JP2006170477A - 空気調和機のドレン水静菌構造 - Google Patents

空気調和機のドレン水静菌構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 水位(貯水量)の変化に応じ抗菌剤を必要なときに必要な量だけ溶出させて常に濃度を一定に保ち、長期間安定して効率的に静菌効果を持続させることができる空気調和機のドレン水静菌構造を提供する。
【解決手段】 この発明は、空気調和機1のドレンパン8部分において、抗菌部材50を、ドレン溝部82内のドレン水の水位変化に対応して、ドレン溝部82の底部付近から上記最大水位L2付近に亘って設置したことを特徴としている。
このような構成によると、ドレンパン8内の貯水量が増加して水位が上昇すると、ドレン水に浸漬している抗菌剤の量は増加する。反対に貯水量が減少して水位が低下すると、同状態の抗菌剤の量は減少する。これにより貯水量が変化しても、抗菌剤濃度を常に一定に保つことができるようになる。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、空気調和機のドレン水静菌部の構造に関するものである。
一般に空気調和機の熱交換器等の下部には、ドレン水を受け止めて外部に排出するドレンパンが設けられている。
一旦ドレンパン内に貯留されたドレン水は、例えば窓型や壁掛け型の空気調和機の場合には、当該ドレンパン内の傾斜溝を利用してドレン配管により外部に流し、また天井埋込型や天井吊下型の空気調和機の場合には、一般にドレンポンプ(ドレンアップキットを含む)を介して汲み上げ、ドレン配管を通して外部に排出する。
しかし、何れの場合にも、所定時間内はドレンパン内にドレン水が停滞する。そのため、ドレンパン内のドレン水には細菌が繁殖する。その結果、スライム生成による異臭やドレン配管詰まり等の問題を発生させる。
この対策として、これまで例えばドレンパンの内壁面に結晶性ポリプロピレン、無機充填剤および抗菌剤を含む抗菌剤含有樹脂組成物層を積層し、さらに同抗菌剤含有樹脂組成物層の上に、上記抗菌剤を透過させることが可能な樹脂製シートあるいはフィルムを積層して、凝縮水がこのシートあるいはフィルムに接するようにしたり(特許文献1参照)、またドレンパン底面に殺菌効果のある銅合金箔を接着したり(特許文献2参照)、ドレンパン形成部材に殺菌剤を入れる一方、さらに殺菌機能の高い紫外線ランプを設け、ドレン水中に紫外線を照射するようにしたもの(特許文献3参照)などがある。
しかし、これらのものは何れもドレンパン自体の構造を複雑なものとし、またスライム発生等汚染の進行によって、次第に静菌効果が低下してくる問題がある。
また、後者の紫外線ランプを設けるものの場合、空気調和機の形態によっては1つのランプでドレンパン全体を均一に照射することが困難であり、複数のランプを必要とするので、設置コストおよびランニングコスト共に高くなる問題がある。
このような事情から、一般には、例えば図21の(a),(b)に示すようなメッシュ構造等多孔壁構造の容器本体50A内に、例えば無機系抗菌剤を担持した水溶解性ガラス等の、水に溶けることによって殺菌効果のある抗菌剤が溶出する粒状又はペレット状の抗菌剤50B,50B・・・を充填した抗菌部材50を、同図21の(a),(b)に示すように横倒しの全没浸漬状態で使用しているのが実情である。
このような静菌構造の場合、一定期間使用して、容器50A内の抗菌剤50B,50B・・・がなくなると、新たなものに取り換えれば良く、同交換により長期間に亘る使用が可能となる。
特開平10−78240号公報(明細書第1−4頁、図1−3) 特開平2−106630号公報(明細書第1−2頁、図4) 特開2000−97447号公報(明細書第1−3頁、図1,2,4)
ところで、以上のような抗菌部材50には静菌効果を発揮する必要最小限度の濃度が存在する。またこの最小濃度は、使用する抗菌剤50B,50B・・・の種類によって異なる。そこで、通常、使用条件の範囲内における最悪の条件(抗菌剤の溶出濃度が最も低くなる条件)下で、この最小濃度を確保し、かつ使用年数間の全体に亘って安定して有効な静菌効果を発揮できることを前提として、初期抗菌剤の量(浸漬量)を決定する。
