JP5693658B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、ドレンパン内のドレン水の静菌を行うことができる空気調和機に関する。
従来の空気調和機として、ドレンパン部分において、抗菌部材をドレン溝部の最小水位および最大水位に応じた長さよりも長い所定の長さに形成し、下端側をドレン水の最小水位に対応して浸漬できるところに位置させる一方、上端側を最大水位よりも所定寸法だけ高いところに位置させた状態で設置した構成のものがある。このように構成されたものは、水位に応じた抗菌剤の消耗量を考慮して、最大水位よりも上方に延びる抗菌部材の寸法を適切に設定して置くと、所望の期間内において連続した一定の濃度での使用が可能になることが開示されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2006−170478号公報
従来の空気調和機の構成では、浸漬している抗菌剤の部位から浸漬していない部位まで水が吸い上げられて、抗菌成分が溶出してしまうので、抗菌剤の静菌効果の長寿命化を図ることができないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ドレン水に非浸漬の抗菌剤からの抗菌成分の溶出を防止し、抗菌剤の静菌効果の長寿命化を図ることができる空気調和機を得るものである。
この発明に係る空気調和機においては、熱交換器と、前記熱交換器に生じた凝縮水をドレン水として貯留するドレンパンと、前記ドレン水と接触して水溶性の抗菌成分を溶出する抗菌剤、前記抗菌剤を前記ドレン水の水面方向に上下に区分する抗菌剤分離手段、および前記抗菌剤と前記抗菌剤分離手段を収納する、前記ドレン水が通水可能な収納容器を有し、下位部分に位置する抗菌剤をドレン水に浸漬するように配置される抗菌部材とを備え、前記抗菌剤分離手段は、前記収納容器内で前記ドレン水の水面に鉛直な方向に対して可動に設けられているものである。
この発明は、抗菌剤を必要なときに必要な量だけ溶出させ、長期間に亘って安定して効率的に静菌効果を持続させることができ、しかも設置も容易な空気調和機のドレン水の坑菌構造を提供することができるため、ヌメリやスライムが原因で発生するドレン水の排水不良を防止することが可能となる。
この発明の実施の形態1を示す空気調和機の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す空気調和機の上面図である。 この発明の実施の形態1を示す空気調和機の縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機のドレンポンプ付近の構成を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の抗菌部材を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の抗菌部材の使用経過状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の別の抗菌部材を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和機の抗菌部材を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和機のドレンポンプ付近の構成を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態3に係る空気調和機の抗菌部材の断面図である。 この発明の実施の形態3に係る空気調和機のドレンポンプ付近の構成を示す縦断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について、図1〜図7を用いて説明する。
まず、本実施の形態における空気調和機の概要を説明する。
本実施の形態における空気調和機は、熱交換器と、熱交換器から発生する凝縮水をドレン水として受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えた空気調和機である。具体的には、天井埋込型空気調和機(化粧パネルを有し該化粧パネルが室内に露出するタイプであって、本体全体が天井裏に設置される。)、オプションとしてドレンポンプが取り付けられる天吊型空気調和機及び壁掛け型空気調和機等もある。
本実施の形態では、天井埋込型空気調和機、すなわち化粧パネルを有し該化粧パネルが室内に露出するタイプを例に以下の説明を行う。但し、天井埋込型空気調和機はあくまでも一例であり、これに限定されるものではない。なお、以下の説明では天井埋込型空気調和機を空気調和機と略して説明する。
