JP3298714B2 - 空調機用防菌防黴部材およびこの部材を使用した空気調和機 - Google Patents
空調機用防菌防黴部材およびこの部材を使用した空気調和機Info
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Description
トおよびこのプレートを使用した空気調和機に係り、特
に空調機から排出されるドレン水に混入した細菌や黴等
の微生物の増殖を効果的に防止し、上記微生物の増殖に
起因するドレン配管の詰りやドレン水の漏洩事故を防止
できる空調機用防菌防黴プレートおよびそのプレートを
使用した空気調和機に関する。
て、室内空気に含有されていた湿分は熱交換器表面にお
いて凝縮してドレン水となって排出される。このドレン
水は熱交換器下部に配設されたドレン皿に一時的に貯留
され、ドレン皿に接続されたドレンポンプおよびドレン
ホースによって系外に排出される。
し、さらに空気調和機に吸入された室内空気に含有され
る埃がドレン皿に付着し易くなり、さらに埃に含有され
る細菌や黴等の微生物が増殖し易い環境になる。
ホースの詰りを生じたり、ひいてはドレン水の漏洩事故
が発生するおそれが高くなる。
増殖を防止するために、ドレン皿に防菌防黴剤を含有し
た塗料を塗布したり、ドレン皿自体に防菌防黴剤を含有
させる手段が一般的に採用されている。ここで上記ドレ
ン皿等は、ABS樹脂、アクリルスチレン樹脂、ポリス
チレン樹脂等の樹脂材料で形成される一方、防黴剤とし
ては、例えば2−(4−チアゾリルベンゾイミダゾー
ル)、2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチル、ビ
ス[1−ハイドロオキシ−2(1H)ピリジンチオネイ
ト]亜鉛等が挙げられる。また、防菌剤としては、例え
ば2,4,4′トリクロロ2′−ハイドロオキシジフェ
ニルエーテル、2−スルファニルアミドピリミジン、
1,1′−ヘキサメチレンビス[5−(4クロロフェニ
ル)ビグアニド]ジヒドロクロリド等が使用されてい
る。上記各種薬剤はいずれも比較的に耐熱性が高く、樹
脂材とともに高温度で成形した場合においても変質せず
にその薬効を高く維持できる利点がある。
剤を添加した塗料を塗布する方法においては、複雑構造
のドレン皿の表面に噴霧塗装または手塗り作業によって
均一に塗膜を形成することには多大な労力を要するた
め、量産製品の塗装法としては不適である。一方、樹脂
材中に上記薬品を練り込む方法においては、特に従来の
汎用樹脂材であるABS樹脂、アクリル・スチレン樹
脂、ポリスチレン樹脂などの樹脂材は、緻密で固いた
め、高価な薬剤を0.6〜1.0%程度多量に含有させ
ないと十分な防菌防黴効果が発揮されないという実効性
および経済性に難点があった。また上記樹脂材はいずれ
も成形温度が高いため、使用できる薬剤は、極めて狭い
高価な薬剤に限定されてしまうという問題点があった。
有させた防菌防黴材料を使用した場合においては、短期
間の間に薬剤が溶出してしまい、防菌防黴剤効果が長期
にわたって維持できない場合があった。
されたものであり、空調機から排出されるドレン水に混
入した細菌や黴等の微生物の増殖を長期間にわたり効果
的に防止し、上記微生物の増殖に起因するドレン配管の
詰りやドレン水の漏洩事故を防止できる空調機用防菌防
黴プレートおよびそのプレートを使用した空気調和機を
提供することを目的とする。
達成するために、従来使用されていた防菌防黴剤、樹脂
材料の他に上記防菌防黴剤を樹脂内に均一に分散させる
種々のフィラーを、上記防菌防黴剤と樹脂材料と組み合
わせて防菌防黴プレートを調製し、それらの防菌防黴効
果の大小及びその持続期間を比較検討した。
等の樹脂基材内に工業用防菌防黴剤および所定量のフィ
ラーを含有させて防菌防黴プレートを調製したときに、
長期間にわたって安定した防菌防黴効果を発揮するプレ
ートが初めて得られた。本発明は上記知見に基づいて完
成されたものである。
菌防黴部材は、空気調和機から排出されるドレン水と接
触して、ドレン水中に混入した細菌や黴等の微生物の増
殖を防止する空調機用防菌防黴部材において、上記防菌
防黴部材はポリエチレン樹脂または塩化ビニル樹脂基材
内に部材全体に対して0.2〜2.0重量%の割合で分
散させた防菌防黴剤と、部材全体に対して18〜40重
量%の範囲で添加され上記防菌防黴剤の分散を良好にす
るとともに防菌防黴剤のドレン水への溶出を円滑にする
フィラーとを樹脂基材に含有させてなり、上記防菌防黴
剤のうちの防黴剤は、2−(4−チアゾリル)−ベンゾ
イミダゾール、2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メ
チル、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリ
ル、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスル
ホニル)ピリジン、N−(フロロジクロロメチルチオ)
フタロイミド、N−ジメチル−N´−フェニル−(N´
−フロロジクロロメチルチオ)スルファミド、ビス[1
−ハイドロオキシ−2(1H)ピリジンチオネイト]亜
鉛、ジヨードメチル−P−トリルスルホン、P−クロロ
メタキシレノール、3−ヨード−2−プロパギルブチル
カルバミン酸から選択され、上記防菌防黴剤のうちの防
菌剤は、2,4,4´トリクロロ2´ハイドロオキシジ
フェニルエーテル、2−スルファニルアミドピリミジ
ン、1,1´−ヘキサメチレンビス[5−(4クロロフ
ェニル)ビグアニド]ジヒドロクロリドから選択され、
上記フィラーは酸化化合物、水酸化化合物、炭酸塩、硫
酸塩、珪酸塩から選択されたことを特徴とする。
は、空気調和機から排出されるドレン水を収容するドレ
ン皿を備えた空気調和機において、ポリエチレン樹脂ま
たは塩化ビニル樹脂基材内に部材全体に対して0.2〜
2.0重量%の割合で分散させた防菌防黴剤と、部材全
体に対して18〜40重量%の範囲で添加され上記防菌
防黴剤の分散を良好にするとともに防菌防黴剤のドレン
水への溶出を円滑にするフィラーとを樹脂基材に含有さ
せてなり、上記防菌防黴剤のうちの防黴剤は、2−(4
−チアゾリル)−ベンゾイミダゾール、2−ベンズイミ
ダゾールカルバミン酸メチル、2,4,5,6−テトラ
クロロイソフタロニトリル、2,3,5,6−テトラク
ロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、N−(フロ
ロジクロロメチルチオ)フタロイミド、N−ジメチル−
N´−フェニル−(N´−フロロジクロロメチルチオ)
スルファミド、ビス[1−ハイドロオキシ−2(1H)
ピリジンチオネイト]亜鉛、ジヨードメチル−P−トリ
ルスルホン、P−クロロメタキシレノール、3−ヨード
−2−プロパギルブチルカルバミン酸から選択され、上
記防菌防黴剤のうちの防菌剤は、2,4,4´トリクロ
ロ2´ハイドロオキシジフェニルエーテル、2−スルフ
ァニルアミドピリミジン、1,1´−ヘキサメチレンビ
ス[5−(4クロロフェニル)ビグアニド]ジヒドロク
ロリドから選択され、上記フィラーは酸化化合物、水酸
化化合物、炭酸塩、硫酸塩、珪酸塩から選択された空調
機用防菌防黴部材を上記ドレン皿内に配設したことを特
徴とする。
ドレン水中に混入した黴類の増殖を抑止する薬剤であ
り、例えば、2−(4−チアゾリル)−ベンゾイミダゾ
ール(化合物A)、2−ベンズイミダゾールカルバミン
酸メチル(化合物B)、2,4,5,6−テトラクロロ
イソフタロニトリル(化合物C)、2,3,5,6−テ
トラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン(化合
物D)、N−(フロロジクロロメチルチオ)フタロイミ
ド(化合物E)、N−ジメチル−N′−フェニル−
(N′−フロロジクロロメチルチオ)スルファミド(化
合物F)、ビス[1−ハイドロオキシ−2(1H)ピリ
ジンチオネイト]亜鉛(化合物G)、ジヨードメチル−
P−トリルスルホン(化合物H)、P−クロロメタキシ
レノール(化合物I)、3−ヨード−2−プロパギルブ
チルカルバミン酸(化合物J)等が使用される。
レン水中に混入した細菌の増殖を抑止する薬剤であり、
例えば、2,4,4′トリクロロ2′ハイドロオキシジ
フェニルエーテル(化合物K)、2−スルファニルアミ
ドピリミジン(化合物L)、1,1′−ヘキサメチレン
ビス[5−(4クロロフェニル)ビグアニド]ジヒドロ
クロリド(化合物M)等が使用される。
は、上記薬剤に限定されるものではない。上記防菌防黴
剤は、ドレン水中に共存する黴類や細菌類の種類に応じ
て1種または2種以上組み合わせて使用する。上記防菌
防黴剤の添加割合は、プレート全体に対して0.2〜
2.0%の範囲に設定される。
リルスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリプロピレン樹脂等が使用される。しかしながら
後述の実施例で示すようにアクリルスチレン、ポリスチ
レン等を樹脂基材としたプレートにおいては、含有せし
めた薬剤がドレン水中に溶出しにくい難点があるため、
特に防菌防黴剤を効果的にドレン水中に溶出させるため
には、ポリエチレン樹脂を基材として使用することが好
ましい。またポリエチレン樹脂はローデンタイプ(低密
度型)とハイデンタイプ(高密度型)の2種があるが、
長期間にわたり、効果的に薬剤を溶出させるためにはロ
ーデンタイプが望ましい。
は、上記防菌防黴剤を樹脂基材中に均一に分散させ、防
