JP2010004816A - 魚掴み器 - Google Patents

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【課題】釣りの内容に応じて適宜長さを調整することができる魚掴み器を提供する。
【解決手段】2枚のプレートをスペーサを介して対向したグリップと、前記2枚のプレート間に格納可能に前記グリップと一端部同士を回動可能に連結したツールバーと、このツールバーを前記グリップに格納した二つ折り状態と一線状に開いた開き状態それぞれで両者の回動を規制可能なロック機構と、前記ツールバーの開放端に突出して設けた常閉のわに口と、このわに口と前記ツールバー内部で連動させて前記わに口を開動操作可能なアクチュエータとを備え、このアクチュエータは前記二つ折り状態と開き状態それぞれに対応する二つの指掛け部を前記ツールバーの長手方向の側縁それぞれから反対向きに突出してなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、かかった魚を水面から取り込む際、魚の口を掴み上げる魚掴み器に関するものである。
本発明に関連する先行技術として、特許文献1〜5には、持ち手の一端に引き金の操作によって開閉するわに口を備えた魚掴み器が開示されている。この魚掴み器は、魚の口(下顎)をわに口で掴み、この状態で魚を宙ぶらりんに吊り下げることができるもので、釣りの際、手元まで引き寄せた魚を最終的に水面から取り込む、いわゆるランディングに使用される。また、魚を取り込んだ後は、魚を吊り下げたまま針を外すこともできる。この間、釣り人は魚に直接手を触れることがないため、歯やひれが鋭い魚、毒を持った魚であっても安全に取込みおよび針外しを行うことができる。また、手づかみやタモ網を使った取込みよりも魚体へのダメージが小さいため、釣り上げた魚を健康な状態で逃がすことができ、キャッチアンドリリースを行うゲームフィッシングやスポーツフィッシングでの使用に好適である。
特開2002−45098号公報 意匠登録第1312848号公報 特開2006−204118号公報 特開2006−204300号公報 意匠登録第1256026号公報
しかしながら、特許文献1や2のものは、持ち手(握り部)が小さく、手からわに口までの距離が短いため、魚が大きいときや暴れ方が激しいとき、また大型のルアーを使用しているときは、魚やルアー針が手に接触する可能性があって危険である。
一方、特許文献3〜5のものは、わに口の開閉機構を装備した挟持部(3)に量りを内蔵した握り部(2)を備え、この握り部(2)を持ち手とする分、特許文献1や2のものよりも手からわに口までの距離が長くなるから安全性は増すが、挟持部(2)に量り機構を組み合わせたものであるため構造が複雑である。
なお、持ち手からわに口までの距離(リーチ)が長ければ、手が魚や釣り針に接触する危険性は減るが、逆に扱いにくくなる。このため、対象魚の種類や大きさ等、釣りの内容に応じてリーチの長さを変更できることが好ましい。しかし、特許文献1〜5のものは、こうした長さ調整機能がないため、特許文献1・2のものは小型〜中型用、特許文献3〜5のものは中型〜大型用として使い分ける必要がある。また、市場でも長さ調整機能を有する魚掴み具は存在せず、やはりロングサイズとショートサイズから釣りの内容に応じたものを選択していた。
他方、かかった魚の中には針を飲み込む等して口を閉じたものがあり、そのままでは魚掴み器を使えないため、口をこじ開けたりわに口を口にこじ入れる必要があるが、特許文献1〜5のものには、そうした機能もない。
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、釣りの内容に応じて適宜長さを調整することができる魚掴み器を提供することである。また、魚の口が閉じている場合にも対応する魚掴み器を提供することも本発明の目的の一つである。
