JP4999793B2 - 空気調和機 - Google Patents

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この発明は、熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機(室内機)に関する。詳しくは、ドレンポンプの詰まりの原因となる菌やカビを、抗菌剤により細菌の繁殖を抑制することでドレンポンプの詰まりが生じないようにする技術に関する。
従来の空気調和機では、熱交換器において凝縮された水分がドレン水となってドレンパンに貯留され、ドレン水はドレンポンプでドレン配管を通して機外に排水される。ドレンパンは水受部が水漏れし難いABS樹脂(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂)等で形成されている。
ドレン水には空気中菌やカビが入り込み、繁殖しやすく、繁殖によりそれ自身の粘性や生成物により、ドレンポンプが詰り排水不良を引き起こすことがある。このため、ドレンパンに菌やカビの繁殖を抑制する薬剤を練りこんだり、塗布することで菌やカビの繁殖を抑制していた。
特開平9−53837号公報 実開平4−78418号公報 実開平4−57123号公報
しかしながら、ドレンパンの水受け部の樹脂に薬剤を練りこむ場合、樹脂に対する薬剤の重量比が高いと強度が低下したり、薬剤が溶出した後に水漏れしたりする恐れがあった。そのため、薬剤の樹脂に対する重量比が小さく抑えられるため寿命が短かった。
また、塗布する場合、効果を高めるため、多量に塗布するには時間がかかり、多大なコストがかかる課題があった。
また、剥れなどの品質面での課題があった。
また、これらは効果が無くなったときにはドレンパンを交換しなければならず、不要品の廃却には環境面への影響も大きい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ドレンパンに菌やカビの繁殖を抑制する薬剤を練りこんだ樹脂成形品を着脱自在に設けることにより、ドレンパン内の菌の繁殖を抑え、ドレンポンプの詰りを解消し、清潔な空気調和機を提供する。
この発明に係る空気調和機は、熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機において、
前記ドレンパンは、前記ドレンポンプの下方にドレン排水口が形成されたドレンソケットを有し、
母材に抗菌成分を所定の重量比で練り込んだ抗菌剤含有成形品を、前記ドレンポンプに近接して、前記ドレンソケットに着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
この発明に係る空気調和機は、母材に抗菌成分を所定の重量比で練り込んだ抗菌剤含有成形品を、ドレンポンプに近接して、ドレンソケットに着脱自在に取り付けたことにより、ドレンパンの強度低下や水漏れの心配がなく、抗菌成分の重量比を増やせるので、抗菌剤含有成形品の寿命を延ばすことができる。また、抗菌剤含有成形品の交換を容易に行うことができる。
実施の形態1.
先ず、本実施の形態における空気調和機の定義を説明する。本実施の形態における空気調和機は、熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機である。具体的には、天井埋込型空気調和機(化粧パネルを有し該化粧パネルが室内に露出するタイプ、本体全体が天井裏に設置されるタイプがある)、オプションとしてドレンポンプが取り付けられる天吊型空気調和機及び壁掛け型空気調和機等である。
本実施の形態では、天井埋込型空気調和機(化粧パネルを有し該化粧パネルが室内に露出するタイプ)を例に以下の説明を行う。但し、天井埋込型空気調和機はあくまでも一例であり、これに限定されるものではない。
図1乃至図10は実施の形態1を示す図で、図1は天井埋込型空気調和機100(室内機)を部屋45の天井に取り付けた状態を部屋45から見た斜視図、図2は天井埋込型空気調和機100の横断面図、図3は天井埋込型空気調和機100の縦断面図、図4はドレンポンプ4付近の縦断面図、図5は抗菌剤含有成形品1を示す図((a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図)、図6は抗菌剤含有成形品1を示す斜視図、図7は抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付けた状態を示す平面図、図8は図7のZ−Z断面図、図9は図7のY−Y断面図、図10は抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
