JP5010181B2 - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP5010181B2
JP5010181B2 JP2006152681A JP2006152681A JP5010181B2 JP 5010181 B2 JP5010181 B2 JP 5010181B2 JP 2006152681 A JP2006152681 A JP 2006152681A JP 2006152681 A JP2006152681 A JP 2006152681A JP 5010181 B2 JP5010181 B2 JP 5010181B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
folding
path
folded
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006152681A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007320713A (ja
Inventor
俊宏 堀井
裕紀 今津
博之 山田
卓也 坂本
瑞穂 白倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP2006152681A priority Critical patent/JP5010181B2/ja
Publication of JP2007320713A publication Critical patent/JP2007320713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5010181B2 publication Critical patent/JP5010181B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は用紙などのシート類を所定形状に折り畳むシート折り装置及びこれを備えた画像形成システムに係わり、折り機構にシートを供給する供給機構の改良に関する。
一般にこの種のシート折り装置は、画像形成装置などから搬出されたシート類を2つ折り或いは3つ折りに折り畳んでスタッカ上に搬出収容する装置として広く知られている。そして折り仕様としてはメール或いはファイリングなどの用途に応じてZ折り、内3つ折りなど種々の方法が採られている。
例えば特許文献1には画像形成装置からの折り処理経路を移送する過程でシートをローラ間に挟んで折り畳んで下流側の後処理装置(綴じ装置、パンチ装置など)に移送するシステムが開示されている。同公報にはシートを内3つ折り、Z折りなどに折り畳んでスタッカに収容するか、折り畳んだシートを部揃えして綴じ合わせる機構が示されている。このような折り装置には画像形成装置からシートを供給するのと合わせて例えば表紙シートなどをインサータ装置から供給するシステム構成が採られている。同公報には複写機から画像形成したシートが折り処理部に供給されるのと、スタッカ上にセットされたシートを1枚ずつ分離して折り処理部に供給するインサータ装置が備えられている。また、特許文献2にも同様のシステムが開示されている。
特開2004−352419号公報 特開2004−189413号公報
上述のように画像形成装置とインサータ装置から供給したシートを折り装置で所定の折り仕様で折り畳む場合に画像形成装置からは印刷されたシートの表裏面は一定であるがインサータ装置からのシートは表裏いずれの面であるか不明となる。例えば内3つ折りの場合片面印字シートのときに印刷面が外向きに折られ、両面印字シートのときページ面が逆に折られることがある。この為、従来はインサータ装置のトレイにシートをセットする向き(表裏面)とセット方向(印字先後端)とを装置仕様で予め定めてオペレータのセット方法に委ねている。ところが例えばZ折りの場合は印字方向を前に下向き姿勢で、内3つ折りの場合には印字方向を後ろに上向き姿勢などセット方法が煩雑となり、これを誤ると折り形態が異なる誤処理を招く問題があった。
そこで、本発明は、インサータ装置へのシートのセットが容易で簡潔であり、複数の折り仕様に応じて適正な折り面で処理することが可能なシート折り装置の提供をその主な課題としている。更に本発明は適正な折り面の折処理と同時にそのための装置を小型、コンパクトに構成することを課題としている。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。画像形成装置とインサータ装置とシート折り装置とから構成され、シート搬入経路に送られたシートを折り処理又は折り処理することなく収納トレイに向けて搬出するシステムであって、前記シート搬入経路は、前記画像形成装置若しくは前記インサータ装置から送られたシートを直接又は折り処理経路を経て収納トレイに移送するように構成し、前記シート折り装置は、前記シート搬入経路から分岐して下方に配置されシートを折り処理する折り処理経路と、この折り処理経路に配置されシートに折り処理を施すシート折り手段と、を備える。そして前記インサータ装置は、前記シート搬入経路の上方に配置されシートをセットする給紙トレイと、前記給紙トレイ上のシートを一枚ずつ分離する分離手段と、前記分離手段からシートを前記シート搬入経路に移送する給紙経路と、この給紙経路に設けられ前記分離手段からのシートを表裏反転する反転手段を有する反転経路と、前記給紙トレイからのシートを選択的に前記反転経路に案内する経路切換手段と、を備える。そして記シート折り手段は、折りモード設定手段からの設定情報に基づいて複数の折り仕様の1つを実行するように構成し、前記経路切換手段は、折りモード設定手段からの設定情報に基づいて複数の折り仕様の1つを実行するように構成されると共に、前記経路切換手段は、前記シート折り手段で施される折り仕様に応じて前記給紙トレイからシートを反転若しくは反転することなく前記シート搬入経路に給送する
これによって、インサータ装置の給紙トレイ上にシートをセットする際にその表裏面を規定することなくセットされた状態で繰り出し折り仕様に応じて反転手段で表裏面を反転させ正しい折り面で折り処理することが可能となる。また、上記反転手段の制御は、折りモード設定手段からの設定情報と、給紙トレイ上にセットされたシートの表裏情報に基づいて分離手段からのシートを表裏反転するか否かを決定する。この場合、シートの表裏情報は給紙手段からのシートを検出するセンサ手段若しくはシートの表裏情報を入力する入力手段から取得するように構成する。