菌防黴剤を長期間にわたり徐々にドレン水中に溶出せし
める作用を有する他、成形時における樹脂の熱分解を防
止する安定剤としても機能する。
ミニウム、酸化亜鉛などの酸化化合物;水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化化合物;炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩;硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩;珪酸ナトリウム、珪
酸カルシウムなどの珪酸塩などが用いられる。これらの
フィラーはプレート全体に対して18〜40重量%の範
囲で添加される。
ため、樹脂基材に含有させることにより、プレート全体
の比重を高める作用も有する。そのため、ドレン水中に
浸漬させた場合においても、浮き上ったり、移動してし
まうおそれが少なく、設置場所において、安定した防菌
防黴作用を発揮させることができる。
上記樹脂基材に所定量のフィラーと防菌防黴剤とを添加
して均一に加熱混練し、得られた混練体を加圧成形した
後に硬化せしめて製造される。
トによれば、樹脂基材中に含有された防菌防黴剤が長期
間にわたって徐々にドレン水中に溶出するため、優れた
防菌防黴効果が長期間にわたって持続する。
れば、上記防菌防黴プレートをドレン皿に配置している
ため、ドレン水中の細菌や黴の増殖が効果的に抑止さ
れ、長期間にわたってドレン設備を清潔に保持すること
が可能になる。従って微生物の増殖によるドレンホース
の詰まりやドレン水の漏洩事故を未然に防止することが
できる。
製 表1に示すように、分散剤を予め配合した樹脂コンパウ
ンドに対して、防菌防黴剤としての各種化合物A〜M
と、各種フィラーとを、表1に示す所定組成となるよう
に添加し、均一に混合して、さらに温度200〜230
゜に加熱して樹脂を溶融した状態で十分に混練し、得ら
れた混練体を成形型に充填して加圧成形し、樹脂を硬化
せしめて縦83mm×横50mm×厚さ3.0mm×重
量10gの各実施例に係る防菌防黴プレートをそれぞれ
調製した。
25mm×横116mm×厚さ12mmとした。
果を評価するために、以下に示すような試験を実施し
た。
養したペニシリウム・シトリナム(Penicillium citrin
um)およびアスペルギルス・ニゲル(Aspergillus nige
r )の斜面培地から、それぞれ一白金耳量の菌株を採取
する。次に界面活性剤を添加した無菌水に上記菌株を添
加し、さらに濾過して調製した胞子浮游液を、45〜4
7℃に冷却した馬鈴薯寒天培地に0.5vol%植菌し
均一に混合した。この混合体を、図1に示すように、内
径9cmの滅菌ガラスシャーレに20mlずつ無菌的に
分注し、寒天が固化する直前に、防菌防黴プレートの試
料片2(25mm×25mm)を培地3中に埋め込むよ
うに配置し、平板培地を調製する。そしてこの平板培地
を27±1℃の恒温器中で48時間培養した後に、試料
(防菌防黴プレート)の防黴作用によって微生物の増殖
が阻止された領域を示す阻止円4の直径Dを測定する。
図1において斜線部は、試料の防黴作用が及ばず、微生
物が増殖した増殖領域5を示す。
n ),68−2−10,第4巻.1984年]に開示さ
れ、下記表2に示す組成を有する合成培地を調製する。
オクチル・スルホコハク酸ナトリウム(Dioctyl Sodiu
m. Sulfosaccinate)を0.05重量%添加して調製し
た培地を試験管に5mlずつ分注し殺菌する。一方、試
験法1と同様に、ペニシリウム・シトリナムおよびアス
ペルギルス・ニゲルの斜面培地から、それぞれ一白金耳
量の菌株を採取し、これらの菌株を上記試験管の培地に
接種し胞子浮游液を調製する。次に胞子浮游液を混合し
た後に、二重の滅菌ガーゼで濾過して菌糸を除去して混
合胞子液を調製する。しかる後に、この混合胞子液をク
ロマト用ガラス製噴霧器に充填し、各試料(防菌防黴プ
レート)の表面に噴霧し、室温で乾燥後、湿度90%で
温度27℃の恒温器中で培養し、培養開始後、28日目
に試料表面に増殖した菌糸の発育状況を実体顕微鏡およ
び肉眼で観察する。
して下記の通り0〜3までの増殖値を設定した。
顕微鏡で観察した結果、かびの発生が全く認められない
場合。
が肉眼ではほとんど観察できないが、実体顕微鏡観察に
よっては認められる場合。
が肉眼で明確に認められ、かびの発生領域の試料表面積
に対する割合が25%未満の場合。
が肉眼で明確に認められ、かびの発生領域の試料表面積
に対する割合が25%以上の場合。
(Escherichia coli)及び黄色ブドウ状球菌(Staphylo
coccus aureus 209p)の各々一白菌耳量を殺菌普通ブイ
ヨン液に接種し37℃、24時間で培養し、菌液を調製