次に、空気調和機の構成について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における空気調和機を天井に取り付けた状態を下方から見た斜視図を示すものである。
図1において、空気調和機100は室内機であり、部屋45の天井に、空気調和機100の下部に設けられた略四角形状の化粧パネル47が見える状態で埋設されている。化粧パネル47の中央付近には、空気調和機100への空気の吸込口へ連通する略四角形のグリル38があり、吸込口となっている。吹出口48は、図3の説明で後述する筐体20の各辺に沿って形成された本体吹出口40と連通される。さらに各吹出口48には、吹き出し風の風向を制御するベーン49を備える。
図2は、この発明を実施するための実施の形態1における空気調和機の上面図を示すものである。図2は、図1に図示していない空気調和機100の上面カバーを外し、上方から内部の構成を見た状態を示す図である。
図2において、筐体20も化粧パネル47と同様に断面形状が略四角形である。筐体20の各辺に沿って本体吹出口40が形成されている。筐体20の略中央部に遠心送風機30が設置される。遠心送風機30を囲むように略環状に熱交換器21が配置される。
また、断面形状が略四角形の筐体20の一隅にドレンポンプ4が配置される。ドレンポンプ4は、熱交換器21から発生する凝縮水をドレン水として受けるドレンパン5に溜まったドレン水を筐体20外へ排出する。ドレン水6を静菌するため、抗菌部材10をドレンポンプ4の付近に配置している。
図3は、この発明を実施するための実施の形態1における空気調和機の縦断面図を示すものである。図3は、図1のA−A部の断面図である。
図3において、筐体20内の略中央部に、下側を吸込口とするターボファンであるファン30aと、このファン30aを駆動するファンモータ30bとを備える遠心送風機30が配置される。
ファンモータ30bが、筐体20の天面側に取り付けられているとともに、ファン30aの下部に、ファン30aへ空気を導入するためのベルマウス50が配置されている。
また、ファン30aを囲むように略環状に熱交換器21が配置され、熱交換器21の下部にドレンパン5が設置されている。熱交換器21は、図示しない室外機の冷媒を圧縮する圧縮機等とともに冷凍サイクルを構成する。熱交換器21では、ファン30aによりグリル38から吸い込まれる室内の空気と冷凍サイクルの冷媒とが熱交換を行い冷風又は温風を生成する。
ドレンパン5の各辺に沿う外側には、室内空気と接する部分になる熱交換器21の2次側と室内とを連通させる本体吹出口40があり、化粧パネル47の吹出口48と連通している。
吹出口48にはベーン49が取り付けられ、熱交換器21で生成された冷風又は温風空気の吹出方向の調整が可能となっている。ベーン49の形状は、吹出口48と略同形状であり、ベーン49が閉じた状態で吹出口48を略塞ぐ意匠性を考慮した設計になっている。
化粧パネル47の略中央の開口部に、略四角形のグリル38が取り付けられている。グリル38は、例えば爪等により化粧パネル47に係合している。
図4は、この発明を実施するための実施の形態1におけるドレンポンプ4付近の縦断面図を示すものである。図4は、図2のB−B部の断面図である。但し、ドレンポンプ4は外形を示している。
図4において、ドレンパン5に、熱交換器21にて凝縮された水分がドレン水6となって貯留される。このドレン水6は、ドレンポンプ4の吸込口4aから吸い込まれ排出される。
熱交換器21の下方に設置されるドレンパン5の材質は、発泡スチロールで、表面にABS樹脂からなるスキン層5aが一体成形されている。スキン層5aの厚さは、略0.5mm程度である。
ドレンパン5の材質を発泡スチロールにする理由は、以下のとおりである。ドレンパン5の上方に熱交換器21があり、例えば、空気調和機100の冷房運転時には、熱交換器21の温度が室内空気よりも低くなり、ドレンパン5も熱交換器21からの伝熱等により冷却される。従って結露を抑制するために断熱する必要があり、材質を発泡スチロールにしている。
発泡スチロールの表面にABS樹脂からなるスキン層5aを一体成形する理由は、以下のとおりである。発泡スチロールは、断熱性はあるが、ドレン水6が漏れる欠点がある。そこで、ドレンパン5からドレン水6が漏れないようにするために、表面にABS樹脂からなるスキン層5aを一体成形する。
ドレンポンプ4の略真下の部分となるドレンパン5の最深部には、ドレンポンプ4故障時に使用するドレン排水口2aが開けられたポリフェニレンオキサイド樹脂からなるドレンソケット2(別部品)がインサート成形されている。ドレンソケット2のドレン排水口2aは、ドレンポンプ4が正常であれば不要なため、常時はドレンプラグ3で塞がれている。
