JP2016108349A - 抗菌性コーティング剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調機器における悪臭の発生を長期間に亘って防止することができるとともに、抗菌剤を塗膜に担持することができ、かつ送風ファンの影響を受けやすい箇所(吹出口、通風路壁等)に塗布した場合でも塗膜を長期間安定に保持することができる、抗菌性コーティング剤、それを用いた抗菌・防カビ処理方法を提供する。【解決手段】主として、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に塗布する抗菌性コーティング剤であって、アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(A)と、2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール[TBZ](B)と、少なくとも1種のイソチアゾリン系化合物(C)と、少なくとも1種の水溶性ポリマーからなる保湿剤(D)と、を含む抗菌性コーティング剤、それを塗布する工程を含む抗菌・防カビ処理方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、抗菌性コーティング剤に関し、詳細には、主として空気調和機やエアーコンディショナーを構成する要素に塗布する抗菌性コーティング剤、それを塗布することで得られる塗膜、及びそれを用いる抗菌・防カビ処理方法に関する。
屋内の冷暖房用として用いられている空気調和機やエアーコンディショナー(本発明では、これらを総称して「空調機器」という。)は、冷暖房運転開始時や運転中に悪臭を発することがある。
業務用の空調機器(説明図1参照)は、吸込口から新鮮外気の導入を行い、屋内からの環気の一部を混合させ、フィルタ、冷却コイル、加熱コイル、加湿器が備えられた空調機に送り、給気ファンを介して、吹出口から冷温風を屋内に給気し、同時に環気ファンを介して、屋内空気の一部を吹出口から排気すると共に、環気の一部を空調機に送るように設計されている。冷却コイル及び加湿器の下部には、凝縮水を溜めるドレンパン(露受皿)が設置されている。ただし、図1に示す空調機器は一例にすぎない。
一般家庭等で用いられる空調機器(説明図2参照)は、吸込口から屋内空気を吸い込み、フィルタを経由して、コイルで冷媒から冷温熱を受け取り、送風ファンを介して、吹出口から吹き出すように設計されている。吹出口には風向調整用の風向板が設置されている。熱交換器の下部(前面及び背面)には、凝縮水を溜めるドレンパンが設置されている。ただし、図2に示す空調機器は一例にすぎない。
上記の悪臭は、屋内の空気中に含まれるカビ、細菌等の微生物がゴミと共に熱交換器上に付着し、適度の温度と湿度で、これら微生物がゴミ等の付着物を腐敗させることが原因と言われている。特に空調機周辺は結露が発生しやすくカビが繁殖しやすい環境にある。従来、この種の悪臭防止には、活性炭、アルミナ、シリカゲル等の吸着剤や、酸、塩基性物質、酸化剤又は還元剤等の、悪臭物質と反応して化学的に中和する薬剤を充填したフィルタを用い、空気中の悪臭物質を除去していた。
しかし、吸着剤による方法では、悪臭をなくすには多量の吸着剤が必要であり、フィルタとして取り付けた場合、送風能力が大きいファンが必要となるばかりでなく、吸着剤に吸着された物質が変質し、かえって強い悪臭を発生することがある。また、薬剤を利用して悪臭を化学的に分解する方法は、悪臭の種類によっては有効な方法であるが、薬剤がなくなればその効果はなくなり、薬剤を絶えず補給する必要がある。従って、これらの方法を空調機器に適用することは、実質的に困難である。
かかる問題を解決するために、空調機器の内部に付着・堆積する塵埃、たばこのヤニ等の汚染物質を、洗浄液でクリーニングすることが日常的に行われている。例えば、特許文献1には、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン[OIT]、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン[BIT]等の抗菌剤を含有する洗浄剤が開示されている。しかしながら、悪臭の原因物質を取り除いても、空調機器を構成する部材内部に入り込んだ菌糸は取り除けないため、またすぐにカビが繁殖し始め、カビ発生を効果的に抑えることは実質上不可能である。そのため、悪臭を予防するためには、高い頻度で空調機器内部を洗浄する必要があり、しかもその間は空調機器の運転を停止することになる。
