JP2006089210A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造で、限られたスペース内に印刷済みシートか否かの測定手段を配置したシート搬送装置を提供する。
【解決手段】 記録シート10の軸方向抵抗を測定するための抵抗測定部70はシート搬送路の途中に設けられる。この抵抗測定部70は、シート10を挟み込むローラ71,72、一方のローラ72の端部に設けられたスリップリング73と、前記ローラ72の軸方向に離間して形成された環状電極74,74,…とを備えている。記録シート10の両側に位置した環状電極74に電流を流すことにより、軸方向抵抗が測定される。この軸方向抵抗の分布の偏差に基づき印刷済みシートか否かが判断される。
【選択図】 図2
【解決手段】 記録シート10の軸方向抵抗を測定するための抵抗測定部70はシート搬送路の途中に設けられる。この抵抗測定部70は、シート10を挟み込むローラ71,72、一方のローラ72の端部に設けられたスリップリング73と、前記ローラ72の軸方向に離間して形成された環状電極74,74,…とを備えている。記録シート10の両側に位置した環状電極74に電流を流すことにより、軸方向抵抗が測定される。この軸方向抵抗の分布の偏差に基づき印刷済みシートか否かが判断される。
【選択図】 図2
Description
この発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置およびこれに用いられるシート搬送装置に関する。
シートの消費量を抑えるために、片面に画像形成がなされて使用済みとなったシートの裏面(裏紙)に画像形成を行うことがよく行われる。
このような画像形成済みシートの再利用の便宜を図るために、紙が画像形成済みシートであるか否かを判定する機能を備えた画像形成装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置では、シートの搬送中にシートの裏面に対向して設けられた多数の反射型フォトセンサにより、シートの種類および状態の少なくとも一方が判断される。また、特許文献2に記載の画像形成装置には、シートの移動方向に対して直交するように設けたラインCCDにより、シートが画像形成済みシートであるか否かが判断される。さらに、特許文献3に記載の多重記録防止装置では、搬送されている記録シートのトナー像の転写面に既に画像が形成れているか否かを検出する裏紙検知センサが設けられており、この裏紙検知センサからの出力に基づき、転写面が既に画像が形成れていると判定された場合には、この記録シートは転写部と異なった搬送ガイドに送られる。
特開平6−255842号公報
特開2000−264461号公報
特開2000−305323号公報
しかし、これらの特許文献は、センサをシートの両面でかつ搬送方向に直交する軸方向に複数個配置しなくてはならず、装置内のスペースに制限のある装置には、センサの設置スペースを確保できない場合がある。しかも、複数個の高価なセンサが必要となるためにコスト高になってしまう、という問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、限られたスペース内に、画像形成済みシートか否かの測定手段が配置されたシート搬送装置およびこのシート搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するために、本発明は、シートを1枚ずつ搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設けられ、搬送中の前記シートの電気抵抗を測定する電気抵抗測定手段と、前記シートの電気抵抗に基づいて、前記シートが画像形成済みシートか否かを判断し、判断結果に基づいて前記シートの搬送制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置を提供する。
上記構成において、搬送されるシートの湿度を測定する湿度測定手段と、シートの湿度に対応付けて前記電気抵抗との比較のための閾値を記憶した記憶手段とをさらに具備し、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された閾値のうち前記搬送されるシートの湿度に対応した閾値と、前記シートの電気抵抗とを比較することにより、前記シートが画像形成済みシートか否かを判断することが望ましい。
上記構成において、前記制御手段は、前記シートにおける電気抵抗の分布を求め、この分布の偏差に基づき、前記シートが画像形成済みシートか否かを判断することが望ましい。
上記構成において、前記抵抗測定手段は、前記シートを表裏側から挟み込む一対のローラのうち少なくとも一方のローラに、その軸方向に離間して設けられた複数の環状電極を有し、この環状電極間の電気抵抗を測定するが望ましい。
上記構成において、前記搬送路における前記電気抵抗測定手段の下流側に、前記シートの表裏を検出する表裏検出手段をさらに具備し、前記制御手段は、記シートが画像形成済みシートであると判定した場合、前記表裏検出手段を作動させることが望ましい。
上記構成において、前記表裏検出手段の下流側に、前記シートの表裏を反転させる表裏反転手段を有し、前記制御手段は、前記表裏判定手段により前記シートの画像形成済み面とこれから画像形成される面とが一致すると判定した場合に、前記表裏反転手段により前記シートの表裏を反転させることが望ましい。
