JP5009559B2 - 手動利器における両把持柄の開閉動機構 - Google Patents

手動利器における両把持柄の開閉動機構 Download PDF

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本発明は鋏などの手動利器において両把持柄を開閉動させる機構に関するものである。
従来、鋏などの手動利器においては、両把持柄間に設けられたばねの弾性力に抗して保持された両把持柄を保持解除してそのばねの弾性力で互いに開くことにより両把持柄の開閉操作を助成するものが提案されている。
しかし、両把持柄を開くためのばねのほかに、そのばねの弾性力に抗して両把持柄を閉状態で保持するロック手段を設ける必要があるため、両把持柄の開閉動機構の構造が複雑になっていた。
この発明は、鋏などの手動利器において両把持柄の開閉動機構の構造を簡単にすることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜3に示す第1実施形態、図4に示す第2実施形態)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる手動利器の両把持柄の開閉動機構は、第1,2実施形態に対応し、下記のように構成されている。
この手動利器においては、第一把持柄4と第二把持柄5とを開閉して第一機能部6と第二機能部7とを開閉する。第一把持柄4と第二把持柄5とはそれぞれ第一把持柄4と第二把持柄5との閉状態で相対向する内側縁部11を含む指掛環10を有し、第一把持柄4の指掛環10の内側縁部11には磁力(例えば磁石15の磁力)を有する第一切替部13を設けるとともに、第二把持柄5の指掛環10の内側縁部11には磁力(例えば磁石19の磁力)を有する第二切替部14を第一切替部13に対し移動可能に支持している。この場合、第一切替部13や第二切替部14の一部または全部を磁石にすることができる。第二切替部14は、第一切替部13に対し吸引されて、第一把持柄4と第二把持柄5とを互いに閉じた閉状態を保持するように磁力により吸引する吸引状態Rとなる吸引移動位置Pと、第一切替部13に対し反発されて、第一把持柄4と第二把持柄5とをそれらの閉状態から互いに開くように磁力により反発する反発状態Sとなる反発移動位置Qとに切り替えることができ、第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aに突出する指当部18を有するとともに、第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aにはその指入れ孔10aに入れた指Fにより指当部18を押すことができる操作域Gを指当部18で区画されて有し、第一把持柄4と第二把持柄5との閉状態でこの指入れ孔10aの操作域Gに入れた指Fにより、第二把持柄5の指掛環10内で押されて移動し、その指当部18の移動により、吸引移動位置Pから反発移動位置Qとなる。
請求項1の発明では、第一切替部13と第二切替部14を備えた磁力切替操作手段12の切り替えにより、第一把持柄4と第二把持柄5との間の保持と保持解除に伴う開動助成とを磁力を利用した簡単な構造のもとで行うことができる。また、第一把持柄4の指掛環10の内側縁部11に第一切替部13を設けるとともに第二把持柄5の指掛環10の内側縁部11に第二切替部14を設けることにより、磁力切替操作手段12をより一層簡単な構造にすることができる。さらに、第二把持柄5の指掛環10に対する指Fの出し入れにより、第二切替部14の指当部18が指掛環10内で押されて移動するため、第二切替部14を吸引移動位置Pから反発移動位置Qに操作することができ、使い勝手が良くなる。なお、第二切替部14において、磁石19をケース16内に埋め込んで隠蔽すれば、第二切替部14に対する感触を良くすることができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明(第1実施形態に対応)において、前記第二切替部14は第二把持柄5の指掛環10の内側縁部11にある回動中心線20aを中心に第一把持柄4と第二把持柄5との間の開閉方向Xを含む面Lに対し直交する面M上で回動可能に支持されて、前記吸引移動位置である吸引回動位置Pと、前記反発移動位置である反発回動位置Qとを取る。請求項2の発明では、第一切替部13に対する吸引と反発とを共に行うことができる第二切替部14を設けることが可能となり、第二切替部14の構造を簡単にして磁力切替操作手段12をより一層簡単な構造にすることができる。