このようにして決定した抗菌剤量(浸漬量)を、図21の(a)に示すようにドレン水中に全没浸漬して使用すると、最も抗菌剤50B,50B・・・の溶出量が多くなるので、最悪条件下でも、それ以外の条件下でも有効に静菌効果が発揮されるが、それ以外の条件下では抗菌剤の濃度は必要以上の高い濃度になり、抗菌剤を無駄に消費することになる。
ところで、この場合における抗菌剤50B,50B・・・の溶出特性を見ると、図22のような傾向を示す。図22は、ドレンパン8内の貯水量と抗菌剤濃度との関係を示している。今抗菌剤の浸漬量と浸漬時間とを一定とすると、貯水量が少ないほど抗菌剤濃度は増加する。したがって、貯水量に比例して抗菌剤の浸漬量を変えることができれば常に最小濃度を確保することができることになる。
しかるに、上述のように単に抗菌部材50を最小水位L1に対応して全没状態で浸漬したのでは、このような要求に対応することができない。
本願発明は、このような課題を解決するためになされたもので、抗菌剤を、その時の水位に応じて、必要なときに必要な量だけ溶出させ、貯水量の変化にかかわらず、常に濃度を一定に保ちながら、長期間に亘って安定して効率的に静菌効果を持続させ得るようにした空気調和機のドレン水静菌構造を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、空気調和機1のドレンパン8部分において、抗菌部材50を、ドレン溝部82内のドレン水の水位変化に対応して、ドレン溝部82の底部付近から上記最大水位L2付近に亘って設置したことを特徴としている。
このような構成によると、貯水量が増加して水位が上昇すると、ドレン水に浸漬している抗菌剤の量は増加する。反対に貯水量が減少して水位が低下すると、同状態の抗菌剤の量は減少する。これにより貯水量が変化しても、抗菌剤濃度を常に一定に保つことができるようになる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、抗菌部材50は、ドレン溝部82の底部付近から最大水位L2位置付近まで連続する一体のものよりなっていることを特徴としている。
このような構成によれば、ドレン溝部82の底部付近から最大水位L2位置付近まで連続する一体の抗菌部材50によって、貯水量が増加して水位が上昇すると、ドレン水に浸漬している抗菌剤の量は増加する。反対に貯水量が減少して水位が低下すると、抗菌剤の量は減少する。これにより貯水量が変化しても、抗菌剤濃度を常に一定に保つことができるようになる。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、抗菌部材50は、ドレン溝部82の底部付近から最大水位L2位置付近まで段階的に連続する複数体のものよりなっていることを特徴としている。
このような構成によれば、ドレン溝部82の底部付近から最大水位L2位置付近まで段階的に連続する複数体の抗菌部材50,50,50によって、貯水量が増加して水位が上昇すると、ドレン水に浸漬している抗菌剤の量は増加する。反対に貯水量が減少して水位が低下すると、抗菌剤の量は減少する。これにより貯水量が変化しても、抗菌剤濃度を常に一定に保つことができるようになる。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第2の課題解決手段の構成において、一体の抗菌部材50は、ドレン溝部82の底部側から最大水位L2側にかけて、抗菌剤の量が多くなるように構成されていることを特徴としている。
したがって、このような構成によると、水位に対応して抗菌剤の浸漬量を最適に変化させることができ、ドレン水の貯水量が変化しても、ドレン水中の抗菌剤の濃度を、より確実に一定に保つことができるようになる。
以上の結果、本願発明によれば、抗菌剤の無駄な消耗を減らし、最大限まで有効に寿命を長く延ばすことができる。
また、常に有効な一定の殺菌濃度で抗菌剤を作用させることができるので、その間安定した静菌効果を維持させることができる。
(最良の実施の形態1)
以下、本願発明の最良の実施の形態1に係る空気調和機のドレン水の静菌構造について説明する。
(適用対象である空気調和機の一例)
先ず、本願発明が適用される空気調和機の構造の一例を、図1〜図2に示す。
この空気調和機は、同図1〜図2に示すように、天井14に形成された開口部7の上方に空気調和機本体1を配置し、該空気調和機本体1の下面部に対して下方側から上記開口部7を覆う化粧パネル2を取り付けて構成されており、上記空気調和機本体1の略六角形のカセット型の本体ケーシング3内には、略環状の熱交換器4内側と、該熱交換器4の中心部にあって吸込側を下向きとし、かつ空気吹出側を上記熱交換器4の側面方向としたファン(遠心羽根車)5およびファンモータ9と、上記ファン5の吸込側に配置されたベルマウス6(空気吸込口6a)が配設されている。