前述した課題を解決するために、別の発明は、上記構成のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置を提供する。
本発明によるシート搬送装置では、搬送路を搬送されるシートのシート特性を計測するためのセンサは、ローラに含めて構成する等、小型化が可能であり、限られたスペースへの配置が可能となる。また、従来技術のように、多数の高価なセンサを必要とせず、大幅なコスト低減を図ることができる。
以下、本発明における実施形態について図面を参照して説明する。
<実施形態>
本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。なお、以下ではタンデム型のデジタルカラー複写機を用いて、本発明の実施形態を説明するが、本発明は、タンデム型のデジタルカラー複写機に限らず、カラープリンタやファクシミリ等においても有効であることは勿論である。
<実施形態>
本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。なお、以下ではタンデム型のデジタルカラー複写機を用いて、本発明の実施形態を説明するが、本発明は、タンデム型のデジタルカラー複写機に限らず、カラープリンタやファクシミリ等においても有効であることは勿論である。
(1)タンデム型のデジタルカラー複写機1の構成
図1は、本実施形態にかかるシート搬送装置60を備えたタンデム型のデジタルカラー複写機1の構成を示す図である。
このデジタルカラー複写機1は、原稿2の画像を読み取る画像読取装置(IIT:Image Input Terminal)3と、画像処理装置(IPS:Image Processing System)4と、制御部5と、画像出力装置(IOT:Image Output Terminal)6とを有している。
図1は、本実施形態にかかるシート搬送装置60を備えたタンデム型のデジタルカラー複写機1の構成を示す図である。
このデジタルカラー複写機1は、原稿2の画像を読み取る画像読取装置(IIT:Image Input Terminal)3と、画像処理装置(IPS:Image Processing System)4と、制御部5と、画像出力装置(IOT:Image Output Terminal)6とを有している。
ここで、画像処理装置4は、画像読取装置3や図示しないパーソナルコンピュータ等から出力される画像データ、あるいは電話回線やLAN等を介して送られてくる画像データを一時的に蓄積し、この画像データに所定の画像処理を施すものである。制御部5は、カラー複写機における処理全般を制御するものである。
画像出力装置6は、前記画像処理装置4で所定の画像処理が施された画像データに基づいて画像を出力するものである。この画像出力装置6は、複数の画像形成手段として、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色に対応した画像形成部7Y,7M,7C,7Kが、水平方向に沿って一定の間隔を隔てて配列されており、この画像形成部7Y,7M,7C,7Kの下方には、これらの画像形成部で順次形成される各色のトナー像を、互いに重ね合わせた状態で転写する無端状の像担持体ベルトとなる中間転写ベルト(中間転写体)8が、矢印B方向に循環移動可能に配設されている。
この画像出力装置6において中間転写ベルト8上に多重に転写された各色のトナー像は、給紙トレイ9等から給紙される記録シート10(記録媒体)上に一括して転写された後、定着器11によって記録シート10上に定着され、カラー画像が形成された記録シート10が外部に排出されるようになっている。
この画像出力装置6において中間転写ベルト8上に多重に転写された各色のトナー像は、給紙トレイ9等から給紙される記録シート10(記録媒体)上に一括して転写された後、定着器11によって記録シート10上に定着され、カラー画像が形成された記録シート10が外部に排出されるようになっている。
デジタルカラー複写機1の上部には、原稿2を載置するプラテンガラス12が設けられている。画像読取装置3は、プラテンガラス12上に載置された原稿2に対して2本の光源13から光を照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー14及びハーフレートミラー15、16及び結像レンズ17からなる走査光学系を介してCCDセンサ等からなる画像読取素子18上に走査露光する。この画像読取素子18は、原稿2の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るように構成されている。
画像読取装置3によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R),緑(G),青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理装置4に送られる。この画像処理装置4では、原稿2の反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