特許文献2には、カビ、細菌等の微生物の活動を抑制するため、熱交換器表面に抗菌剤を含む高分子被膜を形成することで悪臭を防止する方法が記載されている。高分子としては、水との親和性の強い基をもつ、ポリアミド、アクリル、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール等の樹脂が挙げられている。しかしながら、特許文献2に開示された、抗菌剤として2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール[TBZ]を1重量%添加した高分子被膜では3ヶ月で悪臭が発生し、悪臭を発生させないためにはTBZを20重量%以上添加する必要がある。ところが、TBZを多量に添加した高分子被膜では、TBZが被膜の異物として観察されるため、送風ファンからの風を受けて抗菌剤が被膜から脱落し、塵となって室内に飛散する問題が発生する。
特開2003−261900号公報(特許請求の範囲) 特公平2−056582号公報(特許請求の範囲、具体例1、具体例2)
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、空調機器における悪臭の発生を長期間に亘って防止することができるとともに、抗菌剤を塗膜に担持することができ、かつ送風ファンの影響を受けやすい箇所(吹出口、通風路壁等)に塗布した場合でも塗膜を長期間安定に保持することができる、抗菌性コーティング剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため、空調機器の吸込口から吹出口に至る通風路に設置された部材や通風路壁への塗布性と、抗菌効果の持続性、塗膜の長期安定性(剥がれ、破れ等がない)とを、如何にして同時に充足させるかという点について鋭意検討を重ねた結果、
塗膜形成材としてアクリルシリコーン樹脂エマルジョンを用い、抗菌効果の持続性を確保するために保湿剤を用い、かつ抗菌剤としてベンズイミダゾール系化合物とイソチアゾリン系化合物とを併用し、これらを水溶性増粘剤とともに水中に溶解又は分散して、抗菌性コーティング剤を調製したところ、これにより得られる乾燥塗膜が塗布性、長期抗菌性に優れるだけでなく、塗膜のリコート性や長期安定性にも優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の主旨は以下の通りである。
(1)主として、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に塗布する抗菌性コーティング剤であって、
アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(A)と、
2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(B)と、
少なくとも1種のイソチアゾリン系化合物(C)と、
少なくとも1種の水溶性ポリマーからなる保湿剤(D)と、
を含む抗菌性コーティング剤。
(2)2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(B)とイソチアゾリン系化合物(C)とを、アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(固形分換算)に対して、合計で1〜10重量%含む、前記(1)に記載の抗菌性コーティング剤。
(3)2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(B)と、イソチアゾリン系化合物(C)との配合割合が、重量比で1:1〜10の範囲である、前記(1)又は(2)に記載の抗菌性コーティング剤。
(4)保湿剤(D)が、カチオン性ポリマー及び両性ポリマーから選ばれる少なくとも1種の水溶性ポリマーである、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤。
(5)さらに、少なくとも1種の水溶性増粘剤(E)を含む、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤。
(6)水溶性増粘剤(E)が、アルカリ可溶性もしくはアルカリ膨潤性のアクリル系ポリマーである、前記(5)に記載の抗菌性コーティング剤。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤を塗布することで得られる抗菌性塗膜。
(8)膜厚が10〜200μmである、前記(7)に記載の抗菌性塗膜。
(9)主として、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤を塗布する工程を含む抗菌・防カビ処理方法。
