JPH0635318A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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Publication number
JPH0635318A
JPH0635318A JP4192384A JP19238492A JPH0635318A JP H0635318 A JPH0635318 A JP H0635318A JP 4192384 A JP4192384 A JP 4192384A JP 19238492 A JP19238492 A JP 19238492A JP H0635318 A JPH0635318 A JP H0635318A
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JP
Japan
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toner
opening
developing device
closing valve
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP4192384A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Tamiya
孝弘 田宮
Yoshiaki Tanaka
善朗 田中
Atsushi Tanzawa
淳 丹澤
Takeshi Motohashi
武 本橋
Iwao Matsumae
巌 松前
Masayoshi Miyamoto
真義 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トナーカートリッジの密閉性を高めつつ、交換
作業が簡単で、しかもトナー飛散のない現像装置を提供
する。 【構成】トナー補給口43の第1開閉弁45とトナー受
入口の第2開閉弁37を磁石39で吸着させ、電磁石6
0を磁石39と互いに吸着し合う位置に配置して、電磁
石60はスイッチ61によって第2開閉弁37に固定し
た磁石39に対して吸着・反発し合うことにより、第1
開閉弁45と第2開閉弁37を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像装置本体のトナー
受入口にトナー補給口が連通するように装着され、内部
に収容したトナーをトナー補給口から現像装置本体に補
給するトナーカートリッジを有し、内部のトナーを補給
した使用済みトナーカートリッジが交換可能な複写機、
ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置の現像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを用いた複写機
やプリンター等はトナーが消費されたとき、プロセスカ
ートリッジ全体を交換する方法と、トナーカートリッジ
のみを交換する方法とが知られている。前者のプロセス
カートリッジ使い捨て方式では、ユーザーにとって交換
作業が簡単になるが、使用可能な多くの部材を無駄にし
てしまうことになる。近年、省資源の指向であり、よっ
て資源の無駄が少ない、後者のトナーカートリッジ交換
方式が好ましいされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
カートリッジ交換方式ではトナーカートリッジが完全な
密閉構造ではないため、温湿度変化や気圧の変化、振
動、衝撃により、トナー粉が漏れる。このようなトナー
カートリッジのトナー漏れは、トナー補給口の密閉性が
問題になり、密閉性が不十分であると、トナー飛散を招
く。このため、密閉性を高めると、密閉を解除するのが
難しくなる。
【0004】さらに、トナーカートリッジ交換方式では
空のトナーカートリッジと現像装置本体のトナー受入口
にそれぞれトナーが付着しているのが常であり、これら
のトナーがユーザーや機械に降りかからないようにしな
ければならないと問題もあった。
【0005】本発明は、上記した従来の問題を解決し、
トナーカートリッジの密閉性を高めつつ、交換作業が簡
単で、しかもトナー飛散のない現像装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は現像装置本体のトナー受入口にトナー補給口
が連通するように装着され、内部に収容したトナーをト
ナー補給口から現像装置本体に補給するトナーカートリ
ッジを有し、内部のトナーを補給した使用済みトナーカ
