は見られなかった。
【0084】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0085】図14は、本実施の形態に係るトナー供給
容器の正面断面図、図15は側面断面図、図16は分解
図である。なお、図14〜16において、図2〜図4と
同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0086】図14〜16において、11は容器本体上
部に、本実施の形態においては、シャッター支持部材2
のトナー収納部2bと側面部材1との間に回転自在に保
持されると共に、シャッター3に外接した送り部材であ
る送りローラである。また、12は送りローラ11を回
転させるための把手であり、この把手12により送りロ
ーラ11を回転させることにより、シャッター3を開放
位置又は閉鎖位置に選択的に移動させることができるよ
うになっている。なお、2gはシャッター支持部材2に
突設され、送りローラ11を回転可能に支持する軸部で
ある。また、1dは、側面部材1の上面1cに形成さ
れ、送りローラ11を覆うカバー部である。
【0087】次に、このような構成のトナー供給容器C
におけるトナー供給動作を説明する。
【0088】粉体トナーを供給する場合は、まず把手1
2を回転させて送りローラ11を図15に示す矢印B方
向に回転させる。そして、このように送りローラ11が
回転すると、シャッタ3は、同図に示す矢印A方向に移
動し、図17に示すように開放位置に移動する。これに
より、開口部C2が開放され、トナー収納用空間内部の
粉体トナーTが落下して現像剤ホッパー7に供給され
る。
【0089】一方、この後、現像剤ホッパー7が満杯に
なると、把手12を逆方向に回転させて送りローラ11
を同図に示す矢印B’方向に回転させる。これに伴い、
シャッタ3は同図に示す矢印A’方向に移動し、図15
に示す閉鎖位置に移動する。
【0090】なお、送りローラ11とシャッター3に関
しては、例えば図18の(a)及び(b)に示すよう
に、送りローラ11の周縁部に複数の突起11aを所定
の間隔で設けると共に、シャッター3に図18の(c)
及び(d)に示すように送りローラ11の突起11aと
等間隔で小さな孔3eを設け、この孔3eと送りローラ
11の突起11aとを噛み合わせながらシャッター3を
移動させるようにすれば送りローラ11によるシャッタ
ー3の駆動が確実となるので好ましい。
【0091】また、図19の(a)及び(b)に示すよ
うに、送りローラ11の表面に、回転方向と直交する方
向に延びた係止爪11bを設けると共に、シャッター3
に図19の(c)及び(d)に示すようにシール部材4
を貼着してある面3aの裏面3a’に複数の突起3cを
設け、この突起3cと送りローラ11の係止爪11bと
を噛み合わせながらシャッター3を移動させるようにし
ても同様な効果が得られる。
【0092】ところで、このように構成されたトナー供
給容器Cを100個の容器を作り、開封テストを行った
結果、開封強度は29.4〜39.2N程度であり、ト
ナー供給容器内の粉体トナーTはほとんど残らず現像剤
ホッパー7に供給できた。
【0093】さらに、環境物流テストとして、振動テス
ト、落下テスト、恒温高湿テストを、各条件ごとにトナ
ー供給容器Cを10個ずつ用いて行ったが、いずれのテ
ストにおいても、粉体トナーTの漏れ等の以上は見られ
ず、また画出しテストでも画質は良好であり、問題は発
生しなかった。なお、この容器構成においては、トナー
と接触していた面が容器の外部に露出しないため、操作
者に対するトナー汚染もなく、また外観上も好ましい物
であった。
【0094】また、既述した図17に示すようにシャッ
ター3を開いて粉体トナーTを現像剤ホッパー7に供給
し、現像剤ホッパー7が満杯になった後、シャッター3
を閉じて粉体トナーTの飛散の状態をテストした。
【0095】その結果は、開口部C2はシャッター3に
貼着されたシール部材4とシャッター支持部材2及び側
面部材1との間でシールされており、粉体トナーTが漏
れて飛散することはなかった。また、現像剤ホッパー7
へ粉体トナーTを供給した後、シャッター3を閉じてト
ナー供給容器Cを現像剤ホッパー7から外す際にも、特
に粉体トナーTの飛散等は見られなかった。
【0096】次に、本発明の比較例について説明する。
【0097】図20は、本比較例におけるトナー供給容
器の要部断面図である。同図において、C’はトナー供
給容器であり、現像剤ホッパー7側に粉体トナーTを供
給するための開口部50aを有して粉体トナーTを収納
可能な容器50と、開口部50aを閉鎖するためのシャ
ッター60と、シャッター60が閉鎖位置及び開放位置
を取り得るようシャッター60を支持するキャップ部材
70とを有しており、シャッター60の開口部側面には
シール部材80が貼着されている。
【0098】また、キャップ部材70は、シャッター6
0の移動方向に対して直角方向の両端に、シャッター6
0の移動方向をガイドするガイド部70aを有し、シー
ル部材80は、開口部50aとガイドキャップ部材70
aとにわたって設けられている。
【0099】この比較例においては、容器50、キャッ
プ部材70、シャッター60の材質にポリプロピレンを
用い、また、シール部材80には厚さ2.5mmの発泡
ウレタン(商品名:ポロン、イノアック社)を用いて、
このシール部材80をシャッター60に貼着し、約20
%圧縮した状態でキャップ部材70に組み込んで実験を