本発明によれば、空調機器の吸込口から吹出口に至る通風路等に塗布することで形成した抗菌性塗膜は、通風路内でのカビの増殖を抑制する効果があり、空調機器運転時の悪臭の発生を長期間に亘って防止することができる。しかも、冷暖房が繰り返し行われることで急激な温度変化が生じても、塗膜が剥がれたり破れたりすることがないので、塗膜の塵が屋内に飛散する恐れもない。また、本発明によれば、空調機器におけるカビや細菌等の微生物の繁殖を1年以上保持することができる。リコート性に優れているため、適時、塗り直すことができる。
空調機器の構成例を示す説明図。 空調機器の構成例を示す説明図。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の抗菌性コーティング剤は、主として、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に塗布する抗菌性コーティング剤であって、
アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(A)と、
2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(TBZ)(B)と、
少なくとも1種のイソチアゾリン系化合物(C)と、
少なくとも1種の水溶性ポリマーからなる保湿剤(D)と、
を必須成分として、水溶媒に溶解又は分散したものである。
<アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(A)>
本発明の抗菌性コーティング剤に配合するアクリルシリコーン樹脂エマルジョンは、抗菌性塗膜を形成する際に造膜性を付与する成分であり、抗菌剤を塗膜中に担持する機能もある。抗菌性塗膜は、空調機器を構成する上記の各要素に付着しているカビの増殖を抑制する効果がある。アクリルシリコーン樹脂は、耐候性に優れ、磁器タイル、ステンレス、アルミ等の材料への密着性にも優れているため、送風ファンから風を受けた場合でも、塗膜の剥離や落剥が無い。また、シリコーンにより低防汚性であるため、塗膜にごみや埃が付着することを防止する、防汚効果もある。さらに、前記保湿剤との相溶性に優れているだけでなく、特に非水溶性の粉末状抗菌剤を塗膜中に担持する機能に優れている。
また、空調機器の通風路は、冷風及び温風の通風路となるため、温度変化が非常に激しいという特殊事情がある。このような温度変化により、塗膜は絶えず伸縮する。そのため、塗膜には、伸縮に対する追従性が優れていること、温風で軟化しないこと、冷風で脆化しないこと等が求められる。その点、アクリルシリコーン樹脂エマルジョンは、塗膜の破断伸度が大きく、塗膜の伸縮性に優れている点で、最も好ましい素材である。
これに対し、ガラス転移温度(Tg)が高い樹脂(例えば、酢酸ビニル樹脂)エマルジョンでは、空調機器の運転中に塗膜が脆化して落剥したり、剥離片が塵になって屋内に飛散する現象が生じ易く、室内環境を悪化させることが懸念される。
アクリルシリコーン樹脂の製法には、シリコーンマクロマーや反応性シリコーンモノマーを用いたグラフト反応による方法、ヒドロシリル化反応による方法、ブロック共重合体を用いた方法等がある。本発明で用いるアクリルシリコーン樹脂は、どのような製造で作られた物でも良く、アクリルシリコーン樹脂エマルジョンとして市販されている製品を用いることができる。乳化重合法で製造されたアクリルシリコーン樹脂エマルジョンは、抗菌性コーティング剤の調製が容易であり、各要素への密着性も優れているので、特に好ましい。
アクリルシリコーン樹脂エマルジョンの含有量は、塗膜の形成性に影響する。このため、アクリルシリコーン樹脂エマルジョンの含有量(固形分換算)は、抗菌性コーティング剤の総重量に対して、20〜50重量%とすることが好ましく、30〜45重量%とすることがより好ましい。含有量が前記の範囲内であれば、ステンレス、アルミ、アルミ合金への密着性及び抗菌剤の担持性に優れる抗菌性塗膜を形成しやすくなる。一方、含有量が50重量%を超えると、アクリルシリコーン樹脂エマルジョンの種類によっては、抗菌性コーティング剤の粘度が高くなり過ぎることで、塗布作業が困難になる、或いは塗膜の乾燥に時間を要し作業効率が低下する等の不都合が生じることがある。
<抗菌剤(B)、(C)>
本発明の抗菌性コーティング剤は、塗膜に抗菌性を付与する目的で、ベンズイミダゾール系化合物の2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール[TBZ](B)と、少なくとも1種のイソチアゾリン系化合物(C)と、を含有する。いずれも有機系抗菌剤で、酸素のチオール基を作用点とする薬剤である。
TBZはカビに対し非常に高い活性と広いスペクトルを示す。水及び有機溶媒に難溶である。融点が高い(約300℃)ため、温風下に曝された場合でも揮発する恐れがなく、塗膜中での担持性に優れている。イソチアゾリン系化合物は、細菌・カビに高い活性と広いスペクトルを示す。殺菌性と防食性を有しているため、アルミフィン等のアルミ部材を腐食する恐れがない。イソチアゾリン系化合物は、1種又は2種以上を併用することができ、2種以上併用することで、種々の細菌・カビに対して高い活性を示すようになる。