ートリッジが交換可能な現像装置において、前記トナー
補給口に設けられ、補給するトナーの移動方向に開く第
1開閉弁と、該第1開閉弁をトナー補給口を閉じる位置
に保持する第1の保持手段と、前記トナー受入口に設け
られ、前記第1開閉弁と同方向に開く第2開閉弁と、該
第2開閉弁をトナー受入口を閉じる位置に保持する第2
の保持手段と、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁を磁力
によって吸着させる磁力吸着手段と、該磁力吸着手段に
作用させ、前記第1開閉弁及び第2開閉弁を前記第1の
保持手段及び第2の保持手段の閉じ力に打ち勝って開放
する磁石手段とを有することを特徴としている。
【0007】さらに、本発明は前記トナーカートリッジ
に前記第1開閉弁が前記トナー補給口を閉じる位置で該
第1開閉弁をロックするロック手段を設け、該ロック手
段が前記トナーカートリッジの前記現像装置本体への装
着によりロック解除されることを特徴としている。
【0008】さらにまた、本発明は前記トナー補給口に
設けられ、弾性変形可能な材料からなり、自らの弾性力
によって閉じられている弾性弁と、前記トナー受入口に
設けられ、該弾性弁を開く開放部材とを有し、前記巻き
取り装置が前記トナーカートリッジの前記現像装置本体
への装着により、前記弾性弁が開放部材によって開らか
れることを特徴としている。
【0009】さらにまた、本発明は前記トナー補給口と
前記トナー受入口の少なくとも一方に設けられた密閉シ
ール材と、該密閉シール材を巻き取る巻き取り装置と、
前記密閉シール材に形成され、シール材が巻き取られる
ことにより前記トナー補給口または前記トナー受入口に
合致する開口部とを有し、前記巻き取り装置が前記トナ
ーカートリッジの前記現像装置本体への装着により、開
口部と前記トナー補給口または前記トナー受入口に合致
する位置に前記密閉シール材が巻き取られることを特徴
としている。
【0010】さらにまた、本発明は前記トナーカートリ
ッジのトナー補給口に通ずる補給路に設けられた回動可
能な円筒型シャッターと、該円筒型シャッターを回動す
る回動手段とを有し、該回動手段が前記トナーカートリ
ッジの前記現像装置本体への装着により、円筒型シャッ
ターを開くことを特徴としている。
【0011】さらにまた、本発明は前記トナー補給口と
トナー受入口とが連通するトナー搬送路を遮蔽する部材
を導電性材料からなり、かつ接地することを特徴として
いる。
【0012】
【作用】上記構成によれば、トナー補給口とトナー受入
口に設けた第1開閉弁及び第2開閉弁を磁力吸着手段に
よって簡単に係合でき、しかも磁力吸着手段に磁石手段
を作用させるので、トナーカートリッジの密閉性を保持
できる。さらに第1開閉弁及び第2開閉弁の開閉を磁石
手段によって制御することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明が適用されるレーザプリンタの
一例の全体概略構成を示す図である。図1において、符
号10は装置本体であり、装置本体10は上構造体10
aと下構造体10bとにより構成され、これらは軸11
により互いに枢着され、上構造体10aが下構造体10
bに対して開閉可能に取り付けられている。装置本体1
0内のほぼ中央には、感光体ドラム12が設けられてお
り、その周囲には、矢印で示すその回転方向の順に、帯
電チャージャ13、光書込み手段18からの書込みレー
ザ光Lの入射位置、現像装置14、転写チャージャ1
5、クリーニング手段16が配設されている。これらの
電子写真プロセス手段の下側には、光書込み手段18が
配置され、さらにその下には給紙ローラ20を有する給
紙カセット19が設けられている。
【0014】給紙カセット19から給紙ローラ20によ
って給送された用紙は、レジストローラ対21によって
タイミングをとられて感光体12の上側と転写チャージ
ャ15の間の転写部に搬送される。帯電チャージャ13
による一様帯電、書込みレーザ光Lによる光書込、現像
装置14による現像の各工程を経て感光体ドラム12上
に形成されたトナー像は、転写チャージャ15の作用の
もとに転写紙に転写される。トナー像が転写された用紙
は、ヒータを内蔵する定着ローラ17aとこれに圧接す
る加圧ローラ17bとより成る定着装置17により定着
された後、排紙ローラ対22により機外の排紙トレイ2
3に排出されスタックされる。
【0015】上記現像装置14は、図2に示す現像装置
本体30のケーシング31内に現像ローラ32と、該現
像ローラ32にトナーを補給する補給ローラ33と、ケ
ーシング31内のトナーを撹拌するミニアジテータ34