する。次に45〜47℃に冷却した普通ブイヨン寒天培
地に上記菌液を1wt%ずつ接種し均一に混合し、混合
液を滅菌した内径9cmのガラスシャーレに20mlず
つ分注し、寒天が固化する直前に、試験法1と同様に防
菌防黴プレートの試料片(25mm×25mm)を培地
中に埋め込むように配置し、平板培地を調製する。そし
てこの平板培地を37±1℃の恒温器中で24時間培養
した後に、試料(防菌防黴プレート)の防菌作用によっ
て微生物の増殖が阻止された領域を示す阻止円の直径を
測定する。なお阻止円の測定操作は試験法1の図1で示
す操作と同一である。
き、純水を300ml注入し、1週間放置することによ
り、プレートに含有された防菌防黴剤を純水中に溶出せ
しめ防菌防黴水を調製する。そして1週間毎に新しい純
水に入れ替える操作を8週間繰り返し、その入れ替え毎
に防菌防黴水を所定量採取し、直径8mmのペーパーデ
ィスク(円板状の槇紙)に飽和するまで吸収させて試料
片とする。
菌防黴プレートに代えて上記防菌防黴水を含む試料片
(ペーパーディスク)を培地中に埋め込むように配置す
る以外は試験法1および試験法3と同様に処理すること
により、試料片に含まれる防菌防黴水によって各種微生
物の増殖が阻止された領域を示す阻止円の直径を測定す
る。
ートの防菌防黴効果を評価するために実施した実施例に
ついて比較例とともに説明する。
ンズイミダゾールカルバミン酸メチル(化合物B)、ジ
ョードメチル−P−トリルスルホン酸(化合物H)、防
菌剤として2,4,4′トリクロロ2′ハイドロオキシ
ジフェニルエーテル(化合物K)、フィラーとして炭酸
カルシウムを表1に示す組成で配合して形成した実施例
1に係る防菌防黴プレートについて、試験法1および試
験法3に従って試験を実施し、上記プレートの防菌防黴
作用によって阻止された微生物の増殖限界(阻止円の直
径)を測定した。なお各試験は、一菌株について同一の
試験体を3個ずつ調製する3連制で実施した。
させない同一寸法のプレートを比較例として調製し、同
様に阻止円の直径を測定し、下記表3に示す結果を得
た。
例1に係る防菌防黴プレートによれば黴および細菌等の
微生物の発育増殖を効果的に阻止することができること
が判明した。
係る防菌防黴プレートの防黴効果を評価するために試験
法2に従ってかび抵抗性試験を実施した。すなわちプレ
ート表面に混合胞子液を噴霧して、恒温器中で28日間
培養後、プレート表面において増殖した菌株の発育状況
を実体顕微鏡および肉眼で観察した。なお防菌防黴剤を
含有しない比較例のプレートについても同様に試験を行
い、下記表4に示す結果を得た。
例1に係る防菌防黴プレートの表面を肉眼はもちろん実
体顕微鏡で観察した場合においても黴の発生および増殖
は全く認められず優れた防黴効果を発揮することが判明
した。
持続性を評価するために、下記のような流水試験を実施
した。すなわち実施例1において調製した防菌防黴プレ
ートを毎分1.5リットルの水量の流水中に浸漬して洗
浄する操作を1ケ月間継続し、しかる後に洗浄した防菌
防黴プレートについて試験法1および試験法3に従って
試験を実施し、洗浄後におけるプレートの防菌防黴作用
による微生物の増殖限界を阻止円の直径として測定し、
表5に示す結果を得た。
従ってかび抵抗性試験を実施し、プレート表面において
発生増殖するかびの割合を増殖値として測定し、表6に
示す結果を得た。
うに実施例1に係る防菌防黴プレートによれば、大量の
流水によって洗浄した後においても、黴や細菌等の微生
物の発育を効果的に阻止し、長期間に渡って安定した防
菌防黴効果を発揮し、優れた効果の持続性を有すること
が実証された。
防菌防黴剤が溶出した水(例えばドレン水)自体も強力
な防菌防黴効果を有することを、試験法4に示す水の防
菌試験によって確認した。
定量(300ml)の純水中に浸漬して一週間放置し、
プレートから防菌防黴剤を純水中に溶出せしめて防菌防
黴水を調製した。なおプレートを浸漬する純水1週間毎
に入れ換え、その都度所定量の防菌防黴水を採取した。
そして1週間目から8週間目に採取した防菌防黴水をそ
れぞれペーパーディスクに飽和状態になるまで吸収せし
め、試料片とした。
法3に従って処理することにより、阻止円の直径を測定
し、下記表7〜表14に示す結果を得た。
に、防菌防黴プレートと接触することにより、防菌防黴
剤を含有することとなった水自体もかなり高い防菌防黴
効果を発揮することが確認された。また8週間目の防菌
防黴水による阻止円の直径は、1週間目の防菌防黴水に
よる阻止円の直径と比較して若干減少する傾向にはある
が、大きな差異ではない。従って、水の入れ換えを伴う
場合においても、防菌防黴効果は長期間にわたって良好
に保持されることが判明した。
ベンズイミダゾールカルバミン酸メチル(化合物B),
