JP2006162222A - ドレンアップキット - Google Patents

ドレンアップキット Download PDF

Info

Publication number
JP2006162222A
JP2006162222A JP2004358093A JP2004358093A JP2006162222A JP 2006162222 A JP2006162222 A JP 2006162222A JP 2004358093 A JP2004358093 A JP 2004358093A JP 2004358093 A JP2004358093 A JP 2004358093A JP 2006162222 A JP2006162222 A JP 2006162222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
antibacterial agent
kit
antibacterial
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004358093A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Nakada
春男 中田
Makio Takeuchi
牧男 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2004358093A priority Critical patent/JP2006162222A/ja
Priority to PCT/JP2005/022615 priority patent/WO2006062182A1/ja
Publication of JP2006162222A publication Critical patent/JP2006162222A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/22Means for preventing condensation or evacuating condensate
    • F24F13/222Means for preventing condensation or evacuating condensate for evacuating condensate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0078Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation characterised by auxiliary systems or arrangements
    • B01D5/009Collecting, removing and/or treatment of the condensate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/50Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/22Means for preventing condensation or evacuating condensate
    • F24F13/222Means for preventing condensation or evacuating condensate for evacuating condensate
    • F24F2013/227Condensate pipe for drainage of condensate from the evaporator

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】 ドレンアップキットにおけるドレン収容部内に抗菌剤を配設することにより、ドレンに対する静菌効果を発揮させ得るようにする。
【解決手段】 ドレンDが収容される所定容積のドレン収容部1と、該ドレン収容部1に収容されたドレンDを排出するドレン排出用のポンプ装置2とを具備したドレンアップキットにおいて、前記ドレン収容部1に、前記ドレンDに対して静菌効果を発揮する抗菌剤14を配設して、ドレン収容部1内に貯留されたドレンD中の細菌の繁殖が、抗菌剤14の静菌効果により抑制されるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、空気調和機の室内機からのドレン配管の途中に付設されて、ドレンの排出に要する揚程を確保するために用いられるドレンアップキットに関し、さらに詳しくはドレン収容部内の静菌効果(換言すれば、細菌の繁殖抑制効果)を最大限に発揮できるようにしたドレンアップキットに関するものである。
一般の空気調和機の室内機は、熱交換器および送風機を備え、前記熱交換器の下方には、ドレンを受け止めるドレンパンを設けて構成されており、該トレンパン内に溜まるドレンは、自然流出方式あるいはドレンパンに付設されたドレンポンプによるポンプアップ方式にて排出されることとなっている。
ところが、室内機の設置場所によっては、上記方式だけではドレンパンからのドレンの排出が困難な場合が生ずる。例えば、天井埋込式あるいは天井吊り下げ式の室内機の場合、ドレン排出用のドレン配管を天井裏を経由して屋外へ排出するのが通例であるが、天井裏には種々の構造物が存在しており、該構造物を乗り越えてドレン配管を敷設する必要があり、ドレンパンに付設されたドレンポンプの揚程だけでは揚程不足となり、ドレンの排出が困難になる場合がある。また、自然流出方式を採用しようとしても、室内機の設置場所が、建造物の外壁から離れた場所であると、自然流出方式を採用できない場合がある。
上記不具合に対処するために、空気調和機の室内機からのドレン配管の途中に付設されて、ドレンの排出に要する揚程を確保するために用いられるドレンアップキットが採用されることが多くなっている。