例えば前記折りモード設定手段にシートを内3つ折りする折り仕様を備え、前記反転手段には給紙手段からこの反転手段に至る経路中にシートの印字面を検出するセンサ手段を備える。そして反転手段は上記折りモード設定手段で内3つ折りするモードが選択されたとき上記センサ手段からの印字面検出情報に基づいて前記分離手段からのシートを表裏反転して前記シート折り手段に給送するように制御する。これによって内3つ折りの際に印字面が片面のとき外向き姿勢、或いは印字面が両面のときページ面が逆に折られることがない。
本発明は、インサータ装置のトレイにセットされたシートを折りモード設定手段で設定された折り仕様に応じて反転手段で表裏反転してシート折り手段に供給するようにしたものであるから、例えば内3つ折りの際に印字面が外向きに折られることなく、内向きの姿勢で折り処理されることとなる。従ってトレイにセットするシートの表裏面を折仕様によって異ならせる必要がなくシートのセットが容易で簡潔となる。この場合、給紙手段から反転手段に至る経路中にシートの印字面を検出するセンサ手段を設けることにより、トレイに表裏いずれの方向でシートがセットされても正しい印字面で折り処理を施すことが出来る。更に、反転手段をインサータ装置のトレイ下部に配置することによって装置をコンパクトで小型に形成することが出来るなどの効果を奏する。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる画像形成システムの全体構成図であり、図2及び図3は画像形成システムの一部を構成する「折りユニット」の全体説明図であり、図2はその上部ユニットを、図3はその下部ユニットを示す。図4は折仕様の一例を示す説明図、図5はシート集積部の構造を示す斜視図であり、図6はシート集積部の断面説明図である。
まず、画像形成システムについて図1に基づいて説明する。図1に示すシステムはシート上に画像を形成する画像形成ユニットAと、画像形成されたシートを所定の形状に折り畳むシート折り処理ユニットBと、これらのユニットから送られたシートに後処理を施す後処理ユニットCとから構成され、画像形成ユニットAからシート折り処理ユニットB、次いで後処理ユニットCにシートが順次下流側に搬送されるように配置されている。
画像形成ユニットAは、給紙部1からシートを印刷部2に送り、印刷部2でシートに印刷した後、排紙口3からシートを搬出する。給紙部1は複数のサイズのシートが給紙カセット1a、1bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して印刷部2に給送する。印刷部2は例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置され、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。このように画像形成されたシートは排紙口3から順次搬出される。図示9は循環経路であり、定着器8から表面に印刷したシートを表裏反転して再び印刷部2に給送してシートの裏面に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートはスイッチバック経路10で表裏反転された後排紙口3から搬出される。
図示11は画像読取ユニットであり、プラテン12上にセットした原稿シートをスキャンユニット13で走査し、図示しない光電変換素子で電気的に読み取る。この画像データは画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ記憶部14に転送され、前記レーザ発光器5に画像信号を送る。また、図示15は原稿送り装置であり、スタッカ16に収容した原稿シートをプラテン12に給送するフィーダ装置である。上述の画像形成ユニットAはその一例として静電印刷機構を示したが、この他インクジェット印刷機構、スクリーン印刷機構などが知られ、本発明はそのいずれもが採用可能である。
シート折り処理ユニットBは折り処理部B1と、折りシート集積部B2と、インサータユニットB3とから構成されている。このシート折り処理ユニットBは前記画像形成ユニットAの排紙口3に連なる搬入口20が備えられ、この搬入口20から後述する後処理ユニットCにシートを移送するシート搬入経路P1が装置を横断するように連接されている。このシート搬入経路P1に折り処理経路P2とインサータユニットB3からの給紙経路P3が分岐して連接されている。
上記折り処理部B1で施す折仕様について図4に基づいて説明する。前述の画像形成システムで良く使用される紙折りの形態(折り仕様)は1/2二ツ折り、1/3Z折り、1/3内三ツ折り及び1/4Z折りとされ、まずこの各形態について説明する。
(1/2二ツ折り)
画像形成ユニットAから搬出されたシートを搬送方向長さの1/2位置を折り目に折り畳む。図示しないがシート中央1/2位置を折り目に2つ折りし、この折りシートの合わせ端をステップル綴じ、或いは糊綴じすることによって袋綴じ書類が作成され、また2つ折りしたシートに穴開け処理を施してファイリングする等種々の書類整理に用いられる。この場合には画像形成された印字面(片面印刷のみ可能)を外向きに折ロールで折り畳む必要がある。従って折り処理経路P2には少なくとも一対の折ロールとシートの先端若しくは後端を基準に折り目位置を割り出す規制手段が必要となる。
(1/3内三ツ折り)
シートの搬送方向長さ1/3位置を折り目にシートの先端側と後端側を同一方向に折り合わせる。図4(a)に示すようにシートの搬送方向先端側1/3位置を折り畳み、この折り合わせ片の上にシートの後端側1/3位置を重ね合わせる。このように三ツ折りされたシートはレターとして封筒に封入され使用されるのに適している。この場合には画像形成された印字面(両面印刷のときには表ページ面)を内向きに折ロールで折り畳む必要があり、折り処理経路P2には第1の折処理を施す第1の折ロール対と、このロール対の下流側に第2の折ロール対を配置する必要がある。後述する折ロール機構21では図3矢視aの姿勢(同図左側が表ページ面)で折り処理経路P2に供給したシートを第1の折ロール対である第1、第2ロール21a、21bでシート後端1/3位置を折り畳み、次いで第2の折ロール対である第2、第3ロール21b、21cでシート先端1/3位置を折り畳む。
(1/3Z折り)
シートの搬送方向長さの1/3を折り目に先端側と後端側を反対方向に折り畳む。図4(b)に示すようにシートの搬送方向の先端側1/3位置と後端側1/3位置をそれぞれ反対側に折り畳む。このように三ツ折りされたシートは例えばダイレクトメールとして封筒に封入されて使用される。この場合には画像形成された印字面(両面印刷のときには表ページ面)のレターヘッド部が外向きで見えるように折り畳む必要があり、折り処理経路P2には上流側に第1の折ロール対を、その下流側に第2の折ロール対を配置する必要がある。後述する折ロール機構21では図3矢視bの姿勢(同図右側が表ページ面)で折り処理経路P2に供給したシートを第1の折ロール対である第1、第2ロール21a、21bでシート先端1/3位置を折り畳み、次いで第2の折ロール対である第2、第3ロール21b、21cでシート後端1/3位置を折り畳む。