従って、TBZとイソチアゾリン系化合物とを併用することで、種々のカビ及び細菌に対して、優れた抗菌・防カビ効果を発揮することが可能になる。
イソチアゾリン系化合物としては、下記の式(1)又は式(2)で表わされる化合物が挙げられる。式中、R11は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、R12〜R17はそれぞれ独立して、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基を示す。
Figure 2016108349
Figure 2016108349
11における炭素数1〜10のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が挙げられる。R12〜R17における炭素数1〜6のアルキ基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
イソチアゾリン系化合物の好ましい具体例としては、例えば、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン[OIT]、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン[MIT]、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オン[MTI]、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン[BIT]、N−n−ブチル−1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン[Bu−BIT]等が挙げられる。これらのイソチアゾリン系化合物は、抗微生物性があり高温下に曝されても揮発する恐れがなく扱い易い利点がある。この中でも、OIT、MIT、BIT、Bu−BITがより好ましい。
TBZ(B)とイソチアゾリン系化合物(C)の合計含有量は、アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(固形分換算)に対して、1〜10重量%とすることが好ましく、2〜8重量%とすることがより好ましく、3〜7重量%とすることが特に好ましい。含有量が1重量%未満の場合、空調機器の運転状況にもよるが、塗膜に抗菌性を付与することが困難となることがある。また、含有量が10重量%を超えると、抗菌剤が塗膜中に異物となって現れることがある。TBZ(B)とイソチアゾリン系化合物(C)の合計含有量は、抗菌性コーティング剤の総重量に対して、0.5〜5重量%とすることが好ましく、1〜4重量%とすることがより好ましく、1.5〜3.5重量%とすることが特に好ましい。
TBZ(B)とイソチアゾリン系化合物(C)との配合割合は、重量比で1:1〜10の範囲とすることが好ましく、1:1.5〜5の範囲とすることがより好ましく、1:2〜5の範囲とすることが特に好ましい。イソチアゾリン系化合物の配合割合を1未満にすると、抗細菌性が不充分となり防カビ性能が十分発現されなくなる場合がある。一方、イソチアゾリン系化合物の配合割合を増やすことで、塗膜の抗菌効果は増大する傾向にあるが、抗菌性コーティング剤中への分散が困難になったり、塗膜から溶出したりする恐れがある。
本発明の抗菌性コーティング剤では、上記の成分(B)及び(C)の他に、本発明の効果を阻害しない限度で、公知の抗菌剤の1種又は2種以上を併用することもできる。かかる抗菌剤としては、例えば、銀系化合物、亜鉛系化合物、アルコール系化合物、フェノール系化合物、4級アンモニウム塩、安息香酸類、クロルヘキシジン、ソルビン酸類、有機窒素系化合物、硫黄系化合物、有機酸エステル、有機ヨウ素系化合物、ジンクピリチオン(ZPT)等のピリチオン系化合物等を挙げることができる。これらの抗菌剤の中では、高温の室内で揮発する虞のない化合物が好ましい。
ドレンパン、ドレンの配管や排水口等のように、水と接触する要素に塗布する抗菌性コーティング剤を調製する場合には、ジンクピリチオン(ZPT)を併用することが好ましい。ZPTの配合量は、抗菌性コーティング剤の液安定性の点より、イソチアゾリン系化合物(C)と同量程度にすることが望ましい。
<保湿剤(D)>
保湿剤(D)は、少なくとも1種の水溶性ポリマーからなり、抗菌性塗膜に親水性を付与する。これにより、抗菌性塗膜に担持した抗菌剤を乾燥状態から保護し、抗菌剤の機能を長期間に亘って発現させる作用を有することができる。抗菌剤の場合、乾燥状態では十分な機能を発揮できなくなる。保湿剤は、カビや細菌が抗菌剤への耐性を持った野生菌になり、抗菌剤が本来の抗菌性能を発現しなくなるのを防止する効果がある。