図1に示すように、天井埋込型空気調和機100(室内機)は、部屋45の天井に、天井埋込型空気調和機100の下部に設けられた略四角形状の化粧パネル47が見える状態で埋設されている。化粧パネル47の中央付近には天井埋込型空気調和機100への空気の吸込口へ連通する略四角形のグリル38(吸込口)と、筐体20の各辺(四辺)に沿って形成された本体吹出口40(図3参照)と連通する吹出口48(四個)を有し、さらに各吹出口48には吹き出し風の風向を制御するベーン49を備える。
図2に示すように、筐体20も化粧パネル47と同様断面形状が略四角形である。筐体20の各辺(四辺)に沿って本体吹出口40が形成されている。筐体20の略中央部に送風機30(遠心送風機)が設置される。送風機30を囲むように略環状に熱交換器7(略C字形状)が配置される。
また、断面形状が略四角形の筐体20の一隅にドレンポンプ4が配置される。ドレンポンプ4は、熱交換器7から発生する凝縮水を受けるドレンパン5に溜まったドレン水を筐体20外へ排出する。
図3に示すように、筐体20内の略中央部に、下側を吸込口とするファン30a(ターボファン)と、このファン30aを駆動するファンモータ30bとを備える送風機30(遠心送風機)が配置される。
ファンモータ30bが、筐体20の天面側に取り付けられているとともに、ファン30aの下部に、ファン30aへ空気を導入するためのベルマウス50が配置されている。
また、ファン30aを囲むように略環状に熱交換器7(略C字形状)が配置され、熱交換器7の下部にドレンパン5が設置されている。熱交換器7は、図示しない室外機の冷媒を圧縮する圧縮機等とともに冷凍サイクルを構成する。熱交換器7では、ファン30aによりグリル38から吸い込まれる室内の空気と冷凍サイクルの冷媒とが熱交換を行い冷風又は温風を生成する。
ドレンパン5の各辺に沿う外側には、熱交換器7の2次側と室内とを連通させる本体吹出口40があり、化粧パネル47の吹出口48と連通している。
吹出口48にはベーン49が取り付けられ、熱交換器7で生成された冷風又は温風空気の吹出方向の調整が可能となっている。ベーン49の形状は、吹出口48と略同形状であり、ベーン49が閉じた状態で吹出口48を略塞ぐ意匠性を考慮した設計になっている。
化粧パネル47の略中央の開口部に、略四角形のグリル38が取り付けられている。グリル38は、例えば爪等により化粧パネル47に係合している。
図4はドレンポンプ4付近の縦断面図である。本実施の形態は、ドレンパン5に、熱交換器7に凝縮された水分がドレン水6(以下、単に水という場合もある)となってドレンパン5に貯留されるが、このドレン水6に浸漬するように、細菌やカビの繁殖を抑制する薬剤(抗菌剤)を練りこんだ抗菌剤含有成形品1を設置している点に特徴がある。
熱交換器7の下方に設置されるドレンパン5の材質は、発泡スチロールで、表面にABS樹脂からなるスキン層5aが一体成形されている。スキン層5aの厚さは、略0.5mm程度である。
ドレンパン5の材質を発泡スチロールにする理由は、以下のとおりである。ドレンパン5の上方に熱交換器7があり、例えば、天井埋込型空気調和機100の冷房運転時には、熱交換器7の温度が室内空気よりも低くなり、ドレンパン5も熱交換器7からの伝熱等により冷却される。従って結露を抑制するために断熱する必要があり、材質を発泡スチロールにしている。
発泡スチロールの表面にABS樹脂からなるスキン層5aを一体成形する理由は、以下のとおりである。発泡スチロールは、断熱性はあるが、ドレン水6が漏れる欠点がある。そこで、ドレンパン5からドレン水6が漏れないようにするために、表面にABS樹脂からなるスキン層5aを一体成形する。
ドレンパン5のドレンポンプ4の略真下の部分(ドレンパン5の最深部)には、ドレンポンプ4故障時に使用するドレン排水口2aが開けられたポリフェニレンオキサイド樹脂からなるドレンソケット2(別部品)がドレンパン5にインサート成形されている。ドレンソケット2のドレン排水口2aは、ドレンポンプ4が正常であれば不要なため、常時はドレンプラグ3で塞がれている。