行った。
【0100】環境物流テストとして、振動テスト、落下
テスト、恒温高湿テストを、各条件ごとにトナー供給容
器を10個ずつ用いて行ったが、いずれのテストにおい
ても、粉体トナーTの漏れ等の以上は見られず、また画
出しテストでも画質は良好であり、問題は発生しなかっ
た。
【0101】しかしながら、このトナー供給容器C’に
おいて、シャッター60は、同図に対して垂直方向に往
復運動することにより、開口部50aを開閉する構成で
あるため、装置本体100の補給口(現像剤ホッパー
7)の位置を色々変えて操作性を検討すると、操作者の
操作性の面からシャッター60の移動方向には制約があ
った。また、容器開封時に開口部50aと同等以上のス
ペースがシャッター60の作動スペースとして必要とな
るため、本発明のトナー供給容器に比べて装置本体10
0の補給口の設定位置が制約される傾向があった。
【0102】一方、これまで説明してきた各実施の形態
に係るトナー供給容器Cのように、トナー収納部2bの
外周面に無端帯状のシャッター3を摺動自在に取り付け
ると共に、このシャッター3を開放位置と、閉鎖位置と
に選択的に移動させる構成とすることにより、容器開封
時におけるシャッター3の作動スペースを小さくするこ
とができると共に、補給口設置位置の自由度を高くする
ことができる。
【0103】
【発明の効果】以上の説明したように本発明によれば、
トナー供給容器本体内に設けられ、内部をトナー収納用
空間とするトナー収納部の外周面にシャッター部材を摺
動自在に取り付けると共に、このシャッター部材を開放
位置と、閉鎖位置とに選択的に移動させることにより、
容器開封時におけるシャッター部材の作動スペースを小
さくすることができる。これにより、画像形成装置本体
の補給口設置位置の自由度を高くすることができ、最終
的に画像形成装置本体のコンパクト化を図ることができ
る。
【0104】また、上記のように構成することにより、
容器開封時に粉体トナーと接触していた面を容器外部に
露出しないようにでき、ユーザーに対するトナー汚染防
止性が向上する。
【0105】さらに、容器本体の対向する内壁面に形成
されたガイド用凹部によりシャッター部材の両側端部を
摺動可能に保持すると共に、シャッター部材の両側端部
とガイド用凹部との隙間を弾性シール部材により埋める
ことにより、大口径、大容量の容器構成においても高い
シール性を安定して維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るトナー供給容
器を備えた電子写真画像形成装置の一例である電子写真
複写装置の構成を示す図。
【図2】上記トナー供給容器の正面断面図。
【図3】上記トナー供給容器の側面断面図。
【図4】上記トナー供給容器の分解図。
【図5】上記トナー供給容器の側面部材の断面図。
【図6】上記トナー供給容器の無端状態に形成される前
のシャッターの平面図。
【図7】上記シャッターが開放位置に移動した状態を示
す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るトナー供給容
器の正面断面図。
【図9】上記トナー供給容器の側面断面図。
【図10】上記トナー供給容器の分解図。
【図11】上記トナー供給容器のシャッターが開放位置
に移動した状態を示す図。
【図12】(a)は上記トナー供給容器の第1実施例に
係る第1ローラの斜視図、(b)はその側面図、(c)
は上記シャッターの無端状態に形成される前の平面図、
(d)はその断面図。
【図13】(a)は上記トナー供給容器の第1実施例に
係る第1ローラの斜視図、(b)はその側面図、(c)
は上記シャッターの無端状態に形成される前の平面図、
(d)はその断面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係るトナー供給
容器の正面断面図。
【図15】上記トナー供給容器の側面断面図。
【図16】上記トナー供給容器の分解図。
【図17】上記トナー供給容器のシャッターが開放位置
に移動した状態を示す図。
【図18】(a)は上記トナー供給容器の第1実施例に
係る送りローラの斜視図、(b)はその側面図、(c)
は上記シャッターの無端状態に形成される前の平面図、
(d)はその断面図。
【図19】(a)は上記トナー供給容器の第2実施例に
係る送りローラの斜視図、(b)はその側面図、(c)
は上記シャッターの無端状態に形成される前の平面図、
(d)はその断面図。
【図20】本発明の比較例に係るトナー供給容器の要部
断面図。
【符号の説明】
1 側面部材 2 シャッター支持部材 2a 壁面部 2b トナー収納部 2c ガイド溝 3 シャッター 3d 開口部 4 シール部材 5 低摩擦抵抗材料 6 送り部材 8 第1ローラ 9 第2ローラ 11 送りローラ 100 装置本体 201 現像器 C,C’ トナー供給容器 C1 容器本体 C2 トナー供給口 Q トナー収納用空間 T 粉体トナー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に装着される
    と共に、粉体トナーを収納する容器本体と、前記容器本
    体に形成されたトナー供給口を開閉するシャッターとを
    備え、トナー供給の際には、前記シャッターをトナー供
    給口開放位置に移動させて前記粉体トナーを前記電子写
    真画像形成装置本体に設けられた被供給部に供給するよ