(1/4Z折り)
図4(c)に示すようにシートの搬送方向中央を1/2位置で二つに折り、次いでこの二つに折った一片を更に1/2位置で反対側に二つに折る。このように折り畳んだシートは順次積み重ねた一連の文書としてステップル綴じ或いはパンチ穴開けしてファイリングする。これによって大小サイズ、例えばA3サイズ文書をA4サイズ文書に揃えて綴じ合わせることが出来る。この場合には画像形成された印字面(両面印刷のときには表ページ面)を内向きに1/2位置で折り、その半片の1/2位置を折り返す必要があり、折り処理経路P2には上流側に第1の折ロール対を、その下流側に第2の折ロール対を配置する必要がある。後述する折ロール機構21では図3矢視bの姿勢(同図右側が表ページ面)で折り処理経路P2に供給したシートを第1の折ロール対である第1、第2ロール21a、21bでシート先端1/2位置を折り畳み、次いで第2の折ロール対である第2、第3ロール21b、21cでシート1/2位置を折り畳む。
次に上述の折り処理部B1の構造を図3に基づいて説明すると、前述のシート搬入経路P1から経路切換フラッパ24を介して折り処理経路P2が連設され、この折り処理経路P2に折ロール機構21が配置されている。折り処理経路(以下「処理経路」という)P2には経路中央部にT字状に分岐した折シートパス23が設けられ、また処理経路P2の先端下流側にはスイッチバックパス22が設けられている。この経路分岐点にシート折り手段(以下、折ロール機構という)21が配置されている。図示の折ロール機構21は第1ロール21aと第2ロール21bと第3ロール21cで構成され、第1、第2ロール21a、21bが互いにシートをニップするように接し、第2、第3ロール21b、21cが同様に接している。従ってこの第1、第2ロール21a、21bのニップ点(第1折部)で第1折り処理が、第2、第3ロール21b、21cのニップ点(第2折部)で第2折り処理が施される。
上記処理経路P2にはシートを搬送する搬送ローラ25が配置してあり、搬送ローラ25の下流側に上記折ロール機構21が位置している。そして処理経路P2の下流側のスイッチバックパス22には正逆転可能なスイッチバックローラ26とシートセンサS1が配置されている。このスイッチバックローラ26で図3下流側に繰り出したシートの先端をシートセンサS1が検出し、この先端検知からシートを所定量送った状態でスイッチバックローラ26を停止する。すると後端側を搬送ローラ25で送られたシートは中央部が湾曲して折ロール機構21の第1折部にニップされる。次いでスイッチバックローラ26を逆転させてシート先端をバックさせ搬送ローラ25で繰り出すシート後端と同期してシートをそれぞれ給送するとシートは第1、第2ロール21a、21b間にニップされ下流側の折シートパス23に進入する。以上がシート先端側を基準に折り位置を割り出して折り処理する場合の機構である。
一方シート後端側を基準に折位置を割り出す為、前述の搬送ローラ25の下流側には後端規制ストッパ38が設けてあり、前記スイッチバックローラ26でシート後端がこのストッパ部材38を通過した後、スイッチバックローラ26を逆転するとシート後端はこのストッパ部材38に突き当たってこの位置を基準にシートが湾曲し第1、第2ロール21a、21bのニップ点(第1折部)に進入する。これによってシート後端を基準に第1折り処理が施される。尚上記シートストッパ機構は処理経路P2中にシートが下流側に進入する際は経路から退避し、上流側に逆送するときには経路に進入してシート後端を係止するフラッパ状のストッパ部材38で構成してある。この他この後端規制ストッパ38は搬送ローラ25を正逆転可能なスイッチバックローラで構成し前記先端側のスイッチバックローラによる位置規制と同様に構成しても良い。
上述のようにシート先端若しくはシート後端を基準に折位置を割り出して第1折部に供給したシートは第1、第2ロール21a、21bで折り畳まれて折シートパス23に至ることとなる。そこで折シートパス23にはシート検知センサS2と可動ストッパ27が配置されている。可動ストッパ27はシートサイズと折り仕様に応じてシート先端を位置規制するように折シートパス23内を移動可能に構成されている。そこで上記第1、第2ロール21a、21bで送られた折りシートはその先端を可動ストッパ27に突き当て規制され後端側が湾曲する。この湾曲でシートは第2ロール21bと第3ロール21cとの間に進入しシートの後端側が折り畳まれる。
第2、第3ロール21b、21cのニップ点(第2折部)の下流側には第1排紙経路P4が配置してあり上記第1折部、第2折部で折り処理されたシートは第1排紙経路P4に搬出される。尚、シートを2度折りする必要のない例えば1/2二ツ折りの場合には上記可動ストッパ27を非作動位置に退避させ第2、第3ロール21b、21cのニップ点では折り処理することなく第1排紙経路P4に搬出する。
第1排紙経路P4は折りシートを案内する経路ガイド28a、28bと搬出ローラ29a、29bで構成され、各ローラ対で折りシートをニップして確実に折り畳むのと同時に下流側に搬送するように構成されている。この第1排紙経路P4の出口端には経路切換部材30と第1排紙口31が設けてある。この経路切換部材30を介して更に下流側に第2排紙経路P5が連結され、この第2排紙経路P5は後述する後処理ユニットCに折りシートを搬送する。上述のように折ロール機構21の下流側には折りシートを1枚ずつ搬送する搬送手段(第1搬送手段)が上記搬出ローラ29a、29bで構成され、このローラは折りシートを折り目方向と直交する方向に搬送することとなる。この搬出ローラ29a、29bの搬送でシートの折り目は確実に折り畳まれる。そして上記第1排紙口31の下部には折りシートを収容する折りシート集積部B2が設けられている。
折りシート集積部B2は図5に示すように第1排紙口31からの折りシートを一時的に載置支持するトレイ部材32とこのトレイ部材32に連なり折りシートを収容するスタッカ33とから構成されている。特に図示のものは折りシートがトレイ部材32からスタッカ33に折り目方向に移送され、スタッカ33は取出口がユニットフロント側、図1前面側に位置するように配置されている。トレイ部材32は第1排紙口31の下側に段差L1(図6参照)を形成する支持面32aを有するトレイ部材で構成され、この支持面32aの搬送方向長さL3(図6参照)は少なくとも最大サイズシートの折り目方向長さL4より短くL3<L4に形成してある。この支持面32aの長さL3は最大サイズ長さと最小サイズ長さとの関係でユニット仕様に応じて設定する。