この場合、ファン5は、例えば上方側のハブ5aと下方側シュラウド5cとの間に多数枚のブレード5b,5b・・・を備えた遠心ファンにより構成されている。そして、同ファン5は、ハブ5aの中心軸部分を、上記ファンモータ9のモータ軸9aに固定して水平回転可能に支持されている。また、ファンモータ9は、そのファンモータ取付ブラケット9b部分をファンモータ取付部材11,11・・・を介して、天板32に取り付けることにより、天板32に支持されている。
なお、符号8は上記熱交換器4の形状に対応して、その下方に配置されたドレンパン、10は上記熱交換器4の外周側に形成された空気吹出通路、10aは同空気吹出通路下流の空気吹出口である。
上記カセット型の本体ケーシング3は、上述のように略六角形形状とされており、断熱材からなる側壁3aと、該側壁3aの上部を覆う上述の天板32とからなっている。
上記熱交換器4は、平行な2列の伝熱管42,42、42,42・・・とそれらがクロス方向に嵌挿された多数のプレートフィン41,41、41,41・・・よりなるクロスフィンコイル型のものよりなり、その両開放端側には各々管板11,11が設けられ、これら各管板11,11間は、所定の仕切り板12により連結されている。
上記本体ケーシング3の天板32、上記管板11,11、上記仕切り板12および上記ベルマウス6の下面に取り付けられるスイッチボックス13は、共に板金製品により構成されている。そして、上記天板32と上記スイッチボックス13は、例えば上記仕切り板12の上下両端部に対してビス止めされて固定されるようになっている。
一方、上記ベルマウス6一側には、上記スイッチボックス13を収納する凹部14が形成されており、該凹部14内に、上記スイッチボックス13が嵌合されるようになっている。
また、上記仕切り板12の下端には、その両端部に位置して上記管板11,11の下端への結合部となる取付片19,19が一体に突設されている。上記取付片19は、上記管板11に対してビスにより下方から固着されている。
また、符号21は室外へのドレンホース接続口、22はドレンポンプ、23はフロートスイッチ、24はドレンポンプ22が配置されるドレンポンプ収容部、13aはドレンポンプ収容部を仕切る仕切り板、26は上記スイッチボックス13の蓋カバーである。
(ドレンパンおよび抗菌部材の設置構造)
ところで、本実施の形態の上記ドレンパン8部分は、例えば図3のように構成されている。
すなわち、該ドレンパン8は、全体として所定の断熱材により形成され、図3に示すように、外周側の側壁8aと内周側の側壁8bとの間に、熱交換器4のプレートフィン41,41、41,41・・・が載置される第1の溝部81と、該第1の溝部81よりも深さが深いドレン水排出用の第2の溝部82との2つの溝部が設けられている。
そして、上記第2の溝部82部分には、上記第1の溝部81および第2の溝部82内に貯留(流出状態も含む)されたドレン水に対して抗菌剤50Bを作用させて、ドレン水の静菌を行う抗菌部材50が、上下方向に延び、上記第2の溝部82の底部と最大水位L2間に亘る立設状態で設置されている。
この抗菌部材50は、例えば図4〜図6に詳細に示すように、上記第2の溝部82の底部と最大水位L2部間の寸法(距離)に応じた所定の長さL3の円筒体構造をなす多孔壁の容器本体50Aと、該容器本体50Aの内部に略充満する状態で多数収納された粒状又はペレット状の抗菌剤50B,50B・・・とから構成され、その下端50a側が最小水位L1時のドレン水中に確実に浸漬され、かつ上端50c側が最大水位L2位置に達するようにして、上記第2の溝部82の底部上に支持されている。
そして、上記容器本体50A内の粒状又はペレット状の抗菌剤50B,50B・・・は、水に溶解する特性を持っており、上記ドレンパン8の第1,第2の溝部81,82内のドレン水の量(浸漬量)に応じて、溶解し、容器本体50Aの壁部の多数の穴より外部に溶出してゆき、ドレン水中の細菌を効果的に殺菌する。