この画像処理装置4により画像処理が施された画像データは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)(各8bit)の4色の階調データ(ラスタデータ)に変換される。そして、イエロー色の階調データは、イエロー(Y)色の画像形成部7YのROS(Raster Output Scanner)19Yに送られ、マゼンタ(M)色の階調データは、マゼンタ(M)色の画像形成部7MのROS19Mに送られ、シアン(C)色の階調データは、シアン(C)色の画像形成部7CのROS19Cに送られ、黒(K)色の階調データは、黒(K)色の画像形成部7KのROS19Kに送られる。これらのROS19Y,19M,19C,19Kでは、所定の色の階調データに応じてレーザー光による画像露光が行われる。
画像形成部7Y,7M,7C,7Kは、形成する画像の色が異なる以外は、すべて同様に構成されている。従って、以下では、特に区別する必要がない場合には、これらを画像形成部7と総称する。
画像形成部7は、矢印A方向に所定の回転速度で回転する感光体ドラム20と、この感光体ドラム20の表面を一様に帯電させる一次帯電用のスコロトロン21と、当該感光体ドラム20の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成するROS(:画像露光装置)19と、感光体ドラム20上に形成された静電潜像を現像する現像装置22と、この現像装置22に所定の色のトナーを供給するトナー供給装置23と、クリーニング装置24とから構成される。
画像処理装置4からは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各画像形成部7Y,7M,7C,7KのROS19Y,19M,19C,19Kに各色の画像データ(ラスタデータ)が順次出力され、これらのROS19Y,19M,19C,19Kから画像データに応じて出射されるレーザービームLBが、それぞれの感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kの表面に走査露光されて静電潜像が形成される。感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kに形成された静電潜像は、現像装置22Y,22M,22C,22Kによって、それぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成部7Y,7M,7C,7Kの感光体ドラム20Y,20M,20C,20K上に、順次形成されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成部7Y,7M,7C,7Kの下方に配置された中間転写ベルト(中間転写体)8上に、一次転写手段としての一次転写コロトロン25Y,25M,25C,25Kによって多重に転写される。この中間転写ベルト8は、ドライブローラ26と、テンションローラ27と、ステアリングローラ28と、バックアップローラ29との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブローラ26により、矢印B方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。
中間転写ベルト8は、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
この中間転写ベルト8上に多重に転写されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色のトナー像は、バックアップローラ29に圧接する二次転写ローラ30によって、圧接力及び静電気力で記録シート10上に二次転写され、これら各色のトナー像が転写された記録シート10は、搬送ローラ対31によって定着器11へと搬送される。そして、上記各色のトナー像が転写された記録シート10は、定着器11によって熱及び圧力で定着処理を受け、複写機1の外部に設けられた排出トレイ32上に排出される。
記録シート10は、給紙トレイ9から所定のサイズのものが、給紙ローラ33及びシート搬送用のローラ対34、35を備えたシート搬送路36を介して、1枚ずつ分離されてレジストローラ37まで一旦搬送され、停止される。給紙トレイ9から供給された記録シート10は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストローラ37によって中間転写ベルト8上へ送出される。
一方、イエロー,マゼンタ,シアン,黒の4つの画像形成部7Y,7M,7C,7Kは、上述したように、それぞれイエロー色,マゼンタ色,シアン色,黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるようになっている。
さらに、デジタルカラー複写機1の上面には、メッセージ等を表示するディスプレイ39と、オペレータが各種コマンド等を入力するためのキーボード40等の操作部41を含んで構成されている。
さらに、デジタルカラー複写機1の上面には、メッセージ等を表示するディスプレイ39と、オペレータが各種コマンド等を入力するためのキーボード40等の操作部41を含んで構成されている。