請求項2の発明を前提とする請求項3の発明(第1実施形態に対応)において、前記第二切替部14は、吸引回動位置Pで指当部18が第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aに倒伏し、この指入れ孔10aの操作域Gに入れた指Fにより、第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aに倒伏している指当部18が押されて第一切替部13と第二切替部14との間の反発磁力により第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aから起立し、反発回動位置Qとなって反発状態Sを取る。また、第二切替部14は、第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aに指Fを入れて第一把持柄4と第二把持柄5とを互いに閉じる際に第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aから指Fを抜くと、第一切替部13と第二切替部14との間の吸引磁力により、第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aから起立している指当部18が第二把持柄5の指掛環10の指入れ孔10aに倒伏し、吸引回動位置Pとなって吸引状態Rを取る。請求項3の発明では、第一把持柄4と第二把持柄5との閉状態で第二把持柄5の指掛環10に指Fを入れるだけで磁力切替操作手段12が吸引状態Rから反発状態Sとなり、また、第一把持柄4と第二把持柄5とを互いに閉じる際に第二把持柄5の指掛環10に入れた指Fを抜くだけで磁力切替操作手段12が反発状態Sから吸引状態Rとなるため、使い勝手を良くすることができる。
請求項3の発明を前提とする請求項4の発明(第1実施形態に対応)において、前記第二把持柄5の指掛環10の内側縁部11は、相対向する両回動中心軸部20と、この両回動中心軸部20間に嵌め込まれてその両回動中心軸部20間の回動中心線20aを中心に回動可能に支持された第二切替部14とからなり、前記第二切替部14の指当部18は、両回動中心軸部20間に嵌め込まれた基部17から突出している。請求項4の発明では、第二切替部14を第二把持柄5の指掛環10の一部として利用することにより、磁力切替操作手段12をより一層簡単な構造にすることができる。また、基部17から突出する指当部18があるため、第二把持柄5の指掛環10に対し指Fを出し入れする際に第二切替部14が操作し易くなって使い勝手を良くすることができる。なお、両回動中心軸部20を第二切替部14の基部17内に挿嵌すれば、第二切替部14の回動支持構造を簡単にすることができる。
請求項1の発明を前提とする請求項5の発明(第2実施形態に対応)において、前記第二切替部14は第一把持柄4と第二把持柄5との間の開閉方向Xを含む面に沿って移動可能に支持されて、前記吸引移動位置Pと反発移動位置Qとを取る。請求項5の発明では、第一切替部13に対する吸引と反発とを共に行うことができる第二切替部14を設けることが可能となり、第二切替部14の構造を簡単にして磁力切替操作手段12をより一層簡単な構造にすることができる。
請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項6の発明(第1,2実施形態に対応)において、前記手動利器は鋏であって、第一鋏片1と第二鋏片2とを開閉中心部3で回動可能に支持し、その開閉中心部3よりも基端側で第一鋏片1に前記第一把持柄4を設けるとともに第二鋏片2に前記第二把持柄5を設け、その開閉中心部3よりも先端側で第一鋏片1に前記第一機能部としての刃体6を設けるとともに第二鋏片2に前記第二機能部としての刃体7を設けている。請求項6の発明では、請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項の発明の効果を鋏において発揮させることができる。
本発明は、鋏などの手動利器において磁力による吸引及び反発を利用することにより、第一把持柄4と第二把持柄5との間の保持と保持解除に伴う開動助成とを簡単な構造のもとで行うことができる。
まず、本発明の第1実施形態にかかる鋏について図1〜3を参照して説明する。
図1(a)及び図2(a)に示す手動利器としての鋏においては、第一鋏片1と第二鋏片2とがX状に交差して開閉中心部3により回動可能に支持されている。その開閉中心部3よりも基端側では、第一鋏片1に第一把持柄4が設けられているとともに、第二鋏片2に第二把持柄5が設けられている。その開閉中心部3よりも先端側では、第一鋏片1に第一機能部としての刃体6が設けられているとともに、第二鋏片2に第二機能部としての刃体7が設けられている。この第一把持柄4及び第二把持柄5においては、刃体6,7から延設された支持板8にプラスチック製の握り部9が取着されている。これらの握り部9には指入孔10aを有する指掛環10が設けられている。これらの握り部9において第一把持柄4と第二把持柄5との閉状態で相対向する内側縁部11のうち、第一把持柄4の指掛環10の一部となる内側縁部11には磁力切替操作手段12として第一切替部13が設けられ、第二把持柄5の指掛環10の一部となる内側縁部11には磁力切替操作手段12として第二切替部14が設けられている。