上記したドレンアップキットZは、図21に示すように、空気調和機の室内機Xからのドレン配管Yの途中に付設されるものであり、該室内機Xにおいて生ずるドレンが収容される所定容積のドレン収容部と、該ドレン収容部に収容されたドレンを排出するドレン排出用のポンプ装置とを具備して構成されている。符号Fは天井である。この場合にも、ドレン収容部に収容されるドレンには細菌が繁殖することが多い。
空気調和機の室内機におけるドレンパンに抗菌剤を入れてドレンに浸漬させて細菌の発生を防止する技術は公知である(特許文献1参照)。
特開2000−74409。
前述したように、ドレンアップキットにおけるドレン収容部に収容されているドレンにも細菌が繁殖することが多く、ドレンに細菌が繁殖すると、スライムが生成され、異臭、ドレン配管の詰まり、ポンプ装置の作動不良等を発生させるという不具合が生ずる。ところが、ドレンアップキットにおけるドレン収容部に収容されているドレンに対する静菌効果を発揮する抗菌剤については、未だ開発されていないのが現状である。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ドレン収容部内に抗菌剤を配設することにより、ドレンに対する静菌効果を発揮させ得るようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、空気調和機の室内機Xからのドレン配管Yの途中に付設され、該室内機Xにおいて生ずるドレンDが収容される所定容積のドレン収容部1と、該ドレン収容部1に収容されたドレンDを排出するドレン排出用のポンプ装置2とを具備したドレンアップキットにおいて、前記ドレン収容部1に、前記ドレンDに対して静菌効果を発揮する抗菌剤14を配設している。
上記のように構成したことにより、空気調和機の室内機Xからドレン配管Yを介して排出されたドレンDがドレンアップキットにおけるドレン収容部1に流入して、ポンプ装置2が作動するまでの間一時的に貯留されるが、貯留されたドレンD中の細菌の繁殖が、抗菌剤14の静菌効果により抑制されることとなる。その結果、ドレンD中にスライムが生成されることが抑制され、長期間に亙ってドレン排出が可能となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14を、前記ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき全体がドレンDに浸漬し得る状態で配設することもでき、そのように構成した場合、ドレン収容部1におけるドレン収容量が増加して水位が上昇すると、ドレンDに浸漬している抗菌剤14の量が増加するし、反対に、ドレン収容部1におけるドレン収容量が減少して水位が低下すると、ドレンDに浸漬している抗菌剤14の量が減少することとなり、ドレンDの収容量が変化しても、ドレンD中における抗菌剤14の濃度を常に一定に保つことができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14を、前記ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき一部がドレンDに浸漬しない状態で配設することもでき、そのように構成した場合、ドレンDに浸漬している下端側の抗菌剤14がドレンD内に溶解・溶出していくことにより次第に減少しても、それに応じてドレンDの実際の水位よりも上方側にあって、未だ溶解・溶出していない新しい抗菌剤部分が上方から下方に移動して順次供給されることとなり、ドレン水位に応じた消耗量を考慮して、最大水位Lmaxより上方に突出していて、ドレンDに浸漬されていない部分の寸法を適切に設定しておくと、所望の長期間に亙って一定の抗菌剤濃度での使用が可能となるし、抗菌剤14の構成のみで対応できるところから、簡単な構成で、低コストとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14を、前記ポンプ装置2の吸込口8から最も遠い位置までの距離の中間位置より反吸込口側に配置することもでき、そのように構成した場合、ドレンDが滞留している静止ドレン中においても、ドレンDが流動している流水ドレン中においても、ドレン収容部1内全域に亙って、小量の抗菌剤量で最低抗菌剤濃度を確保できることとなり、ドレン収容部1全域において十分な静菌効果を発揮できることとなり、スライムの発生が効果的に抑制される。ちなみに、抗菌剤14の設置位置より最も離れる位置で必要抗菌剤最低濃度を確保した場合の抗菌剤の設置位置と必要抗菌剤量との関係を、静止ドレン中と流水ドレン中とにおいて調べたところ、図9に示す結果が得られた。これによれば、ドレン収容部における排水位置から最も遠い位置までの距離の中間位置P1より反排水側に抗菌剤14を配設するのが必要抗菌剤量を小さく抑えつつ、十分な静菌効果を得る上で好ましいことが分かる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第4の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14の配置位置を、前記ドレン収容部1内のドレンDが排出されていない状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤の量と前記ドレン収容部1内のドレンDが排出されている状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤の量とが一致する位置に設定することもでき、そのように構成した場合、必要抗菌剤量を最小としつつ十分な静菌効果を得ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記ドレンDの侵入が可能な保持容器15内に、粒状あるいはペレット状の多数の