とを有し、現像ローラ32はケーシング31の感光体ド
ラム12に対向する位置に形成された開口に配置されて
いる。ケーシング31には、ミニアジテータ34の上方
にトナー受入口35が形成され、この受入口35にトナ
ーカートリッジ40が装着される。なお、符号36は現
像ローラ32に供給されたトナーの層厚を規制する部材
である。
【0016】トナーカートリッジ40には、そのケーシ
ング41内に矢印方向に回転駆動されるアジテータ42
を有し、さらにケーシング41には現像装置本体30側
のトナー受入口35と連通するトナー補給口43が形成
されている。なお、符号44はトナーカートリッジ40
の取っ手である。
【0017】トナー補給口43には、図3(a)に示す
ように、軸45aを中心に回動される第1開閉弁45が
設けられ、本例の第1開閉弁45は板状の金属から作ら
れている。また、トナーカートリッジ40のケーシング
41には第1開閉弁45が着座する弁座部41aが形成
されている。そして、第1開閉弁45には第1の保持手
段としての渦巻バネ46が設けられ、渦巻バネ46は第
1開閉弁45を軸45aを中心として反時計方向に回動
力を付勢することにより、通常第1開閉弁45を弁座部
41aに着座させている。
【0018】他方、トナー受入口35にも図3(b)に
示すように、軸37aを中心に回動される第2開閉弁3
7が設けられ、本例の第2開閉弁37は板状の金属また
はエンジニアリングプラスチック等の強剛性モールドか
ら作られている。また、現像装置本体30のケーシング
31には第2開閉弁37が着座する弁座部31aが形成
されている。そして、第2開閉弁37には第2の保持手
段としての渦巻バネ38とが設けられ、渦巻バネ38は
第2開閉弁37を軸37aを中心として反時計方向に回
動力を付勢することにより、通常第2開閉弁37を弁座
部31aに着座させている。さらに、第2開閉弁37に
は第1開閉弁45を磁力によって吸着させる磁力吸着手
段としての磁石39が接着されている。なお、第1開閉
弁45と第2開閉弁37の係合を静電気力を使った高圧
静電板や、粘性や単純なメカ機構で行うことも可能であ
るが、磁石39を用いる方が簡単である。
【0019】上記トナーカートリッジ40の渦巻バネ4
6は、少々のトナー搬送力がかかると、第1開閉弁45
が軸45aを中心に時計方向に回動されて開くように調
整され、また現像装置本体30の渦巻バネ38は渦巻バ
ネ46よりも僅かに少ない押力で、第2開閉弁37が軸
37aを中心に時計方向に回動されて開くように調整さ
れている。この場合、渦巻バネ38はのスプリング力の
計算には当然磁石39の重量も含まれている。
【0020】かく構成の現像装置は、トナーカートリッ
ジ40を本体30の所定位置にセットすると、図4に示
すように、磁石39によって第1開閉弁45と第2開閉
弁37が係合される。そこで、アジテータ42を回転駆
動すると、トナーがトナー補給口43に搬送されてトナ
ー圧が高まり、それによって第1開閉弁45が渦巻バネ
46の作用に抗して徐々に開く。これに伴い、図5に示
すように、第1開閉弁45を磁石39で吸着している第
2開閉弁37が渦巻バネ38の作用に抗して開く。そし
て、トナーが順次トナー受入口35から本体30内に補
給される。また、トナーカートリッジ40のトナーが空
になると、図示していないトナーエンドセンサにより空
トナー状態を検知し、オペレータに交換を促し、新しい
トナーカートリッジと交換する。このとき、古いトナー
カートリッジ40を本体30から取り外すと、トナー補
給口43及びトナー受入口35はそれぞれ渦巻バネ4
6,38の作用によって第1開閉弁45及び第2開閉弁
37で閉じられる。これにて、トナーカートリッジ40
の交換時にトナー補給口43及びトナー受入口35に付
着したトナーがユーザーや機械に降りかからることが確
実に防止できる。
【0021】ところで、上記構成の現像装置は第1開閉
弁45が小さな力で開くため、例えば保管時のトナーカ
ートリッジ40に対し振動等による力が加わると、第1
開閉弁45が開いてトナー漏れが発生する恐れがある。
そこで、トナーカートリッジ40には保管時の密閉性を
保持するため、ロック手段を設けており、その一例を図
6及び図7に示す。
【0022】図6及び図7において、ロック手段はスプ
リングロッカ50と、このスプリングロッカ50のコイ
ル部51が嵌装されるケーシング41に固定された軸5
2と、スプリングロッカ50に設けられ、第1開閉弁4
5に圧接してこれを弁座部41aに押しつける押え部5
3と、スプリングロッカ50に設けられ、下方へ突出し
た係止端部54と、ケーシング41に形成され、この係