ジヨードメチル−P−トリルスルホン酸(化合物H),
防菌剤として2,4,4′トリクロロ2′ハイドロオキ
シジフェニルエーテル(化合物K),フィラーとして硫
酸カルシウムを表1に示す組成で配合して形成した実施
例2に係る防菌防黴プレートについて、試験法1および
試験法3に従って試験を実施し、上記プレートの防菌防
黴作用によって阻止された微生物の増殖限界(阻止円の
直径)を測定した。なお、各試験は、一菌株について同
一の試験体を3個ずつ調製する3連制で実施した。
同一寸法のプレートを比較例として調製し、同様に阻止
円の直径を測定し、下記表15に示す結果を得た。
施例2に係る防菌防黴プレートによれば、黴の発育増殖
を効果的に阻止することができる一方、細菌に対しては
効果が殆ど期待できないことが判明した。
較的硬度が高いプレートにおいては、緻密な樹脂基材組
織内に防菌剤が封じ込まれてしまうため、水中への溶出
が困難になるものと推定される。したがって防菌用途に
使用するプレートの樹脂基材としてポリプロピレンは不
適である。
ンズイミダゾールカルバミン酸メチル(化合物B),ジ
ヨードメチル−P−トリルスルホン酸(化合物H),防
菌剤として2,4,4′トリクロロ2′ハイドロオキシ
ジフェニルエーテル(化合物K),フィラーとして珪酸
ナトリウムを表1に示す組成で配合して形成した実施例
3に係る防菌防黴プレートについて、試験法1および試
験法3に従って試験を実施し、上記プレートの防菌防黴
作用によって阻止された微生物の増殖限界(阻止円の直
径)を測定した。なお、各試験は、一菌株について同一
の試験体を3個ずつ調製する3連制で実施した。
同一寸法のプレートを比較例として調製し、同様に阻止
円の直径を測定し、下記表16に示す結果を得た。
施例3に係る防菌防黴プレートにおいては、高硬度で緻
密なポリスチレン樹脂組織内に防菌防黴剤が全て封じ込
められ、プレートと接触する水中に薬剤が溶出できない
ため、黴および細菌の双方に対して殆ど効果を示さなか
った。したがって、ポリスチレンをプレートの樹脂基材
として使用することは不適当である。
ズイミダゾールカルバミン酸メチル(化合物B),ジヨ
ードメチル−P−トリルスルホン酸(化合物H),防菌
剤として2,4,4′トリクロロ2′ハイドロオキシジ
フェニルエーテル(化合物K),フィラーとして水酸化
マグネシウムを表1に示す組成で配合して形成した実施
例4に係る防菌防黴プレートについて、試験法1および
試験法3に従って試験を実施し、上記プレートの防菌防
黴作用によって阻止された微生物の増殖限界(阻止円の
直径)を測定した。なお、各試験は、一菌株について同
一の試験体を3個ずつ調製する3連制で実施した。
同一寸法のプレートを比較例として調製し、同様に阻止
円の直径を測定し、下記表17に示す結果を得た。
施例4に係る防菌防黴プレートによれば、黴および細菌
等の微生物の発育増殖を効果的に阻止することができる
ことが判明した。
(4−チアゾリル)−ベンゾイミダゾール(化合物
A),ビス[1−ハイドロオキシ−2(1H)ピリジン
チオネート]亜鉛(化合物G),防菌剤として1.1′
−ヘキサメチレンビス[5−(4クロロフェニル)ビグ
アニド]ジヒドロクロリド(化合物M),フィラーとし
て酸化亜鉛を表1に示す組成で配合して形成した実施例
5に係る防菌防黴プレートについて、試験法1および試
験法3に従って試験を実施し、上記プレートの防菌防黴
作用によって阻止された微生物の増殖限界(阻止円の直
径)を測定した。なお、各試験は、一菌株について同一
の試験体を3個ずつ調製する3連制で実施した。
同一寸法のプレートを比較例として調製し、同様に阻止
円の直径を測定し、下記表18に示す結果を得た。
施例5に係る防菌防黴プレートによれば、黴および細菌
等の微生物の発育増殖を効果的に阻止することができる
ことが判明した。
係る防菌防黴プレートの防黴効果を評価するための試験
法2に従ってかび抵抗性試験を実施した。すなわちプレ
ート表面に混合胞子液を噴霧して、恒温器中で28日間
培養後、プレート表面において増殖した菌株の発育状況
を実体顕微鏡および肉眼で観察した。なお防菌防黴剤を
含有しない比較例のプレートについても同様に試験を行
ない、下記表19に示す結果を得た。
施例5に係る防菌防黴プレートの表面を肉眼は勿論実体
顕微鏡で観察した場合においても黴の発生および増殖は
全く認められず、優れた防黴効果を発揮することが判明
した。
持続性を評価するために、下記のような流水試験を実施
した。すなわち実施例5において調製した防菌防黴プレ
ートを毎分1.5lの水量の流水中に浸漬して洗浄する
操作を1ヶ月間継続し、しかる後に洗浄した防菌防黴プ
レートについて試験法1および試験法3に従って試験を
実施し、洗浄後におけるプレートの防菌防黴作用による
