JP5010206B2 - 熱交換器用アルミニウムフィン材及びそれを用いた熱交換器 - Google Patents
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Description
このような問題を解決するために、熱交換器用のフィン材について、防カビ性あるいは抗菌性を有する物質を塗膜中に含有させた発明(特許文献1〜8)が多く報告されている。
上記第1塗膜は、第1の防カビ性及び/または抗菌性を有する物質(以下、第1抗菌剤という)を含有するウレタン系樹脂からなると共に、膜厚が0.5〜10μmであり、
上記ウレタン系樹脂は、ガラス転移温度が0〜100℃であり、
該第1塗膜における上記第1抗菌剤の含有量は、第1塗膜全体の乾燥後重量を100重量部とすると、1〜30重量部であり、
上記第1抗菌剤は、水溶解度が0ppm超え10ppm以下であり、
上記第1抗菌剤の平均粒径は、0.1〜1μmであると共に、上記第1塗膜の膜厚以下であり、
上記第2塗膜は、第2の防カビ性及び/または抗菌性を有する物質(以下、第2抗菌剤という)を含有する親水性塗膜からなると共に、膜厚が0.5〜2μmであり、
該第2塗膜における上記第2抗菌剤の含有量は、第2塗膜全体の重量を100重量部とすると、0.1〜5重量部であり、
上記第2抗菌剤の平均粒径は、上記第2塗膜の膜厚以下であることを特徴とする熱交換機用アルミニウムフィン材にある(請求項1)。
すなわち、上記第1抗菌剤の粒径及び含有量を限定することにより、第1抗菌剤をウレタン系樹脂中に埋め込む様に保持することができる。更に、上記ウレタン樹脂のガラス転移温度を限定し、上記第1抗菌剤の水溶解度を限定することにより、第1抗菌剤がウレタン系樹脂中から適度に溶出するようにコントロールすることができる。これにより、第1抗菌剤を結露水に、長年に亘って少しずつ溶解させることが可能となるため、第1塗膜により、防カビ性及び/または抗菌性の持続性を得ることができる。
上記フィンは、第1の発明に記載の熱交換器用アルミニウムフィン材を用いて形成されていることを特徴とする熱交換器にある(請求項8)。
なお、上記「銅合金」は、銅を主体とする金属及び合金の総称であり、純銅、及び銅合金を含む概念である。
上記第1塗膜の膜厚は厚い程、第1抗菌剤残留率は高くなる。
上記膜厚が0.5μm未満の場合には、第1抗菌剤を保持できないという問題があり、一方、上記膜厚が10μmを超える場合には、熱交換器用アルミニウムフィン材の伝熱性が劣るという問題がある。
上記ウレタン系樹脂は、耐食性、対アルカリ性に優れ、上記第2塗膜の親水性を阻害しない。
また、上記ウレタン系樹脂のガラス転移温度が0℃未満の場合には、ゴム状態の塗膜となり、プレコートにより塗膜が形成されたアルミニウム同士がくっつくいわゆるブロッキングが生じるという問題や、第1塗膜が第1抗菌剤を保持する力が弱く、該第1抗菌剤が短時間で溶出してしまうという問題があり、一方、上記ガラス転移温度が100℃を超える場合には、塗膜が硬過ぎて、上記第1抗菌剤を少しずつ溶出させることが困難になるという問題がある。
また、上記無黄変性ポリエーテル系ウレタン樹脂としては、例えば、大日本インキ化学工業株式会社製の水分散型ウレタン樹脂VONDIC 1930A−LS、第一工業製薬株式会社製のスーパーフレックス 110、600等が挙げられる。
上記ポリエステル系ウレタン樹脂としては、例えば、大日本インキ化学工業株式会社製の水性ウレタン樹脂HYDRAN HW−301、HW−311、HW−337、HW−340、HW−350、AP−60LM等が挙げられる。
また、上記無黄変性ポリエーテル・ポリエステル系ウレタン樹脂としては、例えば、第一工業製薬株式会社製のスーパーフレックス 126、150、150HS、170等が挙げられる。
上記第1抗菌剤の含有量は多いほど第1抗菌剤残留率が高くなる。
上記抗菌剤の水溶解度が、10ppmを超える場合には、上記第1抗菌剤が第1塗膜から短時間で溶出してしまい、防カビ性及び/または抗菌性を持続させることが困難になるという問題がある。
上記第1抗菌剤の平均粒径が0.1μm未満の場合には、第1抗菌剤が短時間で溶出してしまい防カビ性及び/または抗菌性を持続させることが困難になるという問題があり、一方、上記平均粒径が1μmの場合、あるいは、上記平均粒径が上記第1塗膜の膜厚を超える場合には、第1抗菌剤が、第1塗膜の表面から露出し易くなり、短時間で溶出し易くなるため、防カビ性及び/または抗菌性を持続させることが困難になるという問題がある。
上記親水性塗膜としては、例えば、ポリビニルアルコール系樹脂(ポリビニルアルコールとその誘導体)、ポリアクリルアミド系樹脂(ポリアクリルアミドとその誘導体)、ポリアクリル酸系樹脂(ポリアクリル酸とその誘導体)、セルロース系樹脂(カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロース系アンモニウム等)、ポリエチレングリコール系樹脂(ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキサイド等)等が挙げられる。