ドレンソケット2の材質をポリフェニレンオキサイド樹脂にする理由は、以下のとおりである。ドレンソケット2の部分をスキン層5aと同じABS樹脂で成形すると、耐熱性が不足するためドレン排水口2aの部分の精度が十分ではない。そのため、ドレンプラグ3で塞いでもドレン水6が漏れる恐れがある。そこで、ドレンソケット2の材質は、発泡スチロールより耐熱性があるポリフェニレンオキサイド樹脂とする。
但し、将来発泡スチロールの成形技術が改良されれば、ドレンソケット2の部分も耐熱性の低いABS樹脂などで一体に形成することも可能である。
抗菌部材10は、ドレンパン5内に抗菌部材保持部8aによって保持され、後述する抗菌剤によってドレン水6内の雑菌の繁殖を防止する。抗菌部材保持部8aは、例えば疎水性の材料からなり、容易に抗菌部材10をドレンパン5内に固定可能な保持具を使用する。
次に抗菌部材10の構成について説明する。
図5は、この発明を実施するための実施の形態1における空気調和機の抗菌部材の断面図を示すものである。使用初期の状態を示している。
図5において、抗菌部材10は、抗菌剤1、抗菌剤分離手段7a及び収納容器11で構成されている。
抗菌剤分離手段7aは、抗菌剤1をドレン水6の水面方向(換言すれば、ドレン水の水面に対して垂直方向)に上位部分9aと下位部分9bに区分するように設けられている。抗菌部材10の使用状態においては、図5に示すように、上位部分9aの抗菌剤1がドレン水の水面の上方に位置する。
抗菌剤1は、収納容器11に内包されており、少量ずつ抗菌剤分離手段7aにて抗菌剤1同士が分離され、ドレン水6の水面に対して水平位置に配置される。
抗菌剤1は、水への溶解性が高い材料であり、燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム、ホウ素のうち1つを含有するケイ酸塩化合物に抗菌性能を有する銀や銅、鉄、亜鉛のうち少なくとも1つ以上を主成分とする金属錯体を混合して構成されている。
抗菌剤分離手段7aの形状は板状であって、収納容器11の内面に沿って摺動可能に収納容器11内に組込まれており、抗菌剤分離手段7aの上下に配置される抗菌剤1が互いに接することがないように配置される。抗菌剤分離手段7aの材料は、疎水性、またはシリカ等の吸湿性を有している。
また、抗菌剤分離手段7aによって分離されている抗菌剤1は、想定される標準の使用状態において所定期間の静菌効果が得られる量ごとに区分けされている。
抗菌剤1を包袋する収納容器11は耐水性を有しており、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロンなどの樹脂繊維からなり、保持する抗菌成分の溶出を妨げず、抗菌剤1が脱落しない開口径の開口部11aを有する通水可能な構造である。また、開口径は細か過ぎないものとする。
収納容器11は、ネット状の材料で構成されてもよい。
次に空気調和機100の動作について、図1〜図4を用いて説明する。
図1において、空気調和機100はグリル38より室内の暖かい空気を吸込み、熱交換器21にて冷却されて吹出し口48より冷たい空気を室内に戻す構成となっている。
図2及び図3において、暖かい空気が熱交換器21を通過して冷却されるときに熱交換器21上に凝縮水が生成される。該凝縮水は熱交換器21の下部に配置されているドレンパン5内に滴下しドレン水として貯留される。ドレンパン5の一隅に配置されたドレンポンプ4は、遠心送風機30が運転時には作動しており、ドレンパン5内に貯留されているドレン水6を吸い上げて筐体20外へ排出する。ドレンポンプ4が運転している間は、ドレンパン5内の水は少ないが、ドレンポンプ4を停止すると、ドレンパン5のドレン水6の水位はドレンポンプ4の運転中よりも高くなる。
その理由は、ドレンポンプ4に接続している図示していないドレン配管の立ち上がり部分の水は、ドレンポンプ4を停止するとドレンポンプ4を逆流してドレンパン5に戻るためである。例えば、ドレンポンプ4を停止すると、空調機の設置状況によるが、約200cc〜約1000cc程度の水が、ドレン配管の立ち上がり部分からドレンポンプ4を逆流してドレンパン5に戻る。
冷房運転停止後には天井部の温度は35〜40℃にも昇るため、ドレンパン5中のドレン水6の温度は、周囲の温度に近づき、20〜30℃程度まで温度が上がる。この20〜30℃の温度は、細菌の繁殖に適した温度である。一方で、空気調和機100の冷房運転中に発生するドレン水6は、温度も低く(約10℃程度)細菌は繁殖しにくい。
上記事象より、冷房運転停止後のドレン水の静菌を行なうことが菌の繁殖抑制に対して有効である。そのため、図5に示すように、ドレンポンプ4を停止すると、抗菌部材10内にある抗菌剤1の一部はドレン水6に漬かり、一部はドレン水から突出する構成とする。このとき、抗菌剤分離手段7aはドレン水6に浸からない位置に配置されていることで、水に浸かっていない、水面に最も近い抗菌剤分離手段7aより上方にある抗菌剤1にはドレン水が伝うことがなく、浸漬部のみの抗菌剤成分が溶出するため、必要最小量の溶出でドレン水中の細菌繁殖を抑制することができる。