保湿剤の具体例としては、例えば、グァーガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、カラギーナン、ペクチン、マンナン、アルギン酸等の多糖類;メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン等の非イオン性ポリマー;カチオン性ポリマー;両性ポリマー;ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸等を挙げることができる。これらの保湿剤は1種を単独で又は2種以上を組合せて用いることができる。
上記の保湿剤の中でも、アクリルシリコーン樹脂との相溶性が良好で液調製が容易である点、及び抗菌剤の作用を阻害しにくい点より、カチオン性ポリマー及び両性ポリマーが好ましく、カチオン性ポリマーが特に好ましい。
カチオン性ポリマーとしては、例えば、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)/ブチルアクリレートコポリマー(LIPIDURE、日油社)、ビニルイミダゾリウムクロライド/ビニルピロリドンコポリマー(ルビカット、BASF社)、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライドコポリマー(セルカット、ナショナル・スターチ社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド/アクリルアミドコポリマー(マーコート、ナルコ社)、ポリビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(ガフカット、ISP社)、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレートコポリマー(ルビフレックス、BASF社)、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタムコポリマー、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウムコポリマー(以上、ISP社)等が挙げられる。両性ポリマーとしては、例えば、カルボキシベタン系ポリマー(ユカフォーマー、三菱化学社)、ジアリルアミン塩酸塩とマレイン酸の共重合体(PAS、日東紡社)、等が挙げられる。
保湿剤の含有量は、抗菌性コーティング剤の総重量に対して、0.05〜3重量%であることが好ましく、0.1〜1.5重量%であることがより好ましい。含有量が0.05重量%以上であれば、塗膜表面を親水性状態に保持することができ、また2重量%より多くしても大きな効果の向上を図ることは困難である。
<水溶性増粘剤(E)>
本発明の抗菌性コーティング剤は、抗菌性コーティング剤を塗布する際の塗工性、タレ防止性を確保するため、少なくとも1種の水溶性増粘剤(E)を含有することができる。
水溶性増粘剤は、水溶性のものであればよく、カルボキシル系ポリマー、ヒドロキシル系ポリマー等、一般的な水溶性の増粘剤を使用することができる。中でも、抗菌剤の経時的な沈降に対する安定性が高く、アクリルシリコーン樹脂エマルジョンや保湿剤との相溶性が良好である点より、アルカリ可溶性もしくはアルカリ膨潤性のアクリル系ポリマー(例えば、カルボキシル系ポリマー等)が好ましい。アルカリ可溶性タイプの水溶性増粘剤は、アンモニア等の一般的なアルカリ成分を含有することができる。
水溶性増粘剤の含有量は、抗菌性コーティング剤の総重量に対して、0.05〜3重量%であることが好ましく、0.1〜1.5重量%であることがより好ましい。
本発明の抗菌性コーティング剤は、上記の各有効成分をバランス量の水に配合することにより、組成物とすることができる。水は、脱イオン水、純水、水道水であって良い。
本発明の抗菌性コーティング剤は、上記の有効成分の他に、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、可塑剤、顔料、着色剤、防腐剤、消泡剤、界面活性剤、帯電防止剤、消臭剤、pH調整剤、香料等の任意成分を、1種又は2種以上添加することができる。
抗菌性コーティング剤に要求される粘度は、刷毛塗り、スプレー等、それを塗工する手段によって異なる。従って、目的に応じて、アルカリ成分の含有量を適宜増減して、抗菌性コーティング剤の粘度を調節することが望ましい。