上記トレイ部材32には第1排紙口31から落下されたシートを検出するペーパセンサSpと支持面32a上のシートをスタッカ33に移送するシフト手段34が配置されている。このシフト手段34は、支持面32a上に突出したフィンガ部材35と、このフィンガ部材35を支持面32aの一端(図6左側)から他端(同図右側)に移動するベルト部材36とこのベルト部材36を駆動するシフトモータMSとから構成されている。従ってベルト部材36に取り付けられたフィンガ部材35はトレイ部材32の表裏を図6のように旋回動するようになっている。また、このフィンガ部材35はベルト部材36に起伏自在にバネ35aで支持され図8(b)のようにスタッカ33上のシートと干渉するとき倒れるようにバネ35aで付勢されている。一方上記トレイ部材32には上記フィンガ部材35を装備するための係合溝32bが形成してある。
上述のように構成されたトレイ部材32の下流側にはスタッカ33が配置され、このスタッカ33は図示のようなボックス形状に構成され、底壁33a上に折りシートを収納する。図示37は開閉扉であり図1に示すユニットフロント側に形成されている。上記底壁33aは積載される最大収納シート(許容最大シート)と前記トレイ部材32の支持面32aとの間に段差L2(第2段差L2)が形成されるようにボックスの深さを設定してある。図示Sfは満杯検知センサである。
上述のトレイ部材32には前記第1排紙口31から折りシートが収容されるが、上記支持面32aに形成された係合溝32bに折りシート先端が引き掛からないようにガイド部材39が前述の経路切換部材30と連動するように設けられている。第1排紙口31は経路切換部材30が第1排紙経路P4を開放することによって形成され、この経路切換部材30にレバー40で連結されたガイド部材39は図8(c)に示す退避位置から同図(d)に示すガイド位置に移動する。ガイド位置でガイド部材39は第1排紙口31から落下する折シートをトレイ部材32に案内する。これによって落下するシート先端が係合溝32bに引掛からないようになっている。図示SLは経路切換部材30とガイド部材39を開閉動する電磁ソレノイドであり、図示S3はシートセンサである。
前述した第2排紙経路P5は折りシートを下流側に配置された後処理ユニットCに案内するように一端を前記第1排紙経路P4に連結され、その下流側端部は前記シート搬入経路P1に連結されている。そしてこの第2排紙経路P5には搬送ローラ41が適宜間隔で配置されている。シート搬入経路P1に導かれた折シートはシート搬入経路P1の排紙ローラ42でシート折り処理ユニットBから外部に搬出される。
一方上記折り処理部B1には前述のように画像形成ユニットAから印刷されたシートが搬入されるが、これと選択的にインサータユニットB3からのシートを折り処理するようになっている。図2に示すようにシート搬入経路P1を挟んで上記折り処理部B1がユニット下部に配置され、ユニット上部にインサータユニットB3が配置されている。このインサータユニットB3は表紙、中綴じ紙などのシートをセットする給紙トレイ44と、このトレイ上のシートを1枚ずつ分離給送する分離手段45と、このシートをシート搬入経路P1に案内する給紙経路P3とから構成されている。
分離手段45は通常の摩擦ローラ(給紙ローラ)と分離ローラとで構成され、その下流側にはレジストローラ46が配置されている。特に図示のものはレジストローラ46からのシートを表裏反転する反転経路47が給紙経路P3に設けてある。そしてこの両経路の間には第1フラッパ47bと第2フラッパ47cとで構成される経路切換手段が設けられている。この第1、第2フラッパ47b、47cは互いに連動して図2の「非反転」状態と、同図鎖線の「反転」状態に図示しない電磁ソレノイドで開閉制御される。
従って画像形成ユニットAからシートを供給しないで別途印刷処理されたシート、或いは画像形成ユニットAからのシートの前後若しくは葉間に表紙(中表紙)を織り込む場合には給紙トレイ44上にセットされたシートを適時シート搬入経路P1に導入することが出来ることとなる。これと同時に上記経路切換手段を制御することによって前記給紙トレイ44にセットされたシートの表裏面を「反転」若しくは「非反転」でシート搬入経路P1に供給できるようになっている。
次に後処理ユニットCについて説明すると、前述のシート搬入経路P1の排紙ローラ42からのシートを図1に示す後処理経路P6に搬入する。この後処理経路P6にはシートを綴じ合わせるステップラ装置50が配置されている。そして画像形成ユニットA又はインサータユニットB3からのシートをシート搬入経路P1から直接或いは折り処理部B1を経て第2排紙経路P5からの折りシートを処理トレイ51に部揃えし、ステップラ装置50で綴じ合わせる様に構成されている。処理トレイ51で綴じ合わせられたシートは収納トレイ52に収容される。勿論、上記処理トレイ51で後処理する必要のないシート或いは折りシートは処理トレイ51を通過して収納トレイ52に収容される。
後処理ユニットCには上記ステップラ装置50に代えて糊綴じ装置が設けられても良く、この場合には処理トレイ上に部揃えされたシート束の端面に接着糊を塗布した後表紙シートと綴じ合わせる構成、或いは接着テープで綴じ合わせる構成を採用すれば良い。また上記ステップラ装置50と共に後処理経路P6にパンチ装置、スタンプ装置を組み込んで孔開け処理、捺印処理を行うように構成することも可能である。
上述のように図1のシステムは画像形成ユニットAと、シートに折り処理を施すシート折り処理ユニットBと、このシート折り処理ユニットBにシートを供給するインサータユニットB3と、これらの画像形成ユニットA、インサータユニットB3、シート折り処理ユニットBからのシートに後処理を施す後処理ユニットCとから構成されている。そしてシート折り処理ユニットBは装置中央部を横断するシート搬入経路P1の上方にインサータユニットB3が上部ユニットとして配置され、このシート搬入経路P1の下方に上記シート折り処理ユニットBが下部ユニットとして配置されている。
また上記インサータユニットB3はシートを1枚ずつ分離給送する分離手段45と、この分離手段45からのシートを選択的に表裏反転する反転手段を備え、給紙トレイ44、反転手段の順に上方から下方に配置されている。尚、反転手段は前記反転経路47に配置された正逆転ローラ47aと、前記第1、第2フラッパ(経路切換手段)47b、47cで構成されている。また、このインサータユニットB3にはその給紙経路P3にシートの表裏面を検出するセンサ手段(後述のセンサ48a、48b)などの表裏面検出手段が備えられている。
本発明は上述の構成において、前記インサータユニットB3から給紙トレイ44上のシートを前記折り処理経路P2に繰り出す際に、(1)「折りモード設定手段(後述する)からのシート折仕様に応じて上述の反転経路47でシートを反転若しくは反転することなく(非反転)折り処理経路P2に供給する」ようにしたことを特徴としている。(2)上記折仕様情報に加えて、この折仕様と給紙トレイ44上にセットされたシートの表裏情報に応じて反転経路47を開閉制御することを特徴としている。これらの態様について説明する。