微生物の増殖限界を阻止円の直径として測定し、表20
に示す結果を得た。
従ってかび抵抗性試験を実施し、プレート表面において
発生増殖するかびの割合を増殖値として測定し、表21
に示す結果を得た。
なように、実施例5に係る防菌防黴プレートによれば、
大量の流水によって洗浄した後においても、黴や細菌等
の微生物の発育を効果的に阻止し、長期間に亘って安定
した防菌防黴効果を発揮し、優れた効果の持続性を有す
ることが実証された。
4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル(化合物
C),N−ジメチル−N′−フェニル−(N′−フロロ
ジクロロメチルチオ)スルファミド(化合物F),防菌
剤として2−スルファニルアミドピリジン(化合物
L),フィラーとして炭酸マグネシウムを表1に示す組
成で配合して形成した実施例6に係る防菌防黴プレート
について、試験法1および試験法3に従って試験を実施
し、上記プレートの防菌防黴作用によって阻止された微
生物の増殖限界(阻止円の直径)を測定した。なお、各
試験は、一菌株について同一の試験体を3個ずつ調製す
る3連制で実施した。
同一寸法のプレートを比較例として調製し、同様に阻止
円の直径を測定し、下記表22に示す結果を得た。
施例6に係る防菌防黴プレートによれば、黴および細菌
等の微生物の発育増殖を効果的に阻止することができる
ことが判明した。
係る防菌防黴プレートの防黴効果を評価するための試験
法2に従ってかび抵抗性試験を実施した。すなわちプレ
ート表面に混合胞子液を噴霧して、恒温器中で28日間
培養後、プレート表面において増殖した菌株の発育状況
を実体顕微鏡および肉眼で観察した。なお防菌防黴剤を
含有しない比較例のプレートについても同様に試験を行
ない、下記表23に示す結果を得た。
施例6に係る防菌防黴プレートの表面を肉眼は勿論実体
顕微鏡で観察した場合においても黴の発生および増殖は
全く認められず、優れた防黴効果を発揮することが判明
した。
持続性を評価するために、下記のような流水試験を実施
した。すなわち実施例6において調製した防菌防黴プレ
ートを毎分1.5lの水量の流水中に浸漬して洗浄する
操作を1ヶ月間継続し、しかる後に洗浄した防菌防黴プ
レートについて試験法1および試験法3に従って試験を
実施し、洗浄後におけるプレートの防菌防黴作用による
微生物の増殖限界を阻止円の直径として測定し、表24
に示す結果を得た。
従ってかび抵抗性試験を実施し、プレート表面において
発生増殖するかびの割合を増殖値として測定し、表25
に示す結果を得た。
なように、実施例6に係る防菌防黴プレートによれば、
大量の流水によって洗浄した後においても、黴や細菌等
の微生物の発育を効果的に阻止し、長期間に亘って安定
した防菌防黴効果を発揮し、優れた効果の持続性を有す
ることが実証された。
ン樹脂(実施例7),高密度型(ハイデンタイプ)ポリ
エチレン樹脂(実施例8),防黴剤として2−ベンズイ
ミダゾールカルバミン酸メチル(化合物B),ジヨード
メチル−P−トリルスルホン酸(化合物H),防菌剤と
して2,4,4′トリクロロ2′ハイドロオキシジフェ
ニルエーテル(化合物K),フィラーとして珪酸カルシ
ウムを表1に示す組成で配合して形成した実施例7およ
び実施例8に係る防菌防黴プレートについて、試験法1
および試験法3に従って試験を実施し、上記プレートの
防菌防黴作用によって阻止された微生物の増殖限界(阻
止円の直径)を測定した。なお、各試験は、一菌株につ
いて同一の試験体を3個ずつ調製する3連制で実施し
た。
同一寸法のプレートを比較例として調製し、同様に阻止
円の直径を測定し、下記表26および表27に示す結果
を得た。
なように、実施例7,8に係る防菌防黴プレートによれ
ば、黴および細菌等の微生物の発育増殖を効果的に阻止
することができることが判明した。
び含有量を同一に設定した場合においても、樹脂基材と
して低密度型ポリエチレンを使用した実施例7のプレー
トの方が、高密度型ポリエチレンを使用した実施例8と
比較して相対的に優れた効果を発揮することが確認され
た。
て2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチル(化合物
B),ジヨードメチル−P−トリルスルホン酸(化合物
H),防菌剤として2,4,4′トリクロロ2′ハイド
ロオキシジフェニルエーテル(化合物K),フィラーと
して珪酸カルシウムを表1に示す組成で配合して形成し
た実施例9に係る防菌防黴プレートについて、試験法1
および試験法3に従って試験を実施し、上記プレートの
防菌防黴作用によって阻止された微生物の増殖限界(阻
止円の直径)を測定した。なお、各試験は、一菌株につ
いて同一の試験体を3個ずつ調製する3連制で実施し
た。
同一寸法のプレートを比較例として調製し、同様に阻止