上述した目的を達成するために本発明では、2枚のプレートをスペーサを介して対向したグリップと、前記2枚のプレート間に格納可能に前記グリップと一端部同士を回動可能に連結したツールバーと、このツールバーを前記グリップに格納した二つ折り状態と一線状に開いた開き状態それぞれで両者の回動を規制可能なロック機構と、前記ツールバーの開放端に突出して設けた常閉のわに口と、このわに口と前記ツールバー内部で連動させて前記わに口を開動操作可能なアクチュエータとを備え、このアクチュエータは前記二つ折り状態と開き状態それぞれに対応する二つの指掛け部を前記ツールバーの長手方向の側縁それぞれから反対向きに突出するという手段を用いた。当該手段によれば、開き状態では全長が長くなり、より安全に魚を掴むことができる。一方、二つ折り状態では全長が短くなり、扱いが容易になり、また携帯や保管に便利である。
また、アクチュエータは常閉のわに口を開くために直接指で操作する操作子であり、具体的な操作方法を特定するものではないが、好ましくは、指掛け部をツールバー長手方向に沿ってスライド可能に付勢してなり、わに口とは前記アクチュエータのスライド運動をわに口の開閉運動に変換可能なリンクによって連結する。スライド式のアクチュエータとすることで指掛け部をピストルのトリガ(引き金)のように操作しやすくなり、また長尺であるツールバーに対して充分なスライド距離を確保して、リンクによりスライド距離に見合ってわに口の開動角度を大きく確保できる。
また、わに口は、ツールバーの開放端に固定した固定爪と、前記開放端に回動可能に軸支した可動爪とからなり、この可動爪をアクチュエータとツールバー内部で連結する。この手段によれば、片方の爪のみを回動する構成であるから、2個の爪を回動するよりもわに口の開閉構造が簡単である。さらに、固定爪または可動爪の少なくとも何れか一方の先端外周にさらに先鋭テーパ状のへら部を突設することで、魚の口が閉じている場合にへら部により口をこじ開けることができる。
一方、ロック機構は、グリップの一方のプレート表面に回転可能に設けたツマミと、このツマミから前記一方のプレートを貫通してツールバー側に突設したロックピンと、ツールバーの一端縁に開き状態と二つ折り状態に対応する2箇所に形成した前記ロックピンの係合切欠とからなるため、片手でグリップを持ちながら、もう一方の手でツマミを操作してロック解除を容易に行うことができる。また、ツマミを他方のグリッププレートに付け替えることで右利き用・左利き用に変更することができる。
さらに、グリップとツールバーの開き角度は最大180度とすることができるが、ロック機構によりグリップに対してツールバーが傾斜するような開き状態を保持すれば、アクチュエータを操作しやすい。
本発明によれば、グリップを開いたり折り畳むことで全長を調節できるため、小型〜大型の魚など、あらゆる内容の釣りに対応して安全且つ容易に魚の口を掴むことができる。また、ツマミ式のロック機構によってグリップの開閉を切り替えるため、操作が容易で、しかもツマミを反対側のグリッププレートに付け替えれば、右利き用を左利き用に変更できるなど、実用性に優れている。さらに、ロック機構によりグリップに対してツールバーが傾斜するように最大開き角度を規制することで、アクチュエータを操作しやすい魚掴み器とすることができる。さらにまた、アクチュエータの指掛け部を開き状態と二つ折り状態に対応して2つ設けたので、それぞれの状態で確実にわに口を開閉操作できる。また、わに口の一方の爪にへら部を突設したので、魚の閉じた口をこじ開けながら、同時にこの爪を魚の口に入れることができ、より簡単且つ確実に魚の口を掴むことができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の第一の実施形態に係る魚掴み器を示したものであって、同図中、1はツールバー、2はツールバー1の一端に設けた常閉のわに口、3はわに口2を開動操作するトリガ(引き金)型のアクチュエータである。わに口2は魚の口(下顎)を挟み込む一対のフック状の爪2a・2bからなり、このうち一方の爪2aは固定爪であり、他方の爪2bはツールバー1に内蔵したリンク機構を介してアクチュエータ3と接続した可動爪2bであって、当該リンク機構に装備した弾発スプリングの弾性力で付勢することで常態で可動爪2bを固定爪2aに弾接させわに口2を閉じている。そして、アクチュエータ3を前記弾発スプリングの弾性力に抗してツールバー1の長手方向に沿って後端側(後述するグリップ側)にスライドさせることにより、前記リンク機構を介して可動爪2bを外側に回転させ、わに口2を開くように構成している。なお、わに口2は一方の爪を魚の口に入れ、その下顎を爪2a・2bによって口の内外から挟み込むものであり、何れの爪2a・2bを魚の口に入れるかは任意であるが、本実施形態では、固定爪2aの先端外周に先鋭テーパ状のへら部2a’を突設しており、仮に魚の口が閉じている場合は、このへら部2a’を閉じた口にこじ入れ回すことで魚の口をこじ開けることができ、固定爪2aを魚の口に入れることができる。