次に抗菌部材10が、ドレン水に浸漬され一定時間経過した状態について説明する。
図6は、この発明を実施するための実施の形態1における空気調和機の抗菌部材を長時間に亘ってドレイン水6に浸漬した状態の断面図を示すものである。
図6に示すように、抗菌剤1から抗菌成分が溶出すると、外周から均一に小さくなり、浸漬している抗菌剤1の容積が減少していき、抗菌剤分離手段7aとその上に配置される抗菌剤1は下方に沈降して徐々に浸漬する。このように水に浸漬していない抗菌剤1が徐々に浸漬する構成により、水中に浸漬している抗菌剤量を常に一定に保つことができるため、必要最小量で静菌効果を長期間持続することができる。
また、抗菌剤分離手段7aは複数設けられていてもよく、区分けされている一つの単位が、想定される標準の使用状態において所定期間の静菌効果が得られる量とすることで、メンテナンス時に消費されている抗菌剤量が把握できるため、設置場所の環境負荷が試算できる。
さらに、抗菌剤分離手段7aが疎水性材料で構成される場合には、浸漬部の抗菌剤1により吸い上げられた水を抗菌剤分離手段7aにて確実に止めることができる。また、抗菌剤分離手段7aがシリカなどの吸水性材料で構成される場合には、浸漬している抗菌剤1により吸い上げられた水分を第1の抗菌剤分離手段7aにより吸水し、上方の抗菌剤1に水分が亘らないように構成することができる。このとき、抗菌剤1はほぼ均一な粒径で形成されるため、浸漬している粒はほぼ同等に容積が減少するため、第1の抗菌剤分離手段7aは水面に対してほぼ水平に沈降する。
なお、上述した実施の形態では、抗菌剤分離手段7aが収納容器11に摺動可能に設けたものについて説明したが、抗菌剤分離手段7aを抗菌剤1の区分ごとに収納容器11に固定して設け、あらかじめ定められた使用時間経過ごとに抗菌部材10を区分単位ごとに移動させるように構成してもよい。
次に、実施の形態1の変形例を、図7を用いて説明する。
図7は、この発明を実施するための実施の形態1における空気調和機の別の抗菌部材の断面図を示すものである。上述した抗菌部材と異なる点は、抗菌剤分離手段の形状が粒状となっていることである。
図7において、抗菌部材10は、複数の粒状体で構成された抗菌剤分離手段7b(図において層状に配置されている白色の粒状部分)を有している。この抗菌剤分離手段7bは、抗菌剤1を区分けするように設けられ、前述した抗菌剤分離手段7aと同様に、疎水性、またはシリカ等の吸湿性を有する材料からなる。また、容器11はネット状の材料で構成されても、同様な効果を有する。
浸漬している抗菌剤1により吸い上げられた水分を、抗菌剤分離手段7bにより、上方の抗菌剤1に水分が亘らないように構成することができる。
実施の形態2
以下、この発明の実施の形態2について、図8と図9を用いて説明する。
本実施の形態2は、実施の形態1の図4と同様に、ドレンポンプ付近が図9の通り構成される。なお、実施の形態1と同様な箇所は、同じ番号を付しており、説明は省略する。
実施の形態1と異なる点は、抗菌部材の構成とドレンパン内への実装形態である。
図8は、この発明を実施するための実施の形態2における空気調和機の抗菌部材の断面図を示すものである。
図8において、抗菌部材10には、抗菌剤1を包装している収納容器11の外周であって、抗菌剤分離手段7aより少し下の位置に発泡体などの浮遊体であるフロート12を設けていている。実施の形態1で説明した抗菌部材10では、ドレンパンへの取り付け位置によっては、ドレン水6の水位に対して最適ではない場合がある。フロート12を設けることで、抗菌部材10をドレンパン内に設置したときに、常に抗菌剤分離手段7aがドレン水6の最大水位よりも高い位置に配置されるために、確実に抗菌剤分離手段7aよりも上方に位置する抗菌剤1への水の浸漬及び吸い上げを抑止することができ、静菌効果を長期間持続することができる。
図9は、この発明を実施するための実施の形態2における空気調和機の抗菌部材を配置した断面図を示すものである。但し、ドレンポンプ4は外形を示している。
図9において、抗菌部材10はドレン水6に浮いた状態で配置され、ドレン水6の水位に応じて上下左右に適宜移動できるように、抗菌部材保持部8bによってドレンパン5に固定されている。抗菌部材保持部8bは、例えば疎水性の材料からなる紐状の保持具を使用する。
実施の形態3
以下、この発明の実施の形態3について、図10と図11を用いて説明する。
本実施の形態3は、実施の形態1の図4と同様に、ドレンポンプ付近が図11の通り構成される。なお、実施の形態1と同様な箇所は、同じ番号を付しており、説明は省略する。
実施の形態1と異なる点は、抗菌部材の構成とドレンパン内への実装形態である。
図10は、この発明を実施するための実施の形態3における空気調和機の抗菌部材の断面図を示すものである。
