JP5022065B2 - 浴室ユニット - Google Patents
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Description
しかしながら、上記の浴室ユニットXは、浴槽架台Aを設置後に、洗い場パンBを設置する構造であるため、洗い場パンBにおける浴槽架台Aと反対側の端部に設けられている支持脚Eのレベル調整をするには、浴槽架台A側から、浴槽架台Aと洗い場パンBとの隙間Sに入り込んで作業を行わなければならず、作業性が極めて悪いという問題がある。
ここで、基準水平面とは、洗い場パンを設置面上に設置して、レベル調整をしたときの仮想の水平面のことをいう。
また、浴室ユニットの施工時には、まず、洗い場パンを設置してレベル調整をした後に、洗い場パンの架台保持部に浴槽架台の端部を保持させた状態で、浴槽架台を設置してレベル調整をするため、洗い場パンを設置するときに、浴槽架台を設置するための空間を作業空間として確保することができ、洗い場パンの設置作業およびレベル調整作業がしやすい。
さらに、浴槽架台の設置する際には、浴槽を設置するための空間を作業空間として確保することができ、浴槽架台の設置作業およびレベル調整作業も容易に行える。
本実施形態の浴室ユニット1は、図1に示すように、洗い場パン2と、洗い場パン2に隣接して配置される浴槽架台3と、洗い場パン2に浴槽架台3を連結するための架台締結部材40と、浴槽架台3の上に設置される浴槽5とを備えている。
洗い場パン固定部15は、切り欠き溝18と、切り欠き溝18の両側に穿設されたビス孔19とから構成されている。切り欠き溝18の幅は、洗い場パン2に形成されている洗い場パンリブ8を挿通可能な幅となっている。
フレーム保持部16は、フレーム部材10の設置面側の端面、すなわち、フレーム部材10の下面を受け止める下面受け部20と、下面受け部20と所定間隔を空けて対向配置され、フレーム部材10の上面に当接する上面部21と、下面受け部20と上面部21とに連接し、フレーム部材10の左右両側面にそれぞれ当接する左右側面部22、23とからなり、下面受け部20は、基部14の板面に対して略直角に設けられている。
上面部21は、下面受け部20よりも長く形成されていて、上面部21の遊端部には、案内溝24が形成されている。案内溝24の幅は、固定用ボルト13のねじ部131の外径よりも広く、かつ、頭部130の外径よりも狭い幅となっている。そして、補強リブ17は、基部14の幅方向端部と、上面部21の幅方向端部とに連接して設けられている。
まず、洗い場パン2を設置する。具体的には、図2に示すように、洗い場パン2の床面部6の四隅近傍に洗い場パン支持脚9を取り付け、洗い場パン2のレベル調整を行う。
フレーム保持部16は、フレーム部材10の下面を受け止める下面受け部27と、下面受け部27の両側から立ち上がる左右側面部28,29とから構成されている。そして、下面受け部27には、フレーム部材10の固定用ボルト13を挿通可能な案内溝24が形成されている。
また、洗い場パン取り付け部30は、左右側面部28,29に連接して設けられており、下面受け部27に略直角に配置される取り付け面31と、取り付け面31に穿設されたビス孔32とから構成されている。
そして、架台締結部材41を洗い場パン2に取り付けるには、取り付け面31を洗い場パン2の側面部7の所定の位置に当接させ、ビス孔32にビス25を締め込み固定する。
また、架台締結部材41にフレーム部材10を取り付けるには、フレーム部材10の固定用ボルト13の取り付け面を下向きに配置して、案内溝24に固定用ボルト13を挿通させ、固定用ボルト13のねじ部131が、案内溝24の奥に突き当たったら、固定用ボルト13を締め込み、下面受け部27にフレーム部材10の端部を固定する。
本実施形態の架台締結部材41によれば、フレーム保持部16を下面受け部27と左右両側面部28,29とから構成し、下面受け部27に固定用ボルト13を挿通可能な案内溝24を形成したことにより、架台締結部材41の形状がシンプルとなり、製造しやすい上、下面受け部27の上方が開放されているため、フレーム部材10をフレーム保持部16の上方から挿入することができ取り付けやすいという利点がある。
フレーム保持部16は、フレーム部材10の下面を受け止める下面受け部33と、下面受け部33の両側から立ち上がる左右側面部34,35と、左側面部34に連接する洗い場パン取り付け部36とから構成されている。そして、下面受け部33には、フレーム部材10の固定用ボルト13を挿通可能な案内溝24が形成されている。また、洗い場パン取り付け部36は、下面受け部33に略直角に配置される取り付け面37と、取り付け面37に穿設されたビス孔38とからなり、第2の実施形態の架台締結部材41と同様にして、洗い場パン2に固定した後、下面受け部33にフレーム部材10の端部を固定する。
本実施形態の架台締結部材42によれば、フレーム保持部16を下面受け部33と左右両側面部34,35とから構成し、下面受け部33に固定用ボルト13を挿通可能な案内溝24を形成したことにより、架台締結部材41の形状がよりシンプルとなり、製造しやすい上、下面受け部27の上方がさらに開放されているため、フレーム部材10をフレーム保持部16の上方から挿入することができ、さらに取り付けやすいという利点がある。
また、フレーム部材10の端部には、必ずしも固定用ボルト13を取り付ける必要はなく、フレーム保持部16の案内溝24に挿入可能な突起部であればよい。したがって、例えば、フレーム部材10に一体に形成される柱状の突起部であっても構わない。
2 洗い場パン
3 浴槽架台
40 架台締結部材(架台保持部)
41 架台締結部材(架台保持部)
42 架台締結部材(架台保持部)
9 洗い場パン支持脚(支持脚)
10 フレーム部材
11 梁部材
12 架台支持脚(支持脚)
13 固定用ボルト(固定用部材)
131 ねじ部(突起部)
18 切り欠き溝(切り欠き)
20 下面受け部(受け面)
H 基準水平面
Claims (3)
- 洗い場パンと、前記洗い場パンに隣接して配置される浴槽架台とを備え、
前記浴槽架台は、端部が前記洗い場パン側に向けて配置される複数のフレーム部材と、隣り合うフレーム部材間に掛け渡される梁部材とを備え、
前記洗い場パン及び複数のフレーム部材は、それぞれ配置面からの高さを調整可能な支持脚を備え、
自らが備える洗い場パン支持脚により高さ調整がなされる前記洗い場パンに、前記複数のフレーム部材の端部を保持する架台保持部が取り付けられ、
前記架台保持部は、前記洗い場パンに取り付けられた状態で、該洗い場パン側から前記複数のフレーム部材側に向かって基準水平面と略平行に延出する下面受け部と、該下面受け部の両側から立ち上がる左右側面部とを備え、
前記複数のフレーム部材は、前記洗い場パン側の端部における少なくとも設置面側の端面が前記架台保持部の下面受け部により受け止められるとともに、該端面に連なる左右両側面が前記架台保持部の左右側面部にそれぞれ当接するように配置され、この状態で自らが備える架台支持脚の長さに応じて設置面からの高さが調整可能とされていることを特徴とする浴室ユニット。 - 前記架台保持部に切り欠きが形成あれるとともに、
前記複数のフレーム部材の前記洗い場パン側の端部に前記切り欠きに挿通可能な突起部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浴室ユニット。 - 前記複数のフレーム部材の前記洗い場パン側の端部に、該フレーム部材を架台保持部に固定するための固定用ボルトが設けられていて、
前記突起部が、前記固定用ボルトのねじ部であることを特徴とする請求項2に記載の浴室ユニット。
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Family Applications (1)
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