止端部54が圧接するストッパー部55とを備えてい
る。また、ケーシング31には係止端部54が係止され
る溝56が形成され、溝56は係止された係止端部54
の位置を変えられるように一部が傾斜されている。な
お、溝56は本体30以外のレーザプリンタ本体に設け
てもよい。
【0023】かく構成のロック手段は、係止端部54が
ストッパー部55に圧接されていることにより、押え部
53が第1開閉弁45に圧接してこれを弁座部41aに
押しつけている。従って、保管時のトナーカートリッジ
40は振動等による力が加わっても第1開閉弁45が開
くことはない。そして、ロック手段はトナーカートリッ
ジ40を本体30にセットすれば、係止端部55が溝5
6に係止してその溝56に沿ってそれぞれ内側に位置を
変えられ、係止端部55がストッパー部55から外れ
る。このとき、スプリングロッカ50はそのバネ力で軸
52を中心として図6の反時計方向に回動し、押え部5
3が第1開閉弁45から離れてロックが解除される。な
お、スプリングロッカ50は金属性バネで作られたもの
を用いるが、許容応力やクリープを十分に考慮して設計
されるならば、モールド成形も可能である。
【0024】ところで、上記構成の現像装置は少々のト
ナー搬送力がかかると、第1開閉弁45が開くように調
整され、さらに第2開閉弁45はそれよりも少ない押力
で開くように調整されている。しかし、このような渦巻
バネによる調整はある程度の精度を必要であり、精度の
バラツキが大きいと、第1開閉弁45及び第2開閉弁3
7が開かない恐れがある。また、トナー量が少なくなる
と、トナー搬送力が小さくなるので、第1開閉弁45及
び第2開閉弁37が閉じてしまい、トナーカートリッジ
内のトナーが全部消費されないことも起こり得る。従っ
て、第1開閉弁45及び第2開閉弁37を強制的に開く
ようにすることが有利である。
【0025】図8は、第1開閉弁45の軸45aに接続
ギヤ57を取り付け、このギヤ57に外部駆動源で回転
されるギヤ58を噛み合わせている。そして、外部駆動
源の駆動により、第1開閉弁45を開き、それに伴い第
2開閉弁37を開く。なお、接続ギヤ57は歯を一部を
切り欠いた切欠部57aを形成したものを用いており、
このため不要な負荷がかからない。
【0026】しかし、外部駆動源を利用して第1開閉弁
45及び第2開閉弁37を強制的に開くようにすると、
軸45aがトナーカートリッジ40のケーシング41を
貫通させるため、その隙間からトナーが吹き出す恐れが
ある。
【0027】そこで、本発明では図9に示すように、磁
石手段としての電磁石60を設けている。この場合、電
磁石60は第2開閉弁37に固定した第1開閉弁45を
吸着するための磁石39と互いに吸着し、第2開閉弁3
7が軸37aを中心に時計方向に回動され得る位置に配
置されている。そして、電磁石60はスイッチ61によ
って第2開閉弁37に固定した磁石39に対して吸着・
反発し合うように磁性を制御することにより、第1開閉
弁45及び第2開閉弁37を開閉操作することができ
る。
【0028】かく構成すれば、電磁石60によりトナー
カートリッジ40の密閉性を保持しつつ第1開閉弁45
及び第2開閉弁37を確実に開くことができ、しかもト
ナーカートリッジ内のトナーがすべて消費できる。ま
た、この構成によれば、第1開閉弁45及び第2開閉弁
37にそれぞれ設けた渦巻バネ46,38を省略しても
良い。
【0029】図10は、本発明の別の実施例を示す説明
図であり、トナー補給口43に弾性変形可能な材料、例
えばゴム、エラストマ、多層軟性フィルムからなる弾性
弁62が設けられている。弾性弁62は、左右の弁体部
63,64を備え、弁体部63,64は一端がケーシン
グ41に接着され、他端は互いの弾性力によって当接さ
れている。
【0030】一方、現像装置本体30には弾性弁62の
左右の弁体部63,64間に入り込み可能な断面くちば
し状に形成された開放部材65がトナー受入口35に設
けられ、開放部材65は金属またはエンジニアリングプ
ラスチックなどの強剛性モールドによって形成されてい
る。
【0031】かく構成の現像装置は、装着前のトナーカ
ートリッジ40はトナー補給口43が弾性弁62の左右
の弁体部63,64の当接によって閉じられており、ト
ナーが漏出することはない。ここで、トナーカートリッ
ジ40を現像装置本体30に装着すると、開放部材65
が左右の弁体部63,64間に入り込んでこじあけるこ
とにより、弾性弁62が開放される。また、空トナー状
態検知後、ユーザーがこのトナーカートリッジ40を上
方へ抜く出せば、弾性弁62に入り込んだ開放部材65