ドレンソケット2の材質をポリフェニレンオキサイド樹脂にする理由は、以下のとおりである。ドレンソケット2の部分をスキン層5aと同じABS樹脂で成形すると、耐熱性が不足するためドレン排水口2aの部分の精度が十分ではない。そのため、ドレンプラグ3で塞いでもドレン水6が漏れる恐れがある。そこで、ドレンソケット2の材質は、発泡スチロールより耐熱性があるポリフェニレンオキサイド樹脂とする。
但し、将来発泡スチロールの成形技術が改良されれば、ドレンソケット2の部分も耐熱性の低いABS樹脂などで一体に形成することも可能である。
抗菌剤含有成形品1は、ドレンポンプ4の近傍で、ドレンソケット2に着脱自在に取り付けられる。その構成は、後述する。図4の符号(1b、1c、2c、2d)については、追って説明する。
抗菌剤含有成形品1は、ドレンポンプ4の停止中にドレン水6に略全体がほぼ漬かるようになっている。ドレンポンプ4の運転中は、抗菌剤含有成形品1の一部がドレン水6に漬かるようになっている。この点についても、追って詳述する。
次に、抗菌剤含有成形品1の構成を、図5、図6を参照しながら説明する。
抗菌剤含有成形品1は、抗菌成分であるPHMG(ポリヘキサメチルグアニジンリン酸塩)を母材であるPE(ポリエチレン)に練り込んだものである。抗菌成分であるPHMGの母材のPEに対する重量比は、5%〜20%が適する。抗菌成分としてはPHMGをはじめとする有機系のものや、銀をはじめとする無機系のものがあり、菌の繁殖を抑えるものであれば、PHMGに限らない。
抗菌剤含有成形品1は、ドレンパン5とは別部品であるから抗菌成分が溶出して機械的強度が低下しても構わない。従って、上記のように抗菌成分の濃度を高くすることがでる。
図5、図6に示すように、抗菌剤含有成形品1は、平面視で、一辺が約50mm程度の略四角形である(図5(a))。板状の基台1eの上にフィン形状部1aが多数立設している。フィン形状部1aは基台1eから略垂直に立設している。但し、垂直でなくてもよく、斜めに立設しているものでもよい。フィン形状部1aは、基台1eの略全域に配設されている。フィン形状部1aの横断面(基台1eに平行)は、長方形や丸形等でよく、形状は問わない。
フィン形状部1aの高さは、略10mm程度である。また、フィン形状部1aの厚さは、1〜4mm程度である。さらに、隣接するフィン形状部1a間の隙間は、1〜4mm程度である。
フィン形状部1aが多数立設する理由は、表面積を大きくして、容積を小さくするためである。
ドレン水6に浸漬した抗菌剤含有成形品1から徐々に抗菌剤が溶出する。溶出した抗菌剤がドレン水6内に拡散し、細菌やカビの繁殖を抑制する。抗菌剤は抗菌剤含有成形品1の表面から溶出するので、フィン形状部1aを設けることで、抗菌剤含有成形品1の面積を大きくし、容積としては小型化することができる。
抗菌剤含有成形品1は、図4で示したように、ドレンポンプ4に近接して設けられる。それは、ドレンポンプ4の吸込口4aから吸い込まれるドレン水6を、できるだけ菌数の少ない水にしたいからである。
ドレンポンプ4を停止すると、ドレンパン5のドレン水6の水位はドレンポンプ4の運転中よりも高くなる。それは、ドレンポンプ4に接続しているドレン配管(図示せず)の立ち上がり部分の水は、ドレンポンプ4を停止するとドレンポンプ4を逆流してドレンパン5に戻るからである。ドレンポンプ4は、そのような構成になっている。例えば、ドレンポンプ4を停止すると、空調機の設置状況によるが、約200cc〜約1000cc程度の水が、ドレン配管の立ち上がり部分からドレンポンプ4を逆流してドレンパン5に戻る。
そのため、既に述べたように、ドレンポンプ4を停止すると、抗菌剤含有成形品1はドレン水6に略全体がほぼ漬かるようになる。
抗菌剤含有成形品1から溶出する抗菌剤は、どうしても抗菌剤含有成形品1付近の濃度は高いが、遠いところが低くなり、効果が小さくなる。しかし、ドレンポンプ4を運転すると、ドレン水6がドレン配管内に送り込まれ、抗菌剤が攪拌される。ドレンポンプ4を停止すると、抗菌剤とよく混ざったドレン水6がドレンパン5に戻り、濃度が均一に近くなり、抗菌効果が高まる。濃度を均一に保つと、抗菌剤の量も減らすことができる。