抗菌剤14,14・・を収容した抗菌剤ユニットKを用いることもでき、そのように構成した場合、粒状あるいはペレット状の抗菌剤14,14・・が保持容器15を介して侵入したドレンDに溶解・溶出することとなり、有効な静菌効果を発揮するし、抗菌剤14の消耗量に応じて、上方側から下方側へ抗菌剤14が重力でスムーズに移動する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えたドレンアップキットにおいて、水溶性の保持材17に粒状あるいはペレット状の多数の抗菌剤14,14・・を混入した抗菌剤ユニットKを用いることもでき、そのように構成した場合、粒状あるいはペレット状の抗菌剤14,14・・が保持材17の溶解に伴って外部へ溶解・溶出されて有効な静菌作用をなすし、その消耗量に応じて、抗菌剤14,14・・が重力でドレンD中にスムーズに沈降して行くので、常に安定した濃度の静菌効果が維持できる。
本願発明の第1の手段によれば、空気調和機の室内機Xからのドレン配管Yの途中に付設され、該室内機Xにおいて生ずるドレンDが収容される所定容積のドレン収容部1と、該ドレン収容部1に収容されたドレンDを排出するドレン排出用のポンプ装置2とを具備したドレンアップキットにおいて、前記ドレン収容部1に、前記ドレンDに対して静菌効果を発揮する抗菌剤14を配設して、空気調和機の室内機Xからドレン配管Yを介して排出されたドレンDがドレンアップキットにおけるドレン収容部1に流入して、ポンプ装置2が作動するまでの間一時的に貯留されるが、貯留されたドレンD中の細菌の繁殖が、抗菌剤14の静菌効果により抑制されるようにしたので、ドレンD中にスライムが生成されることが抑制され、長期間に亙ってドレン排出が可能となるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14を、前記ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき全体がドレンしに浸漬し得る状態で配設することもでき、そのように構成した場合、ドレン収容部1におけるドレン収容量が増加して水位が上昇すると、ドレンDに浸漬している抗菌剤14の量が増加するし、反対に、ドレン収容部1におけるドレン収容量が減少して水位が低下すると、ドレンDに浸漬している抗菌剤14の量が減少することとなり、ドレンDの収容量が変化しても、ドレンD中における抗菌剤14の濃度を常に一定に保つことができる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14を、前記ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき一部がドレンDに浸漬しない状態で配設することもでき、そのように構成した場合、ドレンDに浸漬している下端側の抗菌剤14がドレンD内に溶解・溶出していくことにより次第に減少しても、それに応じてドレンDの実際の水位よりも上方側にあって、未だ溶解・溶出していない新しい抗菌剤部分が上方から下方に移動して順次供給されることとなり、ドレン水位に応じた消耗量を考慮して、最大水位Lmaxより上方に突出していて、ドレンDに浸漬されていない部分の寸法を適切に設定しておくと、所望の長期間に亙って一定の抗菌剤濃度での使用が可能となるし、抗菌剤14の構成のみで対応できるところから、簡単な構成で、低コストとなる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14を、前記ポンプ装置2の吸込口8から最も遠い位置までの距離の中間位置より反吸込口側に配置することもでき、そのように構成した場合、ドレンDが滞留している静止ドレン中においても、ドレンDが流動している流水ドレン中においても、ドレン収容部1内全域に亙って、小量の抗菌剤量で最低抗菌剤濃度を確保できることとなり、ドレン収容部1全域において十分な静菌効果を発揮できることとなり、スライムの発生が効果的に抑制される。ちなみに、抗菌剤14の設置位置より最も離れる位置で必要抗菌剤最低濃度を確保した場合の抗菌剤14の設置位置と必要抗菌剤量との関係を、静止ドレン中と流水ドレン中とにおいて調べたところ、図9に示す結果が得られた。これによれば、ドレン収容部1における排水位置から最も遠い位置までの距離の中間位置P1より反排水側に抗菌剤14を配設するのが必要抗菌剤量を小さく抑えつつ、十分な静菌効果を得る上で好ましいことが分かる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第4の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記抗菌剤14の配置位置を、前記ドレン収容部1内のドレンDが排出されていない状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤の量と前記ドレン収容部1内のドレンDが排出されている状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤の量とが一致する位置に設定することもでき、そのように構成した場合、必要抗菌剤量を最小としつつ十分な静菌効果を得ることができる。
本願発明の第6の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えたドレンアップキットにおいて、前記ドレンDの侵入が可能な保持容器15内に、粒状あるいはペレット状の多数の抗菌剤14,14・・を収容した抗菌剤ユニットKを用いることもでき、そのように構成した場合、粒状あるいはペレット状の抗菌剤14,14・・が保持容器15を介して侵入したドレンDに溶解・溶出することとなり、有効な静菌効果を発揮するし、抗菌剤14の消耗量に応じて、上方側から下方側へ抗菌剤14が重力でスムーズに移動する。