が離れる。このとき、開放部材65の先端側にはトナー
が付着しており、トナーカートリッジ40の交換時にこ
のトナーに触れると、ユーザーの手や衣服が汚れる恐れ
がある。
【0032】そこで、開放部材65が触れる弁体部6
3,64の外面側に、スポンジなどの多孔性物質、また
は繊維状物質より作られたクリーナ66を設けている。
この開放部材65は、抜く出されるトナーカートリッジ
40のクリーナ66によって清掃される。
【0033】図11は、本発明のさらに別の実施例を示
すトナーカートリッジ40の斜視図であり、本例ではト
ナーカートリッジ40のトナー補給口43がシート状の
シール70で密閉されている。このシール70は巻き取
り可能であって、トナー離型性も良く、引張限度を環境
下で長期間保持できる延伸プラスチックフィルムなどの
材料から作られている。このシール70の一端は、図1
2に示すように、シール巻き取り装置としてのローラ7
2に巻回され、他端は巻き取りローラ71に固定されて
いる。この場合、ローラ72には図示していないスプリ
ングなどによってシール70を巻き取る方向への回転作
用が付勢されており、シール70をトナー補給口43に
圧接させるとともにシール70の弛みを防止している。
巻き取りローラ71及びローラ72は、金属または金属
軸にゴム層を形成したもの、さらには十分な強度を持つ
プラスチックで作られている。
【0034】上記シール70には、図13に示すよう
に、開口70aが形成され、この開口70aはトナー補
給口43より若干小さい程度に設定されている。また、
上記巻き取りローラ71にはそのローラ軸にギヤ73が
固定されている。このギヤ73は、トナーカートリッジ
40が装着されたとき、外部駆動源と駆動連結されたギ
ヤ(図示せず)と噛み合わせ、外部駆動源によってシー
ル70をシール巻き取りローラ71に巻き取ることもで
きる。しかし、外部駆動源を用いると装置が大がかりに
なり、種々の問題が生ずる。
【0035】そこで、本実施例では図14に示すよう
に、トナーカートリッジ40が装着されたときギヤ73
と噛み合い可能なラックギヤ74を機械本体側に設けて
いる。
【0036】かく構成すれば、トナーカートリッジ40
を現像装置本体30に装着すると、ギヤ73がラックギ
ヤ74に噛み合い、ギヤ73を介して巻き取りローラ7
1が回転される。この巻き取りローラ71の回転方向を
シール70の巻き取り方向にし、さらにトナーカートリ
ッジ40が現像装置本体30の所定位置に装着されたと
き、シール70の開口70aがトナー補給口43に合致
するように設定すれば、トナーカートリッジ40が現像
装置本体30に装着されるときシール70が巻き取ら
れ、トナーカートリッジ40が所定位置に達すると、シ
ール70の開口70aとトナー補給口43とが合致す
る。
【0037】かくして、駆動源を用いることなく、シー
ル70を巻き取りすることができ、コストダウンであ
る。
【0038】図15及び図16は、本発明のさらに別の
実施例を示す断面及び斜視図であり、本例ではトナーカ
ートリッジ40のトナー補給口43に通ずる補給路43
aにトナーシャッター80が設けられている。このトナ
ーシャッター80は、円筒型でその幅方向に沿ってトナ
ーを通すための貫通孔81が形成されされており、そし
い金属、プラスチック、剛性紙などの十分な強度を持
ち、かつトナー離型性の良い部材で作られている。この
円筒型のトナーシャッター80には、軸82が設けら
れ、該軸82はケーシング41を貫通しており、その一
端にギヤ83が取り付けられている。このギヤ83は、
トナーカートリッジ40が現像装置本体30に装着され
ると、ラックギヤ84に噛み合い、ギヤ83を介してト
ナーシャッター80が回転される。すなわち、ギヤ83
及びラックギヤ84がトナーシャッター80を回動する
回動手段として構成されている。
【0039】かく構成すれば、現像装置本体30に装着
前のトナーカートリッジ40はトナーシャッター80で
密閉し、トナーカートリッジ40を現像装置本体30に
装着すれば、図17に示すように、ギヤ83とラックギ
ヤ84が噛み合ってトナーシャッター80を回動してこ
れを開く。また、トナーカートリッジ40を取り出せ
ば、トナーシャッター80は再び回動して閉じ、交換時
のトナー飛散が防止できる。
【0040】ところで、上記現像装置において、トナー
補給口43からトナー受入口35へのトナー搬送路が通
じていてもトナー自体の凝集力によりトナーが流れない
ことがある。これは、非磁性トナーが分子間力や摩擦帯
電による静電気相互の引合力のためであり、よく起こり
得ることである。このような凝集力によるトナーの停滞