このような静菌作用を実現する場合、前述のごとく、その抗菌剤50Bには、有効な静菌効果を発揮させるに必要な最小濃度が存在する。この最小濃度は、使用する抗菌剤50Bの種類によって異なる。そこで、通常、前述のように、使用条件の範囲内の最悪条件(抗菌剤の溶出濃度が最も低くなる条件)下でこの最小濃度を確保し、なおかつ使用年数(例えば10年)間で安定して有効な静菌効果を発揮できることを前提に、初期抗菌剤量(浸漬量)を決定する。
このようにして決定した初期抗菌剤量(浸漬量)を、従来(図21)のようにドレン水中に全没状態で浸漬して使用すると、最悪条件の下でも、それ以外の条件の下でも有効に静菌効果は発揮されるが、それ以外の条件下では抗菌剤の濃度が必要以上に高くなるため抗菌剤を無駄に消費することになる。
ところで、この場合における上記抗菌剤50B,50B・・・の溶出特性を見ると、例えば図22のような傾向を示す。図22は、ドレンパン8内の貯水量と抗菌剤濃度との関係を示している。今抗菌剤の浸漬量と浸漬時間とを一定とすると、貯水量が少ないほど抗菌剤の濃度は増加する。したがって、貯水量に比例して抗菌剤の浸漬量を変えることができれば、水位の変化にかかわらず常に最小濃度を確保することができることになる。
次に貯水量の変化条件を把握する必要がある。現状の自己制御型ドレンポンプを使用する場合は、梅雨時などの、発生するドレン量の多い時は貯水量は増加する。反対に中間期などのドレン量が少ない時は貯水量は減少する。また、冷房状態から運転を停止すると、ドレンポンプ22が停止し、熱交換器4に滞留しているドレン水がドレンポンプ22に排出されるため、貯水量が増加する。つまり、ドレン水の貯水量は運転条件により変化するが、ドレン水の貯水量とドレン水の水位は比例するためドレン水の水位を知ることにより、ドレン水の貯水量を把握することができる。
したがって、ドレン水の水位に対応して抗菌剤の浸漬量を変化させれば、ドレン水の貯水量が変化してもドレン水中の抗菌剤の濃度を一定に保つことができることになる。
このため、上記のように、第2の溝部82の底部から最大水位L2位置まで、予測される水位の変化幅に対応した長さL3の抗菌部材50を配置する。これによりドレン水の貯水量が増加してドレン水の水位が上昇すると、ドレン水に浸漬している抗菌剤の量は増加する。反対にドレン水の貯水量が減少して水位が低下すると、抗菌剤の量は減少する。したがって、ドレン水の貯水量が変化しても抗菌剤の濃度を一定に保つことができるようになる(図7の(a),(b)参照)。
しかも、同構成では、抗菌部材50のみの構成単独で任意に対応することができ、ドレンパン8側の構成は従来のままで良いので、構成は簡単で、低コストで済む。
これらの結果、本実施の形態の構成によれば、従来(図21の(a),(b))の全没浸漬の場合と異なり、抗菌剤50の無駄な消耗を減らし、一定の安定した濃度で最大限まで有効に寿命を長く延ばすことができる。
すなわち、同構成では、抗菌剤50B,50B・・・が、その時のドレン水の貯水量に応じて必要なときに必要な量だけ溶出され、常に濃度を一定に保ち、長時間安定して効率的に静菌効果を持続させることができる。
(変形例1)
次に図8および図9,図10は、上述した抗菌部材50の形状を、円筒体形状のものから扁平な筒体形状のものに変更したことを特徴とするものである。その他の構成は、上記実施の形態1のものと全く同一である。
このような構成によっても、上記実施の形態1のものと全く同一の作用効果を得ることができる。
また、このような構成によると、ドレンパン8内の第2の溝部82の幅が狭い場合にも、容易に設置することができる。
さらにこのような構成の場合、容器本体50Aを例えば可撓性のあるメッシュ部材(合成樹脂製)により構成するのに適している。
なお、容器本体50Aをメッシュ部材により構成した場合、例えば図10に示すように、折り返し構造として一側および上下両側を接合するか又は縫い合わせることにより、扁平な袋体構造を実現するようにしてもよい。
(変形例2)
次に図11〜図13は、上述した抗菌部材50を、多孔壁構造の容器本体50A内に粒状又はペレット状の抗菌剤50B,50B・・・を収納するのではなく、例えば水溶性のある合成樹脂材50D内に粒状又はペレット状の抗菌剤50B,50B・・・を均一に練り込んで、同様の長さ、同様の直径の円柱体構造としたことを特徴とするものである。
このような構成の場合にも、合成樹脂材50Dおよび抗菌剤50B,50B・・・が溶解するに連れて、有効に殺菌作用が発揮されるので、何らかの保持手段で、上述の図3と同様の状態に保持して置きさえすれば、上述の場合と略同様の水位に応じた一定の濃度での長期(10年〜10数年)に亘る安定した抗菌作用の持続が可能となる。