例えば、上記各必須成分を撹拌し、抗菌性コーティング剤を調製する際に発生する泡を抑えるため、消泡剤を含有させることができる。また、塗膜の硬さを調節し塗膜の崩壊を防止するために、可塑剤を含有させることができ、塗膜の難燃性を向上させるために、難燃剤を含有させることができる。これら消泡剤、可塑剤及び難燃剤の種類に関し特に制限はないが、消泡剤としてはシリコーン系のものが好ましい。
本発明の抗菌・防カビ処理方法は、本発明の抗菌性コーティング剤を塗布する工程を含む。抗菌性コーティング剤を塗布する場合は、カビや細菌の増殖を極力抑えるために、塗布前に塗布対象面を拭き取り洗浄することが望ましい。拭き取り洗浄は、塗布対象面のカビや細菌を除去可能な方法で行えばよく、特に限定はされない。例えば、70%以上のアルコール(エタノール、イソプロパノール)を含ませたウエス、紙等を用いて塗布対象面を拭き取る方法等が挙げられる。
次いで、拭き取り洗浄後の塗布対象面に、本発明の抗菌性コーティング剤を塗布し、乾燥して、抗菌性塗膜を形成する。塗布は、ロールコート法、スプレーコート法、ディッピング法、フローコート法、スピンコート法、ハケ塗り法、コテ塗り法等、公知の方法により行うことができる。これらの中でも、膜厚の制御を容易に行う観点から、ロールコート法及びスプレーコート法が好ましい。
塗布量は、特に制限はないが、塗布量が少ないと所望の箇所に均一に塗布できなくなることで、塗膜に充分な抗菌性を付与できなくなる。一方、塗布量が多すぎると経済性を損ねたり、空調機器の熱交換器に作用することで悪影響を及ぼすことが懸念される。そのため、通常、乾燥後の膜厚が、10〜200μm程度にすることが好ましい。ロールコート法では60〜180μm程度、スプレーコート法では20〜60μm程度、にすることがより好ましい。
本発明の抗菌性コーティング剤は、通常、製品を希釈しないで塗布する。ただし、塗装時に、製品を溶媒で希釈しても良い。溶媒としては、例えば、水、エタノール、プロパノール、グリコールエーテル類、又はこれら2種以上の混合溶媒等の水性溶媒が挙げられ、安全性及び塗工性の点から、水/エタノール混合溶媒、水/プロパノール混合溶媒が好ましい。
塗布後の乾燥は、自然乾燥又は加熱(好ましくは70℃以下)或いは送風による強制乾燥にて行うことができ、乾燥時間は0.5時間〜24時間程度で良い。
本発明の抗菌性コーティング剤は、主として、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に塗布する。
空調機器は、既設の空調機器及び新品の空調機器のいずれであっても良く、業務用、家庭用、自動車用等、公知の空調機器に適用することができる。
また、空調機器以外でも、上記各要素と同様の環境に曝される防菌面にも適用することができる。かかる防菌面としては、例えば、建築構造物の床、壁、天井、外壁材等;食品製造装置、食品保存庫、熱交換器、水槽の表面;流し台の排水口;等が挙げられる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。しかしながら、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
(調製例1〜9)
表1に示す成分及び量(いずれも固形分換算)を、均一に攪拌混合した後、アンモニアでpHを約8〜9に調整することで、抗菌性コーティング剤を調製した。
(実施例1〜4)
食品工場に設置された空調機器の吹出口の表面を、ウエスで拭き取り、さらに70%エタノールを浸したウエスで拭き取って除菌した。清浄化した表面に、調製例1〜4の抗菌性コーティング剤(100〜120g/m)を、ロールコート法で乾燥膜厚が約150μmになるように塗布した。塗布後、20℃で24時間程度乾燥して塗膜を形成した。各塗膜の抗菌剤残存量は2〜6g/mであった。
塗膜形成から1年経過後、調製例1の抗菌性コーティング剤を塗膜上に塗布した。その結果、下層と上層の塗膜間に剥がれが発生しないことがわかった(リコート性良好)。1年に1回リコートした結果、5年間効果が持続した。
(実施例5)
食品工場に設置された空調機器のドレンパンの表面を、ウエスで拭き取り、さらに70%エタノールを浸したウエスで拭き取って除菌した。清浄化した表面に、調製例5の抗菌性コーティング剤(100〜120g/m)を、ロールコート法で乾燥膜厚が約150μmになるように塗布した。塗布後、実施例1と同様、乾燥して塗膜を形成した。
(比較例1〜4)
実施例1において、調製例6〜9の抗菌性コーティング剤を使用した以外は、実施例1と同様の方法で塗膜を形成した。
(比較例5)
実施例1において、空調機器の吹出口の表面を除菌した後、抗菌性コーティング剤を塗布すること無く、平常通り空調機器を運転した。
実施例及び比較例で形成した塗膜を、以下の基準で評価した。評価結果を表1にまとめて示した。
[塗膜の外観]
塗膜の外観を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:塗膜が透明で異物が無い。