イエロー色の画像形成部7Yの上流側に配設された吸着ローラ42は、中間転写ベルト8のトナーの吸着性を良好にするために、当該中間転写ベルト8の表面電位を所定電位に維持させるためのものである。基準位置検出センサ43は、中間転写ベルト8における基準位置を検出するものである。
なお、上記感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kは、トナー像の転写工程が終了した後、クリーニング装置24Y,24M,24C,24Kによって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。また、中間転写ベルト8は、ベルト用クリーナー38によって残留トナー等が除去される。
以上がタンデム型のデジタルカラー複写機1の構成および動作である。
以上がタンデム型のデジタルカラー複写機1の構成および動作である。
(2)シート搬送装置60の構成
次に、本実施形態の特徴となるシート搬送装置60について説明する。
シート搬送装置60は、給紙トレイ9の記録シート10を、シート搬送路36を介して給紙トレイ9から排出トレイ32に搬送するものである。このシート搬送路36に沿って、給紙トレイ9から排出トレイ32に向けて、給紙ローラ33、抵抗測定部70、ローラ対34、表裏検出部62、ローラ対35、レジストローラ37、二次転写ローラ30および搬送ローラ対31が順に配設されており、後段には定着器11がある。また、シート搬送路36におけるレジストローラ37と二次転写ローラ30との間の区間の下方には、シート反転装置63が設けられている。
次に、本実施形態の特徴となるシート搬送装置60について説明する。
シート搬送装置60は、給紙トレイ9の記録シート10を、シート搬送路36を介して給紙トレイ9から排出トレイ32に搬送するものである。このシート搬送路36に沿って、給紙トレイ9から排出トレイ32に向けて、給紙ローラ33、抵抗測定部70、ローラ対34、表裏検出部62、ローラ対35、レジストローラ37、二次転写ローラ30および搬送ローラ対31が順に配設されており、後段には定着器11がある。また、シート搬送路36におけるレジストローラ37と二次転写ローラ30との間の区間の下方には、シート反転装置63が設けられている。
湿度測定部61は、給紙トレイ9の上部に配置され、抵抗測定部70は給紙ローラ33とローラ対34との間に配設され、表裏検出部62はローラ対34とローラ対35との間に配設されている。
(2−1)抵抗計測部70の構成
ここで、図2を参照し、抵抗計測部70の構成を説明する。
抵抗計測部70は、記録シート10を挟み込むローラ71,72と、一方のローラ72の端部に設けられたスリップリング73と、ローラ72の軸方向に離間して形成された環状電極74,74,…とを備えている。ローラ71,72は、軸線を回転中心として回転自在に基台(図示せず)に支持されている。環状電極74の間隔は、規定のシート(はがき、A4,A3,B5,B4等)幅の両側に位置するようになっている。そして、環状電極74はスリップリング73を介して制御部5の入出力装置54に電気的に接続されている。また、ローラ71,72の回転軸間には、バネなどの弾性部材からなる押圧部材75が介在しており、ローラ71,72は、この押圧部材75により発生する押圧力により、記録シート10を各々の間に挟み込むようになっている。これにより、環状電極74が記録シート10に対して所定の付勢力で接触するようになる。
ここで、図2を参照し、抵抗計測部70の構成を説明する。
抵抗計測部70は、記録シート10を挟み込むローラ71,72と、一方のローラ72の端部に設けられたスリップリング73と、ローラ72の軸方向に離間して形成された環状電極74,74,…とを備えている。ローラ71,72は、軸線を回転中心として回転自在に基台(図示せず)に支持されている。環状電極74の間隔は、規定のシート(はがき、A4,A3,B5,B4等)幅の両側に位置するようになっている。そして、環状電極74はスリップリング73を介して制御部5の入出力装置54に電気的に接続されている。また、ローラ71,72の回転軸間には、バネなどの弾性部材からなる押圧部材75が介在しており、ローラ71,72は、この押圧部材75により発生する押圧力により、記録シート10を各々の間に挟み込むようになっている。これにより、環状電極74が記録シート10に対して所定の付勢力で接触するようになる。
この抵抗測定部70では、記録シート10の両側に位置した環状電極74に電流を流すことにより、各環状電極74間の電圧降下分から抵抗値を計測する。即ち、抵抗測定部70では、記録シート10のうち、搬送方向に略直交する方向の抵抗(以下、「シートの軸方向抵抗」という)が測定される。このシートの軸方向抵抗の測定は、記録シート10がシート搬送路36を搬送され、環状電極74と記録シート10との接触部が順次搬送方向に移動する過程において、複数回繰り返される。この複数回に亙る測定により、記録シート10の軸方向抵抗の搬送方向における分布が求まる。
図3(a)は、新シートと印刷済みシート(横書きの文章印刷)との抵抗変化の違いを図示したものである。シートの軸方向抵抗の値は、記録シート10が抵抗測定部70を通過する間のみ∞から測定可能な値になる。新シートの場合には、抵抗値は殆ど変化せずある一定値になる。一方、横書きの文章が印刷された印刷済みシートの場合には、記録シート自体が、定着器11を通過する際に熱が加えられて記録シートが乾燥し、さらにインクあるいはトナーが印刷されるため、シート全体として抵抗値が変化してくる。