は、トナー搬送路近傍に導電性部材を置くことで帯電を
減らし、凝集力を弱められる。
【0041】そこで、本発明では上記実施例の遮蔽する
部材、すなわち第1開閉弁45及び第2開閉弁37、弾
性弁60、シール70、トナーシャッター80などを金
属あるいは導電性物質で作り、これを接地させれば、ト
ナー粉体の静電荷を吸収することができる。なお、図2
及び図3に示す例では導電性物質で作った渦巻バネ4
6,38を接地しており、同様な効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、トナー補給口
とトナー受入口に設けた第1開閉弁及び第2開閉弁を磁
力吸着手段によって簡単に係合でき、しかも磁力吸着手
段に磁石手段を作用させるので、トナーカートリッジの
密閉性を保持しつつ第1開閉弁及び第2開閉弁を開放す
ることができる。
【0043】請求項2の構成によれば、トナーカートリ
ッジの第1開閉弁がトナー補給口を閉じる位置でロック
させるロック手段を設け、該ロック手段がトナーカート
リッジの現像装置本体への装着によりロック解除される
ので、保管中のトナーカートリッジからトナーが漏れる
ことが防止できる。
【0044】請求項3の構成によれば、トナーカートリ
ッジのトナー補給口に自らの弾性力によって閉じられて
いる弾性弁を設け、トナー受入口には弾性弁を開く開放
部材を設けたので、トナーカートリッジの現像装置本体
への装着するだけで、弾性弁が開放部材によって開らか
れ、トナーカートリッジ交換性が向上する。
【0045】請求項4の構成によれば、トナー補給口と
前記トナー受入口の少なくとも一方に開口部を有する密
封シール材を設け、これをトナーカートリッジの現像装
置本体への装着動作を利用して巻き取り装置で巻き取る
ので、トナーカートリッジ交換性が向上する。
【0046】請求項5の構成によれば、トナーカートリ
ッジのトナー補給口に通ずる補給路に回動可能な円筒型
シャッターを設け、これをトナーカートリッジの現像装
置本体への装着動作を利用して回動して開くことができ
るので、トナーカートリッジ交換性が向上する。
【0047】請求項6の構成によれば、トナー補給口と
トナー受入口とが連通するトナー搬送路を遮蔽する部材
を接地した導電性材料に構成したので、トナー粉体の静
電荷を吸収し、トナーの滞留を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるレーザプリンタの一例の全
体概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係る現像装置の一実施例を示す説明図
である。
【図3】(a)はトナーカートリッジのトナー補給口部
分の説明図、(b)は現像装置本体のトナー受入口部分
の説明図である。
【図4】図3のトナーカートリッジを現像装置本体に装
着した状態を示す説明図である。
【図5】図4のトナー補給時を示す説明図である。
【図6】トナーカートリッジのスプリングロッカを示す
説明図である。
【図7】図6の側面説明図である。
【図8】開閉弁の開閉機構の一例を示す斜視図である。
【図9】開閉弁の開閉機構の実施例を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の別の実施例を示す説明図である。
【図11】本発明のさらに別の実施例を示すトナーカー
トリッジの斜視図である。
【図12】図11の実施例の説明図である。
【図13】図11のシールを示す斜視図である。
【図14】シールの巻き取り状態を示す説明図である。
【図15】本発明のまたさらに別の実施例を示す説明図
である。
【図16】図15の作動機構を示す斜視図である。
【図17】図15の作動時の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
14 現像装置 30 現像装置本体 31 現像装置本体のケーシング 35 トナー受入口 37 第2開閉弁 38 渦巻バネ 39 磁石 40 トナーカートリッジ 41 トナーカートリッジのケーシング 43 トナー補給口 45 第1開閉弁 46 渦巻バネ 50 スプリングロッカ 56 溝 60 電磁石 62 弾性弁 65 開放部材 70 シール 70a 開口部 71 シール巻き取りローラ 72 ローラ 73 ギヤ 74 ラックギヤ 80 トナーシャッター 83 ギヤ 84 ラックギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本橋 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 松前 巌 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮本 真義 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置本体のトナー受入口にトナー補