×:塗膜がやや白濁している、又は、塗膜に異物が存在する。
[塗膜の耐水性]
塗膜の表面を流水した後の塗膜の剥がれ、膨れの有無を評価した。
○:塗膜の剥がれ・膨れが無い。
×:塗膜の膨れ・剥がれが有る。
[塗膜保持性]
塗膜形成後、平常通り空調機器を運転し、塗膜に異常が発生するまでに要した時間を測定した。
○:1年以上経過後も異常がなく、塗膜表面に汚れが付着していない。
×:3ヶ月で塗膜に剥がれ・破れが発生している。
[抗菌・防カビ性]
塗膜形成後、平常通り空調機器の運転を継続し、1年後、塗膜表面のカビ発生の有無を目視評価した。
○:塗膜にカビが発生していない。
△:塗膜に若干のカビが認められる。
×:塗膜にカビが繁殖している。
Figure 2016108349
表1より、本発明の抗菌性コーティング剤で形成した抗菌性塗膜は、抗菌剤の担持性、耐水性、対洗浄性、除菌性、抗菌・防カビ性に優れていることがわかる。一方、酢酸ビニル樹脂エマルジョンを配合した抗菌性コーティング剤で形成した塗膜(比較例1)は、空調機器運転中に塗膜が落剥した。
本発明の抗菌性コーティング剤は、空調機器を構成する要素(吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管)に好適に用いられる。上記の実施例は一例であり、吹出口やドレンパン以外の要素に適用した場合にも同様の性能が発現すること、吹出口と風向板など複数の要素に適用できることは、言うまでもない。
本発明の抗菌性コーティング剤を用いる抗菌・防カビ処理方法によれば、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に塗布することで、充分な期間(約1〜5年間)塗布対象面における細菌・カビの増殖を抑制することができる。空調機器の運転期間中に悪臭が発生しないため、快適な室内環境を提供することができる。加えて、抗菌性塗膜を形成することで、空調機器のクリーニング頻度を下げることができるため、作業面及び経済面での効果も期待できる。よって、食品工場、医薬品工場、病院、学校、オフィス、自動車、車両、一般家庭等における室内環境の改善に対する貢献度は極めて大である。

Claims (9)

  1. 主として、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に塗布する抗菌性コーティング剤であって、
    アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(A)と、
    2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(B)と、
    少なくとも1種のイソチアゾリン系化合物(C)と、
    少なくとも1種の水溶性ポリマーからなる保湿剤(D)と、
    を含む抗菌性コーティング剤。
  2. 2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(B)とイソチアゾリン系化合物(C)とを、アクリルシリコーン樹脂エマルジョン(固形分換算)に対して、合計で1〜10重量%含む、請求項1に記載の抗菌性コーティング剤。
  3. 2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール(B)と、イソチアゾリン系化合物(C)との配合割合が、重量比で1:1〜10の範囲である、請求項1又は2に記載の抗菌性コーティング剤。
  4. 保湿剤(D)が、カチオン性ポリマー及び両性ポリマーから選ばれる少なくとも1種の水溶性ポリマーである、請求項1〜3のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤。
  5. さらに、少なくとも1種の水溶性増粘剤(E)を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤。
  6. 水溶性増粘剤(E)が、アルカリ可溶性もしくはアルカリ膨潤性のアクリル系ポリマーである、請求項5に記載の抗菌性コーティング剤。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤を塗布することで得られる抗菌性塗膜。
  8. 膜厚が10〜200μmである、請求項7に記載の抗菌性塗膜。
  9. 主として、空調機器を構成する吸込口、吹出口、通風路壁、ファン、風向板、ダンパー、ドレンパン、ドレン配管の各要素のうち、少なくとも1つの要素に、請求項1〜6のいずれかに記載の抗菌性コーティング剤を塗布する工程を含む抗菌・防カビ処理方法。
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