しかも、横書きの文章が印刷されている場合、インクあるいはトナーが印刷されている箇所の抵抗値が変動するため、シートの搬送を行いながら軸方向抵抗を測定すると、測定される抵抗値は、時間経過に伴って(すなわち、搬送方向に沿って)その印刷パターンに応じた周期で変動する。
また、図3(b)は、新シートと印刷済みシート(写真)との抵抗変化の違いを図示したものである。写真が印刷されている場合には、写真における軸方向の濃度分布に応じて抵抗が変動する。
また、図3(b)は、新シートと印刷済みシート(写真)との抵抗変化の違いを図示したものである。写真が印刷されている場合には、写真における軸方向の濃度分布に応じて抵抗が変動する。
(2−2)湿度測定部61、表裏検出部62およびシート反転装置63
湿度測定部61は、高分子系或いは金属酸化物等の素子を具備した構成となって、給紙トレイ9内の湿度、特に一番上の記録シート10の湿度を検出する。
表裏検出部62は、シート搬送路36から見て上側に設けられ、発光部と受光部とを有する一般的な反射型フォトセンサから構成されている。表裏検出部62は、発光部から照射される光を搬送されてくる記録シート10の一方の面に当て、その反射を受光部で受光し、受光量に対応した信号を得て出力する。制御部5では、表裏検出部62から出力される信号の値と基準値とを比較することにより、記録シート10の一方の面に印刷が施されているか否か判定する。さらに詳述すると、制御部5は、記録シート10の先端の白色部分が表裏検出部62を通過し始めたとき、受光部の出力信号に基づいて第1閾値を定め、次いでこの第1閾値に基づいて第2閾値を定める。ここで、第1閾値は、発光部によって照射されている箇所が白色であるか否かを判断するために、受光部の出力信号と比較される閾値であり、第2閾値は、発光部によって照射されている箇所が白色であるか否かを判断するために、受光部の出力信号と比較される閾値である。本実施形態において制御部5は、記録シート10の表裏検出部62の通過が開始された後、受光部の出力信号が第2閾値を越える(つまり、黒色判定)となる回数をカウントし、このカウント値が所定回数未満であるか否かにより、記録シート10における表裏検出部62に対抗している面が印刷可能面(つまり、未だ印刷が行われていない面)か否かを判断する。
湿度測定部61は、高分子系或いは金属酸化物等の素子を具備した構成となって、給紙トレイ9内の湿度、特に一番上の記録シート10の湿度を検出する。
表裏検出部62は、シート搬送路36から見て上側に設けられ、発光部と受光部とを有する一般的な反射型フォトセンサから構成されている。表裏検出部62は、発光部から照射される光を搬送されてくる記録シート10の一方の面に当て、その反射を受光部で受光し、受光量に対応した信号を得て出力する。制御部5では、表裏検出部62から出力される信号の値と基準値とを比較することにより、記録シート10の一方の面に印刷が施されているか否か判定する。さらに詳述すると、制御部5は、記録シート10の先端の白色部分が表裏検出部62を通過し始めたとき、受光部の出力信号に基づいて第1閾値を定め、次いでこの第1閾値に基づいて第2閾値を定める。ここで、第1閾値は、発光部によって照射されている箇所が白色であるか否かを判断するために、受光部の出力信号と比較される閾値であり、第2閾値は、発光部によって照射されている箇所が白色であるか否かを判断するために、受光部の出力信号と比較される閾値である。本実施形態において制御部5は、記録シート10の表裏検出部62の通過が開始された後、受光部の出力信号が第2閾値を越える(つまり、黒色判定)となる回数をカウントし、このカウント値が所定回数未満であるか否かにより、記録シート10における表裏検出部62に対抗している面が印刷可能面(つまり、未だ印刷が行われていない面)か否かを判断する。
シート反転装置63は、スイッチバック方式が用いられている。制御部5は、記録シート10をそのまま送った場合に印刷可能面でない面に印刷が行われる旨を表裏検出部62からの信号値に基づいて判断したとき、表裏を反転させるべく、一度記録シート10の搬送方向先端を格納した上で、搬送方向後端を先頭にして送り出す。これにより、シート反転装置63は、記録シート10の表裏を反転させる。
(2−3)制御部5の構成
図4は、制御部5の構成を示す図である。この制御部5はマイクロコンピュータからなり、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53および外部と信号の送受信を行う入出力装置54によって構成されている。ここで、ROM52には、デジタルカラー複写機1の各種制御を行うためのプログラムが記憶されると共に、シート搬送装置60の動作を制御するためのプログラムの他、カラー複写機全般を制御するプログラムが記憶されている。CPU51は、このプログラムをROM52から読み出して実行することによりシート搬送装置60の動作を制御する。RAM53はCPU51がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。入出力装置54は、その入力部には湿度測定部61、抵抗測定部70、表裏検出部62、操作部41および画像読取装置3が、出力部には画像処理装置4、画像出力装置6およびシート反転装置63がそれぞれ接続されている。