次に、符号4はツールバー1の他端に回動可能に設けた握り部として機能するグリップであり、側面に設けたツマミ式ロック機構5によって、図1に示したグリップ4からツールバー1を延長した開き状態(以下、ロングモードともいう)と、図2に示したツールバー1を折り畳んでグリップ1内に格納した二つ折り状態(以下、ショートモードともいう)とに切り替えるように構成している。なお、未使用時には図2の二つ折り状態とすることにより、携帯性に優れ、保管場所も取らない。
ここでアクチュエータ3は、ツールバー1に沿って指掛け位置が前後する2つの指掛け部3a・3bをツールバー1の長手方向の側縁それぞれから互いに反対向きに突出してなる。そして、図1の状態(ロングモード)ではグリップ寄りの指掛け部3aに指を掛けてスライド操作、即ちわに口2の開動作を行う一方、図2の状態(ショートモード)ではわに口寄りの指掛け部3bに指を掛けてスライド操作を行うように構成している。従って、ロングとショートの各モードの何れであってもグリップ4を握ったままアクチュエータ3の操作を楽に行うことができる。
また、この実施形態では、グリップ4を折り畳んだときに、図2に示すようにロングモード用の指掛け部3aのほぼ全部がグリップ4内に収容されるため、ショートモードのときにロングモード用の指掛け部3aを誤操作する恐れがなく、また外観上も煩雑さがなく審美的な意匠を醸す。
図3は上記魚掴み器の分解斜視図であって、各部の詳細構造を明らかにしたものである。即ち、ツールバー1は同一形状の2枚のベースプレート1a・1bをT字状のスペーサ6および中空のスペーサシャフト7により所定間隔を保持してボルト止めしてなる。そして、プレート1a・1b間を上記リンク機構の収容部としているのである。
ここでわに口2は、上述のように一方の爪2aをベースプレート1bにボルト止めして固定爪とする一方、他方の爪2bはベースプレート1a・1b間に架設されるスペーサパイプ9により回動可能に支持することで可動爪としている。
一方、アクチュエータ3はわに口側にスライドピン3cを設け、これをベースプレート1a・1bの内面に凹設したスライド溝1cに係合させることで直線的にスライド可能としている。また、このアクチュエータ3は、わに口寄りの指掛け部3bとT字状スペーサ6の凸部6aをバネ受けとして、両者3b・6a間に図示しない弾発スプリングを介装することによってわに口側に付勢される。
これに対して、リンクバー8は、可動爪2bとアクチュエータ3の二股状の割れ溝2c・3dに挿入されるもので、その後端はアクチュエータ3のスライド長孔3eに挿通されるシャフト10を回動軸として、ベースプレート1a・1b間に回動可能に支承される。これと同時に、リンクバー8の前端には回動ピン8aを設け、これをベースプレート1a・1bの内面に凹設した回動溝1dに係合させることで前記シャフト10を支点として回動するものである。
そして、アクチュエータ3のスライドピン3cをリンクバー6に形成した傾斜長孔8bに摺動可能に挿通係合することで、アクチュエータ3のスライド運動をリンクバー6の回動運動に変換するように構成している。さらに、リンクバー6の回動ピン8aを可動爪2bに形成した円弧長孔2dに摺動可能に挿通係合することで、リンクバー6の上記回動運動により可動爪2bを開閉可能に構成している。
続いて、グリップ4の構造およびロック構造を説明すると、このグリップ4は図3から明らかなように、2枚のグリッププレート4a・4bをスペーサ12・13を介して把持可能に対峙しボルト止めしてなるもので、両プレート4a・4bの一端でツールバー1の後端を挟み込み、前記スペーサシャフト7に挿通される中空シャフト14を回動軸としてツールバー1と一端部同士を回動可能に連結したものである。また、一方のグリッププレート4aには表面一部を突設して指掛けとしたツマミ5aがブッシュ15により回動可能に設けられている。さらに、このツマミ5aは一方のグリッププレート4aに形成された円弧状のガイド孔4cを貫通して突出するロックピン16を備えている。そして、ベースプレート1a・1bの後端縁にはツールバー1を開いたときと閉じたときにロックピン16が係合可能な切欠1e・1fを形成すると共に、ツマミ5aを図示しないスプリングによって前記ロックピン16が切欠1e・1fに係合する方向に付勢することでツマミ式ロック機構5を構成している。