ドレンポンプ4を運転すると、ドレン水6がドレン配管内に送り込まれて抗菌剤が攪拌され、ドレンポンプ4を停止すると抗菌剤とよく混ざったドレン水6がドレンパン5に戻り、抗菌効果が高まることを利用して、以下のような制御を行う方法もある。
天井埋込型空気調和機100の冷房運転が停止すると、ドレンポンプ4も停止するが、冷房運転停止後の所定時間経過後に、ドレンポンプ4を所定時間運転して抗菌剤含有成形品1から溶出する抗菌剤を含むドレン水6をドレン配管内に送り込み、その後ドレンポンプ4を停止する。ドレンポンプ4を停止すると抗菌剤とよく混ざったドレン水6がドレンパン5に戻り、ドレン水6中の抗菌剤の濃度が高まると共に、均一になる。
以上の制御は、動作プログラムが組み込まれたマイクロコンピュータ(制御部)が行う。制御部は、天井埋込型空気調和機100の運転の制御を司る。
ここで、ドレンポンプ4の運転方法について説明しておく。ドレンポンプ4は、天井埋込型空気調和機100の冷房運転中は連続して運転する。天井埋込型空気調和機100の冷房運転が停止すると、ドレンポンプ4も停止する。また、天井埋込型空気調和機100の暖房運転中は、ドレンポンプ4は停止している。暖房運転時は、熱交換器7が凝縮器となりドレン水6が発生しないからである。
天井埋込型空気調和機100の冷房運転中は、冷凍サイクルの圧縮機が停止しても(温調の動作等により)、ドレンポンプ4を停止させない。
天井埋込型空気調和機100の冷房運転中に発生するドレン水6はドレンパン5に落下して、ドレンポンプ4で筐体20外へ排出される。このときのドレン水6は、温度も低く(約10℃程度)細菌は繁殖しにくい。
天井埋込型空気調和機100の冷房運転が停止するとドレンポンプ4も停止するため、ドレンポンプ4に接続しているドレン配管の立ち上がり部分の水がドレンポンプ4を逆流してドレンパン5に戻るため、ドレンパン5中のドレン水6の水位が上がるとともに温度も高くなる。ドレンパン5中のドレン水6の温度は、周囲の温度に近づく。夏場であれば、20〜30℃程度までドレン水6の温度が上がる。この20〜30℃の温度は、細菌の繁殖に適した温度である。
抗菌剤含有成形品1は、ドレンポンプ4の停止中は略全体がドレン水6に漬かり、ドレンポンプ4の運転中は抗菌剤含有成形品1の一部がドレン水6に漬かるようにしている。天井埋込型空気調和機100の冷房運転中に発生するドレン水6は、温度も低く(約10℃程度)細菌は繁殖しにくいため、抗菌剤含有成形品1の一部がドレン水6に漬かるだけで十分である。細菌が繁殖しやすいドレンポンプ4の停止中は、抗菌剤含有成形品1は略全体がドレン水6に漬かり、ドレンポンプ4の運転中は抗菌剤含有成形品1の一部がドレン水6に漬かるようにすることにより、抗菌剤含有成形品1の寿命を長くすることができる。
従って、夏場の天井埋込型空気調和機100の停止中(通常は夜間)に、ドレン水6中に細菌が繁殖する。例えば、昼間を中心として10時間運転し、残りの14時間は停止する。
この14時間の停止中に細菌が繁殖したドレン水6を、次の天井埋込型空気調和機100の冷房運転開始時にドレンポンプ4が吸い込むと、ドレンポンプ4を詰まらせる可能性がある。
そこで、抗菌剤含有成形品1をドレンパン5に設置して、ドレン水6中の細菌の繁殖を抑制するが、抗菌剤含有成形品1を設置するドレンパン5中での位置は、ドレンポンプ4の近くが好ましい。ドレンポンプ4が、できるだけ細菌の少ないドレン水6を吸い込むようにしたいからである。ドレンポンプ4から、離れた位置に抗菌剤含有成形品1を設置すると、ドレンポンプ4近傍のドレン水6中の細菌は繁殖が抑制されていない恐れがある。
抗菌剤含有成形品1をできるだけドレンポンプ4に近づけて設置するために、図5(a)(図7も参照)に示すように、抗菌剤含有成形品1の基台1eのドレンポンプ4側の一辺に、内側に凹む逃がし部1fを形成している。この内側に凹む逃がし部1fを設けることにより、その分抗菌剤含有成形品1をドレンポンプ4に近づけて設置することができる。
内側に凹む逃がし部1fの形状は、図5(a)のような円弧形状が好ましいが、他の形状(例えば、四角形、台形、三角形等)でもよい。