本願発明の第7の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えたドレンアップキットにおいて、水溶性の保持材17に粒状あるいはペレット状の多数の抗菌剤14,14・・を混入した抗菌剤ユニットKを用いることもでき、そのように構成した場合、粒状あるいはペレット状の抗菌剤14,14・・が保持材17の溶解に伴って外部へ溶解・溶出されて有効な静菌作用をなすし、その消耗量に応じて、抗菌剤14,14・・が重力でドレンD中にスムーズに沈降して行くので、常に安定した濃度の静菌効果が維持できる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットが示されている。
このドレンアップキットZは、前述した同様に、空気調和機の室内機Xからのドレン配管Yの途中に付設されるものであり(図21参照)、図1および図2に示すように、前記室内機において生ずるドレンDが収容される所定容積のドレン収容部1と、該ドレン収容部1に収容されたドレンDを排出するドレン排出用のポンプ装置2とを具備して構成されている。
前記ドレン収容部1は、略直方体形状とされており、その内部一側には、前記ポンプ装置2を構成するポンプケース3が配設されている。
前記ポンプ装置2は、前記ポンプケース3内に配設されたポンプインペラ4と、該ポンプインペラ4の回転軸4aに連結されたモータ5とを備えて構成されており、該モータ5は、前記ドレン収容部1の上面1aに設けられたモータケース6により覆蓋されている。従って、前記回転軸4aは、ドレン収容部1の上面1aを貫通してモータケース6内に突出せしめられる。
また、前記モータ5の回転軸5aには、冷却ファン7が連結されている。前記ポンプケース3の底部3aには、前記ポンプインペラ4と対向する位置に吸込口8が形成されている。符号9はポンプ装置2の吐出口、10はモータケース6に形成された空気吸込口である。
さらに、前記ドレン収容部1内には、ドレンDの水位に対応して前記モータ5の発停制御を行うフロートスイッチ11が設けられている。該フロートスイッチ11は、最大水位Lmaxを検知したときモータ5を駆動開始し、最低水位Lminを検知したときモータ5の駆動を停止するように作用する。符号12はドレン収容部1の上面1aに形成された凹部であり、フロートスイッチ11が最大水位Lmaxを検知するときにフロートスイッチ11とドレン収容部上面1aとの干渉を回避するために形成されている。
さらにまた、前記ドレン収容部1の上面1aにおける3個の角部S1,S2,S3には、前記室内機Xからのドレン配管Yを接続するための3個の接続口13,13,13が形成されている。
そして、前記ドレン収容部1内には、前記ドレンDに対して静菌効果を発揮する抗菌剤14が配設されている。
前記抗菌剤14は、前記ポンプ装置2の吸込口8から最も遠い位置となる部位(即ち、接続口13,13,13が形成されていない角部S4)に配設されている。なお、抗菌剤14を、前記ポンプ装置2の吸込口8から最も遠い位置までの距離の中間位置より反吸込口側に配置することもできる。
前記抗菌剤14は、前記ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき全体がドレンDに浸漬し得る状態で配設されている。
上記のように構成したことにより、空気調和機の室内機Xからドレン配管Yを介して排出されたドレンDがドレンアップキットZにおけるドレン収容部1に流入して、ポンプ装置2が作動するまでの間一時的に貯留されるが、貯留されたドレンD中の細菌の繁殖が、抗菌剤14の静菌効果により抑制されることとなる。その結果、ドレンD中にスライムが生成されることが抑制され、長期間に亙ってドレン排出が可能となる。
しかも、前記抗菌剤14を、前記ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき全体がドレンDに浸漬し得る状態で配設することとなっているところから、ドレン収容部1におけるドレン収容量が増加して水位が上昇すると、ドレンDに浸漬している抗菌剤14の量が増加するし、反対に、ドレン収容部1におけるドレン収容量が減少して水位が低下すると、ドレンDに浸漬している抗菌剤14の量が減少することとなり、ドレンDの収容量が変化しても、ドレンD中における抗菌剤14の濃度を常に一定に保つことができる。
前記抗菌剤14は、前記ポンプ装置2の吸込口8から最も遠い位置に配置されているので、ドレンDが滞留している静止ドレン中においても、ドレンDが流動している流水ドレン中においても、ドレン収容部1内全域に亙って、小量の抗菌剤量で最低抗菌剤濃度を確保できることとなり、ドレン収容部1全域において十分な静菌効果を発揮できることとなり、スライムの発生が効果的に抑制される。
ところで、抗菌剤14には、使用する抗菌剤の種類によって異なるが、静菌効果を発揮する必要最低濃度が存在する。この必要最低濃度以上であれば、十分な静菌効果を発揮するが、濃度を高くし過ぎると、抗菌剤14が多く必要となり、抗菌剤14を無駄に消費することとなる。通常は、使用条件範囲内において最悪条件(例えば、抗菌剤14の溶出濃度が最も低くなる条件)においても上記必要最低濃度を確保でき且つ耐用年数間に亙って静菌効果を発揮できることを前提として、抗菌剤浸漬量を決定することとなっている。
さらに、ドレンDは、ポンプ装置2の作動中においてはドレン収容部1内で吸込口8側に向かって流れているが、運転停止中においてはドレン収容部1内に滞留している。このため、抗菌剤14の溶出特性はドレンDの状態によって変化する。従って、上記溶出特性を把握した上で必要抗菌剤の量を決定しなければ、抗菌剤14を無駄に消費することとなってしまう。
以下、上記溶出特性について詳述する。抗菌剤14を反排水側に設置した場合の溶出特性は、静止ドレン中(即ち、ドレン非排出中)の場合においては図3に示す通りであり、流水ドレン中(即ち、ドレン排出中)の場合においては図4に示す通りである。ここで、図3および図4において、直線Aは抗菌剤浸漬量が少ない場合を示し、直線Bは抗菌剤浸漬量がW1およびW2の場合を示し、直線Cは抗菌剤浸漬量が多い場合を示している。