    給口が連通するように装着され、内部に収容したトナー
    をトナー補給口から現像装置本体に補給するトナーカー
    トリッジを有し、内部のトナーを補給した使用済みトナ
    ーカートリッジが交換可能な現像装置において、 前記トナー補給口に設けられ、補給するトナーの移動方
    向に開く第1開閉弁と、該第1開閉弁をトナー補給口を
    閉じる位置に保持する第1の保持手段と、前記トナー受
    入口に設けられ、前記第1開閉弁と同方向に開く第2開
    閉弁と、該第2開閉弁をトナー受入口を閉じる位置に保
    持する第2の保持手段と、前記第1開閉弁と前記第2開
    閉弁を磁力によって吸着させる磁力吸着手段と、該磁力
    吸着手段に作用させ、前記第1開閉弁及び第2開閉弁を
    前記第1の保持手段及び第2の保持手段の閉じ力に打ち
    勝って開放する磁石手段とを有することを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、前
    記トナーカートリッジに前記第1開閉弁が前記トナー補
    給口を閉じる位置で該第1開閉弁をロックするロック手
    段を設け、該ロック手段が前記トナーカートリッジの前
    記現像装置本体への装着によりロック解除されることを
    特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像装置本体のトナー受入口にトナー補
    給口が連通するように装着され、内部に収容したトナー
    をトナー補給口から現像装置本体に補給するトナーカー
    トリッジを有し、内部のトナーを補給した使用済みトナ
    ーカートリッジが交換可能な現像装置において、 前記トナー補給口に設けられ、弾性変形可能な材料から
    なり、自らの弾性力によって閉じられている弾性弁と、
    前記トナー受入口に設けられ、該弾性弁を開く開放部材
    とを有し、前記巻き取り装置が前記トナーカートリッジ
    の前記現像装置本体への装着により、前記弾性弁が開放
    部材によって開らかれることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 現像装置本体のトナー受入口にトナー補
    給口が連通するように装着され、内部に収容したトナー
    をトナー補給口から現像装置本体に補給するトナーカー
    トリッジを有し、内部のトナーを補給した使用済みトナ
    ーカートリッジが交換可能な現像装置において、 前記トナー補給口と前記トナー受入口の少なくとも一方
    に設けられた密閉シール材と、該密閉シール材を巻き取
    る巻き取り装置と、前記密閉シール材に形成され、シー
    ル材が巻き取られることにより前記トナー補給口または
    前記トナー受入口に合致する開口部とを有し、前記巻き
    取り装置が前記トナーカートリッジの前記現像装置本体
    への装着により、開口部と前記トナー補給口または前記
    トナー受入口に合致する位置に前記密閉シール材が巻き
    取られることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 現像装置本体のトナー受入口にトナー補
    給口が連通するように装着され、内部に収容したトナー
    をトナー補給口から現像装置本体に補給するトナーカー
    トリッジを有し、内部のトナーを補給した使用済みトナ
    ーカートリッジが交換可能な現像装置において、 前記トナーカートリッジのトナー補給口に通ずる補給路
    に設けられた回動可能な円筒型シャッターと、該円筒型
    シャッターを回動する回動手段とを有し、該回動手段が
    前記トナーカートリッジの前記現像装置本体への装着に
    より、円筒型シャッターを開くことを特徴とする現像装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5に記載の現像装置におい
    て、前記トナー補給口とトナー受入口とが連通するトナ
    ー搬送路を遮蔽する部材を導電性材料からなり、かつ接
    地することを特徴とする現像装置。
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