円の直径を測定し、下記表28に示す結果を得た。
施例9に係る防菌防黴プレートによれば、黴および細菌
等の微生物の発育増殖を効果的に阻止することができる
ことが判明した。
るプレートと比較して厚さが12mmの実施例9に係るプ
レートの方が防黴効果が相対的に高くなっている。
施例9に係る防菌防黴プレートの防黴効果を評価するた
めの試験法2に従ってかび抵抗性試験を実施した。すな
わちプレート表面に混合胞子液を噴霧して、恒温器中で
28日間培養後、プレート表面において増殖した菌株の
発育状況を実体顕微鏡および肉眼で観察した。なお防菌
防黴剤を含有しない比較例のプレートについても同様に
試験を行ない、下記表29に示す結果を得た。
施例9に係る防菌防黴プレートの表面を肉眼は勿論実体
顕微鏡で観察した場合においても黴の発生および増殖は
全く認められず、優れた防黴効果を発揮することが判明
した。
持続性を評価するために、下記のような流水試験を実施
した。すなわち実施例9において調製した防菌防黴プレ
ートを毎分1.5lの水量の流水中に浸漬して洗浄する
操作を1ヶ月間継続し、しかる後に洗浄した防菌防黴プ
レートについて試験法1および試験法3に従って試験を
実施し、洗浄後におけるプレートの防菌防黴作用による
微生物の増殖限界を阻止円の直径として測定し、表30
に示す結果を得た。
従ってかび抵抗性試験を実施し、プレート表面において
発生増殖するかびの割合を増殖値として測定し、表31
に示す結果を得た。
なように、実施例9に係る防菌防黴プレートによれば、
大量の流水によって洗浄した後においても、黴や細菌等
の微生物の発育を効果的に阻止し、長期間に亘って安定
した防菌防黴効果を発揮し、優れた効果の持続性を有す
ることが実証された。
した空気調和機の一実施例について図2を参照して説明
する。図2は天井埋込型の室内側空気調和機6の一実施
例を示す断面図である。
気調和機6の熱交換器7から排出されるドレン水8を収
容するドレン皿9を備えた空気調和機6において、樹脂
基材内に分散させた防菌防黴剤と、上記防菌防黴剤の分
散を良好にすると共に防菌防黴剤のドレン水への溶出を
円滑にするフィラーとを樹脂基材に含有させた空調機用
防菌防黴プレート10を上記ドレン皿9内に配設して構
成される。
め込まれて設置される。空気調和機6のファンケーシン
グ12内には一対のファン13が配置され、各ファン1
3に対向するように一対の熱交換器7が配設される。熱
交換器7の下部には、ドレン水8を受けるドレン皿9が
天井パネル14と一体的に取り付けられる。
(図示せず)から空気調和機6内に吸入された室内空気
は、冷媒によって冷却された熱交換器7によって除湿冷
却される。冷却された空気はファン13によって吹出口
の可動ルーバー15を経て室内に還流される。可動ルー
バー15の上下動によって冷却空気の吹出方向が適宜調
節される。
交換器7の表面において凝縮し、ドレン水8となって下
方に流れ落ちる。流れ落ちたドレン水8はドレン皿9内
に一時的に貯留され、さらに図示しないドレン配管およ
びドレンポンプによって系外に排出される。
は防菌防黴プレート10が配設されているため、ドレン
水中にプレート10から防菌防黴剤が溶出する。そのた
めドレン水における細菌や黴等の微生物の増殖が効果的
に抑止される。また防菌防黴剤が溶出したドレン水自体
も強い防菌防黴作用を発揮するため、ドレン水が流れる
ドレン配管やドレンポンプ等のドレン配管系全体を清潔
に維持することができ、さらに微生物の増殖によるドレ
ンホースの詰りやその詰りに起因する漏洩事故を解消す
ることができる。
初、特に空気調和機において発生する微生物の増殖を阻
止する目的で開発されたものであるが、このプレートの
用途としては必ずしも上記空気調和機に限定されるもの
ではない。例えば、各種プラント機器の配管系、ドレン
水を発生する機器の据付ピット等に配設した場合におい
ても、優れた防菌防黴効果が発揮されることが確認され
た。さらに家庭用として、高温多湿条件で使用される浴
室用のすのこ,マット,浴槽の蓋,シャワーカーテン,
浴室のラック,浴室壁を構成する材料の少なくとも一部
として本発明の防菌防黴プレートを使用することによ
り、黴等の発生を長期間に亘って効果的に防止すること
ができる。
で薄板状に形成されているため、既設の空気調和機に対
しても大掛りな改造作業をすることなく、容易に取り付
けることが可能である。
空調機用防菌防黴プレートによれば、樹脂基材中に含有
された防菌防黴剤が長期間にわたって徐々にドレン水中
に溶出するため、優れた防菌防黴効果が長期間にわたっ
て持続する。
れば、上記防菌防黴プレートをドレン皿に配置している
ため、ドレン水中の細菌や黴の増殖が効果的に抑止さ
れ、長期間にわたってドレン設備を清潔に保持すること