図4は、制御部5の構成を示す図である。この制御部5はマイクロコンピュータからなり、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53および外部と信号の送受信を行う入出力装置54によって構成されている。ここで、ROM52には、デジタルカラー複写機1の各種制御を行うためのプログラムが記憶されると共に、シート搬送装置60の動作を制御するためのプログラムの他、カラー複写機全般を制御するプログラムが記憶されている。CPU51は、このプログラムをROM52から読み出して実行することによりシート搬送装置60の動作を制御する。RAM53はCPU51がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。入出力装置54は、その入力部には湿度測定部61、抵抗測定部70、表裏検出部62、操作部41および画像読取装置3が、出力部には画像処理装置4、画像出力装置6およびシート反転装置63がそれぞれ接続されている。
また、RAM53には、各種の湿度(10%〜90%)に対応付けられた閾値が、普通紙、写真紙等毎に判定マップ53A(図5、参照)として予め記憶されている。ここで、閾値は、上述した軸方向抵抗の偏差に基づいて記録シート10が印刷済みシートであるか否かを判定するための基準値となるものである。
(3)シート搬送装置60の動作
次に、図6の流れ図を参照しつつ説明する。
操作部41或いは画像読取装置3からの画像形成の指令を制御部5が受信することにより、この処理が開始される。この処理開始に先立ち、操作部41の操作から、シートの種類(普通紙、写真紙等)、大きさ等が設定され、RAM53に記憶される。
次に、図6の流れ図を参照しつつ説明する。
操作部41或いは画像読取装置3からの画像形成の指令を制御部5が受信することにより、この処理が開始される。この処理開始に先立ち、操作部41の操作から、シートの種類(普通紙、写真紙等)、大きさ等が設定され、RAM53に記憶される。
CPU51は、湿度測定部61により、給紙トレイ9内の湿度、特に一番上に位置した記録シート10の湿度を測定し、RAM53に記憶する(ステップS1)。次に、記録シート10の搬送が開始されると、CPU51は、抵抗測定部70により、記録シート10の軸方向抵抗を測定し(ステップS2)、測定された抵抗値をRAM53に書き込む(ステップS3)。
CPU51は、抵抗測定部70によって測定される抵抗値から、1枚分の記録シート10が抵抗測定部70を通過したか否かを判定し(ステップS4)、未だ通過していない場合には(ステップS4;NO)、ステップS2からの処理を繰り返し、終了した場合には次の処理に移る(ステップS4;YES)。このため、記録シート10が抵抗測定部70を通過する間に、ステップS2〜S4が繰り返され、記録シート10の紙面上、搬送方向に沿った複数箇所での軸方向抵抗が測定され、RAM53に蓄積される。
CPU51は、1枚分の記録シート10が通過した場合(ステップS4;YES)には、シートの種類と測定された湿度とに基づき、判定マップ53Aから判定基準(抵抗値)となる閾値を読み出す(ステップS5)。次に、CPU51は、RAM53に蓄積された記録シート1枚分の軸方向抵抗の偏差を求め、この偏差を読み出された閾値と比較し(ステップS6)、抵抗値の偏差が閾値よりも大きい場合に、搬送された記録シート10を印刷済みシートと判定する(ステップS6;YES)。
そして、CPU51は、記録シート10が印刷済みシートと判定した場合(ステップS6;YES)には、表裏検出部62を作動させて信号を取得し(ステップS7)、記録シート10の表裏のうち、表裏検出部62が配置されている面が印刷面か否かを判定する(ステップS8)。ここで、CPU51は、表裏検出部62に対向している面が既に印刷が施されている面(印刷面)と判定した場合には(ステップS8;YES)、シート反転装置63を作動させ(ステップS9)、表裏を反転させた記録シート10を二次転写ローラ30および定着器11に搬送する。一方、表裏検出部62と対向している面が印刷可能面と判定した場合には(ステップS8;NO)、記憶シート10をそのまま搬送する。
(4)実施形態の効果
このように、シート搬送装置60では、記録シート10を搬送する間に、記録シート10の抵抗値の偏差に基づき印刷済みシートか否かを判定するので、従来技術で挙げた特許文献のように、多数の高価なセンサを必要とせず、大幅なコスト低減を図ることができる。
また、本実施形態では、被印刷面(これから印刷される面)が印刷面(既に印刷が施されている面)である場合には、シート反転装置63を作動させてシートの表裏を反転させるようになっている。これにより、本実施形態による複写機1では、二重印刷を確実に防止することができる。しかも、表裏検出部62は、搬送されてきた記録シート10が印刷済みシートであった場合にのみ動作する。このため、両者を常に動作させる場合に比べ、本実施形態によるデジタルカラー複写機1では、省電力化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、シートを搬送するローラに抵抗測定部70を内蔵させるようにしたから、小型化が可能となり、特に小型の複写機、プリンタ等の画像形成装置への取付けが容易になる。