図10において、抗菌剤分離手段7cは、天秤形状をしており天秤棒としての機能を有し、両端に収納容器11に内包された抗菌剤1が配置される。抗菌剤分離手段7cの両端に設けられた抗菌剤1の重量は異なり、使用当初は図10に示すように重量の大きい側の抗菌剤1がドレン水に浸漬する。使用経過時間によって、浸漬している抗菌剤1から抗菌成分が徐々に溶出して、浸漬している側の抗菌剤1の重量が減少する。浸漬している抗菌剤1の重量が減少すると、抗菌剤分離手段7cが支点を中心に左回転するので、他端にある抗菌剤1が徐々に水面に近づき、一定期間後にドレン水6に両端の抗菌剤1が浸漬する。
図11は、この発明を実施するための実施の形態3における空気調和機のドレンポンプ付近の縦断面図を示すものである。但し、ドレンポンプ4は外形を示している。
図11において、本構成ではドレン水6に浸漬している重量を常に一定にでき、一定期間後に他端にある抗菌剤1が浸漬する構造であるため、長期間の静菌効果が得られる。
以上の構成により、必要最小量の抗菌剤1をドレン水に浸漬し、水に浸漬していない抗菌剤1への水の吸い上げを抑止することで長期間に亘って静菌効果が得られる空気調和機を提供できる。
なお、以上の実施の形態1から実施の形態3においては、樹脂等からなる収納容器を用いた場合について説明したが、ネット状の収納容器を用いても同様な効果を有する。
1 抗菌剤、5 ドレンパン、6 ドレン水、7a〜7c 抗菌剤分離手段、10 抗菌部材

Claims (11)

  1. 熱交換器と、
    前記熱交換器に生じた凝縮水をドレン水として貯留するドレンパンと、
    前記ドレン水と接触して水溶性の抗菌成分を溶出する抗菌剤前記抗菌剤を前記ドレン水の水面方向に上下に区分する抗菌剤分離手段、および前記抗菌剤と前記抗菌剤分離手段を収納する、前記ドレン水が通水可能な収納容器を有し、下位部分に位置する前記抗菌剤を前記ドレン水に浸漬するように配置される抗菌部材と、
    を備え、前記抗菌剤分離手段は、前記収納容器内で前記ドレン水の水面に鉛直な方向に対して可動に設けられていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記収納容器には、前記抗菌剤分離手段で区分された部分ごとにあらかじめ定められた期間において静菌効果が得られる量の前記抗菌剤が収納されていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記抗菌剤分離手段は、上位部分の前記抗菌剤が前記ドレンパン内に貯留する前記ドレン水の水面の上方に位置するよう設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記抗菌部材は前記ドレンパンに保持されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記抗菌剤分離手段は、前記抗菌剤の間に介在させた板状体であること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記抗菌剤分離手段は、前記抗菌剤の間に介在させた粒状体であること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記抗菌剤分離手段は、疎水性を有する材料からなること
    を特徴とする請求項1乃至6いずれか1項に記載の空気調和機。
  8. 前記抗菌剤分離手段は、吸湿性を有する材料からなること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の空気調和機。
  9. 前記収納容器の外周に浮遊体が設けられ、前記浮遊体によって前記ドレン水の水位に応じて前記抗菌部材が可動であること
    を特徴とする請求項乃至8のいずれか1項に記載の空気調和機。
  10. 熱交換器と、
    前記熱交換器に生じた凝縮水をドレン水として貯留するドレンパンと、
    前記ドレン水と接触して水溶性の抗菌成分を溶出する抗菌剤および前記抗菌剤を前記ドレン水の水面方向に上下に区分する抗菌剤分離手段を有し、下位部分に位置する前記抗菌剤を前記ドレン水に浸漬するように配置される抗菌部材と、
    を備え、前記抗菌剤分離手段は天秤構造であって、前記抗菌剤分離手段の両端には重量が互いに異なっている前記抗菌剤を配置したこと
    を特徴とする空気調和機。
  11. 前記ドレンパン内に貯留する前記ドレン水を排出するためのドレンポンプを備えること
    を特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の空気調和機。
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