が可能になる。従って微生物の増殖によるドレンホース
の詰まりやドレン水の漏洩事故を未然に防止することが
できる。
図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 空気調和機から排出されるドレン水と接
触して、ドレン水中に混入した細菌や黴等の微生物の増
殖を防止する空調機用防菌防黴部材において、上記防菌
防黴部材はポリエチレン樹脂または塩化ビニル樹脂基材
内に部材全体に対して0.2〜2.0重量%の割合で分
散させた防菌防黴剤と、部材全体に対して18〜40重
量%の範囲で添加され上記防菌防黴剤の分散を良好にす
るとともに防菌防黴剤のドレン水への溶出を円滑にする
フィラーとを樹脂基材に含有させてなり、 上記防菌防黴剤のうちの防黴剤は、2−(4−チアゾリ
ル)−ベンゾイミダゾール、2−ベンズイミダゾールカ
ルバミン酸メチル、2,4,5,6−テトラクロロイソ
フタロニトリル、2,3,5,6−テトラクロロ−4−
(メチルスルホニル)ピリジン、N−(フロロジクロロ
メチルチオ)フタロイミド、N−ジメチル−N´−フェ
ニル−(N´−フロロジクロロメチルチオ)スルファミ
ド、ビス[1−ハイドロオキシ−2(1H)ピリジンチ
オネイト]亜鉛、ジヨードメチル−P−トリルスルホ
ン、P−クロロメタキシレノール、3−ヨード−2−プ
ロパギルブチルカルバミン酸から選択され、 上記防菌防黴剤のうちの防菌剤は、2,4,4´トリク
ロロ2´ハイドロオキシジフェニルエーテル、2−スル
ファニルアミドピリミジン、1,1´−ヘキサメチレン
ビス[5−(4クロロフェニル)ビグアニド]ジヒドロ
クロリドから選択され、 上記フィラーは酸化化合物、水酸化化合物、炭酸塩、硫
酸塩、珪酸塩から選択されたことを特徴とする空調機用
防菌防黴部材。 - 【請求項2】 空気調和機から排出されるドレン水を収
容するドレン皿を備えた空気調和機において、 ポリエチレン樹脂または塩化ビニル樹脂基材内に部材全
体に対して0.2〜2.0重量%の割合で分散させた防
菌防黴剤と、部材全体に対して18〜40重量%の範囲
で添加され上記防菌防黴剤の分散を良好にするとともに
防菌防黴剤のドレン水への溶出を円滑にするフィラーと
を樹脂基材に含有させてなり、 上記防菌防黴剤のうちの防黴剤は、2−(4−チアゾリ
ル)−ベンゾイミダゾール、2−ベンズイミダゾールカ
ルバミン酸メチル、2,4,5,6−テトラクロロイソ
フタロニトリル、2,3,5,6−テトラクロロ−4−
(メチルスルホニル)ピリジン、N−(フロロジクロロ
メチルチオ)フタロイミド、N−ジメチル−N´−フェ
ニル−(N´−フロロジクロロメチルチオ)スルファミ
ド、ビス[1−ハイドロオキシ−2(1H)ピリジンチ
オネイト]亜鉛、ジヨードメチル−P−トリルスルホ
ン、P−クロロメタキシレノール、3−ヨード−2−プ
ロパギルブチルカルバミン酸から選択され、 上記防菌防黴剤のうちの防菌剤は、2,4,4´トリク
ロロ2´ハイドロオキシジフェニルエーテル、2−スル
ファニルアミドピリミジン、1,1´−ヘキサメチレン
ビス[5−(4クロロフェニル)ビグアニド]ジヒドロ
クロリドから選択され、 上記フィラーは酸化化合物、水酸化化合物、炭酸塩、硫
酸塩、珪酸塩から選択された空調機用防菌防黴部材を上
記ドレン皿内に配設したことを特徴とする空気調和機。
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JP24714993A JP3298714B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 空調機用防菌防黴部材およびこの部材を使用した空気調和機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24714993A JP3298714B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 空調機用防菌防黴部材およびこの部材を使用した空気調和機 |
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JPH07103500A JPH07103500A (ja) | 1995-04-18 |
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JP24714993A Expired - Fee Related JP3298714B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 空調機用防菌防黴部材およびこの部材を使用した空気調和機 |
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