抗菌剤含有成形品1は、内側に凹む逃がし部1fの反対側に、基台1eに略平行に外側に延びる把手部1bを備える。抗菌剤含有成形品1が寿命になり交換する場合、寿命となった抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2から外す必要があるが、そのときに把手部1bが利用される。抗菌剤含有成形品1とドレンソケット2との係合については後述する。
このように、抗菌剤含有成形品1は、内側に凹む逃がし部1fと、逃がし部1fの反対側に基台1eに略平行に外側に延びる把手部1bとを備える。そのため、図7のZ−Z線付近の抗菌剤含有成形品1には、フィン形状部1aがないか、又はフィン形状部1aの間になるため、ドレンポンプ4へのドレン水6の流れが良くなる。
ドレンポンプ4の流量は約600cc/分であり、ドレン水6の流速は余り早くない。従って、上記のように抗菌剤含有成形品1にドレン水6の流れが良くなる部分があると、ドレンポンプ4へのドレン水6の流れが改善される。
抗菌剤含有成形品1の把手部1bの下方に、把手部1bに連なるように基台1eに対して垂直な方向に突出部1cが形成されている(図4参照)。この突出部1cは、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付けるときに利用される。
抗菌剤含有成形品1の基台1eの逃がし部1fと把手部1bとが形成された二辺に直交する他の二辺に、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付けるときに、利用される面取り部1dが形成されている。
次に、図7乃至図10を参照しながら抗菌剤含有成形品1とドレンソケット2との係合について説明する。
ドレンソケット2には、既に述べたようにドレンポンプ4故障時に使用するドレン排水口2aが形成されている。
ドレンソケット2には、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付ける際に、抗菌剤含有成形品1の基台1eの面取り部1dが挿入され、基台1eの対向する二辺(逃がし部1fと把手部1bとが形成された二辺に直交する他の二辺)を押さえる押え部2bが、ドレンソケット2のフランジ部2dの対向する二辺に形成されている。
ドレンソケット2には、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付ける際の最終段階において、抗菌剤含有成形品1の突出部1cが当接しながら乗り越える係合片2cがドレンソケット2のフランジ部2dの一辺(抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付ける際に、抗菌剤含有成形品1の把手部1bと対向する辺)に平行に、且つその内側に所定の間隔をあけて形成されている。
抗菌剤含有成形品1は、突出部1cがドレンソケット2の係合片2cを乗り越えて、係合片2cとフランジ部2dとの間に納まることでドレンソケット2への取付が完了する。
この状態で、抗菌剤含有成形品1の上下方向はドレンソケット2の一対の押え部2bと板状部2e(図10参照)とで位置決めされている。
また、抗菌剤含有成形品1の図7のZ−Z方向は、突出部1cが係合片2cとフランジ部2dとで位置決めされる。
また、抗菌剤含有成形品1の図7のY−Y方向は、抗菌剤含有成形品1の基台1eの対向する二辺(逃がし部1fと把手部1bとが形成された二辺に直交する他の二辺)が、ドレンソケット2の一対の押え部2bが形成された対向するフランジ部2dの二辺により位置決めされる。
以上のようにして、抗菌剤含有成形品1はドレンソケット2に固定される。
抗菌剤含有成形品1が寿命になり交換する場合の抗菌剤含有成形品1のドレンソケット2からの取り外し方法は、以下のとおりである。即ち、図8の状態で、抗菌剤含有成形品1の把手部1bを上に持ち上げる。そして、ドレンソケット2の係合片2cを抗菌剤含有成形品1の突出部1cが、取付時とは逆方向に乗り越えるように係合片2cとフランジ部2dとの間から外す。
続いて、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2の係合片2cの反対方向に移動させて、一対の押え部2bから外せば、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2から取り外すことができる。
従って、抗菌剤含有成形品1の交換作業を容易に行うことができる。