    うにしたトナー供給容器において、 前記容器本体内に配されると共に、前記トナー供給口か
    ら供給される前記粉体トナーが通過する開口部を備えて
    前記シャッターを構成する無端帯状のシャッター部材
    と、 前記容器本体内に設けられ、内部をトナー収納用空間と
    すると共に前記トナー供給口が形成される一方、前記シ
    ャッター部材が外周面に摺動自在に取り付けられるトナ
    ー収納部と、 前記容器本体の対向する内壁面に、前記トナー収納部を
    囲むようにそれぞれ形成されると共に、前記シャッター
    部材の両側端部を摺動可能に保持して該シャッター部材
    の摺動をガイドするガイド用凹部と、 前記シャッター部材の前記トナー供給口に臨む面の前記
    開口部近傍に取り付けられ、前記トナー供給口を塞ぐと
    共に前記シャッター部材の両側端部と前記ガイド用凹部
    との隙間を埋める弾性シール部材と、 前記シャッター部材を、前記開口部が前記トナー供給口
    に臨む開放位置と、前記弾性シール部材が前記トナー供
    給口に臨む閉鎖位置とに選択的に移動させる移動手段
    と、 を備えたことを特徴とするトナー供給容器。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、少なくとも1つ以上の
    回転可能な送り部材を有し、前記送り部材を回転させる
    ことにより前記シャッター部材を移動させるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のトナー供給容器。
  3. 【請求項3】 前記弾性シール部材は、前記シャッター
    部材に貼付けされていることを特徴とする請求項1記載
    のトナー供給容器。
  4. 【請求項4】 前記弾性シール部材は、前記シャッター
    部材と2色成形したものであることを特徴とする請求項
    1記載のトナー供給容器。
  5. 【請求項5】 前記弾性シール部材の材質は、シリコー
    ン、ウレタン等のゴム、低発泡ポリウレタンゴム、ある
    いはスポンジであることを特徴とする請求項1記載のト
    ナー供給容器。
  6. 【請求項6】 前記弾性シール部材は、ゴム硬度20〜
    70°、圧縮永久歪み4%以下、摩擦係数0.8以下、
    セルサイズ60〜300μm、比重が0.2〜0.5で
    ある低発泡ウレタンを5〜50%、好ましくは20〜4
    0%圧縮して形成したものであることを特徴とする請求
    項1記載のトナー供給容器。
  7. 【請求項7】 前記弾性シール部材の圧縮応力が、9.
    81×10-3MPa〜1.96×10-1MPa、好まし
    くは5.88×l0-2MPa〜1.47×10-1MPa
    であることを特徴とする請求項1記載のトナー供給容
    器。
  8. 【請求項8】 前記シャッター部材を可撓性を有するシ
    ート材にて形成する一方、前記シャッター部材の開口部
    は、前記トナー供給口からの粉体トナーの供給を阻害し
    ないように該トナー供給口と同等以上の開口面積を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のトナー供給容器。
  9. 【請求項9】 前記可撓性を有するシート材の厚さが、
    50μm〜1mmであることを特徴とする請求項8記載
    のトナー供給容器。
  10. 【請求項10】 前記可撓性を有するシート材の材質
    は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
    リエチレンテレフタレート(PET)、ABS等の樹
    脂、あるいはステンレス等の金属であることを特徴とす
    る請求項8又は9記載のトナー供給容器。
  11. 【請求項11】 前記シャッター部材の前記弾性シール
    部材の貼着面とは反対の面に低摩擦抵抗材料を配置する
    ことを特徴とする請求項1記載のトナー供給容器。
  12. 【請求項12】 前記低摩擦抵抗材料が、シリコーンオ
    イル、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、パラフィンワック
    ス類、超高分子ポリエチレンであることを特徴とする請
    求項11記載のトナー供給容器。
  13. 【請求項13】 前記低摩擦抵抗材料が、シリコーンオ
    イルであり、その粘度が100〜10000mm2
    s、好ましくは1000〜5000mm2 /sであるこ
    とを特徴とする請求項11記載のトナー供給容器。
  14. 【請求項14】 前記低摩擦抵抗材料が、シリコーンオ
    イルであり、その塗布量が0.01mg/cm2 〜0.
    5mg/cm2 、好ましくは0.05mg/cm2
    0.1mg/cm2 であることを特徴とする請求項11
    記載のトナー供給容器。
  15. 【請求項15】 前記シャッター部材の前記弾性シール
    部材の貼着面とは反対の面にシリコンコーティングフィ
    ルムを貼着すること特徴とする請求項1記載のトナー供
    給容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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