(最良の実施の形態2)
次に図14および図15は、本願発明の最良の実施の形態2に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示している。
この実施の形態では、上述の抗菌部材50を、例えば熱交換器4のプレートフィン41,41間の隙間に挟み込んで固定することにより、上述の最良の実施の形態1の場合と同様の状態でドレンパン8の第2の溝部82内に設置したことを特徴としている。
その他の構成は、全て上述の最良の実施の形態1のものと同一である。
このような構成によっても、上記最良の実施の形態1の場合と全く同様の作用効果を得ることができる。
また、この場合、実際の設置に際し、特別な取付部材や取り付け構造を必要としないので、低コストである。
(最良の実施の形態3)
次に図16および図17は、本願発明の最良の実施の形態3に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示している。
上記最良の実施の形態2の構成では、上述のように抗菌部材50を、熱交換器4のプレートフィン41,41・・・部分に接して設置するので、どうしてもプレートフィン41,41間の通風量の低下を招く。
そこで、この実施の形態では、例えば図16および図17に示すように、係合部材51を用い、同係合部材51を、例えば円筒体構造の抗菌部材50を嵌合保持する円環状のリング部51cと、該リング部51cの背面に連結され、係止片51aを介してドレンパン8の側壁8aに係合される側面逆Jの字状のフック部51bとから構成し、同フック構造の係合部材51により、上記抗菌部材50をドレンパン8の外周側の側壁8aに近接させて図3と同様の状態に設置することによって、プレートフィン41,41間の通風量の低下を防止したことを特徴とするものである。
また、このような構成によると、側壁8aに対してフック部51bの係合片51aを係合させるだけでよいので、抗菌部材50の設置、交換も容易となる。
(最良の実施の形態4)
次に図18は、本願発明の最良の実施の形態4に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示している。
この実施の形態では、上述の抗菌部材50を、例えば適度な振動(微振動)を受けやすく、しかも一般的にメンテナンススペースとして設定されているドレンポンプ22部分に設置したことを特徴としている。
このドレンポンプ設置部は、例えば図2からも明らかなように、設置された熱交換器4の外周側に所定の距離を置いて設けられており、同部分では、例えば図18に示すように熱交換器4下部のドレンパン8の第2の溝部82部分も所定距離半径方向外方に幅広く形成されており、同溝部82の底部にドレンポンプ22の吸水口22aが吸水可能に臨ましめられている。
また、ドレンポンプ22のドレン水排出口22bにはドレンホース20の一端が嵌合されている。
この実施の形態の場合、該ドレンポンプ22の本体側ポンプケーシングの底壁部には、所定の間隔を保って、抗菌部材50を挟着保持するための係合片22cが一体成形されており、その先端に上述した円筒体構造の抗菌部材50が、ドレンパン8内の最大水位L2と第2の溝部82の底部間に亘って保持されている。
このような構成によれば、抗菌部材50の設置により、上記各最良の実施の形態のものと同様の作用効果を得ることができることはもとより、ドレンポンプ22駆動時の微振動により、抗菌剤50B,50B・・・を容器本体50Aの全体からスムーズに溶出できるようになり、より確実な抗菌剤50B,50B・・・の溶出が可能となる。
一般に上述した粒状又はペレット状の抗菌剤50B,50B・・・は、容器本体50A内から外部に必ずしもスムーズかつ均一には溶出しない。したがって、スムーズに溶出させるためには、若干の工夫が必要である。
上記の構成は、その場合の対策として、効果が高い。
また、ドレンポンプ22部分は、本来メンテナンススペースとして設定されているので、使用年数が経過した抗菌部材50の交換にも便利である。
(最良の実施の形態5)
次に図19は、本願発明の最良の実施の形態5に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示している。