尚、抗菌剤含有成形品1の寿命の判断は、例えば、抗菌剤に水溶性の色素を混ぜておく方法がある。ドレン水6に色が無くなる事で抗菌剤含有成形品1の寿命(交換時期)を知らせることができる。
尚、抗菌剤含有成形品1の交換は、ドレンパン5を筐体20から外して行う。
以上のように、この実施の形態によれば、抗菌成分であるPHMG(ポリヘキサメチルグアニジンリン酸塩)を母材であるPE(ポリエチレン)に練り込んだ抗菌剤含有成形品1をドレンポンプ4の近傍に設置することにより、ドレンポンプ4の停止中にドレンポンプ4付近のドレン水6に細菌が繁殖するのを抑制することができ、ドレンポンプ4の運転時に吸い込むドレン水6は菌数の少ない水のため、ドレンポンプ4の詰まりを抑制することができる。
また、抗菌剤含有成形品1は、ドレンパン5とは別部品であるから抗菌成分が溶出して機械的強度が低下しても構わないので、抗菌成分の濃度を高くすることがでる。
また、抗菌剤含有成形品1は、板状の基台1eの上にフィン形状部1aが多数立設していることにより、抗菌剤含有成形品1の表面積を大きくし、容積としては小型化することができる。
また、細菌が繁殖しやすいドレンポンプ4の停止中は、抗菌剤含有成形品1は略全体がドレン水6に漬かり、ドレンポンプ4の運転中は抗菌剤含有成形品1の一部がドレン水6に漬かるようにすることにより、抗菌剤含有成形品1の寿命を長くすることができる。
また、ドレンパン5のドレンポンプ4の略真下の部分に、ドレンポンプ4故障時に使用するドレン排水口2aが開けられたドレンソケット2がドレンパン5にインサート成形されているが、このドレンソケット2に抗菌剤含有成形品1を着脱自在に取り付けることにより、必要に応じて抗菌剤含有成形品1のドレンパン5への取付・取り外しを容易に行うことができる。
また、抗菌剤含有成形品1の基台1eのドレンポンプ4側の一辺に、内側に凹む逃がし部1fを設けることにより、その分抗菌剤含有成形品1をドレンポンプ4に近づけて設置することができる。
また、抗菌剤含有成形品1は、内側に凹む逃がし部1fと、逃がし部1fの反対側に基台1eに略平行に外側に延びる把手部1bとを備えるため、図7のZ−Z線付近の抗菌剤含有成形品1には、フィン形状部1aがないか、又はフィン形状部1aの間になるため、ドレンポンプ4へのドレン水6の流れが良くなる。
また、抗菌剤含有成形品1の抗菌剤に水溶性の色素を混ぜておくことにより、ドレン水6に色が無くなる事で抗菌剤含有成形品1の寿命(交換時期)を知らせることができる。
また、天井埋込型空気調和機100の冷房運転停止後の所定時間経過後に、ドレンポンプ4を所定時間運転して抗菌剤含有成形品1から溶出する抗菌剤を含むドレン水6をドレン配管内に送り込み、その後ドレンポンプ4を停止することにより、抗菌剤とよく混ざったドレン水6がドレンパン5に戻り、ドレン水6中の抗菌剤の濃度が高まると共に、均一にできる。
実施の形態1を示す図で、天井埋込型空気調和機100(室内機)を部屋45の天井に取り付けた状態を部屋45から見た斜視図。 実施の形態1を示す図で、天井埋込型空気調和機100の横断面図。 実施の形態1を示す図で、天井埋込型空気調和機100の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、ドレンポンプ4付近の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、抗菌剤含有成形品1を示す図((a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図)。 実施の形態1を示す図で、抗菌剤含有成形品1を示す斜視図。 実施の形態1を示す図で、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付けた状態を示す平面図。 実施の形態1を示す図で、図7のZ−Z断面図。 実施の形態1を示す図で、図7のY−Y断面図。 実施の形態1を示す図で、抗菌剤含有成形品1をドレンソケット2に取り付ける直前の状態を示す斜視図。
符号の説明
1 抗菌剤含有成形品、1a フィン形状部、1b 把手部、1c 突出部、1d 面取り部、1e 基台、1f 逃がし部、2 ドレンソケット、2a ドレン排水口、2b 押え部、2c 係合片、2d フランジ部、2e 板状部、3 ドレンプラグ、4 ドレンポンプ、4a 吸込口、5 ドレンパン、5a スキン層、6 ドレン水、30 送風機、30a ファン、30b ファンモータ、38 グリル、40 本体吹出口、45 部屋、47 化粧パネル、48 吹出口、49 ベーン、50 ベルマウス、100 天井埋込型空気調和機。