図4は上述したリンク機構によるわに口2の開閉動作を示したものであり、常態では同図(a)に示したように、アクチュエータ3が弾発スプリングSによってわに口側に付勢されており、スライドピン3cおよび回動ピン8aを介して、可動爪2bも弾性的に閉状態を維持している。一方、アクチュエータ3を弾発スプリングSの弾性力に抗して引き、所定距離スライドさせれば、同図(b)に示したように、スライドピン3cもベースプレート1a・1bのスライド溝1cに沿って直線的にグリップ側に移動する。このときスライドピン3cはリンクバー8の傾斜長孔8bをも摺動するが、傾斜長孔8bはスライド溝1cに対して所定角度傾斜しているため、その傾斜角度に見合った角度だけリンクバー8が回動する。そして、リンクバー8と共に回転移動する回動ピン8aが可動爪2bの円弧長孔2dを従動させて可動爪2bを開状態とするのである。従って、アクチュエータ3を引いている間はわに口2を開状態とすることができ、この状態で一方の爪を魚の口に挿入した後、アクチュエータ3から指を離せば、弾発スプリングSによって自動的に元の閉状態となり、わに口2で魚の口を掴むことができる。
なお、図4ではツールバー1を開いた状態でのわに口2の開閉動作を図示したが、アクチュエータ3の指掛け部3a・3bは一体的に連動してスライドするから、何れの指掛け部3a・3bを操作してもリンク機構の動作は同じである。従って、ツールバー1を閉じた二つ折りの状態でも、指掛け部3aを引くことによって同様の開閉動作が行われることはもちろんである。
図5は、グリップ4の折り畳み動作を示したもので、常態ではロックピン16がベースプレート1a・1bに形成した一方の切欠1eに係合してロングモードの状態を保持している(図5(a)参照)。ここで、本実施形態ではグリップ4を最大に開いたとき、ツールバー1とグリップ4が150度の角度で切欠1eにロックピン16が係合するようにしている。従って、グリップ4と指掛け部3aの位置関係があたかもピストルのハンドルとトリガのようになり、アクチュエータ3の操作が容易である。また、グリップ4に対してツールバー1が下方に傾斜するので、魚の口の挟み込み作業も手が楽な姿勢で行うことができる。この状態から、スプリングに抗してツマミ5aを回転させれば、前記係合が解除されグリップ4が回動自在となるから(図5(b)参照)、グリップ4を折り畳んでロックピン16を他方の切欠1fに係合させることで二つ折り状態のショートモードを保持することができる(図5(c)参照)。ツマミ5aはロックピン16の係合解除、即ちロックを解除するときにだけ回転操作すればよく、その後、ツマミ5aから指を離してもグリップ4を所定量回動させればスプリングの弾性力によってロックピン16が自然に切欠1e・1fに係合してロック状態となる。また、この折り畳み動作は可逆的に行え、ショートモードからロングモードに切り替えるときも同様の要領で行うことができることはもちろんである。
このように、本発明の魚掴み器は、ツールバー1とグリップ4とを二つ折り可能に枢支したことを特徴とするもので、対象魚の種類や大きさ等、釣りの内容に応じてロングモードとショートモードの2段階に切り替えることができる。
図6は、第二の実施形態を示したものであり、上記第一実施形態からの変更点は次の2点である。即ち、第一の変更点は、わに口2の固定爪2aから先鋭テーパ状のへら部2a’を省略し、可動爪2bと全く同じフック状としたことをである。第二の変更点は、グリップ4のツマミ式ロック機構5を第一実施形態とは反対側のグリッププレート4bに設けたことである。従って、第一実施形態はグリップ4を右手で持ち、ツマミ5aを左手で操作する右利き用であるのに対し、この第二実施形態ではグリップ4を左手で持ち、ツマミ5aを右手で操作する左利き用として使用することができる。