図1(b)(c)及び図2(b)(c)に示すように、前記第一切替部13においては、磁石15が埋め込まれて固定され、この磁石15の磁力面15aが第二把持柄5の指掛環10の内側縁部11に面して露出している。また、前記第二切替部14において、一対のカバー16aが互いに重ねられて形成されたプラスチック製のケース16は、磁石19が埋め込まれて隠蔽された基部17と、その基部17から突出する指当部18とからなる。第一把持柄4と第二把持柄5との閉状態において第一把持柄4の指掛環10の内側縁部11に沿う方向の両側で相対向して突設された両回動中心軸部20がこの基部17内に挿嵌されて基部17がこの両回動中心軸部20間に嵌め込まれている。この第二切替部14は、第一把持柄4と第二把持柄5との間の開閉方向Xを含む平面Lに対し直交する平面M上で、この両回動中心軸部20間を結ぶ回動中心線20aを中心に回動可能に支持され、その回動に伴い、第二把持柄5の指掛環10の指入孔10a内に入り込んで倒伏し得るとともに、その指入孔10a内から突出して起立し得る。その回動時には、第一切替部13の磁石15に対し働く第二切替部14の磁石19の磁力面が変化するため、第一切替部13の磁石15と第二切替部14の磁石19との間に吸引磁力または反発磁力が生じる。
さて、図1(a)(b)(c)に示すように、第一把持柄4と第二把持柄5とを互いに閉じた閉状態では、第二切替部14が第二把持柄5の指掛環10の指入孔10a内に入り込んで倒伏し、第一切替部13の磁石15と第二切替部14の磁石19との間の吸引磁力により、第二切替部14が吸引回動位置Pで停止して第一切替部13と第二切替部14とが吸引状態Rを取る。そのため、第一把持柄4と第二把持柄5とは閉状態で保持される。
この吸引状態Rで第二把持柄5の指掛環10の指入孔10aにおいて指当部18により区画された操作域Gに指Fを入れると、その指Fにより第二切替部14が押されて第二把持柄5の指掛環10の指入孔10a内から突出して起立する。その直後には、図2(a)(b)(c)に示すように、第一切替部13の磁石15と第二切替部14の磁石19との間の反発磁力により、第二切替部14が吸引回動位置Pから反発回動位置Qとなって停止して第一切替部13と第二切替部14とが反発状態Sを取る。そのため、第一把持柄4と第二把持柄5とは互いに若干開く。使用時には図3(a)(b)に示すように第一把持柄4と第二把持柄5とを刃体6,7とともに互いに開閉させる。
第一把持柄4と第二把持柄5とを互いに閉じる際、第二切替部14が第一切替部13に当接する直前にまたは当接した後に、第二把持柄5の指掛環10の指入孔10aから指Fを抜くと、第一切替部13の磁石15と第二切替部14の磁石19との間の吸引磁力により、第二切替部14が反発回動位置Qから吸引回動位置Pとなって停止して第一切替部13と第二切替部14とが吸引状態Rを取る。
次に、本発明の第2実施形態にかかる鋏について第1実施形態との相違点を中心に図4を参照して説明する。
第二把持柄5の指掛環10の内側縁部11において、第二切替部14は、第一把持柄4と第二把持柄5との閉状態で第一把持柄4の指掛環10の内側縁部11に沿う方向へ、第一把持柄4と第二把持柄5との間の開閉方向Xを含む平面上で移動可能に支持され、その指掛環10の指入孔10a内に入り込んでいる。この第二切替部14内に埋め込まれた磁石19は、第二切替部14の移動方向の両側に並設された一対の磁石19a,19bからなる。
さて、図4(a)に示すように、第一把持柄4と第二把持柄5とを互いに閉じた閉状態では、第一切替部13の磁石15と第二切替部14の磁石19aとの間の吸引磁力により、第二切替部14が吸引移動位置Pで停止して第一切替部13と第二切替部14とが吸引状態Rを取る。そのため、第一把持柄4と第二把持柄5とは閉状態で保持される。
この吸引状態Rで第二把持柄5の指掛環10の指入孔10aにおいて指当部18により区画された操作域Gに指Fを入れると、その指Fにより第二切替部14が押されて吸引移動位置Pから反発移動位置Qへ移動して停止し、第一切替部13の磁石15と第二切替部14の磁石19bとの間に反発磁力が生じる。その直後には、図4(b)に示すように、その反発磁力により第一切替部13と第二切替部14とが反発状態Sを取る。そのため、第一把持柄4と第二把持柄5とは互いに若干開く。
第一把持柄4と第二把持柄5とを互いに閉じる際、第二切替部14が第一切替部13に当接する直前にまたは当接した後に、第二切替部14を反発移動位置Qから吸引移動位置Pへ移動させて停止させると、第一切替部13の磁石15と第二切替部14の磁石19aとの間の吸引磁力により、第一切替部13と第二切替部14とが吸引状態Rを取る。
この第2実施形態の別例としては、第一把持柄4と第二把持柄5との間の開閉方向Xを含む平面上で任意の方向へ第二切替部14を第一切替部13に対し移動させて第二切替部14が吸引移動位置Pと反発移動位置Qとを取るようにしてもよい。
また、第一把持柄と第二把持柄とを開閉して第一機能部と第二機能部とを開閉する手動利器としては、鋏などの切断手工具ばかりでなく、ペンチやプライヤなどの手持ち握り具でもよい。