上記(1)の折仕様のモード設定情報に応じて上記シート反転手段を制御する理由は、前述のようにシート折り手段(折ロール機構)21でシートに折り処理を施す場合に折り手段に応じてシートの表裏面を異ならせる必要があるためである。例えば内3ツ折りする場合には前記矢視aの状態(図3左側が表ページ面)で折ロール機構21に給送し、1/3Z折り、1/4Z折りする場合には前記矢視b(図3右側が表ページ面)の状態で折ロール機構21に給送する。この場合に給紙トレイ44にセットされるシートの表裏面が折仕様に関係なく同一の表裏姿勢の場合には少なくとも前述した折ロール機構21では不具合が生ずる。そこで本発明は後述する制御手段の構成によって折り仕様を設定するモード設定手段からの情報に応じて前記反転経路47の経路切換手段(第1、第2フラッパ47a、47b)を開閉制御して給紙トレイ44からのシートを表裏反転して折ロール機構21に供給する。
上記(2)の折り仕様情報と給紙トレイ44上にセットされたシートの表裏情報に応じて反転経路47を開閉制御する方法について説明する。給紙トレイ44上に予め設定した表裏方向でシートをオペレータがセットするのは煩雑である。例えば準備したシートの片面にタイトルなどが印刷されている場合と、両面に文章などが印刷されている場合など多様なスタイルのシートがあるため正しくセットするのは煩雑である。このような煩雑なセットを解決する第1の方法は「シートの表裏情報をオペレータが入力手段で設定し、この入力手段からの指示情報に基づいて表裏反転するか否かを判別する。つまりオペレータが表ページ面を上向きにセットしたのか下向きにセットしたのかを入力手段で入力し、この情報に基づいて前記折仕様との関係で表裏反転するか否かを判別する。次に第2の方法は前記給紙経路P3に配置したセンサ手段で表裏判別し前記折仕様との関係で表裏反転するか否かを判別する。
上記センサ手段によって表裏判別する場合は次のように構成すればよい。例えば前記給紙トレイ44から反転経路47に至る給紙経路P3にラインセンサ48a、48bを配置する。このラインセンサ48a、48bはCCD、密着センサ(CIS)などの光電変換素子で構成し、ラインセンサ48aで表ページ面を、ラインセンサ48bで裏ページ面を読み取る。そしてこの両センサ48a、48bの画像情報からシートの表裏面を判断する。
この表裏判断は(a)片面印刷シートの場合は画像情報の存在する面を表ページ面と判断する。また両面印刷シートの場合には、(b)シートの所定エリア例えばレターヘッド部の画像情報を比較して表裏判別するか(c)表裏面の画像情報を比較して表裏判別する。この(b)(c)の場合の画像情報の比較は「印字量の多い方を表ページ面」に設定するか、逆に「印字量の少ない方を表ページ面」に設定する。このような判別は装置設定時にオペレータが設定できるようにすることが好ましい。例えばシートの欄外部分にレターヘッド印字(画像)が施されている場合には上記(b)の判別方法を採用し、シート中央部などにタイトルなどが印刷されている場合には上記(c)で印字量の少ない方を表ページ面に設定するなどオペレータが設定するように構成する。
尚、図示の装置は前記給紙トレイ44にシートを上向き姿勢でセットするように操作マニュアルで設定してあり、前記1/3Z折り、1/4Z折りのときには給紙トレイ44からのシートを表裏反転することなく折り処理経路P2に給送し、前記1/2折り、内3ツ折りのときには前記反転経路47で表裏反転した後、折り処理経路P2に給送するようになっている。
上述のように構成されたシート折り処理ユニットBの作用について説明すると図示のものはシート折仕様が後処理の必要のない内3ツ折り(レター仕様)の場合には第1排紙経路P4の前記第1排紙口31からスタッカ33に収納し、その他の折仕様のときには第2排紙経路P5を経由して後処理ユニットCの収納トレイ52に収納するユニット構成にしてある。そして画像形成ユニットAの制御部55にコントロールパネル56が備えられ、この制御部55でシート折りモードが設定される。この設定はモード設定手段58によってシートに折り処理を施す「折り処理モード」と、折り処理することなくステップル、パンチ、スタンプなどの後処理を施す「後処理モード」と、折り/後処理を施すことなくシートを収納トレイ52に集積する「排紙モード」などにコントロールパネル56に接続された入力手段57でオペレータが設定する。
上記「折り処理モード」の設定は折り処理の態様(前述の折り仕様)と折りシートの後処理、例えば折り処理したシートを後処理ユニットCで後処理するか、後処理することなく排出するかを設定する。またこれらの処理に合わせてインサータユニットB3から表紙シート、中紙シートを供給するか否かを設定する。このようなモードの設定と同時に上記制御部55はシートサイズ情報、ジョブ終了信号を下流側のシート折り処理ユニットBに伝達する。特に上記インサータユニットB3からシートを給送する際の各種設定もこの折り処理モードの設定と同時に行っている。つまり前記折り処理経路P2に給送するシートを前記画像形成ユニットAから供給するか前記インサータユニットB3から供給するかの設定を上記コントロールパネル56で設定する。同様に画像形成ユニットAからのシートに表紙シート(表表紙、中表紙、裏表紙)をインサータユニットB3から供給するかの設定も上記コントロールパネル56で設定するようになっている。
シート折り処理ユニットBの制御部59は制御CPUで構成され、前記画像形成ユニットAの制御部55、又は後処理ユニットCの制御部に一体に組み込まれるか若しくはシート折り処理ユニットBに独立して備えられる。この制御部59には折り処理実行プログラムを記憶するROM60及び制御データを記憶するRAM61が備えられている。折り処理実行プログラムは前記折り処理経路P2の搬送ローラ25、搬出ローラ29a,29b、折ロール機構21及び可動ストッパ27を制御して前述の折り仕様で折り処理を実行するように構成されている。
また上記制御データのRAM61には前記給紙経路P3に配置されたラインセンサ48a、48bからの画像情報によってシートの表裏面を判別する基準データが格納されている。上記プログラムは前述の折り処理の実行と同時に前記第1排紙経路P4に送られた折り処理後のシートを第1排紙口31からスタッカ33に移送するか、前記第2排紙経路P5から後処理ユニットCに移送するか「折り仕様」に応じて選択するように構成されている。例えば図示のものはシートサイズがA4サイズ、レターサイズであって折り仕様が内三つ折の場合には第1排紙経路P4からスタッカ33に収容し、その他の折仕様の場合には第2排紙経路P5から後処理ユニットCに搬出するようなユニット構成にしてある。