この実施の形態では、上述の最良の実施の形態1における抗菌部材50の全体の形状を、ドレンパン8内の溝部81,82の形状に応じ、例えば最小水位L1付近以下の部分では小径に、他方同最小水位L1付近から上方側最大水位L2付近までの部分では大径にすることにより、ドレンパン8内の第2の溝部82の底部側から最大水位L2側にかけて、段階的に抗菌剤の量が多くなるように構成したことを特徴としている。
したがって、このような構成によると、ドレン溝の形状とそれに対応した水位の変化に対応して抗菌部材50の浸漬量を、より最適に変化させることができ、ドレン水の貯水量が変化しても、ドレン水中の抗菌剤の濃度を、より確実に一定に保つことができるようになる。
(最良の実施の形態6)
次に図20は、本願発明の最良の実施の形態6に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示している。
この実施の形態では、上述の最良の実施の形態1における抗菌部材50の全体の形状を、例えば最小水位L1付近以下の部分では小径に、他方同最小水位L1付近から上方側最大水位L2付近にかけて徐々に大径にすることにより、ドレンパン8内の第2の溝部82の底部側から最大水位L2側にかけて、抗菌剤の量が多くなるように構成したことを特徴としている。
したがって、このような構成によると、水位に対応して抗菌部材50の浸漬量を最適に変化させることができ、ドレン水の貯水量が変化しても、ドレン水中の抗菌剤の濃度を、より確実に一定に保つことができるようになる。
(最良の実施の形態7)
以上の各実施の形態の構成では、上述のように第2のドレン溝部82の底部から最大水位L2付近まで設置される抗菌部材50を、それぞれその全体に亘って一体のもので構成したが、これは例えばドレン溝部82の底部付近から最大水位L2位置付近まで段階的に連続する複数体のものとしてもよい。
このような構成によれば、ドレン溝部82の底部付近から最大水位L2位置付近まで段階的に連続する複数体の抗菌部材50,50,50・・・によって、貯水量が増加して水位が上昇すると、ドレン水に浸漬している抗菌剤の量は増加し、反対に貯水量が減少して水位が低下すると、抗菌剤の量は減少するようにすることができる。そして、これにより貯水量が変化しても、抗菌剤濃度を常に一定に保つことができるようになる。
(その他の最良の実施の形態)
(a) 適用される空気調和機について
以上の説明では、一例として天井埋込型の空気調和機を対象としたが、本願発明の静菌構造は、その他のタイプの空気調和機、例えば天井吊下型空気調和機、壁掛け型空気調和機、窓型空気調和機等の各種空気調和機におけるドレン水の静菌に有効である。
また、ドレンパン部分にドレンポンプを有するものはもちろん、ドレンポンプを有しないものでもよい。
さらに、ドレンパン、ドレンポンプに関しては、例えばドレンパン、ドレンポンプ、水位制御機構がキットになったドレンアップキットを使用したものでもかまわない。
同キットは、室内機本体とは別置で独立(電気系統は連動している場合もある)して使用され、ドレン水が流入すれば単独でドレン排出が可能である。製品に搭載しているドレンポンプでは揚程が不足するような場合は、このキットを別置で使用する。この場合でも、本願発明の内容は有効である。
(b) 抗菌剤について
以上の各実施の形態において使用する抗菌剤としては、有機系抗菌剤、無機系抗菌剤あるいはそれらの混合物の何れかを任意に選択して使用することができる。そして、有機系抗菌剤としては、例えばフェノール類、ハロアルキル類、ヨード類、ベンツイミダゾール類、チオカーバメート類、異種環式窒素化合物、キノン類、イソチアゾリン類、第4級アンモニウム塩類、シアネート類、アニリド類の他、トリクロロカルバニド、ポリヘキサメチレンバイグアニドハイドロクロリド、オクタデシルジメチル−3−トリメトキシシリルプロピルアンモニウムなどを主成分とするものを挙げることができる。
また、無機系抗菌剤としては、例えば銀、銅、亜鉛、錫などの無機化合物を主体とする無機系抗菌剤や、これらの抗菌剤を炭酸カルシウム、ゼオライト、カオリンクレー、珪藻土、タルク、ベントナイト、セラミックス、活性炭、アパタイトなどに担持させた無機系抗菌剤を挙げることができる。
セラミックス、活性炭、アパタイトなどに担持させた無機系抗菌剤は、抗菌性が高く、非揮発性であり、樹脂と混練し易いなどのメリットがある。したがって、上述の変形例2(図12〜図14)のような抗菌部材50を実施するのに適している。