(a)は第1実施形態にかかる鋏において閉状態を示す平面図であり、(b)は(a)の一部切欠き部分平面図であり、(c)は(a)のA−A線拡大断面図である。 (a)は第1実施形態にかかる鋏において開き始めの状態を示す平面図であり、(b)は(a)の一部切欠き部分平面図であり、(c)は(a)のB−B線拡大断面図である。 (a)は第1実施形態にかかる鋏において開状態を示す平面図であり、(b)は同じく閉状態を示す平面図である。 (a)は第2実施形態にかかる鋏において閉状態を示す平面図であり、(b)は第2実施形態にかかる鋏において開き始めの状態を示す平面図である。
符号の説明
1…第一鋏片、2…第二鋏片、3…開閉中心部、4…第一把持柄、5…第二把持柄、6…第一機能部としての刃体、7…第二機能部としての刃体、10…指掛環、10a…指入れ孔、11…内側縁部、12…磁力切替操作手段、13…第一切替部、14…第二切替部、15,19…磁石、17…基部、18…指当部、20…回動中心軸部、20a…回動中心線、R…吸引状態、S…反発状態、P…吸引移動位置、Q…反発移動位置、X…開閉方向、L,M…面、F…指。

Claims (6)

  1. 第一把持柄と第二把持柄とを開閉して第一機能部と第二機能部とを開閉する手動利器において、
    第一把持柄と第二把持柄とはそれぞれ第一把持柄と第二把持柄との閉状態で相対向する内側縁部を含む指掛環を有し、第一把持柄の指掛環の内側縁部には磁力を有する第一切替部を設けるとともに、第二把持柄の指掛環の内側縁部には磁力を有する第二切替部を第一切替部に対し移動可能に支持し、
    第二切替部は、
    第一切替部に対し吸引されて、第一把持柄と第二把持柄とを互いに閉じた閉状態を保持するように磁力により吸引する吸引状態となる吸引移動位置と、
    第一切替部に対し反発されて、第一把持柄と第二把持柄とをそれらの閉状態から互いに開くように磁力により反発する反発状態となる反発移動位置と
    に切り替えることができ、
    第二把持柄の指掛環の指入れ孔に突出する指当部を有するとともに、第二把持柄の指掛環の指入れ孔にはその指入れ孔に入れた指により指当部を押すことができる操作域を指当部で区画されて有し、第一把持柄と第二把持柄との閉状態でこの指入れ孔の操作域に入れた指により、第二把持柄の指掛環内で押されて移動し、その指当部の移動により、吸引移動位置から反発移動位置となる
    ことを特徴とする手動利器における両把持柄の開閉動機構。
  2. 前記第二切替部は、第二把持柄の指掛環の内側縁部にある回動中心線を中心に第一把持柄と第二把持柄との間の開閉方向を含む面に対し直交する面上で回動可能に支持されて、前記吸引移動位置である吸引回動位置と、前記反発移動位置である反発回動位置とを取ることを特徴とする請求項1に記載の手動利器における両把持柄の開閉動機構。
  3. 前記第二切替部は、
    吸引回動位置で指当部が第二把持柄の指掛環の指入れ孔に倒伏し、この指入れ孔の操作域に入れた指により、第二把持柄の指掛環の指入れ孔に倒伏している指当部が押されて第一切替部と第二切替部との間の反発磁力により第二把持柄の指掛環の指入れ孔から起立し、反発回動位置となって反発状態を取り、
    また、第二把持柄の指掛環の指入れ孔に指を入れて第一把持柄と第二把持柄とを互いに閉じる際に第二把持柄の指掛環の指入れ孔から指を抜くと、第一切替部と第二切替部との間の吸引磁力により、第二把持柄の指掛環の指入れ孔から起立している指当部が第二把持柄の指掛環の指入れ孔に倒伏し、吸引回動位置となって吸引状態を取る
    ことを特徴とする請求項2に記載の手動利器における両把持柄の開閉動機構。
  4. 前記第二把持柄の指掛環の内側縁部は、相対向する両回動中心軸部と、この両回動中心軸部間に嵌め込まれてその両回動中心軸部間の回動中心線を中心に回動可能に支持された第二切替部とからなり、
    前記第二切替部の指当部は、両回動中心軸部間に嵌め込まれた基部から突出している
    ことを特徴とする請求項3に記載の手動利器における両把持柄の開閉動機構。
  5. 前記第二切替部は、第一把持柄と第二把持柄との間の開閉方向を含む面に沿って移動可能に支持されて、前記吸引移動位置と反発移動位置とを取ることを特徴とする請求項1に記載の手動利器における両把持柄の開閉動機構。
  6. 前記手動利器は鋏であって、第一鋏片と第二鋏片とを開閉中心部で回動可能に支持し、その開閉中心部よりも基端側で第一鋏片に前記第一把持柄を設けるとともに第二鋏片に前記第二把持柄を設け、その開閉中心部よりも先端側で第一鋏片に前記第一機能部としての刃体を設けるとともに第二鋏片に前記第二機能部としての刃体を設けていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項に記載の手動利器における両把持柄の開閉動機構。
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