このように、シート搬送装置60では、記録シート10を搬送する間に、記録シート10の抵抗値の偏差に基づき印刷済みシートか否かを判定するので、従来技術で挙げた特許文献のように、多数の高価なセンサを必要とせず、大幅なコスト低減を図ることができる。
また、本実施形態では、被印刷面(これから印刷される面)が印刷面(既に印刷が施されている面)である場合には、シート反転装置63を作動させてシートの表裏を反転させるようになっている。これにより、本実施形態による複写機1では、二重印刷を確実に防止することができる。しかも、表裏検出部62は、搬送されてきた記録シート10が印刷済みシートであった場合にのみ動作する。このため、両者を常に動作させる場合に比べ、本実施形態によるデジタルカラー複写機1では、省電力化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、シートを搬送するローラに抵抗測定部70を内蔵させるようにしたから、小型化が可能となり、特に小型の複写機、プリンタ等の画像形成装置への取付けが容易になる。
(5)変形例
上記実施形態では、記録シートの複数箇所における電気抵抗の偏差に基づいて印刷済みシートか否かを判断した。しかし、記録シートや顔料の種類によっては、印刷により記録シートの電気抵抗が大きく低下あるいは上昇することもあり得る。そのような場合、1枚の記録シートにおける電気抵抗の平均値または最小値・最大値に基づいて印刷済みシートか否かの判断を行うことも可能である。
また、シートの種類(普通紙、再生紙、写真紙、OHPシート等)毎に異なる特性マップを、記憶手段に予め記憶しておき、測定された抵抗値・湿度と特性マップを比較することによりシートの種類を判定してもよい。また、顔料の種類、即ちシートに形成された画像の顔料(インクジェット、黒トナーのみ、カラートナー等)を、記憶手段に予め記憶しておき、測定された抵抗値・湿度と特性マップを比較することにより既に印刷された画像の顔料の種類を判定してもよい。
上記実施形態では、記録シートの複数箇所における電気抵抗の偏差に基づいて印刷済みシートか否かを判断した。しかし、記録シートや顔料の種類によっては、印刷により記録シートの電気抵抗が大きく低下あるいは上昇することもあり得る。そのような場合、1枚の記録シートにおける電気抵抗の平均値または最小値・最大値に基づいて印刷済みシートか否かの判断を行うことも可能である。
また、シートの種類(普通紙、再生紙、写真紙、OHPシート等)毎に異なる特性マップを、記憶手段に予め記憶しておき、測定された抵抗値・湿度と特性マップを比較することによりシートの種類を判定してもよい。また、顔料の種類、即ちシートに形成された画像の顔料(インクジェット、黒トナーのみ、カラートナー等)を、記憶手段に予め記憶しておき、測定された抵抗値・湿度と特性マップを比較することにより既に印刷された画像の顔料の種類を判定してもよい。
また、前記実施形態では、抵抗測定部70を既存のシート搬送装置に加えて設けるように記載したが、これに限らず、既存の搬送用ローラに組み込むことも可能であり、抵抗測定部を設けるスペースをより減らすことが可能となる。
また、前記実施形態では、抵抗測定部70を、ローラ72に環状電極74を設ける構成としたが、本発明はこれに限らず、図7に示す抵抗測定部70´のように、ローラ72´の軸方向に離間した複数の環状位置に、その周方向に離間して設けられた電極74´,74´,・・・であってもよい。この場合、ローラ72の転動に伴って電極74´がある周期で記録シート10に接触することになり、シートの軸方向抵抗は、電極74´が記録シート10に接触する度に計測されることになる。
さらに、抵抗測定部は、記録シート10の軸方向抵抗を測定する構造であればよく、例えば、記録シート10に対して一定圧力で接触するプローブであってもよい。
さらに、シート反転装置63を持たない構成も考えられる。この場合、搬送されてきた記録シート10のこれから印刷される被印刷面が既に印刷された印刷面に一致した場合には、この記憶シート10に印刷を施さずに、直接排出トレイ9に搬送するように、制御部5がシート搬送装置60を制御すればよい。
1…タンデム型のデジタルカラー複写機、3…画像読取装置、4…画像処理装置、5…制御部、6…画像出力装置、10…記録シート、60…シート搬送装置、61…湿度計測部、62…表裏検出部、63…シート反転装置、70,70´…抵抗計測部、71,72,72´…ローラ、73…スリップリング、74…環状電極、74´…電極。
Claims (7)
- シートを1枚ずつ搬送する搬送路と、
前記搬送路の途中に設けられ、搬送中の前記シートの電気抵抗を測定する電気抵抗測定手段と、
前記シートの電気抵抗に基づいて、前記シートが画像形成済みシートか否かを判断し、判断結果に基づいて前記シートの搬送制御を行う制御手段と
を備えたことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1記載のシート搬送装置において、
搬送されるシートの湿度を測定する湿度測定手段と、