そこで制御部(制御CPU)59はシートサイズがA4サイズ、レターサイズで内三つ折りのときには画像形成ユニットAの排紙口3から上向き姿勢(アッパーフェイス)でシートを排出し、処理経路P2に図3矢視aの姿勢でシートを受け入れ搬送する。また、インサータユニットB3から供給するシートは(1)給紙トレイ44に上向き姿勢でシートがセットされている場合、若しくは前記センサ手段48で給紙トレイ44からのシートが上向き姿勢と判断した場合には、制御CPU59は経路切換手段(第1フラッパ47b、第2フラッパ47c)を図2鎖線状態に図示しない電磁ソレノイドでシフトする。するとレジストローラ46からのシートは反転経路47に搬入され、この経路内の正逆転ローラ47aでスイッチバック搬送され、表裏反転された状態でシート搬入経路P1を経て処理経路P2に供給される。
次いでこのシートが折ロール機構21を通過して下流側のスイッチバックパス22に進入し、シート後端が処理経路P2のストッパ部材38を通過した段階で制御CPU59は前記スイッチバックローラ26を逆転させる。するとシート後端はストッパ部材38に規制されシート中央部は第1、第2ロール21a、21bのニップ点に向けて湾曲し、この両ロール間にニップされ第1折り処理がなされる。このストッパ部材38とニップ点との間の距離はシート長さの1/3に設定されている。従ってシートにはその後端1/3位置で印字面を内側に折り畳まれ、この折り目を先頭に折シートパス23に進入する。
一方、制御CPU59は前記可動ストッパ27を折シートパス23内で折り済後のシート長さに応じた位置に移動する。この移動は可動ストッパ27に連結したモータ(図示せず)などで行う。すると後端1/3位置を折り畳まれたシートはその折り目部が可動ストッパ27に突き当たって規制され第1、第2折ロール21a、21bで送られたシート先端部(折シートパス23内では後端側)は湾曲して第2、第3ロール21b、21c間にニップされる。この第2、第3ロール21b、21c間でシートは印字面を内側に折り重ねられ、このニップ点と可動ストッパ27との間の距離がシート長さの1/3に設定されている。従ってシートはその後端1/3位置を第1、第2ロール21a、21bで折り処理された後その後端側1/3位置を第2、第3ロール21b、21cで折り処理され1/3内3ツ折りに折り重ねられる。
このように折り畳まれたシートは第2、第3ロール21b、21cから第1排紙経路P4に送られる。そこで制御CPU59はこの第1排紙経路P4に配置された搬出ローラ29a、29bを回転駆動して折りロールからのシートを下流側に搬送する。この各ローラ29a、29bでシートは折り目と直交する方向に送られ、同時にローラ間に挟まれて折り目で確実に折り畳まれる。このシート搬出と前後して電磁ソレノイドSLを作動して経路切換部材30を図8(c)の状態から(d)の状態に作動し、第1排紙口31を開口する。そこで第1排紙経路P4からのシートは第1排紙口31に到達するとこの開口された第1排紙口31から落下する。すると経路切換部材30にレバー40で連結されたガイド部材39は図8(c)の退避位置から(d)の作動位置に移動する。
上記作動位置のガイド部材39は第1排紙経路P4からのシートを、段差L1を有する下部に配置されたトレイ部材32の支持面32aに案内する。このときガイド部材39はトレイ部材32に形成された係合溝32bに引き掛かからないように案内する。またガイド部材39の退避位置(図8(c)の状態)は第1排紙経路P4から下流側の第2排紙経路P5にシートが搬送される経路に進入しない位置(姿勢)に設定されている。
このとき前記制御CPU59は上記支持面32aに配置されたフィンガ部材35のシフトモータMSをホームポジション図6左端に待機させてトレイ部材32の支持面32a上に進入するシートを妨げないように制御する。そこで支持面32a上に落下したシートはペーパセンサSpを作動し、このペーパセンサSpからの信号で制御CPU59はシフトモータMSを起動してフィンガ部材35を図6左端から右方向に移動する。すると支持面32a上のシートはこの面に沿って後端をフィンガ部材35で押圧されて移動する。このときシート先端は支持面32aに落下収納される際に下流側のスタッカ33に収納されているシートの上方に積み重ねられているため徐々に右方向に押し出される。このシートの搬送は折り目方向で、スタッカ33上のシートの最上面に移送される。
上記フィンガ部材35は前述のようにバネ35aで起伏自在に構成されているため、シートをスタッカ33上に移送した後は、ベルト部材36の移動に伴ってスタッカ33上のシートを押圧して倒伏し、トレイ部材32の背面側に復帰する。そしてこのフィンガ部材35はホームポジションで後続するシートの移送に備える。
上述と折仕様の異なる1/2折り、1/3Z折り、1/4Z折りなどの折仕様について説明する。まず1/3Z折りの場合について説明すると、制御CPU59は1/3Z折りのときには画像形成ユニットAの排紙口3から下向き姿勢(ダウンフェイス)でシートを排出し、処理経路P2に図3矢視bの姿勢でシートを受け入れ搬送する。また、インサータユニットB3から供給するシートは(1)給紙トレイ44に上向き姿勢でシートがセットされている場合、若しくは前記センサ手段48で給紙トレイ44からのシートが上向き姿勢と判断した場合には、制御CPU59は経路切換手段(第1フラッパ47a、第2フラッパ47b)を図2実線状態に保持した状態で表裏反転することなくシート搬入経路P1を経て処理経路P2に供給する。
次いでこのシートが折ロール機構21を通過して下流側のスイッチバックパス22に進入し、シート先端が所定量下流側に送られたとき搬送ローラ25を停止した状態で前記スイッチバックローラ26を逆転させる。するとシート後端は搬送ローラ25に拘束されシート中央部は第1、第2ロール21a、21bのニップ点に向けて湾曲し、この両ロール間にニップされ第1折り処理がなされる。このスイッチバックローラ26の送り量とニップ点との間の距離はシート長さの1/3に設定されている。従ってシートにはその先端1/3位置で印字面を外内側に折り畳まれ、この折り目を先頭に折シートパス23に進入する。
一方、制御CPU59は前記可動ストッパ27を折シートパス23内で折り済後のシート長さに応じた位置に移動する。この移動は可動ストッパ27に連結したモータ(図示せず)などで行う。すると先端1/3位置を折り畳まれたシートはその折り目部が可動ストッパ27に突き当たって規制され第1、第2ロール21a、21bで送られたシート後端部は湾曲して第2、第3ロール21b、21c間にニップされる。この第2、第3ロール21b、21c間でシートは印字面を内側に折り重ねられ、このニップ点と可動ストッパ27との間の距離がシート長さの1/3に設定されている。従ってシートはその先端1/3位置を外向きに第1、第2ロール21a、21bで折り処理された後その後端側を内向きで1/3位置を第2、第3ロール21b、21cで折り処理され1/3Z折りに折り重ねられる。