上記結果によれば、図3に示すように、静止ドレン中では、排水側の抗菌剤濃度を確保するための抗菌剤量が必要となるため、反排水側では抗菌剤濃度が必要以上に高くなってしまうし、流水ドレン中では、ドレンDの流れが反排水側から排水側に向かうので抗菌剤濃度の変化は非常に少なく、図4に示すように、排水側の抗菌剤最低濃度を確保しても反排水側の抗菌剤濃度はあまり高くならない。
一方、抗菌剤14を排水側に設置した場合の溶出特性は、静止ドレン中の場合においては図5に示す通りであり、流水ドレン中の場合においては図6に示す通りである。ここで、図5および図6において、直線Aは抗菌剤浸漬量が少ない場合を示し、直線Bは抗菌剤浸漬量がW1およびW2の場合を示し、直線Cは抗菌剤浸漬量が多い場合を示している。
上記結果によれば、図5に示すように、静止ドレン中では、抗菌剤濃度は、図3と反対になり、排水側では抗菌剤濃度が必要以上に高くなってしまうし、流水ドレン中では、ドレンの流れが反排水側から排水側に向かうので反排水側の抗菌剤濃度を確保するためには、流れに逆らった濃度拡散が必要となるところから、図6に示すように、多量の抗菌剤14が必要となり、結果として排水側の抗菌剤濃度が非常に高くなってしまう。
次に、抗菌剤14を反排水側と排水側との中間位置に設置した場合の溶出特性は、静止ドレン中の場合においては図7に示す通りであり、流水ドレン中の場合においては図8に示す通りである。ここで、図7および図8において、曲線Aは抗菌剤浸漬量が少ない場合を示し、曲線Bは抗菌剤浸漬量がW1およびW2の場合を示し、曲線Cは抗菌剤浸漬量が多い場合を示している。
上記結果によれば、図7に示すように、静止ドレン中では、排水側と反排水側の抗菌剤濃度は等しくなり、両者の中間位置で最大となるし、流水ドレン中では、ドレンの流れが反排水側から排水側に向かうので、図8に示すように、排水側は、図4と同様にほとんど濃度変化はないが、反排水側は、図5と同様に抗菌剤濃度を確保するための抗菌剤が多量に必要となるところから、結果的には反排水側の抗菌剤濃度を確保すれば、中央部と排水側の抗菌剤濃度が非常に高くなってしまう。
以上のように、抗菌剤14の設置位置とドレンの状態(即ち、静止ドレンか流水ドレンか)により必要な抗菌剤14の量が異なるため、抗菌剤14の設置位置によっては抗菌剤14を無駄に消費することとなるという不具合が生ずる。
しかしながら、抗菌剤14の設置位置より最も離れる位置で必要抗菌剤最低濃度を確保した場合の抗菌剤14の設置位置と必要抗菌剤量との関係を、静止ドレン中と流水ドレン中とにおいて調べたところ、図9に示す結果が得られた。図9において、折れ線Xは静止ドレン中の場合を示し、直線Yは流水ドレン中の場合を示し、折れ線Zは、抗菌剤14の設置位置より最も離れる位置で必要抗菌剤最低濃度を確保できる必要抗菌剤量を示している。これによれば、ポンプ装置2における吸込口8から最も遠い位置(即ち、反排水位置)までの距離の中間位置P1より反吸込口側に抗菌剤14を配設するのが必要抗菌剤量を小さく抑えつつ、十分な静菌効果を得る上で好ましいことが分かる。
また、図9の結果から考察すると、前記抗菌剤14の配設位置を、前記ドレン収容部1内のドレンDが排出されていない状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤14の量と前記ドレン収容部1内のドレンDが排出されている状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤14の量とが一致する位置(即ち、折れ線Xと直線Yとん交差する位置)Pに設定するのが、必要抗菌剤量を最小としつつ十分な静菌効果を得るために望ましいことが分かる。
ところで、上記抗菌剤14は、例えば図10(イ)の正面図、(ロ)の内部拡大図および図11(イ)の平面図、(ロ)の内部拡大図に示すように、多数の開孔部16,16・・を有する円筒形状の保持容器15内に粒状またはペレット状の多数の抗菌剤14,14・・を収容してなる抗菌剤ユニットKとして配置されたり、例えば図12(イ)の正面図、(ロ)の内部拡大図および図13(イ)の平面図、(ロ)の内部拡大図に示すように、多数の開孔部16,16・・を有するシート形状の保持容器15内に粒状またはペレット状の多数の抗菌剤14,14・・を収容してなる抗菌剤ユニットKとして配置されたりする。なお、図13(ハ)の内部拡大図に示すように、保持容器15を外周部を溶着した網状部材で構成する場合もある。これらの場合、開孔部16の大きさは、抗菌剤14の粒子径あるいはペレット径より小さくされている。なお、保持容器15の形状は、上記以外の形状(例えば、多角形筒形状あるいは楕円筒形状)でもよく、その壁面は、網、多孔質、不織布、パンチングプレート等のように開孔部(明確な開口部がなくとも水の出入りが可能であればよい)をもつものであればなんでも良い。また、開孔部の形状はなんでもよい。また、保持容器15の材質は、金属、合成樹脂、布等のように水に対して大局的に不溶性のものであれば良い。さらに、保持容器15は、自立性(即ち、容器自体で形状を保持できるもの)があってもなくても(例えば、袋のように容器自体で形状を保てないもの)良い。また、抗菌剤14の例としては、殺菌効果の高い金属材料を樹脂に混入したものよりなっており、前記ドレン収容部1内のドレンDの量に応じて、溶解し、保持容器15の開孔部16,16・・より外部へ溶出してゆき、ドレンD中の細菌の増殖を抑制する。
また、図14(イ)の正面図、(ロ)の内部拡大図および図15(イ)の平面図、(ロ)の内部拡大図に示すように、水溶性の合成樹脂等の材料からなる保持材17に抗菌剤14,14・・を練り込んで構成された抗菌剤ユニットKとして配置する場合もある。この場合、保持材17の形状は、円柱形状、多角形柱形状、楕円柱形状、シート形状等のいずれでもよい。
さらにまた、ドレン収容部1の内面に形成された合成樹脂等からなる被覆層内に抗菌剤を練り込む場合もある。
次に、上記した抗菌剤ユニットKの取付態様について説明する。
例えば、図1に示すように、ドレン収容部1の上面1aにネジ穴18を形成し、該ネジ穴18に対して螺着される取付具19を介して抗菌剤ユニットKを着脱可能に取り付けるようにしてもよい。この場合、取付具19は、前記抗菌剤ユニットKに取り付けられる吊り下げ具19aと、該吊り下げ具19aの上端が接合され且つ前記ネジ穴18に対して螺着脱自在とされた取付ネジ19bとによって構成されている。このようにすると、取付具19の螺着脱により、容易に抗菌剤ユニットKの着脱が行えることとなる。
第2の実施の形態
図16および図17には、本願発明の第2の実施の形態にかかるドレンアップキットが示されている。
この場合、抗菌剤14(具体的には、抗菌剤ユニットK)は、ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき一部がドレンDに浸漬しない状態で配設されている。
ところで、抗菌剤14には、有効な静菌効果を発揮させるに必要な最小濃度が存在する。この最小濃度は、使用する抗菌剤14の種類によって異なる。そこで、通常、図18に示すように、使用条件の範囲内の最悪条件(抗菌剤の溶出濃度が最も低くなる条件)下で、この最小濃度を確保し、なおかつ使用年数(N年)間で安定して有効な静菌効果を発揮できることを前提に、初期抗菌剤量(浸漬量)を決定する。
このようして決定した初期抗菌剤量を、従来(図19)のように、ドレンD中に全没状態で浸漬して使用すると、最悪状態の下でも、それ以外の条件の下でも、有効に静菌効果は発揮されるが、最悪条件以外の条件下では、抗菌剤14の濃度が必要以上に高くなるため、抗菌剤14を無駄に消費することとなる。
ところが、本実施の形態においては、上述したように、抗菌剤14(具体的には、抗菌剤ユニットK)は、ドレン収容部1に収容されるドレンDが最大水位Lmaxにあるとき一部がドレンDに浸漬しない状態で配設されている。
このような構成とすると、例えば図16の初期状態にある抗菌剤ユニットKにおける下端側のドレンD中に浸漬している抗菌剤14,14・・が、ドレンD中に溶解・溶出して行くことにより次第に減少しても、それに応じて図17に示すように、ドレンDの実際の水位よりも上方側にあって、全く溶解・溶出していない新しい抗菌剤14,14・・部分が下方側に次第に下降して順次補給されて行く。
従って、ドレンDの水位に応じた抗菌剤14の消耗量を考慮して、最大水位Lmaxよりも上方に突出している部分の高さHを使用年数に応じて適切に設定しておくと、図17に示すように、最上部の抗菌剤14が消耗してしまうまで、所望の長期間に亙って連続使用が可能となる。しかも、抗菌剤14の構成のみで対応できるところから、簡単な構成で、低コストとなる。
今、以上のような設置状態における抗菌剤14の使用年数(時間)Nと濃度の関係を示すと、図20のようになる。即ち、この場合にも、使用年数とともに抗菌剤14は消耗するが、従来(図18)と異なり、浸漬量が一定となるので、抗菌剤濃度は変わらない。従って、例えば静菌効果をN年間維持させるとすると、必要な抗菌剤14の初期量は、N年間必要最低濃度を確保することができる抗菌剤量で足り、同じN年間が消耗される抗菌剤14の量は、従来よりも相当に減少することとなる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
ところで、抗菌剤としては、銀(Ag)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)などの無機化合物を主体とする無機系抗菌剤、さらにパラクロロメタキシレノールおよび2−5−ジクロロ−4−ブロモフェノールなどのフェノール類、N−(フロロジクロロメチルチオ)−フタルイミドおよびN,N−ジメチル−N′−フェニル−N′−(フロロジクロロメチルチオ)−スルファミドなどのハロアルキル類、その他の有機系抗菌剤などがある。
また、上記無機系抗菌剤の場合、抗菌剤を、例えば炭酸カルシウム、ゼオライト、カオリンクレー、珪藻土、タルク、ベンナイト、セラミックス、活性炭、アパタイトなどに担持させた無機系抗菌剤を採用することもできる。セラミックス、活性炭、アパタイトなどに担持させた無機系抗菌剤は抗菌性が高く、非揮発性であり、樹脂と混練し易いなどのメリットがある。さらに、無機系抗菌剤を担持した水溶解性ガラス等のように、水に溶けることによって殺菌効果のある抗菌剤が溶出する粒状又はペレット状のものなどがある。
本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットの縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットの平面図である。 抗菌剤をドレン収容部の反吸込口側(即ち、反排水側)に設置した場合における静止ドレン中のの抗菌剤の溶出特性を示す特性図である。 抗菌剤をドレン収容部の反吸込口側(即ち、排水側)に設置した場合における流水ドレン中の抗菌剤の溶出特性を示す特性図である。 抗菌剤をドレン収容部の吸込口側(即ち、排水側)に設置した場合における静止ドレン中の抗菌剤の溶出特性を示す特性図である。 抗菌剤をドレン収容部の吸込口側(即ち、排水側)に設置した場合における流水ドレン中の抗菌剤の溶出特性を示す特性図である。 抗菌剤をドレン収容部の反吸込口側(即ち、反排水側)と吸込口側(即ち、排水側)との中間位置に設置した場合における静止ドレン中の抗菌剤の溶出特性を示す特性図である。 抗菌剤をドレン収容部の反吸込口側(即ち、反排水側)と吸込口側(即ち、排水側)との中間位置に設置した場合における流水ドレン中の抗菌剤の溶出特性を示す特性図である。 抗菌剤の設置位置より最も離れる位置で必要抗菌剤最低濃度を確保した場合の抗菌剤の設置位置と必要抗菌剤量との関係を、静止ドレン中と流水ドレン中において調べた結果を示す特性図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットにおけるドレン収容部において使用される抗菌剤の使用形態例Iを示すものであり、(イ)は正面図、(ロ)は内部拡大図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットにおけるドレン収容部において使用される抗菌剤の使用形態例Iを示すものであり、(イ)は平面図、(ロ)は内部拡大図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットにおけるドレン収容部において使用される抗菌剤の使用形態例IIを示すものであり、(イ)は正面図、(ロ)は内部拡大図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットにおけるドレン収容部において使用される抗菌剤の使用形態例IIを示すものであり、(イ)は平面図、(ロ)は内部拡大図、(ハ)は変形例を示す内部拡大図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットにおけるドレン収容部において使用される抗菌剤の使用形態例IIIを示すものであり、(イ)は正面図、(ロ)は内部拡大図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるドレンアップキットにおけるドレン収容部において使用される抗菌剤の使用形態例IIIを示すものであり、(イ)は平面図、(ロ)は内部拡大図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかるドレンアップキットの初期状態を示す縦断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかるドレンアップキットの所定期間経過後の状態を示す要部断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかるドレンアップキットにおける抗菌剤の設置構造における抗菌作用の問題点を示す特性図である。 従来の構造設置構造例を示す要部断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかるドレンアップキットにおける抗菌剤の設置構造における抗菌作用を示す特性図である。 一般のドレンアップキットの使用例を示す斜視図である。
符号の説明
1はドレン収容部
1aは上面
2はポンプ装置
8は吸込口
14は抗菌剤
15は保持容器
16は開孔部
17保持材
Dはドレン
Lmaxは最大水位
Kは抗菌剤ユニット
Xは室内機
Yはドレン配管

Claims (7)

  1. 空気調和機の室内機(X)からのドレン配管(Y)の途中に付設され、該室内機(X)において生ずるドレン(D)が収容される所定容積のドレン収容部(1)と、該ドレン収容部(1)に収容されたドレン(D)を排出するドレン排出用のポンプ装置(2)とを具備したドレンアップキットであって、前記ドレン収容部(1)には、前記ドレン(D)に対して静菌効果を発揮する抗菌剤(14)を配設したことを特徴とするドレンアップキット。
  2. 前記抗菌剤(14)を、前記ドレン収容部(1)に収容されるドレン(D)が最大水位(Lmax)にあるとき全体がドレン(D)に浸漬し得る状態で配設したことを特徴とする請求項1記載のドレンアップキット。
  3. 前記抗菌剤(14)を、前記ドレン収容部(1)に収容されるドレン(D)が最大水位(Lmax)にあるとき一部がドレン(D)に浸漬しない状態で配設したことを特徴とする請求項1記載のドレンアップキット。
  4. 前記抗菌剤(14)を、前記ポンプ装置(2)の吸込口(8)から最も遠い位置までの距離の中間位置より反吸込口側に配置したことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載のドレンアップキット。
  5. 前記抗菌剤(14)の配置位置を、前記ドレン収容部(1)内のドレン(D)が排出されていない状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤の量と前記ドレン収容部(1)内のドレン(D)が排出されている状態で必要最低抗菌剤濃度を確保するに必要十分な抗菌剤の量とが一致する位置に設定したことを特徴とする請求項4記載のドレンアップキット。
  6. 前記ドレン(D)の侵入が可能な保持容器(15)内に粒状あるいはペレット状の多数の抗菌剤(14),(14)・・を収容した抗菌剤ユニット(K)を用いたことを特徴とする請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載のドレンアップキット。
  7. 水溶性の保持材(17)に粒状あるいはペレット状の多数の抗菌剤(14),(14)・・を混入した抗菌剤ユニット(K)を用いたことを特徴とする請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載のドレンアップキット。
JP2004358093A 2004-12-10 2004-12-10 ドレンアップキット Pending JP2006162222A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004358093A JP2006162222A (ja) 2004-12-10 2004-12-10 ドレンアップキット
PCT/JP2005/022615 WO2006062182A1 (ja) 2004-12-10 2005-12-09 ドレンアップキット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004358093A JP2006162222A (ja) 2004-12-10 2004-12-10 ドレンアップキット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006162222A true JP2006162222A (ja) 2006-06-22

Family

ID=36578002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004358093A Pending JP2006162222A (ja) 2004-12-10 2004-12-10 ドレンアップキット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2006162222A (ja)
WO (1) WO2006062182A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014294A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2012240043A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Fukuhara Co Ltd 細菌類に対応した綺麗なドレン水の処理装置および処理方法
CN114135999A (zh) * 2021-11-29 2022-03-04 浙江富士精工科技有限公司 空调用智能排水泵及其制造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220073385A1 (en) * 2020-09-08 2022-03-10 William Herbkersman Method and device for limiting algae growth in condensate drain lines

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6373039A (ja) * 1986-09-17 1988-04-02 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2558852B2 (ja) * 1988-12-05 1996-11-27 松下冷機株式会社 空気調和機
JPH059692U (ja) * 1991-07-17 1993-02-09 株式会社加藤機械製作所 殺菌フロート
JP3052941B2 (ja) * 1998-08-28 2000-06-19 ダイキン工業株式会社 空調室内機
JP2002257400A (ja) * 2001-02-26 2002-09-11 Osaka Gas Co Ltd 空気調和室内機の保守装置
JP2004149585A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Hokushin Ind Inc 親水性基含有ポリ(p−ビニルフェノール)共重合体の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014294A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2012240043A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Fukuhara Co Ltd 細菌類に対応した綺麗なドレン水の処理装置および処理方法
CN114135999A (zh) * 2021-11-29 2022-03-04 浙江富士精工科技有限公司 空调用智能排水泵及其制造方法
CN114135999B (zh) * 2021-11-29 2023-01-13 浙江富士精工科技有限公司 空调用智能排水泵及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006062182A1 (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4252530B2 (ja) 空気調和機のドレン水静菌構造
JP5241351B2 (ja) 加湿機
EP1840475A1 (en) Air conditioner
US7967900B2 (en) Air filtering apparatus
JP2006194494A (ja) 空気調和機
JP2006194491A (ja) 空気調和機
JP5205082B2 (ja) 空気調和装置
JP5052433B2 (ja) 加湿機
JP2006162222A (ja) ドレンアップキット
JP2006194493A (ja) ドレン排出装置
JP2006194493A5 (ja)
JP2009180434A (ja) 加湿装置
CN113375330B (zh) 空调器
JP5335449B2 (ja) 空気調和装置
JP2006170477A (ja) 空気調和機のドレン水静菌構造
JP4696559B2 (ja) 空気調和機
JP5610896B2 (ja) 空気調和装置およびこれに用いるキャップ
JP3143154U (ja) 畜舎
JP4639762B2 (ja) 空気調和機
JP2011158104A (ja) 加湿機
JP5278525B2 (ja) 空気調和装置
JP2006322677A (ja) 抗菌材料及び抗菌材料を備えた装置
JP4805649B2 (ja) 排気装置および生ごみ処理装置の排気構造
JP5270506B2 (ja) 空気調和機、空気調和方法および加湿部材
JP3148455U (ja) 畜舎

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108