また、そのような抗菌剤含有樹脂組成物は、本願発明の目的を逸脱しない範囲で、必要に応じ、例えば消臭剤、着香剤などの添加剤を任意に添加配合することによって、より製品効果の高いものとすることができる。
また、上述の水に溶解する特性を持った粒状又はペレット状の抗菌剤50B,50B・・・として、例えば上記のような無機系抗菌剤を担持した水溶解性ガラス等のように、水に溶けることによって殺菌効果のある抗菌剤が徐々に溶出する粒状又はペレット構造の抗菌剤の採用も可能である。
本願発明のドレン水静菌構造が適用される各最良の実施の形態に共通な空気調和機の構造を示す断面図である。 同空気調和機の本体ケーシングおよびその内側部分の構成を示す下面図である。 本願発明の最良の実施の形態1に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示すドレンパン部分の断面図である。 同構造の要部である抗菌部材の拡大正面図である。 同抗菌部材の平面図である。 同抗菌部材の内部の構造を示す拡大縦断面図である。 同抗菌部材の作用効果を、最小水位状態(a)と最大水位状態(b)とに分けて、その間の作用を対比して示す説明用の断面図である。 同抗菌部材の変形例1の構成を示す平面図である。 同変形例1の抗菌部材の内部の構造を示す拡大水平断面図である。 同変形例1の他の構成例を示す拡大水平断面図である。 同抗菌部材の変形例2の構成例を示す平面図である。 同変形例2の抗菌部材の構成を示す平面図である。 同変形例2の抗菌部材の縦断面構造を示す拡大断面図である。 本願発明の最良の実施の形態2に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示すドレンパン部分の断面図である。 同構造の要部の拡大正面図である。 本願発明の最良の実施の形態3に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示すドレンパン部分の断面図である。 同構造の要部の拡大平面図である。 本願発明の最良の実施の形態4に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示すドレンパン部分の断面図である。 本願発明の最良の実施の形態5に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示すドレンパン部分の断面図である。 本願発明の最良の実施の形態6に係る空気調和機のドレン水静菌構造を示すドレンパン部分の断面図である。 従来の発明の実施の形態に係る空気調和機のドレン水静菌構造とその作用効果を、最小水位状態(a)と最大水位状態(b)とに分けて、その間の問題点を対比して示す説明用の断面図である。 同構造における抗菌作用の問題点を示すグラフである。
符号の説明
1は空気調和機、4は熱交換器、8はドレンパン、8a,8bは側壁、22はドレンポンプ、41はプレートフィン、42は伝熱管、50は抗菌剤、50Aは容器本体、50Bは抗菌剤、81は第1の溝部、82は第2の溝部、L1は最小水位、L2は最大水位である。

Claims (4)

  1. 空気調和機1のドレンパン(8)部分において、抗菌部材(50)を、ドレン溝部(82)内のドレン水の水位変化に対応して、ドレン溝部(82)の底部付近から最大水位L2付近に亘って設置したことを特徴とする空気調和機のドレン水静菌構造。
  2. 抗菌部材(50)は、ドレン溝部(82)の底部付近から最大水位L2位置付近まで連続する一体のものよりなっていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機のドレン水静菌構造。
  3. 抗菌部材(50)は、ドレン溝部(82)の底部付近から最大水位L2位置付近まで段階的に連続する複数体のものよりなっていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機のドレン水静菌構造。
  4. 一体の抗菌部材(50)は、ドレン溝部(82)の底部側から最大水位L2側にかけて、抗菌剤(50B),(50B)・・・の量が多くなるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の空気調和機のドレン水静菌構造。
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