Claims (7)

  1. 熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機において、
    前記ドレンパンは、前記ドレンポンプの下方にドレン排水口が形成されたドレンソケットを有し、
    母材に抗菌成分を所定の重量比で練り込んだ抗菌剤含有成形品を、前記ドレンポンプに近接して、前記ドレンソケットに取り付けると共に、
    前記抗菌剤含有成形品の板状の基台の前記ドレンポンプ側の一辺に、内側に凹む逃がし部を設けることを特徴とする空気調和機。
  2. 熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機において、
    前記ドレンパンは、前記ドレンポンプの下方にドレン排水口が形成されたドレンソケットを有し、
    母材に抗菌成分を所定の重量比で練り込んだ抗菌剤含有成形品を、前記ドレンポンプに近接して、前記ドレンソケットに取り付けると共に、
    前記抗菌剤含有成型品は抗菌成分であるPHMG(ポリヘキサメチルグアニジンリン酸塩)を母材であるPE(ポリエチレン)に所定の重量比で練り込んでいることを特徴とする空気調和機。
  3. 熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機において、
    前記ドレンパンは、前記ドレンポンプの下方にドレン排水口が形成されたドレンソケットを有し、
    母材に抗菌成分を所定の重量比で練り込んだ抗菌剤含有成形品を、前記ドレンポンプに近接して、前記ドレンソケットに取り付けると共に、
    当該空気調和機の運転の制御を行う制御部を備えると共に、前記ドレンポンプに接続して前記ドレン水を当該空気調和機の外部に排出するドレン配管を備え、
    前記制御部は、冷房運転停止後の所定時間経過後に、前記ドレンポンプを所定時間運転して前記抗菌剤含有成形品から溶出する前記抗菌成分を含む前記ドレン水を前記ドレンパンから前記ドレン配管内に送り込み、その後前記ドレンポンプを停止して、前記ドレン配管から前記ドレンポンプを経由して前記ドレン水を前記ドレンパンに戻すことを特徴とする空気調和機。
  4. 熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機において、
    前記ドレンパンは、前記ドレンポンプの下方にドレン排水口が形成されたドレンソケットを有し、
    母材に抗菌成分を所定の重量比で練り込んだ抗菌剤含有成形品を、前記ドレンポンプに近接して、前記ドレンソケットに取り付けると共に、
    前記空気調和機は、さらに、
    前記ドレンポンプに接続すると共に立ち上がり部分を有し、前記ドレン水を当該空気調和機の外部に排出するドレン配管を備え、
    前記ドレンポンプは、
    前記空気調和機の冷房運転中に連続して運転すると共に冷房運転の停止に伴い停止し、
    前記抗菌剤含有成形品は、
    冷房運転中である前記ドレンポンプの運転中は抗菌剤含有成形品の一部が前記ドレン水に漬かり、冷房運転の停止に伴い前記ドレンポンプが停止すると前記ドレン配管の前記立ち上がり部分のドレン水が逆流して前記ドレンパンに戻ることにより、前記ドレンポンプの停止中は略全体が前記ドレン水に漬かることを特徴とする空気調和機。
  5. 前記抗菌剤含有成形品を、前記ドレンポンプに近接して、前記ドレンソケットに着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 前記抗菌剤含有成形品は、前記板状の基台の上にフィン形状部が立設していることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  7. 前記抗菌剤含有成形品は、前記板状の基台の上にフィン形状部が略垂直に立設していることを特徴とする請求項記載の空気調和機。
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