シートの湿度に対応付けて前記電気抵抗との比較のための閾値を記憶した記憶手段とをさらに具備し、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された閾値のうち前記搬送されるシートの湿度に対応した閾値と、前記シートの電気抵抗とを比較することにより、前記シートが画像形成済みシートか否かを判断することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1または2に記載のシート搬送装置において、
前記制御手段は、前記シートにおける電気抵抗の分布を求め、この分布の偏差に基づき、前記シートが画像形成済みシートか否かを判断することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載のシート搬送装置において、
前記抵抗測定手段は、前記シートを表裏側から挟み込む一対のローラのうち少なくとも一方のローラに、その軸方向に離間して設けられた複数の環状電極を有し、この環状電極間の電気抵抗を測定することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載のシート搬送装置において、
前記搬送路における前記電気抵抗測定手段の下流側に、前記シートの表裏を検出する表裏検出手段をさらに具備し、
前記制御手段は、記シートが画像形成済みシートであると判定した場合、前記表裏検出手段を作動させることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項5記載のシート搬送装置において、
前記表裏検出手段の下流側に、前記シートの表裏を反転させる表裏反転手段を有し、
前記制御手段は、前記表裏判定手段により前記シートの画像形成済み面とこれから画像形成される面とが一致すると判定した場合に、前記表裏反転手段により前記シートの表裏を反転させる
ことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1〜6のいずれか1の請求項に記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004275970A JP2006089210A (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | シート搬送装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004275970A JP2006089210A (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | シート搬送装置および画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006089210A true JP2006089210A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=36230548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004275970A Pending JP2006089210A (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | シート搬送装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006089210A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007320713A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Nisca Corp | シート折り装置、シート折りシステム及び画像形成システム |
JP2008018553A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Sato Corp | 熱転写プリンタおよびそのインクリボンの自動判別方法 |
EP4092426A1 (en) * | 2021-05-21 | 2022-11-23 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Sheet electrical resistance measuring device |
-
2004
- 2004-09-22 JP JP2004275970A patent/JP2006089210A/ja active Pending
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JP4745903B2 (ja) * | 2006-07-11 | 2011-08-10 | 株式会社サトー | 熱転写プリンタおよびそのインクリボンの自動判別方法 |
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US11927613B2 (en) | 2021-05-21 | 2024-03-12 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Sheet electrical resistance measuring device |
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