また、上記第2塗膜は、水分散性シリカ(コロイダルシリカ)、アルカリケイ酸塩(水ガラス)等を含んでも良い。
上記第2抗菌剤の含有量が0.1重量部未満の場合には、防カビ性及び/または抗菌効果を得ることができず、一方、上記第2抗菌剤の含有量が5重量部を超える場合には、親水性塗膜の親水性を阻害するおそれがある。
上記ZPTは、ピリジン系の防カビ・抗菌剤であり、皮膚刺激性がなく、水溶解度は1.5ppmである。また、上記BCMは、イミダゾール系の防カビ剤であり、皮膚刺激性がなく、水溶解度は8ppmである。また、上記TBZは、イミダゾール系の防カビ剤であり、皮膚刺激性がなく、水溶解度は3ppmである。
また、上記第1抗菌剤と上記第2抗菌剤は、同じものを用いても、異なるものを用いてもよい。
コスト、伝熱性等の観点から、第1塗膜の膜厚が上記範囲であることがより好ましい。
この場合には、第1抗菌剤及び/または第2抗菌剤を、第1塗膜及び/または第2塗膜に均一に分散させることができ、凝集を防止することができるため、さらに優れた親水性、防カビ性及び/または抗菌性の持続性効果を得ることができる。
上記ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンラウレート等のアルキルエステル型、ポリオキシエチレンラウリルアミン等のアルキルアミン型、ポリオキシエチレンソルビタンラウレート等のソルビタン誘導体等が挙げられる。
上記架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、メラミン系架橋剤等が挙げられる。
また、上記ワックスとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン分散体、ポリテトラフルオロエチレン等が挙げられる。
この場合には、上記熱交換器用アルミニウムフィン材を、フィンにプレス加工する際に、優れたプレス加工性を有することができる。
この場合にも、上記熱交換器用アルミニウムフィン材を、フィンにプレス加工する際に、優れたプレス加工性を有することができる。
この場合には、上記基板と、上記第1塗膜との密着性を向上することができる。
本例は、本発明の熱交換器用アルミニウムフィン材にかかる実施例について説明する。
本例の熱交換器用アルミニウムフィン材1は、図1に示すごとく、アルミニウムよりなる基板2と、該基板2の表面に形成した第1塗膜3と、該第1塗膜3の表面に形成した第2塗膜4とからなる。
上記第1塗膜3は、第1抗菌剤31を含有するウレタン系樹脂32からなると共に、膜厚が0.5〜10μmであり、
上記ウレタン系樹脂32は、ガラス転移温度0〜100℃であり、該第1塗膜3における上記第1抗菌剤31の含有量は、第1塗膜31全体の乾燥後重量を100重量部とすると、1〜30重量部である。
上記第1抗菌剤31は、水溶解度が0ppm超え10ppm以下であり、上記第1抗菌剤31の平均粒径は、0.1〜1μmであると共に、上記第1塗膜3の膜厚以下である。
上記第2塗膜4は、第2抗菌剤41を含有する親水性塗膜42からなると共に、膜厚が0.5〜2μmであり、該第2塗膜4における上記第2抗菌剤41の含有量は、第2塗膜4全体の重量を100重量部とすると、0.1〜5重量部である。上記第2抗菌剤41の平均粒径は、上記第2塗膜4の膜厚以下である。
以下、これを詳説する。
A:第一工業製薬株式会社製の芳香族イソシアネート系エステル系ウレタン樹脂スーパーフレックス150
B:第一工業製薬株式会社製の無黄変型エステル・エーテル系ウレタン樹脂スーパーフレックス126
C:第一工業製薬株式会社製の無黄変型エーテル系ウレタン樹脂スーパーフレックス130
D:第一工業製薬株式会社製の無黄変型ポリエステル系ウレタン樹脂スーパーフレックス610
E:ポリビニルアルコール
F:ポリアクリルアミド
ZPT:ジンクピリチオン
BCM:2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル
TBZ:2−(4−チアゾル)ベンゾイミダゾール
IPBC:3−ヨード−2−プロピルブチルカルバメート
流水24時間後の試料では、第1抗菌剤が溶出してきているか否かを評価するために、残存率試験、耐アルカリ性試験、防カビ性試験、抗菌性試験を行った。
流水500時間後の試料では、防カビ性及び/または抗菌性の持続性を評価するために、残存率試験、耐アルカリ性試験、防カビ性試験、抗菌性試験を行った。
以下、これを詳説する。
幅100mm、長さ100mmの試料について、第1抗菌剤と第2抗菌剤の合計の残存量を、メタノール抽出法あるいはアセトニトリル抽出法で抽出した後、HPLC(High−performance Liquid Chromatography、高速液体クロマトグラフィ)を用いて測定し、評価した。評価が○の場合を合格、評価が×の場合を不合格とする。結果を表3、表4に示す。
○:残存量が70%以上100%未満の場合
×:残存量が100%あるいは70%未満の場合
なお、流水24時間後の試料が合格の場合には、第1抗菌剤が溶出していることを確認できる。
○:残存量が10〜50%の場合
×:残存量が10%未満あるいは50%を超える場合
なお、流水500時間後の試料が合格の場合には、一般使用時に、防カビ性及び/または抗菌性を長年に亘り持続できることがいえる。
耐アルカリ性は、幅50mm、長さ100mmの試料を、pH13の苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)水溶液に、20℃で1時間浸漬し、試料の外観を目視にて観察し、評価した。評価が○の場合を合格とし、評価が×の場合を不合格とする。結果を表3、表4に示す。
(評価基準)
○:変色が確認されない場合
×:変色が確認される場合
カビ抵抗性試験は、JIS Z 2911(かび抵抗性試験方法)に準拠して行った。
まず、培地として、日水製薬株式会社製のサブロー寒天培地を、水1Lに対して、65.0g(ペプトン10.0g、ブドウ糖40.0g、寒天15.0g)溶解したものを準備した。
・アスペルギルス ニゲル FERM S−1(Aspergillus niger van Tieghem FERM S−1)
・アスペルギルス ニゲル FERM S−2(Aspergillus niger van Tieghem FERM S−2)
・ペニシリウム シトリナム FERM S−5(Penicillium citrinum Thom FERM S−5)
・ペニシリウム フニクロスム FERM S−6(Penicillium funiculosum Thom FERM S−6)
・クラドスポリウム クラドスポリオイデス FERM S−8(Cladosporium cladosporioides(Fresenius)de Vrieg FERM S−8)
・オーレオバシジウム プルランス FERM S−9(Aureobasidium Pullulans(de Bary)Arnaud FERM S−9)
・グリオクラジウム ビレンス FERM S−10(Gliocladium virens Miller,Giddens&Foster FERM S−10)
・フザリウム プロリフェラーツム FERM S−12(Fusarium Proliferatum(Matusima)Nirenbeg FERM S−12)
次に、幅30mm、長さ30mmの試料を塗装面が上になるようにして上記平板培地の上にのせ、混合胞子懸濁液1mLを塗装面の中央付近に滴下し、28±2℃にて培養を行った。滴下した混合胞子懸濁液は、塗装面全面及びその周辺の培地上に拡がる。周辺に拡がらない場合は、滅菌したスプレッダーにて拡げる。培養は、培地の乾燥を防ぐために、28℃に保った恒温槽中をほぼ飽和湿度になるようにして行った。
(評価基準)
○:阻止帯の形成がある場合
×:阻止帯の形成がない場合
なお、流水1時間後の試料が合格の場合には、第2抗菌剤による防カビ性の初期効果を確認することができ、流水24時間後の試料が合格の場合には、第1抗菌剤による防カビ性の効果を確認することができ、流水500時間後の試料が合格の場合には、長年に亘る防カビ性を有していることが確認できる。
抗菌性試験はJIS Z 2801:2000(抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果)に準拠して行った。
まず、菌として、大腸菌(Escherichia coli NBRC3972)及び黄色状ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC12732)を準備した。
抗菌活性値は、以下の式に基づいて算出した。
抗菌活性値=Log(Y/X)・・・(I)
(上記式中、Xは、抗菌加工試験片の生菌個数平均値を、Yは、比較対照用の抗菌剤無添加の無加工試験片の生菌個数平均値を表す)
評価が○の場合を合格とし、評価が×の場合を不合格とする。結果を表3、表4に示す。
(評価基準)
○:抗菌活性値 2.0以上
×:抗菌活性値 2.0未満
なお、流水1時間後の試料が合格の場合には、第2抗菌剤による抗菌性の初期効果を確認することができ、流水24時間後の試料が合格の場合には、第1抗菌剤による抗菌性の効果を確認することができ、流水500時間後の試料が合格の場合には、長年に亘る抗菌性を有していることが確認できる。
また、本発明の比較例としての試料C2は、ウレタン系樹脂のガラス転移温度が本発明の下限を下回り、第1塗膜が第1抗菌剤を保持する力が弱く、第1抗菌剤が短時間で全て溶出してしまうため、流水24時間後及び流水500時間後の残存率、耐アルカリ性、カビ抵抗性、抗菌性が不合格であった。
また、本発明の比較例としての試料C5は、第1抗菌剤の平均粒径が本発明の上限を上回り、第1抗菌剤の溶出速度が速いため、流水24時間後の残存率、流水500時間後の残存率及びカビ抵抗性が不合格であった。
また、本発明の比較例としての試料C6は、第1抗菌剤の平均粒径が第1塗膜の膜厚を上回り、第1抗菌剤の溶出速度が速いため、流水24時間後の残留率、流水500時間後の残存率及びカビ抵抗性が不合格であった。
また、本発明の比較例としての試料C8は、第1抗菌剤の含有量が本発明の上限を上回り、第1塗膜が脆弱になるため、流水24時間後及び流水500時間後の耐アルカリ性が不合格であった。
また、本発明の比較例としての試料C10は、第2抗菌剤の平均粒径が第2塗膜の膜厚を上回り、第2抗菌剤の溶出速度が速いため、流水24時間後の残存率、抗菌性、流水500時間後の残存率及びカビ抵抗性が不合格であった。
また、本例の比較例としての試料C12は、第2抗菌剤を含有していないため、流水1時間後のカビ抵抗性が不合格であった。これにより、第2抗菌剤を含有していない場合には、防カビ性及び/または抗菌性の持続性を得ることができないことは明らかである。
本例は、図3及び図4に示すごとく、銅合金からなる冷媒配管7を、アルミニウムからなるフィン11に設けられた円筒状のカラー部12内に挿入配設することにより上記冷媒配管7と上記フィン11とを一体的に組み付けてなるクロスフィンチューブ61からなる熱交換器6である。
上記フィン11は、本発明の熱交換器用アルミニウムフィン材を用いて形成されている。
熱交換器用アルミウムフィン材としては、上記実施例1の試料E1を用いた。冷媒配管7に用いる銅合金としては、φ6.35mmの内面溝付き管を用いた。
2 基板
3 第1塗膜
31 第1抗菌剤
32 ウレタン系樹脂
4 第2塗膜
41 第2抗菌剤
42 親水性塗膜
Claims (8)
- アルミニウムよりなる基板と、該基板の表面に形成した第1塗膜と、該第1塗膜の表面に形成した第2塗膜とからなる熱交換器用アルミニウムフィン材であって、
上記第1塗膜は、第1の防カビ性及び/または抗菌性を有する物質(以下、第1抗菌剤という)を含有するウレタン系樹脂からなると共に、膜厚が0.5〜10μmであり、
上記ウレタン系樹脂は、ガラス転移温度が0〜100℃であり、
該第1塗膜における上記第1抗菌剤の含有量は、第1塗膜全体の乾燥後重量を100重量部とすると、1〜30重量部であり、
上記第1抗菌剤は、水溶解度が0ppm超え10ppm以下であり、
上記第1抗菌剤の平均粒径は、0.1〜1μmであると共に、上記第1塗膜の膜厚以下であり、
上記第2塗膜は、第2の防カビ性及び/または抗菌性を有する物質(以下、第2抗菌剤という)を含有する親水性塗膜からなると共に、膜厚が0.5〜2μmであり、
該第2塗膜における上記第2抗菌剤の含有量は、第2塗膜全体の重量を100重量部とすると、0.1〜5重量部であり、
上記第2抗菌剤の平均粒径は、上記第2塗膜の膜厚以下であることを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。 - 請求項1において、上記第1抗菌剤及び第2抗菌剤は、ジンクピリチオン(ZPT)、2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル(BCM)、2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(TBZ)の1種または2種以上であることを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。
- 請求項1または2において、上記第1塗膜は、膜厚が1〜3μmであることを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記第1塗膜及び/または第2塗膜は、更に、界面活性剤を含有することを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、上記第2塗膜は、更に、ポリエチレングリコール(PEG)を含有することを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、上記第2塗膜の表面に、ポリエチレングリコール(PEG)からなる第3塗膜を形成することを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、上記基板と上記第1塗膜との間に、下地処理層が形成されていることを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。
- 銅合金からなる冷媒配管を、アルミニウムからなるフィンに設けられた円筒状のカラー部内に挿入配設することにより上記冷媒配管と上記フィンとを一体的に組み付けてなるクロスフィンチューブからなる熱交換器であって、
上記フィンは、請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱交換器用アルミニウムフィン材を用いて形成されていることを特徴とする熱交換器。
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