図7は、第三の実施形態を示したものであり、第一・第二実施形態からわに口2を開動させるリンク機構を変更したものである。即ち、この第三実施形態では、第一・第二実施形態のスライド式のアクチュエータに代えて、ベースプレート1a・1bをボルト止めするボルトの一つを枢軸20として回動するシーソ式のアクチュエータ21を採用したものである。このアクチュエータ21には回動ピン22が形成され、前記枢軸20を支点としてベースプレート1a・1bに形成した円弧状の回動溝23を摺動し、図面上、反時計回りに回転する。なお、このアクチュエータ21は図示しないバネやスプリング等の弾性体によって時計回りに付勢している。一方、わに口2の一方の爪30は可動爪として上記ボルトの他の一つを枢軸31として回動可能に支持され、一端に設けた従動ピン32をベースプレート1a・1bに形成した円弧状の従動溝33に摺動可能に係合している。そして、さらに他のボルトの一つを枢軸40として回動可能に軸支したリンクバー41によってアクチュエータ21と可動爪30を連結している。即ち、このリンクバー41は両端に前記回動ピン22および従動ピン32を挿通係合する直線的な長孔42・43を形成しており、当該連結構造によってアクチュエータ21の回転運動をそのまま可動爪30の回転運動として伝達し、アクチュエータ21を前記弾性体の弾性力に抗して指先で押圧することで可動爪30を開動するものである。また、アクチュエータ21から指を離せば、前記弾性体の弾性力によってリンクバー41を介し可動爪30を閉方向に回転させるため、常態ではわに口2は閉じている。
このように第三実施形態においても、アクチュエータ21は指掛け位置がツールバー1に沿って前後方向に異なる2つの指掛け部21a・21bをツールバー1の両サイドから反対方向に突出しているため、グリップ4を開いた状態でも二つ折りした状態でも容易にアクチュエータ21を操作することができる。
本発明の第一実施形態に係る魚掴み器の開き状態を示した斜視図(ロングモード) 同、二つ折り状態を示した斜視図(ショートモード) 同、分解斜視図 同、わに口の開閉動作を示す説明図 同、グリップの折り畳み動作を示す要部説明図 本発明の第二実施形態に係る魚掴み器の斜視図 本発明の第三実施形態に係る魚掴み器の平面図
符号の説明
1 ツールバー
2 わに口
2a 固定爪
2b 可動爪
3 アクチュエータ
4 グリップ
5 ツマミ式ロック機構
5a ツマミ

Claims (6)

  1. 2枚のプレートをスペーサを介して対向したグリップと、前記2枚のプレート間に格納可能に前記グリップと一端部同士を回動可能に連結したツールバーと、このツールバーを前記グリップに格納した二つ折り状態と一線状に開いた開き状態それぞれで両者の回動を規制可能なロック機構と、前記ツールバーの開放端に突出して設けた常閉のわに口と、このわに口と前記ツールバー内部で連動させて前記わに口を開動操作可能なアクチュエータとを備え、このアクチュエータは前記二つ折り状態と開き状態それぞれに対応する二つの指掛け部を前記ツールバーの長手方向の側縁それぞれから反対向きに突出してなることを特徴とした魚掴み器。
  2. アクチュエータは、指掛け部をツールバー長手方向に沿ってスライド可能に付勢してなり、わに口とは前記アクチュエータのスライド運動をわに口の開閉運動に変換可能なリンクによって連結してなる請求項1記載の魚掴み器。
  3. わに口は、ツールバーの開放端に固定した固定爪と、前記開放端に回動可能に軸支した可動爪とからなり、この可動爪をアクチュエータと連動させてなる請求項1または2記載の魚掴み器。
  4. 固定爪または可動爪の少なくとも何れか一方は、先端外周にさらに先鋭テーパ状のへら部を突設してなる請求項3記載の魚掴み器。
  5. ロック機構は、グリップの一方のプレート表面に回転可能に設けたツマミと、このツマミから前記一方のプレートを貫通してツールバー側に突設したロックピンと、ツールバーの一端縁に開き状態と二つ折り状態に対応する2箇所に形成した前記ロックピンの係合切欠とからなる請求項1から4のうち何れか一項記載の魚掴み器。
  6. ロック機構は、グリップに対してツールバーが傾斜するように開き状態を保持する請求項1〜5のうち何れか一項記載の魚掴み器。
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