尚、前記1/4Z折りの場合には上述の1/3Z折りと同一の手順で第1折り処理をシートサイズの1/4位置で行い、第2折り処理をシートサイズの1/2位置で行う。また、1/2折りの場合にはシート先端若しくは後端を基準に前記第1、第2ロール21a、21bで折り処理すれば良い。
このように1/4Z折り、又は1/2折りされたシートは第2、第3ロール21b、21cから第1排紙経路P4に送られ、前述と同様に第2排紙経路P5に送られる。そこで制御CPU59はこの第1排紙経路P4に配置された搬出ローラ29a、29bを回転駆動して折りロールからのシートを下流側に搬送する。この各搬出ローラ29a、29bでシートは折り目と直交する方向に送られ、同時にローラ間に挟まれて折り目で確実に折り畳まれる。このシート搬出と前後して制御CPU59は経路切換部材30を図8(c)の状態に保持し、第1排紙経路P4から第2排紙経路P5に送る。そして前記シート搬入経路P1を経てシートを後処理ユニットCの後処理経路P6に送り、この後処理経路P6でシートに後処理を施し、その後収納トレイ52に収容する。また、後処理を施さない動作モードのときには後処理経路P6を通過して収納トレイ52に搬出する。
本発明に係わる画像形成システムの全体構成の説明図であり、このシステムには本発明に係わるシート折り処理ユニットBが組み込まれている。 図1のシステムの一部を構成する「シート折り処理ユニットB」の上部ユニット(インサータユニット)の説明図。 図1のシート折り処理ユニットBの下部ユニット(折り処理部B1)の説明図。 図3のユニットにおける折仕様の一例を示す説明図であり、(a)は内3ツ折り(b)は1/3Z折り、(c)は1/4Z折りを示す。 図3のユニットにおける折りシートの集積部の全体構造を示す斜視図である。 図5の集積部の断面構成を示す説明図。 図3のユニットにおける経路切換部材の構成を示す斜視図。 図3のユニットにおける要部の動作状態説明図であり、(a)はフィンガ部材の起立状態を、(b)はフィンガ部材の倒伏状態を、(c)、(d)は経路切換部材の作動状態をそれぞれ示す。 図1のシステムにおける制御部の構成を示す説明図。
符号の説明
A 画像形成ユニット
B シート折り処理ユニット
B1 折り処理部
B2 折りシート集積部
B3 インサータユニット
C 後処理ユニット
MS シフトモータ
P1 シート搬入経路
P2 折り処理経路(処理経路)
P3 給紙経路
P4 第1排紙経路
P5 第2排紙経路
P6 後処理経路
S1 シートセンサ
S2 シート検知センサ
Sp ペーパセンサ
21 折ロール機構(シート折り手段)
21a 第1ロール
21b 第2ロール
21c 第3ロール
22 スイッチバックパス
23 折シートパス
25 搬送ローラ
26 スイッチバックローラ
27 可動ストッパ
29a、29b 搬出ローラ(第1搬送手段)
30 経路切換部材
31 第1排紙口
32 トレイ部材
32a 支持面
32b 係合溝
33 スタッカ
34 シフト手段
35 フィンガ部材
36 ベルト部材
38 後端規制ストッパ(ストッパ部材)
39 ガイド部材
44 給紙トレイ
45 分離手段
47 反転経路(反転手段)
47b 第1フラッパ(経路切換手段)
47c 第2フラッパ(経路切換手段)
48 センサ手段(シート表裏面検出手段)
48a ラインセンサ
48b ラインセンサ
52 収納トレイ
55 制御部(画像形成ユニット)
56 コントロールパネル
57 入力手段
58 モード設定手段
59 制御部(制御CPU)(シート折り処理ユニット)

Claims (4)

  1. 画像形成装置とインサータ装置とシート折り装置とから構成され、シート搬入経路に送られたシートを折り処理又は折り処理することなく収納トレイに向けて搬出するシステムであって、
    前記シート搬入経路は、前記画像形成装置若しくは前記インサータ装置から送られたシートを直接又は折り処理経路を経て収納トレイに移送するように構成され、
    前記シート折り装置は、
    前記シート搬入経路から分岐して下方に配置されシートを折り処理する折り処理経路と、
    この折り処理経路に配置されシートに折り処理を施すシート折り手段と、
    を備え、
    前記インサータ装置は、
    前記シート搬入経路の上方に配置されシートをセットする給紙トレイと、
    前記給紙トレイ上のシートを一枚ずつ分離する分離手段と、
    前記分離手段からシートを前記シート搬入経路に移送する給紙経路と、
    この給紙経路に設けられ前記分離手段からのシートを表裏反転する反転手段を有する反転経路と、
    前記給紙トレイからのシートを選択的に前記反転経路に案内する経路切換手段と、
    を備え、
    前記シート折り手段は、
    折りモード設定手段からの設定情報に基づいて複数の折り仕様の1つを実行するように構成され、
    前記経路切換手段は、
    前記折りモード設定手段からの設定情報に基づいて複数の折り仕様の1つを実行するシート折り制御手段によって
    前記シート折り手段で施される折り仕様に応じて前記給紙トレイからシートを前記反転経路に案内するか若しくは反転経路に案内することなく前記シート搬入経路に案内するように制御される
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記反転手段は前記折りモード設定手段からの設定情報と、前記トレイ上にセットされたシートの表裏情報に基づいて前記分離手段からのシートを表裏反転して前記シート折り手段に給送するように制御されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム
  3. 前記シートの表裏情報は前記給紙手段からのシートの印字面を検出するセンサ手段若しくはシートの表裏情報を入力する入力手段から取得することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム
  4. 前記折りモード設定手段からの設定情報はシートを内3ツ折りする折り仕様を有し、
    前記給紙トレイから前記反転手段に至る経路中にシートの印字面を検出するセンサ手段が設けられ
    前記反転手段は記折りモード設定手段からの設定情報が内3ツ折りであるとき記センサ手段からの印字面検出情報に基づいて前記分離手段からのシートを表裏反転して前記シート折り手段に給送するように制御されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム
JP2006152681A 2006-05-31 2006-05-31 画像形成システム Expired - Fee Related JP5010181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006152681A JP5010181B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006152681A JP5010181B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007320713A JP2007320713A (ja) 2007-12-13
JP5010181B2 true JP5010181B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=38853853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006152681A Expired - Fee Related JP5010181B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5010181B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5843076B2 (ja) 2013-09-04 2016-01-13 コニカミノルタ株式会社 後処理装置および画像形成システム
JP6564172B2 (ja) 2014-08-29 2019-08-21 理想科学工業株式会社 封書作成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117872A (ja) * 1986-11-04 1988-05-21 Canon Inc シ−ト後処理装置
JP3549439B2 (ja) * 1999-05-28 2004-08-04 グラドコ株式会社 プリンタシステム
JP3414330B2 (ja) * 1999-08-19 2003-06-09 ミノルタ株式会社 画像形成システム
JP2003076779A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Sanyo Electric Co Ltd 患者受付管理システム
JP3697217B2 (ja) * 2002-03-08 2005-09-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2004106976A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Konica Minolta Holdings Inc 製本装置
JP4376741B2 (ja) * 2004-09-13 2009-12-02 ニスカ株式会社 シート処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2006089210A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd シート搬送装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007320713A (ja) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4669441B2 (ja) シート折り装置及びこれを備えた画像形成システム
JP4262159B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
US7489898B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus provided with the same
JP5769491B2 (ja) シート処理装置、画像形成装置及びシートバッファ装置
US8590880B2 (en) Sheet folding apparatus and image formation system provided with the apparatus
JP6360368B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置並びにシート増し折り方法
JP5394863B2 (ja) シート折り装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2009051594A (ja) 用紙搬送装置、用紙処理装置及び画像形成装置
JP5625577B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JP2009292571A (ja) 紙折り装置と画像形成装置の後処理装置
JP4376741B2 (ja) シート処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5010181B2 (ja) 画像形成システム
JP6410018B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2010006480A (ja) 用紙折り装置、用紙搬送装置、用紙後処理装置並びに画像形成装置
JP6571338B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP4302020B2 (ja) シート処理装置及びシート処理装置における紙折り方法並びにこれを用いた画像形成装置
JP5760725B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP6639768B2 (ja) シート処理装置及びこれを用いた画像形成システム
JP4977635B2 (ja) 用紙処理装置、及び画像形成装置
JP4980681B2 (ja) 画像処理装置、用紙の後処理方法、紙処理装置及び紙処理方法
JP5595009B2 (ja) シート折り装置及びこれを備えた画像形成システム
JP5520773B2 (ja) シート折り装置
JP5539027B2 (ja) シート折り装置及びこれを備えた画像形成システム
JP6571337B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2011105490A (ja) シート搬送システム及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5010181

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees